JP2024031700A - トルクドライバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ネジの締め付け方向が違っても柔軟に対応でき、保管スペースの軽減等を図ることができ、使い勝手が良くなるよう形成したトルクドライバーを提供する。【解決手段】クラッチ機構5を、バネ受け6とリンク保持盤7とリンク荷重受け8と歯車状のリンク9とで形成する。リンク保持盤7の孔7aに歯車状のリンク9を、凸湾曲状の先端部9aを孔7aの両端の開口から突き出した状態で回転自在に収納する。このリンク9の先端部9aがバネ受け6とリンク荷重受け8の凹み6a、8aに係合し、締め付けトルクが設定トルク値を超えると、リンク9が、それまで係合していたバネ受け6とリンク荷重受け8の凹み6a、8aから脱して隣の凹み6a1、8a1に係合し、クラッチが切れるよう形成する。【選択図】 図1
Description
本発明は、トルクドライバーに関し、更に詳しくは締め付け方向が正逆いずれの方向でも対応可能になるよう形成したトルクドライバーに関するものである。
従来、トルクドライバーとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
この従来品は、筒状の握りの軸心位置にシャフト(ドライバー軸)が回転自在に配設され、このシャフトの回転を規制するコイルバネがシャフトに外装され、コイルバネを受け止めるバネ受けが、シャフトと同心状に取っ手内に設けられている。
この従来品は、筒状の握りの軸心位置にシャフト(ドライバー軸)が回転自在に配設され、このシャフトの回転を規制するコイルバネがシャフトに外装され、コイルバネを受け止めるバネ受けが、シャフトと同心状に取っ手内に設けられている。
また、この従来品は、コイルバネのバネ力を調節して締め付けトルクを設定するための締め付けトルク値設定手段が、取っ手の基端に設けられ、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネのバネ力により取っ手とシャフトとを結合し、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると、取っ手とシャフトとの結合を解除するクラッチ機構が、取っ手内に設けられている。
そして、上記のクラッチ機構は、コイルバネの弾発力がバネ受けを介して伝えられる鋼球保持盤と、この鋼球保持盤がコイルバネで圧接されるクラッチ盤とを備え、締め付け力が設定トルク値を超えると鋼球保持盤に保持されている鋼球がクラッチ盤の凹段差部から脱して隣の凹段差部に受け渡され、これにより取っ手とシャフトとの結合状態を解除するよう形成されている。
この場合、従来、上記の凹段差部は、クラッチ動作が確実に且つ円滑に機能するよう、鋼球が送り出される側の傾斜面を急勾配に、転動して進入する側の傾斜面を緩やかな勾配に形成しているのが通例であった。
従って、従来は、螺子の締め付け方向の違いによって右螺子用と左螺子用に形成されていたから、従来品によると、その分、置き場所や保管場所等が増え、負担が余分にかかり、使い勝手が悪い、という問題点があった。
本発明は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、ネジの締め付け方向が違っても柔軟に対応でき、保管スペースの軽減等を図ることができ、使い勝手が良くなるよう形成したトルクドライバーを提供することにある。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、ネジの締め付け方向が違っても柔軟に対応でき、保管スペースの軽減等を図ることができ、使い勝手が良くなるよう形成したトルクドライバーを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本発明は、筒状の取っ手1の軸心位置にシャフト2が回転自在に設けられ、このシャフト2にコイルバネ3が外装され、このコイルバネ3のバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段4が取っ手1の基端に設けられている。そして本発明は、上記のシャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネ3のバネ力により取っ手1とシャフト2とを結合し、シャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると取っ手1とシャフト2との結合を解除するクラッチ機構5が、取っ手1内に設けられている。
即ち、本発明は、筒状の取っ手1の軸心位置にシャフト2が回転自在に設けられ、このシャフト2にコイルバネ3が外装され、このコイルバネ3のバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段4が取っ手1の基端に設けられている。そして本発明は、上記のシャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネ3のバネ力により取っ手1とシャフト2とを結合し、シャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると取っ手1とシャフト2との結合を解除するクラッチ機構5が、取っ手1内に設けられている。
この場合、クラッチ機構5は、コイルバネ3を受けるバネ受け6と、このバネ受け6の後側に配置されているリンク保持盤7と、このリンク保持盤7の後側に配置されているリンク荷重受け8と、上記のリンク保持盤7の孔7aに回転自在に収納されている歯車状のリンク9とで形成されている。そして、上記のバネ受け6とリンク保持盤7とリンク荷重受け8は、シャフト2と同心状に設けられている。
上記の締め付けトルク値設定手段4は、バネ受け6を受ける初期バネ縮め代用設定プラグ4aと、リンク9の角度を調整するリンク角度調整プラグ4bとで形成されている。初期バネ縮め代用設定プラグ4aは、取っ手1の基端の内周面にシャフト2の長手方向に沿って進退動作自在に螺合されている。またリンク角度調整プラグ4bは、初期バネ縮め代用設定プラグ4aの内周面にシャフト2の長手方向に沿って進退動作自在に螺合されている。
上記の孔7aは、シャフト2の延びる方向に沿ってリンク保持盤7に貫通状に形成されている。また孔7aは、リンク保持盤7の軸心周りに周方向に等間隔をあけて、且つリンク保持盤7の直径線D(図1B参照)と直交する方向に開口が延ばされている。
また本発明の場合、上記のリンク9は、リンク9の周方向に等間隔をあけて凸湾曲状の先端部9aを複数備えて歯車状に形成されている。またリンク9は、先端部9aを孔7aの両端の開口から突き出させて収納されている。このリンク9の先端部9aが係合する凹み6a、8aは、バネ受け6とリンク荷重受け8がリンク保持盤7と対向する面に、バネ受け6とリンク荷重受け8の軸心周りに等間隔をあけて同じ円周線上に、同形状且つ同数形成されている。
また本発明は、上記のシャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、リンク9の先端部9aがバネ受け6とリンク荷重受け8の凹み6a、8aに係合してコイルバネ3のバネ力により取っ手1とシャフト2とを結合し、シャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えるとリンク9が回転して隣り合う次の凹み6a、8aに先端部9aが係合し、取っ手1とシャフト2との結合を解除するよう形成されている。
本発明の場合、リンク保持盤7の孔7aは、リンク保持盤7の軸心周りに90度づつあけて計4個形成されているのが好ましい。
なぜならこれによると、取っ手1を90度づつ回すことで螺子の締め付け動作と締め付けトルクの解放を実現でき、バランスの良い安定した動きの本発明品を実現できるからである。
また本発明の場合、リンク9の先端部9aは、リンク9の軸心周りに90度づつあけて計4個形成されているのが好ましい。
なぜならこれによると、リンク9が、リンク9の軸心周りに90度づつ回転するごとに先端部9aが凹み6a、8aに係合することになり、リンク保持盤7の孔7aの形成個数と協働して取っ手1を90度まわすごと螺子の締め付けと締め付けトルクの解放が可能な本発明品を提供できるからである。
本発明は、このようにリンク保持盤の孔に歯車状のリンクが、凸湾曲状の先端部を孔の両端の開口から突き出させた状態で回転自在に収納され、このリンクの先端部がリンク保持盤を挟んで設けられているバネ受けとリンク荷重受けの凹みに係合され、締め付けトルクが設定トルク値を超えると、リンクが、それまで係合していたバネ受けとリンク荷重受けの凹みから脱して隣の凹みに係合し、クラッチが切れるよう形成されている。
従って、本発明品は、従来品のような鋼球を用いる構造ではないから、鋼球を用いることで必要になった螺子の締め付け方向に合わせた凹段差部の勾配加工を一掃できる。
また本発明品は、螺子の締め付け方向が違う場合でも、換言すれば右螺子、左螺子とも対応できる。従って、これによれば、右螺子用、左螺子用の専用品を揃える煩わしさを一掃でき、経費の節減や、置き場所、保管場所の節減を図れ、使い勝手が良くなるものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
本発明は、図1等に示されるように、筒状の取っ手1の軸心位置にシャフト2が回転自在に設けられ、このシャフト2にコイルバネ3が外装されている。またコイルバネ3のバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段4が取っ手1の基端に設けられている。
本発明は、図1等に示されるように、筒状の取っ手1の軸心位置にシャフト2が回転自在に設けられ、このシャフト2にコイルバネ3が外装されている。またコイルバネ3のバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段4が取っ手1の基端に設けられている。
また本発明のトルクドライバーは、上記のシャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネ3のバネ力により取っ手1とシャフト2とを結合し、シャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると、取っ手1とシャフト2との結合を解除するクラッチ機構5が、取っ手1内に設けられている。
上記のクラッチ機構5は、コイルバネ3を受けるバネ受け6と、このバネ受け6の後側に配置されているリンク保持盤7と、このリンク保持盤7の後側に配置されているリンク荷重受け8と、上記のリンク保持盤7の孔7aに回転自在に収納されている歯車状のリンク9とで形成されている。バネ受け6とリンク保持盤7とリンク荷重受け8は、シャフト2と同心状に設けられている。
上記の締め付けトルク値設定手段4は、バネ受け6を受ける初期バネ縮め代用設定プラグ4aと、リンク9の角度を調整するリンク角度調整プラグ4bとで形成されている。初期バネ縮め代用設定プラグ4aは、取っ手1の基端の内周面に、シャフト2の長手方向に沿って進退動作自在に螺合されている。またリンク角度調整プラグ4bは、具体的には螺子であり、初期バネ縮め代用設定プラグ4aの内周面に、シャフト2の長手方向に沿って進退動作自在に螺合されている。
上記の孔7aは、シャフト2の延びる方向に沿ってリンク保持盤7に貫通状に形成されている。またこの孔7aは、リンク保持盤7の軸心周りに周方向に等間隔をあけて複数形成され、リンク保持盤7の直径線D(図1B参照)と直交する方向に開口が延ばされている。なお、孔7aは、この実施形態では、その全てがリンク保持盤7の軸心から同じ距離をあけて形成されている。
また孔7aは、この実施形態ではリンク保持盤7の軸心周りに90度づつあけて計4個形成されている。従って、この実施形態の場合、孔7aに収納されるリンク9は、図1Bに示されるように、リンク保持盤7の軸心周りに90度づつあけて計4個配置されている。
上記のリンク9は、図9、図10に示されるように、リンク9の周方向に等間隔をあけて凸湾曲状の先端部9aを複数備えて歯車状に形成されている。この実施形態の場合、リンク9の先端部9aは、リンク9の軸心周りに90度づつあけて計4個形成されている。またリンク9は、図5、図6等に示されるように、先端部9aが孔7aの両端の開口から突き出た状態で孔7aに回転自在に収納されている。
また本発明品は、図5、図6等に示されるように、バネ受け6とリンク荷重受け8は、リンク保持盤7と対向する面に、リンク9の先端部9aが係合する凹み6a、8aが形成されている。この凹み6a、8aは、図3B、図8に示されるように、バネ受け6とリンク荷重受け8の軸心周りに等間隔をあけて同じ円周線上に、同形状且つ同数形成されている。この実施形態の場合、凹み6a、8aは、具体的にはバネ受け6とリンク荷重受け8の軸心周りに30度づつあけて、計12個形成されている。
なお、図1等において、10は、コイルバネ3の基端を受ける座金である。この座金10に加わるコイルバネ3のバネ力は、鋼球11を介してバネ受け6に伝わるよう形成されている。鋼球11は、バネ受け6の環状溝12に、転動自在に多数収納されている。
次に、この実施形態の本発明品の作用を説明する。
この実施形態の場合、トルクドライバーの調節範囲は、10N/m~4N/mである。初期バネ縮め代用設定プラグ4aの作動範囲(移動範囲)は最大で9mmである。初期バネ縮め代用設定プラグ4aの初期縮め代は6mmである。この時の締め付けトルク値は、4N/mである。初期バネ縮め代用設定プラグ4aを最大作動範囲の9mm移動させると(当初の位置からは15mmになる)、最大トルクの10N/mに設定される。
この実施形態の場合、トルクドライバーの調節範囲は、10N/m~4N/mである。初期バネ縮め代用設定プラグ4aの作動範囲(移動範囲)は最大で9mmである。初期バネ縮め代用設定プラグ4aの初期縮め代は6mmである。この時の締め付けトルク値は、4N/mである。初期バネ縮め代用設定プラグ4aを最大作動範囲の9mm移動させると(当初の位置からは15mmになる)、最大トルクの10N/mに設定される。
リンク角度調整プラグ4bは、初期バネ縮め代用設定プラグ4aの作動範囲に合わせて螺子込み、リンク9の先端部9aの配置角度A(図9参照)を調整する。具体的には、リンク角度調整プラグ4bを工具で回すと、リンク角度調整プラグ4bが移動しリンク9を押して、リンク9の先端部9aの配置角度Aが設定される。この実施形態の場合、配置角度Aは、20.703度である。この数値は、トルクドライバーの仕様によって適宜決定される。
而して、本発明の場合、シャフト2に加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネ3のバネ力でリンク9の先端部9aがバネ受け6の凹み6aとリンク荷重受け8の凹み8aに係合した状態が保持される。従って、取っ手1とシャフト2とは結合し、ネジの締め付けが可能になる。
そして、取っ手1が、例えば時計方向に回され、シャフト2に加わる締め付け力が設定トルク値を超えると、図11に矢示されるように、リンク9が回り、リンク9の先端部9a1、9a3が、図12の位置に移動する。これにより、リンク9の先端部9a1、9a3は、バネ受け6とリンク荷重受け8の当初の凹み6a1、8a1(図11参照、図3B,図8参照)から脱する。その結果、取っ手1とシャフト2との結合が解かれ、トルクが解放される。
またリンク9が、図11の状態から90度回ると、先端部9a2、9a4(図11参照)が、バネ受け6、リンク荷重受け8の隣の凹み6a2、8a2(図12参照、図3B、図8参照)に係合する。すると、コイルバネ3のバネ力が再び働き、バネ受け6とリンク保持盤7とリンク荷重受け8が一体化し、次の締め付け作業が可能になる。
この実施形態の場合、リンク9の先端部9aはリンク9の軸心周りに90度づつあけられて形成されている。従って、取っ手1を回すと、リンク9は90度回転する毎に、トルクの解放と螺子の締め付けが可能になる。
また、この実施形態の本発明品は、上記のように、コイルバネ3のバネ力が鋼球11を介してバネ受け6に伝わるよう形成されている。従って、本発明品は、取っ手1を回したとき、コイルバネ3のバネ力だけをクラッチ機構5に伝えることができ、コイルバネ3の捩じれによる悪影響を抑えることができる。それ故、これによると、取っ手1を、時計方向、反時計方向のいずれの方向に回しても、同じ条件で回すことができる。
以上の処において、本発明は、孔7aの個数やリンク9の先端部9aの個数などは上例に限定されるものではない。これらの個数は、本発明の課題を達成できる範囲で任意である。
1 取っ手
2 シャフト
3 コイルバネ
4 締め付けトルク値設定手段
4a 初期バネ縮め代用設定プラグ
4b リンク角度調整プラグ
5 クラッチ機構
6 バネ受け
6a 凹み
7 リンク保持盤
7a 孔
8 リンク荷重受け
8a 凹み
9 リンク
9a 先端部
D 直径線
2 シャフト
3 コイルバネ
4 締め付けトルク値設定手段
4a 初期バネ縮め代用設定プラグ
4b リンク角度調整プラグ
5 クラッチ機構
6 バネ受け
6a 凹み
7 リンク保持盤
7a 孔
8 リンク荷重受け
8a 凹み
9 リンク
9a 先端部
D 直径線
Claims (3)
- 筒状の取っ手の軸心位置にシャフトが回転自在に設けられ、このシャフトにコイルバネが外装され、このコイルバネのバネ力を調節して締め付けトルクを設定する締め付けトルク値設定手段が取っ手の基端に設けられ、上記のシャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、コイルバネのバネ力により取っ手とシャフトとを結合し、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えると取っ手とシャフトとの結合を解除するクラッチ機構が取っ手内に設けられているトルクドライバーであって、上記のクラッチ機構が、コイルバネを受けるバネ受けと、このバネ受けの後側に配置されているリンク保持盤と、このリンク保持盤の後側に配置されているリンク荷重受けと、上記のリンク保持盤の孔に回転自在に収納されている歯車状のリンクとで形成され、上記のバネ受けとリンク保持盤とリンク荷重受けは、シャフトと同心状に設けられ、上記の締め付けトルク値設定手段は、上記のバネ受けを受ける初期バネ縮め代用設定プラグと、リンクの角度を調整するリンク角度調整プラグとで形成され、初期バネ縮め代用設定プラグは、取っ手の基端の内周面にシャフトの長手方向に沿って進退動作自在に螺合され、リンク角度調整プラグは初期バネ縮め代用設定プラグの内周面にシャフトの長手方向に沿って進退動作自在に螺合され、上記の孔は、シャフトの延びる方向に沿ってリンク保持盤に貫通状に形成されていると共に、リンク保持盤の軸心周りに周方向に等間隔をあけて、且つリンク保持盤の直径線と直交する方向に開口が延ばされて形成され、上記のリンクは、リンクの周方向に等間隔をあけて凸湾曲状の先端部を複数備えて歯車状に形成されていると共に、この先端部を孔の両端の開口から突き出させて収納され、このリンクの先端部が係合する凹みが、バネ受けとリンク荷重受けのリンク保持盤との対向面に、バネ受けとリンク荷重受けの軸心周りに等間隔をあけて同じ円周線上に、同形状且つ同数形成され、上記のシャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値以下のときは、リンクの先端部がバネ受けとリンク荷重受けの凹みに係合してコイルバネのバネ力により取っ手とシャフトとを結合し、シャフトに加わる締め付けトルクが設定トルク値を超えるとリンクが回転して隣り合う次の凹みに先端部が係合し、取っ手とシャフトとの結合を解除するよう形成されていることを特徴とするトルクドライバー。
- 請求項1記載のトルクドライバーであって、リンク保持盤の孔が、リンク保持盤の軸心周りに90度づつあけて計4個形成されていることを特徴とするトルクドライバー。
- 請求項2記載のトルクドライバーであって、リンクの先端部が、リンクの軸心周りに90度づつあけて計4個形成されていることを特徴とするトルクドライバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022135426A JP2024031700A (ja) | 2022-08-26 | 2022-08-26 | トルクドライバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022135426A JP2024031700A (ja) | 2022-08-26 | 2022-08-26 | トルクドライバー |
Publications (1)
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JP2024031700A true JP2024031700A (ja) | 2024-03-07 |
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Family Applications (1)
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JP2022135426A Pending JP2024031700A (ja) | 2022-08-26 | 2022-08-26 | トルクドライバー |
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2022
- 2022-08-26 JP JP2022135426A patent/JP2024031700A/ja active Pending
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