JP2024011767A - 照明制御装置、照明装置及び照明制御方法 - Google Patents

照明制御装置、照明装置及び照明制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光によって人に対する誘目性及び誘導性を高めることができる照明制御装置、照明装置及び照明制御方法を提供する。【解決手段】制御信号は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の光度、又は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号である。そして、制御部20は、第1照明装置10aが発する光の色度と、第2照明装置10bが発する光の色度とを異ならせる制御信号、又は、第1照明装置10aが発した光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bが発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる制御信号を第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれへ出力する。【選択図】図4

Description

本開示は、照明制御装置、照明装置及び照明制御方法に関する。
特許文献1の照明制御装置は、選択された照明パターン又は影パターンを形成するための照明装置を制御する照明装置制御情報を用いて照明装置を制御する照明装置制御部を備える。
特開2021-174668号公報
従来の照明制御装置では、単に照度を変更するだけであり、人を十分に誘目及び誘導することができない場合がある。
そこで、本開示では、光によって人に対する誘目性及び誘導性を高めることができる照明制御装置、照明装置及び照明制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る照明制御装置は、複数の光源部に含まれる少なくとも第1光源部及び第2光源部のそれぞれを制御する制御信号を出力する制御部を備え、前記制御信号は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の光度、又は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号であり、前記制御部は、前記第1光源部が発する光の色度と、前記第2光源部が発する光の色度とを異ならせる前記制御信号、又は、前記第1光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度と、前記第2光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる前記制御信号を前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれへ出力する。
また、本開示の一態様に係る照明装置は、照明制御装置と、前記被照射面に対して光を発することができる第1光源部及び第2光源部とを備える。
また、本開示の一態様に係る照明制御方法は、複数の光源部に含まれる少なくとも第1光源部及び第2光源部のそれぞれを制御する制御信号を出力することと、前記第1光源部が発する光の色度と、前記第2光源部が発する光の色度とを異ならせる前記制御信号、又は、前記第1光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度と、前記第2光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる前記制御信号を前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれへ出力することとを含み、前記制御信号は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の光度、又は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号である。
本開示の照明制御装置等によれば、光によって人に対する誘目性及び誘導性を高めることができる。
図1は、実施の形態に係る照明システムを示すブロック図である。 図2は、照明システムを通路に設置した場合を示す模式図である。 図3は、光度、制御信号、水平面照度を示す図である。 図4は、複数の照明装置のそれぞれが被照射面に光を照射した場合において、被照射面に照射された光が直線状に遷移する場合を示す図である。 図5は、複数の照明装置のそれぞれが被照射面に光を照射した場合において、被照射面に照射された光が面状に遷移する場合を示す図である。 図6Aは、最大値と最小値との差と、誘導効果の判定結果との関係を示す図である。 図6Bは、良判定した人数と、最大値と最小値との差との関係を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ、ステップの順序等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。
各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されてはいない。したがって、例えば、各図において縮尺等は必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
<構成及び機能>
以下の実施の形態に係る照明システム1について、図1~図5を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る照明システム1を示すブロック図である。図2は、複数の照明装置10のそれぞれが被照射面に光を照射した場合を示した模式図である。図3は、光度、制御信号、水平面照度を示す図である。図4は、複数の照明装置10のそれぞれが被照射面に光を照射した場合において、被照射面に照射された光が直線状に遷移する場合を示す図である。図5は、複数の照明装置10のそれぞれが被照射面に光を照射した場合において、被照射面に照射された光が面状に遷移する場合を示す図である。
図1に示すように、照明システム1では、照明装置10から出射する光の照明態様を調整することによって人を誘導することができるアフォーダンス照明システムである。例えば、本実施の形態の照明システム1は、照明態様を調整することによって、人を所定方向に誘導したり、誘導した人を所定領域内に集めたり、所定領域内に集まっている人を分散するように誘導したりすることができる。例えば、人は、鉛直面照度が暗いところよりも明るいところに誘導されるというサバンナ効果が知られている。このため、照明システム1では、地面を照射するものであるため、厳密には鉛直面照度に関係するサバンナ効果とは異なるが、このサバンナ効果と類似の効果を狙って光の明暗を遷移させて、サバンナ効果によって人の感情に働きかけることで、人を誘導することができる。
このような照明システム1は、例えば、公園、遊園地、駅、大規模施設等のように、多くの人を誘導する必要のある個所に用いられる。
図1及び図2に示すように、照明システム1は、複数の照明装置10と、照明制御装置2と、電源部30とを備えている。
[照明装置10]
複数の照明装置10のそれぞれは、例えば街路灯等の屋外用の照明装置10、施設内に設置される施設用の照明装置10等である。本実施の形態の複数の照明装置10のそれぞれは、通路に沿って配置されている。図2では、複数の照明装置10として、5つの照明装置10を例示している。なお、照明装置10の数は、あくまでも一例であり、5つの照明装置10に限定されない。例えば、照明装置10の数は、2以上であればよく、好ましくは3以上であればよい。また、照明装置10は、第1光源部及び第2光源部の一例である。
このような複数の照明装置10のそれぞれは、光源11、図示しない発光制御回路等で構成される。光源11は、複数のLED(Light Emitting Diode)素子が実装された発光モジュールである。複数のLED素子のそれぞれは、赤色LEDチップ、青色LEDチップ、緑色LEDチップ、白色LEDチップ、及び、黄色LEDチップを含んでいる。また、光源11は、青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせることで白色光を出射する構成であってもよい。さらに、光源11は、これら2以上のLED素子を選択的に組み合わせることで種々の光色を発するようにしてもよい。なお、これらに限定されるものではなく、一般的に実用されている構成を用いてもよい。発光制御回路が各LEDチップを独立して制御することで、複数の照明装置10のそれぞれは、被照射面に対して光を発し、被照射面に光を照射する。また、光源11は、第1光源部及び第2光源部の一例であってもよい。
照明装置10は、照明制御装置2から制御信号を取得すると、制御信号に応じた照明態様で点灯する。照明装置10は、調光機能、及び、調色機能を備えている。
例えば、照明装置10は、調光機能として、光源11が出射する光の明るさを複数の段階に調節することで、出射する光の明るさを暗くしたり、明るくしたりすることができる。つまり、照明装置10は、出射する光の明暗を周期的に揺らがせることができる。ここで、周期的とは、同一の周期であってもよく、異なる周期であってもよい。
また、照明装置10は、調色機能として、電球色等の低い色温度から温白色、昼白色又は昼光色等の高い色温度までの白色光を発することができる。つまり、照明装置10は、出射する光の色合いを周期的に揺らがせることができる。例えば、照明演出では、照明装置10は、出射する光の赤みを増したり赤みを減らしたりを繰り返すように、周期的に色温度を変更する。なお、照明装置10が出射する光の色度は、変化してもよく、変化しなくてもよい。また、照明装置10は、照明演出として、出射する光の波長を変更することによって、出射する光の色を変更してもよい。
図2における複数の照明装置10のうちの一方側から1つ目の照明装置10、2つ目の照明装置10、3つ目の照明装置10、4つ目の照明装置10及び5つ目の照明装置10と、第1光照射領域、第2光照射領域、第3光照射領域、第4光照射領域及び第5光照射領域との関係について説明する。
1つ目の照明装置10は、発した光を通路の被照射面における第1光照射領域に照射する。2つ目の照明装置10は、発した光を被照射面における第2光照射領域に照射する。3つ目の照明装置10は、発した光を被照射面における第3光照射領域に照射する。4つ目の照明装置10は、発した光を被照射面における第4光照射領域に照射する。5つ目の照明装置10は、発した光を被照射面における第5光照射領域に照射する。
第1被照射面、第2被照射面、第3被照射面、第4被照射面及び第5被照射面は、通路の被照射面においてそれぞれ異なる個所である。図2では、1つ目の照明装置10、2つ目の照明装置10、3つ目の照明装置10、4つ目の照明装置10及び5つ目の照明装置10がこの順で並んで配置されているため、第1光照射領域、第2光照射領域、第3光照射領域、第4光照射領域及び第5光照射領域もこの順で並んで形成される。第1光照射領域、第2光照射領域、第3光照射領域、第4光照射領域及び第5光照射領域において、隣り合う2つの光照射領域は、一部が重なっていてもよい。
[照明制御装置2]
照明制御装置2は、複数の照明装置10を個別に又は一括して制御することができる。つまり、照明制御装置2は、複数の照明装置10のそれぞれを所定の演出で照明させるための制御信号を、複数の照明装置10のそれぞれへ出力することで、制御信号に応じた複数の照明装置10を所定の演出で照明させることができる。つまり、照明制御装置2は、複数の照明装置10のそれぞれを、制御信号に示される所定の演出で照明させるように制御する。
照明制御装置2は、複数の照明装置10のそれぞれへ制御信号を出力する制御部20を備えている。
ここで制御信号は、図3の(a)~(c)に示すように、複数の照明装置10に含まれる第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の光度、又は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の照度(具体的には被照射面の水平面照度)が増減を繰り返すように動的な信号である。このため、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれは、制御信号によって、光度又は照度が動的に増減を繰り返すように光を発する。また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bは、第1光源部及び第2光源部の一例である。また、照明装置10は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bを含む総括名称である。
また、制御信号は、1周期あたり、1回だけ増加する波形の信号と、1回だけ減少する波形の信号とからなる動的な出力信号であってもよい。また、1周期あたりの制御信号は、2回以上増加する波形の信号と、2回以上減少する波形の信号とからなる動的な出力信号であってもよい。このため、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する1周期あたりの光の照度も、1回だけ照度が増加する光と、1回だけ照度が減少する光とからなる動的な光である。また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する1周期あたりの光の照度も、2回以上照度が増加する光と、2回以上照度が減少する光とからなる動的な光であってもよい。なお、制御信号には、照明装置10の出力をOFFにしたり、ONにしたりするものも含まれていてもよい。
なお、図3の(a)~(c)で示した制御信号はあくまでも一例であり、制御信号は、図3に限定されない。
制御部20は、通路の被照射面におけるそれぞれ異なる領域に光が照射されるように、光を発する複数の照明装置10のそれぞれを制御することができる制御信号を複数の照明装置10のそれぞれへ出力する。
具体的には、複数の照明装置10のうちの第1照明装置10a及び第2照明装置10bが通路の一方側から他方側に沿ってこの順で並んで配置されている場合、制御部20は、第1照明装置10aと第2照明装置10bとに対してそれぞれ異なる制御信号を出力する。より具体的には、制御部20は、第1照明装置10aが発する光の色度と、第2照明装置10bが発する光の色度とを異ならせる制御信号、又は、第1照明装置10aが発した光が照射された被照射面の光の色度と、第12光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる制御信号を第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれへ出力する。
この場合、図3の(b)、(c)に示すように、第1照明装置10aへ出力された制御信号における出力値の最大値をP1とする。また、最大値P1から経時的に直後であり、第2照明装置10bへ出力された制御信号における出力値の最大値をP2とする。また、第1照明装置10aへ出力された制御信号において、最大値P1から経時的に直後の最大値をP3とする。また、最大値P1に対応するように第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値をS1とする。また、最大値P2に対応するように第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値をS2とする。また、最大値P3に対応するように第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値をS3とする。また、最大値P1の時点と最大値P2の時点との時間差をt1とする。また、最大値P2の時点と最大値P3の時点との時間差をt2とする。また、最大値S1の時点と最大値S2の時点との時間差をt3とする。また、最大値S2の時点と最大値S3の時点との時間差をt4とする。このとき、t2>t1又はt4>t3となる場合、第1照明装置10aを制御する制御信号に示される光の色度と、第2照明装置10bを制御する制御信号に示される光の色度とが異なる。つまり、第1照明装置10aを制御する制御信号に示される光の色度と、第2照明装置10bを制御する制御信号に示される光の色度とが異なる場合、同一のマクアダム楕円の少なくとも3-Step内に存在しない。又は、t2>t1又はt4>t3となる場合、第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の光の色度とが異なる。つまり、第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の光の色度とが異なる場合、同一のマクアダム楕円の少なくとも3-Step内に存在しない。このように、第1照明装置10aの発した光と第2照明装置10bの発した光とは色度が異なる。つまり、第1照明装置10aの発した光が照射された被照射面の光照射領域と、第2照明装置10bの発した光が照射された被照射面の光照射領域とは、色度が異なるため、通路における一方側と他方側とで色味が異なって見える。マクアダム楕円の少なくとも3-Step内に存在しないとは、マクアダム楕円の3-Stepの範囲に存在しないことである。例えば、第1照明装置10aの光色を中心としたマクアダム楕円の3-Stepの外側には、第2照明装置10bの光色が存在していてもよい。
同一のマクアダム楕円内に存在しないとは、マクアダム楕円が特定の中心色に対する識別変動の標準偏差をCIExy色度図に表わした楕円であるため、マクアダム楕円n-Stepの範囲に存在しないことを意味する。nは、n=1、2、3、4、5等の整数値であり、好ましくは3、5又は10等(マクアダム楕円の少なくとも3-Stepの外側)である。例えば、マクアダム楕円3-Stepの外側の場合、人が2つの光を見比べたときにその色の違いを認識することができる。
なお、被照射面の水平面照度は、照度計の向きによっては照度の値が異なって計測される。具体的には、同じ場所に照度計を配置しても、被照射面に入射する光に対して、光源の向きに向けた場合と、水平に配置した場合とでは異なって計測される。このため、本実施の形態では、被照射面の水平面照度は、照度計を水平に配置した場合、つまり受光面が鉛直上方向に向いている場合における照度で定義される。
また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれにおいて、光度の最大値と最小値とは、27%以上の差があり、被照射面に照射された水平面照度の最大値と最小値とは、27%以上の差がある。具体的には、第1照明装置10aが発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差がある。また、第2照明装置10bが発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差がある。この場合、第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値と最小値とは、27%以上の差があってもよい。また、第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値と最小値とは、27%以上の差があってもよい。
ここで、27%以上の差は、制御信号の最大値を基準として、制御信号の最小値が27%の差がある場合であってもよく、制御信号の最小値を基準として、制御信号の最大値が27%の差がある場合であってもよい。いずれかを選択的に基準として設定してもよい。他の値でも同様である。
また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれにおいて、光度の最大値と最小値とは、31%以上の差があり、被照射面に照射された水平面照度の最大値と最小値とは、31%以上の差があってもよい。さらに、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれにおいて、光度の最大値と最小値とは、47%以上の差があり、被照射面に照射された水平面照度の最大値と最小値とは、47%以上の差があってもよい。
また、複数の照明装置10のうちの第1照明装置10a及び第2照明装置10bへ出力されるそれぞれの制御信号の位相は、異なる。具体的には、制御部20が第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれに対して、位相の異なる制御信号を送信する。つまり、制御部20は、図3の実線と破線のように位相を異ならせた制御信号を、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれに送信する。これにより、図3で示すように、第1照明装置10aが出射する光の出力波形と、第2照明装置10bが出射する光の出力波形との位相は、異なる。
また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bへ出力されるそれぞれの制御信号の周期は、同一であってもよい。つまり、制御信号が第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれに対して異なる位相で出力されるだけでもよい。
また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bへ出力されるそれぞれの制御信号の周期は、異なっていてもよい。つまり、制御信号が第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれに対して異なる周期で出力されてもよい。
また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、直線状、曲線状、鋸歯状、面状、L字状、又は、斜線状に遷移してもよい。つまり、照明システム1では、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが光を発することで、被照射面に照射された光が直線状、曲線状、鋸歯状、面状、L字状、又は、斜線状で連続的に移動するように演出する。
ここで、被照射面に照射された光が直線状に遷移する様子について、図4を用いて説明する。図4では、照明システム1として、複数の照明装置10として7つの照明装置10を用いて、通路に沿って並んだ複数の照明装置10のそれぞれが、異なる色度に点灯する場合を例示している。
一方側から1つ目の照明装置10は、光照射領域A1を照明する。また、一方側から2つ目の照明装置10は、光照射領域A2を照明する。また、一方側から3つ目の照明装置10は、光照射領域A3を照明する。また、一方側から4つ目の照明装置10は、光照射領域A4を照明する。また、一方側から5つ目の照明装置10は、光照射領域A5を照明する。上述したように、光照射領域A1~A5は、一方側から他方側にこの順で並んで配置されている。
例えば、図4の第1段階では、光照射領域A1で色度が最も青色側にシフトし、光照射領域A2で色度が2番目に青色側にシフトし、光照射領域A3でxy色度図上における色度が青色と黄色の中間色(白色)にシフトし、光照射領域A4で色度が2番目に黄色側にシフトし、光照射領域A5で色度が最も黄色側にシフトしている。例えば、青色の光は高色温度の光で実現してもよく、黄色の光は低色温度の光で実現してもよい。つまり、複数の照明装置10のそれぞれは、色温度を変化させることで、黒体軌跡に沿った色温度の光を出射してもよい。また、他方側から一方側又は一方側から他方側へ向かって3色以上の光が変化してもよい。
次に、第2段階では、光照射領域A1、A4で色度が青色と黄色の中間色(白色)にシフトし、光照射領域A2で色度が最も青色側にシフトし、光照射領域A3で色度が2番目に青色側にシフトし、光照射領域A5で色度が2番目に黄色側にシフトしている。
次に、第3段階では、光照射領域A1で色度が最も黄色側にシフトし、光照射領域A2、A5で色度が青色と黄色の中間色(白色)にシフトし、光照射領域A3で色度が最も青色側にシフトし、光照射領域A4で色度が2番目に青色側にシフトしている。
このように、例えば一方側に存在する人には、被照射面において、図2及び図5のように一方側から他方側に向かって青色から黄色に変化する光によって、一方側から他方側に向かって光が直線状に遷移するように見える。また、光が直線状に遷移する速度は、人が歩く時の速度と同様の速度(時速数Km程度の速度)で遷移してもよい。
また、本実施の形態において、色度を変化させつつ、さらに複数の照明装置10のそれぞれが発する光の光度、又は、複数の照明装置10のそれぞれが発する光の照度を変更させてもよい。つまり、一方側から他方側に向かって光度、又は、照度が高くなってもよく、低くなってもよい。具体的には、色度が青色側にシフトするほど、照明装置10が発する光の光度、又は、照明装置10が発する光の照度を高くしてもよく、低くしてもよい。また、色度が黄色側にシフトするほど、照明装置10が発する光の光度、又は、照明装置10が発する光の照度を高くしてもよく低くしてもよい。
なお、本実施の形態では一方側と他方側との色度を反対にしてもよい。つまり、複数の照明装置10のそれぞれは、被照射面において、他方側から一方側に向かって青色から黄色に変化するように光を照射してもよい。このため、通路及び複数の照明装置10のそれぞれは、一方側の色度が黄色となり、他方側の色度が青色となる。
また、一方側の色純度を高くし、他方側の色純度を低くしてもよい。つまり、複数の照明装置10のそれぞれは、被照射面において、一方側から他方側に向かって色純度が低くなるように光を照射してもよい。また、この逆であってもよい。つまり、複数の照明装置10のそれぞれは、被照射面において、他方側から一方側に向かって色純度が低くなるように光を照射してもよい。また、複数の照明装置10のそれぞれは、被照射面において、一方側から他方側に至るまで全て色純度の高い光を照射してもよい。
被照射面に照射された光が曲線状、鋸歯状、L字状、又は、斜線状に遷移する場合についても上述と同様である。曲線状、鋸歯状、L字状、又は、斜線状をなした通路において、本実施の形態を適用できる。
また、被照射面に照射された光が面状に遷移する様子について、図5を用いて説明する。
例えば、図5でも、光照射領域A1~A5は、一方側から他方側にこの順で並んで配置されている。他の光照射領域B1~B5、C1~C5においても同様である。また、第1光照射領域A1、B1、C1は、この順で縦方向に並んで配置されている。他の光照射領域A2~A5、B2~B5、C2~C5においても同様である。
例えば、図5では、第1段階において、光照射領域A1~A5が最も青色側にシフトし、光照射領域B1~B5が青色と黄色の中間色(白色)となり、光照射領域C1~C5が最も黄色側にシフトする。
次に、第2段階において、光照射領域A1~A5が最も黄色側にシフトし、光照射領域B1~B5が最も青色側にシフトし、光照射領域C1~C5が青色と黄色の中間色(白色)となる。
このように、被照射面に照射された光が面状に遷移する場合も、図4のように被照射面に照射された光が一方側から他方側と直交する方向(縦方向)に遷移するため、詳細な説明は省略する。なお、被照射面に照射された光が面状に遷移する場合、被照射面に照射された光が横方向に遷移してもよい。
なお、図5の例示に限定されず、例えば、照明システム1を中心として照明システム1から放射状に遷移してもよく、照明システム1へ収束するように遷移してもよい。また、被照射面に照射された光は、これらの例示に限らず、自由自在に遷移してもよい。
このように、例えば被照射面に照射された青色の光及び黄色の光は、照明システム1の足元側から直線状、曲線状、鋸歯状、面状、L字状、又は、斜線状に遷移するように見える。また、光が遷移する速度は、人が歩く時の速度と同様の速度で遷移してもよい。
[電源部30]
図1に示すように、電源部30は、複数の照明装置10及び照明制御装置2に電力を供給する機能を有する。電源部30は、例えば、プリント基板に複数の電子部品が実装された電源回路である。電源部30は、例えば、複数の光源11のそれぞれを発光させるための駆動電力を生成する。具体的には、電源部30は、光源11を発光させるための駆動電力を生成し、この駆動電力をそれぞれの光源11に供給する。つまり、電源部30は、商用の交流電力を直流電力に変換し、この直流電力によって光源11を発光させるための駆動電力としてそれぞれの光源11に供給して、図2の光源11の発光素子を発光させる。
[まとめ]
本実施の形態の照明システム1では、被照射面に光を照射することで、光の色度及び明るさのうちの少なくとも色度を直線状、曲線状、鋸歯状、面状、L字状、又は、斜線状に遷移させることができる。このため、ある地点から別の地点へ光が流れるような照明演出をすることで、人をある地点から別の地点へ誘導することができる。例えば、光を直線状、曲線状、鋸歯状、面状、L字状、又は、斜線状に遷移させることで、所定領域に集まっている人を分散させたり、所定領域に人を集めたりすることもできる。
また、本実施の形態の照明システム1では、照度の変更及び/又は光の色度と、光の遷移とを組み合わせることで、ある地点から別の地点へ光が流れる照明演出をすることで、人の誘導効果を高めることができる。
[評価結果]
まず、上述の27%以上とした理由について、図6A及び図6Bを用いて説明する。図6Aは、最大値と最小値との差と、誘導効果の判定結果との関係を示す図である。図6Bは、良判定した人数と、最大値と最小値との差との関係を示す図である。
照明装置10を5m間隔で5つ並べて屋外に配置し、5つの照明装置10を夜間に点灯させた。このとき、5つの照明装置10が本実施の形態の演出を実行するための制御信号を、5つの照明装置10へ入力させた。このとき、照度の最大値と最小値との差を次第に変更した演出をそれぞれ再生した場合、被験者は、誘導効果があるか否かを評価した。その結果、最大値と最小値との差が約31%以上で誘導効果があると評価された。この結果を図6Bに示すように、実線の近似曲線で近似すると、最大値と最小値との差が27%以上で誘導効果があることが分かった。
<作用効果>
次に、本実施の形態における照明制御装置2、照明装置10及び照明制御方法の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態の照明制御装置2は、複数の照明装置10に含まれる少なくとも第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれを制御する制御信号を出力する制御部20を備える。また、制御信号は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の光度、又は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号である。そして、制御部20は、第1照明装置10aが発する光の色度と、第2照明装置10bが発する光の色度とを異ならせる制御信号、又は、第1照明装置10aが発した光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bが発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる制御信号を第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれへ出力する。
これによれば、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれは、制御信号に基づいて、光度又は照度が変化するように、増減を周期的に繰り返すように動的な光を発する。このため、被照射面に光の明るさの増減が周期的に繰り返された光が照射されることで、通路の明るさを不均一にすることができるため、人は、明るい光に注目するようになる。
また、第1照明装置10a及び第2照明装置10bにおいて、発する光の色度又は被照射面の光の色度を異ならせるため、第1照明装置10a及び第2照明装置10bが発する光及び被照射面に照射された光は、色味が変化する。これにより、人は、この変化に応じて移動しようとする意識が働く。
したがって、この照明制御装置2によれば、光によって人に対する誘目性及び誘導性を高めることができる。その結果、この照明制御装置2では、アフォーダンス照明を実現することができる。
特に、この照明システム1によれば、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれを設けることで、照明装置10自身が発する光の方向を可変させる駆動機構を照明装置10に搭載する必要もない。このため、照明システム1の製造コストの高騰化を抑制することができる。また、駆動機構を設けないため、駆動機構に電力を投入しなくてもよい。さらに、駆動機構を設けなくてもよいため、照明システム1のメンテナンス頻度の増大を抑制することもできる。その結果、照明システム1では、製造コストの高騰化を抑制することができる。
また、本実施の形態の照明制御方法は、複数の照明装置10に含まれる少なくとも第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれを制御する制御信号を出力することと、第1照明装置10aが発する光の色度と、第2照明装置10bが発する光の色度とを異ならせる制御信号、又は、第1照明装置10aが発した光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bが発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる制御信号を第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれへ出力することとを含む。そして、制御信号は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の光度、又は、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号である。
この照明制御方法においても上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態の照明装置10において、第1照明装置10aへ出力された制御信号における出力値の最大値をP1とし、最大値P1から経時的に直後であり、第2照明装置10bへ出力された制御信号における出力値の最大値をP2とし、第1照明装置10aへ出力された制御信号において、最大値P1から経時的に直後の最大値をP3とし、最大値P1に対応するように第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値をS1とし、最大値P2に対応するように第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値をS2とし、最大値P3に対応するように第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の水平面照度の最大値をS3とし、最大値P1の時点と最大値P2の時点との時間差をt1とし、最大値P2の時点と最大値P3の時点との時間差をt2とし、最大値S1の時点と最大値S2の時点との時間差をt3とし、最大値S2の時点と最大値S3の時点との時間差をt4とすると、t2>t1又はt4>t3となる場合、第1照明装置10aを制御する制御信号に示される光の色度と、第2照明装置10bを制御する制御信号に示される光の色度とが異なる、又は、第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の光の色度とが異なる。
これによれば、通路の一方側の被照射面に照射された色度と、通路の他方側の被照射面に照射された色度とは異なって見える。このため、人は、一方側又は他方側に引き寄せられるように進もうとする意識が働くため、光によって人を誘導することができる。
例えば、公園、遊園地、駅、大規模施設等の入口から進入した場合、入口から延びる通路の奥が明るく見えて目立つため、人は明るい方へと引き寄せられる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10aを制御する制御信号に示される光の色度と、第2照明装置10bを制御する制御信号に示される光の色度とが異なる場合、又は、第1照明装置10aの発する光が照射された被照射面の光の色度と、第2照明装置10bの発する光が照射された被照射面の光の色度とが異なる場合、同一のマクアダム楕円の少なくとも3-Step内に存在しない。
これによれば、マクアダム楕円3-Stepの外側の場合、人が2つの光を見比べたときにその色の違いを認識することができる。このため、人は、一方側又は他方側に引き寄せられるように進もうとする意識が働くため、光によって人をより誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bへ出力されるそれぞれの制御信号の位相は、異なる。
これによれば、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれは、制御信号に基づいて、光の出力が変化するように、所定の周期で増減を繰り返すように動的な光を発する。このため、被照射面には、光の明るさ及び色度の増減が所定の周期で繰り返されて照射されるため、被照射面に照射された光は実質的に同一の速度で遷移することができる。これにより、人が被照射面に照射された光に注目することで、人を所定領域に集めることができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10aが発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差がある。そして、第2照明装置10bが発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差がある。
これによれば、被照射面に照射された光の光照射領域の大きさ、明るさ、及び、色度を変更することができる。このため、被照射面に照射された光によって、人を誘導する演出を行うことができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10aが発する光の光度における最大値と最小値とは、31%以上の差がある。そして、第2照明装置10bが発する光の光度における最大値と最小値とは、31%以上の差がある。
これによれば、被照射面に照射された光の光照射領域の大きさ、明るさ、及び、色度を変更することができる。このため、被照射面に照射された光によって、人をより誘導する演出を行うことができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10aが発する光の光度における最大値と最小値とは、47%以上の差がある。そして、第2照明装置10bが発する光の光度における最大値と最小値とは、47%以上の差がある。
これによれば、被照射面に照射された光の光照射領域の大きさ、明るさ、及び、色度を変更することができる。このため、被照射面に照射された光によって、人をより誘導する演出を行うことができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、直線状に遷移する。
これによれば、被照射面に照射された光を直線状に遷移させることができるため、光の遷移に応じて人を誘導することができる。つまり、直線状の通路においても適用した場合、ある地点から別の地点へ光が流れるような照明演出をすることで、人をある地点から別の地点へ誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、曲線状に遷移する。
これによれば、曲線状の通路においても適用した場合、ある地点から別の地点へ光が流れるような照明演出をすることで、人をある地点から別の地点へ誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、鋸歯状に遷移する。
これによれば、鋸歯状の通路においても適用した場合、ある地点から別の地点へ光が流れるような照明演出をすることで、人をある地点から別の地点へ誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、面状に遷移する。
これによれば、所定領域に集まっている人を離散させたり、所定領域に人を集めたりするような照明演出をすることで、人を誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、L字状に遷移する。
これによれば、L字状の通路においても適用した場合、ある地点から別の地点へ光が流れるような照明演出をすることで、人をある地点から別の地点へ誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれから発せられた光が被照射面に照射された場合、被照射面に照射された光は、斜線状に遷移する。
これによれば、斜線状の通路においても適用した場合、ある地点から別の地点へ光が流れるような照明演出をすることで、人をある地点から別の地点へ誘導することができる。
また、本実施の形態の照明制御装置2において、第1照明装置10a及び第2照明装置10bへ出力されるそれぞれの制御信号の周期は、同一である。
これによれば、第1照明装置10a及び第2照明装置10bのそれぞれは、制御信号に基づいて、光の出力が変化するように、増減を周期的に繰り返すように動的な光を発する。このため、被照射面には、光の明るさ及び色度の増減が周期的に繰り返された光が照射されるため、被照射面に照射された光は所定の速度で遷移することができる。
(その他変形例等)
以上、本開示について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これら実施の形態等に限定されるものではない。
例えば、本実施の形態において、照明装置は、照明制御装置と、被照射面に対して光を発することができる第1光源部及び第2光源部とを備えていてもよい。この場合、光源部は、照明装置に搭載されているLED素子を有する光源等であってもよい。また、照明装置は、通路に複数設けられることで照明システムとして構成されてもよい。
例えば、本実施の形態における照明制御装置、照明装置及び照明制御方法等では、制御部は、赤色、オレンジ色、黄色、緑色、青色、藍色及び紫色のこの順番で並んだ虹を表現したそれぞれの色を示す制御信号を複数の照明装置のそれぞれへ出力してもよい。この場合、複数の照明装置は、被照射面に光を発することで、赤色、オレンジ色、黄色、緑色、青色、藍色及び紫色のこの順番で並んだ虹のような光照射領域を形成することができる。このため、光によって人の誘導性を高めることができる。
また、本実施の形態における照明制御装置、照明装置及び照明制御方法等に含まれる制御部は、典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記実施の形態において、それぞれの構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、それぞれの構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。それぞれの構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、フローチャートにおけるそれぞれのステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
以下に、上記実施の形態に基づいて説明した照明制御装置、照明装置及び照明制御方法の特徴を示す。
<技術1>
複数の光源部に含まれる少なくとも第1光源部及び第2光源部のそれぞれを制御する制御信号を出力する制御部を備え、
前記制御信号は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の光度、又は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号であり、
前記制御部は、前記第1光源部が発する光の色度と、前記第2光源部が発する光の色度とを異ならせる前記制御信号、又は、前記第1光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度と、前記第2光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる前記制御信号を前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれへ出力する
照明制御装置。
<技術2>
前記第1光源部へ出力された制御信号における出力値の最大値をP1とし、
前記最大値P1から経時的に直後であり、前記第2光源部へ出力された制御信号における出力値の最大値をP2とし、
前記第1光源部へ出力された制御信号において、前記最大値P1から経時的に直後の最大値をP3とし、
前記最大値P1に対応するように前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の水平面照度の最大値をS1とし、
前記最大値P2に対応するように前記第2光源部の発する光が照射された前記被照射面の水平面照度の最大値をS2とし、
前記最大値P3に対応するように前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の水平面照度の最大値をS3とし、
前記最大値P1の時点と前記最大値P2の時点との時間差をt1とし、
前記最大値P2の時点と前記最大値P3の時点との時間差をt2とし、
前記最大値S1の時点と前記最大値S2の時点との時間差をt3とし、
前記最大値S2の時点と前記最大値S3の時点との時間差をt4とすると、
t2>t1又はt4>t3となる場合、
前記第1光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度と、前記第2光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度とが異なる、又は、
前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度と、前記第2光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度とが異なる
技術1に記載の照明制御装置。
<技術3>
前記第1光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度と、前記第2光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度とが異なる場合、又は、前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度と、前記第2光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度とが異なる場合、同一のマクアダム楕円の少なくとも3-Step内に存在しない
技術2に記載の照明制御装置。
<技術4>
前記第1光源部及び前記第2光源部へ出力されるそれぞれの前記制御信号の位相は、異なる
技術1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
<技術5>
前記第1光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差があり、
前記第2光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差がある
技術1~4のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術6>
前記第1光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、31%以上の差があり、
前記第2光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、31%以上の差がある
技術1~4のいずれか1項に記載の照明制御装置。
<技術7>
前記第1光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、47%以上の差があり、
前記第2光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、47%以上の差がある
技術1~4のいずれか1項に記載の照明制御装置。
<技術8>
前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、直線状に遷移する
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術9>
前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、曲線状に遷移する
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術10>
前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、鋸歯状に遷移する
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術11>
前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、面状に遷移する
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術12>
前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、L字状に遷移する
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術13>
前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、斜線状に遷移する
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術14>
前記第1光源部及び前記第2光源部へ出力されるそれぞれの前記制御信号の周期は、同一である
技術1~7のいずれか1つに記載の照明制御装置。
<技術15>
技術1~14のいずれか1つに記載の照明制御装置と、
前記被照射面に対して光を発することができる第1光源部及び第2光源部とを備える
照明装置。
<技術16>
複数の光源部に含まれる少なくとも第1光源部及び第2光源部のそれぞれを制御する制御信号を出力することと、
前記第1光源部が発する光の色度と、前記第2光源部が発する光の色度とを異ならせる前記制御信号、又は、前記第1光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度と、前記第2光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる前記制御信号を前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれへ出力することとを含み、
前記制御信号は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の光度、又は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号である
照明制御方法。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつくそれぞれの種変形を施して得られる形態、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
2 照明制御装置
10 照明装置(第1光源部及び第2光源部)
10a 第1照明装置(第1光源部)
10b 第2照明装置(第2光源部)
11 光源(第1光源部及び第2光源部)
20 制御部

Claims (16)

  1. 複数の光源部に含まれる少なくとも第1光源部及び第2光源部のそれぞれを制御する制御信号を出力する制御部を備え、
    前記制御信号は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の光度、又は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号であり、
    前記制御部は、前記第1光源部が発する光の色度と、前記第2光源部が発する光の色度とを異ならせる前記制御信号、又は、前記第1光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度と、前記第2光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる前記制御信号を前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれへ出力する
    照明制御装置。
  2. 前記第1光源部へ出力された制御信号における出力値の最大値をP1とし、
    前記最大値P1から経時的に直後であり、前記第2光源部へ出力された制御信号における出力値の最大値をP2とし、
    前記第1光源部へ出力された制御信号において、前記最大値P1から経時的に直後の最大値をP3とし、
    前記最大値P1に対応するように前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の水平面照度の最大値をS1とし、
    前記最大値P2に対応するように前記第2光源部の発する光が照射された前記被照射面の水平面照度の最大値をS2とし、
    前記最大値P3に対応するように前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の水平面照度の最大値をS3とし、
    前記最大値P1の時点と前記最大値P2の時点との時間差をt1とし、
    前記最大値P2の時点と前記最大値P3の時点との時間差をt2とし、
    前記最大値S1の時点と前記最大値S2の時点との時間差をt3とし、
    前記最大値S2の時点と前記最大値S3の時点との時間差をt4とすると、
    t2>t1又はt4>t3となる場合、
    前記第1光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度と、前記第2光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度とが異なる、又は、
    前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度と、前記第2光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度とが異なる
    請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記第1光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度と、前記第2光源部を制御する前記制御信号に示される光の色度とが異なる場合、又は、前記第1光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度と、前記第2光源部の発する光が照射された前記被照射面の光の色度とが異なる場合、同一のマクアダム楕円の少なくとも3-Step内に存在しない
    請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 前記第1光源部及び前記第2光源部へ出力されるそれぞれの前記制御信号の位相は、異なる
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  5. 前記第1光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差があり、
    前記第2光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、27%以上の差がある
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  6. 前記第1光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、31%以上の差があり、
    前記第2光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、31%以上の差がある
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  7. 前記第1光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、47%以上の差があり、
    前記第2光源部が発する光の光度における最大値と最小値とは、47%以上の差がある
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  8. 前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、直線状に遷移する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  9. 前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、曲線状に遷移する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  10. 前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、鋸歯状に遷移する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  11. 前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、面状に遷移する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  12. 前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、L字状に遷移する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  13. 前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれから発せられた光が前記被照射面に照射された場合、前記被照射面に照射された光は、斜線状に遷移する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  14. 前記第1光源部及び前記第2光源部へ出力されるそれぞれの前記制御信号の周期は、同一である
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  15. 請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御装置と、
    前記被照射面に対して光を発することができる第1光源部及び第2光源部とを備える
    照明装置。
  16. 複数の光源部に含まれる少なくとも第1光源部及び第2光源部のそれぞれを制御する制御信号を出力することと、
    前記第1光源部が発する光の色度と、前記第2光源部が発する光の色度とを異ならせる前記制御信号、又は、前記第1光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度と、前記第2光源部が発した光が照射された被照射面の光の色度とを異ならせる前記制御信号を前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれへ出力することとを含み、
    前記制御信号は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の光度、又は、前記第1光源部及び前記第2光源部のそれぞれが発する光の照度が増減を繰り返すように動的な信号である
    照明制御方法。
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