JP2024004747A - 伸縮管のロック機構及びロック解除機構 - Google Patents

伸縮管のロック機構及びロック解除機構 Download PDF

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Abstract

【課題】伸縮管のロック機構及びロック解除機構を提供する。【解決手段】内管に対する外管の収縮移動方向と伸長移動方向をそれぞれ第1方向(X1)と第2方向(X2)として、相互移動不能にロックするロック機構と、前記ロックを解除する解除機構を設けており、前記ロック機構は、外管(7)を第1方向(X1)に向けて所定の停止位置(P)まで移動したとき、弾発付勢された係止爪(8)をロック部(9)に係止させることにより自動ロックするように構成されており、前記解除機構は、前記係止爪(8)を連動するように連結した解除爪(11)を内管(6)から突出させ、外管(7)に設けた解除筒(10)を解除位置(P2)に移動することにより解除爪(11)の押し込みを介して前記係止爪(8)のロックを解除するように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、折畳み式作業台やその他の分野において使用される伸縮管のロック機構及びロック解除機構に関する。
例えば、天板を半折状態とするように折畳み自在とした作業台の場合、分割された左右の天板を山形状態とされた折畳姿勢と、水平状態とされた展開姿勢の間で姿勢変更可能となるように天板中央の半折部分で枢結しており、左右の天板は、それぞれキャスター付きの脚枠体により支持されている。
この際、左右の天板と左右の脚枠体をそれぞれ伸縮自在な斜材で支持することにより、折畳姿勢と展開姿勢の間の姿勢変更をスムースに行わせることができる。そこで、斜材を線型式緩衝具(ダンパー)により形成したものが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、姿勢変更を軽い力で迅速に行わせるためには、ダンパーよりも、自由な伸縮を可能とする伸縮管を使用することが望ましい。
そこで、前記斜材は、内管と外管を摺動自在に嵌挿した伸縮管により構成し、内管を天板に枢結し、外管を脚枠体に枢結することが好ましい。
作業台は、折畳姿勢としたとき、左右の脚枠体が近接状態で重ね合わせられ、その外側に左右の天板がほぼ鉛直姿勢として平行に重ねられ、このとき、伸縮管は、最長の伸長状態とされる。
展開姿勢に向けて姿勢変更すると、左右の天板が山形状に開くと共に、左右の脚枠体が相互に離反方向に移動し、伸縮管は、次第に収縮する。
作業台を展開姿勢としたとき、左右の天板が水平に展開され、伸縮管は、脚枠体から天板の下側に向けて斜めに延び、このとき、最短の収縮状態とされる。
特許第2899751号公報
ところで、作業台は、展開姿勢とした状態で、天板の上に作業者が搭乗して作業を行うため、伸縮管を伸縮不能となるようにロックすることにより、天板が不慮に折畳み方向に姿勢偏位するおそれを防止し、作業の安全を確保することが望ましい。
そして、展開姿勢から折畳姿勢に向けて姿勢変更する作業を迅速に行うためには、ロックの解除が簡単容易となるように構成することが好ましい。
本発明は、上記課題を解決した伸縮管のロック機構及びロック解除機構を提供することを課題としている。しかしながら、本発明は、折畳み式作業台における斜材を構成する伸縮管に限定されるものではなく、ロックとロック解除を必要とする伸縮管である限り、技術分野を問わず広範囲に適用できるものである。
そこで、上記課題を解決するため、本発明が手段として構成したところは、互いに伸縮方向に摺動自在に嵌挿された内管と外管から成る伸縮管において、相対的に内管に対する外管の収縮移動方向と伸長移動方向をそれぞれ第1方向と第2方向として、内管と外管を相互に移動不能にロックするロック機構と、前記ロックを解除する解除機構を設けており、前記ロック機構は、内管の案内孔を介して弾発付勢手段により外側に突出させられた係止爪と、外管を第1方向に移動したとき、前記係止爪を案内孔に押し込むように外管の端部に形成された係止始動部と、係止爪を押し込んだ状態で更に外管を第1方向に向けて所定の停止位置まで移動したとき、前記案内孔に臨むことにより前記係止爪を受入れてロックするように外管に形成されたロック部により構成されており、前記解除機構は、前記停止位置でロックされた外管の端部から第1方向の近傍に位置して、内管の通孔を介して弾発付勢手段により外側に突出させられた解除爪と、前記外管の端部から第1方向に向けて突出移動自在に設けられた解除筒により構成されており、前記解除爪は、前記解除筒を第1方向に移動したとき、該解除筒に設けられた解除作動部により通孔に押し込まれると共に、押し込まれたとき、前記係止爪をロック部から離脱する方向に移動させてロックを解除する連動連結手段を設けており、前記解除筒は、前記ロックを解除された外管を第2方向に移動したとき、該外管に追従して移動するが、外管のロック部が前記係止爪の係止を受けない位置に移動するまで、解除爪の押し込みを続けさせる解除保持部を設けて成る点にある。
好ましい実施形態において、前記内管は、前記外管を第1方向に向けて前記停止位置まで移動したとき、外管の前記係止始動部を受け止める固定筒部を外挿固定し、該固定筒部に前記解除爪を外側に突出させる外側通孔を設けており、前記解除筒は、外管から第1方向に向けて突出する解除位置まで移動したとき、移動中の解除筒の端部により前記解除爪を外側通孔に押し込む解除始動部を形成すると共に、移動後の解除筒の内周部により解除爪の押し込み状態を保持する解除保持部を設けている。
前記連動連結手段は、前記係止爪と解除爪を相互に連結するバネ材により構成することが好ましく、この場合、バネ材は、内管に内装された状態で、前記第1方向に延びる端部を支持部として弾性的に揺動自在に形成される。
前記解除筒は、外管に対して、追従移動手段を介して連結されることが好ましい。この際、追従移動手段は、外管を前記停止位置に停止した状態で解除筒を第1方向に向けて前記解除位置まで移動可能とするが、解除筒を解除位置に停止した状態で外管を第2方向に移動したときは、外管に追従して解除筒を第2方向に移動させるように構成される。
本発明によれば、外管7を第1方向X1に移動することにより伸縮管5を収縮させたとき、外管7を停止位置Pで自動的にロックすることができる。そして、ロックを解除するときは、解除筒10を待機位置P1から解除位置P2に移動するだけで、簡単容易にロックが解除され、しかも、解除筒10を解除位置P2に移動させたままの状態で、外管7が第2方向X2に移動可能とされ、伸縮管5を伸長させることができる効果がある。
本発明の伸縮管を斜材として使用した折畳み式作業台を例示しており、(A)は折畳姿勢とされた状態の斜視図、(B)は姿勢変更中の斜視図、(C)は展開姿勢とされた状態の斜視図である。 図1に示した折畳み式作業台を正面から示しており、(A)は折畳姿勢とされた状態の正面図、(B)は姿勢変更中の正面図、(C)は展開姿勢とされた状態の正面図である。 斜材を構成する伸縮管の動作を示しており、(A)は折畳み姿勢から展開姿勢に向けて姿勢変更中の状態を示す拡大正面図、(B)は展開姿勢としたときの状態を示す拡大正面図である。 本発明の1実施形態に係る伸縮管の外観を示しており、(A)は伸縮移動方向を説明する斜視図、(B)は外管が停止位置に移動されるとロック機構によりロックされることを説明する斜視図、(C)は解除筒を移動するとロック解除機構によりロックが解除されることを説明する斜視図である。 内管に設けられるロック機構に関して、(A)は内管と爪ユニットと固定筒部を分解状態で示す斜視図、(B)は内管に爪ユニットを組み込んだ状態の斜視図、(C)は内管に固定筒部を組み付けた状態の斜視図、(D)は爪ユニットを示す拡大斜視図である。 爪ユニットの作用に関して、(A)は非作動状態を示す断面図、(B)は係止爪が案内孔に押し込まれた状態を示す断面図、(C)は解除爪が外側通孔に押し込まれた状態を示す断面図である。 解除筒に関して、(A)は内管と解除筒を分解状態で示す斜視図、(B)は内管に解除筒を組み付けた状態の斜視図、(C)は解除筒の移動範囲を説明する縦断面図である。 追従移動手段に関して、(A)は解除筒が待機位置に停止している状態を示す横断面図、(B)は解除筒が解除位置まで移動可能であることを説明する横断面図、(C)は解除筒が解除位置から内管に追従して移動可能であることを説明する横断面図である。 ロック機構と解除機構の作用を示しており、(A)は外管が第1方向に移動している状態を示す横断面図、(B)は外管が停止位置まで移動しロック機構によりロックされた状態を示す横断面図、(C)は解除機構によりロックが解除された状態を示す横断面図、(D)は外管を第2方向に移動するときの追従移動手段の動作を示す横断面図である。 追従移動手段の変形実施形態を示しており、(A)はロック機構によりロックされている状態を示す横断面図、(B)は解除筒を解除位置に移動することによりロックが解除された状態を示す横断面図、(C)はロック解除状態で外管を第2方向に移動開始したときの状態を示す横断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1ないし図3は、折畳み式作業台の1例を示しており、作業台1は、左右に分割された天板2、2を山形状態とされた折畳姿勢と、水平状態とされた展開姿勢の間で姿勢変更可能となるように天板中央の半折部分で枢結しており、左右の天板2、2をそれぞれキャスター付きの脚枠体3、3により支持しており、左右それぞれの脚枠体3と天板2を斜材4により連結している。
斜材4は、内管6と外管7を摺動自在に嵌挿した伸縮管5により構成され、内管6を天板2に枢結し、外管7を脚枠体3に枢結している。
作業台1は、折畳姿勢としたとき、図1(A)及び図2(B)に示すように、左右の脚枠体3、3が近接状態で重ね合わせられ、その外側に左右の天板2、2がほぼ鉛直姿勢として平行に重ねられ、このとき、伸縮管5は、最長の伸長状態とされる。
展開姿勢に向けて姿勢変更すると、図1(B)及び図2(B)に示すように、左右の天板2、2が山形状に開くと共に、左右の脚枠体3、3が相互に離反方向に移動し、伸縮管5は、次第に収縮する。
作業台1を展開姿勢としたとき、図1(C)及び図2(C)に示すように、左右の天板2、2は、水平に展開された状態で、離間した脚枠体3、3により支持され、脚枠体3と天板2が斜めに延びる伸縮管5により連結され、このとき、伸縮管5は、最短の収縮状態とされる。
このように、伸縮管5は、内管6と外管7を互いに軸方向移動することにより伸縮させられるが、以下は、説明の便宜上、相対的な移動方向に関して、内管6に対して、外管7が収縮移動する方向を第1方向X1と称し、伸長移動する方向を第1方向X2と称することにより説明する。
従って、図例の作業台1の場合、図3に示すように、折畳姿勢から展開姿勢に向けて姿勢変更させられたとき、伸縮管5は、内管6に対して外管7が第1方向X1に向けて移動し、全長を収縮する。そして、反対に、展開姿勢から折畳姿勢からに向けて姿勢変更させられたとき、伸縮管5は、内管6に対して外管7が第1方向X2に向けて移動し、全長を伸長する。そして、伸縮管5が収縮されたとき、内管6と外管7を相互に移動不能にロックするロック機構と、前記ロックを解除する解除機構が設けられている。
図4(A)に示すように、外管7は、内管6に外挿された状態で、第1方向X1及び第2方向X2に向けて摺動自在とされている。
そこで、図4(B)に示すように、伸縮管5を所定の収縮長さとするように外管7の端部7aを第1方向X1に向けて所定の停止位置Pまで移動したとき、内管6の外周面から突出した係止爪8が外管7に設けられた孔等のロック部9に係止してロックするロック機構が設けられている。
外管7の端部7aの近傍部には解除筒10が設けられており、図4(C)に示すように、解除筒10を外管7から突出するように移動させると、内管6の尾端側に設けられた解除爪11が押し込まれ、その押し込みに連動して前記係止爪8のロックが解除されるので、外管7は、第2方向X2に向けて移動自在とされ、これにより、伸縮管5は、伸長可能な状態とされる。
上述の作業台1の場合、図3(B)に示すように、天板2、2を展開姿勢としたとき、外管7が第1方向X1に移動させられて、前記停止位置Pに到達すると、ロック機構により自動ロックされる。そして、天板2、2を折畳姿勢とする場合は、作業者が解除筒10を移動させれば、ロックが解除されるので、その状態で天板2、2の中央を持ち上げて山形状となるように半折すれば良い。ロックを解除するために必要な動作は、解除筒10を移動するだけで足り、それ以上の作業を要しない。この際、図示の構成によれば、内管6が天板2の下側に枢結され、ロック状態とされた外管7の解除筒10が天板2の下面に臨むように構成されているので、作業者は、低い姿勢を強いられることなく、容易に解除筒10を操作することができる利点がある。
(内管に関する技術的構成)
図5及び図6は、ロック機構及び解除機構の構成に関して、内管6に組み込まれる構成部品を示している。
前記係止爪8及び解除爪11は、バネ材12に設けられ、これにより爪ユニット13を構成している。バネ材12は、板バネをほぼU字形に折曲することにより、折曲部を支持部12aとして弾性的に揺動自在な一対の脚部12b、12bを形成し、脚部12bの外側に向けて係止爪8及び解除爪11を突出するように固定している。
前記バネ材12は、脚部12bの先端を外管7に向けて(換言すると第2方向X2に向けて)内管6の尾端近傍部に内装され、前記支持部12aを内管6の内周面に弾接させることにより固定される。この際、係止爪8及び解除爪11は、それぞれ内管6に設けた案内孔14と通孔15を挿通して外側に突出させられる(図5(A)(B)参照)。
内管6の尾端部には、固定筒部16が外挿され、リベット等の固定具17により固定される。この際、固定筒部16は、端部16aを係止爪8と解除爪11の間に位置させた状態で固定され、解除爪11を外側に突出させる外側通孔18を設けている(図5(C)参照)。
図示実施形態の場合、伸縮管5により作業台1の斜材4を構成し、内管6を天板2に枢結する構成としているので、固定筒部16の尾端部に枢支ピン等を挿通するための枢支孔19が設けられているが、本発明を限定するものではない。
上記の構成により、図6(A)に示すように、バネ材12は、脚部12bにより、係止爪8を案内孔14から内管6の外側に向けて突出させ、解除爪11を通孔15及び外側通孔18から固定筒部16の外側に向けて突出させる弾発付勢手段20を構成する。そして、固定筒部16は、端部16aにより、外管7が第1方向X1に移動されたとき、外管7の端部7aを上述の停止位置Pで停止させるように当接して受止めるストッパ21を構成する。これにより、係止爪8とストッパ21の間隔距離L1と、ストッパ21と解除爪11の間隔距離L2が規定される。尚、図示のように、第1方向に対向する傾斜面を形成することにより、係止爪8の押し込みガイド8aと、解除爪11の押し込みガイド11aが設けられており、内管6の外径はD1、固定筒部16の外径はD2である。
図6(B)に示すように、係止爪8は、弾性付勢手段20により案内孔14から突出する方向に付勢されているが、押し込みガイド8aが第1方向X1のスラスト力を受けると、バネ材12の脚部12bが弾性変形することにより、案内孔14に押し込まれる。
同様に、図6(C)に示すように、解除爪11は、弾性付勢手段20により外側通孔18から突出する方向に付勢されているが、押し込みガイド11aが第1方向X1のスラスト力を受けると、バネ材12の脚部12bが弾性変形することにより、外側通孔18に押し込まれる。図示のように、解除爪11が押し込まれたとき、バネ材12の支持部12aから延びる脚部12bが弾性的に揺動して傾くので、同じ傾動方向に向けて係止爪8が移動される。つまり、脚部12bにより連動連結手段22が構成されており、解除爪11が外側通孔18に押し込まれているときは、それに連動して、係止爪8も案内孔14に押し込まれた状態を保持するように構成されている。
(外管に関する技術的構成)
図7及び図8は、ロック機構及び解除機構の構成に関して、外管7に組み込まれる構成部品を示している。
外管7は、第1方向X1の端部7aから所定間隔をあけて位置する個所に孔や凹部等により形成されたロック部9を設けており、ロック部9を含む端部の近傍部に解除筒10を外挿している。この際、解除筒10は、外管7の端部7aから第1方向X1に向けて突出移動可能とするように摺動自在に外挿されている。図例の場合、外管7に設けたスロット23に対して、解除筒10に挿着したピン等の突起24を摺動自在に挿入しており、これにより、図7(C)に示すように、解除筒10が外管7の端部7aから突出しない待機位置P1と、所定突出量だけ突出した解除位置P2の間で、移動可能となるように構成されている。尚、図例の場合、頭付きボルトを解除筒10のネジ孔に螺挿し、スロット23に挿入されるボルト軸部の先端により突起24を構成しているが、このような構成に限定されるものではない。
図8(A)に示すように、外管7の内径d1は、上記のように外径D1とされた内管6の外周面を摺動する寸法に形成されており、解除筒10の内径d2は、上記のように外径D2とされた固定筒部16の外周面を摺動する寸法に形成されている。
図8(B)に示すように、外管7の端部7aとロック部9の間隔は、距離L3で規定されており、解除位置P2まで移動されたときの解除筒10の先端部10aと外管7の端部7aの間隔は、距離L4で規定されている。前記距離L3は、上述の内管6における係止爪8とストッパ21の間隔距離L1にほぼ等しく、つまり、L3≒L1となるように形成されている。前記距離L4は、上述の内管6におけるストッパ21と解除爪11の間隔距離L2よりも大きい、つまり、L4>L2となるように形成されている。
従って、後述するように、伸縮管5の収縮動作時に外管7が内管6の外周面を摺動して第1方向X1に移動し、外管7の端部7aが内管6に固定された固定筒部16のストッパ21に受止められて停止位置Pに停止したとき、ロック部9が係止爪8に臨むので、相互に係止ロックされる。尚、それに先立ち、係止ロックの動作を始動させるため、外管7の端部7aにより構成された係止始動部25が係止爪8を通過することにより、該係止爪8が案内孔14に押し込まれる。
同様に、後述するように、外管7が停止位置Pに停止した状態で、解除筒10を待機位置P1から解除位置P2に向けて移動したとき、解除筒10の端部により構成された解除始動部26が解除爪11を通過することにより、該解除爪11が外側通孔18に押し込まれる。そして、解除筒10を解除位置P2まで移動させた状態において、外管7の端部7aから突出させられた解除筒10の突出部の内周部には、解除爪11の押し込み状態を保持する解除保持部27が設けられている。
ところで、前記スロット23と突起24の関係は、解除筒10が待機位置P1にあるとき、突起24がスロット23の第2方向X2に位置する第1端部23aに臨まされ、解除筒10が解除位置P2にあるとき、突起24がスロット23の第1方向X1に位置する第2端部23bに臨まされるように構成されている。
これにより、図3(C)に示すように、前記スロット23と突起24は、解除筒10を待機位置P1から解除位置P2まで移動可能とするが、その状態で、外管7を第2方向X2に移動させたとき、前記スロット23の第2端部23bが突起24を牽引することにより、解除筒10を解除位置P2に保持したまま外管7に追従して移動させる追従移動手段28を構成している。尚、追従移動手段28は、解除筒10を第1方向X1に移動可能とするが、外管7を第2方向に移動したとき、解除筒10を解除位置P2に保持した状態で第2方向に追従移動させるものであれば良く、必ずしもスロット23と突起24により構成したものでなくても良い。
(ロック機構及びロック解除機構の作用)
図9は、上述したロック機構の作用とロック解除機構の作用を示している。図9(A)及び図9(B)に示すように、伸縮管5の収縮動作時に、外管7は、内管6の外周面を摺動して第1方向X1に移動し、外管7の端部7aが内管6に固定された固定筒部16のストッパ21に受止められ、停止位置Pに停止する。停止位置Pに到達する前に、外管7の端部7aに形成された係止始動部25が係止爪8を押し込み、停止位置Pに到達するや否や、バネ材12により弾発付勢された係止爪8がロック部9に進入する。これにより、外管7と内管6は、相互に移動不能となるように自動的にロックされる。
ロックを解除するときは、図9(C)に示すように、手動操作により解除筒10を待機位置P1から解除位置P2に移動させる。解除筒10は、解除位置P2に到達する前に、解除始動部26により解除爪11を押し込み、解除位置P2に到達した後も、解除保持部27により解除爪11の押し込み状態を保持する。
解除爪11が押し込まれているとき、バネ材12の連動連結手段22により、係止爪8がロック部9から離脱させられており、従って、ロックが解除されている。つまり、外管7は、第2方向X2に向けて移動自在な状態とされており、このとき、追従移動手段28の突起24がスロット23の第2端部23bに臨ませられている。従って、図1ないし図3に示した作業台1の場合、展開姿勢から折畳姿勢に向けて、天板2、2を山形状に折曲する動作に伴って、外管7が第2方向X2に移動させられ、伸縮管5を伸長する。
この際、図9(D)に示すように、外管7を第2方向X2に移動すると、前記追従移動手段28により、解除筒10が牽引されながら第2方向X2に追従して移動する。解除筒10の解除保持部27は、移動方向に向けて所定長さにわたり形成されているので、その所定長さだけ移動されたとき、解除爪11から離脱する。この際、解除保持部27が解除爪11から離脱する前に、外管7のロック部9が係止爪8から離れた位置に移動させられているので、外管7は、伸縮管5を所定の伸長状態とする位置まで移動する。
(追従移動手段の変形実施形態)
追従移動手段の変形実施形態を示しており、スロット23を上記実施形態のスロットよりも符号Eで示すように外管7の端部7aに向けて長くなるように形成し、延長された部位に第2端部23cを形成している。その他の構成は、上記実施形態と同様である。
そこで、図10(A)に示すように、外管7の端部7aをストッパ21に当接した停止位置Pとして、係止爪8をロック部9に係止したロック状態において、図10(B)に示すように、解除筒10を待機位置P1から解除位置P2に移動すると、解除爪11が解除筒10の解除始動部26により押し込まれると共に、解除保持部27により押し込み状態を保持され、係止爪8をロック部9から離脱させ、ロックを解除する。この点も上記実施形態と同様である。
ところが、変形実施形態の場合、図10(B)に示すように、解除筒10を解除位置P2に移動させたとき、突起24は、スロット23の第2端部23cに到達せず、符号Eで示すように、第2端部23cから離間した位置に停止するように構成している。
このため、図10(C)に示すように、外管7が第2方向X2に移動されたとき、解除筒10は直ちに外管7に追従して移動しない。そこで、外管7が符号Mで示す所定距離だけ第2方向X2に移動したとき、スロット23の第2端部23cが突起24に当接し、解除筒10を同行して移動させる。
このように、変形実施例によれば、外管7が所定距離Mを移動することにより、ロック部9を係止爪8から十分に離れた位置に移動させるまで、解除筒10を追従して移動させない。つまり、その間、停止状態とされた解除筒10の解除保持部27が係止爪8のロック解除状態を保持するので、解除保持部27の寸法を小さく形成することが可能であり、装置全体をコンパクトに構成することができる。
X1 第1方向(収縮移動方向)
X2 第2方向(伸長移動方向)
P 停止位置
P1 待機位置
P2 解除位置
1 作業台
2 天板
3 脚枠体
4 斜材
5 伸縮管
6 内管
7 外管
7a 端部
8 係止爪
8a 押し込みガイド
9 ロック部
10 解除筒
11 解除爪
11a 押し込みガイド
12 バネ材
12a 支持部
12b 脚部
13 爪ユニット
14 案内孔
15 通孔
16 固定筒部
16a 端部
17 固定具
18 外側通孔
19 枢支孔
20 弾性付勢手段
21 ストッパ
22 連動連結手段
23 スロット
23a 第1端部
23b 第2端部
23c 第2端部(変形実施形態)
24 突起
25 係止始動部
26 解除始動部
27 解除保持部
28 追従移動手段

Claims (4)

  1. 互いに伸縮方向に摺動自在に嵌挿された内管と外管から成る伸縮管において、相対的に内管に対する外管の収縮移動方向と伸長移動方向をそれぞれ第1方向(X1)と第2方向(X2)として、内管と外管を相互に移動不能にロックするロック機構と、前記ロックを解除する解除機構を設けており、
    前記ロック機構は、内管(6)の案内孔(14)を介して弾発付勢手段(29)により外側に突出させられた係止爪(8)と、外管(7)を第1方向(X1)に移動したとき、前記係止爪を案内孔に押し込むように外管の端部(7a)に形成された係止始動部(25)と、係止爪を押し込んだ状態で更に外管を第1方向に向けて所定の停止位置(P)まで移動したとき、前記案内孔に臨むことにより前記係止爪を受入れてロックするように外管に形成されたロック部(9)により構成されており、
    前記解除機構は、前記停止位置(P)でロックされた外管の端部(7a)から第1方向(X1)の近傍に位置して、内管の通孔を介して弾発付勢手段(20)により外側に突出させられた解除爪(11)と、前記外管の端部(7a)から第1方向に向けて突出移動自在に設けられた解除筒(10)により構成されており、
    前記解除爪(11)は、前記解除筒(10)を第1方向(X1)に移動したとき、該解除筒に設けられた解除始動部(26)により通孔に押し込まれると共に、押し込まれたとき、前記係止爪(8)をロック部(9)から離脱する方向に移動させてロックを解除する連動連結手段(22)を設けており、
    前記解除筒(10)は、前記ロックを解除された外管(7)を第2方向(X2)に移動したとき、該外管に追従して移動するが、外管のロック部(9)が前記係止爪(8)の係止を受けない位置に移動するまで、解除爪(11)の押し込みを続ける解除保持部(27)を設けて成ることを特徴とする伸縮管におけるロック機構及びロック解除機構。
  2. 前記内管(6)は、前記外管(7)を第1方向に向けて前記停止位置(P)まで移動したとき、外管の前記係止始動部(25)を受け止める固定筒部(16)を外挿固定し、該固定筒部に前記解除爪(11)を外側に突出させる外側通孔(18)を設けており、
    前記解除筒(10)は、外管から第1方向に向けて突出する解除位置(P2)まで移動したとき、移動中の解除筒の端部により前記解除爪を外側通孔に押し込む解除始動部(26)を形成すると共に、移動後の解除筒の内周部により解除爪の押し込み状態を保持する解除保持部(27)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の伸縮管におけるロック機構及びロック解除機構。
  3. 前記連動連結手段(22)は、前記係止爪(8)と解除爪(11)を相互に連結するバネ材(12)により構成されており、
    前記バネ材は、内管(6)に内装された状態で、前記第1方向(X1)に延びる端部を支持部(12a)として弾性的に揺動自在に形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の伸縮管におけるロック機構及びロック解除機構。
  4. 前記解除筒(10)は、外管(7)に対して、追従移動手段(28)を介して連結されており、
    前記追従移動手段(28)は、外管を前記停止位置(P)に停止した状態で解除筒(10)を第1方向(X1)に向けて前記解除位置(P2)まで移動可能とするが、解除筒を解除位置に停止した状態で外管(7)を第2方向(X2)に移動したときは、外管(7)に追従して解除筒(10)を第2方向(X2)に移動させるように構成されて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の伸縮管におけるロック機構及びロック解除機構。
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