JP2024023606A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにする。
【解決手段】発光装置10は、第1発光層(EML)214、第2発光層(EML)224及び蛍光体層300を備えている。第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有している。第2EML224は、第1EML214のELピークより短波長側にELピークを有している。蛍光体層300は、第2EML224のELによって励起される。蛍光体層300は、第1EML214のELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有している。
【選択図】図1
【解決手段】発光装置10は、第1発光層(EML)214、第2発光層(EML)224及び蛍光体層300を備えている。第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有している。第2EML224は、第1EML214のELピークより短波長側にELピークを有している。蛍光体層300は、第2EML224のELによって励起される。蛍光体層300は、第1EML214のELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、発光装置に関する。
近年、内因性光感受性網膜神経節細胞(ipRGC)に関する研究が進められている。ipRGCは、メラノプシンと呼ばれる視物質を有している。メラノプシンの吸収スペクトルは、おおよそ480nmの波長にピークを有することが知られている。したがって、波長480nm及びその周辺の光は概日リズムの調整に関与しているとしばしばいわれる。例えば特許文献1には、460nm~480nmにフォトルミネッセンス(PL)ピークを有する物質を含む第1青色副画素及び440nm~460nmにPLピークを有する物質を含む第2青色副画素によって、ユーザの覚醒及びユーザの睡眠誘導が実現されることについて記載されている。
さらに、近年、蛍光体によって白色光を発する発光装置が開発されている。例えば特許文献2に記載されている発光装置は、440nm以上500nm未満の波長領域に発光ピークを有する発光素子、緑色蛍光体及び赤色蛍光体を備えている。緑色蛍光体及び赤色蛍光体は、発光素子から発せられる光によって励起されて光を発する。発光装置は、発光素子、緑色蛍光体及び赤色蛍光体のそれぞれから発せられる光によって白色光を発する。
本発明者は、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するための構造を検討した。本発明者が検討したところ、開発が進むディスプレイ用の青色の光を有する発光素子によって蛍光体を励起させただけでは、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができないことが明らかとなった。
本発明が解決しようとする課題としては、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることが一例として挙げられる。
第1の発明は、
460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有する第1発光層と、
前記第1発光層の前記ELピークより短波長側にELピークを有する第2発光層と、
前記第2発光層のELによって励起されて前記第1発光層の前記ELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有する蛍光体層と、
を備える発光装置である。
460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有する第1発光層と、
前記第1発光層の前記ELピークより短波長側にELピークを有する第2発光層と、
前記第2発光層のELによって励起されて前記第1発光層の前記ELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有する蛍光体層と、
を備える発光装置である。
第2の発明は、
460nm以上500nm以下の波長帯域にフォトルミネッセンス(PL)ピークを有する第1発光層と、
前記第1発光層の前記PLピークより短波長側にPLピークを有する第2発光層と、
前記第2発光層のELによって励起されて前記第1発光層の前記PLピークより長波長側にFLピークを有する蛍光体層と、
を備える発光装置である。
460nm以上500nm以下の波長帯域にフォトルミネッセンス(PL)ピークを有する第1発光層と、
前記第1発光層の前記PLピークより短波長側にPLピークを有する第2発光層と、
前記第2発光層のELによって励起されて前記第1発光層の前記PLピークより長波長側にFLピークを有する蛍光体層と、
を備える発光装置である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10を説明するための断面図である。
図1を用いて、発光装置10の概要について説明する。発光装置10は、第1発光層(EML)214、第2発光層(EML)224及び蛍光体層300を備えている。第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有している。第2EML224は、第1EML214のELピークより短波長側にELピークを有している。蛍光体層300は、第2EML224のELによって励起される。蛍光体層300は、第1EML214のELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有している。
上述した構成によれば、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。具体的には、上述した構成においては、第1EML214、第2EML224及び蛍光体層300のそれぞれから発せられる光によって白色光を実現することができる。さらに、第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域にELピークを有している。したがって、第2EML224及び蛍光体層300を用いるだけでは、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができなくても、第1EML214によって、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができる。したがって、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
なお、第1EML214は、第1EML214のELピークとほぼ同一波長にフォトルミネッセンス(PL)ピークを有しており、第2EML224は、第2EML224のELピークとほぼ同一波長にPLピークを有している。したがって、第2EML224のPLピークは、第1EML214のPLピークより短波長側に位置しており、蛍光体層300のFLピークは、第1EML214のPLピークより長波長側に位置している。第1EML214及び第2EML224のそれぞれのELピークを測定することができない場合、第1EML214及び第2EML224のそれぞれのPLピークを測定することで、第1EML214及び第2EML224のそれぞれのELピークを見積もることができる。
図1を用いて、発光装置10の詳細について説明する。
発光装置10は、基板100、第1電極110、複数の第2電極130(第2電極132及び第2電極134)、第1発光ユニット210、第2発光ユニット220、電荷発生層(CGL)230及び蛍光体層300を備えている。第1発光ユニット210は、正孔輸送層(HTL)212、第1発光層(EML)214及び電子輸送層(ETL)216を含んでいる。第2発光ユニット220は、正孔輸送層(HTL)222、第2発光層(EML)224及び電子輸送層(ETL)226を含んでいる。
図1に示す例において、発光装置10は、有機発光ダイオード(OLED)である。他の例において、発光装置10は、OLED以外の発光装置、例えば、無機LEDであってもよい。
図1に示す例では、発光装置10は、ボトムエミッションである。第1EML214及び第2EML224からの光は、基板100を透過して出射される。他の例において、発光装置10は、トップエミッションであってもよい。
図1に示す例では、発光装置10は、マルチフォトンエミッション(MPE)構造を有している。MPE構造は、複数の発光ユニットを有し、隣り合う発光ユニットの間に電荷発生層が位置する。特に図1に示す例では、発光装置10は、タンデム構造を有しており、2つの発光ユニット、すなわち、第1発光ユニット210及び第2発光ユニット220を有し、CGL230が第1発光ユニット210と第2発光ユニット220の間に位置している。
基板100は、透光性を有している。したがって、第1EML214及び第2EML224から発せられた光は、基板100を透過することができる。基板100は、可撓性を有していてもよいし、又は有していなくてもよい。
基板100の材料は、例えば、ガラス又は樹脂とすることができる。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第1電極110、複数の第2電極130(第2電極132及び第2電極134)、第1発光ユニット210、第2発光ユニット220、CGL230及び蛍光体層300は、基板100の第1面102側に位置している。第2面104は、第1面102の反対側に位置している。
第1電極110は、透明導電材料を含んでおり、透光性を有している。したがって、第1EML214及び第2EML224から発せられた光は、第1電極110を透過することができる。
透明導電材料は、例えば、金属酸化物(例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide))又はIGZO(Indium Galium Zinc Oxide)、カーボンナノチューブ又は導電性高分子(例えば、PEDOT/PSS)又は透光性を有する金属薄膜(例えば、Ag)、合金薄膜(例えば、AgMg)とすることができる。
第2電極130は、遮光性導電材料を含んでおり、遮光性、特に光反射性を有している。したがって、第1EML214及び第2EML224から発せられた光のほとんどは、第2電極130を透過することなく、第2電極130によって反射される。
遮光性導電材料は、例えば、金属、特に、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn及びInからなる群の中から選択される金属又はこの群から選択される金属の合金とすることができる。
第1発光ユニット210では、CGL230からHTL212を経由して正孔が第1EML214に注入され、第2電極130からETL216を経由して電子が第1EML214に注入される。第1EML214では、正孔及び電子が再結合し、有機エレクトロルミネッセンスによって光が発せられる。
第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域、特におおよそ480nmに発光ピーク、特にELピーク及びPLピークを有している。したがって、第1EML214は、スカイブルー色の光を発することができる。第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域に複数の発光ピークを有していてもよいし、460nm以上500nm以下の波長帯域とは異なる帯域に発光ピークをさらに有していてもよい。
第2発光ユニット220では、第1電極110からHTL222を経由して正孔が第2EML224に注入され、CGL230からETL226を経由して電子が第2EML224に注入される。第2EML224では、正孔及び電子が再結合し、有機エレクトロルミネッセンスによって光が発せられる。
第2EML224は、430nm以上460nm未満の波長帯域、特におおよそ450nmに発光ピーク、特にELピーク及びPLピークを有している。したがって、第2EML224は、深青色の光を発することができる。第2EML224は、430nm以上460nm未満の波長帯域に複数の発光ピークを有していてもよいし、430nm以上460nm未満の波長帯域とは異なる帯域に発光ピークをさらに有していてもよい。
蛍光体層300は、第2EML224のELによって励起される蛍光体を含んでいる。蛍光体のFLピークは、第1EML214のELピークより長波長側に位置している。蛍光体は、例えば、緑色、黄色又は赤色の光を発することができる。したがって、第1EML214、第2EML224及び蛍光体層300のそれぞれから発せられる光によって、白色光を実現することができる。
蛍光体は、例えば、おおよそ586nmの蛍光を発するサイアロン蛍光体とすることができる。この例において、蛍光体層300は、蛍光体が添加された樹脂層とすることができる。
蛍光体は、主に第2EML224のELによって励起される。つまり、蛍光体は、第1EML214のELによって励起されないものとしてもよいし、又は励起されるものとしてもよい。
図1に示す例では、第2EML224の方が第1EML214よりも蛍光体層300の近くにある。したがって、第2EML224から発せられた光を少ない損失で蛍光体層300まで送ることができ、第2EML224から発せられた光を蛍光体層300において効率的に変換することが可能となる。
図1に示す例では、第1EML214及び第2EML224は、基板100の第1面102に対して第1電極110が位置する高さと基板100の第1面102に対して複数の第2電極130(第2電極132及び第2電極134)が位置する高さの間に位置している。具体的には、第1EML214及び第2EML224は、互いに異なる高さに位置している。より具体的には、第1EML214及び第2EML224は、CGL230を挟んで互いに反対側に位置している。
図1に示す例では、第1画素P1及び第2画素P2が画定されている。第1画素P1は蛍光体層300と重なっている。第2画素P2は蛍光体層300と重なっていない。第1EML214及び第2EML224は、共通の第1電極110に電気的に接続しており、第1画素P1の第2電極130(第2電極132)と第2画素P2の第2電極130(第2電極134)は、互いに分離されている。したがって、第2電極132及び第2電極134のそれぞれの電位を制御することで、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電圧及び第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電圧を制御することができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110、第2発光ユニット220(第2EML224)、CGL230、第1発光ユニット210(第1EML214)及び第2電極130(第2電極132)を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110、第2発光ユニット220(第2EML224)、CGL230、第1発光ユニット210(第1EML214)及び第2電極130(第2電極134)を順に含む積層構造を有している。
第1電極110、第1発光ユニット210(第1EML214)、第2発光ユニット220(第2EML224)及びCGL230は、第1画素P1及び第2画素P2において共通している。
図1に示す例において、発光装置10から発せられる光は、4つの光、すなわち、図中の光L1、光L2、光L3及び光L4に分類することができる。光L1は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過している。光L2は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過している。光L3は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過していない。光L4は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過していない。
光L1は、第1EML214からの光が蛍光体層300において変換されずに蛍光体層300を透過することで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。第1EML214からの光の一部が蛍光体層300において変換されるときは、光L1は、蛍光体層300のFLピークと同一波長にもピークを有するようになる。
光L2は、第2EML224からの光が蛍光体層300において変換されることで、蛍光体層300のFLピークと同一波長にピークを有している。第2EML224からの光の一部が蛍光体層300において変換されずに蛍光体層300を透過するときは、光L2は、第2EML224のELピークと同一波長にもピークを有するようになる。
光L3は、第1EML214からの光が蛍光体層300を通過しないことで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。
光L4は、第2EML224からの光が蛍光体層300を通過しないことで、第2EML224のELピークと同一波長にピークを有している。
光L1、光L2、光L3及び光L4の量を調整することで、発光装置10から発せられる白色光の色度を調節することができる。光L1、光L2、光L3及び光L4の量は、例えば、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電流及び第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電流又は第1画素P1の面積及び第2画素P2の面積によって調整することができる。
特に図1に示す例では、第2画素P2は、光L3及び光L4によって、深青色及びスカイブルー色の混合色を発することができる。
図2は、図1の第1の変形例を示す図である。
図2に示すように、第1EML214の方が第2EML224よりも蛍光体層300の近くにあってもよい。
図2に示す例においても、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110、第1発光ユニット210(第1EML214)、CGL230、第2発光ユニット220(第2EML224)及び第2電極130(第2電極132)を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110、第1発光ユニット210(第1EML214)、CGL230、第2発光ユニット220(第2EML224)及び第2電極130(第2電極134)を順に含む積層構造を有している。
図3は、図1の第2の変形例を示す図である。
図3に示すように、第1EML214及び第2EML224は、共通の第2電極130に電気的に接続してもよく、かつ第1画素P1の第1電極110(第1電極112)と第2画素P2の第1電極110(第1電極114)は、互いに分離されていてもよい。第1電極112及び第1電極114のそれぞれの電位を制御することで、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電圧及び第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電圧を制御することができる。
図3に示す例においても、図1に示した例と同様にして、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110(第1電極112)、第2発光ユニット220(第2EML224)、CGL230、第1発光ユニット210(第1EML214)及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110(第1電極114)、第2発光ユニット220(第2EML224)、CGL230、第1発光ユニット210(第1EML214)及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
以上、本実施形態によれば、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
(変形例1)
図4は、変形例1に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図4は、変形例1に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図4に示す例では、第1EML214及び第2EML224は、第1電極110が位置する高さと複数の第2電極130(第2電極132、第2電極134及び第2電極136)が位置する高さの間に位置している。具体的には、第1EML214及び第2EML224は、同じ高さに位置している。より具体的には、第1EML214及び第2EML224は、HTL212とETL216の間に位置している。
図4に示す例では、第1画素P1、第2画素P2及び第3画素P3が画定されている。第1画素P1は、蛍光体層300と重なり、第1EML214と重ならず、第2EML224と重なっている。第2画素P2は、蛍光体層300と重ならず、第1EML214と重ならず、第2EML224と重なっている。第3画素P3は、蛍光体層300と重ならず、第1EML214と重なり、第2EML224と重なっていない。第1EML214及び第2EML224は、共通の第1電極110に電気的に接続しており、第1画素P1の第2電極130(第2電極132)と第2画素P2の第2電極130(第2電極134)と第3画素P3の第2電極130(第2電極136)は、互いに分離されている。したがって、第2電極132、第2電極134及び第2電極136のそれぞれの電位を制御することで、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電圧、第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電圧及び第3画素P3における第1電極110と第2電極130(第2電極136)の間の電圧を制御することができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110、HTL212、第2EML224、ETL216及び第2電極130(第2電極132)を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110、HTL212、第2EML224、ETL216及び第2電極130(第2電極134)を順に含む積層構造を有している。
第3画素P3は、基板100、第1電極110、HTL212、第1EML214、ETL216及び第2電極130(第2電極136)を順に含む積層構造を有している。
第1電極110、HTL212及びETL216は、第1画素P1、第2画素P2及び第3画素P3において共通している。第2EML224は、第1画素P1及び第2画素P2において共通している。
図4に示す例において、発光装置10から発せられる光は、3つの光、すなわち、図中の光L2、光L3及び光L4に分類することができる。光L2は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過している。光L3は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過していない。光L4は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過していない。
光L2は、第2EML224からの光が蛍光体層300において変換されることで、蛍光体層300のFLピークと同一波長にピークを有している。第2EML224からの光の一部が蛍光体層300において変換されずに蛍光体層300を透過するときは、光L2は、第2EML224のELピークと同一波長にもピークを有するようになる。
光L3は、第1EML214からの光が蛍光体層300を通過しないことで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。
光L4は、第2EML224からの光が蛍光体層300を通過しないことで、第2EML224のELピークと同一波長にピークを有している。
光L2、光L3及び光L4の量を調整することで、発光装置10から発せられる白色光の色度を調節することができる。光L2、光L3及び光L4の量は、例えば、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電流、第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電流及び第3画素P3における第1電極110と第2電極130(第2電極136)の間の電流又は第1画素P1の面積、第2画素P2の面積及び第3画素P3の面積によって調整することができる。
本変形例によっても、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。具体的には、本変形例においては、第1EML214、第2EML224及び蛍光体層300のそれぞれから発せられる光によって白色光を実現することができる。さらに、第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域にELピークを有している。したがって、第2EML224及び蛍光体層300を用いるだけでは、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができなくても、第1EML214によって、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができる。したがって、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
図5は、図4の変形例を示す図である。
図5に示すように、第1EML214及び第2EML224は、共通の第2電極130に電気的に接続してもよく、かつ第1画素P1の第1電極110(第1電極112)と第2画素P2の第1電極110(第1電極114)と第3画素P3の第1電極110(第1電極116)は、互いに分離されていてもよい。第1電極112、第1電極114及び第1電極116のそれぞれの電位を制御することで、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電圧、第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電圧及び第3画素P3における第1電極110と第2電極130(第2電極136)の間の電圧を制御することができる。
図5に示す例においても、図4に示した例と同様にして、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110(第1電極112)、HTL212、第2EML224、ETL216及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110(第1電極114)、HTL212、第2EML224、ETL216及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
第3画素P3は、基板100、第1電極110(第1電極116)、HTL212、第1EML214、ETL216及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
(変形例2)
図6は、変形例2に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図6は、変形例2に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図6に示す例では、第1EML214及び第2EML224は、第1電極110が位置する高さと複数の第2電極130(第2電極132及び第2電極134)が位置する高さの間に位置している。具体的には、第1EML214及び第2EML224は、同じ高さに位置している。より具体的には、第1EML214及び第2EML224は、HTL212とETL216の間に位置している。
図6に示す例では、第1画素P1及び第2画素P2が画定されている。第1画素P1は、蛍光体層300と重なり、第1EML214と重ならず、第2EML224と重なっている。第2画素P2は、蛍光体層300と重ならず、第1EML214と重なり、第2EML224と重なっていない。第1EML214及び第2EML224は、共通の第1電極110に電気的に接続しており、第1画素P1の第2電極130(第2電極132)と第2画素P2の第2電極130(第2電極134)は、互いに分離されている。したがって、第2電極132及び第2電極134のそれぞれの電位を制御することで、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電圧及び第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電圧を制御することができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110、HTL212、第2EML224、ETL216及び第2電極130(第2電極132)を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110、HTL212、第1EML214、ETL216及び第2電極130(第2電極134)を順に含む積層構造を有している。
第1電極110、HTL212及びETL216は、第1画素P1及び第2画素P2において共通している。
図6に示す例において、発光装置10から発せられる光は、2つの光、すなわち、図中の光L2及び光L3に分類することができる。光L2は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過している。光L3は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過していない。
光L2は、第2EML224からの光が蛍光体層300において変換されることで、蛍光体層300のFLピークと同一波長にピークを有している。第2EML224からの光の一部が蛍光体層300において変換されずに蛍光体層300を透過するときは、光L2は、第2EML224のELピークと同一波長にもピークを有するようになる。
光L3は、第1EML214からの光が蛍光体層300を通過しないことで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。
光L2及び光L3の量を調整することで、発光装置10から発せられる白色光の色度を調節することができる。光L2及び光L3の量は、例えば、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電流及び第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電流又は第1画素P1の面積及び第2画素P2の面積によって調整することができる。
本変形例によっても、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。具体的には、本変形例においては、第1EML214、第2EML224及び蛍光体層300のそれぞれから発せられる光によって白色光を実現することができる。さらに、第1EML214は、460nm以上500nm以下の波長帯域にELピークを有している。したがって、第2EML224及び蛍光体層300を用いるだけでは、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができなくても、第1EML214によって、波長480nm及びその周辺において十分に高い強度を得ることができる。したがって、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
図7は、図6の変形例を示す図である。
図7に示すように、第1EML214及び第2EML224は、共通の第2電極130に電気的に接続してもよく、かつ第1画素P1の第1電極110(第1電極112)と第2画素P2の第1電極110(第1電極114)は、互いに分離されていてもよい。第1電極112及び第1電極114のそれぞれの電位を制御することで、第1画素P1における第1電極110と第2電極130(第2電極132)の間の電圧及び第2画素P2における第1電極110と第2電極130(第2電極134)の間の電圧を制御することができる。
図7に示す例においても、図6に示した例と同様にして、蛍光体によって発せられる白色光がメラノプシンの吸収ピーク波長、おおよそ480nmに高強度を有するようにすることができる。
第1画素P1は、基板100、蛍光体層300、第1電極110(第1電極112)、HTL212、第2EML224、ETL216及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
第2画素P2は、基板100、第1電極110(第1電極114)、HTL212、第1EML214、ETL216及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
(変形例3)
図8は、変形例3に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図8は、変形例3に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図8に示す例において、蛍光体層300は、基板100の第2面104側(つまり、基板100を挟んで第2EML224の反対側)に位置している。第1電極110、第1発光ユニット210、第2発光ユニット220、CGL230及び第2電極130(第2電極132及び第2電極134)は、図1に示した例と同様にして、基板100の第1面102側に位置している。
図8に示す例においても、図1に示した例と同様にして、発光装置10から発せられる光は、4つの光、すなわち、図中の光L1、光L2、光L3及び光L4に分類することができる。
図8に示す例においては、基板100の第1面102側に蛍光体層300が位置しない場合の製造プロセスと同様にして、第1電極110、第1発光ユニット210、第2発光ユニット220、CGL230及び第2電極130を基板100の第1面102側に形成することができる。したがって、蛍光体層300を設けても、発光装置10の製造プロセスのコストの増加を抑えることができる。
(変形例4)
図9は、変形例4に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図9は、変形例4に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図9に示す例において、基板100は、蛍光体層として機能しており、図1に示した蛍光体層300に相当する蛍光体層が基板100と第1電極110の間に設けられていない。基板100は、図1に示した蛍光体層300と同様にして、第2EML224から発せられた光を変換する。
基板100は、例えば、蛍光体ガラス又は蛍光体フィルムとすることができる。
図9に示す例において、発光装置10から発せられる光は、2つの光、すなわち、図中の光L1、光L2、光L3及び光L4に分類することができる。光L1は、第1EML214から発せられて基板100(蛍光体層)を通過している。光L2は、第2EML224から発せられて基板100(蛍光体層)を通過している。
光L1は、第1EML214からの光が基板100(蛍光体層)において変換されずに基板100(蛍光体層)を透過することで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。第1EML214からの光の一部が基板100(蛍光体層)において変換されるときは、光L1は、基板100(蛍光体層)のFLピークと同一波長にもピークを有するようになる。
光L2は、第2EML224からの光が基板100において変換されることで、基板100(蛍光体層)のFLピークと同一波長にピークを有している。第2EML224からの光の一部が基板100において変換されずに基板100を透過するときは、光L2は、第2EML224のELピークと同一波長にもピークを有するようになる。
(変形例5)
図10は、変形例5に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図10は、変形例5に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図10に示す例において、基板100は、蛍光体層として機能しており、図1に示した例と同様にして、基板100と第1電極110の間に蛍光体層300が設けられている。
基板100は、蛍光体層300と同様にして、第2EML224から発せられた光を変換する。さらに、基板100は、蛍光体層300を通過した光を変換してもよい。
図10に示す例において、発光装置10から発せられる光は、4つの光、すなわち、図中の光L1、光L2、光L3及び光L4に分類することができる。光L1は、第1EML214から発せられて蛍光体層300及び基板100を通過している。光L2は、第2EML224から発せられて蛍光体層300及び基板100を通過している。光L3は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過していないで基板100を通過する。光L4は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過していないで基板100を通過する。
光L1は、第1EML214からの光が蛍光体層300において変換されずに蛍光体層300を透過することで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。第1EML214からの光の一部が蛍光体層300において変換されるときは、光L1は、蛍光体層300のFLピークと同一波長にもピークを有するようになる。蛍光体層300からの光の一部が基板100において変換されるときは、光L1は、蛍光体層300のFLピークと異なる波長にピークを有するようになる。
光L2は、第2EML224からの光が蛍光体層300において変換されることで、蛍光体層300のFLピークと同一波長にピークを有している。第2EML224からの光の一部が蛍光体層300において変換されずに蛍光体層300を透過するときは、光L2は、第2EML224のELピークと同一波長にもピークを有するようになる。蛍光体層300からの光の一部が基板100において変換されるときは、光L1は、蛍光体層300のFLピークと異なる波長にピークを有するようになる。
光L3は、第1EML214からの光が基板100において変換されずに基板100を透過することで、第1EML214のELピークと同一波長にピークを有している。第1EML214からの光の一部が基板100において変換されるときは、光L3は、蛍光体層300のFLピークと同一波長にもピークを有するようになる。
光L4は、第2EML224からの光が基板100において変換されることで、基板100のFLピークと同一波長にピークを有している。第2EML224からの光の一部が基板100において変換されずに基板100を透過するときは、光L4は、第2EML224のELピークと同一波長にもピークを有するようになる。
(変形例6)
図11は、変形例6に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図11は、変形例6に係る発光装置10を説明するための断面図であり、実施形態の図1に対応する。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
図11に示す例において、第2電極130(第2電極132及び第2電極134)は、第1電極110と同様にして、透明導電材料を含んでおり、透光性を有している。したがって、第1EML214及び第2EML224から発せられた光は、第1電極110及び第2電極130を透過することができ、発光装置10の両面(基板100の第1面102側及び第2面104側)から光が発せられる。
第2電極130の透明導電材料は、例えば、金属酸化物(例えば、ITO、IZO、IWZO、ZnO)又はIGZO、カーボンナノチューブ又は導電性高分子(例えば、PEDOT/PSS)又は透光性を有する金属薄膜(例えば、Ag)、合金薄膜(例えば、AgMg)とすることができる。第2電極130は、第1電極110と同一材料を含んでいてもよいし、又は第1電極110と異なる材料を含んでいてもよい。
基板100の第2面104側から発せられる光の強度と基板100の第2面104側から発せられる光の強度は、例えば、互いにほぼ等しくしてもよい。基板100の第2面104側から発せられる光の強度と基板100の第2面104側から発せられる光の強度の比は、例えば、第1電極110の透過率及び第2電極130の透過率によって制御することができる。
図11に示す例において、発光装置10から発せられる光は、6つの光、すなわち、図中の光L1、光L2、光L3、光L4、光L5及び光L6に分類することができる。光L1は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過して、基板100の第2面104側から出射されている。光L2は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過して、基板100の第2面104側から出射されている。光L3は、第1EML214から発せられて蛍光体層300を通過しておらず、基板100の第2面104側から出射されている。光L4は、第2EML224から発せられて蛍光体層300を通過しておらず、基板100の第2面104側から出射されている。光L5は、第1EML214から発せられて基板100の第1面102側から出射されている。光L6は、第2EML224から発せられて基板100の第1面102側から出射されている。
図11に示す例においては、基板100の第2面104側から出射される光の色度と基板100の第1面102側から出射される光の色度を互いに異ならせることができる。具体的には、基板100の第2面104側から出射される光の一部(光L1及び光L2)は、蛍光体層300を通過するのに対して、基板100の第1面102側から出射される光(光L5及び光L6)は蛍光体層300を通過しない。したがって、蛍光体層300での変換の有無によって、基板100の第2面104側から出射される光の色度と基板100の第1面102側から出射される光の色度は、互いに異なるようになる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
102 第1面
104 第2面
110 第1電極
112 第1電極
114 第1電極
116 第1電極
130 第2電極
132 第2電極
134 第2電極
136 第2電極
210 第1発光ユニット
212 HTL
216 ETL
220 第2発光ユニット
222 HTL
226 ETL
230 CGL
300 蛍光体層
L1 光
L2 光
L3 光
L4 光
L5 光
L6 光
P1 第1画素
P2 第2画素
P3 第3画素
100 基板
102 第1面
104 第2面
110 第1電極
112 第1電極
114 第1電極
116 第1電極
130 第2電極
132 第2電極
134 第2電極
136 第2電極
210 第1発光ユニット
212 HTL
216 ETL
220 第2発光ユニット
222 HTL
226 ETL
230 CGL
300 蛍光体層
L1 光
L2 光
L3 光
L4 光
L5 光
L6 光
P1 第1画素
P2 第2画素
P3 第3画素
Claims (11)
- 第1面を有する基板と、
少なくとも一部分が前記第1面に垂直な方向に前記基板の少なくとも一部分と重なり、460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有する第1発光層と、
少なくとも一部分が前記第1面に垂直な方向に前記第1発光層の少なくとも一部分と重なり、前記第1発光層の前記ELピークより短波長側にELピークを有する第2発光層と、
少なくとも一部分が前記第1面に垂直な方向に前記第1発光層の少なくとも一部分と、前記第2発光層の少なくとも一部分と、の双方と重なり、前記第2発光層のELによって励起されて前記第1発光層の前記ELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有する蛍光体層と、
を備え、
前記第1発光層から発せられる光のうち前記蛍光体層によって変換される光の割合が、前記第2発光層から発せられる光のうち前記蛍光体層によって変換される光の割合より低い発光装置。 - 請求項1に記載の発光装置において、
第1電極と、第2電極と、を備え、
前記第1発光層及び前記第2発光層は、前記基板の前記第1面に対して前記第1電極が位置する高さと前記基板の前記第1面に対して前記第2電極が位置する高さの間に位置している発光装置。 - 請求項2に記載の発光装置において、
前記蛍光体層と重なる第1画素及び前記蛍光体層と重ならない第2画素が画定されており、
前記第1画素の前記第1電極と前記第2画素の前記第1電極は、互いに分離されており、又は前記第1画素の前記第2電極と前記第2画素の前記第2電極は、互いに分離されている発光装置。 - 請求項3に記載の発光装置において、
前記蛍光体層は、前記第1発光層のELによって励起される発光装置。 - 請求項3又は4に記載の発光装置において、
前記第1発光層と前記第2発光層の間に位置する電荷発生層を備える発光装置。 - 請求項5に記載の発光装置において、
前記第1画素は、前記基板、前記蛍光体層、前記第1電極、前記第2発光層、前記電荷発生層、前記第1発光層及び前記第2電極を順に含む積層構造を有し、
前記第2画素は、前記基板、前記第1電極、前記第2発光層、前記電荷発生層、前記第1発光層及び前記第2電極を順に含む積層構造を有する発光装置。 - 請求項6に記載の発光装置において、
前記第2画素は、深青色とスカイブルー色の混合色の光を発する発光装置。 - 第1面を有する基板と、
第1電極と、第2電極と、
少なくとも一部分が前記第1面に垂直な方向に前記基板の少なくとも一部分と重なっており、460nm以上500nm以下の波長帯域にエレクトロルミネッセンス(EL)ピークを有する第1発光層と、
少なくとも一部分が前記第1面に垂直な方向に前記第1発光層と重ならずに前記基板の少なくとも一部分と重なっており、前記第1発光層の前記ELピークより短波長側にELピークを有する第2発光層と、
少なくとも一部分が前記第1面に垂直な方向に前記第1発光層と重ならずに前記第2発光層の少なくとも一部分と重なっており、前記第2発光層のELによって励起されて前記第1発光層の前記ELピークより長波長側にフルオレッセンス(FL)ピークを有する蛍光体層と、
を備え、
前記第1発光層及び前記第2発光層は、前記基板の前記第1面に対して前記第1電極が位置する高さと前記基板の前記第1面に対して前記第2電極が位置する高さの間に位置しており、
前記蛍光体層と重なる第1画素及び前記蛍光体層と重ならない第2画素が画定されており、
前記第1画素の前記第1電極と前記第2画素の前記第1電極は、互いに分離されており、又は前記第1画素の前記第2電極と前記第2画素の前記第2電極は、互いに分離されており、
前記第1画素及び前記第2画素は、前記第1発光層と重ならず、前記第2発光層と重なり、
前記蛍光体層と重ならず、かつ前記第1発光層と重なり、前記第2発光層と重ならない第3画素が画定されており、
前記第1画素の前記第1電極と前記第2画素の前記第1電極と前記第3画素の前記第1電極は、互いに分離されており、又は前記第1画素の前記第2電極と前記第2画素の前記第2電極と前記第3画素の前記第2電極は、互いに分離されている発光装置。 - 請求項8に記載の発光装置において、
前記第1発光層及び前記第2発光層は、同じ高さに位置している発光装置。 - 請求項8又は9に記載の発光装置において、
前記第1画素は、前記基板、前記蛍光体層、前記第1電極、前記第2発光層及び前記第2電極を順に含む積層構造を有し、
前記第2画素は、前記基板、前記第1電極、前記第2発光層及び前記第2電極を順に含む積層構造を有し、
前記第3画素は、前記基板、前記第1電極、前記第1発光層及び前記第2電極を順に含む積層構造を有する発光装置。 - 請求項10に記載の発光装置において、
前記第1画素から発せられる光は、前記第2発光層の前記ELピーク及び前記蛍光体層の前記FLピークと同一波長にピークを有し、
前記第2画素から発せられる光は、前記第2発光層の前記ELピークと同一波長にピークを有し、
前記第3画素から発せられる光は、前記第1発光層の前記ELピークと同一波長にピークを有する発光装置。
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