JP2023550985A - 運搬道路の漸増的マッピングのための方法及び装置 - Google Patents

運搬道路の漸増的マッピングのための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

複数の乗物は地理的エリアに位置し、位置追跡器及び乗物通信システムをそれぞれ備え、乗物に関する一連の時系列位置レポートを送信する。データ通信ネットワークは、各乗物の乗物通信システムとデータ通信する。マップ生成アセンブリ(MGA)は、処理アセンブリ及び電子的メモリアセンブリを含み、データ通信ネットワークとデータ通信し、位置レポートを受信する。MGAは、位置レポートから、各時刻における各乗物に関する乗物位置に対応する点のバッチを生成し、バッチごとに、マップのクラスタの位置に対してバッチの点を比較し、比較に基づいてクラスタ更新手順を実行することによってマップを更新し、クラスタ更新の後にクラスタ間の接続を更新することで更新されたマップを生成し、更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信する。

Description

関連出願.
本願は、2020年11月26日に出願されたオーストラリア仮特許出願第2020904376号の優先権を主張し、その内容の全体は本願に援用される。
技術分野.
本発明は、例えば露天掘り鉱山の運搬道路を含むが、これに限定されない運搬道路を漸増的にマッピングするための方法及び装置に関する。
従来技術の方法、装置、又は文献に関するいかなる言及も、それらが形成した証拠又は自認を構成するものとして、又は、共通の一般知識の一部を形成するものとして解釈されるべきではない。
露天掘り鉱山において運搬トラックを効率的に配車することは、運搬動作のトポグラフィー及び接続性を正確に表す道路網マップに大きく依存する。運行管理システムは、マップを利用することで、ルートを計算し、また、場所間の移動時間を予測する。次いで、これらは、大域的な目的関数を最大化する(例えば、移動される材料全体を最大化する、ブレンドを達成する、など)ために最適なショベルカバレッジを計算するために使用される。このように、道路マップの品質は、トラックのキュー、ショベルのハング時間、ならびに製品のブレンド、及び破砕機の送りに直接的な影響を有する。
本願では、下記の論文の全体が各々援用される。
Rade Stanojevic, Sofiane Abbar, Saravanan Thirumuruganathan, Sanjay Chawla, Fethi Filali, and Ahid Aleimat. Robust Road Map Inference through Network Alignment of Trajectories. In Proceedings of the 2018 SIAM International Conference on Data Mining, Proceedings, pages 135* 143. Society for Industrial and Applied Mathematics, May 2018a. doi: 10.1137/1.9781611975321.15. Zhongyi Ni, Lijun Xie, Tian Xie, Binhua Shi, and Yao Zheng. Incremental Road Network Generation Based on Vehicle Trajectories. ISPRS International Journal of Geo-Information, 7(10):382, 『t(October 2018)t』. doi: 10.3390/ijgi7100382. Lester. E. Dubins. On Curves of Minimal Length with a Constraint on Average Curvature, and with Prescribed Initial and Terminal Positions and Tangents. American Journal of Mathematics, 79(3):497*516, 1957. ISSN 0002-9327. doi: 10.2307/2372560.
以前に、GPS又はGNNSのデータを含む電子的位置レポートから道路網マップを推定することが研究された。しかしながら、以前のアプローチは静的道路網を仮定し、そのレイアウトは、長い時間フレームにわたって収集された大量のデータを用いて推定可能になる。このことは、露点採掘のような環境における状況とは対照的である。この場合、(都市環境に比較して)少数の乗物のみが道路網を移動し、鉱山を掘り進むにつれて網のレイアウトが連続的に変化している。
非特許文献1は、オフライン道路網生成のための、クラスタに基づくアプローチを提示する。ヘディングを有するすべてのGPS点は、k平均クラスタリングを用いてクラスタリングされる。次いで、第2のステップにおいて、クラスタはGPS経路に従って接続される。非特許文献1はまた、新たなGPSデータが利用可能になったときに当該データを漸増的に追加するソリューションを提供する。しかしながら、このバージョンの手順は、新たなGPSデータが利用可能になったとき、道路マップの延長のみを行い、マップを改訂又は精製することはできない。
対照的に、新たな乗物位置が利用可能になるときに、乗物を追跡して乗物位置データを処理することで道路マップの既存の部分を変更することができる、乗物追跡及びマップ生成方法及び装置が提供されれば望ましいであろう。
本発明の態様によれば、地理的エリアに関するマップの更新を発行する方法が提供され、
上記マップは電子的メモリアセンブリに格納され、上記マップは、乗物位置のクラスタと、クラスタ間の接続とを含み、上記クラスタのそれぞれは、それに割り当てられた複数の点を含み、上記点は各時刻における各乗物に対応し、
上記方法は、
データ通信ネットワークを介して上記乗物の各々とのデータ通信を確立するようにデータ通信アセンブリを動作させることと、
上記データ通信アセンブリを用いて、上記データ通信ネットワークを介して上記乗物の各々から位置レポートを受信することと、
上記電子的メモリアセンブリにおいて、上記位置レポートから、各時刻における各乗物に関する乗物位置に対応する点のバッチを生成するように処理アセンブリを動作させることと、
バッチごとに、上記マップのクラスタの位置に対してバッチの点を比較するように上記処理アセンブリを動作させることと、
上記比較に基づいて、下記のa~f、すなわち、
a.上記バッチの点をクラスタに割り当てること、
b.上記マップの点をクラスタに再割り当てすること、
c.上記点の割り当て及び再割り当てを考慮して上記クラスタの位置を更新すること、
d.上記バッチの遠隔の点に基づいて新たなクラスタを生成すること、
e.予め決められた距離よりも互いに近接したクラスタを結合すること、
f.割り当てられた点をもたないクラスタを削除すること、
のそれぞれを少なくとも一回行うことを含むクラスタ更新手順を実行することによって、上記マップを更新するように上記処理アセンブリを動作させることと、
クラスタ更新の後にクラスタ間の接続を更新することで更新されたマップを生成するように上記処理アセンブリを動作させることと、
上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信するように上記データ通信アセンブリを動作させることとを含む。
ある実施形態では、
上記位置レポートから点のバッチを生成する上記処理アセンブリの動作は、乗物の連続する乗物場所点から入力レコードのバッチを形成することを含み、
上記入力レコードの第1の点はソース点を含み、第2の点は目標点を含む。
ある実施形態では、上記方法は、新たなマップが生成されるまで、又は、予め決められたバッチサイズに達するまで、上記入力レコードを上記入力レコードのバッチに追加することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記ソース点及び上記目標点の各々に関して、現在のマップの最も近接するクラスタを発見することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記ソース点及び上記目標点の各々に関して、上記点が、最も近いクラスタから予め決められたクラスタ半径未満の距離にあるかを決定することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記点が上記最も近いクラスタから予め決められたクラスタ半径未満の距離にある場合、上記点を上記最も近いクラスタに割り当てることを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記点の割り当てを考慮して上記最も近いクラスタの位置を更新することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記点が上記最も近いクラスタから予め決められたクラスタ半径未満の距離にない場合、上記点の位置を新たなクラスタの位置として用いて上記新たなクラスタを生成することを含む。
ある実施形態では、ステップc.の後に、各点について、上記点が現在割り当てられているクラスタ(「その古いクラスタ」)のクラスタ半径内にあるかと、それが上記クラスタ半径内にないかとを決定し、上記点を古いクラスタの割り当てから除去し、上記点の除去を考慮して上記古いクラスタの位置を更新する。
ある実施形態では、
上記点を、上記クラスタ半径内にある最も近接するクラスタ(「新たなクラスタ」)に再割り当てし、
上記新たなクラスタへの上記点の再割り当てを考慮して上記新たなクラスタの位置を更新する。
ある実施形態では、ステップe.は、各クラスタ(「第1のクラスタ」)について、上記予め決められた距離よりもそこに近接するクラスタ(「第2のクラスタ」)を識別することと、上記第2のクラスタのすべての点を上記第1のクラスタに再割り当てすることとを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記ソース点及び上記目標点が接続を示すかを決定することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記ソース点及び上記目標点が接続を示す場合、上記電子的メモリアセンブリの一部において接続カウントレコードを更新することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシーケンスを決定することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、弦角度フィルタリング、ドゥビンズ経路シーケンス、重力ラバーバンディングの手順のうちの1つ又は複数を上記高レベル接続に適用することによって、上記高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシーケンスを決定することを含む。
ある実施形態では、上記高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシーケンスを決定することは、上記高レベル接続の各々について、上記高レベル接続のいずれかの端部においてクラスタ間の中間点を識別することを含む。
ある実施形態では、上記高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシリーズを決定することは、開始及び終了クラスタを通る中間点のまわりの円を含むすべてのクラスタを、上記低レベル接続のシーケンスにおける中間クラスタの候補とみなすことを含む。
ある実施形態では、上記方法は、後で更新される高レベル接続をタグ付けすることを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記電子的メモリアセンブリから点を除去する(又は「点をプルーニングする」)ことを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記地理的エリアから除去された道路網のノードを表すクラスタに割り当てられた点を除去することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、上記電子的メモリアセンブリに保持される点の固定個数を設定し、上記固定個数を超過することを防ぐように上記点をそれらの存続時間に基づいて除去することを含む。
ある実施形態では、上記方法は、
上記電子的メモリアセンブリに保持される点の固定個数を設定することと、
交通量の多い道路に沿った点は多量のデータに起因して早期に除去されてもよいが、交通量の少ない道路に属する点はより長く維持されるべきであることを考慮して、点を除去することとを含む。
ある実施形態では、上記方法は、
クラスタ間の接続を除去することなく上記マップから除去できる点を識別するようにすべてのクラスタをチェックすることと、
次いで、そのような点を除去することとを含む。
ある実施形態では、上記方法は、
上記地理的エリアにおいて動作する予め決められたタイプの機械の位置をモニタリングすることと、
上記機械が動作するエリアは、上記機械が動作していてももはや運転可能ではないとみなすことと、
対応する点を電子的マップから除去することとを含む。
ある実施形態では、上記方法は、入力レコードのバッチを処理した後、かつ、上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信する前に、電子的マップの後処理を行うことを含む。
ある実施形態では、上記後処理は、上記マップの自由運転エリアにタグ付けすることを含む。
ある実施形態では、上記後処理は、予め決められた機能エリアを識別することにより、上記電子的マップにおける自由運転エリアにタグ付けすることを含む。
ある実施形態では、上記予め決められた機能エリアは、鉱石積み込み及び鉱石積みおろしエリアを含む。
ある実施形態では、上記後処理は、上記電子的マップにおいて自由運転エリアとしてタグ付けされたエリアをトリミングすることを含む。
ある実施形態では、上記後処理は、マルチパス接続に起因する上記電子的マップにおけるアーティファクトを識別することと、余分の低レベル接続を削除することとを含む。
ある実施形態では、上記後処理は、上記電子的マップにおける交差点を識別及びタグ付けすることを含む。
ある実施形態では、
上記方法は、上記ソース点、目標点、及び最も近いクラスタの各々を三次元座標に関連付けることを含み、
上記三次元座標は、平面における位置のための2つの次元と、向きのための第3のものとを含み、
各距離は上記三次元座標に基づいて決定される。
ある実施形態では、上記方法は、電子的マップによってマッピングされたエリアにおいて上記乗物を動作させる際に、上記乗物のオペレータの参照のために上記オペレータに対して上記電子的マップを表示するように、上記乗物のヒトマシンインターフェースを動作させることを含む。
さらなる態様では、地理的エリアにおいて乗物によって移動される経路の電子的マップを生成及び更新するためのシステムが提供され、上記システムは、
上記地理的エリアに位置する複数の乗物であって、上記乗物に関する一連の時系列位置レポートを送信するように位置追跡器及び乗物通信システムをそれぞれ備えた乗物と、
上記複数の乗物の各々の乗物通信システムとデータ通信するデータ通信ネットワークと、
処理アセンブリ及び電子的メモリアセンブリを含むマップ生成アセンブリ(MGA)であって、上記データ通信ネットワークとデータ通信し、上記位置レポートを受信するように構成されたマップ生成アセンブリとを備え、
上記MGAは、
上記電子的メモリアセンブリにおいて、上記位置レポートから、各時刻における各乗物に関する乗物位置に対応する点のバッチを生成し、
バッチごとに、上記マップのクラスタの位置に対してバッチの点を比較するように上記処理アセンブリを動作させ、
上記比較に基づいて、下記のa~f、すなわち、
a.上記バッチの点をクラスタに割り当てること、
b.上記マップの点をクラスタに再割り当てすること、
c.上記点の割り当て及び再割り当てを考慮して上記クラスタの位置を更新すること、
d.上記バッチの遠隔の点に基づいて新たなクラスタを生成すること、
e.予め決められた距離よりも互いに近接したクラスタを結合すること、
f.割り当てられた点をもたないクラスタを削除すること
のそれぞれを少なくとも一回行うことを含むクラスタ更新手順を実行することによって、上記マップを更新するように上記処理アセンブリを動作させ、
クラスタ更新の後にクラスタ間の接続を更新することで更新されたマップを生成するように上記処理アセンブリを動作させ、
上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信するように構成される。
本発明のさらなる態様によれば、地理的エリアにおいて乗物によって移動される経路の電子的マップを生成及び更新するためのシステムが提供され、上記システムは、
上記地理的エリアに位置する複数の乗物であって、上記乗物に関する一連の位置レポートを送信するように位置追跡器及び乗物通信システムをそれぞれ備えた乗物と、
上記乗物通信システムとデータ通信するデータ通信ネットワークと、
上記データ通信ネットワークとデータ通信し、上記位置レポートを受信するように構成されたマップ生成アセンブリ(MGA)とを備え、
上記MGAは、
上記乗物の各々に関して受信された位置レポートについて、上記位置レポートからの乗物の位置を、電子的マップの最も近接するクラスタの位置に対して比較し、
上記比較に基づいて、クラスタ位置を更新するか又は新たなクラスタを生成し、それにより、上記電子的マップを更新し、
上記更新される電子的マップのコピーを、上記データ通信ネットワークを介して遠隔のユーザに送信するように構成される。
本発明のさらなる態様によれば、地理的エリアにおいて乗物によって移動される経路の電子的マップを生成及び更新するための方法が提供され、上記方法は、
データ通信ネットワークを介して上記乗物の各々とのデータ通信を確立することと、
上記データ通信ネットワークを介して上記乗物の各々から位置レポートを受信することと、
上記乗物の各々に関して受信された位置レポートについて、上記位置レポートからの乗物の位置を、電子的マップの最も近接するクラスタの位置に対して比較することと、
上記比較に基づいて、クラスタ位置を更新するか又は新たなクラスタを生成し、それにより、上記電子的マップを更新することと、
上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信することとを含む。
本発明の好ましい特徴、実施形態、及び変形は、当業者が本発明を実施するために十分な情報を提供する下記の詳細な説明から区別されうる。詳細な説明は、いかなるの方法でも、先行する発明の概要の範囲を限定するものとみなされるべきではない。詳細な説明は、下記のように、多数の図面を参照する。
データネットワークと通信し、地理的エリアにおいて道路上で移動する乗物を示す。 データネットワークと通信し、地理的エリアにおいて道路上で移動する乗物を示す。 システムの乗物のブロック図である。 本開示の実施形態に係るシステムのブロック図である。 本開示の実施形態に係るマップ生成器アセンブリ(MGA)のブロック図である。 乗物の移動中に受信されるGPSデータ点と、ソース及び目標位置のペアを含む入力レコードを形成するGPSデータ点のペアリングとのグラフィカル表現である。 後処理クリーニングの前にMGAによって生成されるマップのグラフィカル表現である。 データネットワークから位置レポートを受信し、それらからのGPS点をMGAの点バッファに格納するためにMGAによって実施される方法のフローチャートである。 後の処理のための位置データを含む入力レコードのバッチを生成するためにMGAによって実施される方法のフローチャートである。 入力レコードのバッチに応答してマップを生成及び更新するためにMGAによって実施される方法のフローチャートである。 図10のフローチャートのボックス153において実施される方法のフローチャートである。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 データネットワークを介して受信される乗物に関する新たな位置レポートに応答するマップ生成を連続的に示す。 マップのタグ付けされたエリアを示す。 MGAによるトリミング手順の実施前のマップのタグ付けされたエリアを示す。 トリミング手順の実施後における図13のマップのタグ付けされたエリアを示す。 余分な接続をプルーニングするためのMGAによるマルチパス補正の実施前におけるマップの一部を示す。 図15に示す余分な接続をプルーニングするためのMGAによるマルチパス補正の実施後における図15のマップの一部を示す。 分離・加入パートナーを点線で示す、マーキングされた交差点を含むマップの一部を示す。 後処理の後にMGAによって生成されるマップを示す。 6時間から30日間のデータの範囲にわたる、異なる量の乗物位置データを用いて生成されるマップを示す。 6時間から30日間のデータの範囲にわたる、異なる量の乗物位置データを用いて生成されるマップを示す。 6時間から30日間のデータの範囲にわたる、異なる量の乗物位置データを用いて生成されるマップを示す。 6時間から30日間のデータの範囲にわたる、異なる量の乗物位置データを用いて生成されるマップを示す。 6時間から30日間のデータの範囲にわたる、異なる量の乗物位置データを用いて生成されるマップを示す。 6時間から30日間のデータの範囲にわたる、異なる量の乗物位置データを用いて生成されるマップを示す。 3つの異なる手順のそれぞれについてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスを決定するための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順のそれぞれについてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスを決定するための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順のそれぞれについてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスを決定するための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順のそれぞれについてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスを決定するための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順のそれぞれについてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスを決定するための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順のそれぞれについてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスを決定するための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順についてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスのための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順についてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスのための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順についてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスのための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順についてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスのための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順についてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスのための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 3つの異なる手順についてプルーニングの前及び後を示す、中間クラスタシーケンスのための異なる手順を実施するMGAによって生成される交差点のマップを示す。 異なるサンプリング区間を用いてMGAによって生成されるマップの一部を比較する。 異なるサンプリング区間を用いてMGAによって生成されるマップの一部を比較する。 異なるサンプリング区間を用いてMGAによって生成されるマップの一部を比較する。 異なるサンプリング区間を用いてMGAによって生成されるマップの一部を比較する。
図1及び図2は、様式上、本発明の実施形態に係るシステム、方法、及び装置が実施される、採鉱環境の道路網1の一部を示す。採鉱環境では、鉱山運搬トラック2-1,…,2-Iのような乗物は、例えばステーション間で材料を移動させることで、運搬タスクを実行するために、道路網1にわたって全体移動(traverse)する。ステーションは、破砕機サイト7、積み込みサイト9、ダンプサイト11、船積サイト13、備蓄サイト15、及び保守サイト17のような、図1に示す様々な操業サイトを含んでもよい。それらのタスクを実行する際に、鉱山運搬トラック2-1,…,2-Iは、道路網1上の経路に沿って移動する。さらに説明するように、乗物の各々は、乗物がその経路に沿って進むにつれて連続した複数の時間における位置、例えばGPSデータを生成できる位置追跡器を含む。位置追跡器からの出力は、マップ生成及び更新を含むさらなる処理のために、乗物の乗物通信システムによってデータネットワーク31に送信される。
前述したように、露天掘り鉱山において運搬トラックを効率的に配車することは、運搬動作のトポグラフィー及び接続性を正確に表す道路網マップを有する鉱山管理者に大きく依存する。用語「鉱山管理者」は、道路網の現在のマップを参照することを必要とするヒト及びヒト以外の意思決定者を包含することが理解されるであろう。用語は、運行管理システムと、乗物を効率的に配車するソフトウェアと、運行管理システムを設定及び制御するコントローラのような乗物群のオペレータとを含むが、これらに限定されない。露天掘り鉱山のような動的環境における道路網は、鉱山の新たな部分が開発され、古い部分が放棄される場合のように、経時的に変化する。いくつかの変化は長い時間期間にわたって発生し、それに対して、他のものは比較的に短い期間にわたって発生するものの、マップ精度に対して大きな影響を有する。
図3は、運転者によって運転される運搬トラック2-1の実施形態のブロック図を提示する。自律の運搬トラックも知られていて、本願の実施形態に係る説明した方法との互換性を有する。乗物2-1は、プロセッサ40の間の電子データ通信を容易にするデータバス42を含み、プロセッサ40は、多数のアセンブリ28、30、32、36、及び38の間の相互動作を協調動作させるように構成される。ヒトマシンインターフェース(Human-Machine-Interface:HMI)28が提供され、それは、適切にプログラミングされたモバイル計算装置、例えば、タブレットパーソナルコンピュータ又は携帯情報端末であってもよい。代替として、HMI28は、本システムを実施するための画面及びオペレータインターフェースを備えたモバイル産業用コンピュータを備えてもよい。
前述したように、運搬トラック2-1は、一連の時間のそれぞれにおいて、例えば5秒間隔で、少なくとも乗物の位置に関する情報を生成するように構成された位置追跡器32、例えば全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)受信機も含む。位置追跡器はまた、データネットワーク31の部分である、図3に示す無線トランシーバ16a,16bのような地上送信機から、位置推定値を三角測量してもよい。位置追跡器32はまた、ジャイロスコープ又は他の慣性航法装置を含んでもよく、それは、鉱山環境内における乗物2-1の場所を示す位置信号を生成するためにも使用可能である。位置追跡器32は、少なくとも乗物の位置を、それがエリア内を移動するときに、連続した複数の時間において確認することができる。運搬トラック2-1はまたセンサアセンブリ38を含み、それは、運搬されている負荷の重さ、ブレーキ状態、ステアリング角度、ホイール回転速度、燃料レベル、エンジン温度、タイヤ圧、運転者の疲労を測定するためのセンサと、障害物の近接度を推定するためのレーダ及び/又はLiDARセンサとを含んでもよい。
乗物2-1はまたナビゲーション及びタスク支援アセンブリ30を含み、それは、運転者が乗物を運転してタスク割り当てを完了することを支援するためにHMI28上に表示されるナビゲーション情報を生成する使用中に、運転者は、HMI28に表示された情報を参照し、次いで、それに応じて、推進システム34、パワーステアリングシステム44、及びブレーキシステム46を操作する。例えば、HMIは、乗物が通る経路を記述してもよい。
乗物2-1はまた乗物通信システム36を含み、それは、地上受信機16a,16bを部分として含むデータネットワーク31に無線周波数データ通信信号を送信するためにアンテナ48に接続される。乗物通信システム36は、タスク割り当てアロケータ55からのタスク割り当てを含む、メッセージ及びコマンドを受信する。
ここで図4を参照すると、本発明の実施形態に係る、電子的メモリ装置に格納されたグラフを含むマップを漸増的に更新するためのシステム101が示される。これは、本願では、ストリーミングマップ生成(Streaming Map Generation:SMG)と呼ばれることもある。
システム101は、各運搬トラック2-1,…,2-Iの乗物通信システム36をMGA33とデータ通信させるためのデータネットワーク31を含む。データネットワーク31は、WiFi、WiMax、GPRS、EDGE、又は等価な地上及び衛星無線データ通信のような無線通信プロトコルを実施するのに適した衛星及び地上トランシーバを含む、無線データトランシーバ16a,…,16mの集合を含む。これらのネットワークアーキテクチャーが例示としてのみ提供され、従って限定しないことが認識されるであろう。
MGA33は、位置レポート25のストリームを乗物2-1,…,2-Iからデータネットワーク31を介して受信し、それは、定義された座標フレーム内における乗物に関する場所推定値を提供する。位置レポートは、位置座標、位置が生成された時間、及び乗物を識別するための情報を含む。
位置レポートは、米国のGPS、ロシアのGLONASS、EUのガリレオ測位システム、中国のBeidou測位システム、又は、インドのNavIC及び日本のQZSSのようなローカル測位システムのような、測位システムのいずれか/すべてからのデータを含んでもよく、又は、これらのデータに基づいてもよい。
米国が所有する全地球測位システム(GPS)のような全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite Systems:GNSS)が、位置決めデータを取得する1つの方法であり、GNSSの代替又は追加として、セルタワー三角測量に基づく位置決めのような他の方法が使用されてもよいことが理解されるであろう。
説明するように、MGA33は位置レポート25を処理するように構成され、これにより、乗物が動作する地理的エリアのマップ100を含む、記憶装置に格納されるグラフを維持して動的に更新する。従って、要求を受けたとき、又はそうでなければ時々に、MGA31はマップ23をデータネットワークに返送する。例えば、目的の動作機能を最適化するため、例えば、鉱山からの鉱石産出量を最大化するために、出発地から宛先地へ移動して鉱石の堆積及び配送のようなタスクを完了するタスクを乗物2-1,…,2-Iに正確に割り当てる際にそれを支援するように、タスク割り当てアロケータ55によってマップ23が使用されてもよい。
ここで図5を参照すると、本発明の好ましい実施形態によれば、MGA33は、データネットワーク31を介して運搬トラック2-1,…,2-Iとデータ通信する、特別に構成された処理アセンブリの形態で提供される。
説明するMGA33の実施形態は、唯一の可能な実施例ではなく、好ましい実施例である。他の実施形態では、MGA33は、分散型又は非集中型のアセンブリとして実装されてもよい。例えば、他の実施形態では、MGA33は多数のサーバとして実装されてもよく、各サーバは、後述の方法の異なるステップをそれぞれ引き受けるように互いに協調動作するか、又は、マッピングされる関心対象の地理的エリアの異なる部分を各々動的に更新する。
MGA33は、乗物2-1,…,2-Iの各々を起点とするデータネットワーク31から、時間的に分離された位置レポート25を受信する。
MGA33は主基板64を含み、主基板64は、1つ又は複数のオンボードマイクロプロセッサ又は「CPU」65を備える処理アセンブリに電力を供給しかつインターフェースをとるための回路を含む。
主基板64は、CPU65と、補助記憶装置77の形態を有する電子的メモリアセンブリとの間のインターフェースとして動作する。二次メモリ77は、1つ又は複数の光学、磁気、又はソリッドステートドライブを備えてもよい。二次メモリ77は、オペレーティングシステム69の命令を格納する。主基板64はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)80及び読み出し専用メモリ(ROM)73と通信する。ROM73は、典型的には、BIOS(Basic Input Output System)又はUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)のような、スタートアップの際にCPU65がアクセスし、また、オペレーティングシステム69をロードするようにCPU65を準備するスタートアップルーチンの命令を格納する。
主基板64はまた、ディスプレイ77を駆動するための一体化されたグラフィックスアダプタを含む。主基板64は、アダプタ53、例えばLANアダプタ又はモデムの形態を有するデータ通信アセンブリにアクセスし、それは、MGA33に、データネットワーク31とデータ通信させる。
MGA33のオペレータ67は、キーボード79、マウス51、及びディスプレイ77によって、それとインターフェースをとる。
BIOS又はUEFIがサーバをブートすることに続いて、オペレータ67は、マップ生成器プログラム(Map Generator Program:MGP)70をロードするようにオペレーティングシステム69を動作させてもよい。MGP70は、ディスクドライブ82によって読み出すための光ディスク87のようなコンピュータ可読媒体上に保持された、有形物の非一時的な機械可読命令89として提供されてもよい。代替として、MGP70は、ポート53を介してダウンロードされてもよい。
言及したように、二次メモリ77は、典型的には、磁気又はソリッドステートのデータドライブによって実装され、オペレーティングシステム69を格納し、例えば、Microsoft(登録商標) Windows(登録商標)サーバ及びLinux(登録商標) Ubuntu(登録商標)サーバは、そのようなオペレーティングシステムの2つの例である。
二次記憶装置77はまたMPG70を含み、それは、位置レポート25を処理することで動的なナビゲーション補助具を含むマップ100を維持及び更新する方法を実施するように、MGA33を構成する。動的なナビゲーション補助具は、位置レポートのGPS点から導出されかつ方向性の接続によって相互接続されるクラスタ102の中心(「クラスタ中心」又は単に「クラスタ」)で構成される。接続は、地理的エリアに関する乗物の移動経路に対応する。各クラスタ中心は、位置(地理的エリアの平面における点に対応する)と、関連付けられた向き(クラスタ間の接続に沿うクラスタから次のクラスタまでの方向に対応する)とを有する。
MGA33の動作中に、1つ又は複数のCPU35は、オペレーティングシステム69をロードし、次いで、MGP70をロードする。マップ100に対応するグラフを格納するグラフメモリ72と、位置レポート25の到来するストリームから検索された乗物位置(場所、タイムスタンプ、及び乗物IDを含む)を格納する点バッファ84と、入力レコードのバッチを格納する入力レコードバッチメモリエリア86と、マップ100に対応するグラフの頂点を形成するクラスタ間の接続の個数のカウント値を格納する接続カウントレコードメモリエリア88とを含む、MGA33の電子的メモリの様々な部分が本方法の実行中に使用される。
MGA33の図示した構成は、単に、MGP70を実行できる環境の一例であることが理解されるであろう。他の適切な環境も可能であり、例えば、クラウドコンピューティング環境における仮想マシン上でプログラム70が実行されてもよく、それにより、特別に構成されたMGAを実施する。
乗物位置レポート25を処理してマップ100を維持及び更新するようにMGP70の制御下でMGA33によって実施される方法を、本明細書の下記のセクションで説明する。これらの方法は、MGP70を備えるCPU65による実行のための機械可読命令として符号化される。
I.入力処理.
MAG33は、GPSデータの連続的なストリームを受け付けるように、MGP70によって構成される。図6は、関心対象の地理的エリアにおいて動作する乗物2-3に関してデータネットワーク31にわたって位置レポート25として受信されたGPSデータ点(ダイヤ形として示す)を示すグラフである。各位置レポートは、GPS点を定義する情報を含み、それは、タイムスタンプと、タイムスタンプによって示される時間における乗物のx,y座標及び向きとを含む。
MGA33は、連続的な複数の点、例えばP1,…,P9から、連続的な複数の入力レコードIRnを形成する。ここで、n=1,…,8である。各入力レコードは、ある乗物に属する連続的なGPS読み取り値である、タイムスタンプを有する2つのGPS点からなる。例えば、IR4は点P4及びP5を含む。
各入力レコードIRnは、IRnを構成する2つの点のうちの第1の点であるソース点と、IRnを構成する2つの点のうちの第2の点である目標点とを含む。例えば、IR5は、ソース点S5=P5と、目標点T5=P6とを有する。
点は、同じ乗物の連続的なGPS点であることを必要とする。この情報は、道路マップに沿った接続性及び経路情報を生成するために使用される。各ペアは、整合性を有して、複数の経路に再構成されなければならない。従って、各GPS点、例えばP1,…,P8は、あるペアのソース点として一度だけ使用される。また、各GPS点は、あるペアの目標点として一度だけ使用される。
入力レコードは時系列順であると期待される。複数の乗物からのデータは、インターリーブ方式で提示可能である。
ここで図8を参照すると、初期状態では、ボックス104において、MGA33は、データネットワーク31とのデータ通信を確立するようにモデム53を動作させる。ボックス106において、位置レポート25は、それらがいつ生成されたかに応じて、時系列順に受信される。各位置レポート25は、乗物2-1,…,2-Iのうちの1つに関するGPSのデータを含む。それらは、各乗物の位置追跡器32によってそれぞれ生成される。ボックス108において、GPS点は点バッファ84に格納される。
さらに説明するように、GPSデータは入力レポートに処理され、それらは、次いで、図7に示すマップのような道路マップを漸増的に構築するために使用され、理論的には、各新たな入力レコードが処理された後、更新された道路マップを提示することができる。しかしながら、各入力レコードのマップ更新全体を実行することは、計算上のコストが高いことがわかった。従って、好ましい実施形態では、本方法は、一度にGPS点のバッチを処理する複数のラウンドとして動作する。バッチサイズは可変であり、任意に選択可能である。
各ラウンドの開始時に、すべての利用可能な未処理の入力データは、1つのバッチとして収集され、更新されたマップを生成するように完全に処理される。新たなマップが生成されるとすぐに、次のラウンドが開始する。バッチごとに処理するこの方法は、本手順が、到来するGPSのデータのレートに遅れずに追従でき、それと同時に、マップ更新を実行する頻度を最大化できることを保証する。
図9のフローチャートにおいて、点バッファ84に格納された点を処理するためにMGA33が実施する方法を示す。ボックス110において、新たなマップが生成されたか否かを決定するためのチェックが実行される。いったん、新たなマップが生成されたと決定されると、次のラウンドが開始し、制御はボックス112に進み、バッチ処理の次のラウンドの開始を反映するためにCurrentBatchNumberという名の変数がインクリメントされる。ボックス114において、MGA33は、点バッファ84から点ペアを検索し、次いでボックス116において、図6に関して前述したように、入力レコードを形成する。
ボックス118において、たった今生成された入力レコードは、バッチメモリエリア86(図5)に格納された入力レコードの現在のバッチに追加される。ボックス119において、バッチサイズ、すなわち、バッチ中で含まれる入力レコードの最大個数に達していない場合、制御はボックス114へ戻る。代替として、ボックス119において、バッチサイズを満たす条件が満たされた場合、制御はボックス110へ戻り、MGA33は、入力レコードの他のバッチを準備する前に、他の処理スレッドによって、新たなマップが生成されるまで、待機する。図10のフローチャートに関して、MGA33が入力レコードの現在のバッチを処理することによりマップを生成及び更新するマップ生成手順を説明する。
図10を説明する前に、手順全体についていくつかの観察を行う。1つの観察によれば、コアマップ生成手順はGPSトレースのペアに対してのみ動作するが、運搬トラック乗物2-1,…,2-Iのみに関する位置レポート25とともに、追加のデータソースが使用される。掘削機及びダンプの位置はまた、MGA33が受信する位置レポート25のストリームに含まれ、エリアのタグ付けのために使用される。掘削機バケットの場所は、道路の取り壊しを検出するために使用される。この情報は、時系列順でネットワーク31にわたって受信され、位置レポート25の大部分に含まれる移動する乗物のGPSトレースとインターリーブされる。
さらに、本手順は、内部データ構造がラウンド間で維持されるという意味でステートフルである。従って、内部状態は、連続的なマップ更新の間で保存されなければならない。このことは、道路マップのシーケンスを生成するために単一の処理を連続的に実行させることで、又は代替として、実行の間に内部変数のスナップショットを格納することで達成される。後者は、スナップショットの格納及び復元のためにかなりのオーバヘッドを必要とする。
II.処理方法.
好ましい実施形態の概要では、最初のステップにおいて、MGA33は、位置レポート25からのGPS点を、同様の場所及び向きを共用する点のクラスタにグループ化する。次いで、第2のステップは、クラスタ間の接続を更新して道路網を形成する。本発明の実施形態によれば、新たなGPS点が利用可能になるとき、クラスタ及びそれらの位置が更新される。従って、移動したクラスタに注意がはらわれ、適宜、GPS点を新たなクラスタに再割り当てすることが好ましい。続いて、クラスタ間の接続が同様に更新されなければならない。
新たなGPS点を追加することは、複数のクラスタの位置及び接続に影響する可能性がある。従って、新たな入力レコードが追加されるごとに完全な更新を行うことは、たちまち、計算上のコストを増大させる。従って、複数の入力レコードがバッチとして追加される。このことは、まずクラスタ位置を更新し、影響を受けたすべての接続に関して単一更新パスを実行することを可能にする。結果として得られる手順は、個々の接続が更新されなければならないオーバヘッド及び回数の両方を低減し、方法のスケーラビリティを向上させる。
ここで図10のフローチャートを参照すると、ボックス121において、MGA33は、二次メモリ77の入力レコードバッチメモリエリア86に格納される現在のバッチから入力レコードを読み出す。ボックス123において、入力レコードからソース点P及び目標点Pが検索される。ボックス125~137は「For」ループを構成し、それは、まずソース点Pを処理し、次いで目標点Pを処理することで、P及びPのそれぞれに関して、それがマップ100の既存のクラスタに追加されるべきであるか、それとも、それが新たなクラスタを生成するために使用されるべきであるかを決定する。
A.GPS点のクラスタリング.
ボックス127において、MGA33は、処理されている現在の入力レコードからの点に最も近いクラスタを発見する。各クラスタは、三次元座標、すなわち、平面における位置のための2つの次元と、その向きのための第3のものとを有する。クラスタ及びGPS点の間の距離は、角度差に対して割り当てられた重みを有する、重み付けられたユークリッド計量を用いて測定される。例えば、他の重みもまた使用可能であるが、1度は1mに等しく設定されてもよい。
新たなGPS点がクラスタに追加される場合、最も近い既存のクラスタが識別される(ボックス127)。ボックス127において識別された最も近いクラスタが、設定されたクラスタ半径「ClustRad」(例えば30m)より近いか否かを決定するためのテストがボックス129において実行され、そうであれば、ボックス133において、点がクラスタに追加される。そうでなければ、ボックス131において、新たな点の位置及び向きを有する新たなクラスタが生成される。点が既存のクラスタに追加される場合、すなわち、ボックス133の場合、ボックス135において、クラスタの位置は、その点の平均になるように更新される。
更新ルールは次式の通りである。
Figure 2023550985000002
old及びCnewがクラスタの古い位置及び新たな位置である場合、Pは、新たに追加されるGPS点の位置であり、nnewは、新たに追加される点Pを含む、クラスタに関連付けられた点の個数である。
クラスタ位置が移動する場合、クラスタへの点の割り当てが更新されなければならない。理想的には、クラスタが移動した場合は常に、これ又は隣接するクラスタに関連付けられたすべての点がチェックされなければならない。残念ながら、このことは、たちまち、計算上のコストを増大させる。代わりに、クラスタがしきい値を越えて移動した場合にのみ、点は再クラスタリングのためにチェックされる(例えば、クラスタ半径の1/10のクラスタ動きしきい値が使用されてもよい)。
各ラウンドの開始に先行して、新たなGPS点が追加される前に、すべてのクラスタが最近の移動に関してチェックされる(ボックス153)。図10Aは、図10のボックス153において実行されるステップのフローチャートである。ボックス153aにおいて、外側Forループが開始し、後続のボックス153b~153gにおいて、マップを構成するクラスタのすべてを処理する。ボックス153bにおいて、外側Forループにおける現在のクラスタが処理されることで、ボックス135における以前の処理が、定数ClusterMoveThreshに格納された予め決められたしきい値を越えて現在のクラスタを移動させたか否かを決定する。ボックス153bの条件が満たされる場合、制御はボックス153cに進む。ボックス153cにおいて、現在のクラスタのクラスタ半径の2倍の距離内にある点のそれぞれについて、内側Forループが開始する。内側Forループの最初の処理ボックス153dにおいて、現在、点に最も近いクラスタが発見される。条件ボックス153eにおいて、現在の点が、現在割り当てられているクラスタに属し続けるかを決定するためのチェックが実行される。このクラスタは、その「古い」クラスタと呼ばれてもよい。現在の点がその古いクラスタに属し続けることがわかった場合、制御はボックス153fに進む。代替例において、制御は、内側Forループの条件ボックス153hに進む。ボックス153fにおいて、現在の点は、現在の最も近い又は「新たな」クラスタに再割り当てされ、ボックス153gにおいて、新たなクラスタの位置及び古いクラスタの位置は、現在の点の割り当ての変化を考慮して更新される。ある点が、現在割り当てられているクラスタ(すなわち、その「古い」クラスタ)に属する場合、それは再割り当てされる。点がクラスタから除去される場合は常に、クラスタの位置は次式を用いて更新される。
Figure 2023550985000003
クラスタ間で点を再割り当てすることはクラスタを移動させ、従って、さらなる再割り当てを必要とする可能性がある。再クラスタリングすることが、しきい値を超えてクラスタを移動させる場合、それは単に、次のラウンドにおいて再び処理される。
また、ボックス153jにおいて、空きクラスタは除去され、ボックス153kにおいて、互いに過度に接近したクラスタ(例えば、15mより近い)クラスタは連結される。クラスタを連結する場合、一方のクラスタのすべての点が他方に追加される。その後、影響を受けたすべての点は、残りのクラスタの中心が処理中にどれだけ移動したかにかかわらず、再クラスタリングのためにチェックされるようにスケジューリングされる。
B.接続の生成.
以前に説明したように、入力レコード、例えば図6のIR1,…,IR8は、2つの連続的なGPS点からなる。いったん両方の点がクラスタに割り当てられると、これはクラスタ間の接続を生じさせる。
従って、MGA33が点をクラスタに割り当てる場合、それは、クラスタにおける点のうちのいくつが任意の2つのクラスタ間の接続を規定するかに関して、カウント値を接続カウントレコード88(図5)に維持する。2つのクラスタ間の接続をもたらす点ペアが存在する場合(ボックス139)、接続が生成及び維持される(ボックス141)。いったん接続のカウント値がゼロに戻ると、接続カウントレコード88から接続が除去される。後者は、通常、クラスタが移動するときに発生し、その後、目標点は他のクラスタへ有効にシフトされ、その結果、点に従う接続をもたらす。
GPS点のサンプリングレートが低い場合、2つの連続的なGPS点は、隣接するクラスタに属さない可能性がある。代わりに、クラスタはスキップされる。直接的なクラスタ接続を素朴に追加することは、多数の並列な道路の形式を有するアーティファクトをもたらし、それは低い品質のマップを形成する。従って、ボックス143において、スキップされたクラスタのシーケンスが識別されることで、隣接するクラスタの一連の接続が生成される。異なる種類のクラスタ接続を区別するために、高レベル接続という用語は、連続的なGPS点によってもたらされる接続を示し、一方、低レベル接続という用語は、本願で説明するような中間クラスタのシーケンスを発見した結果として生成される接続を示す。ユーザに返される一連の更新された道路マップ23、例えばタスク割り当てアロケータ55(図4)は、低レベル接続を含む。
高レベル接続を一連の低レベル接続に変化させるクラスタ中間シーケンスを生成するための複数の異なる方法、すなわち、弦角度フィルタリング(Chord Angle Filtering)、ドゥビンズ経路シーケンス(Dubins Path Sequence)、及び重力ラバーバンディング(Gravity Rubber Banding)が使用されてもよい。すべての方法に共通していることは、接続される2つのクラスタ間の中間点が識別されるという粗い空間的ルールに基づいて、候補クラスタの集合が事前に選択されることである。開始及び終了クラスタを通過するその中間点のまわりの円の内部におけるすべてのクラスタは、接続シーケンスにおける中間クラスタの候補とみなされる。探索空間をこの経路に制限することは、接続を発見することの複雑性を、扱いやすいレベルまで低減する。クラスタシーケンスを発見する実際の方法を、セクションIIIで詳述する。
C.接続の更新.
より多くの入力レコードが処理されるとき、新たなクラスタが生成され、既存のクラスタは移動し、点はクラスタ間で再割り当てされる。これらのイベントはすべて、接続を変化させる可能性を有する。
クラスタ間で移動するGPS点に起因する変化は直ちに処理される。前述した接続カウンタがゼロまで低下するとき、古い高レベル接続は破棄され、必要であれば、新たなものは他のところに生成される。
新たなクラスタを追加すること又は既存のものを移動させることもまた、変化したクラスタを直接的には接続しない既存の高レベル接続の中間クラスタのシーケンスに影響する可能性がある。しかしながら、すべての変化の後にすべての接続を再推定することは、たちまち、計算上のコストを過度に上昇させる。従って、新たなクラスタ又は移動されたクラスタによって潜在的に影響を受ける高レベル接続が識別され、更新のためにマーキングされる(ボックス145)。各ラウンドの終了時に、マーキングされたすべての接続は、中間クラスタのシーケンスを再計算することで更新される(ボックス152)。
各接続について、関連するワークスペースが、近くのクラスタの高速なルックアップのための効率的な空間インデックスである、Rツリーに基づく空間インデックスに追加される。理想的には、ワークスペースは、セクションII-Bに前述したように、中間点のまわりの円である。しかしながら、実装上の理由により、正方形が円のまわりにあてはめられ、インデックスに追加される。新たなクラスタが生成されるか、又は、既存のクラスタが更新しきい値よりもさらに移動する場合は常に、MGAは、影響を受けたすべての接続を空間インデックスから決定し、更新のためにそれらをマーキングする(ボックス145)。
D.古い点のプルーニング.
連続動作の場合、GPS点は、MGA33のメモリから定期的に除去されなければならない。道路の除去に関する情報が利用可能になっても、メモリに維持されるべきデータ量を管理可能なレベル内に維持するように点をルーチン的にプルーニング(prune)しなければならない(ボックス147)ことがしばしばある。
MGA33は、以前にセクションII-Aで説明した再クラスタリング動作が実行される場合と同じ方法で、ある点をそのクラスタから除去する。しかしながら、点を他のクラスタに追加する代わりに、点が破棄さされ、それに関連付けられたすべての情報が同様に削除される。
破壊された道路の除去:
情報が発生したとき、所定の幾何学的エリアは道路を含まず、このエリア内のすべてのGPS点はマップ100から除去される。道路のそのような幾何学的除去は、ユーザ入力に起因して発生するか、又は、追加のデータソースを評価することで自動的に発生するかのいずれかの可能性がある。
MGA33は、バケットデータを用いて、道路が除去されたことを決定する。掘削機が1バケット分の材料を抽出する場合は常に、このエリアはもはや運転可能ではないことが仮定され、小さな半径(例えば、バケットの場合には半径10m)内にあるMGA33及びすべてのGPS点が除去される。例えば、誤って記録されたバケットに起因して、又は、クリーンアップ動作により記録されたバケットに起因して、最近のGPSデータを除去してしまう問題を回避するために、非常に新しい点(例えば、好ましくは、30分よりも新しい点が維持される)は、除去から除外される。
冗長及び古いGP点の選別:
MGA33は、道路の動的な再クラスタリング及び改善をいつでも可能にするために、すべての未処理のGPS点を維持する。この結果として、MGA33は、増大させる量のデータをメモリに維持しなければならず、無期限に実行されれば、スケーリングの問題に直面する。従って、管理可能な制限内にデータ量を維持するためにはもはや必要でない点を選別(cull)することが望ましい。
簡単なアプローチは、固定個数の許可された点を設定し、容量を超える場合は常に、最も古いGPS点を厳格に除去することである。この方法はメモリ問題を防ぐのに有効であるものの、交通量の多い道路に沿った点は多量のデータに起因して早期に除去されてもよいが、交通量の少ない道路に属する点はより長く維持されるべきであることを無視している。このことは特に、延長された時間期間にわたっていくつかの道路が休止状態にある場合に該当する。
存続時間のみによって古い点を除去する代わりに、クラスタ間の接続性が保存されるように点は除去される。このため、すべてのクラスタは、クラスタの接続性に影響を与えることなくシステムから除去可能である点について周期的にチェックされる。
あるクラスタに属する点は、処理されている最も古い点が最初になるように、存続時間によって処理される。このことは、より最近の点を維持し、より古いものを優先するように、除去ヒューリスティックにバイアスをかける。各点について、トレースが終了するか他のクラスタに到達するまで、GPS点のトレースは両方向にたどられる。他のクラスタに達している場合、クラスタ間の高レベル接続は調べられ、次のクラスタに対する対応する低レベル接続が識別される。次いで、いくつのGPS点ペアが低レベル接続に寄与したかがカウントされ、カウント値は、この低レベル接続の重みとして設定される。
接続重みが、設定されたしきい値より大きい場合(例えば、接続重みしきい値を10に設定する)、その存続時間に関して無条件に除去するようにフラグが設定される。この結果は、交通量の多い道路の場合に維持される点の低減である。さもなければ、経路の経過時間が増大した場合、除去のためにトレースにフラグが設定される。
Figure 2023550985000004
ここで、wは接続重みであり、tmin及びtmaxは、最小及び最大のプルーニング存続時間であり(例えば、最小及び最大のプルーニング存続時間を、12時間及び30日に設定する)、cは調整パラメータである(例えば、c=0.1に設定する)。式(3)の意図は、例えば、単一の乗物が異常な運動を実行した場合、又は、少数の乗物を異常な方法でふるまわせる一時的妨害があった場合、交通量がほとんどない道路を迅速に除去することである。しかしながら、より多くの乗物が道路を通るほど、それが除去されるまで長く維持されるべきである。道路がtmaxの時間にわたって使用されていない場合、それは常にマップから除去される。
クラスタを介するGPSトレースは、通常、隣接するクラスタへの2つの接続をもたらす。この場合、両方の接続が、除去のフラグが設定されている経路をもたらす場合、トレースは除去される。トレースがいかなる接続ももたらさなかった場合、それがtminよりも古いならば、それは除去される。
トレースが処理(及び潜在的に除去)された後、クラスタの残りのGPS点は、他のGPSトレースの部分として既に処理されたものをスキップして、処理される。
図11A~図11Hは、MGA33がグラフメモリエリア72に格納されたマップ100に対応する基礎をなすグラフを漸増的に更新する場合において、マップ100を連続した複数のステージとして示す。
III.中間クラスタシーケンスの発見.
セクションII-Bに前述したように、中間クラスタのシーケンスは、2つのクラスタ間の高レベル接続を、最終的な道路マップに適した一連の低レベル接続に変化させるように決定されなければならない(ボックス143)。計算上の扱いやすさについて、中間クラスタの探索は、高レベル接続によって接続された2つのクラスタ間の中間点のまわりの円によって決定される、限定的なワークスペースに制限される。本願で提示する3つの方法のうち、弦角度フィルタリング及びドゥビンズ経路シーケンスは、クラスタ位置に対してのみ動作することで、高速な計算をもたらすのに対して、重力ラバーバンディングは、個々のGPS点の場所を考慮することで、非常に大きな計算上の努力を必要とする。セクションVI-Bにおいて、3つの方法の間の性能比較を提示する。
A.弦角度フィルタリング(Chord Angle Filtering).
非特許文献2によるアイデアに基づいて、長いエッジにペナルティーを与えかつ複数のより短い接続に報酬を与える計量を用いて、クラスタ間の最短の経路が探索される。ここで、経路点の間に進むコストは、ユークリッド距離に比較して2次である。このことは、中間の経路点を通過するために小さく迂回する経路を優先する。この計量を用いて、クラスタ間の最短経路が、ダイクストラ手順を用いて探索される。合理的な経路を生じないクラスタに接続することを避けるために、クラスタは、それらのヘディングが中間の経路点にとって合理的であると思われるか否かに依存してフィルタリングされる。フィルタヒューリスティックは下記のように動作する。ダイクストラ探索における現在のクラスタ及び目的地の間の直線接続の角度が計算される。次のクラスタのヘディングが同様の角度を有する場合(例えば、公差を30度に設定する)、それはダイクストラ探索の近傍として受容され、そうでなければ、それは拒否される。
B.ドゥビンズ経路シーケンス(Dubins Path Sequence).
ドゥビンズ法もまた、経路点の間に進む2次コストの原理を使用する。しかしながら、不適切なヘディングを有するクラスタを明示的に拒否する代わりに、経路点の間にドゥビンズ経路(非特許文献3)を仮定することでヘディングは受容される。従って、1つのクラスタから他のものに進むコストは、所与の最小旋回半径(例えば、10mの旋回半径を仮定する)を有する順方向に移動する乗物がたどることができる、最短経路の長さの2乗に設定される。次いで、クラスタ間の最短経路が、ダイクストラ手順を用いて探索される。
C.重力ラバーバンディング(Gravity Rubber Banding).
中間クラスタを識別するために、2つの離れたクラスタ間の高レベル接続は、ある種の重力によって、近くのGPS点に向かって引っぱられる輪ゴムとして扱われる。それを近くのGPS点に向かって引っぱることによって、接続は、正しい接続を可能にする同じ道路セグメントに属する中間クラスタの近く通過する可能性がある。
クラスタが接続される場合、接続線は等距離点(p,…,p)によって細分される。ここで、p及びpは、接続するクラスタの位置である。nは、セクションII-Aで定義したクラスタ半径のたかだか半分に等しい間隔を有するように、できるだけ小さい値に選択される。次いで、道路の形状をより良好に近似するように、重力及び弾性力を数回反復して、中間点p,…,pn-1に印加する。力は、物理的に正確に重力及び弾性力を模倣するわけではないが、それらの概略的な効果にちなんで命名したことに注意する。
各点に重力が印加される。このため、シード半径rのたかだか半分の距離と、たかだか20度のヘディング差とを有するすべてのGPS点q,…,qが考慮される。qがpに対して作用する力は、ベクトル
Figure 2023550985000005
に直交するように設定される。力の大きさは、
Figure 2023550985000006
に設定される。ここで、cは、どれくらい強く力が印加されるべきでわるかを決定するスケーリングパラメータである。ここで、それはc=2に設定される。式において、重力は次式のように計算可能である。
Figure 2023550985000007
Figure 2023550985000008
Figure 2023550985000009
スパンに直交する重力に加えて、スパンに平行になるように輪ゴム力が印加される。その目的は、各点pをpi-1及びpi+1の中間に向かって移動させることにより、点の間の等しい間隔を維持することである。pがpi-1により近い場合には、それは次式で計算され、
Figure 2023550985000010
がpi+1により近い場合には、逆の力が印加される。スケーリングファクタdは、d=1に設定される。次いで、各点の位置は次式によって更新される。
Figure 2023550985000011
本願で示す実験では、15ラウンドにわたって力が印加される。このステップの後、各点は、その最も近いクラスタに関連付けられ、クラスタのシーケンスは、低レベル接続によって接続される。
IV.エリアのタグ付け.
道路網は、それ自体は厳密には道路でないが、より適切には、自由運転エリアとして記述される場所を含んでもよい。そのようなエリアは、駐車場であってもよく、積み込み/積みおろしエリアであってもよく、又は採鉱のコンテキストでは、ベンチ及び備蓄であってもよい。そのようなエリアにおける道路マップの生成は、過去に乗物がどこに進入したかに基づいて道路の迷路を生成しようとする手順に起因して、不十分に実行される傾向がある。この迷路の形状は、もはやナビゲーションに使用可能ではなく、アーティファクトの稠密なネットワークからなるだけであり、その性質は、道路網よりも手順に依存する。図12において、タグ付けされたエリア103を含む、そのような状況の一例を示す。続いて、ボックス149において、MGA33は、そのようなエリアを識別して明示的にマーキングし、それにより、それらは、それ自体、最終的な道路マップへ含まれることが可能になる。
エリアの形状は事前に未知である一方、本願でとられるアプローチは、乗物がエリアを訪れるごとに、そのエリア内にある1つの点を識別可能であることを仮定する。このことは、エリアが積み込み及び積みおろしのような目的に使用され、これらの動作が観察されうる場合に、現実的になる。次いで、そのようなイベントが行われる場合は常に、乗物は、関連するエリア内にあると仮定されてもよく、対応するGPS点はそれに応じてタグ付けされる。GPS点のタグは、次いで、乗物の経路に沿って伝搬される。
GPS点がタグ付けされる場合は常に、タグは、それが属する経路に沿って伝搬される。乗物の経路に沿ったGPSトレースは、順方向及び逆方向の両方に、最大で、設定された移動距離及び時間デルタまで全体移動(traverse)される(例えば、200m及び60秒の最大値でタグを伝搬させる)。制限内のすべてのGPSペアは、それらが既にタグを含んでいるのでない限り、タグ付けされる。タグ付けされる点が、許可された時間デルタより新しい場合、その後に時間デルタ内に到来する新たなGPSのデータはまた、順方向伝搬が意図した通りに作用することを保証するように、適切にチェックされてタグ付けされる。経路のタグ付けは、個々の点にではなくGPSペアにタグ付けすることに注意する。その理由は、GPSペアが、クラスタ自体よりも経路を表すクラスタ間の接続を生じさせることにある。
ここまで説明したタグ付けは、低レベルGPSの経路に対して動作する。このことをマップのタグに拡張するために、投票方式が使用される。高レベルクラスタ接続に属する各GPSペアは、関連付けられた低レベルクラスタ接続の各々の結果として生じるタグを1票としてカウントする。タグ付けされていないペアは、低レベル接続をタグ付けしないまま残すように1票としてカウントされる。次いで、低レベル接続は、最高票を有してタグ付けされるか、又は、最高票がタグ付けされないように設定される場合にはタグ付けされないままにする。
V.後処理.
データがシステムに追加されるとき、クラスタ及びそれらの接続性のような、道路網の主な態様が継続的に更新されるが、データネットワーク31を介して逆に配信するために、道路マップ23(図4及び図5)が生成されるまでマップ生成の他の部分を残すことは有利である。これらのステップは、共通して、道路マップ全体に対して動作し、計算上安価である。従って、それらは、ユーザがMGA33から現在の道路マップ23を受信することを望むごとに、新たに実行されてもよい。後処理ステップは、本願で説明される順序で実行される。
A.タグ付けされたエリアのトリミング.
タグ付けされたエリアは、セクションIVで説明した低レベルクラスタ接続における投票メカニズムによって識別される。しかしながら、投票メカニズムのみを用いることは、タグがどれくらい遠くまで伝搬したかに依存して、道路上に延在するエリアをもたらす。このことは、正確な調整に敏感であるので、所望の結果をもたらさない可能性があり、異なるエリアは異なる値を必要とする可能性がある。図2aは、所望に反して、次の交差点まで広がってしまったエリアの例を示す。従って、エリアの最終的な大きさは、後処理中に決定される。
エリアマーキングの背後にある基本的概念は、自由な運転を許容するエリアが、分離及び加入する多数の経路を示し、複連結グラフを形成するのに対して、エリアに至る道路が簡単なラインを形成する傾向がある、ということにある。処理は、各エリアに対して個々に実行される。従って、最初のステップにおいて、セクションIVの投票システムを用いてエリアごとに道路マップの1つのサブグラフが生成され、次いで、これらのサブグラフがトリミングされる。サブグラフは、クラスタ間の低レベル接続を考慮することで生成される。低レベル接続がエリアの部分であると決定される場合は常に、接続と、そのソース及び目標のクラスタとは、そのエリアに属するサブグラフに追加される。このことは、クラスタが、それが異なるエリアに属する接続を有する場合には、サブグラフのいくつかのうちの部分であるというまれな場合をもたらす可能性があることに注意する。
いったんすべてのサブグラフが形成されれば、それらは、エリアに至る又はエリアからの道路に属する部分を除去するようにトリミングされる。このため、タグ伝搬の前に元々タグ付けされていた少なくとも1つのGPS点を含むクラスタに対応するすべての頂点は、シードとしてマーキングされる。シードは常にエリアの部分であるとみなされ、削除されない。次いで、シードでない、次数1を有するすべての頂点が削除される。このことは、頂点をさらに削除できなくなるまで繰り返される。グラフの残りがエリアを形成する。
エリアの幾何学的表現を取得するために、エリアグラフの幾何学的表現が膨張され(バッファ処理され)、グラフの頂点又はエッジのうちの1つから所定距離内にある(例えば、エリアを10mずつ膨張させる)平面のすべての点は、エリアの部分であると考えられる。結果として生じる幾何学的形状が穴を有する場合、これらは充填される。結果として生じる形状が、円形のエッジに起因して、技術的には多角形でないものの、適切な離散化によって近似されてもよい。図13及び図14において、トリミングの前(タグ付けされたエリア’103)及びそのトリミングの後(タグ付けされたエリア103’)のエリアの一例を示す。
B.マルチパス接続の改善.
理想的には、セクションII-Bで説明したような高レベル接続から低レベルクラスタ接続を生成する方法は、マルチパスアーティファクトなしのにクリーンな経路をもたらす。しかしながら、残念ながら、このことは、常に期待の通りに動作するとは限らず、マルチパスアーティファクトが時々観察される。その一例を図15及び図16に示す。これらのアーティファクトは後処理中に識別され、最終的な道路マップからは冗長な接続が省略される。このセクション内のすべての動作は、低レベル接続のみに対する。
マルチパス改善ステップは、セクションV-Aで説明したようにタグ付けされたエリアが識別及びプルーニングされた後に実行される。エリア内では、道路が適切に定義されていないので、道路マップ推定が適切に動作するとは期待されないという理由により、タグ付けされたエリアの部分であるすべてのクラスタが無視される。
クリーンアップ可能であるマルチパス接続を検索することは、タグ付けされたエリアの一部でないクラスタであって、他のクラスタに出発する少なくとも2つの接続を有するクラスタにおいて開始する。初期クラスタから、有向グラフに対して近傍の深さ優先探索が実行される。
探索は深度に限定され(例えば、探索する最大経路長を4エッジに設定する)、経路は、それらが到達する頂点によってグループ化される。そのようなグループは、(i)それが1つより多くの経路を含む場合、(ii)グループ中のすべての経路が第2の頂点と同じクラスタを有するのではない場合、及び(iii)グループ中のすべての経路が最後から2番目の頂点と同じクラスタを有するのではない場合、マルチパスプルーニングを行うように考慮される。
各グループ内では、最も強い経路が識別される。このため、経路に含まれる低レベル接続の強度は、それらのクラスタシーケンスの部分として低レベル接続を有するGPSペアの個数をカウントすることで計算される。次いで、経路は、経路に含まれる最も弱い低レベル接続の強度によってランク付けされる。同点の場合、経路に沿う平均強度がタイブレーカーとして使用され、同点のままであれば、任意の選択が行なわれる。
各グループについて、最も強い経路が維持され、一方、他のすべての経路の低レベル接続が削除のためにチェックされる。低レベル接続は、(i)接続の目標クラスタのすべての出発経路は、最も強い経路のクラスタに到達するまで、経路グループの経路のみを全体移動する場合と、(ii)接続のソースクラスタのすべての到来経路は、経路グループの経路のみを全体移動し、最も強い経路のクラスタから到来する場合とに削除される。従って、低レベル接続の削除は、経路グループの外側における道路マップの部分に到達するために必要な接続の除去をもたらすことはない。
いったんすべての経路グループが処理されると、2つの出発接続を有する新たな初期クラスタが選択される。この処理は、適切なすべての初期クラスタが使用されるまで繰り返される。図15及び図16において、そのようなクリーンアップ処理の一例を示す。
これは後処理ステップであるので、ここで削除される低レベル接続は、まさにこのインスタンスにおいて生成される出力に関してのみ削除されることに注意する。ストリーミングマップ生成SMGの永続的な状態は、これによって影響されず、すべての接続は、未来の道路マップのために維持される。
C.交差点の識別.
方向性のレーンは個々の道路として扱われるので、交差点は、道路網において、個々の分離(出次数>1を有する頂点)及び加入(入次数>1を有する頂点)のグループとして現れる。動作上の理由により、交差点エリア自体をマーキングし、同じ交差点に属する低レベルの分離及び加入をグループ化することが望ましい可能性がある。SMGは、交差点の構造についての2つの簡単な観察、すなわち、(i)1つのレーンに属する分離又は連結が、通常、空間的分析を用いて識別可能である他のレーンにおける対応する分離又は連結を有することと、(ii)レーンにおける分離が、通常、すぐ後に続く加入をもたらすこととを用いて、交差点を識別する。
これらのパターンを用いて、後処理中に交差点エリアを識別可能である。結果の一例は、図17に示す交差点エリア105である。エリアがタグ付けされ(例えば、タグ付けされたエリア103)、マルチパス接続がクリーンアップされた後(例えば、タグ付けされたエリア’103)、交差点エリアを識別するこのステップが実行される。エリアの部分であるとして識別されるすべてのクラスタは、交差点計算では無視される。
最初のステップにおいて、各分離の近傍が、対向車線における対応する加入に関して探索される。このため、探索半径(例えば、探索半径として、60mのクラスタ半径の2倍を用いる)内のすべての加入が評価される。加入は、そのヘディングが、最大で所定のしきい値(例えば、45度の限界ヘディング不一致)まで、加入のそれと反対側にあり、その相対位置が、他のレーンが期待される側にある場合、適合するとみなされる。これがどちらの側であるかは、そのエリアが左ハンドル運転ルールに従うか、それとも右ハンドル運転ルールに従うかに依存する。このことは、必ずしも厳密な一対一対応をもたらさないことに注意する。複数の有効な適合が生成される可能性があり、その場合、それらはすべて、有効なパートナーであると考えられる。
いったん分離・加入パートナーが確立されると、交差点が識別される。探索処理は、まだいかなる交差点の部分でもない分離又は加入において開始する。この初期クラスタを用いて、同じ交差点に属するクラスタは検索される。クラスタは、下記のうちの1つが成り立つ場合、同じ交差点に属するとみなされる。(i)クラスタは、初期クラスタの分離・加入パートナーであること、(ii)クラスタは加入であり、初期クラスタは分離であり、クラスタへの短い出発経路(例えば、4エッジに制限された経路長)が存在すること、又は、(iii)クラスタは分離であり、初期クラスタは加入であり、クラスタから初期クラスタまで短い経路があること。次いで、クラスタをさらに追加できなくなるまで、交差点の発見されたすべてのメンバーから探索を継続し、探索を終了する。次いで、交差点は、識別されたクラスタと、それらの間の短い経路とから構成される。この処理は、まだいずれの交差点の部分でもない分離及び加入から、すべての分離及び加入が処理されるまで、繰り返される。
上述した処理は、交差点としてタグ付けされている道路マップの頂点及びエッジをもたらす。幾何学的表現を取得するために、経路を幾何学的に膨張させてもよい。この作業で使用される方法は、3ステップの処理である。
1)交差点に属するクラスタ(点として表される)及びエッジは、より大きな値ずつ膨張される(バッファ処理される)。
2)結果として生じる多角形が穴を有する場合、穴は充填される。
3)多角形は、より小さな値ずつ縮小(シュリンク)され(例えば、20mずつ膨張し、10mずつ縮小する)、最終的な幾何学的形状を取得する。
過剰に膨張して後に縮小する処理は、多角形形状の割れ目が充填されるので、より自然なエリアをもたらす。
D.タグ付けされたエリアのクリーンアップ.
タグ付けされたエリア内において、多数の道路が存在し、それらの形状は、大部分、クラスタ手順のアーティファクトに依存し、有用な道路マップを表さない。従って、タグ付けされたエリア内の道路がプルーニングされなければならず、有用な道路が識別されなければならない。本願で使用される原理は、最終的な道路マップを含むように所望の開始及び目的地位置を選択し、その後、それらを接続する適切な道路を発見することにある。
VI.結果.
A.異なる量の位置データを用いて生成されたマップの比較.
図17Aは、MGA33によって生成され、更新及び後処理された道路マップを示し、それは、例えば、タスク割り当てアロケータ55による使用のために、及び/又は、乗物2-1,…,2-IのHMI28(図3)への表示のために、MGA33によってデータネットワーク31にわたって送信される。図18A~図18Fは、6時間のデータから30日間のデータまで、異なる量の位置データを用いて生成された道路マップがどのように変化するかを図示し、タグ付けされたエリア103及び交差点エリア105は、図18A及び図18Fにおいて識別される。
B.クラスタシーケンス方法の比較.
セクションIIIにおいて、中間クラスタのシーケンスを発見するための異なる方法を提示した。方法間の差を評価するために、同じデータ集合に基づくマップが生成され、中間クラスタでは異なる方法を用いた。図19A~図19F及び図20A~図20Fに結果を示す。
3つすべての方法は、多くの場合、同じマップコンステレーションをもたらすが、差は存在する。しばしば、これらの不正確性は、道路の同じセクションに対して複数の経路をもたらし、それは、次いで、セクションV-Bで説明した後処理技術を用いて補正される。中間シーケンス手順の影響のより良好な比較を可能にするために、最終的なプルーニングされたバージョンとともに、プルーニングステップが実行されたマルチパスの前の状態で、マップ断片を示す。
手順間の差は小さいものの、重力法が最小個数のアーティファクトをもたらすことが観察された。重力法のみが、クラスタによって形成された単なる集約情報の代わりに、個々のGPS点からのデータを使用するので、これは意外なことではない。従って、重力法は、より多くの情報に基づく方法で、道路の位置を導出することができる。しかしながら、これは計算上のコストとなる。本願で提示されたマップの場合、重力法は、他の2つよりも約2桁分にわたって遅くなる。さらに、それは、多数のGPS点が維持される場合に、適切にスケーリングしない。この問題は、セクションII-Dで説明した点プルーニングによって緩和される。従って、十分な計算上のリソースが利用可能である場合、重力法を用いることが推奨される。計算上のリソースが制限される場合、代わりに弦角度又はドゥビンズが使用されるべきである。
図7及び図8の例はマップの断片であり、それは、その最終的な形式において、かつ、古い点のプルーニングの後に(セクションII-Dを参照)、3546個のクラスタと、8340個の高レベル接続と、177336個の未処理のGPS点とからなる。ベンチマークとして、すべての高レベル接続に関する中間クラスタシーケンスが再計算された。弦角度及びドゥビンズ法の場合、これには各々約1.5秒かかったが、一方、重力法には123秒の計算時間を必要とした。
C.サンプリングレートの比較.
この作業において示される大部分の結果は、5秒間のサンプリング区間を有するGPSデータに基づく。マップ品質に対するより長いサンプリング区間の影響を評価するために、われわれは、10、15、及び20秒間のより長いサンプリング区間を模倣するように、利用可能なデータをサブサンプリングしながら、同じマップを生成した。図21A~図21Dに示すマップ断片は、より上位の交差点の形状に起因して、また、ほとんどトラフィックがみられないいくつかの曲がり角に起因して、マップ推定のための挑戦的課題である。
意外なことではないが、より長いサンプリング区間は、たちまち、コーナーをショートカットする長い直線道路の形式を有するアーティファクトをもたらす。本願で提示するデータの概略的な観察として、5秒間のサンプリングレートは、乗物の単一の全体移動のみが観察されたとしても、良好な品質の道路をもたらす。サンプリング周波数がより高くなると、最終マップにより多くのアーティファクトが現れ、それを補償するためにより多くのデータが必要になる。
20秒間のサンプリング区間は、5秒間に比較して25%のデータのみが利用可能であり、道路の場所を推論できるように全体移動が観察されなければならないことを意味する。乗物が20秒間で長い距離をカバーしうるので、道路の場所を推論できるように複数の全体移動が観察されなければならない。
問題がクーポンコレクタ問題として楽観的にモデル化される場合、5秒間のサンプリング区間内で観察された単一の全体移動と同様のカバレッジを取得するために、8回より多くの乗物全体移動を必要とすることが期待される。
D.結論.
20秒間より大きいサンプリング周波数は、道路マップ推定にとって大きな問題となる。20秒間のデータは、原則としては使用可能であるが、5秒間のデータに比較して既に実質的に劣った道路マップをもたらす。20秒間以下のサンプリング区間を有する、本願で示すデータの部分のみを用いることは、トラック動作のたかだか11%が道路マップ推定に使用されることをもたらす。すべてのトラック動作の少なくとも89%は、完全には使用されない。
このことはなお、すべての利用可能なデータの約47%が使用されることを意味する。
理解するべき重要な点は、トラック動作に関するデータが実際上は失われているということにある。従って、使用されるデータの47%は、トラック動作の11%のみをカバーする。
データ品質は、自動道路網生成手順によって達成可能である事項に対してハード制約を課す。全くわずかなデータを備えた、めったに使用されない道路又は新たに作られた道路を導出できるSMGのような、高度に反応的なシステムは、良好なサンプリング周波数を有するデータが利用可能である場合にのみ可能である。
低いサンプリング周波数を用いる場合、交通量の多い道路のみを導出することができる(最も見込みがあるのは、道路マップ生成に対する異なるアプローチがとられるべきである)。この作業の目的が、道路網の変化を迅速に検出することであると仮定すると、少数のトラック動作のみから道路を推定する能力が本質的であり、信頼できる高周波GPSデータは利用可能でなければならない。
好結果のために、たかだか5秒間のサンプリング区間を有するデータを使用することが推奨される。
本願において説明された好ましい実施形態に係る方法は、大きな露天掘り鉱山サイトにおけるテストに成功し、高品質の道路マップが生成された。本方法の性能は、十分な品質のデータが両可能であることに左右される。道路に沿った単一の全体移動のみが存在する場合であっても道路推定を可能にするように、マップ生成のために、たかだか5秒のサンプリングレートを有するデータが使用されることが推奨される。より長いサンプリング区間は、たちまち、不要なアーティファクトと、劣った品質のサンプリングの道路マップとをもたらすことがわかった。乗物が20秒間までの長い距離をカバーできるので、複数。
下記のテーブル1は、説明した方法を実施する際にうまく動作することがわかっている値を示す。
Figure 2023550985000012
Figure 2023550985000013
法令に従って、本発明は、多かれ少なかれ、構造的又は方法的な特徴に固有の語句で説明されている。用語「備える」又は「含む」及びその派生("comprises", "comprising", and "comprised of")は、終始、包括的な意味で使用され、いかなる追加の特徴も除外しない。本願において説明した手段が本発明を実施する好ましい形式を含むので、本発明は図示又は説明した特定の特徴に限定されないことは理解されるべきである。従って、本発明は、当業者によって適切に解釈される、添付の請求項の適切な範囲内のその形態又は変形のうちの任意のものとして請求項に記載される。
明細書及び請求項(存在すれば)の全体にわたって、文脈が他の方法で要求しない限り、用語「実質的に」又は「およそ」は、用語によって限定される範囲の値に限定されないと理解されるであろう。
本発明の任意の実施形態は、例示のみであることを意図し、本発明を限定することを意図しない。従って、本発明の範囲から逸脱することなく、説明した任意の実施形態に対する様々な他の変形及び変更を行なえることが認識されるべきである。

Claims (34)

  1. 地理的エリアに関するマップの更新を発行する方法であって、
    上記マップは電子的メモリアセンブリに格納され、上記マップは、乗物位置のクラスタと、クラスタ間の接続とを含み、上記クラスタのそれぞれは、それに割り当てられた複数の点を含み、上記点は各時刻における各乗物に対応し、
    上記方法は、
    データ通信ネットワークを介して上記乗物の各々とのデータ通信を確立するようにデータ通信アセンブリを動作させることと、
    上記データ通信アセンブリを用いて、上記データ通信ネットワークを介して上記乗物の各々から位置レポートを受信することと、
    上記電子的メモリアセンブリにおいて、上記位置レポートから、各時刻における各乗物に関する乗物位置に対応する点のバッチを生成するように処理アセンブリを動作させることと、
    バッチごとに、上記マップのクラスタの位置に対してバッチの点を比較するように上記処理アセンブリを動作させることと、
    上記比較に基づいて、下記のa~f、すなわち、
    a.上記バッチの点をクラスタに割り当てること、
    b.上記マップの点をクラスタに再割り当てすること、
    c.上記点の割り当て及び再割り当てを考慮して上記クラスタの位置を更新すること、
    d.上記バッチの遠隔の点に基づいて新たなクラスタを生成すること、
    e.予め決められた距離よりも互いに近接したクラスタを結合すること、
    f.割り当てられた点をもたないクラスタを削除すること、
    のそれぞれを少なくとも一回行うことを含むクラスタ更新手順を実行することによって、上記マップを更新するように上記処理アセンブリを動作させることと、
    クラスタ更新の後にクラスタ間の接続を更新することで更新されたマップを生成するように上記処理アセンブリを動作させることと、
    上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信するように上記データ通信アセンブリを動作させることとを含む、
    方法。
  2. 上記位置レポートから点のバッチを生成する上記処理アセンブリの動作は、乗物の連続する乗物場所点から入力レコードのバッチを形成することを含み、
    上記入力レコードの第1の点はソース点を含み、第2の点は目標点を含む、
    請求項1記載の方法。
  3. 上記方法は、新たなマップが生成されるまで、又は、予め決められたバッチサイズに達するまで、上記入力レコードを上記入力レコードのバッチに追加することを含む、
    請求項2記載の方法。
  4. 上記ソース点及び上記目標点の各々に関して、現在のマップの最も近接するクラスタを発見することを含む、
    請求項2又は3記載の方法。
  5. 上記ソース点及び上記目標点の各々に関して、上記点が、最も近いクラスタから予め決められたクラスタ半径未満の距離にあるかを決定することを含む、
    請求項4記載の方法。
  6. 上記点が上記最も近いクラスタから予め決められたクラスタ半径未満の距離にある場合、上記点を上記最も近いクラスタに割り当て、それにより、請求項1のステップa.を実行することを含む、
    請求項4記載の方法。
  7. 上記点の割り当てを考慮して上記最も近いクラスタの位置を更新し、それにより、請求項1のステップc.を実行することを含む、
    請求項6記載の方法。
  8. 無し
  9. 上記点が上記最も近いクラスタから予め決められたクラスタ半径未満の距離にない場合、上記点の位置を新たなクラスタの位置として用いて上記新たなクラスタを生成し、それにより、請求項1のステップd.を実行することを含む、
    請求項4記載の方法。
  10. ステップc.の後に、各点について、上記点が現在割り当てられているクラスタ(「その古いクラスタ」)のクラスタ半径内にあるかと、それが上記クラスタ半径内にないかとを決定し、上記点を古いクラスタの割り当てから除去し、上記点の除去を考慮して上記古いクラスタの位置を更新する、
    請求項1記載の方法。
  11. 上記点を、上記クラスタ半径内にある最も近接するクラスタ(「新たなクラスタ」)に再割り当てすることと、
    上記新たなクラスタへの上記点の再割り当てを考慮して上記新たなクラスタの位置を更新することとを含む、
    請求項10記載の方法。
  12. ステップe.は、各クラスタ(「第1のクラスタ」)について、上記予め決められた距離よりもそこに近接するクラスタ(「第2のクラスタ」)を識別することと、上記第2のクラスタのすべての点を上記第1のクラスタに再割り当てすることとを含む、
    請求項1記載の方法。
  13. 上記ソース点及び上記目標点が接続を示すかを決定することを含む、
    請求項2記載の方法。
  14. 上記ソース点及び上記目標点が接続を示す場合、上記電子的メモリアセンブリの一部において接続カウントレコードを更新することを含む、
    請求項13記載の方法。
  15. 高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシーケンスを決定することを含む、
    請求項14記載の方法。
  16. 弦角度フィルタリング、ドゥビンズ経路シーケンス、重力ラバーバンディングの手順のうちの1つ又は複数を上記高レベル接続に適用することによって、上記高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシーケンスを決定することを含む、
    請求項15記載の方法。
  17. 上記高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシーケンスを決定することは、上記高レベル接続の各々について、上記高レベル接続のいずれかの端部においてクラスタ間の中間点を識別することを含む、
    請求項15又は16記載の方法。
  18. 上記高レベル接続を処理して低レベル接続の対応するシリーズを決定することは、開始及び終了クラスタを通る中間点のまわりの円を含むすべてのクラスタを、上記低レベル接続のシーケンスにおける中間クラスタの候補とみなすことを含む、
    請求項17記載の方法。
  19. 後で更新される高レベル接続をマーキングすることを含む、
    請求項15又は16記載の方法。
  20. 上記電子的メモリアセンブリから点を除去する(すなわち「点をプルーニングする」)ことを含む、
    請求項1及び12~16のうちの1つに記載の方法。
  21. 上記地理的エリアから除去された道路網のノードを表すクラスタに割り当てられた点を除去することを含む、
    請求項20記載の方法。
  22. 上記電子的メモリアセンブリに保持される点の固定個数を設定することと、
    上記固定個数を超過することを防ぐように上記点をそれらの存続時間に基づいて除去することとを含む、
    請求項20記載の方法。
  23. 上記電子的メモリアセンブリに保持される点の固定個数を設定することと、
    交通量の多い道路に沿った点は多量のデータに起因して早期に除去されてもよいが、交通量の少ない道路に属する点はより長く維持されるべきであることを考慮して、点を除去することとを含む、
    請求項20又は21記載の方法。
  24. クラスタ間の接続を除去することなく上記マップから除去できる点を識別するようにすべてのクラスタをチェックすることと、
    次いで、そのような点を除去することとを含む、
    請求項20記載の方法。
  25. 上記地理的エリアにおいて動作する予め決められたタイプの機械の位置をモニタリングすることと、
    上記機械が動作するエリアは、上記機械が動作していてももはや運転可能ではないとみなすことと、
    対応する点を電子的マップから除去することとを含む、
    請求項20又は24記載の方法。
  26. 入力レコードのバッチを処理した後、かつ、上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信する前に、電子的マップの後処理を行うことを含む、
    請求項2又は3記載の方法。
  27. 上記後処理は、上記マップの自由運転エリアにタグ付けすることを含む、
    請求項26記載の方法。
  28. 上記後処理は、予め決められた機能エリアを識別することにより、上記電子的マップにおける自由運転エリアにタグ付けすることを含む、
    請求項27記載の方法。
  29. 上記予め決められた機能エリアは、鉱石積み込み及び鉱石積みおろしエリアを含む、
    請求項28記載の方法。
  30. 上記後処理は、上記電子的マップにおいて自由運転エリアとしてタグ付けされたエリアをトリミングすることを含む、
    請求項27記載の方法。
  31. 上記後処理は、マルチパス接続に起因する上記電子的マップにおけるアーティファクトを識別することと、余分の低レベル接続を削除することとを含む、
    請求項26記載の方法。
  32. 上記後処理は、上記電子的マップにおける交差点を識別及びタグ付けすることを含む、
    請求項26記載の方法。
  33. 上記方法は、上記ソース点、目標点、及び最も近いクラスタの各々を三次元座標に関連付けることを含み、
    上記三次元座標は、平面における位置のための2つの次元と、向きのための第3のものとを含み、
    各距離は上記三次元座標に基づいて決定される、
    請求項2又は3記載の方法。
  34. 地理的エリアにおいて乗物によって移動される経路の電子的マップを生成及び更新するためのシステムであって、上記システムは、
    上記地理的エリアに位置する複数の乗物であって、上記乗物に関する一連の時系列位置レポートを送信するように位置追跡器及び乗物通信システムをそれぞれ備えた乗物と、
    上記複数の乗物の各々の乗物通信システムとデータ通信するデータ通信ネットワークと、
    処理アセンブリ及び電子的メモリアセンブリを含むマップ生成アセンブリ(MGA)であって、上記データ通信ネットワークとデータ通信し、上記位置レポートを受信するように構成されたマップ生成アセンブリとを備え、
    上記MGAは、
    上記電子的メモリアセンブリにおいて、上記位置レポートから、各時刻における各乗物に関する乗物位置に対応する点のバッチを生成し、
    バッチごとに、上記マップのクラスタの位置に対してバッチの点を比較するように上記処理アセンブリを動作させ、
    上記比較に基づいて、下記のa~f、すなわち、
    a.上記バッチの点をクラスタに割り当てること、
    b.上記マップの点をクラスタに再割り当てすること、
    c.上記点の割り当て及び再割り当てを考慮して上記クラスタの位置を更新すること、
    d.上記バッチの遠隔の点に基づいて新たなクラスタを生成すること、
    e.予め決められた距離よりも互いに近接したクラスタを結合すること、
    f.割り当てられた点をもたないクラスタを削除すること
    のそれぞれを少なくとも一回行うことを含むクラスタ更新手順を実行することによって、上記マップを更新するように上記処理アセンブリを動作させ、
    クラスタ更新の後にクラスタ間の接続を更新することで更新されたマップを生成するように上記処理アセンブリを動作させ、
    上記更新されたマップをデータネットワークを介して遠隔のユーザに送信するように構成される、
    システム。
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