JP2024022978A - 直流遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な直流遮断器の構成によって、メイン半導体スイッチに印加されるサージ電圧を低減する。【解決手段】直流遮断器(1)において、メイン半導体スイッチ(SWm)は、直流送電線(81)の正極線(82p)上の第1ノード(Np1)と、第1ノード(Np1)よりも後段に位置する正極線(82p)上の第2ノード(Np2)と、に接続されている。制御部(10)は、メイン半導体スイッチ(SWm)を制御する。第1ダイオード(D1)は、第2ノード(Np2)と直流送電線(81)の負極線(82n)とに接続されている。パッシブスナバ(20)は、第1ノード(Np1)と第2ノード(Np2)とに接続されており、かつ、メイン半導体スイッチ(SWm)と並列に接続されている。アクティブスナバ(30)は、パッシブスナバ(20)と並列に接続されており、かつ、制御部(10)によって制御される。【選択図】図1

Description

本発明の一態様は、直流遮断器に関する。
下記の特許文献1には、直流送電線の正極線に流れる電流を遮断する半導体スイッチ(メイン半導体スイッチ)を備えた遮断装置(直流遮断器)の構成例が開示されている。特許文献1の直流遮断器は、メイン半導体スイッチに印加されるサージ電圧を低減するために、正極線と負極線とに接続されたキャパシタをさらに備えている。
特開2012-4870号公報
本発明の一態様の目的は、簡素な直流遮断器の構成によって、メイン半導体スイッチに印加されるサージ電圧を低減することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る直流遮断器は、直流送電線の正極線および負極線に接続される直流遮断器であって、上記正極線上の第1ノードと、上記第1ノードよりも後段に位置する上記正極線上の第2ノードと、に接続されているメイン半導体スイッチと、上記メイン半導体スイッチを制御する制御部と、上記第2ノードと上記負極線とに接続されている第1ダイオードと、上記第1ノードと上記第2ノードとに接続されており、かつ、上記メイン半導体スイッチと並列に接続されているパッシブスナバと、上記パッシブスナバと並列に接続されており、かつ、上記制御部によって制御されるアクティブスナバと、を備えている。
本発明の一態様によれば、簡素な直流遮断器の構成によって、メイン半導体スイッチに印加されるサージ電圧を低減できる。
一実施形態に係る直流遮断器を含む直流送電システムの一構成例を示す図である。 図1の直流遮断器の動作特性を検討するためのシミュレーションモデルの一例を示す図である。 図2のシミュレーションモデルにおいてメイン半導体スイッチがターンオフされた場合における、各電流の経路について説明する図である。 図2のシミュレーションモデルに対する比較例を示す図である。 図2のシミュレーションモデルに対する第1の参考例(参考例1)を示す図である。 図2のシミュレーションモデルに対する第2の参考例(参考例2)を示す図である。 図2のシミュレーションモデルに対する第3の参考例(参考例3)を示す図である。 突進率が小の場合における、比較例および参考例1のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が小の場合における、比較例および参考例2のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が小の場合における、比較例および参考例3のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が小の場合における、比較例および実施例のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が中の場合における、比較例および参考例1のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が中の場合における、比較例および参考例2のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が中の場合における、比較例および参考例3のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が中の場合における、比較例および実施例のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が大の場合における、比較例および参考例1のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が大の場合における、比較例および参考例2のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が大の場合における、比較例および参考例3のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。 突進率が大の場合における、比較例および実施例のそれぞれのシミュレーション結果を比較する図である。
本発明の一実施形態に係る直流遮断器1について以下に説明する。簡潔化のため、公知の技術事項については説明を適宜省略する。本明細書において述べる各コンポーネント(構成要素)および各数値は、特に矛盾のない限り、いずれも単なる一例である。それゆえ、例えば、特に矛盾のない限り、各コンポーネントの位置関係および接続関係は、各図の例に限定されない。また、各図は、必ずしもスケール通りに図示されていない。
(直流遮断器1およびその周辺の構成)
図1は、直流遮断器1と直流電源80と負荷90とを含む直流送電システム100の一構成例を示す図である。直流遮断器1は、直流電源80と負荷90との間に位置している。直流送電システム100は、直流遮断器1を介して、直流電源80から負荷90へ電力を供給するように設計されている。直流遮断器1は、直流電源80から負荷90に流れる電流(より具体的には、直流電流)を選択的に遮断する。
直流遮断器1は、直流送電線81の正極線82pおよび負極線82nに接続されている。したがって、直流遮断器1は、入力側(直流電源80の側,前段とも称する)に端子Tpiおよび端子Tniを有していてよい。端子Tpiおよび端子Tniはそれぞれ、入力側における正極端子および負極端子である。
端子Tpiおよび端子Tniは、直流電源80に接続されている。具体的には、端子Tpiと直流電源80の正極とは、正極線82pによって接続されている。端子Tniと直流電源80の負極とは、負極線82nによって接続されている。図1の例では、端子Tpiと直流電源80との間にインピーダンスZ1が存在している。インピーダンスZ1は、入力側における直流送電線81のインダクタンスを等価的に表す。
直流遮断器1は、出力側(負荷90の側,後段とも称する)に端子Tpoおよび端子Tnoを有していてよい。端子Tpoおよび端子Tnoはそれぞれ、出力側における正極端子および負極端子である。端子Tpoおよび端子Tnoは、負荷90に接続されている。具体的には、端子Tpoと負荷90の正極とは、正極線82pによって接続されている。端子Tnoと負荷90の負極とは、負極線82nによって接続されている。図1の例では、端子Tpoと負荷90との間にインピーダンスZ3が存在している。インピーダンスZ3は、出力側における直流送電線81のインダクタンスを等価的に表す。
図1の例において、直流遮断器1は、メイン半導体スイッチSWmと、制御部10と、電流センサ19と、第1ダイオードD1と、パッシブスナバ20と、アクティブスナバ30とを備えている。本明細書において、パッシブスナバとは、スイッチング状態を制御可能な素子(例:半導体スイッチ)を有しないスナバを意味する。これに対し、アクティブスナバとは、当該素子を有するスナバを意味する。
図1の例では、後述する第2ノードNp2と端子Tpoとの間にインピーダンスZ2が存在している。また、端子Tniと端子Tnoとの間にインピーダンスZ4が存在している。インピーダンスZ2は、直流遮断器1内における正極線82pのインダクタンスを等価的に表す。インピーダンスZ4は、直流遮断器1内における負極線82nのインダクタンスを等価的に表す。
電流センサ19とメイン半導体スイッチSWmとは、正極線82p上において、直列に接続されている。図1の例では、電流センサ19は、メイン半導体スイッチSWmよりも前段に位置している。本明細書では、電流センサ19によって検出される電流を、入力電流Iinと称する(後掲の図4も参照)。
図1の例におけるIinは、直流電源80から端子Tpiに流れる電流である。Iinは、直流電源80から負荷90に流れる電流と読み換えることができる。Iinは、メイン半導体スイッチSWmに流れる電流でもある。このように、電流センサ19は、メイン半導体スイッチSWmに流れる電流を検出できるように配置されていればよい。
メイン半導体スイッチSWmは、自身に流れる電流(すなわちIin)を、自身に印加されるスイッチング制御信号に応じて遮断する。メイン半導体スイッチSWmは、正極線82p上の第1ノードNp1および第2ノードNp2に接続されている。第2ノードNp2は、第1ノードNp1よりも後段に位置する正極線82p上のノードである。
メイン半導体スイッチSWmのON状態/OFF状態(導通状態/非導通状態)は、上述のスイッチング制御信号に応じて制御される。直流遮断器1の通常動作時には、メイン半導体スイッチSWmは導通状態にある。メイン半導体スイッチSWmに関する各説明は、内容上矛盾のない限り、後述のサブ半導体スイッチについても同様に当てはまる。
図1の例におけるメイン半導体スイッチSWmは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor,絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。図1の例では、メイン半導体スイッチSWmのコレクタが第1ノードNp1に接続されており、メイン半導体スイッチSWmのエミッタが第2ノードNp2に接続されている。本明細書では、メイン半導体スイッチSWmのコレクタとエミッタとの間の電圧(コレクタ・エミッタ間電圧)を、Vswとも称する(図4も参照)。Vswは、第1ノードNp1と第2ノードNp2との間の電圧と読み換えることができる。
図1の例において、メイン半導体スイッチSWmのゲートには、ゲート駆動信号が供給されてよい。メイン半導体スイッチSWmのスイッチング状態は、メイン半導体スイッチSWmのゲートに印加されるゲート制御信号に応じて制御される。したがって、ゲート駆動信号は、スイッチング制御信号の一例である。
制御部10は、直流遮断器1の各部を制御する。制御部10は、電流センサ19から取得したIinに基づいて、各半導体スイッチを制御してよい。一例として、制御部10は、メイン半導体スイッチSWmを制御する。したがって、制御部10は、メイン半導体スイッチ制御部11を有していてよい。メイン半導体スイッチ制御部11は、メイン半導体スイッチSWmに対するスイッチング制御信号(以下、メインスイッチング制御信号と称する)を生成し、当該メインスイッチング制御信号をメイン半導体スイッチSWmに供給する。
一例として、メイン半導体スイッチ制御部11は、Iinを所定の閾値(メインスイッチング遮断判定閾値)と比較し、その比較結果に基づいてメインスイッチング制御信号を生成してよい。例えば、メイン半導体スイッチ制御部11は、Iinがメインスイッチング遮断判定閾値以上となった場合には、メインスイッチング制御信号をLow値(非導通状態に対応する値)に設定してよい。これにより、Iinがメインスイッチング遮断判定閾値以上となった場合に、メイン半導体スイッチSWmをターンオフできる。すなわち、直流電源80から負荷90に流れる電流を遮断できる。
また、制御部10は、アクティブスナバ30を制御することもできる。したがって、制御部10は、アクティブスナバ制御部12を有していてよい。アクティブスナバ制御部12は、アクティブスナバ30内のサブ半導体スイッチに対するスイッチング制御信号(以下、サブスイッチング制御信号と称する)を生成し、当該サブスイッチング制御信号をサブ半導体スイッチに供給する。
第1ダイオードD1は、正極線82pと負極線82nとに接続されている。具体的には、第1ダイオードD1は、第2ノードNp2と負極線82nとに接続されている。図1の例では、第1ダイオードD1のアノードは、負極線82n上の第3ノードNn3に接続されている。そして、第1ダイオードD1のカソードは、第2ノードNp2に接続されている。後述の図3から理解される通り、第1ダイオードD1は、還流ダイオードとしての役割を果たす。
パッシブスナバ20は、第1ノードNp1と第2ノードNp2とに接続されており、かつ、メイン半導体スイッチSWmと並列に接続されている。図1に示す通り、パッシブスナバ20は、第2ダイオードD2とメイン抵抗素子RmとキャパシタCとを備えていてよい。
第2ダイオードD2は、第1ノードNp1に接続されていてよい。図1の例では、第2ダイオードD2のアノードが、第1ノードNp1に接続されている。そして、第2ダイオードD2のカソードが、メイン抵抗素子RmおよびキャパシタCに接続されている。
メイン抵抗素子Rmは、第2ダイオードD2と直列に接続されていてよい。そして、メイン抵抗素子Rmは、第2ノードNp2に接続されていてよい。キャパシタCは、メイン抵抗素子Rmと並列に接続されていてよい。
アクティブスナバ30は、(i)制御部10によって制御されるサブ半導体スイッチSWsと、(ii)サブ抵抗素子Rsと、を備えていてよい。アクティブスナバ30は、サブ半導体スイッチSWsとサブ抵抗素子Rsとが直列に接続された、n個(nは、1以上の整数)のエネルギー消費ユニットECを備えていてよい。n個のエネルギー消費ユニットECのそれぞれは、互いに並列に接続されていてよい。
図1では、n=2の場合が例示されている。本明細書では、2つのエネルギー消費ユニットECのそれぞれを区別する場合には、一方のエネルギー消費ユニットを第1エネルギー消費ユニットEC-1と称し、他方のエネルギー消費ユニットを第2エネルギー消費ユニットEC-2と称する。
そして、第1エネルギー消費ユニットEC-1におけるサブ半導体スイッチSWsおよびサブ抵抗素子Rsをそれぞれ、第1サブ半導体スイッチSWs-1および第1サブ抵抗素子Rs-1とも称する。また、第2エネルギー消費ユニットEC-2におけるサブ半導体スイッチSWsおよびサブ抵抗素子Rsをそれぞれ、第2サブ半導体スイッチSWs-2および第2サブ抵抗素子Rs-2とも称する。
一例として、アクティブスナバ制御部12は、Iinに対応する(例:Iinに比例する)制御量COを設定してよい。続いて、アクティブスナバ制御部12は、COに応じて(言い換えれば、Iinに応じて)、n個のサブ半導体スイッチSWsのそれぞれのデューティ比を設定してよい。そして、アクティブスナバ制御部12は、当該デューティ比に従って、n個のサブ半導体スイッチSWsを制御してよい。
例えば、アクティブスナバ制御部12は、n個のサブ半導体スイッチSWsのそれぞれに対応するn個のキャリア(搬送波)を生成してよい。そして、アクティブスナバ制御部12は、COをn個のキャリアのそれぞれと比較し、その比較結果に基づいてn個のサブ半導体スイッチSWsのそれぞれのデューティ比を設定してよい。この場合、n個のキャリアのそれぞれの位相を相違させることにより、n個のサブ半導体スイッチSWsのそれぞれを異なるタイミングによってON/OFFさせることができる。
一例として、n個のキャリアのそれぞれの位相は、2π/n(=360°/n)ずつずれていることが好ましい。このようにn個のキャリアのそれぞれの位相を設定することにより、n個のサブ半導体スイッチSWsのそれぞれの導通期間の重なり合いを十分に少なくできる。
したがって、例えば、n=2の場合には、第1サブ半導体スイッチSWs-1に対応するキャリア(便宜上、CA1と称する)の位相は、第2サブ半導体スイッチSWs-2に対応するキャリア(便宜上、CA2と称する)の位相に対して、πずらされうる。
アクティブスナバ制御部12は、COがCA1以上である期間においては、第1サブ半導体スイッチSWs-1に対するサブスイッチング制御信号(便宜上、第1サブスイッチング制御信号と称する)をHigh値(導通状態に対応する値)に設定してよい。そして、アクティブスナバ制御部12は、COがCA1よりも小さい期間においては、第1サブスイッチング制御信号をLow値に設定してよい。
これにより、COがCA1以上である期間において、第1サブ半導体スイッチSWs-1を導通させることができる。それゆえ、当該期間において、第1エネルギー消費ユニットEC-1(より具体的には、第1サブ抵抗素子Rs-1)にサージエネルギー(後述)を消費させることができる。
同様に、アクティブスナバ制御部12は、COがCA2以上である期間においては、第2サブ半導体スイッチSWs-2に対するサブスイッチング制御信号(便宜上、第2サブスイッチング制御信号と称する)をHigh値に設定してよい。そして、アクティブスナバ制御部12は、COがCA2よりも小さい期間においては、第2サブスイッチング制御信号をLow値に設定してよい。
これにより、COがCA2以上である期間において、第2サブ半導体スイッチSWs-2を導通させることができる。それゆえ、当該期間において、第2エネルギー消費ユニットEC-2(より具体的には、第2サブ抵抗素子Rs-2)にサージエネルギーを消費させることができる。
上述の通り、アクティブスナバ30において、nは1であってもよい。ただし、nが1の場合には、サブ半導体スイッチSWsの非導通期間において、単一のエネルギー消費ユニットECにサージエネルギーを消費させることができない。
このため、アクティブスナバ30においてサージエネルギーを速やかに消費するためには、nは2以上であることが好ましい。nが2以上である場合、n個のサブ半導体スイッチSWsのそれぞれの導通期間を相違させることにより、複数のエネルギー消費ユニットECのうちの少なくとも1つに電流を流すことができる。それゆえ、アクティブスナバ30においてサージエネルギーを速やかに消費できる。
(直流遮断器1の動作特性を検討するためのシミュレーションモデルの一例)
図2は、直流遮断器1の動作特性を検討するためのシミュレーションモデルの一例を示す図である。当該シミュレーションモデルにおける直流送電システムを、便宜上、直流送電システム101と称する。本明細書では、負荷90に短絡が生じた場合における直流遮断器1の動作特性を、シミュレーションによって検討する。
そこで、図2の直流送電システム101では、図1の直流送電システム100とは異なり、負荷90が存在していない。言い換えれば、直流送電システム101では、直流送電システム100における負荷90が、導線に置き換えられている。直流送電システム101は、直流送電システム100における負荷90が短絡した状態を模擬する等価回路の一例である。
図2におけるZpおよびZsはそれぞれ、直流送電システム101の入力側および出力側における合成インピーダンスである。Zp=Z1であり、Zs=Z2+Z3+Z4である。以下では、直流送電システム101内における直流遮断器1の動作特性について検討する。
(図2のシミュレーションモデルにおける各電流の経路の例)
図3は、図2のシミュレーションモデルにおいてメイン半導体スイッチSWmがターンオフされた場合(事故電流としてのIinが遮断された場合)における、各電流の経路について説明する図である。図3において、Loop1は、第1ダイオードD1を流れる電流の経路の例を示す。Loop2は、パッシブスナバ20を流れる電流の経路の例を示す。Loop3は、アクティブスナバ30を流れる電流の経路の例を示す。
(比較例)
図4は、図2のシミュレーションモデルに対する比較例を示す図である。図4における直流送電システムを、直流送電システム101Rと称する。直流送電システム101Rにおける直流遮断器を、直流遮断器1Rと称する。直流遮断器1Rの制御部を、制御部10Rと称する。
直流遮断器1Rは、従来の直流遮断器の一構成例である。直流遮断器1Rは、直流遮断器1とは異なり、第1ダイオードD1、パッシブスナバ20、およびアクティブスナバ30を有していない。したがって、制御部10Rは、制御部10とは異なり、アクティブスナバ制御部12を有していない。
(参考例1~3)
図5は、図2のシミュレーションモデルに対する第1の参考例(便宜上、参考例1と称する)を示す図である。図5における直流送電システムを、直流送電システム101S-1と称する。直流送電システム101S-1における直流遮断器を、直流遮断器1S-1と称する。直流遮断器1S-1の構成は、直流遮断器1Rに第1ダイオードD1を付加することにより得られる。
図6は、図2のシミュレーションモデルに対する第2の参考例(便宜上、参考例2と称する)を示す図である。図6における直流送電システムを、直流送電システム101S-2と称する。直流送電システム101S-2における直流遮断器を、直流遮断器1S-2と称する。直流遮断器1S-2の構成は、直流遮断器1Rにパッシブスナバ20を付加することにより得られる。
図7は、図2のシミュレーションモデルに対する第3の参考例(便宜上、参考例3と称する)を示す図である。図7における直流送電システムを、直流送電システム101S-3と称する。直流送電システム101S-3における直流遮断器を、直流遮断器1S-3と称する。直流遮断器1S-3の構成は、直流遮断器1から第1ダイオードD1を取り除くことにより得られる。言い換えれば、直流遮断器1S-3の構成は、直流遮断器1Rの主回路にパッシブスナバ20とアクティブスナバ30とを付加することにより得られる。
(シミュレーションによる検討)
本願の発明者ら(以下、単に「発明者ら」と称する)は、第1ダイオードD1とパッシブスナバ20とアクティブスナバ30との効果を検証するためのシミュレーションを行った。具体的には、発明者らは、
・比較例(図4の直流送電システム101R)
・参考例1(図5の直流送電システム101S-1)
・参考例2(図6の直流送電システム101S-2)
・参考例3(図7の直流送電システム101S-3)
・実施例(図2の直流送電システム101)
のそれぞれに対して、シミュレーションを行った。
ところで、一般的な直流送電システムにおけるIinおよびVswの時間変化の態様は、例えば短絡発生時点におけるIinの時間変化率(すなわち、dIin/dt)に応じて異なりうる。dIin/dtは、突進率とも称される。
そこで、発明者らは、「突進率が小の場合(第1パターン)」、「突進率が中の場合(第2パターン)」、および「突進率が大の場合(第3パターン)」のそれぞれについてシミュレーションを行い、IinおよびVswの時間変化を導出した。
シミュレーションでは、第2パターンにおける突進率は、第3パターンにおける突進率の1/2に設定されている。また、第1パターンにおける突進率は、第2パターンにおける突進率の1/100に設定されている。加えて、シミュレーションでは、(i)時点(例:時刻)t0において短絡が発生し、かつ、(ii)後続する時点t1においてIinの遮断が開始される(すなわち、メイン半導体スイッチSWmのターンオフが実行される)、という条件が設定されている。
(突進率が小の場合におけるシミュレーション結果)
図8~図11はそれぞれ、突進率が小の場合におけるシミュレーション結果を示す。図8では、突進率が小の場合における、比較例および参考例1のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図8において、符号800AのグラフはIinの波形を示し、符号800BのグラフはVswの波形を示す。
図9では、突進率が小の場合における、比較例および参考例2のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図9において、符号900AのグラフはIinの波形を示し、符号900BのグラフはVswの波形を示す。
図10では、突進率が小の場合における、比較例および参考例3のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図10において、符号1000AのグラフはIinの波形を示し、符号1000BのグラフはVswの波形を示す。
図11では、突進率が小の場合における、比較例および実施例のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図11において、符号1100AのグラフはIinの波形を示し、符号1100BのグラフはVswの波形を示す。
(突進率が中の場合におけるシミュレーション結果)
図12~図15はそれぞれ、突進率が中の場合におけるシミュレーション結果を示す。図12では、突進率が中の場合における、比較例および参考例1のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図12において、符号1200AのグラフはIinの波形を示し、符号1200BのグラフはVswの波形を示す。
図13では、突進率が中の場合における、比較例および参考例2のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図13において、符号1300AのグラフはIinの波形を示し、符号1300BのグラフはVswの波形を示す。
図14では、突進率が中の場合における、比較例および参考例3のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図14において、符号1400AのグラフはIinの波形を示し、符号1400BのグラフはVswの波形を示す。
図15では、突進率が中の場合における、比較例および実施例のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図15において、符号1500AのグラフはIinの波形を示し、符号1500BのグラフはVswの波形を示す。
(突進率が大の場合におけるシミュレーション結果)
図16~図19はそれぞれ、突進率が大の場合におけるシミュレーション結果を示す。図16では、突進率が大の場合における、比較例および参考例1のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図16において、符号1600AのグラフはIinの波形を示し、符号1600BのグラフはVswの波形を示す。
図17では、突進率が大の場合における、比較例および参考例2のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図17において、符号1700AのグラフはIinの波形を示し、符号1700BのグラフはVswの波形を示す。
図18では、突進率が大の場合における、比較例および参考例3のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図18において、符号1500AのグラフはIinの波形を示し、符号1800BのグラフはVswの波形を示す。
図19では、突進率が大の場合における、比較例および実施例のそれぞれのシミュレーション結果が比較されている。図19において、符号1900AのグラフはIinの波形を示し、符号1900BのグラフはVswの波形を示す。
(第1ダイオードD1によって奏する効果)
比較例における各シミュレーション結果に示す通り、短絡が発生した場合には、メイン半導体スイッチSWmのターンオフに起因して、Vswの増加が生じる。すなわち、メイン半導体スイッチSWmにサージ電圧が生じる。当該サージ電圧は、ZpおよびZsに依存する。言い換えれば、当該サージ電圧は、直流送電システムの各配線のインダクタンス(以下、配線インダクタンス)に依存する。当該サージ電圧は、配線インダクタンスに蓄積されたエネルギーが放出することによって生じる。以下、配線インダクタンスから放出されたエネルギーを、サージエネルギーと称する。
過大なサージ電圧は、メイン半導体スイッチSWmの破損を招きうる。そこで、メイン半導体スイッチSWmの破損を防止するためには、サージ電圧を低減することが好ましい。上述の図3におけるLoop1から理解できる通り、第1ダイオードD1によれば、サージエネルギーを還流させることができる。このため、第1ダイオードD1によれば、サージ電圧を低減できる。
第1ダイオードD1は、比較的速い応答速度を有していてよい。この場合、第1ダイオードD1によれば、サージエネルギーを高速に還流させることができる。したがって、第1ダイオードD1によるサージ電圧低減効果は、突進率が大きい場合に顕著になりうる(上述の図8、図12、および図16を参照)。
(パッシブスナバ20によって奏する効果)
サージエネルギーが大きい場合には、全てのサージエネルギーを第1ダイオードD1によって還流させきれないこともありうる。したがって、サージ電圧をさらに低減するためには、サージエネルギーを消費する回路を設けることが好ましい。パッシブスナバ20は、当該回路の一例である。
上述の図3におけるLoop2から理解できる通り、パッシブスナバ20に流入したサージエネルギーを、キャパシタCによって吸収(蓄積)できる。また、キャパシタCの充電(言い換えれば、サージエネルギーの吸収)が完了した後には、パッシブスナバ20にさらに流入したサージエネルギーを、メイン抵抗素子Rmによって消費できる。したがって、参考例2によれば、参考例1に比べてサージ電圧をさらに低減できる(上述の図9、図13、および図17を参照)。
パッシブスナバ20の応答速度は、キャパシタCのキャパタンスとメイン抵抗素子Rmの抵抗値との積によって決定される時定数に依存する。パッシブスナバ20は、第1ダイオードD1およびアクティブスナバ30のそれぞれの応答速度とは異なる応答速度を有するように設計されてよい。一例として、パッシブスナバ20は、第1ダイオードD1の応答速度よりも遅く、かつ、アクティブスナバ30の応答速度よりも速い応答速度を有するように設計されてよい。この場合、パッシブスナバ20によるサージ電圧低減効果は、突進率が中の場合に顕著になりうる。
(アクティブスナバ30によって奏する効果)
サージ電圧をさらに低減するためには、サージエネルギーを消費する補助回路を、パッシブスナバ20に加えて設けることが好ましい。アクティブスナバ30は、当該補助回路の一例である。アクティブスナバ30は、パッシブスナバ20において消費しきれなかったサージエネルギーを消費する。
上述の図3におけるLoop3から理解できる通り、例えば、キャパシタCに一時的に蓄積されていたサージエネルギーが、アクティブスナバ30に流入する。アクティブスナバ30によれば、n個のエネルギー消費ユニットECのそれぞれ(より具体的には、n個のサブ抵抗素子Rsのそれぞれ)によって、当該サージエネルギーを消費できる。したがって、参考例3によれば、参考例2に比べてサージ電圧をさらに低減できる(上述の図10、図14、および図18を参照)。
アクティブスナバ30の応答速度は、上述のキャリアの周波数に依存する。一例として、アクティブスナバ30は、第1ダイオードD1、パッシブスナバ20、およびアクティブスナバ30の内、最も遅い応答速度を有するように設計されてよい。この場合、アクティブスナバ30によるサージ電圧低減効果は、突進率が小の場合に顕著になりうる。
(直流遮断器1によって奏する効果)
直流遮断器1は、第1ダイオードD1とパッシブスナバ20とアクティブスナバ30とを備えている。したがって、実施例によれば、参考例3に比べてサージ電圧をさらに低減できる(上述の図11、図15、および図19を参照)。実施例によれば、参考例3に比べてより大きいサージエネルギーに対処することもできる。
上述の各説明から理解できる通り、突進率が大の場合には、第1ダイオードD1がサージ電圧の低減に大きく寄与しうる。また、突進率が中の場合には、パッシブスナバ20がサージ電圧の低減に大きく寄与しうる。さらに、突進率が小の場合には、アクティブスナバ30がサージ電圧の低減に大きく寄与しうる。したがって、直流遮断器1は、幅広い範囲の突進率に対処できる。
以上の通り、直流遮断器1によれば、サージ電圧を効果的に低減できる。それゆえ、直流遮断器1では、優れた耐圧性能を有する専用設計品の半導体スイッチを、メイン半導体スイッチSWmとして使用しなくともよい。直流遮断器1によれば、標準的な耐圧性能を有する汎用品の半導体スイッチを、メイン半導体スイッチSWmとして使用できる。このように、直流遮断器1の構成は、直流遮断器1の設計の簡素化およびコストダウンにも貢献する。
ところで、従来技術(例:特許文献1の技術)では、正極線と負極線とに接続されたキャパシタによってサージ電圧を低減する(より具体的には、サージエネルギーを吸収する)という手法が提案されていた。
しかしながら、従来技術では、サージエネルギーが大きい場合には、メイン半導体スイッチの破損を防ぐために、正極線と負極線とに接続されたキャパシタのキャパシタンスを大きくする必要がある。例えば、複数のキャパシタを並列接続することにより、大きいキャパシタンスを実現する必要がある。それゆえ、従来技術の手法は、直流遮断器の構成の複雑化を招きうる。
これに対し、直流遮断器1によれば、正極線と負極線とに接続されたキャパシタを要することなく、メイン半導体スイッチに印加されるサージ電圧を低減できる。以上の通り、直流遮断器1によれば、簡素な直流遮断器の構成によって、メイン半導体スイッチに印加されるサージ電圧を低減できる。
上述の通り、直流遮断器1では、異なるタイプの複数のスナバ(パッシブスナバ20およびアクティブスナバ30)を利用することにより、サージ電圧が低減される。これに対し、特許文献1の技術はそもそも、スナバを用いない遮断装置を実現するというコンセプトに基づいている。このことから明らかである通り、直流遮断器1は、特許文献1の技術とは全く異なるコンセプトに基づいて創作されている。
〔変形例〕
直流遮断器1の回路構成は、直流電流を遮断する機能を有するその他の半導体スイッチングデバイスに適用されてもよい。例えば、直流遮断器1の回路構成は、DC/DCコンバータに適用されてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
直流遮断器1(以下では便宜上、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部10に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る直流遮断器は、直流送電線の正極線および負極線に接続される直流遮断器であって、上記正極線上の第1ノードと、上記第1ノードよりも後段に位置する上記正極線上の第2ノードと、に接続されているメイン半導体スイッチと、上記メイン半導体スイッチを制御する制御部と、上記第2ノードと上記負極線とに接続されている第1ダイオードと、上記第1ノードと上記第2ノードとに接続されており、かつ、上記メイン半導体スイッチと並列に接続されているパッシブスナバと、上記パッシブスナバと並列に接続されており、かつ、上記制御部によって制御されるアクティブスナバと、を備えている。
本発明の態様2に係る直流遮断器では、上記態様1において、上記パッシブスナバは、上記第1ノードに接続されている第2ダイオードと、上記第2ダイオードと直列に接続されているとともに、上記第2ノードに接続されているメイン抵抗素子と、上記メイン抵抗素子と並列に接続されているキャパシタと、を備えていてよい。
本発明の態様3に係る直流遮断器では、上記態様1または2において、上記アクティブスナバは、上記制御部によって制御されるサブ半導体スイッチと、サブ抵抗素子と、を備えており、上記アクティブスナバは、上記サブ半導体スイッチと上記サブ抵抗素子とが直列に接続された、n個(nは、1以上の整数)のエネルギー消費ユニットを備えており、n個の上記エネルギー消費ユニットのそれぞれは、互いに並列に接続されていてよい。
本発明の態様4に係る直流遮断器では、上記態様3において、nは2以上であってよい。
〔付記事項〕
本発明の一態様は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の一態様の技術的範囲に含まれる。
1 直流遮断器
10 制御部
20 パッシブスナバ
30 アクティブスナバ
81 直流送電線
82p 正極線
82n 負極線
Np1 第1ノード
Np2 第2ノード
SWm メイン半導体スイッチ
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
Rm メイン抵抗素子
C キャパシタ
SWs サブ半導体スイッチ
Rs サブ抵抗素子
EC エネルギー消費ユニット

Claims (4)

  1. 直流送電線の正極線および負極線に接続される直流遮断器であって、
    上記正極線上の第1ノードと、上記第1ノードよりも後段に位置する上記正極線上の第2ノードと、に接続されているメイン半導体スイッチと、
    上記メイン半導体スイッチを制御する制御部と、
    上記第2ノードと上記負極線とに接続されている第1ダイオードと、
    上記第1ノードと上記第2ノードとに接続されており、かつ、上記メイン半導体スイッチと並列に接続されているパッシブスナバと、
    上記パッシブスナバと並列に接続されており、かつ、上記制御部によって制御されるアクティブスナバと、を備えている、直流遮断器。
  2. 上記パッシブスナバは、
    上記第1ノードに接続されている第2ダイオードと、
    上記第2ダイオードと直列に接続されているとともに、上記第2ノードに接続されているメイン抵抗素子と、
    上記メイン抵抗素子と並列に接続されているキャパシタと、を備えている、請求項1に記載の直流遮断器。
  3. 上記アクティブスナバは、
    上記制御部によって制御されるサブ半導体スイッチと、
    サブ抵抗素子と、を備えており、
    上記アクティブスナバは、上記サブ半導体スイッチと上記サブ抵抗素子とが直列に接続された、n個(nは、1以上の整数)のエネルギー消費ユニットを備えており、
    n個の上記エネルギー消費ユニットのそれぞれは、互いに並列に接続されている、請求項1または2に記載の直流遮断器。
  4. nは2以上である、請求項3に記載の直流遮断器。
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