JP2024027643A - 生体試料処理装置及び生体試料処理方法 - Google Patents

生体試料処理装置及び生体試料処理方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024027643000001
【課題】生体試料から培養の目的となる目的細胞と、当該細胞の培養に用いる成分とを効率的に回収すること。
【解決手段】実施形態に係る生体試料処理装置は、試料供給部と、第1回収部と、分離部と、第2回収部と、を備える。試料供給部は、管状の流路の一端に接続され、被検体から採取された成分を含む第1試料を流路に供給する。第1回収部は、流路上に設けられ、流路に供給された第1試料から培養の対象となる目的細胞を回収する。分離部は、流路上の第1回収部の後段に設けられ、第1回収部で目的細胞が回収された第1試料から、血漿成分又は血清成分を第2試料として分離する。第2回収部は、流路の他端に接続され、分離部で分離された第2試料を回収する。
【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、生体試料処理装置及び生体試料処理方法に関する。
iPS細胞(induced Pluripotent Stem cell)や、ES細胞(Embryonic Stem cell)等の幹細胞は、様々な機能を有する細胞への分化能を有するため、再生医療分野や、創薬分野等への応用が期待されている。このため、種々の細胞の培養を行うための細胞培養技術に注目が集まっている。
従来、一般的な細胞培養においては、細胞培養に必須となる成分を、培養の対象となる細胞に与えるため、他の動物種由来の物質を培地等に添加することが行われている。しかしながら、治療に用いられる医療用の細胞培養を行う場合、法律や倫理といった問題からヒト以外の動物由来の成分を用いることが困難であるという課題がある。
これに対し、ヒト由来の血漿や血清を細胞培養に用いる技術が提案されているが、ドナー以外のヒト由来の成分を細胞培養に用いる場合、不規則抗体等による拒絶反応のリスクが上昇したり、成分のばらつきにより、細胞が上手く培養できなかったりする可能性があった。また、拒絶反応のリスクを回避するためにドナー由来の成分を用いる場合は、培養の目的の細胞の採取と、血漿等の採取を別々に行わなければならず、ドナーや採取を行う医療従事者の負担が大きい。
特開2013-081428号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、生体試料から培養の目的となる目的細胞と、当該細胞の培養に用いる成分とを効率的に回収することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る生体試料処理装置は、試料供給部と、第1回収部と、分離部と、第2回収部と、を備える。試料供給部は、管状の流路の一端に接続され、被検体から採取された成分を含む第1試料を流路に供給する。第1回収部は、流路上に設けられ、流路に供給された第1試料から培養の対象となる目的細胞を回収する。分離部は、流路上の第1回収部の後段に設けられ、第1回収部で目的細胞が回収された第1試料から、血漿成分又は血清成分を第2試料として分離する。第2回収部は、流路の他端に接続され、分離部で分離された第2試料を回収する。
図1は、実施形態に係る生体試料処理装置の構成の一例を示す模式図である。 図2は、実施形態に係る生体試料処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、実施形態に係る生体試料処理装置の動作の一例を説明する図である。 図4は、実施形態に係る生体試料処理装置の動作の一例を説明する図である。 図5は、実施形態に係る生体試料処理装置の動作の一例を説明する図である。 図6は、実施形態に係る生体試料処理装置の動作の一例を説明する図である。 図7は、実施形態に係る生体試料処理装置の動作の一例を説明する図である。 図8は、実施形態に係る生体試料処理装置の動作の一例を説明する図である。 図9は、変形例1に係る生体試料処理装置の構成の一例を示す模式図である。 図10は、変形例1に係る生体試料処理装置の構成の一例を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、生体試料処理装置及び生体試料処理方法の実施形態について詳細に説明する。また、本願に係る細胞培養容装置及び細胞培養方法は、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。また、実施形態は、内容に矛盾が生じない範囲で他の実施形態や従来技術との組み合わせが可能である。また、以下の説明において、同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
まず、本実施形態に係る生体試料処理装置1の構成について説明する。生体試料処理装置1は、内部を無菌状態に維持しながら、自動で生体試料から培養の対象となる対象成分を分離する装置である。図1は、本実施形態に係る生体試料処理装置1の構成の一例を示す模式図である。
生体試料処理装置1は、制御装置10と、駆動機構20と、生体試料処理部2とを備える。生体試料処理部2は、生体試料から目的細胞を回収したり、不要な成分を除去したりといった処理を行う。
生体試料処理部2は、生体試料供給部11と、洗浄液供給部12と、培養部13と、細胞捕捉部14と、試薬供給部15と、不要成分除去部16と、検査用サンプル回収ポート17と、血漿成分供給部18と、廃液タンク19と、分岐部V1乃至V5と、チューブTu1乃至Tu9とを備える。
本実施形態に係る生体試料処理部2は、陽圧状態が保たれている。これにより、生体試料処理部2には、外気が入り込み難くなっている。また、生体試料処理部2は、直接外気に触れない閉鎖系となっているため、生体試料処理部2は、内部の無菌状態を維持することが可能である。
制御装置10は、生体試料処理装置1全体を統括的に制御する情報処理装置である。制御装置10は、駆動機構20に接続されている。制御装置10の構成については後述する。
生体試料供給部11は、被検体から採取された成分を含む生体試料Sを供給する。生体試料供給部11は、試料供給部の一例である。生体試料供給部11は、シリンジ11a及びピストン11bを備える。また、生体試料供給部11は、チューブTu2により、分岐部V1と接続されている。生体試料供給部11は、シリンジ11a内の生体試料Sをピストン11bによって押し出すことにより、生体試料Sを生体試料処理部2に供給する。
なお、シリンジ11a及びピストン11bは、生体試料Sを変更する毎に交換してもよい。この場合、駆動機構20は、ピストン11bを着脱可能な接続部を備える。
洗浄液供給部12は、洗浄液Cを生体試料処理部2に供給する。洗浄液供給部12は、シリンジ12a及びピストン12bを備える。また、洗浄液供給部12は、チューブTu1により、分岐部V1と接続されている。洗浄液供給部12は、シリンジ12a内の洗浄液Cをピストン12bによって押し出すことにより、洗浄液Cを生体試料処理部2に供給する。
培養部13は、内部の環境を調整し、生体試料Sから分離された目的細胞Tの培養を行う。培養部13は、チューブTu4により分岐部V2に接続されている。また、培養部13は、チューブTu13により、分岐部V5と接続されている。
また、培養部13は、内部の培地等を廃液タンク19に排出する排出機構(図示しない)を有する。排出機構は、例えば、シリンジ及びピストン等により実現できる。なお、培地等を排出する際、培地等とともに目的細胞Tも移動してしまう場合があるが、目的細胞Tは、後述の細胞捕捉部14で捕捉することができる。このため、本実施形態に係る生体試料処理装置1は、培地交換等の際に行う培地の排出動作を容易に行うことができる。
細胞捕捉部14は、生体試料Sから目的細胞T(図3等参照)を回収する。細胞捕捉部14は、第1回収部の一例である。例えば、細胞捕捉部14は、目的細胞Tを捕捉し、目的細胞T以外の物質を通過させる。細胞捕捉部14は、選択膜やフィルタ等により実現される。細胞捕捉部14は、チューブTu5により、分岐部V2に接続されている。また、細胞捕捉部14は、チューブTu6により、分岐部V3に接続されている。
試薬供給部15は、試薬Bを培養部13に供給する。試薬供給部15は、シリンジ15a及びピストン15bを備える。また、試薬供給部15は、チューブTu7により、分岐部V3と接続されている。試薬供給部15は、シリンジ15a内の試薬Bをピストン15bによって押し出すことにより、試薬Bを培養部13に供給する。
不要成分除去部16は、目的細胞Tが回収された生体試料Sから、血漿成分Pを分離する。例えば、不要成分除去部16は、目的細胞Tを分離した生体試料Sから血球成分等の不要成分を除去し、血漿成分Pを分離する。不要成分除去部16は、フィルタ等により実現される。不要成分除去部16は、チューブTu9により、分岐部V4に接続されている。また、不要成分除去部16は、チューブTu10により、分岐部V5に接続されている。
検査用サンプル回収ポート17は、分離した血漿成分Pの一部を検査用サンプルとして回収する。検査用サンプル回収ポート17は、チューブTu11により、分岐部V5に接続されている。例えば、検査用サンプル回収ポート17には、空のサンプルチューブ等が接続される。検査用サンプルは、後述の血漿成分供給部18により、検査用サンプル回収ポート17に接続されたサンプルチューブ等に回収される。
例えば、検査用サンプルは、生化学自動分析装置により分析され、アルブミンや電解質等の各種成分の測定が行われる。この場合、制御装置10は、生化学自動分析装置から測定結果を受信する。そして、制御装置10は、測定結果に応じた量の血漿成分Pを培養部13に供給させる制御を行う。
血漿成分供給部18は、血漿成分Pを培養部13に供給する。血漿成分供給部18は、シリンジ18a及びピストン18bを備える。また、血漿成分供給部18は、チューブTu13により、培養部13と接続されている。血漿成分供給部18は、シリンジ18a内の血漿成分Pをピストン18bによって押し出すことにより、血漿成分Pの培養部13への供給を行う。
廃液タンク19は、廃液を貯留するタンクである。廃液タンク19は、チューブTu14により、分岐部V4に接続される。例えば、廃液タンク19は、試薬B(例えば、使用済の培地等)や洗浄液C等を貯留する。
分岐部V1は、生体試料供給部11からチューブTu3に流れる方向と、洗浄液供給部12からチューブTu3に流れる方向とを選択的に切り替える。
分岐部V1は、バルブV1a、V1b、及びV1cにより構成される。バルブV1aは、チューブTu1により、洗浄液供給部12に接続される。バルブV1bは、チューブTu2により、生体試料供給部11に接続される。バルブV1cは、チューブTu3により、分岐部V2に接続される。
分岐部V2は、生体試料供給部11から細胞捕捉部14に流れる方向と、細胞捕捉部14から培養部13に流れる方向とを選択的に切り替える。
分岐部V2は、バルブV2a、V2b、及びV2cにより構成される。バルブV2aは、チューブTu3により、分岐部V1のバルブV1cに接続される。バルブV2bは、チューブTu4により、培養部13に接続される。バルブV2cは、チューブTu5により、細胞捕捉部14に接続される。
分岐部V3は、細胞捕捉部14から不要成分除去部16に流れる方向と、試薬供給部15から細胞捕捉部14に流れる方向とを選択的に切り替える。
分岐部V3は、バルブV3a、V3b、及びV3cにより構成される。バルブV3aは、チューブTu6により、細胞捕捉部14に接続される。バルブV3bは、チューブTu7により、試薬供給部15に接続される。バルブV3cは、チューブTu8により、分岐部V4に接続される。
分岐部V4は、不要成分除去部16から血漿成分供給部18に流れる方向と、不要成分除去部16から廃液タンク19に流れる方向とを選択的に切り替える。分岐部V4は、第2切替部の一例である。
分岐部V4は、バルブV4a、V4b、及びV4cにより構成される。バルブV4aは、チューブTu8により、バルブV3cに接続される。バルブV4bは、チューブTu9により、不要成分除去部16に接続される。バルブV4cは、チューブTu10により、分岐部V5に接続される。
分岐部V5は、不要成分除去部16から血漿成分供給部18に流れる方向と、血漿成分供給部18から培養部13に流れる方向と、血漿成分供給部18から検査用サンプル回収ポート17に流れる方向とを選択的に切り替える。分岐部V5は、第1切替部の一例である。
分岐部V5は、バルブV5a、V5b、V5c及びV5dにより構成される。バルブV5aは、チューブTu10により、バルブV4cに接続される。バルブV5bは、チューブTu11により、検査用サンプル回収ポート17に接続される。バルブV5cは、チューブTu12により、血漿成分供給部18に接続される。バルブV5dは、チューブTu13により、培養部13に接続される。
駆動機構20は、生体試料処理装置1の各部を駆動させる制御を行う。駆動機構20は、モータ等の駆動源を有する。駆動機構20は、生体試料供給部11のピストン11bを駆動させる生体試料用シリンジポンプ(図示しない)に接続される。駆動機構20は、生体試料用シリンジポンプを制御することにより、ピストン11bを駆動させ、生体試料Sを培養部13に引き込んで供給させる制御を行う。
また、駆動機構20は、洗浄液供給部12のピストン12bを駆動させる洗浄液用シリンジポンプ(図示しない)に接続される。駆動機構20は、洗浄液用シリンジポンプを制御することにより、ピストン12bを駆動させ、試薬BをチューブTu1の内部に引き込んで供給させる制御を行う。
また、駆動機構20は、試薬供給部15のピストン15bを駆動させるシリンジポンプ(図示しない)に接続される。駆動機構20は、シリンジポンプを制御することにより、ピストン15bを駆動させ、試薬Bを培養部13に引き込んで供給させる制御を行う。
また、駆動機構20は、血漿成分供給部18のピストン18bを駆動させる血漿成分用シリンジポンプ(図示しない)に接続される。駆動機構20は、血漿成分用シリンジポンプを制御することにより、ピストン18bを駆動させ、試薬Bを培養部13に引き込んで供給させる制御を行う。
また、例えば、駆動機構20は、分岐部V1乃至V5のバルブを開閉させるバルブ駆動装置(図示しない)に接続される。駆動機構20は、バルブ駆動装置を制御して、バルブの開閉制御を行わせる。
なお、本実施形態では、駆動機構20が各種のシリンジポンプやバルブ駆動装置の駆動制御を行う構成としたが、これに限らず、制御装置10が行う構成としてもよい。この場合、制御装置10は、各種のシリンジポンプやバルブ駆動装置に接続され、ピストンの駆動やバルブの開閉を制御する。
次いで、制御装置10の構成について説明する。制御装置10は、処理回路100と、記憶回路110とを有する。なお、図1における制御装置10は、処理回路100及び記憶回路110のみが示されているが、制御装置10は、入力インターフェース、通信インターフェース、及びディスプレイ(何れも図示しない)等を更に備えていてもよい。
処理回路100は、生体試料処理装置1の動作を制御する。例えば、処理回路100は、プロセッサによって実現される。
処理回路100は、記憶回路110によって記憶されたプログラムを読み出して実行することで、駆動制御機能101及び通信制御機能102を実行する。なお、駆動制御機能101は、制御部の一例である。
駆動制御機能101は、駆動機構20を制御することにより、生体試料処理装置1の各部を動作させる。例えば、駆動制御機能101は、駆動機構20を制御し、後述する生体試料供給部11のピストン11bを動作させることにより、処理の対象となる血液等の生体試料Sを生体試料処理部2に供給する。
なお、本実施形態では、生体試料Sは、抗凝固剤入りの血液であり、生体試料処理装置1は、血漿成分Pを分離するものとするが、抗凝固剤の入っていない血液を生体試料Sとしてもよい。この場合は、生体試料処理装置1は、血清成分を分離する。
また、例えば、駆動制御機能101は、駆動機構20を制御し、後述する洗浄液供給部12のピストン12bを動作させることにより、生体試料処理部2を洗浄する洗浄液Cを、生体試料処理部2に供給する。なお、洗浄液Cとしては、例えば、生理食塩水等を使用できる。
また、例えば、駆動制御機能101は、駆動機構20を制御し、後述する試薬供給部15のピストン15bを動作させることにより、培地や細胞回収液等の試薬Bを培養部13に供給する。
また、例えば、駆動制御機能101は、駆動機構20を制御し、後述する血漿成分供給部18のピストン18bを動作させることにより、生体試料Sから分離された血漿成分Pを培養部13に供給する。また、例えば、駆動制御機能101は、駆動機構20を制御する。駆動制御機能101による各部の制御処理の詳細については、後述する。
通信制御機能102は、生体試料処理装置1と外部装置との通信を制御する。例えば、通信制御機能102は、通信インターフェースを介し、生化学自動分析装置(図示しない)等から分析データを受信する。
記憶回路110は、各種データを記憶する。記憶回路110は、処理回路100に接続されている。例えば、記憶回路110は、生体試料S、試薬B等の供給量、血漿成分Pの回収量等の各種パラメータを記憶する。また、記憶回路110は、各種パラメータに対応する駆動機構20の制御情報等を記憶する。
また、例えば、記憶回路110は、処理回路100が読み出して実行することで各種機能を実現するための種々のプログラム等を記憶する。記憶回路110は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。
次に、本実施形態に係る生体試料処理装置1の制御装置10が実行する処理について説明する。図2は、生体試料処理装置1の制御装置10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
前提として、生体試料供給部11のシリンジ11aには、抗凝固剤入りのドナーの血液である生体試料Sが収容されているものとする。また、洗浄液供給部12のシリンジ12aには、生理食塩水である洗浄液Cが収容されているものとする。また、試薬供給部15のシリンジ15aには、培地である試薬Bが収容されているものとする。また、全てのバルブは閉状態になっているものとする。
まず、駆動制御機能101は、駆動機構20の駆動を制御し、V1b、V1c、V2a、V3a、V3c、V4a、V4b、V5a、及びV5cを開状態にし、生体試料Sの供給処理を開始する(ステップST1)。次いで、駆動制御機能101は、駆動機構20の駆動を制御し、生体試料供給部11のピストン11bを動作させ、生体試料Sから目的細胞T及び血漿成分Pを回収する(ステップST2)。
ここで、目的細胞T及び血漿成分Pの回収処理について図3を用いて説明する。図3は、生体試料処理装置1の動作の一例を説明する図である。駆動制御機能101は、ピストン11bを動作させ、生体試料SをTu2へ押し出させる。
押し出された生体試料Sは、チューブTu2、Tu3、Tu5、細胞捕捉部14、チューブTu6、Tu8、Tu9、不要成分除去部16、チューブTu10及びTu12を順に通過する。このとき、細胞捕捉部14により、目的細胞Tが捕捉される。また、血漿成分供給部18のシリンジ18a内に血漿成分Pが回収される。
ここで、この場合のチューブTu2、Tu3、Tu5、Tu6、Tu8、Tu9、Tu10及びTu12は流路の一例である。また、シリンジ18aは、血漿成分Pを回収するため、第2回収部の一例である。
図2に戻り説明を続ける。生体試料Sの供給処理開始から所定時間経過後、駆動制御機能101は、バルブV4bを閉状態にさせ、血漿成分Pの回収処理を終了する(ステップST3)。次いで、駆動制御機能101は、バルブV4cを開状態にさせ、目的細胞Tを除いた生体試料Sの排出を開始する(ステップST4)。
ここで、不要な生体試料Sの排出処理について図4を用いて説明する。図4は、生体試料処理装置1の動作の一例を説明する図である。バルブV4cを開状態することにより、細胞捕捉部14を通過した不要な生体試料Sは、チューブTu6、Tu8及びTu14を順に通過し、廃液Wとして廃液タンク19に排出される。
図2に戻り説明を続ける。目的細胞T及び血漿成分Pの回収処理の終了後、駆動制御機能101は、バルブV1aを開状態にさせ、洗浄処理を開始する(ステップST5)。次いで、駆動制御機能101は、洗浄液供給部12のピストン12bを動作させ、洗浄液を供給する(ステップST6)。
ここで、生体試料処理部2の洗浄処理について説明する。図5は、生体試料処理装置1の動作の一例を説明する図である。駆動制御機能101は、ピストン12bを動作させ、洗浄液CをTu1へ押し出させる。押し出された洗浄液Cは、チューブTu1、Tu3、Tu5、細胞捕捉部14、チューブTu6、Tu8及びTu14を順に通過し、廃液Wとして廃液タンク19に貯留される。
上記動作を複数回繰り返すことにより、生体試料処理装置1のチューブTu1、Tu3、Tu5、Tu6、Tu8、Tu14、分岐部V1、V2、V3、及びV4の内部の生体試料Sが洗い流される。なお、目的細胞Tは、細胞捕捉部14に捕捉されているため、目的細胞Tが廃液タンク19に流れてしまうことはない。
図2に戻り説明を続ける。上記の洗浄動作を繰り返した後、駆動制御機能101は、バルブV1a及びV4cを閉状態にさせ、洗浄処理を終了する(ステップST7)。次いで、駆動制御機能101は、バルブV3bを開状態にさせ、目的細胞Tの回収処理を開始する(ステップST8)。次いで、駆動制御機能101は、試薬供給部15のピストン15bを動作させ、試薬Bの供給を開始する(ステップST9)。
ここで、目的細胞Tの回収処理について説明する。図6は、生体試料処理装置1の動作の一例を説明する図である。駆動制御機能101は、ピストン15bを動作させ、血漿成分PをTu7へ押し出させる。押し出された試薬Bは、チューブTu7、Tu6、細胞捕捉部14、チューブTu5及びTu4を順に通過し、培養部13に供給される。また、このとき、細胞捕捉部14に捕捉された目的細胞Tが試薬Bとともに移動し、培養部13に回収される。
図2に戻り説明を続ける。目的細胞Tの回収後、駆動制御機能101は、バルブV5aを閉状態にさせ、試薬Bの供給処理を終了する(ステップST10)。次いで、駆動制御機能101は、バルブV5bを開状態にし、検査用サンプルの回収処理を開始する(ステップST11)。次いで、駆動制御機能101は、血漿成分供給部18のピストン18bを動作させ、検査用サンプルを回収する(ステップST12)。
ここで、検査用サンプル回収処理について説明する。図7は、生体試料処理装置1の動作の一例を説明する図である。駆動制御機能101は、ピストン18bを動作させ、血漿成分PをTu2へ押し出させる。
押し出された血漿成分Pは、チューブTu11、Tu12及び検査用サンプル回収ポート17を順に通過し、検査用サンプル回収ポート17に接続された、空のサンプルチューブ内に検査用サンプルとして回収される。この場合の検査用サンプル回収ポート17及びサンプルチューブは、検査用サンプルを回収するため、第3回収部の一例である。
なお、図7では、目的細胞Tの回収処理の後に検査用サンプル回収処理を行う場合について説明したが、検査用サンプル回収処理を行うタイミングはこれに限定されない。例えば、図3に示した血漿成分Pの回収処理後や図4に示した不要な生体試料Sの排出処理後等に行われてもよい。
図2に戻り説明を続ける。血漿成分Pを所定量回収した後、駆動制御機能101は、バルブV5bを閉状態にさせ、検査用サンプルの回収処理を終了する(ステップST13)。この後、生化学自動分析装置により、回収した検査用サンプルの成分の分析が行われる。次いで、通信制御機能102は、生化学自動分析装置から分析結果を受信する(ステップST14)。この場合の通信制御機能102は、取得部の一例である。
次いで、駆動制御機能101は、分析結果に基づいて、血漿成分Pの供給量を決定する(ステップST15)。この場合、駆動制御機能101は、分析結果に応じて、血漿成分Pの供給量を決定する。例えば、培養部13内の培地に含まれるアルブミン等の特定成分の濃度が所定濃度になるよう、血漿成分Pの供給量を決定する。この場合の駆動制御機能101は決定部の一例である。
図2に戻り説明を続ける。血漿成分Pの供給量決定後、駆動制御機能101は、バルブV5dを開状態にさせ、血漿成分Pの供給処理を開始する(ステップST16)。次いで、駆動制御機能101は、血漿成分供給部18のピストン18bを動作させ、血漿成分Pを供給する(ステップST17)。
ここで、血漿成分Pの供給処理について説明する。図8は、生体試料処理装置1の動作の一例を説明する図である。駆動制御機能101は、ピストン18bを動作させ、血漿成分PをTu2へ押し出させる。押し出された血漿成分Pは、チューブTu12及びTu13を順に通過し、培養部13に供給される。
図2に戻り、説明を続ける。決定した量の血漿成分Pを供給した後、駆動制御機能101は、バルブV5dを閉状態にさせ、血漿成分Pの供給処理を終了し、本処理を終了する(ステップST18)。
以上のように、本実施形態に係る生体試料処理装置1は、生体試料Sから目的細胞Tを回収した上で、目的細胞Tが除かれた生体試料Sから血球成分等の不要成分を除去し、血漿成分Pを回収する。これにより、一度の試料の採取で、目的細胞Tと培養部13に供給する血漿成分Pとの両方を得ることができる。つまり、本実施形態に係る生体試料処理装置1によれば、生体試料Sから目的細胞Tと、当該目的細胞Tの培養に用いる成分とを効率的に回収することができる。
また、本実施形態に係る生体試料処理装置1は、培養部13に回収した血漿成分Pを供給する血漿成分供給部18を備える。これにより、培養部13に培養に必須な血漿成分Pを供給することができる。また、目的細胞Tと血漿成分Pとは同じ被検体の由来のものであるため、培養中に不規則抗体等による拒絶反応が生じる可能性を低減することができる。
また、本実施形態に係る生体試料処理装置1は、目的細胞Tが除かれた生体試料Sを、血漿成分供給部18のシリンジ18aに回収するか、廃液Wとして廃液タンク19に排出するかを切替える分岐部V4を備える。これにより、必要な量の血漿成分Pを回収した後は、不要成分の除去処理を行うことなく、目的細胞Tが除かれた生体試料Sを廃液Wとして排出することができる。つまり、本実施形態に係る生体試料処理装置1によれば、効率的に生体試料を処理することができる。
また、本実施形態に係る生体試料処理装置1は、シリンジ18aに回収された血漿成分Pの一部を検査用サンプルとして回収するための検査用サンプル回収ポート17を備える。これにより、別途、被検体から試料を採取することなく、当該被検体の試料の分析を行うことができる。
また、本実施形態に係る生体試料処理装置1は、検査用サンプルの分析結果を取得し、当該分析結果に基づいて、血漿成分Pの供給量を決定する。これにより、例えば、目的細胞Tの培養に必須な成分の分析結果を取得できるため、当該成分の濃度を適切な濃度に調整した上で目的細胞Tを培養することができる。
なお、上述した実施形態は、各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係る変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態においては、血漿成分供給部18が駆動制御機能101の制御により、培養部13に血漿成分Pを供給する形態について説明した。しかしながら、血漿成分供給部18は、培地に直接血漿成分Pを供給してもよい。
図9は、変形例1に係る生体試料処理装置1の構成の一例を示す模式図である。図9に示すように、本変形例に係る生体試料処理装置1は、バルブV4a、不要成分除去部16、検査用サンプル回収ポート17、及び血漿成分供給部18が図9のY軸方向において、培養部13及び廃液タンク19が設けられる側ではなく、生体試料供給部11及び試薬供給部15が設けられる側に設けられる。
また、培養部13と血漿成分供給部18とを接続するチューブTu13は設けられず、チューブTu7とバルブV4aとを接続するチューブTu15が設けられる。本変形例では、例えば、培養部13に試薬Bを供給する際、駆動制御機能101は、バルブV5dを開状態に、バルブV5aを閉状態にし、ピストン18bを動作させ、シリンジ18a内の血漿成分Pを押し出す。
押し出された血漿成分Pは、チューブTu12を通過し、試薬供給部15から供給される試薬Bと混合され、チューブTu15、Tu7、Tu6、細胞捕捉部14、チューブTu5及びTu4を通過し、培養部13に供給される。
これにより、培地と血漿成分Pとを培養部13に供給する前に混合することができるため、捕捉された目的細胞Tの回収及び血漿成分Pの供給を同時に行うことができる。つまり、本変形例に係る生体試料処理装置1によれば、より効率的に、細胞培養における、微生物等の混入リスク及び拒絶反応のリスクを効率的に低減することができる。
(変形例2)
上述の実施形態においては、生体試料処理装置1が、検査用サンプル回収ポート17を備える形態について説明した。しかしながら、生体試料処理装置1は、検査用サンプル回収ポート17を備えていなくてもよい。
図10は、変形例2に係る生体試料処理装置1の構成の一例を示す模式図である。図10に示すように、本変形例に係る生体試料処理装置1は、不要成分除去部16と培養部13とがチューブTu16で直接接続されている。これにより、不要成分を除去された血漿成分Pは直接培養部13に供給される。
本変形例に係る生体試料処理装置1によれば、簡易な構成で、細胞培養における、微生物等の混入リスク及び拒絶反応のリスクを効率的に低減することができる。
(変形例3)
上述の実施形態においては、駆動制御機能101が駆動機構20を制御して、各供給部のピストンの動作を制御する形態について説明した。しかしながら、人の手で各供給部のピストンの操作を行えるようにしてもよい。本変形例に係る生体試料処理装置1によれば、停電時等であっても、生体試料の処理に係る作業を行うことができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、生体試料から培養の目的となる目的細胞と、当該細胞の培養に用いる成分とを効率的に回収することができる。
上記説明で用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
ここで、メモリにプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合には、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。また、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上の実施形態に関し、発明の一側面および選択的な特徴として以下の付記を開示する。
(付記1)
管状の流路 の一端に接続され、被検体から採取された成分を含む第1試料を前記流路に供給する試料供給部と、
前記流路上に設けられ、前記流路に供給された前記第1試料から培養の対象となる目的細胞を回収する第1回収部と、
前記流路上の前記第1回収部の後段に設けられ、前記第1回収部で前記目的細胞が回収された前記1試料から、血漿成分又は血清成分を第2試料 として分離する分離部と、
前記流路の他端に接続され、前記分離部で分離された前記第2試料を回収する第2回収部と、
を備える生体試料処理装置。
(付記2)
前記試料供給部と前記第1回収部との間に接続されるとともに、前記分離部と前記第2回収部との間に接続される培養部と、
前記分離部と前記第2回収部との間の前記培養部の接続部位に設けられ、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向と、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向とを選択的に切り替える第1切替部と、
を備える、
付記1に記載の生体試料処理装置。
(付記3)
前記流路の他端に接続され、前記分離部で前記第2試料が分離された後の第1試料を排出する管状の排出路と、
前記流路と前記排出路との間の前記分離部の接続部位に設けられ、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向と、前記分離部から前記排出路に流れる方向とを選択的に切り替える第2切替部と、
を備える、
付記1に記載の生体試料処理装置。
(付記4)
前記第1切替部に接続され、前記第2試料の一部を検査用サンプルとして回収する第3回収部を更に備え、
前記第1切替部は、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向と、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向と、前記分離部から前記第3回収部に流れる方向とを選択的に切り替える、
付記2に記載の生体試料処理装置。
(付記5)
前記検査用サンプルの成分の分析結果を取得する取得部と、
前記分析結果に基づいて、前記第2試料の前記培養部への供給量を決定する決定部と、
を更に備える、
付記4に記載の生体試料処理装置。
(付記6)
前記生体試料処理装置全体の各部の駆動を制御する駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、
を更に備える、
付記1に記載の生体試料処理装置。
(付記7)
管状の流路の一端に接続される試料供給部と、前記流路上に設けられる第1回収部と、前記流路上の前記第1回収部の後段に設けられる分離部と、前記流路の他端に接続される第2回収部と、を備える生体試料処理装置による生体試料処理方法であって、
被検体から採取された成分を含む第1試料を前記試料供給部から前記流路に供給する試料供給ステップと、
前記流路に供給された前記第1試料から培養の対象となる目的細胞を、前記第1回収部に回収する第1回収ステップと、
前記第1回収部で前記目的細胞が回収された前記1試料から、血漿成分又は血清成分を、前記分離部により第2試料として分離する分離ステップと、
前記分離ステップで分離された前記第2試料を、前記第2回収部に回収する第2回収ステップと、
を含む生体試料処理方法。
(付記8)
前記生体試料処理装置は、前記試料供給部と前記第1回収部との間に接続されるとともに、前記分離部と前記第2回収部との間に接続される培養部と、前記分離部と前記第2回収部との間の前記培養部の接続部位に設けられ、前記流路の方向を切替える第1切替部と、を更に備え、
前記第1切替部を、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向、又は、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向に、選択的に切り替える第1切替ステップと、
を更に含む、
付記7に記載の生体試料処理方法。
(付記9)
前記生体試料処理装置は、前記流路の他端に接続される管状の排出路と、前記流路と前記排出路との間の前記分離部の接続部位に設けられる第2切替部と、を更に備え、
前記第2切替部を、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向、又は、前記分離部から前記排出路に流れる方向に、選択的に切り替える第2切替ステップと、
前記第2切替部が、前記分離部から前記排出路に流れる方向に切り替わった場合、前記排出路から前記第2試料を分離後の第1試料を排出する排出ステップと、
を更に含む、
付記7に記載の生体試料処理方法。
(付記10)
前記生体試料処理装置は、前記第1切替部に接続される第3回収部を更に備え、
前記第1切替部を、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向、又は、前記分離部から前記第3回収部に流れる方向に、選択的に切り替える第3切替ステップと、
前記第1切替部が、前記分離部から前記第3回収部に流れる方向に切り替わった場合、前記第2試料の一部を、前記検査用サンプルとして前記第3回収部に回収する第3回収ステップと、
を更に含む、
付記8に記載の生体試料処理方法。
(付記11)
前記検査用サンプルの成分の分析結果を取得する取得ステップと、
前記分析結果に基づいて、前記第2試料の前記培養部への供給量を決定する決定ステップと、
を更に含む、
付記10に記載の生体試料処理方法。
(付記12)
前記生体試料処理装置全体の各部の駆動を制御する駆動部を制御する制御ステップ、
を更に備える、
付記7に記載の生体試料処理方法。
1 生体試料処理装置
10 制御装置
11 生体試料供給部
12 洗浄液供給部
13 培養部
14 細胞捕捉部
15 試薬供給部
16 不要成分除去部
17 検査用サンプル回収ポート
18 血漿成分供給部
19 廃液タンク
20 駆動機構
100 処理回路
101 駆動制御機能
102 通信制御機能
110 記憶回路

Claims (10)

  1. 管状の流路の一端に接続され、被検体から採取された成分を含む第1試料を前記流路に供給する試料供給部と、
    前記流路上に設けられ、前記流路に供給された前記第1試料から培養の対象となる目的細胞を回収する第1回収部と、
    前記流路上の前記第1回収部の後段に設けられ、前記第1回収部で前記目的細胞が回収された前記第1試料から、血漿成分又は血清成分を第2試料として分離する分離部と、
    前記流路の他端に接続され、前記分離部で分離された前記第2試料を回収する第2回収部と、
    を備える生体試料処理装置。
  2. 前記試料供給部と前記第1回収部との間に接続されるとともに、前記分離部と前記第2回収部との間に接続される培養部と、
    前記分離部と前記第2回収部との間の前記培養部の接続部位に設けられ、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向と、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向とを選択的に切り替える第1切替部と、
    を備える、
    請求項1に記載の生体試料処理装置。
  3. 前記流路の他端に接続され、前記分離部で前記第2試料が分離された後の第1試料を排出する管状の排出路と、
    前記流路と前記排出路との間の前記分離部の接続部位に設けられ、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向と、前記分離部から前記排出路に流れる方向とを選択的に切り替える第2切替部と、
    を備える、
    請求項1に記載の生体試料処理装置。
  4. 前記第1切替部に接続され、前記第2試料の一部を検査用サンプルとして回収する第3回収部を更に備え、
    前記第1切替部は、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向と、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向と、前記分離部から前記第3回収部に流れる方向とを選択的に切り替える、
    請求項2に記載の生体試料処理装置。
  5. 前記検査用サンプルの成分の分析結果を取得する取得部と、
    前記分析結果に基づいて、前記第2試料の前記培養部への供給量を決定する決定部と、
    を更に備える、
    請求項4に記載の生体試料処理装置。
  6. 管状の流路の一端に接続される試料供給部と、前記流路上に設けられる第1回収部と、前記流路上の前記第1回収部の後段に設けられる分離部と、前記流路の他端に接続される第2回収部と、を備える生体試料処理装置による生体試料処理方法であって、
    被検体から採取された成分を含む第1試料を前記試料供給部から前記流路に供給する試料供給ステップと、
    前記流路に供給された前記第1試料から培養の対象となる目的細胞を、前記第1回収部に回収する第1回収ステップと、
    前記第1回収部で前記目的細胞が回収された前記第1試料から、血漿成分又は血清成分を、前記分離部により第2試料として分離する分離ステップと、
    前記分離ステップで分離された前記第2試料を、前記第2回収部に回収する第2回収ステップと、
    を含む生体試料処理方法。
  7. 前記生体試料処理装置は、前記試料供給部と前記第1回収部との間に接続されるとともに、前記分離部と前記第2回収部との間に接続される培養部と、前記分離部と前記第2回収部との間の前記培養部の接続部位に設けられ、前記流路の方向を切替える第1切替部と、を更に備え、
    前記第1切替部を、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向、又は、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向に、選択的に切り替える第1切替ステップと、
    を更に含む、
    請求項6に記載の生体試料処理方法。
  8. 前記生体試料処理装置は、前記流路の他端に接続される管状の排出路と、前記流路と前記排出路との間の前記分離部の接続部位に設けられる第2切替部と、を更に備え、
    前記第2切替部を、前記分離部から前記第2回収部に流れる方向、又は、前記分離部から前記排出路に流れる方向に、選択的に切り替える第2切替ステップと、
    前記第2切替部が、前記分離部から前記排出路に流れる方向に切り替わった場合、前記排出路から前記第2試料を分離後の第1試料を排出する排出ステップと、
    を更に含む、
    請求項6に記載の生体試料処理方法。
  9. 前記生体試料処理装置は、前記第1切替部に接続される第3回収部を更に備え、
    前記第1切替部を、前記第2回収部から前記培養部に流れる方向、又は、前記分離部から前記第3回収部に流れる方向に、選択的に切り替える第3切替ステップと、
    前記第1切替部が、前記分離部から前記第3回収部に流れる方向に切り替わった場合、前記第2試料の一部を、検査用サンプルとして前記第3回収部に回収する第3回収ステップと、
    を更に含む、
    請求項7に記載の生体試料処理方法。
  10. 前記検査用サンプルの成分の分析結果を取得する取得ステップと、
    前記分析結果に基づいて、前記第2試料の前記培養部への供給量を決定する決定ステップと、
    を更に含む、
    請求項9に記載の生体試料処理方法。
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