JP2023552523A - 遠心ピストン及びこれを備える遠心分離装置 - Google Patents

遠心ピストン及びこれを備える遠心分離装置 Download PDF

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Abstract

遠心ピストンは、ピストンボディ及びウェイトを備えていてもよい。遠心環境で、前記ウェイトの第1の外部ウェイト面は、前記ピストンボディの第1の内部ボディ面と接触するように構成され、前記第1の内部ボディ面及び前記ウェイトのリセスの間にギャップが形成されてもよい。【選択図】図11

Description

この開示は、遠心ピストン及びこれを備える遠心分離装置に関する。
吸引及び切開により生体から得た脂肪組織は、不純物(例えば、オイル)の混合物を含んでいるため、純粋な脂肪の塊りを得るために、生体から得た脂肪組織から不純物を除去する技術が開発されている。例えば、特許文献1:韓国登録特許第10-2446918号公報は、遠心分離用ピストンを開示する。前述した背景技術は、この開示の導出過程において保有したり習得したりしたものであって、必ずしもこの開示の出願の前に一般公衆に公開された公知技術であるとはいえない。
韓国登録特許第10-2446918号
この開示の一態様は、遠心力が印加される環境で流路を閉鎖することなく、流路を介して定められた大きさ以下のターゲット物質(例えば、オイル)を通過させる遠心ピストン及びこれを備える遠心分離装置を提供することを目的とする。
一実施形態によれば、遠心ピストンは、 ピストンボディであって、前記ピストンボディは、
第1の外部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面に反対の第2の外部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面及び前記第2の外部ボディ面の間のサイド外部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面に反対の第1の内部ボディ面と、
前記第1の内部ボディ面に連結され、前記サイド外部ボディ面に反対のサイド内部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面に配置された第1の流入口と、
前記第2の外部ボディ面に配置された流出口と、
前記第1の内部ボディ面及び前記サイド内部ボディ面により限定された中空部分と、
前記第1の流入口及び前記中空部分をつなぐ第1の流入通路と、
を有する前記ピストンボディと、
前記中空部分に配置されたウェイトであって、前記ウェイトは、
前記第1の内部ボディ面と対面する第1の外部ウェイト面と、
前記第1の外部ウェイト面に反対の第2の外部ウェイト面と、
前記第1の外部ウェイト面及び前記第2の外部ウェイト面の間のサイド外部ウェイト面と、
前記第1の外部ウェイト面に配置されたリセスと、
を有する前記ウェイトと、
を備え、
遠心環境で前記第1の外部ウェイト面が第1の内部ボディ面と接触するとき、前記ウェイトは、前記第1の内部ボディ面及び前記リセスの間にギャップを形成するように構成され、
生体組織から遠心分離された少なくとも1つの物質は、前記第1の流入口、前記第1の流入通路、前記ギャップ及び前記流出口を介して排出されてもよい。
一実施形態において、前記ギャップは、前記第1の内部ボディ面及び前記リセスの間の距離として測定された約50μm~約200μmの大きさを有してもよい。
一実施形態において、前記ギャップは、前記第1の外部ウェイト面及び前記サイド外部ウェイト面の間において実質的に一定の大きさを有してもよい。
一実施形態において、前記中空部分は、前記第1の流入通路及び前記流出口をつなぎ、前記ギャップを含む排出通路を備えていてもよい。
一実施形態において、前記リセスは、前記第1の外部ウェイト面と交差するリセス壁面と、前記リセス壁面及び前記サイド外部ウェイト面の間のリセス底面と、を備えていてもよい。
一実施形態において、前記リセス壁面は、前記第1の流入通路とオーバーラップされなくてもよい。
一実施形態において、前記リセス底面は、前記第1の流入通路及び前記第1の内部ボディ面の両方ともとオーバーラップされてもよい。
一実施形態において、前記リセス底面は、前記サイド外部ウェイト面に直接的につながってもよい。
一実施形態において、前記リセスは、前記ウェイトの周方向に形成されてもよい。
一実施形態において、前記ピストンボディは、前記第1の外部ボディ面に配置された第2の流入口と、前記第2の流入口及び前記中空部分をつなぐ第2の流入通路と、をさらに備えていてもよい。
一実施形態において、前記遠心ピストンは、前記サイド内部ボディ面の上に配置され、プランジャー及び前記流出口の間の空間を密封するように構成されたシールリングをさらに備えていてもよい。
一実施形態において、前記遠心ピストンは、前記サイド内部ボディ面の上に、かつ、前記ウェイト及び前記シールリングの間に配置され、前記シールリングの移動を制限するように構成されたストッパーをさらに備えていてもよい。
一実施形態において、前記遠心ピストンは、前記ウェイト及び前記流出口の間に配置された締結部をさらに備えていてもよい。
一実施形態において、前記遠心ピストンは、前記サイド外部ウェイト面に配置されたシールリングをさらに備えていてもよい。
一実施形態によれば、遠心分離装置は、
回転軸と、
前記回転軸に対して回転するように構成され、生体組織を保持するように構成されたシリンジと、
前記シリンジの内部に配置された遠心ピストンと、
を備え、
前記遠心ピストンは、
ピストンボディであって、前記ピストンボディは、
第1の外部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面に反対の第2の外部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面及び前記第2の外部ボディ面の間のサイド外部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面に反対の第1の内部ボディ面と、
前記第1の内部ボディ面に連結され、前記サイド外部ボディ面に反対のサイド内部ボディ面と、
前記第1の外部ボディ面に配置された第1の流入口と、
前記第2の外部ボディ面に配置された流出口と、
前記第1の内部ボディ面及び前記サイド内部ボディ面により限定された中空部分と、
前記流入口及び前記中空部分をつなぐ第1の流入通路と、
を有する前記ピストンボディと、
前記中空部分に配置されたウェイトであって、前記ウェイトは、
前記第1の内部ボディ面と対面する第1の外部ウェイト面と、
前記第1の外部ウェイト面に反対の第2の外部ウェイト面と、
前記第1の外部ウェイト面及び前記第2の外部ウェイト面の間のサイド外部ウェイト面と、
前記第1の外部ウェイト面に配置されたリセスと、
を有する前記ウェイトと、
を備え、
前記シリンジが前記回転軸に対して回転する遠心環境で、前記第1の外部ウェイト面が第1の内部ボディ面と接触するとき、前記ウェイトは、前記第1の内部ボディ面及び前記リセスの間にギャップを形成するように構成され、
前記生体組織から遠心分離された少なくとも1つの物質は、前記第1の流入口、前記第1の流入通路、前記ギャップ及び前記流出口を介して排出されてもよい。
一実施形態による遠心分離装置を用いる方法は、
前記シリンジの内部に生体組織及び遠心ピストンを提供する動作と、
前記シリンジを前記回転軸に対して回転させて前記生体組織を遠心分離する動作と、
を含み、
前記生体組織を遠心分離する動作は、前記第1の外部ウェイト面が前記第1の内部ボディ面と接触するとき、前記生体組織から遠心分離された少なくとも1つの物質を前記流入口、前記第1の流入通路、前記ギャップ及び前記流出口を介して排出する動作を含んでいてもよい。
一実施形態によれば、遠心力が印加される環境で流路が閉鎖されることなく、定められた大きさ以下のターゲット物質が流路を介して通過することができる。一実施形態による遠心ピストン及び遠心分離装置の効果は、上記の効果に限らず、言及されていない他の効果は特許請求の範囲の記載から当業者にとって明確に理解できる。
この開示の特定の実施形態の上述した態様及び別の態様、特徴及びメリットは、添付図面と結び付けて行われる以下の詳細な説明からなお一層明らかになる。
一実施形態による遠心分離装置の斜視図である。 一実施形態による遠心分離装置の断面図である。 一実施形態による遠心ピストンの斜視図である。 一実施形態による遠心ピストンの分解側面図である。 一実施形態による遠心ピストンの分解側断面図である。 一実施形態によるピストンボディの側断面図である。 一実施形態によるウェイトの側断面図である。 一実施形態によるストッパーの断面図である。 一実施形態によるストッパーの平面図である。 一実施形態による第1の形態の遠心ピストンの断面図である。 一実施形態による図10の遠心ピストンの拡大図である。 一実施形態による第2の形態の遠心ピストンの断面図である。 一実施形態によるプランジャー及び遠心ピストンを備える遠心分離装置の断面図である。
以下、添付図面に基づいて実施形態について詳しく説明する。しかしながら、本発明は、様々な変更を加えることができて、特許出願の権利範囲がこのような実施形態により制限されたり限定されたりすることはない。実施形態に対するあらゆる変更、均等物ないし代替物が権利範囲に含まれるものと理解される。
実施形態において用いた用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられたものであり、本発明を限定しようとする意図があると解釈されない。単数の表現は、文脈からみて明らかに他の意味を有さない限り、複数の言い回しを含む。本明細書において、「含む」、「備える」または「有する」などの用語は、明細書に記載の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものに過ぎず、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しない。
本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、技術的や科学的用語をはじめとしてこの開示に用いられる全ての用語は、実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって一般的に理解される意味と同じ意味を有している。一般に用いられる、辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、この開示において明らかに定義しない限り、理想的な意味として、または過度に形式的な意味として解釈されない。
また、添付図面に基づいて説明するに当たって、図面符号とは無関係に、同一の構成要素には、同じ参照符号を付し、これについての重複する説明は省略する。なお、本発明の実施形態について説明するにあたって、関連する公知の技術についての具体的な説明が本発明の実施形態の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。
本発明の実施形態の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの言い回しを用いることができる。これらの言い回しは、その構成要素を他の構成要素と互いに区別するために用いられるものに過ぎず、それらの言い回しにより当該構成要素の本質や順番または順序などが限定されることはない。ある構成要素が他の構成要素と「連結」されているとか、「結合」されているとか、「接続」されているとか、と記載された場合、該ある構成要素が該他の構成要素に直接的に連結されたり接続されたりすることもあるが、各構成要素の間に別の構成要素が「連結」されたり、「結合」されたり、「接続」されたりすると理解される。
ある実施形態に含まれている構成要素と共通する機能を含む構成要素は、他の実施形態において同じ名称を用いて説明する。本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、ある実施形態に記載された説明は、他の実施形態にも適用可能であり、重複する範囲において詳しい説明は省略する。
図1は、一実施形態による遠心分離装置の斜視図である。
図1を参照すると、遠心分離装置100は、遠心分離環境内で生体(例えば、人間)から獲得された生体組織(例えば、脂肪組織)から不純物(例えば、オイル、血液、薬液及び/又はその他の不純物)を除去するようにし、純粋な生体組織を獲得するようにすることができる。
遠心分離装置100は、ベース101を備えていてもよい。ベース101は、実質的にフラットな形状を呈していてもよい。ベース101は、回転軸Xを備えていてもよい。回転軸Xは、ベース101の中心部に位置してもよい。
遠心分離装置100は、複数のキャビティ102を備えていてもよい。複数のキャビティ102は、ベース101の周りに周方向に並べられてもよい。
遠心分離装置100は、複数のヒンジ103を備えていてもよい。複数のヒンジ103は、ベース101に回動自在に連結されてもよい。
遠心分離装置100は、複数のホルダー104を備えていてもよい。複数のホルダー104は、それぞれ対応する1つのヒンジ103に連結されてもよい。複数のホルダー104は、回転軸Xの周りに周方向に並べられてもよい。複数のホルダー104のそれぞれは、対応する1つのキャビティ102内に、かつ、外に、対応する1つのヒンジ103によりスイングされてもよい。複数のホルダー104は、ベース101とともに回転軸Xに対して回転するように構成されてもよい。
遠心分離装置100は、少なくとも1つのシリンジ105を備えていてもよい。シリンジ105は、複数のホルダー104のうち、対応する1つのホルダー104に配置されてもよい。
図2は、一実施形態による遠心分離装置の断面図である。
図2を参照すると、遠心分離装置100は、シリンジ105を備えていてもよい。シリンジ105は、遠心分離環境内で回転軸Xに対して回転するように構成されてもよい。
シリンジ105は、容器1051を備えていてもよい。容器1051は、生体組織BMを保持するように構成されてもよい。容器1051は、実質的に円筒状を呈していてもよい。
シリンジ105は、コネクター1052を備えていてもよい。コネクター1052は、少なくとも1つの第1の物質(例えば、血液、薬液、水及び/又はその他の純粋な脂肪塊りに比べて相対的に比重が大きい物質)がコネクター1052を通過するようにすることができる。少なくとも1つの第1の物質は、コネクター1052を介して容器1051から除去されてもよい。コネクター1052は、回転軸Xから第1の距離(例えば、相対的に遠い距離)にある容器1051の第1の端部(例えば、図2の前方端部)に配置されてもよい。
コネクター1052は、締結部1052Aを備えていてもよい。締結部1052Aは、外部除去装置(図示せず)にカップリングされるように構成されてもよい。例えば、締結部1052Aは、ねじ山を備えていてもよい。
コネクター1052は、排出及び注入通路1052Bを備えていてもよい。排出及び注入通路1052Bは、少なくとも1つの第1の物質の通過を許容するように構成されてもよい。
シリンジ105は、フランジ1053を備えていてもよい。フランジ1053は、回転軸Xから第1の距離よりも小さな第2の距離(例えば、相対的に近い距離)にある容器1051の第2の端部(例えば、図2の後方端部)に配置されてもよい。容器1051の第2の端部は、第1の端部に反対側に位置してもよい。
容器1051の第2の端部は、シリンジ105の外部に開放されてもよい。生体から獲得された生体組織BMは、排出及び注入通路1052Bを介して容器1051の内部に配置されてもよい。ピストン106は、その生体組織BMの上にまたは上部に(例えば、図2における右側に)配置されてもよい。遠心分離装置100が用いられる間に、回転軸Xから遠ざかる方向に遠心力を受けるピストン106は、生体組織BMを加圧することができる。遠心分離環境内で少なくとも1つの第2の物質(例えば、オイル及び/又はその他の純粋な脂肪組織に比べて相対的に比重が小さな物質)は、生体組織BMから分離されてもよい。ピストン106が回転軸Xに対して回転しながら生体組織BMを加圧する間に、少なくとも1つの第2の物質は、ピストン106の内部を介してピストン106の外部に抜け出て容器1051の第2の端部方向に移動することができる。
図3は、一実施形態による遠心ピストンの斜視図である。図4は、一実施形態による遠心ピストンの分解側面図である。図5は、一実施形態による遠心ピストンの分解側断面図である。
図6は、一実施形態によるピストンボディの側断面図である。
図3から図6を参照すると、遠心ピストン106は、ピストンボディ110を備えていてもよい。ピストンボディ110は、図2の容器1051内において移動するように構成されてもよい。例えば、ピストンボディ110は、遠心分離環境内で回転軸Xから遠ざかる方向に移動するように構成されてもよい。ピストンボディ110は、生体組織BMを加圧するように構成されてもよい。
ピストンボディ110は、第1の外部ボディ面111(例えば、前方外部ボディ面)、第1の外部ボディ面111に反対の第2の外部ボディ面112(例えば、後方外部ボディ面)、及び第1の外部ボディ面111及び第2の外部ボディ面112の間にあるサイド外部ボディ面113を備えていてもよい。
第1の外部ボディ面111は、第1の外部領域111Aを備えていてもよい。例えば、図2のピストン106がコネクター1052と隣り合う容器1051の部分(例えば、前方部分)に配置されているとき、第1の外部領域111Aは、コネクター1052及びピストン106の間の空間を加圧することができる。第1の外部領域111Aが前記空間を加圧する間に、前記空間に存在する物質(例えば、空気、血液、薬液及び/又は水)は、排出及び注入通路1052Bを介して抜け出るように促されてもよい。
第1の外部ボディ面111は、第2の外部領域111Bを備えていてもよい。第2の外部領域111Bは、第1の外部領域111A及びサイド外部ボディ面113に対してそれぞれ傾斜した面を備えていてもよい。例えば、ピストン106が遠心分離環境内にあるとき、第2の外部領域111Bは、第1の外部領域111Aにより加圧される空間内に存在する物質をガイドするように構成されてもよい。第2の外部領域111Bは、第1の外部領域111B及びサイド外部ボディ面113に連結されてもよい。
ピストンボディ110は、第1の外部ボディ面111に反対の第1の内部ボディ面114、及び第1の内部ボディ面114に連結されたサイド内部ボディ面116を備えていてもよい。第1の内部ボディ面114及びサイド内部ボディ面116は、中空部分117を限定することができる。
第1の内部ボディ面114は、第1の内部領域114Aを備えていてもよい。第1の内部領域114Aは、第1の外部領域111Aに反対側に位置してもよい。
第1の内部ボディ面114は、第2の内部領域114Bを備えていてもよい。第2の内部領域114Bは、第2の外部領域111Bに反対側に位置されてもよい。第2の内部領域114Bは、第1の内部領域114Aに対して傾斜した面を備えていてもよい。第2の内部領域114Bは、第1の内部領域114Aに連結されてもよい。
サイド内部ボディ面116は、第1のサイド内部領域116Aを備えていてもよい。第1のサイド内部領域116Aは、中空部分117の第1の内部直径を限定することができる。第1のサイド内部領域116Aは、第2の内部領域114Bに連結されてもよい。
サイド内部ボディ面116は、第2のサイド内部領域116Bを備えていてもよい。第2のサイド内部領域116Bは、中空部分117の第2の内部直径を限定することができる。第2の内部直径は、第1の内部直径よりも大きくてもよい。第2のサイド内部領域116Bは、第1のサイド内部領域116Aに連結されてもよい。
サイド内部ボディ面116は、第3のサイド内部領域116Cを備えていてもよい。第3のサイド内部領域116Cは、中空部分117の第3の内部直径を限定することができる。第3の内部直径は、第2の内部直径よりも大きくてもよい。第3のサイド内部領域116Cは、第2のサイド内部領域116B及び第2の外部ボディ面112に連結されてもよい。
サイド内部ボディ面116は、第1のサイド内部領域116A及び第2のサイド内部領域116Bの間に配置された第1の段差を備えていてもよい。サイド内部ボディ面116は、第2のサイド内部領域116B及び第3のサイド内部領域116Cの間に配置された第2の段差を備えていてもよい。
ピストンボディ110は、複数のグルーブGを備えていてもよい。複数のグルーブGは、サイド外部ボディ面113に配置されてもよい。複数のグルーブGは、第1の外部ボディ面111及び第2の外部ボディ面112の間においてサイド外部ボディ面113に沿って並べられてもよい。
ピストンボディ110は、第1の流入口F1を備えていてもよい。第1の流入口F1は、第1の外部ボディ面111の上にある物質をピストンボディ110内に流れ込ませることを許容するように構成されてもよい。第1の流入口F1は、第2の外部領域111Bに配置されてもよい。
ピストンボディ110は、第2の流入口F2を備えていてもよい。第2の流入口F2は、第1の外部ボディ面111の上にある物質をピストンボディ110内に流れ込ませることを許容するように構成されてもよい。第2の流入口F2は、第2の外部領域111Bのうち、第1の流入口F1が配置された部分領域とは異なる部分領域に配置されてもよい。第2の流入口F2の位置は、第1の流入口F1の位置とは反対であり得る。
ピストンボディ110は、第1の流入通路P1を備えていてもよい。第1の流入通路P1は、第1の流入口F1及び中空部分117を流体連結するように構成されてもよい。第1の流入通路P1は、第1の外部ボディ面111及び第1の内部ボディ面114の間に配置されてもよい。
ピストンボディ110は、第2の流入通路P2を備えていてもよい。第2の流入通路P2は、第2の流入口F2及び中空部分117を流体連結するように構成されてもよい。第2の流入通路P2は、第1の外部ボディ面111及び第1の内部ボディ面114の間に配置されてもよい。第2の流入通路P2は、第1の流入通路P1と実質的に同じ線の上にあってもよい。
ピストンボディ110は、流出口F3を備えていてもよい。流出口F3は、中空部分117にある物質をピストンボディ110の外部に抜き出すことを許容するように構成されてもよい。流出口F3は、第2の外部ボディ面112により限定可能である。
ピストンボディ110は、スロットSLを備えていてもよい。スロットSLは、サイド外部ボディ面113及びサイド内部ボディ面116の間に配置されてもよい。スロットSLは、第3の内部サイド領域116Cに配置されてもよい。
図7は、一実施形態によるウェイトの側断面図である。
図3から図5及び図7を参照すると、ピストン106は、ウェイト120を備えていてもよい。ウェイト120は、ピストンボディ110の前方の空間及びピストンボディ110の後方の空間の間の少なくとも1つの物質(例えば、オイル)の移動を許容し、他の物質(例えば、脂肪組織からオイルが除去された純粋な脂肪組織)の移動を遮断することができる。
ウェイト120は、第1の外部ウェイト面121(例えば、前方外部ウェイト面)、第1の外部ウェイト面121に反対の第2の外部ウェイト面122(例えば、後方外部ウェイト面)、及び第1の外部ウェイト面121及び第2の外部ウェイト面122の間にあるサイド外部ウェイト面123を備えていてもよい。
第1の外部ウェイト面121は、第1の外部ウェイト領域121Aを備えていてもよい。第1の外部ウェイト領域121Aは、図6の第1の内部領域114Aと対面してもよい。例えば、図2のピストン106に回転軸Xから遠ざかる方向に遠心力が働くとき、第1の外部ウェイト領域121Aは、第1の内部領域114Aと接触せずに、第1の内部領域114Aと空間を形成することができる。
第1の外部ウェイト面121は、第2の外部ウェイト領域121Bを備えていてもよい。第2の外部ウェイト領域121Bは、第1の外部ウェイト領域121A及びサイド外部ウェイト面123に対してそれぞれ傾斜した面を備えていてもよい。第1の外部ウェイト領域121A及び第2の外部ウェイト領域121Bが形成する傾斜角度は、第1の内部領域114A及び第2の内部領域114Bが形成する傾斜角度と実質的に同じであってもよい。第2の外部ウェイト領域121Bは、第1の外部ウェイト領域121A及びサイド外部ウェイト面123の間に配置されてもよい。第2の外部ウェイト領域121Bは、図6の第2の内部領域114Bと対面してもよい。例えば、図2のピストン106に回転軸Xから遠ざかる方向に遠心力が働くとき、第2の外部ウェイト領域121Bは、第2の内部領域114Bと少なくとも部分的に接触してもよい。
サイド外部ウェイト面123は、第1のサイドウェイト領域123Aを備えていてもよい。第1のサイドウェイト領域123Aは、第2の外部ウェイト領域121Bに直接的にまたは間接的に連結されてもよい。第1のサイドウェイト領域123Aは、ウェイト120の第1の外部直径を限定することができる。
サイド外部ウェイト面123は、第2のサイドウェイト領域123Bを備えていてもよい。第2のサイドウェイト領域123Bは、第1のサイドウェイト領域123A及び第2の外部ウェイト面122の間に配置されてもよい。第2のサイドウェイト領域123Bは、第1のサイドウェイト領域123Aに直接的にまたは間接的に連結されてもよい。第2のサイドウェイト領域123Bは、第2の外部ウェイト面122に直接的に連結されてもよい。第2のサイドウェイト領域123Bは、ウェイト120の第2の外部直径を限定することができる。第2の外部直径は、第1の外部直径よりも小さくてもよい。
サイド外部ウェイト面123は、ウェイト段差領域123Cを備えていてもよい。ウェイト段差領域123Cは、第1のサイドウェイト領域123A及び第2のサイドウェイト領域123Bの間に配置されてもよい。
サイド外部ウェイト面123は、サイド内部ボディ面116と対面してもよい。サイド外部ウェイト面123は、サイド内部ボディ面116から分離されていてもよい。例えば、図2のピストン106に遠心力が働くか否かを問わずに、サイド外部ウェイト面123は、サイド内部ボディ面116から離隔してもよい。
ウェイト120は、第1のウェイトパートB1及び第2のウェイトパートB2を備えていてもよい。第1のウェイトパートB1は、第1の外部ウェイト領域121A、第2の外部ウェイト領域121B、第1のサイドウェイト領域123A及びウェイト段差領域123Cにより限定可能である。第2のウェイトパートB2は、第2のサイドウェイト領域123B及び第2の外部ウェイト面122により限定可能である。
ウェイト120は、リセス124を備えていてもよい。リセス124は、第2の外部ウェイト領域121Bに形成されてもよい。リセス124は、第1の外部ウェイト領域121A及び第1のサイドウェイト領域123Aの間に配置されてもよい。リセス124は、第1の外部ウェイト領域121Aから分離されていてもよい。リセス124は、第1のサイドウェイト領域123Aに直接的に連結されてもよい。リセス124は、ウェイト120の周方向に延びてもよい。
図3から図5を参照すると、ピストン106は、複数の外部シールリング130を備えていてもよい。複数の外部シールリング130は、図2の容器1051の内部面及び図6のピストンボディ110のサイド外部ボディ面113の間の空間をシールするように構成されてもよい。例えば、複数の外部シールリング130は、実質的にO形状のリングをそれぞれ備えていてもよい。複数の外部シールリング130は、複数のグルーブGに少なくとも部分的に配置されてもよい。
図3から図5を参照すると、ピストン106は、内部シールリング140を備えていてもよい。内部シールリング140は、ピストンボディ110及びプランジャー(例えば、図13のプランジャー107)の間の空間をシールするように構成されてもよい。内部シールリング140は、プランジャーの外部面と少なくとも部分的に接触してもよい。内部シールリング140は、図6の第2のサイド内部領域116Bの上に配置されてもよい。
図8は、一実施形態によるストッパーの断面図である。図9は、一実施形態によるストッパーの平面図である。
図3から図5、図8及び図9を参照すると、ピストン106は、ストッパー150を備えていてもよい。ストッパー150は、図3から図5の内部シールリング140を図6の第2のサイド内部領域116Bに拘束することができる。ストッパー150は、第2のサイド内部領域116Bの上に配置されてもよい。ストッパー150は、第1のサイド内部領域116Aと隣り合い、内部シールリング140は、第3のサイド内部領域116Cと隣り合ってもよい。
ストッパー150は、第1のベース151を備えていてもよい。第1のベース151は、実質的に円形状または楕円形状の環状を呈していてもよい。第1のベース151は、第2のサイド内部領域116Bと接触してもよい。第1のベース151は、内部シールリング140と接触してもよい。
ストッパー150は、突出部152を備えていてもよい。突出部152は、第1のベース151から半径方向に、かつ、内側に突出してもよい。突出部152の内部直径は、第1のベース151の内部直径よりも小さくてもよい。突出部152は、第1のベース151の周方向に沿って少なくとも部分的に延びてもよい。突出部152は、第1のベース151の端部面(例えば、図8における前方端部面)に連結されてもよい。
ストッパー150は、ノッチ153を備えていてもよい。ノッチ153は、突出部152の延長方向に突出部152に形成されてもよい。例えば、ノッチ153は、ウェイト段差領域123Cが突出部152と接触するとき、物質の移動を許容してもよい。
図4及び図5を参照すると、ピストン106は、締結部160を備えていてもよい。締結部160は、ストッパー150と協同しながら、内部シールリング140を第2のサイド内部領域116Bに固定してもよい。締結部160は、第3のサイド内部領域116Cの上に配置されてもよい。
締結部160は、第2のベース161を備えていてもよい。第2のベース161は、実質的に円形状または楕円形状の環状を呈していてもよい。第2のベース161は、第3のサイド内部領域116Cと接触してもよい。第2のベース161は、内部シールリング140と接触してもよい。
締結部160は、ねじ山162を備えていてもよい。ねじ山162は、外部締結手段(例えば、図13のプランジャー107)と締結されるように構成されてもよい。ねじ山162は、第2のベース161の内部面に少なくとも部分的に形成されてもよい。
締結部160は、舌163を備えていてもよい。舌163は、スロットSLと係合するように構成されてもよい。舌163は、第2のベース161の外部面に配置されてもよい。
図10は、一実施形態による第1の形態の遠心ピストンの断面図である。図11は、一実施形態による図10の遠心ピストンの拡大図である。
図10及び図11を参照すると、図2の回転軸Xから遠ざかる方向にピストン106に遠心力が働いてもよい。遠心環境内で、第1の重さを有するウェイト120に働く遠心力は、第1の重さよりも小さな第2の重さを有するピストンボディ110に働く遠心力よりもさらに大きくてもよい。ウェイト120に働く遠心力がウェイト120に働く他の力(例えば、重力、摩擦力及び/又はその他のウェイト120に働く力)の和よりもさらに大きければ、ウェイト120は、ピストンボディ110に対して流出口F3から遠ざかる方向に移動することができる。第2の外部ウェイト領域121Bは、第2の内部領域114Bと接触してもよい。第2の外部ウェイト領域121Bが第2の内部領域114Bと接触しているとき、リセス124は、第2の内部領域114Bから離隔した状態に保たれてもよい。これにより、第2の内部領域114B及びリセス124の間にギャップが形成可能である。中空部分117は、第2の内部領域114B及びリセス124の間のギャップ及びサイド内部ボディ面116及びサイド外部ウェイト面123の間のギャップを含む排出通路P3を備えていてもよい。
ピストンボディ110の前方に配置された物質は、遠心環境内でピストンボディ110から遠ざかる方向に比重が小さな物質から比重が大きな物質の順に層別に分離されてもよい。比重が最も小さな物質(例えば、オイル)は、第1の流入口F1及び第2の流入口F2を介して第1の流入通路P1及び第2の流入通路P2に沿って中空部分117に流れ込むことができる。流れ込んだ物質は、リセス124に沿って排出通路P3を介して流出口F3の外に流出されることができる。
リセス124は、リセス底面124Aを備えていてもよい。リセス底面124Aは、サイド外部ウェイト面123に直接的に連結されてもよい。リセス底面124Aは、第2の内部領域114Bとギャップを形成してもよい。ギャップは、リセス底面124Aに沿って実質的に一定の大きさを有してもよい。ここで、ギャップの大きさは、第2の内部領域114B及びリセス底面124Aの間の距離として限定され得る。ギャップの大きさは、ターゲット物質(例えば、オイル)のみを通過させ、残りの物質(例えば、脂肪組織)を通過させない大きさに定められてもよい。例えば、ギャップは、約50μm~約200μmの大きさを有してもよい。
第2の外部ウェイト領域121Bが第2の内部領域114Bと接触するとき、リセス底面124Aは、第1の流入通路P1及び第2の流入通路P2とオーバーラップされてもよい。リセス底面124Aは、第2の内部領域114Bのうち、第1の流入通路P1及び第2の流入通路P2の周辺領域とオーバーラップされてもよい。
リセス底面124Aは、ウェイト120の周方向に延びてもよい。リセス底面124Aは、ウェイト120の全周に形成されてもよい。
リセス124は、リセス壁面124Bを備えていてもよい。リセス壁面124Bは、第2の外部ウェイト領域121B及びリセス底面124Aの間に配置されてもよい。リセス壁面124Bは、第2の外部ウェイト領域121B及びリセス底面124Aの間に段差を限定することができる。
第2の外部ウェイト領域121Bが第2の内部領域114Bと接触するとき、リセス壁面124Bは、第1の流入通路P1及び第2の流入通路P2とオーバーラップされなくてもよい。
図12は、一実施形態による第2の形態の遠心ピストンの断面図である。
図12を参照すると、遠心力がピストン106に働かないか、あるいは、ウェイト120に加えられる遠心力の大きさがウェイト120に加えられる他の力の大きさよりもさらに小さなとき、ウェイト120は、ピストンボディ110に対して流出口F3を向く方向に移動することができる。第1の外部ウェイト面121は、第1の内部ボディ面114から接触解除されてもよい。ウェイト120がピストンボディ110の外に離脱されないように、ストッパー150は、ウェイト120の移動を制限してもよい。例えば、ウェイト段差領域123Cは、ストッパー150の一部分(例えば、図8及び図9の突出部152)と接触してもよい。
図13は、一実施形態によるプランジャー及び遠心ピストンを備える遠心分離装置の断面図である。
図13を参照すると、遠心分離装置100は、プランジャー107を備えていてもよい。プランジャー107は、ピストン106と結合するように構成されてもよい。例えば、プランジャー107は、図5のねじ山162と螺合されてもよい。
以上のように、実施形態がたとえ限定された図面により説明されたが、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、上記の事項に基づいて様々な技術的修正及び変形を適用することができる。例えば、解説された技術が解説された方法とは異なる順番にて行われたり、及び/又は解説されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が解説された方法とは異なる形態で結合または組み合わせられたり、他の構成要素または均等物により代替もしくは置換されたりしたとしても、適切な結果が成し遂げられる。
よって、他の態様、他の実施形態及び特許請求の範囲と均等なものもまた、特許請求の範囲の範囲に属する。

Claims (15)

  1. 遠心ピストンにおいて、
    ピストンボディであって、前記ピストンボディは、
    第1の外部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面に反対の第2の外部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面及び前記第2の外部ボディ面の間のサイド外部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面に反対の第1の内部ボディ面と、
    前記第1の内部ボディ面に連結され、前記サイド外部ボディ面に反対のサイド内部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面に配置された第1の流入口と、
    前記第2の外部ボディ面に配置された流出口と、
    前記第1の内部ボディ面及び前記サイド内部ボディ面により限定された中空部分と、
    前記第1の流入口及び前記中空部分をつなぐ第1の流入通路と、
    を有する前記ピストンボディと、
    前記中空部分に配置されたウェイトであって、前記ウェイトは、
    前記第1の内部ボディ面と対面する第1の外部ウェイト面と、
    前記第1の外部ウェイト面に反対の第2の外部ウェイト面と、
    前記第1の外部ウェイト面及び前記第2の外部ウェイト面の間のサイド外部ウェイト面と、
    前記第1の外部ウェイト面に配置されたリセスと、
    を有する前記ウェイトと、
    を備え、
    遠心環境で前記第1の外部ウェイト面が第1の内部ボディ面と接触するとき、前記ウェイトは、前記第1の内部ボディ面及び前記リセスの間にギャップを形成するように構成され、
    生体組織から遠心分離された少なくとも1つの物質は、前記第1の流入口、前記第1の流入通路、前記ギャップ及び前記流出口を介して排出される
    ことを特徴とする遠心ピストン。
  2. 前記ギャップは、前記第1の内部ボディ面及び前記リセスの間の距離として測定された 50μm~200μmの大きさを有する
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  3. 前記ギャップは、前記第1の外部ウェイト面及び前記サイド外部ウェイト面の間において実質的に一定の大きさを有する
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  4. 前記中空部分は、前記第1の流入通路及び前記流出口をつなぎ、前記ギャップを含む排出通路を備える
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  5. 前記リセスは、
    前記第1の外部ウェイト面と交差するリセス壁面と、
    前記リセス壁面及び前記サイド外部ウェイト面の間のリセス底面と、
    を含む
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  6. 前記リセス壁面は、前記第1の流入通路とオーバーラップされない
    請求項5に記載の遠心ピストン。
  7. 前記リセス底面は、前記第1の流入通路及び前記第1の内部ボディ面の両方ともとオーバーラップされる
    請求項5に記載の遠心ピストン。
  8. 前記リセス底面は、前記サイド外部ウェイト面に直接的につながる
    請求項5に記載の遠心ピストン。
  9. 前記リセスは、前記ウェイトの周方向に形成された
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  10. 前記ピストンボディは、
    前記第1の外部ボディ面に配置された第2の流入口と、
    前記第2の流入口及び前記中空部分をつなぐ第2の流入通路と、
    をさらに備える
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  11. 前記サイド内部ボディ面の上に配置され、プランジャー及び前記流出口の間の空間を密封するように構成されたシールリングをさらに備える
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  12. 前記サイド内部ボディ面の上に、かつ、前記ウェイト及び前記シールリングの間に配置され、前記シールリングの移動を制限するように構成されたストッパーをさらに備える
    請求項11に記載の遠心ピストン。
  13. 前記ウェイト及び前記流出口の間に配置された締結部をさらに備える
    請求項1に記載の遠心ピストン。
  14. 回転軸と、
    前記回転軸に対して回転するように構成され、生体組織を保持するように構成されたシリンジと、
    前記シリンジの内部に配置された遠心ピストンと、
    を備え、
    前記遠心ピストンは、
    ピストンボディであって、前記ピストンボディは、
    第1の外部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面に反対の第2の外部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面及び前記第2の外部ボディ面の間のサイド外部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面に反対の第1の内部ボディ面と、
    前記第1の内部ボディ面に連結され、前記サイド外部ボディ面に反対のサイド内部ボディ面と、
    前記第1の外部ボディ面に配置された第1の流入口と、
    前記第2の外部ボディ面に配置された流出口と、
    前記第1の内部ボディ面及び前記サイド内部ボディ面により限定された中空部分と、
    前記流入口及び前記中空部分をつなぐ第1の流入通路と、
    を有する前記ピストンボディと、
    前記中空部分に配置されたウェイトであって、前記ウェイトは、
    前記第1の内部ボディ面と対面する第1の外部ウェイト面と、
    前記第1の外部ウェイト面に反対の第2の外部ウェイト面と、
    前記第1の外部ウェイト面及び前記第2の外部ウェイト面の間のサイド外部ウェイト面と、
    前記第1の外部ウェイト面に配置されたリセスと、
    を有する前記ウェイトと、
    を備え、
    前記シリンジが前記回転軸に対して回転する遠心環境で、前記第1の外部ウェイト面が第1の内部ボディ面と接触するとき、前記ウェイトは、前記第1の内部ボディ面及び前記リセスの間にギャップを形成するように構成され、
    前記生体組織から遠心分離された少なくとも1つの物質は、前記第1の流入口、前記第1の流入通路、前記ギャップ及び前記流出口を介して排出される
    ことを特徴とする遠心分離装置。
  15. 請求項14に記載の遠心分離装置を用いる方法において、
    前記シリンジの内部に生体組織及び遠心ピストンを提供する動作と、
    前記シリンジを前記回転軸に対して回転させて前記生体組織を遠心分離する動作と、
    を含み、
    前記生体組織を遠心分離する動作は、前記第1の外部ウェイト面が前記第1の内部ボディ面と接触するとき、前記生体組織から遠心分離された少なくとも1つの物質を前記流入口、前記第1の流入通路、前記ギャップ及び前記流出口を介して排出する動作を含む、遠心分離装置を用いる
    ことを特徴とする方法。
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