JP2024030197A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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都美 寺岡
Kuniyoshi Teraoka
孝志 松藤
Takashi Matsufuji
咲 小森
Saki Komori
大 村上
Dai Murakami
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Abstract

【課題】濡れた毛髪に対して塗布した際と、高温条件下で塗布した際に高いコク感を得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料の提供。【解決手段】(A)一鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、(B)二鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、(C)炭素数14~24の直鎖アルコールを1質量%~15質量%、(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコールを0.05質量%~2.5質量%、及び(E)分子量300以下のモノエステル油を0.1質量%~10質量%含有する毛髪化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。
毛髪は紫外線やドライヤーの熱、洗髪時の摩擦等の様々な要因によって日々ダメージを受けており、パサついたり艶が失われたりする場合がある。そのためヘアコンディショナーやヘアトリートメント等の毛髪化粧料は、毛髪の良好な指通りやまとまり、艶を付与するために使用される。このような機能面だけでなく様々な使用性が要求され、例えば特許文献1では塗布時のコク感(伸び広げる際に感じられる厚み)を向上させるために、モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤、炭素数16~22の高級アルコール、1,3-プロピレングリコール、トリグリセライド及び水を含有する毛髪化粧料が提案されている。しかし特許文献1の毛髪化粧料は十分に濡れた毛髪に対してはその効果は不十分であった。
使用者にとって毛髪化粧料使用前に一度水気を絞る動作は手間となるため、シャンプーを洗い流した後そのまま毛髪化粧料を使用できることが好ましい。この課題を解決するために、特許文献2ではカチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、直鎖飽和炭化水素基を有する高級アルコール、1分子内に水酸基を3個以上有する多価アルコール及び油性成分からなるヘアコンディショニング組成物が提案されており、濡れた毛髪に対しても十分なコク感を付与することが可能となった。また、特許文献2の組成物は乾燥後の仕上がり時にも毛髪に滑らかさ、柔らかさ、しっとり感を付与できることが特徴であった。しかししっとりとした仕上がり故に、使用後のスタイリングのしやすさは不十分であった。さらに毛髪のスタイリングは毛髪化粧料の使用直後に行われるだけでなく、夜間に毛髪化粧料を使用し翌朝スタイリングを行う場合も想定されるため、スタイリングのしやすさは長時間持続することが求められる。
また、毛髪化粧料は様々な環境下での使用・保管が想定されるため、高温での保存安定性が重要である。そこで特許文献3では、高温条件下での保存安定性を向上させるために、アルギニン、両性界面活性剤、多価アルコール、カチオン性界面活性剤及び長鎖脂肪族アルコールを特定比率で含有した毛髪化粧料が提案されている。しかし高温条件下での保存安定性は優れているものの、高温条件下で使用した場合のコク感については不十分であるとともに、十分に濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感と、スタイリングのしやすさ及びその持続性は不十分であった。
したがって、濡れた毛髪に対して塗布した際も、高温条件下で塗布した際も高いコク感を得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料の開発が望まれている。
特開2018-168151号公報 特開2009-84172号公報 特開2016-124862号公報
本発明の目的は、濡れた毛髪に対して塗布した際と、高温条件下で塗布した際に高いコク感を得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、一鎖型カチオン性界面活性剤、二鎖型カチオン性界面活性剤、炭素数14~24の直鎖アルコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール及び分子量300以下のモノエステル油をそれぞれ特定範囲の含有量で組み合わせて含有させることにより、上記課題を解決し得る毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]下記(A)~(E)を含有する毛髪化粧料。
(A)一鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
(B)二鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
(C)炭素数14~24の直鎖アルコールを1質量%~15質量%、
(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコールを0.05質量%~2.5質量%、
(E)分子量300以下のモノエステル油を0.1質量%~10質量%。
[2]さらに(F)抱水性油剤を0.1質量%~10質量%含有する、[1]記載の毛髪化粧料。
[3]さらに(G)下記の式(3)で表されるアルキレンオキシド誘導体を0.1質量~10質量%含有する、[1]又は[2]記載の毛髪化粧料。
Figure 2024030197000001
(式(3)中、Glyは、グリセリンから水酸基を除いた残基を示し、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、BOはオキシブチレン基をそれぞれ示す。m及びnは、それぞれ前記オキシプロピレン基PO及び前記オキシエチレン基EOの平均付加モル数であって、1≦m≦50、1≦n≦50であり、POとEOとの質量比(PO/EO)は、1/5~5/1である。pは、前記オキシブチレン基BOの平均付加モル数であって、0≦p≦5である。)
本発明の毛髪化粧料は、濡れた毛髪に対して塗布した場合のコク感と、高温条件下で塗布した場合のコク感が高く、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の毛髪化粧料は、(A)一鎖型カチオン性界面活性剤、(B)二鎖型カチオン性界面活性剤、(C)炭素数14~24の直鎖アルコール、(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコール及び(E)分子量300以下のモノエステル油を含有する。以下、各成分について説明する。
[(A)一鎖型カチオン性界面活性剤]
本発明の毛髪化粧料に用いられる一鎖型カチオン性界面活性剤(本明細書中、「(A)成分」と称する場合がある)としては、例えば、下記の式(1)で表される界面活性剤等が挙げられる。
(式(1)中、Rは、炭素数18~24のアルキル基を示し、Xは陰イオンを示す。)
で示される炭素数18~24のアルキル基は、直鎖状及び分岐鎖状のいずれであってもよいが、直鎖状であることが好ましい。Rは炭素数18~22の直鎖アルキル基であることが好ましく、具体的な例としては、ステアリル基、ベヘニル基等が好ましい。
で示される陰イオンとしては、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;メトスルフェートイオン、エトスルフェートイオン等の炭素数1~3のアルキル硫酸イオン;メトホスフェートイオン、エトホスフェートイオン等の炭素数1~3のアルキルリン酸イオン;メトカーボナートイオン等の炭素数1~3のアルキルカーボナートイオン;アセテートイオン、シトレートイオン、ラクテートイオン、グリコレートイオン等のアシレートイオン;ニトレートイオン;スルフェートイオン等が挙げられる。中でも、塩化物イオン、臭化物イオン、メトスルフェートイオン、エトスルフェートイオン、メトホスフェートイオン、エトホスフェートイオン、メトカーボナートイオンが好ましく、塩化物イオン、臭化物イオンがより好ましい。
具体的な(A)成分としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。中でも、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感の点において、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
(A)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(A)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料における(A)成分の含有量は、毛髪化粧料総量に対して、0.1質量%~5質量%であり、0.2質量%~4質量%が好ましく、0.5質量%~2.5質量%がより好ましい。(A)成分の含有量が0.1質量%を下回ると、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感、高温条件下で塗布した際のコク感が不十分となることがある。(A)成分の含有量が5質量%を超える場合は、スタイリングのしやすさ、スタイリングのしやすさの持続性が不十分になることがある。ここで「(A)成分の含有量」は、2種以上の(A)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(A)成分の総含有量である。
[(B)二鎖型カチオン性界面活性剤]
本発明の毛髪化粧料に用いられる二鎖型カチオン性界面活性剤(本明細書中、「(B)成分」と称する場合がある)としては、例えば、下記の式(2)で表される界面活性剤等が挙げられる。
(式(2)中、R及びRは、独立して、炭素数10~18のアルキル基を示し、Yは陰イオンを示す。)
又はRで示される炭素数10~18のアルキル基は、直鎖状及び分岐鎖状のいずれであってもよい。R及びRは、独立して、炭素数12~18の直鎖又は分岐鎖アルキル基であることが好ましく、具体的な例としては、セチル基、ステアリル基、イソステアリル基等が好ましい。
で示される陰イオンとしては、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;メトスルフェートイオン、エトスルフェートイオン等の炭素数1~3のアルキル硫酸イオン;メトホスフェートイオン、エトホスフェートイオン等の炭素数1~3のアルキルリン酸イオン;メトカーボナートイオン等の炭素数1~3のアルキルカーボナートイオン;アセテートイオン、シトレートイオン、ラクテートイオン、グリコレートイオン等のアシレートイオン;ニトレートイオン;スルフェートイオン等が挙げられる。中でも、塩化物イオン、臭化物イオン、メトスルフェートイオン、エトスルフェートイオン、メトホスフェートイオン、エトホスフェートイオン、メトカーボナートイオンが好ましく、塩化物イオン、臭化物イオンがより好ましい。
具体的な(B)成分としては、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C12-15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C12-18)ジメチルアンモニウム等が挙げられる。中でも、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感の点において、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムが好ましい。
(B)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(B)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料における(B)成分の含有量は、毛髪化粧料総量に対して、0.1質量%~5質量%であり、0.2質量%~4質量%が好ましく、0.5質量%~2.5質量%がより好ましい。(B)成分の含有量が0.1質量%を下回ると、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感、スタイリングのしやすさの持続性が不十分となることがある。(B)成分の含有量が5質量%を超える場合は、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感が不十分になることがある。ここで「(B)成分の含有量」は、2種以上の(B)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(B)成分の総含有量である。
[(C)炭素数14~24の直鎖アルコール]
本発明の毛髪化粧料に用いられる炭素数14~24の直鎖アルコール(本明細書中、「(C)成分」と称する場合がある)としては、例えば、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール等や、これらの混合物であるセトステアリルアルコールや水添ナタネ油アルコール等が挙げられる。中でも、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感の点において、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましい。
(C)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(C)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。特に濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感、高温条件下で塗布した際のコク感を両立する点から、2種以上を組み合わせて使用することが好ましい。
本発明の毛髪化粧料における(C)成分の含有量は、毛髪化粧料総量に対して、1質量%~15質量%であり、2質量%~10質量%が好ましく、3質量%~8質量%がより好ましい。(C)成分の含有量が1質量%を下回ると、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感、高温条件下で塗布した際のコク感が不十分となることがある。(C)成分の含有量が15質量%を超える場合は、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感、スタイリングのしやすさが不十分になることがある。ここで「(C)成分の含有量」は、2種以上の(C)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(C)成分の総含有量である。
[(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコール]
本発明の毛髪化粧料に用いられるモノステアリン酸ポリエチレングリコール(本明細書中、「(D)成分」と称する場合がある)としては、例えば、ステアリン酸PEG-5、ステアリン酸PEG-10、ステアリン酸PEG-20、ステアリン酸PEG-30、ステアリン酸PEG-40、ステアリン酸PEG-100、ステアリン酸PEG-150等が挙げられる。中でも高温条件下で塗布した際のコク感の点において、EO(オキシエチレン基)付加モル数が50以下であるものが好ましく、具体的にはステアリン酸PEG-5、ステアリン酸PEG-10、ステアリン酸PEG-20、ステアリン酸PEG-30、ステアリン酸PEG-40等が好ましい。
(D)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(D)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。特に高温条件下で塗布した際のコク感の点から、2種以上を組み合わせて使用することが好ましい。
本発明の毛髪化粧料における(D)成分の含有量は、毛髪化粧料総量に対して、0.05質量%~2.5質量%であり、0.08質量%~2質量%が好ましく、0.1質量%~1.5質量%がより好ましい。(D)成分の含有量が0.05質量%を下回ると、高温条件下で塗布した際のコク感が不十分となることがある。(D)成分の含有量が2.5質量%を超える場合は、スタイリングのしやすさが不十分になることがある。ここで「(D)成分の含有量」は、2種以上の(D)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(D)成分の総含有量である。
本発明の毛髪化粧料における(D)成分の含有量に対する(C)成分の含有量の質量比[(C)/(D)]は、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感及び高温条件下で塗布した際のコク感の点から5~70であることが好ましい。当該質量比[(C)/(D)]は、より好ましくは5~60である。
[(E)分子量300以下のモノエステル油]
本発明の毛髪化粧料に用いられる分子量300以下のモノエステル油(本明細書中、「(E)成分」と称する場合がある)としては、例えば、イソノナン酸イソノニル(分子量:284.48)、イソノナン酸エチルヘキシル(分子量:270.45)、ミリスチン酸イソプロピル(分子量:270.45)、エチルヘキサン酸エチルヘキシル(分子量:256.42)等が挙げられる。中でもスタイリングのしやすさの点において、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸エチルヘキシルが好ましい。
(E)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(E)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料における(E)成分の含有量は、毛髪化粧料総量に対して、0.1質量%~10質量%であり、0.3質量%~8質量%が好ましく、0.5質量%~5質量%がより好ましい。(E)成分の含有量が0.1質量%を下回ると、スタイリングのしやすさが不十分となることがある。(E)成分の含有量が10質量%を超える場合は、スタイリングのしやすさの持続性が不十分になることがある。ここで「(E)成分の含有量」は、2種以上の(E)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(E)成分の総含有量である。
[(F)抱水性油剤]
本発明の毛髪化粧料は、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感及びスタイリングのしやすさの持続性の点から、上記の(A)成分~(E)成分に加えて、さらに抱水性油剤(本明細書中、「(F)成分」と称する場合がある)を含有することがより好ましい。
抱水性油剤とは、水を抱水する性質を有する油剤であり、本発明の毛髪化粧料に用いられる抱水性油剤は特に抱水力が100%以上であるもの、すなわち自重以上の水を保持できるものが好ましい。このような抱水性油剤としては、例えば、N-ラウロイル-L-グルタミン酸エステル、ペンタエリスリトールエステル、N-ミリストイル-N-メチル-β-アラニンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、コレステロール又はその誘導体、フィトステロール又はその誘導体、ラノリン又はその誘導体、ダイマー酸のエステル等が挙げられる。
N-ラウロイル-L-グルタミン酸エステルとしては、例えば、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/2-オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/コレステリル/ベヘニル)等が挙げられる。
ペンタエリスリトールエステルとしては、例えば、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、テトラ(エチルヘキサン酸/安息香酸)ペンタエリスチル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、(12-ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリトール、(12-ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリトール等が挙げられる。
N-ミリストイル-N-メチル-β-アラニンエステルとしては、例えば、N-ミリストイル-メチルアラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル)等が挙げられる。
グリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル等が挙げられる。
コレステロール又はその誘導体としては、例えば、コレステロール、コレスタノール、デヒドロコレステロール、ラノリン脂肪酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、リシノール酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル等が挙げられる。
フィトステロール又はその誘導体としては、例えば、フィトステロール、フィトステノール、デヒドロフィトステロール、ラノリン脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、リシノール酸フィトステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル等が挙げられる。
ラノリン又はその誘導体としては、例えば、ラノリン、吸着精製ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。
ダイマー酸のエステルとしては、例えば、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)等が挙げられる。
(F)成分は、スタイリングのしやすさの持続性の点において、N-ラウロイル-L-グルタミン酸エステル、ペンタエリスリトールエステル、ダイマー酸のエステルが好ましい。
(F)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(F)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料が(F)成分を含有する場合、本発明の毛髪化粧料における(F)成分の含有量は、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感及びスタイリングのしやすさの持続性の点から、毛髪化粧料総量に対して、好ましくは0.1質量%~10質量%であり、より好ましくは0.2質量%~8質量%であり、特に好ましくは0.5質量%~5質量%である。ここで「(F)成分の含有量」は、2種以上の(F)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(F)成分の総含有量である。
本発明の毛髪化粧料が(F)成分を含有する場合、本発明の毛髪化粧料における(E)成分の含有量に対する(F)成分の含有量の質量比[(F)/(E)]は、濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感の点から0.2~5であることが好ましい。当該質量比[(F)/(E)]は、より好ましくは0.4~4である。
[(G)アルキレンオキシド誘導体]
本発明の毛髪化粧料は、スタイリングのしやすさ及びスタイリングのしやすさの持続性の点から、上記の(A)成分~(E)成分又は(A)成分~(F)成分に加えて、さらに下記の式(3)で表されるアルキレンオキシド誘導体(本明細書中、「(G)成分」と称する場合がある)を含有することが好ましい。
Figure 2024030197000004
式(3)において、Glyは、グリセリンから水酸基を除いた残基を示し、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、BOはオキシブチレン基をそれぞれ示す。
m及びnは、それぞれオキシプロピレン基PO及びオキシエチレン基EOの平均付加モル数であって、1≦m≦50、1≦n≦50である。
pは、オキシブチレン基BOの平均付加モル数であって、0≦p≦5である。
濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感の点から、(G)成分1分子中におけるPO、EO及びBOの総付加モル数3×(m+n+p)は、20~80が好ましく、30~60がより好ましい。さらにp=0がより好ましい。
POとEOとの質量比(PO/EO)は、1/5~5/1である。POとEOとの質量比(PO/EO)が1/5未満であると濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感が不十分となることがあり、POとEOとの質量比(PO/EO)が5/1超であるとスタイリングのしやすさが不十分となることがある。POとEOとの質量比(PO/EO)は好ましくは1/4~4/1であり、より好ましくは1/2~2/1である。
EO、PO及びBOはランダム状に付加してもブロック状に付加してもよく、またランダム部位とブロック部位が混在していてもよい。
式(3)で表されるアルキレンオキシド誘導体((G)成分)は、m=5~10、n=5~10、p=0のものが特に好ましい。
(G)成分の具体例としては、PPG-24グリセレス-24(m=8、n=8、p=0、PO/EO=1)、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン(m=1.7、n=2.7、p=1、PO/EO=0.63)等が挙げられる。
(G)成分は公知の方法によって製造することができる。また、市販品を使用してもよい。
(G)成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料が(G)成分を含有する場合、本発明における(G)成分の含有量は、スタイリングのしやすさ及びスタイリングのしやすさの持続性の点から、毛髪化粧料総量に対して、好ましくは0.1質量%~10質量%であり、より好ましくは0.2質量%~8質量%であり、特に好ましくは0.5質量%~7質量%である。ここで「(G)成分の含有量」は、2種以上の(G)成分を組み合わせて使用する場合は、2種以上の(G)成分の総含有量である。
[他の成分]
本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を阻害しない範囲内で、上記の(A)成分~(G)成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分は、化粧料に常用されるものであり、例えば、高級脂肪酸及びこれらのトリグリセライド、シリコーン油、動植物油脂、ビタミン、金属イオン封鎖剤、増粘剤、色素、顔料、香料等が挙げられる。また、本発明の毛髪化粧料に用いることができる溶媒としては、例えば、水、エタノール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、直鎖状ポリシロキサン、分岐状ポリシロキサン、環状シロキサン、フェニル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、架橋型オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
動植物油脂としては、例えば、馬油、ぼたん油、しか脂、オリーブ油、ツバキ油、シア脂、アーモンド油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、ブドウ種子油、アボカド油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、ヤシ油、月見草油、カカオ脂等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA;エデト酸)又はその塩類、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)又はその塩類、ジエチレントリアミン五酢酸又はその塩類、並びにヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP;エチドロン酸)又はその塩類が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、pHが3~7であることが好ましく、この場合、より高い効果が得られるとともに、高温条件下で塗布した際のコク感も優れたものとすることができる。
本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従って製造することができる。例えば本発明の毛髪化粧料は、上記の(A)成分~(E)成分を、必要に応じて他の添加剤成分とともに水等の溶媒に添加して混合し、常法に従って溶解、分散、懸濁、乳化等して製造することができる。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアコンディショナーやヘアトリートメント、ヘアリンス、ヘアパック、ヘアミルク、ヘアクリーム等に用いることができ、それぞれ通常の方法に従って製造することができる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例1~18、比較例1~6〕
下記に示す各成分を表1、2に示す量(単位:質量%)で配合し、撹拌混合して乳化させることによって、実施例1~18及び比較例1~6の各毛髪化粧料(ヘアコンディショナー)を調製した。尚、表1、2に記載の「共通添加成分」には、表3に示す成分を用いた。
(A)成分;塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム「カチオンVB-Mフレーク」(日油株式会社製)(塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム含有量=80質量%)
(B)成分;塩化ジステアリルジメチルアンモニウム「コータミンD-86P」(花王株式会社製)
(C)成分
(C-1);セチルアルコール「NAA(登録商標)-44」(日油株式会社製)
(C-2);ベヘニルアルコール「NAA(登録商標)-422」(日油株式会社製)
(D)成分
(D-1);ステアリン酸PEG-5「EMALEX 805」(日本エマルジョン株式会社製)
(D-2);ステアリン酸PEG-30「EMALEX 830」(日本エマルジョン株式会社製)
(E)成分
(E-1);イソノナン酸エチルヘキシル「ES108109」(高級アルコール工業株式会社製)
(E-2);ミリスチン酸イソプロピル「IPM-R」(日油株式会社製)
(E’)成分
(E’-1);エチルヘキサン酸セチル「サラコス816」(日清オイリオ株式会社製)
(E’-2);セバシン酸ジイソプロピル「NIKKOL DIS」(日光ケミカルズ株式会社製)
(F)成分
(F-1);ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル「コスモール168M」(日清オイリオ株式会社製)
(F-2);N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/2-オクチルドデシル)「Plandool-LG2」(日本精化株式会社製)
(F-3);ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)「Plandool-S」(日本精化株式会社製)
(G)成分
(G-1);PPG-24グリセレス-24「ユニルーブ(登録商標)50TG-32」(日油株式会社製)
(G-2);PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン「ウィルブライド(登録商標)S-753D」(日油株式会社製)
実施例1~18及び比較例1~6の各毛髪化粧料を下記の方法で使用し、(1)濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感、(2)高温条件下で塗布した際のコク感、(3)スタイリングのしやすさ、(4)スタイリングのしやすさの持続性について評価した。
〔評価方法〕
(1)濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感
20名の女性(22才~40才)をパネラーとし、洗髪を行い、塗れた手で実施例1~18及び比較例1~6の各毛髪化粧料(ヘアコンディショナー)5gを取り、水気を切らず濡れた毛髪に塗布する際のコク感(伸び広げる際に感じられる厚み)について、下記の評価尺度に基づき評点を付けた。そして、20名の評点の合計によって、「◎」~「×」の下記4段階評価を行い、20点以上を濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感に優れる毛髪化粧料と判定した。
<濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感の評価尺度>
2点:濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感が十分であると感じた場合。
1点:濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感がやや不十分であると感じた場合。
0点:濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感が不十分であると感じた場合。
<評点の合計による4段階評価>
◎:評点の合計が30点以上
○:評点の合計が20点以上、29点以下
△:評点の合計が10点以上、19点以下
×:評点の合計が9点以下
(2)高温条件下で塗布した際のコク感
20名の女性(22才~40才)をパネラーとし、洗髪を行い、40℃の恒温槽内で24時間保管した実施例1~18及び比較例1~6の各毛髪化粧料(ヘアコンディショナー)5gを取り、毛髪に塗布する際のコク感(伸び広げる際に感じられる厚み)について、下記の評価尺度に基づき、評点を付けた。そして、20名の評点の合計によって、「◎」~「×」の下記4段階評価を行い、20点以上を高温条件下で塗布した際のコク感に優れる毛髪化粧料と判定した。
<高温条件下で塗布した際のコク感の評価尺度>
2点:高温条件下で塗布した際のコク感が十分であると感じた場合。
1点:高温条件下で塗布した際のコク感がやや不十分であると感じた場合。
0点:高温条件下で塗布した際のコク感が不十分であると感じた場合。
<評点の合計による4段階評価>
◎:評点の合計が30点以上
○:評点の合計が20点以上、29点以下
△:評点の合計が10点以上、19点以下
×:評点の合計が9点以下
(3)スタイリングのしやすさ
20名の女性(22才~40才)をパネラーとし、洗髪を行い、塗れた手で実施例1~18及び比較例1~6の各毛髪化粧料(ヘアコンディショナー)5gを取り、水気を切らず濡れた毛髪に塗布し、十分馴染ませた後水ですすぎ流した。その後毛髪を乾燥させ、スタイリングのしやすさについて下記の評価尺度に基づき、評点を付けた。そして、20名の評点の合計によって、「◎」~「×」の下記4段階評価を行い、20点以上をスタイリングのしやすさに優れる毛髪化粧料と判定した。
<スタイリングのしやすさの評価尺度>
2点:スタイリングのしやすさが十分と感じた場合。
1点:スタイリングのしやすさがやや不十分と感じた場合。
0点:スタイリングのしやすさが不十分と感じた場合。
<評点の合計による4段階評価>
◎:評点の合計が30点以上
○:評点の合計が20点以上、29点以下
△:評点の合計が10点以上、19点以下
×:評点の合計が9点以下
(4)スタイリングのしやすさの持続性
20名の女性(22才~40才)をパネラーとし、洗髪を行い、塗れた手で実施例1~18及び比較例1~6の各毛髪化粧料(ヘアコンディショナー)5gを取り、水気を切らず濡れた毛髪に塗布し、十分馴染ませた後水ですすぎ流した。その後毛髪を乾燥させ、10時間経過後のスタイリングのしやすさについて下記の評価尺度に基づき、評点を付けた。そして、20名の評点の合計によって、「◎」~「×」の下記4段階評価を行い、20点以上をスタイリングのしやすさの持続性に優れる毛髪化粧料と判定した。
<スタイリングのしやすさの持続性の評価尺度>
2点:10時間経過後のスタイリングのしやすさが十分と感じた場合。
1点:10時間経過後のスタイリングのしやすさがやや不十分と感じた場合。
0点:10時間経過後のスタイリングのしやすさが不十分と感じた場合。
<評点の合計による4段階評価>
◎:評点の合計が30点以上
○:評点の合計が20点以上、29点以下
△:評点の合計が10点以上、19点以下
×:評点の合計が9点以下
各評価結果を表1、2に示す。
表1に示されるように、実施例1~18の毛髪化粧料については、いずれも濡れた毛髪に対して塗布した際と高温条件下で塗布した際に高いコク感が得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れると評価された。
特に、(A)~(G)成分の各含有量が上記したより好ましい範囲内であり、各2種の(C)成分及び(D)成分を組み合わせた実施例18については、すべての評価項目について「◎」の評価が得られた。
一方、表2に示されるように、比較例1~6の毛髪化粧料については、すべての評価項目について「○」以上の評価が得られたものはなかった。
上記の評価結果から、本発明の実施例の毛髪化粧料は、濡れた毛髪に対して塗布した場合のコク感と、高温条件下で塗布した場合のコク感が高く、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる効果を達成できることが示唆された。
〔処方例〕
本発明の毛髪化粧料の処方例を、表4に示す。
表4に記載の成分を撹拌混合し、乳化させることにより、毛髪化粧料を調製した。
表4に記載の組成からなる毛髪化粧料は、濡れた毛髪に対して塗布した場合のコク感と、高温条件下で塗布した場合のコク感が高く、スタイリングのしやすさとその持続性に優れるものであった。
本発明によれば、濡れた毛髪に対して塗布した場合のコク感と、高温条件下で塗布した場合のコク感が高く、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料を提供することができる。

Claims (3)

  1. 下記(A)~(E)を含有する毛髪化粧料。
    (A)一鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
    (B)二鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
    (C)炭素数14~24の直鎖アルコールを1質量%~15質量%、
    (D)モノステアリン酸ポリエチレングリコールを0.05質量%~2.5質量%、
    (E)分子量300以下のモノエステル油を0.1質量%~10質量%。
  2. さらに(F)抱水性油剤を0.1質量%~10質量%含有する、請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. さらに(G)下記の式(3)で表されるアルキレンオキシド誘導体を0.1質量%~10質量%含有する、請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
    Figure 2024030197000009
    (式(3)中、Glyは、グリセリンから水酸基を除いた残基を示し、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、BOはオキシブチレン基をそれぞれ示す。m及びnは、それぞれ前記オキシプロピレン基PO及び前記オキシエチレン基EOの平均付加モル数であって、1≦m≦50、1≦n≦50であり、POとEOとの質量比(PO/EO)は、1/5~5/1である。pは、前記オキシブチレン基BOの平均付加モル数であって、0≦p≦5である。)
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