JP2024008537A - シャワーヘッド及びシャワーヘッドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い洗浄力を有するシャワーヘッドを提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、シャワーヘッドが提供される。このシャワーヘッドは、吐水面と、第1の導電部とを備える。吐水面は、流通する水を複数の吐水孔から吐水するように構成される。第1の導電部は、吐水面に設けられる。本シャワーヘッドを使用するユーザの体の一部と接触した場合に、ユーザに電気を通電させるように構成される。【選択図】図1
Description
本発明は、シャワーヘッド及びシャワーヘッドの製造方法に関する。
特許文献1には、イオン化装置を備えるシャワー器が開示されている。
このシャワー器は、末端に水道の水が供給されるホースの先端部が連結され、先端には供給される上記水道の水が噴射される噴射プレートを具備したシャワー器ヘッド部が結合されるシャワー器本体と、上記シャワー器本体内部に装着される一対の保護カバーと、上記保護カバーの内部に装着され、上記水道の水が流動してイオン水が生成されるように上記ホースと連通される非鉄金属材質の流路管と、上記流路管内部に磁場が形成されるように上記流路管の長さ方向に沿って一端部が上記流路管と接し、上記流路管を中心に対向されるように設置される複数個の永久磁石と、各々の上記永久磁石の他端部と接する水平部と上記水平部の両端部から折曲延長されて上記流路管の外周面と接する垂直部を有する磁気誘導フレームから構成されるイオン化装置及び上記シャワー器本体の先端側外周面に形成される装着孔と、上記装着孔に回転可能に装着され、外周縁にギア歯が形成されるスクロール用平歯車と、上記スクロール用平歯車のギア歯と歯合されて回転する回転円板と、上記回転円板と交差されるようにダンパーが形成される流路開閉口から構成されて上記ダンパーが上記シャワー器本体内部の流路を選択的に開閉して上記イオン化装置を通過しながら生成されるイオン水の流量を調節する流量調節部とを含んで構成される。
しかしながら、特許文献1に開示されるシャワー器は、洗浄力を向上させることについて開示されていない。より高い洗浄力を有するシャワーヘッド等が求められている。
本発明では上記事情に鑑み、高い洗浄力を有するシャワーヘッドを提供することとした。
本発明の一態様によれば、シャワーヘッドが提供される。このシャワーヘッドは、吐水面と、第1の導電部とを備える。吐水面は、流通する水を複数の吐水孔から吐水するように構成される。第1の導電部は、吐水面に設けられる。本シャワーヘッドを使用するユーザの体の一部と接触した場合に、ユーザに電気を通電させるように構成される。
このような態様によれば、高い洗浄力を有するシャワーヘッドを実現することができる。
[実施形態]
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
1.基本構成
本節では、本実施形態に係るシャワーヘッド1の基本構成について説明する。図1は、シャワーヘッド1の外観を示す斜視図である。このシャワーヘッド1は、例えばユーザ5(図4参照)体の洗浄を目的として、ユーザ5によって使用される。
本節では、本実施形態に係るシャワーヘッド1の基本構成について説明する。図1は、シャワーヘッド1の外観を示す斜視図である。このシャワーヘッド1は、例えばユーザ5(図4参照)体の洗浄を目的として、ユーザ5によって使用される。
図1に示されるように、シャワーヘッド1は、主として、ヘッド部2と、グリップ3とを有する。ヘッド部2及びグリップ3の内部には空隙4(図3参照)が設けられ、グリップ3が、水道管WPと接続されることで、シャワーヘッド1は、ヘッド部2から水Wを噴射可能に構成されている。グリップ3と水道管WPとは、グリップ3の端部に設けられた雄ねじ部32が、水道管WPにおける雌ねじ部WP1と螺合することで接続される。好ましくは、ヘッド部2は、略半球状又は略円柱状をなす。好ましくは、ヘッド部2は、プラスチック、セラミック、ニューセラミック等の素材によって形成されている。
グリップ3は、ユーザ5がシャワーヘッド1を手で保持可能に構成される。好ましくは、グリップ3は、ユーザ5が自身の手で把握可能に、略円柱状をなす。グリップ3は、導電性を有する金属素材で形成されるとよい。好ましくは、グリップ3は、手元電極31(第2の導電部の一例)を備える。図1に示される例では、グリップ3の中央付近の広い領域にわたって手元電極31が形成されている。例えば、手元電極31は、導電性を有するコーティングであってよい。
また、ヘッド部2は、吐水面21を備える。図2は、ヘッド部2における吐水面21の概形を示した模式図である。吐水面21は、シリコンブラシ22(突出部の一例)と、突出電極23(第1の導電部の一例)と、吐水孔24とを有する。
吐水面21は、流通する水Wを複数の吐水孔24から吐水するように構成される。吐水面21は、平面状に形成されてもよいし、緩やかな凸面を有してもよい。ユーザ5は、グリップ3を把握して、吐水面21を自身の体の一部、例えば頭部に向けることで、当該箇所を噴射される水Wによって洗浄することができる。
シリコンブラシ22は、吐水面21において、離散的に複数設けられるとよい。好ましくは、シリコンブラシ22は、先細りの構造を有し、略円錐又は略円錐台状に形成される。さらに、シリコンブラシ22は、柔軟性を有するとよい。ユーザ5がグリップ3を把握して、吐水面21を自身の体の一部に近づけ、シリコンブラシ22が皮膚51(図3及び図5参照)に接触される。ユーザ5がこの状態で、皮膚51との接触を維持したままグリップ3を把握してシャワーヘッド1を移動させることで、皮膚51の洗浄を行うことができる。
突出電極23は、吐水面21に設けられる。より詳細には、突出電極23は、吐水面21において、吐水面21から突出するように構成される。突出電極23は、本シャワーヘッド1を使用するユーザ5の体の一部と接触した場合に、ユーザ5に電気を通電させるように構成される。具体的には例えば、突出電極23は、導電性を有する金属製の電極である。
前述したように、手元電極31がグリップ3に設けられる。これにより、ユーザ5がグリップ3を保持した状態で、突出電極23がユーザ5と接触した場合に、ユーザ5の体を含めて回路が形成される。そして、突出電極23から手元電極31に向かってユーザ5の体内に電気が通電される。好ましくは、シャワーヘッド1は、突出電極23がユーザ5の体の一部と接触した場合に、ユーザ5の体内にイオン7iの導入又は導出を行うことができる。つまり、このような態様によれば、ユーザ5が手持ちでシャワーを浴びることで、ユーザ5への通電を実現することができる。
図3は、ユーザ5の体内へのイオン7iの導入を示す模式図である。視認性向上のため、ヘッド部2と、ユーザ5の皮膚51との間を離して図示していることに留意されたい。ユーザ5は、皮膚51と、皮膚51に位置する毛穴52と、毛穴52から生えた毛髪53とを有する。本実施形態によるイオン7iの導入によれば、皮膚51及び毛髪53等に付着している微細な汚れ6のうち、マイナスに帯電している汚れ6を除去することができる。このような汚れ6の例としては、古い角質、排気ガス、タバコ煙、ほこり、ダニの死骸等が挙げられる。
以上の通り、吐水面21は、ユーザ5の体の一部と接触可能な、吐水面21から突出する突出電極23と、突出電極23とは異なる複数のシリコンブラシ22と、をさらに備える。このような態様によれば、ユーザ5との接触のしやすさが向上し、効率的にユーザへの通電を実現することができるだけでなく、ユーザ5の体の一部を物理的に洗浄することができる。
シリコンブラシ22と、突出電極23との高さは特に限定されないが、好ましくは、シリコンブラシ22が突出電極23よりもより長尺に構成されるとよい。かかる場合、シリコンブラシ22に柔軟性があることから、ユーザ5がシリコンブラシ22を体の一部に押し付けるようにすることで、シリコンブラシ22が変形し、その結果、当該体の一部が突出電極23に接触することとなる。
シリコンブラシ22の長さをl_1、突出電極23の長さをl_2とすると、l_1/l_2の値は、具体的には例えば、1,1.05,1.1,1.15,1.2,1.25,1.3,1.35,1.4,1.45,1.5,1.55,1.6,1.65,1.7,1.75,1.8,1.85,1.9,1.95,2,2.05,2.1,2.15,2.2,2.25,2.3,2.35,2.4,2.45,2.5,2.55,2.6,2.65,2.7,2.75,2.8,2.85,2.9,2.95,3であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
好ましくは、吐水面21がヘッド部2から着脱可能に構成されるとよい。特にシリコンブラシ22及び突出電極23は、ユーザ5の体の一部と直接接触するため、着脱可能とすることで、個別洗浄が可能となり、衛生状態を高く保つことができる。
図4は、シャワーヘッド1の内部構成を示す模式図である。シャワーヘッド1は、その内部に水Wが流通するための空隙4が設けられる。水道管WP(図1参照)からシャワーヘッド1の空隙4を流れる水Wは、グリップ3の内部に相当する導入層41を通過して空気混入層44に流入し、空気混入層44において水Wに気泡7bが含まれることとなる。具体的には、ヘッド部2の表面に、吸気孔42が設けられ、吸気孔42から流入された空気が空気流路43を通過して、空気混入層44に流れ込む。空気混入層44において、水Wと空気とを回転させながら混合することで、気泡7bが水W内に発生する。
空気混入層44を通過して、気泡7bを含んだ水Wは、気泡分解層45においてより細かい気泡7bとなる。その後、吐水面21における吐水孔24を介して、このような細かい気泡7bを含んだ水Wが噴出する。換言すると、上記の、空気混入層44及び気泡分解層45は、気泡発生部の一例であり、気泡発生部は、吐水孔24から吐水される水Wに対して、気泡7bを発生させるように構成される。
このとき、吐水される水Wに含まれる気泡7bの直径は、100μm未満であるとよい。具体的には、気泡7bは、直径が60μm以下の気泡でもよいし、直径が1μm以下の気泡でもよい。すなわち、気泡7bの直径は、具体的には例えば、100,95,90,85,80,75,70,65,60,55,50,45,40,35,30,25,20,15,10,5,4,3,2,1,0.9,0.8,0.7,0.6,0.5,0.4,0.3,0.2,0.1μmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
図5は、ユーザ5の体の一部が気泡7bによって洗浄される態様を示す模式図であり、図5Aは洗浄前、図5Bは洗浄後をそれぞれ示している。ユーザ5は、皮膚51と、皮膚51に位置する毛穴52と、毛穴52から生えた毛髪53とを有する。本実施形態による気泡7bによれば、皮膚51及び毛髪53等に付着している微細な汚れ6のうち、プラスに帯電している汚れ6を除去することができる。このような汚れ6の例としては、頭皮のフケ、体の皮脂汚れ等が挙げられる。また、気泡7bによれば、シャワー使用時の水Wの使用量の削減、ユーザ5の皮膚51の潤い向上、ユーザ5の体の保温向上等を実現することもできる。
また、好ましくは、シャワーヘッド1は、不図示の切替部をさらに備えるとよい。切替部は、突出電極23による通電と、空気混入層44及び気泡分解層45(気泡発生部の一例)による気泡7bの発生とを択一的に切り替えるように構成される。このような切替部は、ユーザ5がグリップ3を把握した状態で、容易に使用可能な形態であるとよい。すなわち好ましくは、グリップ3にこのような切替部が設けられるとよい。このような態様によれば、汚れ6の電気的極性に応じてユーザ5が容易に切替可能なシャワーヘッド1を実現することができる。
また、特に好ましくは、シャワーヘッド1の内部に不図示の発電機構が設けられるとよい。この発電機構は、突出電極23を介して通電される電気を、流通する水Wを動力として発電するように構成される。具体的には、発電機構が発電機と接続された水車を備え、この水車が流通する水Wによって回転されることで、運動エネルギーが電気エネルギーに変換されるとよい。このような態様によれば、電源を一切使用せずに、ユーザ5への通電機能を有するシャワーヘッド1を実現することができる。
以上をまとめると、本実施形態に係るシャワーヘッド1は、吐水面21と、突出電極23(第1の導電部)と、空気混入層44及び気泡分解層45(気泡発生部)とを備える。吐水面21は、流通する水Wを複数の吐水孔24から吐水するように構成される。突出電極23は、吐水面21に設けられる。突出電極23は、本シャワーヘッド1を使用するユーザ5の体の一部と接触した場合に、ユーザ5に電気を通電させるように構成される。空気混入層44及び気泡分解層45は、吐水孔24から吐水される水Wに対して、気泡7bを発生させるように構成される。このような態様によれば、汚れ6の電気的極性によらない、高い洗浄力を有するシャワーヘッド1を実現することができる。
また、本実施形態に係るシャワーヘッド1は、吐水面21と、突出電極23(第1の導電部)と、発電機構とを備える。吐水面21は、流通する水Wを複数の吐水孔24から吐水するように構成される。
突出電極23は、吐水面21に設けられる。突出電極23は、本シャワーヘッド1を使用するユーザ5の体の一部と接触した場合に、ユーザ5の体内に電気を通電させるように構成される。発電機構は、突出電極23を介して通電される電気を、流通する水Wを動力として発電するように構成される。このような態様によれば、電源を一切使用せずに、ユーザ5への通電機能を有するシャワーヘッド1を実現することができる。
突出電極23は、吐水面21に設けられる。突出電極23は、本シャワーヘッド1を使用するユーザ5の体の一部と接触した場合に、ユーザ5の体内に電気を通電させるように構成される。発電機構は、突出電極23を介して通電される電気を、流通する水Wを動力として発電するように構成される。このような態様によれば、電源を一切使用せずに、ユーザ5への通電機能を有するシャワーヘッド1を実現することができる。
[その他]
本実施形態では、突出電極23を介したイオン導入又は導出について説明したが、これに限らず超音波振動による処理等、例えば毛髪等に好ましい影響を与える別の処理を行うように実施してもよい。特に、シリコンブラシ22が超音波振動するような態様であれば、これによる高い洗浄力、マッサージ、血行促進等が期待されうる。また、突出部の一例であるシリコンブラシ22に代えて、金属製の平板状に形成された突出部を採用してもよい。このような突出部が超音波新道するように構成されてもよい。
本実施形態では、第1の導電部の一例として、突出電極23を例示したが、突出電極23に代えて導電性部材のコーティングが採用されてもよい。あるいは、第2の導電部の一例として、手元電極31を例示したが、手元電極31に代えて突出するような電極が採用されてもよい。
吐水面21に含まれる構成要素が着脱及び追加可能に実施されてもよい。例えば、導電ブラシアタッチメント、振動ブラシタアタッチメント、マイクロカレントアタッチメント等、シャワー以外の用途を主とした専用アタッチメントが実施されてもよい。また、シャワー機能と、専用アタッチメントの機能との切替が、アタッチメントの着脱を契機として自動で行われてもよい。
吐水孔24から噴射される水Wの噴射モードが変更可能に構成されてもよい。例えば、ストレート噴射モード、ミスト噴射モード、ジェット噴射モード等が採用されてもよい。ミスト噴射モードでは、ストレート噴射モードに比べて噴射される水Wが霧状に噴射されるとよい。ジェット噴射モードでは、使用する吐水孔24を一部に制限することで、ストレート噴射モードに比べて水圧を高めた状態で水Wの噴射が行われるとよい。
発生する気泡7bのサイズがユーザ5の操作によって可変に構成されてもよい。かかる場合、グリップ3に、不図示の気泡7bのサイズの切替機構が設けられるとよい。
空隙4の一部に、例えば、導入層41の位置等に不図示の塩素除去層が設けられてもよい。かかる場合、水道管WPからシャワーヘッド1の空隙4を流れる水Wは、導入層41の位置等に位置する塩素除去層に到達する。塩素除去層は、水Wに含まれる塩素を除去する層である。塩素除去の手法としては、物理的な手法が採用されてもよいし、化学的な手法が採用されてもよい。例えば、活性炭は無数の細かな孔を有するため、これにより、物理的に塩素やその他のゴミ等が捕捉されうる。化学的手法としては、次亜塩素酸やL-アスコルビン酸を含む層が採用されうる。好ましくは、塩素除去層を着脱により交換可能なカートリッジが実施されうる。その後、塩素除去層を通過した水Wは、空気混入層44に流入し、空気混入層44において水Wに気泡7bが含まれることとなる。
気泡7bの水W内への発生に関して、前述の実施形態では、空気混入層44において水Wと空気とを回転させながら混合する、スクリュー式と呼ばれる形態が採用されているが、これに限らず、
吐水面21にシリコンブラシ22(突出部)を設けない構成としてもよい。
発電機構に代えて、リチウムイオン電池やニッケルカドミウム電池等の充電可能なバッテリが採用されてもよい。あるいは、乾電池等の規格化された電池が挿入可能に構成されてもよい。かかる場合、これらの電力によって、ユーザ5の体内へのイオン7iの導入が行われうる。
本実施形態におけるシャワーヘッド1の製造方法が提供されてもよい。この製造方法は、吐水面21を製造する工程と、突出電極23とを製造する工程とを、少なくとも含む。
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)シャワーヘッドであって、吐水面と、第1の導電部とを備え、前記吐水面は、流通する水を複数の吐水孔から吐水するように構成され、前記第1の導電部は、前記吐水面に設けられ、本シャワーヘッドを使用するユーザの体の一部と接触した場合に、前記ユーザに電気を通電させるように構成される、もの。
このような態様によれば、高い洗浄力を有するシャワーヘッドを実現することができる。
(2)上記(1)に記載のシャワーヘッドにおいて、発電機構をさらに備え、前記発電機構は、前記第1の導電部を介して通電される前記電気を、流通する前記水を動力として発電するように構成される、もの。
このような態様によれば、電源を一切使用せずに、ユーザへの通電機能を有するシャワーヘッドを実現することができる。
(3)上記(1)又は(2)に記載のシャワーヘッドにおいて、気泡発生部をさらに備え、前記気泡発生部は、前記吐水孔から吐水される前記水に対して、気泡を発生させるように構成される、もの。
このような態様によれば、電気的極性によらない、高い洗浄力を有するシャワーヘッドを実現することができる。
(4)上記(3)に記載のシャワーヘッドにおいて、切替部をさらに備え、前記切替部は、前記第1の導電部による通電と、前記気泡発生部による前記気泡の発生とを択一的に切り替えるように構成される、もの。
このような態様によれば、汚れの電気的極性に応じてユーザが容易に切替可能なシャワーヘッドを実現することができる。
(5)上記(3)又は(4)に記載のシャワーヘッドにおいて、吐水される前記水に含まれる前記気泡の直径は、100μm未満である、もの。
このような態様によれば、正に帯電した汚れを効率的に洗浄可能なシャワーヘッドを実現することができる。
(6)上記(1)~(5)の何れか1つに記載のシャワーヘッドにおいて、グリップと、第2の導電部とをさらに備え、前記グリップは、前記ユーザが本シャワーヘッドを手で保持可能に構成され、前記第2の導電部は、前記グリップに設けられ、前記ユーザが前記グリップを保持した状態で、前記第1の導電部から前記第2の導電部に向かって前記ユーザの体内に前記電気が通電される、もの。
このような態様によれば、ユーザが手持ちでシャワーを浴びることで、ユーザへの通電を実現することができる。
(7)上記(1)~(6)の何れか1つに記載のシャワーヘッドにおいて、前記第1の導電部は、前記吐水面において、前記吐水面から突出するように構成される、もの。
このような態様によれば、ユーザとの接触のしやすさが向上し、効率的にユーザへの通電を実現することができる。
(8)上記(1)~(7)の何れか1つに記載のシャワーヘッドにおいて、前記吐水面は、前記ユーザの体の一部と接触可能な、前記第1の導電部とは異なる複数の突出部をさらに備える、もの。
このような態様によれば、ユーザの体の一部を物理的に洗浄することができる。
(9)シャワーヘッドの製造方法であって、吐水面を製造する工程と、第1の導電部とを製造する工程とを含み、前記シャワーヘッドは、上記(1)~(8)の何れか1つに記載のシャワーヘッドである、方法。
このような方法によれば、高い洗浄力を有するシャワーヘッドを製造することができる。
もちろん、この限りではない。
もちろん、この限りではない。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :シャワーヘッド
2 :ヘッド部
21 :吐水面
22 :シリコンブラシ
23 :突出電極
24 :吐水孔
3 :グリップ
31 :手元電極
32 :雄ねじ部
4 :空隙
41 :導入層
42 :吸気孔
43 :空気流路
44 :空気混入層
45 :気泡分解層
5 :ユーザ
51 :皮膚
52 :毛穴
53 :毛髪
6 :汚れ
7b :気泡
7i :イオン
W :水
WP :水道管
WP1 :雌ねじ部
2 :ヘッド部
21 :吐水面
22 :シリコンブラシ
23 :突出電極
24 :吐水孔
3 :グリップ
31 :手元電極
32 :雄ねじ部
4 :空隙
41 :導入層
42 :吸気孔
43 :空気流路
44 :空気混入層
45 :気泡分解層
5 :ユーザ
51 :皮膚
52 :毛穴
53 :毛髪
6 :汚れ
7b :気泡
7i :イオン
W :水
WP :水道管
WP1 :雌ねじ部
Claims (9)
- シャワーヘッドであって、
吐水面と、第1の導電部とを備え、
前記吐水面は、流通する水を複数の吐水孔から吐水するように構成され、
前記第1の導電部は、
前記吐水面に設けられ、
本シャワーヘッドを使用するユーザの体の一部と接触した場合に、前記ユーザに電気を通電させるように構成される、もの。 - 請求項1に記載のシャワーヘッドにおいて、
発電機構をさらに備え、
前記発電機構は、前記第1の導電部を介して通電される前記電気を、流通する前記水を動力として発電するように構成される、もの。 - 請求項1に記載のシャワーヘッドにおいて、
気泡発生部をさらに備え、
前記気泡発生部は、前記吐水孔から吐水される前記水に対して、気泡を発生させるように構成される、もの。 - 請求項3に記載のシャワーヘッドにおいて、
切替部をさらに備え、
前記切替部は、前記第1の導電部による通電と、前記気泡発生部による前記気泡の発生とを択一的に切り替えるように構成される、もの。 - 請求項3に記載のシャワーヘッドにおいて、
吐水される前記水に含まれる前記気泡の直径は、100μm未満である、もの。 - 請求項1に記載のシャワーヘッドにおいて、
グリップと、第2の導電部とをさらに備え、
前記グリップは、前記ユーザが本シャワーヘッドを手で保持可能に構成され、
前記第2の導電部は、前記グリップに設けられ、
前記ユーザが前記グリップを保持した状態で、前記第1の導電部から前記第2の導電部に向かって前記ユーザの体内に前記電気が通電される、もの。 - 請求項1に記載のシャワーヘッドにおいて、
前記第1の導電部は、前記吐水面において、前記吐水面から突出するように構成される、もの。 - 請求項1に記載のシャワーヘッドにおいて、
前記吐水面は、前記ユーザの体の一部と接触可能な、前記第1の導電部とは異なる複数の突出部をさらに備える、もの。 - シャワーヘッドの製造方法であって、
吐水面を製造する工程と、第1の導電部とを製造する工程とを含み、
前記シャワーヘッドは、請求項1~8の何れか1つに記載のシャワーヘッドである、方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022110488A JP2024008537A (ja) | 2022-07-08 | 2022-07-08 | シャワーヘッド及びシャワーヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022110488A JP2024008537A (ja) | 2022-07-08 | 2022-07-08 | シャワーヘッド及びシャワーヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024008537A true JP2024008537A (ja) | 2024-01-19 |
Family
ID=89544710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022110488A Pending JP2024008537A (ja) | 2022-07-08 | 2022-07-08 | シャワーヘッド及びシャワーヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024008537A (ja) |
-
2022
- 2022-07-08 JP JP2022110488A patent/JP2024008537A/ja active Pending
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