JP2024002370A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図11乃至図16は同公報に記載された紙葉類搬送装置を示す。図11は紙葉類搬送装置の全体構造及び紙葉類搬送装置が使用される周囲の環境を示す概略図、図12は図11の一部の分解斜視図である。
この紙葉類搬送装置は、紙幣などの紙葉類をその前面で押すことにより当該紙葉類を搬送するキャリア10(図13参照)と、キャリア10の外形と相似し、かつ、キャリア10が走行可能な内部空間を有するダクト11(図13参照)と、キャリア10が搬送してきた紙葉類を収容する紙幣収容室12(図11参照)と、ダクト11の一端(図11及び図12の右端)に連結して配置され、ダクト11内においてキャリア10を紙幣収容室12に向かう方向に走行させる空気流を発生させる第一送風機13A(図11及び図12参照)と、ダクト11の他端に連結して配置され、ダクト11内においてキャリア10を紙幣収容室12から離れる方向に走行させる空気流を発生させる第二送風機13B(図11参照)と、キャリア10をダクト11の内部に送り出すキャリア送り出し装置14(図14参照)と、を備えている。
遊技機器20及び遊技媒体貸し出し装置21の背面側には、当該紙葉類搬送装置の一構成要素であるダクト11が遊技機器20の配列方向と平行に延びるように設置されており、ダクト11は遊技機器20及び遊技媒体貸し出し装置21の一群から離れた位置にある紙幣収容室12まで延びている。
図13(A)はキャリア10,紙幣50及びダクト11の位置関係を示す斜視図であり、図13(B)はダクト11内のキャリア10及び紙幣50を示す一部分解斜視図である。
ダクト11は、図13(A)に示すように、第一領域11aと第二領域11bとから構成されている。
第一領域11aは上下に長い長方形断面の形状をなしており、その高さは紙幣50の短辺50a(図13(A)参照)が通過できる高さであり、その幅は紙幣50が折り曲がっていたり、あるいは、湾曲している場合であっても、紙幣50が十分に通過できる幅である。
第二領域11bは円形の縦断面を有しており、キャリア10が通過できるような大きさ(半径)に設定されている。
第二領域11bは第一領域11aの長さ方向における中心を中心としている。すなわち、第一領域11aと第二領域11bとは部分的に重なり合っており、第一領域11aが第二領域11bの中心を通り、第二領域11bから上下の方向に突出している。
このように、第一領域11aは紙幣50のみが通過可能であり、キャリア10は第一領域11aを通過することはできない(正確には、キャリア10は第二領域11bから上下の方向に突出している第一領域11aの部分を通過することはできない)。
図14は第一送風機13A及びキャリア送り出し装置14の一部断面図を含む平面図である。
図14に示すように、第一送風機13Aはダクト11の一端(図14の右端)にキャリア送り出し装置14を間に挟んで接続されている。
キャリア送り出し装置14は、ダクト11が延びる方向と直交する方向に延びる2個のキャリア収納室14Aと、各キャリア収納室14Aの内部において往復運動を行うピストン14Bと、を備えている。
ダクト11の内部に2枚目の紙幣50が投入されたときには、同様にして、2個のキャリア収納室14Aの他方のピストン14Bが上昇し、キャリア10をダクト11の内部に送り出す。この後、第一送風機13Aが作動し、1個目のキャリア10と同様に、キャリア10はダクト11の内部を紙幣収容室12に向かう走行を開始し、その途中でダクト11の内部に投入された紙幣50を捕捉する(図13(B)参照)。
図15に示すように、紙葉類搬送装置は、紙幣収容室12の手前でダクト11から分岐するキャリア収納用ダクト15を有している。
図15に示すように、ダクト11を構成する第一領域11a及び第二領域11bのうち、第一領域11aは紙幣収容室12まで延びており、第二領域11bは紙幣収容室12の手前で第一領域11aから分岐している。この分岐した第二領域11bがキャリア収納用ダクト15を構成している。
キャリア収納用ダクト15の内部にはキャリア10を停止させる円形状のネットからなるストッパー16が嵌め込まれている。キャリア10はダクト11からキャリア収納用ダクト15を通過した後にストッパー16に当たって停止する。
キャリア収納用ダクト15はその先端において第二送風機13Bに接続されている。第二送風機13Bが発生させる空気流はネット状のストッパー16を通過して、キャリア収納用ダクト15に流入する。
図16は遊技媒体貸し出し装置21の内部構造を示す概略図である。
図16に示すように、遊技媒体貸し出し装置21は複数個のローラーからなるローラーユニット22を備えており、ローラーユニット22は遊技媒体貸し出し装置21の紙幣投入口21Aからダクト11の内部に紙幣50を送り出す紙幣送り出し口21Bまで延びる紙幣搬送路22Aを形成している。
遊技媒体貸し出し装置21の紙幣投入口21Aから投入された紙幣はローラーユニット22により紙幣搬送路22Aに沿って搬送され、真贋や額面などの検査を経て、紙幣送り出し口21Bを介してダクト11の内部に投入される。
遊技機器20の顧客が遊技媒体貸し出し装置21の紙幣投入口21Aに紙幣50を投入すると、紙幣50はローラーユニット22により紙幣搬送路22Aに沿って搬送され、紙幣送り出し口21Bを介してダクト11の内部に投入される。
遊技媒体貸し出し装置21には紙幣感知センサー(図示せず)が設けられており、紙幣50がダクト11の内部に投入されると、紙幣感知センサーは紙幣投入を示す紙幣投入信号を中央制御装置(図示せず)に送信する。
紙幣投入信号を受信した中央制御装置は、図14に示したように、キャリア送り出し装置14のピストン14Bを上昇させ、1個目のキャリア10をダクト11の内部に送り込み、その後、第一送風機13Aを作動させる。
キャリア10がキャリア収納用ダクト15に到達すると、ダクト11の第一領域11a内を走行していた紙幣50はキャリア10からの推進力によって第一領域11aが続く方向にそのまま走行を続ける。すなわち、紙幣50は単独で紙幣収容室12に向かって走行を継続し、最終的には、紙幣収容室12に収容される。
その後、キャリア10はストッパー16に当たって停止する。キャリア10はこの停止位置にそのまま止め置かれる。
1個目のキャリア10が紙幣50を紙幣収容室12に搬送している間にも、各遊技媒体貸し出し装置21には新たな紙幣50が投入され続けており、投入された紙幣50は紙幣収容室12への搬送を待って遊技媒体貸し出し装置21の内部に待機している。
2個目のキャリア10がキャリア収納用ダクト15に収容された後、中央制御装置は第二送風機13Bを作動させる。第二送風機13Bが発生させた空気流はネット状のストッパー16を通過してキャリア収納用ダクト15の内部に流入する。この空気流によって、2個のキャリア10はキャリア送り出し装置14まで送り戻され、キャリア送り出し装置14のキャリア収納室14Aにそれぞれ収容される。この後、中央制御装置は第二送風機13Bの作動を停止させる。
以上の動作が、紙幣50が遊技媒体貸し出し装置21に投入されてから紙幣収容室12に収容されるまでの1サイクルの動作である。
図17はダクト11の内部の紙幣50の状態を示す断面図、図18は図17のX-X線におけるダクト11の断面図である。
遊技媒体貸し出し装置21からダクト11の内部に紙幣50が送り込まれた場合、紙幣50はキャリア10に捕捉されるまでの間において、第一送風機13Aが発生させた空気流の影響を受ける。紙幣50の一方の側(例えば、図17における紙幣50の右側)に流れる空気流と紙幣50の他方の側(例えば、図17における紙幣50の左側)に流れる空気流とが同量であれば、紙幣50は、紙幣50Aとして示すように、ダクト11の幅方向の中央付近に位置し続けることが可能であり、このような場合には、キャリア10は支障なく紙幣50Aを捕捉することが可能である。
このような状態のときに、キャリア10が紙幣50Bに到達したとしても、図18に示すように、紙幣50Bはダクト11の内壁とキャリア10の外周との間の小さな隙間11cに入り込んでしまうため、キャリア10が紙幣50Bを押し進めること、すなわち、搬送することはほぼ不可能であり、紙幣詰まりの原因ともなる。
本発明は以上のような従来の紙葉類搬送装置における問題点に鑑みてなされたものであり、紙幣がダクトの内壁に張り付いたとしても、紙幣を円滑に搬送することを可能にする紙葉類搬送装置を提供することを目的とする。
前記キャリア本体は前記キャリア本体の長さ方向の中心線の周囲に広がる円柱形状の空洞部(131)を備えており、前記空洞部は前記V字型の溝(110)と連続していることが好ましい。
前記キャリア本体の外周には平面部(121)が形成されており、前記V字型の溝は前記平面部に隣接して前記平面部の内側に形成されていることが好ましい。
前記キャリア本体の背面側は前記V字型の溝が篏合可能な形状(150B)であることが好ましい。
前記キャリア本体の背面にも前記V字型の溝と同一のV字型の溝(141)が形成されていることが好ましい。
前記キャリアは2個の前記突出体(100C, 100D)を備えており、2個の前記突出体は前記キャリアの長さ方向の中心線(101)に関して相互に対称に位置していることが好ましい。
括弧中の参照符号は後述する実施形態との対応関係を示すためだけのものであり、権利範囲を限定するものではない。
以上のように、本発明に係る紙葉類搬送装置によれば、紙幣がダクトの内壁に張り付いた状態となり、そのままでは紙幣の搬送が不可能である場合であっても、キャリアのキャリア本体に形成されたV字型溝の作用によって、紙幣のダクトの内壁への張り付きを解消することができ、紙幣詰まりを発生させることなく、紙幣を紙幣収容室まで搬送することが可能になる。
図1及び図2は本発明の第一の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア100を示す図である。図1(A)はキャリア100の右側面図、図1(B)はキャリア100の平面図、図1(C)はキャリア100の底面図、図1(D)はキャリア100の正面図、図1(E)はキャリア100の背面図である。図2(A)はキャリア100を背面側から見たときの斜視図、図2(B)はキャリア100を正面側から見たときの斜視図である。
本発明の第一の実施形態に係る紙葉類搬送装置は、従来の紙葉類搬送装置と比較して、キャリア10に代えてキャリア100を用いる点のみ異なる。この点以外の構造に関しては、本発明の第一の実施形態に係る紙葉類搬送装置は従来の紙葉類搬送装置と同一である。以下の実施形態においても同様である。ただし、キャリア100以外の点において本発明の第一の実施形態に係る紙葉類搬送装置の各構成要素を改変または改良することを妨げるものではない。
キャリア100は軽量化を図るために、例えば、中空構造とされている。
キャリア本体100Aはダクト11の第二領域11bを通過可能な大きさに設定されている。
キャリア本体100Aから外側に突出している突出体100Cは、キャリア100がダクト11の内部にあるときに、ダクト11の第一領域11aの内部に突出し、第一領域11aの内部を通過可能である大きさを有している。
キャリア本体100Aの前面(前面とは、キャリア100が第一送風機13Aから紙幣収容室12に向かう方向に走行するときの前側の面)にはV字型溝110が形成されている。
V字型溝110の深さDは、例えば、紙幣50の長辺50b(図13(A)参照)の1/5から3/5の長さの範囲内である。V字型溝110の深さDは紙幣50がV字型溝110に安定的に収容される深さであれば任意の深さを選択することができる。
キャリア本体100Aから突出している突出体100Cはダクト11の第一領域11aに入り込むため、V字型溝110の底辺110Cはダクト11の内部に投入された紙幣50の短辺50a(図13(A)参照)と平行である。
図3(A)に示すように、紙幣50Bがダクト11の内壁に張り付いた状態にある場合を想定する。
図3(B)に示すように、ダクト11の内部においてキャリア100が紙幣50Bに到達すると、V字型溝110の一方の頂点111はダクト11の内壁に沿って進んでいるため、V字型溝110の頂点111はダクト11の内壁と紙幣50Bとの間に入り込む。この結果、紙幣50Bの端部51(短辺50a)はV字型溝110を構成している一方の斜面110Aに沿って斜面110A上をスライドする。
図3(C)に示すように、キャリア100がさらに進むと、V字型溝110の頂点111はダクト11の内壁と紙幣50Bとの間にさらに入り込み、紙幣50Bの端部51はV字型溝110の底辺110Cにまで到達する。
以上のように、本実施形態に係る紙葉類搬送装置によれば、紙幣50Bがダクト11の内壁に張り付いた状態となり、そのままでは紙幣50Bの搬送が不可能である場合であっても、キャリア100のキャリア本体100Aに形成されたV字型溝110の作用によって、紙幣50Bのダクト11の内壁への張り付きを解消することができ、紙幣詰まりを発生させることなく、紙幣50Bを紙幣収容室12まで搬送することが可能になる。
図4及び図5は本発明の第二の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア120を示す図である。図4(A)はキャリア120の右側面図、図4(B)はキャリア120の平面図、図4(C)はキャリア120の底面図、図4(D)はキャリア120の正面図、図4(E)はキャリア120の背面図である。図5(A)はキャリア120を背面側から見たときの斜視図、図5(B)はキャリア120を正面側から見たときの斜視図である。
第一の実施形態におけるキャリア100はV字型溝110の頂点111は尖っている形状であったのに対して、第二の実施形態におけるキャリア120はキャリア本体100Aの両端に形成された一対の平面部121を有している。このため、V字型溝110は平面部121に隣接して平面部121の内側に形成される。
V字型溝110の頂点111が尖っていると、頂点111が折れやすい、あるいは、曲がりやすいという欠点を伴う。V字型溝110の周囲に平面部121を形成することにより、V字型溝110の頂点は平面状になるため、そのような欠点を小さくすることができる。
図6は本発明の第三の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア130の横断面図である。
図6に示すように、キャリア130のキャリア本体100Aはキャリア本体100Aの長さ方向の中心線101の周囲に広がる円柱形状の空洞部131を備えている。空洞部131はV字型溝110と連続している。すなわち、空洞部131はV字型溝110を構成する二つの斜面110A、110Bの下端からキャリア130の後方部分100Bに向かって延びている。
キャリア130の先端から空洞部131の底面までの深さは特に制限されない。空洞部131の内部に紙幣50Bを確実に収納し、その状態で紙幣50Bを搬送できる深さであれば任意の深さを設定することができる。
キャリア130がキャリア本体100Aに有する溝の形状から明らかであるように、キャリア本体100Aの前面にV字型溝が形成されていれば、それ以外の溝の形状は、紙幣50Bを収容し得る形状である限りは、任意の形状とすることができる。
図7は本発明の第四の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア140の横断面図である。
図7に示すキャリア140は、図1に示したキャリア100と比較して、2個のV字型溝を有している点が異なっている。
具体的には、キャリア140のキャリア本体100Aは後方部分100Bを有しておらず、その代わりに、キャリア本体100Aの背面側にV字型溝110と同一形状の第二V字型溝141を有している。
このように、キャリア本体100Aの前面側と背面側に同一形状のV字型溝110,141を形成することにより、キャリア140の前面と背面とを区別することなく用いることが可能になる。例えば、キャリア本体100Aの前面側に形成されているV字型溝110が破損したような場合には、背面側に形成されているV字型溝141を用いることができる。
なお、上述の第二及び第三の実施形態におけるキャリア120,130にも本実施形態を適用することが可能である。
図8は本発明の第五の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア150の横断面図である。
キャリア150は、図1に示したドーム形状の後方部分100Bに代えて、断面がV字型形状の後方部分150Bを有している。後方部分150Bはキャリア本体100Aの前面側に形成されているV字型溝110に篏合可能な形状である。
このように、後方部分150BをV字型溝110に篏合可能な形状とすることにより、複数個のキャリア150をその長さ方向において隙間なく重ね合わせることができ、複数個のキャリア150の収納スペースを小さくすることができる。
図9(A)は本発明の第六の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア160の横断面図、図9(B)はキャリア160を前面から見たときの正面図である。
図9(A)及び図9(B)に示すように、キャリア160は図1に示したキャリア100と比較して突状体161を追加的に備えている。
突状体161はV字型溝110の底辺110Cの一部に沿って形成され、キャリア160のキャリア本体100Aの長さ方向の中心線101に沿って外側に向かって延びる壁状の形状をなしている。
例えば、図8に示したようにV字型の後方部分150Bを設けるときに突状体161を設けることによって、隣接する2個のキャリア160が密着することを避けることができる。
突状体161はV字型溝110の底辺110Cの一部に沿って形成されているが、底辺110Cの全部に沿って形成することも可能である。さらに、壁状ではなく、棒状体とすることもできる。突状体161を棒状体として形成する場合には、1個でもよく、あるいは、複数個を設けることが可能である。
突状体161は第二乃至第五の実施形態におけるキャリア120,130,140,150にも適用することが可能である。キャリア130(図6参照)に突状体161を設ける場合には、空洞部131の底面の任意の位置に設けることができる。
図10は本発明の第七の実施形態に係る紙葉類搬送装置に使用するキャリア170の正面図である。
キャリア170は、図1に示したキャリア100と比較して、第二の突出体100Dを有している。第二の突出体100Dは突出体100Cと同一の形状を有しており、キャリア170の長さ方向の中心線に関して突出体100Cと対称の位置に設けられている。
このように、2個の突出体100C、100Dを有することにより、2個の突出体100C、100Dがそれぞれダクト11の第一領域11a内を走行するため、キャリア170はダクト11の内部を安定的に走行することが可能になる。
第二の突出体110Dは第二乃至第六の実施形態におけるキャリア120-160にも適用することが可能である。
110 V字型溝
120 本発明の第二の実施形態におけるキャリア
130 本発明の第三の実施形態におけるキャリア
131 空洞部
140 本発明の第四の実施形態におけるキャリア
150 本発明の第五の実施形態におけるキャリア
160 本発明の第六の実施形態におけるキャリア
161 第二の突出体
170 本発明の第七の実施形態におけるキャリア
Claims (8)
- ダクトと、
前記ダクト内を走行可能なキャリアと、
前記ダクト内において空気流を発生させる第一送風機と、
前記ダクト内において前記第一送風機とは逆の方向に空気流を発生させる第二送風機と、
を備え、
前記第一送風機が前記ダクト内に発生させた空気流により前記ダクト内において前記キャリアを走行させ、前記ダクト内に投入された紙葉類を前記キャリアを介して搬送する紙葉類搬送装置において、
前記ダクトは、
前記紙葉類が通過可能な矩形状断面を有する第一領域と、
前記第一領域の長さ方向における中心を中心とする円形の断面を有する第二領域と、
を備えており、
前記キャリアは、
前記第二領域を通過可能な円柱形状のキャリア本体と、
前記キャリア本体から前記第一領域の内部に突出し、前記第一領域を通過可能である突出体と、
を備えており、
前記キャリア本体の前面には、前記第一領域の長さ方向に延びる線を底辺とするV字型の溝が形成されていることを特徴とする紙葉類搬送装置。 - 前記V字型の溝は前記第一領域の長さ方向の中心線を底辺とすることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
- 前記キャリア本体は前記キャリア本体の長さ方向の中心線の周囲に広がる円柱形状の空洞部を備えており、前記空洞部は前記V字型の溝と連続していることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
- 前記キャリア本体の外周には平面部が形成されており、前記V字型の溝は前記平面部に隣接して前記平面部の内側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の紙葉類搬送装置。
- 前記キャリア本体の背面側は前記V字型の溝が篏合可能な形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の紙葉類搬送装置。
- 前記キャリア本体の背面にも前記V字型の溝と同一のV字型の溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の紙葉類搬送装置。
- 前記キャリア本体には前記V字型の溝の底辺の少なくとも一部に沿って、または、前記空洞部の底面に、外側に突出する突状体が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の紙葉類搬送装置。
- 前記キャリアは2個の前記突出体を備えており、2個の前記突出体は前記キャリアの長さ方向の中心線に関して相互に対称に位置していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の紙葉類搬送装置。
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