JP2023550678A - 包装材を製造するための方法及び機械 - Google Patents

Abstract

サッシェを製造する方法が提供される。本方法は、切り込みステーションを通して半剛性材料のウェブを移動させ、同時に、切り込みステーションを通して半剛性材料のウェブを移動させながら半剛性材料のウェブに別個の切り込みを切り込むことを含む。本方法はまた、第１の可撓性材料のウェブが半剛性材料のウェブの別個の切り込みを密封し、かつ第２の可撓性材料のウェブが半剛性材料のウェブとともに連続的な細長いリザーバを形成するように、第１の可撓性材料のウェブと第２の可撓性材料のウェブとの間で半剛性材料のウェブを挟持することも含む。また、材料のウェブに切り込むための装置も提供される。本装置は、切り込みローラと、ローラの外部表面を越えて突出している少なくとも１つの切り込み要素と、を有し、切り込み要素は、少なくとも部分的にジグザグ形状である切り込みプロファイルを有する。材料のウェブに切り込むための別の装置であって、本装置は、第１の切り込み要素と、第２の対向する切り込み要素と、を有し、各切り込み要素は、少なくとも部分的にジグザグ形状である切り込みプロファイルを有する。各切り込み要素は、第１の切り込み要素がある経路をたどり、第２の切り込み要素が、第１の切り込み要素の経路を鏡映する経路をたどるように配置されるカム及びレールと関連付けられる。経路は、材料をそのまま残しながら、材料のウェブに別個に切り込むように切り込み要素が一緒になる、隣接セクション及び／又は交差セクションを有する。

Description

本発明は、包装材を製造する方法に関する。本発明はまた、包装材を製造するための機械にも関する。

既知の包装品又はサッシェは、サッシェの内容物を収容するための密封されたリザーバを隣接層の間に形成するために一緒にラミネートされる、プラスチック及び／又は金属箔の層から作製される。層は、選好的に破断させて包装品の内容物を排出することを可能にする、脆弱化ゾーンを備える。サッシェの内容物は、少なくとも１つの層を穿孔又は破断させ、それによって、リザーバ内容物が放出され得る開口部を生じさせることにより、サッシェを絞ることによって、例えば使用地点において、エンドユーザによって分注することができる。

そのようなサッシェは、典型的には、細長いウェブが、各々が異なる機能を行う一連のステーションに沿って通過する、印刷業界において使用されるものと同様の方法及び装置を使用して製造される。典型的には、サッシェ内に包装される材料が２つのウェブの間に導入され、これらのウェブは、ウェブの対向する縁部に沿って一緒に連続的に密封される。ウェブはまた、間隔を置いて横方向に密封されて、ウェブを別々の区画に分ける。個々のサッシェは、横方向の密封においてウェブを横方向に切り込むことによって生成される。

典型的には、サッシェの層は、サッシェを屈曲させることによって破断される。屈曲させることで、典型的には製造中に層のうちの少なくとも１つに形成された切り込みである所定のゾーンにおいて層を破断させる。切り込みは、切り込みステーションにおいて、スタンピング又はプレスプロセスによって行われる。細長いウェブが切り込まれるときには、細長いウェブを静止させるか、又は非常に遅く移動させることが必要である。切り込み後には、細長いウェブを前進させ、細長いウェブの新しいセクションを切り込みステーションに移動させる。細長いウェブの移動の開始及び停止の繰り返しは、製造速度を抑制し得る。場合によっては、開始及び停止は、機械に不必要な摩耗及び断裂を生じさせる。更に、切り込みプロセスは、しばしば不要な振動を生じさせ得る。

少なくとも本発明の好ましい実施形態の目的は、先行技術の問題に対処するための方法及び／又は機械を提供することである。追加的又は代替的に、少なくとも好ましい実施形態の目的は、有用な代替案を公に提供することである。

本発明の第１の態様によれば、サッシェを製造する方法が提供され、本方法は、半剛性材料のウェブを提供することと、切り込みステーションを通して半剛性材料のウェブを移動させ、同時に、切り込みステーションを通して半剛性材料のウェブを移動させ続けながら半剛性材料のウェブに別個の切り込みを切り込むことと、可撓性材料の第１のウェブが半剛性材料のウェブの別個の切り込みを密封し、かつ可撓性材料の第２のウェブが半剛性材料のウェブとともに連続的な細長いリザーバを形成するように、第１の可撓性材料のウェブと第２の可撓性材料のウェブとの間で半剛性材料のウェブを挟持することと、を含む。

本方法は、リザーバに液体、ペースト、又は同様の物質を充填することを更に含み得る。

本方法は、別個の位置で充填済みリザーバを密封して、別個のリザーバを形成することを更に含み得る。

本方法は、複数の別個の切り込みを切り込むことを更に含み得、別個のリザーバの各々が、別個の切り込みを備える。

半剛性材料のウェブ及び第１の可撓性材料のウェブは、第２の可撓性材料のウェブの追加前に事前ラミネートされ得る。

半剛性材料のウェブに切り込むステップは、半剛性材料のウェブの全厚さを切り通すことを含み得る。

本方法は、材料のウェブの縁部又はその近くで第２の可撓性材料のウェブを第１の可撓性材料のウェブ及び／又は半剛性材料のウェブのうちの少なくとも一部に対して密封することによって、リザーバを形成することを更に含み得る。

切り込みは、ジグザグの切り込みであり得る。

本発明の第２の態様によれば、材料のウェブに切り込むための装置が提供され、本装置は、回転軸及び外周を備えた外部表面を有する切り込みローラと、ローラの外部表面を越えて突出している少なくとも１つの切り込み要素であって、切り込み要素が、開口プロファイルで、かつ少なくとも部分的にジグザグ形状である切り込みプロファイルを有し、切り込み要素が、ローラの回転軸に略垂直な方向に延在する長手方向長さを有し、少なくとも１つの切り込み要素が、対応する別個のジグザグの切り込みを材料のウェブに切り込むように、長手方向長さが、ローラの外周よりも短い、少なくとも１つの切り込み要素と、を備える。

切り込みプロファイル全体は、ジグザグ形状であり得る。

本装置は、実質的に滑らかな表面を有するアンビルローラを更に備え得、切り込みローラの少なくとも１つの切り込み要素は、アンビルローラの実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成され得る。

少なくとも１つの切り込み要素は、第１の切り込み要素と、第２の切り込み要素と、を備え得る。

第１の切り込み要素の長手方向軸は、第２の切り込み要素の長手方向軸と長手方向に整列され得る。

第１の切り込み要素が、対応する第１の別個のジグザグの切り込みを材料のウェブに切り込み、かつ第２の切り込み要素が、対応する第２の別個のジグザグの切り込みを材料のウェブに切り込み、第１のジグザグの切り込みと第２のジグザグの切り込みとの間に切り込まれていない材料の一部分を有するように、第２の切り込み要素の長さと組み合わされる第１の切り込み要素の長さは、ローラの外周よりも短くなり得る。

本発明の第３の態様によれば、材料のウェブに切り込むための装置が提供され、本装置は、第１の切り込み要素と、第２の対向する切り込み要素と、を備え、各切り込み要素は、開口プロファイルで、かつ少なくとも部分的に、材料のウェブの長さに略平行な方向に延在する長手方向長さを有するジグザグ形状である、切り込みプロファイルを有し、各切り込み要素は、切り込み要素の垂直移動及び切り込み要素の水平移動を制御するためのカムと関連付けられ、各切り込み要素は、切り込み要素の移動を抑制するためのレールと関連付けられ、カム及びレールは、第１の切り込み要素がある経路をたどり、第２の切り込み要素が、第１の切り込み要素を鏡映する経路をたどるように配置され、経路は、材料をそのまま残しながら材料のウェブに別個に切り込むように切り込み要素が一緒になる、隣接セクション及び／又は交差セクションを有する。

切り込みプロファイル全体は、ジグザグ形状であり得る。

本明細書及び請求項において使用される「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」という用語は、「少なくとも部分的になる（ｃｏｎｓｉｓｔｉｎｇ ａｔ ｌｅａｓｔ ｉｎ ｐａｒｔ ｏｆ）」ことを意味する。「備える」という用語を含むこの明細書及び請求項の記述を解釈する場合、各記述においてこの用語で始まる特徴以外の他の特徴もまた存在し得る。「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｅ）」、及び「備えた（ｃｏｍｐｒｉｓｅｄ）」などの関連語は、同様の様式で解釈するものとする。

本明細書に開示される数の範囲（例えば、１～１０）への言及は、その範囲内の全ての有理数（例えば、１、１．１、２、３、３．９、４、５、６、６．５、７、８、９、及び１０）、更には、その範囲内の任意の有理数の範囲（例えば、２～８、１．５～５．５、及び３．１～４．７）への言及を組み込むことも意図されており、したがって、本明細書に明示的に開示される全ての範囲の全てのサブ範囲が本明細書に明示的に開示される。これらは、特に意図されたものの例に過ぎず、列挙された最低値と最高値との間の数値の全ての可能な組み合わせが、同様の様式で本出願に明示的に記載されているとみなされる。

本発明は、広義には、本出願の明細書において言及又は示される部品、要素、及び特徴を個々に又は集合的に、並びに任意の２つ以上の当該部品、要素、又は特徴の任意の又は全ての組み合わせで構成されるとも述べられ得、本発明が関係する当技術分野において既知の均等物を有する具体的な整数が本明細書で言及される場合、かかる既知の均等物は、個々に記載されているかのように本明細書に組み込まれるものとみなされる。

本発明が関連する当業者には、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の構成並びに大幅に異なる実施形態及び用途における多くの変更が示唆されるであろう。本明細書の開示及び説明は、純粋に例示的なものであり、いかなる意味においても限定することを意図するものではない。本発明が関係する当技術分野において既知の均等物を有する具体的な整数が本明細書において言及される場合、かかる既知の均等物は、個々に記載されているかのように本明細書に組み込まれるものとみなされる。

本明細書で使用される場合、名詞の後の「（ｓ）」という用語は、その名詞の複数形及び／又は単数形を意味する。

本明細書で使用される場合、「及び／又は」という用語は、「及び」、若しくは「又は」、又は文脈が許容する場合は両方を意味する。

本発明は、前述したものからなり、更に、以下に単なる例として挙げる構造を想定する。

以下、本発明は、単なる例として、添付図面を参照しながら説明される。

包装用材料のウェブを処理するためのラインの概略図である。 図１のラインの切り込みステーションの概略側面図である。 図２の切り込みステーションの端面図である。 一対の対向する切り込み要素を示す。 図３の切り込み要素の一方の上面図である。 切り込み要素を含むローラの斜視図である。 切り込み要素を含むローラの別の斜視図である。 アンビルローラと一緒に、図５及び図６のローラの端面図である。 代替的な切り込みステーションの概略側面図である。 切り込みステーションを通過した後の材料のウェブを示す。 サッシェの上面図である。 図１０のサッシェの分解図である。

本明細書で説明される技術は、包装材をサッシェの形態で形成するための装置及び方法に関する。サッシェは、液体、クリーム、ローション、ゲル、ペースト、粉、粒子状物質、ソース、飲料、日焼け止め、潤滑剤、塗料、グリース、油、接着剤、樹脂、薬物、医薬品、などの、所定の少量の、例えばシングルサーブの流体又は流動性材料を包装及び分注するために使用される。そのようなサッシェは、閉鎖されたリザーバを形成するために一緒にラミネートされる多層のシート材料から作製することができる。シート材料の層は、熱、若しくは糊／接着剤、又は熱及び糊／接着剤の組み合わせを使用して一緒にラミネートされ得る。サッシェは、サッシェを曲げて１つ以上のサッシェ層を破断させることによって開かれる。サッシェ内容物は、破断を通して排出させることができ、排出は、必要に応じてサッシェを絞ることによって支援される。

図１を参照すると、最終的にサッシェの層となる材料のウェブ１を処理するためのラインの概略図が示されている。材料のウェブ１は、サッシェなどのような容器の製造に好適であることが既知である、任意の材料とすることができる。典型的なウェブ材料としては、プラスチック（例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリエチレンテレフタレートグリコール）、金属フィルム、及びプレーンの、又はワックス若しくは同様のコーティングで処理された木質繊維から導出された紙若しくは同様の材料が挙げられる。本発明によるサッシェを作製するのに好適な他の材料は、生分解性プラスチック、例えば、コーンスターチ、大豆、及び／又はジャガイモに基づくプラスチック、並びにポリ乳酸（ｐｏｌｙｌａｃｔｉｃ ａｃｉｄ、ＰＬＡ）であり、後者は、ポリエチレンテレフタレート（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅ ｔｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ、ＰＥＴ）の生物分解可能な代用物として好適である。

図１は、第１の材料ロール１及び第２の材料ロール２の材料を示す。第１の材料ロール１は、半剛性材料であり、第２の材料ロール２は、印刷された材料である。各材料ロールは、張力制御ローラ３によって張力付与される。切り込みステーションにおいて切り込まれる材料のウェブ１は、一緒にラミネートされてサッシェ１９を形成する３つの層のうちの第２の層２２である。印刷された材料２は、サッシェ１９の３つの層のうちの第１の層２１である。サッシェ１９及び各層の特徴は、下で更に詳細に説明される。

処理ラインは、材料のウェブ１に切り込むための装置を有する。処理ラインの特徴及び機能は、材料のウェブ１が、同時に切り込まれながら、処理ラインの切り込みステーションを通って移動することを可能にする。これは、材料１が、直前のステーション（又は原材料のロール）から、切り込みステーションを通って後続のステーション上へ、止まることなく連続的に移動することを可能にする。切り込みプロセスは、連続プロセスである。

切り込みステーションの第１の実施形態では、切り込みステーションは、切り込みローラ４を有する。切り込みローラ４は、ローラ４がそれを中心に回転する回転軸を有する。回転軸は、材料の移動方向に実質的に垂直な方向に延在する静止軸である。

切り込みローラ４は、外周を有する外部表面を有する。切り込みローラ４は、切り込みローラ４の外部表面を越えて突出している少なくとも１つの切り込み要素４ｃを除いて、滑らかな円筒表面を有する。

切り込み要素４ｃは、開口プロファイルである切り込みプロファイルを有する。すなわち、かかる切り込みプロファイルは、切り込み要素４ｃが材料を切り通すときに材料がそのまま残されるように成形される。成形された切り込み又はスリット以外、いかなる材料も材料のウェブ１から取り除かれない。

切り込み要素４ｃの切り込みプロファイルは、少なくとも部分的にジグザグ形状である。加えて、切り込み要素４ｃは、切り込みローラ４の回転軸に略垂直な方向に延在する長手方向長さを有する。示される実施形態では、切り込みプロファイル全体がジグザグ形状である。

更に、切り込み要素４ｃの長手方向長さは、切り込みローラ４の外周よりも短い。切り込み要素４ｃは、第１の端部と、第２の端部と、を有し、これらの端部の間に長手方向長さが延在する。切り込み要素４ｃの第２の端部と切り込み要素４ｃの第１の端部との間には、滑らかで切り込み要素４ｃを含まないローラの一部分が存在する。その結果、少なくとも１つの切り込み要素４ｃは、対応する別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込む。

ジグザクの切り込み１７は、連続的な切り込みでない。第１のジグザクの切り込み１７と第２のジグザクの切り込み１７との間には、切り込まれていない材料が存在する。ジグザクの切り込み１７の長さは、ジグザクの切り込み要素４ｃの長さに対応し、ジグザクの切り込み１７と後続のジグザクの切り込みとの間の切り込まれていない材料の一部分の長さは、切り込み要素４ｃの第２の端部と切り込み要素の第１の端部との間の距離に対応する。切り込みローラ４が連続的に回転して、材料のウェブ１が切り込みステーションを通って移動すると、切り込みローラ４が、切り込みと、直前の切り込みと、後続の切り込みとの間の切り込まれていない材料の一部分を伴って、材料に一連の別個の切り込みを形成する。

示される実施形態では、ジグザクの切り込み１７は、凹部１７ｂによって取り囲まれる。図１０を参照すると、１７ａは、切り込みを示し、１７ｂは、凹部を示す。凹部は、切り込み１７ａのジグザグ形状に対応する形状を有する。すなわち、凹部もまたジグザグ形状である。凹部は、材料の実質的に平面状の表面から、切り込み１７ａに向かって下方かつ内方に角度付けされる。

代替の実施形態では、任意の好適な間隔を有する任意の好適な数の切り込み要素４ｃが使用され得る。示される実施形態では、切り込み要素４ｃは、ローラの周りに等間隔に離間される。切り込み要素のうちの少なくとも１つは、ローラ軸に実質的に垂直である長手方向軸を有する。示される実施形態では、どちらの切り込み要素も、ローラ軸に対して実質的に垂直である長手方向軸を有する。

切り込みステーションは、アンビルローラ４ａを更に備える。アンビルローラ４ａは、実質的に滑らかな円筒表面を有する。アンビルローラ４ａの表面全体は、実質的に滑らかである。切り込みローラ４の少なくとも１つの切り込み要素４ｃは、アンビルローラ４ａの実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成されている。アンビルローラ４ａの表面は、切り込み要素４ｃが切り込む硬化された表面である。

示される実施形態では、切り込みローラ４は、１つを超える切り込み要素４ｃを有する。具体的には、少なくとも１つの切り込み要素４ｃは、４つの切り込み要素４ｃを備える。

各切り込み要素が、対応する第１の別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込み、後続の切り込み要素４ｃが、対応する別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込み、ジグザクの切り込みの間に切り込まれていない材料の一部分を有するように、一緒に組み合わされる切り込み要素の全ての長さは、ローラの外周よりも短い。第１の切り込み要素４ｃの長手方向軸は、第２の切り込み要素の長手方向軸と長手方向に整列される。その結果、ローラは、一連の長手方向に整列された、別個の切り込みを材料のウェブ１に生じさせる。

代替の実施形態では、ローラは、切り込み要素を備えた任意の他の好適な形状であり得る。例えば、切り込みの間に延在するローラの一部分は、凸形状又は凹形状を有することができる。

一実施形態では、材料１は、切り込まれる前に修正される。例えば、位置合わせマーカ１８を加えることによって、機械動作のタイミングを容易にする。図９には、位置合わせマーカが示されている。

切り込みローラ４のアクスルは、例えばサーボモータによって駆動される。一実施形態では、１つ以上の位置合わせマーカセンサ９が位置合わせマーカ１８の位置を検出する。１つ以上のローラセンサが切り込み要素の位置を検出する。位置合わせマーカ１８の位置は、制御システムによって、切り込み要素４ｃの位置と比較される。制御システムは、ローラの回転速度を調整して、切り込み要素が位置合わせマーカ１８に対して正しく位置付けられることを確実にする。このプロセスは、正しい位置において材料１が切り込まれることを確実にする。

アンビルローラ４ａは、被駆動ローラでない。アンビルローラ４ａは、切り込みローラ４及び／又は材料のウェブ１によって力が印加された結果として移動する、フリーホイーリングローラである。

切り込みローラ４の回転を駆動することは、切り込みを作製する切り込み要素４ｃが、切り込まれている材料と実質的に同じ速度で移動することを確実にする。これは、高品質の切り込みが形成されることを確実にする。切り込みローラ４が駆動されず、代わりに自由回転であった場合、切り込み要素４ｃは、材料に対して滑る場合があり、低品質の切り込みにつながる。

切り込みステーションの後に、ラインはまた、一対のテンションローラ５も含む。ラインはまた、ロードセル６も含む。

ラインは、高温ラミネートローラ７と、関連付けられたピンチローラ８と、を更に含む。高温ラミネートローラ７及びピンチローラ８は、材料のウェブの一方又は両方を加熱することによって、２つの材料のウェブ１、２を一緒にラミネートする。続いて、ラミネートされた材料１、２は、冷却ローラ７Ａを通過する。冷却ローラ７Ａは、材料１、２を冷却し、材料間のラミネーションを固定又は硬化させる。上で言及されるように、シート材料の層は、熱、若しくは糊／接着剤、又は熱及び糊／接着剤の組み合わせを使用して一緒にラミネートされ得る。シート材料の層が糊／接着剤を使用して一緒にラミネートされる場合、ローラ７は、糊／接着剤アプリケータを含み、高温ローラ又は加熱ローラでない場合がある。更に、ラインは、ＵＶヒータなどの、糊／接着剤を硬化させるための特徴を備えた硬化ゾーンを含む。

ラインの最終ステップは、現在、取り出されて、梱包機を通過させて単一のサーブパックを作製する準備のできた、最終製品のロール１０である。

切り込みステーションの第２の実施形態では、切り込みステーションは、一対のカム制御された切り込み要素１５を有する。

切り込みステーションの第１の実施形態と同様に、切り込み要素１５は、各々が、開口プロファイルである切り込みプロファイルを有する。切り込みプロファイルも同様にジグザグ形状である。下で説明される場合を除き、切り込み要素１５及び切り込み要素によって形成される切り込みは、上で説明される第１の実施形態の切り込み要素４ｃ及び切り込み要素によって形成される切り込みと同じ特徴及び機能を有する。

この実施形態では、対向するジョーと一体である２つの切り込み要素１５が存在する。図２は、上部（又は第１の）切り込み要素１５、及び下部（又は第２の）切り込み要素１５を示す。切り込み要素１５は、互いに対向している。下でより詳細に説明されるように、２つの切り込み要素１５は、一緒になって材料のウェブ１に切り込む。

各切り込み要素１５は、１つ以上のレール又は接続ロッド１４に装着される。レールは、水平に延在する。カムは、レールと一緒に、各切り込み要素１５が水平及び垂直に移動することを可能にする。

各レールは、一対のカム１２の間に延在する。各カム１２は、オフセットされた、又は偏心した位置で歯車に固定される。歯車が回転すると、カムが円形の往復移動通路をたどるが、下で更に詳細に説明される。

各切り込み要素１５は、材料１から離れた初期垂直距離にあり、これは、材料が、切り込み要素のうちの一方又は両方が切り込まれる、又は捕らえられることなく、切り込み要素の間を移動することを可能にする。例えば、初期垂直距離は、各切り込み刃が材料のウェブ１の表面から少なくとも約２ｍｍ離れている距離である。

垂直移動の量は、切り込み要素１５が、初期開始高さから材料のウェブ１に向かって移動し、次いで、材料のウェブ１に切り込むことを可能にする。材料１が切り込まれた後、次いで、切り込み要素１５は、それらの元の垂直位置まで後退する。

各切り込み要素１５は、切り込みステーションの静止フレーム又はシャーシに対して初期水平位置にある。切り込み要素１５は、次いで、材料のウェブ１と同じ方向に前進する。水平方向におけるカムの速度は、材料のウェブ１が切り込みステーションを通って切り込み要素の間を進行する速度と同じになるように整合される。

カム１２及びレール１４の配置は、垂直移動及び水平移動を行って、ウェブが生成ラインを通って移動し続けることを可能にしながら、ウェブに切り込むのに必要な移動を生じさせることを可能にする。

下部切り込み要素１５の移動は、上部切り込み要素の移動を鏡映する。以下、上部切り込み要素１５の移動が説明されるが、下部切り込み要素１５が同様の経路をたどることが理解されるであろう。

切り込み要素の位置は、時計位置を参照しながら説明される。切り込み要素は、円形経路をたどる。切り込み要素は、１２時位置の初期開始位置から、材料のウェブ１の進行方向と比較して後方に移動し、次いで、材料のウェブ１に向かって下方へ移動し始める。切り込み要素１５が、移動の垂直経路に沿って途中（９時位置）にあるときに、切り込み要素１５は、水平方向に後方への移動を瞬間的に停止し、次いで、水平方向に前方へ移動し始める。切り込み要素１５は、切り込み要素１５が材料のウェブ１を切り通す地点を示すその進行の最下点（６時位置）に到達するまで、円形経路に沿って下方及び前方へ移動し続ける。この位置にあるときに、対向する切り込み要素１５は、図２ａ及び図２ｂに示される、隣接した重なりセクションを有する。切り込み要素１５は、次いで、ウェブの速度と同じ速度で、又は同じ速度に非常に近い速度で、水平方向に移動する。これは、材料のウェブが切り込み要素によって切り込まれること、及び材料のウェブが切り込まれているときに切り込み要素が断裂しない、破らない、又は他の損傷を生じさせないことを確実にする。

移動の最下点に到達した後に、切り込み要素１５は、次いで、依然として水平方向に前方に移動しながら、材料のウェブ１から上方に離れて移動し始める。切り込み要素１５は、上方に移動し続け、次いで、３時位置に到達したときに瞬間的に水平に移動するのを中断する。切り込み要素１５は、次いで、ウェブの進行方向に対して反対方向である、水平方向に後方に移動し始める。切り込み要素１５は、初期の開始高さに戻るまで上方に移動し続け、その地点で上方に移動するのを停止して、経路を完了する。

上で説明されるプロセスは、繰り返され、サイクルごとに１つのジグザグの切り込みが材料のウェブ１に形成される。

上で説明されるこのカム及びレール配置は、２つの切り込み要素が一緒に合わさって切り込みを行い、次いで、有害な振動を伴うことなく、迅速に後退することを可能にする、滑らかな機構をもたらす。歯車は、バックラッシのない平歯車であり、この機構の円滑な動作に寄与する。

第１の実施形態と同様に、１つ以上の位置合わせマーカセンサ９が位置合わせマーカ１８の位置を検出する。１つ以上の切り込み要素センサが切り込み要素の位置を検出する。位置合わせマーカ１８の位置は、制御システムによって、切り込み要素１５の位置と比較される。制御システムは、カム１２の速度を調整して、切り込み要素が位置合わせマーカ１８に対して正しく位置付けられることを確実にする。このプロセスは、正しい位置において材料が切り込まれることを確実にする。

各切り込み要素１５は、材料のウェブ１の長さに略平行な方向に延在する長手方向長さを有する。示される実施形態では、各カムが単一の切り込み要素を有する。

第１の実施形態と同様に、この実施形態の切り込み要素は、別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込む。カム制御切り込み要素１５が連続的に動作して、材料のウェブ１が切り込みステーションを通って移動すると、カム制御された切り込み要素１５が、切り込みと、直前の切り込みと、後続の切り込みとの間の切り込まれていない材料の一部分を伴って、材料に一連の別個の切り込みを形成する。

図８は、代替的な切り込みステーションを示す。図８から分かるように、この切り込みステーションは、図２に関して示され、説明される切り込みステーションと同様である。同様の特徴は、１００を加えた同様の番号で示される。図８の切り込みステーションの特徴及び機能は、下で説明するものを除いて、図２の切り込みステーションのものと同様である。

この切り込みステーションでは、２つの対向する切り込み要素１５を有するのではなく、ジョー１１５の一方が平坦なアンビルである。図８は、下部ジョー１１５が平坦なアンビルであることを示す。代替的な実施形態では、上部ジョーは、平坦なアンビルであり得、下部ジョーは、ジグザクの切り込み要素を有し得る。アンビルは、実質的に滑らかな平坦面を有する。アンビルの表面全体は、実質的に滑らかである。上部ジョー１１５の少なくとも１つの切り込み要素１１５ｃは、アンビル１１６の実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成されている。アンビル１１６の表面は、切り込み要素４ｃが切り込む硬化された表面である。

切り込みステーション（上で説明される実施形態のうちのいずれか１つであり得る）に加えて、材料のウェブ１に切り込むための処理ラインは、材料のウェブ１を駆動するための駆動システムを有する。駆動システムは、連続的に動作する。

駆動システムは、実質的に一定の速度で材料を切り込みステーションに向かって駆動するベルトを含み得る。ベルトは、切り込みローラ及びアンビルローラ４ａと組み合わせて、ローラ３、５によって張力下で保持される。ローラのうちの１つ以上は、ベルトを駆動する駆動ローラであり得る。

図１に示される実施形態では、ローラは、材料のウェブ１のシートを実質的に水平配向で切り込み要素に導入するように配置される。

プロセスラインは、材料のウェブ１及び２を第３の材料のウェブによって密封するための後続のステーションを有し得る。これらの３つの材料のウェブは、それらの対向する縁部に沿って一緒に連続的に密封されて、２つの実質的に平行な長手方向ウェブを形成する。長手方向ウェブは、従来の連続的な熱密封プロセスなどの、任意の好適なプロセスによって形成され得る。示される実施形態では、材料のウェブ１のシートは、２つの円筒ローラの間で受容される。円筒ローラのうちの１つは、どちらかの端部（例示せず）において、材料のウェブ１のシートの縁部に熱を印加して長手方向ウェブを形成する加熱部分を有する。円筒ローラは、材料のウェブ１のシートの対向する縁部に沿って、２つの連続する離間された長手方向密封を形成する。充填製品は、長手方向ウェブの間に導入される。

処理ラインは、密封されたリザーバを個別包装に分けるための後続のステーションを有し得る。

本方法は、形成され、サッシェの内容物が充填され、密封され、かつ個々のサッシェに、又は一群のサッシェに分離される相互接続された一連のサッシェとして、サッシェを形成し得る。

図１０及び図１１は、本明細書に記載された方法及び機械によって形成されたサッシェ１９を示す。サッシェ１９は、互いに離間された３つの層２１、２２、２３を有する。３つの層２１、２２、２３は、説明の目的で別々に示されており、また、一緒にまとめられ、互いにラミネートされて、サッシェを形成する前のものであると想定され得る。材料のウェブの各々は、サッシェ１９の層を形成する。図１１はまた、それぞれのサッシェのいわゆる「分解」図とも想定され得る。

第１のサッシェ層２１は、任意選択的に１つ又は複数の脆弱線２４を有する。第２のサッシェの第２の層２２は、層の中央部分に、すなわち第２の層２２の外周の内側に形成された脆弱線又は切り込み１７を有する。第２のウェブ層２２の各切り込み１７は、層２２の全厚さを通って延在する。第３のサッシェ層２３は、層の中央部分に、すなわち第３の層２３の外周の内側に形成されたリザーバ２５を有する。

切り込みは、ジグザクの切り込み１７であり、上で説明される機械及び方法によって形成される。ジグザクの切り込み１７は、サッシェ１９の中央に位置決めされる。ジグザクの切り込み１７は、サッシェ１９の縁部に略平行な方向に延在する長手方向長さを有する。切り込み１７は、サッシェ１９の中心線上に位置する。代替的に、切り込みは、サッシェ１９の中心線からオフセットされ得る。上で説明されるように、ジグザクの切り込み１７は、凹部１７ｂによって取り囲まれる。

３つの層は、第１の層、第２の層、及び第３の層を一緒にラミネートすることによってサッシェ１９に形成される。第１の層は、第２の層の一方の表面に密封される。第３の層２３は、第２の、又は中間の、第２の層の反対側の面に固定される。

第１の層及び第３の層２３は、相対的に可撓性であり、一方で、第２の層２２は、半剛性である。すなわち、第２の層２２は、第１の層よりも剛性であり、かつ第３の層２３よりも剛性である。第２の層２２は、１つ又は複数の脆弱線を中心としたサッシェ１９の屈曲に応じて、切り込みの近傍で曲がる。

図９は、一緒に組み立てられ、ラミネートされて、サッシェを形成したときの図８のサッシェの３つの層の上面図を示す。第１の層を第２の層２２の上面に密封することで、切り込み１７の上及び周りを密封する。第１の層及び第２の層２２は、それらの面全体の上に一緒に密封される。

第３の層２３を第２の層２２の下面に固定することで、第３の層２３の外周領域を、すなわちリザーバ２５の外側の第３の層２３の一部分を、第２の層の対応する外周領域に密封する。リザーバの外形は、図１１に示されている。

サッシェ１９の第１の層及び第２層２２は、平面であり、第３の層２３のリザーバ２５は、サッシェの内容物を第２の層と第３の層との間に収容する。

第３の層２３は、リザーバ２５に充填して、第３の層２３の外周を第２の層の下面の外周に固定する前に、真空成形などによって、事前成形されたパウチとして形成されたリザーバ２５を有し得る。代替的に、リザーバ２５は、事前成形されない。代わりに、リザーバ２５の形状は、サッシェ１９を組み立てるときにサッシェの内容物（図示せず）を導入することによって形成される。この場合、第３の層２３は、第２の層２２の下面に固定され、実質的に平坦な第２の層２２と、相対的にゆったりした第３の層２３との間のリザーバ２５の空間にサッシェの内容物を収容するのに十分な膨らみを有する。

第２の層２２の切り込みは、第２の層の全厚さを通って延在する。代替的に、切り込みは、第２の層２２を通して部分的にのみ形成することができ、その場合、サッシェが開かれるときに、第２の層２２が切り込みにおいて破断され、次いで、第２の層２２を完全に通って延在して、リザーバ２５の内容物を排出することができる開口部を形成する。サッシェの開口部は、下で更に考察される。

サッシェ１９を開くために、切り込みの両側にあるサッシェの対向する縁部の間に圧縮力が印加される。圧縮力は、切り込みを中心としてサッシェ１９を選好的に屈曲させ、それにより、第２の層２２が切り込みにおいて破損し、切り込みの両側の第２の層２２の一部分が離れて移動する。移動が十分であった場合、切り込みの近傍において第１の層が破断して排出開口部を形成し、そこを通してサッシェの内容物が排出され得る。切り込みが破損すると、フィンガが互いに離れる。交互のフィンガは、反対方向のカンチレバーとして延在する。

具体的には、サッシェ１９が屈曲すると、少なくとも、第２の層２２の各フィンガ部分の先端が、第２の層の直接隣接した周囲部分から徐々に離れて移動する。フィンガ先端のこの変位は、最初に各フィンガ先端において第１の層を破断させる。サッシェ１９が更に屈曲すると、第１の層内の最初は別々の破断点が、概して、隣接したフィンガ間の脆弱線の共通部分に沿って延在して、単一の拡大された排出開口部になる。

サッシェ１９は、１つ又は複数の脆弱線の両側の２つのサッシェ部品を２つの方向のうちのいずれかに折り畳むことによって開かれ得る。第１の選択肢では、サッシェ１９は、２つのサッシェ部品をザーバ２５のパウチの周りに近づけるように折り畳むことによって開かれる。この選択肢では、リザーバ２５のパウチ内の内容物は、２つのサッシェ部品の間でリザーバ２５を絞ることによって放出することができる。第２の選択肢では、サッシェ１９は、曲げサッシェ１９の外周でリザーバ２５を伸ばすように２つのサッシェ部品をリザーバ２５から離れて逆に曲げることによって開かれる。この選択肢では、リザーバ２５のパウチ内の内容物は、このようにしてリザーバ２５を締め付けることによって放出することができる。最初に言及されるサッシェを開く方法は、フィンガ先端を外向きに変位させることよって、外側のシール層が曲げサッシェ１９の外周で伸ばされ、次いで、より容易に破断されるので好ましい。

切り込みが第２の層を通して部分的にのみ形成されている場合、切り込みは、切り込みの両側の第２の層２２の一部分が変位して離れて移動したときに、層の全厚さを通して完全に破断する。

２つのウェブ層のラミネーションを含む細長いウェブを形成する。一連の脆弱線又は切り込み（例えば、各々が、上で説明した切り込みである）は、第２のウェブ層の中間厚さ部分に形成される。ウェブ層は、第１の層が各切り込みの上及び周りを密封するように向かい合わせて密封される。

本明細書に記載された機械及び方法は、液体若しくは流動性粉末などの、流体若しくは流動性材料、又は製品を包装するのに好適である。機械及び／又は機械の構成要素のサイズは、任意のサイズの包装品を作製するように適合させることができる。一実施形態では、機械は、約２ｍＬ又は約５ｍＬの容積を有する包装品を生成するように適合される。別の実施形態では、機械は、約１Ｌ以上の容積を有する包装品を生成するように適合される。機械は、例えば約１０ｍＬ、約２０ｍＬ、約５０ｍＬ、約７５ｍＬ、約ｍＬ、約ｍＬ、約ｍＬ、約ｍＬ、又は約２Ｌなどの、任意の他の好適な容積を有する包装品を生成するように適合され得る。

本発明の好ましい実施形態は、単なる例として説明されており、本発明の範囲から逸脱することなく修正が行われ得る。

例えば、サッシェ及びサッシェを作製するための予備材料又は前駆体材料は、現在の技術を組み込みながら、様々な形態で実装することができることが理解されるであろう。上の説明は、単なる例として与えられる図面に示される実施形態に関連する。しかしながら、本技術は、示される実施形態に限定されるものではなく、例えば、示され、説明されるよりも多い数の層を有する包装材又はサッシェに適用され得ることを理解されたい。

例えば二成分型樹脂配合物に必要であり得るような同時分注のために、２種以上の異なる材料が２つ以上の分類されたサッシェのそれぞれのサッシェに収容されている場合などの、例えば、サッシェが一群の接合されたサッシェとして生成される場合、接合されたサッシェは、使用時に一緒のままであることが意図され得る。代替的に、接合されたサッシェは、例えば販売箇所において、又は使用の直前に、簡単な分離を可能にする様式で接合され得る。

本発明は、包装材を製造する方法に関する。本発明はまた、包装材を製造するための機械にも関する。

既知の包装品又はサッシェは、サッシェの内容物を収容するための密封されたリザーバを隣接層の間に形成するために一緒にラミネートされる、プラスチック及び／又は金属箔の層から作製される。層は、選好的に破断させて包装品の内容物を排出することを可能にする、脆弱化ゾーンを備える。サッシェの内容物は、少なくとも１つの層を穿孔又は破断させ、それによって、リザーバ内容物が放出され得る開口部を生じさせることにより、サッシェを絞ることによって、例えば使用地点において、エンドユーザによって分注することができる。

そのようなサッシェは、典型的には、細長いウェブが、各々が異なる機能を行う一連のステーションに沿って通過する、印刷業界において使用されるものと同様の方法及び装置を使用して製造される。典型的には、サッシェ内に包装される材料が２つのウェブの間に導入され、これらのウェブは、ウェブの対向する縁部に沿って一緒に連続的に密封される。ウェブはまた、間隔を置いて横方向に密封されて、ウェブを別々の区画に分ける。個々のサッシェは、横方向の密封においてウェブを横方向に切り込むことによって生成される。

典型的には、サッシェの層は、サッシェを屈曲させることによって破断される。屈曲させることで、典型的には製造中に層のうちの少なくとも１つに形成された切り込みである所定のゾーンにおいて層を破断させる。切り込みは、切り込みステーションにおいて、スタンピング又はプレスプロセスによって行われる。細長いウェブが切り込まれるときには、細長いウェブを静止させるか、又は非常に遅く移動させることが必要である。切り込み後には、細長いウェブを前進させ、細長いウェブの新しいセクションを切り込みステーションに移動させる。細長いウェブの移動の開始及び停止の繰り返しは、製造速度を抑制し得る。場合によっては、開始及び停止は、機械に不必要な摩耗及び断裂を生じさせる。更に、切り込みプロセスは、しばしば不要な振動を生じさせ得る。

少なくとも本発明の好ましい実施形態の目的は、先行技術の問題に対処するための方法及び／又は機械を提供することである。追加的又は代替的に、少なくとも好ましい実施形態の目的は、有用な代替案を公に提供することである。

本発明の第１の態様によれば、サッシェを製造する方法が提供され、本方法は、半剛性材料のウェブを提供することと、切り込みステーションを通して半剛性材料のウェブを移動させ、同時に、切り込みステーションを通して半剛性材料のウェブを移動させ続けながら半剛性材料のウェブに別個の切り込みを切り込むことであって、半剛性材料のウェブに切り込むステップが、半剛性材料のウェブの全厚さを切り通すことを含む、切り込むことと、可撓性材料の第１のウェブが半剛性材料のウェブの別個の切り込みを密封し、かつ可撓性材料の第２のウェブが半剛性材料のウェブとともに連続的な細長いリザーバを形成するように、第１の可撓性材料のウェブと第２の可撓性材料のウェブとの間で半剛性材料のウェブを挟持することと、を含む。

本方法は、リザーバに液体、ペースト、又は同様の物質を充填することを更に含み得る。

本方法は、別個の位置で充填済みリザーバを密封して、別個のリザーバを形成することを更に含み得る。

本方法は、複数の別個の切り込みを切り込むことを更に含み得、別個のリザーバの各々が、別個の切り込みを備える。

半剛性材料のウェブ及び第１の可撓性材料のウェブは、第２の可撓性材料のウェブの追加前に事前ラミネートされ得る。

本方法は、材料のウェブの縁部又はその近くで第２の可撓性材料のウェブを第１の可撓性材料のウェブ及び／又は半剛性材料のウェブのうちの少なくとも一部に対して密封することによって、リザーバを形成することを更に含み得る。

切り込みは、ジグザグの切り込みであり得る。

本発明の第２の態様によれば、材料のウェブに切り込むための装置が提供され、本装置は、回転軸及び外周を備えた外部表面を有する切り込みローラと、ローラの外部表面を越えて突出している少なくとも１つの切り込み要素であって、切り込み要素が、開口プロファイルで、かつ少なくとも部分的にジグザグ形状である切り込みプロファイルを有し、切り込み要素が、ローラの回転軸に略垂直な方向に延在する長手方向長さを有し、少なくとも１つの切り込み要素が、対応する別個のジグザグの切り込みを材料のウェブに切り込むように、長手方向長さが、ローラの外周よりも短い、少なくとも１つの切り込み要素と、を備える。

切り込みプロファイル全体は、ジグザグ形状であり得る。

本装置は、実質的に滑らかな表面を有するアンビルローラを更に備え得、切り込みローラの少なくとも１つの切り込み要素は、アンビルローラの実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成され得る。

少なくとも１つの切り込み要素は、第１の切り込み要素と、第２の切り込み要素と、を備え得る。

第１の切り込み要素の長手方向軸は、第２の切り込み要素の長手方向軸と長手方向に整列され得る。

第１の切り込み要素が、対応する第１の別個のジグザグの切り込みを材料のウェブに切り込み、かつ第２の切り込み要素が、対応する第２の別個のジグザグの切り込みを材料のウェブに切り込み、第１のジグザグの切り込みと第２のジグザグの切り込みとの間に切り込まれていない材料の一部分を有するように、第２の切り込み要素の長さと組み合わされる第１の切り込み要素の長さは、ローラの外周よりも短くなり得る。

本発明の第３の態様によれば、材料のウェブに切り込むための装置が提供され、本装置は、第１の切り込み要素と、第２の対向する切り込み要素と、を備え、各切り込み要素は、開口プロファイルで、かつ少なくとも部分的に、材料のウェブの長さに略平行な方向に延在する長手方向長さを有するジグザグ形状である、切り込みプロファイルを有し、各切り込み要素は、切り込み要素の垂直移動及び切り込み要素の水平移動を制御するためのカムと関連付けられ、各切り込み要素は、切り込み要素の移動を抑制するためのレールと関連付けられ、カム及びレールは、第１の切り込み要素がある経路をたどり、第２の切り込み要素が、第１の切り込み要素を鏡映する経路をたどるように配置され、経路は、材料をそのまま残しながら材料のウェブに別個に切り込むように切り込み要素が一緒になる、隣接セクション及び／又は交差セクションを有する。

切り込みプロファイル全体は、ジグザグ形状であり得る。

本明細書及び請求項において使用される「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」という用語は、「少なくとも部分的になる（ｃｏｎｓｉｓｔｉｎｇ ａｔ ｌｅａｓｔ ｉｎ ｐａｒｔ ｏｆ）」ことを意味する。「備える」という用語を含むこの明細書及び請求項の記述を解釈する場合、各記述においてこの用語で始まる特徴以外の他の特徴もまた存在し得る。「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｅ）」、及び「備えた（ｃｏｍｐｒｉｓｅｄ）」などの関連語は、同様の様式で解釈するものとする。

本明細書に開示される数の範囲（例えば、１～１０）への言及は、その範囲内の全ての有理数（例えば、１、１．１、２、３、３．９、４、５、６、６．５、７、８、９、及び１０）、更には、その範囲内の任意の有理数の範囲（例えば、２～８、１．５～５．５、及び３．１～４．７）への言及を組み込むことも意図されており、したがって、本明細書に明示的に開示される全ての範囲の全てのサブ範囲が本明細書に明示的に開示される。これらは、特に意図されたものの例に過ぎず、列挙された最低値と最高値との間の数値の全ての可能な組み合わせが、同様の様式で本出願に明示的に記載されているとみなされる。

本発明は、広義には、本出願の明細書において言及又は示される部品、要素、及び特徴を個々に又は集合的に、並びに任意の２つ以上の当該部品、要素、又は特徴の任意の又は全ての組み合わせで構成されるとも述べられ得、本発明が関係する当技術分野において既知の均等物を有する具体的な整数が本明細書で言及される場合、かかる既知の均等物は、個々に記載されているかのように本明細書に組み込まれるものとみなされる。

本発明が関連する当業者には、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の構成並びに大幅に異なる実施形態及び用途における多くの変更が示唆されるであろう。本明細書の開示及び説明は、純粋に例示的なものであり、いかなる意味においても限定することを意図するものではない。本発明が関係する当技術分野において既知の均等物を有する具体的な整数が本明細書において言及される場合、かかる既知の均等物は、個々に記載されているかのように本明細書に組み込まれるものとみなされる。

本明細書で使用される場合、名詞の後の「（ｓ）」という用語は、その名詞の複数形及び／又は単数形を意味する。

本明細書で使用される場合、「及び／又は」という用語は、「及び」、若しくは「又は」、又は文脈が許容する場合は両方を意味する。

本発明は、前述したものからなり、更に、以下に単なる例として挙げる構造を想定する。

以下、本発明は、単なる例として、添付図面を参照しながら説明される。

包装用材料のウェブを処理するためのラインの概略図である。 図１のラインの切り込みステーションの概略側面図である。 図２の切り込みステーションの端面図である。 一対の対向する切り込み要素を示す。 図３の切り込み要素の一方の上面図である。 切り込み要素を含むローラの斜視図である。 切り込み要素を含むローラの別の斜視図である。 アンビルローラと一緒に、図５及び図６のローラの端面図である。 代替的な切り込みステーションの概略側面図である。 切り込みステーションを通過した後の材料のウェブを示す。 サッシェの上面図である。 図１０のサッシェの分解図である。

本明細書で説明される技術は、包装材をサッシェの形態で形成するための装置及び方法に関する。サッシェは、液体、クリーム、ローション、ゲル、ペースト、粉、粒子状物質、ソース、飲料、日焼け止め、潤滑剤、塗料、グリース、油、接着剤、樹脂、薬物、医薬品、などの、所定の少量の、例えばシングルサーブの流体又は流動性材料を包装及び分注するために使用される。そのようなサッシェは、閉鎖されたリザーバを形成するために一緒にラミネートされる多層のシート材料から作製することができる。シート材料の層は、熱、若しくは糊／接着剤、又は熱及び糊／接着剤の組み合わせを使用して一緒にラミネートされ得る。サッシェは、サッシェを曲げて１つ以上のサッシェ層を破断させることによって開かれる。サッシェ内容物は、破断を通して排出させることができ、排出は、必要に応じてサッシェを絞ることによって支援される。

図１を参照すると、最終的にサッシェの層となる材料のウェブ１を処理するためのラインの概略図が示されている。材料のウェブ１は、サッシェなどのような容器の製造に好適であることが既知である、任意の材料とすることができる。典型的なウェブ材料としては、プラスチック（例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリエチレンテレフタレートグリコール）、金属フィルム、及びプレーンの、又はワックス若しくは同様のコーティングで処理された木質繊維から導出された紙若しくは同様の材料が挙げられる。本発明によるサッシェを作製するのに好適な他の材料は、生分解性プラスチック、例えば、コーンスターチ、大豆、及び／又はジャガイモに基づくプラスチック、並びにポリ乳酸（ｐｏｌｙｌａｃｔｉｃ ａｃｉｄ、ＰＬＡ）であり、後者は、ポリエチレンテレフタレート（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅ ｔｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ、ＰＥＴ）の生物分解可能な代用物として好適である。

図１は、第１の材料ロール１及び第２の材料ロール２の材料を示す。第１の材料ロール１は、半剛性材料であり、第２の材料ロール２は、印刷された材料である。各材料ロールは、張力制御ローラ３によって張力付与される。切り込みステーションにおいて切り込まれる材料のウェブ１は、一緒にラミネートされてサッシェ１９を形成する３つの層のうちの第２の層２２である。印刷された材料２は、サッシェ１９の３つの層のうちの第１の層２１である。サッシェ１９及び各層の特徴は、下で更に詳細に説明される。

処理ラインは、材料のウェブ１に切り込むための装置を有する。処理ラインの特徴及び機能は、材料のウェブ１が、同時に切り込まれながら、処理ラインの切り込みステーションを通って移動することを可能にする。これは、材料１が、直前のステーション（又は原材料のロール）から、切り込みステーションを通って後続のステーション上へ、止まることなく連続的に移動することを可能にする。切り込みプロセスは、連続プロセスである。

切り込みステーションの第１の実施形態では、切り込みステーションは、切り込みローラ４を有する。切り込みローラ４は、ローラ４がそれを中心に回転する回転軸を有する。回転軸は、材料の移動方向に実質的に垂直な方向に延在する静止軸である。

切り込みローラ４は、外周を有する外部表面を有する。切り込みローラ４は、切り込みローラ４の外部表面を越えて突出している少なくとも１つの切り込み要素４ｃを除いて、滑らかな円筒表面を有する。

切り込み要素４ｃは、開口プロファイルである切り込みプロファイルを有する。すなわち、かかる切り込みプロファイルは、切り込み要素４ｃが材料を切り通すときに材料がそのまま残されるように成形される。成形された切り込み又はスリット以外、いかなる材料も材料のウェブ１から取り除かれない。

切り込み要素４ｃの切り込みプロファイルは、少なくとも部分的にジグザグ形状である。加えて、切り込み要素４ｃは、切り込みローラ４の回転軸に略垂直な方向に延在する長手方向長さを有する。示される実施形態では、切り込みプロファイル全体がジグザグ形状である。

更に、切り込み要素４ｃの長手方向長さは、切り込みローラ４の外周よりも短い。切り込み要素４ｃは、第１の端部と、第２の端部と、を有し、これらの端部の間に長手方向長さが延在する。切り込み要素４ｃの第２の端部と切り込み要素４ｃの第１の端部との間には、滑らかで切り込み要素４ｃを含まないローラの一部分が存在する。その結果、少なくとも１つの切り込み要素４ｃは、対応する別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込む。

ジグザクの切り込み１７は、連続的な切り込みでない。第１のジグザクの切り込み１７と第２のジグザクの切り込み１７との間には、切り込まれていない材料が存在する。ジグザクの切り込み１７の長さは、ジグザクの切り込み要素４ｃの長さに対応し、ジグザクの切り込み１７と後続のジグザクの切り込みとの間の切り込まれていない材料の一部分の長さは、切り込み要素４ｃの第２の端部と切り込み要素の第１の端部との間の距離に対応する。切り込みローラ４が連続的に回転して、材料のウェブ１が切り込みステーションを通って移動すると、切り込みローラ４が、切り込みと、直前の切り込みと、後続の切り込みとの間の切り込まれていない材料の一部分を伴って、材料に一連の別個の切り込みを形成する。

示される実施形態では、ジグザクの切り込み１７は、凹部１７ｂによって取り囲まれる。図１０を参照すると、１７ａは、切り込みを示し、１７ｂは、凹部を示す。凹部は、切り込み１７ａのジグザグ形状に対応する形状を有する。すなわち、凹部もまたジグザグ形状である。凹部は、材料の実質的に平面状の表面から、切り込み１７ａに向かって下方かつ内方に角度付けされる。

代替の実施形態では、任意の好適な間隔を有する任意の好適な数の切り込み要素４ｃが使用され得る。示される実施形態では、切り込み要素４ｃは、ローラの周りに等間隔に離間される。切り込み要素のうちの少なくとも１つは、ローラ軸に実質的に垂直である長手方向軸を有する。示される実施形態では、どちらの切り込み要素も、ローラ軸に対して実質的に垂直である長手方向軸を有する。

切り込みステーションは、アンビルローラ４ａを更に備える。アンビルローラ４ａは、実質的に滑らかな円筒表面を有する。アンビルローラ４ａの表面全体は、実質的に滑らかである。切り込みローラ４の少なくとも１つの切り込み要素４ｃは、アンビルローラ４ａの実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成されている。アンビルローラ４ａの表面は、切り込み要素４ｃが切り込む硬化された表面である。

示される実施形態では、切り込みローラ４は、１つを超える切り込み要素４ｃを有する。具体的には、少なくとも１つの切り込み要素４ｃは、４つの切り込み要素４ｃを備える。

各切り込み要素が、対応する第１の別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込み、後続の切り込み要素４ｃが、対応する別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込み、ジグザクの切り込みの間に切り込まれていない材料の一部分を有するように、一緒に組み合わされる切り込み要素の全ての長さは、ローラの外周よりも短い。第１の切り込み要素４ｃの長手方向軸は、第２の切り込み要素の長手方向軸と長手方向に整列される。その結果、ローラは、一連の長手方向に整列された、別個の切り込みを材料のウェブ１に生じさせる。

代替の実施形態では、ローラは、切り込み要素を備えた任意の他の好適な形状であり得る。例えば、切り込みの間に延在するローラの一部分は、凸形状又は凹形状を有することができる。

一実施形態では、材料１は、切り込まれる前に修正される。例えば、位置合わせマーカ１８を加えることによって、機械動作のタイミングを容易にする。図９には、位置合わせマーカが示されている。

切り込みローラ４のアクスルは、例えばサーボモータによって駆動される。一実施形態では、１つ以上の位置合わせマーカセンサ９が位置合わせマーカ１８の位置を検出する。１つ以上のローラセンサが切り込み要素の位置を検出する。位置合わせマーカ１８の位置は、制御システムによって、切り込み要素４ｃの位置と比較される。制御システムは、ローラの回転速度を調整して、切り込み要素が位置合わせマーカ１８に対して正しく位置付けられることを確実にする。このプロセスは、正しい位置において材料１が切り込まれることを確実にする。

アンビルローラ４ａは、被駆動ローラでない。アンビルローラ４ａは、切り込みローラ４及び／又は材料のウェブ１によって力が印加された結果として移動する、フリーホイーリングローラである。

切り込みローラ４の回転を駆動することは、切り込みを作製する切り込み要素４ｃが、切り込まれている材料と実質的に同じ速度で移動することを確実にする。これは、高品質の切り込みが形成されることを確実にする。切り込みローラ４が駆動されず、代わりに自由回転であった場合、切り込み要素４ｃは、材料に対して滑る場合があり、低品質の切り込みにつながる。

切り込みステーションの後に、ラインはまた、一対のテンションローラ５も含む。ラインはまた、ロードセル６も含む。

ラインは、高温ラミネートローラ７と、関連付けられたピンチローラ８と、を更に含む。高温ラミネートローラ７及びピンチローラ８は、材料のウェブの一方又は両方を加熱することによって、２つの材料のウェブ１、２を一緒にラミネートする。続いて、ラミネートされた材料１、２は、冷却ローラ７Ａを通過する。冷却ローラ７Ａは、材料１、２を冷却し、材料間のラミネーションを固定又は硬化させる。上で言及されるように、シート材料の層は、熱、若しくは糊／接着剤、又は熱及び糊／接着剤の組み合わせを使用して一緒にラミネートされ得る。シート材料の層が糊／接着剤を使用して一緒にラミネートされる場合、ローラ７は、糊／接着剤アプリケータを含み、高温ローラ又は加熱ローラでない場合がある。更に、ラインは、ＵＶヒータなどの、糊／接着剤を硬化させるための特徴を備えた硬化ゾーンを含む。

ラインの最終ステップは、現在、取り出されて、梱包機を通過させて単一のサーブパックを作製する準備のできた、最終製品のロール１０である。

切り込みステーションの第２の実施形態では、切り込みステーションは、一対のカム制御された切り込み要素１５を有する。

切り込みステーションの第１の実施形態と同様に、切り込み要素１５は、各々が、開口プロファイルである切り込みプロファイルを有する。切り込みプロファイルも同様にジグザグ形状である。下で説明される場合を除き、切り込み要素１５及び切り込み要素によって形成される切り込みは、上で説明される第１の実施形態の切り込み要素４ｃ及び切り込み要素によって形成される切り込みと同じ特徴及び機能を有する。

この実施形態では、対向するジョーと一体である２つの切り込み要素１５が存在する。図２は、上部（又は第１の）切り込み要素１５、及び下部（又は第２の）切り込み要素１５を示す。切り込み要素１５は、互いに対向している。下でより詳細に説明されるように、２つの切り込み要素１５は、一緒になって材料のウェブ１に切り込む。

各切り込み要素１５は、１つ以上のレール又は接続ロッド１４に装着される。レールは、水平に延在する。カムは、レールと一緒に、各切り込み要素１５が水平及び垂直に移動することを可能にする。

各レールは、一対のカム１２の間に延在する。各カム１２は、オフセットされた、又は偏心した位置で歯車に固定される。歯車が回転すると、カムが円形の往復移動通路をたどるが、下で更に詳細に説明される。

各切り込み要素１５は、材料１から離れた初期垂直距離にあり、これは、材料が、切り込み要素のうちの一方又は両方が切り込まれる、又は捕らえられることなく、切り込み要素の間を移動することを可能にする。例えば、初期垂直距離は、各切り込み刃が材料のウェブ１の表面から少なくとも約２ｍｍ離れている距離である。

垂直移動の量は、切り込み要素１５が、初期開始高さから材料のウェブ１に向かって移動し、次いで、材料のウェブ１に切り込むことを可能にする。材料１が切り込まれた後、次いで、切り込み要素１５は、それらの元の垂直位置まで後退する。

各切り込み要素１５は、切り込みステーションの静止フレーム又はシャーシに対して初期水平位置にある。切り込み要素１５は、次いで、材料のウェブ１と同じ方向に前進する。水平方向におけるカムの速度は、材料のウェブ１が切り込みステーションを通って切り込み要素の間を進行する速度と同じになるように整合される。

カム１２及びレール１４の配置は、垂直移動及び水平移動を行って、ウェブが生成ラインを通って移動し続けることを可能にしながら、ウェブに切り込むのに必要な移動を生じさせることを可能にする。

下部切り込み要素１５の移動は、上部切り込み要素の移動を鏡映する。以下、上部切り込み要素１５の移動が説明されるが、下部切り込み要素１５が同様の経路をたどることが理解されるであろう。

切り込み要素の位置は、時計位置を参照しながら説明される。切り込み要素は、円形経路をたどる。切り込み要素は、１２時位置の初期開始位置から、材料のウェブ１の進行方向と比較して後方に移動し、次いで、材料のウェブ１に向かって下方へ移動し始める。切り込み要素１５が、移動の垂直経路に沿って途中（９時位置）にあるときに、切り込み要素１５は、水平方向に後方への移動を瞬間的に停止し、次いで、水平方向に前方へ移動し始める。切り込み要素１５は、切り込み要素１５が材料のウェブ１を切り通す地点を示すその進行の最下点（６時位置）に到達するまで、円形経路に沿って下方及び前方へ移動し続ける。この位置にあるときに、対向する切り込み要素１５は、図２ａ及び図２ｂに示される、隣接した重なりセクションを有する。切り込み要素１５は、次いで、ウェブの速度と同じ速度で、又は同じ速度に非常に近い速度で、水平方向に移動する。これは、材料のウェブが切り込み要素によって切り込まれること、及び材料のウェブが切り込まれているときに切り込み要素が断裂しない、破らない、又は他の損傷を生じさせないことを確実にする。

移動の最下点に到達した後に、切り込み要素１５は、次いで、依然として水平方向に前方に移動しながら、材料のウェブ１から上方に離れて移動し始める。切り込み要素１５は、上方に移動し続け、次いで、３時位置に到達したときに瞬間的に水平に移動するのを中断する。切り込み要素１５は、次いで、ウェブの進行方向に対して反対方向である、水平方向に後方に移動し始める。切り込み要素１５は、初期の開始高さに戻るまで上方に移動し続け、その地点で上方に移動するのを停止して、経路を完了する。

上で説明されるプロセスは、繰り返され、サイクルごとに１つのジグザグの切り込みが材料のウェブ１に形成される。

上で説明されるこのカム及びレール配置は、２つの切り込み要素が一緒に合わさって切り込みを行い、次いで、有害な振動を伴うことなく、迅速に後退することを可能にする、滑らかな機構をもたらす。歯車は、バックラッシのない平歯車であり、この機構の円滑な動作に寄与する。

第１の実施形態と同様に、１つ以上の位置合わせマーカセンサ９が位置合わせマーカ１８の位置を検出する。１つ以上の切り込み要素センサが切り込み要素の位置を検出する。位置合わせマーカ１８の位置は、制御システムによって、切り込み要素１５の位置と比較される。制御システムは、カム１２の速度を調整して、切り込み要素が位置合わせマーカ１８に対して正しく位置付けられることを確実にする。このプロセスは、正しい位置において材料が切り込まれることを確実にする。

各切り込み要素１５は、材料のウェブ１の長さに略平行な方向に延在する長手方向長さを有する。示される実施形態では、各カムが単一の切り込み要素を有する。

第１の実施形態と同様に、この実施形態の切り込み要素は、別個のジグザクの切り込み１７を材料のウェブ１に切り込む。カム制御切り込み要素１５が連続的に動作して、材料のウェブ１が切り込みステーションを通って移動すると、カム制御された切り込み要素１５が、切り込みと、直前の切り込みと、後続の切り込みとの間の切り込まれていない材料の一部分を伴って、材料に一連の別個の切り込みを形成する。

図８は、代替的な切り込みステーションを示す。図８から分かるように、この切り込みステーションは、図２に関して示され、説明される切り込みステーションと同様である。同様の特徴は、１００を加えた同様の番号で示される。図８の切り込みステーションの特徴及び機能は、下で説明するものを除いて、図２の切り込みステーションのものと同様である。

この切り込みステーションでは、２つの対向する切り込み要素１５を有するのではなく、ジョー１１５の一方が平坦なアンビルである。図８は、下部ジョー１１５が平坦なアンビルであることを示す。代替的な実施形態では、上部ジョーは、平坦なアンビルであり得、下部ジョーは、ジグザクの切り込み要素を有し得る。アンビルは、実質的に滑らかな平坦面を有する。アンビルの表面全体は、実質的に滑らかである。上部ジョー１１５の少なくとも１つの切り込み要素１１５ｃは、アンビル１１６の実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成されている。アンビル１１６の表面は、切り込み要素４ｃが切り込む硬化された表面である。

切り込みステーション（上で説明される実施形態のうちのいずれか１つであり得る）に加えて、材料のウェブ１に切り込むための処理ラインは、材料のウェブ１を駆動するための駆動システムを有する。駆動システムは、連続的に動作する。

駆動システムは、実質的に一定の速度で材料を切り込みステーションに向かって駆動するベルトを含み得る。ベルトは、切り込みローラ及びアンビルローラ４ａと組み合わせて、ローラ３、５によって張力下で保持される。ローラのうちの１つ以上は、ベルトを駆動する駆動ローラであり得る。

図１に示される実施形態では、ローラは、材料のウェブ１のシートを実質的に水平配向で切り込み要素に導入するように配置される。

プロセスラインは、材料のウェブ１及び２を第３の材料のウェブによって密封するための後続のステーションを有し得る。これらの３つの材料のウェブは、それらの対向する縁部に沿って一緒に連続的に密封されて、２つの実質的に平行な長手方向ウェブを形成する。長手方向ウェブは、従来の連続的な熱密封プロセスなどの、任意の好適なプロセスによって形成され得る。示される実施形態では、材料のウェブ１のシートは、２つの円筒ローラの間で受容される。円筒ローラのうちの１つは、どちらかの端部（例示せず）において、材料のウェブ１のシートの縁部に熱を印加して長手方向ウェブを形成する加熱部分を有する。円筒ローラは、材料のウェブ１のシートの対向する縁部に沿って、２つの連続する離間された長手方向密封を形成する。充填製品は、長手方向ウェブの間に導入される。

処理ラインは、密封されたリザーバを個別包装に分けるための後続のステーションを有し得る。

本方法は、形成され、サッシェの内容物が充填され、密封され、かつ個々のサッシェに、又は一群のサッシェに分離される相互接続された一連のサッシェとして、サッシェを形成し得る。

図１０及び図１１は、本明細書に記載された方法及び機械によって形成されたサッシェ１９を示す。サッシェ１９は、互いに離間された３つの層２１、２２、２３を有する。３つの層２１、２２、２３は、説明の目的で別々に示されており、また、一緒にまとめられ、互いにラミネートされて、サッシェを形成する前のものであると想定され得る。材料のウェブの各々は、サッシェ１９の層を形成する。図１１はまた、それぞれのサッシェのいわゆる「分解」図とも想定され得る。

第１のサッシェ層２１は、任意選択的に１つ又は複数の脆弱線２４を有する。第２のサッシェの第２の層２２は、層の中央部分に、すなわち第２の層２２の外周の内側に形成された脆弱線又は切り込み１７を有する。第２のウェブ層２２の各切り込み１７は、層２２の全厚さを通って延在する。第３のサッシェ層２３は、層の中央部分に、すなわち第３の層２３の外周の内側に形成されたリザーバ２５を有する。

切り込みは、ジグザクの切り込み１７であり、上で説明される機械及び方法によって形成される。ジグザクの切り込み１７は、サッシェ１９の中央に位置決めされる。ジグザクの切り込み１７は、サッシェ１９の縁部に略平行な方向に延在する長手方向長さを有する。切り込み１７は、サッシェ１９の中心線上に位置する。代替的に、切り込みは、サッシェ１９の中心線からオフセットされ得る。上で説明されるように、ジグザクの切り込み１７は、凹部１７ｂによって取り囲まれる。

３つの層は、第１の層、第２の層、及び第３の層を一緒にラミネートすることによってサッシェ１９に形成される。第１の層は、第２の層の一方の表面に密封される。第３の層２３は、第２の、又は中間の、第２の層の反対側の面に固定される。

第１の層及び第３の層２３は、相対的に可撓性であり、一方で、第２の層２２は、半剛性である。すなわち、第２の層２２は、第１の層よりも剛性であり、かつ第３の層２３よりも剛性である。第２の層２２は、１つ又は複数の脆弱線を中心としたサッシェ１９の屈曲に応じて、切り込みの近傍で曲がる。

図９は、一緒に組み立てられ、ラミネートされて、サッシェを形成したときの図８のサッシェの３つの層の上面図を示す。第１の層を第２の層２２の上面に密封することで、切り込み１７の上及び周りを密封する。第１の層及び第２の層２２は、それらの面全体の上に一緒に密封される。

第３の層２３を第２の層２２の下面に固定することで、第３の層２３の外周領域を、すなわちリザーバ２５の外側の第３の層２３の一部分を、第２の層の対応する外周領域に密封する。リザーバの外形は、図１１に示されている。

サッシェ１９の第１の層及び第２層２２は、平面であり、第３の層２３のリザーバ２５は、サッシェの内容物を第２の層と第３の層との間に収容する。

第３の層２３は、リザーバ２５に充填して、第３の層２３の外周を第２の層の下面の外周に固定する前に、真空成形などによって、事前成形されたパウチとして形成されたリザーバ２５を有し得る。代替的に、リザーバ２５は、事前成形されない。代わりに、リザーバ２５の形状は、サッシェ１９を組み立てるときにサッシェの内容物（図示せず）を導入することによって形成される。この場合、第３の層２３は、第２の層２２の下面に固定され、実質的に平坦な第２の層２２と、相対的にゆったりした第３の層２３との間のリザーバ２５の空間にサッシェの内容物を収容するのに十分な膨らみを有する。

第２の層２２の切り込みは、第２の層の全厚さを通って延在する。代替的に、切り込みは、第２の層２２を通して部分的にのみ形成することができ、その場合、サッシェが開かれるときに、第２の層２２が切り込みにおいて破断され、次いで、第２の層２２を完全に通って延在して、リザーバ２５の内容物を排出することができる開口部を形成する。サッシェの開口部は、下で更に考察される。

サッシェ１９を開くために、切り込みの両側にあるサッシェの対向する縁部の間に圧縮力が印加される。圧縮力は、切り込みを中心としてサッシェ１９を選好的に屈曲させ、それにより、第２の層２２が切り込みにおいて破損し、切り込みの両側の第２の層２２の一部分が離れて移動する。移動が十分であった場合、切り込みの近傍において第１の層が破断して排出開口部を形成し、そこを通してサッシェの内容物が排出され得る。切り込みが破損すると、フィンガが互いに離れる。交互のフィンガは、反対方向のカンチレバーとして延在する。

具体的には、サッシェ１９が屈曲すると、少なくとも、第２の層２２の各フィンガ部分の先端が、第２の層の直接隣接した周囲部分から徐々に離れて移動する。フィンガ先端のこの変位は、最初に各フィンガ先端において第１の層を破断させる。サッシェ１９が更に屈曲すると、第１の層内の最初は別々の破断点が、概して、隣接したフィンガ間の脆弱線の共通部分に沿って延在して、単一の拡大された排出開口部になる。

サッシェ１９は、１つ又は複数の脆弱線の両側の２つのサッシェ部品を２つの方向のうちのいずれかに折り畳むことによって開かれ得る。第１の選択肢では、サッシェ１９は、２つのサッシェ部品をザーバ２５のパウチの周りに近づけるように折り畳むことによって開かれる。この選択肢では、リザーバ２５のパウチ内の内容物は、２つのサッシェ部品の間でリザーバ２５を絞ることによって放出することができる。第２の選択肢では、サッシェ１９は、曲げサッシェ１９の外周でリザーバ２５を伸ばすように２つのサッシェ部品をリザーバ２５から離れて逆に曲げることによって開かれる。この選択肢では、リザーバ２５のパウチ内の内容物は、このようにしてリザーバ２５を締め付けることによって放出することができる。最初に言及されるサッシェを開く方法は、フィンガ先端を外向きに変位させることよって、外側のシール層が曲げサッシェ１９の外周で伸ばされ、次いで、より容易に破断されるので好ましい。

切り込みが第２の層を通して部分的にのみ形成されている場合、切り込みは、切り込みの両側の第２の層２２の一部分が変位して離れて移動したときに、層の全厚さを通して完全に破断する。

２つのウェブ層のラミネーションを含む細長いウェブを形成する。一連の脆弱線又は切り込み（例えば、各々が、上で説明した切り込みである）は、第２のウェブ層の中間厚さ部分に形成される。ウェブ層は、第１の層が各切り込みの上及び周りを密封するように向かい合わせて密封される。

本明細書に記載された機械及び方法は、液体若しくは流動性粉末などの、流体若しくは流動性材料、又は製品を包装するのに好適である。機械及び／又は機械の構成要素のサイズは、任意のサイズの包装品を作製するように適合させることができる。一実施形態では、機械は、約２ｍＬ又は約５ｍＬの容積を有する包装品を生成するように適合される。別の実施形態では、機械は、約１Ｌ以上の容積を有する包装品を生成するように適合される。機械は、例えば約１０ｍＬ、約２０ｍＬ、約５０ｍＬ、約７５ｍＬ、約ｍＬ、約ｍＬ、約ｍＬ、約ｍＬ、又は約２Ｌなどの、任意の他の好適な容積を有する包装品を生成するように適合され得る。

本発明の好ましい実施形態は、単なる例として説明されており、本発明の範囲から逸脱することなく修正が行われ得る。

例えば、サッシェ及びサッシェを作製するための予備材料又は前駆体材料は、現在の技術を組み込みながら、様々な形態で実装することができることが理解されるであろう。上の説明は、単なる例として与えられる図面に示される実施形態に関連する。しかしながら、本技術は、示される実施形態に限定されるものではなく、例えば、示され、説明されるよりも多い数の層を有する包装材又はサッシェに適用され得ることを理解されたい。

例えば二成分型樹脂配合物に必要であり得るような同時分注のために、２種以上の異なる材料が２つ以上の分類されたサッシェのそれぞれのサッシェに収容されている場合などの、例えば、サッシェが一群の接合されたサッシェとして生成される場合、接合されたサッシェは、使用時に一緒のままであることが意図され得る。代替的に、接合されたサッシェは、例えば販売箇所において、又は使用の直前に、簡単な分離を可能にする様式で接合され得る。

Claims (16)

1. サッシェを製造する方法であって、
   半剛性材料のウェブを提供することと、
   切り込みステーションを通して前記半剛性材料のウェブを移動させ、同時に、前記切り込みステーションを通して前記半剛性材料のウェブを移動させ続けながら前記半剛性材料のウェブに別個の切り込みを切り込むことと、
   第１の可撓性材料のウェブが前記半剛性材料のウェブの前記別個の切り込みを密封し、かつ第２の可撓性材料のウェブが前記半剛性材料のウェブとともに連続的な細長いリザーバを形成するように、前記第１の可撓性材料のウェブと前記第２の可撓性材料のウェブとの間で前記半剛性材料のウェブを挟持することと、を含む、方法。
2. 前記リザーバに液体、ペースト、又は同様の物質を充填することを更に含む、請求項１に記載の方法。
3. 別個の位置で前記充填済みリザーバを密封して、別個のリザーバを形成することを更に含む、請求項１又は請求項２に記載の方法。
4. 前記方法が、複数の別個の切り込みを切り込むことを含み、前記別個のリザーバの各々が、別個の切り込みを備える、請求項１～３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記半剛性材料のウェブ及び前記第１の可撓性材料のウェブが、前記第２の可撓性材料のウェブの追加前に事前ラミネートされる、請求項１～４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記半剛性材料のウェブに切り込む前記ステップが、前記半剛性材料のウェブの全厚さを切り通すことを含む、請求項１～５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記材料のウェブの縁部又はその近くで前記第２の可撓性材料のウェブを前記第１の可撓性材料のウェブ及び／又は前記半剛性材料のウェブのうちの少なくとも一部に対して密封することによって、前記リザーバを形成することを更に含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記切り込みが、ジグザクの切り込みである、請求項１～７のいずれか一項に記載の方法。
9. 材料のウェブに切り込むための装置であって、前記装置が、
   回転軸及び外周を備えた外部表面を有する切り込みローラと、
   前記ローラの前記外部表面を越えて突出している少なくとも１つの切り込み要素であって、前記切り込み要素が、開口プロファイルで、かつ少なくとも部分的にジグザグ形状である切り込みプロファイルを有し、前記切り込み要素が、前記ローラの前記回転軸に略垂直な方向に延在する長手方向長さを有し、前記少なくとも１つの切り込み要素が、対応する別個のジグザグの切り込みを前記材料のウェブに切り込むように、前記長手方向長さが、前記ローラの前記外周よりも短い、少なくとも１つの切り込み要素と、を備える、装置。
10. 前記切り込みプロファイル全体が、ジグザグ形状である、請求項９に記載の装置。
11. 実質的に滑らかな表面を有するアンビルローラを更に備え、前記切り込みローラの前記少なくとも１つの切り込み要素が、前記アンビルローラの前記実質的に滑らかな表面に対して動作するように構成されている、請求項９又は１０に記載の装置。
12. 前記少なくとも１つの切り込み要素が、第１の切り込み要素と、第２の切り込み要素と、を備える、請求項９～１１のいずれか一項に記載の装置。
13. 前記第１の切り込み要素の長手方向軸が、前記第２の切り込み要素の長手方向軸と長手方向に整列される、請求項１２に記載の装置。
14. 前記第１の切り込み要素が、対応する第１の別個のジグザグの切り込みを前記材料のウェブに切り込み、かつ前記第２の切り込み要素が、対応する第２の別個のジグザグの切り込みを前記材料のウェブに切り込み、前記第１のジグザグの切り込みと前記第２のジグザグの切り込みとの間に切り込まれていない材料の一部分を有するように、前記第２の切り込み要素の長さと組み合わされる前記第１の切り込み要素の長さが、前記ローラの外周よりも短い、請求項１３に記載の装置。
15. 材料のウェブに切り込むための装置であって、前記装置が、
    第１の切り込み要素と、第２の対向する切り込み要素と、を備え、各切り込み要素が、開口プロファイルで、かつ少なくとも部分的に、前記材料のウェブの長さに略平行な方向に延在する長手方向長さを有するジグザグ形状である、切り込みプロファイルを有し、
    各切り込み要素が、前記切り込み要素の垂直移動及び前記切り込み要素の水平移動を制御するためのカムと関連付けられ、
    各切り込み要素が、前記切り込み要素の移動を抑制するためのレールと関連付けられ、
    前記カム及び前記レールが、前記第１の切り込み要素がある経路をたどり、前記第２の切り込み要素が、前記第１の切り込み要素の前記経路を鏡映する経路をたどるように配置され、
    前記経路が、前記材料をそのまま残しながら、前記材料のウェブに別個に切り込むように前記切り込み要素が一緒になる、隣接セクション及び／又は交差セクションを有する、装置。
16. 前記切り込みプロファイル全体が、ジグザグ形状である、請求項１５に記載の装置。