JP2024002577A - センサー - Google Patents
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Abstract
Description
そして、データ処理技術の向上によって測定精度を向上させるとしても限界がある場合もある。
そして、各電極は、前記ケースの外周に形成された凹部内に配置されている。
さらに、各電極は、それぞれ、個別の前記凹部内に配置されていることがより好ましい。
さらに、前記電極の外周面に隣接して形成された溝部を備えている。
2…制御モジュール(センサー制御手段),3…無線通信モジュール(データ送信手段),
4…温度測定モジュール、5…電池モジュール、
10…ケースユニット(ケース、挿入ケース)、
20…後部ケース、20s…後部ケースの外周面、20x…筒部の回転対称軸(中心軸)、
21…筒部、21a…一端側の開口、22…ケース後端部(センサー後端部)、
23…嵌合凸部(他方の接続部)、
30…先部ケース、30x…先部ケース(の筒部)の回転対称軸(中心軸)、
31…筒部、31a…他端側の開口、31s…外周面、31w…外周体(外周部材)、
32…ケース先端部(センサー先端部、一端側の端部)、
32s…ケース先端部の外周面(先部外周面)、33…嵌合凹部(一方の接続部)、
40…端子取付部(取付孔)、40m…マイナス端子用の取付孔(-端子取付孔)、
40p…プラス端子用の取付孔(+端子取付孔)、40x…回転対称軸(中心軸)、
41…大径部、41b…底面、41w…孔内周側面、
42…小径部、42a…外側開口縁、42w…孔内周側面、
50…端子、50x…回転対称軸(中心軸)、
51…電極部(電極)、51p…+電極(+電極部)、51m…-電極(-電極部)、
51a…電極面、51b…裏面、51e…外周縁、51t…頂上、52…軸部、52a…中空部、
500…電極対(両電極部51,51)、
60…隅部(溝部)、70…支持ユニット(支持部材)、71…装着部、72…脚部、
80…端子(実施例2)、81…電極部(電極)、81a…電極面、81e…外周縁、
800…電極対(両電極部81,81)、
C1…回転対称軸40xと第1円周線との交点、
C2…回転対称軸40xと第2円周線との交点、Cf…牝牛、Cs…体内面、
Da…先端側接触領域(体内面との接触エリア)、
Db…後端側非接触領域(体内面との非接触エリア),Dv…境界(境界領域),
E…中空空間、
H1…電極部51の高さ寸法、H2…大径部41の最短部分の高さ寸法、
H3…大径部41の最長部分の高さ寸法、
L1…電極対間距離、L2…対電極間距離、Lc…外接線、
P…輪郭線、Rw…無線通信回線、R…体液(膣内体液、導電性を有する液体)、
S1…第1直交面、S2…第2直交面、
Sb…電極対間外周面,Si…電極間外周面,Sw…電極対エリア,Vh…横方向(視認方向),
α…劣角(本実施形態では鋭角)。
センサー1は、図1及び図2に示されるように、牝牛Cfの体内(ここでは膣内)に挿入されて用いられるものであり、導電性を有する体液(膣内体液)Rについての電気抵抗値(あるいは電気伝導率)を測定可能な測定装置の測定端末(測定子機)として使用可能なものである(図1及び図2参照)。また、温度測定モジュールを内蔵するセンサー1では、さらに体内温度(膣内温度)をも測定可能な測定端末として使用可能である。
センサー1を用いる測定装置(不図示)としては、例えば、排卵予測や分娩予測などを行う予測装置(予測システム)を挙げることができる。
ケースユニット10内には、電気抵抗値及び体内温度の測定動作の制御に用いられる制御モジュール2、無線通信モジュール3、温度測定子を含む温度測定モジュール4、そして電源である電池モジュール5など、各種のセンサー構成要素が内蔵される。つまり、センサー1は、無線通信回線Rw(図1参照)を利用して、測定データ等の各種のデータを牛Cfの体外の送受信機(を備える測定装置本体)との間で送受信可能な無線式センサーである。
なお、ケース10内に各モジュール等の構成要素を設置する構成及び設置方法、あるいは設置後の封止構造及び封止方法(モールド方法)などについては周知の方法を用いることが可能であるので図示及び説明を省略し、各モジュール等の間の配線等についても図示を省略した。
また、データ測定制御、無線通信制御及び電池動作制御については、周知の制御技術を用いることができるので詳細な説明を省略する。つまり、例えば、後述の端子50の電極(電極部)51を用いた電気抵抗値の測定動作、温度測定モジュールを用いた温度の測定動作、測定データをはじめとする各種データの送受信動作など、周知の処理動作で実行可能な各種の動作について、詳細な説明を省略する。
また、後部ケース20及び先部ケース30は、いずれも絶縁性を有する樹脂(絶縁材)で構成されている。先部ケース30には、電気抵抗値の測定に用いられる端子50が取り付けられている。端子50は、後述しているように、データ測定時の通電部位であり導電材で構成されている。
また、先部ケース30は、中空の筒部31を有する部材であり、先部ケース30の筒部31の他端側は開口31aになっている。そして、他端側の開口部には、後部ケース20の嵌合凸部23との接続に用いられる嵌合凹部(一方の接続部)33が形成されている。他方、筒部31の一端側には、筒部31に一体に連なるケース先端部(以下、センサー先端部と称することがある)32が形成されている。ケース先端部32は、筒部31の中心軸30xの他端側に膨出した凸形状の部位であり、先部ケース30の先端側はケース先端部32によって閉塞されている。
本実施例では、取付孔40は、外周体31wである先部ケース30を貫通する貫通孔である。
大径部41の底面41bの円形の外周縁および小径部42の円形の外側開口縁42aは、同心円に配置されており、大径部41の底面41bの外周縁は、小径部42の外側開口縁42aを全周に亘って取り囲む配置である。したがって、大径部41の底面41bは、いわゆるドーナツ形状(中空円盤形状)であり、大径部41と小径部42の径の大きさの違いに起因して生じた段差面ということができる。
軸部52は、通電用の配線(不図示)を介して制御モジュール2に接続されており、電極部51の裏面側に一体に形成されている。また、軸部52は、配線の接続等に用いることができる中空部52aを有している。
また、取り付けられた端子50は図示しない配線によって制御モジュール2に接続される。なお、本実施例では、便宜的に配線の図示を省略した。
電極面51aは、測定対象に接触する接触面であり、中央部が膨出した凸状の面(凸面)である。なお、本実施例における測定対象は、典型的には体液Rである。
外周縁51eは、電極面51aと裏面51bとの間に配置された外周縁面であり、電極面51aの外周縁および裏面51bの外周縁に接しており、電極面51aおよび裏面51bの外周縁ということができる。なお、本実施例において、電極部51(電極面51a)は、外周縁に取り囲まれて中央部が膨出した凸形状の部位である。
電極部51の外周縁51eは、軸部52の外周縁より大径であり、両外周縁は同心円状に配置されている。つまり、電極部51の平面の裏面51bは、いわゆるドーナツ形状である。端子50を取付孔40に取り付けたとき、電極部51の裏面51bは大径部41の平面の底面41bと当接する状態になる。
図6に示されるように、ケースユニット10の取付孔40に端子50を取り付けたとき、電極部51(すなわち電極面51a)の外周縁51eは、大径部41の孔内周面41wに接する状態であり、大径部41の底面41bの小径部開口42aは端子50によって閉塞されている。したがって、取付孔40に取り付けられた端子50の電極部51は、完成品であるセンサー1に着目すれば、先部ケース30の外周に形成された有底の凹部内に設置されているものであるということができる。
先部ケース30(ケースユニット10)の外面とは、先部ケース30の外周面31sや取付孔40の大径部41の孔内周側面41wなどのうち、センサー1の外界に露出している面のことである。
つまり、本実施例のセンサー1では、電極部51は、先部ケース30の筒部31を構成する外周体31wに取り囲まれた状態であり、先部ケース30の外面の一部である外周面31sに取り囲まれた状態ということもできる。
したがって、後述しているように、センサー1を使用するとき、電極面51aと体液Rとの接触が確実されており、しかも流動性が確保される。
本実施例では、+端子取付孔40pは-端子取付孔40mよりもケース先端側に配置されている。なお、-端子取付孔40mが+端子取付孔40pよりもケース先端側に配置される構成でもよい。
このとき、各+端子取付孔40p(図5参照)は、その回転対称軸40xがいずれも、同一の直交面(以下、第1直交面)S1に沿って延在する状態に配置されている(図6参照)。
そして、複数(本実施例では4つ)の+端子取付孔40pは、先部ケース30の外周面31sに、間隔距離(電極対間距離)L1を空けて周方向に沿って並ぶ状態に配置されているということができる(図7参照)。
また、本実施例のセンサー1では、同じ形状の4つの+端子取付孔40pは周方向に等間隔に配置されている。つまり、複数の+端子取付孔40pは、隣接する+端子取付孔40p,40pの回転対称軸40xが直交する状態に配置されている。
同様に、各-端子取付孔40mは、その回転対称軸40xがいずれも、同一の直交面(以下、第2直交面)S2に沿って延在する状態に配置されている(図6参照)。
そして、複数(本実施例では4つ)の-端子取付孔40mは、先部ケース30の外周面31sに、間隔距離L1を空けて周方向に沿って並ぶ状態に配置されているということができる。また、同じ形状の4つの-端子取付孔40mは周方向に等間隔に配置されている。つまり、複数の-端子取付孔40mは、隣接する-端子取付孔40m,40mの回転対称軸40xが直交する状態に配置されている。
そして、+端子取付孔40p及び-端子取付孔40mは、両交点C1,C2が外周面31sに沿って長手方向X1に延びる直線上に位置するように配置されている。
各組を構成する+端子取付孔40pと-端子取付孔40mとの離間距離は、いずれも同じであり、後述の電極対500を構成する両電極部51,51の間の離間距離(対電極間距離、図3参照)L2と同じである。
なお、以下の説明では、+端子取付孔40pに取り付けられて用いられる電極(電極部)51を+電極51pと称することがあり、-端子取付孔40mに取り付けられて用いられる電極(電極部)51を-電極51mと称することがある。
なお、本実施例において、輪郭線Pは、端子取付部40の大径部41(孔内周側面41w)の開口端縁でもある。
また、2つの輪郭線P,Pの両方に外接する直線である外接線Lc,Lcを規定する。
具体的には、電極間外周面Siとは、図3において便宜的にクロス斜線が付されたクロス斜線領域である。
つまり、電極間外周面Si(図3参照)は、先部ケース30の外周面31sのうち、組を構成する両取付孔40p,40mの間、すなわち電極対500を構成する2つの電極(電極部)51,51の間に存在する部分である。
したがって、各電極対500を構成する2つの電極51,51間に通電したとき、通電された電流は主に両電極51,51間の電極間外周面Siに付着又は隣接した体液Rを導電することになり、測定される電気抵抗値は、主に、電極間外周面Siに付着又は隣接した体液Rについて測定された値ということができることになる。
具体的には、電極対エリアSwとは、図3において便宜的に斜線が付された斜線領域とその間のクロス斜線領域の全体領域である。
つまり、電極対エリアSwは、電極対を構成する2つの電極部51,51の電極面51a,51aとその間に位置する電極間外周面Siとを取り囲んだケース表面領域である。
つまり、各電極対500は、隣接する別の電極対500との間に、先部ケース30の外周面31sが存する状態に配置されている。
ここでは、隣接する電極対500,500の相互間に配置された外周面31sを、特に、電極対間外周面Sbと称する(図3参照)。
つまり、電極対間外周面Sbは、隣接する電極対エリアSw(の外接線Lc)に挟まれた外周面の部分である。
そして、相互に隣接している電極間外周面Siと電極対間外周面Sbは、相互に連なっているということができる。
さらに、電極対間外周面Sbは、電極対エリアSwに隣接しており、電極対エリアSw内の電極対500を構成する各電極51,51に隣接していると共に電極対500を構成する各電極51の電極面51aに隣接する共に連なっており、両電極51,51間の電極間外周面Siに隣接していると共に連なっている。
そうすると、電極間外周面Siは、外周面の周方向の両側で隣接する電極対間外周面Sb,Sbに連なっており、各電極対間外周面Sbを介して、先部ケース30の外周面31sに連なり、さらにはケース先端部32の外周面32sに連なっている。
つまり、電極対間外周面Sbの周方向の幅寸法L1は、電極間外周面Siの長手方向X1の最短距離L2の長さ寸法より長い(幅広である)。
支持ユニット70は、後部ケース20への取付に用いられる装着部71と、装着部71に設けられた脚部72とを備えている。
装着部71は、後部ケース20に外挿可能な中空部を備える環状の部材である。この中空部を後部ケース20に外挿することで、ケースユニット10に支持ユニット70を着脱自在に取り付けることができる。
支持ユニット70は、ケースユニット10の後端側(他端側)に近い位置に配置されるように取り付けられる。なお、固定構造については、周知の構造を採用可能であるので、説明及び図示を省略した。
脚部72は、装着部71の外周から放射方向の外側に延びる棒状の部材である。装着部71には等間隔に配置された3本の脚部72が一体に形成されている。
なお、支持ユニット70は、センサーの安定した設置状態を確保するものであり、安定した設置状態を確保できれば、脚部の本数は3本に限れない。例えば、2本以上6本以下の構成を挙げることができる。
本実施例では、4つの電極対500のそれぞれについて、同時期に電気抵抗値が測定する。測定間隔は、連続測定と、所定の時間間隔を空けて測定する間欠測定とを挙げることができる。本実施例の測定間隔は10分間隔であった。
測定により得られた電気抵抗値データは、その後、その他の関連データと共に、送受信モジュール3によって無線通信回線Rwを利用して、体外の測定装置(不図示)に送信される。
電気抵抗値データ等のデータは、牝牛Cfの排卵や分娩など体調変化の検知に用いられる。
測定データの利用については、種々の利用方法が考えらえる。本実施例では、同時に測定した4か所の電気抵抗値のうちの最小値を採用して、牝牛Cfの排卵や分娩など体調変化を検知した。
そこで、測定値の安定性確保の観点で鋭意研究したところ、従来のセンサーにおいて、電極間の実際の体液量や体液Rの状態は必ずしも安定しておらず、体液量について不十分な状況が生じる可能性があることを見出した。
そこで、さらに研究をすすめたところ、電極51と体液Rとの接触状態など、センサー1およびその周辺における物理的な測定条件の変動をできるだけ防止することが好ましいことを見出した。物理的測定条件が変動しやすい状態であると、電気抵抗値などの測定データの変化が牝牛Cfの体調変化に起因するものか否か、判断が難しくなるからであると考えられる。したがって、センサー1の構造として測定安定性に優れていることが好ましい。
そして、電極51はケース10外側に突出した凸状の電極面51aを備えており、この点でも電極51と体液Rとの接触状態の安定性に優れ、測定安定性に優れている。
センサー1の外面のうち、ケース先端部32やその周辺には、体液Rを介して体内面Csに接する状態の先端側接触領域Daが生じている。
他方、センサー1の外周の後端側は、支持ユニット70が設置されており、相対的には、体内面Csに接触していない後端側非接触領域Dbが生ずる。
そうすると、先端側接触領域Daと後端側非接触領域Dbとの境界Dv(以下、境界領域と称することがある)が生じる。
境界領域Dvがセンサー1の外周に生じているセンサー設置状態は、センサー1の外周における体液Rの保持や循環あるいは移動が促されやすい状況ということができる。例えば、境界領域Dvは、いわゆる表面張力が作用しやすい領域ということができ、あるいは、表面張力の作用の変化が大きい領域ということができる。
さらに、このような特性を有する境界領域Dvは、牝牛Cfの動きなどに起因して移動するという特徴を有する。
このような設置状態の本実施例のセンサー1は、電極対間外周面Sbにおける体液Rの循環性や流動性に優れた構成である。
そこで、ここでは、主に、センサー1Aの電極対800を構成する端子80の構成やこれらに関連する構成について説明する。
また、ここでのセンサー1Aの説明において、上述したセンサー1と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
電極部81および軸部52は、いずれも回転軸対称形状ということができ、電極部81および軸部52の回転対称軸(中心軸)が同一の中心軸50x上に位置するように配置されている。
隅部60を構成する電極面81aおよび孔内周側面41wは、電極面81aの外周縁の位置で劣角α(図10参照。本実施形態では鋭角)を形成する状態で接しており、また、先部ケース30の径方向外側の外界に向けて広がった断面V字形状である。本実施例のように電極面81aと孔内周側面41wとが鋭角を形成する状態で接している場合、形成される隅部は、断面V字形状の溝部60ということができる形状である。
なお、ここでいう視認方向である横方向Vhとは、端子80の装着先である取付孔40の中心軸40xと直交し、しかもケース長手方向1xとも直交する方向である。
また、電極部81(の底面51bから頂上51tまで)の高さ寸法H1が、大径部41の(底面41bから上端開口までの)高さ寸法の最短部分の長さ寸法H2(図7参照)より長いということができる。
なお、電極部81の高さ寸法H1は、大径部41の高さ寸法の最長部分の寸法H3(図10参照)の長さ以下である。本実施例のように、電極部81の高さ寸法H1と、大径部41の最長部分の高さ寸法H3とが同じ場合、電極面81aは、横方向Vhから視認でき、横方向に露出した状態ということができる。
このような構成のセンサー1では、使用時、電極面81aと体液Rとの接触が確実に確保され、しかも流動性が確保される。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変されたセンサーは、本発明の範囲に含まれる。
そして、端子50の素材は、本実施例では、ステンレスであるが、これに限られず、電極用の素材として周知のアルミニウムやアルミニウム合金などの導電材を用いることができる。
支持部材70を備えるセンサー1は、センサー先端部32の位置で体内面Csに接触する状態に設置されることとなり、センサー先端部32の位置の体液Rを循環させることについて優れている。
Claims (11)
- 牛の体内に挿入されて用いられるセンサーのケースと、当該ケースの外周に配置された電極対と、を備えており、
前記電極対を用いて測定されたデータを、前記ケースに内蔵されたデータ送信手段を用い、無線通信回線を通じて送信することができるセンサーであって、
前記電極対を構成する各電極は、それぞれ電極の全周に亘って前記ケースの絶縁材で構成された外面に囲まれている、センサー。 - 前記電極対を構成する2つの電極は、当該2つの電極の間に形成された電極間外周面を介して前記センサーの長手方向に並ぶ状態に配置されている、請求項1に記載のセンサー。
- 前記ケースの外周には、複数の前記電極対が配置されており、
複数の前記電極間外周面の相互間には電極対間外周面が配置されており、
各電極対間外周面は、前記電極間外周面に隣接している、請求項2に記載のセンサー。 - 前記ケースは、体内への挿入時に、前記電極よりも先に挿入される長手方向の一端側の端部に形成された先部外周面を備えており、
前記電極対間外周面は、前記先部外周面に隣接している、請求項3に記載のセンサー。 - 前記電極は、前記ケース外側に突出した凸状の電極面を備えている、請求項4に記載のセンサー。
- 各電極は、前記ケースの外周に形成された凹部内に配置されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセンサー。
- 各電極は、それぞれ、個別の前記凹部内に配置されている、請求項6に記載のセンサー。
- 前記電極の外周縁に沿って形成された隅部を備えている、請求項7に記載のセンサー。
- 前記電極の外周面に隣接して形成された溝部を備えている、請求項8に記載のセンサー。
- 前記凹部内に設置された前記電極の電極面は、少なくともその一部で、前記電極対間外周面に隣接している、請求項8に記載のセンサー。
- 前記ケースの前記一端側よりもその反対側である他端側に近い位置に配置された支持部材を備えており、
前記ケースが体内に挿入され、前記支持部材および前記一端側の端部の位置で挿入先の体内面に接する状態に設置されると共に、前記一端側の端部およびその周辺に形成された前記体内面との接触エリアと当該接触エリアの長手方向他方側の非接触エリアとの境界が形成されるように設置されたとき、
前記境界が前記電気対間外周面に位置する状態で、牛の動きに伴って前記体内面に対する前記ケースの動きが生じると、前記境界が前記電極対間外周面に沿って前記長手方向に移動するようになっている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセンサー。
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