JP2024009508A - 画像読取装置及び画像読取装置の調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを増大させることなく、構成部品の寸法誤差や組付け誤差に起因する信号値の安定性の低下を抑制できる画像読取装置を提供する。【解決手段】第1の照明手段20及び第2の照明手段30から照射された光の反射光を受光し、分光情報を取得する分光撮像手段IMと、キャリッジ10aと、ガイド板2と、被測定物搬送手段50,51と、キャリッジ搬送手段60と、被測定面の高さ調整手段3と、第1の照明手段20による光照射位置と分光撮像手段IMによる測定位置との相対位置を変化させる第1の調整手段14(23)と、高さ調整手段3により高さが変更された被測定面に対する第2の照明手段30の光照射位置を変化させる第2の調整手段33と、を備え、第1の調整手段14(23)は第1の照明手段20の反射光の受光量を最大とする手段であり、第2の調整手段33は第2の照明手段30の反射光の受光量を最大とする手段である画像読取装置。【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置及び画像読取装置の調整方法に関する。
近年、商業印刷分において、電子写真方式やインクジェット方式等のフルカラー画像形成装置(プリンタ、複写機等)を使用する場合に、印刷物の色を所定の基準にあわせる、いわゆる「カラーマネジメント」が重要となっている。
カラーマネジメントは、例えば、複数の色パッチを配置したカラーチャートを印刷し、各色パッチの色を正確に測定し、測定結果を元に入力データに対する再現色の統一を図る画像処理であって、ICC(International Color Consortium)プロファイルを適用する技術が広く知られている。
カラーチャート等の測定対象から分光特性を取得する装置では、例えば、色の測定方法の規格(例えば、JIS Z8722)に合わせて、被測定面の法線方向から45°傾斜した方向から光が照明される。被測定面から反射された反射光束は、撮像光学系で受光され、デジタル信号に変換される。このような装置において被測定面の高さが変動すると、測定領域における照明強度(照明光の光量)も変動するため、精度の高い測色を実施できないという問題があった。
これに対し、特許文献1では、照明光として複数の照明光を用い、被測定物が基準位置に位置する場合に、複数の照明光のそれぞれの光軸と被測定物とが交わる照明中心と、測定部により測定される被測定物の測定領域の中心である測定中心との位置が異なるように構成し、被測定物にうねり(コックリング)等が生じた場合でも、測定領域に照射される光量が減少する等の不都合を抑制する技術が開示されている。
特許文献1の装置では、照明中心と測定中心とが所定の位置関係となるように、複数の照明の光軸と測定部の光軸とを高精度に調整する必要があり、コストの増大につながるという課題がある。また、部品の寸法誤差や組立て時の組付け誤差があると、設計中央値からのズレや、製品ごとのバラツキが生じ、測定領域の光量変動により信号値が安定せず、測定精度の低下につながるという課題がある。
そこで本発明は、コストを増大させることなく、構成部品の寸法誤差や組付け誤差に起因する信号値の安定性の低下を抑制できる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像読取装置は、被測定物の被測定面の法線方向に対して傾斜した方向であって、互いに異なる方向から光を照射する第1の照明手段及び第2の照明手段と、前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段から前記被測定物に照射された光の反射光を受光し、前記被測定物の分光情報を取得する分光撮像手段と、前記第1の照明手段、前記第2の照明手段及び前記分光撮像手段を搭載したキャリッジと、前記被測定物が載置される平面状のガイド板と、前記ガイド板上の前記被測定物を所定の搬送方向に搬送する被測定物搬送手段と、前記被測定物の搬送方向と交差する方向に、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送手段と、前記ガイド板に配設され、被測定面の高さを変更する高さ調整手段と、前記第1の照明手段による光照射位置と前記分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させる第1の調整手段と、前記高さ調整手段により高さが変更された被測定面に対する前記第2の照明手段の光照射位置を変化させる第2の調整手段と、を備え、前記第1の調整手段は、前記分光撮像手段による前記第1の照明手段から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であり、前記第2の調整手段は、前記分光撮像手段による前記第2の照明手段から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であることを特徴とする画像読取装置である。
本発明によれば、コストを増大させることなく、構成部品の寸法誤差や組付け誤差に起因する信号値の安定性の低下を抑制できる画像読取装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像読取装置の構成の一例を示す斜視図である。 被測定物搬送手段周辺の構成の一例を示す説明図である。 読取ユニットの構成の一例を示す説明図である。 被測定面の高さと信号値の関係を示す説明図である。 第2の調整手段による第2の照明手段の調整方法の説明図である。 本実施形態に係る画像読取装置の調整方法の流れの一例を示す図である。 分光ユニットの構成の一例を説明する図である。 回折像と撮像素子による受光を説明する図である。 本実施形態の画像読取装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る画像読取装置及び画像読取装置の調整方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
実施形態の説明においては、分光特性を取得する被測定物を、用紙等の画像担持媒体とする例を示し、分光特性を取得する被測定物を単に用紙と呼ぶ。また実線の矢印で方向を示す図面があるが、矢印で示した方向のうち、X方向は用紙の幅方向、Y方向は用紙の搬送方向、Z方向はXY平面と直交する方向を示すものとする。なお、X方向は、「所定の搬送方向と交差する方向」の一例であり、Y方向は「所定の搬送方向」の一例である。
また、実施形態の用語における画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
図1は、本実施形態に係る画像読取装置の構成の一例を示す斜視図である。図2は、図1の被測定物搬送手段周辺の構成の一例を示す説明図であり、図3は、図1の読取ユニットの構成を示す説明図である。
本実施形態の画像読取装置は、被測定物100の被測定面の法線方向に対して傾斜した方向であって、互いに異なる方向から光を照射する第1の照明手段20及び第2の照明手段30と、第1の照明手段20及び第2の照明手段30から被測定物100に照射された光の反射光を受光し、被測定物100の分光情報を取得する分光撮像手段(IM)と、第1の照明手段20、第2の照明手段30及び分光撮像手段(IM)を搭載したキャリッジ10aと、被測定物100が載置される平面状のガイド板2と、ガイド板2上の被測定物100を所定の搬送方向に搬送する被測定物搬送手段50,51と、被測定物100の搬送方向と交差する方向に、キャリッジ10aを搬送するキャリッジ搬送手段60と、を備えている。
キャリッジ10aに搭載された第1の照明手段20、第2の照明手段30及び分光撮像手段(IM)を、以下「読取ユニット10」ともいう。
分光情報を取得する分光撮像手段(IM)は、折り返しミラー11、縮小結像レンズ12、及び分光ユニット80を備え、分光ユニット80は、撮像素子13を備えている。
なお、「分光情報」とは、測定対象から反射した光に含まれる複数の波長ごとの光強度に関する情報である。このうち、可視光の波長帯の分光情報を「色情報」ともいう。
本実施形態の画像読取装置は、ガイド板2に配設され、被測定面の高さを変更する高さ調整手段3と、第1の照明手段20による光照射位置と分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させる第1の調整手段14(23)と、高さ調整手段3により高さが変更された被測定面に対する第2の照明手段30の光照射位置を変化させる第2の調整手段33と、を備えている。
第1の調整手段14は折り返しミラー11または第1の照明手段20に設けられ、第2の調整手段33は第2の照明手段30に設けられている。
本実施形態の画像読取装置は、さらに、校正色標70と、制御部300とを有している。
被測定物100としての用紙は、被測定物搬送手段50,51である用紙搬送手段により、一定の速度でY軸方向に搬送される。
用紙搬送手段50,51は、例えば2つのローラを有するニップローラである。用紙搬送手段50,51は、図2に示するように、ニップローラで用紙100を挟み、ニップローラを回転させることで用紙100を搬送する。
また、用紙搬送手段50,51は、それぞれ別の駆動モータ50a,50bに接続されている。
用紙搬送手段50,51が用紙100を挟持して搬送することで、搬送される用紙100に張力を与え、読取ユニット10に対向する用紙100の面を平面状にすることができる。
なお、分光情報取得領域Rの搬送方向上流側に位置するニップローラ(用紙搬送手段50)を駆動する駆動モータ50aの方が、分光情報取得領域Rの搬送方向下流側に位置するニップローラ(用紙搬送手段51)を駆動する駆動モータ51aよりも駆動力を高くすることにより、分光情報取得領域Rの搬送方向上流側に位置するニップローラ(用紙搬送手段50)がしっかりと用紙100を噛むようにすることができる。
また、搬送方向上流側に位置するニップローラ(用紙搬送手段50)は、正転に加えて反転可能であることが好ましい。
画像読取装置は、用紙検知センサ61および用紙検知センサ62を備えている。用紙検知センサ61は、用紙100の先端が分光情報取得領域Rの直前(搬送方向上流側)の用紙搬送手段50に搬送されてきたことを検知する。用紙検知センサ62は、用紙100の先端が分光情報取得領域Rの搬送方向下流側の用紙搬送手段51に搬送されてきたことを検知する。
用紙検知センサ61,62は、例えば用紙100に光を照射し、反射光をフォトダイオード等で検出する。用紙検知センサ61,62の出力に基づき、用紙100が読取ユニット10による分光情報取得領域Rの位置にあることが検知される。
分光情報取得領域Rの下面には、被測定物が載置される平面状のガイド板2としての原稿台が設けられている。原稿台2は、分光情報取得領域Rをキャリッジ搬送手段60によりX方向に移動した領域をカバーし、用紙100に密着するように配置される。
原稿台2は、例えば、板金に白色または黒色に塗装された幅広のガイド板で構成されている。塗装の色は、ISO準拠や印刷機器のキャリブレーションに使用する場合は黒色、また印刷用の色プロファイル作成の場合は白色というように、目的に応じて色条件が異なり、交換取り付けが可能となっている。
高さ調整手段3は、原稿台2の所定部位の被測定面の高さを変更できる手段であれば特に限定されない。例えば、被測定面を所望の高さとするための台座のような部材であってもよい。また、原稿台2の所定部位のみを昇降させて高さを変更する機構であってもよい。
高さ調整手段3を台座のような別部材とする場合は、被測定面の色を原稿台2と同様の色とすることが好ましい。
キャリッジ搬送手段60は、読取ユニット10を用紙の幅方向に搬送する。キャリッジ搬送手段60は、例えばボールネジとガイド等で構成された搬送ステージである。
校正色標70は、分光特性の算出に用いる変換行列の校正を行う際に使用される。
校正色標70は、読取ユニット10が搬送される範囲内に配置された用紙100に対し、幅方向に隣接して配置されている。つまり校正色標70は、キャリッジ搬送手段60により読取ユニット10が搬送される範囲内で、用紙100が配置された領域以外に配置されている。読取ユニット10を校正色標70の位置まで搬送することで、校正色標70を用いた校正が実施可能となっている。
校正色標70の有する各色標の分光特性は、高精度な分光器を用いて予め計測され、領域の分光特性を表す行列R1が予め記憶されている。
図1に示した校正色標70は、白色基準板70a及び黒色基準板70bで構成されるが、これに限定されない。
画像読取装置は、用紙100の分光情報取得領域R内において、Y軸方向の複数の位置の分光特性を同時に取得することができる。
第1の照明手段20及び第2の照明手段30は、光源21,31としてライン照明光源を備え、分光情報取得領域Rを、用紙100の法線方向に対してそれぞれ約45度傾斜した方向からライン状の光で照明する。
またライン照明光源21,31は、用紙100における分光情報取得領域R以外の領域からの反射光が、分光ユニット80に入射しないように、分光情報取得領域Rに対して適切な領域を照明する。
ライン照明光源21,31としては、例えば、可視光源及びUV光源を用いることができる。可視光源としては、可視光の略全域において強度を有する白色のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイを用いることができる。ただし、光源はこれらに限定されず、ライン照明光源21,31として冷陰極管等の蛍光灯やランプ光源等を用いても構わない。
ライン照明光源21,31は、分光に必要な波長領域の光を発するものであって、かつ分光情報取得領域Rの全体にわたって均質に照明可能なものであることが好ましい。
第1の照明手段20及び第2の照明手段30は、ライン照明光源21,31から出射された光を集光し、用紙100に平行光、又は収束光を照射する集光光学素子22,23を備えている。
縮小結像レンズ12は、光軸が用紙100の法線方向と一致するように配置され、用紙100からの反射光、すなわち反射光束を、分光ユニット80の入射面に所定倍率で結像する機能を有する。
ここで、縮小結像レンズ12に像側テレセントリック特性を付加することで、像面に入射する光束の主光線は、光軸と略平行となる。縮小結像レンズ12は、複数枚のレンズから構成されても構わない。
なお、縮小結像レンズ12に像側テレセントリック特性を付加することで、像面に入射する光束の主光線を簡易に光軸と略平行にできるが、縮小結像レンズ12に像側テレセントリック特性を付加しなくてもよい。その場合には、像面の各位置での主光線の傾きに合わせて、後述するピンホールアレイの各ピンホールとレンズアレイの各レンズの位置関係等を調整することで、同様の効果が得られる。
分光ユニット80は、用紙100に照射された光の拡散反射光を分光する機能と、分光された光を受光した信号を出力する機能を有する。分光ユニット80については、後述する。
正確な色を測定するための装置では、色の測定方法の規格(例えば、JIS Z8722)に合わせて、測定面の法線方向から45°傾斜した方向から照明される。測定面から反射された反射光束は、測定面の法線方向にある撮像光学系で受光し、デジタル信号に変換される。
ライン照明では、均等に照明される所定の方向と直交する方向では、山型の照明強度分布を有している。従って、測定面の高さが少しでも変化すると、照明の当たる位置が変わるため、測定点に対する照明強度が変化する。これが測定面の反射光量に対する誤差となるという問題がある。
これに対し、本実施形態に係る画像読取装置では、第1の調整手段14(23)及び第2の調整手段33を備え、照明強度の変化を抑制することができる。
第1の調整手段14(23)は、分光撮像手段による第1の照明手段20から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であり、第2の調整手段33は、分光撮像手段による第2の照明手段30から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段である。
被測定面の高さと信号値の関係を図4に示す。
図4中、L1は第1の照明手段20による光量を、L2は第2の照明手段30による光量を、LはL1とL2の合計の光量を示している。また、横軸のH1は被測定面が原稿台2の表面であるときの高さ、H1は被測定面が高さ調整手段3により被測定面を最も高い位置とした場合の高さを示している。
図4に示すように、原稿台2の表面(H1)では第1の照明手段20からの光量L1がピークとなるが、第2の照明手段30からの光量L2はピークからずれた位置となっている。一方、最も高い位置(H2)では第2の照明手段30からの光量L2がピークとなるが、第1の照明手段20からの光量L1はピークからずれた位置となっている。この関係により、光量L1と光量L2を合計である光量Lとして、安定した信号値が得られる範囲(有効範囲)が得られる。
従来の装置ように、撮像光学系の測定位置と2つの照明装置からの光量ピークが、原稿面上の1つの高さでのみ交差する構成に比べ、本実施形態の画像読取装置では、被測定面の高さの変化による光量の変動が抑制され、得られる信号値の安定性が向上する。
(第1の実施形態)
第1の調整手段14は、例えば、折り返しミラー11の反射面の角度を変更する手段である。
第1の調整手段14は、図3に示すように、折り返しミラー11を矢印の方向に回転させることで反射面の角度を変更し、第1の照明手段20による光照射位置と分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させ、分光撮像手段による第1の照明手段20から照射された光の反射光の受光量が最大となるように調整する。
第1の調整手段14は、分光撮像手段が撮像した信号値の強度を確認しながら折り返しミラー11の回転角度を調整し、信号値が最大となる角度を探索する。そして、信号値が最大となった角度で折り返しミラー11を固定する。
第1の調整手段14は、例えば、調整機構14aを備え、制御部300の調整機構駆動部310(図9参照)により駆動される駆動モータ等とともに構成することができる。
また、装置の製造工程において、取得した信号の強度を画面表示等で確認しながら、手動で第1の調整手段14を操作し、調整完了後に固定する態様とすることができる。
第2の調整手段33は、高さ調整手段3により高さが変更された被測定面に対する第2の照明手段30の光照射位置を変化させ、分光撮像手段による第2の照明手段30から照射された光の反射光の受光量が最大となるように調整する手段である。
第2の調整手段33は、例えば、調整機構33aを備え、制御部300が備える調整手段駆動部310(図9参照)により駆動される駆動モータ等とともに構成することができる。
また、装置の製造工程において、取得した受光量を画面表示等で確認しながら、手動で第2の調整手段33を操作し、調整完了後に固定する態様とすることができる。
図5(A)~(C)は、第2の調整手段33による被測定面に対する第2の照明手段30の光照射位置を変化させる態様の例を示した図である。第2の照明手段30は、光源31と集光光学素子32を備えている。
図5(A)の例において、第2の照明手段30は、長手方向を軸として回転可能に保持されている。第2の調整手段33は、第2の照明手段30を、長手方向を軸として回転させる手段である。
第2の調整手段33は、分光撮像手段が撮像した信号の強度を確認しながら第2の照明手段30の回転角度を調整し、信号値が最大になる角度を探索する。そして、信号値が最大となった角度で第2の照明手段30を固定する。
図5(B)の例において、第2の照明手段30は、照射光の光軸と直交する方向に移動可能に保持されている。第2の調整手段33は、第2の照明手段30を、照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段である。
第2の調整手段33は、分光撮像手段が撮像した信号の強度を確認しながら第2の照明手段30の移動量を調整し、信号値が最大になる位置を探索する。そして、信号値が最大となった位置で第2の照明手段30を固定する。
図5(C)の例において、第2の照明手段30は、光源31と集光光学素子32とが光軸と直交する方向に相対位置を変更可能に保持されている。第2の調整手段33は、光源31を光軸と直交する方向に移動させる手段である。光源31の移動により、集光光学素子32の中心を通る光軸が傾き、照明の位置が変化する。
第2の調整手段33は、分光撮像手段が撮像した信号の強度を確認しながら光源31の移動量を調整し、信号値が最大になる位置を探索する。そして、信号値が最大となった位置で光源31を固定する。
なお、第2の照明手段30及び第2の調整手段33は、図5(A)~(C)に示した調整方法の少なくともいずれかを実行可能な構成であればよい。また、図5(A)~(C)に示した調整方法のうち、複数またはすべての方法を実行可能であってもよい。
(第2の実施形態)
第1の調整手段23は、第1の照明手段20の光照射位置を変化させ、分光撮像手段による第1の照明手段20から照射された光の反射光の受光量が最大となるように調整する手段である。
第1の調整手段23は、例えば、調整機構23aを備え、制御部300が備える調整手段駆動部310(図9参照)により駆動される駆動モータ等とともに構成することができる。
また、装置の製造工程において、取得した受光量を画面表示等で確認しながら、手動で第1の調整手段23を操作し、調整完了後に固定する態様とすることができる。
第1の調整手段23による被測定面に対する第1の照明手段20の光照射位置を変化させる態様としては、図5(A)~(C)に示した第2の調整手段33と同様の例が挙げられる。
例えば、第1の照明手段20及び第2の照明手段30が、長手方向を軸として回転可能に保持されている態様において、第1の調整手段23は、第1の照明手段20を、長手方向を軸として回転させる手段であり、第2の調整手段33は、第2の照明手段30を、長手方向を軸として回転させる手段である。
第1の調整手段23は、分光撮像手段が撮像した信号の強度を確認しながら第1の照明手段30の回転角度を調整し、信号値が最大になる角度を探索する。そして、信号値が最大となった角度で第1の照明手段20を固定する。
第2の調整手段33は、図5(A)に示した例と同様である。
例えば、第1の照明手段20及び第2の照明手段30が、照射光の光軸と直交する方向に移動可能に保持されている態様において、第1の調整手段23は、第1の照明手段20を、照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であり、第2の調整手段33は、第2の照明手段30を、照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段である。
第1の調整手段23は、分光撮像手段が撮像した信号の強度を確認しながら第1の照明手段20の移動量を調整し、信号値が最大になる位置を探索する。そして、信号値が最大となった位置で第1の照明手段20を固定する。
第2の調整手段33は、図5(B)に示した例と同様である。
例えば、第1の照明手段20及び第2の照明手段30は、光源と集光光学素子とが光軸と直交する方向に相対位置を変更可能に保持されている態様において、第1の調整手段23は、光源21を光軸と直交する方向に移動させる手段であり、第2の調整手段33は、光源31を光軸と直交する方向に移動させる手段である。
第1の調整手段23は、分光撮像手段が撮像した信号の強度を確認しながら光源21の移動量を調整し、信号値が最大になる位置を探索する。そして、信号値が最大となった位置で光源21を固定する。
第2の調整手段33は、図5(C)に示した例と同様である。
なお、第1の照明手段20、第2の照明手段30、第1の調整手段23、及び第2の調整手段33は、上記の調整方法の少なくともいずれかを実行可能な構成であればよい。また、上記の調整方法のうち、複数またはすべての方法を実行可能であってもよい。
(画像読取装置の調整方法)
本実施形態の画像読取装置の調整方法は、上述の本発明に係る画像読取装置の調整方法であって、第1の照明手段20を点灯し、分光撮像手段が受光する反射光の光量が最大となるように第1の調整手段14(23)による調整を行う第1の調整工程と、高さ調整手段3により被測定面の高さを変更し、第2の照明手段30を点灯し、分光撮像手段が受光する反射光の光量が最大となるように第2の調整手段33による調整を行う第2の調整工程と、をこの順で行う方法である。
図6は、本実施形態の画像読取装置の調整方法の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態の調整方法は、装置の製造工程において実施することができ、また使用開始後のメンテナンス時に適宜実施することができる。
また、各調整工程を行う際、用紙100等の被測定物は載置せず、原稿台2または高さ調整手段3の表面を被測定面とする。十分な光量を得るために被測定面は白色であることが好ましい。原稿台2または高さ調整手段3の表面が白色以外の場合は、薄い白色のシート状部材を配設してもよい。
まず、分光撮像手段が反射光を受光することができる測定位置に対して光が照射されるように各照明手段を配設し、第1の調整工程を開始する。
第1の調整工程として、まず、第1の照明手段20のみを点灯し(S001)、被測定面に光を照射する。そして第1の調整手段14(または23)により、第1の照明手段20による光照射位置と分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させ、分光撮像手段による反射光の受光量が最大なるように調整を行う(S002)。調整完了後、第1の照明手段20を消灯する。
次に、第2の調整工程を行う。まず、高さ調整手段3により被測定面の高さを変更する。具体的には、被測定面が原稿台2よりも高くなるようにする。
次いで、第2の照明手段30のみを点灯し(S005)、高さの変更された被測定面に光を照射する。そして第2の調整手段33により、第2の照明手段30による光照射位置と分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させ、分光撮像手段による反射光の受光量が最大なるように調整を行う(S006)。調整完了後、第2の照明手段30を消灯する。
以上の工程により、装置を構成する部品の製造ばらつき等による幾何学的位置関係の誤差を吸収し、あらかじめ設定された、原稿面高さの有効範囲における照明光量を安定させることができる。これにより比較的低コストで、原稿の厚みや原稿の浮き等による精度低下を低減し、安定して高精度の読取が可能な画像読取装置を実現することができる。
測定対象の用紙等のメディアの厚みや、浮きなどに対するロバスト性を高めことができ、所定の有効領域に対して、照明強度の安定性を高める配置とするにあたり、部品の寸法誤差や組付け時の取り付け誤差などの影響を相殺することができる。
部品の寸法誤差や組付け誤差に起因して製品の個体差が生じるのを抑制し、所定の有効範囲における、信号値の安定性を高めることができる。
分光ユニット80の構成を、図7を参照して説明する。図7は、画像読取装置1の分光ユニット80を例示する断面図であり、分光ユニットのYZ平面に平行な断面の一部分を示している。
図7において、分光ユニット80は、ピンホールアレイ81と、レンズアレイ82と、回折素子83と、撮像素子13とを有している。また分光ユニット80は、パッケージ85と、スペーサ86と、カバーガラス87と、ガラス基材88a~88cとを有している。
ピンホールアレイ81は、用紙100からの反射を通過させる開口部としてのピンホールを有している。ピンホールは、Z軸方向において、縮小結像レンズ12から入射される光が結像する像面位置に配置され、所定の間隔でY軸方向にアレイ状に配列されている。図7では、3つのピンホールがY軸方向に配列された例が示されている。
ピンホールアレイ81は、光透過性フレームとしての透明な平板状のガラス基材88aに一体に設けられている。透明なガラス基材に、例えばニッケル等の金属薄膜が蒸着され、ピンホールに該当する開口部がアレイ状に設けられてピンホールアレイ81が構成されている。用紙100の分光情報取得領域Rの各位置からの反射光の光束が、ピンホールアレイ81に設けられた各ピンホールにより抽出される。
なお、ピンホールアレイ81に限定されず、矩形の開口部を有するスリットアレイや、Y軸方向に対して矩形のスリットを傾けた斜めスリットアレイを有する構成としても構わない。
ガラス基材88aにおいて、用紙100からの反射光が入射する面の反対側の面には、光透過性フレームとしての透明な平板状のガラス基材88bが面同士を合わせて接合されている。またガラス基材88bにおいて、ガラス基材88aとの接合面の反対側の面には、レンズが所定の間隔でY軸方向にアレイ状に配列するように設けられている。
図7は、3つのレンズをY軸方向に配列し、レンズアレイ82を構成した例を示している。レンズアレイ82の各レンズは、ピンホールアレイ81の各ピンホールを通過した各光束を集光し、撮像素子13上に各レンズによる像を結像する。
レンズアレイ82は、複数のレンズ82aがY軸方向に1列に配列されたものであり、レンズアレイ82の各レンズ82aは、ピンホールアレイ81の各開口部を通過した各拡散光束を撮像素子表面に結像する機能を有する。
レンズアレイ82を構成する各レンズ82aは、ピンホールアレイ81を構成する各開口部に対応する位置に配置されており、各レンズ82aは各開口部を透過した光が全て入射するような径とされている。但し、各レンズ82aの平面形状は円形でなくてもよい。
本実施の形態では、ピンホールアレイ81とレンズアレイ82を、ガラス基材88a、及び88bを介して配置しているが、これには限定されない。なお、レンズアレイ82において、迷光をなくすため、各レンズ82aの開口以外の部分を遮光することが好ましい。
Z軸方向において、レンズアレイ82と対向するように、光透過性フレームとしての透明な平板状のガラス基材88cが設けられている。ガラス基材88bとガラス基材88cは、スペーサ86を介して接合されている。
スペーサ86は、ガラス基材88bとガラス基材88cとの間に所定の間隔、すなわち空間を与えるための部材であり、例えば金属平板の平面部に所定の貫通孔が設けられた部材である。スペーサ86のレンズアレイ82と対向する側の面では、スペーサ86の貫通孔に該当しない部分と、ガラス基材88bのレンズのない部分とが接触し、接合される。またスペーサ86の回折素子83と対向する側の面では、スペーサ86の貫通孔に該当しない部分と、ガラス基材88cの任意の部分とが接触し、接合される。これによりガラス基材88bとガラス基材88cとの間に、所定の間隔、すなわち空間が与えられる。貫通孔は、レンズアレイ82の各レンズが収まるような小さな孔が設けられていてもよいし、複数のレンズが収まるような大きな孔が設けられていてもよい。
ガラス基材88cにおいて、レンズアレイ82と対向する面、すなわち用紙100からの反射光が入射する面には、回折素子83が設けられている。回折素子83は、ガラス基材88cに所定間隔の鋸歯形状が形成されたもので、入射する光を回折し、分光する回折格子としての機能を有する。レンズアレイ82の各レンズを透過した各光束は、回折素子83によりそれぞれ分光される。撮像素子13上には、各光束に対応した回折像が形成される。
回折素子83としては、1次回折光の回折効率を高めたブレーズ型回折格子を用いることが好ましい。回折素子83をブレーズ型回折格子とすることで、1次回折光のみの回折効率を高めることが可能となるため、光学系の光利用効率を高めることができる。これにより短い時間で十分な品質の信号を取得でき、分光特性取得のための時間を短縮できる。
撮像素子13は、複数の画素がY軸方向に配列されたラインセンサである。撮像素子13は、レンズアレイ82と回折素子83により形成された各回折像を、それぞれ異なる位置の複数の受光素子で受光することで、入射する所定の波長帯の光量を取得する。撮像素子13としては、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)等を用いることができる。
なお、回折素子83の回折軸は、Y軸方向に対して角度αだけ傾いている。撮像素子13には、図8に示すように、X軸方向に対して角度αだけ傾いた回折像が入射する。図8には、0次回折像A、+1次回折像B、及び+2次回折像Cからなる回折パターンが、Y軸方向に3つ並んで示されている。回折パターンのうち、1次回折像Bが撮像素子13により受光されるように配置されている。図8では、3つのレンズアレイによる3つの1次回折像が、撮像素子13の画素領域13a、13b、及び13cで受光され、電気信号に変換される。電気信号は分光ユニット80により取得された分光情報として出力される。
この様に、本実施形態の画像読取装置では、回折像のクロストークが排除され、+1次回折像Bから用紙100の分光特性を求めることが可能になっている。なお、以降の説明において、+1次回折像Bを単に回折像と称する場合がある。
撮像素子13はパッケージ85の内部に固定され、パッケージ85の開口部は光透過性のフレームとしての透明なカバーガラス87で塞がれている。カバーガラス87は、ガラス基材88cの回折素子83が形成されていない側の面と接合されている。
ピンホールアレイ81の1つのピンホールと、これに対応するレンズアレイ82の1つのレンズ、回折素子83の一部、すなわちレンズによる光束透過部、及び撮像素子13の一部の画素列をもって、光学的には1つの分光器の機能を有している。そこで、1つの分光器の機能を有する部分を、以下では分光センサと称する場合がある。
なお、図7及び図8では分光センサを3個だけ図示しているが、これに限定されず、多数の分光センサを有する構成であってよい。例えば、撮像素子13として1024個の画素を有するものを用い、上記の一部の画素列における画素数を10画素とした場合、102個の分光センサを構成することができる。このような分光センサは、Y軸方向、すなわち用紙の搬送方向に配列されており、「被測定物の搬送方向に配列されている複数の分光センサ」の一例である。
分光ユニット80を構成する分光のための光学系においては、ピンホールアレイ81とレンズアレイ82と回折素子83によって形成される回折像と撮像素子13の相対的な位置ずれが分光特性の取得精度に大きな影響を及ぼす。本実施形態では、これらの位置ずれを抑制するために、ピンホールアレイ81と、レンズアレイ82と、回折素子83と、撮像素子13とを、縮小結像レンズ12の光軸方向に積層するように重ね合わせて接合し、一体化している。
次に、本実施形態の画像読取装置が備える制御部300の概要について、図9を参照して説明する。
図9は画像読取装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
制御部300は、主制御部300Aと、I/O(Input/Output)305と、HDD(Hard Disk Drive)304と、調整手段駆動部310と、光源駆動部311と、撮像素子制御部312と、モータ駆動部313と、を有している。
主制御部300Aは、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303とを有している。これらは、システムバス320を介して相互に電気的に接続されている。
CPU301は、画像読取装置の動作を統括的に制御する。CPU301は、RAM303をワークエリア(作業領域)としてROM302等に格納されたプログラムを実行することで、画像読取装置の全体の動作を制御し、後述する各種機能を実現する。HDD304は、取得された分光情報等を格納する。
I/O305は、用紙検知センサ61,62による検知信号等を入力する。
調整手段駆動部310は、入力された制御信号に従って、第1の調整手段14の調整機構14a(または調整手段23の調整機構23a)、及び第2の調整手段33の調整機構33aを駆動して、折り返しミラー11(または第1の照明手段20)及び第2の照明手段30を変位させるための信号を出力する電気回路である。
なお、第1の調整手段14(または23)、及び第2の調整手段33は、調整手段駆動部310による駆動を介さず、手動で調整する態様であってもよい。
光源駆動部311は、入力された制御信号に従って、第1の照明手段20のライン照明光源21、及び第2の照明手段30のライン照明光源31を発光させるための駆動電圧等の駆動信号を出力する電気回路である。
撮像素子制御部312は、入力された制御信号に従って、分光ユニット80の有する撮像素子13による撮像を制御する。また撮像素子13による撮像データは、分光情報として撮像素子制御部312を通じてHDD304に送信され、記憶される。
モータ駆動部313は、入力された制御信号に従って、用紙搬送手段50,51及びキャリッジ搬送手段60を作動させるための各モータに、駆動電圧等の駆動信号を出力する電気回路である。
上記で説明した実施形態の各機能のうち、制御部300で実行される部分は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
<1> 被測定物の被測定面の法線方向に対して傾斜した方向であって、互いに異なる方向から光を照射する第1の照明手段及び第2の照明手段と、
前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段から前記被測定物に照射された光の反射光を受光し、前記被測定物の分光情報を取得する分光撮像手段と、
前記第1の照明手段、前記第2の照明手段及び前記分光撮像手段を搭載したキャリッジと、
前記被測定物が載置される平面状のガイド板と、
前記ガイド板上の前記被測定物を所定の搬送方向に搬送する被測定物搬送手段と、
前記被測定物の搬送方向と交差する方向に、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送手段と、
前記ガイド板に配設され、被測定面の高さを変更する高さ調整手段と、
前記第1の照明手段による光照射位置と前記分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させる第1の調整手段と、
前記高さ調整手段により高さが変更された被測定面に対する前記第2の照明手段の光照射位置を変化させる第2の調整手段と、を備え、
前記第1の調整手段は、前記分光撮像手段による前記第1の照明手段から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であり、
前記第2の調整手段は、前記分光撮像手段による前記第2の照明手段から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であることを特徴とする画像読取装置である。
<2> 前記分光撮像手段は、光路折り曲げ用の折り返しミラーを有し、
前記第1の調整手段は、前記折り返しミラーの反射面の角度を変更する手段であることを特徴とする前記<1>に記載の画像読取装置である。
<3> 前記第2の照明手段は、長手方向を軸として回転可能に保持され、
前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を、長手方向を軸として回転させる手段であることを特徴とする前記<1>または<2>に記載の画像読取装置である。
<4> 前記第2の照明手段は、照射光の光軸と直交する方向に移動可能に保持され、
前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を、照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする前記<1>から<3>のいずれかに記載の画像読取装置である。
<5> 前記第2の照明手段は、光源と集光光学素子とが光軸と直交する方向に相対位置を変更可能に保持され
前記第2の調整手段は、前記光源を光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする前記<1>から<4>のいずれかに記載の画像読取装置である。
<6> 前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段は、長手方向を軸として回転可能に保持され、
前記第1の調整手段は、前記第1の照明手段を長手方向を軸として回転させる手段であり、前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を長手方向を軸として回転させる手段であることを特徴とする前記<1>に記載の画像読取装置である。
<7> 前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段は、照射光の光軸と直交する方向に移動可能に保持され、
前記第1の調整手段は、前記第1の照明手段を照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であり、前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする前記<1>または<6>に記載の画像読取装置である。
<8> 前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段は、光源と集光光学素子とが光軸と直交する方向に相対位置を変更可能に保持され
前記第1の調整手段は、前記第1の照明手段の前記光源を光軸と直交する方向に移動させる手段であり、前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段の前記光源を光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする前記<1>、<6>及び<7>のいずれかに記載の画像読取装置である。
<9> 被測定物の被測定面の法線方向に対して傾斜した方向であって、互いに異なる方向から光を照射する第1の照明手段及び第2の照明手段と、
前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段から前記被測定物に照射された光の反射光を受光し、前記被測定物の分光情報を取得する分光撮像手段と、
前記第1の照明手段、前記第2の照明手段及び前記分光撮像手段を搭載するキャリッジと、
前記被測定物が載置される平面状のガイド板と、
前記ガイド板上の前記被測定物を所定の搬送方向に搬送する被測定物搬送手段と、
前記被測定物の搬送方向と交差する方向に、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送手段と、
前記ガイド板に配設され、被測定面の高さを変更する高さ調整手段と、
前記第1の照明手段の光照射位置と前記分光撮像手段の受光位置の相対位置を変化させる第1の調整手段と、
前記高さ調整手段を載置した被測定面に対する前記第2の照明手段の光照射位置を変化させる第2の調整手段と、を備える画像読取装置の調整方法であって、
前記第1の照明手段を点灯し、前記分光撮像手段が受光する反射光の光量が最大となるように前記第1の調整手段による調整を行う第1の調整工程と、
前記高さ調整手段により被測定面の高さを変更し、前記第2の照明手段を点灯し、前記分光撮像手段が受光する反射光の光量が最大となるように前記第2の調整手段による調整を行う第2の調整工程と、をこの順で行うことを特徴とする画像読取装置の調整方法である。
1 画像読取装置
2 ガイド板
3 高さ調整手段
10 読取ユニット
10a キャリッジ
11 折り返しミラー
12 縮小結像レンズ
13 撮像素子
14,23 第1の調整手段
20 第1の照明手段
21,31 光源(ライン照明光源)
22,32 集光光学素子
30 第2の照明手段
33 第2の調整手段
50,51 用紙搬送手段(被測定物搬送手段)
60 キャリッジ搬送手段
80 分光ユニット
100 用紙(被測定物)
R 分光情報取得領域
特開2017-207427号公報

Claims (9)

  1. 被測定物の被測定面の法線方向に対して傾斜した方向であって、互いに異なる方向から光を照射する第1の照明手段及び第2の照明手段と、
    前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段から前記被測定物に照射された光の反射光を受光し、前記被測定物の分光情報を取得する分光撮像手段と、
    前記第1の照明手段、前記第2の照明手段及び前記分光撮像手段を搭載したキャリッジと、
    前記被測定物が載置される平面状のガイド板と、
    前記ガイド板上の前記被測定物を所定の搬送方向に搬送する被測定物搬送手段と、
    前記被測定物の搬送方向と交差する方向に、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送手段と、
    前記ガイド板に配設され、被測定面の高さを変更する高さ調整手段と、
    前記第1の照明手段による光照射位置と前記分光撮像手段による測定位置との相対位置を変化させる第1の調整手段と、
    前記高さ調整手段により高さが変更された被測定面に対する前記第2の照明手段の光照射位置を変化させる第2の調整手段と、を備え、
    前記第1の調整手段は、前記分光撮像手段による前記第1の照明手段から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であり、
    前記第2の調整手段は、前記分光撮像手段による前記第2の照明手段から照射された光の反射光の受光量を最大とする手段であることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記分光撮像手段は、光路折り曲げ用の折り返しミラーを有し、
    前記第1の調整手段は、前記折り返しミラーの反射面の角度を変更する手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2の照明手段は、長手方向を軸として回転可能に保持され、
    前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を、長手方向を軸として回転させる手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2の照明手段は、照射光の光軸と直交する方向に移動可能に保持され、
    前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を、照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  5. 前記第2の照明手段は、光源と集光光学素子とが光軸と直交する方向に相対位置を変更可能に保持され
    前記第2の調整手段は、前記光源を光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  6. 前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段は、長手方向を軸として回転可能に保持され、
    前記第1の調整手段は、前記第1の照明手段を長手方向を軸として回転させる手段であり、前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を長手方向を軸として回転させる手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  7. 前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段は、照射光の光軸と直交する方向に移動可能に保持され、
    前記第1の調整手段は、前記第1の照明手段を照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であり、前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段を照射光の光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  8. 前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段は、光源と集光光学素子とが光軸と直交する方向に相対位置を変更可能に保持され
    前記第1の調整手段は、前記第1の照明手段の前記光源を光軸と直交する方向に移動させる手段であり、前記第2の調整手段は、前記第2の照明手段の前記光源を光軸と直交する方向に移動させる手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  9. 被測定物の被測定面の法線方向に対して傾斜した方向であって、互いに異なる方向から光を照射する第1の照明手段及び第2の照明手段と、
    前記第1の照明手段及び前記第2の照明手段から前記被測定物に照射された光の反射光を受光し、前記被測定物の分光情報を取得する分光撮像手段と、
    前記第1の照明手段、前記第2の照明手段及び前記分光撮像手段を搭載するキャリッジと、
    前記被測定物が載置される平面状のガイド板と、
    前記ガイド板上の前記被測定物を所定の搬送方向に搬送する被測定物搬送手段と、
    前記被測定物の搬送方向と交差する方向に、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送手段と、
    前記ガイド板に配設され、被測定面の高さを変更する高さ調整手段と、
    前記第1の照明手段の光照射位置と前記分光撮像手段の受光位置の相対位置を変化させる第1の調整手段と、
    前記高さ調整手段を載置した被測定面に対する前記第2の照明手段の光照射位置を変化させる第2の調整手段と、を備える画像読取装置の調整方法であって、
    前記第1の照明手段を点灯し、前記分光撮像手段が受光する反射光の光量が最大となるように前記第1の調整手段による調整を行う第1の調整工程と、
    前記高さ調整手段により被測定面の高さを変更し、前記第2の照明手段を点灯し、前記分光撮像手段が受光する反射光の光量が最大となるように前記第2の調整手段による調整を行う第2の調整工程と、をこの順で行うことを特徴とする画像読取装置の調整方法。
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