JP2024037246A - 二多段式駐車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空きパレットを無人飛行機からの荷物の受け取り場所として活用でき、荷物の受け取り動作と別の荷物の受け渡し動作を並行して行うことができる二多段式駐車装置を提供する。【解決手段】同一の設置スペースA,B,Cに2段以上の駐車スペースが設けられ、その設置スペースA,B,Cが複数隣接している二多段式駐車装置100であって、車両1を載せるための複数のパレット2と、パレット2を駐車スペースと車両1の入出庫位置との間で横行又は昇降させるパレット駆動装置5と、無人飛行機Dと双方向に通信する通信装置10と、各設置スペースA,B,Cにある複数のパレット2のうち一番上にありかつ空のパレット2のうちの1つを、無人飛行機Dが離着陸可能な着陸場所として指定する制御装置11と、を備える。制御装置11は、パレット駆動装置5の制御、通信装置10を介した通信の送受信、又は着陸場所の指定を並行して行う。【選択図】図4
Description
本発明は、屋外に設置された二多段式駐車装置に関する。
機械式駐車装置は、地上に建設した建屋内部や、地下に形成した空間に機械装置を配設し、多数の自動車を立体的に格納する設備である。機械式駐車装置には、エレベータ方式、くし型エレベータ方式、垂直循環方式、多層循環方式、水平循環方式、平面往復方式、二多段方式等、様々な方式が用いられている。
これらの機械式駐車装置では、契約車両の出庫が特定の時間帯(例えば、日中)に集中し、その時間帯に空き空間ができてしまうことがある。このようなパレットが使用されない時間帯に、空いたパレットを有効活用したいという要望があった。
これらの機械式駐車装置では、契約車両の出庫が特定の時間帯(例えば、日中)に集中し、その時間帯に空き空間ができてしまうことがある。このようなパレットが使用されない時間帯に、空いたパレットを有効活用したいという要望があった。
荷物を運ぶ無人飛行機(例えばドローン)を離着陸場所と荷物の保管場所として機械式駐車装置のパレットを使用することは、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の機械式駐車装置は、荷物搬送体を離着陸場所に留めるにも、荷物の受け取り場所に荷物搬送体を搬送するのにも、1つしかないリフトが必要なので、ドローンからの荷物の受け取り動作と別の荷物の受け渡し動作を並行して進めることができなかった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、空きパレットを無人飛行機からの荷物の受け取り場所として活用でき、荷物の受け取り動作と別の荷物の受け渡し動作を並行して行うことができる二多段式駐車装置を提供することにある。
本発明によれば、同一の設置スペースに2段以上の駐車スペースが設けられ該設置スペースを複数有する二多段式駐車装置であって、
車両を載せるための複数のパレットと、
前記パレットを前記駐車スペースと前記車両の入出庫位置との間で横行又は昇降させるパレット駆動装置と、
荷物を運搬する無人飛行機と双方向に通信する通信装置と、
各設置スペースにある複数の前記パレットのうち一番上にありかつ空の前記パレットのうちの1つを選び、前記無人飛行機が離着陸可能な着陸場所として指定する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記パレット駆動装置の制御、前記通信装置を介した通信の送受信、又は前記着陸場所の指定を並行して行う、二多段式駐車装置が提供される。
車両を載せるための複数のパレットと、
前記パレットを前記駐車スペースと前記車両の入出庫位置との間で横行又は昇降させるパレット駆動装置と、
荷物を運搬する無人飛行機と双方向に通信する通信装置と、
各設置スペースにある複数の前記パレットのうち一番上にありかつ空の前記パレットのうちの1つを選び、前記無人飛行機が離着陸可能な着陸場所として指定する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記パレット駆動装置の制御、前記通信装置を介した通信の送受信、又は前記着陸場所の指定を並行して行う、二多段式駐車装置が提供される。
上述した本発明によれば、同一スペースに2段以上の駐車スペースを有する設置スペースを複数有する。つまり本発明は、無人飛行機の着陸場所に指定できる駐車スペースを2つ以上有する。制御装置は、各設置スペースにある複数のパレットのうち一番上にあり、かつ、空であるパレットのうちの1つを選び、無人飛行機が離着陸可能な着陸場所として指定する。加えて、制御装置は、パレット駆動装置の制御、通信装置を介した通信の送受信、又は着陸場所の指定を、並行して行うことができる。
したがって本発明は、1つの着陸場所で受け取った荷物の受け渡し動作を行っている間に、別の着陸場所で他の荷物を受け取ることができるので、荷物の受け取り動作と受け渡し動作を並行して行うことができる。
したがって本発明は、1つの着陸場所で受け取った荷物の受け渡し動作を行っている間に、別の着陸場所で他の荷物を受け取ることができるので、荷物の受け取り動作と受け渡し動作を並行して行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態は、機械式駐車装置が、最上段のパレットが昇降のみを行う二多段式駐車装置であるときの正面図である。
図1は、第1実施形態の二多段式駐車装置100の正面図である。
二多段式駐車装置100は、地上のみに駐車スペース3が設けられる地上式と、地上と地下に駐車スペース3が設けられるピット式とに大別できる。地上式とピット式のいずれも、車両1の入出庫は、入出庫高さ(FL)に位置するパレット上に車両1を直接入庫し、又は入出庫高さのパレット上から車両1を出庫することで行われる。
そして、二多段式駐車装置100は、パレット2を駐車スペース3に昇降または横行させることにより、同一の設置スペースA,B,Cに2段以上の駐車スペース3を設け、車両1を駐車する。二多段式駐車装置100は、隣接した複数の設置スペースA,B,Cを有している。
第1実施形態は、機械式駐車装置が、最上段のパレットが昇降のみを行う二多段式駐車装置であるときの正面図である。
図1は、第1実施形態の二多段式駐車装置100の正面図である。
二多段式駐車装置100は、地上のみに駐車スペース3が設けられる地上式と、地上と地下に駐車スペース3が設けられるピット式とに大別できる。地上式とピット式のいずれも、車両1の入出庫は、入出庫高さ(FL)に位置するパレット上に車両1を直接入庫し、又は入出庫高さのパレット上から車両1を出庫することで行われる。
そして、二多段式駐車装置100は、パレット2を駐車スペース3に昇降または横行させることにより、同一の設置スペースA,B,Cに2段以上の駐車スペース3を設け、車両1を駐車する。二多段式駐車装置100は、隣接した複数の設置スペースA,B,Cを有している。
この図の例において、本実施形態の二多段式駐車装置100は、同一の設置スペースA,B,Cに3段(1F,2F,3F)の車両の駐車スペース3が設けられた地上3段昇降横行式である。この例の二多段式駐車装置100は、3段×3連=9ヶ所の駐車スペース3を有している。
この例において、3段のうち1Fに位置する2つのパレット2は、水平に横行可能であり、2Fに位置する2つのパレット2は、横行と昇降が可能であり、3Fに位置する3つのパレット2は、昇降のみが可能になっている。
したがって、この例において、車両1の収容台数は、3×3-2=7台である。
したがって、この例において、車両1の収容台数は、3×3-2=7台である。
この例で3連式の二多段式駐車装置100は、設置スペースA,B,Cに、3つの入出庫位置を有する。入出庫位置は、地上1Fの駐車スペース3である。パレット2の全幅は好ましくは同一であるが相違してもよい。なお設置スペースA,B,Cの各入出庫位置は、3つのパレット2が必要な隙間(例えば40mm以下)を隔てて互いに隣接して位置するようになっている。
二多段式駐車装置100は、パレット2を駐車スペース3と車両1の入出庫位置との間で横行又は昇降させるパレット駆動装置5を備える。パレット駆動装置5は、パレット2を横行させる水平駆動装置と、パレット2を昇降させる昇降駆動装置5aとを有する。
二多段式駐車装置100は、パレット2を駐車スペース3と車両1の入出庫位置との間で横行又は昇降させるパレット駆動装置5を備える。パレット駆動装置5は、パレット2を横行させる水平駆動装置と、パレット2を昇降させる昇降駆動装置5aとを有する。
1Fに位置する2つのパレット2は、その長さ方向両端部に車輪6aを有し、1Fに設けられた2本の水平レール8aに沿って図示しない水平駆動装置により水平に横行し、設置スペースA,B,Cの入出庫位置のいずれかにおいて、車両1を直接入出庫させるようになっている。以下、入出庫とは、入庫と出庫を意味する。
2Fに位置する2つのパレット2は、これを吊上げる矩形フレーム7の長さ方向両端部に車輪6bを有する。矩形フレーム7は、最上段と最下段の間の中間段に駐車するパレット2を囲みパレット2を吊下げて横方向に移動可能に設置されている。
この構成により、2Fに位置する2つのパレット2は、2Fに設けられた水平レール8bに沿って図示しない水平駆動装置により水平に横行し、設置スペースA,B,Cの入出庫位置のいずれかにおいて、車両1を直接入出庫させるようになっている。
この構成により、2Fに位置する2つのパレット2は、2Fに設けられた水平レール8bに沿って図示しない水平駆動装置により水平に横行し、設置スペースA,B,Cの入出庫位置のいずれかにおいて、車両1を直接入出庫させるようになっている。
この例で二多段式駐車装置100は、車両1が入出庫する入出庫高さ(FL)と、この入出庫高さより上方の駐車スペース3との間で車両1を載せて昇降可能なパレット2を有する。
この昇降可能なパレット2には、上述した2Fに位置する2つのパレット2と、3Fに位置する3つのパレット2が該当する。
この昇降可能なパレット2には、上述した2Fに位置する2つのパレット2と、3Fに位置する3つのパレット2が該当する。
この例で二多段式駐車装置100は、さらに、昇降駆動装置5aを備えパレット2を昇降させるようになっている。
昇降駆動装置5aは、車両1と干渉しない位置で鉛直に延びる可撓性のある紐部材4(チェーン又はワイヤ)を巻上げ又は巻戻しして、その下端を昇降させる。
昇降駆動装置5aは、車両1と干渉しない位置で鉛直に延びる可撓性のある紐部材4(チェーン又はワイヤ)を巻上げ又は巻戻しして、その下端を昇降させる。
2Fの昇降駆動装置5aは、矩形フレーム7に固定され、矩形フレーム7と共に水平に横行する。
3F用の昇降駆動装置5aは、本体フレーム9に固定され、本体フレーム9から3つのパレット2をそれぞれ独立に昇降させるようになっている。
3F用の昇降駆動装置5aは、本体フレーム9に固定され、本体フレーム9から3つのパレット2をそれぞれ独立に昇降させるようになっている。
また、この例において、4本の紐部材4の下端は荷重バランスを考慮して、パレット2の前後の計4箇所に固定され、昇降駆動装置5aにより、パレット2を水平に保持したまま昇降するようになっている。
本実施形態の二多段式駐車装置100は、さらに、無人飛行機D(例えばドローンD)と双方向に通信する通信装置10と、無人飛行機Dが離着陸可能な着陸場所を指定する制御装置11と、を備える。以下、ドローンDを無人飛行機Dの例として本実施形態を説明する。
制御装置11は、車両1を搭載中のパレット2と空のパレット2の固有番号と位置を把握している。そして制御装置11は、複数ある各設置スペースA,B,Cにある複数のパレット2のうち、一番上にあり、かつ、空のパレット2のうちの1つを、ドローンDが離着陸可能な着陸場所として指定する。1つの空パレット2には、荷物Lを1つ載せることができる。また制御装置11は、パレット駆動装置5の動作の制御、通信装置10を介した通信の送受信、又は着陸場所の指定を並行して行うことができる。
また制御装置11は、パレット駆動装置5の作動を制御してパレット2を移動させる。
また制御装置11は、パレット駆動装置5の作動を制御してパレット2を移動させる。
通信装置10は、ドローンDと双方向に通信し、ドローンDが運搬する荷物Lについての情報をやり取りする。情報は、例えば利用者情報、荷物コード、各種の要請通知や許可通知などである。通信装置10は、これらの通信内容を制御装置11へ出力する。
図2は、第1実施形態の二多段式駐車装置100の平面図である。二多段式駐車装置100は、複数の設置スペースA,B,Cを有しており、同一の各設置スペースA,B,Cには、2段以上の駐車スペース3が設けられている。そのため、二多段式駐車装置100を上空から見ると、設置スペースA,B,Cの最上段の駐車スペース3にある3つのパレット2が、上方に開放されているように見える。二多段式駐車装置100は、この最上段の駐車スペース3にある空パレット2を、ドローンDの着陸場所として使用する。
パレット2には、図のように、ドローンDの着陸位置を指定する二次元コード12が表示されており、制御装置11は着陸させるパレット2の二次元コード情報を通信装置10からドローンDへ送信することにより、着陸場所を指定してもよい。この場合は、駐車スペース3ではなく、パレット2自体を着陸場所として指定したことになる。
この図の例では、二次元コード12は、折り曲がり式のパレット2の中央部に設けられている。これにより、車両1のタイヤが二次元コード12を踏まないため、二次元コード12を痛めることなく長期間維持することができる。
また、二次元コード12は、表示器12aによって表示され、その表示と非表示を切り替えできるものであってもよい。
これにより、複数ある着陸場所の中で制御装置11に指定された着陸場所のパレット2の表示器12aにだけ二次元コード12を表示することにより、ドローンDが着陸するパレット2を間違える可能性を低減できる。
これにより、複数ある着陸場所の中で制御装置11に指定された着陸場所のパレット2の表示器12aにだけ二次元コード12を表示することにより、ドローンDが着陸するパレット2を間違える可能性を低減できる。
しかし、制御装置11が着陸場所を指定する方法は、それに限らない。例えば相対位置データ(RTK)や準展張衛星システム(QZSS)又はGPSによる位置座標をドローンDへ送信することにより、着陸場所を指定してもよい。この場合は、パレット2ではなく、駐車スペース3を、着陸場所として指定したことになる。
この構成により本実施形態の二多段式駐車装置100は、空きパレット2を、ドローンDが運んでくる荷物Lの受け取り場所として、有効活用することができる。また、この構成により、既存の二多段式駐車装置に通信装置10と制御装置11を付加するだけで、大掛かりな工事をしなくても、配送用のドローンDから荷物Lを受け取れる機能を二多段式駐車装置100に容易に付加することができる。また、ドローンD専用の荷受け空間を設けなくても、二多段式駐車装置100を荷物Lの受け取り場所に改造することができる。
また、車両1の入出庫時と同じように荷物Lを載せたパレット2を入出庫位置へ移動させることによって、容易に、荷物Lの受取人へ荷物Lを受け渡すことができる。
また、車両1の入出庫時と同じように荷物Lを載せたパレット2を入出庫位置へ移動させることによって、容易に、荷物Lの受取人へ荷物Lを受け渡すことができる。
制御装置11は、入庫操作をした契約者の出庫中にその契約者の荷物Lを受け取っていたときには、たとえ普段別のパレット2に契約者が駐車していたとしても、入庫させるパレット2として荷物Lを載せたパレット2を入出庫位置へ移動させることが好ましい。例えば、二多段式駐車装置100の契約者データにはその契約者の登録パレットとして地上1Fのパレット2が登録されているが、契約者の出庫中に荷物Lを受け取ったパレット2は最上段の空パレット2であったとする。この場合、制御装置11は契約者データに記憶されているその契約者の登録パレットを、地上1Fのパレット2から荷物Lを受け取った最上段のパレット2に書き換える。これにより契約者は、入庫操作をしたときに自身の荷物Lを載せたパレット2が自動的に呼び出され、荷物Lを回収しつつそのままそのパレット2に入庫することができる。
これにより利用者は、入庫の為にパレット2を呼び出すのと同時に荷物Lを受け取ることができるので、パレット2の呼び出し操作を2回する必要がない。したがって、利用者の利便性に寄与することができる。また、入庫と荷物Lの受け取りにかかる時間を短縮することができる。
これにより利用者は、入庫の為にパレット2を呼び出すのと同時に荷物Lを受け取ることができるので、パレット2の呼び出し操作を2回する必要がない。したがって、利用者の利便性に寄与することができる。また、入庫と荷物Lの受け取りにかかる時間を短縮することができる。
次に、第1実施形態の二多段式駐車装置100の動作について説明する。
図3と図4は、第1実施形態の二多段式駐車装置100の動作の説明図である。
(ステップ1)
荷物Lを搭載したドローンDは配送先に近づくと、対象の二多段式駐車装置100へ着陸要請信号を送信する。このときドローンDは、二多段式駐車装置100に荷物Lの荷物コードを送信することが好ましい。
図3と図4は、第1実施形態の二多段式駐車装置100の動作の説明図である。
(ステップ1)
荷物Lを搭載したドローンDは配送先に近づくと、対象の二多段式駐車装置100へ着陸要請信号を送信する。このときドローンDは、二多段式駐車装置100に荷物Lの荷物コードを送信することが好ましい。
(ステップ2)
次に、着陸要請信号を受けて二多段式駐車装置100は、ドローンDが着陸可能な状態を準備する。具体的には、制御装置11がドローンDを着陸させるための空パレット2を選択する。このとき、着陸場所となるパレット2の左右が空パレット2であることが、より好ましい。これにより、ドローンDの接触により駐車中の車両1が傷付く可能性を低減することができる。
次に、着陸要請信号を受けて二多段式駐車装置100は、ドローンDが着陸可能な状態を準備する。具体的には、制御装置11がドローンDを着陸させるための空パレット2を選択する。このとき、着陸場所となるパレット2の左右が空パレット2であることが、より好ましい。これにより、ドローンDの接触により駐車中の車両1が傷付く可能性を低減することができる。
制御装置11は、二多段式駐車装置100の駐車場利用者としての契約者データと、荷物コードから取得した受取人情報と、を照らし合わして受取人を導き出し、その受取人である契約者の契約パレット2が空き状態で着陸場所に選べるパレットなのであれば、そのパレット2を着陸場所として指定してもよい。契約パレット2が空いていない場合には、制御装置11は、誰の荷物Lでも受け取り可能な共同パレット2を、着陸場所として指定する。また、駐車場としての契約者ではない人が荷物Lの受取人である場合にも、制御装置11は共同パレット2を着陸場所に指定する。
(ステップ3)
ステップ2で着陸準備が完了したら、二多段式駐車装置100は、ドローンDへ準備完了通知を送信する。このとき、二多段式駐車装置100が入出庫時の安全確認用に設置しているLiDER(レーザーによる物体の形状把握と測距をする装置)やセンサー類、監視カメラで二多段式駐車装置100の周囲に人や車両1が居ないことを確認してから準備完了通知を送信する。
準備完了通知には制御装置11に指定された着陸場所を示す情報が含まれている。
ステップ2で着陸準備が完了したら、二多段式駐車装置100は、ドローンDへ準備完了通知を送信する。このとき、二多段式駐車装置100が入出庫時の安全確認用に設置しているLiDER(レーザーによる物体の形状把握と測距をする装置)やセンサー類、監視カメラで二多段式駐車装置100の周囲に人や車両1が居ないことを確認してから準備完了通知を送信する。
準備完了通知には制御装置11に指定された着陸場所を示す情報が含まれている。
着陸場所の指定は、図2のようにパレット2に二次元コード12を表示することによって行ってもよい。
もしくは制御装置11は、相対位置データ(RTK)や準展張衛星システム(QZSS)又はGPSによる位置座標をドローンDへ送信することにより、着陸場所を指定してもよい。このとき例えば二多段式駐車装置100に位置情報発信機を設け、位置情報発信機が発信した位置補正情報を、通信装置10を介してドローンDへ通達してもよい。または、各パレット2に位置情報発信機を設置して、着陸場所となるパレット2の位置情報発信機から直接着陸位置情報を通達してもよい。
もしくは制御装置11は、相対位置データ(RTK)や準展張衛星システム(QZSS)又はGPSによる位置座標をドローンDへ送信することにより、着陸場所を指定してもよい。このとき例えば二多段式駐車装置100に位置情報発信機を設け、位置情報発信機が発信した位置補正情報を、通信装置10を介してドローンDへ通達してもよい。または、各パレット2に位置情報発信機を設置して、着陸場所となるパレット2の位置情報発信機から直接着陸位置情報を通達してもよい。
相対位置データや位置座標を送信してドローンDの着陸場所を指定する場合は、パレット2に二次元コード12を表示しなくてもよい。これにより、パレット2に二次元コード12を描いたり、表示器12aを設置しなくても、容易に既設の二多段式駐車装置をドローンDの着陸場所を有する二多段式駐車装置100に改造できる。
(ステップ4)
次いで、ドローンDは指示を受けた着陸場所へ着陸し、荷物Lを置く。
(ステップ5)
その後、ドローンDは二多段式駐車装置100へ離陸要請信号を送る。
次いで、ドローンDは指示を受けた着陸場所へ着陸し、荷物Lを置く。
(ステップ5)
その後、ドローンDは二多段式駐車装置100へ離陸要請信号を送る。
(ステップ6)
二多段式駐車装置100は、離陸要請信号を受け取ると、周囲や利用状況を確認し、ドローンDに対して離陸許可を与える。
具体的には、ステップ3と同様に、LiDER等の二多段式駐車装置100が入出庫時の安全確認用に設置しているセンサー類や監視カメラで、周囲に人や車両1が居ないことを確認する。また、二多段式駐車装置100は、ドローンDの離着陸用に備えた風速計で、周囲の風速を計測し、ドローンDに対して離陸許可を与えてもよい。なお、利用者が操作予約をしている状況の場合は、制御装置11は離陸許可を出さない。
二多段式駐車装置100は、離陸要請信号を受け取ると、周囲や利用状況を確認し、ドローンDに対して離陸許可を与える。
具体的には、ステップ3と同様に、LiDER等の二多段式駐車装置100が入出庫時の安全確認用に設置しているセンサー類や監視カメラで、周囲に人や車両1が居ないことを確認する。また、二多段式駐車装置100は、ドローンDの離着陸用に備えた風速計で、周囲の風速を計測し、ドローンDに対して離陸許可を与えてもよい。なお、利用者が操作予約をしている状況の場合は、制御装置11は離陸許可を出さない。
また、ドローンDの離着陸時には、制御装置11はスピーカーからの音声案内や表示灯の点灯等によって、二多段式駐車装置100の周囲に居る人に対しての注意喚起をすることが好ましい。
また制御装置11は、着陸場所となったパレット2の固有番号と荷物Lの荷物コードとを紐付けて記憶する。
(ステップ7)
ドローンDは二多段式駐車装置100から離陸許可を受け取ると、図3(B)のように離陸し、二多段式駐車装置100から離れる。
(ステップ8)
次いで、ドローンDは二多段式駐車装置100から一定距離離れると、離陸完了通知を二多段式駐車装置100へ送る。
ドローンDは二多段式駐車装置100から離陸許可を受け取ると、図3(B)のように離陸し、二多段式駐車装置100から離れる。
(ステップ8)
次いで、ドローンDは二多段式駐車装置100から一定距離離れると、離陸完了通知を二多段式駐車装置100へ送る。
(ステップ9)
二多段式駐車装置100の制御装置11はドローンDから離陸完了通知を受信すると、荷物Lが届いたことを知らせる通知(以下、荷物到着通知)を発信する。制御装置11は、例えば二多段式駐車装置100の付帯施設(例えば二多段式駐車装置100を所有するマンション、等)の管理人へ荷物到着通知を通知してもよい。もしくは、二多段式駐車装置100がマンション等の集合住宅に付属する場合は、二多段式駐車装置100の契約者データ又は付帯施設の入居者情報と荷物コードから荷物Lの受取人情報とを照らし合わして受取人(配送先)を導き出し、マンション等の付帯施設の管理端末や駐車装置用の管理システム等を通じて、荷物到着通知を通知してもよい。
二多段式駐車装置100の制御装置11はドローンDから離陸完了通知を受信すると、荷物Lが届いたことを知らせる通知(以下、荷物到着通知)を発信する。制御装置11は、例えば二多段式駐車装置100の付帯施設(例えば二多段式駐車装置100を所有するマンション、等)の管理人へ荷物到着通知を通知してもよい。もしくは、二多段式駐車装置100がマンション等の集合住宅に付属する場合は、二多段式駐車装置100の契約者データ又は付帯施設の入居者情報と荷物コードから荷物Lの受取人情報とを照らし合わして受取人(配送先)を導き出し、マンション等の付帯施設の管理端末や駐車装置用の管理システム等を通じて、荷物到着通知を通知してもよい。
(ステップ10)
荷物到着通知を受けた利用者は、二多段式駐車装置100で荷物受取操作を行う。荷物受取操作のやり方やその後のパレット2の動きは、車両1の入出庫時と同様である。例えば、二多段式駐車装置100に取り付けられた操作盤を操作することで、目的の荷物Lを載せたパレット2を入出庫位置まで移動させてもよい。
例えば図3では、設置スペースAの地上3Fのパレット2に荷物Lが載っている。制御装置11は、水平駆動装置を作動して設置スペースAの地上2Fと1Fのパレット2を横行させ、地上3Fより下の設置スペースAの駐車スペース3を空ける。次いで、昇降駆動装置5aを駆動して目的のパレット2を地上3Fから地上1Fへ降ろす。その後入出庫位置に目的のパレット2が到着した後に、入出庫位置の図示しない出入口扉を開き、利用者を入出庫位置内へ招く。これにより利用者は、入出庫位置に入り、荷物Lを受け取ることができる。
荷物到着通知を受けた利用者は、二多段式駐車装置100で荷物受取操作を行う。荷物受取操作のやり方やその後のパレット2の動きは、車両1の入出庫時と同様である。例えば、二多段式駐車装置100に取り付けられた操作盤を操作することで、目的の荷物Lを載せたパレット2を入出庫位置まで移動させてもよい。
例えば図3では、設置スペースAの地上3Fのパレット2に荷物Lが載っている。制御装置11は、水平駆動装置を作動して設置スペースAの地上2Fと1Fのパレット2を横行させ、地上3Fより下の設置スペースAの駐車スペース3を空ける。次いで、昇降駆動装置5aを駆動して目的のパレット2を地上3Fから地上1Fへ降ろす。その後入出庫位置に目的のパレット2が到着した後に、入出庫位置の図示しない出入口扉を開き、利用者を入出庫位置内へ招く。これにより利用者は、入出庫位置に入り、荷物Lを受け取ることができる。
制御装置11は、パレット駆動装置5の制御、通信装置10を介した通信の送受信、又は着陸場所の指定を並行して行うことができる。したがって制御装置11は、続けて次のドローンDから着陸要請信号を受け取っていた場合には、受取人が荷物Lを受け取った後のパレット2が元の駐車スペース3に戻る前であっても、次のドローンDの着陸動作を進めてもよい。具体的には、設置スペースAの地上3Fのパレット2を元の位置に戻すのに並行して、制御装置11が地上3Fにある残り2つのパレット2のうちの1つを着陸場所として指定し(ステップ1,2)、ドローンDへ準備完了通知を送信し(ステップ3)、ドローンDに着陸と離陸をさせて(ステップ4~8)、荷物Lを受け取ってもよい。
このように、本実施形態の二多段式駐車装置100は、着陸場所として使用できるパレット2が複数あり、制御装置11が、図4のように先に受け取った荷物Lの受け渡しが終わる前に次の荷物Lの受け取り動作を開始することができる。これにより本実施形態の二多段式駐車装置100は、荷物Lの受け取り動作と別の荷物Lの受け渡し動作を並行して進めることができる。つまり、パレット駆動装置5の停止時間を最短にしながら次から次へと連続してドローンDから荷物Lを受け取ることができる。これにより、ドローンDからの荷物Lの受け取り動作を時短することができる。また、入出庫する利用者や荷物Lを受け取る利用者の待ち時間を短縮することができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の二多段式駐車装置100の正面図である。
第2実施形態の二多段式駐車装置100は、全てのパレット2が横行と昇降の両方が可能である点で、第1実施形態とは異なる。この図の二多段式駐車装置100は、最上段(この図の例では3F)のパレット2の数は2つであり、この2つのパレット2が横行と昇降の両方が可能となっている。言い換えると、本実施形態の2F以上のパレット2は全て横行と昇降の両方が可能となっている。
したがって、この例において、車両1の収容台数は、3×3-3=6台である。
図5は、第2実施形態の二多段式駐車装置100の正面図である。
第2実施形態の二多段式駐車装置100は、全てのパレット2が横行と昇降の両方が可能である点で、第1実施形態とは異なる。この図の二多段式駐車装置100は、最上段(この図の例では3F)のパレット2の数は2つであり、この2つのパレット2が横行と昇降の両方が可能となっている。言い換えると、本実施形態の2F以上のパレット2は全て横行と昇降の両方が可能となっている。
したがって、この例において、車両1の収容台数は、3×3-3=6台である。
制御装置11による着陸場所の指定は、二次元コード12によって行うことが好ましい。パレット2がどの段の高さにあっても、上空から着陸場所となるパレット2が見えるので、ドローンDが二次元コード12を目指せば着陸できるからである。
しかし着陸場所を指定する方法はこれに限らない。高さ方向の位置座標を特定できるQZSS又はGPSによる位置座標によって着陸場所の指定をおこなってもよい。その場合は、高さ方向の着陸場所の位置情報が必要となる。
しかし着陸場所を指定する方法はこれに限らない。高さ方向の位置座標を特定できるQZSS又はGPSによる位置座標によって着陸場所の指定をおこなってもよい。その場合は、高さ方向の着陸場所の位置情報が必要となる。
このように第2実施形態の二多段式駐車装置100は、全てのパレット2が横行可能であることによって、最上段以外のパレット2にもドローンDを着陸させることができる。これにより、最上段より下のパレット2にドローンDを離着陸させ、荷物Lが雨で濡れないように荷物Lを最上段より下の段で預かることができる。
なお、本実施形態の二多段式駐車装置100がピット式である場合には、地下のパレット2で荷物Lを保管してもよい。地下に荷物Lを保管する場合は、地上1Fまで上昇したピット内のパレット2がドローンDの着陸場所となる。
その他の本実施形態の構成は、第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態の二多段式駐車装置100がピット式である場合には、地下のパレット2で荷物Lを保管してもよい。地下に荷物Lを保管する場合は、地上1Fまで上昇したピット内のパレット2がドローンDの着陸場所となる。
その他の本実施形態の構成は、第1実施形態と同様である。
図6と図7は、第2実施形態の二多段式駐車装置100の動作の説明図である。
まず図6(A)の丸印で囲んだパレット2をドローンDの着陸場所とする場合について説明する。上述したように制御装置11は、雨天の場合には荷物Lが濡れないように、最上段より下段のパレット2を着陸場所として指定することが好ましい。制御装置11はその指定したパレット2を、同一の設置スペースA,B,Cに配置されたパレット2のうちの一番上に移動させた後に着陸場所に指定する。
まず図6(A)の丸印で囲んだパレット2をドローンDの着陸場所とする場合について説明する。上述したように制御装置11は、雨天の場合には荷物Lが濡れないように、最上段より下段のパレット2を着陸場所として指定することが好ましい。制御装置11はその指定したパレット2を、同一の設置スペースA,B,Cに配置されたパレット2のうちの一番上に移動させた後に着陸場所に指定する。
まず、ステップ1の動作は、第1実施形態と同様である。
(ステップ2)
ドローンDから着陸要請信号を受信した二多段式駐車装置100は、ドローンDが着陸可能な状態を準備する。
ドローンDは、一番上方に露出している空パレット2を着陸場所として使用することができる。つまり、この図の地上1Fや2Fのパレット2であっても、パレット2を横行させてパレット2の上面を二多段式駐車装置100の上方に露出させれば、ドローンDが着陸することができる。この図の例では、着陸場所に指定したパレット2の上段のパレット2を横行させることによって、図6(B)のように、パレット2の上面を二多段式駐車装置100の上方に開放(露出)している。これにより、ドローンDは、図6(C)のように、設置スペースBに沿って下降して、地上2Fのパレット2に着地することができる。
(ステップ2)
ドローンDから着陸要請信号を受信した二多段式駐車装置100は、ドローンDが着陸可能な状態を準備する。
ドローンDは、一番上方に露出している空パレット2を着陸場所として使用することができる。つまり、この図の地上1Fや2Fのパレット2であっても、パレット2を横行させてパレット2の上面を二多段式駐車装置100の上方に露出させれば、ドローンDが着陸することができる。この図の例では、着陸場所に指定したパレット2の上段のパレット2を横行させることによって、図6(B)のように、パレット2の上面を二多段式駐車装置100の上方に開放(露出)している。これにより、ドローンDは、図6(C)のように、設置スペースBに沿って下降して、地上2Fのパレット2に着地することができる。
なお、当然、目的のパレット2を二多段式駐車装置100の上空に晒すためのパレット2の動かし方はこれに限らない。この図の場合では、目的のパレット2を設置スペースCへ横行させることによって、パレット2の上面を上空に露出させてもよい。
その他のステップ2の動作は、第1実施形態と同様である。
その他のステップ2の動作は、第1実施形態と同様である。
その後のステップ3~10の動作は、第1実施形態と同様である。
このように、パレット2が全て横行可能であることにより、第2実施形態の二多段式駐車装置100は、全ての駐車スペース3にある空パレット2をドローンDの着陸場所として使用することができる。したがって、全ての空パレット2の数だけ荷物Lを保管することができる。また、雨天の際には、制御装置11が最上段より下段のパレット2を着陸場所に選び、荷物Lの保管中は、荷物Lを搭載したパレット2の上にその上段のパレット2を動かすことで、雨から荷物Lを守ることができる。
このように、パレット2が全て横行可能であることにより、第2実施形態の二多段式駐車装置100は、全ての駐車スペース3にある空パレット2をドローンDの着陸場所として使用することができる。したがって、全ての空パレット2の数だけ荷物Lを保管することができる。また、雨天の際には、制御装置11が最上段より下段のパレット2を着陸場所に選び、荷物Lの保管中は、荷物Lを搭載したパレット2の上にその上段のパレット2を動かすことで、雨から荷物Lを守ることができる。
その上、一般にはドローンDの着陸場所にあるマーカー(二次元コード12)は、一度設置すると、変更が難しい。従来は、マーカー自体を動かせないと、ドローンDの着陸場所を変更できなかった。
しかし本実施形態の二多段式駐車装置100では、二次元コード12を付けたパレット2を動かすことが可能なので、パレット2自体を動かすことでドローンDの着陸場所の変更に状況に応じて対応することができる。したがって、本実施形態の二多段式駐車装置100は、既存の二多段式駐車装置が通常有しているパレット2の移動機能を使用し、そのパレット上をドローンDの着陸場所として指定することで、ドローンDに着陸場所の変更に対応できるドローンポートを実現することができる。
その他の本実施形態の構成、動作方法、及び効果は、第1実施形態と同様である。
しかし本実施形態の二多段式駐車装置100では、二次元コード12を付けたパレット2を動かすことが可能なので、パレット2自体を動かすことでドローンDの着陸場所の変更に状況に応じて対応することができる。したがって、本実施形態の二多段式駐車装置100は、既存の二多段式駐車装置が通常有しているパレット2の移動機能を使用し、そのパレット上をドローンDの着陸場所として指定することで、ドローンDに着陸場所の変更に対応できるドローンポートを実現することができる。
その他の本実施形態の構成、動作方法、及び効果は、第1実施形態と同様である。
なお、第2実施形態の二多段式駐車装置100は、上述した構成に限らない。例えば、第2実施形態の二多段式駐車装置100は、例えば特開2020-2569号公報に開示されているような全パレットが昇降と横行ができるパズル式の二多段式駐車装置であってもよい。
この場合、制御装置11は、着陸場所として指定したパレット2を無人飛行機が着陸できる駐車スペース3(例えば最上段の駐車スペース3や空の駐車スペース3の直下の駐車スペース3)へ移動してドローンDを離着陸させる。その後、荷物Lを搭載したパレット2を最上段より下の段に配置することが好ましい。
この場合、制御装置11は、着陸場所として指定したパレット2を無人飛行機が着陸できる駐車スペース3(例えば最上段の駐車スペース3や空の駐車スペース3の直下の駐車スペース3)へ移動してドローンDを離着陸させる。その後、荷物Lを搭載したパレット2を最上段より下の段に配置することが好ましい。
上述した本発明によれば、同一スペースに2段以上の駐車スペース3を有する設置スペースA,B,Cを複数有する。つまり本発明は、無人飛行機Dの着陸場所に指定できる駐車スペース3を2つ以上有する。制御装置11は、各設置スペースA,B,Cにある複数のパレット2のうち一番上にあり、かつ、空であるパレット2のうちの1つを選び、無人飛行機Dが離着陸可能な着陸場所として指定する。加えて、制御装置11は、パレット駆動装置5の制御、通信装置10を介した通信の送受信、又は着陸場所の指定を、並行して行うことができる。
したがって本発明は、1つの着陸場所で受け取った荷物Lの受け渡し動作を行っている間に、別の着陸場所で他の荷物Lを受け取ることができるので、荷物Lの受け取り動作と受け渡し動作を並行して行うことができる。
したがって本発明は、1つの着陸場所で受け取った荷物Lの受け渡し動作を行っている間に、別の着陸場所で他の荷物Lを受け取ることができるので、荷物Lの受け取り動作と受け渡し動作を並行して行うことができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
A,B,C 設置スペース、
D 無人飛行機(ドローン)、L 荷物、
1 車両、2 パレット、
3 駐車スペース、4 紐部材(チェーン又はワイヤ)、
5 パレット駆動装置、5a 昇降駆動装置、6a,6b 車輪、7 矩形フレーム、
8a,8b 水平レール、9 本体フレーム、
10 通信装置、11 制御装置、
12 二次元コード、
100 二多段式駐車装置
D 無人飛行機(ドローン)、L 荷物、
1 車両、2 パレット、
3 駐車スペース、4 紐部材(チェーン又はワイヤ)、
5 パレット駆動装置、5a 昇降駆動装置、6a,6b 車輪、7 矩形フレーム、
8a,8b 水平レール、9 本体フレーム、
10 通信装置、11 制御装置、
12 二次元コード、
100 二多段式駐車装置
Claims (8)
- 同一の設置スペースに2段以上の駐車スペースが設けられ該設置スペースを複数有する二多段式駐車装置であって、
車両を載せるための複数のパレットと、
前記パレットを前記駐車スペースと前記車両の入出庫位置との間で横行又は昇降させるパレット駆動装置と、
荷物を運搬する無人飛行機と双方向に通信する通信装置と、
各設置スペースにある複数の前記パレットのうち一番上にありかつ空の前記パレットのうちの1つを選び、前記無人飛行機が離着陸可能な着陸場所として指定する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記パレット駆動装置の制御、前記通信装置を介した通信の送受信、又は前記着陸場所の指定を並行して行う、二多段式駐車装置。 - 前記パレットは、全て横行が可能であり、
前記制御装置は、前記着陸場所に指定した空パレットを、同一の前記設置スペースに配置された前記パレットのうちの一番上に移動させ、その後、準備完了通知を前記無人飛行機へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。 - 前記パレットは、全て昇降と横行が可能であり、
前記制御装置は、前記着陸場所に指定した空パレットを、前記無人飛行機が着陸できる前記駐車スペースへ移動させ、その後、準備完了通知を前記無人飛行機へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。 - 前記制御装置は、前記通信装置を介して前記無人飛行機から着陸要請信号又は離陸要請信号を受け取ったときに、センサー、LiDER、又は監視カメラで周囲が無人であること又は入出庫しようとする前記車両が無いことを確認する、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。
- 前記制御装置は、前記二多段式駐車装置の駐車場利用者としての契約者データと、荷物コードから取得した受取人情報と、を照らし合わして前記荷物の受取人を導き出し、
前記受取人が駐車場利用者としての契約者であり該契約者の契約パレットが空き状態であるときは、該契約パレットを前記着陸場所として指定する、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。 - 前記制御装置は、前記二多段式駐車装置の駐車場利用者としての契約者の出庫中に該契約者の荷物を受け取ったときに、契約者データに記憶されている前記契約者の登録パレットを、前記荷物を載せた前記パレットに書き換える、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。
- 前記制御装置は、前記着陸場所となる前記パレットの固有番号と前記無人飛行機から取得した前記荷物の荷物コードとを紐付けて記憶し、
前記無人飛行機から離陸完了通知を受信した後に、前記二多段式駐車装置の駐車場利用者としての契約者データ又は前記二多段式駐車装置の付帯施設の入居者情報と、荷物コードから前記荷物の受取人情報と、を照らし合わして受取人を導き出し、前記付帯施設の管理端末又は二多段式駐車装置用の管理システムを通じて前記受取人へ荷物到着通知を通知する、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。 - 前記制御装置は、前記荷物の受取人が荷物受取操作を行ったときに、前記車両の入出庫時と同じ動作で前記荷物を載せた前記パレットを前記入出庫位置へ移動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の二多段式駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022141939A JP2024037246A (ja) | 2022-09-07 | 2022-09-07 | 二多段式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022141939A JP2024037246A (ja) | 2022-09-07 | 2022-09-07 | 二多段式駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2024037246A true JP2024037246A (ja) | 2024-03-19 |
Family
ID=90300530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022141939A Pending JP2024037246A (ja) | 2022-09-07 | 2022-09-07 | 二多段式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024037246A (ja) |
-
2022
- 2022-09-07 JP JP2022141939A patent/JP2024037246A/ja active Pending
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