JP2024011383A - 貸与物件管理設備及び電子棚札 - Google Patents
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Abstract
【課題】スマホ等を予約管理システムに接続することなく貸与物件の予約状況等のステータスを確認できるようにし、かつ貸与物件の入れ替え等に際しての混乱の防止ないし抑制を図る。【解決手段】携帯端末と通信可能であり貸与物件たる座席の予約を受け付けて管理する予約管理システムたるホテリングシステムと、座席に対応配置される表示機器たる電子棚札を備えた表示システムたる電子棚札システムと、ホテリングシステムから抽出したステータス情報を座席に関連させて電子棚札システムに伝達するステータス情報抽出手段とを具備してなる貸与物件管理設備において、電子棚札5に、対応する座席のステータス情報を視認可能に表示するステータス情報表示部51と、その座席を特定して携帯端末をホテリングシステムに接続させるためのコードを視認可能に表示するコード表示部たる座席特定情報表示領域52とを備える。【選択図】図10
Description
特許法第30条第2項適用申請有り (1)ウェブサイトの掲載日: 令和3年11月4日 ウェブサイトのアドレス:https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/event/20211104fn01.html 公開者: コクヨ株式会社 (2)ウェブサイトの掲載日: 令和3年11月4日 ウェブサイトのアドレス:https://www.kokuyo-furniture.co.jp/topics/2021/11/hotelling.html?_ga=2.182878886.1884584506.1657534120-124940016.1656981735 公開者: コクヨ株式会社
本発明は、オフィス等で好適に使用される貸与物件管理設備及びその貸与物件管理設備に用いられる電子棚札に関するものである。
近時のオフィス等においては、出社や在宅勤務を適宜選択しながら働くスタイルが浸透し、いわゆるホテリングシステムの運用が一部で始まりつつある。かかるホテリングシステムは、出社前や出社時に座席を予約しておき、予約した座席に到着した時点でチェックインを済ませてその座席を利用するというシステム(例えば、非特許文献1参照)であり、スマートフォン等の携帯端末(以下、「スマホ」と略称する)からも接続して利用できるようになっている。
かかるホテリングシステムに管理されている座席のステータス等は逐次更新されてはいるが、その状況はスマホ等をホテリングシステムに接続して確認することが必要である。そのため、例えば、実際に現地に到着して席を利用しようとしたところ他人が既に座っていたり、自分が予約したはずの座席は空いているが、この席で正しかったのか迷ったりすることがあり、その都度、スマホのアプリを立ち上げてホテリングシステムに接続しなければならないという面倒さがある。また、予約していない人が現地で空席を発見し、その空席が予約できるものであるのか否かを知りたい場合等でも同様にスマホ等による確認が不可欠となる(課題1)。
また、従来のシステムでは、現地の座席を特定するために、座席番号等を記したナンバープレートが各座席にそれぞれ設けられている。このナンバープレートは、例えばプラスチック板等の表面に番号を印刷或いは刻印したものであり、座席の前の天板面等に固着されている。そして、このナンバープレートには、その座席を特定するための情報を含むQRコード(登録商標)が併記されているものもあり、そのQRコード(登録商標)をスマホで読み取ってホテリングシステムに接続することによって、座席を特定するための入力等を省略した状態でその座席へのチェックインや新たな予約等を行うことができるようになっている。ところが、座席特定用のプレートは物理的に椅子や天板に取り付けられているものであり、家具の入れ替え等が行われる際には、各座席の特定に間違いが生じないように細心の注意を払う必要があり、プレート取替作業にも手間がかかる(課題2)。
以上の説明は、貸与物件がオフィスの座席である場合について説明したが、座席以外の貸与物件、例えば、会議室や各種の備品、あるいは、ロッカー等の予約を前述したホテリングシステムに準じた予約管理システムにより管理する場合でも同様な課題1、2が発生する可能性があり、何らかの対策が望まれている。
"ACALL mobile から座席/会議室を事前予約する - WorkstyleOSヘルプセンター" 、[online]、ACALL株式会社、[令和4年4月15日検索]、インターネット<url: https://help.workstyleos.com/hc/ja/articles/360059199773-ACALL-mobile-%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BA%A7%E5%B8%AD-%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%AE%A4%E3%82%92%E4%BA%8B%E5%89%8D%E4%BA%88%E7%B4%84%E3%81%99%E3%82%8B>
本発明は、前述した課題1と課題2を同時に解消することを目的としている。
請求項1記載の発明に係る貸与物件管理設備は、携帯端末と通信可能であり貸与物件の予約を受け付けて管理する予約管理システムと、貸与物件に対応配置される表示機器を備えた表示システムと、前記予約管理システムから抽出したステータス情報を貸与物件に関連させて前記表示システムに伝達するステータス情報抽出手段とを具備してなるものであって、前記表示機器は、対応する貸与物件のステータス情報を視認可能に表示するステータス情報表示部と、その貸与物件を特定して前記携帯端末を前記予約管理システムに接続させるためのコードを視認可能に表示するコード表示部とを備えたものである。
なお、本発明の「予約管理システム」とは、少なくとも予約受付機能(貸与物件特定情報と利用者特定情報と使用開始・終了時刻情報とを少なくとも受け付ける機能)、受け付けた予約内容から貸与物件特定情報に関連付けられたステータス情報を生成する機能、ステータス情報を更新可能に保持する機能、保持しているステータス情報を変動させるための情報(編集入力情報、キャンセル情報、時間に関する情報)を受け付ける機能、保持しているステータス情報を開示する機能、貸与物件特定情報を開示する機能を有するシステム全般を含む概念である。前述した「情報の開示」は、プッシュ方式でもプル方式でもよい。
請求項2記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記貸与物件が座席である請求項1記載のものである。
請求項3記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記貸与物件が会議室である請求項1記載のものである。
請求項4記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記貸与物件が各種の備品である請求項1記載のものである。
請求項5記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記貸与物件がロッカーである請求項1記載のものである。
請求項6記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記表示機器が電子棚札であり、前記表示システムが前記貸与物件に関連させてマスターファイルに登録された最新情報を対応する電子棚札に逐次表示させる電子棚札システムである請求項1、2、3、4、又は5記載のものである。
請求項7記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記貸与物件が座席又は会議室であって、前記携帯端末と通信可能であり複数の座席又は会議室の予約を受け付けて管理する前記予約管理システムたるホテリングシステムと、各座席又は会議室に配された複数の電子棚札を備え各座席又は会議室に関連させてマスターファイルに登録された最新情報を対応する電子棚札に逐次表示させる前記電子棚札システムと、前記ホテリングシステムから受け取ったステータス情報を座席又は会議室に関連させて前記電子棚札システムのマスターファイルに登録する前記ステータス情報抽出手段とを具備してなる請求項6記載のものである。
請求項8記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記ステータス情報が、未予約物件情報である請求項1記載のものである。
請求項9記載の発明に係る貸与物件管理設備は、前記コード表示部が、貸与物件を特定した上で前記予約管理ステムと通信するための情報を含んだQRコード(登録商標)を視認可能に表示するものである請求項1記載のものである。
請求項10記載の発明に係る電子棚札は、請求項1記載の貸与物件管理設備に使用される表示機器たる電子棚札であって、表示画面に、前記予約管理システムから抽出したステータス情報を表示するためのステータス情報表示領域と、そのステータス情報に対応する貸与物件特定情報を表示するための貸与物件特定情報表示領域とを備えてなるものである。
請求項11記載の発明に係る電子棚札は、他の使用者が貸与物件を使用している状態でも表示画面を視認可能な位置及び姿勢で配設される請求項10記載のものである。
本発明によれば、最新のステータス情報が表示機器のステータス情報表示部に表示されるため、電子端末を予約管理システムに接続することなしに貸与物件の予約状況等を一目で知ることができ、予約管理システムへの接続操作を頻繁に行う必要がなくなる。しかも、表示機器のコード表示部から貸与物件を特定するための情報を容易に取得することができるため、チェックインや新たな予約の際の入力作業を簡易化することができる。そして、貸与物件の特定情報とその貸与物件に関するステータス情報の発信が共通の表示機器に集約されているため、座席の入れ替え等に際しての混乱は生じることがない。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
この実施形態の貸与物件管理設備たる座席管理設備Fは、貸与物件である多数の座席Sをレイアウトしてなるオフィスに適用した場合のものである。これらの座席Sは、特定のワーカーに所有されたものではなく、予約管理システムたるホテリングシステム1により予約管理がなされている。すなわち、利用者は原則として所望の座席Sを予約しておき、実際の座席Sに到着した段階でチェックインしてその座席Sを利用することができるようになっている。
各座席Sは、例えば、図1に示すように、天板D1を有するデスクDと、このデスクDに対応させて配置された椅子Cとを具備してなるもので、各デスクDの天板D1の上面D1a、具体的には、天板D1の上面D1aにおける反使用端D1b近傍部等に電子棚札システム2により表示制御がなされている表示機器である電子棚札5がそれぞれ配設されている。
しかして、この座席管理設備Fは、図2に示すように、携帯端末たるスマートフォンSP(以下、「スマホ」と略称する場合がある)と通信可能であり複数の座席Sの予約を受け付けて管理するホテリングシステム1と、各座席Sに配された複数の電子棚札5を備え各座席Sに関連させてマスターファイル6に登録された最新情報を対応する電子棚札5に逐次表示させる表示システムたる電子棚札システム2と、ホテリングシステム1から受け取ったステータス情報を座席Sに関連させて電子棚札システム2のマスターファイル6に登録するステータス情報抽出手段3とを具備してなる。そして、各電子棚札5は、対応する座席Sのステータス情報を視認可能に表示するステータス情報表示部と、その座席Sを特定してホテリングシステム1に接続するための情報をスマホSPに非接触で付与するためのコード表示部たる座席特定情報出力部とを備えたものである。以下、この実施形態の座席管理設備Fについて具体的に説明する。
<ホテリングシステム>
この実施形態は、ホテリングシステム1としてWorkstyleOS(ACALL株式会社製)を使用した場合のものである。このホテリングシステム1は、出願時点において広く知られているため、ハードウェアやプログラムの詳細等については、詳しい説明を省略する。図3は、このホテリングシステム1を使用して座席Sの予約をパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略称する場合がある)から行う場合のWeb画面の一例を示している。図3に示されるように、予約を行う旨のボタンBをチェックして希望エリアを指定すると、そのエリアのサイネージZが表示される。このサイネージZは、座席Sのレイアウト図とそのレイアウト図上にある座席の在席状況がわかる表示とを重ね合わせたもので、ステータス情報の変化に伴ってリアルタイムで動くようになっている。そして、このサイネージZを参照して空いている座席Sを見つけ、所望の日時に予約を入れることができるようになっている。一方、図4(a)~図5(g)は、このホテリングシステム1を用いて座席Sの予約をスマホSPにより行う場合の画面を示している。これらの図面は、スマホSPの専用アプリ(ACALL mobile)を立ち上げてホテリングシステム1に接続して予約する経過を概略的に示したものであり、図4(a)は、予約対象が会議室か座席Sかを選択する画面、図4(b)は、利用エリアを選ぶための画面、図4(c)は具体的な座席Sを選ぶための画面、図4(d)は選択した座席Sに予約を入れるための画面、図5(e)、(f)は予約日時を入力するための画面、図5(g)は予約が完了した旨を知らせる画面である。図5(h)は、予約状況を表示するとともにその表示内容を編集するための、「マイページ」と呼ばれる画面である。
この実施形態は、ホテリングシステム1としてWorkstyleOS(ACALL株式会社製)を使用した場合のものである。このホテリングシステム1は、出願時点において広く知られているため、ハードウェアやプログラムの詳細等については、詳しい説明を省略する。図3は、このホテリングシステム1を使用して座席Sの予約をパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略称する場合がある)から行う場合のWeb画面の一例を示している。図3に示されるように、予約を行う旨のボタンBをチェックして希望エリアを指定すると、そのエリアのサイネージZが表示される。このサイネージZは、座席Sのレイアウト図とそのレイアウト図上にある座席の在席状況がわかる表示とを重ね合わせたもので、ステータス情報の変化に伴ってリアルタイムで動くようになっている。そして、このサイネージZを参照して空いている座席Sを見つけ、所望の日時に予約を入れることができるようになっている。一方、図4(a)~図5(g)は、このホテリングシステム1を用いて座席Sの予約をスマホSPにより行う場合の画面を示している。これらの図面は、スマホSPの専用アプリ(ACALL mobile)を立ち上げてホテリングシステム1に接続して予約する経過を概略的に示したものであり、図4(a)は、予約対象が会議室か座席Sかを選択する画面、図4(b)は、利用エリアを選ぶための画面、図4(c)は具体的な座席Sを選ぶための画面、図4(d)は選択した座席Sに予約を入れるための画面、図5(e)、(f)は予約日時を入力するための画面、図5(g)は予約が完了した旨を知らせる画面である。図5(h)は、予約状況を表示するとともにその表示内容を編集するための、「マイページ」と呼ばれる画面である。
このホテリングシステム1は、インターネットNを介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略称する場合がある)やスマホSP等と通信可能なサーバー内に収められたものであり、サーバーを構成するハードウェアとソフトウェアとにより構成されている。そして、本発明に関連するホテリングシステム1の機能としては、次のようなものを挙げることができる。
(1-1:予約受付け及び管理機能)スマホSPを用いて座席Sの予約を行う場合は、専用アプリ(ACALL mobile)を立ち上げてそのスマホSPをインターネットNを介してホテリングシステム1に接続する。その結果、図4に示すように、スマホSPの画面に座席Sを選択するための写真や図面等が表示され、所望の座席Sを選択する操作を行うことができる。また、図5に示すように、利用者の氏名や利用時間帯を確定するための入力が促され、その入力内容はその座席Sに関連づけて記憶媒体に保存される。各座席Sに関する入力内容と現在時刻との照合により当該座席Sの現況を知ることも可能であるため、ステータスコメントとして、「空席です」、「予約あり」、「現在利用中です」、「あと〇〇分で終了時刻です」、「利用終了時刻です」などという情報も生成され逐次保存される。そして、かかるステータスコメントは、必要に応じてこのホテリングシステム1に接続したPCやスマホSPの画面に表示されるようになっている。なお、この明細書中で使用する「ステータス情報」という文言は、予約状況や利用状況などに応じて変化可能な情報全てを意味しており、現況を示すステータスコメントのみならず、利用者の氏名や別の日の予約状況等も含まれる。
(1-2:チェックイン機能)このホテリングシステム1は、各座席Sに到着した予約済の利用者が、当該座席Sに添設してあるラベルコード(公知のラベルコードは、樹脂板に印刷されたQRコード(登録商標)等である)を読み取ると、その座席情報がスマホの専用アプリの働きによりホテリングシステム1に伝達され、ホテリングシステム1内に保管されているステータス情報が更新される機能も備えている。具体的には、例えば、図3に示すレイアウト図に示された当該座席Sが、利用中に切り替わり、現在誰がその座席Sを利用しているのかがシステム利用者に周知されるようになっている。
(1-3:自動キャンセル機能)このホテリングシステム1は、各座席Sにおいて、予約時間が一定時間以上経過しても前述のチェックイン操作がなされない場合には、当該座席Sの予約はキャンセルされたものと判断し、ステータス情報を更新する機能も備えている。
<電子棚札システム>
電子棚札システム2は、各座席Sに配された複数の電子棚札5を備えており、各座席Sに関連させてマスターファイル6に登録された最新情報を無線通信を利用して対応する電子棚札5に逐次表示させるようになっている。この実施形態の電子棚札システム2自体は、商品の価格表示に使用されるシステムのハードウェア及びソフトウェアを利用したもの(例えば、SES-imagotag社製の電子棚札を利用した凸版印刷株式会社製のシステム)であり、詳細な構成の説明は省略する。この電子棚札5は、例えば、図9に示すように各座席に関連したステータス情報をマスターファイル6の登録レコードとして保管しており、これらのレコード内容(座席情報とその座席に関連したステータス情報)をステータス情報発信手段7である無線通信機器により各電子棚札5に伝達し、図6に示すようにその電子棚札5の表示画面に表示するようになっている。各電子棚札5の表示画面は、例えば、白、黒、赤等の色分け表示が可能な電子ペーパーにより構成されており、図6に示すように、ホテリングシステム1から抽出したステータス情報を表示するためのステータス情報表示部たるステータス情報表示領域51と、そのステータス情報に対応する貸与物件特定情報たる座席特定情報を表示するためのコード表示部かつ座席特定情報出力部たる座席特定情報表示領域52とを備えている。具体的に説明すれば、ステータス情報表示領域51には、例えば、ステータスコメント、利用者名、利用開示時刻、利用終了時刻が表示される。一方、座席特定情報表示領域52には、座席を特定した上で前記ホテリングシステムと通信するための情報を含んだコードを視認可能に表示するようになっている。具体的には、この座席特定情報表示領域52には、例えばQRコード(登録商標)(座席特定情報)が表示される。QRコード(登録商標)には、少なくとも、座席を特定する座席特定情報と、この座席特定情報を保持してホスティングシステムに接続するための接続支援情報とが含まれている。
電子棚札システム2は、各座席Sに配された複数の電子棚札5を備えており、各座席Sに関連させてマスターファイル6に登録された最新情報を無線通信を利用して対応する電子棚札5に逐次表示させるようになっている。この実施形態の電子棚札システム2自体は、商品の価格表示に使用されるシステムのハードウェア及びソフトウェアを利用したもの(例えば、SES-imagotag社製の電子棚札を利用した凸版印刷株式会社製のシステム)であり、詳細な構成の説明は省略する。この電子棚札5は、例えば、図9に示すように各座席に関連したステータス情報をマスターファイル6の登録レコードとして保管しており、これらのレコード内容(座席情報とその座席に関連したステータス情報)をステータス情報発信手段7である無線通信機器により各電子棚札5に伝達し、図6に示すようにその電子棚札5の表示画面に表示するようになっている。各電子棚札5の表示画面は、例えば、白、黒、赤等の色分け表示が可能な電子ペーパーにより構成されており、図6に示すように、ホテリングシステム1から抽出したステータス情報を表示するためのステータス情報表示部たるステータス情報表示領域51と、そのステータス情報に対応する貸与物件特定情報たる座席特定情報を表示するためのコード表示部かつ座席特定情報出力部たる座席特定情報表示領域52とを備えている。具体的に説明すれば、ステータス情報表示領域51には、例えば、ステータスコメント、利用者名、利用開示時刻、利用終了時刻が表示される。一方、座席特定情報表示領域52には、座席を特定した上で前記ホテリングシステムと通信するための情報を含んだコードを視認可能に表示するようになっている。具体的には、この座席特定情報表示領域52には、例えばQRコード(登録商標)(座席特定情報)が表示される。QRコード(登録商標)には、少なくとも、座席を特定する座席特定情報と、この座席特定情報を保持してホスティングシステムに接続するための接続支援情報とが含まれている。
<スマホ>
スマホSPには、汎用的なQRコード(登録商標)読み取りソフトやWebブラウザ等が搭載されているが、それ以外に、前述したホテリングシステム1に接続して情報をやり取りするための専用ソフト(例えば、ACOLLmobail:商品名)がインストールされている。専用ソフトを有しないスマホでQRコード(登録商標)を読み取って通常のPCと同様にホスティングシステムに接続することもできるが、スマホSPに専用ソフトが搭載されている場合には、スマホSP特有の画面が表示されて入力操作やステータスの確認等をより容易に行うことができるようになっている。図3は、Web画面で座席Sを予約することができる態様を示しているが、専用ソフトがインストールされているスマホSPでQRコード(登録商標)を読み込むと、少なくとも、当該座席Sの座席情報とホテリングシステム1のURL情報を取得し、ホテリングシステム1に接続してその座席情報をホテリングシステム1に届けるという動作が自動的に実行される。そのため、ホテリングシステム1側では、その座席Sに関連させて予約の受付け、チェックイン・チェックアウトの受付け、或いはステータス情報の提供等を行うことができる。
スマホSPには、汎用的なQRコード(登録商標)読み取りソフトやWebブラウザ等が搭載されているが、それ以外に、前述したホテリングシステム1に接続して情報をやり取りするための専用ソフト(例えば、ACOLLmobail:商品名)がインストールされている。専用ソフトを有しないスマホでQRコード(登録商標)を読み取って通常のPCと同様にホスティングシステムに接続することもできるが、スマホSPに専用ソフトが搭載されている場合には、スマホSP特有の画面が表示されて入力操作やステータスの確認等をより容易に行うことができるようになっている。図3は、Web画面で座席Sを予約することができる態様を示しているが、専用ソフトがインストールされているスマホSPでQRコード(登録商標)を読み込むと、少なくとも、当該座席Sの座席情報とホテリングシステム1のURL情報を取得し、ホテリングシステム1に接続してその座席情報をホテリングシステム1に届けるという動作が自動的に実行される。そのため、ホテリングシステム1側では、その座席Sに関連させて予約の受付け、チェックイン・チェックアウトの受付け、或いはステータス情報の提供等を行うことができる。
<新規な構成要素>
以上説明したホテリングシステム1、電子棚札システム2、及びPCやスマホSPは、それぞれ個々には公知な構成をなしているが、全く利用分野の異なるホテリングシステム1と電子棚札システム2とを組み合わせる点は斬新なものである。そして、これらのシステム1、2を組み合わせるにあたって、新規なステータス情報抽出手段3が設けられている。
以上説明したホテリングシステム1、電子棚札システム2、及びPCやスマホSPは、それぞれ個々には公知な構成をなしているが、全く利用分野の異なるホテリングシステム1と電子棚札システム2とを組み合わせる点は斬新なものである。そして、これらのシステム1、2を組み合わせるにあたって、新規なステータス情報抽出手段3が設けられている。
ステータス情報抽出手段3は、図2及び図11に概要を示すように、ホテリングシステム1から特定の座席Sに関連付けたステータス情報を取得するステータス情報取得部31と、このステータス情報取得手段31が取得したステータス情報を記憶する一時記憶部32と、この一時記憶部32に記憶されている前回のステータス情報と今回取得したステータス情報とを比較してステータス情報が更新されているか否かを判断するステータス情報比較部33と、このステータス情報比較部33によりステータス情報が更新されたと判断した場合に電子棚札システム2のマスターファイル6を保管しているデータベースにアクセスし当該マスターファイル6を更新するマスターファイル更新部34とを備えている。このステータス情報抽出手段3は、所定のサイクルタイム毎に実行される図12に示すようなフローチャートに基いて動作を行う。すなわち、まず、ステップS1でホテリングシステム1から特定の座席Sに関連付けたステータス情報を取得してステップS2に進む。ステップS2では、取得した各種のステータス情報を一時記憶部32に記憶されている前回取得したステータス情報と比較し、異なった情報が存在する場合にはステップS3に進む。ステップS3では、前回に比較して変化したステータス情報に基づいて電子棚札システム2のマスターファイル6を更新する。しかして、電子棚札システム2は、前述したようにマスターファイル6に登録された内容を対応する電子棚札5の画面に表示するものであるため、各座席Sに配置した電子棚札5には、その座席Sに対応した最新のステータス情報がそれぞれ表示されるものである。なお、本実施形態の電子棚札5は、他の使用者が座席に着座している状態でも表示画面を視認可能な位置及び姿勢で配設されるようになっている。具体的には、図7に示すように、ケース50に収納された態様でデスクDの天板D1の反使用端D1b近傍に配されており、その画面が使用端側(反使用端D1bと反対側)かつ上方を向き傾斜した姿勢をとるようになっている。図9は、マスターファイル6の一例を示したもので、特定の座席Sに対応したレコード6rが横一列に配されている。各座席Sのレコード6rは、日付6a、座席名6b、QRコード(登録商標)6c、ステータスコメント6d、利用者名6e、予約日6f、開始・終了時刻6g等複数の項目に分けられている。そして、各項目に登録されている情報が、図8に示すように、対応する座席Sに配されている電子棚札5の画面に設定された日付表示欄5a、座席名表示欄5b、QRコード(登録商標)表示欄5c、ステータスコメント表示欄5d、利用者名表示欄5e、予約日表示欄5f、開始・終了時刻表示欄5g等にそれぞれ表示されるようになっている。そして、QRコード(登録商標)表示欄5cが本発明の貸与物件特定情報表示領域たる座席特定情報表示領域52に相当し、ステータスコメント表示欄5d、利用者名表示欄5e、予約日表示欄5f、開始・終了時刻表示欄5g等が本発明のステータス情報表示領域51に相当することになる。
図9(a)~(e)及び図10(a)~(e)は、特定の座席S(例えば、南館4F-(1)A02)に関するマスターファイル6の登録内容、及び、電子棚札5の表示内容の一例を時間の経過とともに示したものである。先ず、図9(a)は、その座席Sが空席である時刻のものであり、対応する電子棚札5の画面におけるステータス情報表示領域51には、図10(a)に示すように「空席です」との表示がなされている。そして、マスターファイル6には、当該座席Sに関する座席名6bや座席を特定する情報を含んだQRコード(登録商標)6cも登録されており、これらの情報も電子棚札5の画面における座席特定情報表示領域52に表示される。
この座席Sに予約が入ると、図9(b)に示すようにマスターファイル6のステータスコメント欄6dが「予約あり」という内容に更新され、対応する電子棚札5のステータス情報表示領域51には、図10(b)に示すように「予約あり」との表示がなされる。また、予約時に入力された内容に基づいてステータスコメント以外の情報も更新され、それに対応した電子棚札5のステータス情報表示領域51には、更新された利用者名6eや、開始・終了時刻6g等のステータス情報も表示される。
この席に利用者がチェックインして利用を始めると、図9(c)に示すようにマスターファイル6のステータスコメント欄6dが「現在利用中です」という内容に更新され、対応する電子棚札5のステータス情報表示領域51には、図10(c)に示すように「現在利用中です」との表示がなされる。また、予約時に入力された内容に基づいてステータスコメント以外の情報も更新され、それに対応した電子棚札5のステータス情報表示領域51には、更新された利用者名6eや、開始・終了時刻6g等のステータス情報も必要に応じて表示され続ける。なお、チェックインは、従来とは異なり、電子棚札5の座席特定情報表示領域52に表示されているQRコード(登録商標)を専用アプリを搭載したスマホSPにより読み取ることにより瞬時に行うことができる。電子棚札5に表示されるQRコード(登録商標)を従来のプレートに印刷されたQRコード(登録商標)に準じたものにしておけば、専用アプリは従来と同じものを使用することができる。
時刻が予め設定した座席Sの利用終了時刻の5分前になると、ホテリングシステム1内においてステータスコメントが「あと5分で終了です」という内容に更新される(従来と同じ処理)とともに、それに関連したステータス情報も変更される。それに対応して、ステータス情報抽出手段3の働きにより図9(d)に示す電子棚札システム2のマスターファイル6も更新され、例えば、電子棚札5の画面には、図10(d)に示すような表示がなされる。
時刻が予め設定した座席Sの利用終了時刻に達すると、ホテリングシステム1内においてステータスコメントが「利用終了時刻です」という内容に更新される(従来と同じ処理)とともに、それに関連したステータス情報も変更される。それに対応して、ステータス情報抽出手段3の働きにより図9(e)に示す電子棚札システム2のマスターファイル6も更新され、例えば、電子棚札5の画面には、図10(e)に示すような表示がなされる。この表示を見た利用者はその座席Sの利用を終了し、チェックアウト操作を行って座席Sを離れる。チェックアウト操作は、スマホSPによりQRコード(登録商標)を読み取るだけで終了するようになっている。即時チェックアウトの処理は、従来からプレートに印刷されたQRコード(登録商標)をスマホにより読み取るだけで完結する仕組みが構築されている。そのため、電子棚札5に表示されるQRコード(登録商標)を従来知られている印刷形式のQRコード(登録商標)に準じたものにしておきさえすれば、スマホSPの専用アプリもホテリングシステム1も従来通りのものを利用することができる。チェックアウト操作が終了すると、ホテリングシステム1のステータス情報もそれに対応して更新され、電子棚札5の表示も図10(a)のように「空席です」という表示に変わることになる。
なお、座席Sの使用を終了した直後の利用者や、そのエリアで直ぐに使用できる座席Sを探しているワーカー等が便利に活用できる新規な構成要素もこの実施形態には組み込まれている。この新規な構成要素とは、即時予約・チェックイン手段4とも言うべきものであり、座席Sの電子棚札5等に表示されているQRコード(登録商標)をスマホSPで読み取るだけで、少なくともその瞬間が利用開始時刻となるような予約がホテリングシステム1に設定されるとともに、チェックイン処理もその時刻に行われるようにしたものである。
即時予約・チェックイン手段4は、例えば、図13に示すように、スマホSPから情報を受け取るホテリングシステム1が保有している座席特定情報、その座席Sのステータス情報、及び利用者特定情報を受領する情報受取部41と、この情報受取部41が受け取った座席特定情報に係る座席Sが予約済か否かの情報をホテリングシステム1から取得する予約判定部42と、この予約判定部42において予約がまだであると判定された場合に前述の座席特定情報及び利用者特定情報をホテリングシステム1に提示して予約処理を行う即時予約部43とを備えたもので、図14に示すような手順で動作を行うものである。この予約処理は、例えば、スマホSPで空席のQRコード(登録商標)を読み取ってホテリングシステム1にアクセスした時刻を予約開始時刻として設定されるようになっており、予約終了時刻は次の予約の開始時間の前の時刻に自動設定されるようにしてある。そして、かかる処置が行われた場合には、予約開始時刻にチェックインがなされたという処理も同時に行われるようになっている。予約終了時刻等は、従来通り、スマホSPの専用アプリで例えば図5(h)に示すようなマイページを開いて変更することが可能である。
すなわち、即時予約・チェックイン手段4は、図14に示すフローチャートに基づいて動作を行う。すなわち、まず、ステップS11でホテリングシステム1が保有する座席特定情報、その座席Sのステータス情報、及び利用者特定情報を受領してステップS12に進む。ステップS12では、受領した座席特定情報に係る座席Sが予約済か否かの情報をホテリングシステムから取得する。取得した情報が、当該座席Sが予約済であることを示している場合は、このプログラムを終了する。当該座席Sが予約済でない、すなわち空席であることを示している場合はステップS13に進む。ステップS13では、座席Sの予約を行うための情報をホテリングシステムに送信する。
ここで、図1は、本実施形態の座席を示す斜視図であり、より正確には本実施形態の座席管理設備Fが設けられるオフィスの一部を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る座席管理設備Fの全体的な構成を示す概略図である。図3は、本実施形態のホテリングシステム1によりPCの画面に表示されるサイネージを示す概略図である。図4及び図5は、同ホテリングシステム1に係るスマホSPの専用アプリ(ACALL mobile)による表示内容を示す概略図である。図6は、本実施形態の電子棚札5を示す正面図である。図7は、同電子棚札5をデスクDに設置した状態を示す斜視図である。図8は、同電子棚札5に設定した領域及び欄の配置図である。図9は、本実施形態のマスターファイル6の記憶内容の経時変化を示す概略図である。図10は、本実施形態の電子棚札5の表示内容の経時変化を示す概略図である。図11は、本実施形態のステータス情報抽出手段3の機能ブロック図である。図12は、同ステータス情報抽出手段3による処理の流れを示すフローチャートである。図13は、本実施形態に係る即時予約・チェックイン手段4の機能ブロック図である。図14は、同即時予約・チェックイン手段4による処理の流れを示すフローチャートである。
このような構成の座席管理設備Fであれば、最新のステータス情報が各座席Sに対応する電子棚札5に表示されるため、スマホSP等の電子端末をホテリングシステム1に接続することなしにその座席Sの予約状況等を一目で知ることができ、ホテリングシステム1への接続操作を頻繁に行う必要がなくなる。すなわち、従来のホテリングシステムでは、全てのステータス情報はスマホ等のアプリを立ち上げてシステム画面を見に行かないとわからなかったが、本座席管理設備Fによれば、座席Sを見渡すことができるエリアにいるかぎり、かかる面倒さから解放されるものである。したがって、既に予約されている座席Sなのかどうかも一目瞭然となり、自分が予約している座席Sかどうかも電子棚札5の画面を見るだけで明確となる。そして、スマホSPを開くことなしに空いている座席Sを見つけることも容易となり、空席を見つけてすぐに予約して利用を始めるようなことも可能となる。特に、電子棚札5の画面に「空席です」というような未予約物件情報たる空席情報が表示されていると、予約してすぐに利用することができる旨が明確となり、利便性が飛躍的に向上する。
しかも、各座席Sに配された電子棚札5から座席Sを特定するための情報を容易に取得することができるため、チェックインや新たな予約の際の入力作業を簡易化することができる。そして、座席Sの特定情報とその座席Sに関するステータス情報の発信が共通の電子棚札5に集約されているため、座席Sの入れ替え等に際しての混乱は生じることがない。
なお、本発明は以上説明した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
すなわち本発明は、携帯端末と通信可能であり貸与物件の予約を受け付けて管理する予約管理システムと、貸与物件に対応配置される表示機器を備えた表示システムと、前記予約管理システムから抽出したステータス情報を貸与物件に関連させて前記表示システムに伝達するステータス情報抽出手段とを具備してなるものであって、前記表示機器は、対応する貸与物件のステータス情報を視認可能に表示するステータス情報表示部と、その貸与物件を特定して前記携帯端末を前記予約管理システムに接続させるためのコードを視認可能に表示するコード表示部とを備えたものである貸与物件管理設備であるが、上述した実施形態では貸与物件がオフィスの座席である場合について説明した。しかしながら、本発明の貸与物件は座席に限らず、会議室や、各種の備品や、ロッカー等であってもよい。
貸与物件が会議室である場合には、予約管理システムとして前述したホテリングシステム(WorkstyleOS(ACALL株式会社製))を使用することができる。従来から会議室の入口にステータス情報等を表示するタブレット端末が配置されていることがあったが、本発明のように表示機器として電子棚札を用いれば、構成の簡略化を図ることができるとともに、消費電力の低減化を期することもできる。
貸与物件がプロジェクターや延長コード等の各種の備品である場合には、座席に変えて備品の予約を管理するための予約管理システムを用いればよいが、かかる予約管理システムは、前述したホテリングシステムに準じた構成のものであるため、説明を省略する。なお、貸与物件が備品の場合、その備品を保管してある棚やロッカーに電子棚札等の表示機器を設けてもよいが、大きな備品の場合には、その備品に直接電子棚札等の表示機器を添付してもよい。
貸与物件がロッカーである場合も、座席に変えて備品の予約を管理するための予約管理システムを用いればよいが、かかる予約管理システムは、前述したホテリングシステムに準じた構成のものであるため、説明を省略する。
さらに、貸与物件が座席又は会議室であり、表示機器が電子棚札であり、予約管理システムが複数の座席又は会議室の予約を受け付けて管理するホテリングシステムであっても、以下に述べるように種々に変形してよい。
例えば、ホテリングシステムは、WorkStyleOSを利用したものに限らず、少なくとも座席予約受付機能(座席特定情報と利用者特定情報と使用開始・終了時刻情報とを少なくとも受け付ける機能)、受け付けた予約内容から座席特定情報に関連付けられたステータス情報を生成する機能、ステータス情報を更新可能に保持する機能、保持しているステータス情報を変動させるための情報(編集入力情報、キャンセル情報、時間に関する情報)を受け付ける機能、保持しているステータス情報を開示する機能、座席特定情報を開示する機能を有するものであれば、他のシステムを採用してもよい。
貸与物件が座席または会議室以外である場合の予約管理システムも、以上に準じて変形してもよいのはもちろんである。
電子棚札システムも、前述した実施形態におけるものに限らず、各座席に関連させてマスターファイル(記憶媒体)に登録された最新情報を対応する電子棚札に逐次表示させるものであればどのようなものであってもよい。しかしながら、前記実施形態のように電子棚札の画面に電子ペーパーを使用したものであれば、表示が鮮明であるだけでなく消費電力を低く抑えることもできる。
座席特定情報出力部の構成も、QRコード(登録商標)を電子棚札に表示するものに限らず、バーコード等QRコード(登録商標)以外のコードを利用するものであってもよい。
ステータス情報表示部の構成も、前述した実施形態のものに限らず、任意のものを採用してよい。
電子棚札の姿勢及び配置も、任意のものを採用してもよいが、他の使用者が座席に着座している状態でも表示画面を視認可能であれば、各座席に対応するステータス情報を、当該座席の着座者を妨げることなく容易に確認できる。
表示機器として電子棚札以外を用いる場合の表示システムも、以上に準じて変形してもよいのはもちろんである。
加えて、ホテリングシステム等の予約管理システムと通信を行う携帯端末は、スマートフォン以外のもの、例えばタブレットPC等であってもよい。
そして、前述した実施形態のものは即時予約・チェックイン手段を有しているが、即時予約・チェックイン手段を省略したものであってもかまわない。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
F…座席管理設備
1…予約管理システム(ホテリングシステム)
2…表示システム(電子棚札システム)
3…ステータス情報抽出手段
5…表示機器(電子棚札)
51…ステータス情報表示部(ステータス情報表示領域)
52…コード表示部(座席特定情報表示領域)
6…マスターファイル
6c…コード(QRコード(登録商標))
S…貸与物件(座席)
SP…携帯端末(スマートフォン)
1…予約管理システム(ホテリングシステム)
2…表示システム(電子棚札システム)
3…ステータス情報抽出手段
5…表示機器(電子棚札)
51…ステータス情報表示部(ステータス情報表示領域)
52…コード表示部(座席特定情報表示領域)
6…マスターファイル
6c…コード(QRコード(登録商標))
S…貸与物件(座席)
SP…携帯端末(スマートフォン)
Claims (11)
- 携帯端末と通信可能であり貸与物件の予約を受け付けて管理する予約管理システムと、貸与物件に対応配置される表示機器を備えた表示システムと、前記予約管理システムから抽出したステータス情報を貸与物件に関連させて前記表示システムに伝達するステータス情報抽出手段とを具備してなるものであって、
前記表示機器は、対応する貸与物件のステータス情報を視認可能に表示するステータス情報表示部と、その貸与物件を特定して前記携帯端末を前記予約管理システムに接続させるためのコードを視認可能に表示するコード表示部とを備えたものである貸与物件管理設備。 - 前記貸与物件が、座席である請求項1記載の貸与物件管理設備。
- 前記貸与物件が、会議室である請求項1記載の貸与物件管理設備。
- 前記貸与物件が、各種の備品である請求項1記載の貸与物件管理設備。
- 前記貸与物件が、ロッカーである請求項1記載の貸与物件管理設備。
- 前記表示機器が電子棚札であり、前記表示システムが前記貸与物件に関連させてマスターファイルに登録された最新情報を対応する電子棚札に逐次表示させる電子棚札システムである請求項1、2、3、4、又は5記載の貸与物件管理設備。
- 前記貸与物件が座席又は会議室であって、
前記携帯端末と通信可能であり複数の座席又は会議室の予約を受け付けて管理する前記予約管理システムたるホテリングシステムと、各座席又は会議室に配された複数の電子棚札を備え各座席又は会議室に関連させてマスターファイルに登録された最新情報を対応する電子棚札に逐次表示させる前記電子棚札システムと、前記ホテリングシステムから受け取ったステータス情報を座席又は会議室に関連させて前記電子棚札システムのマスターファイルに登録する前記ステータス情報抽出手段とを具備してなる請求項6記載の貸与物件管理設備。 - 前記ステータス情報が、未予約物件情報である請求項1記載の貸与物件管理設備。
- 前記コード表示部は、貸与物件を特定した上で前記予約管理ステムと通信するための情報を含んだQRコード(登録商標)を視認可能に表示するものである請求項1記載の貸与物件管理設備。
- 請求項1記載の貸与物件管理設備に使用される表示機器たる電子棚札であって、表示画面に、前記予約管理システムから抽出したステータス情報を表示するためのステータス情報表示領域と、そのステータス情報に対応する貸与物件特定情報を表示するための貸与物件特定情報表示領域とを備えてなる電子棚札。
- 他の使用者が貸与物件を使用している状態でも表示画面を視認可能な位置及び姿勢で配設される請求項10記載の電子棚札。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022113325A JP2024011383A (ja) | 2022-07-14 | 2022-07-14 | 貸与物件管理設備及び電子棚札 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022113325A JP2024011383A (ja) | 2022-07-14 | 2022-07-14 | 貸与物件管理設備及び電子棚札 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=89621602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022113325A Pending JP2024011383A (ja) | 2022-07-14 | 2022-07-14 | 貸与物件管理設備及び電子棚札 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024011383A (ja) |
-
2022
- 2022-07-14 JP JP2022113325A patent/JP2024011383A/ja active Pending
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