JP2023551436A - 持ち上げ補助装置と背面の装置 - Google Patents

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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
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    • A61H3/00Appliances for aiding patients or disabled persons to walk about
    • A61H3/008Using suspension devices for supporting the body in an upright walking or standing position, e.g. harnesses

Abstract

持ち上げ補助装置と背面の装置本発明は、体幹の筋肉をサポートするための持ち上げ補助具に関するものであり、上部(着用者)および下部の身体の接続部を介して、荷物などを運ぶ人の背中に配置され、左右の臀部の部分(4, 10)にヒンジで固定された背面の装置、少なくとも一つのエネルギー蓄積装置とばね要素で(21、 21.1)、一端が下半身接続部(8)に取り付けられているもの、少なくとも1つの力の伝達要素と引張装置(11、11.1)で、背部の装置に取り付けられているもの、フリーホイール装置で臀部の要素(4、10)上で自由回転と調整機能を有するもの。この時、背面の装置 (1)は背中に配置され、エネルギー貯蔵装置(7、7.1)の引張力が背部に伝えられるとともに、背部の装置(1)を解放することもできる。

Description

本発明は、物を持ち上げるための補助具と、背中を固定する器具に関するものである。
荷物などを持ち上げるための補助具にはさまざまな形態が知られている。例えば外骨格の
ように人間の力を支えるものから、使用者が装着することでその動きをサポートするもの
まで存在する。こうした器具は建設業、介護施設、引っ越し業者など、特に腰や背中を保
護する必要がある業界で必要とされている。例としては、EP3176123A1、DE10201420520A1
、DE 1020182067823A1、DE2020111104994 U1 、DE 102004023981 A1、DE102029111718A1
、WO2019/161232A1 、US2020026854A1などがある。
これまでのものは重く、扱いにくく、複雑で、故障しやすく、着用すると自然な動きを阻
害されるものであった。また常に電気モーターを使用するものもある。
特に電動の持ち上げ補助の場合は、十分な電力を供給する必要があるほか、モーターによ
り重さが増し、製造の労力も増すことになる。これは特に着用者が体を曲げる動作をする
場合に当てはまる。
そのため本発明の目的は、簡単で機械的な持ち上げる補助装置を提案することにある。

この目的は、請求項1の持ち上げ補助装置の特徴により達成される。

利点についてはそれ以外の請求項により達成される。

当該発明は持ち上げるための補助器具に関するものであり、サポートする力を伝達するた
めの剛性の背部要素1から構成される。これは上半身の接続部と下半身の接続部 (8、8.1)
、および腰のベルト17に接続されている。この時少なくとも一つの第一のエネルギー貯蔵
装置(21、 21.1)が下半身の接続部 (8、8.1)に取り付けられており、少なくとも一つの伝
達力(11、6、 5、 5.1)を通じて力を伝える。ケーブル張力調整システムにより張力がも
たらされ、そのシステムには下半身の接続部と剛性の背部要素1の間の自由に動く調整シ
ステムが備えられている。この時、脊椎および股関節、胃および上半身接続部の自然の形
状に適合した構造によって位置が保持されることが望ましい。そのため背中の伸筋、特に
腰部および臀部の筋肉が伸縮することにより、止まった状態でものを保持する場合に機能
する。

第1のエネルギー貯蔵装置が同時に作動して力の伝達を調節できれば、非対称な力を保障
することができ、大きな利点になる。非対称な力は、例えば、一方の脚だけが前方に移動
することにより、対応する1部のエネルギー貯蔵装置が片側に負荷される場合に発生する
。ここで紹介する実施形態では、少なくとも1つの臀部の要素において力伝達要素として
作用するテンションコアの長さを調整することによって達成される。これにより、たわみ
(偏向)ローラ(6)を介して大腿部の接続部から部分エネルギー貯蔵装置への力が調整
される。

また、互いに独立して調整可能な2つのエネルギー貯蔵装置、すなわち下部の第1エネルギ
ー貯蔵装置と上部の第2エネルギー貯蔵装置(21、21.1、2)が持ち上げ補助装置に設けら
れ、自由に動くコンセプト(ローラを介したテンションコアの長さ補正)を使用するとさ
らに利点となる。ある実施形態では、下部の第1のエネルギー貯蔵装置は2つに分割されて
いる(21、21.1)。すなわち半分は右大腿部の接続部に、他方の半分は左大腿部の接続部
に配置されている。テンションコア(11)の自由端も、この2つの部分的なエネルギー貯
蔵装置のそれぞれに固定されている。これらは屈曲時には大腿部接続部と背部要素の間で
締め付けられ、立ち上がるときには弛緩するようになっている。

本発明の持ち上げ補助具では、上部のエネルギー貯蔵装置2は調整ストラップ12を適宜調
整することによって、任意に起動、構成することができる。この時システム特性変えたり
や追加のサポート力を加えることになる。2つのエネルギー貯蔵装置(下部および上部エ
ネルギー貯蔵装置)を別々に使用する場合、それぞれの調整オプションを互いに分離する
ことは理にかなっている。そこで、本発明による持ち上げ補助具では、下部の第1エネル
ギー貯蔵装置からのサポート量および上部の第2エネルギー貯蔵装置からの位置依存の追
加のサポート量は、偏向ローラを調整する調整ストラップを介して独立して連続調整でき
る。

金属スプリング、ゴムバンド、弾性体、ダンパーなど、伸張に対して復元力を発揮するこ
とができる連続的なエネルギー貯蔵装置が、はね要素として適している。また、それぞれ
のエネルギー蓄積装置を交換することにより、持ち上げ補助具の弾性挙動を変更できるこ
とも好ましい(21、21.1、2)。従って、本発明による持ち上げ補助具では、異なるバネ
特性を有するエネルギー貯蔵装置のモジュールシステムにより、所定のシステム挙動の構
成が可能となる。

持ち上げ補助具のエネルギー蓄積要素が、歩行運動、すなわち着用者によるわずかな非対
称の脚の動きに対して弾性的な反力を加えず、着用者が持ち上げ運動を行っていないとき
に邪魔にならないようにすることが好ましい。ある実施形態では、本持ち上げ補助装置は
、第1の下部エネルギー蓄積装置用の偏向ローラ6を介したテンションコア11の自由に動く
機能と、第2の上部エネルギー蓄積装置用の偏向ローラ6と3を介したテンションコア11.1
の自由に動く機能とを有する。

既存の持ち上げ補助装置は臀部周辺に調整メカニズムが備えられており、エネルギー貯蔵
要素から生じる引張力を臀部のベルトに振り向け、それによりサポート力の大部分が使用
者のお腹の部分を圧迫することもある。そのため、臀部要素内のエネルギー貯蔵要素が臀
部のベルトからの力を受けないようにする必要がある。したがって、本発明による持ち上
げ補助装置は、柔軟性をもちつつ非圧縮性のガイドプレート13を備えた臀部要素を含む。
これによりエネルギー貯蔵装置からのテンションコアの支持張力がガイドプレート13と剛
性の背中の要素に作用することを可能にする。他方、使用者の体には作用しない。

したがって、臀部の要素におけるエネルギー蓄積要素の調整を、ヒップベルトからの力か
ら解放しておくことは理にかなっている。したがって、本発明による持ち上げ補助具は、
柔軟であるが長手方向に非圧縮性のガイドプレート13を有するヒップ要素を含み、これに
より、エネルギー貯蔵装置からのテンションコアのサポート引張力がガイドプレート13お
よび剛性バック要素1に作用し、したがって、これらは着用者の体内に導入されることは
ない。

また、剛性の背面の要素1を使用することで、エネルギー貯蔵要素の伸張により大腿部の
接続部と肩の間に生じる力を吸収しつつ、背骨に対して引張力や曲げ力として作用し、力
を身体の特定の部位にのみかけることができる。

本持ち上げ補助具は、その簡単な構造により装着が容易であり、荷重を受けて屈伸する際
には装着者の背筋を安定させ、持ち上げる際には股関節伸展筋を引張力によりサポートす
る。着用者は、腰部で背中を強く丸めて持ち上げることが防止され、椎間板への有害な荷
重が減少し、さらに背中の部分が引張力の一部を腰部への圧力として加えることにより、
姿勢の矯正にもなる。また、静的作業時に着用者の背部伸筋がサポートされるため、筋肉
の硬化による痛みを防ぐことができる(図10、図11参照)。

以下、本発明を例示的な実施形態および図面を参照してより詳細に説明するが、本発明は
これに何ら限定されるものではない。
人が装着した状態の持ち上げ補助具の後部の透視図である 持ち上げ補助装置の個々の要素を背面から概略的に示したものである。ここでは非使用状態の弾力性のあるエネルギー貯蔵装置が示されている。 図2の個々の要素を模式的に示したものであり、ここでは下部のエネルギー貯蔵装置の起動および調整中の状態を示している。 図2と図3からの個々の要素を概略的に示したものであり、ここでは第2のエネルギー貯蔵デバイスの起動および調整中の状態を示している。 昇降補助具を装着した着用者が歩行時に自由に動く機能を使用する様子を概略的に示した透視図である。 いつくかの静的な作業姿勢を概略的に示した物である。 歩行時の持ち上げ補助具の各要素を概略的に示したものであり、ここでは着用者の背面図が示されている。 持ち上げ補助装置の下部のエネルギー貯蔵装置を有するヒップモジュールとウエストベルト周辺の詳細図である。 下部の蓄電装置を備えた持ち上げ補助装置の簡単な実施形態を示す背面図である。 背面部を備えた背骨部分の概略図である。 概略図である。背面部を備えた脊椎部のトランクの断面概略図である。
上半身接続部23としてのショルダーキャリアと、2分割されたウエストベルト17、さらに
下半身接続部(ここでは大腿接続部(8、8.1))を備えたこの持ち上げ補助具(図1)は
、臀部の要素10と4、エネルギー貯蔵装置21、力伝達部(ここではテンションコア11、11.
1)の間に剛性の背部要素1を備えており、エネルギー貯蔵装置の力の加え方を制御して、
持ち上げ中の着用者の姿勢をサポートし、持ち上げ動作における弾性ばね力によって、着
用者にサポートを与えるように意図したものである。サポートは、猫背や物を持ち上げる
際に背中が湾曲することに対する直接的な姿勢矯正だけでなく、連続的なエネルギー貯蔵
装置-ここではバネ要素21、21.1、2による腰の曲げ角度に応じた引張力によって提供され
る。

曲る(それぞれ股関節の屈曲角度を小さくする)ことにより、背部要素1と大腿部接続部8
、8・1との間の接続ジャケット7,7・1におけるテンションコア11,11・1の経路が長くな
り、伸張用エネルギー貯蔵装置にストレスを与えると同時に復元力が蓄積される。

図1~図8の実施形態では、分割された下部の第1蓄電装置21、21.1と上部の第2蓄電装置2
が設置されている。ここには伸張したときに弾性復元力を発揮するエラストマーやバネな
どを備えることができるほか、張力を受けると伸びに応じた引張力を連続的に加えるバネ
要素の組み合わせも可能である。

持ち上げ補助具の剛性の背面要素1は、臀部の要素4、10とエネルギー蓄積装置21、21.1、
2を接続するとともに、テンションコア(複数可)11、11.1の方向性をきめており、この
背面要素はそれ自体が安定している。それは、臀部の要素4、10と上部フリーホイールロ
ーラ3におけるガイドプレート13上での調整中に、テンションコアと偏向ローラー6から力
を吸収し、材料に放散する。力の一部は、腰への姿勢圧として作用する。

この持ち上げ補助具は(図2)、2つの別個のエネルギー貯蔵装置である上部のエネルギー
貯蔵装置(2)と下部の(分割された)エネルギー貯蔵装置(21、21.1)を含む。両エネ
ルギー貯蔵装置は、テンションコア11.1用のフリーホイールローラ3及びテンションコア1
1用のフリーホイールローラ6を介して連続的に調整可能である。

下部の第1エネルギー貯蔵システムは、左右の大腿部接続部(8、8.1)に固定された左右
の部分貯蔵装置(21、21.1)と、部分エネルギー貯蔵装置に取り付けられたテンションコ
ア11と、右臀部の要素4内のフリーホイールローラーから構成される。この装置は偏向ロ
ーラ6、調整ストラップ5、調整クランプ装置5.1から構成される。

上部の第2の弾性エネルギー貯蔵装置2は、フリーホイールローラ3に接続されており、大
腿部接続部8、8.1の接続点22、22.1に固定された第2のテンションコア11.1がフリーホイ
ールローラ3上でたわみ、第2のエネルギー貯蔵装置のばね力に抗して下方に引っ張られる


図3は、第1のエネルギー貯蔵システムによるサポートの変化を示している。これは、右の
臀部の要素に案内された調整ストラップ5を引っ張ることにより、開いたクランプ装置5.1
を通じて移動する。その後、クランプ装置5.1を閉じることにより、調整ストラップ5が所
定の位置に固定される。調整は連続的に行われるが、ピンを備えた従来のバックルを使用
して、定められた調整ステップで実施することも可能である。調整ストラップ5を動かす
ことにより、ガイドライナー14内のガイドプレート13にガイドされたフリーホイールロー
ラ6が変位し、大腿接続部8、8.1と背部要素1との間のテンションコア11の有効長さが短く
なるガイドライナー14は、テンションコア11と、テンションケーブルシステムを包んで保
持する右臀部の要素4のジャケット15との間の摩擦の減少させる。テンションコア11の有
効長が短くなることにより、180°未満の小さい腰の角度(これは直立に対応する)から
でさえ効果を発揮し始め、より強いサポート力が生じる。第1の弾性エネルギー貯蔵装置2
1、21.1のサポート力の設定にかかわらず、フリーホイールローラーは、上部フリーホイ
ールローラー3を介して維持される。エネルギー貯蔵装置7、7.1によって加えられる引張
力は腰ベルト17に伝達されず、むしろ、腰ベルトが閉じられたときに、長手方向に非圧縮
性であるガイドプレート13に沿って剛性の背中の要素1の材料に導入される。

同じ機能原理が第2のエネルギー貯蔵装置2の設定にも適用され、その効果は、左の臀部の
要素10内のベルト12と、本実施形態においてはクランプ装置12.1(図4)を介して連続的
に調整可能である。臀部の要素10内の偏向ローラ6と上部フリーホイールローラ3に対する
第2のテンションコア11.1は、設定とは無関係にフリーホイール機能を可能にする。もち
ろん、クランプ装置の代わりに、第2テンションコア11.1用のガイドプレート13に案内さ
れた偏向ローラ6の設定と固定に、ピン付きバックルを使用することも可能である。

図6は、第2のエネルギー蓄積要素2の調整に関する別の設定を示したものである、これに
より、曲げ角度の関数としてサポート力とその効果の変化が生じる。すなわち、左股関節
モジュール10における偏向ローラ6の位置に応じて、第2のサポート要素2のサポート力は
、曲げ時に早く(強いサポート、例C)または遅く(弱いサポート、例A)作用する。

ユニークな点は他のエネルギー貯蔵装置(21、21.1)とは別に提供される追加のエネルギ
ー貯蔵装置2を設定できることである。2つのエネルギー貯蔵システムを組み合わせること
によって、着用者に多くの追加の設定オプションを提供できる。これによりシステム特性
を完全に変更することができる。第2のエネルギー貯蔵装置2の追加のサポート力は、弾性
のエネルギー貯蔵装置21、21.1によって、第1のエネルギー貯蔵システムの基本となるサ
ポート力に追加される個別設定と追加の起動を通じて、装着者は、自分の好みや作業環境
に応じてシステムを適応させることができる。これにより、高いレベルの装着感や装着時
の快適性を実現することができる。

2つのエネルギー貯蔵装置のサポート力の設定は、それぞれの調整ストラップ5,12と関
連するクランプ装置5.1、12.1のみを介して行われるため、持ち上げる前とその間の迅速
かつ容易な調整が可能となる。この設定は、持ち上げ補助装置による身体への非対称な負
荷を防止するために、それぞれのエネルギー貯蔵装置に対して身体の左半分と右半分につ
いて対称的に行われる。右クランプ装置5.1は、第1のエネルギー貯蔵装置21、21.1に対し
て、左クランプ装置12.1は、第2のエネルギー貯蔵装置2に対して、エネルギー貯蔵装置か
らのサポートをオフにしたり、解放するための役割を果たし、容易に調整・解放すること
ができる。

図5でしめすように、歩行運動が股関節の角度に変化を引き起こし、これが連結ジャケッ
ト7、7.1のエネルギー貯蔵装置21、21.1に影響を与えることがわかる。フリーホイール装
置6がない場合、エネルギー貯蔵装置7、7.1を引き伸ばす効果をもたらし、非対称の引張
力を加えることになり、したがって、走る運動を阻害することになる上下のエネルギー貯
蔵装置を備えた本発明によるシステムは、2つのサポート要素を互いに別々に作動させる
ことができる。。もし、常にランニング時に解除しなければならないとしたら、着用者の
利用のモチベーションは急激に低下することになるだろう。

したがって、この持ち上げ補助装置(図7)にはフリーホイールローラーが組み込まれて
おり、たわみローラー6、3を介して走行時にテンションコア11、11.1が適宜調整、補正さ
れることから、システム内のいかなる設定にも依存することがない。フリーホイールロー
ラーは、例えば走行時の脚の非対称な動きによって作動し、対称な曲げでは非活性なまま
である。これによりエネルギー貯蔵システムはサポート力を適用できる。
全体の機能原理は機械的であり、電気的な制御を必要としない。フリーホイール機能の結
果としてシステム内を移動するテンションコア11、11.1は、同じく低摩擦であるガイドプ
レート13上の臀部の要素4、10において低摩擦ガイドライナー14と共にガイドジャケット9
内で案内される。その結果、着用者は最小限の影響しか受けない。

テンションコア11、11.1は、長手方向には非圧縮性であるが可撓性を有するガイドプレー
ト13上のガイドジャケット9内で摩擦が少ない状態で案内され、偏向ローラ6、3を介して
偏向される。その結果、テンションコア11、11.1は柔軟性を保つことになる。ガイドライ
ナー14は、ガイドプレートとガイドジャケットの特殊な材料調整によりテンションコアの
摩擦を弱め、ほとんど摩擦が起こらない状態になる。ここでは例えば、ブラシや低摩擦の
プラスチックライニングが適している。着用者が脚を動かすと、大腿接続部8、8.1に一端
が取り付けられたテンションコア11、11’もシステム全体で全て動く。これにより、歩行
時のテンションコアからの着用者の制限を感じさせないレベルにまで低減することができ
る。

本発明のより簡単な実施形態が図9に示されている。この実施形態では、右股関節モジュ
ール4において、1つのテンションコア11と、フリーホイールローラ6、調整ストラップ5及
び調整クランプ装置5.1による調整機能のみを有する。第2のエネルギー貯蔵装置は利用で
きず、それによって左臀部の要素は調整機能を有しない。このシステムは、第1のエネル
ギー貯蔵装置21、21.1の機能、すなわち、フリーホイール機能、および姿勢と運動のサポ
ートを有する。

図10は、第一肋骨と仙骨までの腰椎の領域における背面要素のサポートを示している。こ
の領域では、身体に取り付けられた背面の要素が胴体の曲げに対する復元力を発揮し、そ
の結果、丸まった背中を防ぐことができる。特に、比較的剛性の高い背面の要素は、好ま
しくは椎体の棘突起を受け入れるための凹部を有するので、横方向の変位が防止され、し
たがって、図に示すように、椎間板に負担をかける脊椎の横方向の動きに対する障害物と
しても機能する。図11で示すように、最適な脊椎の姿勢に対応する形状の部品で、その最
小の長さは腰椎2または3から胸椎7まで、最大は仙骨から頚椎3までの距離で、その幅は仙
骨の幅から背中の幅の間で変えることができ、その背中を向く側には脊椎の棘突起を受け
入れるための縦長の凹部を備え、背部要素を人に装着するための携帯ベルトの装着装置で
ある。

バックエレメントは、一般に、片荷重を制限し、持ち上げ時に特にストレスのかかる動作
を避けるために、背中のトレーニングや誤った動作の防止に適している。

バックエレメント材料の代表的な曲げ弾性率の値は、500~100000MPa、好ましくは800~5
000、特に好ましくは1500~3000mPaの間である。層状の素材、例えば木材積層板や複合材
料、プラスチックだけでなく、金属板-例えばアルミニウム製-も適している。本発明を例
示的な実施形態を参照して説明したが、これらの実施形態は、決して、本発明のすべての
可能な形態を説明することを意図していない。本明細書における表現は、純粋に説明的な
ものであり、限定するものではなく、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多
種多様な変形が可能であることが理解される。さらに、実施形態の特徴を組み合わせて、
さらなる実施形態を形成することができる。
参照の数字リスト

1 背部の要素
2 第2のエネルギー貯蔵装置
3 フリーホイールローラー
4 右の臀部要素
5 4の調整ストラップ
5.1 調整が可能な4のクランプ装置
6 臀部の要素4、10内の偏向ローラーとフリーホイールローラー
7 背部要素1と右大腿部接続部(8)との間のテンションコア(11,11.1)とばね要素(21)用の
の右の接続ジャケット
7.1 背部要素1と左大腿部接続部(8.1)間のテンションコア(11,11.1)とバネ要素(21.
1)用の左の接続ジャケット。
8 右大腿部の接続部
8.1 左大腿部の接続部
9 テンションコア 11、11.1のガイドジャケット
10 左の臀部の要素
11 第1のエネルギー貯蔵装置の第1のテンションコア
11.1 第2のエネルギー貯蔵装置の第2のテンションコア
12 10の調整ストラップ
12.1 調整が可能な10のクランプ装置の
13 コアの臀部要素 (11, 11.1)内のガイドプレート
14 15内のガイドライナー
15 臀部要素4、10用のジャケット
16 13から 1への取り付けポイント
17 4内のウェストベルト
18 17のウエストベルトのバックル
21 7内の右のエネルギー貯蔵装置
21.1 7.1内の左のエネルギー貯蔵装置
22 テンションコア11.1 から 8の接続部
22.1 テンションコア11.1~8.1用の接続部
23 上半身の接続部(ショルダーキャリア)
A 深く曲げることをサポートするセッティングポジション
B 中折れ時のサポートの位置の設定
C 軽く曲げた状態から支えるための設定

Claims (13)

  1. (使用者の)上半身と下半身の連結部を介して使用者の背中に設置される、体幹筋をサポ
    ートするための持ち上げ補助具であって、以下から構成される物
    - 左右の臀部の要素(4,10)をヒンジで固定した固定式背面システム(1)
    - エネルギーを緊張させるための少なくとも1つの機械的エネルギー貯蔵装置を備え、そ
    のばね要素(21、21.1)は、一端が下半身の連結部(8)に取り付けられているもの
    - 下部のエネルギー貯蔵装置(21、21.1)に取り付けられ、背部の機構(1)に接続する
    少なくとも1つの力の伝達要素の張力調整装置(11、11.1)と、
    臀部の要素(4、10)において、フリーホイール機能及び調整機能を有するフリーホイー
    ル装置(6)とを備え、固定式背部の機構(1)が背中に固定され、エネルギー貯蔵装置(
    7、7.1)の引張力が背中の領域に伝達されるもの。
  2. 請求項1に記載の持ち上げ補助装置で、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(21、21.1)
    の活性化やフリーホイール機能を変更するために、臀部の要素(4、10)を介して張力要
    素調整(5、5.1、12、12.1、13)を備えることをさらに特徴とするもの。
  3. 請求項1または2に記載の持ち上げ補助装置で、前記下部エネルギー貯蔵装置(21、21.1)
    は、2つに分割され、下半身接続部(8、8.1)に取り付けられていることを特徴とするも
    の。
  4. 請求項1から3に記載の持ち上げ補助装置で、上部エネルギー貯蔵装置(2)を備えること
    を特徴とし、これが下部のエネルギー貯蔵装置(7)とは独立して調節可能であり、下部
    本体接続部(8、8.1)に接続され、第2の張力要素(11.1)を介して作動し、上部フリー
    ホイールローラ(3)を使用するもの。
  5. 前記いずれかの請求項の持ち上げ補助装置で、少なくとも1つのエネルギー貯蔵装置(21
    、21.1)が、力を連続的に吸収して送り出すことを特徴とするもの。
  6. 前記いずれかの請求項の持ち上げ補助装置で、前記の第1および第2のエネルギー蓄積装置
    (21、21.1、2)のサポートの角度(サイズおよび第1のサポートの角度、第2のサポート
    の角度)を設定するための2つの相互に分離した設定要素(5、12)を備えることを特徴と
    するもの。
  7. 前記いずれかの請求項の持ち上げ補助装置で、動力の伝達が、少なくとも1つのエネルギ
    ー伝達機構やテンションコア(11、11.1)を介してフリーホイール(3)を使用すること
    を特徴とするもの
  8. 前記いずれかの請求項の持ち上げ補助装置で、固定された背面のシステム(1)が、エネ
    ルギー貯蔵装置(21、21.1;2)からの力を吸収し、再分配するとともに、特定の場所に
    放散することを特徴とするもの。
  9. 前記いずれかの請求項の持ち上げ補助装置で、被介護者に使用する医療用持ち上げ補助具
    であることを特徴とするもの。

  10. 請求項8の持ち上げ補助装置で、建設作業員や、引越作業員や、物流作業員のための運搬
    用のサポート装置であることを特徴とするもの。
  11. 前記いずれかの請求項の持ち上げ補助装置に使用するための姿勢サポートのための背部の
    機構で、以下を備えるもの。

    最適な姿勢に対応する形状であり、最小長は腰椎 2 または 3 から胸椎 7 まで、最大長
    は仙骨から頚椎 3 までの距離で、幅は可変である。仙骨の幅から背中の幅までの長さで
    、背中に面した側面に脊柱の棘突起を受け入れるための縦方向の凹みがあるもの。

    背部の機構を人に取り付けるためのキャリーベルトの取り付け装置。
  12. 請求項11の背部の機構で、曲げ弾性率が500から 80 000 Mpaであるもの。好ましくは1000
    - 50 000 Mpaであり、とくに1500 から 10 000Mpaの範囲が良いもの。

  13. 請求項11または12のの背部の機構で、プラスチック、繊維強化プラスチック、積層体、木
    材積層体、層状材料、金属合金などの任意の層状材料からなることを特徴とするもの
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