JP2024025858A - Ghg排出量導出装置、ghg排出量導出方法、およびプログラム - Google Patents

Ghg排出量導出装置、ghg排出量導出方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024025858000001
【課題】温室効果ガス(GHG)排出量導出装置、GHG排出量導出方法およびコンピュータを提供する。
【解決手段】タクシーに搭載されるGHG排出量導出装置であるタクシーメータの制御部は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得S100する取得部を備える。GHG排出量導出装置は、料金情報に示される料金のうち、交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定S102、S104する特定部を備える。GHG排出量導出装置は、距離加算料金に基づいて、交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出S106する導出部を備えてる。
【選択図】図5

Description

本発明は、GHG排出量導出装置、GHG排出量導出方法、およびコンピュータに関する。
特許文献1には、企業などにおいて従業員等が交通費精算のための申請を受け付ける情報処理システムにおいて、交通費に係る二酸化炭素の排出量を計算することが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特許第7045601号
本発明の一態様に係るGHG排出量導出装置は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する取得部と、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する特定部と、前記距離加算料金に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う温室効果ガス排出量(GHG排出量)を導出する導出部とを備えてよい。
前記導出部は、前記交通機関の距離加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す距離加算用の単位料金排出係数と、特定された前記距離加算料金とに基づいて、前記GHG排出量を導出してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記導出部は、前記交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金に基づいて、特定された前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離を特定し、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数と、特定された前記移動距離とに基づいて、前記GHG排出量を導出してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記導出部は、前記交通機関の使用に伴い請求される請求料金のうち、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対して予め定められたGHG排出量にさらに基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う前記GHG排出量を導出してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記特定部は、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の前記使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金をさらに特定してよい。前記導出部は、前記交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す時間加算用の単位料金排出係数と、前記特定された前記時間加算料金とに基づいて、GHG排出量をさらに導出し、前記距離加算料金に基づく前記GHG排出量と、前記時間加算料金に基づく前記GHG排出量とに基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う前記GHG排出量を導出してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記導出部は、前記交通機関の使用に伴い請求される請求料金のうち、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対して予め定められたGHG排出量にさらに基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う前記GHG排出量を導出してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記導出部は、前記交通機関の距離加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す前記距離加算用の単位料金排出係数と、特定された前記距離加算料金とに基づいて、前記GHG排出量を導出するか、または前記交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金に基づいて、特定された前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離を特定し、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数と、特定された前記移動距離とに基づいて、前記GHG排出量を導出してよい。前記GHG排出量導出装置は、交通機関ごとに個別に予め定められた第1単位料金排出係数、交通機関の種類ごとに予め定められた第2単位料金排出係数、交通機関ごとに個別に予め定められた第1単位距離排出係数、および交通機関の種類ごとに予め定められた第2単位距離排出係数のそれぞれに関連付けられたGHG排出量の導出の精度を示す排出係数情報に基づいて、精度が最も高い何れか1つの排出係数を選択する選択部をさらに備えてよい。前記導出部は、選択された前記排出係数に従って、特定された前記距離加算料金、または特定された前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離に応じた前記GHG排出量を導出してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記料金情報は、前記交通機関の前記使用に伴う距離加算料金、または前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離の少なくとも一方を示してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記料金情報は、前記交通機関の前記使用に伴う距離加算料金、または前記交通機関の前記使用に伴う移動距離の少なくとも一方と、前記交通機関の前記使用の期間中における前記予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金とを示してよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記予め定められた条件は、前記交通機関の時速が予め定められた時速以下であるという条件であってよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置は、前記請求料金に前記GHG排出量を関連付けた関連情報を生成する生成部をさらに備えてよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置は、前記請求料金と前記GHG排出量とを示す請求書データを生成する生成部をさらに備えてよい。
本発明の一態様に係るGHG排出量導出装置は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報、および前記交通機関の前記使用に伴う前記交通機関の移動距離を示す距離情報を取得する取得部と、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の前記使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金を特定する特定部と、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりの温室効果ガス排出量(GHG排出量)を示す単位距離排出係数と、前記距離情報に示される前記移動距離とに基づいて、第1GHG排出量を導出し、前記交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す単位料金排出係数と、特定された前記時間加算料金とに基づいて、第2GHG排出量を導出し、前記第1GHG排出量および前記第2GHG排出量に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴うGHG排出量を導出する導出部とを備えてよい。
前記GHG排出量導出装置において、前記予め定められた条件は、前記交通機関の時速が予め定められた時速以下であるという条件であってよい。
いずれかの前記GHG排出量導出装置において、前記交通機関は、タクシーであってよく、前記料金情報は、前記タクシーに搭載されたタクシーメータで生成された情報であってよい。
本発明の一態様に係るGHG排出量導出方法は、取得部が、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する段階と、特定部が、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する段階と、導出部が、前記距離加算料金に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う温室効果ガス排出量(GHG排出量)を導出する段階とを備えてよい。
本発明の一態様に係るGHG排出量導出方法は、取得部が、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報、および前記交通機関の前記使用に伴う前記交通機関の移動距離を示す距離情報を取得する段階と、特定部が、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の前記使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金を特定する段階と、導出部が、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりの温室効果ガス排出量(GHG排出量)を示す単位距離排出係数と、前記距離情報に示される前記移動距離とに基づいて、第1GHG排出量を導出し、前記交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す単位料金排出係数と、特定された前記時間加算料金とに基づいて、第2GHG排出量を導出し、前記第1GHG排出量および前記第2GHG排出量に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴うGHG排出量を導出する段階とを備えてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する取得部と、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する特定部と、前記距離加算料金に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う温室効果ガス排出量(GHG排出量)を導出する導出部としてコンピュータを機能させてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報、および前記交通機関の前記使用に伴う前記交通機関の移動距離を示す距離情報を取得する取得部と、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の前記使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金を特定する特定部と、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりの温室効果ガス排出量(GHG排出量)を示す単位距離排出係数と、前記距離情報に示される前記移動距離とに基づいて、第1GHG排出量を導出し、前記交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す単位料金排出係数と、特定された前記時間加算料金とに基づいて、第2GHG排出量を導出し、前記第1GHG排出量および前記第2GHG排出量に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴うGHG排出量を導出する導出部としてコンピュータを機能させてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態によるGHG排出量導出システム全体図である。 タクシーメータの機能ブロック図である。 GHG排出量導出装置の機能ブロック図である。 距離加算用の単位料金排出係数、時間加算用の単位料金排出係数、単位距離排出係数、初乗り分GHG排出量を記憶したテーブルの一例を示す図である。 距離加算料金に対応するGHG排出量を導出するフロー図である。 基本料金に対応するGHG排出量、距離加算料金に対応するGHG排出量および時間加算料金に対応するGHG排出量を導出するフロー図である。 本実施形態に係る別のGHG排出量を導出するフロー図である。 本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化してよいコンピュータの一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態のGHG排出量導出システムの全体図である。GHG排出量導出システムは、タクシーメータ100とGHG排出量導出装置200とを備える。タクシーメータ100は、タクシー10に搭載される。タクシーメータ100は、タクシー10を交通機関としてユーザが使用する場合にユーザに請求される請求料金を算出する。GHG排出量導出装置200は、タクシー10の使用に伴い発生する温室効果ガス排出量(GHG排出量)を、タクシーメータ100で算出される請求料金に基づいて、導出する。タクシーメータ100とGHG排出量導出装置200とはネットワークを介して通信可能に接続される。ネットワークは、例えばインターネットであり、公衆電話回線網、携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)等により構築される。なお、タクシーメータ100がGHG排出量導出装置200を内蔵してもよい。
図2は、タクシーメータ100の機能ブロック図である。タクシーメータ100は、走行パルス検出部102と、表示部104と、通信部106と、領収書発行部108と、制御部110と、記憶部120とを備える。制御部110は、走行パルスモニタリング部111と、移動距離演算部114と、距離加算料金演算部115と、継続時間演算部116と、時間加算料金演算部117と、請求料金演算部118とを含む。制御部110は、CPUまたはMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。
走行パルス検出部102は、タクシー10の駆動系に配置される。走行パルス検出部102は、タクシー10の移動に伴ったタイヤ、またはトランスミッションなどの駆動系の機械的回転数に対応して走行パルスを検出する。走行パルス検出部102は、ロータリーエンコーダ等で構成されてよい。
走行パルスモニタリング部111は、走行パルス検出部102で検出された走行パルスをモニタリングする。走行パルスモニタリング部111は、賃走中に、検出された走行パルスの周波数を記憶部120に記憶された予め定められた最低速度に対応した走行パルスの周波数データと比較する。走行パルスモニタリング部111は、予め定められた最低速度(例えば、時速10km/h)に対応した周波数以下の走行パルスが検出されると、タイマ112をオンにし、最低速度を超える周波数の走行パルスが検出されると、タイマ112をオフにする。
移動距離演算部114は、走行パルスモニタリング部111からの走行パルスの情報と、タイヤの外周とに基づきタクシー10の移動距離を算出する。
継続時間演算部116は、タイマ112の計測した時間を基に、タクシー10が最低速度で移動した継続時間を算出する。
距離加算料金演算部115は、移動距離に応じて加算(例えば、255mごとに80円)される距離加算料金に基づき、距離加算料金を算出する。
時間加算料金演算部117は、タクシー10が最低速度で移動した継続時間に応じて加算(例えば、1分35秒ごとに80円)される時間加算料金を算出する。
請求料金演算部118は、タクシーの使用に伴い請求される請求料金を算出する。例えば、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金、いわゆる初乗り料金(例えば、1200mまで450円)、移動距離に応じて加算(例えば、255mごとに80円)される距離加算料金、および予め定められた条件を満たす時間に応じて加算(例えば、1分35秒ごとに80円)される時間加算料金を合計して、タクシーの請求料金を算出する。請求料金演算部118は、必要に応じて、料金の割増、割引およびサービス料金の適用等の各種処理、並びに、高速道路通行料金の立て替え等があった場合におけるその料金の加算処理も実行する。
表示部104は、液晶表示装置であってよく、タクシー10の移動距離、最低速度での移動の継続時間、請求料金およびタクシー10の使用に伴い発生するGHG排出量を表示してよい。GHG排出量の導出方法については後述する。図2中、表示部104はタクシーメータ100に配置されるものとして図示されているが、タクシーメータ100とは別に配置されてもよい。表示部104は、タクシーメータ100の筐体の前面パネル上に設けられ、表示内容が乗客およびタクシー乗務員から見えるように配置される。
通信部106は、タクシーメータ100内の各コンポーネント間の通信を管理する。さらに、GHG排出量導出装置100との間でデータ通信をするための通信機能を提供する。通信部106は、無線によりGHG排出量導出装置200と通信してよい。
領収書発行部108は、算出された請求料金が印字された領収書を出力する。領収書発行部108は、後述の導出されたGHG排出量を、タクシー10の使用に伴い発生したGHG排出量として、請求料金とともに印字して領収書を出力してもよい。
記憶部120は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM(登録商標)、及びUSBメモリ等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。記憶部120は、タクシーの使用に伴い請求される請求料金を演算するのに必要なプログラム等を格納する。記憶部120は、タクシーの使用に伴い請求される請求料金の算出に必要な演算則と、予め定められた最低速度に対応した走行パルスの周波数データおよびパルス間隔データとを記憶する。タクシー料金制度は固定ではなく、必要に応じて更新される。また記憶部120は、割引料金、割増料金、サービス料金等の各種情報も記憶する。
図3は、GHG排出量導出装置200の機能ブロック図である。
本実施形態によるGHG排出量導出装置200は、通信部230、記憶部220および制御部210を備える。記憶部220は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM(登録商標)、及びUSBメモリ等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。制御部210はCPUまたはMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。制御部210は、取得部212、特定部214、導出部216、選択部218および生成部219を有する。
通信部230は、GHG排出量導出装置200内の各コンポーネント間の通信を管理する。加えて、通信部230は、タクシーメータ100とのデータ通信機能も提供する。
記憶部220は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM(登録商標)、及びUSBメモリ等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。記憶部220は、タクシーの使用に伴い発生するGHG排出量を導出するために必要なプログラム等を格納する。記憶部220は、交通機関の種別ごとに、GHG排出量の導出のための各排出係数、初乗り分のGHG排出量等を示す排出係数情報を記憶する。
(第1実施形態)
以下、交通機関がタクシーの場合を一例として、第1実施形態について説明する。前述の特許文献1では、交通費情報に含まれる料金を交通機関に対応する単位距離料金で割ることにより移動距離を算出し、算出した移動料金に交通機関に対応する排出係数を乗じて環境負荷物質の排出量を算出する。しかしながら、特許文献1では、料金と移動距離とが常に比例することを前提としており、正確な環境負荷物質の排出量を算定できない場合がある。そこで、本実施形態では、交通機関の使用に伴うGHG排出量を精度よく導出できるGHG排出量導出装置、GHG排出量導出方法およびプログラムを提供する。
説明において、タクシー料金は、初乗り1200mまで450円、255mごとに80円加算され、時速10km/h以下の走行時には1分35秒ごとに80円加算される制度であることを前提とする。タクシーが空車から賃走を開始し、実際の移動距離は1710m(初乗り1200m+510m)であり、最低速度で移動した継続時間は1分35秒であったとする。
取得部212は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する。取得部212は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報をタクシーメータ100から取得する。取得部212は、タクシーメータ100の表示部104に表示される料金情報を、タクシーメータ100から取得してよい。料金情報は、請求料金690円に加え、請求料金690円の内訳として、初乗り1200m分の450円、移動距離255mごとに80円が加算される距離加算料金の160円、および最低速度の継続時間に応じて加算される時間加算料金の80円を示す。なお、本明細書において、初乗り分は、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金という。移動距離255mごとに加算される料金は、交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金という。最低速度の継続時間に応じて加算される時間加算料金は、交通機関の使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金という。
特定部214は、料金情報に示される料金のうち、交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する。特定部214は、料金情報に示される料金690円のうちタクシーの移動距離510mに応じて加算される距離加算料金として160円を特定する。
導出部216は、距離加算料金に基づいて、交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出する。導出部216は、距離加算料金160円に基づいて、タクシーの使用に伴うGHG排出量を導出する。導出部216は、例えば、サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース内の交通区分別交通費支給額当たり排出原単位として記載されたタクシー・ハイヤーの0.00220(kgCO/円)を、距離加算料金160円に乗じて、タクシーの使用に伴うGHG排出量を導出してよい。あるいは、記憶部220が、事前に実測された移動距離255m分に対応するGHG排出量の平均値を255m分に対応するGHG排出量として予め記憶してよい。導出部216は、記憶部220を参照して、255m分のGHG排出量を特定してよい。例えば、移動距離510mの場合、導出部216は、特定された255m分のGHG排出量を2倍することで、移動距離510mについてのGHG排出量を導出してもよい。導出の仕方については、限定はしない。
導出部216は、交通機関の距離加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す距離加算用の単位料金排出係数と、特定された距離加算料金とに基づいて、GHG排出量を導出してよい。ここでは、例えば、サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の交通区分別交通費支給額当たり排出原単位として記載されたタクシー・ハイヤーの0.00220(kgCO/円)を、距離加算用の単位料金排出係数としてよい。導出部216は、距離加算用の単位料金排出係数0.00220(kgCO/円)を、距離加算料金160円に乗じて、GHG排出量0.352(kgCO)を導出する。
導出部216は、交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金に基づいて、特定された距離加算料金に対応する交通機関の移動距離を特定し、交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数と、特定された移動距離とに基づいて、GHG排出量を導出してよい。交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金は、255mごとに80円である。請求料金690円の内訳は、初乗り1200m分の450円、移動距離255mごとに応じて80円加算される距離加算料金の160円、および最低速度以下の継続時間に応じて加算される時間加算料金の80円である。よって、距離加算料金に対応する交通機関の移動距離は、(690(請求料金)-450(初乗り分)‐80(継続時間分))÷80(255mあたりの加算料金)×255(m)=510mである。交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数としては、上述のサプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の交通区分別旅客人・km当たり排出原単位として記載されたタクシー・ハイヤーの0.438(kgCO/人・km)を用いてよい。導出部216は、単位距離排出係数0.438を、移動距離510mに乗じて、GHG排出量0.22338(kgCO)を導出する。
導出部216は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金のうち、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対して予め定められたGHG排出量にさらに基づいて、交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出してよい。ここで、記憶部220は、タクシー会社等の交通機関ごとに、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対して、予め定められたGHG排出量を記憶してよい。例えば、記憶部220は、初乗り分1200mに対して実測されたGHG排出量の平均値を予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対する予め定められたGHG排出量としてタクシー会社ごとに記憶してよい。または、例えば、記憶部220は、上述のサプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の交通区分別旅客人・km当たり排出原単位として記載されたタクシー・ハイヤーの0.438(kgCO/人・km)を、1200mに乗じた結果の0.5256(kgCO)を基本料金に対して予め定められたGHG排出量として記憶してもよい。なお、サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の排出原単位は一例に過ぎず、他の排出原データベース内の排出原単位、または独自のデータベース内の排出原単位を用いてよい。
特定部214は、料金情報に示される料金のうち、交通機関の使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金をさらに特定してよい。特定部214は、料金情報に示される料金690円のうち、タクシーの使用の期間中、すなわち賃走中における最低速度(時速10km以下)を満たす時間に応じて加算される時間加算料金をさらに特定してよい。特定部214は、(690(請求料金)-450(初乗り分)‐160(距離加算料金)=80円より、時間加算料金80円を特定してよい。
導出部216は、交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す時間加算用の単位料金排出係数と、特定された時間加算料金とに基づいて、GHG排出量をさらに導出してよい。導出部216は、時間加算用の単位料金排出係数を、特定された時間加算料金80円に乗じて、GHG排出量をさらに導出してよい。ところで、最低速度でのタクシーの走行の継続時間は、アイドリング時間と評価することが可能である。環境庁の調査によれば、10分当たりのアイドリングで消費するガソリン量は0.14Lである。よって、1秒あたりのアイドリングで消費するガソリン量は0.14÷600Lである。時間加算の単位時間が1分35秒(95秒)である場合、時間加算の単位時間あたりのガソリン量は、0.14÷600×95Lである。サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の[2]温対法算定・報告・公表制度における[輸送]に関する排出係数(1/3)の(1)燃料法によると、ガソリンの排出原単位は、2.322tCO/kLである。上記の情報に基づき、次の式により、時間加算用の単位料金排出係数(kgCO/円)を算出できる。
時間加算用の単位料金排出係数(kgCO/円)=0.14÷600×95÷1000×2.322÷80×1000
算出された時間加算用の単位料金排出係数(kgCO/円)は、0.00064である。導出部216は、時間加算用の単位料金排出係数(kgCO/円)の0.00064を、時間加算料金80円に乗じて、GHG排出量0.0512(kgCO)を導出する。
続けて、導出部216は、距離加算料金に基づくGHG排出量と、時間加算料金に基づくGHG排出量とに基づいて、交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出する。導出部216は、導出済みの距離加算料金に基づくGHG排出量0.352(kgCO)と、時間加算料金に基づくGHG排出量0.0512(kgCO)とを合計して、タクシーの使用に伴うGHG排出量0.4032(kgCO)を導出する。
導出部216は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金のうち、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対して予め定められたGHG排出量にさらに基づいて、交通機関の前記使用に伴うGHG排出量を導出してよい。導出部216は、距離加算料金に基づくGHG排出量と、時間加算料金に基づくGHG排出量と、基本料金に対して予め定められたGHG排出量とを合計して、交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出してよい。導出部216は、導出済みの距離加算料金に基づくGHG排出量0.352(kgCO)と、導出済みの時間加算料金に基づくGHG排出量0.0512(kgCO)と、基本料金に対して予め定められたGHG排出量0.5256(kgCO)とを合計して、交通機関の使用に伴うGHG排出量0.9288(kgCO)を導出する。
導出部216は、交通機関の距離加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す距離加算用の単位料金排出係数と、特定された距離加算料金とに基づいて、GHG排出量を導出するか、または交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金に基づいて、特定された距離加算料金に対応する交通機関の移動距離を特定し、交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数と、特定された移動距離とに基づいて、GHG排出量を導出してよい。これについては、先に、導出部216は、距離加算用の単位料金排出係数0.00220(kgCO/円)を、特定された距離加算料金160円に乗じて、GHG排出量0.352(kgCO)を導出済みである。同様に、導出部216は、単位距離排出係数0.438(kgCO/人・km)を、移動距離510mに乗じて、GHG排出量0.22338(kgCO)を導出済みである。
GHG排出量導出装置200は、交通機関ごとに個別に予め定められた第1単位料金排出係数、交通機関の種類ごとに予め定められた第2単位料金排出係数、交通機関ごとに個別に予め定められた第1単位距離排出係数、および交通機関の種類ごとに予め定められた第2単位距離排出係数のそれぞれに関連付けられたGHG排出量の導出の精度を示す排出係数情報に基づいて、精度が最も高い何れか1つの排出係数を選択する選択部をさらに備える。排出係数の精度は、単位料金排出係数と単位距離排出係数とでは、単位距離排出係数の方が、精度が高い。また第1単位料金排出係数と第2単位料金排出係数とでは、第1単位料金排出係数の方が、精度が高い。同様に、第1単位距離排出係数と第2単位距離排出係数とでは、第1単位距離排出係数の方が、精度が高い。ここで第1単位料金排出係数および第1単位距離排出係数は、タクシー会社等の独自の排出係数である。第2単位料金排出係数および第2単位距離排出係数は、例えば、サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の排出係数、または、業界の平均値の排出係数である。第1単位料金排出係数、第2単位料金排出係数、第1単位距離排出係数および第2単位距離排出係数の優先順位の関係は、以下のようになる。
Figure 2024025858000002
選択部218は、排出係数の種別を表わす「第1」または「第2」の排出係数情報に基づいて、第1単位料金排出係数、第2単位料金排出係数、第1単位距離排出係数、および第2単位距離排出係数のうち、精度が最も高い排出係数を選択する。図4のテーブル内において、各排出係数は、「第1」または「第2」といった排出係数の種別を表わす排出係数情報と共に記憶されていてよい。
導出部216は、選択された排出係数に従って、特定された距離加算料金、または特定された距離加算料金に対応する交通機関の移動距離に応じたGHG排出量を導出する。導出部216は、選択された排出係数を、特定された距離加算料金、または移動距離に乗じて、GHG排出量を導出する。
料金情報は、交通機関の使用に伴う距離加算料金、または距離加算料金に対応する交通機関の移動距離の少なくとも一方を示す。料金情報は、既に述べたタクシーの使用に伴う距離加算料金160円、または距離加算料金160円に対応するタクシーの移動距離510mを示してよい。表示部104は、料金情報として、距離加算料金160円と、その距離加算料金に対応する移動距離510mとを表示してよい。
料金情報は、交通機関の使用に伴う距離加算料金、または交通機関の使用に伴う移動距離の少なくとも一方と、交通機関の使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金とを示す。これについても、料金情報は、既に述べたタクシーの使用に伴う距離加算料金160円、または距離加算料金160円に対応するタクシーの移動距離510mに加え、時間加算料金80円を示してよい。表示部104は、料金情報として、距離加算料金160円と、距離加算料金160円に対応するタクシーの移動距離510mと、時間加算料金80円とを表示してよい。
予め定められた条件は、交通機関の時速が予め定められた時速以下であるという条件である。予め定められた条件は、例えば、タクシーの場合であれば、タクシーの時速が時速10km/h以下であることであってよい。なお、予め定められた時速は固定ではなく、料金制度の改正に伴い、更新される。
GHG排出量導出装置200は、請求料金にGHG排出量を関連付けた関連情報を生成する生成部をさらに備える。生成部219は、請求料金に、導出したGHG排出量を関連付けて関連情報として生成する。例えば、初乗り分の基本料金450円、距離加算料金160円、および時間加算料金80円に対しそれぞれ導出したGHG排出量を関連付けて関連情報として生成して、生成したデータを記憶部220に記憶する。
生成部219は、請求料金とGHG排出量とを示す請求書データを生成する。初乗り分の基本料金450円、距離加算料金160円、および時間加算料金80円と、それらに対し導出したそれぞれのGHG排出量0.5256(kgCO)、0.352(kgCO)、および0.0512(kgCO)とを示す請求書データを生成して、タクシーメータ100の領収書発行部108からレシートとして出力してよい。生成部219は、請求料金にGHG排出量を関連付けた関連情報、及び請求料金とGHG排出量とを示す請求書データの少なくとも一方を生成してよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、タクシーメータからの料金情報に基づき、距離加算料金および時間加算料金を取得した。第2実施形態では、時間加算料金については第1実施形態と同様、タクシーメータからの料金情報を利用する。一方、タクシー10等の交通機関の移動距離については、カーナビゲーションシステムのGPS受信機を利用して特定する。GPS受信機は、複数のGPS衛星からの電波を受信することにより、受信地点のタクシー10の現在位置を計算することで、移動距離を特定する。なおGPS受信機のほかに、カーナビゲーションシステムの出発地情報と目的地情報とに基づき、移動距離を特定してもよい。
取得部212は、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報、および交通機関の使用に伴う交通機関の移動距離を示す距離情報を取得する。取得部212は、タクシーメータ100の表示部104に表示される料金情報をタクシーメータ100から取得する。表示部104には690円と表示されている。取得部212は、タクシー10に搭載されたカーナビゲーションシステムから移動距離1710mを、距離情報として取得してよい。取得部212は、カーナビゲーションシステムから出発地情報と目的地情報とを移動距離を特定するための情報として取得してよい。取得部212は、カーナビゲーションシステム以外の装置から、例えば、ユーザ端末から出発地情報と目的地情報とを取得してもよい。
特定部214は、料金情報に示される料金のうち、交通機関の使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金を特定する。特定部214は、タクシーメータ100の表示部104に表示された時間加算料金をタクシーメータ100から取得することで時間加算料金80円を特定してよい。
導出部216は、交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりの温室効果ガス排出量(GHG排出量)を示す単位距離排出係数と、距離情報に示される移動距離とに基づいて、第1GHG排出量を導出し、交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す単位料金排出係数と、特定された時間加算料金とに基づいて、第2GHG排出量を導出し、第1GHG排出量および第2GHG排出量に基づいて、交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出してよい。
第1実施形態と同様、サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原データベース内の交通区分別旅客人・km当たり排出原単位として記載されたタクシー・ハイヤーの0.438(kgCO/人・km)を、単位距離排出係数とする。導出部216は、単位距離排出係数0.438と、距離情報に示される移動距離1710mとに基づいて第1GHG排出量を導出する。具体的には、導出部216は、単位距離排出係数0.438を、移動距離1710mに乗じて第1GHG排出量0.74898(kgCO)を導出する。次に、第2実施形態でも第1実施形態と同様、時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す単位料金排出係数として、時間加算用の単位料金排出係数(kgCO/円)の0.00064を用いる。導出部216は、時間加算用の単位料金排出係数(kgCO/円)の0.00064を、時間加算料金80円に乗じて、第2GHG排出量0.0512(kgCO)を導出する。続けて、導出部216は、第1GHG排出量0.74898(kgCO)と、第2GHG排出量0.0512(kgCO)とを合計して、その合計値0.80018(kgCO)を、交通機関の使用に伴うGHG排出量として導出する。
予め定められた条件は、交通機関の時速が予め定められた時速以下であるという条件である。例えば、タクシー10の場合であれば、タクシーの時速が時速10km/h以下であることであってよい。なお、予め定められた時速は固定ではなく、料金制度の改正に伴い、更新される。
交通機関は、タクシー10であり、料金情報は、タクシー10に搭載されたタクシーメータ100で生成された情報である。なお、交通機関は電気自動車(EV)タクシーなど電気によって動作するものであってよく、上述の単位料金排出係数および単位距離排出係数の当該電気の使用に関するものであってよい。特に、交通機関が太陽光発電等の再生可能エネルギーによって動作するものである場合、上述の単位料金排出係数および単位距離排出係数の数値は0であってよい。
次に、図5を参照して、第1実施形態による距離加算料金に対応するGHG排出量を導出するフローについて説明する。
S100において、取得部212は、対象の交通機関の料金情報を取得する。取得部212は、タクシーメータ100の表示部104に表示される料金情報690円をタクシーメータ100からを取得する。料金情報は、基本料金450円、及び距離加算料金160円を示してよい。
S102において、特定部214は、料金情報から距離加算料金160円を特定する。特定部214は、タクシーメータ100の表示部104に表示される距離加算料金160円をタクシーメータ100から取得することで、距離加算料金160円を特定してよい。
S104において、特定部214は、排出係数情報を参照して、対象の交通機関についての距離加算用の単位料金排出係数を特定する。例えば、特定部214は、図4に示すような、記憶部220に記憶されたテーブルを参照して、A交通の距離加算用の単位料金排出係数を特定する。なお、図4に示される、距離加算用の単位料金排出係数および料金加算用の単位料金排出係数は、それぞれ第1および第2といった排出係数の精度を示す排出係数情報を有してもよい。そして特定部214は、距離加算用の単位料金排出係数の特定にあたり、精度の高い方の第1単位料金排出係数を特定してもよい。
S106において、導出部216は、距離加算料金160円に、距離加算用の単位料金排出係数を乗じて、対象の交通機関の使用に伴うGHG排出量を導出する。フローは終了する。
以上の処理により、GHG排出量導出装置200は、請求料金ではなく、タクシー10の移動距離に起因する距離加算料金から、タクシー10の使用に伴うGHG排出量を導出する。よって、タクシー10の使用に伴うGHG排出量をより精度よく導出できる。
図6を参照して、第1実施形態による初乗り分のGHG排出量、距離加算料金分のGHG排出量および時間加算料金分のGHG排出量を合計したGHG排出量を導出するフローについて説明する。
S200において、取得部212は、対象の交通機関の料金情報をタクシーメータ100から取得する。取得部212は、タクシーメータ100の表示部104に表示される料金情報690円をタクシーメータ100から取得してよい。料金情報は、請求料金の他に、距離加算料金、及び時間加算料金を示す。料金情報は、基本料金をさらに示してよい。
S202において、特定部214は、料金情報から、距離加算料金および時間加算料金を特定する。特定部214は、タクシーメータ100の表示部104に表示される距離加算料金160円および時間加算料金80円をタクシーメータ100から取得することで、距離加算料金及び時間加算料金を特定してよい。
S204において、特定部214は、排出係数情報を参照して、対象の交通機関についての距離加算用の単位料金排出係数および時間加算用の単位料金排出係数を特定する。例えば、特定部214は、図4に示すように、A交通の距離加算用の単位料金排出係数を特定する。また特定部214は、A交通の時間加算用の単位料金排出係数を特定する。特定部214は、排出係数が精度を示す種別情報を有する場合、精度の高い方の排出係数を特定してよい。
S206において、導出部216は、距離加算料金160円に、距離加算用の単位料金排出係数(例えば、前述の0.00220kgCO/円)を乗じて、距離加算分のGHG排出量0.352(kgCO)を導出する。また導出部216は、時間加算料金80円に、時間加算用の単位料金排出係数(例えば、前述の0.00064kgCO/円)を乗じて、時間加算分のGHG排出量0.0512(kgCO)を導出する。
S208において、導出部216は、図4に示すテーブルを参照して、初乗り料金(基本料金)分に対して予め定められたGHG排出量(例えば、前述の0.5256(kgCO))を取得することで、導出する。
S210において、導出部216は、距離加算分のGHG排出量0.352、時間加算分のGHG排出量0.0512および初乗り料金(基本料金)分に対して予め定められたGHG排出量0.5256を合計して、対象の交通機関の使用に伴うGHG排出量0.9288(kgCO)を導出する。フローは終了する。
以上の処理により、GHG排出量導出装置200は、請求料金に含まれるタクシー10の基本料金、距離加算料金、及び時間加算料金のそれぞれについて、それぞれの特性に合わせた排出係数を利用して、別々にGHG排出量を導出し、それらのGHG排出量を合計することで、タクシー10の使用に伴うGHG排出量を導出する。また、GHG排出量導出装置200は、タクシー10の移動距離に伴うGHG排出量に加えて、タクシー10がアイドリング中に発生させるGHG排出量も加味して、タクシー10の使用に伴うGHG排出量を導出する。よって、タクシー10の使用に伴うGHG排出量をより精度よく導出できる。
図7を参照して、第2実施形態によるGHG排出量を導出するフローについて説明する。
S300において、取得部212は、対象の交通機関の料金情報および距離情報を取得する。料金情報は、時間加算料金80円を示してよい。料金情報は、基本料金、距離加算料金をさらに示してよい。取得部212は、タクシーメータ100の表示部104に表示された料金情報をタクシーメータ100から取得してよい。また、取得部212は、タクシー10に搭載されたカーナビゲーションシステムから移動距離1710mを示す距離情報を取得する。
S302において、特定部214は、料金情報を参照することで、時間加算料金を特定する。特定部214は、タクシーメータ100の表示部104に表示された時間加算料金80円をタクシーメータ100から取得することで時間加算料金を特定してよい。
S304において、特定部214は、図4のテーブルを参照して、対象の交通機関についての単位距離排出係数および時間加算用の単位料金排出係数を特定する。例えば、特定部214は、A交通の単位距離排出係数(前述の0.438(kgCO/人・km))を特定する。また特定部214は、A交通の時間加算用の単位料金排出係数(前述の0.00064(kgCO/円))を特定する。
S306において、導出部216は、移動距離1700mに、単位距離排出係数の0.438(kgCO/人・km)を乗じて、移動距離分のGHG排出量0.7446(kgCO)を導出する。加えて、導出部216は、時間加算料金80円に、時間加算用の単位料金排出係数の0.00064(kgCO/円)を乗じて、時間加算分のGHG排出量0.0512(kgCO)を導出する。
S308において、導出部216は、移動距離分のGHG排出量0.7446(kgCO)と、時間加算分のGHG排出量0.0512(kgCO)とを合計して、合計値0.7958(kgCO)を、対象の交通機関の使用に伴うGHG排出量として導出する。
以上の処理により、GHG排出量導出装置200は、タクシー10の移動距離に伴うGHG排出量に加えて、タクシー10がアイドリング中に発生させるGHG排出量も加味して、タクシー10の使用に伴うGHG排出量を導出する。よって、タクシー10の使用に伴うGHG排出量をより精度よく導出できる。
図8は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化してよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーションまたは当該装置の1または複数の「部」として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたは全てに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CD-ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM(登録商標))、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 タクシー
100 タクシーメータ
102 走行パルス検出部
104 表示部
106 通信部
108 領収書発行部
110 制御部
111 走行パルスモニタリング部
112 タイマ
114 移動距離演算部
115 距離加算料金演算部
116 継続時間演算部
117 時間加算料金演算部
118 請求料金演算部
120 記憶部
210 制御部
212 取得部
214 特定部
216 導出部
218 選択部
219 生成部
230 通信部
220 記憶部
1200 コンピュータ
1210 ホストコントローラ
1212 CPU
1214 RAM
1220 入力/出力コントローラ
1222 通信インタフェース
1230 ROM
本発明は、GHG排出量導出装置、GHG排出量導出方法、およびプログラムに関する。

Claims (12)

  1. 交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する取得部と、
    前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する特定部と、
    前記距離加算料金に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う温室効果ガス排出量(GHG排出量)を導出する導出部と
    を備えるGHG排出量導出装置。
  2. 前記導出部は、前記交通機関の距離加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す距離加算用の単位料金排出係数と、特定された前記距離加算料金とに基づいて、前記GHG排出量を導出する、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  3. 前記導出部は、前記交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金に基づいて、特定された前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離を特定し、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数と、特定された前記移動距離とに基づいて、前記GHG排出量を導出する、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  4. 前記導出部は、前記交通機関の使用に伴い請求される請求料金のうち、予め定められた上限距離までの移動距離に対して発生する基本料金に対して予め定められたGHG排出量にさらに基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う前記GHG排出量を導出する、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  5. 前記特定部は、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の前記使用の期間中における予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金をさらに特定し、
    前記導出部は、前記交通機関の時間加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す時間加算用の単位料金排出係数と、前記特定された前記時間加算料金とに基づいて、GHG排出量をさらに導出し、前記距離加算料金に基づく前記GHG排出量と、前記時間加算料金に基づく前記GHG排出量とに基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う前記GHG排出量を導出する、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  6. 前記導出部は、前記交通機関の距離加算料金に対して予め定められた単位料金あたりのGHG排出量を示す距離加算用の単位料金排出係数と、特定された前記距離加算料金とに基づいて、前記GHG排出量を導出するか、または前記交通機関の予め定められた単位距離あたりの加算料金に基づいて、特定された前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離を特定し、前記交通機関の移動距離に対して予め定められた単位距離あたりのGHG排出量を示す単位距離排出係数と、特定された前記移動距離とに基づいて、前記GHG排出量を導出し、
    前記GHG排出量導出装置は、
    交通機関ごとに個別に予め定められた第1単位料金排出係数、交通機関の種類ごとに予め定められた第2単位料金排出係数、交通機関ごとに個別に予め定められた第1単位距離排出係数、および交通機関の種類ごとに予め定められた第2単位距離排出係数のそれぞれに関連付けられたGHG排出量の導出の精度を示す排出係数情報に基づいて、精度が最も高い何れか1つの排出係数を選択する選択部をさらに備え、
    前記導出部は、選択された前記排出係数に従って、特定された前記距離加算料金、または特定された前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離に応じた前記GHG排出量を導出する、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  7. 前記料金情報は、前記交通機関の前記使用に伴う距離加算料金、または前記距離加算料金に対応する前記交通機関の移動距離の少なくとも一方を示す、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  8. 前記料金情報は、前記交通機関の前記使用に伴う距離加算料金、または前記交通機関の前記使用に伴う移動距離の少なくとも一方と、前記交通機関の前記使用の期間中における前記予め定められた条件を満たす時間に応じて加算される時間加算料金とを示す、請求項5に記載のGHG排出量導出装置。
  9. 前記請求料金に前記GHG排出量を関連付けた関連情報、及び前記請求料金と前記GHG排出量とを示す請求書データの少なくとも一方を生成する生成部をさらに備える、請求項1に記載のGHG排出量導出装置。
  10. 前記交通機関は、タクシーであり、
    前記料金情報は、前記タクシーに搭載されたタクシーメータで生成された情報である、請求項1から9の何れか1つに記載のGHG排出量導出装置。
  11. 取得部が、交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する段階と、
    特定部が、前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する段階と、
    導出部が、前記距離加算料金に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う温室効果ガス排出量(GHG排出量)を導出する段階と
    を備えるGHG排出量導出方法。
  12. 交通機関の使用に伴い請求される請求料金を示す料金情報を取得する取得部と、
    前記料金情報に示される料金のうち、前記交通機関の移動距離に応じて加算される距離加算料金を特定する特定部と、
    前記距離加算料金に基づいて、前記交通機関の前記使用に伴う温室効果ガス排出量(GHG排出量)を導出する導出部と
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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