JP2024029806A - 温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】貨物輸送時の温室効果ガス排出量の算定結果を理解しやすいように分かりやすく表示する。【解決手段】貨物を輸送する際に排出される温室効果ガスの排出量を算定する温室効果ガス排出量算定装置であって、貨物の輸送量、出発地、目的地及び一つ以上の輸送方法が指定された貨物の輸送条件の入力を受け付ける輸送条件受付部と、出発地から目的地に至る輸送経路を輸送方法毎に特定する輸送経路特定部と、輸送経路から求まる貨物の輸送距離と、貨物の輸送量と、所定の基礎データと、を元に算定される温室効果ガス排出量を輸送方法毎に特定する温室効果ガス排出量特定部と、輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して輸送方法毎に生成される出力画面をいずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示する出力画面表示部とを備える。【選択図】図11

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)ウェブサイトへの開示 開示日:令和4年6月1日 URL:https://www.mitsui-soko.com/sustainalink/emissions_calculator/
本発明は、温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラムに関する。
現在、一定量以上の温室効果ガスを排出する特定排出者は、自らの温室効果ガスの排出量を算定し、国に報告することが義務付けられている。国はこれらの排出量を集計して公表する一方で、各事業者は排出量のさらなる削減を進めている。
また、このような環境問題への取り組みの重要性が社会に浸透するにつれ、自らの温室効果ガス排出量に関心を持つ事業者や個人が増えている。
このような中、貨物輸送時に発生するCO2排出量をシミュレーションにより算出可能とする技術も開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2020-003216号公報
しかしながら、温室効果ガス排出量に関する専門知識や予備知識を持たない事業者や個人にとっては温室効果ガス排出量を算定するための条件の設定は困難な上、温室効果ガス排出量の詳しい算定結果を得ても理解することは容易ではない。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、貨物輸送時の温室効果ガス排出量の算定結果を理解しやすいように、分かりやすく表示することが可能な温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る温室効果ガス排出量算定装置は、貨物を輸送する際に排出される温室効果ガスの排出量を算定する温室効果ガス排出量算定装置であって、前記貨物の輸送量、出発地、目的地、及び一つ以上の輸送方法が指定された前記貨物の輸送条件の入力を受け付ける輸送条件受付部と、前記出発地から前記目的地に至る輸送経路を前記輸送方法毎に特定する輸送経路特定部と、前記輸送経路から求まる前記貨物の輸送距離と、前記貨物の輸送量と、所定の基礎データと、を元に算定される温室効果ガス排出量を前記輸送方法毎に特定する温室効果ガス排出量特定部と、前記輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び前記温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して前記輸送方法毎に生成される出力画面を、いずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示する出力画面表示部と、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
貨物輸送時の温室効果ガス排出量の算定結果を理解しやすいように、分かりやすく表示することが可能となる。
温室効果ガス排出量算定システムの全体構成図である。 温室効果ガス排出量算定装置のハードウェア構成を示す図である。 ユーザ端末のハードウェア構成を示す図である。 温室効果ガス排出量演算装置のハードウェア構成を示す図である。 温室効果ガス排出量算定装置の記憶装置を示す図である。 輸送条件を示す図である。 温室効果ガス排出量算定結果を示す図である。 温室効果ガス排出量算定装置の機能構成を示す図である。 入力画面例を示す図である。 入力画面例を示す図である。 出力画面例を示す図である。 出力画面例を示す図である。 本実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。以下、本発明をその一実施形態に即して添付図面を参照しつつ説明する。
==全体構成==
図1に、本発明の一実施形態に係る温室効果ガス排出量算定システム1000の全体構成図を示す。
温室効果ガス排出量算定システム1000は、温室効果ガス排出量算定装置200と、温室効果ガス排出量演算装置300と、がネットワーク500を通じて通信可能に接続されて構成されている。また温室効果ガス排出量算定システム1000は、ネットワーク500を介してユーザ端末100と通信可能に接続されている。
ネットワーク500は、インターネットやLAN(Local Area Network)、電話網等の各種の情報通信網である。
ユーザ端末100は、貨物輸送時に排出される温室効果ガスの排出量を算定する事業者や個人等のユーザが有する、パソコンやスマートフォン、タブレット等の情報処理装置である。
本実施形態では、温室効果ガスの中で総排出量が最大の二酸化炭素(CO2)を算定対象として説明するが、対象とする温室効果ガスは、二酸化炭素の他、一酸化炭素(CO)、メタン、及びフロンのいずれか、あるいはそれらの組み合わせを含んでもよい。
CO2の排出量を算定する場合には、ユーザは図9に示すような初期画面(入力画面)をユーザ端末100に表示させる。そしてユーザは、図10に示すように、貨物の輸送量や出発地、目的地、一つ以上の輸送方法(航空便や船便、トラック便など)を指定した輸送条件を入力する。
そしてユーザが、図10の(J)欄に表示されている「この内容でCO2排出量を計算する」をクリックあるいやタッチすると、ユーザ端末100から、輸送条件が温室効果ガス排出量算定装置200に送信され、温室効果ガス排出量算定装置200から、CO2の算定結果がユーザ端末100に返信されてくる。
温室効果ガス排出量算定装置200は、ユーザ端末100から送信されてきた貨物輸送時の輸送条件の入力を受け付けて、この輸送条件を元に算定した温室効果ガス排出量をユーザ端末100に表示するコンピュータ等の情報処理装置である。このときユーザ端末100には、図11や図12に示すような、算定結果を表す出力画面が表示される。
温室効果ガス排出量演算装置300は、温室効果ガス排出量算定装置200から温室効果ガス排出量の演算指示を受け付けて、演算結果を温室効果ガス排出量算定装置200に送信するコンピュータ等の情報処理装置である。
なお、本実施形態では、温室効果ガス排出量演算装置300が温室効果ガス排出量算定装置200とは異なる情報処理装置により構成されているが、温室効果ガス排出量算定装置200と同一の情報処理装置により構成されている態様でもよい。また同様に、ユーザ端末100が温室効果ガス排出量算定装置200と同一の情報処理装置により構成されている態様でもよい。
また本実施形態に係る情報処理装置は、仮想マシンやクラウドコンピュータであってもよい。
以下、詳細に説明する。
==温室効果ガス排出量算定装置==
まず、温室効果ガス排出量算定装置200のハードウェア構成について、図2を参照しながら説明する。
本実施形態に係る温室効果ガス排出量算定装置200は、CPU(Central Processing Unit)210、メモリ220、通信装置230、記憶装置240、入力装置250、出力装置260、及び記録媒体読取装置270を備えて構成される情報処理装置である。
記憶装置240は、CPU210によって実行される温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720等の各種のプログラムやデータを格納する。
記憶装置240に記憶されている温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720や各種のデータがメモリ220に読み出されてCPU210によって実行あるいは処理されることにより、温室効果ガス排出量算定装置200の各種機能が実現される。
ここで、記憶装置240は例えばハードディスクやSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置である。
記憶装置240には、図5に示すように温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720、輸送条件600、温室効果ガス排出量算定結果610が記憶されている。
記録媒体読取装置270は、CDやDVD、SDカード等の記録媒体800に記録された温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720やデータを読み取り、記憶装置240に格納する。
通信装置230は、ネットワーク500を介して、ユーザ端末100や温室効果ガス排出量演算装置300、さらには不図示の他のコンピュータと温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720や各種データの授受を行う。例えば他のコンピュータに上述した温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720やデータを格納しておき、温室効果ガス排出量算定装置200がこのコンピュータから温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720やデータをダウンロードするようにすることができる。
入力装置250は、温室効果ガス排出量算定装置200のオペレータによるコマンドやデータの入力を受け付ける各種ボタンやスイッチ、マウス、キーボードなどの装置である。
また出力装置260は、例えばディスプレイなどの表示装置、スピーカなどの装置である。
<輸送条件>
記憶装置240に記憶される輸送条件600を図6に示す。輸送条件600には、「貨物の輸送量」「単位」「輸送方法」「出発地」「目的地」の各情報が含まれる。輸送条件600に含まれるこれらの情報は、図10に示すようにユーザ端末100に表示される初期画面からユーザによって入力された情報である。
温室効果ガス排出量算定装置200は、ユーザ端末100から送信されてきた輸送条件600の各データを図6に示すように記憶装置240に記憶する。
「貨物の輸送量」及び「単位」は、輸送される貨物の量を表す。「単位」には”トン”の他、”KG(キログラム)”、”TEU”が選択可能である。TEUは20フィートコンテナを表し、1TEUは20フィートコンテナが1個であることを表す。1TEUあたりの重さは、例えば24トンに換算される。
「輸送方法」は、貨物を輸送する際に用いる輸送手段を表す。「輸送方法」は、本実施形態では”船舶”、”飛行機”、”トラック”、”鉄道”、”内航船”が選択可能である。
”船舶”は、出発地とは異なる国の目的地に貨物を輸送する場合に、出発地に最寄りの港から目的地に最寄りの港までの区間を船舶を用いて輸送する方法である。そのため、出発地から出発地に最寄りの港までの区間と、目的地に最寄りの港から目的地までの区間は、トラックや鉄道などの他の輸送手段を利用する。なお本実施形態では、この区間の輸送手段は、温室効果ガス排出量算定装置200あるいは温室効果ガス排出量演算装置300によって適宜選択される(例えばトラックが選択される)が、ユーザが指定できるようにしてもよい。
”飛行機”は、出発地に最寄りの空港から目的地に最寄りの空港までの区間を航空機を用いて貨物を輸送する方法である。そのため、”船舶”と同様に、出発地から出発地に最寄りの空港までの区間と、目的地に最寄りの空港から目的地までの区間は、トラックや鉄道などの他の輸送手段を利用する。
”トラック”は、出発地から目的地までトラックを用いて貨物を輸送する方法である。そのため、出発地から目的地までの間に海などの道路がない区間がある場合は、その区間は船舶あるいは飛行機を利用する。
”鉄道”は、出発地に最寄りの駅から目的地に最寄りの駅までの区間を鉄道を用いて貨物を輸送する方法である。そのため、”船舶”や”飛行機”と同様に、出発地から出発地に最寄りの駅までの区間と、目的地に最寄りの駅から目的地までの区間は、トラックを利用する。また出発地から目的地までの間に海や山岳地帯などの鉄道が敷設されていない区間がある場合は、その区間は船舶、飛行機あるいはトラックを利用する。
”内航船”は、出発地と同一国内の目的地に貨物を輸送する場合に、出発地に最寄りの港から目的地に最寄りの港までの区間を船舶を用いて輸送する方法である。そのため、”船舶”と同様に、出発地から出発地に最寄りの港までの区間と、目的地に最寄りの港から目的地までの区間は、トラックや鉄道などの他の輸送手段を利用する。
「出発地」及び「目的地」は、それぞれ、貨物輸送の起点及び終点を表す。出発地及び目的地は、都市名や空港名、港名、あるいは駅名により指定する他、地図上の地点(例えば緯度及び経度)により指定することもできる。
<温室効果ガス排出量算定結果>
次に、記憶装置240に記憶される温室効果ガス排出量算定結果610を図7に示す。温室効果ガス排出量算定結果610は、上記の輸送条件600に基づいて温室効果ガス排出量の演算を行った温室効果ガス排出量演算装置300が温室効果ガス排出量算定装置200に送信してきた情報が含まれる。
温室効果ガス排出量算定装置200は、温室効果ガス排出量演算装置300から送信されてきた出発地から目的地までの輸送経路と、輸送距離と、温室効果ガス排出量と、を含むデータを温室効果ガス排出量算定結果610として記憶装置240に記憶する。
温室効果ガス排出量算定結果610には、図7に示すように「輸送方法」「区間」「輸送手段」「FROM」「TO」「距離」「温室効果ガス排出量」の各情報が含まれる。
「輸送方法」欄には、輸送条件600で指定された輸送方法が記載される。
「区間」欄には、出発地から目的地までの輸送経路上に存在する所定の経由地により区切られてなる輸送経路の区間が記載される。輸送経路は、例えば、貨物を別の輸送手段に積み替える地点(港や空港、駅など)で区切られる。
「輸送手段」欄には、各区間における貨物の輸送手段が記載される。
「FROM」欄及び「TO」欄には、各区間の起点及び終点が記載される。
「距離」欄には、各区間の輸送距離が記載される。距離は、温室効果ガス排出量をより正確に算定するために、各輸送手段の輸送距離(トラック及び鉄道の場合は走行距離、飛行機、船舶及び内航船の場合は航行距離)とするのが好ましいが、計算を簡便に行うために、各区間の起点から終点までの直線距離等の概算距離としてもよい。
「温室効果ガス排出量」欄には、各区間の起点から終点までの間を貨物を輸送する際の温室効果ガス排出量の算定結果が記載される。上述した様に、本実施形態ではCO2排出量の算定結果が記載される。
==ユーザ端末==
次にユーザ端末100のハードウェア構成について図3を参照しながら説明する。
ユーザ端末100は、図3に示すように、CPU110、メモリ120、通信装置130、記憶装置140、入力装置150、出力装置160、及び記録媒体読取装置170を備えて構成される情報処理装置である。なおこれらのユーザ端末100のハードウェア構成は、温室効果ガス排出量算定装置200のハードウェア構成と基本的に共通である。そのため、これらのハードウェア構成についての重複した説明は省略する。
記憶装置140は、図3に示すように、ユーザ端末100によって実行されるユーザ端末制御プログラム710等の各種のプログラムやデータを格納する。
記憶装置140に記憶されているユーザ端末制御プログラム710や各種のデータがメモリ120に読み出されてCPU110によって実行あるいは処理されることにより、ユーザ端末100の各種機能が実現される。
==温室効果ガス排出量演算装置==
次に温室効果ガス排出量演算装置300のハードウェア構成について図4を参照しながら説明する。
温室効果ガス排出量演算装置300は、図4に示すように、CPU310、メモリ320、通信装置330、記憶装置340、入力装置350、出力装置360、及び記録媒体読取装置370を備えて構成される情報処理装置である。なおこれらの温室効果ガス排出量演算装置300のハードウェア構成も、温室効果ガス排出量算定装置200のハードウェア構成と基本的に共通である。そのため、これらのハードウェア構成についての重複した説明は省略する。
記憶装置340は、図4に示すように、温室効果ガス排出量演算装置300によって実行される温室効果ガス排出量演算装置制御プログラム730等の各種のプログラムやデータを格納する。
記憶装置340に記憶されている温室効果ガス排出量演算装置制御プログラム730や各種のデータがメモリ320に読み出されてCPU310によって実行あるいは処理されることにより、温室効果ガス排出量演算装置300の各種機能が実現される。
<温室効果ガス排出量算定装置の機能構成>
次に、温室効果ガス排出量算定装置200の機能構成について、図8に示す機能構成図を参照しながら説明する。
上述したように、温室効果ガス排出量算定装置200は、記憶装置240に記憶されている温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム720や各種のデータがメモリ220に読み出されてCPU210によって実行あるいは処理されることにより、温室効果ガス排出量算定装置200としての各種機能を実現する。
具体的には、温室効果ガス排出量算定装置200は、輸送条件受付部201、輸送経路特定部202、温室効果ガス排出量特定部203、出力画面表示部204の各機能を有する。
輸送条件受付部201は、貨物の輸送量、出発地、目的地、及び一つ以上の輸送方法が指定された貨物の輸送条件600の入力を受け付ける。本実施形態では、ユーザがユーザ端末100に入力した輸送条件600を、温室効果ガス排出量算定装置200がユーザ端末100から取得する構成としている。
例えば図9及び図10は、ユーザ端末100に表示される輸送条件600の入力画面(初期画面)であるが、(A)欄及び(B)欄は、「貨物の輸送量」を受け付けるユーザインタフェースである。ユーザは、(A)欄に輸送量を表す数値を入力し、(B)欄で単位を入力することで、貨物の輸送量を入力することができる。例えば図10では、貨物の輸送量として100トンが指定されている。なお上述した様に「単位」として、”トン”の他、”KG(キログラム)”、”TEU”が選択可能である。
また(C)欄は、「一つ以上の輸送方法」を受け付けるユーザインタフェースである。本実施形態では、「船舶」(第1の方法)、「飛行機」(第2の方法)、「トラック」(第3の方法)、「鉄道」(第4の方法)、「内航船」(本実施形態では第1の方法に相当)の中から輸送方法を選択することが可能である。ユーザは、これらの輸送方法を表すテキストやアイコンをマウスやタッチ操作によって選択することで、一つあるいは複数の輸送方法を指定することができる。
(D)欄、(E)欄、(H)欄は、「出発地」を受け付けるユーザインタフェースである。
例えば図9の(D)欄には、「地図から探す」と記載されているが、この場合ユーザは、(H)欄に表示されている地図上の地点をマウスやタッチ入力により特定することで、出発地を指定することができる。この場合、出発地は、図9に表示されているように緯度及び経度で指定される。
また(D)欄は、プルダウン表示することによって「地図から探す」の他、「都市名から探す」、「空港名から探す」、「港名から探す」、「駅名から探す」が選択可能である。この場合ユーザは、(E)欄に都市名、空港名、港名あるいは駅名をタイプ入力することで、出発地を指定することができる。なお(E)欄に何らかのアルファベットが入力されると、そのアルファベットに前方一致する都市名の一覧が(E)欄に表示される。ユーザはこの一覧の中から該当する都市名や空港名等を選択することで、出発地を入力することも可能である。このような態様により、ユーザの入力作業の負担軽減及び誤入力防止を図ることが可能となる。また、(E)欄に都市名、空港名、港名あるいは駅名が入力されると、(H)欄には該当する地点が地図上に表示される。このような態様により、ユーザは出発地が正しく入力されていることを容易に確認することが可能となる。
(F)欄、(G)欄、(I)欄は、「目的地」を受け付けるユーザインタフェースである。目的地の入力方法は、(D)欄、(E)欄、(H)欄と同様であるので、詳しい説明を省略する。
このように、本実施形態に係る輸送条件受付部201は、都市名、空港名、港名、あるいは駅名を表す文字の入力あるいは選択によって出発地及び目的地を受け付けるためのユーザインタフェース、及び、地図上の地点を指定する入力によって出発地及び目的地を受け付けるユーザインタフェースを有している。このような態様により、世界各地に無数に存在する「出発地」及び「目的地」の入力を容易化し、ユーザの負担軽減を図ることが可能となる。
またこのような態様により、温室効果ガス排出量に関する専門知識や予備知識が乏しくても貨物輸送時の温室効果ガス排出量を算定するための条件設定を容易に行うことが可能となる。
なお例えば、輸送条件受付部201は、温室効果ガスの種類を指定する情報(CO2、CO、メタン、フロンなど)の入力を受け付けるようにしてもよい。このような態様により、ユーザが希望する温室効果ガスの排出量を算定できるようにすることも可能となる。
次に、輸送経路特定部202は、出発地から目的地に至る輸送経路を輸送方法毎に特定する。
本実施形態では、輸送経路特定部202は、温室効果ガス排出量演算装置300に所定の演算要求を輸送条件600と共に送信し、温室効果ガス排出量演算装置300から輸送経路の演算結果を取得することで、出発地から目的地に至る輸送経路を特定する。もちろん、温室効果ガス排出量算定装置200が輸送経路を演算することで特定してもよい。
温室効果ガス排出量演算装置300は、世界中の船舶(内航船を含む)、飛行機、鉄道の運行に関するデータや道路情報等の地図データを有しており(又はネットワーク500を介して通信可能に接続された不図示のコンピュータから利用可能であり)、出発地、目的地、及び輸送方法(輸送手段)を指定することで、出発地から目的地までの貨物の輸送経路及び輸送距離を算定することが可能である。
具体的には、温室効果ガス排出量演算装置300は、船舶を用いて貨物を輸送する場合は、出発地に最寄りの港(出発港)から目的地に最寄りの港(到着港)までの区間をなるべく積み替えの少ない航路で結ぶと共に、出発地から出発港までの区間及び到着港から目的地までの区間については、トラックあるいは鉄道(本実施形態ではトラック)を用いて最短経路で結ぶように、輸送経路を算定する。
なお、内航船を用いて貨物を輸送する場合は、出発地と目的地が同一国内にある以外船舶で輸送する場合と同様である。
また飛行機を用いて貨物を輸送する場合は、温室効果ガス排出量演算装置300は、出発地に最寄りの空港(出発空港)から目的地に最寄りの空港(到着空港)までの区間をなるべく積み替えの少ない航空路で結ぶと共に、出発地から出発空港までの区間及び到着空港から目的地までの区間については、トラックあるいは鉄道(本実施形態ではトラック)を用いて最短経路で結ぶように、輸送経路を算定する。
またトラックを用いて貨物を輸送する場合は、温室効果ガス排出量演算装置300は、出発地から目的地までの区間を最短経路で結ぶように輸送経路を算定する。ただし、途中で海を渡る場合など、道路がない区間がある場合は、海の両岸にある最寄りの港あるいは空港の間の区間を船舶あるいは飛行機で輸送するように輸送経路を算定する。
なお、輸送経路特定部202は、出発地から目的地までの間の輸送経路を、貨物の積み替え地等の所定の経由地で区切られることにより形成される区間毎に算定すると共に、輸送距離についても各区間ごとに算定する。
温室効果ガス排出量特定部203は、輸送経路から求まる貨物の輸送距離と、貨物の輸送量と、所定の基礎データと、を元に算定される温室効果ガス排出量を輸送方法毎に特定する。
本実施形態では、温室効果ガス排出量特定部203は、温室効果ガス排出量演算装置300に所定の演算要求を輸送条件600と共に送信し、温室効果ガス排出量演算装置300から排出量の演算結果を取得することで、温室効果ガスの排出量を特定する。もちろん、温室効果ガス排出量算定装置200が排出量を演算することで特定してもよい。
温室効果ガス排出量演算装置300は、各輸送方法(輸送手段)について温室効果ガスの排出量を算定するための様々な算出式や基礎データを有している。
例えば温室効果ガス排出量演算装置300は、CO2排出量を従来トンキロ法や、改良トンキロ法、燃料法、燃費法で算出するための各種算出式や基礎データを有しており、これらのデータからCO2排出量を算定することができる。
例えば従来トンキロ法でCO2排出量を算定するためには、輸送距離、輸送重量、CO2排出原単位の各値が必要であるが、温室効果ガス排出量演算装置300は、輸送方法毎のCO2排出原単位を記憶しており、このCO2排出量原単位と、輸送経路から演算した輸送距離と、輸送重量とを用いて、CO2排出量を演算することができる。
また例えば燃料法でCO2排出量を算定するためには、燃料使用量、単位発熱量、排出係数の各値が必要であるが、温室効果ガス排出量演算装置300は、輸送方法及び輸送距離から、燃料の種類(トラックなら軽油、飛行機ならジェット燃料油など)及び燃料使用量(輸送距離/燃費から計算)を特定した上で、さらに、燃料の種類から、単位発熱量及び排出係数を特定することにより、CO2排出量を演算することができる。
あるいは温室効果ガス排出量演算装置300は、さらに、従来トンキロ法や改良トンキロ法、燃料法、燃費法などの複数の算出方法で算出した値の平均値や最大値などの統計値を温室効果ガス排出量として算出してもよい。このような態様により、算出方法の違いによる温室効果ガス排出量のばらつきや偏りを抑制することが可能となる。
また温室効果ガスの排出量を算定するための算出式や基礎データが国際基準で定められている場合や国によって異なる場合があるため、温室効果ガス排出量演算装置300は、これらの様々な算出式や基礎データを有している。
また本実施形態に係る温室効果ガス排出量算定装置200は、貨物の輸送経路及び温室効果ガスの排出量の演算を温室効果ガス排出量演算装置300に実行させているが、このような態様により、例えば輸送経路の演算や温室効果ガス排出量の演算をサービスとして提供している外部のコンピュータを温室効果ガス排出量演算装置300として利用するようなことも可能となり、温室効果ガス排出量演算装置300を自ら開発、運用するコストや時間を削減し、ユーザに対してより効率的に温室効果ガス排出量の算定サービスを提供することが可能となる。
出力画面表示部204は、輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して輸送方法毎に生成される出力画面を、いずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示する。
このような態様により、温室効果ガス排出量に関する専門知識や予備知識が乏しい者でも貨物輸送時の温室効果ガス排出量の算定結果を理解しやすいように、分かりやすく提示することが可能となる。
例えば出力画面表示部204は、輸送経路特定部202及び温室効果ガス排出量特定部203による輸送経路及び温室効果ガス排出量の算定結果を元に、図11及び図12に示すような出力画面を表示するための出力ファイル(例えばHTMLファイルやXMLファイル、JSONファイルなど)を生成した後、この出力ファイルをユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100はブラウザやアプリを実行することで、この出力ファイルを出力装置160に表示する。この際ユーザ端末100は、Ajax等の非同期通信技術を用いることにより、不図示の情報処理装置から地図データを取得して出力画面に反映するようにしてもよい。
図11は、船舶を用いて100トンの貨物を東京からソウルに輸送する場合の輸送経路及び温室効果ガスの排出量を表示する出力画面である。また図12は、飛行機を用いて100トンの貨物を東京からソウルに輸送する場合の輸送経路及び温室効果ガスの排出量を表示する出力画面である。
図11及び図12に示すように、各出力画面には、輸送条件600で指定された輸送方法の一覧が表示される(K)欄と、輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像が表示される(L)欄と、温室効果ガスの排出量の算定結果が表示される(M)欄と、温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像が表示される(N)欄と、が含まれる。
(K)欄には、ユーザが指定可能な輸送方法(本実施形態では、船舶、飛行機、トラック、鉄道、内航船)を表すタブ(アイコンでもよい)が一覧表示されている。図11及び図12では、これらのタブのうち、ユーザが輸送条件600で指定した輸送方法(船舶、飛行機)については実線で表示され、ユーザが輸送条件600で指定しなかった輸送方法(トラック、鉄道、内航船)については破線で表示されている。
ユーザが、船舶あるいは飛行機のタブをマウスでクリックあるいは指やペンでタッチすることで輸送方法を選択すると、ユーザ端末100は、選択された輸送方法に対応する出力画面を表示する。一方、ユーザ端末100は、ユーザが輸送条件600で指定しなかった輸送方法(トラック、鉄道、内航船)のタブを選択しようとしても、出力画面を切り替えない。
(L)欄には、輸送経路画像が表示される。この輸送経路画像は、輸送経路特定部202によって特定された輸送経路を地図画像と合成することによって生成される。この時、上述した様に、Ajax等の非同期通信技術を用いることにより不図示の情報処理装置から地図データを取得して出力画面に反映するようにしてもよい。
(M)欄には、出発地から目的地までの区間ごとに、「輸送手段」「出発地」「目的地」「距離」「CO2排出量」の各データが表示される。出力画面表示部204は、図7に示した温室効果ガス排出量算定結果610に記憶されているデータを元に(M)欄に表示される画像を生成する。
(N)欄には、各区間の温室効果ガス排出量画像が表示される。この温室効果ガス排出量画像は、温室効果ガス排出量特定部203によって特定された各区間の温室効果ガス排出量を、出力画面表示部204が2次元グラフ上に描画することによって生成される。図11や図12に示した例では温室効果ガス排出量は棒グラフで表示されているが、円グラフや折れ線グラフなど他のグラフに描画してもよい。
ユーザは、(L)欄に表示された輸送経路画像を見ることで、貨物がどこを経由して目的地まで届くのかを視覚的に把握することができると共に、(N)欄に表示された温室効果ガス排出量画像を見ることで、輸送経路の各区間の排出量の差を視覚的に容易に理解することができる。そしてこの出力画面は、(K)欄のタブを選択することで、輸送方法ごとに簡単に切り替えて表示することができるので、各輸送方法を簡単に比較でき、輸送方法の違いによる温室効果ガス排出量の差も容易に理解することができる。
このように、本実施形態に係る温室効果ガス排出量算定装置200によれば、直接目で見ることができずに実体を把握しにくい貨物輸送時の温室効果ガス排出量の理解を容易にすることが可能となる。そして、温室効果ガスに関する知識が乏しくても、例えば温室効果ガスの排出量を削減できそうな区間を輸送経路から探し、他の輸送方法を検討したり、専門家に詳細な分析や検討を依頼することも可能となる。
==処理の流れ==
次に、本実施形態に係る温室効果ガス排出量算定システム1000による処理の流れを、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まずユーザ端末100は、温室効果ガス排出量算定装置200に初期画面のリクエストを送信する(S1000)。例えば、ユーザ端末100で実行されているブラウザから初期画面のURL(Uniform Resource Locator)を指定したリクエストが送信される。
温室効果ガス排出量算定装置200は、このリクエストに対応する初期画面をユーザ端末100に送信する(S1010)。
そしてユーザ端末100は、初期画面を出力装置160に表示する(S1020)。ユーザ端末100に初期画面が表示されている様子を図9に示す。
この初期画面でユーザが輸送条件600を入力し、「この内容でCO2排出量を計算する」をクリックあるいはタッチすることで、ユーザ端末100は輸送条件600を温室効果ガス排出量算定装置200に送信する(S1030)。
温室効果ガス排出量算定装置200は、輸送条件600を取得すると(S1040)、この輸送条件600を記憶装置240に記憶すると共に、温室効果ガス排出量演算装置300に送信する(S1050)。
そうすると温室効果ガス排出量演算装置300は、この輸送条件600で指定されている出発地から目的地までの間の輸送経路及び輸送距離を、輸送方法毎に演算すると共に、CO2排出量を演算する(S1060)。
そして温室効果ガス排出量演算装置300は、輸送方法毎に演算した輸送経路、輸送距離及びCO2排出量を温室効果ガス排出量算定装置200に送信する(S1070)。
温室効果ガス排出量算定装置200は、輸送経路、輸送距離及びCO2排出量の演算結果を取得することにより特定すると(S1080)、温室効果ガス排出量算定結果610として記憶装置240に記憶すると共に、出力ファイルを生成する(S1090)。上述した様にこの出力ファイルは例えばHTMLファイルやXMLファイル、JSONファイル等であり、温室効果ガス排出量算定装置200は、輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して輸送方法毎に生成される出力画面を、いずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示されるように、出力ファイルを生成する。
温室効果ガス排出量算定装置200は、この出力ファイルをユーザ端末100に送信する(S1100)。
ユーザ端末100は出力ファイルを取得すると、ブラウザが出力画面を出力装置160に表示する(S1110)。ユーザ端末100に出力画面が表示されている様子を図11及び図12に示す。
そしてユーザ端末100は、ユーザが輸送方法を示すタブをクリック等で選択する毎に、出力画面を切り替えて表示する(S1120)。
このような態様により、貨物輸送時の温室効果ガス排出量の算定結果を理解しやすいように、分かりやすく提示することが可能となる。
このように、本実施形態に係る温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラムによれば、貨物輸送時の温室効果ガス排出量の算定結果を理解しやすいように、分かりやすく提示することが可能となる。
なお上述した実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、ユーザ端末100に輸送条件600を入力する際に、1つ以上の温室効果ガスの種類(例えばCO2,CO、メタン、フロンの少なくともいずれか)を指定できるようにしてもよい。この場合、温室効果ガス排出量算定システム1000は、指定された種類の温室効果ガスの各排出量を所定の算定式及び基礎データを用いてそれぞれ算定し、ユーザ端末100にそれぞれグラフ表示する。このような態様により、貨物輸送を行う際に排出される各温室効果ガスの排出量を容易に比較することが可能となる。
また例えば、ユーザ端末100に輸送条件600を入力する際に、1つ以上の経由地を指定できるようにしてもよい。この場合、温室効果ガス排出量算定システム1000は、指定された経由地を通って出発地から目的地に貨物を輸送するような輸送経路及び温室効果ガス排出量を算定する。このような態様により、例えば自社の海外拠点を経由するような貨物の輸送経路を指定することが可能となり、各ユーザに個別の事情を考慮したより適切な温室効果ガスの排出量の算定が可能となる。
100 ユーザ端末
110 CPU
120 メモリ
130 通信装置
140 記憶装置
150 入力装置
160 出力装置
170 記録媒体読取装置
200 温室効果ガス排出量算定装置
201 輸送条件受付部
202 輸送経路特定部
203 温室効果ガス排出量特定部
204 出力画面表示部
210 CPU
220 メモリ
230 通信装置
240 記憶装置
250 入力装置
260 出力装置
270 記録媒体読取装置
300 温室効果ガス排出量演算装置
310 CPU
320 メモリ
330 通信装置
340 記憶装置
350 入力装置
360 出力装置
370 記録媒体読取装置
500 ネットワーク
600 輸送条件
610 温室効果ガス排出量算定結果
710 ユーザ端末制御プログラム
720 温室効果ガス排出量算定装置制御プログラム
730 温室効果ガス排出量演算装置制御プログラム
800 記録媒体
1000 温室効果ガス排出量算定システム

Claims (8)

  1. 貨物を輸送する際に排出される温室効果ガスの排出量を算定する温室効果ガス排出量算定装置であって、
    前記貨物の輸送量、出発地、目的地、及び一つ以上の輸送方法が指定された前記貨物の輸送条件の入力を受け付ける輸送条件受付部と、
    前記出発地から前記目的地に至る輸送経路を前記輸送方法毎に特定する輸送経路特定部と、
    前記輸送経路から求まる前記貨物の輸送距離と、前記貨物の輸送量と、所定の基礎データと、を元に算定される温室効果ガス排出量を前記輸送方法毎に特定する温室効果ガス排出量特定部と、
    前記輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び前記温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して前記輸送方法毎に生成される出力画面を、いずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示する出力画面表示部と、
    を備える、温室効果ガス排出量算定装置。
  2. 請求項1に記載の温室効果ガス排出量算定装置であって、
    前記出力画面表示部は、前記輸送条件で指定された輸送方法の一覧を前記表示装置に表示すると共に、前記一覧の中から選択された輸送方法に対応する出力画面を前記表示装置に表示する、温室効果ガス排出量算定装置。
  3. 請求項1に記載の温室効果ガス排出量算定装置であって、
    前記温室効果ガス排出量特定部は、前記輸送経路が所定の経由地で区切られることにより形成される区間毎に前記温室効果ガス排出量を特定し、
    前記温室効果ガス排出量画像は、前記区間毎の温室効果ガス排出量がグラフ表示されてなる、温室効果ガス排出量算定装置。
  4. 請求項1に記載の温室効果ガス排出量算定装置であって、
    前記輸送方法には、前記出発地に最寄りの港から前記目的地に最寄りの港まで船舶を用いて前記貨物を輸送する第1の方法、前記出発地に最寄りの空港から前記目的地に最寄りの空港まで航空機を用いて前記貨物を輸送する第2の方法、前記出発地から前記目的地までトラックを用いて前記貨物を輸送する第3の方法、及び前記出発地に最寄りの駅から前記目的地に最寄りの駅まで鉄道を用いて前記貨物を輸送する第4の方法、の少なくともいずれかが含まれる、温室効果ガス排出量算定装置。
  5. 請求項1に記載の温室効果ガス排出量算定装置であって、
    前記輸送条件受付部は、都市名、空港名、港名、あるいは駅名を表す文字の入力あるいは選択によって前記出発地及び前記目的地を受け付けるためのユーザインタフェース、及び、地図上の地点を指定する入力によって前記出発地及び前記目的地を受け付けるユーザインタフェースを有する、温室効果ガス排出量算定装置。
  6. 請求項1に記載の温室効果ガス排出量算定装置であって、
    前記温室効果ガスは、二酸化炭素、一酸化炭素、メタン、及びフロンの少なくともいずれかを含む、温室効果ガス排出量算定装置。
  7. 貨物を輸送する際に排出される温室効果ガスの排出量を算定する温室効果ガス排出量算定装置の制御方法であって、
    前記温室効果ガス排出量算定装置が、
    前記貨物の輸送量、出発地、目的地、及び一つ以上の輸送方法が指定された前記貨物の輸送条件の入力を受け付け、
    前記出発地から前記目的地に至る輸送経路を前記輸送方法毎に特定し、
    前記輸送経路から求まる前記貨物の輸送距離と、前記貨物の輸送量と、所定の基礎データと、を元に算定される温室効果ガス排出量を前記輸送方法毎に特定し、
    前記輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び前記温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して前記輸送方法毎に生成される出力画面を、いずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示する、
    温室効果ガス排出量算定装置の制御方法。
  8. 貨物を輸送する際に排出される温室効果ガスの排出量をコンピュータに算定させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記貨物の輸送量、出発地、目的地、及び一つ以上の輸送方法が指定された前記貨物の輸送条件の入力を受け付ける手順と、
    前記出発地から前記目的地に至る輸送経路を前記輸送方法毎に特定する手順と、
    前記輸送経路から求まる前記貨物の輸送距離と、前記貨物の輸送量と、所定の基礎データと、を元に算定される温室効果ガス排出量を前記輸送方法毎に特定する手順と、
    前記輸送経路を地図上に表示した輸送経路画像及び前記温室効果ガス排出量をグラフ表示した温室効果ガス排出量画像を有して前記輸送方法毎に生成される出力画面を、いずれかの輸送方法を選択する指示入力に応じて切り替えながら表示装置に表示する手順と、
    を実行させるプログラム。
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