JP2024002779A - 本人確認業務支援装置及び本人確認業務支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本人確認業務を効率化し、事務コストの低減やユーザビリティの改善を可能とする。【解決手段】本人確認業務支援装置100において、本人確認対象のユーザによる申告情報を保持する記憶装置101と、前記ユーザの申告情報と、当該ユーザの本人確認用媒体から読み取った媒体保持情報とを、対応する項目ごとに照合して情報が一致しなかった項目を特定する処理と、当該項目の前記申告情報及び前記媒体保持情報のそれぞれから特定種類の文字及び数字を抽出して照合して一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する処理を実行する演算装置104を含む構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、本人確認業務支援装置及び本人確認業務支援方法に関するものである。
犯罪収益移転防止法施行規則の改正(以下、改正犯収法)により、金融機関をはじめ特定事業者のオンライン本人確認において、運転免許証などの券面やICチップの情報、セルフィー画像の情報らを照合する等の手法が認められることとなった。これにより、従来の書類と人手による本人確認手法よりも、所要時間や手間を低減可能となる。
こうした本人確認に関連する従来技術としては、高精度の本人認証を効率よく行うことができる本人認証装置を提供する装置(特許文献1参照)などが提案されている。
この装置は、ユーザの本人確認を行う本人認証装置であって、カメラによって前記ユーザを撮影し、第1の顔画像を取得する撮影画像取得部と、前記ユーザの本人確認書類に添付された顔写真を読み取り、第2の顔画像を取得する写真画像取得部と、前記本人確認書類に付与されたICチップに記録された顔写真データを読み取り、第3の顔画像を取得する記録画像取得部と、前記第1の顔画像、前記第2の顔画像、および前記第3の顔画像を照合し、3つの顔画像の一致率が所定値以上の場合には、前記ユーザが本人であると判定する、照合処理部と、を備えた本人認証装置にかかる。
また、契約審査手続きを経た後の契約関連手続き(契約変更やカードの再発行等の諸手続き)において、顧客の契約に関する書類(以下、契約関連書類という)の真偽を確認した上で本人確認を行なうために適した契約関連書類確認システム(特許文献2参照)なども提案されている。
この技術は、顧客と会社との間の契約に伴う処理を行なう自動契約機と、この自動契約機に通信回線を介して接続され、受信した顧客情報を利用して前記顧客の本人確認を行なう契約管理サーバとを有して構成され、前記自動契約機は、前記顧客の契約に関する契約関連書類の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって読み取られた画像に基づき、画像上の文字列を認識する文字列認識手段と、認識された文字列の中から第1の定型単語と第2の定型単語との間に存在する文字情報を抽出する文字情報抽出手段と、前記抽出された文字情報を前記第1の定型単語及び前記第2の定型単語の種類から顧客属性に割り当てて顧客属性情報とする属性割当手段と、前記属性割当手段によって得られた顧客属性情報を含む顧客情報を契約管理サーバへ送信する顧客情報送信手段とを有し、前記契約管理サーバは、受信した前記顧客情報の中の前記顧客属性情報が正当なものであるか否かを確認する顧客属性情報確認手段と、前記顧客属性情報確認手段により前記顧客属性情報が正当なものであると確認された場合に前記顧客情報に基づき本人確認を行う本人確認手段とを有することを特徴とする契約関連書類確認システムにかかるものである。
特許第6513866号 特開2008-129892号公報
確かに、上述の新たな本人確認手法により、当該業務の効率化が図られることとなった
が、ユーザより送信された本人確認書類が示す情報と、認証サービス内で当該ユーザが入力した申告情報(例:氏名、住所等)とが一致していることについては、適宜なツールを導入するとしても、最終的には金融機関の担当者らが目視確認するケースが頻発している。
したがって、当該業務を電子化しきれないまま、人手による事務のコストが依然として発生する状況が続いている。また、こうした事態は、いわゆるeKYCによる手続効率化を期待しているユーザからしても好ましいものではなく、ユーザビリティの低下につながりかねない。
そこで本発明の目的は、本人確認業務を効率化し、事務コストの低減やユーザビリティの改善を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の本人確認業務支援装置は、本人確認対象のユーザによる申告情報を保持する記憶装置と、前記ユーザの申告情報と、当該ユーザの本人確認用媒体から読み取った媒体保持情報とを、対応する項目ごとに照合して情報が一致しなかった項目を特定する処理と、当該項目の前記申告情報及び前記媒体保持情報のそれぞれから特定種類の文字及び数字を抽出して照合して一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する処理を実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の本人確認業務支援方法は、情報処理装置が、本人確認対象のユーザによる申告情報を保持する記憶装置を備え、前記ユーザの申告情報と、当該ユーザの本人確認用媒体から読み取った媒体保持情報とを、対応する項目ごとに照合して情報が一致しなかった項目を特定する処理と、当該項目の前記申告情報及び前記媒体保持情報のそれぞれから特定種類の文字及び数字を抽出して照合して一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、本人確認業務を効率化し、事務コストの低減やユーザビリティの改善が可能となる。
本実施形態の本人確認業務支援装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態における本人確認業務支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の申告情報DBの構成例を示す図である。 本実施形態の本人確認結果DBの構成例を示す図である。 本実施形態における本人確認業務支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における処理概念例を示す図である。 本実施形態における処理概念例を示す図である。 本実施形態における本人確認業務支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における本人確認業務支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における出力例を示す図である。
<システム構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の本人確認業務支援装置100を含むシステム構成図である。図1に示す本人確認業務支援
装置100は、金融機関などにおける本人確認業務を効率化し、その事務コストの低減やユーザビリティの改善を可能とするコンピュータである。
本実施形態の本人確認業務支援装置100は、図1で示すように、ネットワーク1を介して、金融機関の顧客が操作するユーザ端末200や、当該金融機関が運用する金融機関システム300と通信可能に接続されている。よって、これらを総称して本人確認業務支援システム10としてもよい。
本実施形態の本人確認業務支援装置100は、金融機関が運用する本人確認業務のシステムか、または当該金融機関に本人確認業務の支援サービスを提供するベンダー等が運用するシステムを想定できる。
一方、ユーザ端末200は、上述の金融機関の顧客であって、口座開設などの本人確認が必要となる手続を希望する者が操作する端末である。具体的には、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどを想定できる。
また、金融機関システム300は、金融機関が本人確認業務のために使用するサーバ装置であって、例えば、口座開設等を希望する顧客(のユーザ端末200)から受け付けた申告情報を管理し、必要に応じて本人確認業務支援装置100に配信、連携可能な装置である。また、本人確認業務支援装置100での処理を経ても、やはり上席の役席者等による目視検査が必要となった案件について、その情報を本人確認業務支援装置100から取得し、金融機関内の所定のシステムや端末に出力して役席者等に通知する役割を果たすものとする。勿論、こうした金融機関システム300の構成や機能を、本人確認業務支援装置100が備え、金融機関システム300になりかわるとしてもよい。
<ハードウェア構成>
また、本実施形態の本人確認業務支援装置100のハードウェア構成は、図2に以下の如くとなる。
すなわち本人確認業務支援装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、および通信装置105、を備える。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
なお、上述のプログラム102は、いわゆる正規化コンバーター110を備えるとすれば好適である。勿論、正規化コンバーター110の構成や機能を、例えば、ネットワーク1を介して接続可能な外部装置が備え、本人確認業務支援装置100は当該外部装置から正規化コンバーター110の機能を利用する形態も想定できる。
また、通信装置105は、ネットワーク1と接続して、ユーザ端末200や金融機関システム300との通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
なお、本人確認業務支援装置100が、ユーザからの申告情報の受付や、処理結果の出力をすべて単体で担うスタンドアロンマシンである場合、ユーザからのキー入力や音声入
力を受け付ける入力装置、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置、を更に備えるとすれば好適である。
また、記憶装置101内には、本実施形態の本人確認業務支援装置として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、申告情報DB125および本人確認結果DB126が少なくとも記憶されている。ただし、これらデータベースについての詳細は後述する。
続いて図3に、本実施形態におけるユーザ端末200のハードウェア構成例を示す。本実施形態のユーザ端末200は、金融機関の顧客すなわちユーザが操作する端末であって、記憶装置201、メモリ203、演算装置204、入出力装置205、通信装置206、撮影装置207、及びリーダー装置208を備える。
このうち記憶装置201は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ203は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置204は、記憶装置201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
また、入出力装置205は、ユーザからの入力操作を受け付けて、その処理結果を表示するタッチパネル等の装置である。或いは、キーボードやマウス、マイク、ディスプレイやスピーカーらの総称とすることもできる。
また、通信装置206は、ネットワーク1と接続して、本人確認業務装置100や金融機関システム300との通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
また、撮影装置207は、ユーザの所持する本人確認用の書類や運転免許証、マイナンバーカードといった媒体の撮影や、当該ユーザのセルフィー画像の撮影を行うデジタルカメラユニットを想定する。
また、リーダー装置208は、上述のユーザの運転免許証やマイナンバーカードらが備えるICチップから、その格納情報を読み取るICチップリーダーである。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の本人確認業務支援装置100が用いる各種情報について説明する。図4に、本実施形態における申告情報DB125のデータ構成例を示す。
本実施形態の申告情報DB125は、金融機関の顧客である上述のユーザに関してユーザ端末200または金融機関システム300から得ている、口座開設等の所定手続に関して必要な情報を格納したデータベースである
この申告情報DB125は、例えば、ユーザの氏名と当該氏名のかな記載、住所、電話番号、およびセルフィー画像といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
図5に、本実施形態の本人確認結果DB126のデータ構成例を示す。本実施形態の本人確認結果DB126は、本人確認業務支援装置100による、各ユーザの本人確認結果について格納したデータベースである。
この本人確認結果DB126は、例えば、ユーザの氏名と当該氏名のかな記載、住所、電話番号、セルフィー画像といった項目ごとの本人確認結果を対応付けたレコードの集合体となっている。
<フロー例1>
以下、本実施形態における本人確認業務支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する本人確認業務支援方法に対応する各種動作は、本人確認業務支援装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は、本実施形態における本人確認業務支援方法のフロー例を示す図である。この場合、本人確認業務支援装置100は、例えば、ユーザの操作するユーザ端末200から、申告情報の入力を受け付けて、これを申告情報DB125に格納する(s10)。
勿論、予め金融機関システム300から、当該申告情報を取得して申告情報DB125に格納している場合、本人確認業務支援装置100は、記憶装置101の申告情報DB125から当該申告情報を取得するものとする。
上述の申告情報としては、ユーザの氏名(漢字記載)、そのかな記載、住所、電話番号、セルフィー画像といった情報が含まれるものとする。
なお、ユーザ端末200は、ユーザが提示した例えば運転免許証に対して、リーダー装置による読み取り動作を実行して、そのICチップが保持する情報(媒体保持情報)を取得し、本人確認業務支援装置100に送信するものとする。
本人確認業務支援装置100は、上述のユーザ端末200が送信してきた、媒体保持情報を受信し、メモリ103に格納する(s11)。媒体保持情報としては、ユーザの氏名、住所、及び電話番号といった情報と、当該ユーザの登録済みの顔画像データが含まれるものとする。
続いて、本人確認業務支援装置100は、s10で得た申告情報が含む各項目のうち例えば特定項目のデータを、正規化コンバーター110に適用して正規化する(s12)。この正規化とは、例えば、住所に含まれる、都道府県名、市町村名、町域名、小字・丁目、番地等、及び建物名といった各データを、予め定めた形式に変換する処理になる。
具体的な例としては、例えば、小字・丁目と番地の記載が、「1-2-3」であった場合、「1丁目2-3」と変換する。ただし、建物名については特有の事情が存在しており、例えば「A-701」なる記載を正規化しようとしても、「A」が建物名なのか「A-701」全体で建物名なのか、或いは、「A棟701号室」なのか、このままでは判然とせず、正規化することはできない。つまり、本人確認業務支援装置100は、申告情報のうち正規化できなかった項目として「建物名」を特定することになる(s13)。
そこで、本人確認業務支援装置100は、申告情報における項目「建物名」のデータと、媒体保持情報における項目「建物名」のデータのそれぞれにおいて、英文字と数字それぞれを抽出する(s14)。上述の例の場合、英文字「A」、数字「701」を抽出することとなる。
本人確認業務支援装置100は、s14で抽出した、英文字および数字のそれぞれについて、申告情報と媒体保持情報との間で照合する(s15)。
上述の照合の結果、項目「建物名」に関して、英文字同士及び数字同士で、情報がそれぞれ一致した場合(s16:Y)、本人確認業務支援装置100は、当該項目についての確認に成功したと判定し、その他の項目での照合結果と総合して、最終的な本人確認結果(図7参照)を出力する(s17)。なお、本人確認結果については、本人確認結果DB126に格納されるものとする。
一方、上述の照合の結果、項目「建物名」に関して、英文字同士及び数字同士で、情報の不一致があった場合(s16:N)、本人確認業務支援装置100は、当該項目についての確認に不成功であったと判定し、金融機関システム300に確認依頼(図8参照)を通知し(s18)、処理を終了する。
<フロー例2>
図9は、本実施形態における本人確認業務支援方法のフロー例であり、具体的には、 申告情報と媒体保持情報との間で項目有無に相違があるケースに対応しつつ、本人確認精度を良好なものとする処理について示すフロー図である。
例えば、申告情報における氏名の漢字記載には、対応するかな記載が紐付いているケースが多いが、運転免許証などのICチップが保持する情報には、氏名の漢字記載が含まれるものの、そのかな記載は含まれていないケースがある。
こうした場合、本人確認業務支援装置100は、媒体保持情報における氏名「川合一雄」の漢字記載をかな変換して、かな候補「かわいかずお」、「かわごうかずお」、「かわあいいつかつ」、などを生成する(s20)。かな候補の数は、漢字記載の読みの多さに応じたものとなる。
また、本人確認業務支援装置100は、s20で得たかな候補のそれぞれを、申告情報における氏名の漢字記載「川合一雄」に紐付いたかな記載「かわいかずお」と照合し、かな候補のうちかな記載と一致するものを特定する(s21)。
この特定に失敗した場合(s22:NG)、本人確認業務支援装置100は、上述の氏名に関するかな「項目」について、確認に失敗したと判定して処理を終了する。
一方、上述の特定に成功した場合(s22:OK)、本人確認業務支援装置100は、当該かな記載の項目についての確認に成功したと判定し(s23)、処理をs24に遷移させる。
続いて、本人確認業務支援装置100は、上述のかな記載「かわいかずお」を漢字変換した漢字候補「河合和郎」、「河合一雄」、「川合一雄」、「川合和郎」、などと、媒体保持情報における漢字記載「川合一雄」とを照合する(s24)。
上述の照合の結果、漢字候補のうちいずれかと漢字記載とが一致する場合(s25:OK)、本人確認業務支援装置100は、かな記載「かわいかずお」の項目についての確認により確からしく成功したと判定し(s26)、その他の項目での照合結果と総合して、最終的な本人確認結果を出力し(s27)、処理を終了する。なお、本人確認結果については、本人確認結果DB126に格納されるものとする。
<フロー例3>
図10は、本実施形態における本人確認業務支援方法のフロー例であり、具体的には、正規化出来ていない項目に関して本人確認に失敗している場合でも、所定の条件を満たしているならば、ユーザに当該項目の再確認と再入力を促すための処理を示すフロー図である。
この場合、本人確認業務支援装置100は、上述の申告情報のうち正規化できなかった項目「建物名」の情報「A-701」を、媒体保持情報において対応する項目の情報と照合した結果、当該情報らが一部一致する文字または数字を含むか判定する(s30)。
例えば、申告情報のうち正規化できなかった項目「建物名」の情報「A-701」のうち数字「701」を、媒体保持情報において対応する項目の情報「A701」に照合した場合、英文字「A」は不一致であるが、「A701」に含まれると判定できる。
このように、申告情報の文字列が含む、例えば英文字または数字が、媒体保持情報の同項目の文字列に含まれる場合(s31:Y)、本人確認業務支援装置100は、ユーザに向けて、申告情報における項目「建物名」」の見直しを促す通知(図11参照)を出力し、(s32)、処理を終了する。
こうした判断や対応は、金融機関における上席担当者が、申告情報と媒体保持情報とを目視で比較して検証する作業を適宜に代替しうるケースとなり、事務効率の改善につながる処理となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、本人確認業務を効率化し、事務コストの低減やユーザビリティの改善が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の本人確認業務支援装置において、前記演算装置は、前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合するものである、としてもよい。
これによれば、いわゆる正規化コンバーターによる住所記載等の正規化の結果を利用して、情報の照合を行う運用下において、これまでは一律に本人確認NGまたは上席管理者等による目視検査要との結果に結びついていた状況にも柔軟に対処し、当該項目に関する本人確認の処理についても適宜な自動化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の本人確認業務支援装置において、前記演算装置は、前記特定種類の文字及び数字の照合に際し、前記抽出した文字同士及び数字同士を、それぞれ照合して、当該文字同士及び当該数字同士がそれぞれ一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定するものである、としてもよい。
これによれば、正規化できなかった文字列を、マンションやビルなどの建物表記に使われやすい英文字などの特定文字同士、及び当該建物の棟や部屋番号、階数といった値を示すことの多い数字同士、の形態で照合することで、正規化失敗となる文字列に関しても、電子的な処理対象として業務の効率化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の本人確認業務支援装置において、前記演算装置は、前記申告情報における所定の漢字記載に紐付いたかな記載と、前記媒体保持情報における漢字記載をかな変換したかな候補とを照合し、前記かな記載と前記かな候補とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認に成功したと判定する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、ユーザ氏名のかな記載の正しさについて、媒体保持情報が示す正しい氏
名のかな候補との一致を担保にして精度良く確認可能となる。
また、本実施形態の本人確認業務支援装置において、前記演算装置は、前記かな記載を漢字変換した漢字候補と、前記媒体保持情報における前記漢字記載とを照合し、前記漢字候補と前記漢字記載とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認により確からしく成功したと判定する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、ユーザ氏名のかな記載の正しさについて、その漢字候補と媒体保持情報が示す正しい氏名の漢字記載との一致を担保にして、さらに精度良く確認可能となる。
また、本実施形態の本人確認業務支援装置において、前記演算装置は、前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合した結果、当該情報らが一部一致する文字または数字を含む場合、前記ユーザに向けて、前記申告情報における前記項目の見直しを促す通知を出力する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、例えば、申告情報における、マンション名や棟番号などの表記が一部のみ異なっている、或いは省略されているなどの状況に対し、直ちに本人確認NGなどと判定する前に、ユーザに一度確認や見直しを促して正しい方向に誘導することが可能となる。ひいては、本人確認手続全体の効率化を図ることが期待出来る。
また、本実施形態の本人確認業務支援方法において、前記情報処理装置が、前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合する、としてもよい。
また、本実施形態の本人確認業務支援方法において、前記情報処理装置が、前記特定種類の文字及び数字の照合に際し、前記抽出した文字同士及び数字同士を、それぞれ照合して、当該文字同士及び当該数字同士がそれぞれ一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する、としてもよい。
また、本実施形態の本人確認業務支援方法において、前記情報処理装置が、前記申告情報における所定の漢字記載に紐付いたかな記載と、前記媒体保持情報における漢字記載をかな変換したかな候補とを照合し、前記かな記載と前記かな候補とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認に成功したと判定する処理をさらに実行する、としてもよい。
また、本実施形態の本人確認業務支援方法において、前記情報処理装置が、前記かな記載を漢字変換した漢字候補と、前記媒体保持情報における前記漢字記載とを照合し、前記漢字候補と前記漢字記載とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認により確からしく成功したと判定する処理をさらに実行する、としてもよい。
また、本実施形態の本人確認業務支援方法において、前記情報処理装置が、前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合した結果、当該情報らが一部一致する文字または数字を含む場合、前記ユーザに向けて、前記申告情報における前記項目の見直しを促す通知を出力する処理をさらに実行する、としてもよい。
1 ネットワーク
10 本人確認業務支援システム
100 本人確認業務支援装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 正規化コンバーター
125 申告情報DB
126 本人確認結果DB
200 ユーザ端末
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 入出力装置
206 通信装置
207 撮影装置
208 リーダー装置
300 金融機関システム

Claims (12)

  1. 本人確認対象のユーザによる申告情報を保持する記憶装置と、
    前記ユーザの申告情報と、当該ユーザの本人確認用媒体から読み取った媒体保持情報とを、対応する項目ごとに照合して情報が一致しなかった項目を特定する処理と、当該項目の前記申告情報及び前記媒体保持情報のそれぞれから特定種類の文字及び数字を抽出して照合して一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する処理を実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とする本人確認業務支援装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の本人確認業務支援装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記特定種類の文字及び数字の照合に際し、前記抽出した文字同士及び数字同士を、それぞれ照合して、当該文字同士及び当該数字同士がそれぞれ一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の本人確認業務支援装置。
  4. 前記演算装置は、
    前記申告情報における所定の漢字記載に紐付いたかな記載と、前記媒体保持情報における漢字記載をかな変換したかな候補とを照合し、前記かな記載と前記かな候補とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認に成功したと判定する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の本人確認業務支援装置。
  5. 前記演算装置は、
    前記かな記載を漢字変換した漢字候補と、前記媒体保持情報における前記漢字記載とを照合し、前記漢字候補と前記漢字記載とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認により確からしく成功したと判定する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の本人確認業務支援装置。
  6. 前記演算装置は、
    前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合した結果、当該情報らが一部一致する文字または数字を含む場合、前記ユーザに向けて、前記申告情報における前記項目の見直しを促す通知を出力する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の本人確認業務支援装置。
  7. 情報処理装置が、
    本人確認対象のユーザによる申告情報を保持する記憶装置を備え、
    前記ユーザの申告情報と、当該ユーザの本人確認用媒体から読み取った媒体保持情報とを、対応する項目ごとに照合して情報が一致しなかった項目を特定する処理と、当該項目の前記申告情報及び前記媒体保持情報のそれぞれから特定種類の文字及び数字を抽出して照合して一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する処理を実行する、
    ことを特徴とする本人確認業務支援方法。
  8. 前記情報処理装置が、
    前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の本人確認業務支援方法。
  9. 前記情報処理装置が、
    前記特定種類の文字及び数字の照合に際し、前記抽出した文字同士及び数字同士を、それぞれ照合して、当該文字同士及び当該数字同士がそれぞれ一致した場合、当該項目についての確認に成功したと判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の本人確認業務支援方法。
  10. 前記情報処理装置が、
    前記申告情報における所定の漢字記載に紐付いたかな記載と、前記媒体保持情報における漢字記載をかな変換したかな候補とを照合し、前記かな記載と前記かな候補とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認に成功したと判定する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の本人確認業務支援方法。
  11. 前記情報処理装置が、
    前記かな記載を漢字変換した漢字候補と、前記媒体保持情報における前記漢字記載とを照合し、前記漢字候補と前記漢字記載とが一致する場合、前記かな記載の項目についての確認により確からしく成功したと判定する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の本人確認業務支援方法。
  12. 前記情報処理装置が、
    前記申告情報のうち正規化できなかった項目の情報を、前記媒体保持情報において対応する項目の情報と照合した結果、当該情報らが一部一致する文字または数字を含む場合、前記ユーザに向けて、前記申告情報における前記項目の見直しを促す通知を出力する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の本人確認業務支援方法。
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