JP2024002785A - 枕部材及びそれを用いた枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の状態に適応して押圧位置及び押圧力を好適に調整することができ、枕の安眠効果を高めることができる枕部材及びそれを用いた枕を提供する。【解決手段】枕2の下部に設けられる枕部材1であって、檜材から形成された複数の球体10と、球体10を列につなぐ紐12と、を具備する。また、頭部20が載せられる枕2の枕本体と、枕本体の下部に設けられる枕部材1と、を有し、枕部材1は、檜材から形成された複数の球体10と、球体10を列につなぐ紐12と、を具備する。このような構成により、檜材から成る複数の球体10を、利用者の体形や体調等に応じて好適な位置に配置することができ、それら球体10の上に載せられた枕2を利用することにより、それぞれの利用者に適応した優れた安眠効果を得られる。【選択図】図1

Description

本発明は、枕部材及びそれを用いた枕に関し、特に檜材を利用して形成された枕部材及びその枕部材を用いて優れた安眠効果が得られる枕に関する。
従来、枕が睡眠の質に大きな影響を及ぼすことが知られている。体形等が異なる利用者それぞれに適応して快適な睡眠が得られるように、形状、大きさ、弾力性、素材等が異なる様々な形態の枕が提案され利用されている。例えば、特許文献1ないし特許文献3には、枕の素材として、檜材等を利用することが開示されている。
具体的には、特許文献1には、利用者が首を載せる受頸部と、後頭部を載せる受頭部と、受頸部を構成する受頸部材及び受頭部を構成する受頭部材を包むシート部と、からなる枕において、小判形断面を有する檜の木材を受頭部材とすることが開示されている。
また、特許文献2には、後頭受け部の左右に側頭受け部を連接させた頭部載置部の下側縁に頸部載置部を配置させた枕において、詰め物として、後頭部載置部には檜材の粒体が充填してあることが開示されている。
また、特許文献3には、枕袋体の内部に粒状の充填物が充填された枕において、充填物として、檜などの芳香成分をマイクロカプセルの形で練りこんだ後に成形した合成樹脂成形物を使用することが開示されている。
特開2009-22317号公報 特開2004-321455号公報 特開2004-275559号公報
しかしながら、上記した従来技術の枕は、檜材の特徴を十分に活かして安眠効果を更に高めるために改善すべき点があった。また、従来技術の枕は、体形や体感が大きく異なるそれぞれの利用者に対して好適な睡眠を提供することが難しかった。
具体的には、特許文献1に開示された従来技術の枕では、小判形断面を有する檜の木材が使用されている。このような扁平板状の檜材では、利用者の頭部等の下部中央付近のみが檜材に押圧されることになる。そのため、利用者が求める複数箇所を檜材で好適に押圧することが難しい。利用者が指圧的な感覚を求める箇所を好適に押圧するためには、それに適応した形状の枕部材を製造する必要がある。
しかしながら、枕から受ける睡眠時の感覚は利用者によって大きく異なる。即ち、同じ形状、材質の枕であっても、頭部、頸部等の感覚、及びその感覚が睡眠に及ぼす影響は、利用者によって相違する。同一形態の枕であっても、快適に感じて心地良く眠れる利用者もいれば、不快に感じて睡眠が妨げられる利用者もいる。そのため、従来技術の枕では、それぞれの利用者の体感に適応するよう、形状、大きさ等の異なる多種類の枕部材を製造する必要があった。
また、同じ利用者であっても、その日の体調等によって枕から受ける感覚が変化することもある。しかしながら、従来技術の枕では、利用者の体調等に合わせて檜材の形状を変化させて押圧する場所等を調整することができなかった。その日の体調の変化等に対応させるためには、一人の利用者用として、形状等が異なる複数種類の枕を準備する必要がある。
また、特許文献2では檜を粒体として利用する枕が、特許文献3では檜の成分を利用する枕が開示されている。しかしながら、このような従来技術の枕では、檜材の特徴が十分に利用されていない。即ち、従来技術の枕は、檜材で利用者の頭部等を指圧的に押圧して安眠性を向上させるものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者の状態に適応して押圧位置及び押圧力を好適に調整することができ、枕の安眠効果を高めることができる檜材から形成された枕部材を提供することにある。
また本発明は、利用者の状態に適応して押圧位置及び押圧力を好適に調整することができる檜材から形成された枕部材を用いて優れた安眠効果が得られる枕を提供することにある。
本発明の枕部材は、枕の下部に設けられる枕部材であって、檜材から形成された複数の球体と、前記球体を列につなぐ紐と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の枕は、頭部が載せられる枕本体と、前記枕本体の下部に設けられる枕部材と、を有し、前記枕部材は、檜材から形成された複数の球体と、前記球体を列につなぐ紐と、を具備することを特徴とする。
本発明の枕部材は、檜材から形成された複数の球体と、球体を列につなぐ紐と、を具備し、枕の下部に設けられる。これにより、檜材から成る複数の球体を、利用者の体形や体調等に応じて好適な位置に配置することができ、それら球体の上に載せられた枕を利用することにより、それぞれの利用者に適応した優れた安眠効果を得ることができる。
具体的には、好適な位置に置かれた複数の球体によって、利用者の頭部や頸部の適切な位置を適切な高さで支えることができる。球体は紐によって列状につながっているので、変形も容易であり、球体の配置調整も容易である。例えば、球体の列を、利用者の後頭部や頸部に沿うよう湾曲に変形させることも可能である。利用者はその日の体調等によって球体の配置を調整して、最適な睡眠姿勢で快適に眠ることができる。
また、利用者の頭部や頸部は複数の球体によって支えられるので、頭部や頸部には指圧を受けるような好適な押圧力が与えられる。これにより、従来技術の枕では得られない優れた指圧的効果が得られ、利用者は快適な睡眠をとることができる。
また、球体は檜材から形成されているので、好適な硬さによって快適な押圧感覚が得られることに加え、檜材特有の香気によりストレスをなくして心を落ち着かせるという安眠に適した効果も得られる。
また、本発明の枕部材は、前記球体には、前記紐が挿入される貫通孔が形成されており、前記紐は、複数の前記球体の前記貫通孔に挿通され、両端部の前記球体の前記貫通孔において、前記貫通孔に内嵌された嵌合部材で前記球体に固定されても良い。このような構成により、両端部の球体は紐にしっかりと固定されると共に、両端部以外の球体は、紐に対して摺動自在に支持されている。これにより、紐でつながれた球体は、容易に移動、変形できるよう列状に並ぶ。よって、利用者はそれぞれの体形や体調等に適応する位置に球体を並べて優れた安眠効果を得ることができる。また、両端部の球体と紐は、貫通孔に内嵌される嵌合部材で固定されるので、球体と紐を固定する作業は容易である。よって、生産性に優れた枕部材が得られる。
また、本発明の枕部材は、前記紐でつながった前記球体の前記列が複数並列に設けられ、一方の前記列の前記球体の間の前記紐が挿通される支持孔と、他方の前記列の前記球体の間の前記紐が挿通される支持孔と、が形成された連結部材を有し、隣接する前記列は、前記連結部材で連結されても良い。このような構成により、利用者の頭部や頸部に合わせて変形自在な複数の列状につながる球体が得られる。よって、それぞれの利用者に適応するよう調整可能な安眠用の枕部材が得られる。
また、本発明の枕部材は、前記連結部材には、前記連結部材で連結されていない他の前記列を着脱自在に支持する掛け紐が設けられても良い。これにより、球体の列が複数並列に設けられた枕部材に、他の球体の列を追加して、枕部材の高さ等を調整することができる。よって、枕部材の適応範囲を広くすることができ、球体の配列を利用者の体形や感覚に更に適応するように調整することができる。
また、本発明の枕部材は、前記紐で5つの前記球体がつながり1列の前記列が形成された第1の枕部材と、前記紐でそれぞれ5つの前記球体がつながり前記連結部材で連結され2列の前記列が形成された第2の枕部材と、を具備しても良い。これにより利用者は、それぞれの体形や体調等に適応するよう、第1の枕部材及び第2の枕部材を連結して、または、第1の枕部材及び第2の枕部材の少なくとも一方をそれぞれ好適な位置に配置して使用することができ、快適な睡眠をとることができる。
また、本発明の枕は、頭部が載せられる枕本体と、前記枕本体の下部に設けられる枕部材と、を有し、前記枕部材は、檜材から形成された複数の球体と、前記球体を列につなぐ紐と、を具備する。これにより、それぞれの利用者にとって好適な位置に枕部材を配置して、優れた安眠効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る枕部材及びそれを用いた枕の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係る枕部材の概略を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1の枕部材の概略を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る枕部材の球体に紐を固定する方法を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る第2の枕部材の概略を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る第2の枕部材の連結部材の概略を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る第2の枕部材の掛け紐の固定部近傍を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る枕部材の(A)使用例、(B)他の使用例、(C)更に他の使用例、を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る枕部材及びそれを用いた枕を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る枕部材1及びそれを用いた枕2の概略を示す図である。図1に示すように、枕部材1は、枕本体である枕2の下部に載置される部材であり、安眠等の効果を得るために使用される。
具体的には、枕部材1は、敷布団23等の上に載置され、枕部材1の上に枕2が載置される。枕2の上に載せられた利用者の頭部20や頸部21は、枕2を介して枕部材1に支持される。これにより、優れた安眠効果が得られる。
枕2は、合成樹脂等からなるスポンジ状の多孔質素材や不織布状素材等から形成された一般的なものを使用することができる。例えば、枕2は、低反発ウレタン素材等から形成されたものでも良い。また、枕2には、利用者の頭部20や頸部21に刺激を与える硬めの粒状素材等が含まれていても良い。利用者は、それぞれ自分の睡眠に適した枕2を選択して利用することができる。
なお、枕部材1は、枕本体である枕2の内部、例えば、図示しない枕カバー等の内部であって、図示しないクッション材等の下部に設けられても良い。また、枕部材1は、枕2の枕カバーの外部、具体的には、枕カバーの下方外側に設けられても良い。また、枕部材1は、敷布団23の図示しない敷布団カバー等の下方に設けられても良い。
図2は、枕部材1の概略を示す斜視図である。図2に示すように、枕部材1は、檜材から形成された複数の球体10を有する。複数の球体10は、紐12によって列状につながれている。
枕部材1は、例えば、球体10が紐12でつなげられ形成された1つの列から構成された第1の枕部材3と、球体10が紐12でつなげられ形成された2つの列から構成された第2の枕部材4と、を有する。
枕部材1は、例えば、第2の枕部材4の上に第1の枕部材3が載せられて利用されても良い。即ち、第1の枕部材3と第2の枕部材4は、結合分離自在である。第1の枕部材3と第2の枕部材4は、分離されそれぞれ使用されても良いし、図2に示すように組み合わせて利用されても良い。
図3は、枕部材1の一実施例として第1の枕部材3の概略を示す平面図である。図3に示すように、第1の枕部材3は、5つの球体10を有し、5つの球体10は、紐12によって1列につながっている。
球体10は、檜材から形成され、略球状の形態をなす。換言すれば、球体10は、安眠用の檜ボールである。球体10の直径Dは、例えば、約24~50mm、好ましくは、約30~40mmである。このような大きさの球体10によって、利用者は、睡眠に適した好適な押圧感が得られる。
また、球体10は檜材から形成されているので、好適な硬さによって快適な押圧感覚が得られることに加え、檜材特有の香気によりストレスをなくして心を落ち着かせるという安眠に適した効果も得られる。
1列に連結される球体10の数は、例えば、約4~6個である。利用者の頭部20(図1参照)や頸部21(図1参照)の複数箇所に対して、利用者を安眠に導く好適な押圧力を作用させるためには、5個の球体10が連結されていることが特に望ましい。
紐12は、球体10を連結支持する部材である。紐12は、例えば、合成繊維、木綿、革、麻、紙その他各種繊維等から形成されている。なお、紐12は、伸縮自在であっても良く、天然ゴム、合成ゴム等を含む素材から形成されても良い。紐12が伸縮自在であれば、枕部材1を容易に変形できるという利点がある。これにより、枕部材1の形態を利用者の体形、体感、体調等に適応させるよう容易に調整することができる。
球体10には、紐12が挿入される貫通孔11が形成されている。詳しくは、貫通孔11は、球体10の略中心軸の部分を貫通するよう形成されている。貫通孔11には、紐12が挿通されている。即ち、紐12は、複数の球体10の貫通孔11に挿通され、紐12によって複数の球体10がつながっている。
紐12は、貫通孔11に対して摺動自在にやや緩く内嵌されている。即ち、列状に連結された球体10の内、両端部以外の球体10aは、紐12に対して摺動自在に支持されている。列状に連結された球体10の内、両端部の球体10bは、貫通孔11に内嵌された嵌合部材13によって紐12に固定されている。
このように両端部以外の球体10aが紐12に対して摺動自在に設けられ、球体10の間に好適な間隙が設けられることにより、紐12でつながれた球体10は、好適な位置に容易に移動できるよう列状に並び、列の形状を好適に変形することができる。よって、利用者はそれぞれの体形や体調等に適応する位置に球体10を並べて優れた安眠効果を得ることができる。
ここで、それぞれの球体10の間には、両端部以外の球体10aが紐12に沿った方向に移動できるよう間隙が設けられている。間隙の平均的な寸法である距離Xは、例えば、0.1から5mm程度である。
換言すれば、紐12は、球体10の間に好適な距離Xの間隙が確保されるような長さに形成される。なお、前述のとおり、紐12は、伸縮自在であっても良い。伸縮自在な紐12が採用される場合には、紐12の伸縮性能に応じて球体10の間隙の距離Xが好適な寸法となるよう紐12の長さが設計される。
図4は、枕部材1の球体10に紐12を固定する方法を示す断面図である。図4に示すように、両端部の球体10bは、貫通孔11に紐12が挿入された後、貫通孔11に嵌合部材13が内嵌され、嵌合部材13によって紐12が固定される。
嵌合部材13は、例えば、略円柱状の形態をなす木製の太枘(ダボ)である。嵌合部材13は、紐12を挟むように球体10bの貫通孔11に締り嵌めされる。これにより、紐12が両端部の球体10bに固定される。
このような構成により、両端部の球体10bは紐12にしっかりと固定される。また、球体10と紐12は、貫通孔11に内嵌される嵌合部材13で固定されるので、球体10と紐12を固定する作業は容易である。よって、生産性に優れた枕部材1が得られる。
図5は、第2の枕部材4の概略を示す平面図である。図5を参照して、第2の枕部材4は、紐12によってつながる球体10の列が2列である。それぞれの列における紐12と球体10の接続態様については、図3及び図4等を参照して説明した第1の枕部材3と同等である。
2列の球体10の列は、略並行するよう、連結部材14によって連結されている。連結部材14は、檜の板材から形成された部材であり、それぞれの列において、球体10の間の紐12に支持されている。具体的には、一対の紐12に、それぞれ5つの球体10が列状に設けられており、一対の紐12は、4つの連結部材14によって連結されている。
一対の紐12の平均的な軸間距離、即ち図5における距離Yは、球体10の直径Dよりも大きく、直径Dの2倍よりも小さい。即ち、D<Y<2D、である。なお、第2の枕部材4の球体10の直径Dは、第1の枕部材3の球体10の直径D(図3参照)に等しい。このような寸法により、第2の枕部材4は、第2の枕部材4の上部に着脱自在に取り付けられる第1の枕部材3を好適に支持することができる。
図6は、第2の枕部材4の連結部材14の概略を示す断面図である。図5及び図6を参照して、連結部材14の両端部近傍には、球体10の列方向、即ち紐12の延在方向、に貫通する孔であって、2つの列を構成する紐12がそれぞれ挿通される一対の支持孔15が形成されている。
即ち、連結部材14には、一方の列の球体10の間の紐12が挿通される支持孔15と、他方の列の球体10の間の紐12が挿通される支持孔15と、が形成されている。球体10を支持する2列の紐12は、一対の支持孔15に挿通され支持される。これにより、2列の紐12が連結部材14を介して連結される。なお、一対の支持孔15のピッチ、即ち中心軸間の距離Yは、一対の紐12の平均的な軸間距離に相当し、既に説明したとおり、球体10の直径Dよりも大きく、直径Dの2倍よりも小さい。
連結部材14に形成された支持孔15は、紐12が適度な隙間を持って内嵌され摺動自在となるような内径で形成されている。即ち、連結部材14は、紐12に対して軸方向及び周方向に摺動自在に支持されている。換言すれば、紐12は、連結部材14の支持孔15に対して摺動自在である。
このように、一対の紐12が連結部材14を介して連結され、紐12が連結部材14に対して摺動自在であることにより、第2の枕部材4は、容易に変形可能な構成となる。これにより、利用者は、第2の枕部材4を変形させて、球体10の位置等を容易に調整することができ、それぞれの体形や体感等に合わせた好適な押圧を感受することができる。
第2の枕部材4の少なくとも両端近傍には、一対の掛け紐18が設けられている。具体的には、少なくとも両端の連結部材14bに、掛け紐18が設けられている。掛け紐18は、連結部材14で連結されていない他の球体10の列、例えば、第1の枕部材3(図2参照)、を着脱自在に支持する。
具体的には、両端の連結部材14bには、掛け紐18を挿入するための貫通した孔である一対の掛け紐支持孔17が形成されている。掛け紐支持孔17には、掛け紐18の両端部が挿通される。
掛け紐18と連結部材14bの間に、第1の枕部材3の端部の球体10bを挿入する箇所が形成される。即ち、掛け紐18と連結部材14bの間に第1の枕部材3の端部の球体10bが挿入され、掛け紐18が第1の枕部材3の端部の球体10bとその内側の球体10aとの間に掛けられ、第1の枕部材3が支持される。
掛け紐18は、例えば、合成繊維、木綿、革、麻、紙その他各種繊維等から形成されている。掛け紐18は、伸縮自在であっても良く、例えば、天然ゴム、合成ゴム等から形成されても良い。掛け紐18が伸縮自在であれば、第1の枕部材3の取り付け取り外しが容易になり、利用者に合わせた枕部材1の調整が容易になる。
図7は、第2の枕部材4の掛け紐18の固定部近傍を示す側面図である。図5ないし図7を参照して、掛け紐支持孔17に挿通された掛け紐18は、端部近傍が掛け紐固定具19によって連結部材14bに固定される。
具体的には、掛け紐固定具19は、例えば、連結部材14bに打ち込まれるタッカ等である。掛け紐支持孔17に挿通された掛け紐18の両端部近傍を、掛け紐支持孔17の挿入出口側で接触させ、掛け紐18の両端部近傍を掛け紐固定具19と連結部材14bとの間に挟むように、掛け紐固定具19が連結部材14bに打ち込まれる。
このような固定方法により、掛け紐固定具19が使用時の枕2(図1参照)、敷布団23(図1参照)その他寝具等に引っ掛かる等、邪魔にならないように、掛け紐18をしっかりと連結部材14bに固定することができる。また、掛け紐18を取り付けて固定する作業も容易であり、生産性の観点からも優れた固定方法であると言える。
また、掛け紐18の固定には、接着剤等が利用されても良い。即ち、連結部材14bに掛け紐18を取り付ける作業において、連結部材14bに固定される掛け紐18の端部近傍に接着剤等が塗布されても良い。これにより、掛け紐18を強固に固定することができ、使用時に、掛け紐18が外れて、第1の枕部材3と第2の枕部材4が離れてしまうことを防止することができる。
このような構成の掛け紐18が設けられることにより、球体10の列が複数並列に設けられた第2の枕部材4に、他の球体10の列である第1の枕部材3を追加して、枕部材1の高さ等を調整することができる。よって、枕部材1の適応範囲を広くすることができ、球体10の配列を利用者の体形や体感等に更に適応するように調整することができる。
また、図7に示すように、連結部材14の両側の端面16は、略曲面状に形成されている。詳しくは、連結部材14は、全ての角部に丸み付けが施されている。これにより、枕部材1を利用する際、枕部材1が枕2(図1参照)、敷布団23(図1参照)その他の寝具等を傷付けてしまうことを防止している。
なお、上記の実施例では、両端の連結部材14bに掛け紐18が設けられる例を説明したが、掛け紐18は、両端以外の連結部材14aに設けられても良い。これにより、利用者が寝返りを打った際等において、第1の枕部材3と第2の枕部材4が外れないように掛け紐18でしっかりと支持することができる。
図8(A)ないし(C)は、枕部材1の使用例を示す平面図である。図8(A)に示すように、枕部材1は、例えば、利用者の頭部20の後部左右付近を支持するように配置されても良い。
具体的には、敷布団23(図1参照)の上に球体10が2列につながった第2の枕部材4が配置され、第2の枕部材4の上方には、球体10が1列につながった第1の枕部材3が載置されている。このように第2の枕部材4の上に第1の枕部材3を重ねた利用により、頭部20等に対する強めの押圧力が得られる。よって、第2の枕部材4に第1の枕部材3を取り付けた利用は、強めの押圧による指圧的な刺激を好む利用者に好適な利用方法である。
また例えば、左右に配置された枕部材1は、利用者の頸部21近傍で近づくよう平面視略逆ハ字状に設けられても良い。このような配置を好み、これにより安眠できる利用者もいる。
なお、利用者は、それぞれの体形、感覚、体調等に適応するよう枕部材1の位置を自由に決めることができる。よって、例えば、左右の枕部材1が略平行に配置される利用方法や、左右の枕部材1が頭部20の上方で狭く頸部21側で広くなるよう平面視略ハ字状に配置される利用方法も勿論可能である。
図8(B)は、他の使用例を示す平面図である。図8(B)に示すように、頭部20の後ろ左右付近にそれぞれ2列の球体10が並べられた第2の枕部材4が配置され、頸部21付近に球体10が左右方向に1列に並んで頸部21付近を支持するよう第1の枕部材3が配置されても良い。
図8(C)は、更に他の使用例、を示す平面図である。図8(C)に示すように、枕部材1は、利用者の頸部21付近を支持するものとして利用されても良い。例えば、球体10が1列につながった第1の枕部材3が、球体10が左右方向に並ぶよう頸部21付近の枕2の下方に載置されても良い。このような利用方法によって、心地良い快適な睡眠をとることができる利用者もいる。
なお、上記と同じような位置、即ち頸部21付近に、球体10が2列につながった第2の枕部材4が配置されても良い。また、その位置において、第2の枕部材4の上に第1の枕部材3が取り付けられた2段形式の枕部材1が利用されても良い。
利用者は、それぞれの体形や体調等に適応するよう、第1の枕部材3及び第2の枕部材4を連結して、または、第1の枕部材3及び第2の枕部材4の少なくとも一方をそれぞれ好適な位置に配置して使用することができ、快適な睡眠をとることができる。
以上説明の如く、枕部材1は、檜材から形成された複数の球体10と、球体10を列につなぐ紐12と、を具備し、枕2の下部に設けられる。これにより、檜材から成る複数の球体10を、利用者の体形や体調等に応じて好適な位置に配置することができる。それら球体10の上に載せられた枕2を利用することにより、それぞれの利用者に適応した優れた安眠効果を得ることができる。
具体的には、好適な位置に置かれた複数の球体10によって、利用者の頭部20や頸部21の適切な位置を適切な高さで支えることができる。球体10は紐12によって列状につながっているので、変形も容易であり、球体10の配置調整も容易である。例えば、球体10の列を、利用者の後頭20部や頸部21に沿うよう湾曲に変形させることも可能である。利用者はその日の体調等によって球体10の配置を調整して、最適な睡眠姿勢で快適に眠ることができる。
また、利用者の頭部20や頸部21は複数の球体10によって支えられるので、頭部20や頸部21には、指圧、マッサージ、あんま、整体等を受けるような好適な押圧力が与えられる。これにより、従来技術の枕では得られない優れた指圧的効果が得られ、利用者は快適な睡眠をとることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、紐12で列状につなげられる球体10の数は、5個に限定されるものではなく、2~4個または6個以上であっても良い。また、第2の枕部材4のように複数の列が連結部材14で連結される多列構造では、球体10が並ぶ列数は、3列、4列または5列以上でも良い。
本発明は、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 枕部材
2 枕
3 第1の枕部材
4 第2の枕部材
10、10a、10b 球体
11 貫通孔
12 紐
13 嵌合部材
14、14a、14b 連結部材
15 支持孔
16 端面
17 掛け紐支持孔
18 掛け紐
19 掛け紐固定具
20 頭部
21 頸部
23 敷布団
D 直径
X 距離
Y 距離

Claims (6)

  1. 枕の下部に設けられる枕部材であって、
    檜材から形成された複数の球体と、
    前記球体を列につなぐ紐と、を具備することを特徴とする枕部材。
  2. 前記球体には、前記紐が挿入される貫通孔が形成されており、
    前記紐は、複数の前記球体の前記貫通孔に挿通され、両端部の前記球体の前記貫通孔において、前記貫通孔に内嵌された嵌合部材で前記球体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の枕部材。
  3. 前記紐でつながった前記球体の前記列が複数並列に設けられ、
    一方の前記列の前記球体の間の前記紐が挿通される支持孔と、他方の前記列の前記球体の間の前記紐が挿通される支持孔と、が形成された連結部材を有し、
    隣接する前記列は、前記連結部材で連結されていることを特徴とする請求項1に記載の枕部材。
  4. 前記連結部材には、前記連結部材で連結されていない他の前記列を着脱自在に支持する掛け紐が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の枕部材。
  5. 前記紐で5つの前記球体がつながり1列の前記列が形成された第1の枕部材と、
    前記紐でそれぞれ5つの前記球体がつながり前記連結部材で連結され2列の前記列が形成された第2の枕部材と、を具備することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の枕部材。
  6. 頭部が載せられる枕本体と、
    前記枕本体の下部に設けられる枕部材と、を有し、
    前記枕部材は、檜材から形成された複数の球体と、前記球体を列につなぐ紐と、を具備することを特徴とする枕。
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