JP2024009454A - 情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024009454A
JP2024009454A JP2022110984A JP2022110984A JP2024009454A JP 2024009454 A JP2024009454 A JP 2024009454A JP 2022110984 A JP2022110984 A JP 2022110984A JP 2022110984 A JP2022110984 A JP 2022110984A JP 2024009454 A JP2024009454 A JP 2024009454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delivery
information
product
store
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022110984A
Other languages
English (en)
Inventor
正則 武村
Masanori Takemura
勤 三重野
Tsutomu Mieno
圭祐 新田
Keisuke Nitta
佑一 内田
Yuichi Uchida
貴継 門田
Takatsugu Kadota
早希 中村
Saki Nakamura
慶太 山口
Keita Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2022110984A priority Critical patent/JP2024009454A/ja
Publication of JP2024009454A publication Critical patent/JP2024009454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

Figure 2024009454000001
【課題】フレキシブルな商品手配を可能とする情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、注文取得部120、注文管理部140、および配送指示部160を備える。注文取得部120は、移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する。注文管理部140は、商品情報に基づいて、商品を集荷する店舗を特定する。配送指示部160は、特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末50へ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
販売トラック等で販売場所まで商品を運び、商品を販売する移動販売がある。特許文献1には、商品を購入する顧客が端末を用いて、移動販売の商品を予約できるようにする仲介装置が記載されている。
特開2016-28348号公報
しかし、上述した特許文献1の仲介装置では、商品を販売場所まで運んでいくのは移動販売店のみであったため、顧客は事前に商品を注文する必要があるという問題点があった。
本発明の目的の一例は、上述した課題を鑑み、フレキシブルな商品手配を可能とする情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、
移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
情報処理装置が提供される。
本発明の一態様によれば、
上記の情報処理装置と、
前記移動販売車端末と、
前記配送事業者端末とを備える
連携システムが提供される。
本発明の一態様によれば、
1以上のコンピュータが、
移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得し、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定し、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する
情報処理方法が提供される。
本発明の一態様によれば、
コンピュータを情報処理装置として機能させるプログラムであって、
前記情報処理装置は、
移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
プログラムが提供される。
本発明の一態様によれば、フレキシブルな商品手配を可能とする情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラムが得られる。
第1の実施形態に係る情報処理装置の概要を示す図である。 第1の実施形態に係る連携システムの概要を示す図である。 第1の実施形態に係る連携システムの機能構成を例示する図である。 注文情報の表示画面を例示する図である。 情報処理装置を実現するための計算機を例示する図である。 第1の実施形態に係る情報処理方法の概要を示す図である。 第1の実施形態に係る連携システムで行われる処理の流れを例示するフローチャートである。 注文位置と配達先が同じ場合の配送の例を示す図である。 注文位置と配達先が違うものの、同じ配送エリア内に位置する場合の配送の例を示す図である。 注文位置と配達先が互いに異なる配送エリア内に位置する場合の配送の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置10の概要を示す図である。第1の実施形態に係る情報処理装置10は、注文取得部120、注文管理部140、および配送指示部160を備える。注文取得部120は、移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する。注文管理部140は、商品情報に基づいて、商品を集荷する店舗を特定する。配送指示部160は、特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末50へ出力する。
この情報処理装置10によれば、移動販売においてフレキシブルな商品手配が可能となる。
以下、情報処理装置10の詳細例について説明する。
図2は、本実施形態に係る連携システム20の概要を示す図である。本実施形態に係る連携システム20は、本実施形態に係る情報処理装置10、移動販売車端末30、および配送事業者端末50を備える。情報処理装置10、移動販売車端末30、および配送事業者端末50は互いに通信ネットワーク60を介して情報の送受信を行う。
図3は、本実施形態に係る連携システム20の機能構成を例示する図である。本図の例において連携システム20は店舗端末40をさらに含む。特に本図の例において、連携システム20は、複数の店舗端末40を含んでいる。各店舗端末40も、通信ネットワーク60を介して情報処理装置10と情報の送受信を行う。また、本図の例において情報処理装置10は在庫記憶部130、商品記憶部150、店舗記憶部170、および配送記憶部180をさらに含む。ただし、在庫記憶部130、商品記憶部150、店舗記憶部170および配送記憶部180のうち一以上は情報処理装置10の外部に設けられた記憶装置であっても良い。
スーパーマーケット等の店舗が近くにない過疎地等において、移動販売車によるサービスの重要性が増している。移動販売車はたとえば移動式の店舗を兼ねたトラックであり、店舗や倉庫で様々な商品を積んで顧客宅の近くの販売場所(たとえば路上、広場、個人宅、駐車場等)まで行き、商品を販売する。たとえば移動販売車は所定の曜日の所定の時間に、所定の場所に行く。販売場所の近くに住む顧客は、その曜日および時間にその場所に行くと、移動販売車に積まれた商品から所望の商品を選んで購入できる。その他、顧客は、次回移動販売車が来るときに購入したい商品を、リクエストすることができる。すると、移動販売の店員は、次回その場所で販売を行う際に、リクエストされた商品を運んでいき、その顧客に販売することができる。
一方、移動販売車に積まれていない商品を、顧客が当日に購入したいとしても、移動販売車はその商品を取りに戻るようなことはできない。そのため、顧客は急に必要となったもの等を購入することができない。また、移動販売車が複数の販売場所を回る途中で、移動販売車に積まれた一部の商品の在庫が不足した場合も、移動販売車がその商品を補充するために店舗等へ戻ることは難しい。多くの場合、移動販売車の移動スケジュールは予め決まっているからである。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、移動販売事業者と荷物の配送事業者との連携が可能となり、上述したような当日注文の要望や、商品補充にも対応が可能となる。
図3を参照して情報処理装置10および連携システム20について詳しく説明する。移動販売車端末30は、移動販売車とともに移動し、移動販売車で用いられる端末である。移動販売車端末30は、販売場所で用いる精算端末や、移動販売車に積まれた商品の在庫管理端末を兼ねていても良い。移動販売車端末30は、移動販売車に対して固定されていても良いし、スマートフォンやタブレット等、可搬型の端末であっても良い。移動販売を行う移動販売事業者は、複数の移動販売車を所有することができ、移動販売車端末30は各移動販売車に対応付けられて備えられている。
情報処理装置10の在庫記憶部130には、各移動販売車における商品の在庫情報が記憶されている。移動販売の前後には、一以上の店舗または倉庫において、移動販売車へ商品が補充されたり、売れ残った不要な商品が移動販売車から取り出されたりする。するとその都度、移動販売車内の在庫状況に応じて情報処理装置10の在庫記憶部130に記憶された在庫情報が更新される。また、在庫記憶部130に記憶された在庫情報は、販売場所での商品の購入手続き(精算)が行われた場合にも、更新される。このような精算や在庫情報の更新は、移動販売車端末30を用いて行われうる。
移動販売車が販売する商品は特に限定されない。移動販売車の商品は、特定の小売店の商品であってもよいし、複数の小売店の商品が含まれても良い。また、商品は飲食物であってもよく、移動販売車はたとえば車両内で調理を行うキッチンカーであってもよい。移動販売車がキッチンカーである場合、後述する注文商品には、調理に用いる材料が含まれても良い。
移動販売車が商品を補充する店舗は特に限定されない。特に説明しない限り、店舗は非移動店舗である。移動販売車は一つの店舗のみで商品を補充しても良いし、複数の店舗を順に回って商品を補充しても良い。移動販売車が商品を補充する店舗には、農畜産物等の地元生産者の販売所、薬局、郵便局、卸業者の倉庫、生花店、飲食店等が含まれうる。したがって、移動販売で取り扱う商品のバリエーションを広げることができる。商品のバリエーションが広がることにより、顧客にとっても利便性が向上する。
移動販売車の店員は、たとえば、販売場所に来た顧客の要望に応じて移動販売車端末30に注文情報を入力する。具体的には、顧客が次に移動販売車が来るときや、それ以前に商品を入手したい場合、顧客は店員に注文する商品とその個数、受け取り希望場所、受け取り希望日時等の注文内容を伝える。すると店員は、移動販売車端末30に注文内容を入力する。このように、移動販売車端末30が注文を受け付けることにより、端末を所有していない顧客や、デジタルデバイスを使いこなすことが難しい高齢者等の顧客であっても、サービスを利用できる。その他の例として、移動販売車の店員が、店舗に戻ることなく移動販売車への商品の補充を行いたい場合、補充したい商品の注文内容を移動販売車端末30に入力する。そうすることで、欠品を防ぎ、販売機会の喪失を防ぐことができる。移動販売車に積むことができる物量には限界があるため、商品補充が容易になることは大きなメリットである。
移動販売車端末30はたとえば、注文画面において注文可能な商品が複数提示され、それらの複数の商品の中から、注文する商品を選択できるよう構成されている。ここで、注文可能な商品には、通常移動販売車に積まれていない商品が含まれてもよい。そうすることで、顧客の利便性が向上する。各注文は、複数種類の注文商品を含みうる。注文ごとに、配達希望場所、および配達希望時刻が入力される。移動販売車端末30において注文内容が入力され、注文のための所定の操作(たとえば注文ボタンを押す操作)が行われると、移動販売車端末30では、注文内容を示す注文情報が生成されて、情報処理装置10に送信される。
図4は、注文情報の表示画面を例示する図である。本例の表示画面は、移動販売車端末30および情報処理装置10の少なくとも一方のディスプレイに表示される。
本図の例において、注文情報には、移動販売車管理番号、移動販売事業者名、注文位置、配送エリア、注文番号、商品管理番号、商品名、個数、注文種別、配達希望場所(配達先)、および配達希望時刻をそれぞれ示す情報が含まれる。移動販売車管理番号は、各移動販売車に対して固有に定められた識別情報であり、自動的に入力されうる。注文位置は、注文内容を移動販売車端末30に入力したときの、移動販売車の位置である。注文位置を示す情報は、たとえば公園名等のスポット名やスポットを表す識別記号であっても良いし、緯度経度であってもよい。移動販売車端末30にGPS(Global Positioning System)等が搭載されている場合、注文位置を示す情報として移動販売車端末30の位置情報が自動的に入力されても良い。
配送エリアは、注文した商品を受領する位置、すなわち配達先が含まれるエリアである。配送事業者により、複数の配達可能エリアが定められており、それら複数の配達可能エリアのうちのいずれかが指定される。配送エリアを示す情報は、配達希望場所に基づいて自動的に入力されても良い。注文番号は、各注文に自動的に付与される、注文を特定可能な取引番号である。
商品管理番号は、各商品に対して固有に定められた識別情報である。本例において、商品管理番号、および商品名が商品情報に相当する。個数は、各商品の注文個数である。注文種別は、たとえば、当日注文、通常注文、指定注文のいずれかである。当日注文は当日配達が必要な注文、通常注文は次回の移動販売時の購入希望である注文、指定注文は、次の日以降の特定の日時を任意に指定した注文である。配達希望場所は、顧客が商品を受け取りたい場所である。配達希望場所はたとえば移動販売車の販売場所である。移動販売車への商品補充や、顧客が移動販売車の販売場所で商品を受け取りたい場合、配達先として販売場所が指定される。他の一例として、配達希望場所は商品を注文した顧客宅でありえる。たとえば、顧客が当日注文を行ったものの、時間的制約により商品の到着を待てずに移動販売車が次の販売場所に移動しなければならない場合がある。その場合、注文した顧客の自宅を配達先に指定することで、顧客は注文した商品を受け取ることができる。配達希望場所は、移動販売車の複数の販売場所等を選択肢とした選択式で入力可能であっても良いし、住所等を任意に入力可能であっても良い。配達希望日時は、顧客が商品を受け取りたい日時である。配達希望日時は、いくらかの幅をもつ時間の範囲であっても良い。
移動販売車端末30へ注文内容を入力する際、商品や配送事業者の状況に応じて配達可能時間帯が移動販売車端末30に表示されても良い。後述するように情報処理装置10が各店舗の在庫情報および配送事業者の各配送トラックのスケジュール情報を利用可能である場合、情報処理装置10はそれらの情報に基づいて配達可能時間帯を算出できる。たとえば注文された商品や配達先を示す情報が、配達希望日時の入力に先立って移動販売車端末30から情報処理装置10に送信される。すると、これらの情報を受信した情報処理装置10は、商品の情報、在庫情報、スケジュール情報、配達先の情報を用いて配達可能時間帯を算出する。情報処理装置10は、算出した配達可能時間帯を移動販売車端末30に送信する。移動販売車端末30への入力者は、表示された配達可能時間帯を確認の上、配達希望日時を移動販売車端末30に入力できる。
図3に戻り、情報処理装置10の注文取得部120は、移動販売車端末30から注文情報を受信する。情報処理装置10の注文管理部140は、注文取得部120が受信した注文情報に含まれる商品情報に基づいて、注文された注文商品を集荷する店舗を特定する。たとえば情報処理装置10の商品記憶部150には、情報処理装置10で扱うことが可能な複数の商品の情報が予め保持されている。各商品の情報には、たとえば、上述した商品名、商品管理番号、商品の種類を示す情報が含まれる。また、各商品の情報には、商品を扱っている店舗を示す情報が含まれても良い。注文管理部140は、注文情報に含まれる商品情報を用いて注文商品を特定し、商品記憶部150に保持されたその商品の情報を用いて、注文商品の種類を特定する。
また、情報処理装置10の店舗記憶部170には予め、商品の提供が可能な一以上の店舗の情報が保持されている。これらの店舗については、上述した移動販売車が商品を補充する店舗と同様である。ただし、情報処理装置10で扱われる店舗には、移動販売車が商品を補充する店舗以外の店舗が含まれても良い。店舗記憶部170に保持された各店舗の情報には、たとえば、扱っている商品の種類を示す情報、店舗の場所を示す情報、営業時間等が含まれる。扱っている商品の種類は、一つの店舗に対して複数存在しても良い。注文管理部140は、特定した注文商品の種類と、店舗記憶部170に保持された情報を用いて、注文商品を集荷する店舗を特定する。具体的には、店舗記憶部170に保持された情報に示された、扱っている商品の種類に、注文商品の種類が含まれる店舗を特定する。なお、店舗記憶部170に保持された各店舗の情報には、扱っている商品を示す情報(商品名または商品管理番号等)が含まれても良い。その場合、140は、扱っている商品に、注文商品が含まれる店舗を特定する。
注文管理部140は、さらに各店舗の在庫情報に基づいて、商品を集荷する店舗を特定する。具体的にはたとえば、注文管理部140は、一以上の店舗の各店舗端末40から、その一以上の店舗の在庫情報を取得する。そして、取得した在庫情報に基づいて、注文された商品を集荷する店舗を特定する。この場合、各店舗の在庫情報は、予め取得されて店舗記憶部170に店舗ごとに保持されていても良いし、取得した注文情報に基づいて、必要な商品の在庫情報を店舗端末40から注文管理部140が取得しても良い。また、在庫情報を予め取得するか注文情報に基づいて取得するかは、店舗によって異なっていても良い。
注文管理部140は、上述のようにして注文商品を扱っている店舗を特定した後、その店舗における注文商品の在庫状況を、その店舗の在庫情報を用いて確認する。在庫情報に、注文数以上の注文商品があることが示されている場合、注文管理部140は、その店舗を、注文商品を集荷する店舗として特定する。一方、在庫情報に、注文数以上の注文商品がないことが示されている場合、注文管理部140は、注文商品を扱っている別の店舗を特定し、特定した店舗における注文商品の在庫状況を確認する。注文管理部140はこのような処理を、注文商品を集荷する店舗を特定できるまで繰り返す。なお、注文管理部140は、在庫情報を確認することなく、注文商品を扱っている店舗を、注文商品を集荷する店舗として特定してもよい。
他の例として、注文管理部140は、注文商品を扱っている複数の店舗を特定し、その複数の全ての店舗の在庫情報を確認しても良い。その場合に注文管理部140は、注文商品の在庫がある店舗を抽出する。そして、抽出された店舗のうち、配達先に最も近い店舗を、集荷する店舗として特定する。また、複数の種類の注文商品がある場合には、全ての注文商品を集荷して配達先へ届けるまでの配送ルートが最も短くなるように、各注文商品を集荷する店舗を特定する。配送ルートが最も短くなるように、各注文商品を集荷する店舗を特定する方法には、既存の技術を用いる事ができる。
注文管理部140は、注文商品を集荷する店舗を特定すると、特定された店舗の店舗端末40に対して、注文商品の商品情報を送信する。そうすることで、店舗側は、注文商品をすぐに配送者に渡せるよう準備することができる。また、注文商品がたとえば調理が必要な飲食物である場合、店舗側は、調理等、準備に必要な時間を予想し、出荷の準備が完了する予想時刻を示す情報を店舗端末40から情報処理装置10に送信する。なお、準備に必要な時間の予想は、情報処理装置10の注文管理部140で行われても良い。たとえば、各商品には準備に必要な時間が予め定められており、商品記憶部150に商品と関連付けて保持されている。注文管理部140は、注文情報に関連付けられた時間を、準備に必要な時間として特定することができる。
また、店舗が倉庫形態の店舗であって、商品をピッキングするためのピッキングアドレスが定められている場合、商品記憶部150に保持された各商品の情報には、ピッキングアドレスが含まれていても良い。その場合、注文管理部140は、各商品のピッキングアドレスを注文商品の商品情報とあわせて店舗端末40に送信することができる。
配送指示部160は、配送事業者端末50へ配送指示情報を送信する。配送指示情報は、集荷場所情報、集荷希望時刻、配達先情報、および配達希望時刻を含む。配送指示部160は、注文管理部140で注文商品を集荷する店舗として特定された店舗を示す情報を、集荷場所情報とする。また、配送指示部160は、注文情報に含まれた配達希望場所を示す情報を、配達先情報とする。
配送指示部160は、上述のように店舗の準備が完了する予想時刻を示す情報を情報処理装置10が受信した場合、その予想時刻より後の時刻を、集荷希望時刻とする。そして配送指示部160は、注文情報に含まれた配達希望時刻を、配送指示情報に含める配達希望時刻とする。なお、集荷時刻および配達時刻はそれぞれ、いくらかの幅をもつ時間の範囲であっても良い。一つの配送指示情報には、集荷場所情報と集荷希望時刻の組み合わせが複数含まれていても良い。その場合、配送事業車の従業員は、複数の集荷場所を順に回って、各集荷場所で商品を集荷する。また、一つの配送指示情報には、配達先情報と配達希望時刻の組み合わせが複数含まれていても良い。その場合、配送事業車の従業員は、複数の配達先を順に回って、各配達先に商品を配達する。
配送事業者端末50が配送指示情報を受信すると、配送事業者は配送トラックの配車調整を行う。すなわち、配送事業者のどの配送トラックが配送指示情報に示された配送を行うかを決定する。配車調整は配送事業者の配送管理システムにおいて自動的に行われても良いし、手作業で行われても良い。また、配車調整は、情報処理装置10で行われても良い。その場合、情報処理装置10の配送指示部160は、配送事業者の各配送トラックのスケジュール情報を取得し、スケジュール情報を用いて配送指示情報に示された配送が可能なトラックを特定する。スケジュール情報は、配送指示部160からアクセス可能な配送記憶部180に保持されている。この記憶部は、情報処理装置10の内部に設けられていても良いし、情報処理装置10の外部に設けられていても良いし、配送事業者端末50の内部に設けられていても良い。図3は、配送記憶部180が情報処理装置10に備えられている例を示している。配車調整が情報処理装置10で行われる場合、情報処理装置10は、配車調整により確定した配送指示情報を配送事業者端末50に送信する。
配送指示情報は、配送事業者端末50から、その配送を行うよう決定された配送トラックのドライバーが有する端末に送信される。配送事業者端末50は、配送指示情報に基づいて最短の配送ルートを算出し、ドライバーの端末にさらに送信しても良い。そして、ドライバーは、端末が受信した情報の内容に従って、商品の集荷および配達を行う。配送事業者のドライバーは配達先において、移動販売事業者に代わって決済(代行決済)を行っても良い。たとえば配送指示情報には、移動販売事業者から配送事業者に、代行決済の依頼情報が含まれても良い。この場合、顧客は配送事業者が扱う様々な決済方法を利用することができる。さらにたとえば、高齢者である顧客が電子決済を利用した場合に、その利用状況を遠方に住むその顧客の親族が確認できてもよい。そうすることにより、親族による顧客の見守りが果たされる。代行決済で配送事業者が顧客から受け取った代金は、情報処理装置10または他のシステムを介して配送事業者から移動販売事業者へ支払われる。配送トラックは冷蔵および冷凍設備を備えていても良い。また、配送事業者が配送に用いる手段は、配送トラックに限らず、自転車やバイク、飛行体等であっても良い。
配送事業者のドライバーは、たとえば、配達先である移動販売車の店員や顧客の求めに応じて、移動販売車の販売場所から顧客宅まで、さらに商品の配送(台車等での簡易的な配送を含む)を行っても良い。配送事業者は、配達先において顧客との接点を持つことができ、配送事業者独自のサービスや商品の売り込みを行う機会が得られる。また、配送事業者は顧客から、配送料を利益として得ることができる。
情報処理装置10のハードウエア構成について以下に説明する。情報処理装置10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置10の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図5は、情報処理装置10を実現するための計算機1000を例示する図である。計算機1000は任意の計算機である。例えば計算機1000は、SoC(System On Chip)、Personal Computer(PC)、サーバマシン、タブレット端末、またはスマートフォンなどである。計算機1000は、情報処理装置10を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。また、情報処理装置10は、一つの計算機1000で実現されても良いし、複数の計算機1000の組み合わせにより実現されても良い。
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、およびネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、およびネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、または FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、または ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース1100には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置が接続される。入出力インタフェース1100が入力装置や出力装置に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ネットワークインタフェース1120は、計算機1000を通信ネットワーク60等のネットワークに接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば LAN(Local Area Network)や WAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1120がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス1080は、情報処理装置10の各機能構成部を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
また、在庫記憶部130、商品記憶部150、店舗記憶部170、および配送記憶部180がそれぞれ情報処理装置10の内部に設けられる場合、例えば在庫記憶部130、商品記憶部150、店舗記憶部170、および配送記憶部180のそれぞれは、ストレージデバイス1080を用いて実現される。
移動販売車端末30、店舗端末40、および配送事業者端末50を実現する計算機のハードウエア構成はそれぞれ、情報処理装置10と同様に、例えば図5によって表される。ただし、本実施形態に係る移動販売車端末30、店舗端末40、および配送事業者端末50を実現する各計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態に係る移動販売車端末30、店舗端末40、および配送事業者端末50それぞれの機能を実現するプログラムモジュールがさらに記憶される。
図6は、本実施形態に係る情報処理方法の概要を示す図である。本実施形態に係る情報処理方法は、1以上のコンピュータにより実行される。本実施形態に係る処理方法は、注文取得ステップS10、注文管理ステップS20、および配送指示ステップS30を含む。注文取得ステップS10では、移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報が取得される。注文管理ステップS20では、商品情報に基づいて、商品を集荷する店舗が特定される。配送指示ステップS30では、特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報が、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力される。
本実施形態に係る情報処理方法は、本実施形態に係る情報処理装置10により実行されうる。
図7は、本実施形態に係る連携システム20で行われる処理の流れを例示するフローチャートである。まず、移動販売車端末30に注文内容が入力され、注文情報が生成されると、移動販売車端末30から情報処理装置10へ注文情報が送信される(S100)。情報処理装置10は、移動販売車端末30から送信された注文情報を受信する(S101)。注文情報を受信した情報処理装置10の注文管理部140は、上述した通り、注文情報に含まれる商品情報に基づいて、各注文商品を扱っている店舗を特定する(S102)。次いで、注文管理部140は、S102において特定された店舗における各注文商品の在庫を確認する(S103)。店舗に注文された数の注文商品の在庫がある場合、注文管理部140は、その店舗を、その注文商品を集荷する店舗として特定する(S104)。
なお、注文管理部140は、S101の後、S102の前に、その注文情報を送信した移動販売車における在庫の確認を行っても良い。注文管理部140は、在庫記憶部130に保持された移動販売車の在庫情報を照会し、注文商品が移動販売車内に在庫として存在するか否かを判定する。注文された数の注文商品が移動販売車内に在庫として存在する場合、注文管理部140は移動販売車端末30へ、在庫がある旨の通知を送信する。たとえば顧客がほしい商品が移動販売車内にあるにも関わらず、それを見落として注文している場合、移動販売車の店員は、この通知を見て、再度移動販売車内を確認することができる。そして、不要な注文を避けられる場合がある。また、このような通知により、店員が十分な在庫があるにも関わらず、誤って補充のための注文をしてしまうことを防ぐことができる。
一方、注文された数の注文商品が移動販売車内に在庫として存在しない場合、注文管理部140は移動販売車端末30への通知を行わずにS102の処理を行う。
S104において注文商品を集荷する店舗が特定されると、注文管理部140はその店舗の店舗端末40に対して商品情報と、その商品の注文数を送信する(S105)。店舗端末40がそれらの情報を受信すると(S106)、店舗側では商品の発送の可否が判断され、判断結果を示す情報が情報処理装置10に送信される(S107)。発送の可否の判断は、店舗の管理システムにより自動的に行われても良いし、人により行われても良い。人が判断する場合には、人が店舗端末40のディスプレイ等において情報処理装置10からの情報の内容を確認し、判断結果を店舗端末40に対して入力する。店舗端末40は、判断結果の入力を受け付けて、情報処理装置10へ送信する。なおここで、上述したように商品の出荷の準備が完了する予想時刻を示す情報も店舗端末40から情報処理装置10に送信されてもよい。
情報処理装置10は、店舗端末40から判断結果を示す情報を受信する(S108)。情報処理装置10は発送不可を示す情報を受信した場合、他の店舗を集荷する店舗として再度特定し、商品情報等を送信する(S105)。一方、情報処理装置10が発送可を示す情報を受信した場合、配送指示部160が配送調整を行い、確定した配送指示情報が情報処理装置10から配送事業者端末50へ送信される(S109)。配送事業者端末50は配送指示情報を受信する(S110)。そして、情報処理装置10は注文完了を示す通知を移動販売車端末30へ送信する(S111)。移動販売車端末30は、注文完了を示す通知を情報処理装置10から受信する(S112)。
なお、上述したように配送調整は配送事業者端末50で行われても良い。その場合、情報処理装置10では配車調整は行われず、情報処理装置10から配送事業者端末50へ配送の希望内容を示す配送指示情報が送信される(S109)。そして、配送事業者端末50で配車調整を行った後に、配送の可否を示す情報が配送事業者端末50から情報処理装置10へ送信されても良い。その場合、情報処理装置10は、配送の可否を示す情報を受信した後に、注文完了を示す通知を移動販売車端末30へ送信する(S111)。
いずれの店舗からも注文商品の発送が難しい場合、または、配車調整をおこなっても配送可能な配送トラックが手配できない場合、情報処理装置10は、S111において注文完了を示す通知の代わりに、注文不可を示す通知を移動販売車端末30へ送信しても良い。
S100からS112までの間、移動販売車端末30には、注文受付処理中である旨の表示がされてもよい。
他の例として、情報処理装置10は、S103の後、注文商品の在庫がある店舗の一覧を移動販売車端末30に対して送信しても良い。その場合、移動販売車端末30には、情報処理装置10から受信した店舗の一覧が表示され、移動販売車の店員がいずれかの店舗を選択しても良い。そうすると選択結果が移動販売車端末30から情報処理装置10に送信され、注文管理部140は移動販売車端末30で選択された店舗を、集荷する店舗として特定する。そして、情報処理装置10は、選択された店舗の店舗端末40に対して商品情報を送信する(S105)。
以上、本実施形態によれば、注文管理部140は、商品情報に基づいて、商品を集荷する店舗を特定する。配送指示部160は、特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末50へ出力する。したがって、移動販売事業者と配送事業者との連携が容易になされ、移動販売においてフレキシブルな商品手配が可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る情報処理装置10および連携システム20は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態に係る情報処理装置10および連携システム20とそれぞれ同じである。第2の実施形態において、注文情報は、商品の配達先を示す配達先情報を含む。配達先情報は、第1の実施形態で説明した配達希望場所を示す情報に相当する。そして、本実施形態に係る注文管理部140は、複数の配送エリアから、配達先が含まれる配送エリアを選択する。そして、注文管理部140は、選択された配送エリア内に位置する店舗を、商品を集荷する店舗として特定する。また、本実施形態に係る情報処理装置10において、配送指示部160は、配送指示情報を、複数の配送事業者端末50のうち、選択された配送エリアに対応する端末に対して出力してもよい。以下に詳しく説明する。
配送事業者は予め複数の配送エリアを定めている。たとえば配送事業者は複数の営業所を有しており、営業所ごとに配送エリアが定められている。各配送エリアは、各営業所により配送が行われるエリアである。情報処理装置10に対して注文情報の送信があった時、その注文に対する配送を、どの営業所が担当するべきかは、配達先の場所に依存する。たとえば、注文を受けた場所が営業所Aの配送エリアA内であったとしても、配達先が営業所Bの配送エリアB内である場合には、営業所Bがその配送を担当する方が効率が良い。また、その場合、注文商品の集荷場所も配送エリアB内であることが好ましい。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、注文管理部140は、選択された配送エリア内に位置する店舗を、商品を集荷する店舗として特定する。したがって、効率よく注文商品の配送を行える。
本実施形態に係る情報処理装置10は、移動販売車端末30から注文情報を取得すると、注文情報に含まれる配達先情報に示された配達先が、配送事業者の複数の配送エリアのうち、どの配送エリア内に位置するかを特定する。本実施形態において、注文管理部140からアクセス可能な配送記憶部180には、複数の配送エリアのそれぞれの範囲を示す情報が予め保持されている。各配送エリアの範囲を示す情報は、たとえば地図情報または住所に関する情報(町名や番地の範囲等)である。注文管理部140は、配送記憶部180から読み出した配達先情報と、配送エリアの範囲を示す情報とを用い、複数の配送エリアのうち、配達先が含まれる配送エリアを選択する。
また、本実施形態に係る店舗記憶部170に保持された各店舗の情報には、各店舗がどの配送エリア内に位置するかを示す情報(店舗の住所、店舗の緯度経度、または配送エリアを示す記号等)が含まれている。注文管理部140はたとえば、選択された配送エリア内に位置する店舗を抽出する。注文管理部140は、選択された配送エリア内に位置し、注文商品を取り扱っており、かつ注文商品の在庫がある店舗を、商品を集荷する店舗として特定することができる。注文商品を取り扱っており、かつ注文商品の在庫がある店舗を特定する方法は、第1の実施形態で説明した方法と同様である。
配送事業者は、複数の営業所のそれぞれに対応付けられた配送事業者端末50を有している。たとえば各配送事業者端末50は各営業所内で使用される。本実施形態に係る配送指示部160は、配送指示情報を、その配送を行うべき営業所の配送事業者端末50に対して送信することができる。
図8は、注文位置と配達先が同じ場合の配送の例を示す図である。本図の例では、販売場所1に位置する移動販売車300で移動販売車端末30によって注文が行われ、その注文の配達先が販売場所1である。販売場所1は、配送事業者の営業所Aが担当する配送エリアA内である。本図の例では、配達先が配送エリアA内に位置するため、情報処理装置10は、配送エリアA内の店舗Aの店舗端末40aに対して注文商品の商品情報を送信し、営業所Aの配送事業者端末50aに対して配送指示情報を送信する。すると、配送トラック500は、配送エリアA内で集荷から配達までを行える。
図9は、注文位置と配達先が違うものの、同じ配送エリア内に位置する場合の配送の例を示す図である。本図の例では、販売場所1に位置する移動販売車300で移動販売車端末30によって注文が行われる。しかし、注文後に移動販売車300が別の販売場所2へ移動してしまうため、その注文の配達先が販売場所2とされている。販売場所1および販売場所2はいずれも、配送事業者の営業所Aが担当する配送エリアA内である。本図の例でも、配達先が配送エリアA内に位置するため、情報処理装置10は、配送エリアA内の店舗Aの店舗端末40aに対して注文商品の商品情報を送信し、営業所Aの配送事業者端末50aに対して配送指示情報を送信する。すると、配送トラック500は、配送エリアA内で集荷から配達までを行える。
図10は、注文位置と配達先が互いに異なる配送エリア内に位置する場合の配送の例を示す図である。本図の例では、販売場所2に位置する移動販売車300で移動販売車端末30によって注文が行われる。しかし、注文後に移動販売車300が別の販売場所3へ移動してしまうため、その注文の配達先が販売場所3とされている。販売場所2は配送事業者の営業所Aが担当する配送エリアA内である。一方、販売場所3は配送事業者の営業所Bが担当する配送エリアB内である。本図の例では、配送エリアA内で注文が行われているものの、配達先が配送エリアB内に位置する。したがって、情報処理装置10は、配送エリアB内の店舗Bの店舗端末40bに対して注文商品の商品情報を送信し、営業所Bの配送事業者端末50bに対して配送指示情報を送信する。すると、配送トラック500は、配送エリアB内で集荷から配達までを行える。
本実施形態に係る連携システム20において、注文可能な商品は、配送エリアごとに異なっていても良い。たとえば移動販売車端末30の注文時の商品選択画面の内容が、その注文について設定されている配送エリアごとに異なっていても良い。その場合、移動販売車端末30において、配送エリアが設定されると、移動販売車端末30でその注文について選択可能な商品が自動的に切り替わってもよい。なお、配送エリアと配達先とが自動で連動せず、配送エリアと配達先とが整合していない場合に、移動販売車端末30において配送エリアの変更が必要である旨のエラーの表示がされても良い。
なお、本実施形態において、たとえば配送事業者の複数の営業所を管轄する総合管理端末が配送事業者端末50としてある場合、配送指示部160は、配送エリアによらずその配送事業者端末50に配送指示情報を送信しても良い。その場合、配送指示情報には上記のように選択された配送エリアを示す情報が含まれることが好ましい。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。くわえて、本実施形態に係る注文管理部140は、選択された配送エリア内に位置する店舗を、商品を集荷する店舗として特定する。したがって、効率よく注文商品の配送を行える。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1-1.移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
情報処理装置。
1-2. 1-1.に記載の情報処理装置において、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記移動販売車の販売場所である
情報処理装置。
1-3. 1-1.に記載の情報処理装置において、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記商品を注文した顧客宅である
情報処理装置。
1-4. 1-1.から1-3.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記注文情報は、前記商品の配達先を示す配達先情報を含み、
前記注文管理手段は、
複数の配送エリアから、前記配達先が含まれる配送エリアを選択し、
前記選択された配送エリア内に位置する店舗を、前記商品を集荷する店舗として特定する
情報処理装置。
1-5. 1-4.に記載の情報処理装置において、
前記配送指示手段は、前記配送指示情報を、複数の前記配送事業者端末のうち、前記選択された配送エリアに対応する端末に対して出力する
情報処理装置。
1-6. 1-1.から1-5.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記注文管理手段は、
一以上の店舗の各店舗端末から、前記一以上の店舗の在庫情報を取得し、
前記取得した在庫情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する
情報処理装置。
2-1. 1-1.から1-6.のいずれか一つに記載の情報処理装置と、
前記移動販売車端末と、
前記配送事業者端末とを備える
連携システム。
3-1. 1以上のコンピュータが、
移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得し、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定し、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する
情報処理方法。
3-2. 3-1.に記載の情報処理方法において、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記移動販売車の販売場所である
情報処理方法。
3-3. 3-1.に記載の情報処理方法において、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記商品を注文した顧客宅である
情報処理方法。
3-4. 3-1.から3-3.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記注文情報は、前記商品の配達先を示す配達先情報を含み、
当該情報処理方法ではさらに、複数の配送エリアから、前記配達先が含まれる配送エリアを選択し、
前記商品を集荷する店舗の特定においては、前記選択された配送エリア内に位置する店舗を、前記商品を集荷する店舗として特定する
情報処理方法。
3-5. 3-4.に記載の情報処理方法において、
前記配送指示情報の出力においては、前記配送指示情報を、複数の前記配送事業者端末のうち、前記選択された配送エリアに対応する端末に対して出力する
情報処理方法。
3-6. 3-1.から3-5.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
当該情報処理方法ではさらに、一以上の店舗の各店舗端末から、前記一以上の店舗の在庫情報を取得し、
前記商品を集荷する店舗の特定においては、前記取得した在庫情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する
情報処理方法。
4-1. コンピュータを情報処理装置として機能させるプログラムであって、
前記情報処理装置は、
移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
プログラム。
4-2. 4-1.に記載のプログラムにおいて、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記移動販売車の販売場所である
プログラム。
4-3. 4-1.に記載のプログラムにおいて、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記商品を注文した顧客宅である
プログラム。
4-4. 4-1.から4-3.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記注文情報は、前記商品の配達先を示す配達先情報を含み、
前記注文管理手段は、
複数の配送エリアから、前記配達先が含まれる配送エリアを選択し、
前記選択された配送エリア内に位置する店舗を、前記商品を集荷する店舗として特定する
プログラム。
4-5. 4-4.に記載のプログラムにおいて、
前記配送指示手段は、前記配送指示情報を、複数の前記配送事業者端末のうち、前記選択された配送エリアに対応する端末に対して出力する
プログラム。
4-6. 4-1.から4-5.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記注文管理手段は、
一以上の店舗の各店舗端末から、前記一以上の店舗の在庫情報を取得し、
前記取得した在庫情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する
プログラム。
5-1. プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータを情報処理装置として機能させ、
前記情報処理装置は
移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
記録媒体。
5-2. 5-1.に記載の記録媒体において、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記移動販売車の販売場所である
記録媒体。
5-3. 5-1.に記載の記録媒体において、
前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
前記配達先は、前記商品を注文した顧客宅である
記録媒体。
5-4. 5-1.から5-3.のいずれか一つに記載の記録媒体において、
前記注文情報は、前記商品の配達先を示す配達先情報を含み、
前記注文管理手段は、
複数の配送エリアから、前記配達先が含まれる配送エリアを選択し、
前記選択された配送エリア内に位置する店舗を、前記商品を集荷する店舗として特定する
記録媒体。
5-5. 5-4.に記載の記録媒体において、
前記配送指示手段は、前記配送指示情報を、複数の前記配送事業者端末のうち、前記選択された配送エリアに対応する端末に対して出力する
記録媒体。
5-6. 5-1.から5-5.のいずれか一つに記載の記録媒体において、
前記注文管理手段は、
一以上の店舗の各店舗端末から、前記一以上の店舗の在庫情報を取得し、
前記取得した在庫情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する
記録媒体。
10 情報処理装置
20 連携システム
30 移動販売車端末
40 店舗端末
50 配送事業者端末
60 通信ネットワーク
120 注文取得部
130 在庫記憶部
140 注文管理部
150 商品記憶部
160 配送指示部
170 店舗記憶部
180 配送記憶部
300 移動販売車
500 配送トラック
1000 計算機
1020 バス
1040 プロセッサ
1060 メモリ
1080 ストレージデバイス
1100 入出力インタフェース
1120 ネットワークインタフェース

Claims (9)

  1. 移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
    前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
    前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
    前記配達先は、前記移動販売車の販売場所である
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記配送指示情報は配達先を示す配達先情報をさらに含み、
    前記配達先は、前記商品を注文した顧客宅である
    情報処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
    前記注文情報は、前記商品の配達先を示す配達先情報を含み、
    前記注文管理手段は、
    複数の配送エリアから、前記配達先が含まれる配送エリアを選択し、
    前記選択された配送エリア内に位置する店舗を、前記商品を集荷する店舗として特定する
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記配送指示手段は、前記配送指示情報を、複数の前記配送事業者端末のうち、前記選択された配送エリアに対応する端末に対して出力する
    情報処理装置。
  6. 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
    前記注文管理手段は、
    一以上の店舗の各店舗端末から、前記一以上の店舗の在庫情報を取得し、
    前記取得した在庫情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する
    情報処理装置。
  7. 請求項1または2に記載の情報処理装置と、
    前記移動販売車端末と、
    前記配送事業者端末とを備える
    連携システム。
  8. 1以上のコンピュータが、
    移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得し、
    前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定し、
    前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する
    情報処理方法。
  9. コンピュータを情報処理装置として機能させるプログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    移動販売車で用いられる移動販売車端末から、注文された商品の商品情報を含む注文情報を取得する注文取得手段と、
    前記商品情報に基づいて、前記商品を集荷する店舗を特定する注文管理手段と、
    前記特定された店舗を示す情報を集荷場所情報として含む配送指示情報を、配送事業者が用いる配送事業者端末へ出力する配送指示手段とを備える
    プログラム。
JP2022110984A 2022-07-11 2022-07-11 情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム Pending JP2024009454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022110984A JP2024009454A (ja) 2022-07-11 2022-07-11 情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022110984A JP2024009454A (ja) 2022-07-11 2022-07-11 情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024009454A true JP2024009454A (ja) 2024-01-23

Family

ID=89620406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022110984A Pending JP2024009454A (ja) 2022-07-11 2022-07-11 情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024009454A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7137562B2 (ja) 自動化サービス小売システム及び方法
US11605050B2 (en) Order fulfillment systems and methods with customer location tracking
US7124098B2 (en) Online shopping system
US7681790B2 (en) Computer supported retail shopping systems and methods
US8635113B2 (en) Integrated online store
US20140310196A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, information processing program, and recording medium
JP7470735B2 (ja) 分散システムを構造化するためのアプリケーションプログラミングインタフェース
US20170032290A1 (en) Personalized shopping and routing
JP2002245366A (ja) 通信ネットワークを利用した物流システム
WO2018038082A1 (ja) 在庫管理装置、顧客端末、商品販売システム、在庫管理方法、表示制御方法および記録媒体
CN110992133A (zh) 一种全自动无人超市售货系统及方法
WO2015089570A1 (en) Postal delivery system and method
JPWO2018038084A1 (ja) 在庫管理装置、商品販売システム、在庫管理方法およびプログラム
JP2018063660A (ja) 買い物支援装置および買い物支援方法
JP2005272064A (ja) 宅配システム
JP2002230340A (ja) 販売業者管理システムおよび販売業者管理方法
TWI793840B (zh) 資訊處理裝置、資訊處理方法及程式產品
JP2024009454A (ja) 情報処理装置、連携システム、情報処理方法、およびプログラム
JP2004234377A (ja) 代理購入配送端末,一括購入配送システム,一括購入配送方法及び一括購入配送プログラム
JP3541025B2 (ja) 販売管理システム
JP2002342646A (ja) 店舗情報システム
JP2022128686A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の情報処理方法及びプログラム
JP5743984B2 (ja) 商品取り寄せサービスシステム
JP2003288537A (ja) 商品宅配システムおよび方法
JP6726728B2 (ja) 移送経路設定装置、移送経路設定方法、及び移送経路設定プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231108