JP2023549819A - 液体クロマトグラフィー、イオン化装置、及び質量分析器の間のインターフェースおよびそれを用いた試料分析方法 - Google Patents

液体クロマトグラフィー、イオン化装置、及び質量分析器の間のインターフェースおよびそれを用いた試料分析方法 Download PDF

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Abstract

液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography、LC)、イオン化装置、及び質量分析器(Mass Spectrometer、MS)の間のインターフェースが提供される。前記液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料はイオン化装置によってイオン化されて質量分析器に導入される。前記インターフェースは液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料を試料液滴の形態に変換して噴射する液滴噴霧器、前記標的を質量分析器に導入する導入管、及び前記液滴噴霧器と導入管の間に配置されて試料液滴に含まれた溶媒を蒸発させてガス相標的を生成する蒸発器を含み得る。前記イオン化装置は導入管内のガス相標的にビームを照射して導入管を介して質量分析器に導入されるガス相標的をイオン化させて、前記蒸発器は少なくとも一つの開口が形成されて加熱できるブロックを含み、前記液滴噴霧器から噴射された試料液滴は前記少なくとも一つの開口を通過してガス相標的として生成され、生成されたガス相標的が導入管に流れ得る。

Description

関連出願との相互引用
本出願は2021年7月20日付韓国特許出願第10-2021-0094815号および2022年7月19日付韓国特許出願第10-2022-0088759号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は液体クロマトグラフィー、イオン化装置、及び質量分析器の間のインターフェースおよびそれを用いた試料分析方法に関し、無極性低分子量物質およびシリコン系化合物を効果的に検出できる液体クロマトグラフィー、イオン化装置、及び質量分析器の間のインターフェースおよびそれを用いた試料分析方法に関する。
物質の定量分析および定性分析のために液体クロマトグラフィー質量分析器(Liquid Chromatography/Mass Spectrometer、LC/MS)が主に用いられている。液体クロマトグラフィー質量分析器(LC/MS)は、液体クロマトグラフィーの出口を質量分析器の入口に連結して液体クロマトグラフィーで単一成分に分離した標的を含む試料を質量分析器に供給して質量分析器で標的の成分を検出することができる。
質量分析器は分析しようとする標的をイオン化させて生成されたイオンを質量と荷電量との比によって分離させることによって質量スペクトルの形態で表示する。したがって、液体クロマトグラフィー質量分析器(LC/MS)は液体クロマトグラフィーと質量分析器の間に標的をイオン化させるイオン化装置が配置される。
液体クロマトグラフィー質量分析器(LC/MS)に多く用いられるイオン化方法は、エレクトロスプレイイオン化法(Electrospray Ionization、ESI)と大気圧化学イオン化法(Atmospheric Pressure Chemical Ionization、APCI)などがある。このようなイオン化方法は、標的(分析物質)をイオン化させる役割だけでなく、液体クロマトグラフィーと質量分析器のインターフェースの役割も効果的に遂行できるので、液体クロマトグラフィー質量分析器(LC/MS)に広く用いられている。しかし、標的が無極性低分子量物質またはシリコン系化合物である場合は、このようなイオン化方法では分析しにくい場合がある。
リアルタイム直接分析法(Direct Analysis in Real Time、DART)は、このような物質(例えば、無極性低分子量物質またはシリコン系化合物など)を効果的にイオン化させる方法の一つである。リアルタイム直接分析法(DART)を液体クロマトグラフィー質量分析器(LC/MS)に適用するためには液体クロマトグラフィーから溶出される試料に含まれた溶媒を速かに揮発させて標的を気相(gas phase)にしなければならない。そのため、LC/MSにDARTを連結するための効率的なインターフェースの開発が必要である。
この背景技術の部分に記載された事項は、発明の背景に対する理解を深めるために作成されたものであって、この技術が属する分野で通常の知識を有する者に既に知られている従来技術でない事項を含むことができる。
本発明の実施例は、液体クロマトグラフィー質量分析器にリアルタイム直接分析法を適用するのに適切な液体クロマトグラフィー、イオン化装置、及び質量分析器の間のインターフェースを提供する。
本発明の他の実施例は、本発明の実施例によるインターフェースを用いた試料分析方法を提供する。
本発明の実施例によれば、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography、LC)、イオン化装置、及び質量分析器(Mass Spectrometer、MS)の間のインターフェースが提供される。前記液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料はイオン化装置によってイオン化されて質量分析器に導入される。前記インターフェースは液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料を試料液滴の形態に変換して噴射する液滴噴霧器、前記標的を質量分析器に導入する導入管、及び前記液滴噴霧器と導入管の間に配置されて試料液滴に含まれた溶媒を蒸発させてガス相標的を生成する蒸発器を含み得る。前記イオン化装置は導入管内のガス相標的にビームを照射して導入管を介して質量分析器に導入されるガス相標的をイオン化させて、前記蒸発器は少なくとも一つの開口が形成されて加熱できるブロックを含み、前記液滴噴霧器から噴射された試料液滴は前記少なくとも一つの開口を通過してガス相標的として生成され、生成されたガス相標的が導入管に流れ得る。
前記少なくとも一つの開口の液滴噴霧器に向かう一端部は試料液滴の流れに沿ってその直径が減る傾斜面として形成され得る。
前記少なくとも一つの開口の直径または長さは調節し得る。
前記ブロックは複数の片を含み、前記複数の片が互いに結合されて一つのブロックを形成し得る。
前記蒸発器はハウジングをさらに含み、前記ブロックは前記試料液滴の流れに交差するように前記ハウジング内に脱着可能に取り付けられ得る。
前記開口の一端の直径は1mm~20mmであり、前記開口の他端の直径は0.1mm~5mmであり、試料液滴の流れに沿った開口の長さは0.5mm~100mmであり得る。
前記ブロックは設定温度に加熱され、前記設定温度は50℃~500℃であり得る。
前記イオン化装置はヘリウムビームを照射するDARTであり得る。
前記液滴噴霧器は電気噴霧器または気体噴霧器であり得る。
本発明の他の実施例による試料分析方法は、液体クロマトグラフィーによって、液体クロマトグラフィーを行って単一成分の標的を含む試料を分離および溶出する段階、液滴噴霧器によって、液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料を試料液滴の形態に変換して噴射する段階、蒸発器によって、液滴噴霧器から噴射された試料液滴内の溶媒を蒸発させてガス相標的を生成する段階、イオン化装置によって、ガス相標的にビームを照射してガス相標的をイオン化する段階、及び、質量分析器によって、イオン化された標的の質量分析を行う段階を含み得る。
蒸発器はハウジングと、試料液滴の流れに交差するように前記ハウジング内に脱着可能に取り付けられ、設定温度に加熱できるブロックを含み得る。
前記ブロックは少なくとも一つの開口を含み、液滴噴霧器によって噴射された試料液滴は少なくとも一つの開口を通過してガス相標的として生成され、生成されたガス相標的は導入管を介して質量分析器に導入され得る。
前記少なくとも一つの開口の前記液滴噴霧器に向かう一端部は試料液滴の流れに沿ってその直径が減る傾斜面として形成され得る。
イオン化装置は導入管内を流れるガス相標的にヘリウムビームを照射するDARTであり得る。
前記試料分析方法は、標的に応じて、開口の直径または長さ、または設定温度を調整する段階をさらに含み得る。
前記開口の一端の直径は1mm~20mmであり、前記開口の他端の直径は0.1mm~5mmであり、試料液滴の流れに沿った開口の長さは0.5mm~100mmであり、設定温度は50℃~500℃であり得る。
本発明の実施例によれば、液体クロマトグラフィー質量分析器にリアルタイム直接分析法を適用して他の光イオン化法を用いた従来のLC/MSでは検出しにくい無極性低分子量物質およびシリコン系化合物などを効果的に検出することができる。
また、分析しようとする標的を含む試料液滴の組成および噴射条件に応じてブロックに形成された開口の直径と長さを調節することによって多様な試料を効果的に分析することができる。
その他に本発明の実施例によって得られるか、予測される効果については、本発明の実施例に係る詳細な説明で直接的または暗示的に開示する。すなわち、本発明の実施例により予測される多様な効果については後述する詳細な説明内で開示される。
本明細書の実施例は、類似の参照符号が同一または機能的に類似の要素を指す添付の図面と関連する以下の説明を参照することによってよりよく理解されることができる。
本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器の概略図である。 一つの例によるブロックを示す概略的な断面図である。 他の一つの例によるブロックを示す概略的な断面図である。 本発明の他の実施例による試料分析方法の流れ図である。 実施例1による物質の分子構造を示す図である。 本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例1による物質の質量スペクトルである。 実施例2による物質の分子構造を示す図である。 実施例3による物質の分子構造を示す図である。 本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例2による物質の質量スペクトルである。 従来技術による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例2による物質の質量スペクトルである。 本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例3による物質の質量スペクトルである。 従来技術による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例3による物質の質量スペクトルである。
上記参照された図面は必ずしも縮尺に合わせて図示されたものではなく、本発明の基本原理を例示する多様な好まれる特徴の多少の簡略な表現を提示するものとして理解されなければならない。例えば、特定のサイズ、方向、位置、および形状を含む本発明の特定の設計特徴が特定の意図された応用と使用環境によって一部決定される。
ここで使用される用語は、単に特定の実施例を説明するための目的であり、本発明を制限することを意図しない。ここで使用されるように、単数形は文脈上明らかに別に表示されない限り、複数形も含むことを意図している。「含む」および/または「含んでいる」という用語は、本明細書で使用される場合、言及された特徴、整数、段階、作動、構成要素および/またはコンポーネントの存在を特定するが、他の特徴、整数、段階、作動、構成要素、コンポーネントおよび/またはこれらのグループのうち一つ以上の存在または追加を排除しないことをまた理解できるであろう。ここで使用されるように、用語「および/または」は、関連して羅列された項目のうち任意の一つまたはすべての組み合わせを含む。
本明細書における「標的」またはこれと類似の用語は、液体クロマトグラフィー質量分析器を用いて分析しようとする対象を意味する。
本明細書における「試料」またはこれと類似の用語は、液体クロマトグラフィーから溶出されるものであり、溶媒と標的を含む。
本発明の実施例による液体クロマトグラフィー(LC)、イオン化装置、及び質量分析器(MS)の間のインターフェースは、液体クロマトグラフィーと質量分析器の間に配置され、液体クロマトグラフィーから溶出される試料に含まれる標的を迅速にガス相に蒸発させてイオン化装置で照射されたビームによってガス相標的のイオン化を助ける。したがって、本発明の実施例によれば、無極性低分子量物質およびシリコン系化合物などを効果的に検出できる直接分析法(DART)をLC/MSに適用するのに適したインターフェースを提供することができる。また、本発明の他の実施例による試料分析方法は、本発明の実施例によるインターフェースを用いて液体クロマトグラフィーから溶出される試料に含まれる標的を迅速にガス相に蒸発させる段階、DARTでガス相標的にビームを照射して標的をイオン化する段階およびイオン化された標的を質量分析器に導入する段階を含む。
以下、添付する図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器の概略図である。
図1に示すように、本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器は液体クロマトグラフィー5、液滴噴霧器10、蒸発器20、導入管30、イオン化装置40、及び質量分析器50を含む。ここで、液滴噴霧器10、蒸発器20、及び導入管30は本発明の実施例によるインターフェースを構成する。
液体クロマトグラフィー5は、液相の移動相(mobile phase)と固定相(stationary phase)に対する親和度に応じて混合物に含まれた成分の通過速度が異なる点を用いて混合物を単一成分に分離する。すなわち、液体クロマトグラフィー5は溶液に存在する単一成分の標的を含む試料を分離する。液体クロマトグラフィー5の類型は制限されず、現在までこの技術分野における通常の知識を有する者に知られている多様な類型の液体クロマトグラフィー5が用いられる。
液滴噴霧器10は液体クロマトグラフィー5の下流に配置されて液体クロマトグラフィー5に連結される。液滴噴霧器10は液体クロマトグラフィー5によって分離した単一成分の標的を含む試料を液滴(droplet)形態で蒸発器20に噴射する。すなわち、液滴噴霧器10は試料液滴X1を蒸発器20に噴射する。このため、液滴噴霧器10はプローブ12を含み、プローブ12を介して試料液滴X1を噴霧する。液滴噴霧器10の類型は制限されないが、一つの例で電気噴霧器または気体噴霧器であり得る。液滴噴霧器10は試料を試料液滴X1の形態で噴霧するので、試料に含まれた溶媒は蒸発器20で容易に蒸発することができる。また、溶媒を効果的に蒸発させるためにシースガス(sheath gas)を追加で使用することができる。使用可能なシースガスは、これに限定されないが、窒素、空気などであり得る。
蒸発器20は液滴噴霧器10の下流に配置され、プローブ12を介して噴霧された試料液滴X1の供給を受け、試料液滴X1内の溶媒を蒸発させて標的を含むガス相標的X2を生成する。蒸発器20はハウジング22とブロック24を含む。
ハウジング22は中空形状であり、その一面の少なくとも一部が開放され、プローブ12は開放された一面を介してハウジング22の内部に試料液滴X1を噴霧する。
ブロック24は前記ハウジング22の内部にハウジング22を横切るように配置されてハウジング22を二つの部分に分ける。プローブ12はハウジング22の第1部分22aに試料液滴X1を噴霧し、ハウジング22の第2部分22bには導入管30が連結される。前記ブロック24は、試料液滴X1の流れ方向に交差するようにハウジング22内に脱着可能に取り付けられ、少なくとも一つの開口26が形成され、内部または外部に設けられた加熱手段(図示せず)によって設定温度に加熱することができる。したがって、ハウジング22の第1部分22aに噴霧された試料液滴X1はブロック24の表面(開口26を含む)に付いたり開口26を通過したりして加熱および蒸発し、蒸発したガス相標的X2は開口26を通過してハウジング22の第2部分22bに移動する。ハウジング22の第2部分22bに移動したガス相標的X2は導入管30を通じて質量分析器50に供給される。
以下、図2および図3を参照して、ブロック24についてより詳しく説明する。
図2は一つの例によるブロックを示す概略的な断面図であり、図3は他の一つの例によるブロックを示す概略的な断面図である。
図2に図示のように、一つの例によるブロック24は一つの片で一体に形成される。前記ブロック24には少なくとも一つの開口26が形成される。各開口26のプローブ12に向かう一端部は試料液滴X1の流れに沿ってその直径が減る傾斜面28として形成され、傾斜面28を除いた開口26の残り部分はその直径が一定である。すなわち、各開口26の直径は試料液滴X1の流れに沿って一側から他側にその直径が少しずつ減って傾斜面28を形成し、各開口26の残り部分は傾斜面28の他側でその直径が一定である。プローブ12に向かう開口26の一端部に傾斜面28を形成することによって、開口26の一端部の表面積は増加し、これによってプローブ12から噴射された試料液滴X1が開口26内に進入する確率が増加する。これによって、より多くの試料液滴X1が開口26に進入して加熱し、これによって試料液滴X1の迅速で効果的な蒸発が可能である。
一つの例で、開口26の一端の直径D1は1mm~20mmであり得る。開口26の一端の直径D1が1mmより小さいと十分な量の試料液滴X1が開口26内に進入できず、開口26の一端の直径D1が20mmより大きいと開口26に進入した試料液滴X1がブロック24によって蒸発できない。
開口26の他端の直径D2は0.1mm~5mmであり得る。開口26の他端の直径D2はガス相標的X2の流動を妨げる抵抗として作用する。開口26の他端の直径D2が0.1mmより小さいと、前記抵抗が大きすぎてガス相標的X2の流動率が減少し、開口26の他端の直径D2が5mmより大きいと、前記抵抗が小さすぎてガス相標的X2の流動率が過度に増加する。ガス相標的X2の流動率が高いと乱流が発生し得、イオン化装置40から照射されるビームとのオーバーラップが減少して検出感度が低くなる。したがって、開口26の他端の直径D2を0.1mm~5mmに設定することによって、イオン化装置40でビームの照射による標的のイオン化に適した状態にすることができる。
試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLは0.5mm~100mmであり得る。試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLは開口26の他端の直径D2と同様にガス相標的X2の流動を妨げる抵抗として作用する。試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLが0.5mmより小さいと、ガス相標的X2の流動率が増加して乱流が発生するか検出感度が低くなり、試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLが100mmより大きいと、ガス相標的X2の流動率が減少して検出感度が低くなる。
ブロック24の設定温度は50℃~500℃であり得る。ブロック24の温度が50℃より低いと試料が蒸発せず、ブロック24の温度が500℃より高いと標的の分子構造が壊れる。
開口26の一端の直径D1、開口26の他端の直径D2、試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLおよびブロック24の温度に応じて質量分析器50に供給される標的の状態が変わる。標的の種類によって質量分析器50で要求する標的の状態は変わるので、開口26の一端の直径D1、開口26の他端の直径D2、試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLおよびブロック24の温度を調節することによって多様な種類の標的を一つの質量分析器50で分析することができる。
図3に示すように、他の一つの例によるブロック24は、複数の片24a,24b,24cを含み、複数の片24a,24b,24cは互いに結合されて一つのブロック24を形成する。第1,2,3片24a,24b,24cは少なくとも一つの開口26を構成する要素を含んでおり、第1,2,3片24a,24b,24cが結合されれば前記要素も結合されて完全な開口26を形成する。例えば、第1片24aは開口26の傾斜面28を含み、第2,3片24b,24cは開口26の直径が一定の部分を含む。そのため、第1,2,3片24a,24b,24cが結合されれば少なくとも一つの完全な開口26が形成される。
他の一つの例によるブロック24は、標的の種類によって開口26の長さLを容易に調節できるようにする。すなわち、互いに異なる仕様(例えば、傾斜面、直径、長さなど)を有する複数の片24a,24b,24cを設ければ、標的の種類によって必要な片を組み立てて使用することができる。したがって、標的の種類によって複数のブロック24を製作する必要がない。
再び図1を参照すると、導入管30は前記蒸発器20の下流に配置されて蒸発器20、イオン化装置40、及び質量分析器50を互いに連結する。導入管30は第1,2,3導管32,34,36を含む。
第1導管32は両端を含み、一端は蒸発器20、すなわち、ハウジング22の第2部分22bに連結されてブロック24によって蒸発したガス相標的X2は第1導管32を通じて導入管30に導入される。
第2導管34は両端を含み、一端はイオン化装置40に連結されて他端は第1導管32の他端に連結される。したがって、イオン化装置40で発生したビームX3(例えば、ヘリウムビーム)は第1,3導管32,36に流れるガス相標的X2に照射されて標的をイオン化する。第2導管34の他端にはガス相標的X2の流入を防止してビームX3をガス相標的X2に照射できる手段が取り付けられる。
第3導管36は両端を含み、一端は第1,2導管32,34の他端に連結され、他端は質量分析器50に連結される。第1導管32を通じて導入管30に流入したガス相標的X2は第1,2,3導管32,34,36の合流点を通過しながらビームが照射されてイオン化され、その後に第3導管36を通じて質量分析器50に供給される。
イオン化装置40はビームX3を生成して第2導管34を通じて第1,3導管32,36に流れるガス相標的X2に照射する。これによって、ガス相標的X2に含まれた少なくとも標的がイオン化される。一つの例で、前記イオン化装置40はDARTであり、イオン化装置40で生成されるビームX3はヘリウムビームであり得る。イオン化装置40としてDARTを用いることによって、他のイオン化方法ではイオン化が難しかった無極性低分子量物質またはシリコン系化合物などをイオン化させることができる。イオン化装置40、特にDARTについては当業者に良く知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
質量分析器50は第3導管36の他端に連結されてイオン化された標的を含む試料の供給を受けて分析する。そのため、質量分析器50は標的の質量スペクトルを出力することができる。質量分析器50については当業者に良く知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
以下、図4を参照して、本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器を用いた試料分析方法を詳細に説明する。
図4は本発明の他の実施例による試料分析方法の流れ図である。
図4に示すように、S100段階で、液体クロマトグラフィー5によって、液体クロマトグラフィーを行って単一成分の標的を含む試料を分離および溶出する。
液体クロマトグラフィー5によって分離および溶出された試料は、液滴噴霧器10によって試料液滴X1の形態に変換され、プローブ12を介して試料液滴X1の形態で蒸発器20に噴射される(S110)。ここで、液滴噴霧器10は電気噴霧器または気体噴霧器であり得る。また、シースガスが追加で使用され得る。
蒸発器20に噴射された試料液滴X1は、設定温度に加熱したブロック24内の少なくとも一つの開口26を通過して蒸発してガス相標的X2になる(S120)。前述した通り、液滴噴霧器10に向かう各開口26の一端部には傾斜面28が形成されて液滴噴霧器10から噴射された試料液滴X1ができるだけ多く開口26内に進入することができる。一方、標的の分析前に、標的の種類によって適切な仕様(開口26の一端の直径D1、開口26の他端の直径D2、試料液滴X1の流れに沿った開口26の長さLおよびブロック24の温度など)を有するブロック24がハウジング22に取り付けられる。
ブロック24によって蒸発したガス相標的X2は、導入管30の第1導管32に導入されて質量分析器50に向かって移動する。この時、イオン化装置40は第2導管34を通じてガス相標的X2にビームX3を照射してガス相標的X2に含まれた標的をイオン化させる(S130)。ここで、前記イオン化装置40はDARTであり、イオン化装置40で生成されるビームX3はヘリウムビームであり得る。イオン化装置40としてDARTを用いることによって他のイオン化方法ではイオン化が難しかった無極性低分子量物質またはシリコン系化合物などをイオン化させることができる。
S140段階で、イオン化された標的は第3導管36を通じて質量分析器50に導入されて質量分析が行われる。
実施例1.無極性低分子量物質
図5は実施例1による物質の分子構造を示す図である。
実施例1では、本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器を用いて図5に示す分子構造を有する物質を分析した。ここで、液滴噴霧器10としては電気噴霧器を用い、効果的な溶媒蒸発のためにシースガスが追加で使用され、イオン化装置40としてはヘリウムビームを照射するDARTを用いた。実施例1による物質の元素組成はC6H3BrFIであり、正確な質量は299.8である。
図6は本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例1による物質の質量スペクトルである。
イオン化装置としてAPCIを用いる従来の液体クロマトグラフィー質量分析器を用いては実施例1による物質の質量スペクトルを得ることができなかった。しかし、イオン化装置40としてDARTを用いる本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器を用いると、実施例1による物質のきれいな質量スペクトルを得ることができた(図6参照)。ここで、質量対電荷比(m/z)は316.8で示された。
実施例2、3.シリコン系化合物
図7は実施例2による物質の分子構造を示す図であり、図8は実施例3による物質の分子構造を示す図である。
実施例2、3では、本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器を用いて図7および図8に示す分子構造を有する物質を分析した。ここで、液滴噴霧器10としては電気噴霧器を用いて、効果的な溶媒蒸発のためにシースガスを追加で使用し、イオン化装置40としてはヘリウムビームを照射するDARTを用いた。実施例2による物質の正確な質量は1224.1であり、実施例3による物質の正確な質量は1410.2である。
図9は本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例2による物質の質量スペクトルであり、図10は従来技術による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例2による物質の質量スペクトルであり、図11は本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器による実施例3による物質の質量スペクトルであり、図12は従来技術による液体クロマトグラフィー質量分析器によって実施例3による物質の質量スペクトルである。
イオン化装置としてAPCIを用いる従来の液体クロマトグラフィー質量分析器を用いて実施例2、3による物質の質量スペクトルは多様な質量対電荷比(m/z)でピークを示した(図10および12を参照)。これに対して、イオン化装置40としてDARTを用いる本発明の実施例による液体クロマトグラフィー質量分析器を用いると、実施例2、3による物質のきれいな質量スペクトルを得ることができた(図9および11を参照)。
以上、説明した通り、本発明の実施例によれば、液体クロマトグラフィー質量分析器にリアルタイム直接分析法を適用するのに適したインターフェースを提供することによって、他の光イオン化法を用いた従来のLC/MSでは検出しにくい無極性低分子量物質およびシリコン系化合物などを効果的に検出できるようにする。
以上、本発明に関する好ましい実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されず、本発明の実施例から当該発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって容易に変更されて均等であると認められる範囲のすべての変更を含む。
5 液体クロマトグラフィー
10 液滴噴霧器
12 プローブ
20 蒸発器
22 ハウジング
22a 第1部分
22b 第2部分
24 ブロック
24a 片
24b 片
24c 片
26 開口
28 傾斜面
30 導入管
32 第1導管
34 第2導管
36 第3導管
40 イオン化装置
50 質量分析器
D1 直径
D2 直径
LC 液体クロマトグラフィー
MS 質量分析器
X1 試料液滴
X2 ガス相標的
X3 ビーム

Claims (15)

  1. 液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography、LC)、イオン化装置、及び質量分析器(Mass Spectrometer、MS)の間のインターフェースにおいて、
    前記液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料は前記イオン化装置によってイオン化されて前記質量分析器に導入され、
    前記インターフェースは、
    前記液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料を試料液滴の形態に変換して噴射する液滴噴霧器、
    前記標的を前記質量分析器に導入する導入管、及び
    前記液滴噴霧器と前記導入管の間に配置されて前記試料液滴に含まれた溶媒を蒸発させてガス相標的を生成する蒸発器、
    を含み、
    前記イオン化装置は前記導入管内の前記ガス相標的にビームを照射して前記導入管を介して前記質量分析器に導入される前記ガス相標的をイオン化させて、
    前記蒸発器は少なくとも一つの開口が形成されて加熱できるブロックを含み、
    前記液滴噴霧器から噴射された前記試料液滴は前記少なくとも一つの開口を通過して前記ガス相標的として生成され、生成された前記ガス相標的が前記導入管に流れる、インターフェース。
  2. 前記少なくとも一つの開口の前記液滴噴霧器に向かう一端部は前記試料液滴の流れに沿ってその直径が減る傾斜面として形成される、請求項1に記載のインターフェース。
  3. 前記少なくとも一つの開口の直径または長さは調節可能である、請求項1に記載のインターフェース。
  4. 前記ブロックは複数の片を含み、前記複数の片が互いに結合されて一つのブロックを形成する、請求項1に記載のインターフェース。
  5. 前記蒸発器はハウジングをさらに含み、
    前記ブロックは前記試料液滴の流れに交差するように前記ハウジング内に脱着可能に取り付けられる、請求項4に記載のインターフェース。
  6. 前記開口の一端の直径は1mm~20mmであり、前記開口の他端の直径は0.1mm~5mmであり、前記試料液滴の流れに沿った前記開口の長さは0.5mm~100mmである、請求項2に記載のインターフェース。
  7. 前記ブロックは設定温度に加熱され、
    前記設定温度は50℃~500℃である、請求項1に記載のインターフェース。
  8. 前記イオン化装置はヘリウムビームを照射するDARTである、請求項1に記載のインターフェース。
  9. 液体クロマトグラフィーによって、液体クロマトグラフィーを行って単一成分の標的を含む試料を分離および溶出する段階、
    液滴噴霧器によって、前記液体クロマトグラフィーから溶出された標的を含む試料を試料液滴の形態に変換して噴射する段階、
    蒸発器によって、前記液滴噴霧器から噴射された前記試料液滴内の溶媒を蒸発させてガス相標的を生成する段階、
    イオン化装置によって、前記ガス相標的にビームを照射してガス相標的をイオン化する段階、及び
    質量分析器によって、イオン化された標的の質量分析を行う段階、
    を含む、試料分析方法。
  10. 前記蒸発器は、ハウジングと、前記試料液滴の流れに交差するように前記ハウジング内に脱着可能に取り付けられ、設定温度に加熱できるブロックを含む、請求項9に記載の試料分析方法。
  11. 前記ブロックは少なくとも一つの開口を含み、
    前記液滴噴霧器によって噴射された前記試料液滴は、前記少なくとも一つの開口を通過して前記ガス相標的として生成され、生成された前記ガス相標的は導入管を介して前記質量分析器に導入される、請求項10に記載の試料分析方法。
  12. 前記少なくとも一つの開口の前記液滴噴霧器に向かう一端部は、前記試料液滴の流れに沿ってその直径が減る傾斜面として形成される、請求項11に記載の試料分析方法。
  13. 前記イオン化装置は前記導入管内を流れる前記ガス相標的にヘリウムビームを照射するDARTである、請求項11に記載の試料分析方法。
  14. 標的に応じて、開口の直径または長さ、または設定温度を調整する段階をさらに含む、請求項10に記載の試料分析方法。
  15. 前記開口の一端の直径は1mm~20mmであり、前記開口の他端の直径は0.1mm~5mmであり、前記試料液滴の流れに沿った前記開口の長さは0.5mm~100mmであり、前記設定温度は50℃~500℃である、請求項14に記載の試料分析方法。
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