JP2024000655A - 流体殺菌装置 - Google Patents

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    • A61L2/10Ultra-violet radiation

Abstract

Figure 2024000655000001
【課題】紫外光の光源の発熱を殺菌対象の流体に放熱しつつ、小型化を図ることができる流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】直管16a,16bは、それぞれ流路Pa,Pbを有し、短手方向に間に回路基板40を介在させて結合されている。回路基板40の流路Pa,Pb側には、それぞれLED44a,44bが実装され、紫外光La,Lbをそれぞれ流路Pa,Pbの流体に照射する。LED44a,44bの発熱は、背面位置のヒートシンク46a,46bから流路Pb,Paの流体に放熱される。
【選択図】図3

Description

本発明は、流路内を流れる流体を紫外光で殺菌する流体殺菌装置に関する。
流路内を流れる流体に紫外光を照射して、流体に含まれている菌を殺菌する流体殺菌装置が知られている。
特許文献1は、円柱部材と、該円柱部材の周部に、その軸方向及び周方向に一定間隔で取り付けられて紫外光を放射する複数のLEDと、円柱部材を包囲するように円柱部材に同軸に配置されて、殺菌対象の水が軸方向に流れる流路を内周側に形成する円筒管と、を備える流体殺菌装置を開示する。この流体殺菌装置では、LEDの発熱が、円柱部に熱伝導し、円柱部の周部の表面から流水に放出されるので、LEDを効率的に冷却することができる。
特許第6180178号公報
特許文献1の流体殺菌装置は、殺菌対象の流水が円柱部材の全周にわたって流れるので、全周にわたって隈なく紫外光を照射するためには、周方向のLEDの個数が増大するとともに、円柱部材の周長も長くなる。これは、流体殺菌装置の小型化の支障となる。
本発明の目的は、紫外光の光源の発熱を殺菌対象の流体に効率良く放熱しつつ、小型化を図ることができる流体殺菌装置を提供することである。
本発明の流体殺菌装置は、
相互に平行に第1方向に延在する第1流路及び第2流路を有し、互いに結合している第1管及び第2管と、
前記第1管と前記第2管との間に介在している回路基板と、
前記回路基板の前記第1流路側の面に前記第1流路に沿って配設され、前記第1流路に向けて紫外光を照射する第1群の光源と、
前記回路基板の前記第2流路側の面において前記第1群の各光源の背面位置に配設されている第1群のヒートシンクと、
前記回路基板の前記第2流路側の面において前記第1方向に前記第1群のヒートシンクと重ならない位置に配設され、前記第2流路に向けて紫外光を照射する第2群の光源と、
前記回路基板の前記第1流路側の面において前記回路基板の前記第2流路側の面における前記第2群の各光源の背面位置に配設されている第2群のヒートシンクと、
を備えている。
本発明によれば、回路基板に対して両側に第1流路及び第2流路が別々に形成され、第1群及び第2群の光源が、それぞれ回路基板の第1流路側及び第2流路側の面に配設されて、第1流路及び第2流路に向けて、紫外光を照射して殺菌するようになっている。また、第1群及び第2群のヒートシンクが、それぞれ、回路基板において第1群及び第2群の光源の背面位置に配設されて、第2流路及び第1流路の流体に放熱する。これにより、光源の発熱を流体へ効果的に放熱する構造を有するままに、光源の配置の工夫によって、小型化の可能な流体殺菌装置を提供できる。
第1実施形態である流体殺菌装置を長手方向に分解した分解図である。 直管の結合部を短手方向に分解した分解図である。 第1実施形態流体殺菌装置を2つの直管の並び方向に沿って切った縦断面図である。 図3のA4-A4線に沿った横断面図である。 第1実施形態の流体殺菌装置における紫外光Lの照射領域を示す図である。 全部のLEDが第1管側に向けられて紫外光Laを照射するときの紫外光の照射領域を示す図である。 全部のLEDが第2管側に向けられて紫外光Laを照射するときの紫外光の照射領域を示す図である。 第2実施形態の流体殺菌装置の縦断面図である。 第3実施形態の流体殺菌装置の縦断面図である。 第4実施形態の流体殺菌装置の縦断面図である。
以下においては、本発明の好適な実施形態について説明するが、これらを適宜改変し、組合せてもよい。また、以下の説明及び添付図面において、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符を付して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態である流体殺菌装置10uを長手方向に分解した分解図である。なお、この分解図では、直管16aと直管16bとの間に介在する部品の図示は省略している。これらの部品については、図2において後述する。
流体殺菌装置10uは、長手方向(第1方向の一例としてY軸方向)に一端側(Y軸方向+側)から他端側(Y軸方向-側)に押さえ板12、外部接続管14a,14bの対、直管16a,16bの対、U字管18、及び樹脂ケース20を有している。外部接続管14a,14bの対、及び直管16a,16bの対は、共に長手方向に対して垂直方向である短手方向(X軸方向)に配列されている。
樹脂ケース20は、Y軸方向に一端が開口し、他端が閉口している。流体殺菌装置10uは、樹脂ケース20に、開口側からU字管18、直管16a,16bの対、及び外部接続管14a,14bとの対が順番に挿入されていき、次に、押さえ板12により樹脂ケース20の開口が封鎖されることにより、組み立てられる。押さえ板12は、外部接続管14a,14bのフランジ部を樹脂ケース20の開口端部に押さえ付けているので、外部接続管14a,14bのフランジ部は、樹脂ケース20内に隠れる。これに対し、外部接続管14a,14bの管部は、押さえ板12のそれぞれの通孔を貫通して、樹脂ケース20の外に露出している。
図2は、直管16a,16bの結合部を短手方向に分解した分解図である。直管16a,16bは、構造及び寸法が同一であり、流体殺菌装置10uにおいて短手方向の向きが相互に逆向きとなっているだけである。以下、流体殺菌装置10uにおいて、各対の個々の要素を、区別することなく総称するときは、符号の末尾のa,bを省略した符号で指し示す。
直管16a,16bは、結合側(腹側)を矩形平面として、回路基板40を間に介在させつつ矩形平面を相互に合わせて、樹脂ケース20内に挿入されることにより、樹脂ケース20により相互に結合される。矩形の回路基板40は、直管16の矩形平面に対して、長手方向(Y軸方向)の寸法が同一で、幅方向(Z軸方向)の寸法が同一か又は少し小さくなっている。回路基板40には、Y軸方向に一端側から他端側に順番にねじ嵌挿孔26、回路素子収容孔28、複数の円柱形状の凹部30、及びねじ嵌挿孔26が、一列に並んで、穿設されている。
回路基板40には、Y軸方向に直管16の各ねじ嵌挿孔26と同一位置に通孔42が形成されている。雌ねじ54は、直管16aへの回路基板40の固定に先立ち、直管16aのねじ嵌挿孔26に圧入されて、固着される。雄ねじ52は、回路基板40の通孔42に直管16b側から軸部を挿通し、軸部を雌ねじ54に螺着する。これにより、回路基板40は、直管16aに固定される。雄ねじ52の頭部は、直管16a,16bの結合後は、直管16bのねじ嵌挿孔26に収納される。
図2の例とは逆に、回路基板40を直管16bに固定することもできる。その場合は、雌ねじ54は、直管16bのねじ嵌挿孔26内に固定され、雄ねじ52は、直管16a側から通孔42に挿通されてから直管16bの雌ねじ54に螺着される。
LED44aとヒートシンク46bとは、回路基板40の直管16a側の面において、Y軸方向に対応する直管16aの凹部30と同一位置でかつY軸方向に交互の配列で実装されている。LED44bとヒートシンク46aとは、回路基板40の直管16b側の面において、Y軸方向に対応する直管16bの凹部30と同一位置でかつY軸方向に交互の配列で実装されている。直管16aの凹部30と直管16bの凹部30とは、Y軸方向に同一位置に形成されているので、回路基板40において、ヒートシンク46a,46bは、それぞれLED44a,44bの背面位置に位置している。
紫外線透過窓48(例えば、石英ガラス製)及び筒体50は、それぞれ凹部30の底面側及び開口側の位置関係で凹部30内に嵌挿される。筒体50の内周面は、LED44からの光出射方向に径を広げる円錐台の側面で形成されている。筒体50は、凹部30への嵌挿状態においてLED44を包囲し、紫外線透過窓48は、凹部30の底面側の通孔31に露出しているとともに、凹部30を通孔31側から封鎖している。筒体50のテーパ状内周面は、ミラーになっている。
図2において、紫外線透過窓48は平板状であるが、所望の配光を実現するためのレンズ形状をとっていてもよい。
図2の回路基板40には、図示されていないが、回路基板40には、LED44やヒートシンク46の他に、LED44の駆動素子等の回路素子(図示せず)が実装されている。これら回路素子は、流体殺菌装置10uの組立状態では、回路素子収容孔28に収まる。
各部品の材料の一例は、次のとおりである。
押さえ板12:ABS樹脂又はポリプロピレン
外部接続管14a,14b:樹脂又はフッ素樹脂
直管16a,16b:フッ素樹脂又は金属(例:ステンレス鋼)
U字管18:樹脂又はフッ素樹脂
樹脂ケース20:ABS樹脂又はポリプロピレン
ヒートシンク46a,46b:金属(例:ステンレス鋼)又はセラミック
筒体50:フッ素樹脂
雄ねじ52:ステンレス鋼
雌ねじ54:黄銅
図3は、流体殺菌装置10uを2つの直管16の並び方向(X軸方向)に沿って切った縦断面図である。図3の流体殺菌装置10uの向きは、Y軸方向が水平になる横置きの向きであるが、典型的な流体殺菌装置10uは、外部接続管14及びU字管18が鉛直方向のそれぞれ上及び下となる縦置きで配置される。
図3において、白抜きの矢印は、殺菌対象の流体が流体殺菌装置10u内で流れる向きを示している。流体は、水等の液体に限定されず、空気等の気体であってもよい。流体殺菌装置10uでは、外部接続管14a,14bは、それぞれ流入口及び流出口となるように、外部の機器(例:ポンプ、液源及び貯留タンク)に接続されているが、逆に、すなわち、外部接続管14a,14bが、それぞれ流出口及び流入口となるように、外部の機器に接続することもできる。
直管16a,16bは、内部に流路Pa,Pbを有している。U字管18は、内部に流路Pfを有している。殺菌対象の流体は、外部接続管14aから流体殺菌装置10u内に流入し、その後、流路Pa→流路Pf→流路Pbの順番に流れて、外部接続管14bから流体殺菌装置10uの外に流出する。
凹部30は、直管16の管壁の肉厚部に形成され、直管16の矩形平面に開口し、所定の深さの円柱孔になっている。通孔31は、凹部30の底面と直管16の内周面との間を直管16の径方向に延在して、両者を相互に連通させている。凹部30の直径及び深さは、ヒートシンク46の直径及び厚さにほぼ等しい。通孔31の直径は、凹部30の直径より少し小径となっており、凹部30内のヒートシンク46、紫外線透過窓48及び筒体50が凹部30から直管16の内周側に離脱することを阻止する寸法となっている。
凹部30は、直管16において軸方向に一列に並んでいる。直管16aの凹部30には、LED44aとヒートシンク46bとが列方向に交互に収納されている。相互に背面位置の関係にあるLED44aとヒートシンク46aとは、軸方向に同一位置でかつ回路基板40の流路Pa側及び流路Pb側の面に実装されている。相互に背面位置の関係にあるLED44bとヒートシンク46bとは、軸方向に同一位置でかつ回路基板40のそれぞれ流路Pb側及び流路Pa側の面に実装されている。
環状の筒体50は、LED44が配置されている凹部30に嵌装されて、LED44を包囲している。紫外線透過窓48は、通孔31に凹部30側から挿入されて筒体50の流路Pa又はPb側を封鎖している。Oリング49は、紫外線透過窓48の周部と凹部30の周壁との間を密に保持している。LED44が出射する紫外光Lは、紫外線透過窓48を通過して流路Pa又は流路Pbの流体に照射される。
図3において、D1は、Y軸方向の押さえ板12の長さと樹脂ケース20の長さとの合計の寸法を示す。D2は、Y軸方向に押さえ板12からの外部接続管14の突出寸法を示している。D1は、例えば150mmである。D2は、例えば17mmである。
図3において、α1,α2は、それぞれ直管16及び外部接続管14の径を示している。α1は、例えば、φ10mmである。α2は、例えば,φ7mmである。
図4は、図3のA4-A4線に沿った横断面図である。図4から分かるように、直管16a,16bは、X軸方向に間に回路基板40を介在しつつ、樹脂ケース20内へ嵌挿されており、これにより、直管16a,16b及び回路基板40の三者は、樹脂ケース20の内周によりX軸方向の挟圧状態に保持される。したがって、回路基板40を雄ねじ52により直管16に固定しなくても、回路基板40を円滑に直管16に固定することができるので、雄ねじ52及び雌ねじ54を省略することもできる。
Oリング47は、凹部30の周壁とヒートシンク46の周部との間に嵌着され、両者間の液密を保持している。
ヒートシンク46の周部は、直管16の凹部30に周面接触している。したがって、LED44の発光に伴う発熱は、ヒートシンク46の底面から通孔31の侵入流体を介して流路Pa又は流路Pbに到達する第1伝熱経路で流路Pa又は流路Pbの流体に放熱される一方、付加的に、ヒートシンク46の周部から直管16に伝導し、直管16を周方向に伝導し、さらに直管16の内周面から流路Pa又は流路Pbに到達する第2伝熱経路でも流路Pa又は流路Pbの流体に放熱される。
加えて、回路基板40は直管16の矩形平面に接触するため、LED44や、他に実装された駆動回路の動作に伴い発せられた熱は直管16へ伝導し、第2伝熱経路へ伝導する。
流体殺菌装置10uの作用について説明する。殺菌対象の流体(例:水)は、不図示のポンプから圧送されて、外部接続管14aから流体殺菌装置10u内に流入する。流体は、図3の白抜き矢印で示すように、流路Paを軸方向の一端側から他端側に流れ(進行し)、次に流路PfでUターンし、次に流路Pbを軸方向の他端側から一端側に流れ、外部接続管14bより流体殺菌装置10uの外に流出する。
直管16の各LED44は、流路Pa又は流路Pbの流体に対して紫外光を照射して、流体中の菌を紫外光で殺菌する。LED44は、発光に伴って、発熱する。この発熱は、前述したように、第1伝熱経路と第2伝熱経路との両方で伝導して、流路Pa,Pb内の流体に放熱される。第2伝熱経路における伝熱量は、第1伝熱経路の伝熱量に対して小さいものの、直管16の管壁の内周全体から、流路Pa,Pbを流れる流体に放熱できるので、放熱面積が増大する。
(対比)
図5A-図5Cは、回路基板40の両面においてLED44とヒートシンク46とを交互に並べている意義についての説明図である。図5A-図5Cにおいて、斜線のハッチングを付けた二等辺三角形の領域は、紫外光La又はLbの照射領域を示している。
図5Aの流体殺菌装置10uでは、回路基板40の両面においてLED44とヒートシンク46とを交互に並べられている。これに対し、図5Bの流体殺菌装置100u及び図5Cの流体殺菌装置200uでは、回路基板40の片面のみに全部のLED44又は全部のヒートシンク46が並べられている。LEDの総個数は、流体殺菌装置10u,100u,200u共に等しくしている。また、回路基板40の両面を合わせたY軸方向のLED44の間隔も、流体殺菌装置10u,100u,200u共に等しくして、流体殺菌装置10u,100u,200uの対比を行っている。
図5Aは、流体殺菌装置10uにおける紫外光の照射領域を示している。紫外光La,Lbは、それぞれヒートシンク46a,46bからの紫外光である。ヒートシンク46a,46bは、回路基板40においてそれぞれ流路Pa,Pbに向けて紫外光La,Lbを照射するので、Y軸方向に隣接関係のLED44からの紫外光が重なることなく、流体に照射される。すなわち、流体殺菌装置10uにおいて、所定値以上の強度の紫外光が照射される流路領域を大きく確保することができる。
図5Bは、全部のLED144が直管16a側に向けられて紫外光Laを照射するときの紫外光の照射領域を示し、図5Cは、全部のLED244が直管16b側に紫外光Lbを照射するときの紫外光の照射領域を示している。なお、図5Bでは、全部のヒートシンク146が回路基板40の直管16b側のみに実装されているので、ヒートシンク146の熱は、流路Pbを流れる流体に放熱される。図5Cでは、全部のヒートシンク246が回路基板40の直管16a側のみに実装されているので、ヒートシンク246の熱は、直管16aの流体に放熱される。
図5B、図5Cの態様によっては、流体殺菌装置10uと同様に流体殺菌装置を小型化するとともに、光源の実装方向が統一されるため、生産が容易になる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の流体殺菌装置10vの縦断面図である。図6の縦断面は、直管16a及び直管16bの並び方向に切った断面となっている。殺菌管路ユニット60は、図3の流体殺菌装置10uから外部接続管14a,14bを外した構造を指している。流体殺菌装置10vは、2つの殺菌管路ユニット60をX軸方向に並べ、U字管18vで直列接続した構造になっている。
詳細には、下側(X軸方向の-側)の殺菌管路ユニット60の直管16aには外部接続管14aが接続され、上側(X軸方向の+側)の直管16bには、外部接続管14bが接続されている。そして、U字管18vは、下側の殺菌管路ユニット60の直管16bと上側の殺菌管路ユニット60の直管16aとを接続している。
流体殺菌装置10vにおいて、流体は、外部接続管14aから下側の殺菌管路ユニット60に流入し、下側の殺菌管路ユニット60の流路Pa→流路Pf→流路Pbを経てU字管18vに流入し、U字管18vの流路Pfを経て上側の殺菌管路ユニット60に流入し、上側の殺菌管路ユニット60の流路Pa→流路Pf→流路Pbを経て外部接続管14bから流出する。
流体殺菌装置10vでは、全体の流路長が流体殺菌装置10uの2倍になり、流体に対する紫外光の合計の照射量は、流体殺菌装置10uの2倍になる。これにより、殺菌力を強めることができる。
流体殺菌装置10vでは、殺菌管路ユニット60を2つ接続したが、3以上の殺菌管路ユニット60を接続することで流路長を増加させ、さらに殺菌力を高めることができる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の流体殺菌装置10wの縦断面図である。図7の縦断面は、直管16a及び直管16bの並び方向に平行な断面となっている。流体殺菌装置10wについて、第1実施形態の流体殺菌装置10uとの相違点について述べる。流体殺菌装置10wは、流体殺菌装置10uのU字管18が省略され、代わりに、直管16a,16bには、Y軸方向の他端側にもそれぞれ外部接続管14a,14bが接続されている。
本発明の第1管としての直管16aの一端側及び他端側に接続されている外部接続管14a,14aは、それぞれ本発明の第1接続管及び第3接続菅に相当する。本発明の第2管としての直管16bの一端側及び他端側に接続されている外部接続管14b,14bは、それぞれ本発明の第2接続管及び第4接続菅に相当する。
直管16a,16bに流す殺菌対象の流体をそれぞれFa,Fbとする。流体Fa,Fbは、それぞれ流路Pa及び直管16bの流路PbをY軸方向の一端側から他端側に直線的に流れる。流体Fa,Fbは、それぞれ流路Pa,Pbを流れている期間にLED44a,44bからの紫外光を浴びて、殺菌される。
流体Fa,Fbは、同一の流体であってもよいし、異なる流体であってもよい。流体Fa,Fbを同一の流体とするときは、流体殺菌装置10wの上流側及び下流側にそれぞれ分岐管及び合流管を接続することができる。これにより、殺菌対象の流体の流量を2倍にすることができる。
流体Fa,Fbの温度を異ならせることもできる。すなわち、流体Fa,Fbは、例えば、それぞれ温水及び冷水とし、流体殺菌装置10wを用いて温水と冷水の両方を同時殺菌することができる。
図7の例では、流体Fa,Fbが共にY軸方向の同一方向に流れるが、相互に逆方向に流すこともできる。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態の流体殺菌装置10tの縦断面図である。図8の縦断面は、直管16a及び直管16bの並び方向に平行な断面となっている。流体殺菌装置10tについて、第1実施形態の流体殺菌装置10uとの相違点について述べる。流体殺菌装置10tは、ヒートシンク46を嵌挿する凹部30には、通孔31が連通していない。したがって、ヒートシンク46の底面は、流路Pa,Pbに露出しないので、ヒートシンク46の熱が、流路Pa,Pbの流体に直接放出されることはなく、前述の第2伝熱経路のみによりヒートシンク46の熱を放熱することになる。
本実施形態によっては、ヒートシンク46の底面は、流路Pa,Pbに露出しないので、ヒートシンク46や、回路基板40とその実装部品らが流体に接しにくくなり、信頼性を向上させられるほか、シール部材を省くことが可能となりコスト削減を図ることができる。
(変形例)
直管16a,16bは、それぞれ本発明の第1管及び第2管に相当する。同様に、ヒートシンク46a,46bは、それぞれ本発明の第1群のヒートシンク及び第2群のヒートシンクに相当する。直管16a,16bは、形状及び径が相互に同一であり、ヒートシンク46a,46bも、形状及び径が相互に同一となっている。しかしながら、本発明の第1管及び第2管は、形状及び径が相互に相違していたり、ヒートシンク46a,46bも、形状及び径が相互に相違したりしていてもよい。例えば、第1流路としての直管16aの流路Paを、第2流路としての直管16bの流路Pbより太くしたり、細くしたりしてもよい。
複数のLED44aは、第1群の光源を構成し、複数のLED44bは、第2群の光源を構成する。流体殺菌装置10u等では、回路基板40においてY軸方向に直管16aと直管16bとは交互に配置されているが、本発明では、回路基板の長手方向にかつ回路基板の各面に第1群の光源と第2群の光源とが実装されていればよく、交互でなくてもよい。ただし、図5B及び図5Cで説明したように、同一群の光源を複数、回路基板に連続して実装するとき、間隔が短いと、紫外光の照射効率が低下することがある。また、第1群の光源の個数と第2群の光源の個数とを等しくしなくてもよい。
U字管18,18vは、本発明の連結管及びに相当する。外部接続管14a,14bは、それぞれ本発明の第1接続管及び第2接続管に相当する。
本発明の流体殺菌装置は、例えば、製氷機等の貯水タンクの水、送水管の水、給湯器の温水、ウオータサーバの水、循環装置(チラー)の冷却水、又はドリンクサーバの水の殺菌に使用される。
10・・・流体殺菌装置、14a・・・外部接続管(第1接続管又は第3接続管)、14b・・・外部接続管(第2接続管又は第4接続管)、16a・・・直管(第1管)、16b・・・直管(第2管)、18,18v・・・U字管(連結管)、30・・・凹部、31・・・通孔、40・・・回路基板、44a,44b・・・LED(光源)、46a,46b・・・ヒートシンク、60・・・殺菌管路ユニット。

Claims (7)

  1. 相互に平行に第1方向に延在する第1流路及び第2流路を有し、互いに結合している第1管及び第2管と、
    前記第1管と前記第2管との間に介在している回路基板と、
    前記回路基板の前記第1流路側の面に前記第1流路に沿って配設され、前記第1流路に向けて紫外光を照射する第1群の光源と、
    前記回路基板の前記第2流路側の面において前記第1群の各光源の背面位置に配設されている第1群のヒートシンクと、
    前記回路基板の前記第2流路側の面において前記第1方向に前記第1群のヒートシンクと重ならない位置に配設され、前記第2流路に向けて紫外光を照射する第2群の光源と、
    前記回路基板の前記第1流路側の面において前記回路基板の前記第2流路側の面における前記第2群の各光源の背面位置に配設されている第2群のヒートシンクと、
    を備えていることを特徴とする流体殺菌装置。
  2. 請求項1記載の流体殺菌装置において、
    前記第1群の光源と前記第2群の光源とは、前記第1方向に交互に配置されていることを特徴とする流体殺菌装置。
  3. 請求項1記載の流体殺菌装置において、
    前記第1群のヒートシンク及び前記第2群のヒートシンクは、それぞれ前記第2流路側の面及び前記第1流路側の面が前記第2流路及び前記第1流路に露出していることを特徴とする流体殺菌装置。
  4. 請求項3記載の流体殺菌装置において、
    前記第1群のヒートシンク及び前記第2群のヒートシンクは、それぞれに形成された凹部に嵌合しているとともに、前記凹部の底面の通孔を介してそれぞれ前記第2流路側の面及び前記第1流路側の面が前記第2流路及び前記第1流路に露出していることを特徴とする流体殺菌装置。
  5. 請求項1記載の流体殺菌装置において、
    さらに、
    前記第1管の一端部に接続されている第1接続管と、
    前記第2管の一端部に接続されている第2接続管と、
    前記第1管の他端部及び前記第2管の他端部を相互に接続している連結管と、
    を備えていることを特徴とする流体殺菌装置。
  6. 請求項1記載の流体殺菌装置において、
    さらに、
    前記第1管の一端部に接続されている第1接続管と前記第1管の他端部に接続されている第3接続管と、
    前記第2管の一端部に接続されている第2接続管及び前記第2管の他端部に接続されている第4接続管と、
    を備えていることを特徴とする流体殺菌装置。
  7. 複数の殺菌管路ユニットと、該複数の殺菌管路ユニットを直列に接続する少なくとも1つの連結管とを備え、
    各殺菌管路ユニットは、
    相互に平行に第1方向に延在し前記第1方向の他端部において相互に連通している第1流路及び第2流路をそれぞれ有し、互いに結合している第1管及び第2管と、
    前記第1管と前記第2管との間に介在している回路基板と、
    前記回路基板の前記第1流路側の面に前記第1流路に沿って一列で配設され、前記第1流路に向けて紫外光を照射する第1群の光源と、
    前記回路基板の前記第2流路側の面において前記第1群の各光源の背面位置に配設されている第1群のヒートシンクと、
    前記回路基板の前記第2流路側の面において前記第1方向に前記第1群のヒートシンクと重ならない位置に一列に配設され、前記第2流路に向けて紫外光を照射する第2群の光源と、
    前記回路基板の前記第1流路側の面において前記回路基板の前記第2流路側の面における前記第2群の各光源の背面位置に配設されている第2群のヒートシンクと、
    を備え、
    前記連結管は、前記複数の殺菌管路ユニットのうちの2つの前記殺菌管路ユニットに対し、前記第1方向の一端側において一方の前記殺菌管路ユニットの前記第2管と他方の前記殺菌管路ユニットの前記第1管とを連結していることを特徴とする流体殺菌装置。
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