JP2024016485A - 駆動装置、駆動方法、及びプログラム - Google Patents

駆動装置、駆動方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低温環境で停止されていた車両等を駆動させる際の暖機の効率をより向上させること。【解決手段】電動機と、電力制御装置と、前記電動機を油で冷却する油回路と、電力制御装置を水で冷却する水回路と、前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、駆動装置を提供する。【選択図】図3

Description

本開示は、駆動装置、駆動方法、及びプログラムに関する。
従来、車両等の駆動装置において、モータのギヤを潤滑するオイルを、水冷式オイルクーラで冷却または暖機する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2020-059407号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、周囲の環境の温度が閾値よりも低い状況で停止されていた車両等を駆動させる場合、オイルの粘度が高くなる。そのため、ギヤなどの潤滑必要部で生じる撹拌損失、引き摺り損失(無負荷損失)等が増大され、振動の増加や燃費低下を招く虞がある。
本開示の目的は、低温環境で停止されていた車両等を駆動させる際の暖機の効率をより向上させる技術を提供することである。
本開示に係る第1の態様では、電動機と、電力制御装置と、前記電動機を油で冷却する油回路と、電力制御装置を水で冷却する水回路と、前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、駆動装置が提供される。
また、本開示に係る第2の態様では、電動機と、電力制御装置と、前記電動機を油で冷却する油回路と、電力制御装置を水で冷却する水回路と、前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、を有する駆動装置の制御装置が、前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、駆動方法が提供される。
また、本開示に係る第3の態様では、電動機と、電力制御装置と、前記電動機を油で冷却する油回路と、電力制御装置を水で冷却する水回路と、前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、を有する駆動装置のコンピュータに、前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、処理を実行させるプログラムが提供される。
一側面によれば、低温環境で停止されていた車両等を駆動させる際の暖機の効率をより向上させることができる。
実施形態に係る駆動装置の構成例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る制御装置の起動処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るサーミスタで測定される温度(サーミスタ温)の推移の一例を示す図である。 実施形態に係る油温センサで測定される油温の推移の一例を示す図である。 実施形態に係る水温センサで測定される水温の推移の一例を示す図である。 実施形態に係る制御装置のハードウェア構成例を示す図である。
本開示の原理は、いくつかの例示的な実施形態を参照して説明される。これらの実施形態は、例示のみを目的として記載されており、本開示の範囲に関する制限を示唆することなく、当業者が本開示を理解および実施するのを助けることを理解されたい。本明細書で説明される開示は、以下で説明されるもの以外の様々な方法で実装される。
以下の説明および特許請求の範囲において、他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<システム構成>
図1を参照し、実施形態に係る駆動装置1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る駆動装置1の構成例を示す図である。なお、本開示の駆動装置1は、例えば、車両、建設機械、飛行機等の各種装置に搭載されてもよい。車両の例には、エンジンを使用しない電気自動車(EV、Electric Vehicle)、2つ以上の動力源を持つ自動車(HV、hybrid vehicle)、及びエンジン車等が含まれてもよい。
図1の例では、駆動装置1は、制御装置10、水回路20、水ポンプ21、水温センサ22、電力制御装置23、熱交換器24、切り替え弁25、ラジエータ26、リザーブタンク27、油回路30、油ポンプ31、シャワーパイプ32、サーミスタ33、電動機(モータ)34、シャフト35、ロータ36、油温センサ37、ギヤ/ケース/オイルパン38を有する。なお、各装置の数及び配置は、矛盾しない限り図1の例に限定されない。
制御装置10は、駆動装置1の各部を制御する装置である。制御装置10は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)等と称されてもよい。
<<水回路20について>>
水回路20は、例えば、電力制御装置23等を冷却するための水を流す回路(流路)である。図1の例では、水回路20は、水ポンプ21、水温センサ22、電力制御装置23、熱交換器24、切り替え弁25、ラジエータ26、及びリザーブタンク27の順で循環する流路251(第1流路)と、流路251と比較してラジエータ26を通らずに循環する流路252(第2流路)とを有する。
水ポンプ21は、水回路20に水を循環させるための電動式ポンプである。図1の例では、水ポンプ21は、ラジエータ26で空冷された水を吸入口から吸入して吐出口から吐出する。水ポンプ21から吐出された水は電力制御装置23を冷却する。この場合、電力制御装置23に含まれるインバータ等が水によって冷却される。
水温センサ22は、水回路20中の水の温度を測定するセンサ(温度計)である。図1の例では、水温センサ22は、水ポンプ21から吐出されてから電力制御装置23へ供給されるまでの間の位置の水温を測定している。なお、水温センサ22の位置は、図1の例に限定されない。
電力制御装置23は、特定の装置の電力を制御するためのパワーコントロールユニット(PCU)である。電力制御装置23は、例えば、当該特定の装置と電気的に接続されたインバータ(電力変換回路)等を有してもよい。電力制御装置23は、例えば、電動機34の駆動を制御するPCUでもよい。
熱交換器24は、水回路20中の水と、油回路30中の油(オイル、潤滑油)との間で熱交換を行う装置である。なお、熱交換器24は、例えば、水冷式オイルクーラ等と称されてもよい。
切り替え弁25は、水回路20中の水の流路を、ラジエータ26を通る流路251(「第1流路」の一例。)と、ラジエータ26を通らない流路252(「第2流路」の一例。)とを切り替える電動式の切り替え弁(分割形三方弁)である。ラジエータ26は、水回路20中の水と外気との間で熱交換(放熱)を行う装置である。リザーブタンク27は、水回路20中の水の量を調整するためのタンクである。
<<油回路30について>>
油回路30は、例えば、電動機34を冷却するため、かつ潤滑が必要な各部を潤滑するための油を流す回路(流路)である。図1の例では、油回路30は、油ポンプ31、熱交換器24、シャワーパイプ32、電動機34、及びギヤ/ケース/オイルパン38の順に巡回する流路301と、流路301と比較してシャワーパイプ32の代わりにシャフト35、ロータ36の順に通る流路302とを有する。流路301と流路302とは、例えば、混合形三方弁等により分流されてもよい。
油ポンプ31は、油回路30に油を循環させるための電動式ポンプである。図1の例では、油ポンプ31は、ギヤ/ケース/オイルパン38で加熱された油を吸入口から吸入して吐出口から吐出する。油ポンプ31から吐出された油は、例えば、熱交換器24で冷却または加熱され、電動機34を冷却または加熱する。
シャワーパイプ32は、電動機34へ油を供給する装置である。サーミスタ33は、電動機34付近の温度を測定するセンサ(温度計)である。
電動機34は、電気エネルギーを力学的エネルギーに変換する電力機器である。HVに搭載される駆動装置1の場合、電動機34は、複数の電動機(MG(モータージェネレーター)1/MG2)を有してもよい。シャフト35は、例えば、電動機34の動力を伝える部品である。ロータ36は、電動機34の中央部で、自身の軸を回転軸として回転をする部品である。
油温センサ37は、油回路30中の油の温度を測定するセンサ(温度計)である。図1の例では、油温センサ37は、電動機34を通過してからギヤ/ケース/オイルパン38へ供給されるまでの間の位置の油温を測定している。なお、油温センサ37の位置は、図1の例に限定されない。
ギヤ/ケース/オイルパン38は、ギヤ(トランスミッション、変速機)、ケース、オイルパンを含む装置である。なお、ギヤ、ケース、及びオイルパンは、一体の部品として形成されてもよいし、別個の部品の組み合わせ等として形成されてもよい。オイルパンは、例えば、油の流出を防ぎ、一定量までせき止める機能を有する囲い(堰)でもよい。
<制御装置10の構成>
図2を参照し、実施形態に係る制御装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る制御装置10の構成の一例を示す図である。図2の例では、制御装置10は、取得部11、及び制御部12を有する。これら各部は、制御装置10にインストールされた1以上のプログラムと、制御装置10のプロセッサ、及びメモリ等のハードウェアとの協働により実現されてもよい。
取得部11は、制御装置10内部の記憶部、または外部装置(例えば、他のECU)から各種の情報を取得する。取得部11は、例えば、水温センサ22、サーミスタ33、及び油温センサ37の各センサで測定された温度の情報を取得する。制御部12は、取得部11により取得された情報に基づいて、駆動装置1の各部を制御する。
<処理>
次に、図3から図6を参照し、実施形態に係る制御装置10の起動処理の一例について説明する。図3は、実施形態に係る制御装置10の起動処理の一例を示すフローチャートである。図4は、実施形態に係るサーミスタ33で測定される温度(サーミスタ温)の推移の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る油温センサ37で測定される油温の推移の一例を示す図である。図6は、実施形態に係る水温センサ22で測定される水温の推移の一例を示す図である。
以下の処理は、例えば、駆動装置1が搭載されている装置(例えば、車両等)の電源がユーザにより起動(オン)された際に実行されてもよい。以下の処理の順番は、矛盾しない限り、適宜変更されてもよい。例えば、ステップS2からステップS6までの各処理の順番は一例であり、異なる順番で実行されてもよいし、同時に(並列に)実行されてもよい。
ステップS1において、制御装置10は、油回路30の油に関する温度が第1閾値以下であるか否かを判定する。ここで、制御装置10は、例えば、油温センサ37の温度が閾値以下であるか否かを判定してもよい。また、制御装置10は、例えば、水温センサ22、または外気温を測定するセンサで測定された温度が閾値以下であるか否かを判定してもよい。これは、例えば、寒冷地で駆動装置1が搭載されている車両等が停車されていた場合、外気温等が特定温度以下であれば、油回路30の油の温度も閾値以下である可能性が高いと考えられるためである。
油回路30の油に関する温度が第1閾値以下で無い場合(ステップS1でNO)、後述するステップS10の処理に進む。一方、油回路30の油に関する温度が第1閾値以下である場合(ステップS1でYES)、制御装置10は、切り替え弁25を制御し、ラジエータ26を通らない流路252に水回路20を設定する(ステップS2)。これにより、水回路20に水が循環された場合に、ラジエータ26から大気中に放熱されないようにすることができるため、より適切に暖機できる。
続いて、制御装置10は、電力制御装置23を発熱用に駆動(強制駆動)させる(ステップS3)。ここで、制御装置10は、電力制御装置23の内部の回路に電流を流して発熱するように制御する。制御装置10は、電力制御装置23の内部の回路に流す電流の大きさ(アンペア)を、水回路20の水温、及び駆動装置1のバッテリ残量の少なくとも一方に基づいて、決定してもよい。この場合、制御装置10は、水回路20の水温が低いほど、当該電流の大きさを大きく決定してもよい。これにより、例えば、省電力を図りながら、より迅速に水温を上昇させることができる。また、制御装置10は、駆動装置1のバッテリ残量が多いほど、当該電流の大きさを大きく決定してもよい。これにより、例えば、バッテリ残量が少ない場合に、より省電力を図ることができる。
続いて、制御装置10は、水ポンプ21により水回路20の水を循環させる(ステップS4)。これにより、熱交換器24を介して水回路20から油回路30へ熱が供給される。
続いて、制御装置10は、油ポンプ31を駆動する(ステップS5)。これにより、油が低温により固まっていない場合は、油回路30の油が循環される。また、熱交換器24を介して水回路20から油回路30へ熱が供給されているため、油が低温により固まっている場合であっても、徐々に油ポンプ31が油を吐出できるようになる。
続いて、制御装置10は、電動機34を発熱用に駆動(強制駆動)させる(ステップS6)。ここで、制御装置10は、例えば、電力制御装置23を制御し、電動機34を駆動させてもよい。この場合、電動機34の周辺の油は溶けて液状化するものの、油回路30の一部の油が低温により固まっている場合は油が循環されない。そのため、電動機34が高温になり過ぎないよう、制御装置10は、サーミスタ33により各時点で測定される温度に応じて、電動機34を駆動する電力値を決定(調整、変更)してもよい。また、制御装置10は、車両等の振動の程度が所定の許容範囲となるような所定の回転数となるよう、電動機34を駆動する電力値を決定(調整、変更)してもよい。
続いて、制御装置10は、油回路30の油の循環が開始されたことを検出する(ステップS7)。ここで、制御装置10は、例えば、サーミスタ33により各時点で測定される温度の変化の度合いに基づいて、油回路30の油の循環が開始されたことを検出してもよい。この場合、制御装置10は、例えば、サーミスタ33により各時点で測定される温度の上昇率が所定時間以内に閾値以上下がった場合に、油回路30の油の循環が開始されたと判定してもよい。これは、油が循環していない間は、電動機34の予備発熱用の駆動によりサーミスタ33により測定される温度は上昇し続ける。その後、熱交換器24を介して水回路20から油回路30へ供給された熱により油ポンプ31が油を吐出できるようになると、油の循環によりサーミスタ33により測定される温度の上昇率が急に低下するためである。
続いて、制御装置10は、油回路30の熱源となる各装置を発熱用に駆動(強制駆動)させる(ステップS8)。油回路30の熱源となる各装置には、例えば、電動機34、及びギヤ/ケース/オイルパン38のギヤ等が含まれてもよい。これにより、油回路30の油が循環されているため、各熱源からの熱を回収できる。
また、制御装置10は、ここで、ステップS3で開始した、電力制御装置23の発熱用の駆動を停止させてもよい。これは、発熱の効率(単位消費電力当たりの発熱量)は、電力制御装置23よりも電動機34やギヤ等の方が高いためである。これにより、省電力化を図れる。
続いて、制御装置10は、油回路30の油の温度が第1閾値よりも高い第2閾値以上であることを検出する(ステップS9)。ここで、制御装置10は、例えば、油温センサ37の温度が第2閾値以上であるか否かを判定してもよい。
続いて、制御装置10は、駆動装置1の各部について、暖機モードを終了して通常モードに設定する(ステップS10)。ここで、制御装置10は、油回路30の熱源となる各装置の発熱用の駆動を停止する。また、制御装置10は、切り替え弁25を制御し、ラジエータ26を通る流路251に水回路20を設定してもよい。
図4から図6には、それぞれ、図3のステップS2からステップS6までの各処理を並列に実行する場合の例が示されている。図4には、サーミスタ33で測定された温度の推移401の一例が示されている。図5には、油温センサ37で測定された温度の推移402の一例が示されている。図6には、水温センサ22で測定された温度の推移403の一例が示されている。
図4から図6の例では、時刻tにおいて車両等の電源がユーザにより起動されている。その後、時刻tにおいて、図3のステップS2からステップS6までの各処理が並行して開始されている。そのため、サーミスタ33により測定される温度(サーミスタ温)、油温センサ37により測定される油温、及び水温センサ22により測定される水温が上昇し始めている。
その後、時刻tにおいて、油ポンプ31の吐出が成功することにより油回路30の油の循環が開始されている。そのため、サーミスタ温の上昇率が急激に低下している。
その後、時刻tにおいて、図3のステップS8の処理が開始されている。そのため、油温の上昇率は時刻tからtまでの期間と比較して増加している。また、電力制御装置23の発熱用の駆動が停止されているため、水温の上昇率は時刻tからtまでの期間と比較して減少している。その後、時刻tにおいて、図3のステップS10の処理が開始されている。
(油回路30の油の循環が開始される前にアクセル操作された場合の例)
油回路30の油の循環が開始される前にユーザによりアクセル操作(移動操作、運転開始操作)がされた場合に、アクセル操作量に応じた回転数で電動機34を駆動させた場合、車両等の振動が発生する可能性がある。そこで、制御装置10は、油の循環が開始される前にアクセル操作された場合、振動の程度が所定の許容範囲となるような所定の回転数で電動機34を駆動させてもよい。
この場合、制御装置10は、図3のステップS7の処理により油回路30の油の循環が開始されたことが検出される前にアクセル操作された場合、図3のステップS6の予備発熱用の駆動処理と同様に、電動機34を駆動させてもよい。この場合、制御装置10は、車両等の振動の程度が所定の許容範囲となるような所定の回転数となるよう、電動機34を駆動する電力値を決定(調整、変更)してもよい。また、制御装置10は、例えば、電動機34が高温になり過ぎないよう、制御装置10は、サーミスタ33により各時点で測定される温度に応じて、電動機34を駆動する電力値を決定(調整、変更)してもよい。
また、この場合、制御装置10は、アクセルの操作量が閾値以下である場合にのみ、図3のステップS6の予備発熱用の駆動処理と同様に、電動機34を駆動させてもよい。これにより、例えば、ユーザが車両等を低速で走行させている間は、振動を低減できる。また、衝突回避等のためにユーザがアクセルを踏み込む等によりアクセルの操作量が閾値を超えた場合は、当該操作量に応じた回転数で電動機34を駆動できる。
<その他>
例えば、電動車両が増えるに従い、様々な仕向けで活用できる車両にしていく必要がある。その中で、電動機(モータ)においても、熱信頼性の要求だけでなく、低温環境においても適切に利用できるようにする必要がある。
車両等の潤滑用の油は、温度が下がるほど粘度が高まる。そのため、低温環境において、しばらく停車した後で始動する際に油を暖めることが望ましい。この場合、エンジンまたは寒冷地用ヒータの熱を利用して電動機の初期(しばらく停車した後で始動する際の)暖機を行うことが可能な場合もあるが、例えば、エンジン及び寒冷地用ヒータを有しない車両や、エンジン及び寒冷地用ヒータから離れた位置に電動機を有する車両等でも、電動機を適切に初期暖機できることが望ましい。なお、エンジンを有しない車両には、例えば、EVが含まれる。エンジンから離れた位置に電動機を有する車両には、例えば、フロントエンジン車で走行性能を高めるためにリアに電動機が設けられている車両が含まれる。
本開示によれば、エンジン及び寒冷地用ヒータを有しない車両等に限定されず、エンジン及び寒冷地用ヒータを有する車両等においても、例えば、より高速に暖機できる。
<制御装置10のハードウェア構成>
図7は、実施形態に係る制御装置10のハードウェア構成例を示す図である。図7の例では、制御装置10(コンピュータ100)は、プロセッサ101、メモリ102、通信インターフェイス103を含む。これら各部は、バス等により接続されてもよい。メモリ102は、プログラム104の少なくとも一部を格納する。通信インターフェイス103は、他のネットワーク要素との通信に必要なインターフェイスを含む。
プログラム104が、プロセッサ101及びメモリ102等の協働により実行されると、コンピュータ100により本開示の実施形態の少なくとも一部の処理が行われる。メモリ102は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってもよい。メモリ102は、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体でもよい。また、メモリ102は、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータストレージ技術を使用して実装されてもよい。コンピュータ100には1つのメモリ102のみが示されているが、コンピュータ100にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ101は、任意のタイプのものであってよい。プロセッサ101は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、および非限定的な例としてマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つ以上を含んでよい。コンピュータ100は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有してもよい。
本開示の実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ロジックまたはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。いくつかの態様はハードウェアで実装されてもよく、一方、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装されてもよい。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能命令を含み、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行され、本開示のプロセスまたは方法を実行する。プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態で望まれるようにプログラムモジュール間で結合または分割されてもよい。プログラムモジュールのマシン実行可能命令は、ローカルまたは分散デバイス内で実行できる。分散デバイスでは、プログラムモジュールはローカルとリモートの両方のストレージメディアに配置できる。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供される。プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/または実装するブロック図内の機能/動作が実行される。プログラムコードは、完全にマシン上で実行され、一部はマシン上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、一部はマシン上で、一部はリモートマシン上で、または完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例には、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、光ディスク媒体、半導体メモリ等が含まれる。磁気記録媒体には、例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ等が含まれる。光磁気記録媒体には、例えば、光磁気ディスク等が含まれる。光ディスク媒体には、例えば、ブルーレイディスク、CD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)、CD-R(Recordable)、CD-RW(ReWritable)等が含まれる。半導体メモリには、例えば、ソリッドステートドライブ、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory)等が含まれる。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<変形例>
制御装置10は、一つの筐体に含まれる装置でもよいが、本開示の制御装置10はこれに限定されない。制御装置10の各部は、例えば1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、制御装置10の少なくとも一部の処理は、電力制御装置23等で実行されてもよい。また、制御装置10は、電力制御装置23等と一体の装置でもよい。これらのような制御装置についても、本開示の「制御装置」の一例に含まれる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 駆動装置
10 制御装置
11 取得部
12 制御部
20 水回路
21 水ポンプ
22 水温センサ
23 電力制御装置(パワーコントロールユニット)
24 熱交換器(オイルクーラ)
25 切り替え弁
26 ラジエータ
27 リザーブタンク
30 油回路
31 油ポンプ
32 シャワーパイプ
33 サーミスタ
34 電動機(モータ)
35 シャフト
36 ロータ
37 油温センサ
38 ギヤ/ケース/オイルパン

Claims (8)

  1. 電動機と、
    電力制御装置と、
    前記電動機を油で冷却する油回路と、
    電力制御装置を水で冷却する水回路と、
    前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、
    制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、
    駆動装置。
  2. 前記水回路は、前記水回路の水を放熱させるラジエータを通る第1流路と、前記ラジエータを通らない第2流路とを切り替え弁により切り替え可能であり、
    前記制御装置は、
    前記油に関する温度が前記第1閾値以下である場合、前記切り替え弁により前記水回路を前記第2流路に設定する、
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記油に関する温度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合、前記電動機の発熱用の駆動を停止させ、前記切り替え弁により前記水回路を前記第1流路に切り替える、
    請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記油回路において油が循環している場合、前記電動機を発熱用に駆動させる、
    請求項1または2に記載の駆動装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記油回路において油が循環している場合、前記電力制御装置の発熱用の駆動を停止させる、
    請求項4に記載の駆動装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記油回路において油の循環が開始される前にアクセル操作された場合、所定の回転数で前記電動機を駆動させる、
    請求項1または2に記載の駆動装置。
  7. 電動機と、
    電力制御装置と、
    前記電動機を油で冷却する油回路と、
    電力制御装置を水で冷却する水回路と、
    前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、
    を有する駆動装置の制御装置が、
    前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、
    駆動方法。
  8. 電動機と、
    電力制御装置と、
    前記電動機を油で冷却する油回路と、
    電力制御装置を水で冷却する水回路と、
    前記油回路と前記水回路との熱を交換する熱交換器と、
    を有する駆動装置のコンピュータに、
    前記油に関する温度が第1閾値以下である場合、前記電力制御装置を発熱用に駆動させる、
    処理を実行させるプログラム。
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