JP2024020011A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

Figure 2024020011000001
【課題】インクカートリッジをカートリッジホルダーに着脱する際にインクが漏れた場合に、漏れたインクの拡散を抑制する。
【解決手段】プリンタ10は、インクを貯留するインクカートリッジ80が着脱可能に装着されるカートリッジホルダー50と、インクを受け止めるインク受け部材100と、を備え、インクカートリッジ80は、インクを供給する供給口85を有し、カートリッジホルダー50は、供給口85に着脱可能に構成されかつインクヘッド45に向けて供給するインク供給用針52を有し、カートリッジホルダー50のうちインク供給用針52より下方の位置およびインクカートリッジ80のうち供給口85より下方の位置には、インク供給用針52または供給口85から外部に漏れ出したインクを、インク受け部材100に向けてガイドするガイド部63およびガイド部95が設けられている。
【選択図】図12

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、インクを吐出するインクヘッドを備え、インクジェット方式により記録媒体上に所定の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタの中には、インクが貯留されたインクカートリッジ等によってインクヘッドにインクを供給する方式のものが存在する。例えば、特許文献1には、インクを貯留するインクカートリッジをカートリッジホルダーに着脱することにより、インク供給針を介してインクを記録ヘッドに補給するプリンタが開示されている。
特開平11-198392号公報
ところで、インクカートリッジをカートリッジホルダーに着脱する際に、誤った取り扱いをすることによってインク供給針やインクカートリッジの供給口からインクが漏れ出す虞がある。漏れ出したインクは表面張力により広く拡散し、カートリッジホルダーの周辺の部材にインクが付着することによって不具合が発生し得る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクカートリッジをカートリッジホルダーに着脱する際にインクが漏れた場合に、漏れたインクの拡散を抑制することができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、インクを吐出するインクヘッドと、前記インクを貯留するインクカートリッジと、前記インクカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジホルダーと、前記カートリッジホルダーに前記インクカートリッジが装着された状態において、前記インクカートリッジの下方に位置し、かつ、前記インクを受け止めるインク受け部材と、を備えている。前記インクカートリッジは、前記インクを供給する供給口を有し、前記カートリッジホルダーは、前記供給口に着脱可能に構成されかつ前記インクカートリッジの内部および前記インクヘッドと連通しかつ前記インクを前記インクヘッドに向けて供給するインク供給用針を有し、前記カートリッジホルダーのうち前記インク供給用針より下方の位置および前記インクカートリッジのうち前記供給口より下方の位置の少なくともいずれか一方には、前記インク供給用針または前記供給口から外部に漏れ出した前記インクを、前記インク受け部材に向けてガイドするガイド部が設けられている。
本発明に係るインクジェットプリンタによると、カートリッジホルダーにインクカートリッジが装着された状態において、インクカートリッジの下方にはインクを受け止めるインク受け部材が配置されている。そして、カートリッジホルダーのうちインク供給用針より下方の位置およびインクカートリッジのうち供給口より下方の位置の少なくともいずれか一方には、インク供給用針または供給口から外部に漏れ出したインクを、インク受け部材に向けてガイドするガイド部が設けられている。ここで、インクカートリッジをカートリッジホルダーに着脱する際にインク供給用針または供給口から漏れたインクは下方に流れる。インク供給用針または供給口の下方にはガイド部が配置されているため、漏れたインクはガイド部によってインク受け部材に向けてガイドされる。このように、漏れたインクはインク受け部材に向けて流れるため、カートリッジホルダーの外部にインクが拡散することを抑制することができる。
本発明によれば、インクカートリッジをカートリッジホルダーに着脱する際にインクが漏れた場合に、漏れたインクの拡散を抑制することができるインクジェットプリンタを提供することができる。
図1は、一実施形態に係るプリンタの正面図である。 図2は、複数のカートリッジホルダーにインクカートリッジがそれぞれ装着された状態を示す斜視図である。 図3は、一実施形態に係るカートリッジホルダーにインクカートリッジが装着された状態を左方から見た一部断面図である。 図4は、一実施形態に係るカートリッジホルダーにインクカートリッジが装着された状態の一部を示す斜視図である。 図5は、一実施形態に係るインクケースのケース本体部の一部を示す斜視図である。 図6は、一実施形態に係るカートリッジホルダーを前方から見た斜視図である。 図7は、一実施形態に係るカートリッジホルダーにインクカートリッジが装着された状態を後方から見た斜視図である。 図8は、板状部材およびその周辺の構造を示す背面図である。 図9は、板状部材およびその周辺の構造を示す背面図である。 図10は、板状部材を前方から見たときの斜視図である。 図11は、板状部材の正面図である 図12は、板状部材およびその周辺の構造を前方から見たときの斜視図である。 図13は、板状部材およびその周辺の構造を前方から見たときの拡大斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るインクジェットプリンタ(以下単に「プリンタ」と称する)の実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下プリンタ10とする)の正面図である。プリンタ10は、記録媒体5に印刷を行う。以下の説明では、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。主走査方向Yは、第1の方向の一例である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。副走査方向Xは、第2の方向の一例である。符号Zは上下方向を示している。上下方向Zは、正面視において主走査方向Yと直交している。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体5には、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料から形成されたシート、アルミや鉄等から形成された金属板、ガラス板、木材板等の比較的厚みを有するものが含まれる。
図1に示すように、プリンタ10は、装置本体12と、プラテン18と、脚19とを備えている。装置本体12は、ベース部材13と、ベース部材13に取り付けられた本体ケース15とを備えている。脚19はベース部材13の下部に取り付けられている。脚19は、ベース部材13を支持する。ベース部材13は、主走査方向Yに延びる。
プラテン18は、記録媒体5への印刷の際、記録媒体5を支持する部材である。プラテン18には、記録媒体5が載置される。記録媒体5への印刷は、プラテン18上で行われる。プラテン18は、主走査方向Yに延びている。プラテン18は、ベース部材13に設けられている。プラテン18は、ベース部材13の主走査方向Yの中央部に位置する。
図1に示すように、プリンタ10は、キャリッジ40と、ヘッド移動機構20とを備えている。キャリッジ40およびヘッド移動機構20は、本体ケース15に収容されている。ヘッド移動機構20は、キャリッジ40を主走査方向Yに移動させる機構である。ヘッド移動機構20は、ガイドレール21と、左側のプーリ22と、右側のプーリ23と、無端状のベルト24と、キャリッジモータ25とを備えている。ガイドレール21は、キャリッジ40の主走査方向Yへの移動をガイドする。ガイドレール21は、プラテン18の上方に配置されている。ガイドレール21は、ベース部材13に設けられている。ガイドレール21は主走査方向Yに延びている。左側のプーリ22は、ガイドレール21の左端より左方に設けられている。右側のプーリ23は、ガイドレール21の右端より右方に設けられている。ベルト24は、左側のプーリ22と右側のプーリ23とに巻き掛けられている。左側のプーリ22には、キャリッジモータ25が接続されている。ただし、キャリッジモータ25は、右側のプーリ23に接続されていてもよい。キャリッジモータ25が駆動して、左側のプーリ22が回転することで、左側のプーリ22と右側のプーリ23との間においてベルト24が走行する。キャリッジ40は、ベルト24に取り付けられている。キャリッジ40は、ガイドレール21に係合しており、ガイドレール21に摺動自在に設けられている。キャリッジモータ25の駆動によってベルト24が走行して、キャリッジ40が主走査方向Yに移動する。
図1に示すように、プリンタ10は、キャリッジ40に搭載された複数のインクヘッド45を備えている。インクヘッド45は、キャリッジ40の移動に伴って主走査方向Yに移動する。複数のインクヘッド45は、主走査方向Yに並んでいる。複数のインクヘッド45は、ここでは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。インクヘッド45は、インクを吐出する。インクヘッド45は、副走査方向Xに並びかつインクを吐出する複数のノズル(図示せず)から構成されたノズル列を有する。1つのインクヘッド45は、例えば、主走査方向Yに並ぶ複数の(例えば2つ)のノズル列を有する。インクヘッド45から吐出されるインクは、特に限定されない。インクヘッド45から吐出されるインクは、例えば、ソルベント系(溶剤系)顔料インク、水性インク、光硬化性インク(例えば紫外線を受けて硬化する紫外線硬化型顔料インク、いわゆるUVインク)等であってもよい。複数のインクヘッド45から記録媒体5にそれぞれインクが吐出されることによって、記録媒体5に画像が形成される。
図1に示すように、プリンタ10は、媒体搬送機構30を備えている。媒体搬送機構30は、ベース部材13に設けられている。媒体搬送機構30は、プラテン18に載置された記録媒体5を副走査方向X(図2参照)に移動させる機構である。媒体搬送機構30は、グリットローラ31と、ピンチローラ32と、フィードモータ33とを備えている。グリットローラ31は、プラテン18に設けられている。ここでは、グリットローラ31の一部はプラテン18に埋設されている。ピンチローラ32は、グリットローラ31と上下方向で対向するように、グリットローラ31の上方に配置されている。ピンチローラ32は、記録媒体5を上から押え付ける部材である。フィードモータ33は、グリットローラ31に接続されている。グリットローラ31とピンチローラ32との間に記録媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ33が駆動してグリットローラ31が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。
図1に示すように、プリンタ10は、複数のカートリッジホルダー50を備えている。1つのカートリッジホルダー50には、1つのインクカートリッジ80が装着される。複数のカートリッジホルダー50は、装置本体12の左上部分に配置されている。複数のカートリッジホルダー50は、主走査方向Yに並んで設けられている(図2も参照)。インクカートリッジ80は、前方からカートリッジホルダー50に挿入される。ただし、カートリッジホルダー50の位置は上記した位置には限定されない。また、インクカートリッジ80の挿入方向も特に限定されない。カートリッジホルダー50の構成は後述する。さらに、本実施形態では、カートリッジホルダー50の数は8であるが、カートリッジホルダー50の数は特に限定されない。
インクヘッド45から吐出されるインクは、インクカートリッジ80から供給される。インクカートリッジ80は、インクを貯留する。インクカートリッジ80内のインクが消費されると、そのインクカートリッジ80は交換される。インクカートリッジ80は、カートリッジホルダー50に着脱可能に装着される。図3に示すように、インクカートリッジ80は、インクパック81と、インクパック81を着脱可能に収容するインクケース86(図2も参照)とを備えている。インクパック81は、内部にインクを貯留する。インクパック81は、インクを供給する供給口85を有している。供給口85は、インクカートリッジ80がカートリッジホルダー50に装着された状態で、インクカートリッジ80の後端部に位置する。後述するインク供給用針52は、供給口85を介してインクパック81の内部と連通する。
図2に示すように、インクケース86は、扁平な直方体形状に形成されている。図4に示すように、インクケース86は、ケース本体部87と、ケース本体部87に着脱可能に設けられたケース蓋部99とを、備えている。図5に示すように、ケース本体部87は、左方が開口した箱型に形成されている。ケース本体部87は、上下方向Zおよび副走査方向Xに延びる右壁87Aと、右壁87Aの上端から左方に延びる上壁87Bと、右壁87Aの下端から左方に延びる下壁87C(図3参照)と、右壁87Aの前端と上壁87Bの前端と下壁87Cの前端とを接続する前壁87D(図3参照)と、右壁87Aの後端と上壁87Bの後端と下壁87Cの後端とを接続する後壁87Eと、を備えている。図3に示すように、上壁87Bには、後述する第1板バネ77と接触可能な凸部87BTが設けられている。凸部87BTは、上壁87Bの表面から上方に向けて突出する。ケース蓋部99は、ケース本体部87の左方に形成された開口を塞ぐように取り付けられる板状の部材である。インクケース86の内部にインクパック81を収容する際には、ケース本体部87からケース蓋部99を取り外す。なお、図4では説明の便宜上後述する板状部材60の図示を省略している。後壁87Eは、壁部の一例である。
図4に示すように、インクケース86は、供給口85が挿入される挿入孔88を有している。より詳細には、挿入孔88は、インクケース86のケース本体部87の後壁87Eに形成されている。即ち、後壁87Eには供給口85が設けられている。挿入孔88は、後壁87Eを副走査方向Xに貫通する。ケース本体部87は、挿入孔88より下方に位置しかつ主走査方向Yに延びる横突出壁89を有する。横突出壁89は、供給口85より下方に位置する。横突出壁89は、後壁87Eに形成されている。横突出壁89は、後壁87Eの表面から後方に向けて突出する。横突出壁89は、左右の端部が上方に向けて延びかつ中央に向かうほど下方に行くように傾斜している。本実施形態では、横突出壁89は、上下方向Zに3つ形成されている。横突出壁89の主走査方向Yの長さは、挿入孔88の主走査方向Yの長さより長い。
図4に示すように、インクカートリッジ80のうち供給口85より下方に位置には、インク供給用針52または供給口85から外部に漏れだしたインクを、後述するインク受け部材100に向けてガイドするガイド部95が設けられている。本実施形態では、ガイド部95は、インクケース86のケース本体部87に設けられている。ガイド部95は、後壁87Eから突出し、上下方向Zに延びる縦突出壁96を有する。縦突出壁96は、後壁87Eの表面から後方に向けて突出する。縦突出壁96は、横突出壁89と連続しかつ横突出壁89から下方に向けて延びる。縦突出壁96は、3つの横突出壁89のうち最も下方に位置する横突出壁89に接続されている。縦突出壁96は、供給口85と後述する切り欠き部98との間に位置する。縦突出壁96は、切り欠き部98と上下方向Zで重なる位置に設けられている。即ち、縦突出壁96の下方には、切り欠き部98が位置する。縦突出壁96の下方には、インク受け部材100が配置されている。
図4に示すように、ガイド部95は、インクカートリッジ80のうち供給口85の左方および右方(より詳細には横突出壁89および縦突出壁96の左方および右方)に位置する周辺突出壁97を有している。周辺突出壁97は、後壁87Eに形成されている。周辺突出壁97は、後壁87Eの表面から後方に向けて突出する。周辺突出壁97は、挿入孔88より上方の位置から縦突出壁96より下方の位置まで延びる。図5に示すように、周辺突出壁97は、供給口85より右方(より詳細には縦突出壁96より右方)に位置しかつ上下方向Zに延びる第1縦壁97RAと、供給口85より下方(より詳細には縦突出壁96より下方)に位置しかつ第1縦壁97RAの下端から左方に延びる第1横壁97RBと、供給口84より左方(より詳細には縦突出壁96より左方)に位置しかつ上下方向Zに延びる第2縦壁97LAと、供給口85より下方(より詳細には縦突出壁96より下方)に位置しかつ第2縦壁97LAの下端から右方に延びる第2横壁97LBと、を有する。第1横壁97RBと第2横壁97LBとは離間している。
図4に示すように、ガイド部95は、第1横壁97RBおよび第2横壁97LBとの間に位置し、後壁87Eに貫通形成された切り欠き部98を有する。切り欠き部98は、インクカートリッジ80のうち供給口85の下方(より詳細には縦突出壁96の下方)に位置する。切り欠き部98は、縦突出壁96の下端、第1横壁97RBの左端および第2横壁97LBの右端に連続している。切り欠き部98の下方には、インク受け部材100が配置されている。
図5に示すように、インク供給用針52(図3参照)または供給口85(図3参照)からインクが外部に漏れだしたとき、インクは図5の矢印F1に示すように、縦突出壁96および周辺突出壁97によって切り欠き部98にガイドされる。切り欠き部98の下方にはインク受け部材100が配置されているため、インクがインクケース86から外部に拡散することなく、インクはインク受け部材100へと流れる。このように、インクはケース本体部87の後壁87Eの表面を流れる。
次にカートリッジホルダー50の構成について詳細に説明する。図6および図7に示すように、カートリッジホルダー50は、略直方体形状の箱型に形成されている。カートリッジホルダー50は、インク供給用針52と、インク供給用針52を保持する保持部材54と、保持部材54が固定される板状部材60と、板状部材60を保持しかつインクカートリッジ80が収容される収容空間70Sを有するホルダーケース70と、備えている。
図3に示すように、インク供給用針52は、インクカートリッジ80の着脱に伴って、インクカートリッジ80の供給口85に着脱可能に構成されている。インク供給用針52は、インクカートリッジ80がカートリッジホルダー50に装着されたときに、供給口85に挿入される。インク供給用針52は、先端が尖った管状の部材である。インク供給用針52の内部をインクが流通する。インク供給用針52は、インクカートリッジ80の内部(より詳細にはインクパック81の内部)とインクヘッド45とを連通する。インク供給用針52は、例えば、チューブ47によってインクヘッド45と連通する。インク供給用針52は、インクカートリッジ80内のインクをインクヘッド45に向けて供給する。インク供給用針52は、副走査方向Xに延びるように配置されている。
図6に示すように、保持部材54は、インク供給用針52を保持する。図7に示すように、保持部材54は、直方体形状の薄い板材である。インク供給用針52は、保持部材54の中央部分に配置されている。図3に示すように、インク供給用針52は、保持部材54から前方に向けて突出する。保持部材54は、インク供給用針52と連通しかつチューブ47が取り付けられるチューブ取り付け部56を有する。チューブ取り付け部56は、後方に向けて突出する。
図7に示すように、板状部材60は、ホルダーケース70の後端部に取り付けられている。図8に示すように、板状部材60は、インク供給用針52が挿通される開口部60H(図3も参照)を有する。図7に示すように、板状部材60は、上下方向Zおよび主走査方向Yに延びる板部61と、板部61の右端から後方に延びるフランジ62とを有する。板部61とフランジ62とは、一枚の板から折り曲げ成形により形成されている。なお、フランジ62は、板部61の右端から前方に延びていてもよい。
図8に示すように、板部61は、開口部60Hを有する。板部61には、第1締結部材55が挿入されるねじ穴61Hが形成されている。ねじ穴61Hは、開口部60Hの四隅に形成されている。図9に示すように、板部61には、保持部材54が第1締結部材55によって固定される。図10に示すように、板部61は、後述するホルダーケース70のベース部材71のベース壁71A(図7参照)に当接する当接部61Tを有する。当接部61Tは、開口部60Hより右方に位置する。当接部61Tをベース壁71Aに当接させることで、ベース壁71Aに対する板部61の位置決めを行うことができる。図11に示すように、板部61は、ホルダーケース70の後述するベース板75の係止溝76(図6参照)に係止する係止片61Xを有する。係止片61Xは、係止溝76に挿入される。2つの係止片61Xは、上下方向Zに並ぶ。係止片61Xは、開口部60Hより左方に位置する。
図7に示すように、フランジ62は、ベース部材71のベース壁71Aと当接する。フランジ62は、ベース壁71Aと面接触する。なお、フランジ62は、ベース板75に当接してもよい。図10に示すように、フランジ62には、第2締結部材57(図7参照)が挿入されるねじ穴62Hが形成されている。2つのねじ穴62Hは、上下方向Zに並ぶ。ベース壁71Aには、フランジ62が第2締結部材57によって固定される。このように、板状部材60は、ベース壁71Aおよびベース板75に支持されている。また、フランジ62は、フランジ貫通孔62Fを有する。フランジ貫通孔62Fは、フランジ62に貫通形成されている。フランジ貫通孔62Fは、2つのねじ穴62Hの間に位置する。フランジ貫通孔62Fは、フランジ62の前端部に形成されている。
図12に示すように、カートリッジホルダー50のうちインク供給用針52より下方の位置には、インク供給用針52または供給口85(図3参照)から外部に漏れだしたインクを、後述するインク受け部材100に向けてガイドするガイド部63が設けられている。本実施形態では、ガイド部63は、板状部材60に設けられている。ガイド部63は、インク供給用針52より下方に位置しかつ開口部60Hの縁に形成されかつ下方に向けて凹む凹溝64を有している。凹溝64は、開口部60Hの下端の縁に位置する。ガイド部63は、開口部60Hの縁に形成され凹溝64に向けて下降傾斜する傾斜部65を有する傾斜部65は、右方から凹溝64に向けて斜め下方に傾斜する。傾斜部65は、インク供給用針52より下方に位置する。傾斜部65は、開口部60Hの斜め下方に延びる縁で構成されており、凹溝64と連続している。
図12に示すように、ガイド部63は、板状部材60に貫通形成され、かつ、凹溝64の下方において上下方向Zに延びる縦開口部66を有している。縦開口部66は、板状部材60の板部61に貫通形成されている。本実施形態では、縦開口部66は、凹溝64の真下に位置する。ガイド部63は、板状部材60の板部61に貫通形成された傾斜開口部67を有する。傾斜開口部67は、ベース壁71Aまたはベース板75から板部61の中央に向かって下降傾斜する。本実施形態では、傾斜開口部67は、ベース壁71Aから板部61の中央(主走査方向Yの中央)に向かって下降傾斜する。傾斜開口部67は、インク受け部材100に向けて下降傾斜する。傾斜開口部67は、右方から縦開口部66の下端部に向けて斜め下方に傾斜する。傾斜開口部67は、フランジ貫通孔62Fと連続する。即ち、傾斜開口部67とフランジ貫通孔62Fとは細長い溝で構成されており一体に形成されている。傾斜開口部67は、縦開口部66の下端部に連通する。即ち、縦開口部66と傾斜開口部67とは細長い溝で構成されており、それぞれの下端部分が一体に形成されている。傾斜開口部67は、傾斜部65の下方に位置する。傾斜開口部67は、例えば、傾斜部65と平行に形成されている。
図12に示すように、ガイド部63は、板状部材60のうち縦開口部66より下方に位置しかつ下方に向けてその幅(主走査方向Yの幅)が漸減するように延びる突出部68を有している。突出部68は、縦開口部66より左方に位置する。突出部68の下方にはインク受け部材100が配置されている。ガイド部63は、板状部材60のうち傾斜開口部67の下方に位置し左斜め下に向けて傾斜する右側傾斜壁部69Aを有している。右側傾斜壁部69Aは、例えば、傾斜開口部67と平行に形成されている。右側傾斜壁部69Aの下端は、突出部68の下端より下方に位置する。ガイド部63は、板状部材60のうち突出部68に向けて右斜め下方に傾斜する左側傾斜壁部69Bを有している。左側傾斜壁部69Bは、突出部68に連続している。
図13に示すように、インク供給用針52または供給口85(図3参照)からインクが外部に漏れだしたとき、インクは図13の矢印F2に示すように、傾斜部65から凹溝64へと流れ、その後に縦開口部66に沿って下方に流れる。また、開口部60Hから右方に逸れたインクは図13の矢印F3に示すように、傾斜開口部67に沿って流れて縦開口部66の下端部へと流れる。その後、図13の矢印F4に示すように、インクは突出部68へと流れる。また、開口部60Hから左方に逸れたインクは図13の矢印F5に示すように、左側傾斜壁部69Bに沿って流れて突出部68へと流れる。その後、突出部68に集約されたインクは図13の矢印F6に示すように、インク受け部材100に向けて落下する。さらに、傾斜開口部67の下方には右側傾斜壁部69Aが設けられているため、開口部60Hから右方に逸れたインクは図13の矢印F7に示すように、右側傾斜壁部69Aに沿って下方に流れ、その後インク受け部材100に向けて落下する。図7に示すように、板状部材60のフランジ62は、ベース部材71のベース壁71Aと面接触しているため、フランジ62とベース壁71Aとの間にインクが染みこむと、さらにインクが外部に拡散することが起こり得るが、上述したように、傾斜部65等によってフランジ62から外部に向けてインクが流れることを抑制することができる。
図6に示すように、ホルダーケース70は、ベース部材71と、ベース部材71に取り付けられたベース板75とを有する。ベース部材71は、板状部材60の右方に位置しかつ上下方向Zおよび副走査方向Xに延びるベース壁71Aと、ベース壁71Aの上端から左方に延びる上壁71Bと、上壁71Bの左端から下方に延びる上側左壁71Cと、ベース壁71Aの下端から左方に延びる下壁71Dと、下壁71Dの左端から上方に延びる下側左壁71Eとを有する。ベース壁71Aは、板状部材60に当接する上側左壁71Cと下側左壁71Eとは上下方向Zに関して離間している。下壁71Dは、板状部材60より下方に位置する。ベース部材71は、断面略C字状に形成されている。ベース壁71Aと、上壁71Bと、上側左壁71Cと、下壁71Dと、下側左壁71Eとは、一枚の板から折り曲げ成形により形成されている。ベース部材71は、ベース壁71A、上壁71B、上側左壁71C、下壁71Dおよび下側左壁71Eの前端部に形成された挿入口72を有する。挿入口72には、インクカートリッジ80が挿入される。
図6に示すように、ベース板75は、上下方向Zおよび副走査方向Xに延びる。ベース板75は、板状部材60の左方に位置する。ベース板75は、板状部材60に当接する。ベース板75は、上側左壁71Cおよび下側左壁71Eの外面に取り付けられている。ベース板75の副走査方向Xの長さは、ベース部材71のベース壁71Aの副走査方向Xの長さより短い。ベース板75には、板状部材60の板部61に形成された係止片61X(図10参照)が挿入される係止溝76が形成されている。収容空間70Sは、ベース部材71とベース板75とによって囲われた空間である。より詳細には、収容空間70Aは、ベース壁71Aと、上壁71Bと、上側左壁71Cと、下壁71Dと、下側左壁71Eと、ベース板75とによって囲われた空間である。ベース壁71Aは、第1側壁の一例である。ベース板75は、第2側壁の一例である。
図6に示すように、ホルダーケース70は、収容空間70Sに収容されたインクカートリッジ80の抜けを防止する第1板バネ77と、収容空間70Sに収容されたインクカートリッジ80を押圧する第2板バネ78とを備えている。第1板バネ77は、ベース部材71の上壁71Bに設けられている。第1板バネ77の一部は、上壁71Bを貫通する。第1板バネ77は、収容空間70Sに向けて突出している。第1板バネ77は、インクカートリッジ80がカートリッジホルダー50に挿入されたときに、インクカートリッジ80の凸部87BT(図3参照)を乗り越えるように構成されている。第1板バネ77によって、インクカートリッジ80がカートリッジホルダー50から不意に抜けることを抑制することができる。第2板バネ78は、ベース板75に設けられている。第2板バネ78は、ベース板75の上側に2つ、下側に2つ設けられている。第2板バネ78の一部は、ベース板75および上側左壁71Cおよび下側左壁71Eを貫通する。第2板バネ78は、収容空間70Sに向けて突出している。第2板バネ78は、インクカートリッジ80を右方に押圧する。これにより、インクカートリッジ80をカートリッジホルダー50の所定の位置に配置することができる。
図7に示すように、プリンタ10は、インクを受け止めるインク受け部材100を備えている。インク受け部材100は、ホルダーケース70のベース部材71の下壁71Dの上に配置されている。図3に示すように、インク受け部材100は、カートリッジホルダー50にインクカートリッジ80が装着された状態において、インクカートリッジ80の下方に位置する。インク受け部材100は、所定量のインクを収容可能な容器である。インク受け部材100は、後述するドレン容器110(図2参照)にインクを排出する排出口102(図2参照)を有する。なお、本実施形態では、排出口102は、上下方向に延びる筒状に形成されている。ただし、排出口102は、例えば、上下方向に貫通する単純な貫通孔であってもよい。排出口102は、インクカートリッジ80の下壁87Cに形成された貫通孔(図示せず)に挿通されている。よって、排出口102の下端部は、インクカートリッジ80の下壁87Cよりも下方に位置している。排出口102の下端部は、インクの切れがよくなるように斜めにカットされている。
図2に示すように、プリンタ10は、主走査方向Yに並んだカートリッジホルダー50の下方に、ドレン容器110を備えている。ドレン容器110は、本体ケース15(図1参照)に設けられている。ドレン容器110は、インク受け部材100から流れるインクを受ける部材である。ドレン容器110は、1つのインクカートリッジ80に貯留されたインクの全量を収容可能なように構成されている。これにより、何らかの理由により1つのインクカートリッジ80に貯留されたインクの大半がこぼれた場合でも、こぼれたインクを全てドレン容器110に収容することができる。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、カートリッジホルダー50にインクカートリッジ80が装着された状態において、インクカートリッジ80の下方にはインクを受け止めるインク受け部材100が配置されている。そして、カートリッジホルダー50のうちインク供給用針52より下方の位置およびインクカートリッジ80のうち供給口85より下方の位置の少なくともいずれか一方には、インク供給用針52または供給口85から外部に漏れ出したインクを、インク受け部材100に向けてガイドするガイド部63およびガイド部95が設けられている。ここで、インクカートリッジ80をカートリッジホルダー50に着脱する際にインク供給用針52または供給口85から漏れたインクは下方に流れる。インク供給用針52または供給口85の下方にはガイド部63およびガイド部95が配置されているため、漏れたインクはガイド部63およびガイド部95によってインク受け部材100に向けてガイドされる。このように、漏れたインクはインク受け部材100に向けて流れるため、カートリッジホルダー50の外部にインクが拡散することを抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、カートリッジホルダー50は、インク供給用針52を保持する保持部材54と、インク供給用針52が挿通される開口部60Hを有し、保持部材54が固定される板状部材60と、を備え、ガイド部63は、インク供給用針52より下方に位置しかつ開口部60Hの縁に形成されかつ下方に向けて凹む凹溝64を有している。上記態様によれば、インク供給用針52から漏れたインクは凹溝64にいったん集約されてその後にインク受け部材100に向けて流れるため、インク受け部材100において効率よく回収することができる。よって、カートリッジホルダー50の外部にインクが拡散することをより抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、ガイド部63は、フランジ62に貫通形成されたフランジ貫通孔62Fと、板部61に貫通形成され、かつ、フランジ貫通孔62Fと連続すると共にインク受け部材100に向けて下降傾斜する傾斜開口部67と、を有する。上記態様によれば、フランジ貫通孔62Fに連続する傾斜開口部67がインク受け部材100に向かって下降傾斜しているため、ホルダーケース70のベース壁71Aまたはベース板75に漏れ出たインクはフランジ貫通孔62Fおよび傾斜開口部67によりインク受け部材100に向かって流れ、インク受け部材100に効率的に回収される。即ち、インク受け部材100から外れた位置にインクが落下してしまうことを抑制することができ、カートリッジホルダー50の外部にインクが拡散することをより抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、ガイド部63は、開口部60Hの縁に形成され凹溝64に向けて下降傾斜する傾斜部65を有する。上記態様によれば、インク供給用針52から漏れたインクは傾斜部65を介して凹溝64に効率的に集約される。このため、カートリッジホルダー50の外部にインクが拡散することをより抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、ガイド部63は、板状部材60に貫通形成され、かつ、凹溝64の下方において上下方向Zに延びる縦開口部66を有している。上記態様によれば、凹溝64から流れるインクが縦開口部66に導かれるため、インク供給用針52から漏れたインクをよりインク受け部材100に向けてガイドすることができる。
本実施形態のプリンタ10では、傾斜開口部67は、縦開口部66の下端部に連通する。上記態様によれば、インク供給用針52から漏れたインクは傾斜開口部67を介して縦開口部66に効率的に集約される。このため、カートリッジホルダー50の外部にインクが拡散することをより抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、ガイド部63は、板状部材60のうち縦開口部66より下方に位置しかつ下方に向けてその幅が漸減するように延びる突出部68を有し、インク受け部材100は、突出部68の下方に位置する。上記態様によれば、縦開口部66から流れて突出部68に到達したインクは、突出部68から下方に落下する。ここで、突出部68は下方に向けてその幅が漸減するように伸びかつ突出部68の下方にはインク受け部材100が位置するため、インク供給用針52から漏れたインクを外部に拡散させることなくインク受け部材100に回収することができる。
本実施形態のプリンタ10では、インクカートリッジ80は、供給口85が設けられた後壁87Eを備え、ガイド部95は、供給口85の右方および左方に位置しかつ後壁87Eから突出する周辺突出壁97を有している。上記態様によれば、供給口85から外側にインクが流れることがあっても、周辺突出壁97によって外部にインクが流れることが抑制される。
本実施形態のプリンタ10では、周辺突出壁97は、供給口85より右方に位置しかつ上下方向Zに延びる第1縦壁97RAと、供給口85より下方に位置しかつ第1縦壁97RAの下端から左方に延びる第1横壁97RBと、供給口85より左方に位置しかつ上下方向Zに延びる第2縦壁97LAと、供給口85より下方に位置しかつ第2縦壁97LAの下端から右方に延びる第2横壁97LBと、を有し、ガイド部95は、第1横壁97RBおよび第2横壁97LBとの間に位置し、後壁87Eに貫通形成された切り欠き部98を有する。上記態様によれば、供給口85から外側にインクが流れて周辺突出壁97に到達したインクは、周辺突出壁97の第1縦壁97RA、第1横壁97RB、第2縦壁97LAおよび第2横壁97LBを伝って、切り欠き部98へと導かれる。このように、インク供給用針52から漏れたインクは切り欠き部98を介してインク受け部材100に向けて流れる。
本実施形態のプリンタ10では、ガイド部95は、後壁87Eから突出し、上下方向Zに延びる縦突出壁96を有し、縦突出壁96は、供給口85と切り欠き部98との間であって切り欠き部98と上下方向Zで重なる位置に設けられている。上記態様によれば、供給口85から漏れたインクは、縦突出壁96を伝い、切り欠き部98を介してインク受け部材100に向けて流れるため、インクカートリッジ80やカートリッジホルダー50の外部にインクが拡散することをより抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、カートリッジホルダー50は、板状部材60の右方に位置しかつ板状部材60に接続されたベース壁71Aと、板状部材60の左方に位置しかつ板状部材60に接続されたベース板75と、板状部材60より下方に位置しかつベース壁71Aと接続する下壁71Dと、を有し、インク受け部材100は、下壁71Dの上に配置されている。上記態様によれば、インク受け部材100をコンパクトに収納することができる。
本実施形態のプリンタ10では、インクカートリッジは、インクを貯留し、かつ、供給口85を有するインクパック81と、供給口85が挿入される挿入孔88を有し、かつ、インクパック81を着脱可能に収容するインクケース86と、を備え、インク供給用針52は、インクパック81の内部と連通する。上記態様によれば、インクの補充はインクパック81を交換すれば済むため、インクケース86は繰り返し使用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、インク受け部材100は、インクを貯留可能な容器であったが、例えば、インクを吸収可能な吸収体(例えばスポンジ)等であってもよい。
上述した実施形態では、ベース壁71Aは板状部材60の右方に位置しかつベース板75は板状部材60の左方に位置していたが、これに限定されない。例えば、ベース壁71Aは板状部材60の左方に位置しかつベース板75は板状部材60の右方に位置していてもよい。この場合、板状部材60のフランジ62は板部61の左端から後方に延びるように形成される。
5 記録媒体
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
45 インクヘッド
50 カートリッジホルダー
52 インク供給用針
54 保持部材
60 板状部材
60H 開口部
61 板部
62 フランジ
63 ガイド部
64 凹溝
65 傾斜部
66 縦開口部
67 傾斜開口部
68 突出部
69A 右側傾斜壁部
69B 左側傾斜壁部
70 ホルダーケース
71 ベース部材
71A ベース壁(第1側壁)
75 ベース板(第2側壁)
80インクカートリッジ
81 インクパック
85 供給口
86 インクケース
87 ケース本体部
87E 後壁
95 ガイド部
96 縦突出壁
97 周辺突出壁
98 切り欠き部
100 インク受け部材

Claims (12)

  1. インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インクを貯留するインクカートリッジと、
    前記インクカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジホルダーと、
    前記カートリッジホルダーに前記インクカートリッジが装着された状態において、前記インクカートリッジの下方に位置し、かつ、前記インクを受け止めるインク受け部材と、を備え、
    前記インクカートリッジは、前記インクを供給する供給口を有し、
    前記カートリッジホルダーは、前記供給口に着脱可能に構成されかつ前記インクカートリッジの内部および前記インクヘッドと連通しかつ前記インクを前記インクヘッドに向けて供給するインク供給用針を有し、
    前記カートリッジホルダーのうち前記インク供給用針より下方の位置および前記インクカートリッジのうち前記供給口より下方の位置の少なくともいずれか一方には、前記インク供給用針または前記供給口から外部に漏れ出した前記インクを、前記インク受け部材に向けてガイドするガイド部が設けられている、インクジェットプリンタ。
  2. 前記カートリッジホルダーは、
    前記インク供給用針を保持する保持部材と、
    前記インク供給用針が挿通される開口部を有し、前記保持部材が固定される板状部材と、を備え、
    前記ガイド部は、前記インク供給用針より下方に位置しかつ前記開口部の縁に形成されかつ下方に向けて凹む凹溝を有している、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記カートリッジホルダーは、
    前記インク供給用針を保持する保持部材と、
    前記インク供給用針が挿通される開口部を有し、前記保持部材が固定される板状部材と、
    前記板状部材の第1の方向の一方側に位置しかつ前記板状部材に当接する第1側壁と、
    前記板状部材の前記第1の方向の他方側に位置しかつ前記板状部材に当接する第2側壁と、を備え、
    前記板状部材は、前記開口部を有しかつ前記保持部材が固定される板部と、前記第1側壁または前記第2側壁に当接するフランジと、を有し、
    前記ガイド部は、
    前記フランジに貫通形成されたフランジ貫通孔と、
    前記板部に貫通形成され、かつ、前記フランジ貫通孔と連続すると共に前記インク受け部材に向けて下降傾斜する傾斜開口部と、を有する、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記ガイド部は、前記開口部の縁に形成され前記凹溝に向けて下降傾斜する傾斜部を有する、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記ガイド部は、前記板状部材に貫通形成され、かつ、前記凹溝の下方において上下方向に延びる縦開口部を有している、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記カートリッジホルダーは、
    前記板状部材の第1の方向の一方側に位置しかつ前記板状部材に当接する第1側壁と、
    前記板状部材の前記第1の方向の他方側に位置しかつ前記板状部材に当接する第2側壁と、を備え、
    前記板状部材は、前記開口部を有しかつ前記保持部材が固定される板部と、前記第1側壁または前記第2側壁に当接するフランジと、を有し、
    前記ガイド部は、
    前記フランジに貫通形成されたフランジ貫通孔と、
    前記板部に貫通形成され、かつ、前記フランジ貫通孔と連続すると共に前記第1側壁または前記第2側壁から前記板部の中央に向かって下降傾斜する傾斜開口部と、を有し、
    前記傾斜開口部は、前記縦開口部の下端部に連通する、請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記ガイド部は、前記板状部材のうち前記縦開口部より下方に位置しかつ下方に向けてその幅が漸減するように延びる突出部を有し、
    前記インク受け部材は、前記突出部の下方に位置する、請求項5または6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記インクカートリッジは、前記供給口が設けられる壁部を備え、
    前記ガイド部は、前記供給口の第1の方向における一方側および他方側に位置しかつ前記壁部から突出する周辺突出壁を有している、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記周辺突出壁は、前記供給口より前記第1の方向の一方側に位置しかつ上下方向に延びる第1縦壁と、前記供給口より下方に位置しかつ前記第1縦壁の下端から前記第1の方向の他方側に延びる第1横壁と、前記供給口より前記第1の方向の他方側に位置しかつ上下方向に延びる第2縦壁と、前記供給口より下方に位置しかつ前記第2縦壁の下端から前記第1の方向の一方側に延びる第2横壁と、を有し、
    前記ガイド部は、前記第1横壁および前記第2横壁との間に位置し、前記壁部に貫通形成された切り欠き部を有する、請求項8に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記ガイド部は、前記壁部から突出し、上下方向に延びる縦突出壁を有し、
    前記縦突出壁は、前記供給口と前記切り欠き部との間であって前記切り欠き部と上下方向で重なる位置に設けられている、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記カートリッジホルダーは、前記板状部材の第1の方向の一方側に位置しかつ前記板状部材に接続された第1側壁と、前記板状部材の前記第1の方向の他方側に位置しかつ前記板状部材に接続された第2側壁と、前記板状部材より下方に位置しかつ前記第1側壁の下端および前記第2側壁の下端の少なくともいずれか一方と接続する下壁と、を有し、
    前記インク受け部材は、前記下壁の上に配置されている、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記インクカートリッジは、
    前記インクを貯留し、かつ、前記供給口を有するインクパックと、
    前記供給口が挿入される挿入孔を有し、かつ、前記インクパックを着脱可能に収容するインクケースと、を備え、
    前記インク供給用針は、前記インクパックの内部と連通する、請求項1また2に記載のインクジェットプリンタ。
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