JP2024030179A - 推定方法、照明制御方法、推定プログラム、制御装置、及び照明制御システム - Google Patents

推定方法、照明制御方法、推定プログラム、制御装置、及び照明制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】システムの動作の安定性を向上できる推定方法、照明制御方法、推定プログラム、制御装置、及び照明制御システムを提供する。【解決手段】推定方法は、撮像装置30の撮像条件を第1条件に設定して所定エリア100を撮像した第1画像を取得することと、撮像装置30の撮像条件を第2条件に設定して所定エリア100を撮像した第2画像を取得することと、第1画像の特性と第2画像の特性との比較に基づいて第1条件の特性を推定することとを含む。【選択図】図3

Description

本開示は、推定方法、照明制御方法、推定プログラム、制御装置、及び照明制御システムに関する。
カメラで撮像した画像に基づいて照度分布を推定し、照明を制御するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9-312198号公報
カメラ等の撮像装置の状態は、システムの動作に影響を及ぼし得る。システムの動作の安定性の向上が求められる。
本開示の目的は、システムの動作の安定性を向上できる推定方法、照明制御方法、推定プログラム、制御装置、及び照明制御システムを提供することにある。
本開示の一実施形態に係る推定方法は、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得することを含む。前記推定方法は、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得することを含む。前記推定方法は、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定することを含む。
本開示の一実施形態に係る照明制御方法は、前記推定方法を実行することによって得られた前記所定エリアの推定照度に基づいて、前記所定エリアに設置されている照明装置を制御することを含む。
本開示の一実施形態に係る推定プログラムは、プロセッサに、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得することを実行させる。前記推定プログラムは、前記プロセッサに、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得することを実行させる。前記推定プログラムは、前記プロセッサに、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定することを実行させる。
本開示の一実施形態に係る制御装置は、制御部を備える。前記制御部は、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得する。前記制御部は、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得する。前記制御部は、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定する。
本開示の一実施形態に係る照明制御システムは、制御装置と、所定エリアを照らす照明装置と、前記所定エリアを撮像する撮像装置とを備える。前記制御装置は、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得する。前記制御装置は、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得する。前記制御装置は、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定する。
本開示の一実施形態に係る推定方法、照明制御方法、推定プログラム、制御装置、及び照明制御システムによれば、システムの動作の安定性が高められ得る。
一実施形態に係る照明制御システムの構成例を示すブロック図である。 照明制御エリアの構成例を示す模式図である。 机に入射する光と、机で反射して撮像装置に進行する光との関係の一例を説明する模式図である。 撮像画像の一例を示す図である。 一実施形態に係る推定方法の手順例を示すフローチャートである。 シャッタ速度を推定する手順例を示すフローチャートである。 シャッタ速度の現在値と推定値との乖離を検出する手順例を示すフローチャートである。 撮像装置の動作モードを推定する手順例を示すフローチャートである。 照度の推定値と測定値との関係の一例を示すグラフである。
(照明制御システム1の構成例)
図1に示されるように、一実施形態に係る照明制御システム1は、制御装置10と、照明装置20と、撮像装置30とを備える。照明制御システム1は、図2に例示される照明制御エリア100における照明を制御する。照明制御エリア100は、例えばオフィス、会議室又は教室等の、照明を制御する対象となる種々の空間を含んでよい。照明制御エリア100は、天井110と、床120と、窓130と、壁132とで囲まれた空間であるとする。照明制御エリア100において、床120の上に机140が設置されているとする。本実施形態において、照明装置20及び撮像装置30は、照明制御エリア100の天井110に設置されているとする。
照明制御システム1において、制御装置10は、撮像装置30で照明制御エリア100を撮像した画像に基づいて照明制御エリア100の照度を推定する。制御装置10は、照明制御エリア100の照度の推定結果に基づいて、照明装置20を制御し、照明制御エリア100の照度を制御する。
以下、照明制御システム1の各部の構成例が説明される。
<制御装置10>
制御装置10は、制御部12と、インタフェース14とを備える。制御部12は、照明装置20を制御可能に構成される。制御部12は、撮像装置30を制御可能に構成されてもよい。制御部12は、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。プロセッサは、制御装置10の種々の機能を実現するプログラムを実行しうる。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)とも称される。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。
制御装置10は、記憶部を更に備えてよい。記憶部は、例えば、磁気ディスク等の電磁記憶媒体を含んでよいし、半導体メモリ又は磁気メモリ等のメモリを含んでもよい。記憶部は、制御装置10の動作で参照される各種情報及び制御装置10の種々の機能を実現するプログラム等を格納してよい。記憶部は、制御部12のワークメモリとして機能してよい。記憶部は、制御部12と一体に構成されてもよいし、制御部12と別体で構成されてもよい。
インタフェース14は、照明装置20又は撮像装置30等の外部装置と通信する通信モジュールを含んで構成されてよい。通信モジュールは、例えば4G(4th Generation)又は5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応してよい。通信モジュールは、LAN(Local Area Network)等の通信規格に対応してもよい。通信モジュールは、有線又は無線の通信規格に対応してもよい。通信モジュールは、これらに限られず、種々の通信規格に対応してよい。インタフェース14は、外部の通信モジュールに接続可能に構成されてよい。
インタフェース14は、ユーザから情報又はデータ等の入力を受け付ける入力デバイスを含んで構成されてよい。入力デバイスは、例えば、タッチパネル若しくはタッチセンサ、又はマウス等のポインティングデバイスを含んで構成されてよい。入力デバイスは、物理キーを含んで構成されてもよい。入力デバイスは、マイク等の音声入力デバイスを含んで構成されてもよい。インタフェース14は、外部の入力デバイスに接続可能に構成されてもよい。
インタフェース14は、ユーザに対して情報又はデータ等を出力する出力デバイスを含んで構成されてよい。出力デバイスは、例えば、画像又は文字若しくは図形等の視覚情報を出力する表示デバイスを含んでよい。表示デバイスは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ若しくは無機ELディスプレイ、又は、PDP(Plasma Display Panel)等を含んで構成されてよい。表示デバイスは、これらのディスプレイに限られず、他の種々の方式のディスプレイを含んで構成されてよい。表示デバイスは、LED(Light Emitting Diode)又はLD(Laser Diode)等の発光デバイスを含んで構成されてよい。表示デバイスは、他の種々のデバイスを含んで構成されてよい。出力デバイスは、例えば、音声等の聴覚情報を出力するスピーカ等の音声出力デバイスを含んでよい。出力デバイスは、例えば振動等の触覚情報を出力するバイブレータ等の振動デバイスを含んでよい。出力デバイスは、これらの例に限られず、他の種々のデバイスを含んでよい。インタフェース14は、外部の出力デバイスに接続可能に構成されてもよい。
<照明装置20>
照明装置20は、照明光40を射出する。照明装置20は、例えばLED(Light Emitting Diode)、レーザーダイオード(laser diode)などの半導体レーザ素子、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)またはSLD(Super Luminescent Diode)等の種々の光源を含んで構成される。本実施形態において、照明装置20は、グレアレスダウンライトとして構成されるとする。グレアレスダウンライトは、不快グレアを低減するために、照射光のグレアが低減されるように光源構造又は光反射機構が設計されたものである。なお、不快グレアの評価方法は、例えば、JIS Z 9110:照明基準総則(2010)又はISO 8995:The lighting of indoor work systems(1989)等に示されている。照明装置20は、グレアレスダウンライトに限られず他の種々の態様で構成されてよい。
照明制御エリア100に設置される照明装置20の数は、図2に示される2個に限られず1個であってもよいし3個以上であってよい。複数の照明装置20が照明制御エリア100に設置されている場合、各照明装置20の点灯又は消灯の状態が個別に制御可能に構成されてよい。また、各照明装置20が射出する照明光40の強度が個別に制御可能に構成されてよい。
<撮像装置30>
撮像装置30は、照明制御エリア100を撮像し、撮像した画像を制御装置10に出力する。撮像装置30は、電子的に画像を撮像するイメージセンサを含んで構成され、例えばネットワークカメラとして構成される。撮像装置30は、イメージセンサとして、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等を含んで構成されてよい。
(照明制御システム1の動作例)
照明制御システム1は、照明制御エリア100の照度を制御する。照明制御エリア100は、照明装置20から射出される照明光40と、窓130から入射する外光50とによって照らされるとする。この場合、照明制御エリア100の各部の照度は、各部に到達する照明光40の強度と、外光50の強度とによって定まる。照明制御エリア100の各部に到達する光は、直接光又は間接光を含み得る。直接光は、照明光40又は外光50が光源から直接到達する光に対応する。間接光は、照明光40又は外光50が他の部分で反射又は散乱してから間接的に到達する光に対応する。本実施形態において、間接光の強度は、直接光の強度に比べて無視できる程度に小さいとみなす。以下、照明光40又は外光50の直接光の強度によって照明制御エリア100の各部の照度が定まる前提で、撮像装置30による撮像画像(図4参照)に基づいて照度を推定する動作例が説明される。
<撮像画像の輝度と撮像した領域における照度との相関>
図3に示されるように、机140の上面140Sの小領域140mに到達する光は、照明装置20から小領域140mに入射する照明光40の一部の成分40mと、窓130から小領域140mに入射する外光50の一部の成分50mとを含む。したがって、小領域140mにおける照度は、照明光40の一部の成分40mの強度と外光50の一部の成分50mの強度との和に基づいて定まる。
ここで、小領域140mに入射した光は、ランバート反射のモデルに従って反射すると仮定する。ランバート反射は、理想的な拡散反射であり、完全拡散反射とも称される。ランバート反射のモデルにおいて、平面に入射した光は、あらゆる方向に向けて反射する。ランバート反射のモデルにおいて、平面の各方向に反射する光の強度は、平面の法線と各方向との角度に応じてランバートの余弦則に従って定まる。言い換えれば、平面の各方向に反射する光の強度は、小領域140mの輝度が平面のどの方向からみても一定になるように定められる。なぜならば、例えば平面の法線に対して角度θを有する傾斜方向から小領域140mを見た場合、傾斜方向に進行する反射光の強度は平面の法線方向に進行する反射光のcosθ倍の強度になる。一方で、傾斜方向から見た小領域140mの面積は、法線方向から見た小領域140mの面積のcosθ倍に縮小する。輝度は、単位面積当たりの光の強度として算出される。したがって、ランバート反射のモデルに従って反射すると仮定した場合において、小領域140mの輝度は、平面のどの方向から見ても一定になる。
小領域140mで反射した光の一部は、撮像装置30に向かって進行する。つまり、小領域140mは、撮像装置30から見て、面光源とみなされる。撮像装置30が小領域140mを撮像する場合、撮像装置30で撮像した画像に含まれる1つの画素は、小領域140mに含まれる部分領域140uに対応する。部分領域140uから撮像装置30に向かって進行する光は、撮像光30uとして表されている。部分領域140uに対応する画素の輝度は、撮像光30uの強度に対応する。ここで、小領域140mに入射した光がランバート反射のモデルに従って反射するという仮定の下で、小領域140mの輝度はどの方向から見ても一定である。つまり、小領域140mの輝度はどの方向から見ても小領域140mにおける照度に対応する。したがって、撮像装置30で撮像した画像のうち、小領域140mに含まれる部分領域140uに対応する画素の輝度は、小領域140mにおける照度に対応する。
以上述べてきたように、小領域140mに入射した光がランバート反射のモデルに従って反射すると仮定した場合、撮像装置30で撮像した画像のうち小領域140mに対応する画素の輝度は、小領域140mの照度に対応する。したがって、制御装置10の制御部12は、撮像装置30で撮像した画像の各画素の輝度に基づいて、照明制御エリア100の各画素に対応する部分の照度を推定できる。
小領域140mに入射した光がランバート反射のモデルに従って反射しない場合においても、部分領域140uから撮像装置30に向かって進行する撮像光30uの強度は、小領域140mにおける照度との間に相関を有し得る。制御部12は、照明制御エリア100の中の所定位置に設定された部分領域140uからの撮像光30uの強度と、部分領域140uを含む小領域140mにおける照度との相関を特定する情報を取得してよい。
例えば、制御部12は、小領域140mを机140の上面140Sの一部に設定した場合、上面140Sの材質、表面形状、又は反射率等の特性に基づいて、上面140Sにおける照度と撮像光30uの強度との相関を特定してよい。制御部12は、上面140Sを撮像した画像の輝度に基づいて上面140mにおける照度を推定してよい。制御部12は、図4に例示されるように、照明制御エリア100の一部を推定対象として撮像した対象画像300に写っている机140の一部にグリッド201を設定してよい。制御部12は、グリッド201が設定された画素の輝度に基づいてグリッド201に対応する机140における照度を推定してよい。
また、例えば、制御部12は、小領域140mを床120の一部に設定した場合、床120の材質、表面形状、又は反射率等の特性に基づいて、床120における照度と撮像光30uの強度との相関を特定してよい。制御部12は、床120を撮像した画像の輝度に基づいて床120における照度を推定してよい。制御部12は、図4に例示されるように、対象画像300に写っている床120の一部にグリッド202を設定してよい。制御部12は、グリッド202が設定された画素の輝度に基づいてグリッド202に対応する床120における照度を推定してよい。
<撮像画像の撮像条件と撮像画像の輝度との関係>
撮像画像の輝度は、撮像装置30が照明制御エリア100を撮像する際の撮像条件に応じて変化し得る。撮像装置30の撮像条件は、シャッタ速度と、絞り値と、ISO(International Organization for Standardization)感度とを含む。例えば、シャッタ速度が速いほど、撮像装置30が撮像素子で受光する時間が短くなる。その結果、入射する光量が同一の場合において、シャッタ速度が速いほど撮像した画像の輝度が低くなる。また、絞り値が大きいほど、撮像素子に入射する光量が少なくなる。その結果、入射する光量が同一の場合において、絞り値が大きいほど撮像した画像の輝度が低くなる。また、ISO感度が高いほど、撮像素子が弱い光量でも検出できる。その結果、入射する光量が同一の場合において、ISO感度が高いほど撮像した画像の輝度が高くなる。
撮像装置30がネットワークカメラである場合、絞り値及びISO感度は、一定の値に設定されることがある。一方で、シャッタ速度は、照明制御エリア100等の所定エリアの明るさに応じて自動調整されることがある。ここで、撮像装置30において、絞り値及びISO感度が一定の値に設定され、かつ、シャッタ速度が自動で調整されるとする。このように動作する撮像装置30によって撮像された画像の輝度は、シャッタ速度の値に応じて変動する。そうすると、照明制御エリア100を撮像した画像の輝度と、照明制御エリア100の照度との関係は、シャッタ速度の値に応じて定まる。したがって、制御装置10の制御部12は、撮像画像の輝度に基づいて照度を推定するために、撮像装置30が照明制御エリア100を撮像したときのシャッタ速度の値を取得する必要がある。
<<シャッタ速度の値の推定>>
ここで、撮像装置30は、撮像画像を出力するものの、自動で調整したシャッタ速度の値を出力しないことがある。つまり、制御部12は、撮像装置30から撮像画像を取得したときに、その撮像画像を撮像したときのシャッタ速度の値を取得できないことがある。本実施形態に係る制御装置10の制御部12は、撮像装置30からシャッタ速度の値を取得できない場合であっても、シャッタ速度の値を推定するように構成される。以下、シャッタ速度の値を推定する動作例が説明される。
撮像装置30は、シャッタ速度モードが自動に設定された状態と、シャッタ速度モードが手動に設定された状態とのいずれかの状態で動作し得る。撮像装置30は、シャッタ速度モードが自動に設定された状態において、シャッタ速度の値を自動で調整する。撮像装置30は、シャッタ速度モードが手動に設定された状態において、シャッタ速度の値を制御部12から指定された値に設定する。制御部12は、シャッタ速度モードが自動に設定された状態で撮像した画像の輝度とシャッタ速度モードが手動に設定された状態で撮像した画像の輝度との差が小さくなるように、シャッタ速度の値を指定する。シャッタ速度モードが自動に設定された状態で撮像した画像の輝度とシャッタ速度モードが手動に設定された状態で撮像した画像の輝度との差の絶対値が所定閾値未満になったときの、シャッタ速度モードが手動に設定された状態におけるシャッタ速度の値が、シャッタ速度モードが自動に設定された状態で撮像装置30が自動で調整したシャッタ速度の値であると推定される。
制御部12は、例えば、シャッタ速度の推定値を仮の値に設定してよい。仮の値として設定したシャッタ速度の推定値は、シャッタ速度の仮推定値とも称される。制御部12は、例えば、撮像装置30のシャッタ速度の上限値と下限値との中間の値を、仮推定値として決定してよい。
制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態で撮像装置30を動作させ、シャッタ速度が安定した後で撮像装置30が撮像した画像Aを取得し、画像Aの平均輝度Aを算出する。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを手動に設定した状態でシャッタ速度として仮推定値を指定して撮像装置30を動作させ、シャッタ速度として仮推定値が設定された状態で撮像装置30が撮像した画像Bを取得し、画像Bの平均輝度Bを算出する。
制御部12は、平均輝度Aと平均輝度Bとの差の絶対値が所定閾値未満であった場合、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態で画像を撮像したときのシャッタ速度が仮推定値であったと推定する。つまり、制御部12は、仮推定値をシャッタ速度の推定値として決定する。
制御部12は、平均輝度Aと平均輝度Bとの差の絶対値が所定閾値以上であった場合、仮推定値を変更する。制御部12は、平均輝度Bが平均輝度Aより高かった場合、シャッタ速度を速く(シャッタ開放時間を短く)するように仮推定値を変更する。制御部12は、平均輝度Bが平均輝度Aより低かった場合、シャッタ速度を遅く(シャッタ開放時間を長く)するように仮推定値を変更する。
制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態で撮像した画像Aと、撮像装置30のシャッタ速度モードを手動に設定した状態で、変更した仮推定値をシャッタ速度として指定して撮像した画像Bとを取得し直す。制御部12は、画像Aの平均輝度Aと画像Bの平均輝度Bとの差の絶対値が所定閾値未満になるまで、仮推定値の変更を繰り返す。制御部12は、仮推定値を変更するアルゴリズムとして、二分木探索手法等の種々の手法を用いてよい。
制御部12は、画像Aの輝度と画像Bの輝度とを比較する際に、各画像の全ての画素の輝度の平均を平均輝度として算出してもよいし、各画像の一部の画素の輝度の平均を平均輝度として算出してもよい。制御部12は、画像Aの各画素の輝度と画像Bの各画素の輝度とを比較してもよい。制御部12は、画像Aの全体又は一部の各画素の輝度と画像Bの全体又は一部の各画素の輝度との差を算出し、各画素の輝度の差の平均値に基づいて画像Aの輝度と画像Bの輝度とを比較してもよい。
照明制御エリア100等の所定エリアの明るさは、例えば照明装置20の点灯若しくは消灯によって、又は、窓130のブラインド若しくはカーテン等の開閉によって、変動し得る。所定エリアの明るさの変動によって、撮像装置30が自動で調整するシャッタ速度が変動する。制御部12は、シャッタ速度の推定値を決定した後、シャッタ速度の変動に応じて推定値を更新してよい。
具体的に、制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態で撮像した画像Aと、撮像装置30のシャッタ速度モードを手動に設定した状態で、決定していた推定値をシャッタ速度として指定して撮像した画像Bとを取得してよい。制御部12は、画像Aの平均輝度Aと画像Bの平均輝度Bとの差の絶対値が所定閾値以上であった場合、決定していた推定値を仮推定値とみなし、推定値を決定し直してよい。
<照度推定の動作例>
制御装置10の制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態で照明制御エリア100を撮像した画像と、その画像を撮像したときのシャッタ速度の推定値とに基づいて、照明制御エリア100の照度を推定できる。以下、照度推定の具体的な動作例が説明される。
制御部12は、撮像装置30から撮像画像を取得する。撮像画像は、第1の形式のデータで表されるとする。第1の形式は、例えばsRGBであってよいがこれに限られない。
制御部12は、撮像画像のデータを、明度をパラメータとして含む第2の形式のデータに変換してよい。第2の形式は、例えばCIE(Commission Internationale de l'Eclairage) 1976 L*a*b*色空間であってよい。CIE 1976 L*a*b*色空間は、物体の色を表すために種々の分野で使用されている色空間(補色空間)の一つである。CIE 1976 L*a*b*色空間において、画像データは、明度L*と、色度a*及びb*とをパラメータとして表される。第2の形式は、上述したCIE 1976 L*a*b*色空間に限られず、他の種々の形式であってよい。
制御部12は、撮像画像の中で、照度を推定する対象の領域が写っている画素を抽出する。制御部12は、抽出した画素の明度L*に対してシャッタ速度の推定値に基づく係数を乗じて補正してよい。制御部12は、明度L*を補正するために乗じる係数として、シャッタ速度そのものを用いてもよい。
制御部12は、補正した明度に基づいて対象領域の照度を推定してよい。例えば、制御部12は、明度と照度との関係を表すテーブル又は関係式等から、補正した明度に対応する照度を推定値として決定してよい。
制御部12は、撮像画像のデータを第1の形式のままで用いて、照度を推定する対象の領域が写っている画素のデータに基づいて対象領域の照度を推定してもよい。制御部12は、撮像画像のデータを、明度をパラメータとして含まない第3の形式のデータに変換して、照度を推定する対象の領域が写っている画素のデータに基づいて対象領域の照度を推定してもよい。
<夜間モードの推定>
撮像装置30は、照明制御エリア100等の所定エリアが暗い場合に夜間モードで動作していることがある。撮像装置30は、夜間モードで動作する場合、IR(Infra Red)ランプ又はIR LED(Light Emitting Diode)を用いて赤外光を射出し、暗い所定エリアにおける人間の動き等を撮像できる。撮像装置30は、夜間モードで動作することによって、人感センサとして機能し得る。
ここで、照明制御エリア100が暗い場合、制御装置10の制御部12は、照明制御エリア100の照度を推定する必要がない。制御部12は、撮像装置30が夜間モードで動作していることを表す情報を取得することによって、照明制御エリア100の照度の推定動作を停止したり撮像装置30のフレームレートを小さくしたりできる。しかし、撮像装置30は、夜間モードで動作していることを出力する機能を有しないことがある。つまり、制御部12は、撮像装置30が夜間モードで動作していることを表す情報を、撮像装置30から取得できないことがある。
そこで、制御部12は、撮像装置30が夜間モードで動作しているかを推定してよい。撮像装置30は、夜間モードで動作している場合、暗い所定エリアから撮像素子で十分に受光できるように、シャッタ速度の自動調整においてシャッタ速度を遅くする。ここで、シャッタ速度の値は、シャッタ速度が遅いほど小さい値で表されるとする。つまり、シャッタ速度が遅いほど、シャッタ速度の値は小さいとする。制御部12は、例えば、撮像装置30のシャッタ速度の推定値が所定速度未満である場合に、撮像装置30が夜間モードで動作していると推定してよい。制御部12は、例えば、撮像装置30のシャッタ速度の推定値が所定速度以上である場合に、撮像装置30が夜間モード以外のモードで動作していると推定してよい。
シャッタ速度の推定値が所定速度より大きい値と所定速度より小さい値とで小刻みに変動する場合、制御部12による撮像装置30の動作モードの推定結果が小刻みに変動し得る。その結果、制御部12の動作が不安定になり得る。そこで、制御部12は、撮像装置30の動作が夜間モードに遷移したと推定するための閾値と、撮像装置30の動作が夜間モードから他のモードに遷移した(夜間モードから解除された)と推定するための閾値とを異ならせてよい。撮像装置30の動作が夜間モードに遷移したと推定するための閾値は、設定閾値とも称される。撮像装置30の動作が夜間モードから他のモードに遷移した(夜間モードから解除された)と推定するための閾値は、解除閾値とも称される。制御部12は、シャッタ速度の推定値が設定閾値未満になったときに撮像装置30の動作が夜間モードに遷移したと推定してよい。制御部12は、シャッタ速度の推定値が解除閾値以上になったときに撮像装置30の動作が夜間モードから解除されたと推定してよい。設定閾値が解除閾値よりも小さいことによって、制御部12による撮像装置30の動作モードの推定が安定し得る。
制御部12は、撮像装置30が夜間モードで動作しているかにかかわらず、撮像装置30のシャッタ速度が遅いことによって照明制御エリア100が暗いことを推定してよい。制御部12は、照明制御エリア100が照度推定を必要としない程度に暗い状態と、照明制御エリア100が照度推定を必要とする程度に明るい状態とのいずれの状態に遷移しているか推定してよい。照明制御エリア100が照度推定を必要としない程度に暗い状態は、撮像装置30が夜間モードで動作している状態に対応する。照明制御エリア100が照度推定を必要とする程度に明るい状態は、撮像装置30が夜間モード以外のモードで動作している状態に対応する。制御部12は、シャッタ速度の推定値が設定閾値未満になったときに照明制御エリア100が暗い状態になったと推定してよい。制御部12は、シャッタ速度の推定値が解除閾値以上になったときに照明制御エリア100が明るい状態になったと推定してよい。制御部12は、照明制御エリア100が暗い状態になったと推定した場合に、照明制御エリア100の照度推定を停止したり撮像装置30のフレームレートを小さくしたりしてよい。
制御部12は、撮像装置30の動作モードについて、夜間モードに限られず、休日モード等の他の種々の動作モードで動作しているか推定してもよい。つまり、制御部12は、撮像装置30が所定モードで動作しているか判定してよい。所定モードは、夜間モード若しくは休日モード、又は他の種々の動作モードを含んでよい。制御部12は、撮像装置30が所定モードで動作していると判定した場合に、照明制御エリア100の照度推定を停止したり撮像装置30のフレームレートを小さくしたりしてよい。
<照明装置20の制御>
制御装置10の制御部12は、照明制御エリア100の各領域における照度の推定結果に基づいて、照明装置20を制御してよい。例えば、制御部12は、照明制御エリア100に配置されている照明装置20が照らす所定領域における照度を推定する。制御部12は、所定領域における照度の推定結果に基づいて、所定領域を照らす照明装置20の点灯又は消灯を制御したり照明装置20が所定領域に向けて射出する照明光40の強度を制御したりする。
制御部12は、照明装置20としてグレアレスダウンライトを制御してよい。グレアレスダウンライトは、上述したように不快グレアの影響が限定されている。したがって、照明装置20から射出される照明光40のうち人が眩しさで不快に感じる影響範囲が限定される。その結果、照明制御エリア100内における人の快適性が向上され得る。
<推定方法の手順例>
制御装置10の制御部12は、図5に例示されるフローチャートの手順を含む、照度の推定方法、及び、照明制御方法を実行してもよい。照度の推定方法、及び、照明制御方法は、制御部12を構成するプロセッサに実行させる、照度の推定プログラム、及び、照明制御プログラムとして実現されてもよい。照度の推定プログラム、及び、照明制御プログラムは、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されてよい。
制御部12は、撮像装置30から撮像画像を取得する(ステップS1)。制御部12は、撮像画像の形式を第1の形式から第2の形式に変換する(ステップS2)。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度を推定する(ステップS3)。シャッタ速度の推定手順は、図6及び図7のフローチャートとして例示される手順に基づいて後述される。
制御部12は、撮像装置30の動作モードを推定する(ステップS4)。動作モードの推定手順は、図8のフローチャートとして例示される手順に基づいて後述される。制御部12は、撮像装置30の動作モードが夜間モードであると推定されたか判定する(ステップS5)。制御部12は、撮像装置30の動作が夜間モードであると推定された場合(ステップS5:YES)、ステップS6以降の照度の推定手順に進まず、ステップS1の手順に戻る。
制御部12は、撮像装置30の動作が夜間モードでないと推定された場合(ステップS5:NO)、ステップS3の手順で取得したシャッタ速度の推定値に基づいて、撮像画像の明度を補正する(ステップS6)。制御部12は、明度を補正した撮像画像のうち照度を推定する対象の領域が写っている画素の明度に基づいて、対象領域の照度を推定する(ステップS7)。制御部12は、対象領域の推定照度に基づいて、対象領域を照らす照明装置20を制御する(ステップS8)。制御部12は、ステップS8の手順の実行後、図5のフローチャートの手順の実行を終了する。
制御部12は、ステップS3のシャッタ速度の推定手順、又は、ステップS4の撮像装置30の動作モードの推定手順を、図5のフローチャートの手順の順番に関係なく実行してもよい。制御部12は、ステップS4の撮像装置30の動作モードの推定手順を、例えばポーリング時間が経過したときに実行してよい。制御部12は、ステップS3のシャッタ速度の推定手順を、例えばステップS1の撮像画像の取得手順と並行して実行してよい。制御部12は、ステップS2の撮像画像の変換手順において、シャッタ速度の推定のために取得した撮像画像を変換して照度を推定するために用いてもよい。
<<シャッタ速度の推定手順例>>
制御部12は、シャッタ速度を推定するために、図6に例示されるフローチャートの手順を含む、シャッタ速度の推定方法を実行してよい。シャッタ速度の推定方法は、制御部12を構成するプロセッサに実行させる、シャッタ速度の推定プログラムとして実現されてもよい。シャッタ速度の推定プログラムは、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されてよい。
制御部12は、シャッタ速度の推定値が確定したかを表す確定フラグをFalseに設定するとともに、シャッタ速度の仮推定値を決定する(ステップS11)。ここで、確定フラグは、Falseである場合にシャッタ速度の推定値が確定していないことを表し、Trueである場合にシャッタ速度の推定値が確定したことを表すとする。
制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定する(ステップS12)。制御部12は、撮像装置30がシャッタ速度を自動で調整して安定した後に撮像した画像Aを取得し、画像Aの平均輝度Aを算出する(ステップS13)。
制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを手動に設定する(ステップS14)。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度の手動の設定値を仮推定値に設定する(ステップS15)。制御部12は、撮像装置30がシャッタ速度を仮推定値に設定して安定した後に撮像した画像Bを取得し、画像Bの平均輝度Bを算出する(ステップS16)。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定する(ステップS17)。
制御部12は、ステップS13で算出した平均輝度Aと、ステップS16で算出した平均輝度Bとの差の絶対値が所定閾値未満であるか判定する(ステップS18)。制御部12は、平均輝度の差の絶対値が所定閾値未満である場合(ステップS18:YES)、シャッタ速度の仮推定値をシャッタ速度の推定値として決定するとともに、確定フラグをTrueに設定する(ステップS19)。制御部12は、ステップS19の手順の実行後、図6のフローチャートの手順の実行を終了する。制御部12は、図5のフローチャートのステップS3の手順として図6のフローチャートの手順を実行した場合、図6のフローチャートの手順の実行を終了した後、図5のフローチャートのステップS4の手順に戻る。
制御部12は、平均輝度の差の絶対値が所定閾値未満でない場合(ステップS18:NO)、つまり平均輝度の差の絶対値が所定閾値以上である場合、シャッタ速度の仮推定値を変更する(ステップS20)。制御部12は、ステップS20の手順の実行後、ステップS13の手順に戻る。
制御部12は、シャッタ速度の推定値を決定した後、照明制御エリア100の明るさの変動によってシャッタ速度の推定値が実際のシャッタ速度と乖離しているかを確認するために、図7に例示されるフローチャートの手順を実行してよい。
制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態で、撮像装置30がシャッタ速度を自動で調整して安定した後に撮像した画像Aを取得し、画像Aの平均輝度Aを算出する(ステップS31)。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを手動に設定する(ステップS32)。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度の手動の設定値を図6のステップS19の手順で決定した推定値に設定する(ステップS33)。制御部12は、撮像装置30がシャッタ速度を推定値に設定して安定した後に撮像した画像Bを取得し、画像Bの平均輝度Bを算出する(ステップS34)。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定する(ステップS35)。
制御部12は、ステップS31で算出した平均輝度Aと、ステップS34で算出した平均輝度Bとの差の絶対値が所定閾値未満であるか判定する(ステップS36)。制御部12は、平均輝度の差の絶対値が所定閾値未満である場合(ステップS36:YES)、シャッタ速度の推定値が実際のシャッタ速度から乖離していないとみなしてステップS31の手順に戻る。制御部12は、平均輝度の差の絶対値が所定閾値未満でない場合(ステップS36:NO)、つまり平均輝度の差の絶対値が所定閾値以上である場合、シャッタ速度の推定値が実際のシャッタ速度から乖離したとみなして確定フラグをFalseに設定する(ステップS37)。制御部12は、ステップS37の手順の実行後、図7のフローチャートの手順の実行を終了する。制御部12は、ステップS37の手順で確定フラグをFalseに設定した後、図6のステップS11のシャッタ速度の仮推定値の決定手順に進み、シャッタ速度の推定手順をやり直してよい。
<<撮像装置30の動作モードの推定手順例>>
制御部12は、撮像装置30の動作モードを推定するために、図8に例示されるフローチャートの手順を含む、動作モードの推定方法を実行してよい。動作モードの推定方法は、制御部12を構成するプロセッサに実行させる、動作モードの推定プログラムとして実現されてもよい。動作モードの推定プログラムは、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されてよい。
制御部12は、夜間モードフラグがTrueに設定されているか判定する(ステップS41)。ここで、夜間モードフラグは、Trueである場合に撮像装置30の動作モードが夜間モードであると推定されていることを表し、Falseである場合に撮像装置30の動作モードが夜間モードでないと推定されていることを表す。
制御部12は、夜間モードフラグがTrueに設定されている場合(ステップS41:YES)、シャッタ速度の推定値が解除閾値以上であるか判定する(ステップS42)。制御部12は、シャッタ速度の推定値が解除閾値以上である場合(ステップS42:YES)、夜間モードフラグをFalseに設定する(ステップS43)。制御部12は、ステップS43の手順の実行後、図8のフローチャートの手順の実行を終了する。制御部12は、シャッタ速度の推定値が解除閾値以上でない場合(ステップS42:NO)、つまりシャッタ速度の推定値が解除閾値未満である場合、夜間モードフラグを変更せずに図8のフローチャートの手順の実行を終了する。
制御部12は、夜間モードフラグがTrueに設定されていない場合(ステップS41:NO)、つまり夜間モードフラグがFalseに設定されている場合、シャッタ速度の推定値が設定閾値未満であるか判定する(ステップS44)。制御部12は、シャッタ速度の推定値が設定閾値未満である場合(ステップS44:YES)、夜間モードフラグをTrueに設定する(ステップS45)。制御部12は、ステップS45の手順の実行後、図8のフローチャートの手順の実行を終了する。制御部12は、シャッタ速度の推定値が設定閾値未満でない場合(ステップS44:NO)、つまりシャッタ速度の推定値が設定閾値以上である場合、夜間モードフラグを変更せずに図8のフローチャートの手順の実行を終了する。
<小括>
以上説明してきたように、本実施形態に係る照明制御システム1、制御装置10及び制御装置10が実行する推定方法によれば、撮像装置30のシャッタ速度モードを自動に設定した状態におけるシャッタ速度が推定される。また、シャッタ速度の推定値に基づいて照明制御エリア100の照度が推定される。このようにすることで、照度の推定精度が向上し得る。
図9のグラフに、本実施形態に係る制御装置10の制御部12が推定した照度の値(推定値)と、照明制御エリア100の照度を照度センサ等で測定した値(測定値)との関係の一例が示される。図9のグラフにおいて、横軸は時刻を表す。縦軸は照度の推定値又は測定値を表す。破線で示されるグラフは照度の測定値を表す。実線で示されるグラフは照度の推定値を表す。照度の推定値は、照明制御エリア100の照度(測定値)が変化した直後に、測定値に対してオーバーシュートした状態又は測定値に対してアンダーシュートした状態になっている。しかし、照度の推定値は、照明制御エリア100の照度(測定値)が安定する期間において、測定値に対して追従している。つまり、照度が高精度で推定されている。
制御装置10は、照明制御エリア100の照度の推定結果に基づいて照明装置20を制御する。このようにすることで、照明制御エリア100の照度が高精度で制御され得る。
(他の実施形態)
以下、他の実施形態に係る照明制御システム1、制御装置10、又は、推定方法若しくは照明制御方法が説明される。
<撮像条件として推定する対象の他の例>
上述してきた実施形態において、撮像装置30の撮像条件のうちシャッタ速度を設定するシャッタ速度モードが自動に設定された。撮像装置30の撮像条件のうち、絞りを設定する絞りモード、又は、ISO感度を設定する感度モードが自動に設定されてもよい。
絞りモードが自動に設定される場合、制御装置10の制御部12は、絞り値を推定してよい。制御部12は、絞り値の推定値に基づいて明度を補正してよい。感度モードが自動に設定される場合、制御部12は、ISO感度の値を推定してよい。制御部12は、ISO感度の推定値に基づいて明度を補正してよい。
一実施形態に係る照明制御システム1において、撮像装置30は、シャッタ速度、絞り値、又はISO感度の少なくとも1つを自動に設定するように構成されてよい。制御部12は、撮像装置30のシャッタ速度、絞り値、又はISO感度の少なくとも1つを推定するように構成されてよい。つまり、制御部12は、撮像装置30の撮像条件の少なくとも1つを推定するように構成されてよい。
制御部12は、撮像条件の少なくとも1つの項目が自動に設定されているときに、自動に設定されている項目について自動で調整された値を推定するために、以下の手順を実行してよい。撮像条件の各項目の値の組み合わせは、撮像条件の特性とも称される。
制御部12は、撮像装置30の撮像条件を第1条件に設定する。第1条件は、撮像条件の少なくとも1つの項目を撮像装置30が自動調整する条件に対応する。制御部12は、撮像条件を第1条件に設定した状態で撮像装置30が所定エリアを撮像した画像を第1画像として取得する。制御部12は、撮像装置30の撮像条件を第2条件に設定する。第2条件は、撮像条件の全項目を手動で設定する条件に対応する。制御部12は、撮像条件を第2条件に設定した状態で撮像装置30が所定エリアを撮像した画像を第2画像として取得する。
制御部12は、第1画像の特性と第2画像の特性との比較に基づいて第1条件の特性を推定する。制御部12は、各画像の特性として、各画像の輝度を比較してよい。制御部12は、各画像の特性として、各画像の明度又は色度を比較してもよい。制御部12は、各画像の特性として、これらの例に限られず種々の特性を比較してもよい。制御部12は、第1画像の特性と第2画像の特性との差が小さくなるように、第2条件を変化させながら第2画像を取得する。制御部12は、第1画像の特性と第2画像の特性との差を表す数値が所定値未満になった場合において、第2画像を取得するために適用した第2条件の特性を、第1条件の特性として推定してよい。第1条件の特性は、撮像装置30が自動で調整した項目の値を含む。したがって、制御部12は、第1画像の特性と第2画像の特性との比較に基づいて、自動に設定された項目について撮像装置30が自動で調整した値を推定できる。
撮像装置30が自動で調整したシャッタ速度を推定する場合において、第1条件は、シャッタ速度モードを自動に設定し、かつ、絞りモード及び感度モードを手動に設定した条件に対応する。絞りモード及び感度モードを手動に設定した状態で、絞り値及びISO感度は固定条件に設定されるとする。第2条件は、絞りモード及び感度モードを手動に設定したままで、シャッタ速度モードを手動に設定した条件に対応する。シャッタ速度は所定値に設定されるとする。シャッタ速度以外の絞り値及びISO感度は、固定条件に設定されるとする。制御部12は、第1画像の輝度と第2画像の輝度とを比較して第1条件の特性として、第1画像を撮像したときのシャッタ速度の自動調整値を推定してよい。
制御部12は、撮像装置30の撮像条件を第1条件に設定した状態で撮像装置30が所定エリアを撮像した画像を第3画像として取得してよい。制御部12は、第1条件の特性の推定結果と、第3画像の特性とに基づいて、所定エリアの照度を推定してよい。
制御部12は、絞り又はISO感度を自動調整するように撮像条件を設定してもよい。制御部12は、絞り又はISO感度の推定値に基づいて明度を補正してもよい。制御部12は、シャッタ速度、絞り、ISO感度のそれぞれが自動調整された値を推定し、推定値に基づいて明度を補正してもよい。制御部12は、撮像条件の各項目の値のバランスにかかわらず、各項目を自動調整して撮像した画像の輝度に合うように、各項目の値を推定し、各項目の値の推定結果に基づいて明度を補正してもよい。
<撮像条件の各項目の推定値の他の用途>
上述してきた実施形態において、制御装置10の制御部12は、シャッタ速度、絞り値又はISO感度等の、撮像条件の少なくとも1つの項目の推定値と、照明制御エリア100を撮像した撮像画像とに基づいて、照明制御エリア100の照度を推定する。制御部12は、撮像条件の少なくとも1つの項目の推定値を、照度の推定の他の用途で利用してもよい。例えば、制御部12は、撮像条件の少なくとも1つの項目の推定値に基づいて、撮像装置30の状態を確認してよい。制御部12は、照明制御エリア100の照度を照度センサ等で測定した結果と、撮像装置30の撮像条件の少なくとも1つの項目の推定値とに基づいて、撮像装置30の動作が正常かを診断してもよい。
以上述べてきたように、撮像条件の少なくとも1つの項目が推定されることによって、照明装置20の制御又は撮像装置30の動作の確認若しくは診断が実行され得る。その結果、照明制御システム1の動作の安定性が向上され得る。
<照度に寄与する成分の分離>
制御装置10の制御部12は、照明制御エリア100における照度について、照明光40が寄与する照度と、外光50が寄与する照度とを分けて推定してよい。例えば、制御部12は、撮像画像の色度a*及びb*の値に基づいて、撮像画像の明度L*のうち照明光40が寄与する割合と、外光50が寄与する割合とを算出してよい。制御部12は、照明光40が寄与する明度L*に基づいて照明光40が寄与する照度を推定し、外光50が寄与する明度L*に基づいて外光50が寄与する照度を推定してよい。制御部12は、それぞれの光が寄与する照度の推定値に重みづけをして合計した照度を、照度の推定値として算出してよい。
照明制御エリア100の照度に寄与する光は、照明光40又は外光50に限られず、他の種々の光を含んでよい。
本開示に係る実施形態について説明する図は模式的なものである。図面上の寸法比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。
本開示の内容は、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行うことができる。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれる。例えば、各実施形態において、各機能部、各手段又は各ステップなどは論理的に矛盾しないように他の実施形態に追加し、若しくは、他の実施形態の各機能部、各手段又は各ステップなどと置き換えることが可能である。また、各実施形態において、複数の各機能部、各手段又は各ステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上述した本開示の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施することもできる。
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1条件は、第2条件と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
一実施形態において、(1)推定方法は、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得することと、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得することと、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定することとを含む。
(2)上記(1)の推定方法は、前記第1条件として、シャッタ速度を自動調整に設定するとともに前記シャッタ速度以外の条件を固定条件に設定することと、前記第2条件として、前記シャッタ速度を所定値に設定するとともに前記シャッタ速度以外の条件を前記固定条件に設定することと、前記第1画像及び前記第2画像の特性として、前記第1画像及び前記第2画像の輝度を比較することと、前記撮像装置の撮像条件として設定した前記第1条件の特性として、前記第1画像を撮像したときの前記シャッタ速度の自動調整値を推定することとを更に含んでよい。
(3)上記(1)又は(2)の推定方法は、前記第1条件の特性の推定結果と、前記撮像装置の撮像条件を前記第1条件に設定して前記所定エリアを撮像した第3画像の特性とに基づいて、前記所定エリアの照度を推定することを更に含んでよい。
(4)上記(3)の推定方法は、前記第1条件の特性の推定結果に基づいて前記撮像装置が所定モードで動作しているか判定することと、前記撮像装置が前記所定モードで動作していると判定した場合に、前記所定エリアを撮像するフレームレートを小さくすること、又は、前記所定エリアの照度推定を停止することとを更に含んでよい。
一実施形態において、(5)照明制御方法は、上記(3)又は(4)の推定方法を実行することによって得られた前記所定エリアの推定照度に基づいて、前記所定エリアに設置されている照明装置を制御することを含んでよい。
(6)上記(5)の照明制御方法は、前記照明装置としてグレアレスダウンライトを制御することを含んでよい。
一実施形態において、(7)推定プログラムは、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得することと、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得することと、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定することとをプロセッサに実行させる。
一実施形態において、(8)制御装置は、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得し、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得し、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定する制御部を備える。
一実施形態において、(9)照明制御システムは、制御装置と、所定エリアを照らす照明装置と、前記所定エリアを撮像する撮像装置とを備える。前記制御装置は、撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得し、前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得し、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定する。
1 照明制御システム
10 制御装置(12:制御部、14:インタフェース)
20 照明装置
30 撮像装置(30u:撮像光)
40 照明光(40m:照明光の一部の成分)
50 外光(50m:外光の一部の成分)
100 照明制御エリア(110:天井、120:床、130:窓、132:壁、140:机、140S:机の上面、140m:小領域、140u:部分領域)
201、202 グリッド
300 対象画像

Claims (9)

  1. 撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得することと、
    前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得することと、
    前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定することと
    を含む、推定方法。
  2. 前記第1条件として、シャッタ速度を自動調整に設定するとともに前記シャッタ速度以外の条件を固定条件に設定することと、
    前記第2条件として、前記シャッタ速度を所定値に設定するとともに前記シャッタ速度以外の条件を前記固定条件に設定することと、
    前記第1画像及び前記第2画像の特性として、前記第1画像及び前記第2画像の輝度を比較することと、
    前記撮像装置の撮像条件として設定した前記第1条件の特性として、前記第1画像を撮像したときの前記シャッタ速度の自動調整値を推定することと
    を更に含む、請求項1に記載の推定方法。
  3. 前記第1条件の特性の推定結果と、前記撮像装置の撮像条件を前記第1条件に設定して前記所定エリアを撮像した第3画像の特性とに基づいて、前記所定エリアの照度を推定することを更に含む、請求項1又は2に記載の推定方法。
  4. 前記第1条件の特性の推定結果に基づいて前記撮像装置が所定モードで動作しているか判定することと、
    前記撮像装置が前記所定モードで動作していると判定した場合に、前記所定エリアを撮像するフレームレートを小さくすること、又は、前記所定エリアの照度推定を停止することと
    を更に含む、請求項3に記載の推定方法。
  5. 請求項3に記載の推定方法を実行することによって得られた前記所定エリアの推定照度に基づいて、前記所定エリアに設置されている照明装置を制御することを含む、照明制御方法。
  6. 前記照明装置としてグレアレスダウンライトを制御することを含む、請求項5に記載の照明制御方法。
  7. 撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得することと、
    前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得することと、
    前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定することと
    をプロセッサに実行させる、推定プログラム。
  8. 撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得し、
    前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得し、
    前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定する、制御部を備える制御装置。
  9. 制御装置と、所定エリアを照らす照明装置と、前記所定エリアを撮像する撮像装置とを備え、
    前記制御装置は、
    撮像装置の撮像条件を第1条件に設定して所定エリアを撮像した第1画像を取得し、
    前記撮像装置の撮像条件を第2条件に設定して前記所定エリアを撮像した第2画像を取得し、
    前記第1画像の特性と前記第2画像の特性との比較に基づいて前記第1条件の特性を推定する、照明制御システム。
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