JP2024030354A - ポンプ、および、噴出容器 - Google Patents

ポンプ、および、噴出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2024030354A
JP2024030354A JP2022133195A JP2022133195A JP2024030354A JP 2024030354 A JP2024030354 A JP 2024030354A JP 2022133195 A JP2022133195 A JP 2022133195A JP 2022133195 A JP2022133195 A JP 2022133195A JP 2024030354 A JP2024030354 A JP 2024030354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
push
pump
flexible tube
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022133195A
Other languages
English (en)
Inventor
博史 菅野
哲平 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitani Valve Co Ltd filed Critical Mitani Valve Co Ltd
Priority to JP2022133195A priority Critical patent/JP2024030354A/ja
Publication of JP2024030354A publication Critical patent/JP2024030354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】指で押下げて吐出させる構造でありながら、噴出口が移動しないポンプを提供する。【解決手段】ノズル支持部70は、装着環40上に立設され、ノズル60を装着環から所定の高さHに支持する。押下げ部30と、ノズル60は、フレキシブル管80によって接続されている。押下げ部30がユーザによって押し下げられた場合、ノズル60は変位せず、フレキシブル管80が変形してノズル60と押下げ部30の開口31との接続を維持する。シリンダ10内の液体は、ピストン20内の流路、押下げ部30内の流路、および、フレキシブル管80を通って、ノズル60の吐出口60aから吐出される。【選択図】図1

Description

本発明は、ボトル内の液体を吐出するポンプに関する。
ボトル内の液体を吐出するポンプは、シャンプーのボトルに装着するポンプのように、ボトル内の液体を吐出する機能で足りるものもあるが、液体を目標に塗布するため、目標に向かって吐出または噴霧する用途のポンプも知られている。目標に向かって吐出するポンプとしては、例えば、洗剤やカビ取り剤等を壁などの目標に向かって噴出するポンプや、薬液を人間の口からのどなどの患部に向かって噴出するポンプなどがある。
洗剤やカビ取り剤等を目標に向かって吐出するポンプは、容量が100~200ml程度の比較的大きめのボトルに装着され、操作レバーが下向きに延びている。ユーザは、ボトルのネックを握った手で、操作レバーを引き寄せることにより、ポンプのピストンを押し下げることができる。これにより、ポンプの噴出口を移動させず、目標に向かって液体を吐出することができる。
のど用スプレー等の薬液を吐出するポンプは、容量が数ml程度の小型の容器に装着され、ピストンの上部に円筒形の押下げ部が取り付けられている。押下げ部の側面に吐出口またはノズルが接続されている。ユーザは、口を開けて、口の前でボトルを把持して構え、手の人差し指で押し下げ部を押し下げると、ポンプのピストンが押下げられ、吐出口またはノズルの先端から薬液が吐出される。この構成では、吐出口やノズルは、押下げ部とともに上下動する。また、のど用スプレーのポンプは、のどの中の薬剤を塗布する患部(口蓋扁桃や口蓋垂や咽喉後壁等の一部)を狙いやすくする目的で、ノズルが長く、ノズルを口の中に挿入し、ノズルの先端を患部に近づけて吐出可能なロングノズルタイプも知られている。
一方、特許文献1,2には、エアゾールの噴出機構が開示されている。これらはいずれも、エアゾールバルブのステムにジョイントを介して、可撓性パイプを接続し、可撓性パイプの先端を支持部で支持する構成である。ユーザーが、下向きに配置された操作レバーを指で引き寄せると、ステムが下向きに変位し、エアゾール容器内の内容物がステムから可撓性パイプを通って噴霧される。特許文献1、2の噴出機構は、噴出口が移動しない。
特開2012-091145号公報 特開2014-148318号公報
のど用スプレーを実際に使用してみた人の感想は、「患部に薬液を命中させることは意外と難しい」、「ロングノズルで噴出口を患部に近づけても、やはり命中させることは難しい」というものが多い。発明者らは、命中させることが難しい理由は、薬液を吐出させるために指で押下げ部を押す操作を行うと、ノズルも押下げ部にともなって上下動してしまうためであると推測している。
一方、洗剤等の吐出に用いられる下向きに操作レバーが延びたポンプは、吐出口が移動せず、目標を狙いやすいが、操作レバーを人差し指で引き寄せる構造であるため、のど用スプレーのように、自分ののどに向かって噴射するポンプとしては適さない。具体的には、下向きに操作レバーが延びたポンプをのど用スプレーに採用した場合、自分で容器を握って操作レバーに人差し指をかけ、自分の口の前に構え、手首やひじをひねって、容器の向きを180°反転させて吐出口を自分ののどの方に向ける必要があり、かつ、その状態で指で操作レバーを引き寄せる必要がある。この操作は、ほとんどの人の手首やひじの可動域を越えてしまうため、できない。よって、のど用スプレーには、下向きに操作レバーが延びたポンプを採用することは難しい。
特許文献1,2のように、エアゾールの噴出機構も、噴出口は移動しないが、下向きのレバーを備えた構造である。
本発明の目的は、指で押下げて吐出させる構造でありながら、噴出口が移動しないポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下のポンプを提供する。すなわち、容器内の液体を吐出するポンプであって、容器内の液体を貯える空間を内部に備えるシリンダと、シリンダ内に下端が挿入されたピストンと、シリンダを支持し、容器の開口に装着する装着環と、ノズルと、ノズルを支持するノズル支持部と、押下げ部とを有する。押下げ部は、ピストンの上端に装着され、ユーザから前記ピストンを下方に押し下げる操作を受ける。ノズル支持部は、装着環上に立設され、ノズルを装着環から所定の高さに支持する。ピストンの内部には、シリンダ内の液体を上部に導く第1流路が設けられている。押下げ部には、側面に設けられた開口と、ピストン内の流路によって導かれた液体を前記開口に導く第2流路が備えられている。押下げ部の開口とノズルは、フレキシブル管によって接続されている。押下げ部がユーザによって押し下げられた場合、ノズルは変位せず、フレキシブル管が変形してノズルと押下げ部の開口との接続を維持する。シリンダ内の液体は、第1流路、第2流路、および、フレキシブル管を通って、ノズルの先端から吐出される。
本発明によれば、指で押下げて吐出する構造のポンプでありながら、吐出口が移動しないため、標的を狙って液体と吐出しやすいという効果を達成できる。
(a)~(c)は、実施形態1のポンプ1の正面図、上面図および断面図、(d)は、作動時の断面図である。 (a)~(c)は、実施形態1のポンプ1にキャップ90を付けた状態の正面図、上面図および断面図である。 (a)および(b)は、実施形態1のポンプ1の装着環40とノズル支持部70の基部71と下部の半円筒部品72bの、上面図と断面図、(c)~(e)は、上部の半円筒部品72aの正面図、断面図、および、下面図である。 (a)は、実施形態2のポンプのフレキシブル管180の断面図、(b)は、実施形態2のポンプ全体の断面図である。 (a)は、実施形態3のポンプのフレキシブル管280の断面図、(b)は、実施形態3のポンプ全体の断面図である。
以下、本発明の一実施の形態のポンプについて図面を用いて説明する。
<<実施形態1>>
本実施形態のポンプ1の構成について図1~図3を用いて説明する。
図1(a)~(c)は、ポンプ1の正面図、上面図および断面図であり、図1(c)は、作動時の断面図である。図2(a)~(c)は、ポンプ1にキャップ90を付けた状態の正面図、上面図および断面図である。
図1(a)に示すように、ポンプ1は、液体を収容する容器2の上部の開口2aに装着され、噴出容器を構成する。ポンプ1は、容器2内の液体を吸い上げ、圧力を加えて噴出する。
図1を用いて、ポンプ1の構成について説明する。
ポンプ1は、シリンダ10と、ピストン20と、押下げ部30と、装着環40と、ノズル60と、ノズル支持部70とを備えて構成される。
ピストン20は、シリンダ10内に下端が挿入され、シリンダ10内を上下動する。シリンダ10の内周壁とピストンの外周壁との間には、容器2内の液体を吸い上げて貯える空間17が設けられている。ピストン20が下降した際に、シリンダ10内の空間17は押し縮められ、内部の液体をピストン20の上端まで上昇させるための第1流路20aを備えている。
装着環40は、シリンダ10を支持し、容器2の開口2aに装着している。例えば、装着環40の内周には、雌ねじが形成され、容器2の開口2aの周囲の雄ねじと螺合している。
ノズル支持部70は、装着環40上に立設している。ノズル支持部70は、基部71と、軸方向が水平な筒状部72を備え、筒状部72内にノズル60を支持する。よって、ノズル60は、ノズル支持部70によって装着環40から所定の高さHに支持される。ノズル支持部70と装着環40は、一体に構成されている。
ノズル支持部70の筒状部72に、ノズル60を装着するのを容易にするため、図3に示すように、筒状部72を半円筒形の2つの半円筒部品72aと半円筒部品72bに分割してもよい。2つの半円筒部品72aと半円筒部品72bの間にノズル60を挟んで、半円筒部品72aと半円筒部品72bを嵌合させることにより、ノズル60を筒状部72内に装着することができる。
具体的には、図3(a)、(b)は、一体成型された装着環40とノズル支持部70の基部71と下部の半円筒部品72bの、上面図と断面図である。図3(c)~(e)は、上部の半円筒部品72aの正面図、断面図、および、下面図である。下部の半円筒部品72bは、嵌合用の一対の凹部72dを備え、上部の半円筒部品72aは、嵌合用の一対の凸部72cを備えている。半円筒部品72aと半円筒部品72bの間にノズル60を挟んで、凹部72dと凸部72cとを嵌合させることにより、ノズル60を筒状部72内に装着する。
押下げ部30は、ピストン20の上端に装着されている。押下げ部30は、ボタン形状であり、ユーザからピストン20を下方に押し下げる操作を受ける。押下げ部30には、側面に開口31が設けられている。また、押下げ部30には、ピストン20内の第1流路20aによって上端まで導かれた液体を、開口31に導く第2流路32が備えられている。
押下げ部30の開口31と、ノズル60は、フレキシブル管80によって接続されている。具体的には、フレキシブル管80の両端には、第1接続部81と第2接続部82が備えられている。
第1接続部81および第2接続部82は、フレキシブル管80よりも径の大きな筒状である。第1接続部81は、押下げ部30の開口31内に挿入され、その外周面が、開口31の内周面と嵌合する形状である。第2接続部82は、ノズル支持部70の筒状部72に挿入され、その外周面が、筒状部72の内周面に嵌合する形状である。第2接続部82の内側には、ノズル60が挿入される。第2接続部82の内周面は、ノズル60の外周面と嵌合する形状である。
このような構成により、図1(d)のように、押下げ部30がユーザによって押し下げられた場合、ノズル60は、ノズル支持部70によって支持されているため変位しないが、フレキシブル管80が変形してノズル60と押下げ部30の開口31との接続を維持する。よって、シリンダ10内の液体は、第1流路20a、第2流路32、および、フレキシブル管80を通って、ノズル60の先端から吐出される。
なお、ノズル支持部70がノズル60の先端の吐出口60aを支持する高さHは、図1(c)のように押下げ部30が押下げられていない状態では、ノズル60の吐出口60aの高さHが、押下げ部30の開口31の高さより低くなるように設定されている。一方、押下げ部30が押下げられて、図1(d)のように最も低い位置にある状態では、ノズル60の高さHは、押下げ部30の開口31の高さよりも高くなるように設定されている。言い換えると、押下げ部30の開口31の上下動の振れ幅の範囲内に、ノズル60の吐出口60aが位置する。このような位置関係に設定することにより、フレキシブル管80の振れ幅(振れ角度)が小さくすることができる。
以下、シリンダ10とピストン20の構成について、詳しく説明する。
シリンダ10は、内径が途中で変化して段差部28を形成しており、段差部28より上部のシリンダ10は、段差部28より下部のシリンダ10よりも内径が大きい。
ピストン20は、シリンダ10内に下端が挿入されている。ピストン20は、環状の下部ピストンシール21と、環状の上部ピストンシール22と、下部ピストンシール21を軸支する下部ピストン軸23と、上部ピストンシール22を軸支する上部ピストン軸24とを備えている。上部ピストン軸24の下端は、下部ピストン軸23の中間部分に固定されている。
下部ピストンシール21は、内径が小さいシリンダ10の下部に配置され、上部ピストンシール22は、内径が大きいシリンダ10の上部に配置されている。下部ピストンシール21と、上部ピストンシール22は、いずれもシリンダ10の内壁に対して気密に、かつ、摺動可能に接している。
このような構成により、押下げ部30が押下げられていない状態では、図1(C)のように、シリンダ10の内径の大きい上部の内周壁と、下部ピストン軸23の外周壁とで挟まれた空間であって、上部ピストンシール22とピストンシールとの間の空間17が、容器2内の液体を吸い上げて貯える定量空間となる。
下部ピストン軸23は、下半分が筒状であり、下部ピストンシール21と上部ピストンシール22との間の位置に、内周面と外周面とを貫通する貫通孔27が備えられている。下部ピストン軸23の外周面には、貫通孔27を覆うように、カップゴムと呼ばれる筒状の弾性部材の弁26が配置されている。これにより、貫通孔27は、空間17に容器2内の液体を供給する流路となり、弁26は、空間17から容器2側に液体が逆流するのを防ぐ逆止弁となる。
ピストン20の下部と、シリンダ10の底面との間には、ばね等の弾性部材25が配置されている。弾性部材25は、ピストン20をシリンダ10に対して上向きに付勢している。
本実施形態のポンプ1の各部は、弾性部材25や弁26を除く主要部が、ポリエチレンやポリプロピレン等の汎用プラスチック、POM(ポリアセタール・ポリオキシメチレン)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)などのエンジニアリングプラスチック、および、植物由来樹脂の可撓性のある樹脂のうち選択された樹脂により構成されている。
<作動時の各部の動作>
ユーザが、使用開始時のシリンダ10の空間17内に空気が入っている状態において、押下げ部30を押し下げて、ピストン20を降下させると、下部ピストンシール21および上部ピストンシール22がシリンダ10の内壁を摺動しながら下降する。このとき、弾性部材25が押し縮められ、上部ピストンシール22が、シリンダ10の段差部28に接近することにより、シリンダ10内の空間17が押し縮められる。
ユーザが手を放すと、弾性部材25がもとの長さに戻ろうとする力で、ピストン20が上方に移動し、シリンダ10内が負圧になるため、容器2内の液体が、管50を通って吸い上げられ、開口13からシリンダ10内に入る。液体は、さらに下部ピストン軸23の貫通孔27と通過し、弁26を押し開いて空間17に入って、空間17を満たす。
次に、ユーザが、押下げ部30の上面を押し下げ、ピストン20を図1(d)のように降下させると、シリンダ10内の空間17が、上部ピストンシール22により押し縮められ、空間17内の液体に圧力が加わる。液体の圧力が、所定の圧力を越えると、上部ピストン軸24と下部ピストン軸23との間の第1流路20aを押し開く。これにより、液体は、下部ピストン軸23の外壁と、上部ピストン軸24の内壁の間の第1流路20aを通って、ピストン20の上端まで到達し、押下げ部30内の第2流路32に流れ込む。
液体は、押下げ部30内の第2流路32からフレキシブル管80に流れ込み、フレキシブル管80を通ってノズル60に到達し、ノズル60の吐出口60aから吐出される。
このとき、ノズル60は、装着環40に立設しているノズル支持部70によって高さHに固定的に支持されているため、押下げ部30が押下げられても、ノズル60の位置は変化せず、固定された位置から、液体を吐出することができる。よって、ユーザは狙った位置に向かって液体を吐出することができる。
液体が吐出された後、ユーザが押下げ部30から手を離すと、ばね25は、ピストン20を押し上げ、ピストン20は復帰する。
これにより、シリンダ10内の空間17は、再び押し広げられ、空間17は負圧になり、シリンダ10の下端の開口13から容器2内の液体が管50によって吸い上げられて、シリンダ10内の空間17を満たす。これにより、次回、ユーザが押下げ部30を押し下げると、シリンダ10内の液体が噴出される。
なお、ピストン20の復帰時もノズル60の位置は変化しない。
上述してきたように、本実施形態のポンプ1は、押下げ部30を押し下げて、液体をノズル60から噴出させる際に、フレキシブル管80が変形し、ノズル60の位置が変化しない。また、押下げ部30を指で押し下げることで吐出の操作ができる。例えば、のどの奥に向かって薬剤等を吐出したい場合や、頭皮に向かって薬剤等を吐出したい場合等、ユーザは、吐出口60aを狙った方向に向けた状態で、手首や指が楽な持ちやすい向きで容器2を把持し、指で押下げ部30を押し下げることにより、ユーザは、ピンポイントで狙った位置に液体を吐出可能である。
また、押下げ部30の開口31の内周面は、ノズル60を挿入した場合、ノズル60の外周面と嵌合する形状にすることが可能である。これにより、本実施形態のポンプではない、通常のポンプ(ノズル支持部70を備えず、フレキシブル管80を用いないポンプ)の押下げ部およびノズルと、押下げ部30とノズル60を同形状にして部品の共通化を図ることができる。よって、共通する部品を用い、本実施形態のノズル60の位置が固定されたポンプ1と、通常のポンプの両方を製造することができ、製造効率を向上させることができる。
すなわち、本実施形態のポンプ1は、ノズル支持部70を備えた装着環40と、フレキシブル管80の2つの部品を追加するだけで、他の部品は、従来のポンプと共通した部品を用いて、効率よく製造することができる。
販売時および非使用時には、図2(a)~(c)に示すように、押下げ部30およびノズル60の先端を覆うキャップ90を、ノズル支持部70に装着することが好ましい。キャップ90は、ノズル60を覆うための、底面を備える筒状の部分90aと、押下げ部30の上面を覆う蓋状の部分90bと、基部71に嵌合するために周方向の一部が切り欠かれた筒状部90cとを備えている。よって、キャップ90の筒状の部分90aを横方向からノズル60の先端を覆うにように被せ、装着環40上に立設する環状の基部71に、筒状部90cを側方から嵌合させる。これにより、キャップ90を着脱可能にノズル支持部70に装着できる。
キャップ90が装着されている状態では、押下げ部30を押すことができないため、液体が誤って吐出されるのを防止できる。
<<実施形態2>>
本実施形態2のポンプの構成について図4(a)、(b)を用いて説明する。
図4(a)は、実施形態2のポンプのフレキシブル管180の断面図である。図4(b)は、実施形態2のポンプ全体の断面図である。
実施形態2のポンプは、実施形態1のポンプと同様の構成であるが、フレキシブル管180の形状が、実施形態1のフレキシブル管80とは異なっている。
実施形態2のポンプのフレキシブル管180には、管を構成する壁面の厚さが周囲よりも薄い部分180aが、周方向に沿ってリング状に設けられている。リング状の薄い部分180aは、フレキシブル管180の長手方向の複数個所に設けられている。薄い部分180aは、フレキシブル管180が折れ曲がって変形する際の折れ曲がる位置になる。
例えば、薄い部分180aは、フレキシブル管180の長手方向の3か所以上に設けられ、肉厚部と、薄い部分180aが交互に配置された形状にすることができる。これにより、一部肉厚部を備えた構成でありながら、フレキシブル性を向上させることが出来る。また、肉厚部があるため、フレキシブル管180の成型性が向上する。
また、フレキシブル管180の厚さが薄い部分180aは、フレキシブル管180の両端に1箇所ずつのみ設けられた形状であってもよい。すなわち、フレキシブル管180の第1接続部81に近い位置と、第2接続部82に近い位置にそれぞれ1箇所ずつの合計2か所のみ設けてもよい。この構造であっても、フレキシブル管180のフレキシブル性は確保でき、かつ、肉厚部が長いため、成形性が向上する。
また、フレキシブル管180の厚さが薄い部分180aは、フレキシブル管180の1箇所のみに設けてもよい。例えば、フレキシブル管180の長さ方向の中央部付近の1箇所に厚さが薄い部分180aに設けることができる。実施形態1で説明したように、ノズル60の吐出口60aは、押下げ部30の開口31の上下動の振れ幅の範囲内に配置されているため、押下げ部30の押下に伴うフレキシブル管80の振れ幅(振れ角度)が小さいため、厚さが薄い部分180aが1箇所のみでも、押下げ部30の上下動に追従可能なフレキシブル性を実現可能である。
他の構成および動作は、実施形態1のポンプと同様であるので、説明を省略する。
<<実施形態3>>
本実施形態3のポンプの構成について図5(a)、(b)を用いて説明する。
図5(a)は、実施形態3のポンプのフレキシブル管280の断面図である。図5(b)は、実施形態3のポンプ全体の断面図である。
実施形態3のポンプは、実施形態1のポンプと同様の構成であるが、ノズル60が、ノズル支持部70の筒状部72と一体に形成されている。そのため、フレキシブル管280の第2接続部282の形状も、実施形態1の第2接続部82とは異なっている。
この構成により、部品点数の少ないシンプルなポンプを提供できる。
他の構成および動作は、実施形態1のポンプと同様であるので、説明を省略する。
1 ポンプ
2 容器
2a 開口
10 シリンダ
13 開口
17 空間
20 ピストン
20a 第1流路
21 下部ピストンシール
22 上部ピストンシール
23 下部ピストン軸
24 上部ピストン軸
25 弾性部材
26 弁
27 貫通孔
28 段差部
30 押下げ部
31 開口
32 第2流路
40 装着環
50 管
60 ノズル
60a 吐出口
70 ノズル支持部
71 基部
72 筒状部
72a 半円筒部品
72b 半円筒部品
72c 凸部
72d 凹部
80 フレキシブル管
81 第1接続部
82 第2接続部
90 キャップ
90a 筒状の部分
90b 蓋状の部分
90c 筒状部
180 フレキシブル管
180a 薄い部分
280 フレキシブル管
282 第2接続部

Claims (7)

  1. 容器内の液体を吐出するポンプであって、
    前記容器内の液体を貯える空間を内部に備えるシリンダと、
    前記シリンダ内に下端が挿入されたピストンと、
    前記シリンダを支持し、前記容器の開口に装着する装着環と、
    ノズルと、
    前記ノズルを支持するノズル支持部と、
    押下げ部とを有し、
    前記押下げ部は、前記ピストンの上端に装着され、ユーザから前記ピストンを下方に押し下げる操作を受ける部分であり、
    前記ノズル支持部は、前記装着環上に立設され、前記ノズルの先端を前記装着環から所定の高さに支持し、
    前記ピストンの内部には、前記シリンダ内の液体を上部に導く第1流路が設けられ、
    前記押下げ部には、側面に設けられた開口と、前記ピストン内の前記第1流路によって導かれた液体を前記開口に導く第2流路が備えられ、
    前記押下げ部の前記開口と、前記ノズルは、フレキシブル管によって接続され、
    前記押下げ部がユーザによって押し下げられた場合、前記ノズルは変位せず、前記フレキシブル管が変形して前記ノズルと前記押下げ部の開口との接続を維持し、前記シリンダ内の液体は、前記第1流路、前記第2流路、および、前記フレキシブル管を通って、前記ノズルの先端から吐出される
    ことを特徴とするポンプ。
  2. 請求項1に記載のポンプであって、前記ノズル支持部が前記ノズルの先端を支持する高さは、前記押下げ部が押下げられていない状態では前記押下げ部の前記開口の高さより低く、前記押下げ部が押下げられて最も低い位置にある状態では、前記押下げ部の前記開口の高さより高い
    ことを特徴とするポンプ。
  3. 請求項1に記載のポンプであって、前記フレキシブル管には、管を構成する壁面の厚さが周囲よりも薄い部分が、周方向に沿ってリング状に設けられ、前記リング状の薄い部分は、前記フレキシブル管の長手方向の1個所以上に設けられている
    ことを特徴とするポンプ。
  4. 請求項3に記載のポンプであって、前記壁面の厚さが周囲よりも薄い部分は、3か所以上に設けられ、前記壁面の厚さが薄い部分と、厚い部分が、前記フレキシブル管の長手方向に交互に並んでいることを特徴とするポンプ。
  5. 請求項3に記載のポンプであって、前記壁面の厚さが周囲よりも薄い部分は、前記フレキシブル管の一端と前記押下げ部の前記開口との接続部と、前記フレキシブル管の他端と前記ノズルとの接続部の2か所に設けられている
    ことを特徴とするポンプ。
  6. 請求項1に記載のポンプであって、前記ノズルは、前記ノズル一部と一体に構成されている
    ことを特徴とするポンプ。
  7. 容器と、容器の開口に装着されたポンプとを有する噴出容器であって、
    前記ポンプは、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のポンプであることを特徴とする噴出容器。
JP2022133195A 2022-08-24 2022-08-24 ポンプ、および、噴出容器 Pending JP2024030354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022133195A JP2024030354A (ja) 2022-08-24 2022-08-24 ポンプ、および、噴出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022133195A JP2024030354A (ja) 2022-08-24 2022-08-24 ポンプ、および、噴出容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024030354A true JP2024030354A (ja) 2024-03-07

Family

ID=90106804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022133195A Pending JP2024030354A (ja) 2022-08-24 2022-08-24 ポンプ、および、噴出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024030354A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5881956A (en) Microdispensing ophthalmic pump
US6213358B1 (en) Molded bottle with inclined spray tube
US7357335B2 (en) Nozzle devices
ES2949040T3 (es) Recipiente de liberación controlada
US8950632B2 (en) Wearable dispenser
US6189739B1 (en) Pump dispenser with threshold actuation and restoring spring
JP3916998B2 (ja) トリガー式流体吐出器
US4201317A (en) Finger actuated pump assembly
US6338442B1 (en) Dispenser for dispensing a product
US20020134798A1 (en) Product dispensing device comprising a reservoir housed in a casing
US20010032864A1 (en) Fluid container for pump or spray device
EP0867228B1 (en) A pump mechanism for ejecting liquid
EP2915589A1 (en) Spray head and container provided with same
US20070131804A1 (en) Diffuser and device for packaging and dispensing a foaming product
WO2011077123A1 (en) Manual pump type fluid dispenser
CN103340746A (zh) 医用喷雾式药瓶
JP2024030354A (ja) ポンプ、および、噴出容器
JP7308399B2 (ja) エアゾール定量吐出アクチュエーター
US20220097088A1 (en) Dispenser and dispensing container
JP2006341173A (ja) 噴射装置、および噴出器
JP7164870B2 (ja) 噴出ポンプおよび噴出容器
KR102302726B1 (ko) 정역립 상태에서 분사가 가능한 미스트 분무기
WO2020114198A1 (zh) 一种环保型喷泵
KR102496965B1 (ko) 펌프 조립체
CN110035831A (zh) 触发器泵分配器