JP2023550555A - 早期分娩の治療または予防のための組成物及び方法 - Google Patents

早期分娩の治療または予防のための組成物及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023550555A
JP2023550555A JP2023552388A JP2023552388A JP2023550555A JP 2023550555 A JP2023550555 A JP 2023550555A JP 2023552388 A JP2023552388 A JP 2023552388A JP 2023552388 A JP2023552388 A JP 2023552388A JP 2023550555 A JP2023550555 A JP 2023550555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optionally substituted
subject
substituted
compound
optionally
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023552388A
Other languages
English (en)
Inventor
ゴットランド、ジャン-ピエール
Original Assignee
ゾーマ(ユーエス) エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゾーマ(ユーエス) エルエルシー filed Critical ゾーマ(ユーエス) エルエルシー
Publication of JP2023550555A publication Critical patent/JP2023550555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/425Thiazoles
    • A61K31/4261,3-Thiazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/40Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil
    • A61K31/401Proline; Derivatives thereof, e.g. captopril
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/08Peptides having 5 to 11 amino acids
    • A61K38/095Oxytocins; Vasopressins; Related peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/06Antiabortive agents; Labour repressants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/10Drugs for disorders of the endocrine system of the posterior pituitary hormones, e.g. oxytocin, ADH
    • A61P5/12Drugs for disorders of the endocrine system of the posterior pituitary hormones, e.g. oxytocin, ADH for decreasing, blocking or antagonising the activity of the posterior pituitary hormones

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Pregnancy & Childbirth (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

本開示は、約24週~約34週妊娠期間で早産を経験しているか、または経験するリスクがある、妊娠中のヒト対象などの妊娠中の対象における分娩の開始を遅らせるための組成物及び方法を提供する。本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、そのような対象にアトシバンをプロスタグランジンF2α(PGF2α)拮抗薬と組み合わせて投与することができる。本明細書に記載の早産の治療または予防に使用できる例示的なPGF2α受容体拮抗薬には、1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩(例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩)が含まれる。本明細書に記載の組成物及び方法は、様々な臨床上の利点を提供する。初期の妊娠期間の分娩は、周産期死亡率の主な原因である。初期の妊娠期間の妊娠中のヒト患者の分娩を遅らせることにより、本開示の組成物及び方法は、胎児に重要な器官及び組織系を発達させるための追加の時間を提供し、それによって分娩後の生存の可能性を大幅に改善する。本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、例えば、分娩が実質的により安全な妊娠期間に妊娠中の対象が到達できるように、分娩の開始を1時間以上、1日以上または1週間以上遅らせることができる。

Description

本発明は、妊娠初期に早産を経験している、または経験するリスクがある妊娠中のヒト対象などの妊娠中の対象の治療処置の分野に関する。
早産は、先進国における周産期死亡率の一般的な原因であり、すべての出産の約7%~10%で発生する(Berkowitz et al.Epidemiol.Rev.15:414-443(1993))。重病罹患率、特に呼吸促迫症候群、脳室内出血、気管支肺異形成、及び壊死性腸炎は、正期産児よりも早産児ではるかに一般的である。早産児では、脳性麻痺、視力障害、及び難聴などの長期的な障害も多く見られる。現在、米国では、早産は依然として乳児死亡率及び罹患率の主な原因であり、産科医療の大幅な改善にもかかわらず、乳児死亡率は他の多くの先進国よりも高く、低出生体重児の新生児集中治療で年間50億ドルを超える費用が発生している。このケアに関連する実際の費用は、呼吸促迫症候群、心臓病、脳性麻痺、てんかん、重度の学習障害など早産に関連する病気の医療提供を考慮すると更に高くなる。
基本的に、正期産と早産は、子宮収縮、子宮頸管拡張、及び胎膜の活性化によって特徴付けられる共通の生理学的エンドポイントを共有するという点で類似したプロセスである。違いは、これらのプロセスが発生する妊娠期間と、それらが活性化されるメカニズムにある。満期産は終末経路の生理学的活性化に起因すると考えられているが、早産は、この経路の1つ以上の構成要素が異常に活性化される複数の病因により特徴付けられる病態である。
早産を治療または予防するために使用できる薬剤の組み合わせ、ならびに治療上有効かつ生理学的に安全なレベルでそのような薬剤を使用するための投与計画が依然として必要とされている。
本開示は、哺乳動物患者、特にヒト女性患者などの患者の早産を治療または予防するための組成物及び方法に関する。本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、早産を経験している、または経験するリスクがある患者、例えば、帝王切開の準備をしている対象に、例えば数時間、数日間または数週間、分娩の開始を遅延させるために、プロスタグランジンF2α(PGF2α)受容体拮抗薬と、アトシバンなどのオキシトシン受容体拮抗薬を組み合わせて投与することができる。本明細書に記載の組成物及び方法は更に、早産の1つ以上の症状を寛解させるために、例えば、子宮収縮の頻度を減少させるために、膣出血を遅らせるもしくは止めるために、及び/または子宮膜の破裂を抑制するために使用することができる。PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルLバリン酸塩、またはin vivoで、3-([1,1'-ビフェニル]-4-イルスルホニル)-N-[1-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシプロピル]-1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドを生じさせる、別の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドであり得る。
本開示の組成物及び方法は、様々な重要な治療上の利点を提供する。本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、早産を経験している、または経験するリスクがある妊娠中のヒト女性患者などの患者に、本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物などのPGF2α受容体拮抗薬をアトシバンと組み合わせて投与することができる。患者へのこれらの薬剤の投与は、患者の妊娠期間を延長し、重要な臓器及び組織系を発達させるための追加の時間を胎児に提供することができる。この活動は、約24週~約34週の妊娠期間(例えば、約28と0/7週~約33と6/7週の妊娠期間、例えば、約28と0/7週、28と1/7週、28と2/7週、28と3/7週、28と4/7週、28と5/7週、28と6/7週、29と0/7週、29と1/7週、29と2/7週、29と3/7週、29と4/7週、29と5/7週、29と6/7週、30と0/7週、30と1/7週、30と2/7週、30と3/7週、30と4/7週、30と5/7週、30と6/7週、31と0/7週、31と1/7週、31と2/7週、31と3/7週、31と4/7週、31と5/7週、31と6/7週、32と0/7週、32と1/7週、32と2/7週、32と3/7週、32と4/7週、32と5/7週、32と6/7週、33と0/7週、33と1/7週、33と2/7週、33と3/7週、33と4/7週、33と5/7週、または33と6/7週の妊娠期間)の早期妊娠期間により特徴付けられる患者にとって特に価値がある。このような初期の妊娠期間では、胎児は、重要な臓器ネットワークの中で特に呼吸器系や神経系が十分に成熟していない可能性がある。機序に制限されることなく、正期産前に分娩を経験している、または経験するリスクがある患者に、PGF2α受容体拮抗薬(例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル)-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルLバリン酸塩、またはin vivoで、3-([1,1'-ビフェニル]-4-イルスルホニル)-N-[1-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシプロピル]-1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドを生じさせる、別の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドをアトシバンと組み合わせて、本明細書に記載の投与スケジュールに従って提供することにより、胎児が肺及び神経細胞の成長において重要な発達を達成するのに十分な期間、妊娠期間を延長することができる。次に、この成熟は、新生児の生存の可能性を大幅に増加させることになり得る。
これらの有利な治療結果を得るために、患者は、例えば、同時にまたは異なる時間に、治療有効量のPGF2α受容体拮抗薬及びアトシバンを投与され得る。患者は、PGF2α受容体拮抗薬及び/またはアトシバンの複数回の連続投与を受けてもよい。患者は、PGF2α受容体拮抗薬及びアトシバンを同じまたは異なる投薬スケジュールで投与され得る。例えば、患者がこれらの薬剤の1つの用量を投与されるたびに、患者は第2の薬剤の用量を投与され得るか、または投与されなくてもよい。患者は、PGF2α受容体拮抗薬を、例えば、1日1回または2回など1日に1回以上投与されてもよく、アトシバンは、例えば、24時間ごと、36時間ごと、48時間ごと、60時間ごと、72時間ごと、84時間ごと、96時間ごとまたはそれ以上ごとに1回以上、例えば、単回の個別のボーラス投与の形で、または連続静脈内注入などの連続投与の形で対象に投与されてもよい。アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の併用投与は、本明細書に記載のように、1日、1週間または1か月に1回以上行うことができ、例えば、患者が分娩を経験するまで、または完全な妊娠期間に達するまで継続することができる。
第1の態様では、本開示は、治療有効量のアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬、例えば、式(I)で表される化合物、
(式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
nは、0~2の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩を対象に投与することによって、妊娠中の対象、例えば妊娠中のヒト対象における分娩の開始を遅延させる方法を特徴とする。
この態様によれば、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で対象に投与され得る。
例えば、化合物は、1用量あたり約250mg~約750mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約745mg、約260mg~約740mg、約265mg~約735mg、約270mg~約730mg、約275mg~約725mg、約280mg~約720mg、約285mg~約715mg、約290mg~約710mg、約295mg~約705mg、約300mg~約700mg、約305mg~約695mg、約310mg~約690mg、約315mg~約685mg、約320mg~約680mg、約325mg~約675mg、約330mg~約670mg、約335mg~約665mg、約340mg~約660mg、約345mg~約655mg、約350mg~約650mg、約355mg~約645mg、約360mg~約640mg、約365mg~約635mg、約370mg~約630mg、約375mg~約625mg、約380mg~約620mg、約385mg~約615mg、約390mg~約610mg、約395mg~約605mg、約400mg~約600mg、約405mg~約595mg、約410mg~約590mg、約415mg~約585mg、約420mg~約580mg、約425mg~約575mg、約430mg~約570mg、約435mg~約565mg、約440mg~約560mg、約445mg~約555mg、約450mg~約550mg、約455mg~約545mg、約460mg~約540mg、約465mg~約535mg、約470mg~約530mg、約475mg~約525mg、約480mg~約520mg、約485mg~約515mg、約490mg~約510mg、または約495mg~約505mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,000mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約1,990mg、約260mg~約1,980mg、約265mg~約1,970mg、約270mg~約1,960mg、約275mg~約1,950mg、約280mg~約1,940mg、約285mg~約1,930mg、約290mg~約1,920mg、約295mg~約1,910mg、約300mg~約1,900mg、約305mg~約1,890mg、約310mg~約1,880mg、約315mg~約1,870mg、約320mg~約1,860mg、約325mg~約1,850mg、約330mg~約1,840mg、約335mg~約1,830mg、約340mg~約1,820mg、約345mg~約1,810mg、約350mg~約1,800mg、約355mg~約1,790mg、約360mg~約1,780mg、約365mg~約1,770mg、約370mg~約1,760mg、約375mg~約1,750mg、約380mg~約1,740mg、約385mg~約1,730mg、約390mg~約1,720mg、約395mg~約1,710mg、約400mg~約1,700mg、約405mg~約1,690mg、約410mg~約1,680mg、約415mg~約1,670mg、約420mg~約1,660mg、約425mg~約1,650mg、約430mg~約1,640mg、約435mg~約1,630mg、約440mg~約1,620mg、約445mg~約1,610mg、約450mg~約1,600mg、約455mg~約1,590mg、約460mg~約1,580mg、約465mg~約1,570mg、約470mg~約1,560mg、約475mg~約1,550mg、約480mg~約1,540mg、約485mg~約1,530mg、約490mg~約1,520mg、約495mg~約1,510mg、約500mg~約1,500mg、約505mg~約1,495mg、約510mg~約1,490mg、約515mg~約1,485mg、約520mg~約1,480mg、約525mg~約1,475mg、約530mg~約1,470mg、約535mg~約1,465mg、約540mg~約1,460mg、約545mg~約1,455mg、約550mg~約1,450mg、約555mg~約1,445mg、約560mg~約1,440mg、約565mg~約1,435mg、約570mg~約1,430mg、約575mg~約1,425mg、約580mg~約1,420mg、約585mg~約1,415mg、約590mg~約1,410mg、約595mg~約1,405mg、約600mg~約1,400mg、約605mg~約1,395mg、約610mg~約1,390mg、約615mg~約1,385mg、約620mg~約1,380mg、約625mg~約1,375mg、約630mg~約1,370mg、約635mg~約1,365mg、約640mg~約1,360mg、約645mg~約1,355mg、約650mg~約1,350mg、約655mg~約1,345mg、約660mg~約1,340mg、約665mg~約1,335mg、約670mg~約1,330mg、約675mg~約1,325mg、約680mg~約1,320mg、約685mg~約1,315mg、約690mg~約1,310mg、約695mg~約1,305mg、約700mg~約1,300mg、約705mg~約1,295mg、約710mg~約1,290mg、約715mg~約1,285mg、約720mg~約1,280mg、約725mg~約1,275mg、約730mg~約1,270mg、約735mg~約1,265mg、約740mg~約1,260mg、約745mg~約1,255mg、約750mg~約1,250mg、約755mg~約1,245mg、約760mg~約1,240mg、約765mg~約1,235mg、約770mg~約1,230mg、約775mg~約1,225mg、約780mg~約1,220mg、約785mg~約1,215mg、約790mg~約1,210mg、約795mg~約1,205mg、約800mg~約1,200mg、約805mg~約1,195mg、約810mg~約1,190mg、約815mg~約1,185mg、約820mg~約1,180mg、約825mg~約1,175mg、約830mg~約1,170mg、約835mg~約1,165mg、約840mg~約1,160mg、約845mg~約1,155mg、約850mg~約1,150mg、約855mg~約1,145mg、約860mg~約1,140mg、約865mg~約1,135mg、約870mg~約1,130mg、約875mg~約1,125mg、約880mg~約1,120mg、約885mg~約1,115mg、約890mg~約1,110mg、約895mg~約1,105mg、約900mg~約1,000mg、約905mg~約1,095mg、約910mg~約1,090mg、約915mg~約1,085mg、約920mg~約1,080mg、約925mg~約1,075mg、約930mg~約1,070mg、約935mg~約1,065mg、約940mg~約1,060mg、約945mg~約1,055mg、約950mg~約1,050mg、約955mg~約1,045mg、約960mg~約1,040mg、約965mg~約1,035mg、約970mg~約1,030mg、約975mg~約1,025mg、約980mg~約1,020mg、約985mg~約1,015mg、約990mg~約1,010mg、または約995mg~約1,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,500mg~約2,500mgの量、例えば、1用量あたり約1,505mg~約2,495mg、約1,510mg~約2,490mg、約1,515mg~約2,485mg、約1,520mg~約2,480mg、約1,525mg~約2,475mg、約1,530mg~約2,470mg、約1,535mg~約2,465mg、約1,540mg~約2,460mg、約1,545mg~約2,455mg、約1,550mg~約2,450mg、約1,555mg~約2,445mg、約1,560mg~約2,440mg、約1,565mg~約2,435mg、約1,570mg~約2,430mg、約1,575mg~約2,425mg、約1,580mg~約2,420mg、約1,585mg~約2,415mg、約1,590mg~約2,410mg、約1,595mg~約2,405mg、約1,600mg~約2,400mg、約1,605mg~約2,395mg、約1,610mg~約2,390mg、約1,615mg~約2,385mg、約1,620mg~約2,380mg、約1,625mg~約2,375mg、約1,630mg~約2,370mg、約1,635mg~約2,365mg、約1,640mg~約2,360mg、約1,645mg~約2,355mg、約1,650mg~約2,350mg、約1,655mg~約2,345mg、約1,660mg~約2,340mg、約1,665mg~約2,335mg、約1,670mg~約2,330mg、約1,675mg~約2,325mg、約1,680mg~約2,320mg、約1,685mg~約2,315mg、約1,690mg~約2,310mg、約1,695mg~約2,305mg、約1,700mg~約2,300mg、約1,705mg~約2,295mg、約1,710mg~約2,290mg、約1,715mg~約2,285mg、約1,720mg~約2,280mg、約1,725mg~約2,275mg、約1,730mg~約2,270mg、約1,735mg~約2,265mg、約1,740mg~約2,260mg、約1,745mg~約2,255mg、約1,750mg~約2,250mg、約1,755mg~約2,245mg、約1,760mg~約2,240mg、約1,765mg~約2,235mg、約1,770mg~約2,230mg、約1,775mg~約2,225mg、約1,780mg~約2,220mg、約1,785mg~約2,215mg、約1,790mg~約2,210mg、約1,795mg~約2,205mg、約1,800mg~約2,200mg、約1,805mg~約2,195mg、約1,810mg~約2,190mg、約1,815mg~約2,185mg、約1,820mg~約2,180mg、約1,825mg~約2,175mg、約1,830mg~約2,170mg、約1,835mg~約2,165mg、約1,840mg~約2,160mg、約1,845mg~約2,155mg、約1,850mg~約2,150mg、約1,855mg~約2,145mg、約1,860mg~約2,140mg、約1,865mg~約2,135mg、約1,870mg~約2,130mg、約1,875mg~約2,125mg、約1,880mg~約2,120mg、約1,885mg~約2,115mg、約1,890mg~約2,110mg、約1,895mg~約2,105mg、約1,900mg~約2,100mg、約1,905mg~約2,095mg、約1,910mg~約2,090mg、約1,915mg~約2,085mg、約1,920mg~約2,080mg、約1,925mg~約2,075mg、約1,930mg~約2,070mg、約1,935mg~約2,065mg、約1,940mg~約2,060mg、約1,945mg~約2,055mg、約1,950mg~約2,050mg、約1,955mg~約2,045mg、約1,960mg~約2,040mg、約1,965mg~約2,035mg、約1,970mg~約2,030mg、約1,975mg~約2,025mg、約1,980mg~約2,020mg、約1,985mg~約2,015mg、約1,990mg~約2,010mg、または約1,995mg~約2,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約2,000mgの量で対象に投与される。
例えば、いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mg、300mg、305mg、310mg、315mg、320mg、325mg、330mg、335mg、340mg、345mg、350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mg、650mg、655mg、660mg、665mg、670mg、675mg、680mg、685mg、690mg、695mg、700mg、705mg、710mg、715mg、720mg、725mg、730mg、735mg、740mg、745mg、750mg、755mg、760mg、765mg、770mg、775mg、780mg、785mg、790mg、795mg、800mg、805mg、810mg、815mg、820mg、825mg、830mg、835mg、840mg、845mg、850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mg、1,150mg、1,155mg、1,160mg、1,165mg、1,170mg、1,175mg、1,180mg、1,185mg、1,190mg、1,195mg、1,200mg、1,205mg、1,210mg、1,215mg、1,220mg、1,225mg、1,230mg、1,235mg、1,240mg、1,245mg、1,250mg、1,255mg、1,260mg、1,265mg、1,270mg、1,275mg、1,280mg、1,285mg、1,290mg、1,295mg、1,300mg、1,305mg、1,310mg、1,315mg、1,320mg、1,325mg、1,330mg、1,335mg、1,340mg、1,345mg、1,350mg、1,355mg、1,360mg、1,365mg、1,370mg、1,375mg、1,380mg、1,385mg、1,390mg、1,395mg、1,400mg、1,405mg、1,410mg、1,415mg、1,420mg、1,425mg、1,430mg、1,435mg、1,440mg、1,445mg、1,450mg、1,455mg、1,460mg、1,465mg、1,470mg、1,475mg、1,480mg、1,485mg、1,490mg、1,495mg、1,500mg、1,505mg、1,510mg、1,515mg、1,520mg、1,525mg、1,530mg、1,535mg、1,540mg、1,545mg、1,550mg、1,555mg、1,560mg、1,565mg、1,570mg、1,575mg、1,580mg、1,585mg、1,590mg、1,595mg、1,600mg、1,605mg、1,610mg、1,615mg、1,620mg、1,625mg、1,630mg、1,635mg、1,640mg、1,645mg、1,650mg、1,655mg、1,660mg、1,665mg、1,670mg、1,675mg、1,680mg、1,685mg、1,690mg、1,695mg、1,700mg、1,705mg、1,710mg、1,715mg、1,720mg、1,725mg、1,730mg、1,735mg、1,740mg、1,745mg、1,750mg、1,755mg、1,760mg、1,765mg、1,770mg、1,775mg、1,780mg、1,785mg、1,790mg、1,795mg、1,800mg、1,805mg、1,810mg、1,815mg、1,820mg、1,825mg、1,830mg、1,835mg、1,840mg、1,845mg、1,850mg、1,855mg、1,860mg、1,865mg、1,870mg、1,875mg、1,880mg、1,885mg、1,890mg、1,895mg、1,900mg、1,905mg、1,910mg、1,915mg、1,920mg、1,925mg、1,930mg、1,935mg、1,940mg、1,945mg、1,950mg、1,955mg、1,960mg、1,965mg、1,970mg、1,975mg、1,980mg、1,985mg、1,990mg、1,995mg、2,000mg、2,005mg、2,010mg、2,015mg、2,020mg、2,025mg、2,030mg、2,035mg、2,040mg、2,045mg、2,050mg、2,055mg、2,060mg、2,065mg、2,070mg、2,075mg、2,080mg、2,085mg、2,090mg、2,095mg、2,100mg、2,105mg、2,110mg、2,115mg、2,120mg、2,125mg、2,130mg、2,135mg、2,140mg、2,145mg、2,150mg、2,155mg、2,160mg、2,165mg、2,170mg、2,175mg、2,180mg、2,185mg、2,190mg、2,195mg、2,200mg、2,205mg、2,210mg、2,215mg、2,220mg、2,225mg、2,230mg、2,235mg、2,240mg、2,245mg、2,250mg、2,255mg、2,260mg、2,265mg、2,270mg、2,275mg、2,280mg、2,285mg、2,290mg、2,295mg、2,300mg、2,305mg、2,310mg、2,315mg、2,320mg、2,325mg、2,330mg、2,335mg、2,340mg、2,345mg、2,350mg、2,355mg、2,360mg、2,365mg、2,370mg、2,375mg、2,380mg、2,385mg、2,390mg、2,395mg、2,400mg、2,405mg、2,410mg、2,415mg、2,420mg、2,425mg、2,430mg、2,435mg、2,440mg、2,445mg、2,450mg、2,455mg、2,460mg、2,465mg、2,470mg、2,475mg、2,480mg、2,485mg、2,490mg、2,495mg、または2,500mgの量で対象に投与される。
別の態様では、本開示は、治療有効量のアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬、例えば、式(I)で表される化合物、
(式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
nは、0~2の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩を対象に投与することによって、妊娠中の対象、例えば妊娠中のヒト対象における早期分娩を治療または予防する方法を特徴とする。
上述する態様によれば、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で対象に投与され得る。
例えば、化合物は、1用量あたり約250mg~約750mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約745mg、約260mg~約740mg、約265mg~約735mg、約270mg~約730mg、約275mg~約725mg、約280mg~約720mg、約285mg~約715mg、約290mg~約710mg、約295mg~約705mg、約300mg~約700mg、約305mg~約695mg、約310mg~約690mg、約315mg~約685mg、約320mg~約680mg、約325mg~約675mg、約330mg~約670mg、約335mg~約665mg、約340mg~約660mg、約345mg~約655mg、約350mg~約650mg、約355mg~約645mg、約360mg~約640mg、約365mg~約635mg、約370mg~約630mg、約375mg~約625mg、約380mg~約620mg、約385mg~約615mg、約390mg~約610mg、約395mg~約605mg、約400mg~約600mg、約405mg~約595mg、約410mg~約590mg、約415mg~約585mg、約420mg~約580mg、約425mg~約575mg、約430mg~約570mg、約435mg~約565mg、約440mg~約560mg、約445mg~約555mg、約450mg~約550mg、約455mg~約545mg、約460mg~約540mg、約465mg~約535mg、約470mg~約530mg、約475mg~約525mg、約480mg~約520mg、約485mg~約515mg、約490mg~約510mg、または約495mg~約505mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,000mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約1,990mg、約260mg~約1,980mg、約265mg~約1,970mg、約270mg~約1,960mg、約275mg~約1,950mg、約280mg~約1,940mg、約285mg~約1,930mg、約290mg~約1,920mg、約295mg~約1,910mg、約300mg~約1,900mg、約305mg~約1,890mg、約310mg~約1,880mg、約315mg~約1,870mg、約320mg~約1,860mg、約325mg~約1,850mg、約330mg~約1,840mg、約335mg~約1,830mg、約340mg~約1,820mg、約345mg~約1,810mg、約350mg~約1,800mg、約355mg~約1,790mg、約360mg~約1,780mg、約365mg~約1,770mg、約370mg~約1,760mg、約375mg~約1,750mg、約380mg~約1,740mg、約385mg~約1,730mg、約390mg~約1,720mg、約395mg~約1,710mg、約400mg~約1,700mg、約405mg~約1,690mg、約410mg~約1,680mg、約415mg~約1,670mg、約420mg~約1,660mg、約425mg~約1,650mg、約430mg~約1,640mg、約435mg~約1,630mg、約440mg~約1,620mg、約445mg~約1,610mg、約450mg~約1,600mg、約455mg~約1,590mg、約460mg~約1,580mg、約465mg~約1,570mg、約470mg~約1,560mg、約475mg~約1,550mg、約480mg~約1,540mg、約485mg~約1,530mg、約490mg~約1,520mg、約495mg~約1,510mg、約500mg~約1,500mg、約505mg~約1,495mg、約510mg~約1,490mg、約515mg~約1,485mg、約520mg~約1,480mg、約525mg~約1,475mg、約530mg~約1,470mg、約535mg~約1,465mg、約540mg~約1,460mg、約545mg~約1,455mg、約550mg~約1,450mg、約555mg~約1,445mg、約560mg~約1,440mg、約565mg~約1,435mg、約570mg~約1,430mg、約575mg~約1,425mg、約580mg~約1,420mg、約585mg~約1,415mg、約590mg~約1,410mg、約595mg~約1,405mg、約600mg~約1,400mg、約605mg~約1,395mg、約610mg~約1,390mg、約615mg~約1,385mg、約620mg~約1,380mg、約625mg~約1,375mg、約630mg~約1,370mg、約635mg~約1,365mg、約640mg~約1,360mg、約645mg~約1,355mg、約650mg~約1,350mg、約655mg~約1,345mg、約660mg~約1,340mg、約665mg~約1,335mg、約670mg~約1,330mg、約675mg~約1,325mg、約680mg~約1,320mg、約685mg~約1,315mg、約690mg~約1,310mg、約695mg~約1,305mg、約700mg~約1,300mg、約705mg~約1,295mg、約710mg~約1,290mg、約715mg~約1,285mg、約720mg~約1,280mg、約725mg~約1,275mg、約730mg~約1,270mg、約735mg~約1,265mg、約740mg~約1,260mg、約745mg~約1,255mg、約750mg~約1,250mg、約755mg~約1,245mg、約760mg~約1,240mg、約765mg~約1,235mg、約770mg~約1,230mg、約775mg~約1,225mg、約780mg~約1,220mg、約785mg~約1,215mg、約790mg~約1,210mg、約795mg~約1,205mg、約800mg~約1,200mg、約805mg~約1,195mg、約810mg~約1,190mg、約815mg~約1,185mg、約820mg~約1,180mg、約825mg~約1,175mg、約830mg~約1,170mg、約835mg~約1,165mg、約840mg~約1,160mg、約845mg~約1,155mg、約850mg~約1,150mg、約855mg~約1,145mg、約860mg~約1,140mg、約865mg~約1,135mg、約870mg~約1,130mg、約875mg~約1,125mg、約880mg~約1,120mg、約885mg~約1,115mg、約890mg~約1,110mg、約895mg~約1,105mg、約900mg~約1,000mg、約905mg~約1,095mg、約910mg~約1,090mg、約915mg~約1,085mg、約920mg~約1,080mg、約925mg~約1,075mg、約930mg~約1,070mg、約935mg~約1,065mg、約940mg~約1,060mg、約945mg~約1,055mg、約950mg~約1,050mg、約955mg~約1,045mg、約960mg~約1,040mg、約965mg~約1,035mg、約970mg~約1,030mg、約975mg~約1,025mg、約980mg~約1,020mg、約985mg~約1,015mg、約990mg~約1,010mg、または約995mg~約1,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,500mg~約2,500mgの量、例えば、1用量あたり約1,505mg~約2,495mg、約1,510mg~約2,490mg、約1,515mg~約2,485mg、約1,520mg~約2,480mg、約1,525mg~約2,475mg、約1,530mg~約2,470mg、約1,535mg~約2,465mg、約1,540mg~約2,460mg、約1,545mg~約2,455mg、約1,550mg~約2,450mg、約1,555mg~約2,445mg、約1,560mg~約2,440mg、約1,565mg~約2,435mg、約1,570mg~約2,430mg、約1,575mg~約2,425mg、約1,580mg~約2,420mg、約1,585mg~約2,415mg、約1,590mg~約2,410mg、約1,595mg~約2,405mg、約1,600mg~約2,400mg、約1,605mg~約2,395mg、約1,610mg~約2,390mg、約1,615mg~約2,385mg、約1,620mg~約2,380mg、約1,625mg~約2,375mg、約1,630mg~約2,370mg、約1,635mg~約2,365mg、約1,640mg~約2,360mg、約1,645mg~約2,355mg、約1,650mg~約2,350mg、約1,655mg~約2,345mg、約1,660mg~約2,340mg、約1,665mg~約2,335mg、約1,670mg~約2,330mg、約1,675mg~約2,325mg、約1,680mg~約2,320mg、約1,685mg~約2,315mg、約1,690mg~約2,310mg、約1,695mg~約2,305mg、約1,700mg~約2,300mg、約1,705mg~約2,295mg、約1,710mg~約2,290mg、約1,715mg~約2,285mg、約1,720mg~約2,280mg、約1,725mg~約2,275mg、約1,730mg~約2,270mg、約1,735mg~約2,265mg、約1,740mg~約2,260mg、約1,745mg~約2,255mg、約1,750mg~約2,250mg、約1,755mg~約2,245mg、約1,760mg~約2,240mg、約1,765mg~約2,235mg、約1,770mg~約2,230mg、約1,775mg~約2,225mg、約1,780mg~約2,220mg、約1,785mg~約2,215mg、約1,790mg~約2,210mg、約1,795mg~約2,205mg、約1,800mg~約2,200mg、約1,805mg~約2,195mg、約1,810mg~約2,190mg、約1,815mg~約2,185mg、約1,820mg~約2,180mg、約1,825mg~約2,175mg、約1,830mg~約2,170mg、約1,835mg~約2,165mg、約1,840mg~約2,160mg、約1,845mg~約2,155mg、約1,850mg~約2,150mg、約1,855mg~約2,145mg、約1,860mg~約2,140mg、約1,865mg~約2,135mg、約1,870mg~約2,130mg、約1,875mg~約2,125mg、約1,880mg~約2,120mg、約1,885mg~約2,115mg、約1,890mg~約2,110mg、約1,895mg~約2,105mg、約1,900mg~約2,100mg、約1,905mg~約2,095mg、約1,910mg~約2,090mg、約1,915mg~約2,085mg、約1,920mg~約2,080mg、約1,925mg~約2,075mg、約1,930mg~約2,070mg、約1,935mg~約2,065mg、約1,940mg~約2,060mg、約1,945mg~約2,055mg、約1,950mg~約2,050mg、約1,955mg~約2,045mg、約1,960mg~約2,040mg、約1,965mg~約2,035mg、約1,970mg~約2,030mg、約1,975mg~約2,025mg、約1,980mg~約2,020mg、約1,985mg~約2,015mg、約1,990mg~約2,010mg、または約1,995mg~約2,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約2,000mgの量で対象に投与される。
例えば、いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mg、300mg、305mg、310mg、315mg、320mg、325mg、330mg、335mg、340mg、345mg、350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mg、650mg、655mg、660mg、665mg、670mg、675mg、680mg、685mg、690mg、695mg、700mg、705mg、710mg、715mg、720mg、725mg、730mg、735mg、740mg、745mg、750mg、755mg、760mg、765mg、770mg、775mg、780mg、785mg、790mg、795mg、800mg、805mg、810mg、815mg、820mg、825mg、830mg、835mg、840mg、845mg、850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mg、1,150mg、1,155mg、1,160mg、1,165mg、1,170mg、1,175mg、1,180mg、1,185mg、1,190mg、1,195mg、1,200mg、1,205mg、1,210mg、1,215mg、1,220mg、1,225mg、1,230mg、1,235mg、1,240mg、1,245mg、1,250mg、1,255mg、1,260mg、1,265mg、1,270mg、1,275mg、1,280mg、1,285mg、1,290mg、1,295mg、1,300mg、1,305mg、1,310mg、1,315mg、1,320mg、1,325mg、1,330mg、1,335mg、1,340mg、1,345mg、1,350mg、1,355mg、1,360mg、1,365mg、1,370mg、1,375mg、1,380mg、1,385mg、1,390mg、1,395mg、1,400mg、1,405mg、1,410mg、1,415mg、1,420mg、1,425mg、1,430mg、1,435mg、1,440mg、1,445mg、1,450mg、1,455mg、1,460mg、1,465mg、1,470mg、1,475mg、1,480mg、1,485mg、1,490mg、1,495mg、1,500mg、1,505mg、1,510mg、1,515mg、1,520mg、1,525mg、1,530mg、1,535mg、1,540mg、1,545mg、1,550mg、1,555mg、1,560mg、1,565mg、1,570mg、1,575mg、1,580mg、1,585mg、1,590mg、1,595mg、1,600mg、1,605mg、1,610mg、1,615mg、1,620mg、1,625mg、1,630mg、1,635mg、1,640mg、1,645mg、1,650mg、1,655mg、1,660mg、1,665mg、1,670mg、1,675mg、1,680mg、1,685mg、1,690mg、1,695mg、1,700mg、1,705mg、1,710mg、1,715mg、1,720mg、1,725mg、1,730mg、1,735mg、1,740mg、1,745mg、1,750mg、1,755mg、1,760mg、1,765mg、1,770mg、1,775mg、1,780mg、1,785mg、1,790mg、1,795mg、1,800mg、1,805mg、1,810mg、1,815mg、1,820mg、1,825mg、1,830mg、1,835mg、1,840mg、1,845mg、1,850mg、1,855mg、1,860mg、1,865mg、1,870mg、1,875mg、1,880mg、1,885mg、1,890mg、1,895mg、1,900mg、1,905mg、1,910mg、1,915mg、1,920mg、1,925mg、1,930mg、1,935mg、1,940mg、1,945mg、1,950mg、1,955mg、1,960mg、1,965mg、1,970mg、1,975mg、1,980mg、1,985mg、1,990mg、1,995mg、2,000mg、2,005mg、2,010mg、2,015mg、2,020mg、2,025mg、2,030mg、2,035mg、2,040mg、2,045mg、2,050mg、2,055mg、2,060mg、2,065mg、2,070mg、2,075mg、2,080mg、2,085mg、2,090mg、2,095mg、2,100mg、2,105mg、2,110mg、2,115mg、2,120mg、2,125mg、2,130mg、2,135mg、2,140mg、2,145mg、2,150mg、2,155mg、2,160mg、2,165mg、2,170mg、2,175mg、2,180mg、2,185mg、2,190mg、2,195mg、2,200mg、2,205mg、2,210mg、2,215mg、2,220mg、2,225mg、2,230mg、2,235mg、2,240mg、2,245mg、2,250mg、2,255mg、2,260mg、2,265mg、2,270mg、2,275mg、2,280mg、2,285mg、2,290mg、2,295mg、2,300mg、2,305mg、2,310mg、2,315mg、2,320mg、2,325mg、2,330mg、2,335mg、2,340mg、2,345mg、2,350mg、2,355mg、2,360mg、2,365mg、2,370mg、2,375mg、2,380mg、2,385mg、2,390mg、2,395mg、2,400mg、2,405mg、2,410mg、2,415mg、2,420mg、2,425mg、2,430mg、2,435mg、2,440mg、2,445mg、2,450mg、2,455mg、2,460mg、2,465mg、2,470mg、2,475mg、2,480mg、2,485mg、2,490mg、2,495mg、または2,500mgの量で対象に投与される。
更なる態様では、本開示は、治療有効量のアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬、例えば、式(I)で表される化合物、
(式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
nは、0~2の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩を対象に投与することによって、妊娠中の対象、例えば妊娠中のヒト対象における帝王切開の前に分娩を予防する方法を特徴とする。
上述する態様によれば、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で対象に投与され得る。
例えば、化合物は、1用量あたり約250mg~約750mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約745mg、約260mg~約740mg、約265mg~約735mg、約270mg~約730mg、約275mg~約725mg、約280mg~約720mg、約285mg~約715mg、約290mg~約710mg、約295mg~約705mg、約300mg~約700mg、約305mg~約695mg、約310mg~約690mg、約315mg~約685mg、約320mg~約680mg、約325mg~約675mg、約330mg~約670mg、約335mg~約665mg、約340mg~約660mg、約345mg~約655mg、約350mg~約650mg、約355mg~約645mg、約360mg~約640mg、約365mg~約635mg、約370mg~約630mg、約375mg~約625mg、約380mg~約620mg、約385mg~約615mg、約390mg~約610mg、約395mg~約605mg、約400mg~約600mg、約405mg~約595mg、約410mg~約590mg、約415mg~約585mg、約420mg~約580mg、約425mg~約575mg、約430mg~約570mg、約435mg~約565mg、約440mg~約560mg、約445mg~約555mg、約450mg~約550mg、約455mg~約545mg、約460mg~約540mg、約465mg~約535mg、約470mg~約530mg、約475mg~約525mg、約480mg~約520mg、約485mg~約515mg、約490mg~約510mg、または約495mg~約505mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,000mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約1,990mg、約260mg~約1,980mg、約265mg~約1,970mg、約270mg~約1,960mg、約275mg~約1,950mg、約280mg~約1,940mg、約285mg~約1,930mg、約290mg~約1,920mg、約295mg~約1,910mg、約300mg~約1,900mg、約305mg~約1,890mg、約310mg~約1,880mg、約315mg~約1,870mg、約320mg~約1,860mg、約325mg~約1,850mg、約330mg~約1,840mg、約335mg~約1,830mg、約340mg~約1,820mg、約345mg~約1,810mg、約350mg~約1,800mg、約355mg~約1,790mg、約360mg~約1,780mg、約365mg~約1,770mg、約370mg~約1,760mg、約375mg~約1,750mg、約380mg~約1,740mg、約385mg~約1,730mg、約390mg~約1,720mg、約395mg~約1,710mg、約400mg~約1,700mg、約405mg~約1,690mg、約410mg~約1,680mg、約415mg~約1,670mg、約420mg~約1,660mg、約425mg~約1,650mg、約430mg~約1,640mg、約435mg~約1,630mg、約440mg~約1,620mg、約445mg~約1,610mg、約450mg~約1,600mg、約455mg~約1,590mg、約460mg~約1,580mg、約465mg~約1,570mg、約470mg~約1,560mg、約475mg~約1,550mg、約480mg~約1,540mg、約485mg~約1,530mg、約490mg~約1,520mg、約495mg~約1,510mg、約500mg~約1,500mg、約505mg~約1,495mg、約510mg~約1,490mg、約515mg~約1,485mg、約520mg~約1,480mg、約525mg~約1,475mg、約530mg~約1,470mg、約535mg~約1,465mg、約540mg~約1,460mg、約545mg~約1,455mg、約550mg~約1,450mg、約555mg~約1,445mg、約560mg~約1,440mg、約565mg~約1,435mg、約570mg~約1,430mg、約575mg~約1,425mg、約580mg~約1,420mg、約585mg~約1,415mg、約590mg~約1,410mg、約595mg~約1,405mg、約600mg~約1,400mg、約605mg~約1,395mg、約610mg~約1,390mg、約615mg~約1,385mg、約620mg~約1,380mg、約625mg~約1,375mg、約630mg~約1,370mg、約635mg~約1,365mg、約640mg~約1,360mg、約645mg~約1,355mg、約650mg~約1,350mg、約655mg~約1,345mg、約660mg~約1,340mg、約665mg~約1,335mg、約670mg~約1,330mg、約675mg~約1,325mg、約680mg~約1,320mg、約685mg~約1,315mg、約690mg~約1,310mg、約695mg~約1,305mg、約700mg~約1,300mg、約705mg~約1,295mg、約710mg~約1,290mg、約715mg~約1,285mg、約720mg~約1,280mg、約725mg~約1,275mg、約730mg~約1,270mg、約735mg~約1,265mg、約740mg~約1,260mg、約745mg~約1,255mg、約750mg~約1,250mg、約755mg~約1,245mg、約760mg~約1,240mg、約765mg~約1,235mg、約770mg~約1,230mg、約775mg~約1,225mg、約780mg~約1,220mg、約785mg~約1,215mg、約790mg~約1,210mg、約795mg~約1,205mg、約800mg~約1,200mg、約805mg~約1,195mg、約810mg~約1,190mg、約815mg~約1,185mg、約820mg~約1,180mg、約825mg~約1,175mg、約830mg~約1,170mg、約835mg~約1,165mg、約840mg~約1,160mg、約845mg~約1,155mg、約850mg~約1,150mg、約855mg~約1,145mg、約860mg~約1,140mg、約865mg~約1,135mg、約870mg~約1,130mg、約875mg~約1,125mg、約880mg~約1,120mg、約885mg~約1,115mg、約890mg~約1,110mg、約895mg~約1,105mg、約900mg~約1,000mg、約905mg~約1,095mg、約910mg~約1,090mg、約915mg~約1,085mg、約920mg~約1,080mg、約925mg~約1,075mg、約930mg~約1,070mg、約935mg~約1,065mg、約940mg~約1,060mg、約945mg~約1,055mg、約950mg~約1,050mg、約955mg~約1,045mg、約960mg~約1,040mg、約965mg~約1,035mg、約970mg~約1,030mg、約975mg~約1,025mg、約980mg~約1,020mg、約985mg~約1,015mg、約990mg~約1,010mg、または約995mg~約1,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,500mg~約2,500mgの量、例えば、1用量あたり約1,505mg~約2,495mg、約1,510mg~約2,490mg、約1,515mg~約2,485mg、約1,520mg~約2,480mg、約1,525mg~約2,475mg、約1,530mg~約2,470mg、約1,535mg~約2,465mg、約1,540mg~約2,460mg、約1,545mg~約2,455mg、約1,550mg~約2,450mg、約1,555mg~約2,445mg、約1,560mg~約2,440mg、約1,565mg~約2,435mg、約1,570mg~約2,430mg、約1,575mg~約2,425mg、約1,580mg~約2,420mg、約1,585mg~約2,415mg、約1,590mg~約2,410mg、約1,595mg~約2,405mg、約1,600mg~約2,400mg、約1,605mg~約2,395mg、約1,610mg~約2,390mg、約1,615mg~約2,385mg、約1,620mg~約2,380mg、約1,625mg~約2,375mg、約1,630mg~約2,370mg、約1,635mg~約2,365mg、約1,640mg~約2,360mg、約1,645mg~約2,355mg、約1,650mg~約2,350mg、約1,655mg~約2,345mg、約1,660mg~約2,340mg、約1,665mg~約2,335mg、約1,670mg~約2,330mg、約1,675mg~約2,325mg、約1,680mg~約2,320mg、約1,685mg~約2,315mg、約1,690mg~約2,310mg、約1,695mg~約2,305mg、約1,700mg~約2,300mg、約1,705mg~約2,295mg、約1,710mg~約2,290mg、約1,715mg~約2,285mg、約1,720mg~約2,280mg、約1,725mg~約2,275mg、約1,730mg~約2,270mg、約1,735mg~約2,265mg、約1,740mg~約2,260mg、約1,745mg~約2,255mg、約1,750mg~約2,250mg、約1,755mg~約2,245mg、約1,760mg~約2,240mg、約1,765mg~約2,235mg、約1,770mg~約2,230mg、約1,775mg~約2,225mg、約1,780mg~約2,220mg、約1,785mg~約2,215mg、約1,790mg~約2,210mg、約1,795mg~約2,205mg、約1,800mg~約2,200mg、約1,805mg~約2,195mg、約1,810mg~約2,190mg、約1,815mg~約2,185mg、約1,820mg~約2,180mg、約1,825mg~約2,175mg、約1,830mg~約2,170mg、約1,835mg~約2,165mg、約1,840mg~約2,160mg、約1,845mg~約2,155mg、約1,850mg~約2,150mg、約1,855mg~約2,145mg、約1,860mg~約2,140mg、約1,865mg~約2,135mg、約1,870mg~約2,130mg、約1,875mg~約2,125mg、約1,880mg~約2,120mg、約1,885mg~約2,115mg、約1,890mg~約2,110mg、約1,895mg~約2,105mg、約1,900mg~約2,100mg、約1,905mg~約2,095mg、約1,910mg~約2,090mg、約1,915mg~約2,085mg、約1,920mg~約2,080mg、約1,925mg~約2,075mg、約1,930mg~約2,070mg、約1,935mg~約2,065mg、約1,940mg~約2,060mg、約1,945mg~約2,055mg、約1,950mg~約2,050mg、約1,955mg~約2,045mg、約1,960mg~約2,040mg、約1,965mg~約2,035mg、約1,970mg~約2,030mg、約1,975mg~約2,025mg、約1,980mg~約2,020mg、約1,985mg~約2,015mg、約1,990mg~約2,010mg、または約1,995mg~約2,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約2,000mgの量で対象に投与される。
例えば、いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mg、300mg、305mg、310mg、315mg、320mg、325mg、330mg、335mg、340mg、345mg、350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mg、650mg、655mg、660mg、665mg、670mg、675mg、680mg、685mg、690mg、695mg、700mg、705mg、710mg、715mg、720mg、725mg、730mg、735mg、740mg、745mg、750mg、755mg、760mg、765mg、770mg、775mg、780mg、785mg、790mg、795mg、800mg、805mg、810mg、815mg、820mg、825mg、830mg、835mg、840mg、845mg、850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mg、1,150mg、1,155mg、1,160mg、1,165mg、1,170mg、1,175mg、1,180mg、1,185mg、1,190mg、1,195mg、1,200mg、1,205mg、1,210mg、1,215mg、1,220mg、1,225mg、1,230mg、1,235mg、1,240mg、1,245mg、1,250mg、1,255mg、1,260mg、1,265mg、1,270mg、1,275mg、1,280mg、1,285mg、1,290mg、1,295mg、1,300mg、1,305mg、1,310mg、1,315mg、1,320mg、1,325mg、1,330mg、1,335mg、1,340mg、1,345mg、1,350mg、1,355mg、1,360mg、1,365mg、1,370mg、1,375mg、1,380mg、1,385mg、1,390mg、1,395mg、1,400mg、1,405mg、1,410mg、1,415mg、1,420mg、1,425mg、1,430mg、1,435mg、1,440mg、1,445mg、1,450mg、1,455mg、1,460mg、1,465mg、1,470mg、1,475mg、1,480mg、1,485mg、1,490mg、1,495mg、1,500mg、1,505mg、1,510mg、1,515mg、1,520mg、1,525mg、1,530mg、1,535mg、1,540mg、1,545mg、1,550mg、1,555mg、1,560mg、1,565mg、1,570mg、1,575mg、1,580mg、1,585mg、1,590mg、1,595mg、1,600mg、1,605mg、1,610mg、1,615mg、1,620mg、1,625mg、1,630mg、1,635mg、1,640mg、1,645mg、1,650mg、1,655mg、1,660mg、1,665mg、1,670mg、1,675mg、1,680mg、1,685mg、1,690mg、1,695mg、1,700mg、1,705mg、1,710mg、1,715mg、1,720mg、1,725mg、1,730mg、1,735mg、1,740mg、1,745mg、1,750mg、1,755mg、1,760mg、1,765mg、1,770mg、1,775mg、1,780mg、1,785mg、1,790mg、1,795mg、1,800mg、1,805mg、1,810mg、1,815mg、1,820mg、1,825mg、1,830mg、1,835mg、1,840mg、1,845mg、1,850mg、1,855mg、1,860mg、1,865mg、1,870mg、1,875mg、1,880mg、1,885mg、1,890mg、1,895mg、1,900mg、1,905mg、1,910mg、1,915mg、1,920mg、1,925mg、1,930mg、1,935mg、1,940mg、1,945mg、1,950mg、1,955mg、1,960mg、1,965mg、1,970mg、1,975mg、1,980mg、1,985mg、1,990mg、1,995mg、2,000mg、2,005mg、2,010mg、2,015mg、2,020mg、2,025mg、2,030mg、2,035mg、2,040mg、2,045mg、2,050mg、2,055mg、2,060mg、2,065mg、2,070mg、2,075mg、2,080mg、2,085mg、2,090mg、2,095mg、2,100mg、2,105mg、2,110mg、2,115mg、2,120mg、2,125mg、2,130mg、2,135mg、2,140mg、2,145mg、2,150mg、2,155mg、2,160mg、2,165mg、2,170mg、2,175mg、2,180mg、2,185mg、2,190mg、2,195mg、2,200mg、2,205mg、2,210mg、2,215mg、2,220mg、2,225mg、2,230mg、2,235mg、2,240mg、2,245mg、2,250mg、2,255mg、2,260mg、2,265mg、2,270mg、2,275mg、2,280mg、2,285mg、2,290mg、2,295mg、2,300mg、2,305mg、2,310mg、2,315mg、2,320mg、2,325mg、2,330mg、2,335mg、2,340mg、2,345mg、2,350mg、2,355mg、2,360mg、2,365mg、2,370mg、2,375mg、2,380mg、2,385mg、2,390mg、2,395mg、2,400mg、2,405mg、2,410mg、2,415mg、2,420mg、2,425mg、2,430mg、2,435mg、2,440mg、2,445mg、2,450mg、2,455mg、2,460mg、2,465mg、2,470mg、2,475mg、2,480mg、2,485mg、2,490mg、2,495mg、または2,500mgの量で対象に投与される。
追加の態様では、本開示は、治療有効量のアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬、例えば、式(I)で表される化合物、
(式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
nは、0~2の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩を対象に投与することによって、妊娠中の対象、例えば妊娠中のヒト対象における子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動を減少させる方法を特徴とする。
上述する態様によれば、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で対象に投与され得る。
例えば、化合物は、1用量あたり約250mg~約750mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約745mg、約260mg~約740mg、約265mg~約735mg、約270mg~約730mg、約275mg~約725mg、約280mg~約720mg、約285mg~約715mg、約290mg~約710mg、約295mg~約705mg、約300mg~約700mg、約305mg~約695mg、約310mg~約690mg、約315mg~約685mg、約320mg~約680mg、約325mg~約675mg、約330mg~約670mg、約335mg~約665mg、約340mg~約660mg、約345mg~約655mg、約350mg~約650mg、約355mg~約645mg、約360mg~約640mg、約365mg~約635mg、約370mg~約630mg、約375mg~約625mg、約380mg~約620mg、約385mg~約615mg、約390mg~約610mg、約395mg~約605mg、約400mg~約600mg、約405mg~約595mg、約410mg~約590mg、約415mg~約585mg、約420mg~約580mg、約425mg~約575mg、約430mg~約570mg、約435mg~約565mg、約440mg~約560mg、約445mg~約555mg、約450mg~約550mg、約455mg~約545mg、約460mg~約540mg、約465mg~約535mg、約470mg~約530mg、約475mg~約525mg、約480mg~約520mg、約485mg~約515mg、約490mg~約510mg、または約495mg~約505mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,000mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約1,990mg、約260mg~約1,980mg、約265mg~約1,970mg、約270mg~約1,960mg、約275mg~約1,950mg、約280mg~約1,940mg、約285mg~約1,930mg、約290mg~約1,920mg、約295mg~約1,910mg、約300mg~約1,900mg、約305mg~約1,890mg、約310mg~約1,880mg、約315mg~約1,870mg、約320mg~約1,860mg、約325mg~約1,850mg、約330mg~約1,840mg、約335mg~約1,830mg、約340mg~約1,820mg、約345mg~約1,810mg、約350mg~約1,800mg、約355mg~約1,790mg、約360mg~約1,780mg、約365mg~約1,770mg、約370mg~約1,760mg、約375mg~約1,750mg、約380mg~約1,740mg、約385mg~約1,730mg、約390mg~約1,720mg、約395mg~約1,710mg、約400mg~約1,700mg、約405mg~約1,690mg、約410mg~約1,680mg、約415mg~約1,670mg、約420mg~約1,660mg、約425mg~約1,650mg、約430mg~約1,640mg、約435mg~約1,630mg、約440mg~約1,620mg、約445mg~約1,610mg、約450mg~約1,600mg、約455mg~約1,590mg、約460mg~約1,580mg、約465mg~約1,570mg、約470mg~約1,560mg、約475mg~約1,550mg、約480mg~約1,540mg、約485mg~約1,530mg、約490mg~約1,520mg、約495mg~約1,510mg、約500mg~約1,500mg、約505mg~約1,495mg、約510mg~約1,490mg、約515mg~約1,485mg、約520mg~約1,480mg、約525mg~約1,475mg、約530mg~約1,470mg、約535mg~約1,465mg、約540mg~約1,460mg、約545mg~約1,455mg、約550mg~約1,450mg、約555mg~約1,445mg、約560mg~約1,440mg、約565mg~約1,435mg、約570mg~約1,430mg、約575mg~約1,425mg、約580mg~約1,420mg、約585mg~約1,415mg、約590mg~約1,410mg、約595mg~約1,405mg、約600mg~約1,400mg、約605mg~約1,395mg、約610mg~約1,390mg、約615mg~約1,385mg、約620mg~約1,380mg、約625mg~約1,375mg、約630mg~約1,370mg、約635mg~約1,365mg、約640mg~約1,360mg、約645mg~約1,355mg、約650mg~約1,350mg、約655mg~約1,345mg、約660mg~約1,340mg、約665mg~約1,335mg、約670mg~約1,330mg、約675mg~約1,325mg、約680mg~約1,320mg、約685mg~約1,315mg、約690mg~約1,310mg、約695mg~約1,305mg、約700mg~約1,300mg、約705mg~約1,295mg、約710mg~約1,290mg、約715mg~約1,285mg、約720mg~約1,280mg、約725mg~約1,275mg、約730mg~約1,270mg、約735mg~約1,265mg、約740mg~約1,260mg、約745mg~約1,255mg、約750mg~約1,250mg、約755mg~約1,245mg、約760mg~約1,240mg、約765mg~約1,235mg、約770mg~約1,230mg、約775mg~約1,225mg、約780mg~約1,220mg、約785mg~約1,215mg、約790mg~約1,210mg、約795mg~約1,205mg、約800mg~約1,200mg、約805mg~約1,195mg、約810mg~約1,190mg、約815mg~約1,185mg、約820mg~約1,180mg、約825mg~約1,175mg、約830mg~約1,170mg、約835mg~約1,165mg、約840mg~約1,160mg、約845mg~約1,155mg、約850mg~約1,150mg、約855mg~約1,145mg、約860mg~約1,140mg、約865mg~約1,135mg、約870mg~約1,130mg、約875mg~約1,125mg、約880mg~約1,120mg、約885mg~約1,115mg、約890mg~約1,110mg、約895mg~約1,105mg、約900mg~約1,000mg、約905mg~約1,095mg、約910mg~約1,090mg、約915mg~約1,085mg、約920mg~約1,080mg、約925mg~約1,075mg、約930mg~約1,070mg、約935mg~約1,065mg、約940mg~約1,060mg、約945mg~約1,055mg、約950mg~約1,050mg、約955mg~約1,045mg、約960mg~約1,040mg、約965mg~約1,035mg、約970mg~約1,030mg、約975mg~約1,025mg、約980mg~約1,020mg、約985mg~約1,015mg、約990mg~約1,010mg、または約995mg~約1,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,500mg~約2,500mgの量、例えば、1用量あたり約1,505mg~約2,495mg、約1,510mg~約2,490mg、約1,515mg~約2,485mg、約1,520mg~約2,480mg、約1,525mg~約2,475mg、約1,530mg~約2,470mg、約1,535mg~約2,465mg、約1,540mg~約2,460mg、約1,545mg~約2,455mg、約1,550mg~約2,450mg、約1,555mg~約2,445mg、約1,560mg~約2,440mg、約1,565mg~約2,435mg、約1,570mg~約2,430mg、約1,575mg~約2,425mg、約1,580mg~約2,420mg、約1,585mg~約2,415mg、約1,590mg~約2,410mg、約1,595mg~約2,405mg、約1,600mg~約2,400mg、約1,605mg~約2,395mg、約1,610mg~約2,390mg、約1,615mg~約2,385mg、約1,620mg~約2,380mg、約1,625mg~約2,375mg、約1,630mg~約2,370mg、約1,635mg~約2,365mg、約1,640mg~約2,360mg、約1,645mg~約2,355mg、約1,650mg~約2,350mg、約1,655mg~約2,345mg、約1,660mg~約2,340mg、約1,665mg~約2,335mg、約1,670mg~約2,330mg、約1,675mg~約2,325mg、約1,680mg~約2,320mg、約1,685mg~約2,315mg、約1,690mg~約2,310mg、約1,695mg~約2,305mg、約1,700mg~約2,300mg、約1,705mg~約2,295mg、約1,710mg~約2,290mg、約1,715mg~約2,285mg、約1,720mg~約2,280mg、約1,725mg~約2,275mg、約1,730mg~約2,270mg、約1,735mg~約2,265mg、約1,740mg~約2,260mg、約1,745mg~約2,255mg、約1,750mg~約2,250mg、約1,755mg~約2,245mg、約1,760mg~約2,240mg、約1,765mg~約2,235mg、約1,770mg~約2,230mg、約1,775mg~約2,225mg、約1,780mg~約2,220mg、約1,785mg~約2,215mg、約1,790mg~約2,210mg、約1,795mg~約2,205mg、約1,800mg~約2,200mg、約1,805mg~約2,195mg、約1,810mg~約2,190mg、約1,815mg~約2,185mg、約1,820mg~約2,180mg、約1,825mg~約2,175mg、約1,830mg~約2,170mg、約1,835mg~約2,165mg、約1,840mg~約2,160mg、約1,845mg~約2,155mg、約1,850mg~約2,150mg、約1,855mg~約2,145mg、約1,860mg~約2,140mg、約1,865mg~約2,135mg、約1,870mg~約2,130mg、約1,875mg~約2,125mg、約1,880mg~約2,120mg、約1,885mg~約2,115mg、約1,890mg~約2,110mg、約1,895mg~約2,105mg、約1,900mg~約2,100mg、約1,905mg~約2,095mg、約1,910mg~約2,090mg、約1,915mg~約2,085mg、約1,920mg~約2,080mg、約1,925mg~約2,075mg、約1,930mg~約2,070mg、約1,935mg~約2,065mg、約1,940mg~約2,060mg、約1,945mg~約2,055mg、約1,950mg~約2,050mg、約1,955mg~約2,045mg、約1,960mg~約2,040mg、約1,965mg~約2,035mg、約1,970mg~約2,030mg、約1,975mg~約2,025mg、約1,980mg~約2,020mg、約1,985mg~約2,015mg、約1,990mg~約2,010mg、または約1,995mg~約2,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約2,000mgの量で対象に投与される。
例えば、いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mg、300mg、305mg、310mg、315mg、320mg、325mg、330mg、335mg、340mg、345mg、350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mg、650mg、655mg、660mg、665mg、670mg、675mg、680mg、685mg、690mg、695mg、700mg、705mg、710mg、715mg、720mg、725mg、730mg、735mg、740mg、745mg、750mg、755mg、760mg、765mg、770mg、775mg、780mg、785mg、790mg、795mg、800mg、805mg、810mg、815mg、820mg、825mg、830mg、835mg、840mg、845mg、850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mg、1,150mg、1,155mg、1,160mg、1,165mg、1,170mg、1,175mg、1,180mg、1,185mg、1,190mg、1,195mg、1,200mg、1,205mg、1,210mg、1,215mg、1,220mg、1,225mg、1,230mg、1,235mg、1,240mg、1,245mg、1,250mg、1,255mg、1,260mg、1,265mg、1,270mg、1,275mg、1,280mg、1,285mg、1,290mg、1,295mg、1,300mg、1,305mg、1,310mg、1,315mg、1,320mg、1,325mg、1,330mg、1,335mg、1,340mg、1,345mg、1,350mg、1,355mg、1,360mg、1,365mg、1,370mg、1,375mg、1,380mg、1,385mg、1,390mg、1,395mg、1,400mg、1,405mg、1,410mg、1,415mg、1,420mg、1,425mg、1,430mg、1,435mg、1,440mg、1,445mg、1,450mg、1,455mg、1,460mg、1,465mg、1,470mg、1,475mg、1,480mg、1,485mg、1,490mg、1,495mg、1,500mg、1,505mg、1,510mg、1,515mg、1,520mg、1,525mg、1,530mg、1,535mg、1,540mg、1,545mg、1,550mg、1,555mg、1,560mg、1,565mg、1,570mg、1,575mg、1,580mg、1,585mg、1,590mg、1,595mg、1,600mg、1,605mg、1,610mg、1,615mg、1,620mg、1,625mg、1,630mg、1,635mg、1,640mg、1,645mg、1,650mg、1,655mg、1,660mg、1,665mg、1,670mg、1,675mg、1,680mg、1,685mg、1,690mg、1,695mg、1,700mg、1,705mg、1,710mg、1,715mg、1,720mg、1,725mg、1,730mg、1,735mg、1,740mg、1,745mg、1,750mg、1,755mg、1,760mg、1,765mg、1,770mg、1,775mg、1,780mg、1,785mg、1,790mg、1,795mg、1,800mg、1,805mg、1,810mg、1,815mg、1,820mg、1,825mg、1,830mg、1,835mg、1,840mg、1,845mg、1,850mg、1,855mg、1,860mg、1,865mg、1,870mg、1,875mg、1,880mg、1,885mg、1,890mg、1,895mg、1,900mg、1,905mg、1,910mg、1,915mg、1,920mg、1,925mg、1,930mg、1,935mg、1,940mg、1,945mg、1,950mg、1,955mg、1,960mg、1,965mg、1,970mg、1,975mg、1,980mg、1,985mg、1,990mg、1,995mg、2,000mg、2,005mg、2,010mg、2,015mg、2,020mg、2,025mg、2,030mg、2,035mg、2,040mg、2,045mg、2,050mg、2,055mg、2,060mg、2,065mg、2,070mg、2,075mg、2,080mg、2,085mg、2,090mg、2,095mg、2,100mg、2,105mg、2,110mg、2,115mg、2,120mg、2,125mg、2,130mg、2,135mg、2,140mg、2,145mg、2,150mg、2,155mg、2,160mg、2,165mg、2,170mg、2,175mg、2,180mg、2,185mg、2,190mg、2,195mg、2,200mg、2,205mg、2,210mg、2,215mg、2,220mg、2,225mg、2,230mg、2,235mg、2,240mg、2,245mg、2,250mg、2,255mg、2,260mg、2,265mg、2,270mg、2,275mg、2,280mg、2,285mg、2,290mg、2,295mg、2,300mg、2,305mg、2,310mg、2,315mg、2,320mg、2,325mg、2,330mg、2,335mg、2,340mg、2,345mg、2,350mg、2,355mg、2,360mg、2,365mg、2,370mg、2,375mg、2,380mg、2,385mg、2,390mg、2,395mg、2,400mg、2,405mg、2,410mg、2,415mg、2,420mg、2,425mg、2,430mg、2,435mg、2,440mg、2,445mg、2,450mg、2,455mg、2,460mg、2,465mg、2,470mg、2,475mg、2,480mg、2,485mg、2,490mg、2,495mg、または2,500mgの量で対象に投与される。
更なる別の態様では、本開示は、治療有効量のアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬、例えば、式(I)で表される化合物、
(式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
nは、0~2の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩を対象に投与することによって、妊娠中の対象、例えば妊娠中のヒト対象における(例えば、妊娠中のヒト対象の子宮筋おける)、シロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの炎症誘発性及び/または収縮性遺伝子の発現を低減する方法を特徴とする。
上述する態様によれば、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で対象に投与され得る。
例えば、化合物は、1用量あたり約250mg~約750mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約745mg、約260mg~約740mg、約265mg~約735mg、約270mg~約730mg、約275mg~約725mg、約280mg~約720mg、約285mg~約715mg、約290mg~約710mg、約295mg~約705mg、約300mg~約700mg、約305mg~約695mg、約310mg~約690mg、約315mg~約685mg、約320mg~約680mg、約325mg~約675mg、約330mg~約670mg、約335mg~約665mg、約340mg~約660mg、約345mg~約655mg、約350mg~約650mg、約355mg~約645mg、約360mg~約640mg、約365mg~約635mg、約370mg~約630mg、約375mg~約625mg、約380mg~約620mg、約385mg~約615mg、約390mg~約610mg、約395mg~約605mg、約400mg~約600mg、約405mg~約595mg、約410mg~約590mg、約415mg~約585mg、約420mg~約580mg、約425mg~約575mg、約430mg~約570mg、約435mg~約565mg、約440mg~約560mg、約445mg~約555mg、約450mg~約550mg、約455mg~約545mg、約460mg~約540mg、約465mg~約535mg、約470mg~約530mg、約475mg~約525mg、約480mg~約520mg、約485mg~約515mg、約490mg~約510mg、または約495mg~約505mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg~約2,000mgの量、例えば、1用量あたり約255mg~約1,990mg、約260mg~約1,980mg、約265mg~約1,970mg、約270mg~約1,960mg、約275mg~約1,950mg、約280mg~約1,940mg、約285mg~約1,930mg、約290mg~約1,920mg、約295mg~約1,910mg、約300mg~約1,900mg、約305mg~約1,890mg、約310mg~約1,880mg、約315mg~約1,870mg、約320mg~約1,860mg、約325mg~約1,850mg、約330mg~約1,840mg、約335mg~約1,830mg、約340mg~約1,820mg、約345mg~約1,810mg、約350mg~約1,800mg、約355mg~約1,790mg、約360mg~約1,780mg、約365mg~約1,770mg、約370mg~約1,760mg、約375mg~約1,750mg、約380mg~約1,740mg、約385mg~約1,730mg、約390mg~約1,720mg、約395mg~約1,710mg、約400mg~約1,700mg、約405mg~約1,690mg、約410mg~約1,680mg、約415mg~約1,670mg、約420mg~約1,660mg、約425mg~約1,650mg、約430mg~約1,640mg、約435mg~約1,630mg、約440mg~約1,620mg、約445mg~約1,610mg、約450mg~約1,600mg、約455mg~約1,590mg、約460mg~約1,580mg、約465mg~約1,570mg、約470mg~約1,560mg、約475mg~約1,550mg、約480mg~約1,540mg、約485mg~約1,530mg、約490mg~約1,520mg、約495mg~約1,510mg、約500mg~約1,500mg、約505mg~約1,495mg、約510mg~約1,490mg、約515mg~約1,485mg、約520mg~約1,480mg、約525mg~約1,475mg、約530mg~約1,470mg、約535mg~約1,465mg、約540mg~約1,460mg、約545mg~約1,455mg、約550mg~約1,450mg、約555mg~約1,445mg、約560mg~約1,440mg、約565mg~約1,435mg、約570mg~約1,430mg、約575mg~約1,425mg、約580mg~約1,420mg、約585mg~約1,415mg、約590mg~約1,410mg、約595mg~約1,405mg、約600mg~約1,400mg、約605mg~約1,395mg、約610mg~約1,390mg、約615mg~約1,385mg、約620mg~約1,380mg、約625mg~約1,375mg、約630mg~約1,370mg、約635mg~約1,365mg、約640mg~約1,360mg、約645mg~約1,355mg、約650mg~約1,350mg、約655mg~約1,345mg、約660mg~約1,340mg、約665mg~約1,335mg、約670mg~約1,330mg、約675mg~約1,325mg、約680mg~約1,320mg、約685mg~約1,315mg、約690mg~約1,310mg、約695mg~約1,305mg、約700mg~約1,300mg、約705mg~約1,295mg、約710mg~約1,290mg、約715mg~約1,285mg、約720mg~約1,280mg、約725mg~約1,275mg、約730mg~約1,270mg、約735mg~約1,265mg、約740mg~約1,260mg、約745mg~約1,255mg、約750mg~約1,250mg、約755mg~約1,245mg、約760mg~約1,240mg、約765mg~約1,235mg、約770mg~約1,230mg、約775mg~約1,225mg、約780mg~約1,220mg、約785mg~約1,215mg、約790mg~約1,210mg、約795mg~約1,205mg、約800mg~約1,200mg、約805mg~約1,195mg、約810mg~約1,190mg、約815mg~約1,185mg、約820mg~約1,180mg、約825mg~約1,175mg、約830mg~約1,170mg、約835mg~約1,165mg、約840mg~約1,160mg、約845mg~約1,155mg、約850mg~約1,150mg、約855mg~約1,145mg、約860mg~約1,140mg、約865mg~約1,135mg、約870mg~約1,130mg、約875mg~約1,125mg、約880mg~約1,120mg、約885mg~約1,115mg、約890mg~約1,110mg、約895mg~約1,105mg、約900mg~約1,000mg、約905mg~約1,095mg、約910mg~約1,090mg、約915mg~約1,085mg、約920mg~約1,080mg、約925mg~約1,075mg、約930mg~約1,070mg、約935mg~約1,065mg、約940mg~約1,060mg、約945mg~約1,055mg、約950mg~約1,050mg、約955mg~約1,045mg、約960mg~約1,040mg、約965mg~約1,035mg、約970mg~約1,030mg、約975mg~約1,025mg、約980mg~約1,020mg、約985mg~約1,015mg、約990mg~約1,010mg、または約995mg~約1,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約1,500mg~約2,500mgの量、例えば、1用量あたり約1,505mg~約2,495mg、約1,510mg~約2,490mg、約1,515mg~約2,485mg、約1,520mg~約2,480mg、約1,525mg~約2,475mg、約1,530mg~約2,470mg、約1,535mg~約2,465mg、約1,540mg~約2,460mg、約1,545mg~約2,455mg、約1,550mg~約2,450mg、約1,555mg~約2,445mg、約1,560mg~約2,440mg、約1,565mg~約2,435mg、約1,570mg~約2,430mg、約1,575mg~約2,425mg、約1,580mg~約2,420mg、約1,585mg~約2,415mg、約1,590mg~約2,410mg、約1,595mg~約2,405mg、約1,600mg~約2,400mg、約1,605mg~約2,395mg、約1,610mg~約2,390mg、約1,615mg~約2,385mg、約1,620mg~約2,380mg、約1,625mg~約2,375mg、約1,630mg~約2,370mg、約1,635mg~約2,365mg、約1,640mg~約2,360mg、約1,645mg~約2,355mg、約1,650mg~約2,350mg、約1,655mg~約2,345mg、約1,660mg~約2,340mg、約1,665mg~約2,335mg、約1,670mg~約2,330mg、約1,675mg~約2,325mg、約1,680mg~約2,320mg、約1,685mg~約2,315mg、約1,690mg~約2,310mg、約1,695mg~約2,305mg、約1,700mg~約2,300mg、約1,705mg~約2,295mg、約1,710mg~約2,290mg、約1,715mg~約2,285mg、約1,720mg~約2,280mg、約1,725mg~約2,275mg、約1,730mg~約2,270mg、約1,735mg~約2,265mg、約1,740mg~約2,260mg、約1,745mg~約2,255mg、約1,750mg~約2,250mg、約1,755mg~約2,245mg、約1,760mg~約2,240mg、約1,765mg~約2,235mg、約1,770mg~約2,230mg、約1,775mg~約2,225mg、約1,780mg~約2,220mg、約1,785mg~約2,215mg、約1,790mg~約2,210mg、約1,795mg~約2,205mg、約1,800mg~約2,200mg、約1,805mg~約2,195mg、約1,810mg~約2,190mg、約1,815mg~約2,185mg、約1,820mg~約2,180mg、約1,825mg~約2,175mg、約1,830mg~約2,170mg、約1,835mg~約2,165mg、約1,840mg~約2,160mg、約1,845mg~約2,155mg、約1,850mg~約2,150mg、約1,855mg~約2,145mg、約1,860mg~約2,140mg、約1,865mg~約2,135mg、約1,870mg~約2,130mg、約1,875mg~約2,125mg、約1,880mg~約2,120mg、約1,885mg~約2,115mg、約1,890mg~約2,110mg、約1,895mg~約2,105mg、約1,900mg~約2,100mg、約1,905mg~約2,095mg、約1,910mg~約2,090mg、約1,915mg~約2,085mg、約1,920mg~約2,080mg、約1,925mg~約2,075mg、約1,930mg~約2,070mg、約1,935mg~約2,065mg、約1,940mg~約2,060mg、約1,945mg~約2,055mg、約1,950mg~約2,050mg、約1,955mg~約2,045mg、約1,960mg~約2,040mg、約1,965mg~約2,035mg、約1,970mg~約2,030mg、約1,975mg~約2,025mg、約1,980mg~約2,020mg、約1,985mg~約2,015mg、約1,990mg~約2,010mg、または約1,995mg~約2,005mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約2,000mgの量で対象に投与される。
例えば、いくつかの実施形態では、化合物は、1用量あたり約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mg、300mg、305mg、310mg、315mg、320mg、325mg、330mg、335mg、340mg、345mg、350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mg、650mg、655mg、660mg、665mg、670mg、675mg、680mg、685mg、690mg、695mg、700mg、705mg、710mg、715mg、720mg、725mg、730mg、735mg、740mg、745mg、750mg、755mg、760mg、765mg、770mg、775mg、780mg、785mg、790mg、795mg、800mg、805mg、810mg、815mg、820mg、825mg、830mg、835mg、840mg、845mg、850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mg、1,150mg、1,155mg、1,160mg、1,165mg、1,170mg、1,175mg、1,180mg、1,185mg、1,190mg、1,195mg、1,200mg、1,205mg、1,210mg、1,215mg、1,220mg、1,225mg、1,230mg、1,235mg、1,240mg、1,245mg、1,250mg、1,255mg、1,260mg、1,265mg、1,270mg、1,275mg、1,280mg、1,285mg、1,290mg、1,295mg、1,300mg、1,305mg、1,310mg、1,315mg、1,320mg、1,325mg、1,330mg、1,335mg、1,340mg、1,345mg、1,350mg、1,355mg、1,360mg、1,365mg、1,370mg、1,375mg、1,380mg、1,385mg、1,390mg、1,395mg、1,400mg、1,405mg、1,410mg、1,415mg、1,420mg、1,425mg、1,430mg、1,435mg、1,440mg、1,445mg、1,450mg、1,455mg、1,460mg、1,465mg、1,470mg、1,475mg、1,480mg、1,485mg、1,490mg、1,495mg、1,500mg、1,505mg、1,510mg、1,515mg、1,520mg、1,525mg、1,530mg、1,535mg、1,540mg、1,545mg、1,550mg、1,555mg、1,560mg、1,565mg、1,570mg、1,575mg、1,580mg、1,585mg、1,590mg、1,595mg、1,600mg、1,605mg、1,610mg、1,615mg、1,620mg、1,625mg、1,630mg、1,635mg、1,640mg、1,645mg、1,650mg、1,655mg、1,660mg、1,665mg、1,670mg、1,675mg、1,680mg、1,685mg、1,690mg、1,695mg、1,700mg、1,705mg、1,710mg、1,715mg、1,720mg、1,725mg、1,730mg、1,735mg、1,740mg、1,745mg、1,750mg、1,755mg、1,760mg、1,765mg、1,770mg、1,775mg、1,780mg、1,785mg、1,790mg、1,795mg、1,800mg、1,805mg、1,810mg、1,815mg、1,820mg、1,825mg、1,830mg、1,835mg、1,840mg、1,845mg、1,850mg、1,855mg、1,860mg、1,865mg、1,870mg、1,875mg、1,880mg、1,885mg、1,890mg、1,895mg、1,900mg、1,905mg、1,910mg、1,915mg、1,920mg、1,925mg、1,930mg、1,935mg、1,940mg、1,945mg、1,950mg、1,955mg、1,960mg、1,965mg、1,970mg、1,975mg、1,980mg、1,985mg、1,990mg、1,995mg、2,000mg、2,005mg、2,010mg、2,015mg、2,020mg、2,025mg、2,030mg、2,035mg、2,040mg、2,045mg、2,050mg、2,055mg、2,060mg、2,065mg、2,070mg、2,075mg、2,080mg、2,085mg、2,090mg、2,095mg、2,100mg、2,105mg、2,110mg、2,115mg、2,120mg、2,125mg、2,130mg、2,135mg、2,140mg、2,145mg、2,150mg、2,155mg、2,160mg、2,165mg、2,170mg、2,175mg、2,180mg、2,185mg、2,190mg、2,195mg、2,200mg、2,205mg、2,210mg、2,215mg、2,220mg、2,225mg、2,230mg、2,235mg、2,240mg、2,245mg、2,250mg、2,255mg、2,260mg、2,265mg、2,270mg、2,275mg、2,280mg、2,285mg、2,290mg、2,295mg、2,300mg、2,305mg、2,310mg、2,315mg、2,320mg、2,325mg、2,330mg、2,335mg、2,340mg、2,345mg、2,350mg、2,355mg、2,360mg、2,365mg、2,370mg、2,375mg、2,380mg、2,385mg、2,390mg、2,395mg、2,400mg、2,405mg、2,410mg、2,415mg、2,420mg、2,425mg、2,430mg、2,435mg、2,440mg、2,445mg、2,450mg、2,455mg、2,460mg、2,465mg、2,470mg、2,475mg、2,480mg、2,485mg、2,490mg、2,495mg、または2,500mgの量で対象に投与される。
上記の態様のいずれかのいくつかの実施形態では、Ar環は、置換基(Ia)~(Iy)から選択され、
式中、各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各mは、独立して、0~5の整数であり、
各pは、独立して、0~3の整数であり、
各qは、独立して、0~2の整数であり、
各rは、独立して、0~1の整数であり、
各sは、独立して、0~7の整数である。
いくつかの実施形態では、各Rは、置換基(IIa)~(IIy)から独立して選択される。
いくつかの実施形態では、Ar環は、式(Ia)によって表される置換基であり、
各Rは、独立して、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルである。
いくつかの実施形態では、Cy環は、置換基(IIIa)~(IIIaa)から選択され、
式中、各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Gは、独立して、-CH-、-CRH-、-NH-、-NR-、-O-または-S-であり、
各tは、独立して、0~5の整数であり、
各uは、独立して、0~3の整数であり、
各vは、独立して、0~2の整数であり、
各wは、独立して、0~1の整数であり、
各xは、独立して、0~7の整数であり、
各yは、独立して、0~4の整数である。
置換基Rは、式(IIIb)または(IIIc)においてGに結合され得ることは理解されるべきである。そのような場合、Gは、-CH-、-CR-及び-N-からなる群から選択されることは理解されるべきである。
いくつかの実施形態では、Cy環は、式(IVa)によって表される任意選択で置換されたアリール基である。
いくつかの実施形態では、Cy環は、式(IVb)によって表される置換されたアリール基である。
いくつかの実施形態では、Rは、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されたC~C-アルキルアシルオキシである。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(V)で表される、
(式中、Rは、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
mは、0~5の整数であり、
tは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(Va)で表される、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VI)で表される、
(式中、Rは、ヒドロキシル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、または任意選択で置換されたアシルオキシであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
iは、0~3の整数であり、
xは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VIa)で表される、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VII)で表される、
(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されたアミノアシルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
iは、0~3の整数であり、
xは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VIII)で表される、
(式中、Rは、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、好ましくは、Rは、アミノ置換アルキル、例えば、1-アミノC~Cアルキル(例えば、(S)-1-アミノC~Cアルキルまたは(R)-1-アミノC~Cアルキル、例えば、(S)-1-アミノ-2-メチルプロピル、(S)-1-アミノ-2-メチルブチル、(S)-1-アミノ-3-メチルブチル、(R)-1-アミノ-2-メチルプロピル、(R)-1-アミノ-2-メチルブチル、または(R)-1-アミノ-3-メチルブチル)であり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
iは、0~3の整数であり、
tは、0~5の整数であり、
xは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、本方法は、対象に、化合物(1)を提供することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、対象に、化合物(2)
またはその薬学的に許容される塩、例えば、式(3)で表されるその塩化物塩を投与することを含む。
いくつかの実施形態では、化合物は結晶状態にある。例えば、化合物は結晶性化合物(3)であり得、
(a)約7.0°2θ、約8.1°2θ、約10.0°2θ、約12.0°2θ、約13.1°2θ、約14.1°2θ、約16.4°2θ、約18.4°2θ、約20.1°2θ、約21.0°2θ、約23.5°2θ、及び約29.5°2θの特徴的なX線粉末回折ピーク;
(b)約1.1ppm、約3.3ppm、約4.9ppm、約5.4ppm、約7.1ppm、約7.7ppm、約7.9ppm、及び約8.0ppmを中心とするH核磁気共鳴(NMR)ピーク
(c)示差走査熱量測定によって測定される約145℃~約147℃の吸熱;
(d)熱重量分析によって測定される、25℃から100℃に加熱したとき、約0.2%~約0.6%の重量損失;及び/または
(e)熱重量分析によって測定される、100℃から160℃に加熱したとき、約2.5%~約3.5%の重量損失を示し得る。
本開示の上述の態様のいずれかのいくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約300mg~約2,300mgの量、例えば、1用量あたり約300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、1用量あたり1,400mg、1用量あたり1,450mg、1用量あたり1,500mg、1用量あたり1,550mg、1用量あたり1,600mg、1用量あたり1,650mg、1用量あたり1,700mg、1用量あたり1,750mg、1用量あたり1,800mg、1用量あたり1,850mg、1用量あたり1,900mg、1用量あたり1,950mg、1用量あたり2,000mg、1用量あたり2,050mg、1用量あたり2,100mg、1用量あたり2,150mg、1用量あたり2,200mg、1用量あたり2,250mg、または1用量あたり2,300mgの量で対象に投与される。PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約400mg~約2,100mgの量、例えば、1用量あたり約400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、1用量あたり1,400mg、1用量あたり1,450mg、1用量あたり1,500mg、1用量あたり1,550mg、1用量あたり1,600mg、1用量あたり1,650mg、1用量あたり1,700mg、1用量あたり1,750mg、1用量あたり1,800mg、1用量あたり1,850mg、1用量あたり1,900mg、1用量あたり1,950mg、1用量あたり2,000mg、1用量あたり2,050mg、または1用量あたり2,100mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約450mg~約2,050mgの量、例えば、1用量あたり約450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、1用量あたり1,400mg、1用量あたり1,450mg、1用量あたり1,500mg、1用量あたり1,550mg、1用量あたり1,600mg、1用量あたり1,650mg、1用量あたり1,700mg、1用量あたり1,750mg、1用量あたり1,800mg、1用量あたり1,850mg、1用量あたり1,900mg、1用量あたり1,950mg、1用量あたり2,000mg、または1用量あたり2,050mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約100mg~約900mgの量、例えば、1用量あたり約100mg、1用量あたり150mg、1用量あたり200mg、1用量あたり250mg、1用量あたり300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、または1用量あたり900mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約200mg~約800mgの量、例えば、1用量あたり約200mg、1用量あたり250mg、1用量あたり300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、または1用量あたり800mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約300mg~約700mgの量、例えば、1用量あたり約300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、または1用量あたり700mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約400mg~約600mgの量、例えば、1用量あたり約400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、または1用量あたり600mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約450mg~約550mgの量、例えば、1用量あたり約450mg、1用量あたり500mg、または1用量あたり550mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約600mg~約1,400mgの量、例えば、1用量あたり約600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、または1用量あたり1,400mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約700mg~約1,300mgの量、例えば、1用量あたり約700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、または1用量あたり1,300mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約800mg~約1,200mgの量、例えば、1用量あたり約800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、または1用量あたり1,200mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約900mg~約1,100mgの量、例えば、1用量あたり約900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、または1用量あたり1,100mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約950mg~約1,050mgの量、例えば、1用量あたり約950mg、1用量あたり1,000mg、または1用量あたり1,050mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、12時間、24時間、36時間、48時間、60時間、72時間、84時間、96時間、週または月ごとに1回以上の用量で対象に定期的に投与される。例えば、PGF2α受容体拮抗薬は、12時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、14時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、16時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、18時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、20時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、22時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、24時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、26時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、28時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、30時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、32時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、34時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、36時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、38時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、40時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、42時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、44時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、46時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、48時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、60時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、72時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、84時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、96時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、108時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、120時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、132時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、144時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、156時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)または毎週1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)で対象に投与され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり1~6回の用量で対象に投与される。例えば、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日1回対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日2回対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、4~12時間ごとに1回、例えば、4時間ごとに1回、5時間ごとに1回、6時間ごとに1回、7時間ごとに1回、8時間ごとに1回、9時間ごとに1回、10時間ごとに1回、11時間ごとに1回、または12時間ごとに1回対象に投与される。
本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、まとめて単回用量を構成する1つ以上の単位剤形で対象に投与され得る。例えば、化合物の1つ以上の単位剤形を対象に投与することにより、250mg、500mg、750mg、1,000mg、1,250mg、1,500mg、1,750mg、2,000mgまたはそれ以上の単回用量などの特定量の化合物の単回用量を対象に投与することができる。非限定的な例として、化合物の1,000mgの単回用量は、化合物の2つの個別の500mg単位剤形によって対象に投与され得る。2つの500mg単位剤形は、実質的に同時に対象に投与される場合、化合物の単回の1,000mg用量をまとめて構成する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約250mg~約2,500mg、例えば、1日あたり約250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mg、1,600mg、1,650mg、1,700mg、1,750mg、1,800mg、1,850mg、1,900mg、1,950mg、2,000mg、2,050mg、2,100mg、2,150mg、2,200mg、2,250mg、2,300mg、2,350mg、2,400mg、2,450mgまたは2,500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約300mg~約2,000mg、例えば、1日あたり約300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mg、1,600mg、1,650mg、1,700mg、1,750mg、1,800mg、1,850mg、1,900mg、1,950mgまたは2,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約400mg~約1,600mg、例えば、1日あたり約400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mgまたは1,600mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約700mg~約1,300mg、例えば、1日あたり約700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mgまたは1,300mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約800mg~約1,200mg、例えば、1日あたり約800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mgまたは1,200mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約900mg~約1,100mg、例えば、1日あたり約900mg、1,000mg、1,050mgまたは1,100mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約950mg~約1,050mg、例えば、1日あたり約950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mgまたは1,050mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり単回用量で対象に投与される。例えば、PGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり約250mg~約2,500mgの量(例えば、単回用量)、例えば、1日あたり約250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mg、1,600mg、1,650mg、1,700mg、1,750mg、1,800mg、1,850mg、1,900mg、1,950mg、2,000mg、2,050mg、2,100mg、2,150mg、2,200mg、2,250mg、2,300mg、2,350mg、2,400mg、2,450mgまたは2,500mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり約1,000mgの量(例えば、単回用量)で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約800mg~約1,200mgの量で対象に1日1回投与される。続いて、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約300mg~約700mgの量で、すなわち、第2の治療期間中、合計1日あたり約600mg~約1,400mgの量で1日2回対象に投与され得る。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約850mg~約1,150mgの量で、例えば、第1の治療期間中、1用量あたり約850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mgまたは1,150mgの量で(すなわち、第1の治療期間中、1日あたり合計約850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mgまたは1,150mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約900mg~約1,100mgの量で、例えば、第1の治療期間中、1用量あたり約900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mgまたは1,100mgの量で(すなわち、第1の治療期間中、1日あたり合計約900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mgまたは1,100mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約950mg~約1,050mgの量で、例えば、第1の治療期間中、1用量あたり約950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mgまたは1,050mgの量で(すなわち、第1の治療期間中、1日あたり合計約950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mgまたは1,050mgの量で)対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約350mg~約650mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1用量あたり約350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mgまたは650mgの量で(すなわち、第2の治療期間中、1日あたり合計約700mg~約1,300mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1日あたり約700mg、710mg、720mg、730mg、740mg、750mg、760mg、770mg、780mg、790mg、800mg、800mg、810mg、820mg、830mg、840mg、850mg、860mg、870mg、880mg、890mg、900mg、910mg、920mg、930mg、940mg、950mg、960mg、970mg、980mg、990mg、1,000mg、1,010mg、1,020mg、1,030mg、1,040mg、1,050mg、1,060mg、1,070mg、1,080mg、1,090mg、1,100mg、1,110mg、1,120mg、1,130mg、1,140mg、1,150mg、1,160mg、1,170mg、1,180mg、1,190mg、1,200mg、1,210mg、1,220mg、1,230mg、1,240mg、1,250mg、1,260mg、1,270mg、1,280mg、1,290mgまたは1,300mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約400mg~約600mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1用量あたり約400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mgまたは600mgの量で(すなわち、第2の治療期間中、1日あたり合計約800mg~約1,200mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1日あたり約800mg、800mg、810mg、820mg、830mg、840mg、850mg、860mg、870mg、880mg、890mg、900mg、910mg、920mg、930mg、940mg、950mg、960mg、970mg、980mg、990mg、1,000mg、1,010mg、1,020mg、1,030mg、1,040mg、1,050mg、1,060mg、1,070mg、1,080mg、1,090mg、1,100mg、1,110mg、1,120mg、1,130mg、1,140mg、1,150mg、1,160mg、1,170mg、1,180mg、1,190mgまたは1,200mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約450mg~約550mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1用量あたり約450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mgまたは550mgの量で(すなわち、第2の治療期間中、1日あたり合計約900mg~約1,100mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1日あたり約900mg、910mg、920mg、930mg、940mg、950mg、960mg、970mg、980mg、990mg、1,000mg、1,010mg、1,020mg、1,030mg、1,040mg、1,050mg、1,060mg、1,070mg、1,080mg、1,090mgまたは1,100mgの量で)対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、10~14時間ごとに1回対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、11~13時間ごとに1回対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、12時間ごとに1回対象に投与される。
いくつかの実施形態では、第1の治療期間は、1日~10日の期間(例えば、1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日または10日の期間)である。いくつかの実施形態では、第1の治療期間は、1日~5日の期間(例えば、1日、2日、3日、4日または5日の期間)である。いくつかの実施形態では、第1の治療期間は1日の期間である。
いくつかの実施形態では、第2の治療期間は、1日~28日の期間(例えば、1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、27日または28日の期間)である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は、4日~14日の期間(例えば、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日または14日の期間)である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は、5日~10日の期間(例えば、5日、6日、7日、8日、9日または10日の期間)である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は3日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は4日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は5日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は6日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は7日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は8日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は9日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は10日の期間である。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、対象が少なくとも約34週の妊娠期間(例えば、約34週~約40週の妊娠期間、例えば、34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間)に達するまで、または対象が分娩を経験するまで、対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、対象が約37週の妊娠期間に達するまで、対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、対象に経口投与される。PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、錠剤、ジェルカプセル、粉末、液体溶液、または液体懸濁液として処方され得る。
いくつかの実施形態では、アトシバンは、12時間、24時間、36時間、48時間、60時間、72時間、84時間、96時間、週または月ごとに1回以上の用量で対象に定期的に投与される。例えば、アトシバンは、12時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、14時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、16時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、18時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、20時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、22時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、24時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、26時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、28時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、30時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、32時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、34時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、36時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、38時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、40時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、42時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、44時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、46時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、48時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、60時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、72時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、84時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、96時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、108時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、120時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、132時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、144時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、156時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)または毎週1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)で対象に投与され得る。
いくつかの実施形態では、アトシバンは、約4.0mg~約9.5mgの単回ボーラス投与(例えば、約4.0mg、4.1mg、4.2mg、4.3mg、4.4mg、4.5mg、4.6mg、4.7mg、4.8mg、4.9mg、5.0mg、5.1mg、5.2mg、5.3mg、5.4mg、5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mg、8.0mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mg、8.5mg、8.6mg、8.7mg、8.8mg、8.9mgまたは9.0mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約5.0mg~約8.5mgの単回ボーラス投与(例えば、約5.0mg、5.1mg、5.2mg、5.3mg、5.4mg、5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mg、8.0mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mgまたは8.5mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約5.5mg~約8.0mgの単回ボーラス投与(例えば、約5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mgまたは8.0mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約5.75mg~約7.75mgの単回ボーラス投与(例えば、約5.75mg、6.00mg、6.25mg、6.50mg、6.75mg、7.00mg、7.25mg、7.50mgまたは7.75mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.0mg~約7.5mgの単回ボーラス投与(例えば、約6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mgまたは7.5mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.25mg~約7.25mgの単回ボーラス投与(例えば、約6.25mg、6.50mg、6.75mg、7.00mgまたは7.25mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.5mg~約7.0mgの単回ボーラス投与(例えば、約6.50mg、6.75mgまたは7.00mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.75mgの単回ボーラス投与で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス用量は、対象に静脈内投与される。
いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約40mg~約70mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約40mg、41mg、42mg、43mg、44mg、45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mg、60mg、61mg、62mg、63mg、64mg、65mg、66mg、67mg、68mg、69mgまたは70mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約45mg~約65mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mg、60mg、61mg、62mg、63mg、64mgまたは65mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約50mg~約60mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mgまたは60mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約52mg~約56mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約52mg、53mg、54mg、55mgまたは56mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約54mgの量で連続静脈内注入によって対象に引き続き投与される。
いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約1時間~約5時間の期間にわたって、例えば、約1.0時間、1.25時間、1.5時間、1.75時間、2.0時間、2.25時間、2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間、3.5時間、3.5時間、3.75時間、4.0時間、4.25時間、4.5時間、4.75時間または5.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約1.5時間~約4.5時間の期間にわたって、例えば、約1.5時間、1.75時間、2.0時間、2.25時間、2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間、3.5時間、3.5時間、3.75時間、4.0時間、4.25時間または4.5時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約2.0時間~約4.0時間の期間にわたって、例えば、約2.0時間、2.25時間、2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間、3.5時間、3.5時間、3.75時間または4.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約2.5時間~約3.5時間の期間にわたって、例えば、約2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間または3.5時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約3.0時間の期間にわたって連続的に行われる。
いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約240mg~約300mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約240mg、245mg、250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mgまたは300mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約250mg~約290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mgまたは290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約250mg~約290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mgまたは290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約260mg~約280mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約260mg、265mg、270mg、275mgまたは280mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約265mg~約275mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約265mg、270mgまたは275mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約270mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって対象に引き続き投与される。
いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約42時間~約48時間の期間にわたって、例えば、約42.0時間、42.25時間、42.5時間、42.75時間、43.0時間、43.25時間、43.5時間、43.75時間、44.0時間、44.25時間、44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間、45.5時間、45.75時間、46.0時間、46.25時間、46.5時間、46.75時間、47.0時間、47.25時間、47.5時間、47.75時間または48.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約43時間~約47時間の期間にわたって、例えば、約43.0時間、43.25時間、43.5時間、43.75時間、44.0時間、44.25時間、44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間、45.5時間、45.75時間、46.0時間、46.25時間、46.5時間、46.75時間または47.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約44時間~約46時間の期間にわたって、例えば、約44.0時間、44.25時間、44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間、45.5時間、45.75時間または46.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約44.5時間~約45.5時間の期間にわたって、例えば、約44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間または45.5時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約44時間の期間にわたって連続的に行われる。
いくつかの実施形態では、アトシバンは、対象が少なくとも約34週の妊娠期間(例えば、約34週~約40週の妊娠期間、例えば、34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間)に達するまで、または対象が分娩を経験するまで、対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、対象が約37週の妊娠期間に達するまで、対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約48時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約36時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約24時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約12時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約6時間以内に開始する。いくつかの実施形態において、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、実質的に同時に開始する。
いくつかの実施形態では、アトシバンは水溶液として処方される。水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約5.0mg/ml~約10mg/ml(例えば、約5.0mg/ml、5.1mg/ml、5.2mg/ml、5.3mg/ml、5.4mg/ml、5.5mg/ml、5.6mg/ml、5.7mg/ml、5.8mg/ml、5.9mg/ml、6.0mg/ml、6.1mg/ml、6.2mg/ml、6.3mg/ml、6.4mg/ml、6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/ml、8.5mg/ml、8.6mg/ml、8.7mg/ml、8.8mg/ml、8.9mg/ml、9.0mg/ml、9.1mg/ml、9.2mg/ml、9.3mg/ml、9.4mg/ml、9.5mg/ml、9.6mg/ml、9.7mg/ml、9.8mg/ml、9.9mg/mlまたは10.0mg/ml)であり得る。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約5.5mg/ml~約9.5mg/ml(例えば、約5.5mg/ml、5.6mg/ml、5.7mg/ml、5.8mg/ml、5.9mg/ml、6.0mg/ml、6.1mg/ml、6.2mg/ml、6.3mg/ml、6.4mg/ml、6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/ml、8.5mg/ml、8.6mg/ml、8.7mg/ml、8.8mg/ml、8.9mg/ml、9.0mg/ml、9.1mg/ml、9.2mg/ml、9.3mg/ml、9.4mg/mlまたは9.5mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約6.0mg/ml~約9.0mg/ml(例えば、約6.0mg/ml、6.1mg/ml、6.2mg/ml、6.3mg/ml、6.4mg/ml、6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/ml、8.5mg/ml、8.6mg/ml、8.7mg/ml、8.8mg/ml、8.9mg/mlまたは9.0mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約6.5mg/ml~約8.5mg/ml(例えば、約6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/mlまたは8.5mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約7.0mg/ml~約8.0mg/ml(例えば、約7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/mlまたは8.0mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は約7.5mg/mlである。
水溶液は、マンニトールなどの1つ以上の薬学的に許容される賦形剤を更に含んでもよい。いくつかの実施形態では、水溶液中のマンニトールの濃度は、約45mg/ml~約55mg/ml(例えば、約50mg/ml)などの約40mg/ml~約60mg/mlである。
いくつかの実施形態では、水溶液は、約4.0~約5.0のpH(例えば、約4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9または5.0のpH)を有する。いくつかの実施形態では、水溶液は、約4.25~約4.75のpH(例えば、約4.25、4.30、4.35、4.40、4.45、4.50、4.55、4.60、4.65、4.70または4.75のpH)を有する。いくつかの実施形態では、水溶液は約4.5のpHを有する。
いくつかの実施形態では、対象は、単生児妊娠または双生児妊娠である。
いくつかの実施形態では、対象は、早産を経験しているか、または経験するリスクがある。早産を経験するリスクがあると対象を特定できる条件には、(i)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前の妊娠期間が約24週~約36週である対象(例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前の約24週~約34週の妊娠期間、例えば約28週~約33及び6/7週の妊娠期間など)、(ii)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前の30分あたり4回以上の子宮収縮(例えば、それぞれが少なくとも30秒間持続)を示す対象、(iii)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前に、約1cm~約4cmの子宮頸管拡張を示す対象、(iv)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前に、対象から得た子宮頸管分泌物の試料において、胎児フィブロネクチン及び/またはインスリン様成長因子結合タンパク質-1(IGFBP-1)の存在について陽性の試験結果を示す対象、(v)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前に約25mm以下の子宮頸管長を示す対象、(vi)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前に進行性の子宮頸管拡張(例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前に1時間あたり約0.5cm~1時間あたり約0.7cmの子宮頸管拡張速度)を示す対象、及び(vii)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与前に少なくとも50%の展退を示す対象を含む。対象は、例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に最初に投与する前に、これらの特徴のうちの1つ以上またはすべてを示すものであり得る。いくつかの実施形態では、対象は、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与の3時間前まで、これらの特徴のうちの1つ以上またはすべてを示す。
いくつかの実施形態では、対象による分娩は、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の最初の投与後、約4時間~約6週間遅延される。例えば、分娩は、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の最初の投与から約12時間~約28日間、約18時間~約21日間、約24時間~約14日間、約24時間~約14日間、約48時間または約7日間遅延され得る。いくつかの実施形態では、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後、対象は、少なくとも約34週間の妊娠期間、例えば、約34週間、35週間、36週間、37週間、38週間、39週間または40週間の妊娠期間で分娩を経験する。いくつかの実施形態では、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後、対象は約37週間の妊娠期間で分娩を経験する。いくつかの実施形態では、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後、対象は約36週間~約40週間の妊娠期間で分娩を経験する。
更なる態様では、本開示は、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬を含むキットと、本開示の記載された上述の態様または実施形態のいずれかの方法に従ってPGF2α受容体拮抗薬を妊娠中の対象(例えば、妊娠中のヒト対象)に投与するようにキットの使用者に指示する添付文書と、を特徴とする。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、式(1)で表される化合物である。
PGF2α受容体拮抗薬は、式(2)で表される化合物
またはその薬学的に許容される塩である。例えば、いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、以下の式(3)によって表される化合物(2)の塩化物塩である。
いくつかの実施形態では、キットは、約5.0mg/ml~約10.0mg/mlの濃度(例えば、約7.5mg/mlの濃度)を有する水溶液の剤形などでアトシバンを更に含む。水溶液は、例えば、約45mg/ml~約55mg/ml(例えば、約50mg/ml)などの約40mg/ml~約60mg/mlの濃度で、マンニトールなどの1つ以上の薬学的に許容される賦形剤を更に含有し得る。
定義
本明細書中で使用する場合、「約」という用語は、記載する値から10%以内で上回るかまたは下回る値を指す。例えば、「約5mg」という値は、4.5mg~5.5mgの量を指す。
本明細書で使用する場合、「親和性」という用語は、リガンドと受容体などの2つの分子間の結合相互作用の強さを指す。本明細書で使用する場合、「K」という用語は、目的の特定の分子に対する拮抗薬の阻害定数を指すことを意図し、モル濃度(M)として表される。拮抗薬-標的相互作用のK値は、例えば、当技術分野で確立された方法を使用して決定することができる。分子標的に対する拮抗薬のKを決定するために使用できる方法には、例えば、そのそれぞれの開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、US8,415,480、US9,447,055及びUS9,834,528に記載の競合的放射性リガンド結合アッセイなどの競合的結合実験が含まれる。本明細書で使用する場合、「K」という用語は、例えば、2つの分子の会合の速度定数(k)に対する2つの分子の解離の速度定数(k)の比から得ることができる解離定数を指すことを意図しており、モル濃度(M)として表される。受容体-リガンド相互作用のK値は、例えば、当技術分野で確立された方法を使用して決定することができる。受容体-リガンド相互作用のKを決定するために使用できる方法には、例えば、BIACORE(登録商標)システムなどのバイオセンサーシステムの使用による表面プラズモン共鳴が含まれる。
本明細書で使用する場合、「効果」及び「応答」という用語は、早産の治療または予防のための治療を受けている妊娠中のヒト対象などの対象の文脈の中で互換可能に使用される。これらの用語は、対象の状態の任意の臨床的改善を指す。早産を経験している、または経験するリスクがある対象、ならびに本明細書に記載のアトシバン及びプロスタグランジン受容体F2α(PGF2α)拮抗薬(例えば、本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩)による治療を受けている対象の文脈における例示的な効果には、これらに限定されないが、(i)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の最初の投与後、例えば、1時間以上、1日以上または1週間以上の遅延など(例えば、約1時間~約16週間の遅延、例えば、特に1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)の対象による分娩の開始の遅延、(ii)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後、対象が少なくとも約34週の妊娠期間で、例えば、約34週~約40週の妊娠期間で(例えば、約34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間で)分娩を経験するような、対象による分娩の開始の遅延、(iii)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後の対象による膣出血の減少、(iv)対象による破水の開始の遅延(例えば、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の最初の投与後、約1時間~約16週間の遅延、例えば、特に1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)、(v)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後の対象によるシクロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの1つ以上の炎症誘発性遺伝子の発現の減少(例えば、子宮筋層のCox2発現の減少を観察することにより評価)、及び(vi)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後の対象における子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動の減少が含まれる。
本明細書で使用する場合、「ボーラス投与(bolus administration)」及び「ボーラス投与(bolus dose)」という用語は互換可能に使用され、治療薬の全用量が単一の別個の時点で対象に投与されるような治療薬の対象への投与を指す。ボーラス投与の例には、6.75mg用量全体が単一の時点で患者に投与されるような、6.75mg用量のアトシバンなどの本明細書に記載のオキシトシン受容体拮抗薬の投与が含まれる。対照的に、「連続注入」などの「連続投与」は、治療薬の全用量をある時間間隔で定常速度で患者に投与するような、治療薬(例えば、アトシバンなどの本明細書に記載のオキシトシン受容体拮抗薬)の投与を指す。連続投与の例には、54mgの用量全体がある時間間隔で定常速度で患者に投与される(例えば、1分以上または1時間以上にわたって)ような、アトシバンの54mg用量などの本明細書に記載のオキシトシン受容体拮抗薬の投与が含まれる。
本明細書で使用する場合、「結晶」または「結晶形態」という用語は、原子、イオン、分子または分子集合体の規則的な三次元配列である物理的状態を有することを意味する。結晶形態には、三次元で繰り返される単位セルに明確に画定された対称性に従って配置される、非対称単位と呼ばれるビルディングブロックの格子配列がある。対照的に、「非晶質」または「非晶質形態」という用語は、組織化されていない(秩序のない)構造を指す。治療用化合物の物理的状態は、X線回折、偏光顕微鏡法及び/または示差走査熱量測定などの例示的な技術によって決定することができる。
本明細書で使用する場合、「用量」という用語は、妊娠中の対象(例えば、妊娠中のヒトの対象)における早産の治療または予防など障害または状態の治療のために対象に投与される、本明細書に記載のアトシバン及び/またはPGF2α受容体拮抗薬などの治療薬の量を指す。本明細書に記載の治療薬は、単回投与または複数回投与で投与することができる。それぞれの場合において、治療薬は、治療薬の1つ以上の単位剤形を使用して投与され得る。例えば、治療薬の1,000mgの単回用量は、例えば、治療薬の2つの500mg単位剤形を使用して投与され得る。
本明細書で使用する場合、「展退」及び「展退した」という用語は、分娩のための子宮頸部の準備、子宮頸部の漸進的な菲薄化に現れるプロセスを指す。展退は、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または100%などのパーセンテージで表すことができる。展退が起こると、子宮頸部が短くなり、最終的に子宮下部壁の一部になる。子宮頸部の厚さ及び拡張に基づいて子宮頸部の展退を測定する方法は、当技術分野で公知であり、例えば、US5,876,357に記載されており、その開示は、子宮頸部の拡張の測定に関連するものとして、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書中で使用する場合、「内因性」という用語は、特定の生体(例えば、ヒト)または生体内の特定の場所(例えば、器官、組織または細胞、例えば、ヒト細胞)に自然に見出される分子(例えば、ポリペプチド、核酸または補因子)を表す。
本明細書中で使用する場合、「外来性」という用語は、特定の生物(例えば、ヒト)または生物内の特定の場所(例えば、器官、組織または細胞、例えば、ヒト細胞)に天然には見出されない分子(例えば、ポリペプチド、核酸または補因子)を表す。外来性物質には、生物またはそこから抽出された培養物に対して、外部供給源から提供される物質が含まれる。
本明細書で使用する場合、「妊娠期間」という用語は、特定の妊娠がどれくらい進んでいるかを表し、妊娠中の女性対象の最終月経周期の初日から現在まで測定される。本明細書で使用する場合、「分娩」(出生とも称される)という用語は、妊娠中の女性対象の子宮からの胎児及び胎盤の娩出に関連する。正常なヒトの妊娠では、分娩は、一般に約40週の妊娠期間で生じる。本明細書で使用する場合、「早期分娩」とは、ヒト対象では典型的には約40週間である完全な妊娠期間の3週間超前に分娩が始まる状態を指す。つまり、早期分娩は、例えば、妊娠38週より前のどの段階でも発生する可能性がある。早期分娩は、治療されない場合、通常、妊娠中の女性対象における分娩の発生、または分娩に関連する生理学的変化につながる。早期分娩は、膣出血または子宮膜の破裂と関連するまたは関連しない場合がある。早期分娩は、早産とも称され得る。
本明細書で使用する場合、「1日1回」という用語は、毎日単回用量で対象に治療薬を投与することを指す。治療薬が対象に投与される日時は、一定であっても変動してもよい。同様に、「1日2回」、「1日3回」などの用語は、それぞれ1日2回または3回の投与で対象に治療薬を投与することを指す。
本明細書で使用する場合、「進行性子宮頸部拡張」という用語は、早期分娩を経験しているか、または経験するリスクがある妊娠中のヒト対象などの対象における子宮頸部の一様の開口を指す。対象の子宮頸部が一定の線形速度、例えば、毎時約0.5cm~毎時約0.7cmの速度で開いている(すなわち、拡張している)場合、対象は進行性子宮頸管拡張を示すとみなされる。
本明細書で使用する場合、「プロスタグランジンF2α受容体拮抗薬」または「PGF2α受容体拮抗薬」という用語は、PGF2α受容体に特異的及び/または選択的に結合し、例えば、子宮筋細胞における受容体シグナル伝達を阻害することができる化合物を指す。PGF2α受容体シグナル伝達の阻害は、例えば、(i)ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスホスフェート(PIP)切断、(ii)ジアシルグリセロール(DAG)産生、(iii)イノシトール-1,4,5-三リン酸(IP)産生、及び/または(iv)筋小胞体による細胞内カルシウム(Ca2+)放出の減少として観察され得るホスホリパーゼC活性の抑制として現れる場合がある。PGF2α受容体シグナル伝達の阻害はまた、子宮筋収縮の減少及び/または発達中の胎児を支援するプロゲステロン分泌構造である黄体内の内皮細胞壊死の減少など、カルシウム動員に関連する1つ以上の下流の生理学的事象の減少として現れる場合がある。本明細書に記載の組成物及び方法と共に使用することができるPGF2α受容体拮抗薬は、例えば、そのそれぞれの開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、US8,415,480、US9,447,055及びUS9,834,528に記載される、1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナート、もしくはその薬学的に許容される塩(例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルLバリン酸塩)、またはin vivoで、3-([1,1'-ビフェニル]-4-イルスルホニル)-N-[1-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシプロピル]-1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドを生じさせる、別の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドを含む。
本明細書で使用する場合、「IC50」という用語は、例えば、競合リガンド結合アッセイで測定されるように、参照アゴニストの有効性または生物学的標的の構成的活性を50%低下させる物質(拮抗薬)の濃度を指す。例示的な競合的リガンド結合アッセイとしては、当技術分野で他の公知のものの中で、競合的放射性リガンド結合アッセイ、競合的酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)及び蛍光偏光ベースアッセイを含む。
本明細書で2つ以上の治療薬を対象に提供または投与する文脈で使用する場合、「と組み合わせて」という語句は、2つ以上の治療薬を対象(例えば、妊娠中のヒト対象などの哺乳動物対象)に(i)同時にまたは(ii)異なる時間に送達すること指し、これにより、対象の血漿及び/または1つ以上の組織(複数可)(例えば、子宮筋組織)中に検出可能な濃度の先に投与された薬剤またはその代謝物が残っている間に、後に投与された薬剤が対象に投与される。例えば、1つの治療薬は、単一の医薬組成物中、または対象に同時に投与される別個の組成物中(例えば、異なる投与経路によって)など両方の薬剤を対象に同時に投与することによって、別の薬剤と組み合わせて対象に投与され得る。別の例では、1つの治療薬は、最初に1つの治療薬を対象に投与し、その後、対象の血漿及び/または組織(複数可)中に検出可能な量の最初の薬剤が残っている間に、同じまたは異なる投与経路によって他の治療薬を投与することによって、別の治療剤と組み合わせて対象に投与され得る。各薬剤の最初の投与後(例えば、同時にまたは異なる時点で)、対象が最初の薬剤の投与を受けるたびに残りの薬剤(複数可)を受ける必要はない。例えば、対象が第1の薬剤の毎日の投与量及び残りの薬剤(複数可)の毎週の投与量を受ける場合、2つ以上の薬剤は互いに「組み合わせて」投与されると言われる。2つ以上の薬剤の投与のタイミングは一致する必要はない。
本明細書で使用する場合、「月経周期」という用語は、生殖能力に関連する、ヒト女性などの女性における生理学的変化の反復周期を指す。周期の長さは女性ごとに異なり得るが、一般的に28日がヒト女性の典型的な平均排卵周期とみなされる。
本明細書で使用する場合、「医薬組成物」という用語は、哺乳動物に影響を及ぼす特定の疾患または状態、例えば早産もしくは月経困難症などを予防、治療または制御するために、哺乳動物、例えばヒトなどの患者に投与される治療化合物を含有する混合物を意味する。
本明細書中で使用する場合、「薬学的に許容される」という用語は、過度の毒性、刺激、アレルギー反応及び他の問題となる障害がなく、妥当な効果/リスク比を有し、哺乳動物(例えば、ヒト)などの患者の組織との接触に適した化合物、物質、組成物及び/または剤形を指す。
本明細書で治療薬の投与の文脈で使用する場合、「定期的に」という用語は、治療期間中に2回以上(例えば、毎日、毎週、毎月または毎年2回以上)薬剤を投与することを指す。
本明細書で治療的処置の文脈で使用する場合、「提供する」及び「提供すること」という用語は、早産を経験している、または経験するリスクがある対象などの治療を必要とする対象(例えば、ヒトなどの哺乳動物対象)への治療薬の送達を指す。治療薬は、例えば、対象への治療薬の直接投与によって、または対象へのプロドラッグの投与時にin vivoで治療薬に変換されるプロドラッグの投与によって、治療薬を必要とする対象に提供され得る。例示的なプロドラッグには、エステル、ホスフェート、及び対象への投与時に加水分解を受けやすい他の化学官能基が含まれるが、これらに限定されない。プロドラッグには、例えば、そのそれぞれの開示が参照により本明細書に組み込まれる、Vig et al.,Adv.Drug Deliv.Rev.65:1370-1385(2013)及びHuttunen et al.,Pharmacol.Rev.63:750-771(2011)に記載されているものなど当技術分野で公知のものを含む。
本明細書中で使用する場合、「試料」という用語は、患者から分離された標本(例えば、血液、血液成分(例えば、血清または血漿)、尿、唾液、羊水、脳脊髄液、組織(例えば、胎盤または子宮筋)、膵液、絨毛膜絨毛試料、及び細胞)を指す。
本明細書で使用する場合、「特異的に結合する」及び「結合する」という語句は、例えば、特異性を有するリガンドによって認識されるタンパク質及び他の生物学的分子の不均一な集団における特定のタンパク質の存在を決定する結合反応を指す。タンパク質に特異的に結合するリガンド(例えば、タンパク質、プロテオグリカンまたはグリコサミノグリカン)は、例えば、100nM未満のKでタンパク質に結合する。例えば、タンパク質に特異的に結合するリガンドは、最大100nM(例えば、1pM~100nM)のKでタンパク質に結合することができる。タンパク質またはそのドメインへの特異的結合を示さないリガンドは、その特定のタンパク質またはそのドメインに対して100nMより大きい(例えば、200nM、300nM、400nM、500nM、600nm、700nM、800nM、900nM、1μM、100μM、500μMまたは1mMより大きい)Kを示す。特定のタンパク質に対するリガンドの親和性を決定するために、様々なアッセイ形式を使用することができる。例えば、固相ELISAアッセイは通常、標的タンパク質に特異的に結合するリガンドを特定するために使用されている。特異的なタンパク質結合を決定するために使用できるアッセイ形式と条件の説明については、例えば、Harlow&Lane,Antibodies,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Press,New York(1988)及びHarlow&Lane,Using Antibodies,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Press,New York(1999)を参照のこと。
本明細書で使用する場合、「対象」及び「患者」という用語は互換可能に使用され、本明細書に記載の早産の治療または予防のための治療を受ける哺乳動物(例えば、ヒト)などの生物を指す。早産の治療または予防のために治療を受け得る、または治療が必要であるとみなされる患者には、実際に早産を経験している対象(例えば、妊娠中のヒト対象)、及び早産を経験するリスクがある対象が含まれる。様々な臨床指標を使用して、早産を経験する「リスクがある」患者を特定できる。早産を経験する「リスクがある」患者(例えば、ヒト患者)の例としては、(i)本明細書に記載のアトシバン及び/またはPGF2α受容体拮抗薬などの子宮収縮抑制剤の投与前に、約24週~約36週の妊娠期間(例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を投与する前に、例えば、約24週~約34週の妊娠期間、例えば、約28週~約33週と6/7週の妊娠期間)を有する対象、(ii)例えば、子宮収縮抑制剤(複数可)の投与前に、30分あたり4回以上の子宮収縮を示す対象、(iii)例えば、子宮収縮抑制剤(複数可)の投与前に、約1cm~約4cmの子宮頸管拡張を示す対象、(iv)例えば、子宮収縮抑制剤(複数可)の投与前に、対象から得た子宮頸管分泌物の試料において、胎児フィブロネクチン及び/またはインスリン様成長因子結合タンパク質-1(IGFBP-1)の存在について陽性の試験結果を示す対象、及び(v)例えば、子宮収縮抑制剤(複数可)の投与前に、約25mm以下の子宮頸管長を示す対象が含まれる。早産を経験する「リスクがある」妊娠中の対象は、例えば、本明細書に記載の組成物及び方法に従ってアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を最初に投与する前に、これらの特徴の1つ以上またはすべてを示し得る。
本明細書で使用する場合、「実質的に同時に」という用語は、互いに数分以内または正確に同時に2つ以上の治療薬を対象に投与することを指す。「実質的に同時に」という用語は、2つ以上の治療薬が、各薬剤の投与の間に著しい遅延なく対象に投与される事例を包含することが意図され、例えば、医療従事者が観察する任意の実際的な制限の範囲内で許容される最も迅速な方法で、第1の治療薬の投与後に第2の治療薬または後続の治療薬が対象に投与される事例などである。このような実際的な制限の例には、経口投与された可能性のある第1の治療薬の投与に続いて、開業医が静脈内注入などの注射のために患者を準備させるのに必要な時間が含まれる。誤解を避けるために、対象が最初に経口治療薬を投与され、その後すぐに注射可能な治療薬の準備が行われ、その用量が投与される場合は、両方の治療薬が「実質的に同時に」投与された事例とみなされる。
本明細書でアトシバンなどのオキシトシン受容体拮抗薬、及び本明細書の式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物などのPGF2α受容体拮抗薬の文脈で使用する場合、「治療有効量」という用語は、互いに組み合わせて投与された場合に、早産を経験しているまたは経験するリスクがある対象に対して有益な治療結果を達成することができる各薬剤の量を指す。例えば、本明細書に記載のオキシトシン受容体拮抗薬及びPGF2α受容体拮抗薬の「治療有効量」は、互いに組み合わせて投与された場合に、(i)対象への各薬剤の最初の投与後、例えば、1時間以上、1日以上または1週間以上の遅延など(例えば、約1時間~約16週間の遅延、例えば、特に1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)の妊娠中のヒト対象による分娩の開始の遅延、(ii)対象への各薬剤の投与後、対象が少なくとも約34週の妊娠期間で、例えば、約34週~約40週の妊娠期間で(例えば、約34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間で)分娩を経験するような、対象による分娩の開始の遅延、(iii)対象への各薬剤の投与後の対象による膣出血の減少、(iv)対象による破水の開始の遅延(例えば、対象への各薬剤の最初の投与後、約1時間~約16週間の遅延、例えば、特に1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)、(v)対象への各薬剤の投与後の対象によるシクロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの1つ以上の炎症誘発性遺伝子の発現の減少(例えば、子宮筋層のCox2発現の減少を観察することにより評価)、及び(vi)対象への各薬剤の投与後の対象における子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動の減少を、一緒に達成することができる各薬剤の量である。
2つ以上の薬剤は、対象に同時に(例えば、単一または別々の組成物で)または異なる時間に投与される場合、互いに「組み合わせて」投与されると言われ、これにより、対象の血漿及び/または1つ以上の組織(複数可)(例えば、子宮筋組織)中に、検出可能な濃度の先に投与された薬剤またはその代謝物が残っている間に、後に投与された薬剤が対象に提供される。例えば、1つの治療薬は、単一の医薬組成物中、または対象に同時に投与される別個の組成物中(例えば、異なる投与経路によって)など両方の薬剤を対象に同時に投与することによって、別の薬剤と組み合わせて対象に投与され得る。別の例では、1つの治療薬は、最初に1つの治療薬を対象に投与し、その後、同じまたは異なる投与経路によって他の治療薬を投与することによって、別の治療剤と組み合わせて対象に投与され得る。各薬剤の最初の投与後(例えば、同時にまたは異なる時点で)、対象が最初の薬剤の用量を受けるたびに残りの薬剤を投与する必要はない。例えば、対象が第1の薬剤の毎日の投与量及び残りの薬剤の毎週の投与量を受ける場合、薬剤は互いに「組み合わせて」投与されると言われる。薬剤の投与のタイミングは一致する必要はない。
本明細書で使用する場合、「子宮収縮抑制剤」という用語は、対象(例えば、ヒト対象などの哺乳動物対象)における分娩の開始を遅らせることができる物質を指す。子宮収縮抑制剤は、例えば、細胞内Ca2+の動員を阻害することにより、子宮収縮を抑制するように機能し得る。子宮収縮抑制剤の例は、例えば、Haas et al.Int.J.Women's Health.6:343-349(2014)に記載され、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の組成物及び方法と共に使用する子宮収縮抑制剤には、アトシバンなどのオキシトシン受容体拮抗薬、及びPGF2α受容体拮抗薬、例えば、本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬(例えば、本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル)-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で早産の文脈で使用する場合、「治療する」または「治療」という用語は、妊娠中の対象(例えば、妊娠中のヒト対象)による分娩の開始を遅らせることを目的とする治療的処置を指す。アトシバン及び本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬(例えば、1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩)による妊娠中の対象の成功した治療は、様々形で現れ得る。本明細書に記載の組成物及び方法を用いて達成され得る所望の治療結果には、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に最初に投与した後、限定されないが、1時間以上、1日以上または1週間以上の遅延など対象による分娩の開始の遅延(例えば、約1時間~約16週間の遅延、例えば、とりわけ、1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)が挙げられる。成功した治療の別の臨床指標は、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、少なくとも約34週の妊娠期間で、例えば、約34週~約40週の妊娠期間で(例えば、約34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間で)対象が分娩を経験するような対象による分娩の開始の遅延の観察である。治療の成功はまた、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、対象による膣出血の減少、及び対象による破水の発生の遅延(例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に最初に投与した後、約1時間~約16週間の遅延、例えば、とりわけ、1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)によっても示され得る。別の例では、対象(例えば、妊娠中のヒト対象)は、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、対象によるシクロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの1つ以上の炎症誘発性遺伝子の発現の減少を観察した場合(例えば、子宮筋層のCox2発現の減少を観察することにより評価されるように)、治療が成功したとみなすことができる。早産の治療の成功の追加の臨床的指標には、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、対象における子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動の減少が含まれる。
本明細書で使用する場合、「治療期間」という用語は、早産を治療または予防するために、アトシバン及び本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬などの治療薬を患者に投与することができる期間を指す。本明細書に記載の治療期間は、数時間、数日間または数週間の期間を有し得る。例えば、本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1、3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩(例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩)を投与のための治療期間は、約1時間週間~約16週間、または対象が分娩を経験するまで持続し得る。いくつかの実施形態では、例えば、アトシバンは、12~72時間ごとに1回以上対象に投与され、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上(例えば、1回または2回)対象に投与される。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキル」という用語は、1~6個の炭素原子を有する一価のアルキル基を指す。本用語は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ヘキシルなどといった基により例示される。
本明細書で使用する場合、「アリール」という用語は、1つの環(例えば、フェニル)、または複数の縮合環(例えば、ナフチル)を有する、6~14個の炭素原子の不飽和芳香族炭素環基を指す。好ましいアリールとしては、フェニル、ナフチル、フェナントレニルなどが挙げられる。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアリール」という用語は、ベンジル、フェネチルなどを含むアリール置換基を有するC~Cアルキル基を指す。
本明細書で使用する場合、「ヘテロアリール」という用語は、単環式の複素環式芳香族、または二環式もしくは三環式の縮合環複素環式芳香族基を指す。複素環式芳香族基の具体例としては、任意選択で置換されたピリジル、ピロリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、1,3,4-トリアジニル、1,2,3-トリアジニル、ベンゾフリル、[2,3-ジヒドロジベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾトリアゾリル、イソベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、3H-インドリル、ベンズイミダゾリル、イミダゾ[1,2-a]ピリジル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、キノリジニル、キナゾリニル、フタラジニル、キノキサリニル、シンノリニル、ナフチリジニル、ピリド[3,4-b]ピリジル、ピリド[3,2-b]ピリジル、ピリド[4,3-b]ピリジル、キノリル、イソキノリル、テトラゾリル、5,6,7,8-テトラヒドロキノリル、5,6,7,8-テトラヒドロイソキノリル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、キサンテニルまたはベンゾキノリルが挙げられる。
本明細書で使用する場合、「C~C-アルキルヘテロアリール」という用語は、2-フリルメチル、2-チエニルメチル、2-(1H-インドール-3-イル)エチルなどを含む、ヘテロアリール置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。「C~Cアルケニル」という用語は、好ましくは2~6個の炭素原子を有し、少なくとも1または2個のアルケニル不飽和部位を有するアルケニル基を意味する。好ましいアルケニル基は、エテニル(-CH=CH)、n-2-プロペニル(アリル、-CHCH=CH)などを含む。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルケニルアリール」という用語は、2-フェニルビニルなどを含む、アリール置換基を有するC~Cアルケニル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルケニルヘテロアリール」という用語は、2-(3-ピリジニル)ビニルなどを含む、ヘテロアリール置換基を有するC2~Cアルケニル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキニル」という用語は、好ましくは2~6個の炭素原子を有し、少なくとも1~2個のアルキニル不飽和部位を有するアルキニル基を意味し、好ましいアルキニル基としては、エチニル(-C≡CH)、プロパルギル(-CHC≡CH)などが挙げられる。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキニルアリール」という用語は、フェニルエチニルなどを含む、アリール置換基を有するC~Cアルキニル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキニルヘテロアリール」という用語は、2-チエニルエチニルなどを含むヘテロアリール置換基を有するC~Cアルキニル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「C~Cシクロアルキル」という用語は、単環(例えば、シクロヘキシル)、または複数の縮合環(例えば、ノルボルニル)を有する、3~8個の炭素原子の飽和炭素環式基を意味する。好ましいシクロアルキルとしては、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニルなどが挙げられる。
本明細書で使用する場合、「ヘテロシクロアルキル」という用語は、上記の定義によるC~Cシクロアルキル基を指し、ここで、最大3個の炭素原子が、O、S、NRからなる群から選択されるヘテロ原子で置換され、Rは水素またはメチルとして定義される。好ましいヘテロシクロアルキルには、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、1-メチルピペラジン、モルホリンなどが含まれる。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルシクロアルキル」という用語は、シクロヘキシルメチル、シクロペンチルプロピルなどを含むシクロアルキル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。「C~Cアルキルヘテロシクロアルキル」という用語は、2-(1-ピロリジニル)エチル、4-モルホリニルメチル、(1-メチル-4-ピペリジニル)メチルなどを含むヘテロシクロアルキル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「カルボキシ」という用語は、-C(O)OH基を意味する。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルカルボキシ」という用語は、2-カルボキシエチルなどを含むカルボキシ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アシル」という用語は、-C(O)R基を指し、ここで、Rは、「C~Cアルキル」、「アリール」、「ヘテロアリール」、「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」を含む。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアシル」という用語は、2-アセチルエチルなどを含むアシル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アシルオキシ」という用語は、-OC(O)R基を指し、ここで、Rは、「C~Cアルキル」、「アリール」、「ヘテロアリール」、「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」を含む。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアシルオキシ」という用語は、2-(アセチルオキシ)エチルなどを含むアシルオキシ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アルコキシ」という用語は、-O-R基を指し、ここで、Rは、「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」を含む。好ましいアルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、フェノキシなどが挙げられる。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアルコキシ」という用語は、2-エトキシエチルなどを含むアルコキシ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アルコキシカルボニル」という用語は、-C(O)OR基を指し、ここで、Rは、H、「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」を含む。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアルコキシカルボニル」という用語は、2-(ベンジルオキシカルボニル)エチルなどを含むアルコキシカルボニル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アミノカルボニル」という用語は、-C(O)NRR'基を指し、ここで、各R、R'は、独立して、水素、またはC~Cアルキル、またはアリール、またはヘテロアリール、またはC~Cアルキルアリール、またはC~Cアルキルヘテロアリールを含む。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアミノカルボニル」という用語は、2-(ジメチルアミノカルボニル)エチルなどを含むアミノカルボニル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アシルアミノ」という用語は、-NRC(O)R'基を指し、ここで、各R、R'は、独立して、水素、または「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」である。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアシルアミノ」という用語は、2-(プロピオニルアミノ)エチルなどを含むアシルアミノ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「ウレイド」という用語は、-NRC(O)NR'R"基を指し、ここで、各R、R'、R"は、独立して、水素または「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」、「シクロアルキル」または「ヘテロシクロアルキル」であり、ここで、R'及びR"は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意選択で3~8員のヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルウレイド」という用語は、2-(N'-メチルウレイド)エチルなどを含むウレイド置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アミノ」という用語は、-NRR'基を指し、ここで、各R、R'は、独立して、水素または「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」または「シクロアルキル」または「ヘテロシクロアルキル」であり、R及びR'は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意選択で3~8員のヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルアミノ」という用語は、2-(1-ピロリジニル)エチルなどを含む、アミノ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「アンモニウム」という用語は、正電気を帯びた-NRR'R"基を指し、ここで、各R、R'、R"は、独立して、「C~Cアルキル」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」または「シクロアルキル」または「ヘテロシクロアルキル」であり、R及びR'は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意選択で3~8員のヘテロシクロアルキル環を形成することができる。
本明細書で使用する場合、「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード原子を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「スルホニルオキシ」とは、-OSO-R基を意味し、ここで、Rは、H、「C~Cアルキル」、ハロゲンで置換された「C~Cアルキル」(例えば、-OSO-CF基)、「アリール」、「ヘテロアリール」、「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」から選択される。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルスルホニルオキシ」という用語は、2-(メチルスルホニルオキシ)エチルなどを含む、スルホニルオキシ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「スルホニル」という用語は、「-SO-R」基を指し、ここで、Rは、H、「アリール」、「ヘテロアリール」、「C~Cアルキル」、ハロゲンで置換された「C~Cアルキル」(例えば、-SO-CF基)、「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」から選択される。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルスルホニル」という用語は、2-(メチルスルホニル)エチルなどを含む、スルホニル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「スルフィニル」という用語は、「-S(O)-R」基を指し、ここで、Rは、H、「C~Cアルキル」、ハロゲンで置換された「C~Cアルキル」(例えば、-SO-CF基)、「アリール」、「ヘテロアリール」、「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」から選択される。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルスルフィニル」という用語は、2-(メチルスルフィニル)エチルなどを含む、スルフィニル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
本明細書で使用する場合、「スルファニル」という用語は、-S-R基を指し、ここで、Rは、「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」を含む。好ましいスルファニル基は、メチルスルファニル、エチルスルファニルなどを含む。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルスルファニル」という用語は、2-(メチルスルファニル)エチルなどを含む、スルファニル置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。「スルホニルアミノ」という用語は、-NRSO-R'基を指し、各R、R'は、独立して、水素、または「C~Cアルキル」または「アリール」または「ヘテロアリール」または「C~Cアルキルアリール」または「C~Cアルキルヘテロアリール」である。
本明細書で使用する場合、「C~Cアルキルスルホニルアミノ」という用語は、2-(エチルスルホニルアミノ)エチルなどを含む、スルホニルアミノ置換基を有するC~Cアルキル基を意味する。
個々の置換基の定義による制約がない限り、「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」、「アリール」及び「ヘテロアリール」などの基といった、上で説明した基は、任意選択で、「C~Cアルキル」、「C~Cアルケニル」、「C~Cアルキニル」、「シクロアルキル」、「ヘテロシクロアルキル」、「C~Cアルキルアリール」、「C~Cアルキルヘテロアリール」、「C~Cアルキルシクロアルキル」、「C~Cアルキルヘテロシクロアルキル」、「アミノ」、「アンモニウム」、「アシル」、「アシルオキシ」、「アシルアミノ」、「アミノカルボニル」、「アルコキシカルボニル」、「ウレイド」、「アリール」、「ヘテロアリール」、「スルフィニル」、「スルホニル」、「アルコキシ」、「スルファニル」、「ハロゲン」、「カルボキシ」、トリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロなどからなる群から選択される1~5つの置換基で置換されることができる。あるいは、前記置換はまた、特に近接する官能性置換基が関与する場合、隣接する置換基が閉環し、そうして、例えば、ラクタム、ラクトン、環状無水物を形成し、更に、例えば、保護基を得るために閉環して形成されたアセタール、チオアセタール、アミナールを形成するような状況も含む場合がある。
本明細書で使用する場合、「薬学的に許容される塩または複合体」という用語は、所望の生物学的活性を保持する式(I)及び(II)の以下に同定される化合物の塩または複合体を指す。そのような塩の例としては、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸など)により形成される酸付加塩、ならびに酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、マレイン酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニン酸、パモ酸、アルギン酸、ポリグルタミン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸及びポリガラクツロン酸などの有機酸により形成される塩が挙げられるが、これらに限定されない。前記化合物はまた、当業者に公知の薬学的に許容される四級塩として投与することができ、それは、特に、式-NR,R',R"の四級アンモニウム塩を含み、R,R',R"は、独立して、水素、アルキルまたはベンジル、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cアルキルアリール、C~Cアルキルヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルであり、Zは、クロリド、ブロミド、ヨージド、-O-アルキル、トルエンスルホネート、メチルスルホネート、スルホネート、ホスフェート、カルボキシレート(例えば、ベンゾエート、サクシネート、アセテート、グリコレート、マレエート、マレート、フマレート、シトレート、タータラート、アスコルベート、シンナモエート、マンデロエート及びジフェニルアセテート)を含む対イオンである。
本明細書で使用する場合、「誘導体」という用語は、1つ以上の置換基の包含及び/または配置により参照化合物とは異なるバリアント、ならびに構造異性体(例えば、位置異性体)または立体異性体(例えば、エナンチオマーもしくはジアステレオマー)などの参照化合物の異性体であるバリアントなどの参照化合物の構造バリアントを指す。
本明細書に記載する構造組成物としては、互変異性体、その幾何異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、及びラセミ体、ならびにそれらの薬学的に許容される塩もまた挙げられる。そのような塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩または重硫酸塩、リン酸塩またはリン酸水素塩、酢酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸、及びパラトルエンスルホン酸塩などの薬学的に許容される酸により形成される酸付加塩が挙げられる。
以下の実施例1のパートAに記載されるように、アトシバン注入療法を受けている妊娠中のヒト対象に投与されたときの、化合物(2)の平均(プラス/マイナス標準偏差)血漿濃度を示すグラフである。 以下の実施例1のパートAに記載されるように、アトシバンと組み合わせて化合物(2)を投与された患者の個別の動脈管拍動指数を示すグラフである。 以下の実施例1のパートAに記載されるように、アトシバンと組み合わせて化合物(2)を投与された患者の平均(プラス/マイナス標準偏差)羊水指数を示すグラフである。 アトシバンとプラセボによる治療の開始から48時間以内に分娩を経験した対象の割合と比較した、アトシバンと化合物(2)による治療の開始から48時間以内に分娩を経験した対象の割合(以下の実施例1に記載の実験のパートBで)を示すグラフである。横軸に沿ったカテゴリは、左から右に、(i)治療開始後48時間以内に分娩を経験した各治療コホートの対象の全体の割合、(ii)妊娠期間(「GA」)が24週~30週で、治療開始から48時間以内に分娩を経験した各コホートの対象の割合、(iii)妊娠期間が30週~34週で、治療開始から48時間以内に分娩を経験した各コホートの対象の割合、(iv)治療開始から48時間以内に分娩を経験した単生児妊娠の各コホートの対象の割合、及び(v)治療開始から48時間以内に分娩を経験した双生児妊娠の各コホートの対象の割合を表す。横軸の下に、化合物(2)を治療レジメンに含めることと、各コホートの対象の分娩開始の遅延との関連を定量化するオッズ比(「OR」)が示される。各オッズ比に対して90%信頼区間(「CI」)が提供される。 アトシバンとプラセボによる治療の開始から48時間以内に分娩を経験した単生児妊娠の対象の割合と比較した、アトシバンと化合物(2)による治療の開始から48時間以内に分娩を経験した単生児妊娠の対象の割合(以下の実施例1に記載の実験のパートBで)を示すグラフである。横軸に沿ったカテゴリは、左から右に、(i)治療開始後48時間以内に分娩を経験した単生児妊娠の各治療コホートの対象の全体の割合、(ii)妊娠期間(「GA」)が24週~30週で、治療開始から48時間以内に分娩を経験した単生児妊娠の各コホートの対象の割合、及び(iii)妊娠期間が30週~34週で、治療開始から48時間以内に分娩を経験した単生児妊娠の各コホートの対象の割合を表す。横軸の下に、化合物(2)を治療レジメンに含めることと、各コホートの対象の分娩開始の遅延との関連を定量化するオッズ比(「OR」)が示される。各オッズ比に対して90%信頼区間(「CI」)が提供される。 アトシバンとプラセボによる治療の開始から7日以内に分娩を経験した単生児妊娠の対象の割合と比較した、アトシバンと化合物(2)による治療の開始から7日以内に分娩を経験した単生児妊娠の対象の割合(以下の実施例1に記載の実験のパートBで)を示すグラフである。横軸に沿ったカテゴリは、左から右に、(i)治療開始後7日以内に分娩を経験した単生児妊娠の各治療コホートの対象の全体の割合、(ii)妊娠期間(「GA」)が24週~30週で、治療開始から7日以内に分娩を経験した単生児妊娠の各コホートの対象の割合、及び(iii)妊娠期間が30週~34週で、治療開始から7日以内に分娩を経験した単生児妊娠の各コホートの対象の割合を表す。横軸の下に、化合物(2)を治療レジメンに含めることと、各コホートの対象の分娩開始の遅延との関連を定量化するオッズ比(「OR」)が示される。各オッズ比に対して90%信頼区間(「CI」)が提供される。 アトシバンとプラセボで治療した対象が経験した子宮収縮の低下と比較した、アトシバンと化合物(2)で治療した対象が経験した子宮収縮の低下(以下の実施例1に記載の実験のパートB)を示すグラフである。縦軸に沿った値は、いずれかのコホートの対象が経験した30分間隔あたりの子宮収縮量のベースラインからの変化を表す。横軸に沿った値は、(i)アトシバンとプラセボ、または(ii)アトシバンと化合物(2)のいずれかによる治療開始後の経過時間(時間)を表す。 アトシバンとプラセボの効果と比較した、妊娠中のヒト対象に対するアトシバンと化合物(2)の分娩遅延効果を示すグラフである。以下の実施例1に記載の臨床試験のパートBからデータを得た。縦軸に沿った値は、分娩を経験した試験参加者の割合を表す。横軸に沿った値は、(i)アトシバンとプラセボ(実線の曲線)またはアトシバンと化合物(2)(破線の曲線)による治療の開始と(ii)分娩の間の経過時間(日数)を表す。
本明細書では、哺乳動物患者(例えば、ヒト女性患者)などの患者における早産の治療及び/または予防のための組成物ならびに方法が提供される。本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、プロスタグランジンF2α(PGF2α)受容体拮抗薬を、早産を経験しているか、または経験するリスクがある患者に投与し、分娩の開始を例えば数時間、数日間または数週間遅らせることができる。PGF2α受容体拮抗薬は、アトシバンなどのオキシトシン受容体拮抗薬と組み合わせて患者に投与することができる。PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートまたはその薬学的に許容される塩、例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルLバリン酸塩、またはin vivoで、3-([1,1'-ビフェニル]-4-イルスルホニル)-N-[1-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシプロピル]-1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドを生じさせる、別の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドであり得る。
本開示の組成物及び方法は、様々な有益な治療結果を提供する。本開示の組成物及び方法を使用して、早産を経験している、または経験するリスクがある、妊娠中のヒト女性患者などの患者を治療して、妊娠期間を延長し、胎児に重要な臓器や組織系の成熟のための更なる時間を付与することができる。約24週~約34週の妊娠期間などの初期の妊娠期間では、胎児は、重要な臓器ネットワークが十分に発達していないことで特徴付けられる。本開示の組成物及び方法は、他の重要な発達の中でも、胎児が肺及び神経細胞を成熟させ得るのに十分な期間、妊娠期間を延長する機会を提供する。次に、この成熟は、新生児の生存の可能性を大幅に増加させる可能性がある。
これらの有利な薬理学的効果を得るために、患者は、例えば、同時にまたは異なる時間に、治療有効量のPGF2α受容体拮抗薬及びアトシバンを投与され得る。患者は、PGF2α受容体拮抗薬及び/またはアトシバンの複数回の連続投与を受けてもよい。PGF2α受容体拮抗薬及びアトシバンの投与には、同じまたは異なる投与スケジュールを使用することができる。例えば、患者がこれらの薬剤の1つの投与を受けるたびに、患者は第2の薬剤の投与を受けることができるか、または受けなくてもよい。患者は、PGF2α受容体拮抗薬を、例えば、1日に1回以上(例えば、1日1回または2回)投与されてもよく、アトシバンは、例えば、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、36もしくは48時間、またはそれ以上ごとに1回以上、対象に投与されてもよい。アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の併用投与は、本明細書に記載のように、1日、1週間または1か月に1回以上行うことができ、例えば、患者が分娩を経験するまで、または完全な妊娠期間に達するまで継続することができる。
以下の節では、本明細書に記載の組成物及び方法と組み合わせて使用できるアトシバン製剤及びPGF2α受容体拮抗薬の説明、ならびにこれらの子宮収縮抑制剤を投与するために使用できる投与量及びスケジュールを提供する。
PGF2α受容体拮抗薬
本明細書に記載の組成物及び方法と組み合わせて使用できるPGF2α受容体拮抗薬には、例えば、そのそれぞれの開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、US8,415,480、US9,447,055及びUS9,834,528に記載のPGF2α受容体拮抗薬などの1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物が含まれる。例示的なPGF2α受容体拮抗薬には、例えば、式(I)で表される化合物、
(式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
nは、0~2の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩が含まれる。
いくつかの実施形態では、Ar環は、置換基(Ia)~(Iy)から選択され、
式中、各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各mは、独立して、0~5の整数であり、
各pは、独立して、0~3の整数であり、
各qは、独立して、0~2の整数であり、
各rは、独立して、0~1の整数であり、
各sは、独立して、0~7の整数である。
いくつかの実施形態では、各Rは、置換基(IIa)~(IIy)から独立して選択される。
いくつかの実施形態では、Ar環は、式(Ia)によって表される置換基であり、
各Rは、独立して、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルである。
いくつかの実施形態では、Cy環は、置換基(IIIa)~(IIIaa)から選択され、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Gは、独立して、-CH-、-CRH-、-NH-、-NR-、-O-または-S-であり、
各tは、独立して、0~5の整数であり、
各uは、独立して、0~3の整数であり、
各vは、独立して、0~2の整数であり、
各wは、独立して、0~1の整数であり、
各xは、独立して、0~7の整数であり、
各yは、独立して、0~4の整数である。
いくつかの実施形態では、Cy環は、式(IVa)によって表される任意選択で置換されたアリール基である。
いくつかの実施形態では、Cy環は、式(IVb)によって表される置換されたアリール基である。
いくつかの実施形態では、Rは、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択で置換されたC~C-アルキルアシルオキシである。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(V)で表される、
(式中、Rは、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
mは、0~5の整数であり、
tは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(Va)で表される、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VI)で表される、
(式中、Rは、ヒドロキシル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、または任意選択で置換されたアシルオキシであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
iは、0~3の整数であり、
xは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VII)で表される、
(式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されたアミノアシルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
iは、0~3の整数であり、
xは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、化合物は、式(VII)で表される、
(式中、Rは、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、好ましくは、Rは、アミノ置換アルキル、例えば、1-アミノC~Cアルキル(例えば、(S)-1-アミノC~Cアルキルまたは(R)-1-アミノC~Cアルキル、例えば、(S)-1-アミノ-2-メチルプロピル、(S)-1-アミノ-2-メチルブチル、(S)-1-アミノ-3-メチルブチル、(R)-1-アミノ-2-メチルプロピル、(R)-1-アミノ-2-メチルブチル、または(R)-1-アミノ-3-メチルブチルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
iは、0~3の整数であり、
tは、0~5の整数であり、
xは、0~5の整数である)、
またはその薬学的に許容される塩である。
(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナート(化合物2)
早産を治療または予防するために患者(例えば、妊娠中のヒト患者)に投与することができる特定のPGF2α受容体拮抗薬には、下記の式(2)で表される(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナート及びその薬学的に許容される塩が含まれる。この化合物は、in vivoで3-([1,1'-ビフェニル]-4-イルスルホニル)-N-[1-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシプロピル]-1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド(以下の式(1)で表される)に変換される。US8,415,480に記載されている化合物1は、プロスタグランジンF受容体の拮抗薬であり、この化合物は、競合放射性リガンド結合アッセイによって決定されるように、ヒトPGF2α受容体に対して6nMの阻害定数(Ki)を示す(Ki値の決定に有用な競合放射性リガンド結合アッセイの実験的詳細は、例えば、US8,415,480、実施例51に記載されている)。対象への投与後、化合物2は、胃腸管に存在するものなどの内因性エステラーゼの活性により、in vivoで脱エステル化されて化合物1を形成する。
化合物2は1nMのKiで受容体を阻害するため、化合物2は、プロスタグランジンF2α受容体の阻害剤であることが発見された。化合物2は、摂食(FeSSIF)及び絶食(FaSSIF)状態での小腸内容物をシミュレートする媒体だけでなく、水への溶解性を含む、化合物1と比較していくつかの物理化学的特性の改善を示す。これらのデータは、例えば、US9,447,055及びUS9,843,528に記載されている。
水溶性の向上を示すことに加えて、化合物2及びその塩は、特に有益な吸収メカニズムを特徴とする。化合物2は、小腸で周囲のエステラーゼによって脱エステル化され、続いて小腸上皮に受動的に浸透する。化合物2及びその塩は、ペプチド栄養素の吸収を媒介するプロトン共役共輸送体であるPept1輸送体タンパク質の基質ではない。Pept1は、例えば、Vig et al.,Adv.Drug Deliv.Rev.65:1370-1385(2013)に記載されているように、様々なバリネートエステルの吸収を媒介することが知られている。Pept1は、このタンパク質によって腸上皮を横切って輸送される化合物の構造的多様性によって証明されるように、幅広い基質特異性を示す。バリネートエステル官能基が存在するにもかかわらず、化合物2及びその塩は、小腸上皮を通過する吸収について、この輸送体に依存していない。これは、化合物2及びその塩(例えば、式(3)によって表されるその塩化物塩)が、ペプチド栄養素などのPept1の天然基質とこのタンパク質の結合及びこのタンパク質による輸送について競合しないため、有利な特性である。むしろ、化合物2及びその塩は、エネルギー及び局所プロトン勾配とは無関係に、容易に吸収される形態にin vivoで変換される。この有益な特性は、化合物1及びその塩の高い水溶解度と相まって、化合物2及びその塩が水性環境で容易に溶解し、輸送に依存しない吸収が可能な形態に変換される薬物動態プロファイルを促進する。
(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩(化合物3)
化合物2の塩化物塩、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリン酸塩(本明細書では化合物3と称する)は、追加の有利な特徴を示す。例えば、この化合物は、いくつかの異なる実験手順を使用して容易に結晶化される。化合物3は、様々な媒体から及び様々な周囲条件下で結晶化すると、再現性のある単一の結晶形になる。更に、化合物3のこの結晶形は、周囲条件下及び高い相対湿度の存在下で長期にわたる安定性を示す。化合物3は低い吸湿性を示すため、局所大気から水分を吸収する傾向は示さない。したがって、化合物3は、水の存在によって引き起こされる加水分解などの化学変化に対する耐性、及び不純物の取り込みに対する耐性を示す。例えば、大気中の水分に関連する不純物は、化合物3の結晶形に容易に統合されない。
更なるPGF2α受容体拮抗薬
本明細書に記載の組成物及び方法と組み合わせて使用できるPGF2α受容体拮抗薬には、in vivoで化合物(1)を生じさせる(例えば、in vivoでの内因性エステラーゼの活性による式(VIII)の化合物の脱エステル化による)追加の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドなどの追加の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミドが含まれる。本明細書に記載の組成物及び方法と組み合わせて使用できる追加のPGF2α受容体拮抗薬の例には、以下の表1に示す化合物が含まれる。これらの化合物の合成は、US8,415,480に記載されており、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
アトシバン
TRACTOCILE(登録商標)という名称で販売されているアトシバンは、筋小胞体から子宮筋細胞の細胞質へのカルシウムイオンの放出を阻害するオキシトシン受容体拮抗薬である。子宮収縮は、部分的に、この二価カルシウムイオンの動員に依存している。アトシバンは、血清カルシウム濃度を変えることなく、子宮筋細胞へのカルシウムイオンの流入を阻害し得る。アトシバンは、以下の化合物(4)として構造的に表される。
アトシバンの調製のための例示的な方法は、例えば、米国特許第4,504,469号及び同第4,402,942号に記載されており、固相ペプチド合成、ならびに例えばジスルフィド結合形成による液相環化を含み得る。前述の化合物は、別の方法、例えば、米国特許第4,504,469号または同第4,402,942号に示されるアミド結合形成剤のうちの1つを、本明細書に記載されているか、または当技術分野で公知の別のアミド結合形成剤で置換することによって合成できることを理解すべきである。
本明細書に記載の組成物及び方法との組み合わせに有用なオキシトシン拮抗薬には、アトシバン、ならびにその塩、誘導体、バリアント、結晶形、及び製剤、例えば、そのそれぞれの開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第4,504,469号もしくは同第4,402,942号に記載の塩、誘導体、バリアント、結晶形または製剤が含まれる。
治療の方法
併用療法
本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物などのPGF2α受容体拮抗薬は、早産を治療または予防するために、アトシバンと組み合わせて対象(例えば、妊娠中のヒト対象)に投与することができる。上記の投薬計画に従うものなど、これらの薬剤の併用投与は、重要な臨床上の利点を提供する。例えば、本明細書に記載の組成物及び方法は、妊娠を1時間以上、1日以上または1週間以上延長するのを可能にする。本明細書に記載の組成物及び方法によってもたらされる臨床上の利点の具体例は、(i)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の最初の投与後、例えば、1時間以上、1日以上または1週間以上の遅延など(例えば、約1時間~約16週間の遅延、例えば、特に1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)の対象による分娩の開始の遅延、(ii)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後、対象が少なくとも約34週の妊娠期間で、例えば、約34週~約40週の妊娠期間で(例えば、約34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間で)分娩を経験するような、対象による分娩の開始の遅延、(iii)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後の対象による膣出血の減少、(iv)対象による破水の開始の遅延(例えば、対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の最初の投与後、約1時間~約16週間の遅延、例えば、特に1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)、(v)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後の対象によるシクロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの1つ以上の炎症誘発性遺伝子の発現の減少(例えば、子宮筋層のCox2発現の減少を観察することにより評価)、及び(vi)対象へのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後の対象における子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動の減少を含むが、これらに限定されない。
出生前コルチコステロイド
更に、アトシバン及び本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬などのPGF2α受容体拮抗薬は、コルチコステロイドと併用して患者(例えば、早産を経験している、または経験するリスクがある患者)に投与することができる。ベタメタゾン、デキサメタゾン及びヒドロコルチゾンなどの出生前コルチコステロイドは、出生前の胎児の肺の成熟を促進するために対象に投与できる治療薬のクラスを表す。出生前コルチコステロイドによる治療は、生後48時間以内の新生児死亡、呼吸促迫症候群、脳室内出血、壊死性腸炎、呼吸補助、集中治療入院、及び全身性感染症の全体的な減少と関連している。更に、出生前コルチコステロイド療法は、前期破水(PROM)及び妊娠関連高血圧症候群の女性に有効である。とりわけ、約26週~約34週など幅広い妊娠期間にわたって効果を示唆する証拠がある(Miracle et al.J.Perinat.Med.36:191-196(2008)、その開示は参照により本明細書に組み込まれる)。したがって、本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、分娩の開始を遅延させるために、患者にアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬(式(I)~式(VIII)のいずれか1つによって表される化合物など、例えば、化合物(1)、(2)または(3))を投与し、それによって出生前の胎児の肺の発達を促進するために出生前コルチコステロイドを投与するための追加の時間を提供することができる。
患者の応答の評価
当技術分野で公知でありかつ本明細書に記載されている様々な方法を使用して、患者(例えば、早産を経験しているか、または経験するリスクがある患者)が子宮収縮抑制治療に有利に反応しているかどうかを判断することができる。例えば、アトシバン及び本明細書に記載の1,3-チアゾリジン-2-カルボキサミド化合物などのPGF2α受容体拮抗薬による治療の成功は、
(a)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に最初に投与した後、限定されないが、1時間以上、1日以上または1週間以上の遅延など対象による分娩の開始の遅延(例えば、約1時間~約16週間の遅延、例えば、とりわけ、1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延);
(b)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、少なくとも約34週の妊娠期間で、例えば、約34週~約40週の妊娠期間で(例えば、約34週、35週、36週、37週、38週、39週または40週の妊娠期間で)対象が分娩を経験するような対象による分娩の開始の遅延;
(c)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後の対象による膣出血の減少;
(d)対象による破水の開始の遅延(例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に最初に投与した後、約1時間~約16週間の遅延、例えば、とりわけ、1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延);
(e)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、対象によるシクロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの1つ以上の炎症誘発性遺伝子の発現の減少(例えば、子宮筋層のCox2発現の減少を観察することにより評価されるように);及び/または
(f)アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、対象における子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動の減少;
によって示され得る。
投与の経路及び用量
本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、早産を治療または予防するために、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象(例えば、妊娠中のヒト対象)に投与することができる。アトシバン及び本開示のPGF2α受容体拮抗薬の投与に使用され得る例示的な投与量及びスケジュールは、以下の節に記載されている。
アトシバン
本開示の組成物及び方法に従って、アトシバンは、1回のみの用量で対象に投与され得るか、または例えば、12時間、24時間、36時間、48時間、60時間、72時間、84時間、96時間、週または月ごとに、1回以上の用量で対象に定期的に投与され得る。例えば、アトシバンは、12時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、14時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、16時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、18時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、20時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、22時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、24時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、26時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、28時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、30時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、32時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、34時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、36時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、38時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、40時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、42時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、44時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、46時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、48時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、60時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、72時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、84時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、96時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、108時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、120時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、132時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、144時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、156時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)または毎週1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)で対象に投与され得る。
いくつかの実施形態では、アトシバンは、約4.0mg~約9.5mgの単回ボーラス投与(例えば、約4.0mg、4.1mg、4.2mg、4.3mg、4.4mg、4.5mg、4.6mg、4.7mg、4.8mg、4.9mg、5.0mg、5.1mg、5.2mg、5.3mg、5.4mg、5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mg、8.0mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mg、8.5mg、8.6mg、8.7mg、8.8mg、8.9mgまたは9.0mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約5.0mg~約8.5mgの単回ボーラス投与(例えば、約5.0mg、5.1mg、5.2mg、5.3mg、5.4mg、5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mg、8.0mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mgまたは8.5mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約5.5mg~約8.0mgの単回ボーラス投与(例えば、約5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mgまたは8.0mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約5.75mg~約7.75mgの単回ボーラス投与(例えば、約5.75mg、6.00mg、6.25mg、6.50mg、6.75mg、7.00mg、7.25mg、7.50mgまたは7.75mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.0mg~約7.5mgの単回ボーラス投与(例えば、約6.0mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7.0mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mgまたは7.5mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.25mg~約7.25mgの単回ボーラス投与(例えば、約6.25mg、6.50mg、6.75mg、7.00mgまたは7.25mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.5mg~約7.0mgの単回ボーラス投与(例えば、約6.50mg、6.75mgまたは7.00mgの単回ボーラス投与)で対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、約6.75mgの単回ボーラス投与で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス用量は、対象に静脈内投与される。
いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約40mg~約70mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約40mg、41mg、42mg、43mg、44mg、45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mg、60mg、61mg、62mg、63mg、64mg、65mg、66mg、67mg、68mg、69mgまたは70mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約45mg~約65mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mg、60mg、61mg、62mg、63mg、64mgまたは65mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約50mg~約60mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mgまたは60mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約52mg~約56mgの量で連続静脈内注入によって(例えば、約52mg、53mg、54mg、55mgまたは56mgの量で連続静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、アトシバンは、約54mgの量で連続静脈内注入によって対象に引き続き投与される。
いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約1時間~約5時間の期間にわたって、例えば、約1.0時間、1.25時間、1.5時間、1.75時間、2.0時間、2.25時間、2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間、3.5時間、3.5時間、3.75時間、4.0時間、4.25時間、4.5時間、4.75時間または5.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約1.5時間~約4.5時間の期間にわたって、例えば、約1.5時間、1.75時間、2.0時間、2.25時間、2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間、3.5時間、3.5時間、3.75時間、4.0時間、4.25時間または4.5時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約2.0時間~約4.0時間の期間にわたって、例えば、約2.0時間、2.25時間、2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間、3.5時間、3.5時間、3.75時間または4.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約2.5時間~約3.5時間の期間にわたって、例えば、約2.5時間、2.75時間、3.0時間、3.25時間または3.5時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、前述の静脈内注入は、約3.0時間の期間にわたって連続的に行われる。
いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約240mg~約300mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約240mg、245mg、250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mg、290mg、295mgまたは300mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約250mg~約290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mgまたは290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約250mg~約290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約250mg、255mg、260mg、265mg、270mg、275mg、280mg、285mgまたは290mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約260mg~約280mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約260mg、265mg、270mg、275mgまたは280mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約265mg~約275mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって(例えば、約265mg、270mgまたは275mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって)対象に引き続き投与される。いくつかの実施形態では、前述の連続的な静脈内注入に続いて、アトシバンは、約270mgの量で第2の連続的な静脈内注入によって対象に引き続き投与される。
いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約42時間~約48時間の期間にわたって、例えば、約42.0時間、42.25時間、42.5時間、42.75時間、43.0時間、43.25時間、43.5時間、43.75時間、44.0時間、44.25時間、44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間、45.5時間、45.75時間、46.0時間、46.25時間、46.5時間、46.75時間、47.0時間、47.25時間、47.5時間、47.75時間または48.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約43時間~約47時間の期間にわたって、例えば、約43.0時間、43.25時間、43.5時間、43.75時間、44.0時間、44.25時間、44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間、45.5時間、45.75時間、46.0時間、46.25時間、46.5時間、46.75時間または47.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約44時間~約46時間の期間にわたって、例えば、約44.0時間、44.25時間、44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間、45.5時間、45.75時間または46.0時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約44.5時間~約45.5時間の期間にわたって、例えば、約44.5時間、44.75時間、45.0時間、45.25時間または45.5時間、連続的に行われる。いくつかの実施形態では、第2の静脈内注入は、約44時間の期間にわたって連続的に行われる。
いくつかの実施形態では、アトシバンは、対象が少なくとも約34週の妊娠期間(例えば、約34週~約40週の妊娠期間、例えば、34週、35週間、36週間、37週間、38週間、39週間または40週間の妊娠期間)に達するまで、または対象が分娩を経験するまで、対象に投与される。いくつかの実施形態では、アトシバンは、対象が約37週の妊娠期間に達するまで、対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約48時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約36時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約24時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約12時間以内に開始する。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、互いに約6時間以内に開始する。いくつかの実施形態において、PGF2α受容体拮抗薬の投与及びアトシバンの投与は、実質的に同時に開始する。
いくつかの実施形態では、アトシバンは水溶液として処方される。水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約5.0mg/ml~約10mg/ml(例えば、約5.0mg/ml、5.1mg/ml、5.2mg/ml、5.3mg/ml、5.4mg/ml、5.5mg/ml、5.6mg/ml、5.7mg/ml、5.8mg/ml、5.9mg/ml、6.0mg/ml、6.1mg/ml、6.2mg/ml、6.3mg/ml、6.4mg/ml、6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/ml、8.5mg/ml、8.6mg/ml、8.7mg/ml、8.8mg/ml、8.9mg/ml、9.0mg/ml、9.1mg/ml、9.2mg/ml、9.3mg/ml、9.4mg/ml、9.5mg/ml、9.6mg/ml、9.7mg/ml、9.8mg/ml、9.9mg/mlまたは10.0mg/ml)であり得る。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約5.5mg/ml~約9.5mg/ml(例えば、約5.5mg/ml、5.6mg/ml、5.7mg/ml、5.8mg/ml、5.9mg/ml、6.0mg/ml、6.1mg/ml、6.2mg/ml、6.3mg/ml、6.4mg/ml、6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/ml、8.5mg/ml、8.6mg/ml、8.7mg/ml、8.8mg/ml、8.9mg/ml、9.0mg/ml、9.1mg/ml、9.2mg/ml、9.3mg/ml、9.4mg/mlまたは9.5mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約6.0mg/ml~約9.0mg/ml(例えば、約6.0mg/ml、6.1mg/ml、6.2mg/ml、6.3mg/ml、6.4mg/ml、6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/ml、8.5mg/ml、8.6mg/ml、8.7mg/ml、8.8mg/ml、8.9mg/mlまたは9.0mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約6.5mg/ml~約8.5mg/ml(例えば、約6.5mg/ml、6.6mg/ml、6.7mg/ml、6.8mg/ml、6.9mg/ml、7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/ml、8.0mg/ml、8.1mg/ml、8.2mg/ml、8.3mg/ml、8.4mg/mlまたは8.5mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は、例えば、約7.0mg/ml~約8.0mg/ml(例えば、約7.0mg/ml、7.1mg/ml、7.2mg/ml、7.3mg/ml、7.4mg/ml、7.5mg/ml、7.6mg/ml、7.7mg/ml、7.8mg/ml、7.9mg/mlまたは8.0mg/ml)である。いくつかの実施形態では、水溶液中のアトシバンの濃度は約7.5mg/mlである。
水溶液は、マンニトールなどの1つ以上の薬学的に許容される賦形剤を更に含んでもよい。いくつかの実施形態では、水溶液中のマンニトールの濃度は、約45mg/ml~約55mg/ml(例えば、約50mg/ml)などの約40mg/ml~約60mg/mlである。
いくつかの実施形態では、水溶液は、約4.0~約5.0のpH(例えば、約4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9または5.0のpH)を有する。いくつかの実施形態では、水溶液は、約4.25~約4.75のpH(例えば、約4.25、4.30、4.35、4.40、4.45、4.50、4.55、4.60、4.65、4.70または4.75のpH)を有する。いくつかの実施形態では、水溶液は約4.5のpHを有する。
PGF2α受容体拮抗薬
本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約300mg~約2,300mgの量、例えば、1用量あたり約300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、1用量あたり1,400mg、1用量あたり1,450mg、1用量あたり1,500mg、1用量あたり1,550mg、1用量あたり1,600mg、1用量あたり1,650mg、1用量あたり1,700mg、1用量あたり1,750mg、1用量あたり1,800mg、1用量あたり1,850mg、1用量あたり1,900mg、1用量あたり1,950mg、1用量あたり2,000mg、1用量あたり2,050mg、1用量あたり2,100mg、1用量あたり2,150mg、1用量あたり2,200mg、1用量あたり2,250mg、または1用量あたり2,300mgの量で対象に投与され得る。PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約400mg~約2,100mgの量、例えば、1用量あたり約400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、1用量あたり1,400mg、1用量あたり1,450mg、1用量あたり1,500mg、1用量あたり1,550mg、1用量あたり1,600mg、1用量あたり1,650mg、1用量あたり1,700mg、1用量あたり1,750mg、1用量あたり1,800mg、1用量あたり1,850mg、1用量あたり1,900mg、1用量あたり1,950mg、1用量あたり2,000mg、1用量あたり2,050mg、または1用量あたり2,100mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約450mg~約2,050mgの量、例えば、1用量あたり約450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、1用量あたり1,400mg、1用量あたり1,450mg、1用量あたり1,500mg、1用量あたり1,550mg、1用量あたり1,600mg、1用量あたり1,650mg、1用量あたり1,700mg、1用量あたり1,750mg、1用量あたり1,800mg、1用量あたり1,850mg、1用量あたり1,900mg、1用量あたり1,950mg、1用量あたり2,000mg、または1用量あたり2,050mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約100mg~約900mgの量、例えば、1用量あたり約100mg、1用量あたり150mg、1用量あたり200mg、1用量あたり250mg、1用量あたり300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、または1用量あたり900mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約200mg~約800mgの量、例えば、1用量あたり約200mg、1用量あたり250mg、1用量あたり300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、または1用量あたり800mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約300mg~約700mgの量、例えば、1用量あたり約300mg、1用量あたり350mg、1用量あたり400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、1用量あたり600mg、1用量あたり650mg、または1用量あたり700mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約400mg~約600mgの量、例えば、1用量あたり約400mg、1用量あたり450mg、1用量あたり500mg、1用量あたり550mg、または1用量あたり600mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約450mg~約550mgの量、例えば、1用量あたり約450mg、1用量あたり500mg、または1用量あたり550mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約600mg~約1,400mgの量、例えば、1用量あたり約600mg、1用量あたり650mg、1用量あたり700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、1用量あたり1,300mg、1用量あたり1,350mg、または1用量あたり1,400mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約700mg~約1,300mgの量、例えば、1用量あたり約700mg、1用量あたり750mg、1用量あたり800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、1用量あたり1,200mg、1用量あたり1,250mg、または1用量あたり1,300mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約800mg~約1,200mgの量、例えば、1用量あたり約800mg、1用量あたり850mg、1用量あたり900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、1用量あたり1,100mg、1用量あたり1,150mg、または1用量あたり1,200mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約900mg~約1,100mgの量、例えば、1用量あたり約900mg、1用量あたり950mg、1用量あたり1,000mg、1用量あたり1,050mg、または1用量あたり1,100mgの量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1用量あたり約950mg~約1,050mgの量、例えば、1用量あたり約950mg、1用量あたり1,000mg、または1用量あたり1,050mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、12時間、24時間、36時間、48時間、60時間、72時間、84時間、96時間、週または月ごとに1回以上の用量で対象に定期的に投与される。例えば、PGF2α受容体拮抗薬は、12時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、14時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、16時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、18時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、20時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、22時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、24時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、26時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、28時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、30時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、32時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、34時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、36時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、38時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、40時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、42時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、44時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、46時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、48時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、60時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、72時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、84時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、96時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、108時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、120時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、132時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、144時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)、156時間ごとに1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)または毎週1~10回の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10回の用量)で対象に投与され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり1~6回の用量で対象に投与される。例えば、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日1回対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日2回対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、4~12時間ごとに1回、例えば、4時間ごとに1回、5時間ごとに1回、6時間ごとに1回、7時間ごとに1回、8時間ごとに1回、9時間ごとに1回、10時間ごとに1回、11時間ごとに1回、または12時間ごとに1回対象に投与される。
本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、まとめて単回用量を構成する1つ以上の単位剤形で対象に投与され得る。例えば、化合物の1つ以上の単位剤形を対象に投与することにより、250mg、500mg、750mg、1,000mg、1,250mg、1,500mg、1,750mg、2,000mgまたはそれ以上の単回用量などの特定量の化合物の単回用量を対象に投与することができる。非限定的な例として、化合物の1,000mgの単回用量は、化合物の2つの個別の500mg単位剤形によって対象に投与され得る。2つの500mg単位剤形は、実質的に同時に対象に投与される場合、化合物の単回の1,000mg用量をまとめて構成する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約250mg~約2,500mg、例えば、1日あたり約250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mg、1,600mg、1,650mg、1,700mg、1,750mg、1,800mg、1,850mg、1,900mg、1,950mg、2,000mg、2,050mg、2,100mg、2,150mg、2,200mg、2,250mg、2,300mg、2,350mg、2,400mg、2,450mgまたは2,500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約300mg~約2,000mg、例えば、1日あたり約300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mg、1,600mg、1,650mg、1,700mg、1,750mg、1,800mg、1,850mg、1,900mg、1,950mgまたは2,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約400mg~約1,600mg、例えば、1日あたり約400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mgまたは1,600mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約700mg~約1,300mg、例えば、1日あたり約700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mgまたは1,300mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約800mg~約1,200mg、例えば、1日あたり約800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mgまたは1,200mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約900mg~約1,100mg、例えば、1日あたり約900mg、1,000mg、1,050mgまたは1,100mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日1回以上の用量(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10回またはそれ以上の用量など1~10回の用量)で、合計1日あたり約950mg~約1,050mg、例えば、1日あたり約950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mgまたは1,050mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり単回用量で対象に投与される。例えば、PGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり約250mg~約2,500mgの量(例えば、単回用量)、例えば、1日あたり約250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,050mg、1,100mg、1,150mg、1,200mg、1,250mg、1,300mg、1,350mg、1,400mg、1,450mg、1,500mg、1,550mg、1,600mg、1,650mg、1,700mg、1,750mg、1,800mg、1,850mg、1,900mg、1,950mg、2,000mg、2,050mg、2,100mg、2,150mg、2,200mg、2,250mg、2,300mg、2,350mg、2,400mg、2,450mgまたは2,500mgの量で対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、1日あたり約1,000mgの量(例えば、単回用量)で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の他のPGF2α受容体拮抗薬の中でも、式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物、例えば、化合物(1)、化合物(2)または化合物(3)などのPGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約800mg~約1,200mgの量で対象に1日1回投与される。続いて、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約300mg~約700mgの量で、すなわち、第2の治療期間中、合計1日あたり約600mg~約1,400mgの量で1日2回対象に投与され得る。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約850mg~約1,150mgの量で、例えば、第1の治療期間中、1用量あたり約850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mgまたは1,150mgの量で(すなわち、第1の治療期間中、1日あたり合計約850mg、855mg、860mg、865mg、870mg、875mg、880mg、885mg、890mg、895mg、900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mg、1,100mg、1,105mg、1,110mg、1,115mg、1,120mg、1,125mg、1,130mg、1,135mg、1,140mg、1,145mgまたは1,150mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約900mg~約1,100mgの量で、例えば、第1の治療期間中、1用量あたり約900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mgまたは1,100mgの量で(すなわち、第1の治療期間中、1日あたり合計約900mg、905mg、910mg、915mg、920mg、925mg、930mg、935mg、940mg、945mg、950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mg、1,050mg、1,055mg、1,060mg、1,065mg、1,070mg、1,075mg、1,080mg、1,085mg、1,090mg、1,095mgまたは1,100mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約950mg~約1,050mgの量で、例えば、第1の治療期間中、1用量あたり約950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mgまたは1,050mgの量で(すなわち、第1の治療期間中、1日あたり合計約950mg、955mg、960mg、965mg、970mg、975mg、980mg、985mg、990mg、995mg、1,000mg、1,005mg、1,010mg、1,015mg、1,020mg、1,025mg、1,030mg、1,035mg、1,040mg、1,045mgまたは1,050mgの量で)対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第1の治療期間中、1用量あたり約1,000mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約350mg~約650mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1用量あたり約350mg、355mg、360mg、365mg、370mg、375mg、380mg、385mg、390mg、395mg、400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mg、600mg、605mg、610mg、615mg、620mg、625mg、630mg、635mg、640mg、645mgまたは650mgの量で(すなわち、第2の治療期間中、1日あたり合計約700mg~約1,300mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1日あたり約700mg、710mg、720mg、730mg、740mg、750mg、760mg、770mg、780mg、790mg、800mg、800mg、810mg、820mg、830mg、840mg、850mg、860mg、870mg、880mg、890mg、900mg、910mg、920mg、930mg、940mg、950mg、960mg、970mg、980mg、990mg、1,000mg、1,010mg、1,020mg、1,030mg、1,040mg、1,050mg、1,060mg、1,070mg、1,080mg、1,090mg、1,100mg、1,110mg、1,120mg、1,130mg、1,140mg、1,150mg、1,160mg、1,170mg、1,180mg、1,190mg、1,200mg、1,210mg、1,220mg、1,230mg、1,240mg、1,250mg、1,260mg、1,270mg、1,280mg、1,290mgまたは1,300mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約400mg~約600mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1用量あたり約400mg、405mg、410mg、415mg、420mg、425mg、430mg、435mg、440mg、445mg、450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mg、550mg、555mg、560mg、565mg、570mg、575mg、580mg、585mg、590mg、595mgまたは600mgの量で(すなわち、第2の治療期間中、1日あたり合計約800mg~約1,200mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1日あたり約800mg、800mg、810mg、820mg、830mg、840mg、850mg、860mg、870mg、880mg、890mg、900mg、910mg、920mg、930mg、940mg、950mg、960mg、970mg、980mg、990mg、1,000mg、1,010mg、1,020mg、1,030mg、1,040mg、1,050mg、1,060mg、1,070mg、1,080mg、1,090mg、1,100mg、1,110mg、1,120mg、1,130mg、1,140mg、1,150mg、1,160mg、1,170mg、1,180mg、1,190mgまたは1,200mgの量で)対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約450mg~約550mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1用量あたり約450mg、455mg、460mg、465mg、470mg、475mg、480mg、485mg、490mg、495mg、500mg、505mg、510mg、515mg、520mg、525mg、530mg、535mg、540mg、545mgまたは550mgの量で(すなわち、第2の治療期間中、1日あたり合計約900mg~約1,100mgの量で、例えば、第2の治療期間中、1日あたり約900mg、910mg、920mg、930mg、940mg、950mg、960mg、970mg、980mg、990mg、1,000mg、1,010mg、1,020mg、1,030mg、1,040mg、1,050mg、1,060mg、1,070mg、1,080mg、1,090mgまたは1,100mgの量で)対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、1用量あたり約500mgの量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、10~14時間ごとに1回対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、11~13時間ごとに1回対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、第2の治療期間中、12時間ごとに1回対象に投与される。
いくつかの実施形態では、第1の治療期間は、1日~10日の期間(例えば、1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日または10日の期間)である。いくつかの実施形態では、第1の治療期間は、1日~5日の期間(例えば、1日、2日、3日、4日または5日の期間)である。いくつかの実施形態では、第1の治療期間は1日の期間である。
いくつかの実施形態では、第2の治療期間は、1日~28日の期間(例えば、1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、27日または28日の期間)である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は、4日~14日の期間(例えば、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日または14日の期間)である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は、5日~10日の期間(例えば、5日、6日、7日、8日、9日または10日の期間)である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は3日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は4日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は5日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は6日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は7日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は8日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は9日の期間である。いくつかの実施形態では、第2の治療期間は10日の期間である。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、対象が少なくとも約34週の妊娠期間(例えば、約34週~約40週の妊娠期間、例えば、34週、35週間、36週間、37週間、38週間、39週間または40週間の妊娠期間)に達するまで、または対象が分娩を経験するまで、対象に投与される。いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、対象が約37週の妊娠期間に達するまで、対象に投与される。
いくつかの実施形態では、PGF2α受容体拮抗薬は、対象に経口投与される。PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、錠剤、ジェルカプセル、粉末、液体溶液、または液体懸濁液として処方され得る。
医薬組成物
本明細書に記載の組成物及び方法と共に使用するのに適した子宮収縮抑制剤(例えば、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬)は、in vivoでの投与に適した生物学的に適合する形態で、妊娠中のヒト患者などの患者に投与するための医薬組成物に製剤化することができる。例えば、アトシバンまたは本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬などのPGF2α受容体拮抗薬(例えば、(3S)-3-({[(2S)-3-(ビフェニル-4-イルスルホニル)-1,3-チアゾリジン-2-イル]カルボニル}-アミノ)-3-(4-フルオロフェニル)プロピルL-バリナートを含む医薬組成物またはその薬学的に許容される塩、例えばその塩化物塩)は、更に、適切な希釈剤、担体または賦形剤を含むことができる。PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、経口または静脈内注射によって患者に投与することができる。通常の保存条件及び使用条件下で、医薬組成物は、例えば、微生物の増殖を防止するための保存剤を含有してもよい。好適な製剤を選択及び調製するための手順及び成分は、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(2012,22nd ed.)及びThe United States Pharmacopeia:The National Formulary(2015,USP38NF33)に記載されている。
医薬組成物には、滅菌水溶液、滅菌分散液、または滅菌溶液もしくは滅菌分散液を即時調製するための粉末が含まれ得る。すべての場合において、形態は、当技術分野で公知の技術を使用して滅菌することができ、治療を必要とする患者に容易に投与できる程度まで流動化することができる。
医薬組成物は、例えば、本明細書に記載のように、患者、例えば、ヒト患者に、単独で、または1つ以上の薬学的に許容される担体と組み合わせて投与され得、その割合は、とりわけ、化合物の溶解性、化合物の化学的性質及び/または選択された投与経路によって決定され得る。
以下の実施例は、本明細書に記載の組成物及び方法をどのように使用し、製造し、評価し得るかについての説明を当業者に提供するために提示し、純粋に本発明を例示することを意図するものであり、発明者らが自身の発明とみなすものの範囲を限定することを意図しない。
実施例1.アトシバンと組み合わせたPGF2α受容体拮抗薬の投与は、ヒト患者の妊娠期間を延長する
緒言
化合物(2)は、インドメタシン及び他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のような非特異的プロスタグランジン阻害剤に見られる、胎児に潜在的に深刻な血管収縮(例えば、動脈管の早期閉鎖及び/または腎障害)を引き起こすことなく、炎症及び子宮収縮を抑制することにより早産を制御するように設計された、経口活性プロスタグランジンF2α(PGF2α)受容体拮抗薬である。
この実施例は、切迫自然早産の妊婦における化合物(2)の第II相臨床試験の結果を報告する。実験のパートAでは、薬物動態と安全性を評価するために、化合物(2)を妊娠期間28週~34週のn=9の患者に非盲検で投与した。実験のパートBでは、有効性を評価するため及び安全性を更に評価するために、化合物(2)を、n=58の対象のより広範なセットに投与した。
パートA
方法
実験のパートAに参加している対象は早産と診断され、すでに48時間アトシバンの注入を受けていた。化合物(2)は、1日目に1,000mgの負荷投与量で、7日間、1日2回、各対象に500mgの量で経口投与された。
実験のパートAでは、ドップラー超音波を使用して胎児の心臓の安全性を監視し、化合物(2)の薬物動態を実験の1、2、3及び7日目に評価した。羊水指数は、1日目~14日目まで監視された。分娩までの時間も評価した。
結果
単生児妊娠の合計9人の患者が実験のパートAに登録された。パートAに参加した対象のベースライン特性を以下の表2に示す。
8人の患者が化合物(2)の投与から7日以内に分娩しなかったことが観察された。1人の患者は、化合物(2)を開始してから2日目に分娩した。分娩までの平均±SD時間は41±23日であった。
化合物(2)の血漿濃度対時間プロファイル(図1)は、化合物(2)が1日目から7日目まで十分に吸収されたことを示す。1日目に定常状態の濃度が達成された。薬物動態パラメータは、非妊娠女性で以前に観察されたものと同様であった。
胎児への有害事象は報告されていない。更に、ドップラー超音波では、動脈管への収縮効果がないことを含む、臨床的に重要な異常所見はなかった。動脈管拍動指数(図2)は、投与期間にわたって減少しなかった。羊水指数にも臨床的に有意な変化はなかった(図3)。
結論
化合物(2)は、アトシバンを投与されている切迫自然PTLの女性に7日間経口投与した後、十分な耐容性を示した。化合物(2)は、血漿濃度と薬物動態が非妊娠女性で観察されたものと同等であったため、吸収も良好だった。
パートB
方法
実験のパートAで化合物(2)の安全性を実証したので、パートBは、アトシバンと組み合わせた化合物(2)の能力を評価するように設計され、プラセボとアトシバンを含む治療レジメンと比較して、より強力に分娩の開始を遅延させた。合計n=58の患者が化合物(2)とアトシバンで治療され、n=55の患者がプラセボとアトシバンで治療された。パートAと同様に、患者はアトシバンの48時間注入を受けた。アトシバン治療の初日に、患者はプラセボまたは化合物(2)のいずれかを1,000mgの負荷用量で投与された。その後、患者は、プラセボまたは化合物(2)のいずれかを1日2回、1用量あたり500mgの量で分娩まで投与された。
参加者
単生児妊娠または双生児妊娠の18歳以上の妊婦は、妊娠24と33 6/7週の間に切迫自然早産を呈し、破水していない場合、この実験に適格であった。妊娠期間は、第1期の超音波スキャンまたは受精日によって確認された。対象が以下の症状:(i)子宮筋電図検査、陣痛測定または腹部触診により測定された30分あたり4回以上の子宮収縮;(ii)1~4cm(両端を含む)の子宮頸管拡張;及び(iii)以下の早産の徴候のうちの1つ以上:IGFBP-1または胎児フィブロネクチン検査で陽性、子宮頸管長25mm以下(経膣超音波による)、または進行性の子宮頸管の変化を示すことが判明した場合、切迫自然早産と診断された。対象は、実験治療開始前24時間以内にアトシバンによる治療を開始する必要があった。
除外基準には、以下が含まれた:(i)現在の妊娠中または妊娠期間24週以降の以前の妊娠中の死産;(ii)今後数日間の死産のリスクが高い;(iii)超音波による推定胎児体重が2標準偏差外;(iv)羊水過少症;(v)臍動脈の病理学的ドップラー超音波検査;及び(vi)これらに限定されないが、胎盤早期剥離の疑い;絨毛膜羊膜炎、子癇前症、子癇もしくはHELLP症候群の徴候;または母体または胎児にとって分娩もしくは妊娠延長の停止の禁忌を含む、今後7日以内に予想される医原性分娩が含まれた。他の除外基準には、スクリーニング安全検査室検査の結果における臨床的に重大な異常(AST、ALT、または正常値の上限の2倍を超える総ビリルビンを含む);HBsAg(ワクチン接種によるものではない)、HCVまたはHIV1もしくは2のウイルス検査からの既知の陽性結果;現在の妊娠の開始前にBMIが35kg/m以上、または肥満手術を受けている;薬物の吸収を妨げる可能性のある状態;現在の妊娠での子宮頸部締結またはin situでのペッサリーの使用;降圧薬の現在の使用;子宮収縮のベースライン評価前の指定された期間内のアトシバン以外の子宮収縮抑制剤による治療;アルコールまたは薬物乱用の既知の履歴;及び別の臨床試験に現在参加している、またはスクリーニング前の30日以内に参加していたこと。
実験のパートBに参加した患者の人口統計及びベースライン特性を以下の表3に示す。
無作為化
適格な女性は、実験について医師からカウンセリングを受けた。インフォームドコンセントの後、参加者は、ウェブベースの無作為化システム(IBM Clinical Development Randomization and Dispensing Modules,Durham,NC,USA)を使用して、化合物(2)またはプラセボを1:1で受けるように無作為に割り当てられた。無作為化は、妊娠期間(24週~29 6/7週及び30週~33 6/7週)及び胎児の数(単生児または双生児)によって層別化された。実験用医薬品(IMP)を開始する時点は、無作為化の正式な時点とみなされた。
化合物(2)とプラセボ顆粒の両方は、Aptuit(登録商標)(Via Fleming,Verona,Italy)により製造された。顆粒の大きさ、厚み、物性及び外観などの特徴は同一であった。治療キットは、Almac Clinical Services(登録商標)(Craigavon,UK)によって提供され、水に懸濁させた後に経口摂取するための1666mgの顆粒(すなわち、500mgの化合物(2))を含む15mLボトルを含む1つの箱からなった。
Cytel FlexRandomizer(登録商標)(Cytel,USA)を使用して治療キットのリストと無作為化スケジュール(4ブロック単位)を作成し、Cytelの非盲検統計学者によってウェブベースのシステムにアップロードされた。試験参加者、医師、医療提供者及び研究者、ならびに試験管理チームは、無作為化リストにアクセスできず、試験全体を通して割り当ての隠蔽が維持された。
介入
すべての参加者は、承認された製品ラベルに従って、標準治療療法としてアトシバンの静脈内投与を48時間受けた。実験用医薬品による治療は、アトシバン治療の開始後、理想的には同時に、または最大で24時間以内に開始する必要があった。化合物(2)の負荷用量は1000mg、維持用量は500mgを1日2回(それぞれ12時間間隔で7日間)であった。対照群に割り当てられた女性は、プラセボと同じ投与レジメンを受けた。対象はIMP投与を患者日誌に記録するように指示され、実験治療の遵守を評価できるようにするために、開封済み及び未開封のIMPパッケージの両方を訪問ごとに持参する必要があった。
評価項目
早産を遅延させる有効性は、以下の結果を使用して評価された:
・治療薬の開始から48時間以内の分娩;
・治療薬の開始から7日以内の分娩;
・妊娠期間37週以前の分娩;及び
・治療薬の開始から測定された分娩までの時間。
この実験は概念実証実験であるため、主要な有効性エンドポイントは先を見越しては定義されていなかった。他の結果には以下が含まれる:
・試験治療開始後の最初の6時間の間、1時間ごとに子宮筋電図検査、陣痛測定または腹部触診によって評価された子宮収縮;及び
・分娩時の化合物(1)の母体血漿濃度及び薬物動態(化合物(2)の活性代謝物)ならびに胎児臍帯血濃度。
乳児の発育は、6、12及び24か月の時点で、1つ以上のAges and Stages Questionnaire(登録商標)ドメインスコア(複数可)がカットオフスコアを下回る乳児の発生率によって評価される。このデータの収集は進行中である。
安全性は、以下の結果によって評価した:
・有害事象(AE)の母体の発生率、治療下で発現した有害事象(TEAE)、実験室の安全性試験における臨床的に重要な変化、及び生後1日から28日までのバイタルサイン;
・発育遅延及び/または胎児心拍数モニタリング及び/または羊水指数(AFI)または羊水量(双生児の場合)の変化など、胎児の窮迫を示すAEの発生率;及び
・有害事象を経験する新生児の発生率、及びバイタルサイン、アプガールスコア、出生時の体重と頭囲の臨床的に重要な変化、ならびに出生から生後28日までの新生児罹患率の測定。
統計解析
症例数は、以下の仮定を使用して推定された:化合物(2)投与開始後2日(48時間)以内、7日(168時間)以内、及び妊娠期間37週以前の分娩率は、プラセボ後のそれぞれ33%、40.4%及び58.5%と比較して、化合物(2)治療後それぞれ11.2%、25.4%及び28.8%であると仮定した。ロジスティック回帰を使用して分析した場合、0.1の両側性の第1種の過誤確率を使用し、多重度の補正を行わない場合、群あたり60人の参加者は、各エンドポイントに対して93%、55%及び95%の検出力を提供する。検出力計算は、SASバージョン9.4のPOWERプロシジャー内でLOGISTICステートメントを使用して実行された。
化合物(2)の投与開始後2日(48時間)以内、7日(168時間)以内、及び妊娠期間37週前の分娩発生率の分析は、治療群を独立変数とするロジスティック回帰を用いて行った。層効果(妊娠期間と胎児の数)は、モデル内に含まれていた。治療効果は、90%信頼区間で調整されたオッズ比として表された。層交互作用項による処理が調査された。調査された他の共変数には、投与前の子宮収縮率と部位間効果の可能性が含まれていた。IMP投与開始から測定された分娩までの時間は、Coxの比例ハザードモデルを使用して分析された。更に、ログランク検定が実行された。解析は、SAS(登録商標)統計ソフトウェアバージョン9.4を使用して実行した。P値<0.10は、統計的有意性を示すとみなされた。
結果
合計122人の女性が実験に同意し、そのうち6人は適格基準を満たしておらず、1人は無作為化前に分娩した。スクリーニングの完了後、115人の女性が無作為に化合物(2)(n=58)またはプラセボ(n=57)群に割り当てられた。無作為化後、ただし治療開始前に、プラセボ群の2人の女性が実験から脱落した。残りの113人の女性は、完全な分析セットと安全性分析セットに含まれていた。
ベースラインの母体の特徴は、2つの群間で同等だった(表3)。平均(SD)年齢は29.6(5.4)歳で、平均体重は66.6(11.6)kgだった。妊娠期間の中央値は31.0週で、113人中83人(73.5%)の女性が単生児妊娠だったのに対し、113人中30人(26.5%)が双生児妊娠であった。
図4に示されるように、化合物(2)及びアトシバンを投与された患者は、プラセボ及びアトシバンを投与された患者と比較して、治療開始から48時間以内に実質的により低い頻度で分娩を経験した。この効果は、妊娠24週~30週の患者、及び妊娠30週~34週の患者で観察された(図4、横軸に沿ったカテゴリ(ii)及び(iii))。プラセボとアトシバンの治療レジメンと比較して、化合物(2)とアトシバンが分娩の開始を遅延させる能力は、単生児妊娠の患者で特に強かった(図4、横軸に沿ったカテゴリ(iv))。図5及び図6は、単生児妊娠の患者に対する化合物(2)とアトシバンの分娩遅延効果を更に示している。
驚くべきことに、図5が示すように、単生児妊娠で妊娠期間が24~30週の患者の9.5%のみが、化合物(2)とアトシバンによる治療を開始してから48時間以内に分娩を経験したが、単生児妊娠で妊娠期間24~30週の患者の23.8%は、プラセボとアトシバンによる治療を開始してから48時間以内に分娩を経験した。化合物(2)の妊娠延長効果は図8にまとめられており、化合物(2)+実験のアトシバン群とプラセボ+実験のアトシバン群の両方で分娩を経験しなかった試験参加者の割合を示している。
化合物(2)とアトシバンが妊娠期間を48時間延長する能力は、患者が周産期生存の可能性を改善する重要な出生前投薬で治療される時間を提供するため、重要な治療上の利点を提供する。これらの薬物には、出生前の胎児の肺の成熟を促進するベタメタゾン、デキサメタゾン及びヒドロコルチゾンなどのコルチコステロイドと同様に、胎児に神経保護効果を与える硫酸マグネシウムが含まれる。この妊娠期間の延長は、妊娠期間24週~30週などの初期の妊娠期間の患者に特に有効であるが、これは、この時期の胎児は、生存の可能性を高めるために神経保護と肺の成熟を特に必要とするためである。初期の妊娠期間の患者の中で特に確実な方法で分娩を遅延させることにより、化合物(2)は、アトシバンと組み合わせて投与された場合、早産になりやすい患者が潜在的に胎児を救命する介入を伴う治療を受けるための追加の時間の利点を提供する。
機序に制限されるものではないが、化合物(2)が分娩開始のこの遅延をもたらし得る1つの方法は、子宮収縮を減少させることによるものである。図7が示すように、化合物(2)は、アトシバンと組み合わせて投与すると、ベースラインと比較して子宮収縮をより持続的に減少させ得る。
この実験から得られた有効性結果のより詳細な要約を、以下の表4に示す。
表4が示すように、分娩した化合物(2)+アトシバン群の56人の対象からデータが得られ、分娩したプラセボ+アトシバン群の55人の対象全員からデータが得られた。投与開始後48時間以内に観察された分娩率は、化合物(2)群の女性の7/56(12.5%)に対して、プラセボ群では12/55(21.8%)であった(aOR=0.52;90%CI:0.22、1.23)。単生児妊娠の女性の中で、IMP開始から48時間以内に観察された分娩率は、化合物(2)群で5/40(12.5%)であったのに対し、プラセボ群では11/41(26.8%)であった(aOR0.39;90%CI:0.15、1.04)。双生児妊娠の場合、これらの割合は、化合物(2)を投与された女性の2/16(12.5%)に対して、プラセボを投与された女性は1/14(7.1%)であった(調整済みOR2.05;90%CI:0.23,18.1)。
IMP開始から7日(168時間)以内の分娩は、化合物(2)(15/58;26.8%)とプラセボ(15/55;27.3%)群では異なっていなかった(OR=1.00;90%CI:0.49,2.1)。GA24~30週の単生児妊娠の女性では、化合物(2)を投与された女性の7日以内の分娩率は14.3%であったのに対し、プラセボ投与後は23.8%であった(aOR=0.53;90%CI:0.14,2.0)。
重要なことに、化合物(2)は、アトシバン療法へのアドオンとしてプラセボよりも効果的であることが判明しただけでなく、化合物(2)は優れた安全性を示した。化合物(2)で治療されたアトシバン注入を受けた患者は、プラセボで治療された患者よりも少ない有害事象を示した。この実験のパートBで記録された特定の有害事象を以下の表5にまとめる。
結論
この実験のパートBは、化合物(2)が、早産を経験するリスクがある患者にアトシバン治療へのアドオンとして投与された場合、分娩開始の確実な遅延をもたらすことを示している。図4~図6が示すように、化合物(2)とアトシバンの妊娠延長効果は、単生児妊娠の患者で特に顕著である。化合物(2)とアトシバンが分娩の開始を遅延させる能力は、患者が胎児の生存の可能性を高め得る投薬を受けるための追加の時間という重要な治療上の利点を提供する。重要なことは、化合物(2)が切迫した分娩率の顕著な低下を達成することが観察されただけでなく、化合物(2)は特に安全でもあった。まとめると、この実験のパートAとパートBの結果は、化合物(2)をアトシバンと組み合わせて安全かつ効果的に投与し、完全な妊娠期間の前に分娩を経験するリスクがある患者の分娩の開始を遅延させることができることを示している。
実施例2.ヒト患者における早産の治療または予防のためのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の使用
本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、早産を経験している、または経験するリスクがある患者に、本明細書に記載の式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物(例えば、本明細書に記載の化合物(1)、(2)または(3))などのPGF2α受容体拮抗薬と組み合わせてアトシバンを投与することができる。当業者の医師は、早期分娩のリスクについて患者を評価することができ、患者が、子宮収縮抑制剤投与前の妊娠期間が約24週~約36週であり、30分あたり4回以上の子宮収縮を示し、約1cm~約4cmの頸管拡張を示し、患者から得た頸管分泌物の試料において胎児フィブロネクチン及び/またはインスリン様成長因子結合タンパク質-1(IGFBP-1)の存在について陽性の試験結果を示し、及び/または約25mm以下の子宮頸管長を示す場合、患者が早期分娩を経験するリスクがあると判断することができる。
患者が早産を経験しているか、または経験するリスクがあると判断すると、患者には、化合物(2)もしくはその塩化物塩などのPGF2α受容体拮抗薬、または化合物(1)を生じさせる別の化合物をin vivoで1日1回以上の用量で投与することができる。例えば、PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、1,000mg~2,000mgの用量で、1日1回または2回対象に投与され得る。対象は、本明細書に記載の投薬計画に従ってアトシバンを投与され得る。
アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の投与後、早産の治療または予防の成功について患者を評価することができる。アトシバン及び本明細書に記載のPGF2α受容体拮抗薬による妊娠中の対象の治療の成功は、例えば、患者による分娩開始の遅延を観察することによって示され得る。遅延は、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に最初に投与した後、およそ1時間以上、1日以上または1週間以上であり得る(例えば、約1時間~約16週間の遅延、例えば、とりわけ、1時間、6時間、12時間、18時間、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間または16週間の遅延)。あるいはまたは更に、医師は、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を対象に投与した後、少なくとも約34週の妊娠期間で、例えば、約34週~約40週の妊娠期間で対象が分娩を経験するような分娩の開始の遅延を観察することにより患者の治療が成功したことを判断できる。治療の成功は、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を投与した後、膣出血の減少、患者による破水の開始の遅延、及び対象によるシクロオキシゲナーゼ-2(Cox2)などの1つ以上の炎症誘発性遺伝子の発現の減少(例えば、子宮筋層のCox2発現の減少を観察することにより評価されるように)によっても示され得る。患者はまた、患者の子宮収縮の頻度、ピーク振幅、持続時間、及び/またはそれによってなされる活動の減少を検出すると、治療が成功したと判断され得る。
実施例3.分娩を遅延させるためのアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬の使用、及び出生前の胎児の肺の成熟を促進するための出生前コルチコステロイドの使用
上記実施例2に記載したように、本明細書に記載の組成物及び方法を使用して、分娩の開始を遅延させるために、早産を経験している、または経験するリスクがある患者に、本明細書に記載の式(I)~(VIII)のいずれか1つの化合物(例えば、本明細書に記載の化合物(1)、(2)または(3))などのPGF2α受容体拮抗薬と組み合わせてアトシバンを投与することができる。例えば、PGF2α受容体拮抗薬は、例えば、1,000mg~2,000mgの用量で、1日1回または2回対象に投与され得る。対象は、本明細書に記載の投薬計画に従ってアトシバンを投与され得る。
場合によっては、アトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬を患者に投与することに加えて、医師は、更に、出生前コルチコステロイドを処方及び投与することができる。ベタメタゾン、デキサメタゾン及びヒドロコルチゾンなどの出生前コルチコステロイドは、出生前の胎児の肺の成熟を促進するために使用できる。このようにして、患者にアトシバン及びPGF2α受容体拮抗薬(式(I)~式(VIII)のいずれか1つによって表される化合物など、例えば、化合物(1)、(2)または(3))を投与し、分娩の開始を遅延させ、胎児の肺の発達を促進するために出生前コルチコステロイドを投与するための追加の時間を提供することができる。コルチコステロイドの投与により、出生後の新生児死亡、呼吸促迫症候群、脳室内出血、壊死性腸炎、呼吸補助、集中治療入院、及び全身性感染症の可能性が低下し得る。
他の実施形態
本明細書において言及されるすべての刊行物、特許、及び特許出願は、独立した刊行物、または特許出願のそれぞれが具体的にかつ個別に参照により組み込まれることが示されている場合と同程度に、参照によって本明細書に組み込まれる。
本明細書に記載の治療方法に加えて、本開示は、本明細書に記載の治療方法で使用するための、本明細書に記載の化合物の1つ以上を含む組成物も含む。本開示はまた、本明細書に記載の治療方法を実施するための医薬品の製造における、本明細書に記載の組成物及び化合物の使用も含む。
本発明はその特定の実施形態と共に記載されているが、本発明は、更なる修正が可能であり、かつ、本出願が、一般に、本発明の原理に従った、本発明のあらゆる変化、使用、または適応をカバーし、本発明が関係する当技術で知られるようになる、または、習慣的に実践される、本発明からの逸脱を含むことが意図され、上記で説明した本質的な特徴に適用可能であり、特許請求の範囲に従うことが理解されよう。
他の実施形態は、特許請求の範囲内である。

Claims (153)

  1. 妊娠中のヒト対象における分娩の開始を遅延させる方法であって、前記方法は、治療有効量のアトシバン及び式(I)によって表される化合物、
    (式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
    Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
    は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
    各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
    nは、0~2の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩を前記対象に投与することを含み、
    前記化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で前記対象に投与される、方法。
  2. 妊娠中のヒト対象における早産を治療または予防する方法であって、前記方法は、治療有効量のアトシバン及び式(I)によって表される化合物、
    (式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
    Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
    は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
    各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
    nは、0~2の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩を前記対象に投与することを含み、
    前記化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で前記対象に投与される、方法。
  3. 妊娠中のヒト対象における帝王切開の前の分娩を予防する方法であって、前記方法は、治療有効量のアトシバン及び式(I)によって表される化合物、
    (式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
    Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
    は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
    各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
    nは、0~2の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩を前記対象に投与することを含み、
    前記化合物は、1用量あたり約250mg~約2,500mgの量で前記対象に投与される、方法。
  4. 前記Ar環は、環Arは、置換基(Ia)~(Iy)からなる群から選択され、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各mは、独立して、0~5の整数であり、
    各pは、独立して、0~3の整数であり、
    各qは、独立して、0~2の整数であり、
    各rは、独立して、0~1の整数であり、
    各sは、独立して、0~7の整数である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 各Rは、置換基(IIa)~(IIy)からなる群から独立して選択される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記Ar環は、式(Ia)で表される置換基であり、
    各Rは、独立して、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルである、請求項4に記載の方法。
  7. 前記Cy環は、置換基(IIIa)~(IIIaa)からなる群から選択され、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Gは、独立して、-CH-、-CRH-、-NH-、-NR-、-O-、または-S-であり、
    各tは、独立して、0~5の整数であり、
    各uは、独立して、0~3の整数であり、
    各vは、独立して、0~2の整数であり、
    各wは、独立して、0~1の整数であり、
    各xは、独立して、0~7の整数であり、
    各yは、独立して、0~4の整数である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記Cy環は、式(IVa)によって表される、任意選択で置換されたアリール基である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記Cy環は、式(IVb)によって表される、置換されたアリール基である、請求項8に記載の方法。
  10. は、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシである、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. は、任意選択で置換されたC~C-アルキルアシルオキシである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記化合物は、式(V)で表される、
    (式中、Rは、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    mは、0~5の整数であり、
    tは、0~5の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記化合物は、式(Va)で表される、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記化合物は、式(VI)で表される、
    (式中、Rは、ヒドロキシル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、または任意選択で置換されたアシルオキシであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    iは、0~3の整数であり、
    xは、0~5の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記化合物は、式(VII)で表される、
    (式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されたアミノアシルであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    iは、0~3の整数であり、
    xは、0~5の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記方法は、前記対象に化合物(1)を提供することを含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記方法は、前記対象に化合物(2)、
    またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記化合物は、式(3)で表される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記化合物は結晶状態である、請求項18に記載の方法。
  20. 前記化合物は、約7.0°2θ、約8.1°2θ、約10.0°2θ、約12.0°2θ、約13.1°2θ、約14.1°2θ、約16.4°2θ、約18.4°2θ、約20.1°2θ、約21.0°2θ、約23.5°2θ、及び約29.5°2θの特徴的なX線粉末回折ピークを示す、請求項19に記載の方法。
  21. 前記化合物は、約1.1ppm、約3.3ppm、約4.9ppm、約5.4ppm、約7.1ppm、約7.7ppm、約7.9ppm、及び約8.0ppmを中心とするH核磁気共鳴(NMR)ピークを示す、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記化合物は、示差走査熱量測定によって測定される約145℃~約147℃の吸熱を示す、請求項19~21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記化合物は、熱重量分析によって測定される、25℃から100℃に加熱したとき、約0.2%~約0.6%の重量損失を示す、請求項19~22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記化合物は、熱重量分析によって測定される、100℃から160℃に加熱したとき、約2.5%~約3.5%の重量損失を示す、請求項19~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記化合物は、1用量あたり約300mg~約2,300mgの量で前記対象に投与される、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記化合物は、1用量あたり約400mg~約2,100mgの量で前記対象に投与される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記化合物は、1用量あたり約450mg~約2,050mgの量で前記対象に投与される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記化合物は、1用量あたり約600mg~約1,400mgの量で前記対象に投与される、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記化合物は、1用量あたり約700mg~約1,300mgの量で前記対象に投与される、請求項28に記載の方法。
  30. 前記化合物は、1用量あたり約800mg~約1,200mgの量で前記対象に投与される、請求項29に記載の方法。
  31. 前記化合物は、1用量あたり約900mg~約1,100mgの量で前記対象に投与される、請求項30に記載の方法。
  32. 前記化合物は、1用量あたり約950mg~約1,050mgの量で前記対象に投与される、請求項31に記載の方法。
  33. 前記化合物は、1用量あたり約1,000mgの量で前記対象に投与される、請求項32に記載の方法。
  34. 前記化合物は、1用量あたり約100mg~約900mgの量で前記対象に投与される、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記化合物は、1用量あたり約200mg~約800mgの量で前記対象に投与される、請求項34に記載の方法。
  36. 前記化合物は、1用量あたり約300mg~約700mgの量で前記対象に投与される、請求項35に記載の方法。
  37. 前記化合物は、1用量あたり約400mg~約600mgの量で前記対象に投与される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記化合物は、1用量あたり約450mg~約550mgの量で前記対象に投与される、請求項37に記載の方法。
  39. 前記化合物は、1用量あたり約500mgの量で前記対象に投与される、請求項38に記載の方法。
  40. 前記化合物は、定期的に、任意選択で12時間、24時間、48時間または1週間ごとに1回以上の用量で前記対象に投与される、請求項1~39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記化合物は、1日あたり1回~6回の用量で前記対象に投与される、請求項40に記載の方法。
  42. 前記化合物の1用量は、1日1回前記対象に投与される、請求項41に記載の方法。
  43. 前記化合物の1用量は、1日2回前記対象に投与される、請求項41に記載の方法。
  44. 前記化合物の1用量は、4~12時間ごとに1回前記対象に投与される、請求項41に記載の方法。
  45. 前記化合物は、1日あたり約250mg~約2,500mgの量で前記対象に投与される、請求項1~44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記化合物は、1日あたり約300mg~約2,000mgの量で前記対象に投与される、請求項45に記載の方法。
  47. 前記化合物は、1日あたり約400mg~約1,600mgの量で前記対象に投与される、請求項46に記載の方法。
  48. 前記化合物は、1日あたり約500mg~約1,500mgの量で前記対象に投与される、請求項47に記載の方法。
  49. 前記化合物は、1日あたり約600mg~約1,400mgの量で前記対象に投与される、請求項48に記載の方法。
  50. 前記化合物は、1日あたり約700mg~約1,300mgの量で前記対象に投与される、請求項49に記載の方法。
  51. 前記化合物は、1日あたり約800mg~約1,200mgの量で前記対象に投与される、請求項50に記載の方法。
  52. 前記化合物は、1日あたり約900mg~約1,100mgの量で前記対象に投与される、請求項51に記載の方法。
  53. 前記化合物は、1日あたり約950mg~約1,050mgの量で前記対象に投与される、請求項52に記載の方法。
  54. 前記化合物は、1日あたり約1,000mgの量で前記対象に投与される、請求項51に記載の方法。
  55. 前記化合物は、第1の治療期間中、1用量あたり約800mg~約1,200mgの量で1日1回前記対象に投与され、前記化合物は、第2の治療期間中、1用量あたり約300mg~約700mgの量で1日2回前記対象に引き続き投与される、請求項1~54のいずれか一項に記載の方法。
  56. 前記化合物は、前記第1の治療期間中、1用量あたり約850mg~約1,150mgの量で前記対象に投与される、請求項55に記載の方法。
  57. 前記化合物は、前記第1の治療期間中、1用量あたり約900mg~約1,100mgの量で前記対象に投与される、請求項56に記載の方法。
  58. 前記化合物は、前記第1の治療期間中、1用量あたり約950mg~約1,050mgの量で前記対象に投与される、請求項57に記載の方法。
  59. 前記化合物は、前記第1の治療期間中、1用量あたり約1,000mgの量で前記対象に投与される、請求項58に記載の方法。
  60. 前記化合物は、前記第2の治療期間中、1用量あたり約350mg~約650mgの量で前記対象に投与される、請求項55~59のいずれか一項に記載の方法。
  61. 前記化合物は、前記第2の治療期間中、1用量あたり約400mg~約600mgの量で前記対象に投与される、請求項60に記載の方法。
  62. 前記化合物は、前記第2の治療期間中、1用量あたり約450mg~約550mgの量で前記対象に投与される、請求項61に記載の方法。
  63. 前記化合物は、前記第2の治療期間中、1用量あたり約500mgの量で前記対象に投与される、請求項62に記載の方法。
  64. 前記化合物は、前記第2の治療期間中、12時間ごとに1用量で前記対象に投与される、請求項55~63のいずれか一項に記載の方法。
  65. 前記第1の治療期間は1~10日の期間を有する、請求項55~64のいずれか一項に記載の方法。
  66. 前記第1の治療期間は1日の期間を有する、請求項65に記載の方法。
  67. 前記第2の治療期間は1~28日の期間を有する、請求項55~66のいずれか一項に記載の方法。
  68. 前記第2の治療期間は4~14日の期間を有する、請求項67に記載の方法。
  69. 前記第2の治療期間は5~10日の期間を有する、請求項68に記載の方法。
  70. 前記第2の治療期間は6日の期間を有する、請求項69に記載の方法。
  71. 前記対象が少なくとも約34週の妊娠期間に達するまで、前記化合物は前記対象に投与される、請求項1~70のいずれか一項に記載の方法。
  72. 前記対象が約34週~約40週の妊娠期間に達するまで、前記化合物は前記対象に投与される、請求項71に記載の方法。
  73. 前記対象が約37週の妊娠期間に達するまで、前記化合物は前記対象に投与される、請求項72に記載の方法。
  74. 前記化合物は前記対象に経口投与される、請求項1~73のいずれか一項に記載の方法。
  75. 前記化合物は、錠剤、カプセル、ジェルカプセル、粉末、液体溶液、または液体懸濁液として処方される、請求項74に記載の方法。
  76. 前記アトシバンは、定期的に、任意選択で12時間、24時間、48時間または1週間ごとに1回以上の用量で前記対象に投与される、請求項1~75のいずれか一項に記載の方法。
  77. 前記アトシバンは、約4.0mg~約9.5mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項1~76のいずれか一項に記載の方法。
  78. 前記アトシバンは、約4.5mg~約9.0mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項77に記載の方法。
  79. 前記アトシバンは、約5.0mg~約8.5mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項78に記載の方法。
  80. 前記アトシバンは、約5.5mg~約8.0mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項79に記載の方法。
  81. 前記アトシバンは、約5.75mg~約7.75mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項80に記載の方法。
  82. 前記アトシバンは、約6.0mg~約7.5mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項81に記載の方法。
  83. 前記アトシバンは、約6.25mg~約7.25mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項82に記載の方法。
  84. 前記アトシバンは、約6.5mg~約7.0mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項83に記載の方法。
  85. 前記アトシバンは、約6.75mgの単回ボーラス投与で前記対象に投与される、請求項84に記載の方法。
  86. 前記アトシバンの単回ボーラス用量は前記対象に静脈内投与される、請求項77~85のいずれか一項に記載の方法。
  87. 前記アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、前記アトシバンは、約40mg~約70mgの量で、連続静脈内注入によって、任意選択で約1時間~約5時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項77~86のいずれか一項に記載の方法。
  88. 前記アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、前記アトシバンは、約45mg~約65mgの量で、連続静脈内注入によって、任意選択で約1.5時間~約4.5時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項87に記載の方法。
  89. 前記アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、前記アトシバンは、約50mg~約60mgの量で、連続静脈内注入によって、任意選択で約2.0時間~約4.0時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項88に記載の方法。
  90. 前記アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、前記アトシバンは、約52mg~約56mgの量で、連続静脈内注入によって、任意選択で約2.5時間~約3.5時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項89に記載の方法。
  91. 前記アトシバンの単回ボーラス投与に続いて、前記アトシバンは、約54mgの量で、連続静脈内注入によって、任意選択で約3.0時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項90に記載の方法。
  92. 前記連続静脈内注入に続いて、前記アトシバンは、約240mg~約300mgの量で、第2の連続静脈内注入によって、任意選択で約42時間~約48時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項87~91のいずれか一項に記載の方法。
  93. 前記連続静脈内注入に続いて、前記アトシバンは、約250mg~約290mgの量で、第2の連続静脈内注入によって、任意選択で約43時間~約47時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項92に記載の方法。
  94. 前記連続静脈内注入に続いて、前記アトシバンは、約260mg~約280mgの量で、第2の連続静脈内注入によって、任意選択で約44時間~約46時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項93に記載の方法。
  95. 前記連続静脈内注入に続いて、前記アトシバンは、約265mg~約275mgの量で、第2の連続静脈内注入によって、任意選択で約44.5時間~約45.5時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項94に記載の方法。
  96. 前記連続静脈内注入に続いて、前記アトシバンは、約270mgの量で、第2の連続静脈内注入によって、任意選択で約44時間の期間にわたって前記対象に引き続き投与される、請求項95に記載の方法。
  97. 前記対象が少なくとも約34週の妊娠期間に達するまで、前記アトシバンは前記対象に投与される、請求項1~96のいずれか一項に記載の方法。
  98. 前記対象が約34週~約40週の妊娠期間に達するまで、前記アトシバンは前記対象に投与される、請求項97に記載の方法。
  99. 前記対象が約37週の妊娠期間に達するまで、前記アトシバンは前記対象に投与される、請求項98に記載の方法。
  100. 前記化合物の投与及び前記アトシバンの投与は、互いに約48時間以内に開始される、請求項1~99のいずれか一項に記載の方法。
  101. 前記化合物の投与及び前記アトシバンの投与は、互いに約36時間以内に開始される、請求項100に記載の方法。
  102. 前記化合物の投与及び前記アトシバンの投与は、互いに約24時間以内に開始される、請求項101に記載の方法。
  103. 前記化合物の投与及び前記アトシバンの投与は、互いに約12時間以内に開始される、請求項102に記載の方法。
  104. 前記化合物の投与及び前記アトシバンの投与は、互いに約6時間以内に開始される、請求項103に記載の方法。
  105. 前記化合物の投与及び前記アトシバンの投与は、実質的に同じ時間に開始される、請求項104に記載の方法。
  106. 前記アトシバンは水溶液として処方され、任意選択で前記水溶液中の前記アトシバンの濃度は、約5.0mg/ml~約10.0mg/mlである、請求項1~105のいずれか一項に記載の方法。
  107. 前記水溶液中の前記アトシバンの濃度は、約5.5mg/ml~約9.5mg/mlである、請求項106に記載の方法。
  108. 前記水溶液中の前記アトシバンの濃度は、約6.0mg/ml~約9.0mg/mlである、請求項107に記載の方法。
  109. 前記水溶液中の前記アトシバンの濃度は、約6.5mg/ml~約8.5mg/mlである、請求項108に記載の方法。
  110. 前記水溶液中の前記アトシバンの濃度は、約7.0mg/ml~約8.0mg/mlである、請求項109に記載の方法。
  111. 前記水溶液中の前記アトシバンの濃度は、約7.5mg/mlである、請求項110に記載の方法。
  112. 前記水溶液はマンニトールを更に含む、請求項106~111のいずれか一項に記載の方法。
  113. 前記水溶液中の前記マンニトールの濃度は、約40mg/ml~約60mg/mlである、請求項112に記載の方法。
  114. 前記水溶液中の前記マンニトールの濃度は、約45mg/ml~約55mg/mlである、請求項113に記載の方法。
  115. 前記水溶液中の前記マンニトールの濃度は、約50mg/mlである、請求項114に記載の方法。
  116. 前記水溶液のpHは、約4.0~約5.0である、請求項106~115のいずれか一項に記載の方法。
  117. 前記水溶液のpHは、約4.25~約4.75である、請求項116に記載の方法。
  118. 前記水溶液のpHは、約4.5である、請求項117に記載の方法。
  119. 前記対象は、早産を経験している、または経験するリスクがある、請求項1~118のいずれか一項に記載の方法。
  120. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、約24週~約36週の妊娠期間を有する、請求項1~119のいずれか一項に記載の方法。
  121. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、約24週~約34週の妊娠期間を有し、好ましくは、前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前、約24週~約30週の妊娠期間を有する、請求項120に記載の方法。
  122. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、約28と0/7週~約33と6/7週の妊娠期間を有する、請求項121に記載の方法。
  123. 前記対象は単生児妊娠または双生児妊娠であり、好ましくは、前記対象は単生児妊娠である、請求項1~122のいずれか一項に記載の方法。
  124. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、30分あたり4回以上の子宮収縮を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、30分あたり4回以上の子宮収縮を示す、請求項1~123のいずれか一項に記載の方法。
  125. 前記子宮収縮のそれぞれは、少なくとも30秒の持続時間を有する、請求項124に記載の方法。
  126. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、約1cm~約4cmの子宮頸管拡張を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、約1cm~約4cmの子宮頸管拡張を示す、請求項1~125のいずれか一項に記載の方法。
  127. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、前記対象から得られた子宮頸管分泌物の試料において、胎児フィブロネクチン及び/またはインスリン様成長因子結合タンパク質-1(IGFBP-1)の存在について陽性の試験結果を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、前記対象から得た子宮頸部分泌物の試料において、胎児フィブロネクチン及び/またはIGFBP-1の存在について陽性の試験結果を示す、請求項1~126のいずれか一項に記載の方法。
  128. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、約25mm以下の子宮頸管長を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、約25mm以下の子宮頸管長を示す、請求項1~127のいずれか一項に記載の方法。
  129. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、進行性子宮頸管拡張を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、進行性子宮頸管拡張を示す、請求項1~128のいずれか一項に記載の方法。
  130. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、1時間あたり約0.5cm~1時間あたり約0.7cmの子宮頸管拡張速度を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、1時間あたり約0.5cm~1時間あたり約0.7cmの子宮頸管拡張速度を示す、請求項129に記載の方法。
  131. 前記対象は、前記アトシバン及び前記化合物を前記対象に投与する前に、少なくとも50%の展退を示し、任意選択で、前記対象は、前記アトシバン及び/または前記化合物を前記対象に投与する3時間前までに、少なくとも50%の展退を示す、請求項1~130のいずれか一項に記載の方法。
  132. 前記対象への前記アトシバン及び/または前記化合物の最初の投与後、分娩は、約4時間~約6週間遅れる、請求項1~131のいずれか一項に記載の方法。
  133. 前記対象への前記アトシバン及び/または前記化合物の最初の投与後、分娩は、約12時間~約28日間遅れる、請求項132に記載の方法。
  134. 前記対象への前記アトシバン及び/または前記化合物の最初の投与後、分娩は、約18時間~約21日間遅れる、請求項133に記載の方法。
  135. 前記対象への前記アトシバン及び/または前記化合物の最初の投与後、分娩は、約24時間~約14日間遅れる、請求項134に記載の方法。
  136. 前記対象への前記アトシバン及び/または前記化合物の最初の投与後、分娩は、約48時間遅れる、請求項135に記載の方法。
  137. 前記対象への前記アトシバン及び/または前記化合物の最初の投与後、分娩は、約7日間遅れる、請求項136に記載の方法。
  138. 前記対象への前記アトシバン及び前記化合物の投与後、前記対象は、少なくとも約34週の妊娠期間で分娩を経験する、請求項1~137のいずれか一項に記載の方法。
  139. 前記対象への前記アトシバン及び前記化合物の投与後、前記対象は、少なくとも約37週の妊娠期間で分娩を経験する、請求項138に記載の方法。
  140. 前記対象への前記アトシバン及び前記化合物の投与後、前記対象は、約36週~約40週の妊娠期間で分娩を経験する、請求項1~139のいずれか一項に記載の方法。
  141. 式(I)で表される式で表される化合物、
    (式中、Ar環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基であり;
    Cy環は、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロアリール基、任意選択で縮合され、任意選択で置換されたシクロアルキル基、または任意選択で縮合され、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル基であり;
    は、H、カルボキシ、アシル、アルコキシカルボニル、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルフィニル、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、アリール、ヘテロアリール、C~C-シクロアルキル、C~C-アルキルアリール、C~C-アルキルヘテロアリール、C~C-アルキルシクロアルキル、C~C-アルケニルアリール、C~C-アルケニルヘテロアリール、C~C-アルキニルアリール、C~C-アルキニルヘテロアリール、置換カルボキシ、置換アシル、置換アルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、置換C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルスルファニル、置換C~C-アルキルスルフィニル、置換C~C-アルキルスルホニル、置換C~C-アルキルスルホニルオキシ、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、置換C~C-アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換C~C-シクロアルキル、置換C~C-アルキルアリール、置換C~C-アルキルヘテロアリール、置換C~C-アルキルシクロアルキル、置換C~C-アルケニルアリール、置換C~C-アルケニルヘテロアリール、置換C~C-アルキニルアリール、または置換C~C-アルキニルヘテロアリールであり;
    各Rは、独立して、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、C~C-アルキニル、置換C~C-アルキル、置換C~C-アルケニル、または置換C~C-アルキニルであり;
    nは、0~2の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩を含むキットであって、
    前記キットは、請求項1~140のいずれか一項に記載の方法に従い、前記化合物を妊娠中のヒト対象に投与するように前記キットの使用者に指示する添付文書を更に含む、キット。
  142. 前記化合物は、式(V)で表される、
    (式中、Rは、C~C-アルキルカルボキシ、C~C-アルキルアシル、C~C-アルキルアルコキシカルボニル、C~C-アルキルアシルオキシ、置換C~C-アルキルカルボキシ、置換C~C-アルキルアシル、置換C~C-アルキルアルコキシカルボニル、または置換C~C-アルキルアシルオキシであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    mは、0~5の整数であり、
    tは、0~5の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項141に記載のキット。
  143. 前記化合物は、式(Va)で表される、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項142に記載のキット。
  144. 前記化合物は、式(VI)で表される、
    (式中、Rは、ヒドロキシル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、または任意選択で置換されたアシルオキシであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    iは、0~3の整数であり、
    xは、0~5の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項141~143のいずれか一項に記載のキット。
  145. 前記化合物は、式(VII)で表される、
    (式中、Rは、Hまたは任意選択で置換されたアミノアシルであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    各Rは、ハロゲン、ハロアルキル、シアノ、任意選択で置換されたアミノ、ヒドロキシル、チオール、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアシルオキシ、任意選択で置換されたアルコキシカルボニル、カルボキシ、ウレイド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル、シクロアルキルスルファニル、ヘテロシクロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロシクロアルキルスルフィニル、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアルケニル、任意選択で置換されたアルキニル、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロアリール、任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたシクロアルキル、または任意選択で置換されかつ任意選択で縮合されたヘテロシクロアルキルであり、
    iは、0~3の整数であり、
    xは、0~5の整数である)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項144に記載のキット。
  146. 前記化合物は化合物(1)である、請求項141~145のいずれか一項に記載のキット。
  147. 前記化合物は、化合物(2)、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項141~145のいずれか一項に記載のキット。
  148. 前記化合物は、式(3)で表される、請求項147に記載のキット。
  149. 前記化合物は、前記対象への経口投与用に処方される、請求項141~148のいずれか一項に記載のキット。
  150. 前記化合物は、錠剤、カプセル、ジェルカプセル、粉末、液体溶液または液体懸濁液として処方される、請求項149に記載の方法。
  151. 前記キットは、アトシバンを更に含む、請求項141~150のいずれか一項に記載のキット。
  152. 前記アトシバンは、前記対象への静脈内投与用に処方される、請求項151に記載のキット。
  153. 前記アトシバンは水溶液として処方される、請求項152に記載のキット。
JP2023552388A 2020-11-16 2021-11-16 早期分娩の治療または予防のための組成物及び方法 Pending JP2023550555A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063114233P 2020-11-16 2020-11-16
US63/114,233 2020-11-16
PCT/EP2021/081794 WO2022101495A1 (en) 2020-11-16 2021-11-16 Compositions and methods for the treatment or prevention of preterm labor

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023550555A true JP2023550555A (ja) 2023-12-01

Family

ID=78822442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023552388A Pending JP2023550555A (ja) 2020-11-16 2021-11-16 早期分娩の治療または予防のための組成物及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20240024294A1 (ja)
EP (1) EP4243817A1 (ja)
JP (1) JP2023550555A (ja)
CN (1) CN116723838A (ja)
AU (1) AU2021380039A1 (ja)
CA (1) CA3198802A1 (ja)
WO (1) WO2022101495A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE430885B (sv) 1980-03-24 1983-12-19 Ferring Ab Oxytocin-derivat
DE10075020I2 (de) 1982-12-21 2003-01-09 Ferring Ab Vasotocinderivate
US5876357A (en) 1997-11-20 1999-03-02 Labor Control System (L.C.S.) Ltd. Uterine cervix dilation, effacement, and consistency monitoring system
EA007328B1 (ru) 2002-03-28 2006-08-25 Апплайд Резеч Системз Арс Холдинг Н. В. Тиазолидинкарбоксамидные производные как модуляторы рецептора простагландина f
US9843528B2 (en) 2014-06-27 2017-12-12 Amazon Technologies, Inc. Client selection in a distributed strict queue
US10736880B2 (en) * 2015-12-18 2020-08-11 The Board Of Regents Of The University Of Texas Systems Therapeutics for preterm labor management
US10555934B2 (en) * 2016-01-04 2020-02-11 ObsEva S.A. Alpha-amino esters of hydroxypropylthiazolidine carboxamide derivative and salt form, crystal polymorph thereof
US9447055B1 (en) 2016-01-04 2016-09-20 Merck Serono S.A. α-amino esters of hydroxypropylthiazolidine carboxamide derivative and salt form, crystal polymorph thereof

Also Published As

Publication number Publication date
CA3198802A1 (en) 2022-05-19
AU2021380039A9 (en) 2024-09-19
AU2021380039A1 (en) 2023-06-29
CN116723838A (zh) 2023-09-08
EP4243817A1 (en) 2023-09-20
WO2022101495A1 (en) 2022-05-19
US20240024294A1 (en) 2024-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6462030B2 (ja) オキシトシン/バソプレッシンV1aレセプターのアンタゴニストとしてのピロリジン誘導体を含有する医薬組成物
US10752583B2 (en) Crystalline (3Z,5S)-5-(hydroxymethyl)-1-[(2′-methyl-1,1′-biphenyl-4-yl)carbonyl]pyrrolidin-3-one O-methyloxime, and methods of using the same
EA031530B1 (ru) ДИСПЕРГИРУЕМАЯ ТАБЛЕТКА ДЛЯ ПЕРОРАЛЬНОГО ВВЕДЕНИЯ, СОДЕРЖАЩАЯ (3Z,5S)-5-(ГИДРОКСИМЕТИЛ)-1-[(2'-МЕТИЛ-1,1'-БИФЕНИЛ-4-ИЛ)КАРБОНИЛ]ПИРРОЛИДИН-3-он-О-МЕТИЛОКСИМ
JP2024095703A (ja) 胚着床を促進し、流産を防ぐためのオキシトシンアンタゴニスト投与レジメン
IL186595A (en) Use of Brosiban for the preparation of drugs to improve uterine absorption during supported fertility
JP2023550555A (ja) 早期分娩の治療または予防のための組成物及び方法
WO2020247756A1 (en) Small molecules to relax uterine smooth muscle contractions
US11534428B1 (en) Compositions and methods for delaying the incidence of labor
US20220323410A1 (en) Oxytocin antagonist dosing regimens for promoting embryo implantation and preventing miscarriage
JP2019523251A5 (ja)
CN108863970A (zh) 新化合物及其在治疗炎症或炎症相关疾病方面的应用
JPH07206678A (ja) 卵管閉塞治療剤