JP2024020088A - 装置および電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置の負荷側の電流値は大きい場合が多いので、コンデンサの劣化検出のために負荷電流を測定する電流センサを組込もうとすると装置が大型化してしまう。
【解決手段】 正側電源線および負側電源線の間にインバータと並列に接続されたコンデンサの端子電圧に応じた第1電圧を取得する取得部と、前記第1電圧と、基準となる第2電圧との電圧差に応じて前記コンデンサの劣化を判定する判定部と、を備え、前記第1電圧は、前記取得部により一の時点で取得された電圧であり、前記第2電圧は、前記取得部により他の時点で取得された電圧である、装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、装置および電力変換装置に関する。
従来、正側電源線および負側電源線の間にインバータとコンデンサとが並列に接続される電力変換装置においては、インバータから出力される負荷電流を電流センサで測定し、負荷電流のリップルピーク値からコンデンサの劣化を検出している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開平11-160377号公報
電力変換装置の負荷側の電流値は大きい場合が多いので、コンデンサの劣化検出のために負荷電流を測定する電流センサを組込む構成にすると装置が大型化してしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、正側電源線および負側電源線の間にインバータと並列に接続されたコンデンサの端子電圧に応じた第1電圧を取得する取得部と、前記第1電圧と、基準となる第2電圧との電圧差に応じて前記コンデンサの劣化を判定する判定部と、を備える装置が提供される。
上記の装置において、前記第1電圧は、前記取得部により一の時点で取得された電圧であってよい。前記第2電圧は、前記取得部により他の時点で取得された電圧であってよい。
前記第1電圧は、前記取得部により現時点で取得された電圧であってよい。前記第2電圧は、前記取得部により現時点より基準時間前の時点で取得された電圧であってよい。
上記の装置において、前記第2電圧は、前記第1電圧の位相を基準位相差だけシフトした電圧であってよい。
上記いずれかの装置において、前記判定部は、前記電圧差が基準値を超えることに応じて前記コンデンサが劣化したと判定してよい。
上記いずれかの装置は、前記判定部により前記コンデンサが劣化したと判定されたことに応じて、その旨を示す情報を保持するラッチ部を更に備えてよい。装置は、前記ラッチ部により保持された情報に応じた信号を出力する出力部を更に備えてよい。
上記いずれかの装置は、前記電圧差を増幅する増幅部を更に備えてよい。前記判定部は、前記増幅部により増幅された前記電圧差に応じて前記コンデンサの劣化を判定してよい。
上記いずれかの装置において、前記取得部は、前記コンデンサの端子に対して電気的に接続される少なくとも1つの端子を有してよい。当該装置は、前記取得部の端子を前記コンデンサの端子に対して電気的に接続した状態で前記インバータおよび前記コンデンサを含む電力変換装置に組み込み可能なモジュールであってよい。
本発明の第2の態様においては、電力変換装置が提供される。電力変換装置は、第1の態様のいずれかの装置を備えてよい。電力変換装置は、正側電源線および負側電源線の間に並列に接続されたインバータおよびコンデンサを備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
実施形態に係る電力変換装置1を交流電源100および負荷101と共に示す。 判定装置3を示す。 判定装置3の動作波形を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る電力変換装置1を交流電源100および負荷101と共に示す。
交流電源100は、電力変換装置1に交流電力(本実施形態では一例として3相交流電力)を供給可能となっている。例えば交流電源100は、200Vまたは400Vの商用電源であってよい。
負荷101は、電力変換装置1から電力供給を受ける電子部品である。本実施形態では一例として、負荷101は三相モータである。
電力変換装置1は、コンバータ2と、平滑コンデンサ11と、判定装置3と、インバータ4とを備える。
コンバータ2は、整流回路であってよく、交流電源100から供給される交流電流を整流する。コンバータ2は、多相の全波整流回路でよく、本実施形態では一例として、三相の全波整流回路である。コンバータ2は、正側電源線14および負側電源線13の間にUVWの相ごとに直列に接続された2つの整流ダイオード20を有する。コンバータ2は、整流により得られた直流電力を正側電源線14および負側電源線13に供給する。
平滑コンデンサ11は、コンデンサの一例であり、正側電源線14および負側電源線13の間にインバータ4と並列に接続され、正側電源線14および負側電源線13の間の電圧を平滑化する。平滑コンデンサ11は、一例として電解コンデンサであってよいが、他の種類のコンデンサであってもよい。なお、平滑コンデンサ11は経年劣化し得る。平滑コンデンサ11が劣化すると、平滑コンデンサ11の容量が低下する結果、正側電源線14および負側電源線13の間の電圧リップルが大きくなり得る。
判定装置3は、装置の一例であり、平滑コンデンサ11の劣化を判定する。判定装置3は、平滑コンデンサ11の端子に対して電気的に接続されてよく、本実施形態においては一例として、コンバータ2およびインバータ4の間で正側電源線14に接続されてよい。なお、判定装置3の詳細は後述する。
インバータ4は、出力する電力の相の数に応じたスイッチ回路40を有する。本実施形態では一例として、インバータは3相交流インバータであり、相ごとの計3つのスイッチ回路40を有してよい。
各スイッチ回路40は、第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42を有する。第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42は、第1スイッチング素子41を負側、第2スイッチング素子42を正側として正側電源線14および負側電源線13の間に直列に接続されている。第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42の間には出力端子45が設けられて負荷101に接続され、UVW相のうち何れかの相の電力を出力するようになっている。
各スイッチ回路40の第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42のゲート端子には、図示しないゲート駆動回路が接続されて第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42のオン/オフを制御してよい。例えば、第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42は、両方がオフとなるデッドタイムを挟んで択一的に接続状態となるよう制御されてよい。第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42はPWM方式で制御されてよい。
第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42は、本実施形態では一例としてIGBTであるが、MOSFET、バイポーラトランジスタ等の他の素子でもよい。第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42には、正側がカソードである還流ダイオード410,420がそれぞれ設けられてよい。第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42の動作周波数は、例えば10kHz等の高周波数である。第1スイッチング素子41および第2スイッチング素子42は、ワイドバンドギャップ半導体を含んでよい。ここで、ワイドバンドギャップ半導体とは、シリコン半導体よりもバンドギャップが大きい半導体であり、例えばSiC、GaN、ダイヤモンド、AlN、AlGaN、または、ZnOなどの半導体である。
図2は、判定装置3を示す。判定装置3は、取得部30と、増幅部31と、判定部32と、ラッチ部33と、出力部34とを有する。なお、判定装置3の各部はアナログ回路によって構成されてよい。
取得部30は、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧(第1電圧とも称する)V1を取得する。取得部30は、第1電圧V1の基準となる第2電圧V2をさらに取得してよい。取得部30は、平滑コンデンサ11の正負の端子のうち、何れか一方の端子の電位と、基準電位との間の電位差に応じた電圧を第1電圧V1として取得してよい。本実施形態においては一例として、取得部30は、平滑コンデンサ11の正側端子の電位と、グランドとの間の電位差に応じた電圧を第1電圧V1として取得してよい。取得部30は、第1電圧V1の位相を基準位相差だけシフトした電圧を、第2電圧V2としてさらに取得してよい。取得部30は、入力端子300と、分圧抵抗301a,301bと、第1生成回路313と、第2生成回路314とを有してよい。
入力端子300は、取得部30に具備される端子の一例であり、平滑コンデンサ11の端子に対して電気的に接続される。本実施形態においては一例として、入力端子300は、正側電源線14に接続されてよい。入力端子300は、判定装置3の筐体(図示せず)の外部に露出する外部端子であってよい。
分圧抵抗301a,301bは、平滑コンデンサ11の正側端子と、グランドとの間に直列に接続される。分圧抵抗301a,301bは、正側端子とグランドとの間の電圧を分圧してよい。
第1生成回路313および第2生成回路314は、分圧抵抗301a,301bの中点と、増幅部31との間に並列に接続される。
第1生成回路313は、第1電圧V1を生成する回路であり、第1抵抗3130を有する。第1抵抗3130は、分圧抵抗301a,301bの中点の電圧を降下させて第1電圧V1を生成し、増幅部31に供給してよい。第1電圧V1は、平滑コンデンサ11の現時点の端子電圧に応じた電圧であってよい。
第2生成回路314は、第2電圧V2を生成する回路であり、直列に接続された第2抵抗3140と、位相回路3141とを有してよい。第2抵抗3140は、分圧抵抗301a,301bの中点の電圧を降下させて位相回路3141に供給してよい。本実施形態においては一例として、第2抵抗3140の抵抗値は第1抵抗3130の抵抗値と同じであるが、第1抵抗3130の抵抗値と異なってもよい。
位相回路3141は、第1電圧V1の位相を基準位相差だけシフトして第2電圧V2を生成し、増幅部31に供給してよい。本実施形態においては一例として、位相回路3141は、第2抵抗3140から供給される電圧の位相を基準位相差だけシフトして第2電圧V2を生成してよい。基準位相差は、一例としてπ/3であってよい。
位相回路3141は、位相を基準位相差だけ進めて第2電圧V2を生成してもよいし、基準位相差だけ遅らせて第2電圧V2を生成してもよい。第1電圧V1の位相を遅らせて第2電圧V2を生成する場合には、位相回路3141は、基準位相差に対応する時間だけ第1電圧V1を遅延させて第2電圧V2を生成してもよい。
増幅部31は、第1電圧V1と、第2電圧V2との電圧差を増幅してよい。本実施形態においては一例として、増幅部31は差動増幅器310を有してよい。差動増幅器310の非反転入力端子には第1電圧V1が入力されてよく、反転入力端子には第2電圧V2が入力されてよい。差動増幅器310は、予め設定された増幅率で第1電圧V1および第2電圧V2の電圧差を増幅してよく、増幅した電圧差に応じた第3電圧V3を出力してよい。差動増幅器310は、第3電圧V3を判定部32に供給してよい。
判定部32は、第1電圧V1と第2電圧V2との電圧差に応じて平滑コンデンサ11の劣化を判定する。判定部32は、電圧差が基準値を超えることに応じて平滑コンデンサ11が劣化したと判定してよい。基準値は、平滑コンデンサ11が劣化した場合での第1電圧V1および第2電圧V2の電圧差に基づいて予め設定されてよい。
判定部32は、増幅部31により増幅された電圧差に応じて平滑コンデンサ11の劣化を判定してよい。本実施形態においては一例として判定部32は、増幅部31から出力される第3電圧V3に応じて劣化を判定してよい。
判定部32は、電源320とコンパレータ321とを有してよい。電源320は、コンパレータ321の一方の入力端子とグランドとの間に設けられてよく、当該一方の入力端子に対し、基準値に応じた基準電圧Vthを供給してよい。コンパレータ321の他方の入力端子には、増幅部31からの第3電圧V3が供給されてよい。これにより、コンパレータ321は、第3電圧V3が基準電圧Vthを超えることに応じてハイレベルとなる出力信号V4を出力してよい。判定部32は、出力信号V4をラッチ部33に供給してよい。
ラッチ部33は、判定部32により平滑コンデンサ11が劣化したと判定されたことに応じて、その旨を示す情報を保持する。ラッチ部33は、平滑コンデンサ11が劣化したと判定された場合には、当該ラッチ部33がリセットされるまで、平滑コンデンサ11が劣化したと判定された旨の情報を保持してよい。ラッチ部33は、保持する情報に応じた信号V5を出力してよい。本実施形態では一例として、ラッチ部33は、平滑コンデンサ11が劣化したと判定されたか否かを示す信号V5を出力部34に供給してよい。
出力部34は、ラッチ部33により保持された情報に応じた信号を出力する。出力部34は、ラッチ部33から出力される信号V5を判定装置3の外部に出力してよい。本実施形態においては一例として出力部34は、電力変換装置1の制御装置、および、警報装置の少なくとも一方に信号V5を出力してよい。これにより、平滑コンデンサ11が劣化したと判定された場合には、その旨を示す信号V5が外部に出力される。平滑コンデンサ11が劣化したことを示す信号V5が制御装置に供給される場合には、電力変換装置1が停止されてよい。平滑コンデンサ11が劣化したことを示す信号V5が警報装置に供給される場合には、オペレータに平滑コンデンサ11の交換が促されてよい。
出力部34は、信号V5を出力する出力端子340を有してよい。出力端子340は、電力変換装置1の制御装置や警報装置に電気的に接続されてよい。出力端子340は、判定装置3の筐体(図示せず)の外部に露出する外部端子であってよい。
なお、以上の判定装置3は、電力変換装置1に組み込み可能なモジュールであってよい。例えば、判定装置3は、電力変換装置1のコンポーネントとして使用可能であってよく、各部が互いに一体的に設けられてよい。判定装置3は、取得部30の入力端子300を平滑コンデンサ11の端子に対して電気的に接続し、かつ、出力端子340を電力変換装置1の制御装置や警報装置に電気的に接続した状態で電力変換装置1に組み込まれてよい。
以上の判定装置3によれば、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた第1電圧V1と、基準となる第2電圧V2との電圧差に応じて平滑コンデンサ11の劣化が判定されるので、平滑コンデンサ11の両端電圧が平滑化されずに第1電圧V1および第2電圧V2の電圧差が変動する場合に、その差に応じて平滑コンデンサ11の劣化が判定される。従って、インバータ4から出力される負荷電流のリップルピーク値から平滑コンデンサ11の劣化を検出する場合など、電流センサを用いて劣化検出する場合と比較して、劣化の検出を小型の装置で行うことができる。また、電流センサを用いる場合と比較して電力変換装置1の大型化を防止することができ、判定装置3のモジュール化や、電力変換装置1への組み込みを容易に行うことができる。
また、判定装置3は入力端子300を平滑コンデンサ11の端子に接続した状態で電力変換装置1に組み込み可能なモジュールである。従って、判定装置3を組み込んで電力変換装置1を容易に製造することができる。
また、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた第1電圧V1と、第1電圧V1を基準位相差だけ位相シフトした第2電圧V2との電圧差に応じて平滑コンデンサ11の劣化が判定されるので、平滑コンデンサ11の両端電圧が一定の電圧の近傍で変動する場合であっても、平滑コンデンサ11の劣化を検出することができる。また、平滑コンデンサ11の両端電圧が周期的に変動する場合に、劣化を精度よく検出することができる。
また、増幅された電圧差に応じて平滑コンデンサ11の劣化が判定されるので、劣化を精度よく検出することができる。
また、電圧差が基準値を超えることに応じて平滑コンデンサ11が劣化したと判定されるので、平滑コンデンサ11の劣化を正しく検知することができる。
また、平滑コンデンサ11が劣化したと判定されたことに応じて、その旨を示す情報がラッチ部33に保持され、保持された情報に応じた信号V5が出力されるので、平滑コンデンサ11が劣化した旨の信号を継続して出力することができる。
図3は、判定装置3の動作波形を示す。図中の縦軸は、第1電圧V1、第2電圧V2、第3電圧V3、信号V4,V5を示し、横軸は時間を示す。この図に示されるように、本実施形態に係る判定装置3においては、時間T1で第1電圧V1と第2電圧V2との電圧差が大きくなり、第3電圧V3が基準電圧Vthを超えることに応じて信号V4がハイレベルとなり、信号V5がハイレベルに維持される。これにより、平滑コンデンサ11が劣化したことが検出され、その旨の信号V5が継続して出力される。
なお、上記の実施形態においては、判定装置3は増幅部31、ラッチ部33および出力部34を有することとして説明したが、これらの少なくとも1つを有しなくてもよい。判定装置3が増幅部31を有しない場合には、判定部32は、第1電圧V1と第2電圧V2との間の、増幅されていない電圧差に応じて平滑コンデンサ11の劣化を判定してよい。判定装置3がラッチ部33を有しない場合には、判定装置3は、判定部32から出力される出力信号V4をそのまま出力してよい。
また、取得部30は、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧として、平滑コンデンサ11の一方の端子電圧に応じた電圧を取得することとして説明したが、平滑コンデンサ11の両方の端子電圧に応じた電圧を取得してもよい。この場合には、取得部30は、平滑コンデンサ11の2つの端子に対して電気的に接続される2つの端子を有してよく、正側端子と、負側端子との間の電圧を平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧、ひいては第1電圧V1として取得してよい。
また、第1電圧V1および第2電圧V2を、互いに基準位相差だけ位相シフトした電圧として説明したが、他の電圧としてもよい。
例えば、第1電圧および第2電圧は、取得部30により取得された、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧のうち、互いに異なる時点で取得された電圧であってよい。一例として、第1電圧V1は、取得部30により取得された、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧のうち、一の時点で取得された電圧であってよい。第2電圧V2は、取得部30により取得された、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧のうち、他の時点で取得された電圧であってよい。この場合には、平滑コンデンサ11の両端電圧が一定の電圧の近傍で変動する場合であっても、平滑コンデンサ11の劣化を検出することができる。さらに、第1電圧V1は取得部30により現時点で取得された電圧であってよく、第2電圧V2は取得部30により現時点より基準時間前の時点で取得された電圧であってよい。一例として、第2電圧V2は、第1電圧V1を遅延させることで取得されてよい。この場合には、平滑コンデンサ11の劣化をリアルタイムに検出することができる。基準時間は任意に設定されてよい。
これに代えて、第1電圧V1は取得部30により取得された、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧のうち、一の時点(一例として現時点)で取得された電圧であってよく、第2電圧V2は、取得済みの複数の第1電圧の代表値(一例として平均値、中央値)であってもよい。第2電圧V2は、上述の一の時点よりも前の基準期間内に取得された複数の第1電圧V1の代表値であってよい。第2電圧V2は、固定の電圧であってもよく、予め取得された複数の第1電圧V1の代表値であってもよい。この場合には、第2電圧V2は取得部30によって取得されずに、判定装置3に予め設定されてよい。
また、第1電圧V1は、平滑コンデンサ11の端子電圧に応じた電圧のピークツーピーク電圧であってよく、第2電圧V2は取得済みの複数の第1電圧の代表値(一例として平均値、中央値)であってよい。第1電圧V1は、基準時間内に検出される正側のピーク電圧と、負側のピーク電圧との電圧差であってよい。第1電圧V1はピークホルダ回路を用いて取得されてよい。第2電圧V2は、基準時間ごとに取得された複数の第1電圧V1の代表値であってよい。第2電圧V2は、固定の電圧であってもよく、予め取得された複数の第1電圧V1の代表値であってもよい。この場合には、第2電圧V2は取得部30によって取得されずに、判定装置3に予め設定されてよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 電力変換装置
2 コンバータ
3 判定装置
4 インバータ
11 平滑コンデンサ
13 負側電源線
14 正側電源線
20 整流ダイオード
30 取得部
31 増幅部
32 判定部
33 ラッチ部
34 出力部
40 スイッチ回路
41 第1スイッチング素子
42 第2スイッチング素子
45 出力端子
100 交流電源
101 負荷
300 入力端子
301 分圧抵抗
310 差動増幅器
313 第1生成回路
314 第2生成回路
320 電源
321 コンパレータ
340 出力端子
410 還流ダイオード
3130 第1抵抗
3140 第2抵抗
3141 位相回路

Claims (9)

  1. 正側電源線および負側電源線の間にインバータと並列に接続されたコンデンサの端子電圧に応じた第1電圧を取得する取得部と、
    前記第1電圧と、基準となる第2電圧との電圧差に応じて前記コンデンサの劣化を判定する判定部と、
    を備える装置。
  2. 前記第1電圧は、前記取得部により一の時点で取得された電圧であり、前記第2電圧は、前記取得部により他の時点で取得された電圧である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1電圧は、前記取得部により現時点で取得された電圧であり、前記第2電圧は、前記取得部により現時点より基準時間前の時点で取得された電圧である、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第2電圧は、前記第1電圧の位相を基準位相差だけシフトした電圧である、請求項1に記載の装置。
  5. 前記判定部は、前記電圧差が基準値を超えることに応じて前記コンデンサが劣化したと判定する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記判定部により前記コンデンサが劣化したと判定されたことに応じて、その旨を示す情報を保持するラッチ部と、
    前記ラッチ部により保持された情報に応じた信号を出力する出力部と、
    を更に備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記電圧差を増幅する増幅部を更に備え、
    前記判定部は、前記増幅部により増幅された前記電圧差に応じて前記コンデンサの劣化を判定する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記取得部は、前記コンデンサの端子に対して電気的に接続される少なくとも1つの端子を有し、
    当該装置は、前記取得部の端子を前記コンデンサの端子に対して電気的に接続した状態で前記インバータおよび前記コンデンサを含む電力変換装置に組み込み可能なモジュールである、請求項1に記載の装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の装置と、
    正側電源線および負側電源線の間に並列に接続されたインバータおよびコンデンサと、
    を備える電力変換装置。
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