JP2024037509A - 異常箇所を判定する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光干渉を利用して測定対象物の温度又は厚さを測定するシステムにおいて、異常箇所を判定できる方法を提供する。【解決手段】異常箇所を判定する方法は、光源で生成された光を、複数の光ファイバが直列連結されたファイバに伝播させ、伝播させた光をチャンバ内の測定対象物に対して出射するとともに、測定対象物からの干渉光に基づいて測定対象物の厚さ又は温度を計測するステップと、計測するステップにおいて異常がある場合には、複数の光ファイバの接続箇所から光を分岐させるステップと、光源で生成された光を、温度変動に対して光路長が一定となるように構成される基準物体に対して出射するとともに、基準物体からの干渉光に係る信号に基づいて、光を分岐させた接続箇所と光源との間で異常が発生しているか否かを判定するステップとを含む。【選択図】図4

Description

本開示の例示的実施形態は、異常箇所を判定する方法に関する。
特許文献1は、光干渉を利用して測定対象物の温度を適切に測定するシステムを開示する。このシステムは、光源、分光器、光伝達機構、光路長算出部及び温度算出部を備える。光源は、測定光を発生する。光伝達機構は、測定対象物の表面及び裏面からの反射光を分光器へ出射する。分光器は、反射光の強度分布である干渉強度分布を測定する。光路長算出部は、測定された干渉強度分布をフーリエ変換し光路長を算出する。温度算出部は、光路長と温度との関係に基づいて測定対象物の温度を算出する。
特開2013-29487号公報
本開示は、光干渉を利用して測定対象物の温度又は厚さを測定するシステムにおいて、異常箇所を判定できる方法を提供する。
本開示の一態様は、異常箇所を判定する方法である。方法は、計測するステップ、接続するステップ、及び、判定するステップを含む。計測するステップでは、光源で生成された光を、複数の光ファイバが直列連結されたファイバに伝播させ、伝播させた光をチャンバ内の測定対象物に対して出射するとともに、測定対象物からの干渉光に基づいて測定対象物の厚さ又は温度を計測する。分岐させるステップでは、計測するステップにおいて異常がある場合には、複数の光ファイバの接続箇所から光を分岐させる。判定するステップでは、光源で生成された光を、温度変動に対して光路長が一定となるように構成される基準物体に対して出射するとともに、基準物体からの干渉光に係る信号に基づいて、光を分岐させた接続箇所と光源との間で異常が発生しているか否かを判定する。
本開示によれば、光干渉を利用して測定対象物の温度又は厚さを測定するシステムにおいて、異常箇所を判定できる。
例示的実施形態に係る方法を示すフローチャートの一例である。 例示的実施形態に係る方法を示すフローチャートの一例である。 例示的実施形態に係る方法が適用される処理システムの構成の一例を概略的に示す図である。 図3に示される処理システムに設けられる光干渉システムの構成の一例を概略的に示す図である。 図1に示される光干渉システムの干渉計の構成の一例を概略的に示す図である。 干渉光の強度と波長との関係の一例を概略的に示す図である。 図6の干渉光をフーリエ変換して得られた信号の一例を概略的に示す図である。 基準物体の断面の一例を概略的に示す図である。 基準物体の他の例を概略的に示す図である。 フーリエ変換して得られた信号に基づいて異常を判定するステップを概略的に説明する例示的な図である。 ホルダの断面の一例を概略的に示す図である。 他のホルダの断面の一例を概略的に示す図である。
以下、種々の例示的実施形態について説明する。
分光器を用いて測定対象物からの反射スペクトルを取得する方式の干渉計(以下、分光式の干渉計)においては、真空のチャンバ内に配置された測定対象物の温度又は厚さを測定できる。干渉計を利用したシステムにおいては、干渉光の光量低下などによって測定不可となる事態が発生することがある。光量低下の原因は、チャンバ内において光軸がズレたり、チャンバ内の堆積物が光学部品に付着したりすることが考えられる。さらに、光量低下の原因は、チャンバ外において光ファイバが折れたり、光ファイバの端面が汚れたりすることが考えられる。
上述した光量低下の原因を解消するためにはシステムの改造などが伴い、現場での作業負担が大きい。このため、簡易的に部位を特定する手法が要求されている。本開示は、光干渉を利用して測定対象物の温度又は厚さを測定するシステムにおいて、異常箇所を判定できる方法を提供する。
本開示の一態様は、異常箇所を判定する方法である。方法は、計測するステップ、接続するステップ、及び、判定するステップを含む。計測するステップでは、光源で生成された光を、複数の光ファイバが直列連結されたファイバに伝播させ、伝播させた光をチャンバ内の測定対象物に対して出射するとともに、測定対象物からの干渉光に基づいて測定対象物の厚さ又は温度を計測する。分岐させるステップでは、計測するステップにおいて異常がある場合には、複数の光ファイバの接続箇所から光を分岐させる。判定するステップでは、光源で生成された光を、温度変動に対して光路長が一定となるように構成される基準物体に対して出射するとともに、基準物体からの干渉光に係る信号に基づいて、光を分岐させた接続箇所と光源との間で異常が発生しているか否かを判定する。
この方法においては、分光式の干渉計によって測定対象物の厚さ又は温度が計測される。そして、計測に異常がある場合には、複数の光ファイバの接続箇所から光が分岐される。そして、光源で生成された光が基準物体に対して出射され、基準物体からの干渉光に係る信号に基づいて、光を分岐させた接続箇所と光源との間で異常が発生しているか否かが判定される。この方法によれば、光を分岐させた接続箇所と光源との間で異常が発生しているのか、光を分岐させた接続箇所と測定対象物との間で異常が発生しているのか、切り分けることができる。よって、この方法は、異常箇所を判定できる。
一実施形態においては、判定するステップは、信号が所定の閾値以上でない場合には光を分岐させた接続箇所と光源との間で異常が発生していると判定し、信号が所定の閾値以上である場合には光を分岐させた接続箇所と測定対象物との間で異常が発生していると判定してもよい。この場合、この方法は、閾値を用いて簡易に異常箇所を判定できる。
以下、図面を参照して、種々の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び各図面において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は繰り返さない。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。「上」「下」「左」「右」の語は、図示する状態に基づくものであり、便宜的なものである。
(異常箇所の判定方法の概要)
図1及び図2は、例示的実施形態に係る方法を示すフローチャートの一例である。図1及び図2に示される判定方法(以下、「方法MT」という)は、処理システムに採用された光干渉システムの異常箇所を判定するために実行される。処理システムは、基板を処理する。光干渉システムは、処理システムにおける測定対象物に光を照射し、干渉光を取得し、干渉光に基づいて測定対象物の厚さ又は温度を測定する。最初に、処理システム及び光干渉システムの概要について説明する。
[処理システムの概要]
図3は、例示的実施形態に係る方法が適用される処理システムの構成の一例を概略的に示す図である。図3に示される処理システム1は、処理対象物を処理するためのシステムである。処理対象物とは、処理装置の処理対象となる円盤状の物体であり、例えばウエハWである。ウエハWは、加工処理又はプラズマ処理が既に施されていてもよいし、されていなくてもよい。
処理システム1は、台2a~2d、容器4a~4d、ローダモジュールLM、ロードロックチャンバLC1,LC2、プロセスモジュールPM、及び、真空トランスファーモジュールVTMを備える。プロセスモジュールPMは、ウエハWを処理するための1又は複数の処理装置で構成され、一例として6つのプロセスチャンバPC1~PC6を含む。真空トランスファーモジュールVTMは、ウエハWの搬送装置であり、トランスファーチャンバTCを含む。
台2a~2dは、ローダモジュールLMの一縁に沿って配列される。容器4a~4dはそれぞれ、台2a~2d上に搭載される。容器4a~4dはそれぞれ、ウエハWを収容するように構成される。
ローダモジュールLMは、大気圧状態の搬送空間をその内部に画成するチャンバ壁を有する。ローダモジュールLMは、この搬送空間内に搬送装置TU1を有する。搬送装置TU1は、容器4a~4dとロードロックチャンバLC1~LC2の間でウエハWを搬送するように構成される。
ロードロックチャンバLC1及びロードロックチャンバLC2の各々は、ローダモジュールLMとトランスファーチャンバTCとの間に設けられる。ロードロックチャンバLC1及びロードロックチャンバLC2の各々は、予備減圧室を提供する。
トランスファーチャンバTCは、ロードロックチャンバLC1及びロードロックチャンバLC2にゲートバルブを介して接続される。トランスファーチャンバTCは、減圧可能な減圧室を提供し、当該減圧室に搬送装置TU2を収容する。搬送装置TU2は、ロードロックチャンバLC1~LC2とプロセスチャンバPC1~PC6との間、及び、プロセスチャンバPC1~PC6のうち任意の二つのプロセスチャンバ間において、ウエハWを搬送するように構成される。
プロセスチャンバPC1~PC6は、トランスファーチャンバTCにゲートバルブを介して接続される。プロセスチャンバPC1~PC6の各々は、ウエハWに対してプラズマ処理といった専用の処理を行うように構成される。
処理システム1においてウエハWの処理が行われる際の一連の動作は、以下の通り例示される。ローダモジュールLMの搬送装置TU1が、容器4a~4dの何れかからウエハWを取り出し、当該ウエハWをロードロックチャンバLC1及びロードロックチャンバLC2のうち一方のロードロックチャンバに搬送する。次いで、一方のロードロックチャンバが、予備減圧室の圧力を所定の圧力に減圧する。次いで、搬送装置TU2が、一方のロードロックチャンバからウエハWを取り出し、当該ウエハWをプロセスチャンバPC1~PC6のうち何れかに搬送する。そして、プロセスチャンバPC1~PC6のうち一以上のプロセスチャンバにてウエハWが処理される。そして、搬送装置TU2が、処理後のウエハをプロセスチャンバからロードロックチャンバLC1及びロードロックチャンバLC2のうち一方のロードロックチャンバに搬送する。次いで、搬送装置TU1がウエハWを一方のロードロックチャンバから容器4a~4dの何れかに搬送する。
上述した処理システム1の一連の動作は、制御装置Cntによる処理システム1の各部の制御により、実現される。制御装置Cntは、例えば、物理的には、CPUといったプロセッサ、ユーザインタフェース、RAM及びROM等の主記憶装置、ハードディスク等の補助記憶装置、通信インタフェースなどを含むコンピュータシステムとして構成されている。
[光干渉システムの概要]
光干渉システムは、上述した処理システム1において干渉光を用いて測定対象物の光路長を計測する。図4は、図3に示される処理システムに設けられる光干渉システムの構成の一例を概略的に示す図である。測定対象物SAは、例えば、表面と裏面との両面が平行になるように形成された部材である。測定対象物SAは、光干渉システムで用いられる光に対して透過性を有する。測定対象物SAは、一例として研磨された単結晶シリコン部材である。測定対象物SAは、例えば1550nmの光に対してはSi(シリコン)、SiO(石英)及びAl(サファイア)の少なくとも1つで構成されていてもよい。以下では、一例として測定対象物を、プロセスチャンバ内のウエハWとするが、測定対象物はウエハWに限定されず、処理システム1を構成する部品であれば何でもよい。
図4に示されるように、光干渉システム2は、干渉計10及び第1光学部12を備える。干渉計10は、測定光を発生する。干渉計10と第1光学部12とは、光を伝播させるファイバで接続される。ファイバは、複数の光ファイバが直列連結されて構成される。図4に示される例では、複数の光ファイバの接続箇所であるコネクタが、一つの経路に複数存在している。コネクタは、光ファイバを接続するための光学素子である。干渉計10には、例えば、光ファイバのコネクタCA1~CA6が設けられている。ローダモジュールLMの端部には、コネクタCA1~CA6に対応するコネクタCB1~CB6が設けられている。真空トランスファーモジュールVTMの端部には、コネクタCB1~CB6に対応するコネクタCC1~CC6が設けられている。プロセスモジュールPMには、コネクタCC1~CC6に対応するコネクタCD1~CD6が設けられている。図中ではコネクタCD2~CD6は省略されている。
複数の光ファイバは、コネクタに接続され、又は、コネクタから着脱され得る。干渉計10のコネクタCA1に接続された光ファイバの端部は、コネクタCB1に接続される。コネクタCB1に接続された光ファイバの端部は、コネクタCC1に接続される。コネクタCC1に接続された光ファイバの端部は、コネクタCD1に接続される。このように、干渉計10と第1光学部12とを接続するファイバは、コネクタCA1、CB1、CC1及びCD1によって光ファイバが連結されて構成される。干渉計10で発生した測定光は、ファイバで第1光学部12へ伝搬される。
第1光学部12は、測定対象物SAに光を出射するように構成される。第1光学部12は、例えば、コリメータ又はフォーカサである。第1光学部12は、平行光線として調整された光又は測定対象物SA上で焦点を結ぶ収束光を測定対象物SAの表面へ向けて出射する。測定対象物SAがプロセスチャンバPC1内に収容されていてもよい。この場合、第1光学部12は、プロセスチャンバPC1内に設けられた窓部材11を介して、測定対象物SAの表面へ向けて光を出射する。第1光学部12には、測定対象物SAからの反射光(以下、第1干渉光ともいう)が入射する。第1干渉光には、表面の反射光だけでなく裏面の反射光が含まれる。入射した第1干渉光は、光ファイバを介して干渉計10へと伝搬される。後述するように、干渉計10は、第1干渉光に基づいて測定対象物SAの光路長を算出する。
光干渉システム2は、異常箇所を判定するために、基準物体REの光路長を測定する構成を有する。基準物体REは、温度変動に対して光路長が一定となるように構成される。つまり、基準物体REは、環境温度が変動した場合であっても基準物体REの光路長がほぼ変動しないように構成される。例えば、基準物体REは、基準物体REの温度が厳密に管理されている物体である。あるいは、基準物体REは、光路長に温度依存性が無い、若しくは極めて小さい物体である。これらの基準物体REの具体的な一例については、後述する。
光干渉システム2は、基準物体REの光路長を測定するために第2光学部13を有する。第2光学部13は、コネクタCD1に接続可能である。基準物体REの光路長を測定する際には、第1光学部12がコネクタCD1から外され、第2光学部13がコネクタCD1に接続される。
第2光学部13は、基準物体REに光を出射するように構成される。第2光学部13は、例えば、コリメータ又はフォーカサである。第2光学部13は、平行光線として調整された光又は基準物体RE上で焦点を結ぶ収束光を基準物体REの表面へ向けて出射する。第2光学部13には、基準物体REからの反射光(以下、第2干渉光ともいう)が入射する。第2干渉光には、表面の反射光だけでなく裏面の反射光が含まれる。入射した第2干渉光は、光ファイバを介して干渉計10へと伝搬される。後述するように、干渉計10は、第2干渉光に基づいて基準物体REの光路長を算出する。
[干渉計の詳細]
図5は、図4に示される干渉計の構成の一例を概略的に示す図である。干渉計10は、光源100、アイソレータ101、サーキュレータ102、スイッチ103、分光器104及び制御部105を備える。光源100、アイソレータ101、サーキュレータ102、スイッチ103及び分光器104は、光ファイバで接続される。
光源100は、測定光を発生する。光源100は、一例としてSLD(SuperLuminescent Diode)が用いられる。
光源100から発生した測定光は、アイソレータ101、サーキュレータ102及びスイッチ103の順に伝搬する。スイッチ103では、コネクタCA1~CA6の何れかに光を伝播させる。コネクタCA1に光が伝播した場合には、図4に示される第1光学部12へと光は伝搬する。そして、上述したとおり、測定対象物SA(又は基準物体RE)から第1干渉光及び第2干渉光が取得され、スイッチ103に伝搬される。干渉計10へと伝搬された第1干渉光及び第2干渉光は、サーキュレータ102から分光器104へと伝搬される。アイソレータ101は、第1干渉光及び第2干渉光が光源100に戻ることを防止する。サーキュレータ102に替えてカップラが用いられてもよい。
分光器104は、第1光学部12及び第2光学部13に接続され、第1干渉光及び第2干渉光を入射するように構成される。分光器104は、例えば、分光機構部及び受光部を有する。分光機構は、光を波長ごとに所定の分散角で分散させる。分光機構の一例は回折格子などである。受光部は、分光機構によって分散された光を取得する。受光部の一例はCCD(Charge Coupled Device)である。受光素子の数がサンプリング数となる。また、分光機構の分散角及び分光機構と光電素子との距離に基づいて、波長スパンが規定される。第1干渉光及び第2干渉光それぞれは、分光器104において波長ごとに分散され、波長ごとに光強度が取得される。分光器104は、波長ごとの光強度をデジタルデータに変換し、制御部105へ出力する。図6は、干渉光の強度と波長との関係の一例を概略的に示す図である。横軸は波長、縦軸は強度である。図6に示されるように、周期的な干渉波形が得られる。
制御部105は、分光器104に接続され、第1干渉光及び第2干渉光に係るデジタルデータの演算を行う。制御部105は、物理的には、CPUなどの演算装置、RAM及びROMなどの主記憶装置、ハードディスクなどの補助記憶装置、ネットワークカードなどの通信インタフェースを含むコンピュータシステムとして構成される。制御部105は、図6に示される干渉波形をフーリエ変換する。図7は、図6の干渉光をフーリエ変換して得られた信号の一例を概略的に示す図である。横軸は光路長、縦軸は信号強度である。図7に示されるように、信号強度がピークとなる波形の光路長が測定対象物の光路長nd(nは光路長、dは厚さ)となる。このように、制御部105は、測定対象物SAの光路長の算出、基準物体REの光路長の算出などを行う。制御部105は、干渉計10の外部に設けられてもよい。
(基準物体の例)
図8は、基準物体の断面の一例を概略的に示す図である。図8に示される基準物体REは、光路長に温度依存性が無い、若しくは極めて小さい物体である。基準物体REは、一対の対向する平行平板21,23を有する。平行平板21は、干渉計10の光を透過させる材質で形成される。平行平板21は、例えばサファイア、石英などで形成される。平行平板21の表面及び裏面は光学研磨された高精度な平面を有する。平行平板21の上面21aには反射防止層が形成される。これにより、平行平板21に入射した光は、裏面でのみ反射する。平行平板23は、表面に鏡面研磨された干渉計10の光を反射させる材質の層が形成される。反射させる材質は、例えば金、アルミ等である。平行平板23は、例えばサファイア、石英などで形成される。平行平板23の表面は光学研磨された高精度な平面を有する。平行平板23に入射した光は、表面でのみ反射する。一対の平行平板21,23間にはスペーサ22が介在する。これにより、一対の平行平板21,23間には、空間が画成される。スペーサ22は、石英などの線膨張係数の小さい素材で形成される。スペーサ22は、熱膨張係数が極めて小さいガラス素材で形成されてもよい。これにより、平行平板21,23間の距離が温度に応じてほぼ変化しないので、光路長の温度依存性は極めて小さくなる。なお、平行平板21,23間の空間内は真空であってもよい。この場合、光路長の温度依存性がさらに小さくなる。
図9は、基準物体の他の例を概略的に示す図である。図9に示される基準物体REAは、温度が厳密に管理されている物体である。基準物体REAは、表面と裏面との両面が平行になるように形成された部材24を有する。部材24は、光干渉システム2で用いられる光に対して透過性を有する。部材24は、一例として研磨された単結晶シリコン部材である。基準物体REは、例えば1550nmの光に対してはSi、SiO及びAlの少なくとも1つで構成されていてもよい。部材24は、温度保持器25に収容される。温度保持器25は、ヒータや熱交換器などで温度を所定温度に維持する機能を有する。部材24の温度は、温度保持器25によって所定温度に維持される。
図1及び図2に戻り、方法MTについて説明する。以下では、光干渉システム2がプロセスチャンバPC1内に収容されたウエハWの膜厚を測定する場合を例に説明する。最初に、ステップS10として、対象となるチャンバ(ここではプロセスチャンバPC1)が選択される。
続いて、ステップS12として、計測異常が発生しているか否かが判定される。計測異常とは、例えば計測されたウエハWの膜厚が予め設定された範囲から外れることをいう。予め設定された範囲から外れるとは、ウエハWの膜厚の値が出力されないことも含む。
計測異常が発生していないと判定された場合(ステップS12:NO)、図1及び図2に示されるフローチャートは終了する。計測異常が発生していると判定された場合(S12:YES)、異常箇所の特定をする必要がある。
まず、ステップS14として、プロセスモジュールPMにおけるコネクタCD1から、第1光学部12に接続された光ファイバが取り外され、第2光学部13に接続された光ファイバが取り付けられる。そして、ステップS16として、基準物体REに光が照射され、光路長に係る信号が干渉光に基づいて計測される(図7参照)。そして、ステップS18として、強度ピーク値が閾値以上であるか否かが判定される。
図10は、フーリエ変換して得られた信号に基づいて異常を判定するステップを概略的に説明する例示的な図である。横軸は光路長、縦軸は信号強度である。図10には、正常時に得られた信号波形が実線で示されている。何らかの異常が発生し、光量などが低下した場合、図10の破線で示す信号波形のように、強度ピーク値が小さくなる。制御部105は、信号波形の強度ピーク値が閾値D以上の場合には正常と判定し、信号波形の強度ピーク値が閾値Dよりも小さい場合には異常と判定する。なお、閾値Dは、予め設定された値であり、シミュレーションなどで決定され得る。
強度ピーク値が閾値以上であると判定された場合(ステップS18:YES)、干渉計10からプロセスチャンバPC1におけるコネクタCD1までの経路においては、異常なしということになる。このため、制御部105は、プロセスチャンバPC1におけるコネクタCD1から測定対象物までの間に異常があると判定し、図1及び図2に示されるフローチャートを終了する。
強度ピーク値が閾値以上でないと判定された場合(ステップS18:NO)、干渉計10からプロセスチャンバPC1におけるコネクタCD1までの経路において、異常があるということになる。このため、異常箇所をさらに特定をする必要がある。
ステップS20として、真空トランスファーモジュールVTMにおけるコネクタCC1から、第1光学部12に接続された光ファイバが取り外され、第2光学部13に接続された光ファイバが取り付けられる。そして、ステップS22として、基準物体REに光が照射され、光路長に係る信号が干渉光に基づいて計測される。そして、ステップS24として、強度ピーク値が閾値以上であるか否かが判定される。ステップS22及びステップS24は、ステップS16及びステップS18と同一である。
強度ピーク値が閾値以上であると判定された場合(ステップS24:YES)、干渉計10から真空トランスファーモジュールVTMにおけるコネクタCC1までの経路においては、異常なしということになる。このため、制御部105は、真空トランスファーモジュールVTMにおけるコネクタCC1からプロセスチャンバPC1におけるコネクタCD1までの間に異常があると判定し、図1及び図2に示されるフローチャートを終了する。
強度ピーク値が閾値以上でないと判定された場合(ステップS24:NO)、干渉計10から真空トランスファーモジュールVTMにおけるコネクタCC1までの経路において、異常があるということになる。このため、異常箇所をさらに特定をする必要がある。
ステップS26として、ローダモジュールLMにおけるコネクタCB1から、第1光学部12に接続された光ファイバが取り外され、第2光学部13に接続された光ファイバが取り付けられる。そして、ステップS28として、基準物体REに光が照射され、光路長に係る信号が干渉光に基づいて計測される。そして、ステップS30として、強度ピーク値が閾値以上であるか否かが判定される。ステップS28及びステップS30は、ステップS16及びステップS18と同一である。
強度ピーク値が閾値以上であると判定された場合(ステップS30:YES)、干渉計10からローダモジュールLMにおけるコネクタCB1までの経路においては、異常なしということになる。このため、制御部105は、ローダモジュールLMにおけるコネクタCB1から真空トランスファーモジュールVTMにおけるコネクタCC1までの間に異常があると判定し、図1及び図2に示されるフローチャートを終了する。
強度ピーク値が閾値以上でないと判定された場合(ステップS30:NO)、干渉計10からローダモジュールLMにおけるコネクタCB1までの経路において、異常があるということになる。このため、異常箇所をさらに特定をする必要がある。
ステップS32として、干渉計10におけるコネクタCA1から、第1光学部12に接続された光ファイバが取り外され、第2光学部13に接続された光ファイバが取り付けられる。そして、ステップS34として、基準物体REに光が照射され、光路長に係る信号が干渉光に基づいて計測される。そして、ステップS36として、強度ピーク値が閾値以上であるか否かが判定される。ステップS34及びステップS36は、ステップS16及びステップS18と同一である。
強度ピーク値が閾値以上であると判定された場合(ステップS36:YES)、干渉計10におけるコネクタCA1は、異常なしということになる。このため、制御部105は、干渉計10におけるコネクタCA1からローダモジュールLMにおけるコネクタCB1までの間に異常があると判定し、図1及び図2に示されるフローチャートを終了する。
強度ピーク値が閾値以上でないと判定された場合(ステップS36:NO)、干渉計10におけるコネクタCA1において異常があるということになる。このため、制御部105は、干渉計10に異常があると判定し、図1及び図2に示されるフローチャートを終了する。
以上、図1及び図2に示される方法MTは、異常が発生している箇所を簡易的に特定することができる。異常が発生している箇所がプロセスモジュールPMである場合には、原因としてパーツ消耗、光学部品への堆積物、光軸ズレなどが考えられる。この場合、ユニット着脱や大気開放などが必要になる。このため、方法MTによって、プロセスモジュールPMで異常が発生しているか否かを迅速に切り分けできることによって、メンテナンスにかかる負担を軽減できる。
(変形例)
本開示の実施形態は、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
例えば、第2光学部13は、反射光ではなく透過光を第2干渉光として取得するように構成されてもよい。
光干渉システム2は、第2光学部13と基準物体REとの相対位置を保持するホルダを備えてもよい。図11は、ホルダの断面の一例を概略的に示す図である。図11に示されるように、ホルダ3は、第2光学部13及び基準物体REを固定する。ホルダ3は、筐体30を備える。筐体30は、筒体であり、一例として円筒である。筐体30は、線膨張係数の小さい部材で構成されてもよい。筐体30は、例えば合成石英で形成される。筐体30は、筐体30の上下方向の中央部分に、縮径された内部光路30cを有する。
筐体30の上面は開口されている。第2光学部13は、筐体30の上面の開口から筐体30の内部に収容されて、内部光路30cに光を出射できるとともに内部光路30cからの光を受光できるように配置される。第2光学部13の下面は、内部光路30cの上端が形成された第1段差面30bに突き当てられる。突き当てられた第2光学部13は、第1抑え部材31と第1段差面30bとの間に挟み込まれる。第1抑え部材31は、筐体30に取り付けられる。例えば、第1抑え部材31の側面には、筐体30の内面30aに形成されたねじ溝と螺号するねじが形成されている。第1抑え部材31の側面には、筐体30の内面30aに形成されたねじと螺号するねじ溝が形成されていてもよい。第2光学部13は、第1抑え部材31が、第1段差面30bとの間に第2光学部13を挟み込んだ状態で筐体30の内面にねじ止めされることによって、筐体30の内部に固定される。
筐体30の下面は開口されている。基準物体REは、筐体30の下面の開口から筐体30の内部に収容されて、内部光路30cからの光を受光できるとともに内部光路30cに光を反射できるように配置される。基準物体REの上面21aは、内部光路30cの下端が形成された第2段差面30dに突き当てられる。突き当てられた基準物体REは、第2抑え部材32と第2段差面30dとの間に挟み込まれる。第2抑え部材32は、筐体30に取り付けられる。例えば、第2抑え部材32の側面には、筐体30の内面30eに形成されたねじ溝と螺号するねじが形成されている。第2抑え部材32の側面には、筐体30の内面30eに形成されたねじと螺号するねじ溝が形成されていてもよい。基準物体REは、第2抑え部材32が、第2段差面30dとの間に基準物体REを挟み込んだ状態で筐体30の内面にねじ止めされることによって、筐体30の内部に固定される。
ホルダ3においては、筐体30が第2光学部13と基準物体REとの相対位置を保持するスペーサとして機能する。これより、光の入射角度の変動及び測定位置の変動が抑制され、結果として信号強度の低下が抑制される。よって、ホルダ3を備える光干渉システム2は、光路長測定誤差をより精度良く補正できる。
ホルダ3の筐体30が線膨張係数の小さい部材で構成されることにより、外部の温度変化(環境温度変化)が第2光学部13と基準物体REとの相対位置に与える影響を小さくすることができる。また、ホルダ3を構成する部品が機械的に接続されているため、接着剤などで固定される場合と比べて、外部の温度変化が第2光学部13と基準物体REとの相対位置に与える影響を小さくすることができる。
(ホルダの変形例)
ホルダ3においては、筐体30が第2光学部13と基準物体REとの相対位置を保持するスペーサとして機能していたが、筐体とスペーサとは別体であってもよい。図12は、他のホルダの断面の一例を概略的に示す図である。図12に示されるように、ホルダ4は、第2光学部13及び基準物体REを固定する。ホルダ4は、筐体40を備える。筐体40は、筒体であり、一例として円筒である。筐体40は、図11に示された筐体30と異なり、第2光学部13と基準物体REとの相対位置を保持するスペーサとして機能しない。このため、筐体40は、線膨張係数の小さい部材で構成される必要はなく、例えば、アルミ又はステンレスで形成される。
図11に示されるホルダ3と同様に、筐体40の内部には、第2光学部13及び基準物体REが収容される。第2光学部13と基準物体REとの間には、第1スペーサ部材34が配置される。第1スペーサ部材34は、線膨張係数の小さい部材で構成されてもよい。第1スペーサ部材34は、例えば合成石英で形成される。
第2光学部13及び基準物体REは、第1抑え部材41と第2抑え部材42との間に挟み込まれて固定される。つまり、第2光学部13及び基準物体REは、第1スペーサ部材34によって相対位置が保持された状態で、第1抑え部材41と第2抑え部材42との間に挟持される。筐体40の内面には、第1抑え部材41及び第2抑え部材42の外周に形成されたねじと螺号するねじ溝が形成されている。筐体40の内面には、第1抑え部材41及び第2抑え部材42の外周に形成されたねじ溝と螺号するねじが形成されてもよい。このように、第1抑え部材41及び第2抑え部材42が筐体40にねじ止めされ、上下方向から挟持することで、第2光学部13及び基準物体REが固定される。
第2光学部13及び基準物体REが安定して挟持されるために、第1抑え部材41と第2光学部13との間には、第2スペーサ部材33が設けられる。第2スペーサ部材33は、線膨張係数の小さい部材で構成されてもよい。第2スペーサ部材33は、熱伝導率の小さい部材で構成されてもよい。第2スペーサ部材33は、例えば合成石英で形成される。
第1抑え部材41と第2スペーサ部材33との間には、弾性部材43が設けられる。同様に、第2抑え部材42と基準物体REとの間には、弾性部材44が設けられる。弾性部材43,44は、環状部材であり、一例として樹脂で形成される。これにより、外部の温度変動によって筐体40が熱膨張/収縮した場合であっても、第2光学部13と基準物体REとの相対位置が保持される。さらに、弾性部材43,44によって、筐体40と、第2光学部13及び基準物体REなどの構成要素との間には、空気層が形成される。このため、ホルダ4は、筐体40から熱が内部の構成要素に伝わりにくい構造を有する。
ホルダ4は、弾性部材43,44の少なくとも一方を備えていればよい。このような構成であっても、筐体40が熱膨張/収縮した場合、ホルダ4は、第2光学部13と基準物体REとの相対位置を保持できる。ホルダ4は、第2抑え部材42と基準物体REとの間に、第3スペーサ部材を備えてもよい。第3スペーサ部材は、例えば合成石英で形成される。ホルダ4が第3スペーサ部材を備えることにより、筐体40から熱が基準物体REに伝わりにくい構造となる。
ホルダ3,4は、外部の温度変化を抑制するために、断熱構造体内に収容されてもよい。ホルダ3,4は、基準物体REに替えて基準物体REAを保持してもよい。
(基準物体の変形例)
基準物体は、反射強度を増加させるために、平行平板の向かい合う内面のうちの少なくとも一方に反射膜を備えてもよい。反射膜は、部分反射させる反射膜(所定の割合の光を透過させ、残りの光を反射させる膜)であってもよい。反射膜は、一例として多層誘電膜であってもよい。反射膜は、全反射するミラー膜であってもよい。平行平板は、単結晶シリコンで形成されてもよい。平行平板が単結晶シリコンで形成される場合、基準物体からの反射強度が増加する。このため、基準物体は、反射膜を備えなくてもよい。
(制御部の変形例)
制御部105は、装置への搭載直後(新品)の状態から定期的にチャンバ内パーツなどを計測することで、各パーツの経時変化(劣化など)を調査するように構成されてもよい。あるいは、制御部105は、経時変化を考慮して厚み補正を実行してもよい。
1…処理システム、2…光干渉システム、3,4…ホルダ、10…干渉計、12…第1光学部、13…第2光学部、RE,REA…基準物体、SA…測定対象物。

Claims (2)

  1. 光源で生成された光を、複数の光ファイバが直列連結されたファイバに伝播させ、伝播させた光をチャンバ内の測定対象物に対して出射するとともに、前記測定対象物からの干渉光に基づいて前記測定対象物の厚さ又は温度を計測するステップと、
    前記計測するステップにおいて異常がある場合には、前記複数の光ファイバの接続箇所から光を分岐させるステップと、
    前記光源で生成された光を、温度変動に対して光路長が一定となるように構成される基準物体に対して出射するとともに、前記基準物体からの干渉光に係る信号に基づいて、前記光を分岐させた前記接続箇所と前記光源との間で異常が発生しているか否かを判定するステップと、
    を含む、異常箇所を判定する方法。
  2. 前記判定するステップは、
    前記信号が所定の閾値以上でない場合には前記光を分岐させた接続箇所と前記光源との間で異常が発生していると判定し、
    前記信号が所定の閾値以上である場合には前記光を分岐させた接続箇所と前記測定対象物との間で異常が発生していると判定する、
    請求項1に記載の方法。
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