JP2024002600A - 内視鏡用照明装置及び内視鏡 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024002600000001
【課題】照明光の色むらを抑えること。
【解決手段】内視鏡用照明装置は、励起光を発する発光素子と、励起光によって励起されて蛍光を発する蛍光体と、を含み、励起光と蛍光とが混合する照明光を放射する光源部と、光源部より入射された照明光を射出する射出面を有する配光レンズと、を備える。射出面は、射出面内の異なる領域に形成された第1の射出面と第2の射出面を含む。この内視鏡用照明装置は、光源部より同じ角度で放射されて配光レンズに入射された励起光、蛍光が、それぞれ、第1の射出面又は第2の射出面から略同じ方向に射出されるように、発光素子の厚さと蛍光体の厚さが規定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、内視鏡用照明装置及び内視鏡に関する。
ライトガイドファイバを備えない内視鏡が知られている。例えば特許文献1に、この種の内視鏡の具体的構成が記載されている。
特許文献1に記載の内視鏡は、体腔内を照明する光源チップを挿入管の先端部に備える。光源装置から供給される照明光を挿入管の先端部に導光する必要がないため、ライトガイドファイバが不要となっている。
この種の内視鏡に備えられる光源チップは、例えば、青色LED(Light Emitting Diode)と蛍光体(青色光で励起されて黄色光を発する蛍光体等)を有する。光源チップは、青色光と黄色光とを混合させることによって作り出された白色光を照射する。
特開2019-136248号公報
例えば大腸用内視鏡では、大腸のヒダの裏側まで撮影可能な性能が求められる。そのためには、光源チップからの照明光を広い範囲に配光できる配光レンズが必要である。しかし、光源チップから発せられる、波長の異なる複数の光(例えば青色光と黄色光)を含む照明光を広い範囲に配光できるように配光レンズを設計すると、照明光の色むらが大きくなり、撮影画像の色むらが大きくなる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、照明光の色むらを抑えることができる内視鏡用照明装置及びこのような内視鏡用照明装置を備える内視鏡を提供することである。
本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置は、励起光を発する発光素子と、励起光によって励起されて蛍光を発する蛍光体と、を含み、励起光と蛍光とが混合する照明光を放射する光源部と、光源部より入射された照明光を射出する射出面を有する配光レンズと、を備える。射出面は、射出面内の異なる領域に形成された第1の射出面と第2の射出面を含む。この内視鏡用照明装置は、光源部より同じ角度で放射されて配光レンズに入射された励起光、蛍光が、それぞれ、第1の射出面又は第2の射出面から略同じ方向に射出されるように、発光素子の厚さと蛍光体の厚さが規定される。
本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置は、光源部が設置される設置面を有する支持体を備える構成としてもよい。この場合、光源部は、蛍光体が発光素子を覆う構成となっている。発光素子の厚さは、設置面と接触する、発光素子の第1面から、発光素子の第1面と反対側に位置し且つ配光レンズと対向する、発光素子の第2面までの厚さである。蛍光体の厚さは、設置面と接触する、蛍光体の第1面から、蛍光体の第1面と反対側に位置し且つ配光レンズと対向する、蛍光体の第2面までの厚さである。発光素子の厚さをD1とし、蛍光体の厚さをD2としたとき、本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置は、次式
D2/D1≦3.5
を満たす構成としてもよい。
本発明の一実施形態において、支持体、光源部が順に並ぶ方向を前方向とし、前方向と直交する方向を側方向としたとき、第1の射出面は、例えば、光源部の前方向に位置し、第2の射出面は、例えば、光源部の側方向に位置する。射出面は、例えば、第1の射出面と第2の射出面とを接続する接続面を含む。
第1の射出面と第2の射出面とを接続する接続面は、例えば曲面で形成される。
本発明の一実施形態において、前方向と反対側の方向を後方向としたとき、第2の射出面は、光源部の後方向まで延びて形成されてもよい。
本発明の一実施形態において、配光レンズは、例えば、第2面と対向する入射面を有し、入射面に入射された照明光を射出面から射出し、照明光の配光角を拡げるための凹状の曲面が入射面に形成される。
配光レンズの入射面に形成された凹状の曲面は、例えば、曲率半径の異なる複数の曲面を含む。
上記の複数の曲面のうち、接続面に最も近くに形成された第1曲面の曲率中心と、光源部の中心位置と、の前方向における距離をZとしたとき、本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置は、次式
Z/D2≧0.1
を満たす構成としてもよい。
上記において、第1曲面は、例えば、接続面をなす曲面の中心位置と光源部の中心位置とを結ぶ線分と交差する位置に形成される。
配光レンズは、環状に形成され、接続面をなす曲面の曲率半径をReとし、第1曲面の曲率半径をR1としたとき、
環状に形成された配光レンズの少なくとも一部の角度範囲において、本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置は、次式
Re/R1≦1.6
を満たす構成としてもよい。
例えば、上記の少なくとも一部の角度範囲において、上記接続面をなす曲面が光源部の前方向に位置する。
本発明の一実施形態において、照明光の配光角は、例えば180°以上である。
光源部より放射される照明光は、例えば白色光である。
本発明の一実施形態に係る内視鏡は、挿入管と、挿入管の先端部に設けられた撮像部と、撮像部の周囲に設けられた、上記の内視鏡用照明装置と、を備える。配光レンズは、撮像部を取り囲うように環状に形成される。光源部は、撮像部の周囲に間隔を空けて複数配置される。
本発明の一実施形態によれば、照明光の色むらを抑えることができる内視鏡用照明装置及びこのような内視鏡用照明装置を備える内視鏡が提供される。
本発明の一実施形態に係る内視鏡の外観図である。 本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の外観斜視図である。 図2Aの矢印Bに対応する矢視図である。 本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の内部構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置の各要素を説明するための、内視鏡の先端部の模式的な内部構造図である。 図4の一部を拡大して示す拡大図である。 照明光の色むらを定量化するための照明モデルを示す図である。 配光角と指標値との関係を示す図である。 図2BのY1-Y1線断面に含まれる配光キャップ及び光源チップの断面を示す図である。 図2BのX1-X1線断面に含まれる配光キャップ及び光源チップの断面を示す図である。 数値実施例1~4における色むら評価値と式(1)との関係を示すグラフである。 数値実施例5~44における色むら評価値と式(2)との関係を示すグラフである。 数値実施例45~56における色むら評価値と式(3)との関係を示すグラフである。 青色LEDと黄色蛍光体の配光特性を示す図である。 配光キャップから射出される際の、青色光と黄色光の光線角度を示す図である。 配光キャップから射出される際の、青色光と黄色光の光線角度を示す図である。 配光キャップから射出される際の、青色光と黄色光の光線角度を示す図である。 照明光の色むらを示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る内視鏡用照明装置及び内視鏡について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内視鏡1の外観図である。図1に示されるように、内視鏡1は、挿入管2、操作部3、ユニバーサルチューブ4及びコネクタ部5を備える。
挿入管2は、体腔内に挿入される部分であり、軟性部20、湾曲部21及び先端部22を含む。先端部22は、軟性部20の先端に湾曲部21を介して連結される。軟性部20の基端は、円筒形の連結部23を介して操作部3に連結される。
ユニバーサルチューブ4は、一端が操作部3に連結され、挿入管2と異なる向きに延びて形成される。コネクタ部5は、ユニバーサルチューブ4の他端に連結される。
術者が把持する操作部3には、各種操作を行うための操作部材が設けられる。操作部3は、操作部材として、湾曲操作ノブ30、複数の操作ボタン31等を含む。
湾曲操作ノブ30は、連結部23及び軟性部20の内部に通されたワイヤ(図示せず)により湾曲部21に連結される。湾曲部21は、湾曲操作ノブ30の操作により軸断面内で互いに直交する2方向に湾曲する。これにより、体腔内に挿入された先端部22の向きが変わる。
図2Aは、先端部22の外観斜視図である。図2Bは、図2Aの矢印Bに対応する矢視図である。図2A及び図2Bに示されるように、対物レンズ25の光軸方向をZ方向とし、Z方向と直交し互いに直交する2方向をそれぞれX、Y方向とする。
図2A及び図2Bに示されるように、先端部22は、楕円状に形成されており、先端が略円錐状に突出する。
図3は、先端部22の内部構造を示す図である。図3に示される断面は、先端部22のYZ断面である。
先端部22に、体腔内を撮像する撮像部が設けられる。撮像部は、撮像素子6及び対物レンズ25を含む。
撮像素子6は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等である。また、対物レンズ25は、広角レンズである。
撮像素子6及び対物レンズ25を含む撮像部は、180°(±90°)以上の視野角での撮像が可能となるように構成される。図3中、2点鎖線は、撮像部の撮像視野を示す。
本実施形態に係る内視鏡用照明装置は、撮像部の周囲に設けられており、配光キャップ26及び光源チップ27を含む。
配光キャップ26は、光源部より入射された照明光を射出する射出面を有する配光レンズの一例である。配光キャップ26は、キャップ状レンズ部26aと筒状レンズ部26bを含む。
キャップ状レンズ部26aは、先端部22の先端を塞ぐキャップ状に形成され、また、撮像部を取り囲うように環状に形成される。
附言するに、配光キャップ26は、キャップ状レンズ部26aが対物レンズ25の周縁部から先端部22の径方向外方に広がり、曲面に形成された部分(後述)を経て、先端部22の側壁の一部をなす筒状レンズ部26bに連続する形状となっている。
先端部22内に、撮像部を取り囲う環状の基板28が設けられる。基板28の上面28aには、光源チップ27が撮像部の周囲に間隔を空けて複数配置される。図2Bでは、一例として、7個の光源チップ27が配置される。
光源チップ27は、光源部の一例である。基板28は、光源部が設置される設置面(上面28a)を有する支持体の一例である。
光源チップ27より放射された照明光は、配光キャップ26を介して外部へ射出されて、撮像部の撮像視野を照明する。
広い撮像視野を照明するため、配光キャップ26は、光源チップ27からの照明光を広い範囲に配光できるように設計されている。図3中、破線は、配光キャップ26による配光範囲を示す。配光キャップ26による照明光の配光角は、例えば180°(±90°)以上である。
光源チップ27は、励起光を発する発光素子と、励起光によって励起されて蛍光を発する蛍光体と、を含む。光源チップ27は、蛍光体が発光素子を覆う構成となっており、励起光と蛍光とが混合する照明光を放射する。
本実施形態において、発光素子は、青色光を発する青色LED(後述する図4の符号27b参照)である。蛍光体は、青色光で励起されて黄色光を発する黄色蛍光体(後述する図4の符号27y参照)である。光源チップ27は、青色光と黄色光とを混合させることによって作り出された白色光を放射する。
白色光を放射する光源チップ27の構成は上記のものに限らない。光源チップ27は、青色LED、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含む構成としてもよく、また、紫外LED、青色蛍光体、緑色蛍光体及び赤色蛍光体を含む構成としてもよい。
図12は、青色LEDと黄色蛍光体の配光特性を示す図である。図12中、符号Ibは、青色LEDの配光特性を示し、符号Iyは、黄色蛍光体の配光特性を示す。
青色LEDと黄色蛍光体の配光特性は、何れも、発光面から角度θで射出される光の強度が垂直に射出される光の強度のCOSθ倍となる特性、すなわち、ランバート配光となる。
球体の中心に光源チップ27を配置し且つ光源チップ27から十分に距離の離れた球体の内面を光源チップ27で照明する場合を考える。
この場合、配光角0°方向にある球体上の点は、青色LEDから配光角0°で射出された強度Ib_0の光と、黄色蛍光体から配光角0°で射出された強度Iy_0の光で照明される。配光角0°方向にある球体上の点を照明する照明光が白色となるように、光の強度比Ib_0/Iy_0が設定される。
また、配光角θ方向にある球体上の点は、青色LEDから配光角θで射出された強度Ib_θの光と、黄色蛍光体から配光角θで射出された強度Iy_θの光で照明される。配光角θ方向にある球体上の点を照明する照明光が白色となるように、光の強度比Ib_θ/Iy_θが設定される。
すなわち、光源チップ27は、広い範囲を白色光で照明できるように、強度比Ib_0/Iy_0と強度比Ib_θ/Iy_θとが略一致する特性に設定される。
図13A~図13Cは、配光キャップ26と光源チップ27との位置関係を示す模式図である。図13A~図13Cに示されるように、光源チップ27は、青色LED27bと黄色蛍光体27yを含む。青色LED27bより放射される青色光を「青色光Lb」と記し、黄色蛍光体27yより放射される黄色光を「黄色光Ly」と記す。
図13A~図13Cに示されるように、青色LED27bより放射される各角度の青色光Lb及び黄色蛍光体27yより放射される各角度の黄色光Lyは、配光キャップ26に入射され、配光キャップ26の射出面より外部へ射出される。
図13Aには、青色LED27b、黄色蛍光体27yの発光面に対して垂直に近い角度で放射される青色光Lb、黄色光Lyを示す。このような青色光Lbと黄色光Lyは、配光キャップ26の、略同じ位置を通る。そのため、青色光Lbと黄色光Lyは、配光キャップ26から射出される際の光線角度が略同じになり、被照射面上の略同じ領域を照明する。従って、強度比Ib_θ/Iy_θが強度比Ib_0/Iy_0に近い値となり、被照明面がほぼ白色で照明される。
図13Bには、青色LED27b、黄色蛍光体27yの発光面に対して垂直に近くない角度(例えば45°)で放射される青色光Lb、黄色光Lyを示す。このような青色光Lbと黄色光Lyは、配光キャップ26の、比較的離れた位置を通る。そのため、青色光Lbと黄色光Lyは、配光キャップ26から射出される際の光線角度が大きく異なり、被照射面上の異なる領域を照明する。青色光Lbが到達する被照射面上の領域は、青みを帯びた色で照明され、また、黄色光Lyが到達する被照射面上の領域は、黄みを帯びた色で照明される。
すなわち、図13Bの場合、照明光の色むらが大きいため、撮影画像に色むらが生じる。
図13Cには、青色LED27b、黄色蛍光体27yの発光面に対して互いに異なる角度で放射された青色光Lb、黄色光Ly(配光角θで射出された青色光Lbと、配光角θ’で射出された黄色光Ly)を示す。
図13Cに示されるように、互いに異なる配光角で射出された青色光Lbと黄色光Lyのなかには、配光キャップ26から射出される際の光線角度が略同じになり、被照射面上の略同じ領域を照明するものもある。但し、強度比がIb_θ/Iy_θ’となり、Ib_0/Iy_0と異なる。そのため、被照射面上の領域は、青みを帯びた色又は黄みを帯びた色で照明される。
配光キャップ26の入射面や射出面の形状によっては、配光キャップ26を透過後の青色光Lbと黄色蛍光体27yとの光線角度の差が増加して色むらが大きくなったり、光線角度の差が減少して色むらが小さくなったりする。また、照明光の配光角を180°以上にするために、図13A~図13Cに示されるように、配光キャップ26の入射面や射出面を複雑な形状にすると、配光キャップ26を透過後の青色光Lb、黄色蛍光体27yの光線角度がそれぞれ複雑に変化する。そのため、照明光の色むらが発生しやすい。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、青色LED27bの発光位置と黄色蛍光体27yの発光位置とが高さ方向にずれていることが、照明光に色むらを生じさせる要因の1つであるとの知見を得た。
そこで、本実施形態では、青色LED27bの発光位置と黄色蛍光体27yの発光位置を適切に設定(言い換えると、青色LED27bの厚さと黄色蛍光体27yの厚さを適切に規定)することにより、被照射面内の広い範囲で、色むらが生じにくいようにした。
具体的には、本実施形態に係る内視鏡用照明装置は、光源チップ27より同じ角度で放射されて配光キャップ26に入射された青色光Lb、黄色光Lyが、それぞれ、第1の射出面(一例として、キャップ状レンズ部26aの射出面126a)又は第2の射出面(一例として、筒状レンズ部26bの射出面126b)から略同じ方向に射出されるように、青色LED27bの厚さと黄色蛍光体27yの厚さを規定した構成となっている。
図14は、照明光の色むらを示す図である。図14中、符号Cは、内視鏡の先端部から一定距離離れた球体の内面を撮像した場合の画像例を示す。図14中、符号E1は、従来の内視鏡で撮像された画像例Cの線DにおけるRGBの強度分布を示す。図14中、符号E2は、本実施形態に係る内視鏡1で撮像された画像例Cの線DにおけるRGBの強度分布を示す。
強度分布E1とE2とを比較すると判るように、本実施形態に係る内視鏡1では、撮影画像の色むらが従来と比べて抑えられる。
図4は、本実施形態に係る内視鏡用照明装置の各要素を説明するための、先端部22の模式的な内部構造図である。図5は、図4の一部を拡大して示す拡大図である。
符号D1は、青色LED27bの厚さを示す。青色LED27bの厚さD1は、基板28の上面28aと接触する、青色LED27bの底面(発光素子の第1面の一例)から、当該底面と反対側に位置し且つ配光キャップ26と対向する、青色LED27bの発光面(発光素子の第2面の一例)までの厚さである。
符号D2は、黄色蛍光体27yの厚さを示す。黄色蛍光体27yの厚さD2は、基板28の上面28aと接触する、黄色蛍光体27yの底面(蛍光体の第1面の一例)から、当該底面と反対側に位置し且つ配光キャップ26と対向する、黄色蛍光体27yの発光面(蛍光体の第2面の一例)までの厚さである。
配光キャップ26の内面は、青色光Lb及び黄色光Lyが入射される入射面である。図4及び図5に示されるように、配光キャップ26の入射面は、断面視において、凹状の曲面部226aと、筒状レンズ部26bの射出面126bと平行な内周部226bを含む。
配光キャップ26の入射面(少なくとも曲面部226a)は、青色LED27b及び黄色蛍光体27yの発光面と対向して位置する。曲面部226aは、照明光の配光角を拡げるため、凹状に形成される。
曲面部226aは、曲率半径の異なる複数の曲面を含む。曲面部226aは、環状に形成された配光キャップ26の一部の角度範囲で2つの曲面よりなり、他の角度範囲で3つの曲面よりなる。
図4及び図5に示されるように、内周部226bと接続される第1曲面は、曲率半径R1で形成され、且つ符号A1で示される角度範囲に形成される。第1曲面と接続される第2曲面は、曲率半径R2で形成され、且つ符号A2で示される角度範囲に形成される。第2曲面と接続される第3曲面は、曲率半径R3で形成され、且つ符号A3で示される角度範囲に形成される。図5に示されるように、便宜上、第1曲面、第2曲面、第3曲面のそれぞれに、符号CS1、CS2、CS3を付す。
図4及び図5では、曲面部226aが3つの曲面よりなる形状を示す。曲面部226aが2つの曲面よりなる形状の場合、第1曲面CS1が角度範囲A1に形成され、第2曲面CS2が角度範囲A2及びA3に形成される。
配光キャップ26の外面は、入射面に入射された青色光Lb及び黄色光Lyが射出される射出面である。配光キャップ26は、射出面内の異なる領域に形成された第1の射出面と第2の射出面を含む。より詳細には、配光キャップ26の射出面は、キャップ状レンズ部26aの射出面126a、筒状レンズ部26bの射出面126b、射出面126aと射出面126bとを接続する射出面126c(接続面の一例)を含む。
筒状レンズ部26bの射出面126bは、Z方向に延びて形成される。これに対し、キャップ状レンズ部26aの射出面126aは、Z方向に対して角度をなして形成される。図4及び図5中、符号Aeは、射出面126aと射出面126bとがなす角度を示す。
射出面126cは、曲率半径Reの曲面で形成される。
基板28、光源チップ27が順に並ぶ方向を前方向(図4中、上方向で且つZ方向)とし、前方向と直交する方向を側方向(図4中、横方向で且つY方向)としたとき、第1の射出面の一例である射出面126aは、光源チップ27の前方向に位置し、第2の射出面の一例である射出面126bは、光源チップ27の側方向に位置する。
上記前方向と反対側の方向を後方向(図4中、下方向で且つZ方向)としたとき、第2の射出面の一例である射出面126bは、光源チップ27の後方向まで延びて形成される。
図4及び図5中、線分LSは、射出面126cの中心位置と光源チップ27の中心位置とを結ぶ。第1曲面CS1は、線分LSと交差する位置に形成される。附言するに、第1曲面CS1は、曲面部226aをなす複数の曲面のうち、接続面の一例である射出面126cに最も近くに形成される。
図4及び図5中、距離Y1は、配光キャップ26の中心軸(対物レンズ25の光軸と一致)から、筒状レンズ部26bの射出面126bまでの、Y方向の距離を示す。
図4及び図5中、距離Y2は、配光キャップ26の中心軸から、配光キャップ26の内周部226bまでの、Y方向の距離を示す。
図4及び図5中、距離Y3は、配光キャップ26の中心軸から、光源チップ27の中心位置までの、Y方向の距離を示す。
図4及び図5中、距離Z1は、光源チップ27の底面(言い換えると、青色LED27bの底面又は黄色蛍光体27yの底面若しくは基板28の上面28a)から、配光キャップ26の先端面までの、Z方向の距離を示す。
図4及び図5中、距離Z2は、光源チップ27の底面から、曲面部226aと内周部226bとの境界位置までの、Z方向の距離を示す。
図4及び図5中、距離Z3は、光源チップ27の底面から、射出面126bと射出面126cとの境界位置までの、Z方向の距離を示す。
図4及び図5中、距離Z4は、光源チップ27の底面から、光源チップ27の中心位置までの、Z方向の距離を示す。
照明光の色むらの定量化について説明する。図6は、照明光の色むらを定量化するための照明モデルを示す。図6に示される照明モデルでは、球体の中心に先端部22が配置され、先端部22から十分に距離の離れた球体の内面が照明光で照明される。この照明モデルでは、Z軸方向を0°とし、Y軸方向を90°とする。
球面上のある角度位置に入射される青色光Lbの光量をBとし、これと同じ角度位置に入射される黄色光Lyの光量をYとしたとき、光量B/光量Yは、上記角度位置における青色光Lbと黄色光Lyとの光量比を示す。光量B/光量Yは、波長が互いに異なる青色光Lbと黄色光Lyとを混合した照明光の色味を示す指標値となる。以下、この指標値を「指標値I」と記す。
指標値Iは、角度位置に応じて変化する。これは、被照射面上で照明光の色むらが生じていることを示す。指標値I(すなわち光量B/光量Y)が大きいほど、照明光が青みを帯びる。指標値Iが小さいほど、照明光が黄みを帯びる。
図7は、角度位置(言い換えると、配光角(°))と指標値Iとの関係を示す。図7中、縦軸は、指標値Iを示し、横軸は、配光角(°)を示す。図7の例では、配光角0°(Z軸上の位置)の指標値Iを1に規格化する。内視鏡用照明装置がなす照明光学系は、配光角0°の軸に対して概ね回転対称である。そのため、図7では、プラスの配光角の指標値Iのみを示す。
図7中、実線は、配光角0°から124°までを4°ピッチでつないだものであり、破線は、この実線を2次式で近似したものである。
近似線(破線)に対する実線の偏差のPV(Peak-to-valley)をPVaとし、近似線のPVをPVbとする。本実施形態では、PVbを2で除算した値にPVaを加算した値(すなわち、PVa+(PVb/2))を、色むらを定量的に評価するための「色むら評価値」と定義する。
色むら評価値が小さいほど、全配光角に亘って照明光の色の差、すなわち、色むらが小さい。なお、人の眼は、急激に変化する色むらに比べて、緩やかに変化する色むらに対する許容度が高い(言い換えると、緩やかな変化であれば色むらを知覚しにくい)。このような人の眼の特性に合わせて、色むら評価値を定義する上記式では、緩やかな色ムラに対応する値PVbを2で除算する一方、急激な色ムラに対応する値PVaを除算しない内容とした。
本実施形態では、許容可能な色むら評価値を0.5以下とする。なお、0.4以下の色むら評価値がより望ましい。また、0.3以下の色むら評価値が更に望ましい。
上述したように、本実施形態では、被照射面内の広い範囲に亘って照明光の色むらを抑えるべく、光源チップ27より同じ角度で放射されて配光キャップ26に入射された青色光Lb、黄色光Lyが、それぞれ、第1の射出面(一例として、キャップ状レンズ部26aの射出面126a)又は第2の射出面(一例として、筒状レンズ部26bの射出面126b)から略同じ方向に射出されるように、青色LED27bの厚さと黄色蛍光体27yの厚さを規定した構成となっている。
より具体的な例示として、青色LED27bの厚さD1と、黄色蛍光体27yの厚さD2は、次式(1)
D2/D1≦3.5・・・(1)
を満たす。
青色LED27bと黄色蛍光体27yの厚さを同じにすると、照明光の色むらを小さく抑えられる。但し、青色LED27bからの励起光を黄色蛍光体27yに効率よく入射させるためには、黄色蛍光体27yが青色LED27bを覆うように光源チップ27を構成する必要がある。そのため、青色LED27bと黄色蛍光体27yの厚さを同じにするのは難しい。
一方で、青色LED27b及び黄色蛍光体27yが厚さ方向と直交する幅及び奥行方向(例えば図4中、Z方向と直交するX及びY方向)にもある程度の大きさを有することから、被照射面上での色むらもある程度平均化される。
これらを考慮して上記式(1)が規定される。上記式(1)を満たすことにより、色むら評価値を0.5以下に抑えやすくなり、照明光の色むらが良好に抑えやすい(後述の数値実施例1~56参照)。
ここで、配光キャップ26の内面(入射面)形状や外面(射出面)形状によっても照明光の色むらの程度が変化する。
例えば、上述したように、配光キャップ26の射出面126cは、曲面で形成される。射出面126cは、配光キャップ26の射出面126aと射出面126bとを接続するため、緩やかな曲面にはならない。曲率半径が小さいほど(急な曲面であるほど)、光の通過位置によって屈折角が変わりやすい。そのため、射出面126cは、照明光の色むらを生じさせる要因となりやすい。しかし、本実施形態では、上記式(1)を満たすことにより、配光キャップ26の射出面が局所的な曲面(射出面126c)を有する形状であっても、照明光の色むらが良好に抑えられる。
上述したように、第2の射出面の一例である射出面126bは、光源チップ27の後方向まで延びて形成される。射出面126bを光源チップ27の後方向まで延びて形成すると、配光キャップ26からの照明光の射出範囲が拡がる。そのため、このような構成は、照明光の配光角を拡げることにつながる一方、照明光の色むらを生じさせる要因にもなり得る。しかし、本実施形態では、上記式(1)を満たすことにより、射出面126bが光源チップ27の後方向まで延びて形成された場合にも、照明光の色むらが良好に抑えられる。
上述したように、配光キャップ26の入射面は、凹状に形成された曲面部226aを含む。照明光の配光角を拡げるため、曲面部226aの曲率半径を小さくするほど(急な曲面にするほど)、光の通過位置によって屈折角が変わりやすい。そのため、曲面部226aは、照明光の色むらを生じさせる要因となりやすい。しかし、本実施形態では、上記式(1)を満たすことにより、曲面部226aの曲率半径が小さい場合にも、照明光の色むらが抑えやすい。
上述したように、曲面部226aは、曲率半径の異なる複数の曲面を含む。曲面部226aを曲率半径の異なる複数の曲面で形成することにより、照明光の配光角を拡げつつ照明光の色むらを抑制することができる。
第1曲面CS1の曲率中心と光源チップ27の中心位置とのZ方向の距離(より詳細には、距離Z2から距離Z4を減算した距離)をZとしたとき、本実施形態に係る内視鏡用照明装置は、次式(2)
Z/D2≧0.1・・・(2)
を満たす構成としてもよい。なお、距離Zは、距離Z4が距離Z2より長い場合、マイナスの値を取る。
上記式(2)を満たすことにより、色むら評価値を0.4以下に抑えやすくなり、照明光の色むらが良好に抑えやすい(後述の数値実施例5~44参照)。
図8Aは、図2BのY1-Y1線断面に含まれる配光キャップ26及び光源チップ27の断面を示す。図8Bは、図2BのX1-X1線断面に含まれる配光キャップ26及び光源チップ27の断面を示す。
環状に形成された配光キャップ26は、一部の角度範囲において射出面126cが光源チップ27の前方向に位置し(図8A参照)、他の角度範囲において射出面126cが光源チップ27の後方向に位置する(図8B参照)。
射出面126cが光源チップ27の前方向に位置する角度範囲において、本実施形態に係る内視鏡用照明装置は、次式(3)
Re/R1≦1.6・・・(3)
を満たす構成としてもよい。
上記式(3)を満たすことにより、色むら評価値を0.3以下に抑えやすくなり、照明光の色むらが良好に抑えやすい(後述の数値実施例45~56参照)。
次に、具体的な数値実施例を示す。
表1は、数値実施例1~4に係る内視鏡用照明装置の各パラメータ値を示す。
(表1)
Figure 2024002600000002
図9は、数値実施例1~4における色むら評価値と式(1)との関係を示すグラフである。図9中、縦軸が色むら評価値を示し、横軸がD2/D1の値を示す。
表1に示されるように、数値実施例1~2では、D2/D1の値が3.5を超える。この結果、色むら評価値が0.5を超える値となっている。これに対し、数値実施例3~4では、D2/D1の値が3.5以下である。この結果、色むら評価値が0.5以下となっている。
このように、数値実施例3~4では、青色LED27bの厚さD1と黄色蛍光体27yの厚さD2を適切に規定することにより、照明光の色むらが良好に抑えられることが判る。
表2A~表2Dは、数値実施例5~44に係る内視鏡用照明装置の各パラメータ値を示す。なお、数値実施例5~44の何れにおいても、D2/D1の値は、3.0である。
(表2A)
Figure 2024002600000003
(表2B)
Figure 2024002600000004
(表2C)
Figure 2024002600000005
(表2D)
Figure 2024002600000006
図10は、数値実施例5~44における色むら評価値と式(2)との関係を示すグラフである。図10中、縦軸が色むら評価値を示し、横軸がZ/D2の値を示す。
図10に示されるように、Z/D2の値が0.1以上の場合、殆どの数値実施例で色むら評価値が0.4以下となっている。すなわち、式(2)を満たすことにより、照明光の色むらが良好に抑えられることが判る。
表3A~表3Bは、数値実施例45~56に係る内視鏡用照明装置の各パラメータ値を示す。なお、数値実施例45~56の何れにおいても、D2/D1の値は、3.0である。
(表3A)
Figure 2024002600000007
(表3B)
Figure 2024002600000008
図11は、数値実施例45~56における色むら評価値と式(3)との関係を示すグラフである。図11中、縦軸が色むら評価値を示し、横軸がRe/R1の値を示す。
図11に示されるように、Re/R1の値が1.6以下の場合、色むら評価値が0.3以下となっている。すなわち、式(3)を満たすことにより、照明光の色むらが良好に抑えられることが判る。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本発明の実施形態に含まれる。
1 :内視鏡
2 :挿入管
3 :操作部
4 :ユニバーサルチューブ
5 :コネクタ部
6 :撮像素子
20 :軟性部
21 :湾曲部
22 :先端部
23 :連結部
25 :対物レンズ
26 :配光キャップ
27 :光源チップ
27b :青色LED
27y :黄色蛍光体
28 :基板
30 :湾曲操作ノブ
31 :操作ボタン

Claims (14)

  1. 励起光を発する発光素子と、前記励起光によって励起されて蛍光を発する蛍光体と、を含み、前記励起光と前記蛍光とが混合する照明光を放射する光源部と、
    前記光源部より入射された前記照明光を射出する射出面を有する配光レンズと、を備え、
    前記射出面は、前記射出面内の異なる領域に形成された第1の射出面と第2の射出面を含み、
    前記光源部より同じ角度で放射されて前記配光レンズに入射された前記励起光、前記蛍光が、それぞれ、前記第1の射出面又は前記第2の射出面から略同じ方向に射出されるように、前記発光素子の厚さと前記蛍光体の厚さが規定された、
    内視鏡用照明装置。
  2. 前記光源部が設置される設置面を有する支持体を備え、
    前記光源部は、前記蛍光体が前記発光素子を覆う構成となっており、
    前記発光素子の厚さは、前記設置面と接触する、前記発光素子の第1面から、前記発光素子の第1面と反対側に位置し且つ前記配光レンズと対向する、前記発光素子の第2面までの厚さであり、
    前記蛍光体の厚さは、前記設置面と接触する、前記蛍光体の第1面から、前記蛍光体の第1面と反対側に位置し且つ前記配光レンズと対向する、前記蛍光体の第2面までの厚さであり、
    前記発光素子の厚さをD1とし、前記蛍光体の厚さをD2としたとき、次式
    D2/D1≦3.5
    を満たす、
    請求項1に記載の内視鏡用照明装置。
  3. 前記支持体、前記光源部が順に並ぶ方向を前方向とし、前記前方向と直交する方向を側方向としたとき、
    前記第1の射出面は、前記光源部の前方向に位置し、
    前記第2の射出面は、前記光源部の側方向に位置し、
    前記射出面は、前記第1の射出面と前記第2の射出面とを接続する接続面を含む、
    請求項2に記載の内視鏡用照明装置。
  4. 前記接続面は、曲面で形成される、
    請求項3に記載の内視鏡用照明装置。
  5. 前記前方向と反対側の方向を後方向としたとき、
    前記第2の射出面は、前記光源部の後方向まで延びて形成される、
    請求項3に記載の内視鏡用照明装置。
  6. 前記配光レンズは、
    前記第2面と対向する入射面を有し、
    前記入射面に入射された前記照明光を前記射出面から射出し、
    前記照明光の配光角を拡げるための凹状の曲面が前記入射面に形成される、
    請求項4に記載の内視鏡用照明装置。
  7. 前記凹状の曲面は、曲率半径の異なる複数の曲面を含む、
    請求項6に記載の内視鏡用照明装置。
  8. 前記複数の曲面のうち、前記接続面に最も近くに形成された第1曲面の曲率中心と、前記光源部の中心位置と、の前記前方向における距離をZとしたとき、次式
    Z/D2≧0.1
    を満たす、
    請求項7に記載の内視鏡用照明装置。
  9. 前記第1曲面は、前記接続面をなす前記曲面の中心位置と前記光源部の中心位置とを結ぶ線分と交差する位置に形成された、
    請求項8に記載の内視鏡用照明装置。
  10. 前記配光レンズは、環状に形成され、前記接続面をなす前記曲面の曲率半径をReとし、前記第1曲面の曲率半径をR1としたとき、
    環状に形成された前記配光レンズの少なくとも一部の角度範囲において、次式
    Re/R1≦1.6
    を満たす、
    請求項8に記載の内視鏡用照明装置。
  11. 前記少なくとも一部の角度範囲において、前記接続面をなす前記曲面が前記光源部の前方向に位置する、
    請求項10に記載の内視鏡用照明装置。
  12. 前記照明光の配光角が180°以上である、
    請求項1に記載の内視鏡用照明装置。
  13. 前記照明光は、白色光である、
    請求項1に記載の内視鏡用照明装置。
  14. 挿入管と、
    前記挿入管の先端部に設けられた撮像部と、
    前記撮像部の周囲に設けられた、請求項1から請求項13の何れか一項に記載の内視鏡用照明装置と、を備え、
    前記配光レンズは、前記撮像部を取り囲うように環状に形成され、
    前記光源部は、前記撮像部の周囲に間隔を空けて複数配置される、
    内視鏡。
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