JP2024033766A - 警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの脱落の可能性を低減することができる警報器を提供する。【解決手段】ガス警報器1は、筐体2と、外部からの光を筐体2の前面側から導入して筐体2に収納される人感センサ26に導く第1レンズ14と、筐体2に収納される発光部36からの光を筐体2の前面側に出射させる第2レンズ15及び導光レンズ16と、筐体2の前面に取り付けられるパネル部材3とを備え、第1レンズ14及び第2レンズ15は、筐体2とパネル部材3とに挟み込まれて位置する第1及び第2挟み込み部N1,N2を有し、導光レンズ16は、筐体2とパネル部材3によって位置が保持される第2レンズ15とに挟み込まれて位置する第3挟み込み部N3を有し、パネル部材3は、筐体2側から延びるネジSの先端側が挿入固定される筒状のボス部BPを備え、この挿入固定によってパネル部材3側と筐体2側とは連結されている。【選択図】図5

Description

本発明は、警報器に関する。
従来、LED(Light-Emitting Diode)等の光源からの光を外部に出射して各種状態等をユーザに通知する警報器が知られている。このような警報器は、光源からの光を外部に出射するためのレンズ(ライトガイド)を備えている(例えば特許文献1参照)。
特開2017-174010号公報(図6)
ここで、特許文献1に記載の警報器のレンズは、レンズに形成されたツメが警報器の筐体に引っ掛かることで取り付けられる。しかし、警報器に対して衝撃が加わる等した場合、ツメによる引っ掛かりが外れてしまい、レンズが脱落してしまう可能性があった。
なお、この問題は光源からの光を出射するためのレンズに限らず、光受光部に対応して設けられ外部からの光を取り込むためのレンズにおいても共通する問題である。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、レンズの脱落の可能性を低減することができる警報器を提供することにある。
本発明に係る警報器は、筐体と、前記筐体に収納される光源からの光を前記筐体の前面側に出射させ、又は、外部からの光を前記筐体の前面側から導入して前記筐体に収納される光受光部に導くレンズと、前記筐体の前面に取り付けられるパネル部材と、を備え、前記レンズは、前記筐体と前記パネル部材とに、又は、前記筐体と前記パネル部材によって位置が保持される他部材とに挟み込まれて位置する挟み込み部を有し、前記パネル部材側及び前記筐体側の一方は、他方から延びる長尺部材の先端側が挿入固定される筒状のボス部を備え、前記パネル部材側と前記筐体側とは、当該挿入固定によって連結されている。
本発明によれば、レンズの脱落の可能性を低減することができる警報器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るガス警報器の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るガス警報器が取り付けられる様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るガス警報器を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るガス警報器を示す側面図である。 図1~図4に示したガス警報器の分解斜視図である。 図1~図4に示したガス警報器のうちパネル部材を取り除いたときの様子を示す正面図である。 図1~図4に示したガス警報器を背面側から見たときの断面図であって、制御基板よりも正面側の断面を示している。 図1~図4に示したガス警報器のうち蓋体及びパネル部材を取り除いたときの様子を示す正面図である。 ツメ及びツメ係合部付近を示す拡大断面図である。 図3に示したA-A断面図であり、(a)は押下ボタンの非押下時の断面を示し、(b)は押下ボタンの押下時の断面を示している。 図3に示したB-B断面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、以下に示す実施形態においては警報器の一例としてガス警報器を説明するが、特にガス警報器に限らず、火災警報器やガス及び火災を検知のうえ警報可能なガス火災一体型警報器であってもよい。さらには、侵入者等を検知する防犯警報器であってもよい。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係るガス警報器の使用状態を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係るガス警報器が取り付けられる様子を示す斜視図である。また、図3は、本発明の実施形態に係るガス警報器を示す正面図であり、図4は、本発明の実施形態に係るガス警報器を示す側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るガス警報器1は、天井に設けられた回転取付部Aに対して取り付けられる天井設置型の警報器である。このガス警報器1は、図2に示すように、既存の照明装置と同様に、回転取付部Aに回転させながら取り付けられる構造となっている。
ガス警報器1は、図4に示すように、天井側となる背面に接点Cを有している。接点Cは、背面側に突出する金属部材である。また、図2に示すように、回転取付部Aについても電気接点Bを有している。電気接点Bは回転取付部Aに設けられた第1の溝G1の溝奥部に位置している。ガス警報器1は、回転取付部Aに対して取り付けられると、ガス警報器1側の接点Cが回転取付部Aの電気接点Bに接触する。これにより、ガス警報器1は、電源がオンされることとなる。
さらに、ガス警報器1は、図4に示すように、接点Cのほか、背面側に信号端子(有電圧接点)Dを備えている。この信号端子Dは、回転取付部Aへの取付状態において図2に示す第2の溝G2に嵌り込む構成となっており、いわゆる有電圧信号を送信するものとして機能する。有電圧信号は、例えば、ガス警報器1が回転取付部Aから取り外されたときや断線時等に0V信号となり、ガス警報器1が通常の監視状態において6V信号となり、ガス警報器1が警報状態において12V信号となる。有電圧信号は、例えばマンションの管理室等の警報監視盤等に送信される。
このようなガス警報器1は、少なくとも発光部(光源)36、人感センサ(光受光部)26、スピーカ34及びガスセンサ24(後述の図8参照)等を収納する筐体2を備えている。筐体2は、外観視して薄型の略円柱形状とされており、図3及び図4に示すように、筐体本体2aと、蓋体2bとを有している。筐体本体2aは、筐体2の背面側を構成する下ケースであって、正面側が開放された有底筒状の部材である。蓋体2bは、筐体本体2aを開放側となる正面側(回転取付部Aへの取付状態において下側)から覆う上ケースである。また、本実施形態に係るガス警報器1は、筐体2の前面にパネル部材3が取り付けられている。パネル部材3は、蓋体2bの正面側に形成された凹部D1(後述の図6参照)に対して嵌り込む板材である。パネル部材3は、筐体2の形状に合わせて略円形とされている。
また、ガス警報器1は、図4に示すように、筐体2の側面に押下ボタン10を備えている。本実施形態に係るガス警報器1は、外部サーバ(不図示)と通信する機能を備えている。押下ボタン10は、外部サーバと通信接続されるよう通信設定を行うための操作部である。押下ボタン10が操作されると通信スイッチ30(後述の図8参照)がオンされる。
さらに、ガス警報器1は、図3に示すように、正面側に、停止ボタン12を備えている。停止ボタン12は、ガス警報器1が警報動作(音出力及び発光)を行っているときに、警報動作を停止させるための操作部である。この停止ボタン12は、パネル部材3の一部(右側下部)によって形成されており、凹部D2(後述の図6参照)が蓋体2bに設けられることで背面方向に弾性変形可能とされている。停止ボタン12の背面側には、警報停止スイッチ32(後述の図8参照)が設けられている。停止ボタン12の弾性変形時には第1レバー部材L1(後述の図6参照)が撓み警報停止スイッチ32がオンされる。
このように、本実施形態に係るガス警報器1は、押下ボタン10と停止ボタン12とを別個に設けている。ここで、押下ボタン10と停止ボタン12とを1つの操作部で形成すると、通信設定と警報停止の操作とを異ならせる必要があり、各操作が複雑化する傾向にあるが、別個に設けることで操作の複雑化を抑制することができる。
図5は、図1~図4に示したガス警報器1の分解斜視図である。図6は、図1~図4に示したガス警報器1のうちパネル部材3を取り除いたときの様子を示す正面図であり、図7は、図1~図4に示したガス警報器1を背面側から見たときの断面図であって、制御基板よりも正面側の断面を示している。図8は、図1~図4に示したガス警報器1のうち蓋体2b及びパネル部材3を取り除いたときの様子を示す正面図である。
図5に示すように、パネル部材3は、複数のツメCLを備えている。複数のツメCLは、凹部D1内に形成されたツメ係合部2c(図5及び図6)にツメCLの引っ掛かりを利用して係合するものである。この係合によって、パネル部材3は、蓋体2bに組み付けられる。
図9は、ツメCL及びツメ係合部2c付近を示す拡大断面図である。図9に示すように、ツメCLは、先端側に側方に延びる引っ掛かり部CL1を有している。この引っ掛かり部CL1がツメ係合部2cに引っ掛かることでパネル部材3は蓋体2bに係合する。ここで、引っ掛かり部CL1の高さはツメ係合部2cを構成する板厚未満とされている。すなわち、引っ掛かり部CL1はツメ係合部2cを構成する板材の一面(ツメCLから遠い方の一面)Fを超えない高さとされている。このように、本実施形態においては、ツメCLの引っ掛かり量が小さくされている。なお、本実施形態に係るガス警報器1は、後述するボス部BP(図5、図7及び図11参照)等を備えることによって、ツメCLの引っ掛かり量が小さくともパネル部材3が外れる可能性が低減されている。詳細は後述する。
図5及び図6に示すように、ガス警報器1は、第1レンズ(レンズ)14と、第2レンズ(レンズ、他部材)15と、導光レンズ(レンズ)16とを備えている。第1レンズ14は、ガス警報器1の正面側上部に設けられ正面視(前面側から平面視)して円形となる光透過部材である。この第1レンズ14の背面側には人感センサ26が設けられている。第1レンズ14は、筐体2の前面側からの光を人感センサ26に導く役割を果たす。
第2レンズ15は、ガス警報器1の正面側上部に設けられ正面視して円弧状となる光透過部材である。この第2レンズ15の背面側には、導光レンズ16が設けられている。導光レンズ16についても第2レンズ15と同様に、正面視して円弧状となる光透過部材で構成されている。導光レンズ16の先端16aは、第2レンズ15の背面側に形成された凹部D5(後述の図11参照)に突き刺さるように配置されている。導光レンズ16の背面側には発光部36が設けられている。発光部36によって発せられた光は、導光レンズ16に入射し導光レンズ16を通じて第2レンズ15まで至り、第2レンズ15から筐体2の前面側に出射される。
また、図3に示すように、ガス警報器1は、正面側にスピーカ孔18とガス孔20とが形成されている。スピーカ孔18は、正面視して停止ボタン12の略右側に形成された円弧状の孔部である。スピーカ孔18の背面側にはスピーカ34(図5及び図6参照)が設けられている。ガス孔20は、正面視してガス警報器1の左側下部に形成された円弧状の孔部である。ガス孔20の背面側にはガスセンサ24(図8参照)が設けられている。これらスピーカ孔18とガス孔20とによって、スピーカ34からの音や検知対象ガスが好適に通過し易くされている。
図5及び図8に示すように、ガス警報器1は、筐体本体2a内に、回転取付部A(図1及び図2参照)への取付状態において水平方向に延びる制御基板22を備えている。また、図5~図8に示すように、ガス警報器1は、ガスセンサ24と、人感センサ26と、通信モジュール28と、通信スイッチ30と、警報停止スイッチ32と、スピーカ34と、発光部36とを備えている。
図5及び図8に示す制御基板22は、ガス警報器1の主要構成となる各部を搭載するものである。図8に示すガスセンサ24は、監視領域における異常を検知するためのものである。本実施形態においてガスセンサ24は、都市ガスや一酸化炭素等の検知対象ガスに反応する半導体式ガスセンサであって、検知対象ガスの濃度に応じた信号をメインマイコン等の制御部(不図示)に出力するものである。このガスセンサ24は、制御基板22に形成された切欠き部22aに対応して設けられている。ガスセンサ24のガス導入部24aは、ガス孔20に対応して形成されたガス貯留室GRに面するように設置されている。
図5及び図8に示す人感センサ26は、周辺における人の存在を検知するためのものである。人感センサ26の前面側には第1レンズ14が設けられており、例えば生体からの赤外線(筐体2の外部からの光)が第1レンズ14によって人感センサ26まで導かれる。人感センサ26は、第1レンズ14によって導かれた赤外線に応じた信号をメインマイコン等の制御部に出力する。制御部は、人感センサ26からの信号に基づいて人の有無を判断することとなる。なお、人感センサ26は、赤外線を利用するものに限らず、例えば超音波により移動物体を検出して移動物体を生体であると判断するためのもの等であってもよい。
図5及び図8に示す通信モジュール28は、通信回線を通じて、ガス事業者等が所有する外部サーバと通信接続されるものである。この通信モジュール28は、例えば無線通信規格であるWi-Fi(登録商標)により宅内のルータ(不図示)と無線接続されることで外部サーバと通信接続され、外部サーバと情報の送受信が可能となる。
図8に示す通信スイッチ30は、通信設定を実行するための設定モードを開始させる操作スイッチである。この通信スイッチ30は、押下ボタン10の方向に向いて、すなわち基板平面に対して押下方向が側方に向いた状態で制御基板22上に搭載されている。この通信スイッチ30は、押下ボタン10が押下されたときにオンするものである。本実施形態に係るガス警報器1は、電源オン時に通信スイッチ30がオンされていると、設定モードを開始する。この設定モードにおいて通信モジュール28は、宅内のルータと無線接続されて外部サーバと通信接続される。
図10は、図3に示したA-A断面図であり、(a)は押下ボタン10の非押下時の断面を示し、(b)は押下ボタン10の押下時の断面を示している。
図10(a)及び図10(b)に示すように、ガス警報器1は、蓋体2bの背面側から延びて筐体2内に位置する第2レバー部材L2を備えている。第2レバー部材L2は、蓋体2bから制御基板22に向かって延びる片持ち状の部材であって、先端は押下ボタン10と通信スイッチ30との間に介在するようにされている。第2レバー部材L2は、図10(a)に示すように、外力が加わっていない状態で通信スイッチ30を押すことがないように位置している。また、第2レバー部材L2は、図10(b)に示すように、押下ボタン10が押下操作された際に通信スイッチ30側に撓んで通信スイッチ30をオンする。押下操作が解除されると第2レバー部材L2は図10(a)に示す位置に弾性復帰する。このような動作において、第2レバー部材L2は、押下ボタン10の押下時におけるクリック感を表現すると共に、押下ボタン10が押下されたままで保持されてしまうこと(すなわち押しっぱなし状態)を防止する役割を果たす。
加えて、本実施形態においてレバー部材L2は、図10(a)及び図10(b)に示すように、3つの屈曲部BEを有しており、断面視してM字形状となっている。このような複数の屈曲部BEを備えることで、屈曲部BEが1つの場合と比較して1箇所に応力が集中することを防止し破損の可能性を低減することができる。
図11は、図3に示したB-B断面図である。図5及び図11に示すように、本実施形態において第1レンズ14、第2レンズ15、及び導光レンズ16は、挟み込み部Nを備えている。挟み込み部Nは、パネル部材3や蓋体2b等によって前後方向(正面側及び背面側)が接触又は近接状態で挟み込まれる部位である。
詳細に説明すると、第1レンズ14は、図5に示すように、第1挟み込み部N1を備えている。第1挟み込み部N1は、第1レンズ14の周囲に第1レンズ14の形状に合わせて略円周状に形成されたフランジである。第1レンズ14は、ガス警報器1を構成する各部が組み付けられた場合に蓋体2bの凹部D4に嵌まり込み、正面側にパネル部材3が設けられる。パネル部材3には第1レンズ14の一部を露出させるためのレンズ孔3aが形成されている。このため、第1レンズ14の一部である本体部14aは正面側から露出する。一方、第1レンズ14の第1挟み込み部N1は、正面側から露出することなく、パネル部材3と筐体2(蓋体2b)とによって挟み込まれる。このような挟み込みにより、第1レンズ14は、ツメにより筐体2に係止されることなく、筐体2側に取り付けられる。
同様に、第2レンズ15は、図5及び図11に示すように、第2挟み込み部N2を備えている。第2挟み込み部N2は、第2レンズ15の下方側に第2レンズ15の形状に合わせて、略円弧状に形成されたフランジである。第2レンズ15は、ガス警報器1を構成する各部が組み付けられた場合に蓋体2bの凹部D4に嵌まり込み、正面側にパネル部材3が設けられる。パネル部材3は、第2レンズ15の一部を露出させるための切欠き部3bが上端に形成されている。このため、第2レンズ15の一部である本体部15aは正面側から露出する。一方、第2レンズ15の第2挟み込み部N2は、正面側から露出することなく、パネル部材3と筐体2(蓋体2b)とによって挟み込まれることとなる。このような挟み込みにより、第2レンズ15は、ツメにより筐体2に係止されることなく、筐体2側に取り付けられる。
さらに、導光レンズ16は、図5及び図11に示すように、第3挟み込み部N3を備えている。第3挟み込み部N3は、導光レンズ16の上下に導光レンズ16の形状に合わせて、略円弧状に形成されている。導光レンズ16は、ガス警報器1を構成する各部が組み付けられた場合に蓋体2bの凹部D4に形成された溝G3に嵌まり込み、正面側に第2レンズ15が設けられる。図11に示すように、導光レンズ16は断面形状が十字架状とされており、十字架の正面側の先端16aが第2レンズ15の背面側の凹部D5に突き刺さるように配置される。一方、十字架の背面側の先端16bは発光部36に近接する。上記した第3挟み込み部N3は、導光レンズ16のうち十字架の側方に延びる部位として形成されている。さらに、蓋体2bは、溝G3において背面側に向かって延びる壁部2eを備えている。この壁部2eは、溝G3の形状に合わせて周状に形成されており、周状の壁部2eの内側に向けて突出する突出片2fを備えている。突出片2fは、第3挟み込み部N3の背面側に位置するよう突出する。また、第2レンズ15は、凹部D5の両側方に位置する凹部壁DWを備えている。凹部壁DWは、第3挟み込み部N3の正面側に位置する。加えて、上記したように第2レンズ15は、パネル部材3によって正面側への脱落が防止されて位置が保持された状態となっている。よって、第3挟み込み部N3は、パネル部材3によって位置が保持される第2レンズ15(特に凹部壁DW)と筐体2(特に突出片2f)とによって挟み込まれることとなる。故に、導光レンズ16は、第2レンズ15と筐体2との挟み込みによって、ツメにより筐体2に係止されることなく、筐体2側に取り付けられる。
加えて、図5及び図11に示すように、パネル部材3は、ボス部BPを備えている。また、ガス警報器1は、ネジ(長尺部材)Sを備えている。ネジSは、筐体2側からパネル部材3側に延び表面がねじ切りされた長尺の部材であって、筐体本体2aに形成された貫通孔THに挿通状態とされている。このネジSは、ネジ山SBが筐体本体2aの背面に位置した状態となっている。ボス部BPは、ネジSの先端側が挿入固定される筒状部であって、パネル部材3から背面側に向けて延びて形成されている。ボス部BPは制御基板22の近傍位置まで延びている。ボス部BPが制御基板22の近傍まで達するために、蓋体2bには図6に示すように貫通孔2dが形成されている。貫通孔2dには、図7に示すようにパネル部材3から延びたボス部BPが挿入配置される。
本実施形態に係るガス警報器1においてネジSは、ボス部BP内にネジ締めされることで先端側が挿入固定される。一方、ネジSの後端部となるネジ山SBは筐体2の背面(特に筐体本体2aの貫通孔TH内の背面側)に位置している。このため、筐体2側とパネル部材3側とは離間しないように連結された連結状態となる。このような連結により、筐体本体2aとパネル部材3とはネジSを利用した強固な取付状態となっており、パネル部材3によって挟み込み部Nが挟まれる各レンズ14~16についても強固な取付状態となり脱落の可能性が大きく低減される。
さらに、図11に示すように、貫通孔THには、ボス部BPに近接する位置まで延びるガイド壁GWが形成されていることが好ましい。これにより、ネジSの挿入について容易化が図られるためである。加えて、ガイド壁GWは、制御基板22についても貫通することが好ましい。ガイド壁GWが制御基板22を貫通することで、制御基板22を組み付ける際に位置決め効果を発揮できるためである。
なお、図11に示す例では、パネル部材3がボス部BPを備えネジ締めされる構成を示したが、これに限らず、筐体2側がボス部BPを備え、パネル部材3側から延びるネジSによってネジ締めされる構成であってもよい。また、ネジSに代えて単なるピン状の棒状部材が採用され、棒状部材がボス部BP内に圧入される構成であってもよい。さらに、ピン状の棒状部材を備える場合には、棒状部材の後端側は筐体本体2aの背面に一体とされていてもよいし、ネジ山SBと同様の後端部を備え、この後端部が貫通孔TH等の背面側に位置して離間しないように連結する構成であってもよい。
さらに、図5に示すように、ネジS及びボス部BPは、前面側から平面視してレンズ14~16と同側に設けられることが好ましい。すなわち、ガス警報器1をレンズ14~16が設けられる設置側と、その反対側とに二分した場合において、ネジS及びボス部BPはレンズ14~16の設置側に設けられることが好ましい。これにより、衝撃等によってツメCLとツメ係合部2cとの係合が解除されてしまったとしても、ネジS及びボス部BPがレンズ14~16と比較的近い位置にあることから、ボス部BPに対するネジSの挿入固定だけでレンズ14~16の脱落を防止することも可能となるためである。
なお、本実施形態に係るガス警報器1は、正面視して円形状であることから、円の中心を通過する直線によって面積を二分した半円の一方を設置側とし、他方をその反対側とすることができる。なお、ガス警報器1が長方形等の形状であるときには、例えば長方形の長辺に沿い長方形の面積を二分する線、又は、長方形の短辺に沿い長方形の面積を二分する線で分割した場合の一方を設置側とし、他方をその反対側とすればよい。
次に、本実施形態に係るガス警報器1の作用を説明する。まず、本実施形態に係るガス警報器1は、ネジSとボス部BPとによって、パネル部材3が筐体2に対して強固に固定されることとなる。加えて、パネル部材3は、筐体2と共に、第1レンズ14及び第2レンズ15の第1及び第2挟み込み部N1,N2を挟み込んでいる。このため、強固に固定されたパネル部材3によってレンズ14,15を挟み込むこととなり、ツメの引っ掛かりを利用してレンズ14,15を筐体2に組み付けた場合と比較すると、レンズ14,15の脱落の可能性が大きく低減されることとなる。
さらに、本実施形態に係るガス警報器1は、パネル部材3によって第2レンズ15の位置が保持されており、このような第2レンズ15と筐体2とによって導光レンズ16の第3挟み込み部N3が挟み込まれている。このため、強固に固定されるパネル部材3によって位置が保持される第2レンズ15を利用して導光レンズ16が挟み込まれることとなり、導光レンズ16の脱落の可能性も大きく低減されることとなる。
特に、このようなネジSとボス部BPとによってパネル部材3を強固に固定することで、図9に示すように、パネル部材3のツメCLについては引っ掛かり部CL1の高さを低くすることができる。この結果、パネル部材3のツメCLとツメ係合部2cとの係合については、比較的小さな力で行うことができ、組付作業性を向上させることとなる。
また、本実施形態に係るガス警報器1は、パネル部材3がツメCLによって筐体2側に係合していることから、衝撃によってツメCLの係合が解除されてしまうことも考えられる。しかし、ネジSとボス部BPとは、レンズ14~16と同側に設けられていることから、仮にツメCLの係合が解除されてしまっても、ボス部BPに対するネジSの挿入固定だけでレンズ14~16の脱落を防止することも可能となる。
加えて、第2レンズ15は、全体形状が円弧状であって、第2挟み込み部N2も円弧状である。このような円弧状の部材は、直線状の部材と比較すると、正面視したときの回動が抑えられ、ガタツキが抑制される。導光レンズ16についても同様である。
このようにして、本実施形態に係るガス警報器1によれば、筐体2の前面に取り付けられるパネル部材3を備え、レンズ14~16は筐体2とパネル部材3等とに挟み込まれて位置する挟み込み部Nを有するため、パネル部材3が外れない限り、レンズ14~16は挟み込み部Nによって位置を保持して脱落が防止される。特に、パネル部材3と筐体2側とは、ネジSがボス部BPに挿入固定されることから、単にパネル部材3を筐体2に対してツメの引っ掛かりで組み付けた場合と比較すると、パネル部材3はより強固に筐体2側に組み付けられて脱落の可能性も低減される。故に、パネル部材3の脱落が原因となってレンズ14~16が脱落してしまう可能性も低減される。従って、レンズ14~16の脱落の可能性を低減することができる。
また、ネジS及びボス部BPはレンズ14~16と同側に設けられているため、例えばパネル部材3を筐体2に組み付けるための他の手段が全て外れてしまったとしても、ネジS及びボス部BPがレンズ14~16と比較的近い位置にあることから、ボス部BPに対するネジSの挿入固定だけでレンズ14~16の脱落を防止することも可能となる。従って、より一層レンズ14~16の脱落の可能性を低減することができる。
また、第2レンズ15及び導光レンズ16は、円弧状の第2及び第3挟み込み部N2,N3を有するため、第2レンズ15及び導光レンズ16は円弧状に挟み込まれることとなり、直線状に挟み込まれた場合と比較すると平面視したときの回動が抑えられ、ガタツキを抑制することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態に係るガス警報器1は、検知対象となる還元性ガスがメタンガスである都市ガス向けの警報器として説明したが、これに限らず、検知対象となるガスがプロパンガスやブタンガス等であるLPガス向けの警報器であってもよい。また、ガス警報器1は、火災警報機能をさらに有するガス火災警報器として構成されてもよい。また、本実施形態に係るガス警報器1は、天井設置型に限らず、天井付近や足元の壁部等、他の箇所に設置される定置式の警報器であってもよい。
さらに、本実施形態に係るガス警報器1は、ねじ切りされたネジSを備えることなく、単にねじ切りされていない棒状部材を備え、棒状部材がボス部BPに圧入される構成であってもよい。さらには、棒状部材は圧入に限らず、先端側に嵌め殺し等が可能な突起等を有してボス部BPに挿入すると抜けないものが採用されてもよい。
また、本実施形態に係るガス警報器1は、外部からの光を人感センサ26に導く第1レンズ14と、発光部36からの光を前面側に出射させる第2レンズ15及び導光レンズ16とを備えている。しかし、これに限らず、外部からの光を導く第1レンズ14のみを備えていてもよいし、発光部36からの光を前面側に出射させる第2レンズ15又は導光レンズ16のみを備えていてもよい。
また、本実施形態に係るガス警報器1においてネジSは、筐体2の背面側から挿入されるが、これに限らず、筐体本体2aよりも正面側且つ制御基板22の背面側の位置からネジ締め等される構成であってもよい。この場合において、ネジ山SBは制御基板22の背面に位置し、筐体2は制御基板22を介してパネル部材3側と連結状態となる。
さらに、本実施形態において第1レンズ14は第1レンズ14の形状に合わせて円周状に第1挟み込み部N1を有し、第2レンズ15及び導光レンズ16はこれらレンズ15,16の形状に合わせて円弧状に第2及び第3挟み込み部N2,N3を有している。しかし、挟み込み部Nは、レンズ形状に限定されず、例えば一定間隔で断続的に設けられていてもよい。すなわち、挟み込み部Nは形状にとらわれることなく、挟み込み部Nがパネル部材3等に挟まれることでレンズ14~16の落下の可能性を低減する構造であればよい。
1 :ガス警報器(警報器)
2 :筐体
3 :パネル部材
14 :第1レンズ(レンズ)
15 :第2レンズ(レンズ、他部材)
16 :導光レンズ(レンズ)
26 :人感センサ(光受光部)
36 :発光部(光源)
BP :ボス部
L2 :第2レバー部材
N :挟み込み部
S :ネジ(長尺部材)

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収納される光源からの光を前記筐体の前面側に出射させ、又は、外部からの光を前記筐体の前面側から導入して前記筐体に収納される光受光部に導くレンズと、
    前記筐体の前面に取り付けられるパネル部材と、を備え、
    前記レンズは、前記筐体と前記パネル部材とに、又は、前記筐体と前記パネル部材によって位置が保持される他部材とに挟み込まれて位置する挟み込み部を有し、
    前記パネル部材側及び前記筐体側の一方は、他方から延びる長尺部材の先端側が挿入固定される筒状のボス部を備え、
    前記パネル部材側と前記筐体側とは、当該挿入固定によって連結されている
    ことを特徴とする警報器。
  2. 前記長尺部材及び前記ボス部は、前面側から平面視して前記レンズと同側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  3. 前記レンズは、前面側から平面視して円弧状とされると共に円弧状の前記挟み込み部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の警報器。
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