JP2024033688A - 焦点調節装置、撮像装置、焦点調節方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】安定して被写体を追尾することが可能な焦点調節装置を提供する。
【解決手段】焦点調節嘘内(200)は、撮像素子(201)から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する被写体検出手段(211)と、焦点検出手段(204)により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、被写体の第2像面位置を予測する予測手段(219)と、被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ(103)の駆動量を設定する制御手段(209)とを有し、制御手段は、第1像面位置と第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定した場合、第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定する。
【選択図】図13
【解決手段】焦点調節嘘内(200)は、撮像素子(201)から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する被写体検出手段(211)と、焦点検出手段(204)により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、被写体の第2像面位置を予測する予測手段(219)と、被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ(103)の駆動量を設定する制御手段(209)とを有し、制御手段は、第1像面位置と第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定した場合、第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定する。
【選択図】図13
Description
本発明は、焦点調節装置、撮像装置、焦点調節方法、およびプログラムに関する。
従来、光学系の焦点位置を自動調節する焦点調節(AF)機能により、被写体を追尾することが可能な撮像装置が知られている。また従来、過去の被写体の移動履歴から将来の被写体の動きを予測することが可能な撮像装置が知られている。特許文献1には、被写体を追尾して得られた焦点検出結果の信頼度に基づいてフォーカスレンズの駆動目標を変更する方法が開示されている。
特許文献1に開示された方法では、被写体の焦点検出結果と予測結果との差が閾値を超える場合、追尾結果(焦点検出結果)ではなく予測結果に基づいてフォーカスレンズを駆動させる。その結果、被写体に焦点を合わせ続けることができない場合があり、安定して被写体を追尾することが難しい。
そこで本発明は、安定して被写体を追尾することが可能な焦点調節装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての焦点調節装置は、撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する被写体検出手段と、焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、前記被写体の第2像面位置を予測する予測手段と、前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、安定して被写体を追尾することが可能な焦点調節装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(撮像システムの構成)
まず、図1を参照して、本実施形態における撮像システムの構成について説明する。図1は、撮像システム10のブロック図である。撮像システム10は、カメラ本体(撮像装置)200と、カメラ本体200に着脱可能なレンズ装置(交換レンズ)100とを備えて構成されるレンズ交換式カメラシステムである。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、カメラ本体とレンズ装置とが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。
まず、図1を参照して、本実施形態における撮像システムの構成について説明する。図1は、撮像システム10のブロック図である。撮像システム10は、カメラ本体(撮像装置)200と、カメラ本体200に着脱可能なレンズ装置(交換レンズ)100とを備えて構成されるレンズ交換式カメラシステムである。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、カメラ本体とレンズ装置とが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。
撮像システム10は、焦点調節装置を備え、被写体像を撮像する撮像素子201からの出力信号を用いた撮像面位相差検出方式による焦点調節を行う。レンズ装置100が電気接点ユニット106を有するマウント部を介してカメラ本体200に装着されると、レンズコントローラ105とシステム制御部(制御手段)209とが相互に通信可能となる。
レンズ装置100は、ズーム機構を含む撮影レンズ101、光量を制御する絞り及びシャッター102、撮像素子201上に焦点をあわせるためのフォーカスレンズ103、およびフォーカスレンズ103を駆動するモータ(駆動手段)104を有する。またレンズ装置100は、レンズ装置100の動作を統括制御するレンズコントローラ105を有する。
カメラ本体200は、レンズ装置100の光学系(撮像光学系)を通過した光束から撮像信号を取得できるように構成される。カメラ本体200は、被写体からの反射光を電気信号に光電変換する撮像素子201、撮像素子201の出力ノイズを除去するCDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回路を含むA/D変換部202、画像処理部203、AF信号処理部204を備える。またカメラ本体200は、フォーマット変換部205、高速な内蔵メモリ(例えばランダムアクセスメモリなど、以下DRAMと記す)206、メモリーカードなどの記録媒体とそのインターフェースからなる画像記録部207を備える。またカメラ本体200は、タイミングジェネレータ208、撮影シーケンスなどシステムを制御するシステム制御部209、カメラ本体200とレンズ装置100との通信を行うレンズ通信部210を備える。システム制御部209は、被写体領域の焦点情報(焦点検出情報)に基づいてフォーカス制御を行うとともに、撮像システム10の全体の動作を統括制御する。
またカメラ本体200は、被写体検出部(被写体検出手段)211、画像表示用メモリ(VRAM)212、被写体移動予測部(予測手段)219を備える。被写体検出部211は、撮像素子201から出力される画像データに基づいて、被写体領域を検出する。被写体移動予測部219は、撮像素子201から出力される画像データに基づく焦点検出結果(デフォーカス量)の履歴を用いて予測処理を行い、被写体の予測像面位置(第2像面位置)を予測(取得)する。
またカメラ本体200は、画像表示の他、操作補助のための表示やカメラ状態の表示の他、撮影時には撮影画面と、測距領域を表示する画像表示部213を備える。またカメラ本体200は、カメラ本体200を外部から操作するための操作部214、マクロモード、スポーツモードなどの撮影モードを選択するための撮影モードスイッチ215、システムに電源を投入するためのメインスイッチ216を備える。またカメラ本体200は、オートフォーカス(AF)やオートエクスポージャー(AE)等の撮影スタンバイ動作を行うためのスイッチ(SW1)217、SW1の操作後、撮影を行う撮影スイッチ(SW2)218を備える。内蔵メモリ206のDRAMは、一時的な画像記憶手段としての高速バッファとして、あるいは画像の圧縮伸張における作業用メモリなどに使用される。操作部214は、例えば、カメラ本体200の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影モードと再生モードの動作モード切換えスイッチなどを含む。
撮像素子201は、CCDセンサやCMOSセンサなどの光電変換素子である。本実施形態で用いられる撮像素子201の各画素は、2つ(一対)のフォトダイオードA、Bとこれら一対のフォトダイオードA、Bに対して設けられた1つのマイクロレンズとより構成されている。各画素は、入射する光をマイクロレンズで分割して一対のフォトダイオードA、B上に一対の光学像を形成し、該一対のフォトダイオードA、Bから後述するAF用信号に用いられる一対の画素信号(A信号およびB信号)を出力する。また、一対のフォトダイオードA、Bの出力を加算することで、撮像用信号(A+B信号)を得ることができる。
複数の画素から出力された複数のA信号と複数のB信号をそれぞれ合成することで、撮像面位相差検出方式によるAF(撮像面位相差AF)に用いられるAF用信号(焦点検出用信号)としての一対の像信号が得られる。AF信号処理部204は、一対の像信号に対する相関演算を行って、これら一対の像信号のずれ量である位相差(像ずれ量)を算出し、さらに像ずれ量から撮像光学系のデフォーカス量(およびデフォーカス方向と信頼度)を算出する焦点検出手段である。またAF信号処理部204は、デフォーカス量を指定可能な所定領域で複数演算する。
(撮像システムの動作)
次に、図2を参照して、本実施形態における撮像システム10の動作について説明する。図2は、撮像システム10の動作のフローチャートであり、ライブビュー画像を表示する状態から静止画撮像を行う場合の撮像制御処理の流れを示す。コンピュータとしてのシステム制御部209は、コンピュータプログラムとしての制御プログラムに従って本処理を実行する。
次に、図2を参照して、本実施形態における撮像システム10の動作について説明する。図2は、撮像システム10の動作のフローチャートであり、ライブビュー画像を表示する状態から静止画撮像を行う場合の撮像制御処理の流れを示す。コンピュータとしてのシステム制御部209は、コンピュータプログラムとしての制御プログラムに従って本処理を実行する。
まず、ステップS201において、システム制御部209は、SW1(217)がONであるか否かを判定する。SW1(217)がOFFである場合、ステップS201の判定を繰り返す。一方、SW1(217)がONである場合、ステップS202へ進む。ステップS202において、システム制御部209は、AF信号処理部204に対して、後述するAF枠設定(焦点検出領域の設定)を行う。続いてステップS203において、システム制御部209は、後述するAF動作を行う。続いてステップS204において、システム制御部209は、SW1(217)がONであるか否かを判定する。SW1(217)がONである場合、ステップS205へ進む。一方、SW1(217)がOFFである場合、ステップS201へ戻る。ステップS205において、システム制御部209は、SW2(218)がONであるか否かを判定する。SW2(218)がONである場合、ステップS206へ進む。一方、SW2(218)がOFFである場合、ステップS201へ戻る。ステップS206において、システム制御部209は、撮影動作を行い、ステップS201へ戻る。
(AF枠設定)
次に、図3を参照して、AF枠設定(図2のステップS202)について説明する。図3は、AF枠設定を示すフローチャートである。まず、ステップS301において、システム制御部209は、被写体検出部211から被写体検出情報を取得する。本実施形態の被写体は人物であり、さらにその被写体内における主要領域(被写体領域)を検出するものとする。ここで、主要領域とは人物や動物における瞳、顔、体である。これらは、公知の機械学習による学習手法や画像処理手段による認識処理などを用いて検出することができる。
次に、図3を参照して、AF枠設定(図2のステップS202)について説明する。図3は、AF枠設定を示すフローチャートである。まず、ステップS301において、システム制御部209は、被写体検出部211から被写体検出情報を取得する。本実施形態の被写体は人物であり、さらにその被写体内における主要領域(被写体領域)を検出するものとする。ここで、主要領域とは人物や動物における瞳、顔、体である。これらは、公知の機械学習による学習手法や画像処理手段による認識処理などを用いて検出することができる。
例えば、機械学習の種類としては、以下がある。
(1)サポートベクターマシーン(Support Vector Machine)
(2)畳み込みニューラルネットワーク(Covolutional Neural Network)
(3)再起型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network)
また、認識処理の例としては、画像データで表される各画素の階調色から肌色領域を抽出し、予め用意する顔の輪郭プレートとのマッチング度合いで顔を検出する方法が知られている。また、周知のパターン認識技術を用いて、目、鼻、口等の顔の特徴点を抽出することで顔検出を行う方法なども周知である。さらに、本発明に適用可能な主要領域の検出手法については、これらの手法に限るものではなく、他の手法を用いてもよい。
(2)畳み込みニューラルネットワーク(Covolutional Neural Network)
(3)再起型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network)
また、認識処理の例としては、画像データで表される各画素の階調色から肌色領域を抽出し、予め用意する顔の輪郭プレートとのマッチング度合いで顔を検出する方法が知られている。また、周知のパターン認識技術を用いて、目、鼻、口等の顔の特徴点を抽出することで顔検出を行う方法なども周知である。さらに、本発明に適用可能な主要領域の検出手法については、これらの手法に限るものではなく、他の手法を用いてもよい。
続いてステップS302において、システム制御部209は、被写体検出部211の検出結果にて主要領域が複数検出されている否かを判定する。複数の主要領域が検出されている場合、ステップS303へ進む。一方、複数の主要領域が検出されていない場合(単一の主要領域のみが検出された場合)、ステップS304へ進む。
ここで、図4(a)、(b)および図5(a)、(b)を参照して、単一の主要領域と複数の主要領域が検出されている状態について説明する。図4(a)、(b)は、単一の主要領域のみ検出されている状態の説明図である。図5(a)、(b)は、複数の主要領域が検出されている状態の説明図である。
図4(a)は、顔aのみ検出されている状態(単一の主要領域のみ検出されている状態)を示す。図5(a)は、瞳A、顔B、体Cが検出されている状態(複数の主要領域が検出あれている状態)を示す。本実施形態において、被写体検出部211からは人物や動物などの被写体の種別と、それぞれ検出された主要領域における中心座標と水平サイズ、垂直サイズが取得できることとする。
ステップS303において、システム制御部209は、最小検出主要領域、つまり図5(a)における瞳Aの水平サイズまたは垂直サイズの小さいほうの値をMinAへ入力し、MinAを一つのAF枠サイズとする。続いてステップS305において、システム制御部209は、それぞれの検出主要領域の水平座標と水平サイズから全主要領域を包含する図5(b)における水平サイズHを求める。そしてシステム制御部209は、水平サイズHをAF枠サイズMinAで除算することにより、水平AF枠数(H/MinA)を決定する。
続いてステップS307において、システム制御部209は、それぞれの検出主要領域の垂直座標と垂直サイズから全主要領域を包含する図5(b)における垂直サイズVを求める。そしてシステム制御部209は、垂直サイズVをAF枠サイズMinAで除算することにより垂直AF枠数(V/MinA)を決定し、AF枠設定を終了する。なお本実施形態では、最小サイズを使用した正方領域のAF枠サイズとしているが、これに限定されるものではなく、水平垂直でAF枠サイズを異ならせてもよいし、システム制御部209で演算可能なAF枠数までを設定してもよい。
ステップS304において、システム制御部209は、図4(b)に示されるように、検出された顔に対して所定サイズであるAF枠サイズXのAF枠を設定する。AF枠サイズXは、顔から推定される瞳サイズを設定してもよいし、低照度環境時を考慮してS/Nが確保でき十分合焦性能がでるような枠サイズを設定してもよい。本実施形態では、推定瞳サイズでAF枠サイズXを設定するものとする。続いてステップS306において、システム制御部209は、図4(b)に示されるように、AF枠サイズXで顔aの領域を包含し、顔が動いた場合にも対応できるようなAF枠数Yを設定する。
(AF動作)
次に、図6を参照して、図2のステップS203(AF動作)について説明する。図6は、AF動作のフローチャートである。
次に、図6を参照して、図2のステップS203(AF動作)について説明する。図6は、AF動作のフローチャートである。
まずステップS401において、システム制御部209は、焦点検出処理を行い、デフォーカス量および信頼度を検出する。なお、焦点検出処理については後述する。続いてステップS402において、システム制御部209は、ステップS401にて得られた信頼度と、ステップS301にて得られた被写体検出情報とを用いて、後述する主枠選択を行う。続いてステップS403において、システム制御部209は、ステップS402にて得られた主枠選択結果を用いて、後述するフォーカスレンズ103の駆動量を算出する(レンズ駆動量算出)。続いてステップS404において、システム制御部209は、ステップS403にて得られたフォーカスレンズ103の駆動量をレンズ通信部210へ伝達し、フォーカスレンズ103を駆動させる。
(焦点検出処理)
次に、図7を参照して、図6のステップS401(焦点検出処理)について説明する。図7は、焦点検出処理のフローチャートである。
次に、図7を参照して、図6のステップS401(焦点検出処理)について説明する。図7は、焦点検出処理のフローチャートである。
まずステップS501において、システム制御部209は、撮像素子201から出力された画像データ内の任意の範囲の焦点検出領域を設定する。続いてステップS502において、システム制御部209は、ステップS501にて設定した焦点検出領域に対応する撮像素子201からの焦点検出用の一対の像信号(A像信号、B像信号)を取得する。続いてステップS503において、システム制御部209は、ステップS502にて取得した一対の像信号を垂直方向に行加算平均処理を行う。この処理により、像信号のノイズの影響を軽減することができる。続いてステップS504において、システム制御部209は、ステップS503にて垂直行加算平均した信号から所定の周波数帯域の信号成分を取り出すフィルタ処理を行う。
続いてステップS505において、システム制御部209は、ステップS504にてフィルタ処理した信号から相関量を算出する。続いてステップS506において、システム制御部209は、ステップS505にて算出した相関量から相関変化量を算出する。続いてステップS507において、システム制御部209は、ステップS506にて算出した相関変化量から像ずれ量を算出する。続いてステップS508において、システム制御部209は、ステップS507にて算出した像ずれ量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼度を算出する。続いてステップS509において、システム制御部209は、像ずれ量をデフォーカス量に変換して焦点検出処理を終了する。
(主枠選択)
次に、図8を参照して、図6のステップS402(主枠選択)について説明する。図8は、主枠選択のフローチャートである。まずステップS601において、システム制御部209は、被写体検出部211にて被写体が検出されているか否かを判定する。被写体が検出されていると判定された場合、ステップS603へ進む。一方、被写体が検出されていないと判定された場合、ステップS602へ進む。
次に、図8を参照して、図6のステップS402(主枠選択)について説明する。図8は、主枠選択のフローチャートである。まずステップS601において、システム制御部209は、被写体検出部211にて被写体が検出されているか否かを判定する。被写体が検出されていると判定された場合、ステップS603へ進む。一方、被写体が検出されていないと判定された場合、ステップS602へ進む。
ステップS602において、システム制御部209は、被写体の検出情報を用いない多点主枠選択を行い、主枠選択処理を終了する。多点主枠選択の方法としては、例えば、画面(画像)内の所定領域で主枠選択する方法があるが、その詳細な説明は省略する。ステップS603において、システム制御部209は、焦点検出した複数のAF枠の中から主枠選択の対象とする領域を決定する主枠選択領域決定を行う。なお、主枠選択領域決定の詳細については後述する。続いてステップS604において、システム制御部209は、ステップS603にて得られた主枠選択領域に対し、後述の検出被写体主枠選択を行い、主枠選択を終了する。
(主枠選択領域決定)
次に、図9を参照して、図8のステップS603(主枠選択領域決定)について説明する。図9は、主枠選択領域決定のフローチャートである。
次に、図9を参照して、図8のステップS603(主枠選択領域決定)について説明する。図9は、主枠選択領域決定のフローチャートである。
まずステップS701において、システム制御部209は、被写体検出部211を用いて、被写体の瞳が検出されているか否かを判定する。瞳が検出されていると判定された場合、ステップS702へ進む。一方、瞳が検出されていないと判定された場合、ステップS704へ進む。ステップS702において、システム制御部209は、主枠選択領域として瞳検出枠を追加する。続いてステップS703において、システム制御部209は、主枠選択領域にAF枠の数が所定の閾値以上含まれているか否かを判定する。AF枠の数が所定の閾値以上含まれていると判定された場合、ステップS709へ進む。AF枠の数が所定の閾値未満である場合、ステップS704へ進む。
ステップS704において、システム制御部209は、被写体検出部211を用いて、被写体の顔が検出されているか否かを判定する。顔が検出されていると判定された場合、ステップS705へ進む。一方、顔が検出されていないと判定された場合、ステップS707へ進む。ステップS705において、システム制御部209は、主枠選択領域として顔検出枠を追加する。続いてステップS706において、システム制御部209は、主枠選択領域にAF枠の数が所定の閾値以上含まれているか否かを判定する。AF枠の数が所定の閾値以上含まれていると判定された場合、ステップS709へ進む。AF枠の数が所定の閾値未満である場合、ステップS707へ進む。
ステップS707において、システム制御部209は、被写体検出部211を用いて、被写体の胴体が検出されているか否かを判定する。胴体が検出されていると判定された場合、ステップS708へ進む。一方、胴体が検出されていないと判定された場合、ステップS709へ進む。ステップS708において、システム制御部209は、主枠選択領域として胴体検出枠を追加する。
続いてステップS709において、システム制御部209は、被写体検出部211により検出された被写体の信頼度(検出信頼度)が閾値以上か否かを判定する。被写体検出の信頼度が閾値以上であると判定された場合、主枠選択領域決定の処理を終了する。一方、信頼度が閾値未満であると判定された場合、ステップS710へ進む。ステップS710において、システム制御部209は、主枠選択領域を縦横2倍に広げ、主枠選択領域決定の処理を終了する。
(検出被写体主枠選択)
次に、図10を参照して、図8のステップS604(検出被写体主枠選択)について説明する。図10は、検出被写体主枠選択のフローチャートである。なお本実施形態では、ヒストグラムを用いた画像解析について説明するが、ヒストグラムを用いた画像解析は一般的な技術であるため、その詳細の説明は省略する。
次に、図10を参照して、図8のステップS604(検出被写体主枠選択)について説明する。図10は、検出被写体主枠選択のフローチャートである。なお本実施形態では、ヒストグラムを用いた画像解析について説明するが、ヒストグラムを用いた画像解析は一般的な技術であるため、その詳細の説明は省略する。
まずステップS801において、システム制御部209は、ステップS603にて決定した主枠選択領域に含まれるAF枠の数が所定の閾値以上であるか否かを判定する。AF枠の数が所定の閾値以上であると判定された場合、ステップS802へ進む。一方、AF枠の数が所定の閾値未満である場合、ステップS808へ進む。ステップS808において、システム制御部209は、中央優先主枠選択を行い、検出被写体主枠選択の処理を終了する。
ステップS802において、システム制御部209は、主枠選択領域内に設定されたAF枠毎に算出されたデフォーカス量を所定深度毎にカウントして、ヒストグラムを作成する。そしてシステム制御部209は、ヒストグラムのピーク値(ヒストピーク)を算出する。続いてステップS803において、システム制御部209は、ステップS802にて作成したヒストグラムのピーク値(ヒストピーク)のAF枠の数が所定以上であるか否かを判定する。本実施形態では、全AF枠数でヒストグラムのピーク値を正規化して割合へ変換して使用する。ヒストピークのAF枠の数が所定数以上である場合、ステップS804へ進む。一方、ヒストピークのAF枠の数が所定数未満である場合、ステップS808へ進む。ステップS808において、システム制御部209は、中央優先主枠選択を行い、検出被写体主枠選択の処理を終了する。
ステップS804において、システム制御部209は、主枠選択領域の中から主枠を選択するために全枠分のループ処理を行う。ステップS805において、システム制御部209は、主枠がヒストピークとしてカウントされているAF枠(ヒストピークのAF枠)か否かを判定する。主枠がヒストピークのAF枠であると判定された場合、ステップS806へ進む。一方、主枠がヒストピークのAF枠でないと判定された場合、ステップS804のループ処理を繰り返す。ステップS806において、システム制御部209は、座標が現在選択されている主枠よりも主枠選択領域の中心に近いと判定された場合、ステップS807に進む。一方、座標が現在選択されている主枠よりも主枠選択領域の中心から遠いと判定された場合、ステップS804のループ処理を繰り返す。ステップS807において、システム制御部209は、主枠を更新する。ステップS804のループが終了した場合、検出被写体主枠選択の処理を終了する。
なお本実施形態において、検出した被写体の種類に応じて、検出被写体主枠選択の処理を異ならせてもよい。例えば、被写体が人間の場合には、前述のような合焦する領域の数の情報に基づいて合焦すべき領域を決定し、被写体が動物の場合には、より至近に焦点検出された領域を優先して選択することができる。
(中央優先主枠選択)
次に、図11を参照して、図10のステップS808(中央優先主枠選択)について説明する。図11は、中央優先主枠選択のフローチャートである。
次に、図11を参照して、図10のステップS808(中央優先主枠選択)について説明する。図11は、中央優先主枠選択のフローチャートである。
まずステップS901において、システム制御部209は、主枠選択領域の中心(中心枠)が所定深度内か否かを判定する。中心枠が所定深度内であると判定された場合、ステップS903へ進む。一方、中心枠が所定深度内でないと判定された場合、ステップS902へ進む。ステップS902において、システム制御部209は、後述する至近優先主枠選択を行い、中央優先主枠選択の処理を終了する。ステップS903において、システム制御部209は、主枠選択領域の中心(中心枠)を主枠に設定し、中央優先主枠選択の処理を終了する。
(至近優先主枠選択)
次に、図12を参照して、図11のステップS902(至近優先主枠選択)について説明する。図12は、至近優先主枠選択のフローチャートである。
次に、図12を参照して、図11のステップS902(至近優先主枠選択)について説明する。図12は、至近優先主枠選択のフローチャートである。
まずステップS1001において、システム制御部209は、設定した主枠選択領域の中から主枠を選択するために全枠分のループ処理を行う。主枠の初期値は、主枠が選択されていないことが判定できる情報(全枠数+1など)を予め設定しておくものとし、図は省略する。続いてステップS1002において、システム制御部209は、対象の主枠が選択している主枠(現在の主枠)よりも至近かつ所定深度内のデフォーカス量か否かを判定する。ステップS1002の条件を満たすと判定された場合、ステップS1003へ進み、システム制御部209は主枠を更新する。一方、ステップS1002の条件を満たさないと判定された場合、システム制御部209は主枠を更新しない。
続いてステップS1004において、システム制御部209は、ステップS1001のループによって主枠が選択できたか否か(主枠が初期値か否か)を判定する。主枠が選択できたと判定された場合、システム制御部209は至近優先主枠選択の処理を終了する。一方、主枠が選択できない(主枠が初期値である)と判定された場合、ステップS1005へ進む。ステップS1005において、システム制御部209は、主枠選択領域の中心を主枠に設定し、至近優先主枠選択の処理を終了する。
(レンズ駆動量算出)
次に、図13を参照して、図6のステップS403(レンズ駆動量算出)について説明する。図13は、レンズ駆動量算出のフローチャートである。まずステップS1101において、システム制御部209は、ステップS402にて選択した主枠における焦点検出結果(デフォーカス量および被写体の第1像面位置)を記憶する。焦点検出結果は、例えばシステム制御部209の内部メモリ(記憶手段)に記憶されるが、システム制御部209の外部に設けられたメモリに記憶されてもよい。主枠の焦点検出結果は、焦点検出ごとに記憶されるため、過去の焦点検出結果の履歴を遡ることができる。
次に、図13を参照して、図6のステップS403(レンズ駆動量算出)について説明する。図13は、レンズ駆動量算出のフローチャートである。まずステップS1101において、システム制御部209は、ステップS402にて選択した主枠における焦点検出結果(デフォーカス量および被写体の第1像面位置)を記憶する。焦点検出結果は、例えばシステム制御部209の内部メモリ(記憶手段)に記憶されるが、システム制御部209の外部に設けられたメモリに記憶されてもよい。主枠の焦点検出結果は、焦点検出ごとに記憶されるため、過去の焦点検出結果の履歴を遡ることができる。
続いてステップS1102において、システム制御部209は、焦点検出結果(デフォーカス量)の履歴に基づいて、被写体移動予測部219を用いて予測処理を行う。すなわちシステム制御部209は、被写体移動予測部219を用いて、所定の時点での被写体の予測像面位置(第2像面位置)を予測する。
図14は、予測処理の説明図である。図14において、横軸は時間、縦軸は像面位置をそれぞれ示す。被写体移動予測部219は、過去の焦点検出結果の履歴に基づいて、図14に示されるような予測曲線を引くことで、予測駆動量および焦点検出結果のばらつきを算出する予測処理を行う。図14は、像面位置が大きいほど距離が遠いことを示している。また、図14中の履歴は、撮影者(カメラ)に近付く被写体を追従している様子を示している。
前述した通り、図2のステップS203におけるAF動作は、サーボ撮影モードでは周期的に実施されており、時間T1~T5は各々、ステップS203で行われるAF動作の実施時刻を表している。予測像面位置は、例えば、過去の像面位置とそれぞれの焦点検出時刻とを用いた一括最小二乗法によって予測曲線を導出し、予測曲線に基づいて予測時刻(所定の時点)での像面位置(第2像面位置)を算出(予測)することで得られる。予測時刻は、SW2(218)がONであれば撮影時の時刻を、SW2(218)がOFFであれば今回の焦点検出時刻を示す。なお、予測手法は、一括最小二乗法に限定されるものではない。例えば、逐次最小二乗法を使用する場合には過去の焦点検出履歴を複数保存しておく必要はなく、前回のAF動作時に算出したパラメータを記録しておくことにより過去の焦点検出履歴の代替とすることができる。予測処理が終了した後、図13のステップS1103へ進む。
ステップS1103において、システム制御部209は、予測誤差閾値(第1閾値)を算出して設定する。予測誤差閾値は、焦点検出結果の像面位置とステップS1102にて算出した予測像面位置との乖離量として許容可能な範囲(予測像面位置を信用可能なデフォーカス量の範囲)を、被写体検出部211で検出された被写体の検出信頼度に基づいて算出される。ここで、検出信頼度は、第1時点と第2時点(第1時点の直前の時点)のそれぞれで被写体検出部211により検出された被写体のマッチング度合い、または、被写体検出部211により検出された被写体の特定被写体らしさの度合いを示す。被写体の検出信頼度をR、予測誤差閾値設定に関する定数Cとするとき、予測誤差閾値Dは、例えば以下の式(1)のように表現できる。
ここで、被写体の検出信頼度Rは、被写体の検出結果がより信頼できる場合には大きく、被写体がより信頼できない場合には小さくなる。また、被写体の検出信頼度Rの取りうる最低値は、0よりも大きい。
続いてステップS1104において、システム制御部209は、焦点検出結果の第1像面位置と、ステップS1102にて算出した予測像面位置(第2像面位置)との差の絶対値が、ステップS1103にて設定された予測誤差閾値以上であるか否かを判定する。焦点検出結果の像面位置と予測像面位置との差の絶対値が予測誤差閾値未満であると判定された場合、ステップS1108へ進む。一方、焦点検出結果の像面位置と予測像面位置との差が予測誤差閾値以上であると判定された場合、ステップS1105へ進む。
ステップS1108において、システム制御部209は、フォーカスレンズ103の駆動目標(レンズ駆動目標)を予測像面位置に設定し、レンズ駆動目標までの差分をレンズ駆動量としてレンズ駆動量算出の処理を終了する。ステップS1105において、システム制御部209は、被写体検出部211にて検出された被写体の検出信頼度が閾値(第2閾値)以上であるか否かを判定する。検出信頼度が閾値以上であると判定された場合、ステップS1106へ進む。一方、検出信頼度が閾値未満であると判定された場合、ステップS1107へ進む。
ステップS1106において、システム制御部209は、フォーカスレンズ103の駆動目標を焦点検出結果の像面位置に設定し、レンズ駆動目標までの差分をレンズ駆動量としてレンズ駆動量算出の処理を終了する。本実施形態では、焦点検出結果の像面位置と、予測結果の像面位置(予測像面位置)との間に乖離が生じた際、被写体検出結果の信頼度(検出信頼度)が十分に高い場合には、焦点検出結果に基づく駆動を行う。これにより、被写体の動きが大きく変化した場合、または過去の焦点検出結果に誤りが発生した場合でも、フォーカス駆動目標位置を大きく誤ることなく、被写体を追従し続けることが可能となる。ステップS1107において、システム制御部209は、焦点検出結果の像面位置を用いることなく、例えばフォーカスレンズ103の駆動量を0(ゼロ)に設定し、レンズ駆動量算出の処理を終了する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、安定して被写体を追尾することが可能な焦点調節装置、撮像装置、焦点調節方法、およびプログラムを提供することができる。
各実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)
撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する被写体検出手段と、
焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、前記被写体の第2像面位置を予測する予測手段と、
前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定することを特徴とする焦点調節装置。
(構成2)
前記制御手段は、前記差が前記第1閾値よりも小さいと判定した場合、前記第2像面位置に基づいて前記駆動量を設定することを特徴とする構成1に記載の焦点調節装置。
(構成3)
前記制御手段は、前記検出信頼度が第2閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいて前記駆動量を設定することを特徴とする構成1または2に記載の焦点調節装置。
(構成4)
前記制御手段は、前記検出信頼度が前記第2閾値よりも小さいと判定した場合、前記第1像面位置を用いることなく前記駆動量を設定することを特徴とする構成3に記載の焦点調節装置。
(構成5)
前記第1閾値は、前記第2像面位置を信用可能な前記デフォーカス量の範囲を示すことを特徴とする構成1乃至4のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成6)
前記第1閾値は、前記検出信頼度に応じて変化することを特徴とする構成1乃至5のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成7)
前記第1閾値は、前記検出信頼度が高いほど低いことを特徴とする構成6に記載の焦点調節装置。
(構成8)
前記検出信頼度は、第1時点と第2時点のそれぞれで前記被写体検出手段により検出された前記被写体のマッチング度合いを示すことを特徴とする構成1乃至7のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成9)
前記検出信頼度は、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の特定被写体らしさの度合いを示すことを特徴とする構成1乃至7のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成10)
前記デフォーカス量の前記履歴を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする構成1乃至9のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成11)
前記記憶手段は、前記制御手段が前記第1像面位置に基づいて前記駆動量を設定した場合でも、前記デフォーカス量を記憶し続けることを特徴とする構成10に記載の焦点調節装置。
(構成12)
撮像素子と、
構成1乃至11のいずれか一項に記載の焦点調節装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
(構成13)
前記駆動量に基づいて前記フォーカスレンズを駆動する駆動手段を更に有することを特徴とする構成12に記載の撮像装置。
(方法1)
撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する取得ステップと、
焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、所定の時点での前記被写体の第2像面位置を予測する予測ステップと、
前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する設定ステップと、を有し、
前記設定ステップにおいて、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定された場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定することを特徴とする焦点調節方法。
(構成14)
方法1に記載の焦点調節方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する被写体検出手段と、
焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、前記被写体の第2像面位置を予測する予測手段と、
前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定することを特徴とする焦点調節装置。
(構成2)
前記制御手段は、前記差が前記第1閾値よりも小さいと判定した場合、前記第2像面位置に基づいて前記駆動量を設定することを特徴とする構成1に記載の焦点調節装置。
(構成3)
前記制御手段は、前記検出信頼度が第2閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいて前記駆動量を設定することを特徴とする構成1または2に記載の焦点調節装置。
(構成4)
前記制御手段は、前記検出信頼度が前記第2閾値よりも小さいと判定した場合、前記第1像面位置を用いることなく前記駆動量を設定することを特徴とする構成3に記載の焦点調節装置。
(構成5)
前記第1閾値は、前記第2像面位置を信用可能な前記デフォーカス量の範囲を示すことを特徴とする構成1乃至4のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成6)
前記第1閾値は、前記検出信頼度に応じて変化することを特徴とする構成1乃至5のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成7)
前記第1閾値は、前記検出信頼度が高いほど低いことを特徴とする構成6に記載の焦点調節装置。
(構成8)
前記検出信頼度は、第1時点と第2時点のそれぞれで前記被写体検出手段により検出された前記被写体のマッチング度合いを示すことを特徴とする構成1乃至7のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成9)
前記検出信頼度は、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の特定被写体らしさの度合いを示すことを特徴とする構成1乃至7のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成10)
前記デフォーカス量の前記履歴を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする構成1乃至9のいずれかに記載の焦点調節装置。
(構成11)
前記記憶手段は、前記制御手段が前記第1像面位置に基づいて前記駆動量を設定した場合でも、前記デフォーカス量を記憶し続けることを特徴とする構成10に記載の焦点調節装置。
(構成12)
撮像素子と、
構成1乃至11のいずれか一項に記載の焦点調節装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
(構成13)
前記駆動量に基づいて前記フォーカスレンズを駆動する駆動手段を更に有することを特徴とする構成12に記載の撮像装置。
(方法1)
撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する取得ステップと、
焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、所定の時点での前記被写体の第2像面位置を予測する予測ステップと、
前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する設定ステップと、を有し、
前記設定ステップにおいて、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定された場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定することを特徴とする焦点調節方法。
(構成14)
方法1に記載の焦点調節方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
103 フォーカスレンズ
200 カメラ本体(焦点調節装置)
201 撮像素子
204 AF信号処理部(焦点検出手段)
209 システム制御部(制御手段)
211 被写体検出部(被写体検出手段)
219 被写体移動予測部(予測手段)
200 カメラ本体(焦点調節装置)
201 撮像素子
204 AF信号処理部(焦点検出手段)
209 システム制御部(制御手段)
211 被写体検出部(被写体検出手段)
219 被写体移動予測部(予測手段)
Claims (15)
- 撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する被写体検出手段と、
焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、前記被写体の第2像面位置を予測する予測手段と、
前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定することを特徴とする焦点調節装置。 - 前記制御手段は、前記差が前記第1閾値よりも小さいと判定した場合、前記第2像面位置に基づいて前記駆動量を設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記制御手段は、前記検出信頼度が第2閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1像面位置に基づいて前記駆動量を設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記制御手段は、前記検出信頼度が前記第2閾値よりも小さいと判定した場合、前記第1像面位置を用いることなく前記駆動量を設定することを特徴とする請求項3に記載の焦点調節装置。
- 前記第1閾値は、前記第2像面位置を信用可能な前記デフォーカス量の範囲を示すことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記第1閾値は、前記検出信頼度に応じて変化することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記第1閾値は、前記検出信頼度が高いほど低いことを特徴とする請求項6に記載の焦点調節装置。
- 前記検出信頼度は、第1時点と第2時点のそれぞれで前記被写体検出手段により検出された前記被写体のマッチング度合いを示すことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記検出信頼度は、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の特定被写体らしさの度合いを示すことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記デフォーカス量の前記履歴を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記記憶手段は、前記制御手段が前記第1像面位置に基づいて前記駆動量を設定した場合でも、前記デフォーカス量を記憶し続けることを特徴とする請求項10に記載の焦点調節装置。
- 撮像素子と、
請求項1乃至11のいずれか一項に記載の焦点調節装置と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記駆動量に基づいて前記フォーカスレンズを駆動する駆動手段を更に有することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
- 撮像素子から出力される画像データに基づいて、被写体の第1像面位置および検出信頼度を取得する取得ステップと、
焦点検出手段により取得されるデフォーカス量の履歴に基づいて、所定の時点での前記被写体の第2像面位置を予測する予測ステップと、
前記被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズの駆動量を設定する設定ステップと、を有し、
前記設定ステップにおいて、前記第1像面位置と前記第2像面位置との差が第1閾値よりも大きいと判定された場合、前記第1像面位置に基づいてフォーカスレンズの駆動量を設定することを特徴とする焦点調節方法。 - 請求項14に記載の焦点調節方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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