JP2024015827A - 電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】振動および振動音を抑える電気掃除機の吸込口体を提供すること。
【解決手段】回転ブラシと、回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、回転ブラシを回転させるように本体内に設けられた駆動部とを備え、駆動部は、モータまたはタービンと、モータの出力軸またはタービンの回転軸と回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、出力軸または回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、本体は、駆動側軸支部を支持する駆動側支持部を有し、駆動側軸支部と駆動側支持部との間における駆動側軸支部と駆動側支持部とが互いに接触しない部分に駆動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機に関する。
特許文献1には、回転ブラシの回転時の振動および振動音を抑えることを目的とする電気掃除機用床吸込具が開示されている。この床吸込具は、床吸込具本体と、床吸込具本体内に回転可能に設けられた回転ブラシと、回転ブラシを回転させる駆動部とを備える。駆動部は、モータと、モータの回転力を回転ブラシに伝達するプーリ・ベルト機構とを備え、モータの出力軸に設けた歯付きプーリと回転ブラシの一端側に設けた歯付きプーリとをタイミングベルトにて連結している。
さらに、回転ブラシの両端部には一対の軸受け部材が設けられると共に、一対の軸受け部材の外周面の略全面に起毛部が設けられている。一対の軸受け部材は、床吸込具本体の下ケースの左右側壁の内面に設けられた一対の溝部に嵌め込まれる。特許文献1の床吸込具によれば、軸受け部材と溝部との間に起毛部が介在するため、回転ブラシの回転時の振動が起毛部によって吸収されて振動および振動音が抑えられるとされている。
特開2012-10783号公報
モータと回転ブラシとをプーリ・ベルト機構にて連結した駆動方式の場合、モータの出力軸の軸心と回転ブラシの軸心との間の軸間距離に応じたベルト長を有するベルトを選定する必要がある。しかしながら、特許文献1の床吸込具では、回転ブラシの一対の軸受け部材の外周面の略全面に起毛部を設けているため、軸間距離が安定せず、適切なベルト長を有するベルトの選定が難しい。ベルト長が不適切であると歯飛びやモータ電流値の上昇等の不具合が生じる。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明(第1の発明)は、回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、前記本体は、前記駆動側軸支部を支持する駆動側支持部を有し、前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部との間における前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部とが互いに接触しない部分に駆動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体を提供する。
本発明(第2の発明)は、回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構とを有し、前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、前記本体は、前記従動側軸支部を支持する従動側支持部を有し、前記従動側軸支部と前記従動側支持部との間における前記従動側軸支部と前記従動側支持部とが互いに接触しない部分に従動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体を提供する。
本発明(第3の発明)は、回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、前記本体は、前記駆動側軸支部を支持する駆動側支持部と、前記従動側軸支部を支持する従動側支持部とを有し、前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部との間における前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部とが互いに接触しない部分に駆動側防振材が設けられ、前記従動側軸支部と前記従動側支持部との間における前記従動側軸支部と前記従動側支持部とが互いに接触しない部分に従動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体を提供する。
本発明(第4の発明)は、回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、前記本体は、前記駆動側軸支部を受け入れて支持する駆動側支持部と、前記回転ブラシの前記従動側軸支部を受け入れて支持する従動側支持部とを有し、前記動力伝達機構の張力にて前記駆動側軸支部と前記従動軸支部とが互いに引き寄せられることによって、前記駆動側支持部の一部が前記駆動側軸支部と圧接し、かつ、前記従動側支持部の一部が前記従動側軸支部と圧接しており、前記駆動側支持部における前記駆動側軸支部と圧接する部分と対向する位置の圧接しない部分に前記駆動側防振材が設けられている電気掃除機の吸込口体を提供する。
本発明(第5の発明)は、回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、前記本体は、前記駆動側軸支部を受け入れて支持する駆動側支持部と、前記回転ブラシの前記従動側軸支部を受け入れて支持する従動側支持部とを有し、前記動力伝達機構の張力にて前記駆動側軸支部と前記従動軸支部とが互いに引き寄せられることによって、前記駆動側支持部の一部が前記駆動側軸支部と圧接し、かつ、前記従動側支持部の一部が前記従動側軸支部と圧接しており、前記従動側支持部における前記従動側軸支部と圧接する部分と対向する位置の圧接しない部分に前記従動側防振材が設けられている電気掃除機の吸込口体を提供する。
また、本発明は、前記吸込口体と、前記吸込口体と直接または延長パイプを介して接続される掃除機本体とを備えた電気掃除機を提供する。
本発明の電気掃除機の吸込口体によれば、回転ブラシが回転することによって生じる振動および騒音を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。 第1実施形態の電気掃除機における吸込口体の斜視図である。 図2の吸込口体の正面図である。 図2の吸込口体の底面図である。 図2の吸込口体の回転ブラシを取り外した状態の底面図である。 図2の吸込口体の分解図である。 図2の吸込口体の一端側を前後方向に切断した断面図である。 図2の吸込口体における動力伝達機構を説明する図である。 第1実施形態の吸込口体における回転ブラシの平面図である。 図9の回転ブラシにおける軸部の一端側の軸心に沿った縦断面図である。 図9の回転ブラシにおける軸部の他端側の軸心に沿った縦断面図である。 図2の吸込口体の一端側を左右方向に切断した断面図である。 図2の吸込口体の一端側を前方斜め下から見た斜視図である。 図2の吸込口体の一端側を前後方向に切断した断面図である。
以下、図面を用いて本発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、本発明を限定するものと解されるべきではない。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
図1に示す第1実施形態の電気掃除機1は、掃除機本体10と、吸込口体60と、掃除機本体10と吸込口体60とを離脱可能に接続する延長管90とを備えたスティックタイプのコードレス電気掃除機である。この電気掃除機1は、吸込口体60を直接掃除機本体10に接続してハンディタイプとして使用することもできる。
この電気掃除機1は、吸込口体60に特徴を有しているため、以下では吸込口体60の構成を説明し、掃除機本体10および延長管90についての説明を省略する。
図2は第1実施形態の電気掃除機における吸込口体の斜視図である。図3は図2の吸込口体の正面図である。図4は図4の吸込口体の底面図である。図5は図2の吸込口体の回転ブラシを取り外した状態の底面図である。吸込口体60の構成を便宜的に説明するために、吸込口体60を用いて床面掃除を行うときのユーザから見た方向を吸込口体60の前後左右上下方向として図1~図5中に矢印で示している。
図2に示すように、吸込口体60は、吸込口本体67と、第1軸心P1を中心として吸込口本体67に対して左右方向に回動可能に吸込口本体67に連結された関節部68と、第1軸心P1と直交する第2軸心P2を中心として関節部68に対して上下方向に回動可能に関節部68に連結された接続筒部69とを備えてなる。
図1に示すように、接続管部69は、スティックタイプの場合は延長管90を介して掃除機本体10と接続され、ハンディタイプの場合は掃除機本体10と直接接続される。
図3に示すように、吸込口体60は、回転ブラシ61と、回転ブラシ61を回転可能に支持する吸込口本体67と、回転ブラシ61を回転させるように吸込口本体67内に設けられたモータ70を含む駆動部とを備える。
図4に示すように、吸込口本体67は、一端側から他端側に延びる吸込口67kを有する底部67aと、底部67aにおける長手方向の両端に設けられた一端側壁部67bおよび他端側壁部67cと、バンパーとしての前壁部67dとを有する。吸込口67kは回転ブラシ61を被清掃面側に露出させかつダストを吸引する開口部である。本実施形態の場合、一端側壁部67bは左側に設けられた側壁であり、他端側壁部67cは右側に設けられた側壁であり、吸込口67kは左右方向に延びている。
図4に示すように、吸込口67kの前端は前壁部67dに達しており、吸込口67kの右端は他端側壁部67cに達しており、吸込口67kの左側には底部67aのカバー部67aaが配置されており、吸込口67kの後方には底部67aの後方部67abが配置されている。本実施形態の場合、底部67aのカバー部67aaは、後述の動力伝達機構のベルトを覆うベルトカバーであり、カバー部67aaはねじ止めあるいはロック機構などによって着脱可能となっている。
図4に示すように、吸込口本体67の底部67aは、後方部67abの左右方向の中間部から後方へ突出した後方突出部67acを有すると共に、後方突出部67acに回転可能に設けられた後部ローラ67jを有している。図3に示すように、吸込口本体67の前壁67dの下端は底部67aよりも高い位置にあり、それによって吸込口67kの前端は前方へ開口している。
図4に示すように、吸込口本体67は、底部67aの後方部67abにおける吸込口67kの後端近傍位置に設けられた左右方向に延びる第1の起毛部材67nと、底部67aのカバー部67aaに設けられた前後方向に延びる第2の起毛部材67mと、一端側壁部67bの外面に設けられた上下方向に延びる第3の起毛部材67p(図2参照)とを有する。本実施形態の場合、第3の起毛部材67pは、一端側壁部67bから底部67aの後方部67abの右端部に亘って設けられている。
図6は図2の吸込口体の分解図である。図6において、回転ブラシ61のブラシ部は図示を省略している。図6に示すように、吸込口本体67は、下ケース67Xと、上ケース67Yと、カバー部67aaとを含む。
図5に示すように、下ケース67Xは、底部67aと、一端側壁部67bおよび他端側壁部67cと、前壁部67dと、後方突出部67acとを含んで構成される。下ケース67Xの前方のスペースは、回転ブラシ61を収納するスペースであり、吸込口67kと連通している。回転ブラシ61を収納するスペースは、前壁部67d、一端側壁部67bおよび他端側壁部67cと連設された区画壁67eによって囲われている。図6に示すように、区画壁67eにおいて、前端は前壁部67dと繋がり、前後方向の中間部は上方へ膨らむように湾曲し、後部は垂直状に起立して底部67ab(図5参照)と繋がっている。
図5に示すように、下ケース67Xには、一端側壁部67bの内面と近傍位置にて対向するように仕切り壁67bpが設けられると共に、仕切り壁67bpの前後方向の縁には半円形の切欠き67bjが形成されている。この半円形の切欠き67bjは、回転ブラシ61を下ケース67X内に装着したときに、仕切り壁67bpが回転ブラシ61に干渉しないように設けられている。
図6に示すように、カバー部67aaは、回転ブラシ61の一端側(左端部側)を回転可能に支持する後述の従動側支持部67sの従動側押さえ部67aeを有している。
図6に示すように、下ケース67Xは、区画壁67eよりも後方位置であって左右方向の中間部に通風路67fを有している。区画壁67eの後部の左右中間位置には通風口(不図示)が設けられており、この通風口に通風路67fの前端が接続されている。関節部68は通風路67fの後端に軸心P1を中心として回動可能に接続されている。
図6に示すように、下ケース67Xにおいて、通風路67fの左右には上方に開口する一対のスペースが設けられており、左側のスペースはモータ70を収納するモータ収納スペースSとなっている。モータ70は、その出力軸70aが左側へ突出するように吸込口本体67のモータ収納スペースS内に配置されている(図5参照)。
右側のスペースはモータ70の駆動用の制御基板(不図示)を収納するスペースとなっている。上ケース67Yを下ケース67Xの上端に結合させることにより、区画壁67eと左右一対のスペースが覆われる。
図7は図2の吸込口体の一端側を前後方向に切断した断面図である。図5と図7に示すように、吸込口本体67において、吸込口67kに位置する一端側壁部67bの内面には回転ブラシ61の一端と係合する従動側支持部67sの従動側受け部67bmが設けられている。さらに、図5に示すように、吸込口本体67において、他端側壁部67cの内面には、回転ブラシ61の他端と係合する従動側支持部67cmが設けられている。本実施形態の場合、一端側壁部67bの従動側受け部67bmは、一端側壁部67bの内面に設けられた段部またはリブによって形成されている。本実施形態の場合、従動側受け部67bmは、薄い四角形の板片を位置決め可能なように、回転ブラシ61の軸心P4の方向から見てL字形に形成されている。L字形の従動側受け部67bmは、四角形の板片(図6に示す回転ブラシ61の支持片62bw)の1つの角部を位置決めする1つの隅部67bn(図8参照)を有している。他端側壁部67cの従動側支持部67cmは、他端側壁部67cの内面から一端側壁部67bの方へ突出する冠歯車形に形成されている。
図7に示すように、駆動部は、吸込口本体67の後方左側のモータ収納スペースS内に設けられたモータ70と、モータ70の動力を伝達するようにモータ70の出力軸70aと回転ブラシ61とを連結する動力伝達機構71とを有してなる。本実施形態の場合、動力伝達機構71はプーリ・ベルト機構である。図7に示すように、動力伝達機構71は、底部67aのカバー部67aaから後方部67abに亘る範囲に配置されている。動力伝達機構71は、モータ70の出力軸70aに取り付けられた歯付きプーリ72と、回転ブラシ61の他端側(左端部側)に設けられた歯付きプーリ73と、2つの歯付きプーリ72、73を連結するタイミングベルト(歯付きベルト)74とを有する。
図6に示すように、駆動部は、モータ70の出力軸70aを回転可能として出力軸70aの先端に設けられた駆動側軸支部75をさらに有している。図7に示すように、駆動側軸支部75は、モータ70の出力軸70aの先端に軸受75aを介して取り付けられた支持片75bを有する。図8に示すように、本実施形態の場合、支持片75bは、略T字形の形状を有し、歯付きプーリ72よりも出力軸70aの先端側に位置している。
図7と図8に示すように、モータ70の駆動側軸支部75の支持片75bは、下ケース67Xのモータ収納スペースSに設けられた駆動側支持部67qの駆動側受け部67qaに係合して支持される。駆動側受け部67qaは、出力軸70aの軸心P3の方向から見てL字形に形成された段部またはリブからなり、1つの隅部67qnを有する。
図8は図2の吸込口体における動力伝達機構を説明する図である。図8に示すように、駆動側受け部67qaの隅部67qnと、回転ブラシ61側の一端側(左端部側)の従動側受け部67bmの隅部67bnとは、出力軸70aの軸心P3と回転ブラシ61の軸心P4との間に配置されている。さらに、図8と図7に示すように、吸込口本体67が床面F上に載置された状態において、駆動側受け部67qaは軸心P3の方向から見てL字形である。一方、回転ブラシ61側の一端側(左端部側)の従動側受け部67bmは、軸心P4の方向から見て駆動側受け部67qaのL字形とは上下逆向きのL字形となっている。
図8に示すように、駆動側軸支部75の支持片75bの下端には一対の角部75baが設けられている。支持片75bが駆動側受け部67qaに係合した状態において、支持片75bの下端の一方の角部75baが駆動側受け部67qaの隅部67qnに突き合わされる。このとき、支持片75bの一方の角部75baに隣接する2辺(直角をなす2つの外面75bb)が、駆動側受け部67qaの隅部67qnに隣接する2辺(直角をなす2つの内面67qr)に接触し、これによって支持片75bが駆動側受け部67qaに位置決めされる。
図9は第1実施形態の吸込口体における回転ブラシの平面図である。図10は図9の回転ブラシにおける軸部の一端側の軸心に沿った縦断面図である。図11は図9の回転ブラシにおける軸部の他端側の軸心に沿った縦断面図である。
図9に示すように、回転ブラシ61は、軸部62と、軸部62の外周部に軸心方向に沿って螺旋状に複数列で設けられたブラシ63とを備えている。
図9に示すように、軸部62は、複数のブラシ63を有する軸本体62aと、軸本体62aを回転可能に支持するように軸本体62aの両端にそれぞれに設けられた一対の従動側軸支部62b、62cとを有してなる。
図10に示すように、軸部62の一端側の従動側軸支部62bは、軸本体62aの一端側の開口部に嵌め込まれて固定された円筒状の嵌合部材62biと、嵌合部材62biの軸心上に固定された芯材62bsと、芯材62bsに軸受(ベアリング)62btを介して取り付けられた軸支部材62bvとを有する。嵌合部材62biおよび軸本体62aは軸支部材62bvに対して回転可能である。嵌合部材62biは、軸本体62aの一端よりも軸心方向一端側に突出する露出部62bqを有しており、その露出部62bqの外周部に歯付きプーリ73と外フランジ62arが設けられている。外フランジ62arは軸本体62aの一端に近接する。
図10に示すように、軸支部材62bvは、嵌合部材62biの中心孔から軸心方向一端側へ突出した端部に板片状の支持片62bwを有している。図7に示すように、この支持片62bwは、回転ブラシ61の軸心P4の方向から見て多角形であり、本実施形態の場合は正方形または角に丸みを有する略正方形である。支持片62bwは、吸込口本体67の一端側(左端部側)の従動側受け部67bmと係合可能である。
図8に示すように、支持片62bwが従動側受け部67bmと係合した状態において、支持片62bwの1つの角部62bxが従動側受け部67bmの隅部67bnに突き合わされる。このとき、支持片62bwの1つの角部62bxに隣接する2辺(直角をなす2つの外面62bz)が、従動側受け部67bmの隅部67bnに隣接する2辺(直角をなす2つの内面67bq)に接触し、これによって支持片62bwが従動側受け部67bm位置決めされる。
図7と図8に示すように、駆動部の駆動側軸支部75の支持片75bが駆動側受け部67qaに位置決めされ、かつ、回転ブラシ61の一端側(左端部側)の従動側軸支部62bの支持片62bwが従動側受け部67bmに位置決めされた状態において、動力伝達機構71のタイミングベルト74の張力によって、2つの支持片75b、62bwは互いに引き寄せられている。そのため、駆動側軸支部75と駆動側支持部67qが互いに隣接する2辺同士で圧接し、かつ、従動側軸支部62bと従動側受け部67bmが互いに隣接する2辺同士で圧接する。すなわち、駆動側軸支部75の支持片75bの互いに隣接する2辺(直角をなす2つの外面75bb)と駆動側受け部67qaの互いに隣接する2辺(直角をなす2つの内面67qr)とが圧接する。一方、従動側軸支部62bの支持片62bwの互いに隣接する2辺(直角をなす2つの外面62bz)と従動側支持部67sの従動側受け部67bmの互いに隣接する2辺(直角をなす2つの内面67bq)とが圧接する。
図11に示すように、軸部62の他端側の従動側軸支部62cは、一端側の従動側軸支部62bと同様の嵌合部材62ci、芯材62csおよび軸受(ベアリング)62ctを有する。さらに、従動側軸支部62cは、冠歯車形の係合部62cwを有する軸支部材62cvと、キャップ62cxとを有する。嵌合部材62ciの軸心方向他端側に突出する露出部62cqの端部は軸心方向外側に開口しており、その開口にキャップ62cxが嵌め込まれている。キャップ62cxは軸心方向から見て円環状であり、キャップ62cxの孔内に係合部62cwが配置されている。図11に示す係合部62cwは、図5に示す吸込口本体67の他端側壁部67cに設けられた冠歯車形の従動側支持部67cmと係合可能である。
図7と図8に示すように、吸込口本体67において、上ケース67Yには駆動側支持部67qの駆動側押さえ部67qbが設けられている。下ケース67Xに上ケース67Yを取り付けた状態において、駆動側押さえ部67qbは、駆動側受け部67qaにて受けられた駆動側軸支部75の支持片75bを押さえることができるように、駆動側受け部67qaのL字形とは上下逆向きのL字形に形成されている。本実施形態の場合、図8に示すように、略T字形の支持片75bは上端の前側と後側に一対の角部75bcを有する。上端の後側の角部75bcは、軸心P3を挟んで、駆動側受け部67qaの隅部67qnと対向する支持片75bの下端の角部75baと略対向する位置にある。支持片75bの上端の一方の角部75bcと対向するように、駆動側押さえ部67qbには隅部67qsが設けられている。駆動側押さえ部67qbの隅部67qsを有する内面は、駆動側受け部67qaの2つの内面67qrと対向している。駆動側押さえ部67qbの隅部67qsを有する内面にはシート状の駆動側防振材64が設けられている。
つまり、図8に示すように、駆動側防振材64は、駆動側支持部67qにおける駆動側軸支部75と圧接する部分と対向する位置にある圧接しない部分(隅部67qsを有する内面)に設けられている。駆動側防振材64は、例えば、ゴム、スポンジのような発泡樹脂、起毛布等のクッション性を有する素材からなり、折り曲げて駆動側防振材64に接着することができる。
図6と図7に示すように、カバー部67aaには従動側支持部67sの従動側押さえ部67aeが設けられている。下ケース67Xにカバー部67aaを取り付けた状態において、従動側押さえ部67aeは、従動側受け部67bmにて受けられた従動側軸支部62bの支持片62bwを押さえることができるようにL字形に形成されている。本実施形態の場合、図8に示すように、略正方形の支持片62bwは下端の前側と後側に一対の角部62byを有する。下端の前側の角部62byは、軸心P4を挟んで、従動側受け部67bmの隅部67bnと対向する支持片62bwの上端の角部62bxと略対向する位置にある。支持片62bwの下端の一方の角部62byと対向するように、従動側押さえ部67aeには隅部67afが設けられている。従動側受け部67bmの隅部67afを有する内面は、従動側受け部67bmの2つの内面67bqと対向している。従動側押さえ部67aeの隅部67afを有する内面にはシート状の従動側防振材65が設けられている。
つまり、図8に示すように、従動側防振材65は、従動側支持部67sにおける従動側軸支部62bと圧接する部分と対向する位置にある圧接しない部分(隅部67afを有する内面)に設けられている。従動側防振材65は、例えば、ゴム、スポンジのような発泡樹脂、起毛布等のクッション性を有する素材からなり、折り曲げて駆動側防振材65に接着することができる。
図5に示す吸込口本体67に図9に示す回転ブラシ61を装着する手順を説明する。図11に示す回転ブラシ61の他端側の従動側軸支部62cの係合部62cwを、吸込口本体67の他端側壁部67cの係合部67cmに嵌め合わせることによって係合させる。この際、図8に示すように、回転ブラシ61の一端側の従動側軸支部62bの歯付きプーリ73とモータ70の歯付きプーリ72とは事前にタイミングベルト74にて繋がっている。なお、係合部62cwを吸込口本体67の係合部67bmに嵌め合わせて係合させた後に、回転ブラシ61の一端側の従動側軸支部62bの歯付きプーリ73とモータ70の歯付きプーリ72とをタイミングベルト74でつなげてもよい。次に、図9に示す回転ブラシ61の一端側の従動側軸支部62bの支持片62bwを、図5に示す吸込口本体67の一端側壁部67bの従動側受け部67bmに係合させる。
図9に示す回転ブラシ61の両端の従動側軸支部62b、62cが図5に示す吸込口本体67の両側の従動側受け部67bmおよび係合部67cmに係合した状態において、回転ブラシ61の一端側の歯付きプーリ73と外フランジ62arとの間の隙間に吸込口本体67の仕切り壁67bpの縁および半円形の切欠き67bjが位置する。その後、カバー部67aaを吸込口67kの左側に取り付けることにより、回転ブラシ61の一端側の従動側軸支部62bが覆われ、図7に示す従動側軸支部62bの支持片62bwがカバー部67aaの従動側押さえ部67aeによって押さえられる。
図8に示すように、動力伝達機構71のタイミングベルト74の張力によって、モータ70側の支持片75bと回転ブラシ61側の支持片62bwは互いに引き寄せられている。そのため、駆動側支持部67qの駆動側押さえ部67qbと駆動側軸支部75の支持片75bとの間に寸法公差による隙間が存在すると共に、従動側軸支部62bの支持片62bwと従動側支持部67sの従動側押さえ部67aeとの間に寸法公差による隙間が存在する。これらの隙間は、モータ70を駆動させて回転ブラシ61を回転させたときのモータ70側の振動と振動音および回転ブラシ61側の振動および振動音を発生させる一因となる。この点を考慮した本実施形態によれば、駆動側支持部67qにおける駆動側軸支部75の支持片75bと圧接する部分と対向する位置にある支持片75bと圧接しない部分に駆動側防振材64を設け、かつ、従動側支持部67sにおける従動側軸支部62bの支持片62bwと圧接する部分と対向する位置にある支持片62bwと圧接しない部分に従動側防振材65を設けている。これにより、駆動側防振材64によってモータ70による振動と振動音を抑制し、かつ、従動側防振材65によって回転ブラシ61による振動と振動音を抑制することができる。さらに、本実施形態によれば、モータ70の軸心P3と回転ブラシ61の軸心P4との間の軸心間距離が安定するため、適切なベルト長を有するタイミングベルト74の選定が容易となる。ベルト長が不適切であると歯飛びやモータ電流値の上昇等の不具合が生じるが、本実施形態ではこのような不具合を抑制できる。さらに、本実施形態によれば、回転ブラシ61の従動側軸支部62bには防振材が設けられていないため、回転ブラシ61を水洗いすることができる。つまり、駆動側軸支部62bの外周に防振材が貼り付けられていると、回転ブラシ61を水洗いしたときに防振材が剥がれてしまう不具合が生じたり、あるいは防振材が耐水性を有さない素材であれば回転ブラシ61の水洗いが困難となるが、本実施形態ではこのような不具合が生じない。
図12は図2の吸込口体の一端側を左右方向に切断した断面図である。図12に示すように、吸込口体60は、モータ70の振動および振動音をさらに抑制するために、吸込口本体67のモータ収納スペースSへのモータ70の取り付け構造が次のようになっている。
図12に示すように、駆動側軸支部75の支持片75bは、モータ70の出力軸70aの先端に軸受75aを介して設けられている。支持片75bは、下ケース67Xに設けられた駆動側支持部67qの駆動側受け部67qaにて受けられ、かつ、上ケース67Yに設けられた駆動側支持部67qの駆動側押さえ部67qbによって駆動側防振材64を介して押さえられている。
モータ70は、出力軸70aに関して軸心P3方向反対側に基端70bを有している。下ケース67Xのモータ収納スペースSには筒状のモータ基端受け部76が設けられており、このモータ基端受け部76にてモータ70の基端70bが受け入れられている。モータ基端受け部76は、例えば、ゴム、スポンジのような発泡樹脂、起毛布等のクッション性を有する素材からなり、モータ収納スペースSに設けられたリブ78上に載っている。さらに、モータ基端受け部76にて受けられたモータ70の基端70bを押さえるリブ状のモータ基端押さえ部77が、上ケース67Yに設けられている。
モータ70は、駆動側受け部67qaと駆動側押さえ部67qbとによって固定される出力軸70aの先端、および、モータ基端受け部76とモータ基端押さえ部77によって固定される基端70bの2箇所で吸込口本体67内に固定されている。言い換えるとモータ70は、先端(出力軸70aの先端)と基端70bの2箇所で吸込口本体67内に固定されているため、モータ70に均等な負荷がかかりやすくなる。この結果、モータ70の振動をより抑えることができると共に、それによって振動音をより抑えることができる。
図13は図2の吸込口体の一端側を前方斜め下から見た斜視図である。図14は図2の吸込口体の一端側を前後方向に切断した断面図である。
図13に示すように、吸込口体60は、次の構成によってモータ70の振動および振動音をさらに抑制することができる。この場合、下ケース67Xの底部67aの下面における駆動部の下方位置(具体的には図7に示す動力伝達機構の下方位置)には、図14に示すように1層以上の緩衝材79を介して第2の起毛部材67mが貼り付けられている。
緩衝材79としては、例えば、発泡樹脂シート(例えば、発泡ウレタンシート)、ゴムシート等の厚さ0.1mm~1mm程度の弾性シートを用いることができる。緩衝材79は、接着剤、両面粘着テープ等を用いて下ケース67Xの底部67aの下面、あるいは、カバー部67aaに貼り付けることができる。緩衝材79を複数層とする場合は、緩衝材79と緩衝材79とを接着剤、両面粘着テープ等を用いて互いに貼り付けることができる。なお、図14において、第2の起毛部材67mとして、下方から順に起毛布と緩衝材と両面粘着テープとが積層され一体形成されているものを用いてもよい。
図14に示すように下ケース67Xの底部67aと第2の起毛部材67mとの間に1層以上の緩衝材79を設けることにより、モータ70および回転ブラシ61(図7参照)の振動を床面Fに伝えにくくして振動および振動音をさらに抑えることができる。緩衝材79を複数層とすることにより、緩衝材79と緩衝材79との間に薄い空気層が介在してより効果が高められる。なお、カバー部67aaに張り付けても同様の効果を得ることができる。
(第1実施形態の変形例1)
第1実施形態では、図8に示すように、駆動側軸支部75の支持片75bの形状は、軸心P3の方向から見て、下端の一対の直角の角部75baおよび上端の一対の直角の角部75bcを有しかつ3辺以上を有する多角形であった。これに対応する駆動側支持部67qは、2辺を有する駆動側受け部67qaと2辺を有する駆動側押さえ部67qbとで3辺以上を有する四角形を形成している。
このような実施形態に限定されず、例えば、支持片75bの形状は直角三角形であってもよい。この場合、直角三角形の支持片の直角部分が2辺を有するL字形の駆動側受け部にて受けられ、支持片の長辺が駆動側防振材を介して平板状の駆動側押さえ部によって押さえられる。このように、駆動側受け部67qaは支持片75bの1つの角部75baを位置決めできる2辺を有していればよく、駆動側押さえ部67qbは支持片75bの前記2辺とは異なる少なくとも1辺を押さえる1辺を有していればよい。ペアとなる従動側軸支部62bおよび従動側支持部67sについても同様である。
(第1実施形態の変形例2)
実施形態1において、動力伝達機構は、チェーン・スプロケット機構であってもよい。この場合、チェーンとしては、ベルトに複数の孔が長手方向に沿って設けられたベルト形チェーンが好ましい。
(第2実施形態)
第1実施形態では回転ブラシをモータによって回転させる駆動方式の吸込口体を例示したが、タービン駆動方式とすることも可能である。この場合、モータの代わりにタービンを吸込口本体内に回転可能に設け、動力伝達機構の駆動側の歯付きプーリをタービンの回転軸に設ける。
第2実施形態に第1実施形態の変形例1と2の一方または両方を組み合わせてもよい。
(第3実施形態)
第1実施形態の吸込口体において、従動側支持部67sの従動側防振材65と駆動側支持部67qの駆動側防振材64とは少なくとも一方が省略されてもよい。
(他の実施形態)
前記実施形態の吸込口体はキャニスター型およびアップライト型の電気掃除機にも適用可能である。
本発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、本発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、本発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。本発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機、 10:掃除機本体、 60:吸込口体、 61:回転ブラシ、 62:軸部、 62a:軸本体、 62b、62c:従動側軸支部、 62bi,62ci:嵌合部材、 62bq,62cq:露出部、 62bs,62cs:芯材、 62bt,62ct:軸受、 62bv,62cv:軸支部材、 62bw:支持片、 62bx,62by:角部、 62bz:外面、 62cw:係合部、 64:駆動側防振材、 65:従動側防振材、 67:吸込口本体、 67a:底部、 67aa:カバー部、 67ab:後方部、 67ac:後方突出部、 67ae:従動側押さえ部、 67af:隅部、 67b:一端側壁部、 67bf:一端側内面、 67bm:従動側受け部、 67bn:隅部、 67bq:内面、 67c:他端側壁部、 67cf:他端側内面、 67cm:従動側支持部、 67d:前壁部、 67k:吸込口、 67m:第2の起毛部材、 67q:駆動側支持部、 67qa:駆動側受け部、 67qb:駆動側押さえ部、 67qn,67qs:隅部、 67qr:内面、 67s:従動側支持部、 67X:下ケース、 67Y:上ケース、 70:モータ、 70a:出力軸、 70b:基端、 71:動力伝達機構、 72,73:歯付きプーリ、 74:タイミングベルト(歯付きベルト)、 75:駆動側軸支部、 75a:軸受、 75b:支持片、 75ba,75bc:角部、 75bb:外面、 76:モータ基端受け部、 77:モータ基端押さえ部、 78:リブ、 79:緩衝材、 P1:第1軸心、 P2:第2軸心、 P3,P4:軸心、 S:モータ収納スペース

Claims (12)

  1. 回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、
    前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、
    前記本体は、前記駆動側軸支部を支持する駆動側支持部を有し、
    前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部との間における前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部とが互いに接触しない部分に駆動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体。
  2. 回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、
    前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構とを有し、
    前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、
    前記本体は、前記従動側軸支部を支持する従動側支持部を有し、
    前記従動側軸支部と前記従動側支持部との間における前記従動側軸支部と前記従動側支持部とが互いに接触しない部分に従動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体。
  3. 回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、
    前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、
    前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、
    前記本体は、前記駆動側軸支部を支持する駆動側支持部と、前記従動側軸支部を支持する従動側支持部とを有し、
    前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部との間における前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部とが互いに接触しない部分に駆動側防振材が設けられ、
    前記従動側軸支部と前記従動側支持部との間における前記従動側軸支部と前記従動側支持部とが互いに接触しない部分に従動側防振材が設けられた電気掃除機の吸込口体。
  4. 回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、
    前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、
    前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、
    前記本体は、前記駆動側軸支部を受け入れて支持する駆動側支持部と、前記回転ブラシの前記従動側軸支部を受け入れて支持する従動側支持部とを有し、
    前記動力伝達機構の張力にて前記駆動側軸支部と前記従動軸支部とが互いに引き寄せられることによって、前記駆動側支持部の一部が前記駆動側軸支部と圧接し、かつ、前記従動側支持部の一部が前記従動側軸支部と圧接しており、
    前記駆動側支持部における前記駆動側軸支部と圧接する部分と対向する位置の圧接しない部分に前記駆動側防振材が設けられている電気掃除機の吸込口体。
  5. 回転ブラシと、前記回転ブラシの両端を回転可能に支持する本体と、前記回転ブラシを回転させるように前記本体内に設けられた駆動部とを備え、
    前記駆動部は、モータまたはタービンと、前記モータの出力軸または前記タービンの回転軸と前記回転ブラシの一端側とをベルトまたはチェーンを用いて連結する動力伝達機構と、前記出力軸または前記回転軸の先端に設けられた駆動側軸支部とを有し、
    前記回転ブラシは一端に従動側軸支部を有し、
    前記本体は、前記駆動側軸支部を受け入れて支持する駆動側支持部と、前記回転ブラシの前記従動側軸支部を受け入れて支持する従動側支持部とを有し、
    前記動力伝達機構の張力にて前記駆動側軸支部と前記従動軸支部とが互いに引き寄せられることによって、前記駆動側支持部の一部が前記駆動側軸支部と圧接し、かつ、前記従動側支持部の一部が前記従動側軸支部と圧接しており、
    前記従動側支持部における前記従動側軸支部と圧接する部分と対向する位置の圧接しない部分に前記従動側防振材が設けられている電気掃除機の吸込口体。
  6. 前記モータまたは前記タービンの軸心方向から見て、前記駆動側軸支部の形状が3辺以上を有する多角形であり、
    前記駆動側軸支部と前記駆動側支持部が互いに隣接する2辺同士で圧接し、
    前記駆動側防振材が前記駆動側支持部の前記2辺以外の辺に設けられている、請求項4に記載の吸込口体。
  7. 前記回転ブラシの軸心方向から見て、前記従動側軸支部の形状が3辺以上を有する多角形であり、
    前記従動側軸支部と前記従動側支持部が互いに隣接する2辺同士で圧接し、
    前記従動側防振材が前記従動側支持部の前記2辺以外の辺に設けられている、請求項5に記載の吸込口体。
  8. 前記本体は、底部を有する下ケースと、前記下ケースの上端と結合可能な上ケースと、前記下ケースの前記底部と結合可能なカバー部とを有し、
    前記駆動側支持部は、前記下ケースに設けられて前記駆動側軸支部を受け入れる駆動側受け部と、前記上ケースに設けられて前記駆動側受け部にて受けられた前記駆動側軸支部を押さえる駆動側押さえ部とを有し、
    前記従動側支持部は、前記下ケースに設けられて前記従動側軸支部を受け入れる従動側受け部を有し、
    前記従動側軸支部にて受けられた前記従動側軸支部を前記カバー部にて押さえる、請求項3に記載の吸込口体。
  9. 前記カバー部は、前記動力伝達機構の前記ベルトまたは前記チェーンを覆う、請求項8に記載の吸込口体。
  10. 前記駆動部は、前記モータを備え、
    前記モータは、前記出力軸とは前記軸心方向に関して反対側の基端を有しており、
    前記モータの前記基端を受け入れるモータ基端受け部が前記下ケース内に設けられると共に、前記モータ基端受け部にて受けられた前記モータの前記基端を押さえるモータ基端押さえ部が前記上ケースに設けられており、
    前記モータは、前記駆動側受け部と前記駆動側押さえ部によって固定される前記先端および前記モータ基端受け部と前記モータ基端押さえ部によって固定される前記基端の2箇所で前記本体内に固定されている、請求項8に記載の吸込口体。
  11. 前記下ケースの前記底部の下面における前記駆動部の下方位置には、1層以上の緩衝材を介して起毛部材が貼り付けられている、請求項8に記載の吸込口体。
  12. 請求項1~11のいずれか1つの吸込口体と、前記吸込口体と直接または延長パイプを介して接続される掃除機本体とを備えた電気掃除機。
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