JP2023554142A - フロレチンの味質を改善するためのナリンゲニンの使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、フロレチンの味質を改善するためのナリンゲニンの使用に関する。さらに、本発明は、フロレチンの味質を改善するための方法に関する。そのうえ、本発明は、ナリンゲニンとフロレチンとを含有するアロマ組成物ならびにこのアロマ組成物を含有する半完成製品および完成製品に関する。

Description

本発明は、フロレチンの味質を改善するためのナリンゲニンの使用に関する。さらに、本発明は、フロレチンの味質を改善するための方法に関する。さらに、本発明は、ナリンゲニンとフロレチンとを含有するアロマ組成物ならびにこのアロマ組成物を含有する半完成製品および完成製品に関する。
高い糖含有量(主にスクロース、ラクトース、グルコースもしくはフルクトースまたはそれらの混合物)、従って甘味を有する食品または飲料は、通常、消費者によって強く好まれる。高い含有量の、上記記載の糖などの容易に代謝可能な炭水化物の消費は、血糖値が大きく増加することを可能にし、潜在的に―過度に消費された場合は―脂肪性沈着物の形成に至る可能性があることが一般に知られている。これは、制御も対策も講じられない場合、体重過多、肥満、インシュリン抵抗性、遅発性糖尿病および関連二次疾患の原因となり得る。特に、上述の炭水化物の多くは、口腔中の特定のタイプの細菌によって分解されて乳酸となり、青年期または成人期の歯エナメルを攻撃することができ、孔の形成もしくは炎症につながるので歯の健康にも影響を及ぼし得る。
従って、目的は、食品および飲料中の糖の量を、好ましくは消費者が味の差に気づかないような最低限の量に減らすことである。甘味を保持する1つの可能性は、甘味料の使用である。これらのものは、自体はカロリー価を有しないかまたは非常に低いカロリー価だけを有し、同時に強い甘味印象を与える物質である。これらの物質は、通常、非う蝕性である(総説:非特許文献1)。それらの一部は、バルク甘味料、例えばソルビトール、マンニトールまたは他の糖アルコールとして知られ、糖の残余の食品技術関連特性を部分的に置き換えることもできるが、あまり頻繁な摂取は、一部の人々の間には、浸透圧的に誘導される消化問題につながる。使用時のそれらの低い濃度のために、非栄養的な高強度の甘味料は、食品に甘さをもたらすのに非常に適している。それでも、それらのものは、多くの場合に、糖と同様ではない時間-強度プロファイル(例えばスクラロース、ステビオシド、チクロ)、苦いおよび/または渋い後味(例えばアセフルファムK、サッカリン)または追加の望ましくないフレーバー印象(例えばグリチルレチン酸アンモニウム塩)の結果として味に関連する課題を示す。
潜在能力の高い甘味料の一つに、特許文献1に記載されているフロレチンがある。フロレチンは、低いレベルであっても組成物に組み込まれると組成物に強い甘味を与える。フロレチンの使用は、中に用いる組成物に望ましくない味を追加的に持ち込む可能性があることが観測された。
苦味は、味細胞上の特別な苦味受容体(舌上の味蕾中に見いだされる)に結合し、後に続く神経化学カスケード中に信号を生じさせる特定の物質によって生じる。この信号は、防御反応と否定的な味覚印象を生じさせる(非特許文献2参照)。
この苦い後味を覆い隠す1つの戦略は、自体は特定の味覚認識を示さないが、組成物中の望ましくない味を記述するいわゆる「雑味(off-notes)」を最低限まで低下させることができる味覚調節剤の使用である。そのような1種類の物質が、柑橘類果実から天然に誘導されるフラボノイドであるナリンゲニンである。先行技術、例えば特許文献2において、シトラス製品の文脈で味覚調節のための、特に組成物の甘さを増強するためのナリンゲニンの使用が既に記載された。
ナリンゲニンが潜在的に組成物中のフロレチンの味に影響を及ぼすことができることは、特許文献3において既に記載された。この効果は、30ppmのフロレチンと30ppmのナリンゲニンとを含有する組成物の例において観測されることが開示されている。
アロマ産業において、多くの場合に特定の調合領域が望ましいかまたは必要とされる。複雑なアロマ組成物において、濃度領域は、多くの場合に単一の化合物だけでなくそれにも増して種々の甘味料、フレーバーおよび/または味覚調節剤の相互作用にも依存し、従って完璧に釣り合いがとれている必要がある。
従って、本発明の第一の課題は、フロレチンの望ましくない味覚特性を有利な方法で調節するかまたはマスクすることができる新規な濃度領域を見いだすことであった。
その他の課題は、添付の請求項および以下の記載を考慮すれば自明となる。
国際公開第2007/014879号 国際公開第2017/036518(A1)号 国際公開第2017/092796(A1)号
バレリー・B・ダフィー(Valerie B.Duffy)、マドレーヌ・シグマン-グラン(Madeleine Sigman-Grant)、マーガレット・A・パワーズ(Margaret A.Powers)、ドニーズ・エルモア(Denise Elmore)、エスター・F・マイヤーズ(Esther F.Myers)、ディアーヌ クアグリアーニ(Diane Quagliani)、マリー・スパーノ(Marie Spano)、キンバリー・F・ステイッツェル(Kimberly F.Stitzel)、スー テイラー(Sue Taylor)、ロバート・アール(Robert Earl)およびソニア・コナー(Sonja Connor)、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ダイエティック・アソシエーション(Journal of the American Dietetic Association)、104巻2号255~275頁(2004年) ウルフガング・マイヤーホフ(Wolfgang Meyerhof)、レビュー・オブ・フィジオロジー、バイオケミストリー・アンド・ファーマコロジー(Reviews of Physiology、Biochemistry and Pharmacology、154巻、37~72頁(2005年)
第一の課題は、フロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させ、および/または口あたりを改善し、および/または渋さを減少させ、および/または甘さ強度を改善するためのナリンゲニンの使用であって、
ナリンゲニンは、調製物の総量を基準として10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量で用いられ、
前提条件として、
ナリンゲニンが30ppmのフロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させるために用いられる場合、ナリンゲニンは、それぞれの場合に調製物の総量を基準として30ppmの量では含有されず、
ナリンゲニンが30ppmのフロレチンを含む調製物の口あたりを改善するために用いられる場合、ナリンゲニンは、それぞれの場合に調製物の総量を基準として30ppmの量では含有されない、
ナリンゲニンの使用によって解決された。
本発明の一実施形態において、ナリンゲニンは、上記で定義されたように、フロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させるために用いられる。別の実施形態において、ナリンゲニンは、上記で定義されたように、フロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させ、口あたりを改善するために用いられる。別の実施形態は、フロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させ、口あたりを改善し、渋さを減少させるためのナリンゲニンの使用に関する。本発明の一実施形態は、フロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させ、口あたりを改善し、渋さを減少させ、甘さを改善するためのナリンゲニンの使用に関する。さらに別の実施形態において、ナリンゲニンは、フロレチンを含む調製物のまたはその中の口あたりを改善するために用いられる。別の実施形態は、フロレチンを含む調製物のまたはその中の口あたりを改善し、渋さを減少させるためのナリンゲニンの使用に関する。さらに別の実施形態は、フロレチンを含む組成物のまたはその中の口あたりを改善し、渋さを減少させ、甘さを改善するためのナリンゲニンの使用に関する。本発明の一実施形態は、フロレチンを含む組成物のまたはその中の渋さを減少させるためのナリンゲニンの使用に関する。さらに別の実施形態において、ナリンゲニンは、フロレチンを含む組成物の渋さを減少させ、甘さを改善するために用いられ、別の実施形態において、フロレチンを含む組成物の甘さを改善するためのナリンゲニンの使用に関する。
本発明に関して「苦さを減少させる」とは、ナリンゲニンを含まない参照調製物と比較した調製物の苦さにおける知覚可能な肯定的な変化と理解されるべきである。これは、参照調製物が本発明の途次において定義された調製物より苦いと知覚可能であることを意味する。
本発明に関して「口あたりを改善する」とは、ナリンゲニンを含まない参照調製物と比較して、口に広がる豊かな味覚を有する、より充実した味覚認識として理解されるべきである。味覚認識「口あたり」は、日本では「こくみ」として知られている。この味は、長い処理時間に伴って食品または飲料中に形成される分解したタンパク質断片によって生じると考えられている。これらのタンパク質断片自体は、特定の味覚を示さないが、口腔中の特定の受容体に結合することによって味覚認識全体を刺激することができる。
本発明に関して「渋さを減少させる」とは、ナリンゲニンを含まない参照調製物と比較した調製物中の鈍い(furry)口あたりの減少として理解されるべきである。渋さの「味覚」認識は、実際の味ではなく、三叉神経によって検出され舌上または口腔中で渋さ感覚を発動させる「痛み」認識に近い。渋さの認識は、多くの場合に口の中の鈍い感覚としても記述される。
本発明に関して「甘さを改善する」とは、ナリンゲニンを含まない参照調製物と比較した調製物の甘味認識の増大として理解されるべきである。
当業者は、2種類の調製物の味覚認識における差異を評価する方法および実験的な検定手順を承知している。ふつうに用いられる検定手順は、訓練された味検定員のパネルによる、異なる組成を有する2種類の調製物の味検定である。
驚くべきことに、ナリンゲニンは、フロレチンを含む組成物のまたはその中の10ppm~100ppmの間のナリンゲニンの種々の調合領域において、フロレチンの苦さを減少させることができることが見いだされた。
本発明の1つの好ましい実施形態は、調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されないことを前提条件とする、本発明による使用に関する。
本発明の文脈において、調製物中のナリンゲニンとフロレチンとの重量比は、1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1、より好ましくは1:1.5~1.5:1の範囲であると好ましい。
本発明の課題は、フロレチンの味質を改善するための新規な濃度領域の探索に関するので、本発明による効果を実現するためのより柔軟な調合を提供するために、ナリンゲニンとフロレチンとの間の種々の調合比も見いだすことが非常に重要である。
ナリンゲニンは、フロレチンを含む組成物のまたはその中の上記で定義された味覚認識を様々なナリンゲニンとフロレチンとの比において改善することができることが本発明の発明者によって見いだされた。
ナリンゲニンとフロレチンとが等しい濃度で用いられ、1:1の重量比になる結果であれば特に好ましい。
さらに、好ましくは、調製物は、アロマ組成物と、栄養摂取、娯楽または化粧品もしくは医薬品を目的として意図する調製物と、そのような調製物を製造するための半完成製品と、からなる群から選ばれる。
好ましくは、栄養摂取または娯楽を目的として意図する調製物は、(低カロリー)ベーク品(例えばパン、乾ビスケット、ケーキ、他のベーク品)、菓子類(例えばムースリーバー製品、チョコレート、チョコレートバー、バー形の他の製品、フルーツガム、ドラジェ、ハードおよびソフトキャラメル、チューインガム)、ノンアルコール飲料(例えばココア、コーヒー、緑茶、紅茶、(緑、紅)茶抽出物で強化された(緑、紅)茶飲料、ルイボスティー、他のハーブティー、フルーツ含有ソフトドリンク、アイソトニック飲料、清涼飲料、ネクター、フルーツおよび野菜ジュース、フルーツまたは野菜ジュース調製物)、インスタント飲料(例えばインスタントココア飲料、インスタントティー飲料、インスタントコーヒー飲料)、肉製品(例えばハム、フレッシュソーセージまたは生ソーセージ調製物、スパイスを加えるかまたはマリネーしたフレッシュまたは塩入りの肉製品)、卵または卵製品(乾燥卵、卵白、卵黄)、シリアル製品(例えば朝食用シリアル、ムースリーバー、調理済みのすぐ食べられる米製品)、乳製品(例えば高脂肪乳または低脂肪乳または無脂肪乳飲料、ライスプディング、ヨーグルト、ケフィール、クリームチーズ、ソフトチーズ、ハードチーズ、乾燥粉乳、乳漿、バター、バターミルク、アイスクリーム、部分的にまたは完全に加水分解された乳タンパク質含有製品)、大豆タンパク質または他の大豆画分から造られる製品(例えば豆乳およびそれから製造された製品、単離されたかまたは酵素的に処理された大豆タンパク質を含有する飲料、大豆粉を含有する飲料、大豆レシチンを含有する調製物、豆腐もしくはテンペーなどの発酵製品またはそれから製造された製品ならびにフルーツ調製物および任意選択としてフレーバーとの混合物)、高タンパク質植物材料からの(例えばオート麦、アーモンド、豆、ハウチワマメ、レンズマメ、ソラマメ、ヒヨコマメ、米、カノラの種子材料からの)乳製品類似調製物(ミルク型、ヨーグルト型、デザート型、アイスクリーム)、植物タンパク質で強化された非乳飲料、フルーツ調製物(例えばジャム、シャーベット、フルーツソース、フルーツフィリング)、植物調製物(例えばケチャップ、ソース、乾燥野菜、冷凍野菜、調理済み野菜、茹で野菜)、スナック(例えばベークされたかまたはフライにされたポテトチップスまたはポテトドウ製品、トウモロコシまたは落花生由来押し出し品)、油脂由来の製品またはエマルジョン(例えばそれぞれの場合に高脂肪または低脂肪のマヨネーズ、レムラードソース、ドレッシング)、用いられる他の既成の料理およびスープ(例えば乾燥スープ、インスタントスープ、調理済みスープ)、スパイス、スパイス混合物および特に用いられている調味料、例えば、スナック分野において、甘味料調製物、錠剤または分包、飲料の甘味または白化のための他の調製物からなる群から選ばれることがある。
本発明の意味の範囲内で栄養摂取または娯楽を目的として意図する調製物は、カプセル、錠剤(非被覆および被覆錠剤、例えば胃耐性コーティング)、糖衣錠、顆粒、ペレット、固体混合物、液相中の分散物の形の栄養補助食品として、エマルジョンとして、粉体として、溶液として、ペーストとしてまたは嚥下するかまたは噛むことができる他の調合物としても存在してよい。
好ましくは、半完成調製物は、上記で定義された栄養摂取または娯楽を目的として意図する(完成)調製物を調製するためにまたは(完成)調製物の一部となるために用いられることを意図する、フレーバー用組成物、濃縮物および/または中間体であってよい。半完成調製物は、別の半完成調製物を調製するかまたは別の半完成調製物の一部となるためにも用いられてよい。
調製物は、さらに、好ましくは、
植物抽出物、例えば甘味性の炭水化物(スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、メリジトース、メリビオース、ラフィノース、パラチノース、ラクツロース、D-フルクトース、D-グルコース、D-ガラクトース、l-ラムノース、D-ソルボース、D-マンノース、D-タガトース、D-アラビノース、l-アラビノース、D-リボース、D-グリセリンアルデヒド、マルトデキストリンなど)、糖アルコール(エリスリトール、トレイトール、アラビトール、リビトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、イソマルチット、ズルシトール、ラクチトールなど)、タンパク質(ミラキュリン、ペンタイジン、モネリン、タウマチン、クルクリン、ブラゼイン、マビンリンなど)、D-アミノ酸(D-フェニルアラニン、D-トリプトファンなど)またはこれらのアミノ酸および/またはタンパク質ならびにこれらのアミノ酸および/またはタンパク質の生理的に許容される塩、特にそれらのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩またはアンモニウム塩を含有する天然資源から得られる抽出物または画分;ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、ステビオールジルコシド、ステビオシド、ステビオールビオシド、レバウジオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドG、レバウジオシドH、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドX、ズルコシド、ルブソシド、スアビオシドA、スアビオシドB、スアビオシドG、スアビオシドH、スアビオシドI、スアビオシドJ、バイユーノシド1、バイユーノシド2、フロミソシド1、フロミソシド2、フロミソシド3、フロミソシド4、アブルソシドA、アブルソシドB、アブルソシドC、アブルソシドD、シクロカリオシドA、シクロカリオシドI、オスランジン、ポリポドシドA、ストロジン1、ストロジン、2、ストロジン4、セリグエアニンA、ジヒドロクェルセチン-3-アセテート、ペリラルチン、テロスモシドA15、ペリアンドリンI~V、プテロカリオシド、シクロカリオシド、ムクロジオシド、trans-アネトール、trans-シンナムアルデヒド、ブリオシド、ブリオノシド、ブリオノヅルコシド、カルノシフロシド、スカンデノシド、ギペノシド、ヘマトキシリン、シアニン、クロロゲンゾイレ、アルビジアサポニン、テロスモシド、ガウジチャウジオシド、モグロシド、例えばモグロシドV、ヘルナンヅルシン、モナチン、グリチルレチン酸およびその誘導体、特にグリチルリジン、好ましくはグリチルリジンアンモニウム塩;タウマトコッカス亜種またはステビア亜種、特にステビア・レバウディアナ(stevia rebaudiana)の抽出物、スゥイングル抽出物、特にツルレイシ属またはシラチオ・グロスベノリイ(siratio grosvenorii)または羅漢果、グリセリジア属亜種、特にグリセリジア・グラブラ(glycerrhyzia glabra)の抽出物、キイチゴ属(rubus)亜種、特にテンチャ(ルブス・スアビシムス(rubus suavissimus))の抽出物、アマミコウスイボク(リッピア・ヅルシス(lippia dulcis))の抽出物、好ましくはバランシンAおよび/またはバランシンBを含むミセチア・バランサエ(mycetia balansae)の抽出物などの抽出物またはそのような抽出物の濃縮画分を含む天然甘味料、好ましくは天然に存在する甘味物質;
好ましくは、マガップ(magap)、サイクラミン酸ナトリウムまたは他の生理的に許容されるシクラミン酸の塩、アセスルファムカリウム(acesulfam K);ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、サッカリン、サッカリンナトリウム塩、アスパルタム、スペルアスパルタム、ネオタム、アリタム、アドバンタム、ペリラルチン、スクラロース、ルグヅネーム、カレレーム(carrelame)、スクロノネートまたはスクロオクテートあるいはそれらの混合物からなる群から選ばれた合成甘味料、好ましくは合成甘味物質;
からなる群から選ばれた、甘味をもたらす少なくとも1種類の化合物を含むことが好ましい
さらにまたはあるいは、調製物は、さらに、好ましくは、
脂肪族フレーバー用物質、特に飽和脂肪族アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキサノール、2-ヘプタノール、オクタノール(1/2/3)、デカノール、不飽和脂肪族アルコール、例えばcis-2ペンテノール、cis-3ヘキセノール、trans-2ヘキセノール、trans-3ヘキセノール、cis-2オクテノール、1-オクテン-3-オール、cis-6ノネン-1-オール、trans-2,cis-6ノナジエノール、飽和脂肪族アルデヒドなどの脂肪族アルデヒド(例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、ヘキサナール、3-メチルヘキサナール、オクタナール、ノナナール、または一価もしくは多価不飽和脂肪族アルデヒド、例えば2-メチルブタ-2-エナール、trans-2ヘキセナール、cis-3ヘキセナール、cis-4ヘキセナール、trans-2オクテナール、trans-2ノネナール、cis-6ノネナール、trans-2、cis-6ノナジエナール、trans2デセナール、trans-2、trans-デカジエナール、脂肪族ケトン、例えば飽和ケトン(2-ブタノン、2-ペンタノン、など2-ヘプタノン、2-オクタノン、2-メチルヘプタン-3-オン、2-デカノン、2-ウンデカノンなど)、不飽和ケトン(1-ペンテン-3-オン、1-ヘキセン-3-オン、5-メチル-3-ヘキセノン、3-ヘプテン-2-オン、1-オクテン-3-オン、2-オクテン-4-オン、3-オクテン-2-オン、3-ノネ-2-オンなど)、脂肪族ジケトンおよび脂肪族ジケトール、例えばジアセチル、アセチルメチルカルビノール、2,3-ヘキサンジオン、脂肪酸、例えば直鎖飽和酸、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、分岐鎖飽和酸、例えば2-メチルヘプタン酸、4-エチルオクタン酸ならびに不飽和の酸、例えば2-ブテン酸、2-ペンテン酸、4-ペンテン酸、2-メチルペンテン酸、trans-3ヘキセン酸、cis-3ヘキセン酸、3-オクテン酸、リノール酸など、脂肪族エステル、例えば飽和エステル、例えば酢酸メチル、酪酸メチル、メチル-2-メチルブチレート、ヘキサン酸メチル、酢酸エチル、酪酸エチル、エチル-2-メチルブチレート、エチル-3-メチルブチレート、ヘキサン酸エチル、デカン酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチル、吉草酸イソブチル、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、イソ吉草酸イソアミル、酢酸ヘキシル、ヘキサン酸ヘキシル、酢酸3-オクチルおよび不飽和エステル、例えば2-ヘキセン酸メチル、ヘキサン酸アリル、酢酸cis-3ヘキセニル、酪酸cis-3ヘキセニル、脂肪族チオールおよびジチオール(例えばプロパンチオール、アリルメルカプタン、1-メトキシ-3-メチルブタン-3-チオール、ジメチルスルフィド、ジメチルトリスルフィド、ジプロピルスルフィド、ジアリルトリスルフィド、他の脂肪族硫黄化合物、例えば2-メルカプト-3-ブタノール、メチルチオプロパナール、3-メルカプトペンタノン、4-メトキシ-2-メチル-2-メルカプトブタノン、チオ酪酸メチル、チオ酪酸メチル、3-メチルチオプロピオン酸メチル、脂肪族窒素化合物、例えばブチルアミン、トリメチルアミン、アリルイソチオシアネート、イソプロピルイソチオシアネート、脂環式化合物、例えば脂環式ケトン、例えばcis-ジャスモン、イソホロン、4-ケトイソホロン、脂環式エステル、例えばメチルジャスモネート、ヒディオン、テルペン、例えばテルペンアルコール、例えばリナロール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、αテルピネオール、メントール、8-p-メンテン-1,2-ジオール、フェンコール、ボルネオール、ネロリドール、ホトリエノール、テルペンアルデヒド、例えばゲラニアール、ネラール、シトロネラール、β-シネンサール、テルペンケトン、例えばα-イオノン、(D)-カルボン、(L)-カルボン、ノートカトン、ピペリトン、メントン、αダマスコン、βダマセン、ダマセノン、テルペンエステル、例えば酢酸リナリル、酢酸ゲラニル、酢酸シトロネリル、酢酸カルビル、酢酸フェンキル、テルペン硫黄化合物、4-メンタ-8-チオール-3-オン、チオゲラニオール、パラ-メンタ-1-エン-8-チオール、メルカプトp-メンタン-3-オン、テルペン炭化水素、例えばD-リモネン、L-リモネン、α-ピネン、β-ピネン、オシメン、α-テルピネン、γ-テルピネン、β-ビサボレン、バレンセン、テルペンオキシド、例えば1,8-シネオール、ローズオキシド、ミントラクトン、メントフラン、芳香族化合物、例えば芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール、シンナミルアルコール、2-フェニルアルコール、芳香族アルデヒド、例えばベンズアルデヒド、シンナムアルデヒド、5-メチル-2-フェニルヘキセナール、サリチルアルデヒド、4-ヒドロキシベンズアルデヒド、シクラメンアルデヒド、2-フェニル-2-ブテナール、芳香属酸、例えば2-フェニル酢酸、桂皮酸、芳香族エステル、例えば酢酸ベンジル、サリチル酸ベンジル、酢酸アニシル、フェニル酢酸メチル、安息香酸メチルル、サリチル酸メチル、桂皮酸メチル、芳香族フェノール、例えばフェノール、オルソ-クレゾール、パラ-クレゾール、2,3-ジメチルフェニル、2-エチルフェノール、2,3,5-トリメチルフェノール、4-ビニルフェノール、グアヤコール、4-ビニルグアヤコール、オイゲノール、チモール、カルバクロール、芳香族硫黄化合物、例えばチオフェノール、ジフェニルジスルフィド、芳香族窒素化合物、例えばアントラニル酸メチル、N-メチルアントラニル酸メチル、芳香族エーテル、例えばバニリン、エチルバニリン、アネトール、芳香族オキシド、例えばヘリオトロピン、ジフェニルオキシド、芳香族ラクトン、例えばクマリン、ジヒドロクマリン、複素環化合物、例えば複素環ラクトン、例えばγブチロラクトン、γ-ノナラクトン、γデカラクトン、δデカラクトン、ジャスミンラクトン、δドデカラクトン、アンブレットリド、複素環フラン、例えばフルフリルアルコール、フルフラール、2-アセチルフラン、テアスピラン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、フルフリルメルカプタン、2-メチル3-フランチオール、2-メチル3-テトラヒドロフランチオール、ジフルフリルスルフィド、ジフルフリルジスルフィド、複素環式ピラン、例えばマルトール、エチルマルトール、ローズオキシド、イソ酪酸マルトール、複素環ピロール、例えばインドール、2-アセチルピロール、ピロリジン、複素環ピラジン、例えば2-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-メチル3-エチルピラジン、トリメチルピラジン、2-アセチルピラジン、2-メトキシ3-メチルピラジン、2-メトキシ3-エチルピラジン、2-メトキシ3-イソブチルピラジン、2-エチル3-メチルチオピラジン、複素環チアゾール、例えばチアゾール、2-メチルチアゾール、4-メチル5-ビニルチアゾール、2-イソブチルチアゾール、2-アセチルチアゾール、
そのようなシトラス(例えばレモン、ライム、マンダリンオレンジ、ベルガモット、グレープフルーツビターオレンジ、ピールまたは精油)、ハーブ(ディル、パセリ、クミン、ローズマリー、セージ、クラリセージ、バジル、タラゴン、タイム、オレガノ、セイバリー、マジョラム、オールスパイス、メース、ナツメグ、クローブ葉、クローブ芽、キャラウェー、シナモン葉、シナモン樹皮、カッシア、カルダモン、ジンジャー、ゲットウ、ターメリック、コリアンダー種子、コリアンダー葉、フェヌグリーク、ビャクシンベリー、ヨモギ、月桂樹葉、ユーカリ、ホワイトペッパー、グリーンペッパー、ホワイトペッパー、ニンジン種子、セロリ種子、ラビッジ葉、アサフェティダ、タマネギ、リーキ、ニンニク、マスタード、ホースラディッシュ、トウガラシ、パプリカ、海藻、カノコソウ油、ファーニードル、スペアミント、ペパーミント、ウィンターグリーン、ブッコノキ葉、クロフサスグリ芽、ウイキョウ、スターアニス、ジャンブー、ロングペッパー、ダバナ、ニオイイリス、ミモザ、キンゴウカン、スミレ葉、ホーリーフ、ジャスミン、イランイラン、カナンガ、オスマンサス、アンゼリカ、クラリセージ、アンブレット種子、ホップ、カモミール、ラベンダー、ローズ、ゼラニウム、シトロネラ、パルマローザ、アオモジ、レモングラス、マンジュギク、ネロリ、プチグレン、メイト、コニャック油、コーヒー、コーラナット、ココア、緑茶、紅茶、白茶、ゲンチアナ、トルーバルサム、安息香樹脂、ペルーバルサム、カスカリラ、ガルバヌム、ベチバー、ラブダナム、パチョリ、ビャクダン、シーダーウッド、グアヤクウッド、オークウッド、マッソイ樹皮、バニラポッド、トンカ豆ならびにそれらの濃縮された画分、フレーバー用原材料およびフレーバー用調製物、例えば原材料、からの精油、コンクリート、アブソルート、抽出物またはチンキ、
ジュース濃縮物、例えばオレンジジュース、レモンジュース、イチゴ、チェリージュースまたはパッションフルーツジュース濃縮物、シトラス(レモン、ライム、オレンジ、マンダリンオレンジ、グレープフルーツ)、リンゴ、西洋ナシ、マルメロ、セイヨウカリン、レッドフルーツ(ラズベリー、イチゴ、ブルーベリー、ブラックベリー、アメランキア(ジューンプラム)、バラの実、クランベリー、プラム、プルーン、アカフサスグリおよびクロフサスグリ等)イエローフルーツ(ピーチ、アプリコット、ネクタリン、バナナ等)、トロピカルフルーツ(マンゴー、パッションフルーツ、パイナップル、ライチ等)、野菜(例えばキュウリ、トマト)およびスパイス(例えばショウガ)などの原材料からの水相物および回収物、
アセトフェノン、カプロン酸アリル、α-イオノン、β-イオノン、アニスアルデヒド、酢酸アニシル、ギ酸アニシル、ベンズアルデヒド、ベンゾチアゾール、酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、β-イオノン、酪酸ブチル、カプロン酸ブチル、ブチリデンフタリド、カルボン、カンフェン、カリオフィレン、シネオール、酢酸シンナミル、シトラール、シトロネロール、シトロネラール、酢酸シトロネリル、酢酸シクロヘキシル、シメン、ダマスコン、デカラクトン、ジヒドロクマリン、アントラニル酸ジメチル、ドデカラクトン、酢酸エトキシエチル、エチル酪酸、酪酸エチル、カプリン酸エチル、カプロン酸エチル、クロトン酸エチル、エチルフラネオール、エチルグアヤコール、エチルイソブチレート、エチルイソバレレート、乳酸エチル、酪酸エチルメチル、プロピオン酸エチル、ユーカリプトール、オイゲノール、ヘプチル酸エチル、4-(p-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、γ-デカラクトン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、酢酸ゲラニル、グレープフルーツアルデヒド、ジヒドロジャスモン酸メチル(例えばヒディオン(登録商標))、ヘリオトロピン、2-ヘプタノン、3-ヘプタノン、4-ヘプタノン、trans-2-ヘプテナール、cis-4-ヘプテナール、trans-2-ヘキセナール、cis-3-ヘキセノール、trans-2-ヘプテン酸、trans-3-ヘプテン酸、酢酸cis-2-ヘキセニル、酢酸cis-3-ヘキセニル、カプロン酸cis-3-ヘキセニル、カプロン酸trans-2-ヘキセニル、ギ酸cis-3-ヘキセニル、酢酸cis-2-ヘキシル、酢酸cis-3-ヘキシル、酢酸trans-2-ヘキシル、ギ酸cis-3-ヘキシル、p-ヒドロキシベンジルアセトン、イソアミルアルコール、イソ吉草酸イソアミル、イソブチル酪酸、イソブチルアルデヒド、イソオイゲノールメチルエーテル、イソプロピルメチルチアゾール、ラウリン酸、レブリン酸、リナロール、リナロールオキシド、酢酸リナリル、メントール、メントフラン、アントラニル酸メチル、メチルブタノール、メチル酪酸、酢酸2-メチルブチル、カプロン酸メチル、ケイ皮酸メチル、5-メチルフルフラール、3,2,2-メチルシクロペンテノロン、6,5,2-メチルヘプテノン、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジャスモン酸メチル、酪酸2-メチルメチル、2-メチル-2-ペンテノール酸、メチルチオブチレート、3,1-メチルチオヘキサノール、酢酸3-メチルチオヘキシル、ネロール、酢酸ネロール、trans、trans-2,4-ノナジエナール、2,4-ノナジエノール、2,6-ノナジエノール、2,4-ノナジエノール、ノートカトン、δ-オクタラクトン、γ-オクタラクトン、2-オクタノール、3-オクタノール、1,3-オクテノール、酢酸1-オクチル、酢酸3-オクチル、パルミチン酸、パラアルデヒド、フェランドレン、ペンタンジオン、酢酸フェニルエチル、フェニルエチルアルコール、イソ吉草酸フェニルエチル、ピペロナール、プロピオンアルデヒド、酪酸プロピル、プレゴン、プレゴール、シネンサール、スルフロール、テルピネン、テルピネオール、テルピノレン、8,3-sチオメンタノン、4,4,2-チオメチルペンタノン、チモール、δ-ウンデカラクトン、γ-ウンデカラクトン、バレンセン、吉草酸、バニリン、アセトイン、エチルバニリン、イソ酪酸エチルバニリン(=3-エトキシ-4-イソブチリルオキシベンズアルデヒド)、2,5-ジメチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノンおよびそれらの誘導体(本明細書において好ましくはホモフラネオール(=2-エチル-4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2H)-フラノン)、ホモフロノール(=2-エチル-5-メチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノンおよび5-エチル-2-メチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノン)、マルトールおよびマルトール誘導体(本明細書において好ましくはエチルマルトール)、クマリンおよびクマリン誘導体、γ-ラクトン(本明細書において好ましくはγ-ウンデカラクトン、γ-ノナラクトン、γ-デカラクトン)、δ-ラクトン(本明細書において好ましくは4-メチルδデカラクトン、マッソイラクトン、δデカラクトン、ツベロラクトン)、ソルビン酸メチル、ジバニリン、4-ヒドロキシ-2(または5)-エチル-5(または2)-メチル-3(2H)フラノン、2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテノン、3-ヒドロキシ-4,5-ジメチル-2(5H)-フラノン、酢酸イソアミルエステル、酪酸エチルエステル、酪酸-n-ブチルエステル、酪酸イソアミルエステル、3-メチル-酪酸エチルエステル、n-ヘキサン酸エチルエステル、n-ヘキサン酸アリルエステル、n-ヘキサン酸-n-ブチルエステル、n-オクタン酸エチルエステル、エチル-3-メチル-3-フェニルグリシデート、エチル-2-trans-4-cis-デカジエノエート、4-(p-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、1,1-ジメトキシ-2,2,5-トリメチル-4-ヘキサン、2,6-ジメチル-5-ヘプテン-1-アールおよびフェニルアセトアルデヒド、2-メチル-3-(メチルチオ)フラン、2-メチル-3-フランチオール、ビス(2-メチル-3-フリル)ジスルフィド、フルフリルメルカプタン、メチオナール、2-アセチル-2-チアゾリン、3-メルカプト-2-ペンタノン、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2,4,5-トリメチルチアゾール、2-アセチルチアゾール、2,4-ジメチル-5-エチルチアゾール、2-アセチル-1-ピロリン、2-メチル-3-エチルピラジン、2-エチル-3,5-ジメチルピラジン、2-エチル-3,6-ジメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、3-イソプロピル-2-メトキシピラジン、3-イソブチル-2-メトキシピラジン、2-アセチルピラジン、2-ペンチルピリジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、(E,E)-2,4-ノナジエナール、(E)-2-オクテナール、(E)-2-ノネナール、2-ウンデセナール、12-メチルトリデカナール、1-ペンテン-3-オン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、グアヤコール、3-ヒドロキシ-4,5-ジメチル-2(5H)-フラノン、3-ヒドロキシ-4-メチル-5-エチル-2(5H)-フラノン、シンナムアルデヒド、シナモンアルコール、サリチル酸メチル、イソプレゴールおよび、(本明細書においては明示的に述べられていない)これらの物質の立体異性体、エナンチオマー、位置異性体、ジアステレオマー、cis/trans異性体またはエピマー、
からなる群から選ばれたフレーバー剤を含むことが好ましい。
本発明の別の側面は、10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のナリンゲニンと、10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のフロレチンと、を含み、
前提条件として、
調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されず、
調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では含有されない、
アロマ組成物に関する。
驚くべきことに、上記に記載されたナリンゲニンとフロレチンとの濃度を有するアロマ組成物は、本発明によるナリンゲニンとフロレチンとの濃度を有しない組成物と比較して、特に減少した苦さ、向上した口あたりの良さ、減少した渋さおよび/または増大した甘さの点ではるかに釣り合いのとれた味覚プロファイルを示すことが見いだされた。
好ましくは、アロマ組成物は、ナリンゲニンとフロレチンとを1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1、より好ましくは1:1.5~1.5:1の重量比で含む。
これらのナリンゲニンとフロレチンとの比を有するアロマ組成物は、ナリンゲニンおよび/またはフロレチンがないかまたは本発明による比の外にあるナリンゲニンとフロレチンとの比を有する組成物と比較して、特に減少した苦さ、増大した口あたり、減少した渋さおよび/または増大した甘さの点ではるかに釣り合いのとれた味覚プロファイルを示す。
本発明との関連において、アロマ組成物は、さらに、好ましくは、
植物抽出物、例えば甘味性の炭水化物(スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、メリジトース、メリビオース、ラフィノース、パラチノース、ラクツロース、D-フルクトース、D-グルコース、D-ガラクトース、l-ラムノース、D-ソルボース、D-マンノース、D-タガトース、D-アラビノース、l-アラビノース、D-リボース、D-グリセリンアルデヒド、マルトデキストリンなど)、糖アルコール(エリスリトール、トレイトール、アラビトール、リビトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、イソマルチット、ズルシトール、ラクチトールなど)、タンパク質(ミラキュリン、ペンタイジン、モネリン、タウマチン、クルクリン、ブラゼイン、マビンリンなど)、D-アミノ酸(D-フェニルアラニン、D-トリプトファンなど)またはこれらのアミノ酸および/またはタンパク質ならびにこれらのアミノ酸および/またはタンパク質の生理的に許容される塩、特にそれらのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩またはアンモニウム塩を含有する天然資源から得られる抽出物または画分;ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、ステビオールジルコシド、ステビオシド、ステビオールビオシド、レバウジオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドG、レバウジオシドH、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドX、ズルコシド、ルブソシド、スアビオシドA、スアビオシドB、スアビオシドG、スアビオシドH、スアビオシドI、スアビオシドJ、バイユーノシド1、バイユーノシド2、フロミソシド1、フロミソシド2、フロミソシド3、フロミソシド4、アブルソシドA、アブルソシドB、アブルソシドC、アブルソシドD、シクロカリオシドA、シクロカリオシドI、オスランジン、ポリポドシドA、ストロジン1、ストロジン、2、ストロジン4、セリグエアニンA、ジヒドロクェルセチン-3-アセテート、ペリラルチン、テロスモシドA15、ペリアンドリンI~V、プテロカリオシド、シクロカリオシド、ムクロジオシド、trans-アネトール、trans-シンナムアルデヒド、ブリオシド、ブリオノシド、ブリオノヅルコシド、カルノシフロシド、スカンデノシド、ギペノシド、ヘマトキシリン、シアニン、クロロゲンゾイレ、アルビジアサポニン、テロスモシド、ガウジチャウジオシド、モグロシド、例えばモグロシドV、ヘルナンヅルシン、モナチン、グリチルレチン酸およびその誘導体、特にグリチルリジン、好ましくはグリチルリジンアンモニウム塩;タウマトコッカス亜種またはステビア亜種、特にステビア・レバウディアナ(stevia rebaudiana)の抽出物、スゥイングル抽出物、特にツルレイシ属またはシラチオ・グロスベノリイ(siratio grosvenorii)または羅漢果、グリセリジア属亜種、特にグリセリジア・グラブラ(glycerrhyzia glabra)の抽出物、キイチゴ属(rubus)亜種、特にテンチャ(ルブス・スアビシムス(rubus suavissimus))の抽出物、アマミコウスイボク(リッピア・ヅルシス(lippia dulcis))の抽出物、好ましくはバランシンAおよび/またはバランシンBを含むミセチア・バランサエ(mycetia balansae)の抽出物などの抽出物またはそのような抽出物の濃縮画分を含む天然甘味料、好ましくは天然に存在する甘味物質;
好ましくは、マガップ(magap)、サイクラミン酸ナトリウムまたは他の生理的に許容されるシクラミン酸の塩、アセスルファムカリウム(acesulfam K);ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、サッカリン、サッカリンナトリウム塩、アスパルタム、スペルアスパルタム、ネオタム、アリタム、アドバンタム、ペリラルチン、スクラロース、ルグヅネーム、カレレーム(carrelame)、スクロノネートまたはスクロオクテートあるいはそれらの混合物からなる群から選ばれた合成甘味料、好ましくは合成甘味物質;
からなる群から選ばれた、甘味をもたらす少なくとも1種類の化合物を含んでも好ましい。
好ましくは、アロマ組成物は、あるいはまたはそのうえ(さらに)、好ましくは、
脂肪族フレーバー用物質、特に飽和脂肪族アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキサノール、2-ヘプタノール、オクタノール(1/2/3)、デカノール、不飽和脂肪族アルコール、例えばcis-2ペンテノール、cis-3ヘキセノール、trans-2ヘキセノール、trans-3ヘキセノール、cis-2オクテノール、1-オクテン-3-オール、cis-6ノネン-1-オール、trans-2,cis-6ノナジエノール、飽和脂肪族アルデヒドなどの脂肪族アルデヒド(例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、ヘキサナール、3-メチルヘキサナール、オクタナール、ノナナール、または一価もしくは多価不飽和脂肪族アルデヒド、例えば2-メチルブタ-2-エナール、trans-2ヘキセナール、cis-3ヘキセナール、cis-4ヘキセナール、trans-2オクテナール、trans-2ノネナール、cis-6ノネナール、trans-2、cis-6ノナジエナール、trans2デセナール、trans-2、trans-デカジエナール、脂肪族ケトン、例えば飽和ケトン(2-ブタノン、2-ペンタノン、など2-ヘプタノン、2-オクタノン、2-メチルヘプタン-3-オン、2-デカノン、2-ウンデカノンなど)、不飽和ケトン(1-ペンテン-3-オン、1-ヘキセン-3-オン、5-メチル-3-ヘキセノン、3-ヘプテン-2-オン、1-オクテン-3-オン、2-オクテン-4-オン、3-オクテン-2-オン、3-ノネ-2-オンなど)、脂肪族ジケトンおよび脂肪族ジケトール、例えばジアセチル、アセチルメチルカルビノール、2,3-ヘキサンジオン、脂肪酸、例えば直鎖飽和酸、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、分岐鎖飽和酸、例えば2-メチルヘプタン酸、4-エチルオクタン酸ならびに不飽和の酸、例えば2-ブテン酸、2-ペンテン酸、4-ペンテン酸、2-メチルペンテン酸、trans-3ヘキセン酸、cis-3ヘキセン酸、3-オクテン酸、リノール酸など、脂肪族エステル、例えば飽和エステル、例えば酢酸メチル、酪酸メチル、メチル-2-メチルブチレート、ヘキサン酸メチル、酢酸エチル、酪酸エチル、エチル-2-メチルブチレート、エチル-3-メチルブチレート、ヘキサン酸エチル、デカン酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチル、吉草酸イソブチル、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、イソ吉草酸イソアミル、酢酸ヘキシル、ヘキサン酸ヘキシル、酢酸3-オクチルおよび不飽和エステル、例えば2-ヘキセン酸メチル、ヘキサン酸アリル、酢酸cis-3ヘキセニル、酪酸cis-3ヘキセニル、脂肪族チオールおよびジチオール(例えばプロパンチオール、アリルメルカプタン、1-メトキシ-3-メチルブタン-3-チオール、ジメチルスルフィド、ジメチルトリスルフィド、ジプロピルスルフィド、ジアリルトリスルフィド、他の脂肪族硫黄化合物、例えば2-メルカプト-3-ブタノール、メチルチオプロパナール、3-メルカプトペンタノン、4-メトキシ-2-メチル-2-メルカプトブタノン、チオ酪酸メチル、チオ酪酸メチル、3-メチルチオプロピオン酸メチル、脂肪族窒素化合物、例えばブチルアミン、トリメチルアミン、アリルイソチオシアネート、イソプロピルイソチオシアネート、脂環式化合物、例えば脂環式ケトン、例えばcis-ジャスモン、イソホロン、4-ケトイソホロン、脂環式エステル、例えばメチルジャスモネート、ヒディオン、テルペン、例えばテルペンアルコール、例えばリナロール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、αテルピネオール、メントール、8-p-メンテン-1,2-ジオール、フェンコール、ボルネオール、ネロリドール、ホトリエノール、テルペンアルデヒド、例えばゲラニアール、ネラール、シトロネラール、β-シネンサール、テルペンケトン、例えばα-イオノン、(D)-カルボン、(L)-カルボン、ノートカトン、ピペリトン、メントン、αダマスコン、βダマセン、ダマセノン、テルペンエステル、例えば酢酸リナリル、酢酸ゲラニル、酢酸シトロネリル、酢酸カルビル、酢酸フェンキル、テルペン硫黄化合物、4-メンタ-8-チオール-3-オン、チオゲラニオール、パラ-メンタ-1-エン-8-チオール、メルカプトp-メンタン-3-オン、テルペン炭化水素、例えばD-リモネン、L-リモネン、α-ピネン、β-ピネン、オシメン、α-テルピネン、γ-テルピネン、β-ビサボレン、バレンセン、テルペンオキシド、例えば1,8-シネオール、ローズオキシド、ミントラクトン、メントフラン、芳香族化合物、例えば芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール、シンナミルアルコール、2-フェニルアルコール、芳香族アルデヒド、例えばベンズアルデヒド、シンナムアルデヒド、5-メチル-2-フェニルヘキセナール、サリチルアルデヒド、4-ヒドロキシベンズアルデヒド、シクラメンアルデヒド、2-フェニル-2-ブテナール、芳香属酸、例えば2-フェニル酢酸、桂皮酸、芳香族エステル、例えば酢酸ベンジル、サリチル酸ベンジル、酢酸アニシル、フェニル酢酸メチル、安息香酸メチルル、サリチル酸メチル、桂皮酸メチル、芳香族フェノール、例えばフェノール、オルソ-クレゾール、パラ-クレゾール、2,3-ジメチルフェニル、2-エチルフェノール、2,3,5-トリメチルフェノール、4-ビニルフェノール、グアヤコール、4-ビニルグアヤコール、オイゲノール、チモール、カルバクロール、芳香族硫黄化合物、例えばチオフェノール、ジフェニルジスルフィド、芳香族窒素化合物、例えばアントラニル酸メチル、N-メチルアントラニル酸メチル、芳香族エーテル、例えばバニリン、エチルバニリン、アネトール、芳香族オキシド、例えばヘリオトロピン、ジフェニルオキシド、芳香族ラクトン、例えばクマリン、ジヒドロクマリン、複素環化合物、例えば複素環ラクトン、例えばγブチロラクトン、γ-ノナラクトン、γデカラクトン、δデカラクトン、ジャスミンラクトン、δドデカラクトン、アンブレットリド、複素環フラン、例えばフルフリルアルコール、フルフラール、2-アセチルフラン、テアスピラン、2-メチルテトラヒドロフラン-3-オン、フルフリルメルカプタン、2-メチル3-フランチオール、2-メチル3-テトラヒドロフランチオール、ジフルフリルスルフィド、ジフルフリルジスルフィド、複素環式ピラン、例えばマルトール、エチルマルトール、ローズオキシド、イソ酪酸マルトール、複素環ピロール、例えばインドール、2-アセチルピロール、ピロリジン、複素環ピラジン、例えば2-メチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-メチル3-エチルピラジン、トリメチルピラジン、2-アセチルピラジン、2-メトキシ3-メチルピラジン、2-メトキシ3-エチルピラジン、2-メトキシ3-イソブチルピラジン、2-エチル3-メチルチオピラジン、複素環チアゾール、例えばチアゾール、2-メチルチアゾール、4-メチル5-ビニルチアゾール、2-イソブチルチアゾール、2-アセチルチアゾール、
そのようなシトラス(例えばレモン、ライム、マンダリンオレンジ、ベルガモット、グレープフルーツビターオレンジ、ピールまたは精油)、ハーブ(ディル、パセリ、クミン、ローズマリー、セージ、クラリセージ、バジル、タラゴン、タイム、オレガノ、セイバリー、マジョラム、オールスパイス、メース、ナツメグ、クローブ葉、クローブ芽、キャラウェー、シナモン葉、シナモン樹皮、カッシア、カルダモン、ジンジャー、ゲットウ、ターメリック、コリアンダー種子、コリアンダー葉、フェヌグリーク、ビャクシンベリー、ヨモギ、月桂樹葉、ユーカリ、ホワイトペッパー、グリーンペッパー、ホワイトペッパー、ニンジン種子、セロリ種子、ラビッジ葉、アサフェティダ、タマネギ、リーキ、ニンニク、マスタード、ホースラディッシュ、トウガラシ、パプリカ、海藻、カノコソウ油、ファーニードル、スペアミント、ペパーミント、ウィンターグリーン、ブッコノキ葉、クロフサスグリ芽、ウイキョウ、スターアニス、ジャンブー、ロングペッパー、ダバナ、ニオイイリス、ミモザ、キンゴウカン、スミレ葉、ホーリーフ、ジャスミン、イランイラン、カナンガ、オスマンサス、アンゼリカ、クラリセージ、アンブレット種子、ホップ、カモミール、ラベンダー、ローズ、ゼラニウム、シトロネラ、パルマローザ、アオモジ、レモングラス、マンジュギク、ネロリ、プチグレン、メイト、コニャック油、コーヒー、コーラナット、ココア、緑茶、紅茶、白茶、ゲンチアナ、トルーバルサム、安息香樹脂、ペルーバルサム、カスカリラ、ガルバヌム、ベチバー、ラブダナム、パチョリ、ビャクダン、シーダーウッド、グアヤクウッド、オークウッド、マッソイ樹皮、バニラポッド、トンカ豆ならびにそれらの濃縮された画分、フレーバー用原材料およびフレーバー用調製物、例えば原材料、からの精油、コンクリート、アブソルート、抽出物またはチンキ、
ジュース濃縮物、例えばオレンジジュース、レモンジュース、イチゴ、チェリージュースまたはパッションフルーツジュース濃縮物、シトラス(レモン、ライム、オレンジ、マンダリンオレンジ、グレープフルーツ)、リンゴ、西洋ナシ、マルメロ、セイヨウカリン、レッドフルーツ(ラズベリー、イチゴ、ブルーベリー、ブラックベリー、アメランキア(ジューンプラム)、バラの実、クランベリー、プラム、プルーン、アカフサスグリおよびクロフサスグリ等)イエローフルーツ(ピーチ、アプリコット、ネクタリン、バナナ等)、トロピカルフルーツ(マンゴー、パッションフルーツ、パイナップル、ライチ等)、野菜(例えばキュウリ、トマト)およびスパイス(例えばショウガ)などの原材料からの水相物および回収物、
アセトフェノン、カプロン酸アリル、α-イオノン、β-イオノン、アニスアルデヒド、酢酸アニシル、ギ酸アニシル、ベンズアルデヒド、ベンゾチアゾール、酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、β-イオノン、酪酸ブチル、カプロン酸ブチル、ブチリデンフタリド、カルボン、カンフェン、カリオフィレン、シネオール、酢酸シンナミル、シトラール、シトロネロール、シトロネラール、酢酸シトロネリル、酢酸シクロヘキシル、シメン、ダマスコン、デカラクトン、ジヒドロクマリン、アントラニル酸ジメチル、ドデカラクトン、酢酸エトキシエチル、エチル酪酸、酪酸エチル、カプリン酸エチル、カプロン酸エチル、クロトン酸エチル、エチルフラネオール、エチルグアヤコール、エチルイソブチレート、エチルイソバレレート、乳酸エチル、酪酸エチルメチル、プロピオン酸エチル、ユーカリプトール、オイゲノール、ヘプチル酸エチル、4-(p-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、γ-デカラクトン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、酢酸ゲラニル、グレープフルーツアルデヒド、ジヒドロジャスモン酸メチル(例えばヒディオン(登録商標))、ヘリオトロピン、2-ヘプタノン、3-ヘプタノン、4-ヘプタノン、trans-2-ヘプテナール、cis-4-ヘプテナール、trans-2-ヘキセナール、cis-3-ヘキセノール、trans-2-ヘプテン酸、trans-3-ヘプテン酸、酢酸cis-2-ヘキセニル、酢酸cis-3-ヘキセニル、カプロン酸cis-3-ヘキセニル、カプロン酸trans-2-ヘキセニル、ギ酸cis-3-ヘキセニル、酢酸cis-2-ヘキシル、酢酸cis-3-ヘキシル、酢酸trans-2-ヘキシル、ギ酸cis-3-ヘキシル、p-ヒドロキシベンジルアセトン、イソアミルアルコール、イソ吉草酸イソアミル、イソブチル酪酸、イソブチルアルデヒド、イソオイゲノールメチルエーテル、イソプロピルメチルチアゾール、ラウリン酸、レブリン酸、リナロール、リナロールオキシド、酢酸リナリル、メントール、メントフラン、アントラニル酸メチル、メチルブタノール、メチル酪酸、酢酸2-メチルブチル、カプロン酸メチル、ケイ皮酸メチル、5-メチルフルフラール、3,2,2-メチルシクロペンテノロン、6,5,2-メチルヘプテノン、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジャスモン酸メチル、酪酸2-メチルメチル、2-メチル-2-ペンテノール酸、メチルチオブチレート、3,1-メチルチオヘキサノール、酢酸3-メチルチオヘキシル、ネロール、酢酸ネロール、trans、trans-2,4-ノナジエナール、2,4-ノナジエノール、2,6-ノナジエノール、2,4-ノナジエノール、ノートカトン、δ-オクタラクトン、γ-オクタラクトン、2-オクタノール、3-オクタノール、1,3-オクテノール、酢酸1-オクチル、酢酸3-オクチル、パルミチン酸、パラアルデヒド、フェランドレン、ペンタンジオン、酢酸フェニルエチル、フェニルエチルアルコール、イソ吉草酸フェニルエチル、ピペロナール、プロピオンアルデヒド、酪酸プロピル、プレゴン、プレゴール、シネンサール、スルフロール、テルピネン、テルピネオール、テルピノレン、8,3-sチオメンタノン、4,4,2-チオメチルペンタノン、チモール、δ-ウンデカラクトン、γ-ウンデカラクトン、バレンセン、吉草酸、バニリン、アセトイン、エチルバニリン、イソ酪酸エチルバニリン(=3-エトキシ-4-イソブチリルオキシベンズアルデヒド)、2,5-ジメチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノンおよびそれらの誘導体(本明細書において好ましくはホモフラネオール(=2-エチル-4-ヒドロキシ-5-メチル-3(2H)-フラノン)、ホモフロノール(=2-エチル-5-メチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノンおよび5-エチル-2-メチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノン)、マルトールおよびマルトール誘導体(本明細書において好ましくはエチルマルトール)、クマリンおよびクマリン誘導体、γ-ラクトン(本明細書において好ましくはγ-ウンデカラクトン、γ-ノナラクトン、γ-デカラクトン)、δ-ラクトン(本明細書において好ましくは4-メチルδデカラクトン、マッソイラクトン、δデカラクトン、ツベロラクトン)、ソルビン酸メチル、ジバニリン、4-ヒドロキシ-2(または5)-エチル-5(または2)-メチル-3(2H)フラノン、2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテノン、3-ヒドロキシ-4,5-ジメチル-2(5H)-フラノン、酢酸イソアミルエステル、酪酸エチルエステル、酪酸-n-ブチルエステル、酪酸イソアミルエステル、3-メチル-酪酸エチルエステル、n-ヘキサン酸エチルエステル、n-ヘキサン酸アリルエステル、n-ヘキサン酸-n-ブチルエステル、n-オクタン酸エチルエステル、エチル-3-メチル-3-フェニルグリシデート、エチル-2-trans-4-cis-デカジエノエート、4-(p-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、1,1-ジメトキシ-2,2,5-トリメチル-4-ヘキサン、2,6-ジメチル-5-ヘプテン-1-アールおよびフェニルアセトアルデヒド、2-メチル-3-(メチルチオ)フラン、2-メチル-3-フランチオール、ビス(2-メチル-3-フリル)ジスルフィド、フルフリルメルカプタン、メチオナール、2-アセチル-2-チアゾリン、3-メルカプト-2-ペンタノン、2,5-ジメチル-3-フランチオール、2,4,5-トリメチルチアゾール、2-アセチルチアゾール、2,4-ジメチル-5-エチルチアゾール、2-アセチル-1-ピロリン、2-メチル-3-エチルピラジン、2-エチル-3,5-ジメチルピラジン、2-エチル-3,6-ジメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、3-イソプロピル-2-メトキシピラジン、3-イソブチル-2-メトキシピラジン、2-アセチルピラジン、2-ペンチルピリジン、(E,E)-2,4-デカジエナール、(E,E)-2,4-ノナジエナール、(E)-2-オクテナール、(E)-2-ノネナール、2-ウンデセナール、12-メチルトリデカナール、1-ペンテン-3-オン、4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン、グアヤコール、3-ヒドロキシ-4,5-ジメチル-2(5H)-フラノン、3-ヒドロキシ-4-メチル-5-エチル-2(5H)-フラノン、シンナムアルデヒド、シナモンアルコール、サリチル酸メチル、イソプレゴールおよび、(本明細書においては明示的に述べられていない)これらの物質の立体異性体、エナンチオマー、位置異性体、ジアステレオマー、cis/trans異性体またはエピマー、
からなる群から選ばれたフレーバー用材料を含む。
本発明の別の側面は、フロレチンを含む調製物の苦さを減少させ、および/または口あたりを改善し、および/または渋さを減少させ、および/または甘さ強度を改善するための方法であって、
i.フロレチンを含む調製物を準備するステップ;
ii.フロレチンとナリンゲニンとの重量比が1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1、より好ましくは1:1.5~1.5:1となる量でナリンゲニンを添加するステップ;
iii.ナリンゲニンを含まないそのような調製物と比較して苦さが減少し、および/または口あたりが改善され、および/または渋さが減少し、および/または甘さ強度が改善された調製物を得るステップ、
を含み、
前提条件として、調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では加えられず、調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では加えられない、
方法に関する。
好ましくは、ステップii.において加えられたナリンゲニンは、調製物の総量を基準として10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量で加えられる。
調製物は、アロマ組成物と、栄養摂取、娯楽または化粧もしくは医薬向けに意図された調製物と、そのような調製物を製造するための半完成製品と、からなる群から選ばれると好ましい。
さらに、上記に記載された(本発明による他の側面ならびに特にそれぞれの好ましい実施形態に関して言及された)ことは、本発明による方法に等しく適用される。
本発明の別の側面は、栄養摂取、娯楽または化粧もしくは医薬を目的として意図された調製物、好ましくは上記記載の調製物を製造するための半完成製品に関し、半完成製品は、
本発明によるアロマ組成物、
または
10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のナリンゲニンと、10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のフロレチンと、を含み、
前提条件として、
調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されず、調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では含有されない。
本発明の1つの側面は、栄養摂取、娯楽または化粧もしくは医薬を目的として意図された製品であって、本発明によるアロマ組成物または本発明による半完成製品または10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のナリンゲニンと、10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のフロレチンと、を含み、前提条件として、調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されず、調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では含有されない、製品に関する。
ここでも、上記に記載された(本発明による他の側面、および特にそれぞれの好ましい実施形態に関連して言及された)ことが、本発明による(半完成)製品に等しく適用される。
種々の量のナリンゲニンを含む組成物の苦さ知覚を記載する。4の苦さ知覚が最も高い苦さを意味し、1が最も低い苦さである 15ppmのフロレチン濃度でフロレチンとナリンゲニンとの種々の比を有する組成物の苦さ知覚を記載する。4の苦さ知覚が最も高い苦さを意味し、1が最も低い苦さである 30ppmのフロレチン濃度でフロレチンとナリンゲニンとの種々の比を有する組成物の苦さ知覚を記載する。4の苦さ知覚が最も高い苦さを意味し、1が最も低い苦さである 80ppmのフロレチン濃度でフロレチンとナリンゲニンとの種々の比を有する組成物の苦さ知覚を記載する。4の苦さ知覚が最も高い苦さを意味し、1が最も低い苦さである
経験を積んだフレーバリストのパネルに水中の種々の濃度のフロレチンとナリンゲニンとの試料を与えた。試料の苦さを苦さに基づいてランク付けさせた。最も苦い試料に最も高いランクを付け、最も苦くない試料に最も小さいランクを付けた。
上表に示したデータを図1~4にも示している。
調合物実施例(FE)
調製:成分を所定の順序で混合し、100重量%になるまで水で満たす。その後、混合物をガラス瓶に満たし、炭酸ガスを吹き込む。

Claims (15)

  1. フロレチンを含む調製物の、またはフロレチンを含む調製物における苦さを減少させ、および/または口あたりを改善し、および/または渋さを減少させ、および/または甘さ強度を改善するためのナリンゲニンの使用であって、
    ナリンゲニンは、前記調製物の総量を基準として10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量で用いられ、
    前提条件として、
    ナリンゲニンが30ppmのフロレチンを含む調製物のまたはその中の苦さを減少させるために用いられる場合、ナリンゲニンは、それぞれの場合に前記調製物の総量を基準として30ppmの量では含有されず、
    ナリンゲニンが30ppmのフロレチンを含む調製物の口あたりを改善するために用いられる場合、ナリンゲニンは、それぞれの場合に調製物の総量を基準として30ppmの量では含有されない、
    ナリンゲニンの使用。
  2. 前記調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されないことを前提条件とする、請求項1に記載の使用。
  3. 前記調製物中のナリンゲニンとフロレチンとの重量比は、1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1、より好ましくは1:1.5~1.5:1の範囲にある、請求項1または請求項2に記載の使用。
  4. 前記調製物は、アロマ組成物と、栄養摂取、娯楽または化粧もしくはまたは医薬が目的として意図される調製物と、そのような調製物を製造するための半完成製品と、からなる群から選ばれた、請求項1~3の何れか一項に記載の使用。
  5. 前記調製物は、さらに、好ましくは、
    植物抽出物、例えば甘味性の炭水化物(スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、メリジトース、メリビオース、ラフィノース、パラチノース、ラクツロース、D-フルクトース、D-グルコース、D-ガラクトース、l-ラムノース、D-ソルボース、D-マンノース、D-タガトース、D-アラビノース、l-アラビノース、D-リボース、D-グリセリンアルデヒド、マルトデキストリンなど)、糖アルコール(エリスリトール、トレイトール、アラビトール、リビトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、イソマルチット、ズルシトール、ラクチトールなど)、タンパク質(ミラキュリン、ペンタイジン、モネリン、タウマチン、クルクリン、ブラゼイン、マビンリンなど)、D-アミノ酸(D-フェニルアラニン、D-トリプトファンなど)またはこれらのアミノ酸および/またはタンパク質ならびにこれらのアミノ酸および/またはタンパク質の生理的に許容される塩、特にそれらのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩またはアンモニウム塩を含有する天然資源から得られる抽出物または画分;ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、ステビオールジルコシド、ステビオシド、ステビオールビオシド、レバウジオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドG、レバウジオシドH、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドX、ズルコシド、ルブソシド、スアビオシドA、スアビオシドB、スアビオシドG、スアビオシドH、スアビオシドI、スアビオシドJ、バイユーノシド1、バイユーノシド2、フロミソシド1、フロミソシド2、フロミソシド3、フロミソシド4、アブルソシドA、アブルソシドB、アブルソシドC、アブルソシドD、シクロカリオシドA、シクロカリオシドI、オスランジン、ポリポドシドA、ストロジン1、ストロジン、2、ストロジン4、セリグエアニンA、ジヒドロクェルセチン-3-アセテート、ペリラルチン、テロスモシドA15、ペリアンドリンI~V、プテロカリオシド、シクロカリオシド、ムクロジオシド、trans-アネトール、trans-シンナムアルデヒド、ブリオシド、ブリオノシド、ブリオノヅルコシド、カルノシフロシド、スカンデノシド、ギペノシド、ヘマトキシリン、シアニン、クロロゲンゾイレ、アルビジアサポニン、テロスモシド、ガウジチャウジオシド、モグロシド、例えばモグロシドV、ヘルナンヅルシン、モナチン、グリチルレチン酸およびその誘導体、特にグリチルリジン、好ましくはグリチルリジンアンモニウム塩;タウマトコッカス亜種またはステビア亜種、特にステビア・レバウディアナ(stevia rebaudiana)の抽出物、スゥイングル抽出物、特にツルレイシ属またはシラチオ・グロスベノリイ(siratio grosvenorii)または羅漢果、グリセリジア属亜種、特にグリセリジア・グラブラ(glycerrhyzia glabra)の抽出物、キイチゴ属(rubus)亜種、特にテンチャ(ルブス・スアビシムス(rubus suavissimus))の抽出物、アマミコウスイボク(リッピア・ヅルシス(lippia dulcis))の抽出物、好ましくはバランシンAおよび/またはバランシンBを含むミセチア・バランサエ(mycetia balansae)の抽出物などの抽出物またはそのような抽出物の濃縮画分を含む天然甘味料、好ましくは天然に存在する甘味物質;
    好ましくは、マガップ(magap)、サイクラミン酸ナトリウムまたは他の生理的に許容されるシクラミン酸の塩、アセスルファムカリウム(acesulfam K);ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、サッカリン、サッカリンナトリウム塩、アスパルタム、スペルアスパルタム、ネオタム、アリタム、アドバンタム、ペリラルチン、スクラロース、ルグヅネーム、カレレーム(carrelame)、スクロノネートまたはスクロオクテートあるいはそれらの混合物からなる群から選ばれた合成甘味料、好ましくは合成甘味物質;
    からなる群から選ばれた甘味をもたらす少なくとも1種類の化合物を含む、請求項1~4の何れか一項に記載の使用。
  6. 前記調製物は、さらに、フレーバー材料を含む、請求項1~5の何れか一項に記載の使用。
  7. 10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のナリンゲニンと、10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のフロレチンと、を含み、
    前提条件として、
    前記調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されず、
    前記調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では含有されない、
    アロマ組成物。
  8. 前記アロマ組成物は、ナリンゲニンとフロレチンとを1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1、より好ましくは1:1.5~1.5:1の重量比で含む、請求項7に記載のアロマ組成物。
  9. 前記アロマ組成物は、さらに、好ましくは、
    植物抽出物、例えば甘味性の炭水化物(スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、メリジトース、メリビオース、ラフィノース、パラチノース、ラクツロース、D-フルクトース、D-グルコース、D-ガラクトース、l-ラムノース、D-ソルボース、D-マンノース、D-タガトース、D-アラビノース、l-アラビノース、D-リボース、D-グリセリンアルデヒド、マルトデキストリンなど)、糖アルコール(エリスリトール、トレイトール、アラビトール、リビトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、イソマルチット、ズルシトール、ラクチトールなど)、タンパク質(ミラキュリン、ペンタイジン、モネリン、タウマチン、クルクリン、ブラゼイン、マビンリンなど)、D-アミノ酸(D-フェニルアラニン、D-トリプトファンなど)またはこれらのアミノ酸および/またはタンパク質ならびにこれらのアミノ酸および/またはタンパク質の生理的に許容される塩、特にそれらのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩またはアンモニウム塩を含有する天然資源から得られる抽出物または画分;ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、ステビオールジルコシド、ステビオシド、ステビオールビオシド、レバウジオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドG、レバウジオシドH、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドX、ズルコシド、ルブソシド、スアビオシドA、スアビオシドB、スアビオシドG、スアビオシドH、スアビオシドI、スアビオシドJ、バイユーノシド1、バイユーノシド2、フロミソシド1、フロミソシド2、フロミソシド3、フロミソシド4、アブルソシドA、アブルソシドB、アブルソシドC、アブルソシドD、シクロカリオシドA、シクロカリオシドI、オスランジン、ポリポドシドA、ストロジン1、ストロジン、2、ストロジン4、セリグエアニンA、ジヒドロクェルセチン-3-アセテート、ペリラルチン、テロスモシドA15、ペリアンドリンI~V、プテロカリオシド、シクロカリオシド、ムクロジオシド、trans-アネトール、trans-シンナムアルデヒド、ブリオシド、ブリオノシド、ブリオノヅルコシド、カルノシフロシド、スカンデノシド、ギペノシド、ヘマトキシリン、シアニン、クロロゲンゾイレ、アルビジアサポニン、テロスモシド、ガウジチャウジオシド、モグロシド、例えばモグロシドV、ヘルナンヅルシン、モナチン、グリチルレチン酸およびその誘導体、特にグリチルリジン、好ましくはグリチルリジンアンモニウム塩;タウマトコッカス亜種またはステビア亜種、特にステビア・レバウディアナ(stevia rebaudiana)の抽出物、スゥイングル抽出物、特にツルレイシ属またはシラチオ・グロスベノリイ(siratio grosvenorii)または羅漢果、グリセリジア属亜種、特にグリセリジア・グラブラ(glycerrhyzia glabra)の抽出物、キイチゴ属(rubus)亜種、特にテンチャ(ルブス・スアビシムス(rubus suavissimus))の抽出物、アマミコウスイボク(リッピア・ヅルシス(lippia dulcis))の抽出物、好ましくはバランシンAおよび/またはバランシンBを含むミセチア・バランサエ(mycetia balansae)の抽出物などの抽出物またはそのような抽出物の濃縮画分を含む天然甘味料、好ましくは天然に存在する甘味物質;
    好ましくは、マガップ(magap)、サイクラミン酸ナトリウムまたは他の生理的に許容されるシクラミン酸の塩、アセスルファムカリウム(acesulfam K);ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ナリンギンジヒドロカルコン、サッカリン、サッカリンナトリウム塩、アスパルタム、スペルアスパルタム、ネオタム、アリタム、アドバンタム、ペリラルチン、スクラロース、ルグヅネーム、カレレーム(carrelame)、スクロノネートまたはスクロオクテートあるいはそれらの混合物からなる群から選ばれた合成甘味料、好ましくは合成甘味物質;
    からなる群から選ばれた甘味をもたらす少なくとも1種類の化合物を含む、請求項7または請求項8に記載のアロマ組成物
  10. 前記アロマ組成物は、さらに、フレーバー材料を含む、請求項7~9の何れか一項に記載のアロマ組成物。
  11. フロレチンを含む調製物の苦さを減少させ、および/または口あたりを改善し、および/または渋さを減少させ、および/または甘さ強度を改善するための方法であって、
    i.フロレチンを含む調製物を準備するステップ;
    ii.フロレチンとナリンゲニンとの重量比が1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1、より好ましくは1:1.5~1.5:1となる量でナリンゲニンを添加するステップ;
    iii.ナリンゲニンを含まない同様な調製物と比較して減少した苦さおよび/または改善された口あたりおよび/または減少した渋さおよび/または改善された甘さ強度を有する調製物を得るステップ、
    を含み、
    前提条件として、
    前記調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では加えられず、
    前記調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では加えられない、
    方法。
  12. ステップiiにおいて加えられるナリンゲニンは、前記調製物の総量を基準として10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量で添加される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記調製物は、アロマ組成物と、栄養摂取、娯楽または化粧もしくは医薬が目的として意図される調製物と、そのような調製物を製造するための半完成製品と、からなる群から選ばれる、請求項11または請求項12に記載の方法。
  14. 目的として栄養摂取、娯楽または化粧もしくは医薬品が意図される調製物を製造するための半完成製品であって、前記半完成製品は、
    請求項7~10の何れか一項に記載のアロマ組成物、
    または
    10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のナリンゲニンと、10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のフロレチンと、
    を含み、
    前提条件として、
    前記調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されず、
    前記調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では含有されない
    半完成製品。
  15. 請求項7~10の何れか一項に記載のアロマ組成物、
    または、
    請求項14に記載の半完成製品、または
    10ppm~100ppm、好ましくは16ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のナリンゲニンと、10ppm~100ppm、好ましくは15ppm~80ppm、最も好ましくは20ppm~50ppmの量のフロレチンと、
    を含み、
    前提条件として、
    前記調製物が30ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、30ppmの量では含有されず、
    前記調製物が15ppmのフロレチンを含む場合、ナリンゲニンは、15ppmの量では含有されない、
    栄養摂取、娯楽または化粧もしくは医薬向けが目的として意図される製品。
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