JP2024002286A - 電力供給装置 - Google Patents

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幸樹 北岡
Koju Kitaoka
雅己 平田
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Abstract

【課題】インバータの出力電流における高調波成分を抑制すること。【解決手段】実施形態に係る電力供給装置であって、交流電源から出力される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、キャリア波の半周期ごとに割込み信号を受信し、割込み信号を1より大きい所定の奇数回受信するごとに第1トリガを出力するカウンタと、第1トリガに基づいて、交流電源の系統電圧および相電流と、直流電力の電圧値である直流部電圧の値とを取得し、系統電圧、相電流、および直流部電圧の値に基づいて前記コンバータへの電圧指令を生成し、コンバータに出力する制御回路と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、電力供給装置に関する。
交流電源を直流に整流する目的のコンバータと変換された直流を逆変換するインバータでモータを駆動するとき、コンバータがダイオード整流の場合、接続された交流電源側に高調波が生じる。同じ交流電源に接続された電気機器や設備においてノイズによる障害が発生する可能性があった。
特開平8-182347号公報
コンバータへの入力電流における高調波成分を抑制するために、例えば、高調波抑制ユニットを用いることが提案されている。高調波制御ユニットとしてパルス幅変調(PWM)コンバータを採用することが可能である。
コンバータへの入力電流における高調波成分を抑制するためには、例えば、コンバータ制御に用いられるキャリア波の半周期ごとに、高調波成分を抑制するための割り込み制御を行うことが望ましい。しかしながら、電力変換装置に搭載されるプロセッサの処理能力による制限により、キャリア波の半周期ごとに高調波成分を抑制するように制御することができない場合があった。そこで、例えば、PWMスイッチングで正弦波出力をするPWMコンバータの場合、プロセッサの処理能力に応じてキャリア周波数の制御に制限がかかり、基本波以外に高調波電流が増加する。そのため、コンバータの出力電流に歪みが生じたり、また、高調波電流を抑制するためにLCフィルタを接続する際に、一般的にカットオフ周波数を基本周波数でのゲインを落とさず、キャリア周波数成分を考慮して設計する必要がある。キャリア周波数が下がると、カットオフ周波数を下げる必要があり、その場合、コンデンサでの漏れ電流制限のため、インダクタンスを大きくする必要があり、フィルタでの電力損失が増加するためにシステム全体のる電力変換効率が低下したりする可能性があった。
この発明の実施形態は、上記事情を鑑みて成されたものであって、その目的とするところは、プロセッサの処理能力を考慮しつつ、高調波成分を抑制する電力変換装置を提供することにある。
実施形態に係る電力供給装置は、交流電源から出力される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、キャリア波の半周期ごとに割込み信号を受信し、前記割込み信号を1より大きい所定の奇数回受信するごとに第1トリガを出力するカウンタと、前記第1トリガに基づいて、前記交流電源の系統電圧および相電流と、前記直流電力の電圧値である直流部電圧とを取得し、前記系統電圧、前記相電流、および前記直流部電圧の値に基づいて、前記コンバータへの電圧指令を生成し、前記コンバータに出力する制御回路と、を備えるようにしたものである。
図1は、一実施形態に係る電力変換装置に搭載された電力システム盤の構成例を示す概念図である。 図2は、一実施形態の電力変換装置におけるPWM制御に用いられるキャリア波、割込み指示信号、および電圧指令の関係の一例を概略的示した図である。 図3は、一実施形態の電力変換装置の制御回路の一構成例を概略的に示すブロック図である。 図4は、一実施形態の電力変換装置の一構成例を概略的に示す図である。 図5は、一実施形態の電力変換装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら電力供給装置について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。例えば、複数の同一または類似の要素が存在する場合に、各要素を区別せずに説明するために共通の符号を用いることがあるし、各要素を区別して説明するために当該共通の符号に加えて枝番号を用いることもある。
図1は、一実施形態に係る電力変換装置の搭載された電力システム盤の構成例を示す概念図である。
電力システム盤100は、スイッチ2、LCLフィルタ3、コンバータ4、およびインバータ5、およびカウンタ6を備える。電力システム盤100は、三相交流電源1とモータ7との間に接続される。
三相交流電源1は、コンバータ4に直接、またはLCLフィルタ3を通じてコンバータ4に三相交流電流を供給する。
スイッチ2は、三相交流電源1からコンバータ4へ交流電力を供給する経路において、三相交流電源1とコンバータ4との電気的接続状態を切り替える。例えば、スイッチ2は、モータ7を駆動させる場合にオンになり、モータ7を停止させる場合にオフになるように動作可能である。
LCLフィルタ3は、三相交流電源1から出力された交流電流(または交流電圧)の高調波成分を抑制する。LCLフィルタ3は、高調波成分が抑制された三相交流電流をコンバータ4に出力する。
コンバータ4は、主回路41および制御回路42を備える。
主回路41は、LCLフィルタ3を介して、三相交流電源1から出力された交流電流が入力される。主回路41は、複数のスイッチング素子(図示せず)を備える。主回路41のスイッチング素子は、制御回路42から受信するゲート指令に基づいて動作し、供給された交流電流を直流電流に変換する。主回路41は、生成した直流電流をインバータ5に出力する。
制御回路42は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記録されたメモリとを備えた演算回路である。制御回路42は、ソフトウエアにより、又は、ソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより、主回路41を制御することができる。
制御回路42は、カウンタ6からのトリガに応じて、主回路41に入力される各相電流と、三相交流電源1からの系統電圧と、主回路41が出力する直流電圧との値を取得する。また、制御回路42は、取得した相電流、系統電圧、および直流電圧の値に基づいて電圧指令を生成し、生成した電圧指令に基づくゲート指令を主回路41に出力する。
インバータ5は、コンバータ4から供給された直流電圧から交流電圧を生成する。インバータ5は、生成した交流電圧を負荷であるモータ7に出力する。なお、インバータ5は、直流電圧から交流電圧を生成することが可能なインバータであればよい。インバータ5は、例えば負荷が発電機として動作する場合には、負荷から供給された交流電圧を直流電圧電流に変換してコンバータ4へ供給可能な双方向三相交流インバータである。
カウンタ6は、キャリア生成部から割込み指示信号を受信する。カウンタ6には、キャリア生成部(図示せず)が生成したキャリア波の半周期ごとに割込み指示信号が入力される。カウンタ6は、割込み指示信号が入力された回数をカウントし、1より大きい所定の奇数回、例えば、2n+1(nは、正の整数)回、割込み指示信号を受信するごとにトリガを制御回路42に出力する。例えばn=1のときには、カウンタ6は、1回目のトリガを出力した後に、3回の割込み指示信号を受信すると2回目のトリガを出力し、2回目のトリガを出力した後に、3回の割り込み指示信号を受信すると3回目のトリガを出力する。カウンタ6は、トリガを出力した後に、カウントした値をゼロにリセットしてもよい。カウンタ6は、キャリア生成部に含まれていてもよい。
図2は、一実施形態の電力変換装置におけるPWM制御に用いられるキャリア波、割込み指示信号、および電圧指令の関係の一例を概略的示した図である。
この例では、キャリア波は例えば半周期が50μ秒の三角波であり、キャリア周波数は10kHzである。ここで、キャリア波のキャリア周波数は、固定の周波数であって良い。図示しないキャリア生成部は、キャリア波の半周期ごと、すなわち三角波のピーク(山および谷)ごとに、カウンタ6に割込み指示信号を出力する。カウンタ6は、割込み指示信号の受信回数をカウントする。カウンタ6は、カウント値が所定の奇数回となるごとに、トリガを制御回路42に出力する。
図2の例では、制御回路42は、このキャリア波の1.5周期(150μ秒)の間に後述する電力変換手順により、電圧指令を生成する。そして、制御回路42は、次のトリガを受信する、すなわち、カウンタ6がトリガを出すタイミングで、電圧指令をコンバータ412に出力する。このように、制御回路42は、トリガに応じて電圧指令を生成し、次のトリガを受け取るタイミングで電圧指令をコンバータ412に出力する。
図3は、一実施形態の電力変換装置の制御回路の一構成例を概略的に示すブロック図である。
主回路41は、検出部411、コンバータ412、スイッチング素子413、および平滑コンデンサ414を備える。
検出部411は、LCLフィルタ3を介して交流電源1からコンバータ412に入力される相電流の値(若しくは電流相当値)を検出する電流検出器である。検出部411で検出された値(少なくとも二相の相電流値)は、制御回路42に供給される。
コンバータ412は、LCLフィルタ3から出力された三相交流電流を直流電流に変換し、インバータ5に出力する。
スイッチング素子413は、例えば平滑コンデンサ414の初期充電を行う際に使用してよい。スイッチング素子413は抵抗器と並列に接続され、平滑コンデンサ414の初期充電を行うときにオフされて、コンバータ412から抵抗器を介して平滑コンデンサ414へ充電電流を供給する。
平滑コンデンサ414は、コンバータ412の正側直流端子と負側直流端子との間に接続されている。なお、平滑コンデンサ414の電圧(直流部電圧Vdc)の値は電圧検出器により検出され、後述する直流電圧制御部(AVR:Automatic Voltage Regulator)4206および直流電圧補償部4214に供給される。
制御回路42は、第1UVW/dq変換部4201、二乗和平方根部4202、UV/OV検出部4203、PLL(Phase Locked Loop)制御部4204、第1減算機4205、直流電圧制御部4206、リミッタ4207、第2UVW/dq変換部4208、第2減算機4209、第3減算機4210、q軸電流制御部(ACR:Auto Current Regulator)4211、d軸電流制御部(ACR)4212、dq/UVW変換部4213、直流電圧補償部4214、過変調処理部4215、デッドタイム補償部4216、およびPWM生成部4217、を備える。
第1UVW/dq変換部4201は、トリガが入力されたタイミングで、三相交流電源1が出力した系統電圧Vgrid_u、Vgrid_v、Vgrid_wの値を取得する。なお、第1UVW/dq変換部4201は、系統電圧Vgrid_u、Vgrid_v、Vgrid_wの値のうちの少なくとも二相の値を取得すればよい。第1UVW/dq変換部4201は、後述する電源位相θに基づいて系統電圧Vgrid_u、Vgrid_v、Vgrid_wの値をベクトル座標変換し、d-q回転座標系である、d軸系統電圧Vgrid_d値およびq軸系統電圧Vgrid_q値を演算する。第1UVW/dq変換部4201は、演算したd軸系統電圧Vgrid_dおよびq軸系統電圧Vgrid_qの値を二乗和平方根部4202に出力する。さらに、第1UVW/dq変換部4201は、q軸系統電圧Vgrid_qの値をPLL制御部4204に出力する。
二乗和平方根部4202は、d軸系統電圧Vgrid_dおよびq軸系統電圧Vgrid_qの値それぞれを二乗して和を取り、当該二乗和の平方根、すなわち二乗和平方根を算出する。そして、その算出結果をUV/OV検出部4203に出力する。
UV/OV検出部4203は、二乗和平方根部4202で算出された二乗和平方根に基づいて、系統電圧の過電圧(OV)および不足電圧(UV)を検出する。そして、UV/OV検出部4203は、検出結果をGB(Gate Block)として出力する。系統電圧がUV(不足電圧)または0V(過電圧)の場合、UV/OV検出部4203の出力値GBは、保護回路(図示せず)を動作させてコンバータ412の主回路に供給されるゲート指令を遮断する。ゲート指令が遮断されると、コンバータ412の出力が停止される。
PLL制御部4204は、同定部として動作する。例えば、PLL制御部4204は、q軸系統電圧Vgrid_qに対してPLL制御することで電源位相θを同定する。PLL制御部4204により同定された電源位相θを用いて、後述する第1UVW/dq変換部4201、第2UVW/dq変換部4208、およびdq/UVW変換部4213がベクトル変換を行うことにより、制御回路42は、電源周波数変動に追従した制御を行うことが可能となる。
第1減算機4205は、直流電圧指令値Vdcrefから直流部電圧Vdcの値を引いた差を出力する。直流電圧指令値Vdcrefは、電圧変換装置の上位制御装置から入力される値であってもよく、電圧変換装置内で予め設定された値であってもよく、例えば負荷の駆動状態や系統電源から供給される電力に応じて電圧変換装置内で生成される値であってもよい。
直流電圧制御部4206は、カウンタ6からのトリガを受信したタイミングで、第1減算機4205から、直流部電圧Vdcの値と設定直流電圧Vdcrefの値との差を取得する。直流電圧制御部4206は、直流部電圧Vdcの値が設定直流電圧Vdcrefの値に追従するように(取得した差がゼロとなるように)d軸電流指令値Idrefを生成する。
リミッタ4207は、直流電圧制御部4206で生成されたd軸電流指令値Idrefの上限値と下限値とを制限して出力する。リミッタ4207は、d軸電流指令値Idrefが所定の上限値を超えているときには、d軸電流指令値Idrefを上限値とする。リミッタ4207は、d軸電流指令値Idrefが所定の下限値未満であるときには、d軸電流指令値Idrefを下限値とする。リミッタ4207は、d軸電流指令値Idrefを第3減算機4210に出力する。
第2UVW/dq変換部4208は、トリガが入力されたタイミングで、検出部411から、コンバータ412に入力される相電流Iu、Iv、Iwの値を取得し、電源位相θを用いて、三相固定座標系の相電流Iu、Iv、Iwの値をdq回転座標系のd軸電流値Idおよびq軸電流値Iqにベクトル座標変換する。第2UVW/dq変換部4208は、d軸電流値Idを第2減算機4209に出力し、q軸電流値Iqを第3減算機4210に出力する。
q軸電流制御部4211は、q軸電流指令値Iqref(図3の例では、ゼロ)とq軸電流値Iqとの差を第2減算機4209から取得する。ここで、q軸電流指令値Iqrefをゼロとする理由は、力率=1制御、すなわち無効電流をゼロにするためである。q軸電流制御部(ACR)4211は、受信したd軸電流指令値Iqrefとq軸電流値Iqとの差がゼロとなるようにq軸電流制御を実行し、q軸電圧指令値Vqを生成する。q軸電流制御部4211は、q軸電圧指令値Vqをdq/UVW変換部4213に出力する。
d軸電流制御部4212は、d軸電流指令値Idrefとd軸電流値Idとの差を第3減算機4210から取得する。d軸電流制御部(ACR)4212は、受信したd軸電流指令値Idrefとd軸電流値Idとの差に基づいてd軸電流制御を実行し、d軸電圧指令値Vdを生成する。d軸電流制御部4212は、d軸電圧指令値Vdをdq/UVW変換部4213に出力する。
ここで、制御回路42は、q軸電流指令値Iqrefをゼロとし、d軸電流指令値Idrefを直流電圧制御部4206の出力値とすることにより、電源力率を略1となるように制御することができる。
dq/UVW変換部4213は、電源位相θを用いて、dq回転座標系のd軸電圧指令値Vdおよびq軸電圧指令値Vqを、UVW固定座標系の三相電圧指令値Vu、Vv、Vwにベクトル座標変換する。dq/UVW変換部4213は、変換した三相電圧指令値Vu、Vv、Vwを直流電圧補償部4214に出力する。
直流電圧補償部4214は、トリガが入力されたタイミングで、直流電圧Vdcの値を取得する。直流電圧補償部4214は、取得した直流電圧Vdcの値に基づいて、三相電圧指令値Vu、Vv、Vwを補償し、補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwを過変調処理部4215に出力する。
過変調処理部4215は、直流電圧補償部4214で補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwに対して過変調処理を行う。過変調処理部4215は、高調波を抑制するため、コンバータ412の変調率を1以下に制御する。しかしながら、例えば、出力電圧を上昇させる必要がある場合、コンバータ412の変調率を1よりも大きくすることがある。このような場合、過変調処理部4215は、出力電流波形の歪みを補償する処理を行う。過変調処理部4215は、変調された補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwをデッドタイム補償部4216に出力する。
デッドタイム補償部4216は、過変調処理後の三相電圧指令値Vu、Vv、Vwと、相電流Iu、Iv、Iwの値とに基づいて、デッドタイム補償処理を行う。デッドタイム補償部4216は、デッドタイムを設けることにより発生するコンバータ412の出力波形の歪みを補償する。デッドタイム補償部4216は、例えば、相電流Iu、Iv、Iwの値に基づいて、コンバータ412に入力される実際の電圧値を算出する。そして、デッドタイム補償部4216は、算出した実際の電圧値と三相電圧指令値Vu、Vv、Vwとの差を算出する。そして、この差を次の周期の三相電圧指令値Vu、Vv、Vwの補償に使用する。デッドタイム補償部4216は、デッドタイム補償処理後の三相電圧指令値Vu、Vv、VwをPWM生成部に出力する。なお、デッドタイム補償部4216は、上述したデッドタイム補償値の算出方法に限られず、一般的なデッドタイム補償を行っても構わない。一般的に素子のスイッチング動作遅れ時に上下素子が短絡することを防止するために、デッドタイムを設定する必要があり、そのため実際の電圧が理想の電圧との差が発生するので、デッドタイムを設定する前の理想のPWM波形と、実際の電圧波形の電圧を比較して、その差を次の周期で差分の電圧の補償を行うのが一般的です。
PWM生成部4217は、三相電圧指令値Vu、Vv、Vwとキャリア波とを比較して、コンバータ412のスイッチング素子をオン・オフ制御するゲート指令を生成する。なお、PWM生成部4217は、例えば、生成したゲート指令をバッファに格納しておき、カウンタ6から次にトリガを受けるタイミングで、すなわち、トリガを受信してから2n+1キャリア周期後、ゲート指令をコンバータ412に出力するようにしてよい。
図4は、コンバータ412をより詳細にした回路図の一例を示す図である。
図4に示すように、コンバータ412は、例えば、6個のスイッチング素子(NチャネルMOSFET)M1~M6を備える。スイッチング素子M1~M6の各々は、三相レグの上アームと下アームとに配置されている。例えば、スイッチング素子M1とスイッチング素子M2とは、三相レグの一つにおいて直接に接続されている。スイッチング素子M1とスイッチング素子M2との接続点であるノードN1には、LCLフィルタ3を介して交流電流(U相、V相、W相のいずれか)が供給される。その他のスイッチング素子M3~M6も同様に構成される。
また、スイッチング素子M1~M6ゲートには、PWM生成部4217からのゲート指令が供給される。なお、スイッチング素子M1~M6のNチャネルMOSFETのソースとドレインとの間にはダイオードが接続されている。
電力変換装置が力行動作を行う場合、すなわち、負荷モータのトルクが正の場合、図面左から右に(交流電源1からコンバータ412に)エネルギーが流れる。電力変換装置が回生動作を行う場合、すなわち速度とトルクが逆符号の場合、図面右から左に(コンバータ412から交流電源1に)エネルギーが流れる。
(動作)
図5は、図1に示される電力システム盤100における電力変換手順の一例を示すフローチャートである。
電力変換装置である電力システム盤100のプロセッサが記憶部に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このフローチャートの動作が実現される。
このフローチャートは、例えば、カウンタ6がキャリア生成部から割込み指示信号を受信することにより開始する。
カウンタ6は、カウントアップを行う(ステップST101)。割込み指示信号を受信すると、カウンタ6は、カウントアップする。例えば、カウンタ6は、カウント0であった場合、カウント1にカウントアップする。
カウンタ6は、カウント=3であるかどうかを判定する(ステップST102)。カウンタ6のカウントが1または2であった場合、処理は、ステップST101に戻る。すなわち、割込み指示信号を再度受信するまで、カウンタ6は、待機することになる。一方、カウントが3である場合、処理は、ステップST103に進む。
カウンタ6は、カウントを0に戻す(ステップST103)。カウンタ6は、次の割込み指示信号を受信する前にカウントを0に戻す。そして、カウンタ6は、トリガを第1UVW/dq変換部4201、直流電圧制御部(AVR)4206、第2UVW/dq変換部4208に出力する。
制御回路42は、A/D入力を取得する(ステップST104)。制御回路42の第1UVW/dq変換部4201、第2UVW/dq変換部4208、直流電圧制御部(AVR)4206はそれぞれ、電流または電圧を取得する。例えば、トリガを受信した第1UVW/dq変換部4201は、三相交流電源1の系統電圧Vgrid_u、Vgrid_v、Vgrid_wの値を取得する。また、トリガを受信した第2UVW/dq変換部4208は、検出部411から相電流Iu、Iv、Iwの値を取得する。さらに、トリガを受信した直流電圧制御部4206は、平滑コンデンサ414からの直流部電圧Vdcの値と、設定直流電圧Vdcrefの値との差を第1減算機4205から取得する。
第1UVW/dq変換部4201は、系統電圧Vgrid_u、Vgrid_v、Vgrid_wを座標変換する(ステップST105)。第1UVW/dq変換部4201は、系統電圧Vgrid_u、Vgrid_v、Vgrid_wの値に対して座標変換を実行し、d-q回転座標系のd軸系統電圧Vgrid_d値およびq軸系統電圧Vgrid_q値を算出する。そして、第1UVW/dq変換部4201は、d軸系統電圧Vgrid_dおよびq軸系統電圧Vgrid_qの値を二乗和平方根部4202に出力し、q軸系統電圧Vgrid_qの値をPLL制御部4204に出力する。
PLL制御部4204は、系統電圧の電源位相θを同定する(ステップST106)。PLL制御部4204は、q軸系統電圧Vgrid_qをPLL制御することで三相交流電源1の電源位相θを同定する。PLL制御部4204は、同定した電源位相θを第1UVW/dq変換部4201、第2UVW/dq変換部4208、dq/UVW変換部4213に出力する。
第2UVW/dq変換部4208は、相電流を座標変換する(ステップST107)。第2UVW/dq変換部4208は、検出部411で検出された相電流Iu、Iv、およびIwの値を取得し、電源位相θを用いて、三相固定座標系の相電流Iu、Iv、およびIwの値をd-q回転座標系のd軸電流値Idおよびq軸電流値Iqにベクトル座標変換する。そして、第2UVW/dq変換部4208は、q軸電流値Iqを第2減算機4209に出力し、d軸電流値Idを第3減算機4210に出力する。
直流電圧制御部4206は、d軸電流指令値Idrefを生成する(ステップST108)。直流電圧制御部4206は、第1減算機4205から受信した差に基づいて、直流部電圧Vdcの値が設定直流電圧Vdcrefの値に一致するようにd軸電流指令値Idrefを生成する。さらに直流電圧制御部4206は、生成したd軸電流指令値Idrefをリミッタ4207に出力する。リミッタ4207は、d軸電流指令値Idrefが、所定の上限値を超えるときに上限値とし、所定の下限値を下回るときに下限値とする。そして、リミッタ4207は、d軸電流指令値Idrefを第3減算機4210に出力する。
q軸電流制御部4211およびd軸電流制御部4212はそれぞれq軸電流指令値およびd軸電流指令値の電流制御を実行する(ステップST109)。q軸電流制御部4211は、q軸電流指令(例えば、ゼロ)の値とq軸電流値Iqとの差を第2減算機4209から受け取る。そして、q軸電流制御部4211は、受信したq軸電流指令値Iqrefとq軸電流値Iqとの差に基づいて電流制御を実行し、q軸電圧指令値Vqを出力する。さらに、d軸電流制御部4212は、d軸電流指令である設定直流電流値Idrefと直流相電流値Idとの差を第3減算機4210から取得する。そして、d軸電流制御部4212は、受信したd軸電流指令値とd軸電流Idの値との差に基づいて電流制御を実行し、d軸電圧指令値Vdを生成する。そして、d軸電流制御部4212は、d軸電圧指令Vdをdq/UVW変換部4213に出力する。
制御回路42は、PWM波形を生成する(ステップST110)。制御回路42のdq/UVW変換部4213は、PLL制御部4204から受信する電源位相θを用いて、dq回転軸座標系のd軸電圧指令値Vdおよびq軸電圧指令値VqをUVW固定座標系の三相電圧指令値Vu、Vv、およびVwにベクトル座標変換する。そして、dq/UVW変換部4213は、三相電圧指令値Vu、Vv、およびVwを直流電圧補償部4214に出力する。
直流電圧補償部4214は、直流部電圧値Vdcと三相電圧指令値Vu、Vv、Vwとの間の差分に基づく補償を実行し、補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwを過変調処理部4215に出力する。
過変調処理部4215は、例えば、変調率を大きくして補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwの波形を矩形波に変換する。過変調処理部4215は、変調された補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwをデッドタイム補償部4216に出力する。
デッドタイム補償部4216は、補償された三相電圧指令値Vu、Vv、Vwと、相電流Iu、Iv、Iwの値とに基づいてデッドタイム補償処理を行う。デッドタイム補償部4216は、このデッドタイム補償量を三相電圧指令値Vu、Vv、Vwに加算し、デッドタイム補償後の電圧指令値Vu、Vv、Vwを算出する。デッドタイム補償部4216は、補償後の電圧指令値Vu、Vv、VwをPWM生成部4217に出力する。また、デッドタイム補償部4216は、デッドタイムが短くなるように電圧指令値Vu、Vv、Vwを補償してもよい。デッドタイムを短くすることにより、高調波成分の2次、4次を下げるという効果がある。
PWM生成部4217は、デッドタイム補償部4216から供給された電圧指令値と、キャリア波とに基づいて、コンバータ412の電圧指令(ゲート指令)を生成する。PWM生成部4217は、例えば、生成した電圧指令をバッファに格納しておき、次にトリガを受けるタイミングで電圧指令をコンバータ412に出力する。
(実施形態の作用効果)
以上説明した実施形態によれば、電力変換装置である電力システム盤100に配置されたプロセッサの処理能力を考慮して、制御回路42は、キャリア波の半周期が所定の奇数回経過するごとに、主回路のアナログデータを取得し、コンバータ412の電圧指令を演算する。このことにより、インバータの出力電流に含まれる高調波成分を抑制するように制御可能である。
例えば、キャリア波の2周期ごと、すなわちキャリア波の奇数番目の谷ごとにカウンタ6がトリガを出力し、制御回路42が取得した電流値および電圧値に基づいて電圧指令を生成すると、インバータの出力電流に含まれる偶数次高調波成分を抑制することが出来なかった。そこで、制御割込みの周期をキャリア波の1周期ごと、すなわちキャリア波の谷ごとにカウンタ6がトリガを出力し、制御回路42が取得した電流値および電圧値に基づいて電圧指令を生成したところ、やはり、インバータの出力電流に含まれる偶数次高調波成分を抑制することが出来なかった。
本願発明者らは、上記偶数次高調波成分が生じる要因として、制御回路42の割込み周期である制御周期(キャリア波周期×2)、または、キャリア波のボトム(谷)のタイミングのみにおける電流検出に起因する可能性がある、との考察結果を得た。
なお、例えば制御周期をキャリア波周期×2としたときに、制御回路42の割込みはキャリア波のボトム(谷)で実行される。このとき、仮にデッドタイム短くしていくシミュレーションを行ったところ、偶数次の高調波レベルが下がった。また、制御周期をキャリア波周期×2としたときには、2相制御よりも3相制御の方が偶数次の高調波レベルが下がった。また、系統の電圧検出を、仮に系統インピーダンス前の理想正弦波部としても、偶数次の高調波が発生した。これらの結果から、偶数次の高調波は、系統電圧検出に起因するのもではなく、デッドタイム、およびデッドタイム補償に起因する電流ゼロクロス付近の電流の振る舞いに対する、電流検出時のキャリア波の山/谷検出の偏りに起因するものと考えられる。2相制御で偶数次の高調波の発生が顕著となる要因として、3相制御に比較して、2相制御の方が、IGBTのスイッチングのタイミングがよりキャリアピークに近くなる、ことが考えられる。このことから、コンバータ412の制御は、キャリア波の山と谷とのタイミングでの電圧値および電流値を取得し、割込み制御を行うことが必要条件である。
本願発明者らは上記考察のもと、コンバータ412の制御周期をキャリア半周期×3としてシミュレーションを行ったところ、インバータの出力電流に含まれる高調波成分を抑制することができた。
すなわち、本実施形態によれば、プロセッサの処理能力を考慮しつつ、高調波成分を抑制する電力変換装置を提供することにある。
また、デッドタイム補償部4216でデッドタイムを短くするように制御することにより、高調波成分の2次、4次等を抑制することが可能となる。
[他の実施形態]
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、三相交流電源1を用いる例を示したが、二相電源を用いる、すなわち、2相制御で本実施形態を実行することも可能である。この場合、第1UVW/dq変換部4201は、2相の系統電圧を受信し、第2UVW/dq変換部4208は、2相の相電流を受信することになる。
また、上述の実施形態では、制御回路42の割込み周期(制御周期)をキャリア半周期×Nとして、N=(2n+1)(n=1、2、3…)としているが、例えば、インバータの出力電流の高調波含有率や、演算負荷を検出して最適なnを決定してもよい。
要するに、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良く、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
100…電力システム盤
1…三相交流電源
2…スイッチ
3…LCLフィルタ
4…コンバータ
41…主回路
411…検出部
412…コンバータ
413…スイッチング素子
414…平滑コンデンサ
42…制御回路
4201…UVW/dq変換部
4202…二乗和平方根部
4203…UV/OV検出部
4204…PLL制御部
4205…減算機
4206…直流電圧制御部
4207…リミッタ
4208…UVW/dq変換部
4209…減算機
4210…減算機
4211…q軸電流制御部
4212…d軸電流制御部
4213…dq/UVW変換部
4214…直流電圧補償部
4215…過変調処理部
4216…デッドタイム補償部
4217…PWM生成部
5…インバータ
6…カウンタ
7…モータ

Claims (5)

  1. 交流電源から出力される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、
    キャリア波の半周期ごとに割込み信号を受信し、前記割込み信号を1より大きい所定の奇数回受信するごとに第1トリガを出力するカウンタと、
    前記第1トリガに基づいて、前記交流電源の系統電圧および相電流の値と、前記直流電力の電圧値である直流部電圧の値とを取得し、前記系統電圧、前記相電流、および前記直流部電圧の値に基づいて、前記コンバータへの電圧指令を生成し、前記コンバータに出力する制御回路と、
    を備える電力供給装置。
  2. 前記制御回路は、前記第1トリガを受信した後の前記割込み信号を前記所定の奇数回受信した際に出力される第2トリガを受信するタイミングで前記コンバータに前記電圧指令を出力する、請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記カウンタは、前記割込み信号を3回受信するごとにトリガを出力する、請求項1または2に記載の電力供給装置。
  4. 前記制御回路は、
    ベクトル座標変換された電圧値をPLL制御することによって系統電源の位相を同定する同定部と、
    前記系統電源の位相を用いて、固定座標系の前記系統電圧の値を回転座標系の電圧値にベクトル座標変換する第1変換部と、
    前記系統電源の位相を用いて、固定座標系の前記相電流の値を回転座標系の電流値にベクトル座標変換する第2変換部と、
    を備える、請求項1または2に記載の電力供給装置。
  5. 前記制御回路は、前記直流部電圧の値と、設定直流電圧の値との差を取得し、前記差に基づいてd軸電流指令値を生成する直流電圧制御部をさらに備え、
    前記制御回路は、前記d軸電流指令値と、前記回転座標系の電流値との間の差を受信し、d軸電圧指令値を生成するd軸電流制御部と、
    ゼロであるq軸電流指令値と、前記回転座標系の電流値との間の差を受信し、q軸電圧指令値を生成するq軸電流制御部と、をさらに備える、請求項4に記載の電力供給装置。
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