JP2024000804A - アンテナ接続構造及び携帯無線機 - Google Patents

アンテナ接続構造及び携帯無線機 Download PDF

Info

Publication number
JP2024000804A
JP2024000804A JP2022099724A JP2022099724A JP2024000804A JP 2024000804 A JP2024000804 A JP 2024000804A JP 2022099724 A JP2022099724 A JP 2022099724A JP 2022099724 A JP2022099724 A JP 2022099724A JP 2024000804 A JP2024000804 A JP 2024000804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
main body
terminal base
base
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022099724A
Other languages
English (en)
Inventor
裕市 小貫
Yuichi Konuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2022099724A priority Critical patent/JP2024000804A/ja
Publication of JP2024000804A publication Critical patent/JP2024000804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】アンテナが本体から外れにくいアンテナ接続構造を提供する。【解決手段】アンテナ接続構造SKは、棒状に形成され、根元端面から軸線CL2方向に延出する環状のスカート部と、根元端面から軸線上に突出した端子基部21と、を備えたアンテナ2と、無線機の本体部において、周壁部及び底壁部12eを有しアンテナのスカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部12cと、端子基部と電気的に接続する接触子を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部12と、凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、凹部に挿入されたスカート部に当接する土手部34と、所定の範囲の最深位置で突出部12cに当接付勢されて内側に撓む基部32aと、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、を含む。【選択図】図11

Description

本発明は、アンテナ接続構造及び携帯無線機に関する。
特許文献1に、無線機本体に対し、アンテナを、ねじによって着脱自在としたアンテナ接続構造を有する携帯無線機が記載されている。
実開昭61-6282号公報
特許文献1に記載されたアンテナ接続構造は、アンテナの根元に雌ねじ(ネジ部8)を有する締め込み部(外部電極6)が備えられており、この締め込み部を回して雌ねじを本体側の雄ねじに対し螺進(ねじ込み)/螺退(ねじ戻し)させることでアンテナを着脱できるようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載されたアンテナ接続構造は、締め込み部の締め込みが予期しない外部の力によって一旦緩むと、その後の振動などによって緩みが進行し、結果としてアンテナが本体から外れてしまう虞があった。
また、アンテナの接続構造がねじではなく、例えば、雌雄の差し込み構造である場合、挿抜を容易にするために、挿抜力を小さく、かつ挿抜ストロークで一定に設定すると、比較的小さい外力が繰り返し付与された場合にアンテナが容易に外れてしまう虞がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、アンテナが本体から外れにくいアンテナ接続構造及び携帯無線機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)~4)の構成を有する。
1) 棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、前記根元端面から前記軸線上に突出した端子基部と、を備えたアンテナと、
無線機の本体部において、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
を含むアンテナ接続構造である。
2) 棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、外周面における前記根元端面から先端側に所定距離寄った位置に形成された周溝と、前記根元端面から前記軸線上に突出し周面に雄ねじ部が形成された端子基部と、を備えたアンテナと、
無線機の本体部において、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子及び前記端子基部の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、前記基部の先端側に形成され前記基部が内側に撓んだ際に前記周溝に係合する係合部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
を含むアンテナ接続構造である。
3) 本体部と、
棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、前記根元端面から前記軸線上に突出した端子基部と、を備え前記本体部に着脱可能に取り付けられたアンテナと、
前記本体部に設けられ、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
を含んで構成された携帯無線機である。
4) 本体部と、
棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、外周面における前記根元端面から先端側に所定距離寄った位置に形成された周溝と、前記根元端面から前記軸線上に突出し周面に雄ねじ部が形成された端子基部と、を備え、前記本体部に着脱可能に取り付けられたアンテナと、
前記本体部に設けられ、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子及び前記端子基部の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、前記基部の先端側に形成され前記基部が内側に撓んだ際に前記周溝に係合する係合部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
を含んで構成された携帯無線機である。
本発明の一態様によれば、アンテナが本体から外れにくい、という効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯無線機の実施例である無線機91を示す正面図である。 図2は、無線機91の本体部1に対するアンテナ2の着脱態様を示す図である。 図3は、アンテナ2の端部構造を説明する部分断面図である。 図4は、本体部1における筐体11の上面図である。 図5Aは、図4におけるS5A-S5A位置での断面図である。 図5Bは、図5Aの部分上面図である。 図6は、図4におけるS6-S6位置での断面図である。 図7は、アンテナ接続構造SKの組み立て図である。 図8は、本体部1におけるアンテナ接続部12の断面図である。 図9は、アンテナ接続部12の他の断面図である。 図10は、アンテナ2のアンテナ接続部12への取付手順を説明するための第1の図である。 図11は、アンテナ2のアンテナ接続部12への取付手順を説明するための第2の図である。
本発明の実施の形態に係るアンテナ接続構造及び携帯無線機を、実施例のアンテナ接続構造SK及び無線機91により説明する。
図1は、無線機91の正面図である。説明の便宜上、上下左右の各方向を図1に矢印で規定する。これに加え、前方を図1の紙面手前方とし、後方を図1の紙面奥方とする。
無線機91は携帯無線機であって、片手で把持できる略直方体形状の筐体11を備えた本体部1と、本体部1に着脱自在に取り付けられたアンテナ2とを有する。筐体11は樹脂によって形成されている。
図2は、アンテナ2の着脱態様を示す図である。アンテナ2は、筐体11の上面11aに設けられたアンテナ接続部12に、ねじ構造によって着脱可能となっている。
図3は、アンテナ2の根元部分(図1の下方側)の構造を示す部分断面図である。アンテナ2は先端側(図1の上方側)がわずかに細くなる丸棒状に形成されている。アンテナ2は、外周面の、根元側の端部から先端側に向け所定距離寄った位置に、全周にわたり形成された周溝2bを有する。
アンテナ2は、根元側の端部に、スカート部2a,端子基部21,及び端子芯部23を有する。
スカート部2aは、アンテナ2の外縁部分が、根元側の端面である根元端面2cから円環状に軸線CL2方向の下方に延出した部分である。
端子基部21は、アンテナ2の根元端面2cにおいて、アンテナ2の軸線上の下方に突出した円柱状部材である。アンテナ2の軸線は軸線CL2である。端子基部21の下面には、軸線CL2を中心として上方に抉られた凹部21bが形成されている。凹部21bは下面視で円形となっている。
端子基部21の周面には、雄ねじ部21aが形成されている。
端子芯部23は、凹部21bの内径よりも小さい外径の円柱状に形成されている。端子芯部23は、下方先端が凹部21bの底面と同じ面となるように取り付けられている。端子芯部23の中心には、細長孔の接触孔23aが形成されている。接触孔23aは、アンテナ2と本体部1とを電気的に接続する接続部における雌側の接触子である。
次に、アンテナ接続部12について図4~図9を参照して詳述する。図4は、本体部1における筐体11の上面図である。図5Aは、図4におけるS5A-S5A位置での断面図であり、図5Bは、図5Aの部分上面図である。また、図6は、図4におけるS6-S6位置での断面図である。図7は、アンテナ接続構造SKの組み立て図であり、図8は、本体部1におけるアンテナ接続部12のS5A-S5A位置に相当する断面図であり、図9は、S6-S6位置に相当する断面図である。
図4,図5A,図5B,及び図6に示されるように、アンテナ接続部12は、筐体11の上面11aにおいて、上下方向に延びる軸線CL12を中心として下方に凹んだ凹部12mであって、周壁部12a及び底壁部12eを有して有底の円筒穴状に形成されている。凹部12mには、アンテナ2のスカート部2aを含む根元側の部位が挿入可能である。
周壁部12aは、筐体11の上面11aに概ね円形に開口し軸線CL12と平行に延在する周壁である。底壁部12eは、軸線CL12に直交してリング状に延在している。
周壁部12aは、上面視において180°対向する位置に、一対の係合凹部12b,12bを有する。係合凹部12bは、周壁部12aから径方向の外方に抉れ前後上下方向に平面として延在する奥壁面12b1を有する。
それぞれの係合凹部12bは、図5A及び図5Bに示されるように、上下方向における中央から少し上方の位置に、突出部12cを有する。すなわち、突出部12cは周壁部12aの一部として形成されている。
突出部12cは、奥壁面12b1において軸線CL12に近づくように突出した部分であり、奥壁面12b1と平行な平面の頂面12c1と、頂面12c1の上端に接続し上方に向かうに従って軸線CL12から離れるように傾斜して奥壁面12b1に接続する誘導傾斜面12c2とを有する。
周壁部12aは、一対の係合凹部12bに対し、上面視で90°ずれた位置で180°対向する位置に、径方向の外方に抉れた一対の規制凹部12dを有する。
それぞれの規制凹部12dは、図5A及び図6に示されるように、上下方向におけるほぼ中央位置に、規制面12d1を有する。
規制面12d1は、軸線CL12に直交して下方側を向くよう段差として形成された平面である。すなわち、規制凹部12dは、規制面12d1を境にして下側が、上側よりも軸線CL12から離れる方向に広がっている。
図5A及び図6に示されるように、底壁部12eの中央部位には、突出端子部122が上方に突出して配置されている。
突出端子部122は、軸線CL12を軸とし上面に開口する丸孔である孔部122aを有する。孔部122aの開口側の内面には、雌ねじ部122bが形成されている。
突出端子部122の孔部122a内には、本体端子基部123が配置されている。本体端子基部123は、軸線CL12上に上方に突き出した接触子123aを有する。接触子123aは、アンテナ2の接触孔23aに、手の力で、接触しながら挿入できる程度の強嵌合となるよう形成されている。
図7は、アンテナ接続構造SKの組み立て図である。
図7に示されるように、アンテナ接続構造SKは、上述の筐体11におけるアンテナ接続部12の構造及びアンテナ2の根元部の構造と、アンテナ接続部12に挿入配置されたスペーサ3とを含んで構成される。
このスペーサ3について、図7,図8,及び図9を参照して説明する。図8は、アンテナ接続部12にスペーサ3を装着した状態での、図4におけるS5A-S5A位置の断面に相当する部分断面図である。図9は、アンテナ接続部12にスペーサ3を装着した状態での、図4におけるS6-S6位置の断面に相当する部分断面図である。
図7に示されるように、スペーサ3は、底部31,係合腕部32,規制腕部33,及び土手部34を有し、樹脂で形成されている。
底部31は、軸線CL3を軸とする中心孔31aを有して直交方向に延在する環状部位である。
係合腕部32は、底部31の外縁に接続し上方へ延びる腕状部位であり、基部32a,係合部32b,及び外突出部32cを有する。
基部32aは、下端が底部31の縁部に接続し、上方に向け延び径方向に薄い板状の部位である。
係合部32bは、基部32aの内側の面の先端部位において、軸線CL3に接近する方向に突出して形成された部位であり、上面視で先端は円弧状に形成される。係合部32bは、アンテナ2の周溝2bに係合する。
外突出部32cは、基部32aの外側の面の先端から上下方向の中央よりに形成され、外方に向け突出した部位である。外突出部32cは、縦断面形状が円弧状となるように形成されている。
係合腕部32の基部32aは、底部31に接続した根元部分を支点として板厚方向に可撓性を有する(図7の矢印DRa参照)。
係合腕部32は、軸線CL3を挟んで180°対向する位置(図7における左右方向となる位置)に一対形成されている。
図8に示されるように、スペーサ3の自然状態で、それぞれの係合腕部32は、軸線CL3に平行な基準線LNvに対し上方側が角度θ32で外側に向かうようわずかに傾斜して形成されている。
図7に示されるように、規制腕部33は、底部31の外縁に接続し上方へ延びる腕状部位であり、基部33a及び突き当て部33bを有する。
基部33aは、下端が底部31の縁部に接続し上方に向け延び径方向に薄い板状の部位である。基部33aの長さは、係合腕部32の基部32aの長さより短く概ね半分程度である。
突き当て部33bは、基部33aの外側の面の先端部において外方に向け突出した部位である。突き当て部33bの上面33b1は、軸線CL3に直交する平面とされ、図9に示されるように、アンテナ接続部12における規制凹部12dの規制面12d1に当接可能である。
基部33aは、底部31に接続した根元部分を支点として板厚方向に可撓性を有する(図7の矢印DRb参照)。
図7及び図9に示されるように、スペーサ3の土手部34は、底部31の中心孔31aと同じ内径で、上面視で円弧状に上方に向け立設した壁状の部位である。土手部34は、係合腕部32に対応した部分が切り欠かれて2つの円弧状部分に分割されている。
図9に示されるように、土手部34の内径は、突出端子部122の外径よりもわずかに大きい。土手部34の外径は、その上面34aが、同芯上に配置されたアンテナ2のスカート部2a(図3参照)と干渉する大きさに設定されている。
規制腕部33は、軸線CL3を挟んで180°対向する位置(図7における前後方向)に一対形成されている。
すなわち、一対の係合腕部32と一対の規制腕部33とは、軸線CL3まわりに90°ずれて形成されている。
アンテナ接続構造SKは、筐体11のアンテナ接続部12に、あらかじめスペーサ3を挿入装着しておいて、アンテナ2を着脱するようになっている。
次に、アンテナ接続部12へのスペーサ3の装着と、アンテナ2の装着手順について詳述する。
図7に示されるように、アンテナ接続部12に上方からスペーサ3を挿入する。このとき、軸線CL12と軸線CL3とを一致させる。また、スペーサ3の周方向の向きは、係合腕部32及び規制腕部33が、それぞれアンテナ接続部12の係合凹部12b及び規制凹部12dに対応する向きにする。
このスペーサ3の挿入動作において、係合腕部32の外突出部32cと、アンテナ接続部12の係合凹部12bにおける奥壁面12b1とは、互いに干渉しない位置にある。そのため、スペーサ3のアンテナ接続部12への初期の挿入は、係合腕部32によっては阻害されない。
一方、規制腕部33は、図9に二点鎖線で示されるように、突き当て部33bが規制凹部12dの開口部側の第1壁面12d2に干渉する。
そのため、下方に向け押し込まれたスペーサ3は、規制腕部33が内側に撓みながら第1壁面12d2を摺動しなら下降する(矢印DRc参照)。
スペーサ3の底部31の下面31bが、筐体11のアンテナ接続部12における底壁部12eよりも上方の所定の位置P1に達すると、規制腕部33の突き当て部33bが第1壁面12d2を通過し、規制腕部33の撓みが解消する(実線参照)。
その後、スペーサ3を持ち上げると、突き当て部33bが規制凹部12dの規制面12d1に当接するので、スペーサ3は、それ以上の上方移動が規制される。
換言するならば、アンテナ接続部12に挿入されたスペーサ3は、底部31の下面31bの高さ位置が、最も浅い位置P1(最浅位置P1)と底壁部12eに当接する最も深い位置P2(最深位置P2)との間の距離H3を所定の範囲として軸線方向である上下方向に移動可能となっている。
スペーサ3の下面31bの位置が位置P1にあるとき、図8に示されるように係合腕部32の外突出部32cは、アンテナ接続部12の突出部12cの誘導傾斜面12c2に当たる直上の位置にある。
スペーサ3が最浅の位置P1から下方に押しこまれると、外突出部32cが誘導傾斜面12c2を摺動すると共に基部32aは突出部12cから当接付勢されて内側に撓み、さらに外突出部32cが頂面12c1を摺動している状態で下面31bが底壁部12eに当接して最深の位置P2に達する(図8の二点鎖線参照)。
すなわち、スペーサ3が位置P1と最深の位置P2との間で上下動するときには、外突出部32cと頂面12c1との間で、係合腕部32の基部32aの撓み反発力に応じた摩擦力が生じる。
次に、アンテナ接続部12にスペーサ3を挿入した状態でのアンテナ2の取り付け手順を、図10及び図11を参照して説明する。図10は、アンテナ2のアンテナ接続部12への取り付け手順を説明するための第1の図であり、図11は、アンテナ2のアンテナ接続部12への取り付け手順を説明するための第2の図である。
スペーサ3を挿入済みのアンテナ接続部12に、上方から、軸線CL12と軸線CL2とを一致させてアンテナ2を差し込む。アンテナ2のスカート部2aが形成されている根元側は、スペーサ3に干渉せず一定距離を進入可能である。アンテナ2の根元側が一定距離進入すると、アンテナ2における端子基部21の雄ねじ部21aと、アンテナ接続部12における突出端子部122の雌ねじ部122bとが螺合可能になるので、アンテナ2を回して螺進させる。
アンテナ2をさらにねじ込むと、スカート部2aの下面2a1がスペーサ3の土手部34の上面34aに当接する。図10はこの状態が示されている。この時点で、本体端子基部123の接触子123aは、端子芯部23の接触孔23aに接触しつつ進入して電気的接続が確保されている。また、スペーサ3の係合部32bは、アンテナ2の周溝2bに離隔して対応する位置にある。
アンテナ2をさらにねじ込むと、スカート部2aの下面2a1が土手部34を下方に押してスペーサ3は下方に移動する。
これにより、図11に示されるように、スペーサ3における係合腕部32の外突出部32cが、アンテナ接続部12の突出部12cに乗り上げるので、基部32aが内側に撓む。基部32aが内側に撓むと、先端の係合部32bがアンテナ2の周溝2bに進入して係合する。さらにアンテナ2をねじ込んでいくと、スペーサ3はさらに押し下げられ、底部31の下面31bが底壁部12eに当接して強く締め込まれることで、アンテナ2のアンテナ接続部12への取り付けが完了する(図11に示される状態となる)。
アンテナ2がアンテナ接続部12に取り付けられた状態で、仮にアンテナ2にねじ込みを緩める回転方向(以下、離脱回転方向)の外力が付与された場合、周溝2bと、周溝2bに係合している係合部32bとの間で、周方向における回転を妨げる方向の摩擦力が生じる。
これにより、意図して、アンテナ2に、指などによって摩擦力に応じたトルクに抗する離脱回転方向の力を付与することで、アンテナ2を外すことが可能である。
一方、アンテナ2に意図しないような離脱回転方向の外力が付与されても、周溝2bと係合部32bとの間の摩擦力に応じたトルクに抗するトルクを生じる力でない限り、アンテナ2は回転せず、緩むことはない。
これにより、アンテナ接続構造SK及び無線機91は、装着したアンテナ2が緩みにくく本体部1から外れにくい。
また、アンテナ2に、摩擦力に応じたトルクに抗するトルクを生じさせる離脱回転方向の力が付与されてアンテナ2が回転しようとすると、スペーサ3を持ち上げることになる。しかしながら、既述のように、スペーサ3の外突出部32cと突出部12cの頂面12c1との間に、挿抜方向におけるスペーサ3の上方移動を阻止する方向の摩擦力が生じ、この摩擦力によってもアンテナ2を回転させるために必要な外力は大きくなり、アンテナ2はより回転しにくくなる。
これにより、アンテナ接続構造SK及び無線機91は、装着したアンテナ2がより緩みにくく本体部1からより外れにくくなっている。
このように、アンテナ接続構造SK及び無線機91は、装着したアンテナ2に対して外す方向の意図しない外力が付与された場合に、回転方向と挿抜方向(軸線方向)との両方の摩擦力によってアンテナ2の螺退による回転が妨げられるので、アンテナ2の本体部1からの離脱をより効果的に防止できる。
以上詳述した実施例は、その構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形した変形例としてもよい。
アンテナ2のアンテナ接続部12への着脱構造は、上述のねじ構造でなく、雌雄の差し込み構造であってもよい。具体的には、図10において、アンテナ接続部12の突出端子部122における雌ねじ部122bをなくし、アンテナ2の端子基部21における雄ねじ部21aをなくしたものとする。そして、突出端子部122の孔部122aと、端子基部21とを、手作業での付与が比較的容易な一定の挿入力及び抜去力で挿入及び抜去可能としておく。
この構造は、アンテナ2をアンテナ接続部12に対し一定の距離挿入した以降、挿入が終了するまでの間、外突出部32cと頂面12c1との間で生じる挿抜方向の摩擦力が挿入力に付与される。同様に、アンテナ2を抜去する際には、一定の距離だけ抜けるまでこの挿抜方向の摩擦力が抜去力に付与される。
すなわち、アンテナ2の挿入及び抜去が比較的小さい力で比較的容易に可能でありつつ、意図しない外力によってアンテナ2が抜ける可能性が低くなり、アンテナ2は本体部1から外れにくくなる。
1 本体部
11 筐体
11a 上面
12 アンテナ接続部
12a 周壁部
12b 係合凹部
12b1 奥壁面
12c 突出部
12c1 頂面
12c2 誘導傾斜面
12d 規制凹部
12d1 規制面
12d2 第1壁面
12e 底壁部
12m 凹部
122 突出端子部
122a 孔部
122b 雌ねじ部
123 本体端子基部
123a 接触子
2 アンテナ
2a スカート部
2a1 下面
2b 周溝
2c 根元端面
21 端子基部
21a 雄ねじ部
21b 凹部
23 端子芯部
23a 接触孔
3 スペーサ
31 底部
31a 中心孔
31b 下面
32 係合腕部
32a 基部
32b 係合部
32c 外突出部
33 規制腕部
33a 基部
33b 突き当て部
33b1 上面
34 土手部
34a 上面
91 無線機(携帯無線機)
CL2,CL3,CL12 軸線
H3 距離
LNv 基準線
P1 位置(最浅位置)
P2 位置(最深位置)
SK アンテナ接続構造
θ32 角度

Claims (5)

  1. 棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、前記根元端面から前記軸線上に突出した端子基部と、を備えたアンテナと、
    無線機の本体部において、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
    前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
    を含むアンテナ接続構造。
  2. 棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、外周面における前記根元端面から先端側に所定距離寄った位置に形成された周溝と、前記根元端面から前記軸線上に突出し周面に雄ねじ部が形成された端子基部と、を備えたアンテナと、
    無線機の本体部において、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子及び前記端子基部の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
    前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、前記基部の先端側に形成され前記基部が内側に撓んだ際に前記周溝に係合する係合部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
    を含むアンテナ接続構造。
  3. 前記スペーサは、前記所定の範囲の最浅の位置にあるときに、前記凹部に当接してより浅い方向の移動が規制される規制腕部を備えている請求項1又は請求項2記載のアンテナ接続構造。
  4. 本体部と、
    棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、前記根元端面から前記軸線上に突出した端子基部と、を備え前記本体部に着脱可能に取り付けられたアンテナと、
    前記本体部に設けられ、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
    前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
    を含んで構成された携帯無線機。
  5. 本体部と、
    棒状に形成され、根元端面から軸線方向に延出する環状のスカート部と、外周面における前記根元端面から先端側に所定距離寄った位置に形成された周溝と、前記根元端面から前記軸線上に突出し周面に雄ねじ部が形成された端子基部と、を備え、前記本体部に着脱可能に取り付けられたアンテナと、
    前記本体部に設けられ、周壁部及び底壁部を有し前記アンテナの前記スカート部を挿入可能な円筒穴状の凹部として形成され、前記周壁部の一部に内側に突出するよう形成された突出部と、前記端子基部と電気的に接続する接触子及び前記端子基部の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有する本体端子基部と、を備えたアンテナ接続部と、
    前記凹部に軸線方向の所定の範囲で移動可能に挿入配置され、前記凹部に挿入された前記スカート部に当接する土手部と、前記所定の範囲の最深位置で前記突出部に当接付勢されて内側に撓む基部と、前記基部の先端側に形成され前記基部が内側に撓んだ際に前記周溝に係合する係合部と、を有する係合腕部とを備えたスペーサと、
    を含んで構成された携帯無線機。
JP2022099724A 2022-06-21 2022-06-21 アンテナ接続構造及び携帯無線機 Pending JP2024000804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022099724A JP2024000804A (ja) 2022-06-21 2022-06-21 アンテナ接続構造及び携帯無線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022099724A JP2024000804A (ja) 2022-06-21 2022-06-21 アンテナ接続構造及び携帯無線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024000804A true JP2024000804A (ja) 2024-01-09

Family

ID=89451718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022099724A Pending JP2024000804A (ja) 2022-06-21 2022-06-21 アンテナ接続構造及び携帯無線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024000804A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5192029B2 (ja) コネクタ及びコネクタユニット
KR101106350B1 (ko) 동축 커넥터
JP4427564B2 (ja) コネクタプラグ
JP2004247170A (ja) 押圧式スプリングコネクタ
KR101183809B1 (ko) 검사용 동축 커넥터
JP2024000804A (ja) アンテナ接続構造及び携帯無線機
KR20180110136A (ko) 레버식 커넥터
JP2005178499A (ja) シフトレバー装置
KR100990211B1 (ko) 커넥터
JP2006032285A (ja) ソケット
KR101417704B1 (ko) 커넥터 감합 지그 및 저삽입력 커넥터
JP2009245799A (ja) ソケットコネクタ
JP2013171666A (ja) レバー式コネクタ
KR200484359Y1 (ko) 동축 잭 커넥터
JP2010129319A (ja) ジャック構造
KR100521532B1 (ko) 체결 및 탈거가 용이한 손잡이 노브와 변속 레버의 체결구조
JP2006222027A (ja) シールドコネクタ
JP2008059762A (ja) コネクタ装置
JP2009136957A (ja) 工具収納ケース
JP2009245793A (ja) ソケットコネクタ
JP2007165251A (ja) レバー式コネクタ
JP4929505B2 (ja) リレーソケット
JP5056484B2 (ja) バルブソケットの取付構造
JP6776037B2 (ja) コネクタ組立体
JP2009289685A (ja) コネクタ固定ネジの緩み止めキャップ