JP2024034072A - 反射アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成を簡略化しつつ、2つの周波数帯の電磁波を任意の方向に反射可能な反射アンテナを提供する。【解決手段】誘電体基板の一面側において複数の第1反射方向制御素子が配列されて形成され、入射された第1周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第1電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる第1反射方向制御パターンと、誘電体基板の一面側の同一面上の第1反射方向制御パターンと異なる位置において複数の第2反射方向制御素子が配列されて形成され、入射された第2周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第2電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる第2反射方向制御パターンと、を備える反射アンテナである。【選択図】図1

Description

本発明は、入力した電磁波を所定方向に反射させる反射アンテナに関する。
近年、高速かつ大容量の移動通信を可能とする第5世代移動通信システム(5th Generation Mobile Communication System:5G)を利用した通信サービスが提供されている。5Gの通信サービスにおいては、ミリ波帯の高周波の電磁波が用いられている。電磁波は、高周波であるほど直進性が高まる。5Gにおいて利用される高周波の電磁波は、通信経路上に建物などの障害物が存在すると、電磁波が届き難いカバレッジホールと呼ばれる領域が発生する場合がある。
例えば、特許文献1には、入力した電磁波を所定方向に反射し、カバレッジホールを低減するための反射アンテナが記載されている。特許文献1に記載された反射アンテナは、一面側に複数の反射方向制御素子を備え、一面側において所定の入射角において入力された電磁波を、所定の反射角の方向に反射するように構成されている。特許文献1に記載された技術によれば、28GHz帯の電磁波を反射させる第1反射アンテナ層と、第1反射アンテナ層と異なる39GHz帯の電磁波を反射させる第2反射アンテナ層とを備えている。
特開2021-141359号公報
特許文献1に記載された技術によれば、第1反射アンテナ層と第2反射アンテナ層とが異なる層に形成されているため、装置構成が複雑化する。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり装置構成を簡略化しつつ、2つの周波数帯の電磁波を任意の方向に反射可能な反射アンテナを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、誘電体基板の一面側において複数の第1反射方向制御素子が配列されて形成され、入射された第1周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第1電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる第1反射方向制御パターンと、誘電体基板の一面側の同一面上の第1反射方向制御パターンと異なる位置において複数の第2反射方向制御素子が配列されて形成され、入射された第2周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第2電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる第2反射方向制御パターンと、を備える反射アンテナである。
本発明によれば、装置構成を簡略化しつつ、2つの周波数帯の電磁波を任意の方向に反射させることができる。
本発明の実施形態に係る反射アンテナの構成を示す側面図である。 反射アンテナの一面側の構成を示す平面図である。 反射アンテナの他面側の構成を示す平面図である。 第1反射方向制御素子の構成を示す平面図である。 第1反射方向制御パターンの構成を示す平面図である。 第1反射方向制御素子の位置に応じた寸法を示す図である。 第1周波数選択素子の構成を示す平面図である。 第1周波数選択パターンの構成を示す平面図である。 第2反射方向制御素子の構成を示す平面図である。 第2反射方向制御パターンの構成を示す平面図である。 第2反射方向制御素子の位置に応じた寸法を示す図である。 第2周波数選択素子の構成を示す図である。 第2周波数選択パターンの構成を示す平面図である。 第1周波数選択素子及び第2周波数選択素子の特性を示す図である。 反射アンテナの動作原理を示す側面図である。 第1反射方向制御素子及び第2反射方向制御素子の長さと反射位相との関係を示す図である。 反射アンテナの第1電磁波に対する反射特性を示す図である。 反射アンテナの第2電磁波に対する反射特性を示す図である。 反射アンテナの反射特性を示す図である。 変形例1に係る第1反射方向制御素子の構成を示す平面図である。 変形例1に係る第1反射方向制御素子及び第2反射方向制御素子の長さと反射位相との関係を示す図である。 変形例1に係る反射アンテナの反射特性を示す図である。 変形例2に係る反射アンテナの構成を示す平面図である。 変形例2に係る第1反射方向制御素子及び第2反射方向制御素子の長さと反射位相との関係を示す図である。 変形例2に係る反射アンテナの反射特性を示す図である。 変形例3に係る第1反射方向制御素子の構成を示す平面図である。
図1に示されるように、反射アンテナ1は、板状に形成された誘電体基板2と、誘電体基板2の一面2A側に形成された第1反射方向制御パターン10と、誘電体基板2の一面2A側に形成された第2反射方向制御パターン20と、を備えている。また、反射アンテナ1は、誘電体基板2の他面2B側に形成された第1周波数選択パターン15と、誘電体基板2の他面2B側に形成された第2周波数選択パターン25と、を備えている。反射アンテナ1は、上記構成に基づくメタマテリアルにより電磁波を反射するように形成されている。図示する反射アンテナ1は、1例であり、単独で用いられてもよいし、複数の反射アンテナ1を2次元的に配列して用いられてもよい。
誘電体基板2は、例えば、5G通信に影響を与えない、フッ素樹脂(PTFE)、シクロオレフィンポリマー(COP)等の誘電体材料を用いて矩形の板状体に形成されている。誘電体基板2の一面2A側には、半導体製造技術に基づいて第1反射方向制御パターン10及び第2反射方向制御パターン20が形成されている。誘電体基板2の他面2B側には、同様に半導体製造技術に基づいて第1周波数選択パターン15及び第2周波数選択パターン25が形成されている。
反射アンテナ1において、第1反射方向制御パターン10及び第2反射方向制御パターン20を保護するために、表面保護層(不図示)を形成してもよい。反射アンテナ1は、表面保護層の形成後において、厚み方向の寸法を最小3mm程度に抑制することができる。
図2に示されるように、第1反射方向制御パターン10は、例えば、誘電体基板2の一面2Aにメタマテリアルにより形成されている。第1反射方向制御パターン10は、誘電体基板2の一面2A側の同一面上において複数の第1反射方向制御素子11が配列されて形成されている。複数の第1反射方向制御素子11は、誘電体基板2の一面2A上に平面視して2次元的に配列されている。図示する第1反射方向制御素子11の個数は1例であり、個数は適宜変更されてもよい。
第1反射方向制御素子11は、金属素材により形成されている。第1反射方向制御素子11は、例えば、エッチング処理に基づいて誘電体基板2の一面2A上に形成されている。第1反射方向制御素子11は、エッチング処理に限らず、プリント技術によって形成されてもよい。複数の第1反射方向制御素子11は、例えば、第1方向(図のX方向)と、第1方向と直交する方向の第2方向(図のY方向)に対してマトリクス状に配置されている。第1反射方向制御パターン10は、例えば、第2方向に沿って列状に配置された複数の第1反射方向制御素子11を備えている。
複数の第1反射方向制御素子11は、例えば、図示するように第1方向に沿った順に数えられる列のうち偶数列に配置されている。第1反射方向制御素子11は、第2方向においては同じ形状に形成されている。第1反射方向制御素子11は、第1方向においては列毎に異なる形状に形成されている。第1反射方向制御パターン10は、誘電体基板2の一面2A側に向かって入射された第1周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第1電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる。第1電磁波は、例えば、28GHz帯の第1周波数帯の電磁波である。第1電磁波は、28GHzを含む所定の周波数帯の範囲の通信信号である。第1反射方向制御パターン10の原理については、後述する。
第2反射方向制御パターン20は、例えば、誘電体基板2の一面2Aにメタマテリアルにより形成されている。第2反射方向制御パターン20は、誘電体基板2の一面2A側の同一面上において、第1反射方向制御パターン10と異なる位置において、複数の第2反射方向制御素子21が配列されて形成されている。複数の第2反射方向制御素子21は、誘電体基板2の一面2A上に平面視して2次元的に配列されている。図示する第2反射方向制御素子21の個数は1例であり、個数は適宜変更されてもよい。
第2反射方向制御素子21は、金属素材により形成されている。第2反射方向制御素子21は、例えば、エッチング処理に基づいて誘電体基板2の一面2A上に形成されている。第2反射方向制御素子21は、エッチング処理に限らず、プリント技術によって形成されてもよい。複数の第2反射方向制御素子21は、例えば、第1方向(図のX方向)と、第1方向と直交する方向の第2方向(図のY方向)に対してマトリクス状に配置されている。第2反射方向制御パターン20は、例えば、第2方向に沿って列状に配置された複数の第2反射方向制御素子21を備えている。
複数の第2反射方向制御素子21は、例えば、図示するように第1方向に沿った順に数えられる列のうち奇数列に配置されている。第1方向において第2反射方向制御素子21は、隣接する第1反射方向制御素子11の間に配置されている。第2反射方向制御素子21は、第2方向においては同じ形状に形成されている。第2反射方向制御素子21は、第1方向においては列毎に異なる形状に形成されている。第2反射方向制御パターン20は、誘電体基板2の一面2A側に向かって入射された第2周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第2電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる。第2電磁波は、例えば、39GHz帯の第2周波数帯の電磁波である。第2電磁波は、39GHzを含む所定の周波数帯の範囲の通信信号である。第2反射方向制御パターン20の原理については、後述する。
図3に示されるように、第1周波数選択パターン15は、例えば、誘電体基板2の他面2Bにメタマテリアルにより形成されている。第1周波数選択パターン15は、誘電体基板2の他面2B側の同一面上において複数の第1周波数選択素子16が配列されて形成されている。図3においては、誘電体基板2の他面2B側は、-Z方向に平面視して示されている。複数の第1周波数選択素子16は、誘電体基板2の他面2B上に平面視して2次元的に配列されている。図示する第1周波数選択素子16の個数は1例であり、個数は適宜変更されてもよい。第1周波数選択素子16は、金属素材により形成されている。第1周波数選択素子16は、例えば、エッチング処理に基づいて誘電体基板2の一面2A上に形成されている。第1周波数選択素子16は、エッチング処理に限らず、プリント技術によって形成されてもよい。
複数の第1周波数選択素子16は、例えば、第1方向と、第1方向と直交する方向の第2方向に対してマトリクス状に配置されている。第1周波数選択パターン15は、例えば、第2方向に沿って列状に配置された複数の第1周波数選択素子16を備えている。複数の第1周波数選択素子16は、例えば、図示するように第1方向に沿った順に数えられる列のうち偶数列に配置されている。各列は、誘電体基板2の一面2Aの列に対応して配置されている。各第1周波数選択素子16は、誘電体基板2の他面2B側において、各第1反射方向制御素子11に対応する位置に配列されて形成されている。第1周波数選択素子16は、第1方向及び第2方向において同じ形状に形成されている。
複数の第1周波数選択素子16が配列されて形成された第1周波数選択パターン15は、誘電体基板2の一面2A側に向かって入射し、誘電体基板2を透過した第1周波数帯以外の電磁波を他面2B側に透過する。第1周波数選択パターン15は、誘電体基板2の一面2A側に向かって入射し、誘電体基板2を透過した第1電磁波を一面2A側の方向に反射する。第1周波数選択パターン15の原理については、後述する。
第2周波数選択パターン25は、例えば、誘電体基板2の他面2Bにメタマテリアルにより形成されている。第2周波数選択パターン25は、誘電体基板2の他面2B側の同一面上において第1周波数選択パターン15と異なる位置において、複数の第2周波数選択素子26が配列されて形成されている。複数の第2周波数選択素子26は、誘電体基板2の他面2B上に平面視して2次元的に配列されている。図示する第2周波数選択素子26の個数は1例であり、個数は適宜変更されてもよい。第2周波数選択素子26は、金属素材により形成されている。第2周波数選択素子26は、例えば、エッチング処理に基づいて誘電体基板2の一面2A上に形成されている。第2周波数選択素子26は、エッチング処理に限らず、プリント技術によって形成されてもよい。
複数の第2周波数選択素子26は、例えば、第1方向と、第1方向と直交する方向の第2方向に対してマトリクス状に配置されている。第2周波数選択パターン25は、例えば、第2方向に沿って列状に配置された複数の第2周波数選択素子26を備えている。数の第2周波数選択素子26は、例えば、図示するように第1方向に沿った順に数えられる列のうち奇数列に配置されている。各列は、誘電体基板2の一面2Aの列に対応して配置されている。各第2周波数選択素子26は、誘電体基板2の他面2B側において、各第2反射方向制御素子21に対応する位置に配列されて形成されている。第1方向において第2周波数選択素子26は、隣接する第1周波数選択素子16の間に配置されている。
第2周波数選択素子26は、第1方向及び第2方向において同じ形状に形成されている。第2周波数選択パターン25は、誘電体基板2の一面2A側に向かって入射し、誘電体基板2を透過した第2周波数帯以外の電磁波を他面2B側に透過する。第2周波数選択パターン25は、誘電体基板2の一面2A側に向かって入射し、誘電体基板2を透過した第2電磁波を一面2A側の方向に反射する。第2周波数選択パターン25の原理については、後述する。
図4に示されるように、第1反射方向制御素子11は、大きさが調整される第1調整部12と、第1調整部12に付加されアンテナ長が変更される1つ以上の第1付加部13とを備えている。図4の例では、第1反射方向制御素子11は、誘電体基板2の一面2Aの法線方向から入射される28GHz帯の電磁波を第1方向において30度方向に反射するものが例示されている。第1調整部12は、例えば、第1方向に沿った棒状の第1方向素子12Aと、第2方向に沿った棒状の第2方向素子12Bとを備えている。第1調整部12は、第1方向素子12Aと第2方向素子12Bとが交差してクロスダイポール構造に形成されたアンテナ素子である。第1調整部12は、第1方向素子12Aと第2方向素子12Bとの長さが同長に調整される。
第1付加部13は、第1方向素子12A及び第2方向素子12Bの各端部から延長されて形成されている。第1付加部13は、所定長に達した第1方向素子12A及び第2方向素子12Bを延長し、位相遅延特性を調整する必要がある場合に設けられる。第1調整部12は、隣接する第1反射方向制御素子11や第2反射方向制御素子21と干渉しないように大きさに制限があるからである。第1付加部13は、隣接する第1反射方向制御素子11や第2反射方向制御素子21と干渉しない方向に延長される。第1付加部13は、第1方向素子12A及び第2方向素子12Bが所定長以下の場合には設けられていなくてもよい。
第1付加部13は、第1方向素子12A及び第2方向素子12Bの各端部から同一面上において直交する方向に形成されている。第1付加部13は、棒状のアンテナ素子である。第1付加部13は、第1方向素子12Aの両端部から第2方向において互いに異なる向きに2個設けられている。第1付加部13は、第2方向素子12Bの両端部から第1方向において互いに異なる向きに2個設けられている。4個の第1付加部13は、第1調整部12に対して反時計回りの向きに配置されている。
図5には、第1反射方向制御パターン10を構成する複数の第1反射方向制御素子11のみの配置関係が示されている。図5の例では、複数の第1反射方向制御素子11は、第1方向に沿った順に数えられる列に従って配置されている。第1方向及び第2方向に隣接する第1反射方向制御素子11の中心間距離は、例えば、6mmである。第1調整部12は、第2方向において配列される他の第1調整部12と同じ大きさに形成される。第1調整部12は、第1方向において配列される他の第1調整部12に比して相似形に形成される。第1方向素子12A及び第2方向素子12Bの短手方向の幅は、例えば、0.5mm程度である。第1方向素子12A及び第2方向素子12Bの長手方向の長さは、例えば、4mm以下である。
第1付加部13は、第2方向において配列される他の第1付加部13と同じ長さに形成される。第1付加部13は、第1方向において配列される他の第1付加部13に比して相似形に形成される。第1付加部13の短手方向の幅は、例えば、第1調整部12と同じ0.5mm程度である。第1付加部13の長手方向の長さは、例えば、2mm以下である。第1反射方向制御パターン10は、第1調整部12のみ形成されている第1反射方向制御素子11の列と、第1調整部12と第1付加部13とを有する第1反射方向制御素子11の列とが混在している。第1調整部12及び第1付加部13の寸法は一例であり、反射性能に応じて適宜調整される。第1反射方向制御素子11の大きさと配置位置との関係については後述する。
図6に示されるように、第1反射方向制御素子11は、第1方向に沿った順に数えられる列に従って寸法が調整されている。図6の例では、各列における第1調整部12の寸法と、第1調整部12に付加される第1付加部13の寸法が記載されている。
図7に示されるように、第1周波数選択素子16は、第1方向に沿った枠状の第1方向素子16Aと、第2方向に沿った枠状の第2方向素子16Bとを備えている。第1周波数選択素子16は、第1方向素子16Aと第2方向素子16Bとが交差した枠状に形成されたアンテナ素子である。第1周波数選択素子16は、第1方向素子16Aと第2方向素子16Bとの長さが同長に調整される。第1方向素子16A及び第2方向素子16Bの長手方向の全長は、例えば、3.62mmである。第1方向素子16A及び第2方向素子16Bの長手方向にくり抜かれる長さは、例えば、2.7mmである。第1方向素子16A及び第2方向素子16Bの短手方向の全幅は、例えば、0.6mmである。第1方向素子16A及び第2方向素子16Bの短手方向にくり抜かれる幅は、例えば、0.2mmである。
図8には、第1周波数選択パターン15を構成する複数の第1周波数選択素子16のみの配置関係が示されている。図8の例では、複数の第1周波数選択素子16は、第1方向に沿った順に数えられる列に従って配置されている。第1方向及び第2方向に隣接する第1周波数選択素子16の中心間距離は、例えば、6mmである。第1周波数選択パターン15においては、第1方向に配列された第1周波数選択素子16と、第2方向に配列された第1周波数選択素子16とは同じ寸法に形成されている。各第1周波数選択素子16は、平面視して各第1反射方向制御素子11に対応する位置に配置されている。
図9に示されるように、第2反射方向制御素子21は、誘電体基板2の一面2Aの法線方向から入射される39GHz帯の電磁波を第1方向において30度方向に反射するものが例示されている。第2反射方向制御素子21は、例えば、第1方向に沿った棒状の第1方向素子21Aと、第2方向に沿った棒状の第2方向素子21Bとを備えている。第2反射方向制御素子21は、第1方向素子21Aと第2方向素子21Bとが交差してクロスダイポール構造に形成されたアンテナ素子である。第2反射方向制御素子21は、第1方向素子21Aと第2方向素子21Bとの長さが同長に調整される。
図10には、第2反射方向制御パターン20を構成する複数の第2反射方向制御素子21のみの配置関係が示されている。図10の例では、複数の第2反射方向制御素子21は、第1方向に沿った順に数えられる列に従って配置されている。第1方向及び第2方向に隣接する第2反射方向制御素子21の中心間距離は、例えば、6mmである。第2反射方向制御素子21は、第2方向において配列される他の第2反射方向制御素子21と同じ大きさに形成される。第2反射方向制御素子21は、第1方向において配列される他の第2反射方向制御素子21に比して相似形に形成される。第1方向素子21A及び第2方向素子21Bの短手方向の幅は、例えば、0.5mm程度である。第1方向素子21A及び第2方向素子21Bの長手方向の長さは、例えば、4.1mm以下である。
図11に示されるように、第2反射方向制御素子21は、第1方向に沿った順に数えられる列に従って第1方向素子21A及び第2方向素子21Bの長手方向の長さが調整されている。第2反射方向制御素子21の寸法は一例であり、反射性能に応じて適宜調整される。第2反射方向制御素子21の大きさと配置位置との関係については後述する。
図12に示されるように、第2周波数選択素子26は、矩形の枠状に形成されている。第2周波数選択素子26は、第1方向に沿った一対の第1方向素子26Aと、第2方向に沿った一対の第2方向素子26Bとを備えている。第2周波数選択素子26は、一対の第1方向素子26Aと一対の第2方向素子26Bとにより枠状に形成されたアンテナ素子である。第2周波数選択素子26は、第1方向素子26Aと第2方向素子26Bとの長さが同長に調整される。第2周波数選択素子26の一辺の長さは、例えば、1.83mmである。第2周波数選択素子26の矩形にくり抜かれる一辺の長さは、例えば、1.63mmである。即ち、第1方向素子26A及び第2方向素子26Bの短手方向の幅は、例えば、0.1mmである。
図13には、第2周波数選択パターン25を構成する複数の第2周波数選択素子26のみの配置関係が示されている。図13の例では、複数の第2周波数選択素子26は、第1方向に沿った順に数えられる列に従って配置されている。第1方向及び第2方向に隣接する第2周波数選択素子26の中心間距離は、例えば、6mmである。第2周波数選択パターン25においては、第1方向に配列された第2周波数選択素子26と、第2方向に配列された第2周波数選択素子26とは同じ寸法に形成されている。各第2周波数選択素子26は、平面視して各第2反射方向制御素子21に対応する位置に配置されている。
図14に示されるように、第1周波数選択素子16は、第1周波数帯(28GHz帯)の第1電磁波の透過を防止しつつ、反射するという特性を有する。第1周波数選択素子16は、第1周波数帯の第1電磁波以外の周波数帯の電磁波を透過するという特性を有する。また、第2周波数選択素子26は、第2周波数帯の第2電磁波の透過を防止しつつ、反射するという特性を有する。第2周波数選択素子26は、第2周波数帯(39GHz帯)の第2電磁波以外の周波数帯の電磁波を透過するという特性を有する。
反射アンテナ1によれば、第1電磁波及び第2電磁波以外の周波数帯域の電磁波が誘電体基板2の一面2A側に反射しないため、第1電磁波及び第2電磁波を用いた通信に対する第1電磁波及び第2電磁波以外の周波数帯域の電磁波の影響を低減することができる。反射アンテナ1は、誘電体基板2の他面2B側を全面的に覆う金属膜により形成されたグラウンドプレーンを用いることなく、第1電磁波及び第2電磁波以外の周波数帯域の電磁波を透過する透過特性が高く形成されている。
図15には、反射アンテナ1の原理が示されている。反射アンテナ1には、基地局(不図示)から出力された電磁波が入射される。反射アンテナ1は、入射された垂直偏波または水平偏波の電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる。図15の例では、電磁波Eは、第1電磁波であり、誘電体基板2の一面2Aの法線方向(図のZ方向)から入射され、複数の第1反射方向制御素子11に同時に入射される状態が示されている。電磁波Eを誘電体基板2の一面2Aの法線方向から任意の所定方向θに反射させるためには、第1方向に沿って各素子から放射される反射波の位相が段階的に遅延するように各素子の形状を位置に応じて調整すればよい。
誘電体基板2の一面2A側において第1方向に配列される複数の第1反射方向制御素子11において、第1方向に隣接する第1反射方向制御素子11は、列ごとに所定量の位相を遅延させる反射位相φを生じるように調整される。同様に誘電体基板2の一面2A側において第1方向に配列される複数の第2反射方向制御素子21において、第1方向に隣接する第2反射方向制御素子21は、列ごとに所定量の位相を遅延させる反射位相φを生じるように調整される。
基地局と反射アンテナ1との間の距離は、電磁波Eの波長に比べて十分に遠い。従って、反射アンテナ1に入射される電磁波Eは、平面波に近似して取り扱われる。誘電体基板2の一面2A側において第1反射方向制御パターン10の第1方向に沿った列に配置される第1反射方向制御素子11の寸法、及び第2反射方向制御パターン20の第1方向に沿った列に配置される第2反射方向制御素子21の寸法は、以下の式(1)に基づいて決定される。
Figure 2024034072000002
但し、φ:n列目の素子の反射位相、n:列番号、λ:対象の周波数の波長、a:素子間隔、θ:所望の反射角度である。
即ち、誘電体基板2の一面2A側において第1方向に配列される複数の第1反射方向制御素子11は、第1方向に沿った位置に応じて異なる反射位相を生じさせるように、隣接する第1反射方向制御素子11同士で異なる形状に形成されている(図5、6参照)。同様に、誘電体基板2の一面2A側において第1方向に配列される複数の第2反射方向制御素子21は、第1方向に沿った位置に応じて異なる反射位相を生じさせるように隣接する第2反射方向制御素子21同士で異なる形状に形成されている(図10、11参照)。
上記構成により、反射アンテナ1は、入射された第1周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第1電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させると共に、入射された第2周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第2電磁波を前記入射方向と異なる所定方向に反射させることができる。所定方向には、反射波のメインローブの反射角だけでなく、反射波のサイドローブの反射角も含めてもよい。
図16に示されるように、第1反射方向制御素子11及び第2反射方向制御素子21の形状と、反射位相との間には所定の関係性を有する。反射アンテナ1において、入射される電磁波の反射角を設定するためには、各素子において電磁波が入射するタイミングにおける電磁波の位相と、任意の反射角に設定された所定方向に電磁波を反射させるための位相の遅延量に基づいて第1反射方向制御素子11及び第2反射方向制御素子21の形状が設定される(図5、6、10、11参照)。
図17に示されるように、第1電磁波に対する反射アンテナ1の反射特性(図17(B))は、第1電磁波のみを反射するように構成された反射アンテナ100の反射特性(図17(A))に比してほぼ同等の反射特性を有している。図示する特性は、反射アンテナ1のバイスタティック散乱断面積(bRCS)を対数軸(10*log10(bRCS))で示したものである。反射アンテナ1によれば、入射された第1周波数帯(28GHz帯)の第1電磁波を入射方向(0度)と異なる所定方向(30度)に反射させることができる。
図18に示されるように、第2電磁波に対する反射アンテナ1の反射特性(図18(B))は、第2電磁波のみを反射するように構成された反射アンテナ100の反射特性(図18(A))に比してほぼ同等の反射特性を有している。図示する特性は、反射アンテナ1のバイスタティック散乱断面積(bRCS)を対数軸(10*log10(bRCS))で示したものである。反射アンテナ1によれば、入射された第2周波数帯(39GHz帯)の第2電磁波を入射方向(0度)と異なる所定方向(30度)に反射させることができる。
図19に示されるように、反射アンテナ1は、入射された第1電磁波及び第2電磁波を入射方向と異なる所定方向(10度、20度、30度、40度)に反射させることができる。反射アンテナ1によれば、2つの周波数帯の第1電磁波及び第2電磁波を任意の方向に反射させることができる。反射アンテナ1によれば、2つの周波数帯の第1電磁波及び第2電磁波を任意の方向に反射させ、カバレッジホールを低減することができる。反射アンテナ1によれば、第1反射方向制御パターン10及び第2反射方向制御パターン20が同一面上に形成されているため、装置構成を簡略化することができる。
反射アンテナ1によれば、第1反射方向制御パターン10及び第2反射方向制御パターン20を同一面上に配置することで、製造工程を簡略化することができる。反射アンテナ1によれば、第1周波数選択パターン15及び第2周波数選択パターン25が第1反射方向制御パターン10及び第2反射方向制御パターン20に対応する位置に設けられていることにより、他の周波数帯の電磁波を透過しつつ、2つの周波数帯の第1電磁波及び第2電磁波の反射特性を向上させることができる。
以下、反射アンテナ1に係る変形例について説明する。以下の説明では、上記実施形態と同一の構成については同一の名称及び符号を用い、重複する説明については適宜省略する。
[変形例1]
図20に示されるように、第1反射方向制御素子11Xは、大きさが調整される第1調整部12Xと、第1調整部12Xに付加されアンテナ長が変更される1つ以上の第1付加部13Xとを備えている。第1調整部12は、第1方向素子12XAと第2方向素子12XBとが交差してクロスダイポール構造に形成されたアンテナ素子である。
第1付加部13Xは、第1方向素子12XA及び第2方向素子12XBの長手方向の位置の途中から延長されて形成されている。第1付加部13Xは、第1方向素子12XA及び第2方向素子12XBの同一面上において直交する方向に形成されている。第1付加部13Xは、第1方向素子12XAから第2方向において互いに異なる向きに2個設けられている。第1付加部13Xは、第2方向素子12XBから第1方向において互いに異なる向きに2個設けられている。4個の第1付加部13Xは、第1調整部12に対して反時計回りの向きに配置されている。
図21には、第1反射方向制御素子11X及び第2反射方向制御素子21の形状と、反射位相との関係性が示されている。この関係に基づいて、誘電体基板2の一面2A側において第1方向に配列される複数の第1反射方向制御素子11Xは、第1方向に沿った位置に応じて異なる反射位相を生じさせるように、隣接する第1反射方向制御素子11X同士で異なる形状に形成される(図5、6参照)。
図22に示されるように、第1反射方向制御素子11Xを有する反射アンテナ1Xは、入射された第1電磁波及び第2電磁波を入射方向と異なる所定方向(10度、20度、30度、40度)に反射させることができる。第1反射方向制御素子11Xを有する反射アンテナ1Xによれば、2つの周波数帯の第1電磁波及び第2電磁波を任意の方向に反射させることができる。
[変形例2]
図23に示されるように、第1反射方向制御素子11Yは、大きさが調整される第1調整部12Yと、第1調整部12Yに付加されアンテナ長が変更される1つ以上の第1付加部13Yとを備えている。第1調整部12は、第1方向素子12YAと第2方向素子12YBとが交差してクロスダイポール構造に形成されたアンテナ素子である。
第1付加部13Yは、第1方向素子12YA及び第2方向素子12YBの端部から延長されて形成されている。第1付加部13Yは、第1方向素子12YA及び第2方向素子12YBの同一面上において直交する方向に形成されている。第1付加部13Yは、第1方向素子12YAの端部から第2方向において等長となるように2個設けられている。第1付加部13Yは、第2方向素子12YBから第1方向において等長となるように2個設けられている。個の第1付加部13Yは、第1調整部12に対して反時計回りの向きに配置されている。
図24には、第1反射方向制御素子11Y及び第2反射方向制御素子21の形状と、反射位相との関係性が示されている。
図25に示されるように、第1反射方向制御素子11Yを有する反射アンテナ1Yは、入射された第1電磁波及び第2電磁波を入射方向と異なる所定方向(10度、20度、30度、40度)に反射させることができる。第1反射方向制御素子11Yを有する反射アンテナ1Yによれば、2つの周波数帯の第1電磁波及び第2電磁波を任意の方向に反射させることができる。
[変形例3]
図26(A)に示されるように、第1反射方向制御素子110において、第1調整部120に付加される第1付加部130は、第1付加部13(図4参照)に比して湾曲して形成されていてもよい。
図26(B)に示されるように、第1反射方向制御素子111において、第1調整部121に付加される第1付加部131の端部には、直交方向に屈曲する第2付加部140が付加されていてもよい。
図26(C)に示されるように、第1反射方向制御素子112において、第1付加部132は、第1付加部13Y(図23参照)に比して両端部に第2付加部141が付加されていてもよい。
図26(D)に示されるように、第1反射方向制御素子113において、第1付加部133は、第1付加部13Y(図23参照)に比して両端部が屈折して延長された第2付加部142が形成されていてもよい。
図26(E)に示されるように、第1反射方向制御素子114において、第1付加部134は、第1付加部13Y(図23参照)に比して両端部が屈折して延長された第2付加部143が形成されていてもよい。
図26(F)に示されるように、第1反射方向制御素子115において、第1調整部120は、位置に応じて大きさが調整される矩形に形成されていてもよい。また、第1付加部135は、第1調整部120の各辺から外方に向かって突出して形成されていてもよい。各第1付加部135の端部には、屈曲方向に湾曲して付加された第2付加部144が形成されていてもよい。
図26(G)に示されるように、第1反射方向制御素子116において、第1調整部121は、位置に応じて大きさが調整される矩形に形成されていてもよい。また、第1付加部136は、第1調整部121の各辺から外方に向かって突出して形成されていてもよい。各第1付加部136の端部には、屈曲方向に付加された第2付加部145が形成されていてもよい。
図26(H)に示されるように、第1反射方向制御素子117において、第1調整部122は、位置に応じて大きさが調整される円形に形成されていてもよい。また、第1付加部136は、第1調整部120の第1方向及び第2方向において4方向に外方に向かって突出して形成されていてもよい。各第1付加部137の端部には、屈曲方向に湾曲して付加された第2付加部146が形成されていてもよい。
図26(I)に示されるように、第1反射方向制御素子118において、第1調整部123は、位置に応じて大きさが調整される円形に形成されていてもよい。また、第1付加部138は、第1調整部123の第1方向及び第2方向において4方向に外方に向かって突出して形成されていてもよい。各第1付加部138の端部には、屈曲方向に付加された第2付加部147が形成されていてもよい。
上述したように、変形例3に係る各第1反射方向制御素子において第1調整部は、第1方向に延伸する部分と、第1方向とは異なる第2方向に延伸する部分とを備えていてもよい。第1方向に延伸する部分に付加される第1付加部は、第1方向と異なる方向に延伸する。第1方向と異なる方向に延伸する第1付加部には、更に第1付加部に対して異なる方向に延伸する第2付加部を備えていてもよい。第2方向に延伸する部分に付加される第1付加部は、第2方向と異なる方向に延伸する。第2方向と異なる方向に延伸する第1付加部には、更に第1付加部に対して異なる方向に延伸する第2付加部を備えていてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上記実施形態において記載された各構成は、相互に置換されてもよい。例えば、反射アンテナの第1反射方向制御パターン及び第2反射方向制御パターンは、0度の入射角の電磁波を任意の反射角において反射させることを例示している。反射アンテナは、これに限らず任意の第1反射方向制御素子及び第2反射方向制御素子の形状及び寸法を調整することにより、任意の入射角の電磁波を任意の反射角において反射させるように構成してもよい。
反射アンテナは、第1反射方向制御素子及び第2反射方向制御素子の第1方向の形状を調整し、第1方向に対する反射角を調整することを例示している。反射アンテナは、これに限らず第2方向の第1反射方向制御素子及び第2反射方向制御素子の第1方向の形状を調整し、第2方向に対する反射角を調整し、任意の3次元方向の反射角を調整するものであってもよい。
1、1X、1Y 反射アンテナ
2 誘電体基板
2A 一面
2B 他面
10 第1反射方向制御パターン
11 第1反射方向制御素子
11X、11Y 第1反射方向制御素子
12、12X、12Y 第1調整部
12A、12XA、12YA 第1方向素子
12B、12XB、12YB 第2方向素子
13、 第1付加部
13X、13Y 第1付加部
15 第1周波数選択パターン
16 第1周波数選択素子
16A 第1方向素子
16B 第2方向素子
20 第2反射方向制御パターン
21 第2反射方向制御素子
21A 第1方向素子
21B 第2方向素子
25 第2周波数選択パターン
26 第2周波数選択素子
26A 第1方向素子
26B 第2方向素子
100 反射アンテナ
110-118 第1反射方向制御素子
120-123 第1調整部
130-138 第1付加部
140-147第2付加部

Claims (7)

  1. 誘電体基板の一面側において複数の第1反射方向制御素子が配列されて形成され、入射された第1周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第1電磁波を入射方向と異なる所定方向に反射させる第1反射方向制御パターンと、
    前記誘電体基板の前記一面側の同一面上の前記第1反射方向制御パターンと異なる位置において複数の第2反射方向制御素子が配列されて形成され、入射された第2周波数帯の垂直偏波または水平偏波の第2電磁波を前記入射方向と異なる前記所定方向に反射させる第2反射方向制御パターンと、を備える、
    反射アンテナ。
  2. 前記誘電体基板の他面側において、前記第1反射方向制御素子に対応する位置に複数の第1周波数選択素子が配列されて形成されている第1周波数選択パターンを備え、
    前記第1反射方向制御パターンは、前記第1周波数帯以外の電磁波を透過すると共に、前記第1電磁波を前記一面側の方向に反射する、
    請求項1に記載の反射アンテナ。
  3. 前記誘電体基板の他面側において、前記第1周波数選択パターンと同一面に形成されると共に、前記第2反射方向制御素子に対応する位置に複数の第2周波数選択素子が配列されて形成されている第2周波数選択パターンを備え、
    前記第2反射方向制御パターンは、前記第2周波数帯以外の電磁波を透過すると共に、前記第2電磁波を前記一面側の方向に反射する、
    請求項2に記載の反射アンテナ。
  4. 前記一面側において第1方向に配列される複数の前記第1反射方向制御素子は、位置に応じて異なる反射位相を生じさせるように隣接する前記第1反射方向制御素子同士で異なる形状に形成されており、
    前記一面側において前記第1方向に配列される複数の前記第2反射方向制御素子は、位置に応じて異なる反射位相を生じさせるように隣接する前記第2反射方向制御素子同士で異なる形状に形成されている、
    請求項3に記載の反射アンテナ。
  5. 前記第1反射方向制御素子は、大きさが調整される第1調整部と、前記第1調整部に付加されアンテナ長が変更される1つ以上の第1付加部とを備える、
    請求項4に記載の反射アンテナ。
  6. 前記第1調整部は前記第1方向に延伸する部分と、前記第1方向とは異なる第2方向に延伸する部分とを備え、前記第1方向に延伸する部分に付加される前記第1付加部は、前記第1方向と異なる方向に延伸し、前記第2方向に延伸する部分に付加される前記第1付加部は、前記第2方向と異なる方向に延伸する、
    請求項5に記載の反射アンテナ。
  7. 前記第1付加部に付加され、前記第1付加部と異なる方向に延伸する第2付加部をさらに有する、
    請求項6に記載の反射アンテナ。
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