JP2024000235A - 管理装置、管理方法、決済システム - Google Patents

管理装置、管理方法、決済システム Download PDF

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Abstract

【課題】車両のユーザがサービスを利用しまたは商品を購入する際の、会計のための待ち時間を削減することができる技術を提供すること。【解決手段】管理装置は、サービスの利用または商品の購入に対する決済を行う第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを管理する。管理装置は、1または複数のプロセッサを備える。1または複数のプロセッサは、サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車するまでの間は、サービスの利用または商品の購入に対する第1決済を行うことを第1決済装置に許可し、サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車した後は、少なくとも第2決済装置に第1決済を行うことを許可する。【選択図】図5

Description

本開示は、決済装置を管理する管理装置、管理方法、及び決済システムに関する。
特許文献1は、ユーザの会計が終了してから車両に乗車するまでの待ち時間を削減することが可能な車両管理システムを開示している。車両管理システムは、車両が駐車場に入るときに車両のユーザと車両とを紐付けるための処理を行い、ユーザの会計が終了したときに、ユーザと紐づけられた車両の車両制御部と連携して、車両が駐車場からユーザの乗降場所まで走行するように制御する。
なお、本開示の技術分野における出願時の技術レベルを示す文献としては、上記特許文献1の他にも下記の特許文献2及び特許文献3を例示することができる。
特開2019-079325号公報 特開2021-096510号公報 特開2020-027475号公報
特許文献1において示されているように、車両のユーザが商業施設で買い物などをしてから車両で移動する場面がある。このような場面において、ユーザは、サービスを利用したり商品を購入したりしてから車両に乗車するまでの間に、サービスや商品の代金を精算するために会計を行う必要がある。そのため、車両に乗車する前に、会計列に並ぶ時間などの待ち時間が発生することがある。
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものである。本開示は、車両のユーザがサービスを利用しまたは商品を購入する際の、会計のための待ち時間を削減することができる技術を提供することを目的とする。
本開示は、サービスの利用または商品の購入に対する決済を行う第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを管理する管理装置を提供する。
管理装置は、1または複数のプロセッサを備える。
上記1または複数のプロセッサは、
サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車するまでの間は、サービスの利用または商品の購入に対する第1決済を行うことを第1決済装置に許可し、
サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車した後は、少なくとも第2決済装置に第1決済を行うことを許可する
ことを特徴とする。
本開示は、サービスの利用または商品の購入に対する決済を受け付ける第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを管理する管理方法を提供する。
管理方法は、
サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車するまでの間は、サービスの利用または商品の購入に対する第1決済を行うことを第1決済装置に許可することと、
サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車した後は、少なくとも第2決済装置に第1決済を行うことを許可することと、
を含むことを特徴とする。
本開示は、サービスの利用または商品の購入に対する決済を行う第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを含む決済システムを提供する。
決済システムは、1または複数のプロセッサを備える。
上記1または複数のプロセッサは、
サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車するまでの間は、サービスの利用または商品の購入に対する第1決済を行うことを第1決済装置に許可し、
サービスを利用し、または商品を購入したユーザが車両に乗車した後は、少なくとも第2決済装置に第1決済を行うことを許可する
ことを特徴とする。
本開示の技術によれば、車両のユーザがサービスを利用しまたは商品を購入する際の、会計のための待ち時間を削減することができる。
本開示の実施の形態に係る決済装置が行う決済の概要を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る管理装置が記憶する管理情報を説明するための概念図である。 本開示の効果を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る決済システムの構成例を示すブロック図である。 本開示の実施の形態に係る管理装置が行う処理の例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態に係る管理装置が行う処理の他の例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態に係る管理装置が行う処理の更に他の例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態に係る管理装置が行う処理の更に他の例を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
1.概要
車両のユーザが商業施設でサービスの利用や商品の購入をし、その後車両で移動する場面を考える。ユーザは、サービスの提供を受けたり商品を購入したりした後、サービスや商品の代金を精算するために会計を行う必要がある。通常、会計はユーザがサービスの提供を受けたり商品を購入したりした店舗の店内で行う必要があり、ユーザは会計を終えて初めて、店舗を出て車両に乗車することができる。
図1には、ユーザ2がホテルで宿泊サービスを利用した後、会計を行う場面が示されている。ユーザ2は会計を終わらせた後、車両20で移動することを予定している。通常、ユーザ2はホテルなどの施設内に設置された第1決済装置11で会計を行う必要がある。しかし、第1決済装置11の前には会計待ちの行列ができており、ユーザ2が会計を行うためには行列に並ばなくてはならない。ユーザ2が車両20に乗車することができるのは会計をした後になるため、行列が長ければ長いほど、ユーザ2の待ち時間は長くなってしまう。
また、このようにホテルなどの商業施設で提供されるサービスには、車両20を利用したサービスが付帯することがある。例えば、ユーザ2がホテルからチェックアウトするときに車両20をAVP(Automated Valet Parking:自動バレー駐車)によってホテルに併設された駐車場からホテルのエントランスまで移動させるサービスが、宿泊サービスとセットで提供されるような場面が想定される。しかし、このような付帯サービスにおいても、ユーザ2が会計を終わらせてから初めて車両20をホテルの入り口まで移動させることができる。そのため、やはり、ユーザ2が会計を終了させるまでの待ち時間が長くなると、ユーザ2が車両20に乗車するまでの待ち時間も長くなってしまう。ユーザ2にとっては、車両20を利用した付帯サービスのメリットが薄れてしまう。
本開示は、ユーザ2が車両20に乗車するまでの間に発生する、このような会計のための待ち時間を削減することを目的とする。ユーザ2の待ち時間を削減するために、本実施の形態に係る管理装置31は、ユーザ2が第1決済装置11で行う会計を、車両20に搭載された第2決済装置21で行うことを可能にする。
ユーザ2が第2決済装置21で行うことが可能となる会計は、車両20を利用したサービスが付帯するサービスや商品に対するものに限られず、商業施設内でのみ提供される、車両20と無関係のサービスや商品に対するものも含まれる。また、本実施の形態においては、第1決済装置11でまとめて行うことのできる複数のサービスや商品に対する会計は、第2決済装置21でもまとめて行うことができる。
ユーザ2が第2決済装置21で会計をすることを可能とするために、管理装置31は第1決済装置11及び第2決済装置21を管理する。管理装置31が行う管理とは、第1決済装置11及び第2決済装置21に決済を許可することや禁止すること、第1決済装置11及び第2決済装置21と決済に関する情報の送信や受信を行うこと、などを含む。第1決済装置11及び第2決済装置21が行う決済とは、ユーザ2の会計を受け付け、ユーザ2が利用したサービスや購入した商品に対する代金の清算を終了させることをいう。管理装置31は、第1決済装置11及び第2決済装置21を管理するために、管理情報を記憶する。
図2は、管理装置31が記憶する管理情報の例を示す概念図である。管理情報は、ユーザ2の情報と、決済に必要な情報とが紐づけられた情報である。例えば、図2に示される管理情報は、複数のユーザ2(ユーザ2a、2b、2c)に対して、それぞれのユーザ2が利用したサービスや購入した商品の料金と、それらに対する決済が完了しているか否かを紐づけている。
管理装置31は、第1決済装置11に、例えばユーザ2aの決済を許可するときは、管理情報のうち、ユーザ2aの決済に必要な情報を第1決済装置11に送信する。そして、ユーザ2aが、例えば車両20xに乗車し、車両20xに搭載された第2決済装置21xに決済を許可するときは、管理情報のうちユーザ2aの決済に必要な情報を第2決済装置21xに送信する。第1決済装置11及び第2決済装置21xは、送信された管理情報に基づいて、ユーザ2aの決済を行うことができる。
管理装置31は、ユーザ情報や、サービスの利用状況や商品の購入状況や、それらに対する決済状況、サービスや商品の料金などについての情報から、管理情報を作成する。ユーザ情報は、ユーザIDなどの、ユーザ2を識別する情報を含む。管理装置31は、例えば、ユーザ2が所有するスマートフォンなどの携帯端末からユーザ情報を取得してもよいし、車両20の管理者からユーザ情報の提供を受けてもよい。サービスの利用状況や商品の購入状況や、それらに対する決済状況についての情報は、例えば、商業施設の従業員が商業施設内の端末を介して管理装置31に入力する。サービスや商品の料金についての情報は、例えば、商業施設内の店舗の管理者から提供され、管理装置31のメモリに予め記憶されてもよいし、商業施設の従業員によって、商業施設内の端末を介して管理装置31に入力されてもよい。
管理情報は、これらに更にユーザ2が乗車する車両20が紐づけられた情報を含んでいてもよい。例えば、ユーザ2aが車両20xに乗車することが事前にわかっていれば、管理装置31は、ユーザ2aと、車両20x及びユーザ2aの決済に必要な情報とを紐づけし、管理情報として記憶しておくことができる。
車両20が、ユーザ2が個人所有している車両である場合など、ユーザ2が乗車する車両20が予めわかっている場合は、ユーザ2が乗車する車両20の情報は、ユーザ情報とともに管理装置31に提供されてもよい。車両20がレンタカーやシェアカーである場合は、例えば、ユーザ2が車両20を予約するときに、ユーザ2の携帯端末から管理装置31にユーザ2が乗車する車両20の情報が送信される。あるいは、例えば、ホテルでの宿泊サービスと宿泊客に対する車両20のAVPサービスとがセットで提供されるなどの場合は、ユーザによる宿泊サービスの利用状況とともに、ユーザ2が乗車する車両20の情報が管理装置31に提供されてもよい。
管理装置31は、ユーザ情報とその他の情報が予め紐づけされた情報を取得して管理情報を作成してもよい。例えば、ユーザ2が、ホテルでの宿泊サービスと車両20のAVPサービスをセットで予約するためのアプリを使ってサービスの予約をする場面が想定される。このような場合は、管理装置31は、予約が完了した時点で、ユーザ情報と、宿泊サービスの利用料金、車両20のAVPサービスの利用料金、ユーザ2が乗車予定の車両20などが紐づけされた情報を、アプリから取得することができる。
以下、本明細書において、ユーザ2によるサービスの利用や商品の購入に対する決済を第1決済と呼ぶ。サービスを利用しまたは商品を購入したユーザ2が車両20に乗車するまでの間は、管理装置31は、第1決済を行うことを第1決済装置11に許可する。サービスを利用しまたは商品を購入したユーザ2が車両20に乗車した後は、管理装置31は、少なくとも第2決済装置21に第1決済を行うことを許可する。これにより、ユーザ2は、第1決済装置11で会計を行う代わりに、車両20に乗車して第2決済装置21で会計を行うこともできるようになる。
図3は、通常の会計の流れと、本実施の形態によって可能となる会計の流れを比較するための図である。通常の会計では、サービスを利用しまたは商品を購入したユーザ2は、第1決済装置11で会計を行った後、車両20に乗車する。会計の前には会計待ちの行列に並ぶこともあり、車両20に乗車する前に待ち時間が多く発生する。
一方、本実施の形態では、サービスを利用しまたは商品を購入したユーザ2は、会計のための待ち時間を費やすことなく、すぐに車両20に乗車することができる。ユーザ2は車両20に乗車した後、第2決済装置21で会計を行うことになるが、このとき行列に並ぶ時間などの待ち時間は発生しない。このように、本実施の形態によって、ユーザ2が車両20に乗車するまでに発生する待ち時間が削減され、ユーザ2の利便性が向上する。
なお、車両20に乗車するまでのユーザ2の待ち時間を減らす方法としては、ユーザ2が、自身が携帯するスマートフォンなどの端末を利用して会計を行う方法も考えられる。しかし、スマートフォンを利用して会計を行う際には、ブラウザを立ち上げたり、会計のためのページを検索したり、といった手順が必要となる。
それに対して、本実施の形態においては、ユーザ2が車両20に乗車したことをきっかけとして、管理装置31によって第2決済装置21にユーザ2の決済が許可される。ユーザ2が会計を行うために必要な情報は、管理装置31から第2決済装置21に送信され、ユーザ2は、会計を行うための画面を検索するなどの面倒な手順を踏まなくても、第2決済装置21でシームレスに会計を行うことができる。
2.構成
図4は、本実施の形態に係る決済システム100の構成例を示すブロック図である。決済システム100は、第1決済装置11、第2決済装置21、及び管理装置31を含んでいる。
第1決済装置11は、ユーザ2によるサービスの利用や商品の購入に対する決済を行う装置である。例えば、第1決済装置11は、商業施設の内部に設置されたレジスターなどの装置である。第1決済は、ユーザ2によるサービスの利用や商品の購入に対する決済である。本来的には、第1決済は、第1決済装置11により行われる。第1決済の対象となるサービスや商品は、各種の商業施設、例えば、ホテルやレストラン、デパート、ショッピングモール、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどにおいて、ユーザ2に対して提供され、または販売される。
第1決済の対象となるサービスや商品には、複数のサービスや複数の商品が含まれていてもよく、異なる種類のサービスや異なる種類の商品が含まれていてもよい。例えば、ホテルやレストランが、宿泊や食事などのサービスと一体化された、車両20を利用した移動サービスやAVPサービスを提供することがある。第1決済の対象には、このように、商業施設で提供されるサービスや販売される商品と一体化された、車両20を利用したサービスに対する決済が含まれていてもよい。車両20を利用した移動サービスとしては、車両20をレンタカーやシェアカーとして利用するサービスが例示される。車両20を利用したAVPサービスには、車両20がユーザ2の個人所有の車両である場合におけるAVPサービス、及び車両20がレンタカーやシェアカーである場合のAVPサービスが含まれる。
第1決済装置11は、1または複数のプロセッサ12(以下、単にプロセッサ12と呼ぶ)、1または複数のメモリ13(以下、単にメモリ13と呼ぶ)、及びインターフェース14を含む。メモリ13には、プロセッサ12で実行可能な1または複数のプログラムと、それに関連する種々のデータとが記憶されている。インターフェース14は、ネットワークと通信を行うためのネットワークインターフェース、及び第1決済を行うための決済インターフェースを含む。第1決済装置11は、決済インターフェースを介してクレジットカードやスマートフォンの決済コードなどを読み取ることで、ユーザ2の会計を受け付けることができる。
第1決済装置11は、商業施設の内部や出入口などに設置される。ユーザ2は、商業施設でサービスの利用や商品の購入を行った後、商業施設の内部や出入口などに設置された第1決済装置11で会計を済ませ、車両20に乗り込むことができる。第1決済装置11がユーザ2の第1決済を行うために必要な情報は、管理装置31から第1決済装置11に送信される。
第2決済装置21は、車両20に搭載される。第2決済装置21は、1または複数のプロセッサ22(以下、単にプロセッサ22と呼ぶ)、1または複数のメモリ23(以下、単にメモリ23と呼ぶ)、及びインターフェース24を含む。メモリ23には、プロセッサ22で実行可能な1または複数のプログラムと、それに関連する種々のデータとが記憶されている。インターフェース24は、ネットワークとの通信を行うためのインターフェース、及び決済を行うための決済インターフェースを含む。第2決済装置21がインターフェース24を備えることで、第1決済装置11が行うことができる第1決済は、第2決済装置21にも行うことが可能になる。図示されないが、第2決済装置21は、この他に、ユーザ2に決済に関する情報を通知するための装置を備える。例えば、第2決済装置21は、決済に関する情報を表示するための表示画面や、決済に関する情報を音声で通知するためのスピーカを備える。
ユーザ2が、サービスの利用や商品の購入後、または会計後に車両20にすぐに乗車できるように、第1決済装置11が設置される商業施設は、駐車場やロータリー、車両の乗り入れ口などの、車両20を駐停車することのできるスペースを備えていることが好ましい。ただし、第1決済装置11が設置される商業施設は、必ずしもこのようなスペースを備えていなくてもよく、車両20は第1決済装置11が設置された商業施設とは異なる場所にある駐車場に駐車された車両であってもよい。
車両20は、ユーザ2が個人所有している車両であってもよいし、レンタカーやシェアカーなどの共有で使用される車両であってもよい。また、車両20は、AVP車両であってもよい。車両20がAVP車両の場合、車両20は駐車スペースから商業施設の乗り入れ口まで、AVPの自動走行により移動してもよい。例えば、車両20は、商業施設に併設された駐車場に駐車されたAVP車両であってもよく、ユーザ2からの要求に応じて商業施設の乗り入れ口まで移動してもよい。
車両20は、検出装置25を搭載していてもよい。検出装置25は、ユーザ2が車両20に乗車したことを検出するための装置である。検出装置25としては、車両20の座席に搭載された圧力センサや、車両20の車内の画像を取得するカメラが例示される。
管理装置31は、1または複数のプロセッサ32(以下、単にプロセッサ32と呼ぶ)、1または複数のメモリ33(以下、単にメモリ33と呼ぶ)、及びインターフェース34を含む。メモリ33には、プロセッサ32で実行可能な1または複数のプログラム33a(以下、単にプログラム33aと呼ぶ)と、それに関連する種々のデータとが記憶されている。メモリ33に記憶されるデータには、管理情報が含まれる。インターフェース34は、ネットワークとの通信を行うためのインターフェースを含む。
管理装置31は、インターフェース34を介して、第1決済装置11、第2決済装置21、検出装置25、及び車両20との通信を行い、種々の情報を送受信する。第1決済装置11との通信を行うためのネットワークは、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。管理装置31と、第2決済装置21及び検出装置25との通信は、無線ネットワークにより行われる。また、管理装置31は、インターフェース34を介して、ユーザ2が所有するスマートフォンなどの携帯端末や、商業施設内の端末などと通信を行ってもよい。
3.処理フロー
3-1.1つ目の処理例
図5は、管理装置31が第1決済装置11及び第2決済装置21を管理するために行う1つ目の処理例を示すフローチャートである。図5の処理は、プログラム33aをプロセッサ32が実行することにより実現される。ユーザ2がサービスの提供を受け、または商品を購入したことが管理装置31に通知されると、図5の処理が開始する。
ステップS100において、プロセッサ32は、決済に必要な情報と、ユーザ2の情報とを紐づける。紐づけられた情報は、管理情報としてメモリ33に記憶される。情報の紐づけが行われると、処理は、ステップS200に進む。
ステップS200において、プロセッサ32は、ユーザ2が車両20に乗車したか否かを判定する。ユーザ2が車両20に乗車したか否かを判定する方法としては、例えば以下の方法が考えられる。
1つ目の方法は、ユーザ2と車両20とが事前に紐づけられている場合に有効な方法である。1つ目の方法においては、プロセッサ32は、検出装置25から情報を取得し、検出装置25が車両20に乗車した人物を検出したときに、ユーザ2が車両20に乗車したと判定する。例えば、ユーザ2aとユーザ2aが乗車予定の車両20xとが事前に紐づけられているとする。プロセッサ32は、車両20xに搭載された検出装置25xが車両20xに乗車した人物を検出したときは、ユーザ2aが車両20xに乗車したと判定する。例えば、検出装置25xの圧力センサが、座席に所定量以上の重量がかかっていることを検出したときは、プロセッサ32は、ユーザ2aが車両20xに乗車したと判定する。あるいは、例えば、検出装置25xのカメラが、車両20xに乗車した人物を検出したときは、プロセッサ32は、ユーザ2aが車両20xに乗車したと判定する。
2つ目の方法では、プロセッサ32は、ID情報などを利用した照合を行うことでユーザ2の車両20への乗車を判定する。例えば、ユーザ2が車両20に乗車したときにユーザIDを入力するための端末を車両20に設けておく。そして、ユーザ2によって端末にユーザIDが入力され、入力されたIDが照合されたときに、ユーザ2が車両20に乗車したと判定してもよい。
3つ目の方法では、プロセッサ32は、顔認証による照合を行うことでユーザ2の車両20への乗車を判定する。例えば、管理装置31のメモリ33に、ユーザ2の顔認証用のデータを予め記憶しておく。管理装置31は、車両20にユーザ2が乗車したときは、検出装置25のカメラによってユーザ2の画像を取得する。そして、画像の顔認証によってユーザ2が照合されたときに、ユーザ2が車両20に乗車したと判定してもよい。2つ目及び3つ目の方法では、ユーザ2と車両20とが事前に紐づけされていない場合でも、ユーザ2の車両20への乗車を判定することができる。
4つ目の方法も、ユーザ2と車両20とが事前に紐づけられている場合に有効な方法である。4つ目の方法では、プロセッサ32は、車両20の電源がONされたときに、ユーザ2が車両20に乗車したと判定する。例えば、車両20は、車両20の電源がONされると管理装置31に電源ON通知を送信する。そして、管理装置31は、車両20からの電源ON通知を受信したときに、ユーザ2が車両20に乗車したと判定する。
なお、車両20がAVP車両である場合は、ユーザ2がサービスの利用や商品の購入を終えてから車両20に乗車するまでの間に、車両20の電源がONされるタイミングが2回存在することがある。
例えば、以下のような流れで車両20の電源がON/OFFされる。ユーザ2がサービスの利用や商品の購入を終えて車両20の出庫を要求すると、車両20を管理するAVP管理サーバが、駐車場に駐車された車両20の電源を遠隔操作によりONする(1回目の電源ON)。電源がONされた後、車両20は駐車場からユーザ2の乗車位置まで自動走行する。車両20が乗車位置に到着すると、車両20の電源は一旦OFFされる。その後、車両20の操作権限がAVP管理サーバからユーザ2に移行される。操作権限を受け取ったユーザ2は車両20に乗車し、車両20の電源をONする(2回目の電源ON)。
4つ目の方法において、このように車両20の電源がONされるタイミングが2回ある場合、車両20は、1回目の電源ON時に電源ON通知を管理装置31に送信してもよいし、2回目の電源ON時に電源ON通知を管理装置31に送信してもよい。管理装置31は、1回目または2回目のいずれかの電源ON時に車両20から送信される電源ON通知を受け取ったときに、ユーザ2が車両20に乗車したと判定する。なお、1回目の電源ON時にはユーザ2はまだ車両20に乗車していないが、近い将来に車両20に乗車することは決定しているため、ユーザ2が車両20に乗車したとみなして管理装置31が第2決済装置21に決済を許可しても、不都合は生じない。
ステップS200の判定後、処理はステップS300に進む。ステップS300の処理は、ステップS311、ステップS312、及びステップS313の処理を含む。ステップS200でユーザ2が車両20に乗車したと判定された場合(ステップS200;Yes)、処理は、ステップS311に進む。ユーザ2が車両20に乗車していないと判定された場合、(ステップS200;No)、処理は、ステップS312に進む。
ステップS311において、プロセッサ32は、少なくとも第2決済装置21に第1決済を行うことを許可する。第2決済装置21に第1決済が許可されると、処理は、ステップS313に進む。第2決済装置21が第1決済を行うために必要な情報は、メモリ33が記憶する管理情報の中から、プロセッサ32によって第2決済装置21に送信される。情報の送信は、第2決済装置21に第1決済が許可されると同時に行われてもよいし、ユーザ2と車両20の紐づけが事前にされている場合には事前に行われてもよい。ステップS311において、プロセッサ32は、第2決済装置21のみに第1決済を許可してもよいし、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方に第1決済を許可してもよい。
なお、ステップS311において管理装置31が第2決済装置21に決済を許可するとき、管理装置31は同時に、第2決済装置21の表示画面にユーザ2の決済情報を表示させてもよい。この場合、ユーザ2にとっては決済画面を開くなどの操作が不要になるため、よりスムーズに会計を行うことができる。
ステップS312において、プロセッサ32は、少なくとも第1決済装置11に第1決済を許可する。第1決済装置11が第1決済を行うために必要な情報は、メモリ33が記憶する管理情報の中から、プロセッサ32によって第1決済装置11に送信される。情報の送信は、第1決済装置11に決済が許可されると同時に行われてもよいし、事前に行われてもよい。ステップS312において、プロセッサ32は、第1決済装置11のみに第1決済を許可してもよいし、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方に第1決済を許可してもよい。第1決済装置11に第1決済が許可されると、処理は、ステップS313に進む。
ステップS313において、プロセッサ32は、第1決済装置11または第2決済装置21による第1決済が完了したか否かを判定する。いずれかの決済装置による第1決済が完了した場合(ステップS313;Yes)、処理は、終了する。いずれの決済装置によっても第1決済が完了していない場合(ステップS313;No)、処理は、ステップS200に戻る。
1つ目の処理例及び以下に説明する処理例に共通の効果として、ユーザ2は車両20に乗車した後に第2決済装置によって会計を行うことが可能になる。ユーザ2は商業施設でサービスを利用したり商品を購入したりした後、第1決済装置11で会計を行うために待ち時間を費やすことなく、車両20に乗車することができる。また、ユーザ2が車両20に乗車することをきっかけとして、第2決済装置21にシームレスに第1決済が許可されるため、ユーザ2は特別な手続きを必要としない。こうして、本実施の形態によって、車両20に乗車するまでのユーザ2の待ち時間を削減し、ユーザ2の利便性を向上させることができる。更に、決済待ちの列による混雑を緩和することもできる。
また、ユーザ2が車両20に乗車するまでの間は、従来通り第1決済装置11による会計を行うこともできる。そのため、会計を終わらせた後も引き続き商業施設内に留まることを希望するユーザ2や、商業施設内でサービスの利用や商品の購入をした後で、車両20の利用をキャンセルすることを希望するユーザ2にとっても、利便性が損なわれることはない。
3-2.2つ目の処理例
図6は、管理装置31が第1決済装置11及び第2決済装置21を管理するために行う処理の2つ目の例を示すフローチャートである。2つ目の例では、1つ目の例とステップS300の処理が異なる。
ステップS100及びステップS200においては、1つ目の処理例と同様の処理が行われる。ステップS200でユーザ2が車両20に乗車したと判定された場合(ステップS200;Yes)、処理は、ステップS321に進む。ユーザ2が車両20に乗車していないと判定された場合(ステップS200;No)、処理は、ステップS322に進む。
ステップS321において、プロセッサ32は、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方に第1決済を許可する。第1決済が許可されると、処理は、ステップS323に進む。
ステップS322において、プロセッサ32は、少なくとも第1決済装置11に第1決済を許可する。ステップS322において、プロセッサ32は、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方に第1決済を許可してもよいし、第1決済装置11のみに第1決済を許可してもよい。第1決済が許可されると、処理は、ステップS323に進む。
ステップS323において、プロセッサ32は、第1決済装置11による第1決済が完了したか否かを判定する。第1決済装置11による第1決済が完了した場合(ステップS323;Yes)、処理はステップS325に進む。第1決済装置11による第1決済が完了していない場合(ステップS323;No)、処理はステップS324に進む。
ステップS324において、プロセッサ32は、第2決済装置21による第1決済が完了したか否かを判定する。第2決済装置21による第1決済が完了した場合(ステップS324;Yes)、処理はステップS326に進む。第2決済装置21による第1決済が完了していない場合(ステップS324;No)、処理はステップS200に戻る。
ステップS325において、プロセッサ32は、第2決済装置21に第1決済を行うことを禁止する。第2決済装置21による第1決済が禁止されると、処理は終了する。
ステップS326において、プロセッサ32は、第1決済装置11に第1決済を行うことを禁止する。第1決済装置11による第1決済が禁止されると、処理は終了する。
2つ目の処理例は、同じ第1決済を、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方が完了させてしまう、いわゆる二重決済の状態になることを防止するための処理である。2つ目の例においては、第1決済装置11及び第2決済装置21の一方による第1決済が完了すると、他方の決済装置に第1決済を行うことが禁止される。そのため、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方によって同じ第1決済が行われ、二重決済が発生することを防ぐことができる。
3-3.3つ目の処理例
図7は、管理装置31が第1決済装置11及び第2決済装置21を管理するために行う処理の3つ目の例を示すフローチャートである。3つ目の例では、1つ目及び2つ目の例とステップS300の処理が異なる。
ステップS100及びステップS200においては、1つ目及び2つ目の処理例と同様の処理が行われる。ステップS200でユーザ2が車両20に乗車したと判定された場合(ステップS200;Yes)、処理は、ステップS331に進む。ユーザ2が車両20に乗車していないと判定された場合(ステップS200;No)、処理は、ステップS332に進む。
ステップS331において、プロセッサ32は、第2決済装置21のみに第1決済を許可する。第2決済装置21に第1決済が許可されると、処理は、ステップS333に進む。
ステップS332において、プロセッサ32は、第1決済装置11のみに第1決済を許可する。第1決済装置11に第1決済が許可されると、処理は、ステップS333に進む。
ステップS333において、プロセッサ32は、第1決済装置11または第2決済装置21による第1決済が完了したか否かを判定する。第1決済が完了した場合(ステップS333;Yes)、処理は終了する。第1決済が完了していない場合(ステップS333;No)、処理は、ステップS200に戻る。
3つ目の処理例も、二重決済が行われて、同じ第1決済を第1決済装置11及び第2決済装置の両方が完了させてしまうことを防ぐための処理である。管理装置31によって第1決済が許可されるのは、第1決済装置11及び第2決済装置のうち、いずれか片方の決済装置のみである。そのため、第1決済装置11及び第2決済装置21の両方によって同じ第1決済が行われてしまうことはなく、二重決済が防止される。
3-4.4つ目の処理例
図8は、管理装置31が第1決済装置11及び第2決済装置21を管理するために行う処理の4つ目の例を示すフローチャートである。図8に示されるフローチャートは、プログラム33aをプロセッサ32が実行することにより実現される。ユーザ2がサービスの提供を受け、または商品を購入したことが管理装置31に通知されると、図8の処理が開始する。
ステップS100、及びステップS200においては、1つ目の例と同様の処理が行われる。ステップS300においては、1つ目、2つ目、または3つ目の例におけるステップS300の処理のうち、いずれの処理が行われてもよい。以下の記述では、例として、ステップS300の処理は1つ目の処理例と同じであるものとして説明する。
ステップS311、ステップS312、及びステップS313における処理は、1つ目の例で説明したとおりである。ステップS313において、いずれかの決済装置による第1決済が完了したと判定された場合(ステップS313;Yes)、処理は、ステップS500に進む。いずれの決済装置によっても第1決済が完了していない場合(ステップS313;No)、処理は、ステップS400に進む。
ステップS400において、プロセッサ32は、車両20の走行を禁止する。走行が禁止されると、処理は、ステップS200に戻る。ステップS400において走行が禁止される車両20は、ユーザ2が乗車予定または乗車している車両20である。但し、車両20がAVP車両である場合、車両20が駐車区画から乗降位置まで自動走行することは許可される。AVP車両の場合、ステップS400において禁止されるのは、ユーザ2を乗せた状態での車両20の走行である。なお、ステップS400の処理が開始する段階でユーザ2が車両20に乗車しておらず、乗車予定の車両20も決定していない場合は、ステップS400の処理はスキップされて、処理は、ステップS200に戻る。
ステップS500において、プロセッサ32は、車両20の走行を許可する。走行が許可されると、処理は終了する。ステップS500において走行が許可される車両20は、ユーザ2が乗車予定または乗車している車両20である。なお、ステップS500の処理が開始する段階でユーザ2が車両20に乗車しておらず、乗車予定の車両20も決定していない場合は、ステップS500の処理はスキップされて、処理は終了する。
4つ目の処理の例では、いずれかの決済装置による第1決済が完了するまでの間は車両20の走行が禁止される。車両20の走行が禁止されることで、ユーザ2が、会計を忘れていたなどの理由で、第1決済が完了しないまま車両20で移動してしまうことを防ぐことができる。第1決済が完了すると、車両20の走行が許可され、ユーザ2は車両20で移動することができるようになる。
4.第2決済装置が車両サービスに対する決済を行う実施例
本実施例では、車両20を利用したサービスは、第1決済の対象となるサービスとは異なるサービスとしてユーザ2に提供される。以下、本実施例において、第1決済の対象となるサービスとは異なるサービスとしてユーザ2に提供される、車両20を利用したサービスを、車両サービスと呼ぶ。また、車両サービスに対する決済を第2決済と呼ぶ。第2決済は、第2決済装置21によって行うことが可能に構成される。
車両サービスは、車両20を利用した移動サービスまたはAVPサービスである。車両20を利用した移動サービスは、例えば、車両20をレンタカーやシェアカーとして利用して移動するためのサービスである。車両20を利用したAVPサービスは、車両20がユーザ2の個人所有の車両である場合におけるAVPサービス、及び車両20がレンタカーやシェアカーである場合のAVPサービスを含む。
本実施例において、管理装置31は、第1決済を行うことを第2決済装置21に許可するときは、第1決済と第2決済をまとめて行うことを第2決済装置21に許可する。本実施例においても、ユーザ2は、第2決済装置21で会計を行うことが選択可能となる。ユーザ2は、待ち時間を費やして第1決済装置11で会計をする代わりに、商業施設でのサービスの利用や商品の購入を終えた後すぐに車両20に乗車し、第2決済装置21で会計をすることができる。更に、車両サービスが第1決済の対象となるサービスに含まれていない場合でも、ユーザ2は、第2決済装置21で一度に会計を行うことができる。ユーザ2が車両サービスを利用している場合には、第2決済装置21で、第1決済と第2決済とをまとめて完了させることができるため、ユーザ2の利便性は更に向上する。
2 ユーザ
2a ユーザ
2b ユーザ
2c ユーザ
11 第1決済装置
12 プロセッサ
13 メモリ
14 インターフェース
20 車両
20x 車両
21 第2決済装置
21x 第2決済装置
22 プロセッサ
23 メモリ
24 インターフェース
25 検出装置
25x 検出装置
31 管理装置
32 プロセッサ
33 メモリ
33a プログラム
34 インターフェース
100 決済システム

Claims (9)

  1. サービスの利用または商品の購入に対する決済を行う第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを管理する管理装置であって、
    1または複数のプロセッサを備え、
    前記1または複数のプロセッサは、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車するまでの間は、前記サービスの利用または前記商品の購入に対する第1決済を行うことを前記第1決済装置に許可し、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車した後は、少なくとも前記第2決済装置に前記第1決済を行うことを許可する
    管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置であって、
    前記1または複数のプロセッサは、
    前記第1決済装置または前記第2決済装置によって前記第1決済が完了するまでの間は、前記車両の走行を禁止する
    管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の管理装置であって、
    前記第2決済装置は、前記車両を利用する車両サービスに対する決済を行うことが可能に構成される
    管理装置。
  4. 請求項3に記載の管理装置であって、
    前記1または複数のプロセッサは、
    前記第1決済を行うことを前記第2決済装置に許可する場合、前記第1決済と前記車両サービスに対する第2決済をまとめて行うことを前記第2決済装置に許可する
    管理装置。
  5. 請求項3に記載の管理装置であって、
    前記車両サービスは、前記車両を利用した移動サービスあるいは自動バレー駐車サービスである
    管理装置。
  6. 請求項1または2に記載の管理装置であって、
    前記1または複数のプロセッサは、
    前記ユーザが前記車両に乗車した後は、前記第1決済装置と前記第2決済装置の両方に前記第1決済を行うことを許可し、
    前記第1決済装置及び前記第2決済装置の一方による前記第1決済が完了した場合、前記第1決済装置及び前記第2決済装置の他方に前記第1決済を行うことを禁止する
    管理装置。
  7. 請求項1または2に記載の管理装置であって、
    前記1または複数のプロセッサは、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車するまでの間は、前記第1決済装置のみに前記第1決済を行うことを許可し、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車した後は、前記第2決済装置のみに前記第1決済を行うことを許可する
    管理装置。
  8. サービスの利用または商品の購入に対する決済を行う第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを管理する管理方法であって、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車するまでの間は、前記サービスの利用または前記商品の購入に対する第1決済を行うことを前記第1決済装置に許可することと、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車した後は、少なくとも前記第2決済装置に前記第1決済を行うことを許可することと
    を含む
    管理方法。
  9. サービスの利用または商品の購入に対する決済を行う第1決済装置と、ユーザが利用する車両に搭載された第2決済装置とを含む決済システムであって、
    1または複数のプロセッサを備え、
    前記1または複数のプロセッサは、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車するまでの間は、前記サービスの利用または前記商品の購入に対する第1決済を行うことを前記第1決済装置に許可し、
    前記サービスを利用し、または前記商品を購入した前記ユーザが前記車両に乗車した後は、少なくとも前記第2決済装置に前記第1決済を行うことを許可する
    決済システム。
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