JP2024022123A - 排気ガス浄化装置及び船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイクロン式のスクラバの径が大きい場合に、スクラバ内の空間脱硫量をスクラバ中心部でも高くして、デッドスペースを減らした排気ガス浄化装置を提供する。【解決手段】円筒形状を有し、外部から排気ガスが導入される第1排気ガス吸気口を有する外筒部と、前記外筒部の内部に設けられ、円筒形状を有し、外部から排気ガスが導入される第2排気ガス吸気口を有する内筒部と、前記内筒部の内部と、前記内筒部と前記外筒部との間と、に液体を噴霧する噴霧部と、を備える排気ガス浄化装置。【選択図】図4

Description

本開示は、排気ガス浄化装置及び船舶に関する。
世界の大気環境の改善に向け、国際海事機関(IMO:International Maritime Organization)は、2008年に海洋汚染防止条約を改正し、2020年から船舶用燃料油中の硫黄分濃度に関する規制を強化した。この規制対応方法の一つとして、湿式スクラバを利用した排気ガス浄化装置(EGCS:Exhaust Gas Cleaning System)がある。
排気ガス浄化装置(EGCS)は、海水中のアルカリ成分を利用し、スクラバに海水を噴霧して排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)を吸収し、硫黄酸化物濃度を低減させた排気ガスを大気へ放出する。
スクラバとして、サイクロン式のスクラバが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。サイクロン式のスクラバは、噴霧する海水と排気ガスの接触と吸収を効率よく行うために、スクラバ内部で排気ガスをスクラバ内で旋回するように流す。そして、サイクロン式スクラバは、旋回して流れる排気ガスに対向するようにノズルから海水を噴霧する。
サイクロン式のスクラバは一般的な構造のスクラバよりも脱硫性能に優れるため、サイズとして小型化できる。特に、船舶では設置スペースが限られるため、小型化が可能なサイクロン式のスクラバを採用することが適している。
特開2014-117685号公報 特開2016-155075号公報
サイクロン式のスクラバにおいて、エンジンの排気ガスの流量が多くなるに従いサイズが大きくなる。スクラバの径が大きくなると、排気ガスは旋回流によってスクラバの内壁部に偏って流れる。排気ガスがスクラバの内壁部に偏って流れることから、スクラバの中心部の流量に対して、スクラバの内壁部に流れる流量が大きくなる。したがって、スクラバ内の空間における空間脱硫量(単位空間体積あたりの脱硫量)は、スクラバの内壁部に偏り、中心部における空間脱硫量は小さくなる。中心部における空間脱硫量が小さくなることから、エンジンの排気ガスの流量が多い場合において、サイクロン式スクラバの中心部はデッドスペースとなり、径方向の小型化の優位性が低下してしまう。
本開示は、サイクロン式のスクラバの径が大きい場合に、スクラバ内の空間脱硫量をスクラバ中心部でも高くして、デッドスペースを減らした排気ガス浄化装置を提供する。
本開示の一の態様によれば、円筒形状を有し、外部から排気ガスが導入される第1排気ガス吸気口を有する外筒部と、前記外筒部の内部に設けられ、円筒形状を有し、外部から排気ガスが導入される第2排気ガス吸気口を有する内筒部と、前記内筒部の内部と、前記内筒部と前記外筒部との間と、に液体を噴霧する噴霧部と、を備える排気ガス浄化装置を提供する。
本開示の排気ガス処理システム及び排気ガス処理方法によれば、サイクロン式のスクラバの径が大きい場合に、スクラバ内の空間脱硫量をスクラバ中心部でも高くして、デッドスペースを減らすことができる。
図1は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を備える船舶の構成の概要を説明する図である。 図2は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の概要を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の概要を示す正面図である。 図4は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の概要を示す部分断面図である。 図5は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の概要を示す部分断面図である。 図6は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の排気ガスの流れを説明する図である。 図7は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の空間脱硫量について説明する図である。 図8は、参考例の排気ガス浄化装置の空間脱硫量について説明する図である。 図9は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の排気ガス発生源の接続について説明する図である。 図10は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の排気ガス発生源の接続について説明する図である。 図11は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の変形例の概要を示す部分断面図である。 図12は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の変形例の概要を示す部分断面図である。 図13は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を備える船舶の変形例の構成の概要を説明する図である。 図14は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を備える船舶の変形例の構成の概要を説明する図である。
本開示の排気ガス処理システム及び排気ガス処理方法の具体例を、以下に図面を参照して説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の又は対応する機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするために、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。
平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右及び前後等の方向には、実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、丸みを帯びてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直には、それぞれ略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直が含まれてもよい。
例えば、略平行は、2つの線あるいは2つの面が互いに完全に平行でなくても、製造上許容される範囲内で互いに平行として扱うことができることを意味する。他の略直角、略直交、略水平及び略垂直のそれぞれについても、略平行と同様に、2つの線又は2つの面の相互の位置関係が製造上許容される範囲内であればそれぞれに該当することが意図される。
<船舶>
本実施形態に係る排気ガス浄化装置を備える船舶について説明する。図1は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20を備える船舶1の構成の概要を説明する図である。船舶1は、主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bから排出される排気ガスに海水を噴霧して、排気ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去する。船舶1は、海からくみ上げた海水を、アルカリ薬剤を補充しながら循環させる。船舶1は、クローズドループ方式により、主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bから排出される排気ガスを浄化する。
船舶1は、貯溜部10と、排気ガス浄化装置20と、薬剤供給部30と、熱交換部40と、主機エンジン50と、補機エンジン60a及び補機エンジン60bと、を備える。
[貯溜部10]
貯溜部10は、貯溜部10と排気ガス浄化装置20との間を循環する循環液CWを貯溜する。貯溜部10は、タンク11と、ポンプ12及びポンプ13と、を備える。貯溜部10には、循環液CWとして、ポンプ13を用いて海SEAから海水が供給される。すなわち、循環液CWは海水である。
タンク11は、貯溜部10と排気ガス浄化装置20との間で循環する循環液CWを貯溜する。タンク11には、硫黄酸化物を吸収した循環液CWが排気ガス浄化装置20から流入する。タンク11には、海SEAから新たな海水が、ポンプ13により供給される。また、ポンプ12により、タンク11に貯溜されている循環液CWが排気ガス浄化装置20に供給される。
ポンプ12は、タンク11に貯溜されている循環液CWを、熱交換部40を経由して排気ガス浄化装置20に移送する。ポンプ12は、例えば、軸流ポンプである。
ポンプ13は、海SEAから海水をくみ上げてタンク11に移送する。ポンプ13は、例えば、排気ガス浄化装置20において蒸発した水分量を海水から補充する。
[排気ガス浄化装置20]
排気ガス浄化装置20は、主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bから排出された排気ガスEAに循環液CWを噴霧して、排気ガスEAに含まれる硫黄酸化物を除去する。また、排気ガス浄化装置20は、排気ガスEAから硫黄酸化物を除去して浄化した浄化ガスCAを排気する。排気ガス浄化装置20は、いわゆる、サイクロン式のスクラバである。
排気ガス浄化装置20について、詳細を説明する。図2は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の概要を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の概要を示す正面図である。
なお、図面には、説明の便宜のため、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸(XYZ軸)からなる仮想三次元座標系(XYZ直交座標系)が設定される場合がある。例えば、図面の紙面に対して垂直な座標軸について、座標軸の丸の中に黒丸印を示す場合は紙面に対して手前側が座標軸の正の領域であることを表している。また、座標軸の丸の中にバツ印を示す場合は紙面に対して手前側が座標軸の負の領域であることを表している。
なお、以下の図面では、鉛直方向をZ軸方向とする。X軸方向及びY軸方向のそれぞれは、Z軸方向に垂直な方向とする。
また、Y軸方向に沿って、対象を+Y側からY軸の反対向きに見る図を正面図という。Z軸方向に沿って、対象を+Z側からZ軸の反対向きに見る図を上面図という。
なお、正面図を基準にして、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向、という場合がある。対象に対して、+X側を左側、-X側を右側、+Y側を前側、-Y側を後ろ側、+Z側を上側、-Z側を下側、という場合がある。
図4は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の概要を示す部分断面図である。具体的には、図4において、外筒部211、傾斜部212、排気円筒部213、内筒部216及び液回収部22のそれぞれは、排気ガス浄化装置20を正面から見て、回転軸Axを含むZX平面に平行な面で切断した断面図で示す。
図5は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の概要を示す部分断面図である。具体的には、図5において、外筒部211と傾斜部212との間でXY平面に平行な面で切断した断面図で示す。
排気ガス浄化装置20は、浄化部21と、液回収部22と、噴霧部23と、を備える。
[浄化部21]
浄化部21は、内部を通過する排気ガスEAを浄化する。排気ガスEAは、第1排気ガス吸気口214a及び第2排気ガス吸気口215aのそれぞれから内部に導入される。第1排気ガス吸気口214a及び第2排気ガス吸気口215aのそれぞれから導入された排気ガスEAは、浄化部21の内部を通過する。浄化部21において、噴霧部23は、内部を通過する排気ガスEAに、循環液CWを噴霧する。浄化部21の内部を通過する排気ガスEAは、排気ガスEAの流れに対抗して循環液CWが噴霧されることにより、排気ガスEAに含まれる硫黄酸化物が循環液CWに吸収されて、浄化される。浄化部21で噴霧された循環液CWは、液回収部22で回収される。
浄化部21は、外筒部211と、傾斜部212と、排気円筒部213と、第1排気ガス導入部214と、第2排気ガス導入部215と、内筒部216と、を有する。
(外筒部211)
外筒部211は、内部を排気ガスEAが通過する。また、外筒部211は、内部に噴霧部23により循環液CWが噴霧される。外筒部211は、Z軸方向に沿って延びる回転軸Axを中心軸とする円筒形状を有する。外筒部211の内面211Sは、回転軸Axに対して、半径R1の円筒面である。
外筒部211の下側(-Z側)の端部は、液回収部22に固定される。外筒部211の上側(+Z側)の端部は、傾斜部212と接続する。
(傾斜部212)
傾斜部212は、外筒部211と排気円筒部213とを接続する。傾斜部212は、Z軸方向に対して、傾斜している。
傾斜部212の下側(-Z側)の端部は、外筒部211と接続する。傾斜部212の上側(+Z側)の端部は、排気円筒部213と接続する。
(排気円筒部213)
排気円筒部213は、排気ガス浄化装置20の外部に、洗浄した浄化ガスCAを排気口213aから排気する。排気円筒部213は、Z軸方向に沿って延びる回転軸Axを中心軸とする円筒形状を有する。排気円筒部213を上面視で見たとき、すなわち、+Z側からZ軸方向に沿ってZ軸の反対向きに見たとき、の排気円筒部213の半径は、外筒部211の半径より小さい。
排気円筒部213の下側(-Z側)の端部は、傾斜部212と接続する。
排気円筒部213は、内部213bに、例えば、浄化ガスCAに含まれる水分を分離するために、スワラ又はデミスタを備えてもよい。
(第1排気ガス導入部214)
第1排気ガス導入部214は、排気ガスEAの発生源である主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれから排出された排気ガスEAを外筒部211の内部に導入する。第1排気ガス導入部214は、ダクトにより構成される。
第1排気ガス導入部214の第1排気ガス吸気口214aは、上面視で、回転軸Axから外側に距離L1ずれた位置に設けられる。
(第2排気ガス導入部215)
第2排気ガス導入部215は、排気ガスEAの発生源である主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれから排出された排気ガスEAを内筒部216の内部に導入する。第2排気ガス導入部215は、ダクトにより構成される。第2排気ガス導入部215は、外筒部211を貫通して、内筒部216に接続される。
第2排気ガス導入部215の第2排気ガス吸気口215aは、上面視で、回転軸Axから外側に距離L2ずれた位置に設けられる。
(内筒部216)
内筒部216は、内部を排気ガスEAが通過する。また、内筒部216は、内部に噴霧部23により循環液CWが噴霧される。内筒部216は、Z軸方向に沿って延びる回転軸Axを中心軸とする円筒形状を有する。なお、内筒部216は、外筒部211の回転軸Axと共通の回転軸Axを有する。内筒部216の内面216Sは、回転軸Axに対して、半径R2の円筒面である。
内筒部216は、噴霧部23が備える複数の枝管232のそれぞれが貫通する貫通孔を有する。すなわち、内筒部216に、複数の貫通孔が形成されている。内筒部216の複数の貫通孔のそれぞれは、枝管232が貫通して設けられている。なお、枝管232が貫通した貫通孔は、排気ガスEAが内筒部216の内部から外筒部211の方に漏れないように、溶接等により封止されている。
また、内筒部216の上側(+Z側)の端部216aは、開放されている。内筒部216の内部を通過した排気ガスEAは、内筒部216の上側(+Z側)の端部216aから、排気円筒部213に排気される。
内筒部216の下側(-Z側)の端部216bは、液回収部22に貯留されている循環液CWに浸漬する。すなわち、内筒部216の下部は、液回収部22に貯留されている循環液CWに浸漬する。
浄化部21は、内筒部216により、外筒部211の内部が、空間SP1と、空間SP2に分けられる。空間SP1は、外筒部211と内筒部216との間に形成される。空間SP1は、外筒部211の内面211Sと、内筒部216の外面216Tと、に囲まれて形成される。空間SP2は、内筒部216の内部に形成される。空間SP2は、内筒部216の内面216Sに囲まれて形成される。
[液回収部22]
液回収部22は、噴霧部23から噴霧された循環液CWを回収する。液回収部22で回収された循環液CWは、貯溜部10に排出される。
液回収部22は、タンク221と、配管222と、を備える。タンク221は、外筒部211が上部に接続される。外筒部211及び内筒部216の内部で噴霧された循環液CWは、タンク221に回収される。タンク221で回収された循環液CWは、配管222から貯溜部10に排出される。
タンク221に貯留されている循環液CWには、内筒部216の端部216bが浸漬している。いいかえると、内筒部216の下部は、液体である循環液CWに浸漬する。内筒部216の下部が、液体である循環液CWに浸漬することによって、内筒部216の内部(空間SP2)を流れる排気ガスEAが液回収部22に逆流することを防止する。
[噴霧部23]
噴霧部23は、浄化部21の内部を通過する排気ガスEAに循環液CWを散布する。浄化部21において、排気ガスEAは、旋回しながら流れる。噴霧部23は、浄化部21を旋回しながら流れる排気ガスEAに対して、流れに対向する向きに循環液CWを散布する。
噴霧部23は、幹管231と、複数の枝管232を備える。複数の枝管232のそれぞれは、空間SP1に循環液CWを噴霧するノズル233と、空間SP2に循環液CWを噴霧するノズル234と、を備える。
幹管231は、X軸方向に延びる第1直管部231aと、X軸方向からZ軸方向に曲げる曲管部231bと、Z軸方向に延びる第2直管部231cと、を有する。第1直管部231aは、浄化部21の+X側から、浄化部21の下部に、外筒部211及び内筒部216を貫通して設けられる。曲管部231bは、第1直管部231aと第2直管部231cとを接続する。第2直管部231cは、回転軸Axに沿って設けられる。
複数の枝管232は、2本の枝管232を一組として、一組の枝管232において、一方の枝管232に対して、他方の枝管232が回転軸Axに対して180度回転した位置に設けられる。また、それぞれZ軸方向に、並ぶ枝管232は、上下で回転軸Axを中心に、22.5度回転した位置に設けられる。したがって、枝管232は、螺旋状に設けられる。
なお、上記の例では、2本の枝管232を一組としていたが、一組とする枝管の数は、2本に限らず、例えば、1本でもよいし、3本以上を一組としてもよい。また、Z軸方向に並ぶ枝管232の回転する角度は、22.5度に限らず、22.5度以外の角度、例えば、30度、45度又は60度のいずれか、にしてもよい。
ノズル233は、外筒部211と内筒部216との間の空間SP1を通過する排気ガスEAに循環液CWを噴霧する。ノズル233は、外筒部211と内筒部216との間の空間SP1を通過する排気ガスEAの流れに対向するように、循環液CWを噴霧する。ノズル234は、内筒部216の内部の空間SP2を通過する排気ガスEAに循環液CWを噴霧する。ノズル234は、内筒部216の内部の空間SP2を通過する排気ガスEAの流れに対向するように、循環液CWを噴霧する。
[薬剤供給部30]
薬剤供給部30は、循環液CWにアルカリ薬剤を供給する。循環液CWは、海SEAから海水をくみ上げて使用している。したがって、海水をくみ上げた当初の循環液CWには、海水に由来するアルカリ成分が含まれる。循環液CWが排気ガスEAに含まれる硫黄酸化物を吸収すると、循環液CWに含まれるアルカリ成分が硫黄酸化物と反応して中和塩が生成する。船舶1において、生成される中和塩は、例えば、硫酸ナトリウムである。
排気ガスEAを浄化していくと、中和塩が生成することにより、循環液CWに含まれるアルカリ成分が減少する。循環液CWに含まれるアルカリ成分が減少すると、排気ガスEAを浄化する能力が低下する。そこで、船舶1は、循環液CWを用いて排気ガスEAを浄化することによって減少したアルカリ成分を補充するために、薬剤供給部30を備える。
薬剤供給部30は、薬剤タンク31と、ポンプ32と、を備える。
薬剤タンク31は、アルカリ薬剤を貯溜する。アルカリ薬剤は、例えば、ナトリウム系化合物である。船舶1においてアルカリ薬剤として用いられるナトリウム系化合物は、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムのいずれかを含む。
ポンプ32は、薬剤タンク31に貯溜しているアルカリ薬剤を貯溜部10のタンク11に供給する。貯溜部10のタンク11にアルカリ薬剤を供給することにより、循環液CWにアルカリ薬剤が補充される。循環液CWにアルカリ薬剤が補充されることにより、循環液CWにアルカリ成分が補充される。循環液CWにアルカリ成分が補充されることにより、循環液CWは排気ガスEAを浄化する能力を維持できる。
[熱交換部40]
熱交換部40は、循環液CWと海水SWとの間で熱交換を行う。循環液CWと海水SWとの間で熱交換を行うことにより、熱交換部40は循環液CWを冷却する。
排気ガスEAは、主機エンジン50等のエンジンから排出された排気ガスであることから、数百℃程度の温度になる。排気ガスEAに循環液CWを噴霧すると、循環液CWが排気ガスEAにより加熱される。循環液CWが排気ガスEAにより加熱されると、時間が経過するとともに循環液CWの温度が上昇する。
船舶1は、排気ガスEAにより加熱された循環液CWを冷却するために、熱交換部40を備える。熱交換部40は、熱交換器41と、ポンプ42と、を備える。
熱交換器41は、循環液CWと海水SWとの間で熱交換を行う。貯溜部10のポンプ12は、熱交換器41に循環液CWを供給する。ポンプ42は、熱交換器41に海水SWを供給する。熱交換器41は、循環液CWと海水SWとの間で熱交換を行う。
海水SWの水温は、例えば、20℃程度であるとすると、海水SWと循環液CWとの間で熱交換を行うことによって、循環液CWを冷却できる。熱交換部40により冷却された循環液CWの液温は、例えば、40℃である。
[主機エンジン50]
主機エンジン50は、船舶1を推進させるためのエンジンである。主機エンジン50は、例えば、ディーゼルエンジンである。主機エンジン50は、船舶1を推進させるための動力を供給するため、出力が大きいエンジンである。
[補機エンジン60a及び補機エンジン60b]
補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれは、船舶1に用いられる機器に電源を供給するためのエンジンである。補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれは、例えば、船舶1に電源を供給する発電機である。補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれは、船舶1を推進させる以外の用途に用いられる補機、例えば、コンプレッサ、に電源等を供給する。
補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれは、主機エンジン50と比較すると、出力が小さいエンジンである。なお、図1の例では、船舶1は、2台の補機エンジンを備えているが、補機エンジンの台数については、適宜選択してもよい。
<排気ガス浄化装置20における排気ガスの流れ>
次に、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20における排気ガスの流れについて説明する。図6は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の排気ガスの流れを説明する図である。
図6に示すように、第1排気ガス吸気口214aから導入された排気ガスは、矢印Aのように、外筒部211の内面211Sに沿って螺旋状に流れる。また、第2排気ガス吸気口215aから導入された排気ガスは、矢印Bのように、内筒部216の内面216Sに沿って螺旋状に流れる。
ここで、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20において、径方向の位置と、空間脱硫量について説明する。図7は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の空間脱硫量について説明する図である。
図7の横軸は、回転軸Axからの距離を示す。なお、位置P1は外筒部211の位置、位置P2は内筒部216の位置を示す。位置Paxは中心軸の位置を示す。図7の縦軸は、空間脱硫量を示す。線Ex1は、外筒部211と内筒部216との間、すなわち、空間SP1における空間脱硫量を示す。線Ex2は、内筒部216の内側、すなわち、空間SP2における空間脱硫量を示す。線Exaは、空間脱硫量の平均を示す。
本実施形態に係る排気ガス浄化装置20によれば、外筒部211における内面211S付近において空間脱硫量が大きくなるとともに、内筒部216における内面216S付近において空間脱硫量が大きくなる。したがって、外筒部211で考えると、外筒部211の回転軸Ax付近においても、内筒部216を備えることにより空間脱硫量を大きくできる。
ここで、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20において、内筒部216がない参考例について説明する。図8は、参考例の排気ガス浄化装置の空間脱硫量について説明する図である。
図8の横軸は、回転軸Axからの距離を示す。なお、位置P1は外筒部211の位置を示す。位置Paxは中心軸の位置を示す。図8の縦軸は、空間脱硫量を示す。線Ez1は、外筒部211の内側における空間脱硫量を示す。線Ezaは、空間脱硫量の平均を示す。
参考例の排気ガス浄化装置によれば、外筒部211における内面211S付近において空間脱硫量が大きくなっているが、回転軸Ax付近において、空間脱硫量が小さくなっている。いいかえると、参考例の排気ガス浄化装置における回転軸Ax付近は、空間脱硫量が小さいデッドスペースとなっている。したがって、参考例の排気ガス浄化装置では、空間脱硫量の平均(線Eza)が、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20における空間脱硫量の平均(線Exa)と比較して小さくなっている。
本実施形態に係る排気ガス浄化装置20によれば、排気ガス浄化装置20の回転軸Ax付近でも空間脱硫量が高くなり、排気ガス浄化装置20全体での空間脱硫量を大きくできる。すなわち、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20によれば、サイクロン式のスクラバの径を大きくしたとしても、スクラバ内の空間脱硫量をスクラバ中心部でも高くして、デッドスペースを減らすことができる。排気ガス浄化装置20全体での空間脱硫量を大きくすることにより、同じ排気量の排気ガスを処理する際に、排気ガス浄化装置を小型化できる。
<排気ガス発生源と排気ガス浄化装置20との接続>
次に、複数の排気ガス発生源である主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bとの接続について説明する。図9は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の排気ガス発生源の接続について説明する図である。
図9においては、一度、主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれの排気ガスを合流させる。そして、分岐管74によって、第1排気ガス吸気口214aと接続する経路と、第2排気ガス吸気口215aと接続する経路と、に分岐する。分岐管74は、流入口74aと、第1流出口74b及び第2流出口74cと、を有する。分岐管74の流入口74aから流入した第1流出口74bから流出した排気ガスは、第1排気ガス吸気口214aと接続する経路に流れる。第1排気ガス吸気口214aと接続する経路には、排気ガスの流量を測定する流量計71が設置される。分岐管74の流入口74aから流入した第2流出口74cから流出した排気ガスは、第2排気ガス吸気口215aと接続する経路に流れる。第2排気ガス吸気口215aと接続する経路には、排気ガスの流量を測定する流量計72が設置される。また、第2排気ガス吸気口215aと接続する経路には、排気ガスの流量を調整する調整弁73が設置される。
そして、流量計71で測定した流量Q1及び流量計72で測定した流量Q2に基づいて、第2排気ガス吸気口215aと接続する経路に設けられた調整弁73を制御する。
例えば、外筒部211の半径R1及び内筒部216の半径R2を用いて、流量Q1と流量Q2の比が空間SP1と空間SP2の体積比になるように、調整弁73を調整する。具体的には、下記の式1を満たすように、調整弁73を調整する。
Q1:Q2 = R1-R2:R2 ・・・ 式1
また、別の接続について説明する。図10は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20の排気ガス発生源の接続について説明する図である。
図10においては、主機エンジン50は、第1排気ガス吸気口214aに接続される。また、補機エンジン60a及び補機エンジン60bは、合流させて、第2排気ガス吸気口215aに接続される。いいかえると、補機エンジン60a及び補機エンジン60bのそれぞれの排気は集約されて、第2排気ガス吸気口215aに接続される。
なお、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20は、船舶に限定されず、湿式脱硫法を用いる装置及びシステムに適用できる。
また、外筒部211の内部に、内筒部216を固定するための構造について説明する。図11及び図12のそれぞれは、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の変形例である排気ガス浄化装置120の概要を示す部分断面図である。具体的には、図11において、外筒部211、傾斜部212、排気円筒部213、内筒部216及び液回収部22のそれぞれは、排気ガス浄化装置20を正面から見て、回転軸Axを含むZX平面に平行な面で切断した断面図で示す。図12において、外筒部211と傾斜部212との間でXY平面に平行な面で切断した断面図で示す。
排気ガス浄化装置120は、内筒部216を外筒部211に固定するために、複数の支持梁217を備える。支持梁217は、端部のそれぞれを外筒部211の内面211S及び内筒部216の外面216Tに溶接される。支持梁217は、排気ガスの旋回流及び循環液CWの噴霧を阻害しないように、配置及び数を考慮する。支持梁217は、少ない数であることが好ましく、大きさも小さいことが望ましい。
上記では、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を備える船舶として、クローズドループ方式により排気ガスを浄化する船舶1を例に説明したが、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を備える船舶は、クローズドループ方式により排気ガスを浄化する船舶に限らない。例えば、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を、オープンループ方式により排気ガスを浄化する船舶に適用してもよい。
図13は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20を備える船舶2の構成の概要を説明する図である。船舶2は、主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bから排出される排気ガスに海水を噴霧して、排気ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去する。船舶2は、海からくみ上げた海水を、直接排気ガスに噴霧する。そして、船舶2は、排気ガスに噴霧した海水を海に排出する。船舶2は、オープンループ方式により、主機エンジン50、補機エンジン60a及び補機エンジン60bから排出される排気ガスを浄化する。
船舶2は、排気ガス浄化装置20と、主機エンジン50と、補機エンジン60a及び補機エンジン60bと、海水供給部80と、を備える。船舶1と共通する構成については、船舶1の説明を参照することとして、ここでは説明を省略する。
[海水供給部80]
海水供給部80は、排気ガス浄化装置20に海水SW2を供給する。海水供給部80は、ポンプ81を備える。ポンプ81は、海SEAから海水をくみ上げて海水SW2として排気ガス浄化装置20に移送する。ポンプ81は、例えば、軸流ポンプである。海水供給部80から供給された海水SW2は、排気ガス浄化装置20における噴霧部23から、排気ガス浄化装置20の内部を通過する排気ガスEAに噴霧される。噴霧された海水SW2は、排気ガス浄化装置20から排出されて、海SEAに放出される。
上述のように、本実施形態に係る排気ガス浄化装置は、オープンループ方式により排気ガスを浄化する船舶に適用できる。
また、本実施形態に係る排気ガス浄化装置を、クローズドループ方式とオープンループ方式とを組み合わせたハイブリッド方式により排気ガスを浄化する船舶に適用してもよい。
図14は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置20を備える船舶3の構成の概要を説明する図である。船舶3は、クローズドループ方式とオープンループ方式とを切り替え可能なハイブリッド方式により排気ガスを浄化する。
船舶3は、貯溜部10と、排気ガス浄化装置20と、薬剤供給部30と、熱交換部40と、主機エンジン50と、補機エンジン60a及び補機エンジン60bと、海水供給部80と、切替部90と、を備える。船舶1又は船舶2と共通する構成については、船舶1又は船舶2の説明を参照することとして、ここでは説明を省略する。
[切替部90]
切替部90は、クローズドループ方式の流路とオープンループ方式の流路を切り替える。切替部90は、排気ガス浄化装置20の上流に設けられる上流側切替部91と、排気ガス浄化装置20の下流に設けられる下流側切替部92と、を備える。
上流側切替部91は、熱交換部40を排気ガス浄化装置20に接続するか又は海水供給部80を排気ガス浄化装置20に接続するかを切り替える。上流側切替部91は、バルブV11と、バルブV12と、を備える。バルブV11は、熱交換部40と排気ガス浄化装置20との間に設けられる。バルブV11は、熱交換部40と排気ガス浄化装置20との間を、通流又は遮断する。バルブV12は、海水供給部80と排気ガス浄化装置20との間に設けられる。バルブV12は、海水供給部80と排気ガス浄化装置20との間を、通流又は遮断する。
下流側切替部92は、排気ガス浄化装置20を貯溜部10に接続するか又は排気ガス浄化装置20から海SEAに排水するかを切り替える。下流側切替部92は、バルブV21と、バルブV22と、を備える。バルブV21は、排気ガス浄化装置20と貯溜部10との間に設けられる。バルブV21は、排気ガス浄化装置20と貯溜部10との間を、通流又は遮断する。バルブV22は、排気ガス浄化装置20から海SEAに排水する経路の間に設けられる。バルブV22は、排気ガス浄化装置20から海SEAに排水する経路を通流又は遮断する。
船舶3は、クローズドループ方式で排気ガスを浄化する際は、バルブV11及びバルブV21を開にして、バルブV12及びバルブV22を閉にする。バルブV11及びバルブV21を開にして、バルブV12及びバルブV22を閉にすることによって、循環液CWが、貯溜部10、熱交換部40及び排気ガス浄化装置20を循環して、クローズドループ方式により排気ガスを浄化する。
また、船舶3は、オープンループ方式で排気ガスを浄化する際は、バルブV11及びバルブV21を閉にして、バルブV12及びバルブV22を開にする。バルブV11及びバルブV21を閉にして、バルブV12及びバルブV22を開にすることによって、海水SW2が、排気ガス浄化装置20に海水供給部80から供給されて、排気ガス浄化装置20から海SEAに海水SW2が排出される。海水SW2が、排気ガス浄化装置20に海水供給部80から供給されて、排気ガス浄化装置20から海SEAに海水SW2が排出されることにより、船舶3は、オープンループ方式により排気ガスを浄化する。
上述の様に、船舶3は、クローズドループ方式とオープンループ方式とを切り替えてハイブリッド方式により排気ガスを浄化できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、上記の説明では、排気ガス浄化装置20は、外筒部211と、内筒部216と、を備える二重円筒型の構成であったが、内筒部の内部に更に内筒部を備えることにより三重又はそれ以上の多重円筒型の構成としてもよい。
また、船舶1、船舶2及び船舶3のそれぞれは、排気ガス浄化装置20から排出される浄化ガスCAの成分を分析するために、排気ガス浄化装置20から浄化ガスCAが排出される経路に排気ガス分析計を備えてもよい。また、船舶1、船舶2及び船舶3のそれぞれは、海SEAに循環液CW、海水SW又は海水SW2を排出する経路に、水質計を備えてもよい。
さらに、船舶1及び船舶3のそれぞれは、排気ガスを浄化することによって生じた循環液CWに含まれる中和塩を除去する除濁装置を備えるようにしてもよい。除濁装置は、除去した中和塩を保管するタンクを備えてもよい。また、除濁装置により中和塩が分離された分離水は、再度、循環液CWとして使用してもよいし、別途タンクに保存するようにしてもよいし、海に放出するようにしてもよい。
1、2、3 船舶
10 貯溜部
20 排気ガス浄化装置
21 浄化部
22 液回収部
23 噴霧部
50 主機エンジン
60a 補機エンジン
60b 補機エンジン
71 流量計
72 流量計
73 調整弁
74 分岐管
74a 流入口
74b 第1流出口
74c 第2流出口
80 海水供給部
90 切替部
211 外筒部
211S 内面
214 第1排気ガス導入部
214a 第1排気ガス吸気口
215 第2排気ガス導入部
215a 第2排気ガス吸気口
216 内筒部
216a 端部
216b 端部
216S 内面
216T 外面
221 タンク
222 配管
231 幹管
232 枝管
233、234 ノズル
SP1 空間
SP2 空間

Claims (10)

  1. 円筒形状を有し、外部から排気ガスが導入される第1排気ガス吸気口を有する外筒部と、
    前記外筒部の内部に設けられ、円筒形状を有し、外部から排気ガスが導入される第2排気ガス吸気口を有する内筒部と、
    前記内筒部の内部と、前記内筒部と前記外筒部との間と、に液体を噴霧する噴霧部と、
    を備える、
    排気ガス浄化装置。
  2. 前記第1排気ガス吸気口は、前記外筒部の中心軸から外側にずれた位置に設けられ、
    前記第2排気ガス吸気口は、前記内筒部の中心軸から外側にずれた位置に設けられる、
    請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 円筒形状を有し、内面に沿って旋回しながら排気ガスが流れる外筒部と、
    前記外筒部の内部に設けられ、内面に沿って旋回しながら排気ガスが流れる内筒部と、
    前記内筒部の内部と、前記内筒部と前記外筒部との間と、に液体を噴霧する噴霧部と、
    を備える、
    排気ガス浄化装置。
  4. 前記内筒部の下部は、液体に浸漬する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の排気ガス浄化装置。
  5. 前記第2排気ガス吸気口に接続する調整弁を備える、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。
  6. 前記調整弁は、前記内筒部及び前記外筒部のそれぞれの半径に基づく流量になるように、制御する、
    請求項5に記載の排気ガス浄化装置。
  7. 複数の排気ガス発生源が接続される流入口と、前記流入口から流入する排気ガスが分岐して排出される第1流出口及び第2流出口と、を備え、前記第1流出口は前記第1排気ガス吸気口と接続し、前記第2流出口は前記第2排気ガス吸気口と接続する分岐管を更に備える、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。
  8. 前記第2排気ガス吸気口は複数の排気ガス発生源からの排気が集約されて接続される、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。
  9. 前記第1排気ガス吸気口は、船舶の主機エンジンに接続され、
    前記第2排気ガス吸気口は、前記船舶の補機エンジンに接続される、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。
  10. 主機エンジンと、
    補機エンジンと、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排気ガス浄化装置と、
    を備え、
    前記第1排気ガス吸気口は、前記主機エンジンに接続され、
    前記第2排気ガス吸気口は、前記補機エンジンに接続される、
    船舶。
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