JP2024029976A - 有機性廃棄物の処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性が高く、製品寿命を長くし得る有機性廃棄物の処理装置を提供する。【解決手段】処理装置1は、有機性廃棄物を収容する収容部24を有する密閉容器2と、収容部24を減圧する真空ポンプ6と、収容部24を加熱する加熱ジャケット5と、収容部24内で有機性廃棄物を攪拌する攪拌部材311dを有する攪拌装置3と、を含んでいる。攪拌装置3は、攪拌部材311dが取り付けられる攪拌シャフト31と、攪拌シャフト31の両端部を支持する第1軸受装置32Aおよび第2軸受装置32Bとを備える。攪拌シャフト31は、主軸部311と第1端軸部312と第2端軸部313とを有している。主軸部311と第1端軸部312、および、主軸部311と第2端軸部313とは、連結と分離が可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、有機性廃棄物の処理装置に関する。
従来、両端部が塞がれた円筒形状の攪拌槽と、攪拌槽の内部を攪拌する攪拌部材と、攪拌槽の内部を減圧する減圧装置と、攪拌槽の内部を加温する加温装置と、を備えた有機性廃棄物の堆肥化装置が存在している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の攪拌槽は、堆肥化装置の稼働時に密閉容器として機能する。攪拌槽の両端部には、円形の端板が設けられている。端板の中心部には軸受装置が設けられている。一対の軸受装置は、端板を貫通する管状の回転軸を支持している。回転軸には、軸方向に等間隔で複数の攪拌部材が設けられている。
特開2001-39787号公報
特許文献1に開示された構造と同様の従来の有機性廃棄物の処理装置では、回転軸の端部が軸受装置が有するベアリングによって支持されていた。処理装置の累積稼働時間が長くなると、回転軸の端部は、ベアリングとの摩擦によって摩耗することがあった。回転軸の端部が摩耗した場合、回転軸全体を交換する必要があった。
従来では、回転軸に複数の攪拌部材が取り付けられていたので、回転軸を交換する場合、回転軸とともに攪拌部材も交換する必要があった。交換作業は、攪拌槽の両端部の端板全体を取り外す必要があるので、その作業に多くの時間と労力を要する。攪拌槽の種類によっては、攪拌槽の両端部の端板を取り外すことができない場合がある。その場合、回転軸を交換するために、金属の端板を切断する必要があった。このような有機性廃棄物の処理装置では、回転軸の交換が事実上不可能であった。そのため、従来の有機性廃棄物の処理装置は、製品寿命を長くすることに制限が生じていた。
本発明は、上記実状を考慮してなされたものであり、その目的は、メンテナンス性が高く、製品寿命を長くし得る有機性廃棄物の処理装置を提供することである。
上述の課題を解決するために本明細書に開示する発明は、以下のように構成されている。すなわち、第1の発明は、有機性廃棄物を収容する収容部を有する密閉容器と、前記収容部を減圧する収容部減圧部と、前記収容部を加熱する収容部加熱部と、前記収容部内で前記有機性廃棄物を攪拌する攪拌部材を有する攪拌装置とを含み、微生物を利用して前記有機性廃棄物の有機成分を分解させる有機性廃棄物の処理装置であって、前記攪拌装置は、前記攪拌部材が取り付けられる攪拌シャフトと、前記攪拌シャフトの両端部を支持する軸受装置とを備え、前記攪拌シャフトは、前記攪拌部材が取り付けられる主軸部と、前記攪拌シャフトの両端部のそれぞれに設けられるとともに前記軸受装置で支持される端軸部と、を有し、前記主軸部と前記端軸部とは、締結部材により連結と分離が可能に構成されている、ことを特徴とする。
第1の発明によれば、攪拌シャフトは、攪拌部材が取り付けられる部分と、軸受装置によって支持される部分とが別部材になるように分割できる。軸受装置と攪拌シャフトとの摩擦等によって攪拌シャフトの両端部が摩耗する場合がある。この場合、攪拌シャフトは、主軸部から端軸部を分離することによって、摩耗する部分のみ新品と交換することができる。この交換の際、攪拌シャフトの主軸部に取り付けられた攪拌部材は、収容部内に留めておくことができる。攪拌シャフトの端軸部が容易に交換できるので、メンテナンス性が高い。また、処理装置は、密閉容器の側壁を取り外すことなく攪拌シャフトの両端部分を繰り返し交換できるので、製品寿命を長くすることができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記主軸部と前記端軸部との突合せ面には、前記締結部材に剪断力が作用しないようにするためのインロー部が設けられている、ことを特徴とする。
第2の発明によれば、インロー部により、複数の攪拌部材が取り付けられた長い主軸部の重さが締結部材に直接作用しないようにできる。また、インロー部により、攪拌シャフトを回転させた場合に、主軸部の重さがバランスよく端軸部に伝達される。これにより、インロー部は、締結部材が折れる等のトラブルを防ぐことができる。
第3の発明では、第2の発明において、前記軸受装置は、前記攪拌シャフトの挿通孔を有するとともに前記密閉容器の側壁に固定されるベースフランジ部と、前記ベースフランジ部に対して前記側壁の外側から着脱自在に取り付けられるとともに前記端軸部を支持するベアリングが取り付けられるベアリングハウジング部と、を備え、前記主軸部および前記端軸部は、前記締結部材の締結孔が設けられた円環状の外鍔部を有し、前記外鍔部の外径は、前記ベースフランジ部の挿通孔の孔径よりも小さく形成されている、ことを特徴とする。
第3の発明によれば、ベアリングハウジング部をベースフランジ部から取り外した場合に、ベースフランジ部の挿通孔の軸方向から、主軸部および端軸部の外鍔部全体が見える。これにより、作業者は、当該外鍔部の締結孔に取り付けられた締結部材に、挿通孔から容易にアクセスすることができる。これにより、攪拌シャフトの主軸部と端軸部とを連結するための締結部材の取り付けと取り外しが、容易に行える。この構造は、メンテナンス性が高い。
第4の発明では、第3の発明において、前記ベアリングハウジング部には、前記密閉容器の外部と前記収容部との間で空気が漏れないように前記端軸部の外周面をシールするための複数のパッキンが取り付けられ、複数の前記パッキンの一部は、前記ベアリングの取り付け位置よりも前記収容部側に取り付けられ、前記主軸部および前記端軸部の前記外鍔部は、前記パッキンの取り付け位置よりも前記収容部側に配置されるとともに前記ベースフランジ部の前記挿通孔内に配置されている、ことを特徴とする。
第4の発明によれば、主軸部および端軸部の外鍔部は、パッキンの取り付け位置よりも密閉容器の収容部側に配置されている。また、当該外鍔部は、ベースフランジ部の挿通孔内に配置されている。収容部内では、有機性廃棄物が攪拌されるが、当該外鍔部により、有機性廃棄物がパッキンの方へ移動することが抑制される。これにより、パッキンと端軸部の外周面との間に有機性廃棄物が挟み込まれるようなトラブルを抑制できる。
また、主軸部および端軸部の外鍔部は、ベースフランジ部の挿通孔内に配置されているので、ベアリングハウジング部をベースフランジ部から取り外した場合、当該外鍔部が挿通孔の内周壁面に支持される。さらに、主軸部の外鍔部が挿通孔の内周壁面に支持された状態において締結部材を取り外すことにより、主軸部と端軸部とが容易に分離できる。次に、主軸部と端軸部とを連結する際には、主軸部を持ち上げて主軸部と端軸部との中心合わせをする必要がない。これにより、メンテナンス性が高い。
第5の発明では、第1~第4のいずれかの発明において、前記攪拌シャフトは、前記攪拌部材を内部から加温するための流体を流通させる流通孔部を有し、前記流通孔部は、前記攪拌シャフトの軸方向に沿って延在するように前記端軸部および前記主軸部に設けられ、前記端軸部と前記主軸部との突合せ面には、前記流通孔部から前記流体が前記攪拌シャフトの外部に漏れないためのシール部材が取り付けられる、ことを特徴とする。
第5の発明によれば、流通孔部は、攪拌シャフトの端軸部を装置外部に突出させた部分に設けることができる。そして、攪拌部材を内部から加温するための流体は、収容部の外側から端軸部および主軸部の流通孔部を通って攪拌部材の方へ送ることができる。これにより、収容部内の攪拌シャフトの主軸部のみに流通孔部を設ける場合と比較して、加温用流体を攪拌部材へ容易に流通させることができる。
本発明に係る有機性廃棄物の処理装置によれば、メンテナンス性が高く、製品寿命を長くすることができる。
本発明の一実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置の側面図である。 本実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置の全体概略構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置の攪拌シャフトおよびその周辺部を示す側面図である。 後側の軸受装置およびその周辺部を示す断面図である。 図4のA領域部分を拡大して示す断面図である。 図4のB領域部分を拡大して示す断面図である。 図4に示す状態から軸受装置および攪拌シャフトを分解した状態を示す説明図である。 前側の軸受装置およびその周辺部を示す断面図である。 図7のC領域部分を拡大して示す断面図である。 図7のD領域部分を拡大して示す断面図である。 図7に示す状態から軸受装置および攪拌シャフトを分解した状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置1の側面図である。図2は、本実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置1の全体概略構成を模式的に示す図である。図1において、処理装置1は、前側が図1の右側になるようにして配置されている。また、処理装置1は、後側が図1の左側になるようにして配置されている。
有機性廃棄物の処理装置1は、微生物を利用して発酵原料の有機成分を分解させる装置である。図1および図2に示すように、処理装置1は、密閉容器2と攪拌装置3と凝縮部4とを有している。
密閉容器2は、例えば略円筒形状の部材の両端部を側壁2aによって塞いだ耐圧タンクである。密閉容器2は、有機性廃棄物を発酵原料として収容部24に収容する。有機性廃棄物として家畜の排泄物と有機汚泥が例示される。また、密閉容器2の収容部24では、後述する収容部減圧部による減圧と後述する収容部加熱部による加熱が行われる。密閉容器2は、ベースフレーム部B1の上に取り付けられている。密閉容器2は、収容部24を大気圧以下に保持するように気密に形成されている。密閉容器2の周壁部には、加熱ジャケット5が設けられている。加熱ジャケット5は、図示省略の加熱用蒸気供給路によってボイラ50と接続されている。ボイラ50で発生した加熱用蒸気は、加熱ジャケット5に供給される。上記収容部加熱部は、加熱ジャケット5およびボイラ50によって構成される。
密閉容器2の上部には、発酵原料投入口21が設けられている。発酵原料投入口21には、上記発酵原料が投入される。また、密閉容器2の上部には、案内部23が突設されている。この案内部23は、密閉容器2の長手方向の前側および後側に各々設けられている。案内部23は、加熱された発酵原料から発生する蒸気を凝縮部4へ案内する。また、密閉容器2の後側の側壁2aの下部には、発酵原料が発酵された後の発酵生成物を排出するための発酵生成物排出口22が設けられている。
図3は、本実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置1の攪拌シャフト31およびその周辺部を示す側面図である。図4は、後側の第1軸受装置32Aおよびその周辺部を示す断面図である。図7は、前側の第2軸受装置32Bおよびその周辺部を示す断面図である。図1~図4、および、図7に示すように、攪拌装置3は、攪拌シャフト31と、攪拌シャフト31の両端部を支持する第1軸受装置32Aおよび第2軸受装置32Bと、電動モータ35と、を備えている。
攪拌シャフト31は、密閉容器2の収容部24において密閉容器2の長手方向(前後方向)に延在している。攪拌シャフト31は、攪拌部材311dが取り付けられる主軸部311と、攪拌シャフト31の両端部のそれぞれに設けられる第1端軸部312および第2端軸部313と、を有している。主軸部311と第1端軸部312とは、軸締結部材316(図4参照)により連結と分離が可能に構成されている。また、主軸部311と第2端軸部313とは、軸締結部材317(図7参照)により連結と分離が可能に構成されている。主軸部311は、軸方向に沿って延在する第1流通孔311cを内部に有している。第1流通孔311cは、攪拌部材311dを内部から加温するための流体を流通させるために設けられている。本実施形態においてこの流体は蒸気である。
攪拌部材311dは、図3に示すように、攪拌シャフト31の軸方向に離間して主軸部311に複数設けられている。複数の攪拌部材311dは、それぞれ主軸部311から半径方向外方に向かって延在し、主軸部311の軸方向から見て、互いに軸回りに90°の間隔を空けて設けられている。各攪拌部材311dは、支持部材311eと先端部材311fとを有している。支持部材311eの基端は、主軸部311に取り付けられる。支持部材311eの先端には、先端部材311fが取り付けられる。
図5Aは、図4のA領域部分を拡大して示す断面図である。図5Bは、図4のB領域部分を拡大して示す断面図である。図4に示す状態から軸受装置および攪拌シャフトを分解した状態を示す説明図である。
図4および図6に示すように、主軸部311の後端には、周囲よりも半径方向外方に突出した円環状の第1外鍔部311aが形成されている。主軸部311は、円筒状部と、該円筒状部の両端開口をそれぞれ閉塞する円柱状部とを有している。主軸部311のうち第1外鍔部311aは、後部側の円柱状部に形成され、当該円柱状部の中心部に第1流通孔311cが設けられている。すなわち、第1流通孔311cは、主軸部311の後側の端部を貫通している。
図4に示すように、主軸部311の後端には、第1端軸部312が接続される。第1端軸部312は、第1軸受装置32Aによって支持される。第1端軸部312の前端には、周囲よりも半径方向外方に突出した円環状の第2外鍔部312aが形成されている。第1端軸部312の中心部には、第2流通孔312cが形成されている。第2流通孔312cは、第1端軸部312の前後に貫通している。
図4および図6に示すように、第1端軸部312の第2外鍔部312aには、所定の間隔をあけて複数の締結孔312bが設けられている。主軸部311の第1外鍔部311aには、第2外鍔部312aの締結孔312bに対応して複数の締結孔311bが設けられている。主軸部311と第1端軸部312とが連結される場合、第1外鍔部311aと第2外鍔部312aとが突き合わされる。主軸部311と第1端軸部312とは、締結孔311bおよび締結孔312bに軸締結部材316を通して連結される。第1外鍔部311aと第2外鍔部312aとは、同じ外径寸法に設定されている。主軸部311と第1端軸部312とが連結された状態では。第1外鍔部311aの外周面と第2外鍔部312aの外周面とは、段差なく連続する。
主軸部311と第1端軸部312との突合せ面には、軸締結部材316に剪断力が作用しないようにするためのインロー部314が設けられている。インロー部314は、第1端軸部312側の円形の突出部314aと、主軸部311側の円形の窪み部314bとから構成されている。第1端軸部312側の突出部314aの中心には、第2流通孔312cが開口している。また、主軸部311側の円形の窪み部314bの中心には、第1流通孔311cが開口している。主軸部311と第1端軸部312とが連結された状態では、突出部314aと窪み部314とが嵌め合わされる。主軸部311と第1端軸部312とが連結された状態では、主軸部311の第1流通孔311cと第1端軸部312の第2流通孔312cとが連通した状態になる。
主軸部311と第1端軸部312との突合せ面には、第1流通孔311cおよび第2流通孔312cから蒸気が攪拌シャフト31の外部に漏れないためのシール部材が取り付けられる。このシール部材は、シャフト用Oリング318である。シャフト用Oリング318は、インロー部314の周囲を囲むように、主軸部311と第1端軸部312との間に取り付けられる。
第1端軸部312の装置外部側の端部には、ロータリージョイント319が取り付けられる。ロータリージョイント319は、内部に流路が形成されている。ロータリージョイント319の基端は、第1端軸部312の第2流通孔312cと接続されている。ロータリージョイント319は、攪拌シャフト31の中心軸に沿って延在している。ロータリージョイント319の先端部は、攪拌シャフト31の中心軸回りに回転可能となっている。
ロータリージョイント319の先端部には、攪拌シャフト31の中心軸と直交する方向に開口する開口部319aが設けられている。攪拌シャフト31が回転する際、開口部319aは、同一方向に向いた状態を維持できる。ロータリージョイント319の開口部319aと第1端軸部312の第2流通孔312cとは、ロータリージョイント319の内部の流路によって導通されている。ロータリージョイント319の開口部319aには、図示省略の蒸気導入用配管が接続される。なお、この蒸気導入用配管には、後述のボイラ50からの蒸気が供給され、蒸気の復水は排出される。
図8Aは、図7のC領域部分を拡大して示す断面図である。図8Bは、図7のD領域部分を拡大して示す断面図である。図9は、図7に示す状態から軸受装置および攪拌シャフトを分解した状態を示す説明図である。
図7および図9に示すように、主軸部311の前端には、周囲よりも半径方向外方に突出した円環状の第4外鍔部311gが形成されている。既述したように主軸部311は、円筒状部と、該円筒状部の両端開口をそれぞれ閉塞する円柱状部とを有しており、主軸部311のうち第4外鍔部311gは、前部側の円柱状部に形成されている。この円柱状部には、上述の主軸部311の後部側の円柱状部のような第1流通孔311cは設けられていない。
主軸部311の前端には、第2端軸部313が接続される。第2端軸部313は、第2軸受装置32Bによって支持される。第2端軸部313の後端には、周囲よりも半径方向外方に突出した円環状の第3外鍔部313aが形成されている。
第2端軸部313の第3外鍔部313aには、所定の間隔をあけて複数の締結孔313bが設けられている。主軸部311の第4外鍔部311gには、第3外鍔部313aの締結孔313bに対応して複数の締結孔311hが設けられている。主軸部311と第2端軸部313とが連結される場合、第4外鍔部311gと第3外鍔部313aとが突き合わされる。主軸部311と第1端軸部312とは、締結孔311hおよび締結孔313bに軸締結部材317を通して連結される。第4外鍔部311gと第3外鍔部313aとは、同じ外径寸法に設定されている。主軸部311と第2端軸部313とが連結された状態では、第4外鍔部311gの外周面と第3外鍔部313aの外周面とは、段差なく連続する。なお、第1外鍔部311a、第2外鍔部312a、第3外鍔部313aおよび第4外鍔部311gは、全て同じ外径寸法に設定されている。
つぎに図4および図6を参照して第1軸受装置32Aについて説明する。第1軸受装置32Aは、ベースフランジ部322と、ベアリングハウジング部323とを備えている。ベースフランジ部322は、密閉容器2の側壁2aに固定されている。ベースフランジ部322は、攪拌シャフト31が通される円形の挿通孔322bを有している。また、ベースフランジ部322は、挿通孔322bの周囲に複数のねじ穴部322aを有している。複数のねじ穴部322aは、周方向に所定の間隔をあけて設けられている。
ベアリングハウジング部323は、第1ハウジング部材324と第2ハウジング部材325とを有している。第1ハウジング部材324は、円環状の外鍔部324aを有している。外鍔部324aには、ベースフランジ部322のねじ穴部322aに対応して複数の締結孔324bが設けられている。第1ハウジング部材324は、前後方向に貫通する第1中央孔部324cを有している。第1中央孔部324cを形成する壁面には、ベアリング取付部324dと内部側シール部材取付部324eとが設けられている。ベアリング取付部324dには、攪拌シャフト31の第1端軸部312を直接支持するためのベアリング321が取り付けられる。
内部側シール部材取付部324eは、ベアリング取付部324dに対して密閉容器2の収容部24側に設けられている。内部側シール部材取付部324eとベアリング取付部324dとの境界には段差部が生じている。ベアリング取付部324dの径の方が、内部側シール部材取付部324eよりも大きくなっているからである。この段差部により、ベアリング取付部324dに取り付けられたベアリング321は、内部側シール部材取付部324eへの移動が規制されている。
内部側シール部材取付部324eには、図5Bに示すように、密閉容器2の外部と収容部24との間で空気が漏れないように第1端軸部312の外周面と第1ハウジング部材324との隙間をシールするための1個の内部側Oリング334と、内部側Oリング334へのダストの浸入を防止するために、1個の内部側ダストシール335が取り付けられている。内部側ダストシール335は、内部側Oリング334よりも収容部24側に取り付けられている。内部側シール部材取付部324eは、第1中央孔部324cを形成する壁面の収容部24側の端部に設けられている。内部側ダストシール335は、第1中央孔部324cの収容部24側の端部に取り付けられる。
第1ハウジング部材324から内部側ダストシール335が脱落するのを防止するため、円環状の第1蓋部材326が第1ハウジング部材324に対して着脱自在に取り付けられる。第1蓋部材326は、内部側ダストシール335が収容部24側へ移動することを規制する。なお、第1蓋部材326と第1ハウジング部材324との間には、第3ガスケット333が取り付けられる。
ベアリング取付部324dは、第1中央孔部324cを形成する壁面の装置外部側の端部に設けられている。ベアリング取付部324dを形成する壁面の径寸法は、ベアリング321の外径寸法に対応して設けられている。ベアリング321は、第1中央孔部324cの装置外部側からベアリング取付部324dに取り付けられる。第1ハウジング部材324の装置外部側端部には、第1中央孔部324cの周囲を囲むように複数のねじ穴部324fが設けられている。
第2ハウジング部材325は、第1ハウジング部材324のベアリング取付部324dからベアリング321が脱落しないようにする機能を有している。第2ハウジング部材325は、前後方向に貫通する第2中央孔部325aを有している。第2中央孔部325aを形成する壁面には外部側シール部材取付部325bが設けられている。また、第2ハウジング部材325は、第1ハウジング部材324のねじ穴部324fに対応して複数の締結孔325cが設けられている。第1ハウジング部材324と第2ハウジング部材325とは、ねじ穴部324fと締結孔325cに第2締結部材342を取り付けることにより、連結される。第1ハウジング部材324と第2ハウジング部材325とが連結された状態では、第2ハウジング部材325は、ベアリング321が装置外部側へ移動することを規制する。なお、第1ハウジング部材324と第2ハウジング部材325との間には、第2ガスケット332が取り付けられる。
外部側シール部材取付部325bには、図5Aに示すように、密閉容器2の外部と収容部24との間で空気が漏れないように第1端軸部312の外周面と第2ハウジング部材325との隙間をシールするための2個の外部側Oリング336と、外部側Oリング336へのダストの侵入を防止するために、2個の外部側ダストシール337が取り付けられている。外部側ダストシール337は、外部側Oリング336よりも装置外部側に取り付けられている。外部側ダストシール337は、図5Bに示すように、第2中央孔部325aを形成する壁面の装置外部側の端部に取り付けられる。第2ハウジング部材325から外部側ダストシール337が脱落するのを防止するため、円環状の第2蓋部材327が第2ハウジング部材325に対して着脱自在に取り付けられる。第2蓋部材327は、外部側ダストシール337が装置外部側へ移動することを規制する。なお、第2蓋部材327と第2ハウジング部材325との間には、ガスケットは取り付けられていない。
図4および図6に示すように、上述の第1ハウジング部材324と第2ハウジング部材325との連結によりベアリングハウジング部323が構成される。ベアリングハウジング部323は、ベースフランジ部322に対して密閉容器2の側壁2aの外部から着脱自在に取り付けられる。具体的には、この取り付けは、ベアリングハウジング部323の締結孔324bとベースフランジ部322のねじ穴部322aとを位置合わせし、第1締結部材341を使用して行われる。なお、ベアリングハウジング部323とベースフランジ部322との間には、第1ガスケット331が取り付けられる。
第1軸受装置32Aのベアリング321によって攪拌シャフト31が支持されている状態では、主軸部311の第1外鍔部311aと、第1端軸部312の第2外鍔部312aとは、内部側Oリング334および内部側ダストシール335の取り付け位置よりも収容部24側に配置されている。また、この状態では、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312aは、ベースフランジ部322の挿通孔322b内に配置されている。つまり、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312aの外径は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの孔径よりも小さく形成されている。例えば、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312aの外径は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの孔径の90%~99%の大きさに設定される。
次に、第2軸受装置32Bについて説明する。第2軸受装置32Bは、第1軸受装置32Aとほぼ同様の構造を有している。図7~図9において、第2軸受装置32Bが描かれている。図7~図9の第2軸受装置32Bでは、図4~図6に示す第1軸受装置32Aと同様の機能を有する部分について、第1軸受装置32Aにおける対応する部分と同じ符号を付している。第1軸受装置32Aと同様に、第2軸受装置32Bのベアリングハウジング部323は、ベースフランジ部322に対して密閉容器2の側壁2aの外部から着脱自在に取り付けられる。以下の第2軸受装置32Bの説明は、第1軸受装置32Aと異なる部分について行う。
図5Aおよび図8Aに示すように、第2軸受装置32Bの第2ハウジング部材325に取り付けられる外部側ダストシール337および外部側Oリング336の数は、第1軸受装置32Aとは異なっている。具体的には、第2軸受装置32Bの外部側ダストシール337は、第1軸受装置32Aの2個に対し、1個である。また、第2軸受装置32Bの外部側Oリング336は、第1軸受装置32Aの2個に対し、1個である。
図6および図9に示すように、第2軸受装置32Bの第2ハウジング部材325における第2中央孔部325aの形状は、第1軸受装置32Aとは異なっている。第2軸受装置32Bの第2中央孔部325aには、ベアリング用菊座金338およびベアリング用ナット339が配置されている。これらベアリング用菊座金338およびベアリング用ナット339は、第1軸受装置32Aの方に設けられていない。ベアリング用ナット339は、第2端軸部313の外周面に設けられた雄ねじ部313cに取り付けられる。ベアリング用菊座金338およびベアリング用ナット339は、ベアリング321の位置ずれを抑制する。
図7および図9に示すように、第2軸受装置32Bのベアリング321によって攪拌シャフト31が支持されている状態では、主軸部311の第4外鍔部311gと、第2端軸部313の第3外鍔部313aとは、内部側Oリング334および内部側ダストシール335の取り付け位置よりも収容部24側に配置されている。また、この状態では、第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313aは、ベースフランジ部322の挿通孔322b内に配置されている。つまり、第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313aの外径は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの孔径よりも小さく形成されている。例えば、第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313aの外径は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの孔径の90%~99%の大きさに設定される。その他の第2軸受装置32Bの構造は第1軸受装置32Aと同様であるので説明を省略する。
図1および図2に示すように、電動モータ35は、モータ取付ベースB2によって支持されている。電動モータ35は、カップリング部351によって攪拌シャフト31の第2端軸部313と連結されている(図7参照)。電動モータ35は、攪拌シャフト31を所定の回転速度で回転駆動させる。
上述のように、攪拌装置3が構成されている。第1軸受装置32Aおよび第2軸受装置32Bは、ベースフランジ部322からベアリングハウジング部323を取り外すことによってメンテナンスが行われる。内部側ダストシール335を交換する場合には、第1蓋部材326を取り外す。また、外部側ダストシール337を交換する場合には、第2蓋部材327を取り外す。また、ベアリング321を交換する場合には、ベアリングハウジング部323の第1ハウジング部材324と第2ハウジング部材325とを分離させる。
また、攪拌シャフト31の第1端軸部312または第2端軸部313が摩耗して交換が必要になった場合、まず、ベースフランジ部322からベアリングハウジング部323を取り外す。その場合、攪拌シャフト31は、ベアリング321によって支持されなくなる。一方で、攪拌シャフト31は、第1外鍔部311a、第2外鍔部312a、第3外鍔部313aおよび第4外鍔部311gがベースフランジ部322の挿通孔322bの壁面に当接する。これにより、攪拌シャフト31は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの壁面によって支持される。
第1外鍔部311a、第2外鍔部312a、第3外鍔部313aおよび第4外鍔部311gの外径は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの孔径に近い大きさである。これにより、ベースフランジ部322からベアリングハウジング部323を取り外した際、攪拌シャフト31が大きく下方に位置ずれすることがない。
第1外鍔部311a、第2外鍔部312a、第3外鍔部313aおよび第4外鍔部311gは、全て同じ外径寸法に設定されていることが望ましい。これにより、攪拌シャフト31の主軸部311を第1外鍔部311aおよび第4外鍔部311gによって挿通孔322bの壁面に支持させつつ、第1端軸部312と第2端軸部313の取り外しが容易である。なぜなら、軸締結部材316および軸締結部材317を取り外した後、第1端軸部312および第2端軸部313は、軸方向にスライドさせて主軸部311から容易に分離できるからである。
次に、図2を参照して、有機性廃棄物の処理装置1のその他の構成について説明する。発酵原料が発酵原料投入口21から投入されると、発酵原料は、攪拌シャフト31および攪拌部材311dの回転駆動によって、攪拌されながら、加熱ジャケット5に供給された加熱用蒸気の熱によって加熱される。また、発酵原料は、加熱および攪拌されながら密閉容器2の長手方向で発酵生成物排出口22の方に送られる。
密閉容器2内の発酵原料には、微生物が添加される。添加する微生物としては、複数種類の土着菌をベースとし、これを予め培養した複合有効微生物群が好ましく、通称、SHIMOSE 1/2/3群がコロニーの中心になる。なお、SHIMOSE 1は、FERM BP-7504(経済産業省産業技術総合研究所生命工学工業技術研究所特許微生物寄託センター(日本国茨城県つくば市東1丁目1-3)に、2003年3月14日に国際寄託されたもの)である。SHIMOSE 2は、FERM BP-7505(SHIMOSE1と同様に国際寄託されたもの)であり、塩に耐性を有するピチアファリノサ(Pichiafarinosa)に属する微生物である。SHIMOSE 3は、FERM BP-7506(SHIMOSE 1と同様に国際寄託されたもの)であり、スタフィロコッカス(Staphylococcus)に属する微生物である。
凝縮部4は、密閉容器2の案内部23と接続管7により接続されている。凝縮部4は、一対のヘッド41によって支持された複数の冷却管42を備えている。冷却管42の冷却水は、案内部23から凝縮部4へ入った蒸気と熱交換することにより、高温になる。高温になった冷却管42の冷却水は、クーリングタワー90において冷却される。冷却管42とクーリングタワー90との間には、冷却水通路901が設けられている。
クーリングタワー90は、受水槽902、汲み上げポンプ903、ノズル904、流下部905、および、ファン906を有している。受水槽902には、凝縮部4から排出された冷却水が流入する。汲み上げポンプ903は、受水槽902から冷却水を汲み上げる。ノズル904は、汲み上げられた冷却水を流下部905に向けて噴射する。ファン906は、冷却水が流下部905を流下する間、流下部905に向けて送風を行う。冷却水は、ファン906からの送風を受けて温度が低下する。冷却水は、流下部905を流下した後、再び受水槽902に流入する。
クーリングタワー90で冷却された冷却水は、冷却水ポンプ907によって送水され、冷却水通路901を通って凝縮部4に戻される。凝縮部4に戻された冷却水は、複数の冷却管42内を流通する間に、発酵原料の蒸気と熱交換して温度が上昇する。温度上昇した冷却水は、冷却水通路901を通って再びクーリングタワー90に流入する。つまり、冷却水は、凝縮部4とクーリングタワー90との間に設けられた冷却水通路901を循環する。
加熱された発酵原料から発生する蒸気は凝縮部4において凝縮する。クーリングタワー90では、上述のように循環する冷却水の他に、凝縮部4において凝縮した凝縮水も注水される。具体的に説明すると、凝縮部4には、連通路8が接続されている。凝縮部4において生成した凝縮水は、凝縮部4および連通路8の内部に滞留する。連通路8には、真空ポンプ6が接続されている。この真空ポンプ6が密閉容器2の収容部24を減圧する上述の収容部減圧部として機能する。このため、真空ポンプ6は、連通路8を介して凝縮部4から空気および凝縮水を吸い出すように作動する。また、真空ポンプ6は、案内部23および接続管7を介して収容部24の空気および蒸気を凝縮部4に導く。真空ポンプ6によって凝縮部4から吸い出された凝縮水は、図示省略の導水管によってクーリングタワー90の受水槽902に導かれる。
クーリングタワー90の受水槽902に導かれた凝縮水は、冷却水と混ざり合って冷却される。なお、凝縮水には、収容部24の発酵原料に添加されたものと同じ微生物が含まれているので、凝縮水に含まれる臭気成分等は微生物によって分解される。このため、凝縮水に含まれる臭気は密閉容器2の外部へ発散しない。
以上のとおり、本実施形態に係る有機性廃棄物の処理装置1は、微生物を利用して有機性廃棄物の有機成分を分解させる。処理装置1は、有機性廃棄物を収容する収容部24を有する密閉容器2と、収容部24を減圧する収容部減圧部(真空ポンプ6)と、収容部24を加熱する収容部加熱部(加熱ジャケット5、ボイラ50)と、収容部24内で有機性廃棄物を攪拌する攪拌部材311dを有する攪拌装置3とを含んでいる。また、攪拌装置3は、攪拌部材311dが取り付けられる攪拌シャフト31と、攪拌シャフト31の両端部を支持する第1軸受装置32Aおよび第2軸受装置32Bとを備える。攪拌シャフト31は、攪拌部材311dが取り付けられる主軸部311と、攪拌シャフト31の端部に設けられるとともに第1軸受装置32A(第2軸受装置32B)で支持される第1端軸部312(第2端軸部313)と、を有している。主軸部311と第1端軸部312(第2端軸部313)とは、軸締結部材316(軸締結部材317)により連結と分離が可能に構成されている。
上記構成によれば、攪拌シャフト31は、攪拌部材311dが取り付けられる部分と、第1軸受装置32Aおよび第2軸受装置32Bによって支持される部分とが別部材になるように分割できる。第1軸受装置32Aおよび第2軸受装置32Bと攪拌シャフト31との摩擦等によって攪拌シャフト31の両端部が摩耗する場合がある。この場合、攪拌シャフトは、主軸部311から第1端軸部312および第2端軸部313を分離することによって、摩耗する部分のみ新品と交換することができる。この交換の際、主軸部311に取り付けられた攪拌部材311dは、収容部24内に留めておくことができる。第1端軸部312および第2端軸部313が容易に交換できるので、メンテナンス性が高い。また、処理装置1は、密閉容器2の側壁2aを取り外すことなく攪拌シャフト31の両端部分を繰り返し交換できるので、製品寿命を長くすることができる。
また、上記実施形態において、主軸部311と第1端軸部312(第2端軸部313)との突合せ面には、軸締結部材316(軸締結部材317)に剪断力が作用しないようにするためのインロー部314が設けられている。
上記構成によれば、インロー部314により、複数の攪拌部材311dが取り付けられた長い主軸部311の重さが軸締結部材316(軸締結部材317)に直接作用しないようにできる。また、インロー部314により、攪拌シャフト31を回転させた場合に、主軸部311の重さがバランスよく第1端軸部312(第2端軸部313)に伝達される。これにより、インロー部314は、軸締結部材316(軸締結部材317)が折れる等のトラブルを防ぐことができる。
また、上記実施形態において、第1軸受装置32A(第2軸受装置32B)は、密閉容器2の側壁2aに固定されるベースフランジ部322と、ベースフランジ部322に対して側壁2aの外側から着脱自在に取り付けられるベアリングハウジング部323と、を備える。ベースフランジ部322は、攪拌シャフト31の挿通孔322bを有する。ベアリングハウジング部323には、第1端軸部312(第2端軸部313)を支持するベアリング321が取り付けられる。
攪拌シャフト31の主軸部311は、軸締結部材316(軸締結部材317)の締結孔311b(締結孔311h)が設けられた円環状の第1外鍔部311a(第4外鍔部311g)を有する。また、第1端軸部312(第2端軸部313)は、軸締結部材316(軸締結部材317)の締結孔312b(締結孔313b)が設けられた円環状の第2外鍔部312a(第3外鍔部313a)を有する。第1外鍔部311a、第2外鍔部312a、第3外鍔部313a、および、第4外鍔部311gの外径は、ベースフランジ部322の挿通孔322bの孔径よりも小さく形成されている。
上記構成によれば、ベアリングハウジング部323をベースフランジ部322から取り外した場合に、ベースフランジ部322の挿通孔322bの軸方向から、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312a(第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313a)の全体が見える。これにより、作業者は、軸締結部材316(軸締結部材317)に、挿通孔322bから容易にアクセスすることができる。これにより、軸締結部材316(軸締結部材317)の取り付けと取り外しが、容易に行える。この構造は、メンテナンス性が高い。
また、上記実施形態において、ベアリングハウジング部323には、密閉容器2の外部と収容部24との間で空気が漏れないように第1端軸部312(第2端軸部313)の外周面をシールするための複数のパッキン(内部側Oリング334、内部側ダストシール335、外部側Oリング336、外部側ダストシール337)が取り付けられている。複数のパッキンの一部(内部側Oリング334、内部側ダストシール335)は、ベアリング321の取り付け位置よりも収容部24側に取り付けられている。第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312a(第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313a)は、パッキンの取り付け位置よりも収容部24側に配置されるとともにベースフランジ部322の挿通孔322b内に配置されている。
上記構成によれば、収容部24内における有機性廃棄物の攪拌の際、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312a(第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313a)により、有機性廃棄物が内部側Oリング334および内部側ダストシール335の方へ移動することが抑制される。これにより、内部側Oリング334および内部側ダストシール335と第1端軸部312(第2端軸部313)の外周面との間にダストが挟み込まれるようなトラブルを抑制できる。
また、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312a(第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313a)は、ベースフランジ部322の挿通孔322b内に配置されている。これにより、ベアリングハウジング部323をベースフランジ部322から取り外した場合、第1外鍔部311aおよび第2外鍔部312a(第4外鍔部311gおよび第3外鍔部313a)が挿通孔322bの内周壁面に支持される。さらに、主軸部311の第1外鍔部311a(第4外鍔部311g)が挿通孔322bの内周壁面に支持された状態において軸締結部材316(軸締結部材317)を取り外すことにより、主軸部311と第1端軸部312(第2端軸部313)とが容易に分離できる。次に、主軸部311と第1端軸部312(第2端軸部313)とを連結する際には、主軸部311を持ち上げて主軸部311と第1端軸部312(第2端軸部313)との中心合わせをする必要がない。これにより、メンテナンス性が高い。
上記実施形態では、攪拌シャフト31は、攪拌部材311dを内部から加温するための蒸気を流通させる第1流通孔311cおよび第2流通孔312cを有している。第1流通孔311cは、攪拌シャフト31の方向に沿って延在するように主軸部311に設けられる。また、第2流通孔312cは、攪拌シャフト31の方向に沿って延在するように第1端軸部312に設けられる。第1端軸部312と主軸部311との突合せ面には、第1流通孔311cおよび第2流通孔312cから蒸気が攪拌シャフト31の外部に漏れないためのシャフト用Oリング318が取り付けられる。
上記構成によれば、第2流通孔312cは、攪拌シャフト31の第1端軸部312を装置外部に突出させた部分に設けることができる。そして、攪拌部材311dを内部から加温するための蒸気は、収容部24の外側から、第1流通孔311cおよび第2流通孔312cを通って攪拌部材311dの方へ送ることができる。これにより、収容部24内の攪拌シャフト31の主軸部311のみに流通孔部を設ける場合と比較して、加温用蒸気を攪拌部材311dへ容易に流通させることができる。
今回、開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。本発明の技術的範囲は、上述した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 有機性廃棄物の処理装置
2 密閉容器
2a 側壁
3 攪拌装置
5 加熱ジャケット(収容部加熱部)
6 真空ポンプ(収容部減圧部)
24 収容部
31 攪拌シャフト
32A 第1軸受装置(軸受装置)
32B 第2軸受装置(軸受装置)
50 ボイラ(収容部加熱部)
311 主軸部
311a 第1外鍔部
311b 締結孔
311d 攪拌部材
311g 第4外鍔部
311h 締結孔
312 第1端軸部(端軸部)
312a 第2外鍔部
312b 締結孔
313 第2端軸部(端軸部)
313a 第3外鍔部
313b 締結孔
314 インロー部
316 軸締結部材(締結部材)
317 軸芸決部材(締結部材)
322 ベースフランジ部
322b 挿通孔
323 ベアリングハウジング部
334 内部側Oリング(パッキン)
335 内部側ダストシール(パッキン)

Claims (5)

  1. 有機性廃棄物を収容する収容部を有する密閉容器と、前記収容部を減圧する収容部減圧部と、前記収容部を加熱する収容部加熱部と、前記収容部内で前記有機性廃棄物を攪拌する攪拌部材を有する攪拌装置とを含み、微生物を利用して前記有機性廃棄物の有機成分を分解させる有機性廃棄物の処理装置であって、
    前記攪拌装置は、前記攪拌部材が取り付けられる攪拌シャフトと、前記攪拌シャフトの両端部を支持する軸受装置とを備え、
    前記攪拌シャフトは、前記攪拌部材が取り付けられる主軸部と、前記攪拌シャフトの両端部のそれぞれに設けられるとともに前記軸受装置で支持される端軸部と、を有し、
    前記主軸部と前記端軸部とは、締結部材により連結と分離が可能に構成されている、
    ことを特徴とする有機性廃棄物の処理装置。
  2. 前記主軸部と前記端軸部との突合せ面には、前記締結部材に剪断力が作用しないようにするためのインロー部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物の処理装置。
  3. 前記軸受装置は、前記攪拌シャフトの挿通孔を有するとともに前記密閉容器の側壁に固定されるベースフランジ部と、前記ベースフランジ部に対して前記側壁の外側から着脱自在に取り付けられるとともに前記端軸部を支持するベアリングが取り付けられるベアリングハウジング部と、を備え、
    前記主軸部および前記端軸部は、前記締結部材の締結孔が設けられた円環状の外鍔部を有し、
    前記外鍔部の外径は、前記ベースフランジ部の前記挿通孔の孔径よりも小さく形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の有機性廃棄物の処理装置。
  4. 前記ベアリングハウジング部には、前記密閉容器の外部と前記収容部との間で空気が漏れないように前記端軸部の外周面をシールするための複数のパッキンが取り付けられ、
    複数の前記パッキンの一部は、前記ベアリングの取り付け位置よりも前記収容部側に取り付けられ、
    前記主軸部および前記端軸部の前記外鍔部は、前記パッキンの取り付け位置よりも前記収容部側に配置されるとともに前記ベースフランジ部の前記挿通孔内に配置されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の有機性廃棄物の処理装置。
  5. 前記攪拌シャフトは、前記攪拌部材を内部から加温するための流体を流通させる流通孔部を有し、
    前記流通孔部は、前記攪拌シャフトの軸方向に沿って延在するように前記端軸部および前記主軸部に設けられ、
    前記端軸部と前記主軸部との突合せ面には、前記流通孔部から前記流体が前記攪拌シャフトの外部に漏れないためのシール部材が取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の処理装置。
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