JP2024016662A - 材料試験機、及び材料試験機の音制御方法 - Google Patents

材料試験機、及び材料試験機の音制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が認識可能にする。【解決手段】引張試験機1は、試験力Fを試験片TPに付与し、材料試験を実行する引張試験機1であって、スピーカ66から出力する音を制御する出力制御部613と、前記材料試験の準備中に、ロードセル14の検出値である試験力検出値FDを取得する第2取得部611と、試験力検出値FDが予め設定された第1閾値TH1以上であるか否かを判定する判定部612と、を備え、試験力検出値FDが第1閾値TH1以上であると判定部612が判定した場合に、出力制御部613は、前記音の出力態様Cを第1態様C1から第2態様C2に変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、材料試験機、及び材料試験機の音制御方法に関する。
従来、材料試験機が材料試験を実行中に、種々の警報音を出力する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、試験速度が上限値よりも大きいときには、警報発生部が、表示部にその旨の警告表示を行うとともに、警告音を出力することが記載されている。
特開2014-106014号公報
しかしながら、特許文献1に記載の材料試験機では、材料試験を実行中に、試験速度が上限値より大きいときに警告音が出力されるが、材料試験の準備中には、警告音は発生されない。したがって、材料試験の準備中に、例えば、センサー値が異常な値になった場合であっても、作業者が気付かない可能性があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が認識することの可能な材料試験機、及び材料試験機の音制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る材料試験機は、試験力を試験片に付与し、材料試験を実行する材料試験機であって、スピーカから出力する音を制御する音制御部と、前記材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する取得部と、前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であるか否かを判定する判定部と、を備え、前記センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する。
本発明の第2態様に係る材料試験機の音制御方法は、試験力を試験片に付与し、材料試験を実行する材料試験機の音制御方法であって、前記材料試験機は、スピーカから出力する音を制御する第2制御装置、を備え、前記第2制御装置は、前記材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する取得ステップと、前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、前記センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定ステップで判定した場合に、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する音変更ステップと、を実行する。
本発明の第1態様に係る材料試験機、及び本発明の第2態様に係る材料試験機の音制御方法は、材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する。そして、前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であると判定した場合に、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する。
したがって、第1閾値を適正に設定することによって、材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が認識できる。
本実施形態に係る引張試験機の構成の一例を示す図である。 本体制御装置、及びリモコンの構成の一例を示す図である。 リモコンの一例を示す正面図である。 操作画面の一例を示す画面図である。 リモコンの処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
[1.引張試験機の構成]
図1は、本実施形態に係る引張試験機1の構成の一例を示す図である。
本実施形態の引張試験機1は、試験片TPに試験力Fを与えて、試料の引張強度、降伏点、伸び、絞りなどの機械的性質を測定する引張試験を行う。試験力Fは、引張力である。
引張試験機1は、試験対象の材料である試験片TPに試験力Fを与えて引張試験を行う試験機本体2と、試験機本体2による引張試験動作を制御する制御ユニット3と、リモコン60と、を備える。
なお、引張試験機1は、「材料試験機」の一例に対応する。
図1に示すように、試験機本体2は、基台26上に、一対の支柱28,29と、ヨーク13と、によって負荷枠を形成し、支柱28,29に、クロスヘッド10を固定して構成される。
基台26には、油圧アクチュエータ18が配置され、油圧アクチュエータ18のピストンロッド181には、試験片TPの下端部を把持する下つかみ具22が取り付けられる。また、クロスヘッド10には、ロードセル14を介して、試験片TPの上端部を把持する上つかみ具21が取り付けられる。
油圧アクチュエータ18は、サーボ弁20によって、圧油方向と圧油量とが制御されて、ピストンロッド181が伸縮する。その結果、上つかみ具21と下つかみ具22との間隔が伸縮し、上つかみ具21と下つかみ具22との間に固定された試験片TPに試験力Fが印加される。また、油圧アクチュエータ18のストローク、すなわち試験片TPの変位量は、油圧アクチュエータ18に取り付けられた差動トランス19によって検出される。
ロードセル14は、試験片TPに与えられる引張荷重である試験力Fを測定し、試験力測定信号SG1を制御ユニット3に出力するセンサーである。
ロードセル14は、「センサー」の一例に対応する。
差動トランス19は、試験片TPの変位量を測定し、変位量に応じた変位測定信号SG2を制御ユニット3に出力するセンサーである。
差動トランス19は、「センサー」の一例に対応する。
試験片TPには、歪みセンサー15が配置される。試験片TPは、例えば、中央がくびれて形成されたダンベル型試験片が用いられる。歪みセンサー15は、試験片TPの1対の標点の間の距離を測定することによって、試験片TPの歪み量を測定し、歪み量に応じた歪み測定信号SG3を制御ユニット3に出力するセンサーである。1対の標点は、試験片TPがくびれた領域の上部と下部とに配置される。歪みは、試験片TPの伸び量である。
歪みセンサー15は、「センサー」の一例に対応する。
制御ユニット3は、信号入出力装置40と、本体制御装置50と、を備える。
信号入出力装置40は、試験機本体2との間で信号を送受信する入出力インターフェース回路を構成するものであり、本実施形態では、第1センサアンプ42と、第2センサアンプ45と、第3センサアンプ43と、サーボアンプ44とを有する。
第1センサアンプ42は、ロードセル14が出力する試験力測定信号SG1を増幅して試験力検出値FDを生成し、試験力検出値FDを本体制御装置50に出力する増幅器である。
第2センサアンプ45は、歪みセンサー15が出力する歪み測定信号SG3を増幅して歪み検出値EDを生成し、歪み検出値EDを本体制御装置50に出力する増幅器である。
第3センサアンプ43は、差動トランス19が出力する変位測定信号SG2を増幅して変位検出値XDを示す変位測定信号A3を本体制御装置50にデジタル信号で出力する。
サーボアンプ44は、本体制御装置50の制御に従って、サーボ弁20を制御する装置である。本体制御装置50は、変位検出値XDの指令値dXを演算し、指令値dXを示す指令信号A4をサーボ弁20に対して送信する。
試験力検出値FD、歪み検出値ED、及び変位検出値XDの各々は、「センサー値」の一例に対応する。
本体制御装置50は、ユーザーからの操作に基づき、試験機本体2の動作を制御する。また、本体制御装置50は、試験機本体2に引張試験を実行させる。
本実施形態において、「ユーザー」は、試験機本体2を操作する作業者を含む。
本体制御装置50は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージ装置と、信号入出力装置40とのインターフェース回路と、各種の電子回路と、を有するコンピュータを備える。
また、信号入出力装置40とのインターフェース回路にはA/D変換器が設けられており、アナログ信号の試験力測定信号SG1、歪み測定信号SG3及び変位測定信号SG2がA/D変換器によってデジタル信号に変換される。
リモコン60は、本体制御装置50と通信可能に接続され、本体制御装置50を介して、試験機本体2の動作を指示する。また、リモコン60は、スピーカ66から音を出力すると共に、LCD(Liquid Crystal Display)651に種々の情報を表示する。
スピーカ66、LCD651については、図2を参照して更に説明する。
[2.本体制御装置の構成]
次に、図2を参照して、本体制御装置50及びリモコン60の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る本体制御装置50及びリモコン60の構成の一例を示す図である。
本体制御装置50は、例えば、パーソナルコンピュータで構成される。本体制御装置50は、第1制御部50Aと、第1通信インターフェース53と、第1操作機構54と、を備える。また、第1制御部50Aは、第1プロセッサ51と、第1メモリ52と、を備える。
第1プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等で構成される。
第1メモリ52は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。第1メモリ52は、第1制御プログラム521を記憶する。
第1制御部50Aは、「第1制御装置」の一例に対応する。
第1通信インターフェース53は、リモコン60と、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格に従って通信を実行する通信インターフェースである。第1通信インターフェース53は、USBケーブルを接続するコネクター、及びコネクターを伝送される信号を処理するインターフェース回路を備える。第1通信インターフェース53は、コネクター及びインターフェース回路を有するインターフェース基板であり、本体制御装置50の第1プロセッサ51等が実装されるメイン基板に接続される。或いは、第1通信インターフェース53を構成するコネクター及びインターフェース回路が、第1プロセッサ51のメイン基板に実装される。第1通信インターフェース53は、リモコン60に対して、種々の情報を送信する。
第1操作機構54は、種々のボタン、キー等を備え、ユーザーからの操作を受け付ける。また、第1操作機構54は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第1プロセッサ51へ出力する。
なお、本体制御装置50は、パーソナルコンピュータに限らず、ICチップやLSIなどの集積回路といった1つ又は複数の適宜の回路によって構成されてもよい。また、本体制御装置50は、例えば、タブレット端末、又はスマートフォン等で構成されてもよい。
また、本体制御装置50は、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等、プログラムされたハードウェアを備えてもよい。また、本体制御装置50は、SoC(System-on-a-Chip)-FPGAを備えてもよい。
図2に示すように、本体制御装置50は、試験実行部511と、第1取得部512と、第1通信制御部513と、試験条件記憶部522と、を備える。
具体的には、第1プロセッサ51が、第1メモリ52に記憶された第1制御プログラム521を実行することによって、試験実行部511、第1取得部512、及び第1通信制御部513、として機能する。また、第1プロセッサ51が、第1メモリ52に記憶された第1制御プログラム521を実行することによって、第1メモリ52を、試験条件記憶部522として機能させる。
試験条件記憶部522は、試験機本体2に実行させる引張試験の試験条件を記憶する。本実施形態では、試験条件が試験条件記憶部522に予め記憶される場合について説明する。
試験実行部511は、試験条件記憶部522から試験条件を読み出して、読み出された試験条件に従って、試験機本体2に引張試験を実行させる。
第1取得部512は、ユーザーが材料試験の準備中に、試験力検出値FD、歪み検出値ED、及び変位検出値XDを取得する。
「材料試験の準備中」とは、例えば、試験片TPを試験機本体2の上つかみ具21、及び下つかみ具22に装着して、予備負荷を試験片TPに作用させる作業を含む。予備負荷を試験片TPに作用させる目的は、例えば、試験機本体2の油圧アクチュエータ18、上つかみ具21、及び下つかみ具22等のあそびを無くすためである。換言すれば、予備負荷を試験片TPに作用させる目的は、材料試験の開始時に、スムーズに試験力Fを試験片TPに作用させるためである。
第1通信制御部513は、第1通信インターフェース53に、リモコン60との間の通信を実行させる。第1通信制御部513は、例えば、リモコン60からの指示に従って、試験力検出値FD、歪み検出値ED、及び変位検出値XDをリモコン60へ送信する。
また、第1通信制御部513は、試験実行部511が試験機本体2に引張試験の実行を開始させたときに、試験開始情報JSをリモコン60へ送信する。また、第1通信制御部513は、試験実行部511が試験機本体2に引張試験の実行を終了させたときに、試験終了情報JEをリモコン60へ送信する。
[3.リモコンの構成]
次に、図2を参照して、リモコン60の構成について説明する。
リモコン60は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)で構成される。リモコン60は、第2制御部60Aと、第2通信インターフェース63と、第2操作機構64と、表示機構65と、を備える。第2制御部60Aは、第2プロセッサ61と、第2メモリ62と、を備える。
第2プロセッサ61は、CPU、MPU等で構成される。第2メモリ62は、ROM、RAM等で構成される。第2メモリ62は、第2制御プログラム621を記憶する。
第2制御部60Aは、「第2制御装置」の一例に対応する。
本実施形態では、リモコン60がPDAで構成される場合について説明するが、これに限定されない。リモコン60が、例えば、タブレット端末、又はスマートフォン等で構成されてもよい。また、リモコン60が、DSP、FPGA等、プログラムされたハードウェアを備えてもよい。また、リモコン60は、SoC-FPGAを備えてもよい。
第2通信インターフェース63は、本体制御装置50と、例えば、USB規格に従って通信を実行する通信インターフェースである。第2通信インターフェース63は、USBケーブルを接続するコネクター、及びコネクターを伝送される信号を処理するインターフェース回路を備える。第2通信インターフェース63は、コネクター及びインターフェース回路を有するインターフェース基板であり、リモコン60の第2プロセッサ61等が実装されるメイン基板に接続される。或いは、第2通信インターフェース63を構成するコネクター及びインターフェース回路が、第2プロセッサ61のメイン基板に実装される。第2通信インターフェース63は、本体制御装置50から、種々の情報を受信する。
本実施形態では、本体制御装置50とリモコン60とがUSB規格に従って通信を実行する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、本体制御装置50とリモコン60とがEthernet(登録商標)等の規格に従って通信を実行してもよい。また、例えば、本体制御装置50とリモコン60とがBluetooth(登録商標)等の規格に従って無線通信を実行してもよい。
第2操作機構64は、種々のボタン、キー等を備え、ユーザーからの操作を受け付ける。また、第2操作機構64は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第2プロセッサ61へ出力する。第2操作機構64は、例えば、タッチパネル641を備える。タッチパネル641は、タッチセンサーで構成され、表示機構65のLCD651の表示画面と一体に配置される。
第2操作機構64は、例えば、操作画面700に対するユーザーからの操作を受け付ける。
操作画面700については、図4を参照して更に説明する。
表示機構65は、LCD651等を備え、LCD651に種々の画像を表示する。表示機構65は、例えば、出力制御部613からの指示に従って、例えば、操作画面700をLCD651に表示する。
スピーカ66は、出力制御部613からの指示に従って、音を出力する。スピーカ66は、例えば、リモコン60の背面側に配置される。
リモコン60は、第2取得部611と、判定部612と、出力制御部613と、閾値記憶部622と、を備える。
具体的には、第2プロセッサ61が、第2メモリ62に記憶された第2制御プログラム621を実行することによって、第2取得部611、判定部612、及び出力制御部613、として機能する。また、第2プロセッサ61が、第2メモリ62に記憶された第2制御プログラム621を実行することによって、第2メモリ62を、閾値記憶部622として機能させる。
閾値記憶部622は、第1閾値TH1、及び第2閾値TH2を予め記憶する。第2閾値TH2は、第1閾値TH1よりも大きい。第1閾値TH1、及び第2閾値TH2は、判定部によって読み出される。
第2取得部611は、材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値SDを取得する。第2取得部611は、例えば、試験力検出値FD、歪み検出値ED、及び変位検出値XDを取得する。第2取得部611は、例えば、試験力検出値FD、歪み検出値ED、及び変位検出値XDを、第1通信インターフェース53及び第2通信インターフェース63を介して、本体制御装置50から取得する。
また、第2取得部611は、試験開始情報JS及び試験終了情報JEを、第1通信インターフェース53及び第2通信インターフェース63を介して、本体制御装置50から取得する。
第2取得部611は、「取得部」の一例に対応する。
判定部612は、センサー値SDが予め設定された第1閾値TH1以上であるか否かを判定する。また、判定部612は、センサー値SDが第1閾値TH1よりも大きい第2閾値TH2以上であるか否かを判定する。
本実施形態では、センサー値SDが、例えば試験力検出値FDである場合について説明する。
また、本実施形態では、第1閾値TH1は、例えば、「20N」であり、第2閾値TH2は、例えば、「100N」である。
第1閾値TH1は、例えば、予備負荷の目標値であり、第2閾値TH2は、異常を判定する閾値である。なお、第1閾値TH1、及び第2閾値TH2の各々が、異常を判定する閾値でもよい。
また、第1閾値TH1、及び第2閾値TH2は、試験片TPの材質、及びサイズに基づいて設定される。
出力制御部613は、センサー値SDが第1閾値TH1以上であると判定部612が判定した場合に、スピーカから出力する音の出力態様Cを第1態様C1から第2態様C2に変更する。第2態様C2は、第1態様C1と比較して、材料試験機1を操作する操作者に与える刺激が大きい。
音の出力態様Cは、例えば、音程P、出力間隔T、及び音量Vを含む。
第2態様C2の音程P2は、第1態様C1の音程P1よりも高い。第2態様C2の出力間隔T2は、第1態様C1の出力間隔T1よりも短い。第2態様C2の音量V2は、第1態様C1の音量V1よりも大きい。
出力制御部613は、「音制御部」の一例に対応する。
また、出力制御部613は、センサー値SDが第2閾値TH2以上であると判定部612が判定した場合に、スピーカ66から出力する音の出力態様Cを第2態様C2から第3態様C3に変更する。第3態様C3は、第2態様C2と比較して、材料試験機1を操作する操作者に与える刺激が大きい。
第3態様C3の音程P3は、第2態様C2の音程P2よりも高い。第3態様C3の出力間隔T3は、第2態様C2の出力間隔T2よりも短い。第3態様C3の音量V3は、第2態様C2の音量V2よりも大きい。
本実施形態では、音の出力態様Cが、音程P、出力間隔T、及び音量Vを含む場合について説明するが、音の出力態様Cが、音程P、出力間隔T、及び音量Vの少なくとも1つを含めばよい。
例えば、音の出力態様Cが、音程Pで構成されてもよい。また、例えば、音の出力態様Cが、音程Pと、音量Vとで構成されてもよい。
また、出力制御部613は、表示機構65に種々の画像を表示させる。例えば、出力制御部613は、表示機構65のLCD651に、例えば、操作画面700を表示する。
操作画面700については、図4を参照して更に説明する。
次に、図3を参照して、リモコン60の第2操作機構64、及び表示機構65について更に説明する。図3は、リモコン60の一例を示す正面図である。
図3に示すように、第2操作機構64は、タッチパネル641と、マニュアルボタン642と、ジョグアップボタン643と、ジョグダウンボタン644と、ジョグダイアル645とを備える。また、表示機構65は、LCD651と、第1LED(Light Emitting Diode)652と、第2LED653と、を備える。
タッチパネル641とLCD651とは一体に構成され、リモコン60の中央部から上部の範囲に配置される。LCD651には種々の画像が表示される。タッチパネル641は、ユーザーのタッチ操作を受け付ける。マニュアルボタン642、ジョグアップボタン643、ジョグダウンボタン644、ジョグダイアル645、第1LED652、及び第2LED653は、リモコン60の下部に配置される。
マニュアルボタン642は、「マニュアルモード」をオン及びオフするボタンである。「マニュアルモード」とは、ピストンロッド181の伸縮動作をリモコン60から指示するモードである。
なお、例えば、試験機本体2が試験中である場合には、マニュアルモードをオンにする操作は無効である。また、例えば、試験機本体2が原点復帰動作中である場合には、マニュアルモードをオンにする操作は無効である。「原点復帰動作」とは、例えば、ピストンロッド181を原点位置に移動する動作である。
ジョグアップボタン643は、マニュアルモードがオンであるときに、ピストンロッド181を伸長動作させる、すなわち、下つかみ具22を上昇させるボタンである。
ジョグダウンボタン644は、マニュアルモードがオンであるときに、ピストンロッド181を縮小動作させる、すなわち、下つかみ具22を下降させるボタンである。
ジョグダイアル645は、マニュアルモードがオンであるときに、ピストンロッド181を伸縮動作させる、すなわち、下つかみ具22を昇降させるダイアルである。ジョグダイアル645を右回転することによって、ピストンロッド181を伸長動作させる、すなわち、下つかみ具22を上昇させる。また、ジョグダイアル645を左回転することによって、ピストンロッド181を縮小動作させる、すなわち、下つかみ具22を下降させる。
このように、ユーザーは、ジョグアップボタン643及びジョグダウンボタン644を押下することによって、ピストンロッド181を伸縮動作させる、すなわち、下つかみ具22を昇降させることができる。また、ユーザーは、ジョグダイアル645を右回転及び左回転することによって、ピストンロッド181を伸縮動作させる、すなわち、下つかみ具22を昇降させることができる。
第1LED652は、マニュアルモードがオンであるときに、ピストンロッド181が伸長動作中である場合、すなわち、下つかみ具22が上昇中である場合に点灯する。
第2LED653は、マニュアルモードがオンであるときに、ピストンロッド181が縮小動作中である場合、すなわち、下つかみ具22が下降中である場合に点灯する。
[4.操作画面]
次に、図4を参照して、操作画面700について説明する。図4は、操作画面700の一例を示す画面図である。図4に示すように、操作画面700は、移動速度設定部710と、試験力表示部720と、を含む。試験力表示部720は、マニュアルモードがオンであるときに、試験力検出値FDを表示する。
移動速度設定部710は、ジョグアップボタン643、及びジョグダウンボタン644によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度を設定する。
移動速度設定部710は、タッチロードボタン711と、第1速度設定ボタン712と、第2速度設定ボタン713と、第3速度設定ボタン714と、を含む。
タッチロードボタン711は、試験力検出値FDが所定値以上変化した場合に、アラーム音をスピーカ66から出力するか否かを設定する。
第1速度設定ボタン712は、ユーザーからのタッチ操作を受け付けた場合には、第1速度設定ボタン712は、以下の内容を設定する。すなわち、ジョグアップボタン643、及びジョグダウンボタン644によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度を「1.00mm/min」に設定する。
第2速度設定ボタン713は、ユーザーからのタッチ操作を受け付けた場合には、第2速度設定ボタン713は、以下の内容を設定する。すなわち、ジョグアップボタン643、及びジョグダウンボタン644によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度を「100mm/min」に設定する。
第3速度設定ボタン714は、ユーザーからのタッチ操作を受け付けた場合には、第3速度設定ボタン714は、以下の内容を設定する。すなわち、ジョグアップボタン643、及びジョグダウンボタン644によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度を「500mm/min」に設定する。
このように、第1速度設定ボタン712、第2速度設定ボタン713、及び第3速度設定ボタン714をタッチ操作することによって、ジョグアップボタン643、及びジョグダウンボタン644によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度を設定できる。
なお、ジョグダイアル645を回転操作する場合には、例えば、ジョグダイアル645の回転速度に応じて、ジョグダイアル645によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度が設定される。例えば、ジョグダイアル645の回転速度が速い程、ジョグダイアル645によるピストンロッド181の伸縮速度、すなわち、下つかみ具22の昇降速度が増大される。
[5.リコモンの処理]
次に、図5を参照して、リモコン60が実行する処理について説明する。
図5は、リモコン60の処理の一例を示すフローチャートである。図5では、センサー値SDが、例えば試験力検出値FDである場合について説明する。また、図5では、試験力検出値FDが「0」から徐々に増加する場合について説明する。
材料試験の準備中では、ユーザーは、試験機本体2の油圧アクチュエータ18、上つかみ具21、及び下つかみ具22等のあそびを無くすために、試験力検出値FDが零よりも大きい所定値になるように設定する。例えば、所定値は、「20N」である。
図5に示すように、まず、ステップS101において、第2制御部60Aは、試験機本体2がマニュアルモードであるか否かを判定する。
試験機本体2がマニュアルモードではないと第2制御部60Aが判定した場合(ステップS101;NO)には、処理が待機状態になる。試験機本体2がマニュアルモードであると第2制御部60Aが判定した場合(ステップS101;YES)には、処理がステップS103へ進む。
そして、ステップS103において、出力制御部613は、第1態様C1の音をスピーカ66から出力させる。
次に、ステップS105において、第2取得部611は、試験力検出値FDを、第1通信インターフェース53及び第2通信インターフェース63を介して、本体制御装置50から取得する。
次に、ステップS107において、判定部612は、試験力検出値FDが第1閾値TH1以上であるか否かを判定する。
試験力検出値FDが第1閾値TH1以上ではないと判定部612が判定した場合(ステップS107;NO)には、処理がステップS105に戻る。試験力検出値FDが第1閾値TH1以上であると判定部612が判定した場合(ステップS107;YES)には、処理がステップS109へ進む。
そして、ステップS109において、出力制御部613は、スピーカ66から出力する音の出力態様Cを、第1態様C1から第2態様C2に変更する。換言すれば、出力制御部613は、第1態様C1の音に換えて、第2態様C2の音をスピーカ66から出力させる。
次に、ステップS111において、第2取得部611は、試験力検出値FDを、第1通信インターフェース53及び第2通信インターフェース63を介して、本体制御装置50から取得する。
次に、ステップS113において、判定部612は、試験力検出値FDが第2閾値TH2以上であるか否かを判定する。
試験力検出値FDが第2閾値TH2以上ではないと判定部612が判定した場合(ステップS113;NO)には、処理がステップS111に戻る。試験力検出値FDが第2閾値TH2以上であると判定部612が判定した場合(ステップS113;YES)には、処理がステップS115へ進む。
そして、ステップS115において、出力制御部613は、スピーカ66から出力する音の出力態様Cを、第2態様C2から第3態様C3に変更する。換言すれば、出力制御部613は、第2態様C2の音に換えて、第3態様C3の音をスピーカ66から出力させる。その後、処理が終了される。
ステップS105は、「取得ステップ」の一例に対応する。ステップS107は、「判定ステップ」の一例に対応する。ステップS109は、「音変更ステップ」の一例に対応する。
本実施形態では、試験機本体2がマニュアルモードであるときに、出力制御部613は、音をスピーカ66から出力させる場合について説明するが、これに限定されない。例えば、試験機本体2がマニュアルモードであり、且つ、リモコン60のマニュアルボタン642、ジョグアップボタン643、及びジョグダウンボタン644のいずれかの操作を受け付けたときに、出力制御部613は、音をスピーカ66から出力させてもよい。換言すれば、試験機本体2がマニュアルモードであり、且つ、リモコン60からピストンロッド181を伸長動作させる操作を受け付けたときに、出力制御部613は、音をスピーカ66から出力させてもよい。
[6.態様と効果]
上述した本実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)
本実施態様に関わる材料試験機は、試験力を試験片に付与し、材料試験を実行する材料試験機であって、スピーカから出力する音を制御する音制御部と、前記材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する取得部と、前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であるか否かを判定する判定部と、を備え、前記センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する。
第1項に記載の材料試験機によれば、センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する。
よって、センサー値が第1閾値以上に到達したときに音の出力態様が第1態様から第2態様に変更される。したがって、第1閾値を適正値に設定することによって、材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が認識できる。
(第2項)
第1項に記載の材料試験機において、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記材料試験機を操作する操作者に与える刺激が大きい。
第2項に記載の材料試験機によれば、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記材料試験機を操作する操作者に与える刺激が大きい。
よって、音の出力態様が第1態様から第2態様に変更されたことを、作業者が容易に認識できる。したがって、材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が容易に認識できる。
(第3項)
第1項又は第2項に記載の材料試験機において、前記音の出力態様は、前記音の音程、前記音の出力間隔、及び前記音の音量の少なくとも1つを含む。
第3項に記載の材料試験機によれば、前記音の出力態様は、前記音の音程、前記音の出力間隔、及び前記音の音量の少なくとも1つを含む。
よって、センサー値が第1閾値以上に到達したときに、スピーカから出力される音の音程、音の出力間隔、及び音の音量の少なくとも1つが変更される。したがって、音の出力態様が第1態様から第2態様に変更されたことを、作業者が容易に認識できる。
(第4項)
第1項又は第2項に記載の材料試験機において、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の音程が高い。
第4項に記載の材料試験機によれば、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の音程が高い。
よって、センサー値が第1閾値以上に到達したときに、スピーカから出力される音の音程が高くなる。したがって、音の出力態様が第1態様から第2態様に変更されたことを、作業者が容易に認識できる。
(第5項)
第1項又は第2項に記載の材料試験機において、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の出力間隔が短い。
第5項に記載の材料試験機によれば、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の出力間隔が短い。
よって、センサー値が第1閾値以上に到達したときに、スピーカから出力される音の出力間隔が短くなる。したがって、音の出力態様が第1態様から第2態様に変更されたことを、作業者が容易に認識できる。
(第6項)
第1項又は第2項に記載の材料試験機において、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の音量が大きい。
第6項に記載の材料試験機によれば、前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の音量が大きい。
よって、センサー値が第1閾値以上に到達したときに、スピーカから出力される音の音量が大きくなる。したがって、音の出力態様が第1態様から第2態様に変更されたことを、作業者が容易に認識できる。
(第7項)
第1項又は第2項に記載の材料試験機において、前記判定部は、前記センサー値が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上であるか否かを判定し、前記材料試験の準備中に、前記センサー値が前記第2閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を、前記第2態様から第3態様に変更する。
第7項に記載の材料試験機によれば、センサー値が第1閾値よりも大きい第2閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を第2態様から第3態様に変更する。
よって、センサー値が第1閾値よりも大きい第2閾値以上に到達したときに音の出力態様が第2態様から第3態様に変更される。したがって、第2値を適正値に設定することによって、材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が認識できる。
(第8項)
第1項又は第2項に記載の材料試験機において、前記材料試験機は、前記材料試験を実行する試験機本体と、前記試験機本体の動作を制御する第1制御装置と、前記第1制御装置と通信可能に接続されるリモコンと、を備え、前記リモコンが、前記音制御部と、前記取得部と、前記判定部と、を備える。
第8項に記載の材料試験機によれば、前記材料試験機は、前記材料試験を実行する試験機本体と、前記試験機本体の動作を制御する第1制御装置と、前記第1制御装置と通信可能に接続されるリモコンと、を備え、前記リモコンが、前記音制御部と、前記取得部と、前記判定部と、を備える。
よって、リモコンは、センサー値が前記第1閾値以上であると判定した場合に、スピーカから出力される音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する。したがって、簡素な構成で、材料試験の準備中に、センサー値が異常な値になったことを作業者が認識できる。
(第9項)
本実施態様に関わる材料試験機の音制御方法は、試験力を試験片に付与し、材料試験を実行する材料試験機の音制御方法であって、前記材料試験機は、スピーカから出力する音を制御する第2制御装置、を備え、前記第2制御装置は、前記材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する取得ステップと、前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、前記センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定ステップで判定した場合に、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する音変更ステップと、を実行する。
第9項に記載の材料試験機の音制御方法によれば、第1項に記載の材料試験機と同様の作用効果を奏する。
[7.その他の実施形態]
なお、本実施形態に係る引張試験機1は、あくまでも本発明に係る材料試験機の態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形および応用が可能である。
例えば、本実施形態では、材料試験機が引張試験機1である場合について説明するが、これに限定されない。材料試験機が試験片TPに試験力を付与し、試験片TPを変形させて材料試験を行えばよい。例えば、材料試験機が、圧縮試験機、曲げ試験機、又はねじり試験機でもよい。
また、本実施形態では、リモコン60が、判定部612と、出力制御部613と、閾値記憶部622と、を備える場合について説明したが、これに限定されない。例えば、本体制御装置50が、判定部612と、出力制御部613と、閾値記憶部622と、を備えてもよい。
また、本実施形態では、リモコン60が、スピーカ66を備える場合について説明したが、これに限定されない。例えば、スピーカ66が、リモコン60とは別体として構成され、リモコン60と通信可能に構成されてもよい。例えば、スピーカ66が、本体制御装置50に配置されてもよい。また、例えば、スピーカ66が、試験機本体2に配置されてもよい。また、スピーカ66に換えて、又は加えて、作業者の耳に装着されるイヤフォンを備え、出力制御部613がイヤフォンから出力する音の出力態様Cを変更してもよい。
また、本実施形態では、出力制御部613が、音の出力態様Cを3段階に切り換える場合について説明したが、これに限定されない。出力制御部613が、音の出力態様Cを変更すればよい。例えば、出力制御部613が、音の出力態様Cを2段階に切り換えてもよい。この場合には、音の出力態様Cを3段階に切り換える場合と比較して、処理を簡素化できる。また、例えば、出力制御部613が、音の出力態様Cを4段階以上に切り換えてもよい。この場合には、音の出力態様Cを3段階に切り換える場合と比較して、多様な情報を作業者に伝えることができる。
また、図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、図5に示すフローチャートの処理単位は、リモコン60の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図5のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって制限されることはなく、処理内容に応じて、更に多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、図2を参照して説明したように、本実施形態では、リモコン60が備える第2プロセッサ61に、第2メモリ62に記憶された第2制御プログラム621を実行させる。この第2制御プログラム621は、コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリデバイスを用いることができる。
具体的には、フレキシブルディスク、HDD、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu-ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。
また、記録媒体は、リモコン60が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、第2制御プログラム621をサーバー装置等に記憶させておき、サーバー装置からリモコン60に、第2制御プログラム621をダウンロードしてもよい。
1 引張試験機(材料試験機)
2 試験機本体
14 ロードセル(センサー)
15 歪みセンサー(センサー)
19 差動トランス(センサー)
3 制御ユニット
50 本体制御装置
50A 第1制御部(第1制御装置)
60 リコモン
60A 第2制御部(第2制御装置)
61 第2プロセッサ
611 第2取得部(取得部)
612 判定部
613 出力制御部(音制御部)
62 第2メモリ
621 第2制御プログラム
622 閾値記憶部
66 スピーカ
SD センサー値
ED 歪み検出値(センサー値)
FD 試験力検出値(センサー値)
XD 変位検出値(センサー値)
JE 試験終了情報
JS 試験開始情報

Claims (9)

  1. 試験力を試験片に付与し、材料試験を実行する材料試験機であって、
    スピーカから出力する音を制御する音制御部と、
    前記材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する取得部と、
    前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であるか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する、材料試験機。
  2. 前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記材料試験機を操作する操作者に与える刺激が大きい、
    請求項1に記載の材料試験機。
  3. 前記音の出力態様は、前記音の音程、前記音の出力間隔、及び前記音の音量の少なくとも1つを含む、
    請求項1又は請求項2に記載の材料試験機。
  4. 前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の音程が高い、
    請求項1又は請求項2に記載の材料試験機。
  5. 前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の出力間隔が短い、
    請求項1又は請求項2に記載の材料試験機。
  6. 前記第2態様は、前記第1態様と比較して、前記音の音量が大きい、
    請求項1又は請求項2に記載の材料試験機。
  7. 前記判定部は、前記センサー値が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上であるか否かを判定し、
    前記材料試験の準備中に、前記センサー値が前記第2閾値以上であると前記判定部が判定した場合に、前記音制御部は、前記音の出力態様を、前記第2態様から第3態様に変更する、
    請求項1又は請求項2に記載の材料試験機。
  8. 前記材料試験機は、
    前記材料試験を実行する試験機本体と、
    前記試験機本体の動作を制御する第1制御装置と、
    前記第1制御装置と通信可能に接続されるリモコンと、
    を備え、
    前記リモコンが、前記音制御部と、前記取得部と、前記判定部と、
    を備える、
    請求項1又は請求項2に記載の材料試験機。
  9. 試験力を試験片に付与し、材料試験を実行する材料試験機の音制御方法であって、
    前記材料試験機は、スピーカから出力する音を制御する第2制御装置、を備え、
    前記第2制御装置は、
    前記材料試験の準備中に、センサーの検出値であるセンサー値を取得する取得ステップと、
    前記センサー値が予め設定された第1閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記センサー値が前記第1閾値以上であると前記判定ステップで判定した場合に、前記音の出力態様を第1態様から第2態様に変更する音変更ステップと、
    を実行する、材料試験機の音制御方法。
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