JP2023548952A - 動力式歯ブラシ制御 - Google Patents

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Abstract

動力式歯ブラシのブラシヘッド15を駆動するためのモータ12と、動作モード選択信号に基づき、上記モータを制御するよう構成されたコントローラ20とを備える動力式歯ブラシ10が開示される。コントローラは、上記動力式歯ブラシによる歯ブラッシングセッションの総持続時間を計時するためのタイマー22を含み、動作のフィードバックモードにおいて、記憶された過去の歯ブラッシングセッションの時間に基づき、歯ブラッシングセッションの平均総持続時間を計算し、算出された平均総持続時間に基づき目標値を規定し、ブラッシングを継続することをユーザに促すため、持続時間が上記目標値に達すると歯ブラッシングセッション中に感覚出力の生成をもたらすよう構成される。斯かる動力式歯ブラシにより生成される歯ブラッシングセッションデータを評価する方法、斯かる方法を実現するためのコンピュータプログラム、斯かる方法を実現するよう構成された電子デバイス、及び口腔衛生キットも開示される。

Description

本発明は、動力式歯ブラシのブラシヘッドを駆動するためのモータと、上記モータを制御するために配置されたコントローラとを有する動力式歯ブラシに関し、上記コントローラは、上記動力式歯ブラシによる歯ブラッシングセッションの総持続時間を計時するためのタイマーを含む。
本発明は更に、動力式歯ブラシのコントローラから歯ブラッシングセッションデータを受信することにより、歯ブラッシングセッションデータを評価するコンピュータ実現方法に関する。
本発明は更に、斯かる方法を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
ログラムに関する。
本発明は更に、プロセッサ及び斯かるコンピュータプログラムを含む電子デバイスに関する。
本発明は更に、斯かる動力式歯ブラシとコンピュータプログラムとを有する口腔衛生キットに関する。
動力式歯ブラシは、手磨きと比較して優れた清掃力を提供することで、口腔内の衛生管理を変革した。しかしながら、最適な清掃結果が得られることを確実にするためには、斯かる動力式歯ブラシのユーザは、動力式歯ブラシを正しく使用しなければならない。このため、動力式歯ブラシは、動力式歯ブラシで加えられる圧力、動力式歯ブラシの向きなどを検出する1つ又は複数のセンサを含むことができる。動力式歯ブラシは、ユーザがブラッシング技術を修正することを可能にするため、ユーザが動力式歯ブラシを正しく使用していない場合に警告を生成するか、又は斯かるブラッシングセッションの特性の評価をユーザに提供するため、スマートフォン、タブレットコンピュータなどの電子デバイス上で動作する関連アプリに斯かるセンサデータを送信することができる。
動力式歯ブラシによる歯ブラッシングセッションの質に関連する別の重要なパラメータは、歯ブラッシングセッションの総持続時間である。このため、動力式歯ブラシのコントローラは、歯ブラッシングセッションの持続時間を計時し、歯ブラッシングセッションの推奨持続時間に達したことをユーザに通知するため、この持続時間が推奨値、例えば2分に達すると、警告の生成を引き起こすタイマーを含み得る。更なる改良として、コントローラは、ユーザがユーザの歯の異なる領域、例えば噛み合わせ面及び/又は上下の歯の前部及び後部それぞれのブラッシングに等しい時間を費やすことを支援するために、複数の時間的に等間隔の警告、例えば20又は30秒ごとの警告を生成させることができる。
ブラッシングセッション(又はその一部)の終了を知らせる斯かる警告の生成にもかかわらず、多くのユーザが、斯かる動力式歯ブラシを用いた歯ブラッシングセッションを早々に、即ち警告の生成前に終了させることが知られる。結果的に、歯ブラッシングセッションの効率が悪くなり、歯垢及び食べかすなどの汚れの不十分な除去の可能性が高くなる。
US2010/0175208は、実際の清掃時間が目標清掃時間と比較される歯ブラシを開示する。標準清掃時間は存在するものの、特にユーザが以前に標準清掃時間より短い清掃時間であった場合、目標清掃時間を得るために、この標準清掃時間に追加時間が加えられることができる。
本発明は、ユーザが斯かるセッションを早々に終了しがちである場合、ユーザが歯ブラッシングセッションを継続することを促すよう構成された動力式歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明は更に、ユーザが定期的に歯ブラッシングセッションを早期に終了する傾向があるかどうかを評価するコンピュータ実現方法を提供しようとすることを目的とする。
本発明は更に、斯かる方法を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明は更に、斯かる方法を実現するよう構成された電子デバイスを提供することを目的とする。
本発明は更に、斯かる動力式歯ブラシ及びコンピュータプログラムを含む口腔衛生キットを提供することを目的とする。
一態様によれば、動力式歯ブラシのブラシヘッドを駆動するためのモータと、動作モード選択信号に基づき、上記モータを制御するよう構成されたコントローラとを有する動力式歯ブラシが提供され、上記コントローラは、上記動力式歯ブラシによる歯ブラッシングセッションの総持続時間を計時するためのタイマーを含み、上記ブラッシングセッションの計時された総持続時間を記憶するよう構成され、第1動作モードにおいて、持続時間が上記歯ブラッシングセッションの推奨持続時間に対応するデフォルト目標値に達すると、歯ブラッシングセッション中に第1感覚出力の生成をもたらし、上記動作モード選択信号に基づき、上記第1の動作モードと更なる動作モードとの間で切り替えを行い、上記更なる動作モードでは、記憶された歯ブラッシングセッション時間の少なくともいくつかに基づき、歯ブラッシングセッションの平均総持続時間を計算し、
上記記憶された歯ブラッシング総持続時間の計算された平均総持続時間に基づき、更なる目標値を規定し、上記持続時間が上記更なる目標値に達すると、歯ブラッシングセッション中に更なる感覚出力の生成をもたらす。
本発明は、斯かるユーザのブラッシング履歴から得られる時点、即ちこのユーザにより達成された平均歯ブラッシングセッション時間における更なる感覚出力の生成により、斯かるユーザが歯ブラッシングセッションを早々に終了する傾向、例えば推奨される最小2分より前に終了する傾向を持つ場合、ユーザにブラッシングを続けるように促す動作モードを持つ動力式歯ブラシを提供する。その結果、ユーザは、生成された更なる感覚的出力により、ブラッシングを続けるよう促されることができる。
この目的のために、コントローラは好ましくは、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了する前に更なる感覚出力が生成される可能性を高めるよう、上記計算された平均総持続時間から所定の時間量を引いたものとして更なる目標値を規定するよう構成される。所定の時間量は、2~30秒、好ましくは2~10秒の範囲で選択されることができ、その結果、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了する典型的な時点の少し前に、更なる感覚出力が生成される。これにより、歯ブラッシングセッションをユーザが継続することの促しとこの時点との間に明確な相関関係が提供される。
好ましい実施形態では、上記コントローラは、上記第2の動作モードにおいて、上記第2の動作モードを開始した後に記憶された少なくとも1つの歯ブラッシングセッション時間を含む記憶された歯ブラッシングセッション時間の少なくとも一部に基づき、歯ブラッシングセッションの更新された平均総持続時間を計算するように更に適合され、上記記憶された歯ブラッシング総持続時間の上記計算された更新された平均総持続時間に基づき、上記更なる目標値を更新し、上記持続時間が上記更新された更なる目標値に達すると、歯ブラッシングセッション中に更なる感覚出力の生成をもたらす。ユーザの歯ブラッシングセッションの持続時間の移動平均の関数である一の時点において、更なる感覚出力を生成することにより、更なる感覚出力が生成される時点と、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了する時点との間の相関関係が維持され、これは従って、ユーザが歯ブラッシングセッションを延長するよう促され続ける可能性を最適化することができる。
上記コントローラは、上記第2の動作モードにおいて、更新された更なる目標値を上記デフォルトの目標値と比較するように更に適合され、上記更新された更なる目標値と上記デフォルト値との差が所定の閾値を下回ると、上記第2の動作モードから上記第1の動作モードへ切り替える。コントローラが、ユーザの歯ブラッシングセッションの総持続時間が、歯ブラッシングセッションの推奨される総持続時間と近似しているか、又はこれを超えていることを確立すると、コントローラは、第1の動作モードへと動力式歯ブラシが戻ることをもたらす。そのモードでは、歯ブラッシングセッションを延長することをユーザに促す必要性がもはや存在しないので、コントローラは、歯ブラッシングセッションの推奨持続時間でデフォルト又は第1の感覚出力の生成をもたらす。
第1及び更なる感覚出力は、任意の適切な形態で、例えば触覚的、視覚的若しくは聴覚的な出力、又は斯かる出力の任意の適切な組み合わせとして生成され得る。例えば、コントローラは、触覚フィードバック、例えば振動パターンなどの形態で、モータによる第1の感覚出力及び更なる感覚出力の少なくとも1つの生成をもたらすよう構成され得、これは、追加の感覚出力生成器が必要とされないという利点を持つ。特定の実施形態では、コントローラは、更なる目標値又は更新された更なる目標値で上記モータをオフにするよう構成される。その結果、ユーザは動力式歯ブラシのスイッチを手動でオンにしなければならない。これは、ユーザが数秒以上ブラッシングを継続することを促す。
代替的又は付加的に、動力式歯ブラシは、感覚出力装置を更に有し、コントローラは、感覚出力装置を用いて、第1の感覚出力及び更なる感覚出力の少なくとも1つを生成させるよう構成される。斯かる感覚出力装置は、任意の適切な形状又は形態、例えば、1つ又は複数の光源、例えばLED、スピーカなどをとることができる。
好ましくは、第1の感覚出力及び更なる感覚出力は、異なる感覚出力である。その結果、歯ブラッシングセッションが推奨持続時間に達したことを知らせる感覚出力と、歯ブラッシングセッションを継続することをユーザに促す感覚出力とをユーザが明確に区別することができる。第1の感覚出力及び更なる感覚出力は、異なるタイプの出力、例えば、触覚出力及び視覚出力であってもよいし、又は同じタイプの異なる出力、例えば、異なる触覚出力、視覚出力若しくは可聴出力とすることができる。
一実施形態において、コントローラは、歯ブラッシングセッションの総持続時間のインジケーションを含む歯ブラッシングセッションデータの評価モジュールへの送信をもたらし、及び上記評価モジュールから上記動作モード選択信号を受信するよう構成される。これは例えば、斯かる評価モジュールを実現するアプリにより動力式歯ブラシがサポートされる場合であり、このアプリは、スマートフォン又はタブレットコンピュータなどの携帯電子デバイス上で実行され、斯かる歯磨きデータを評価して、ユーザが定期的に歯ブラッシングセッションを早期に終了しているかどうかを決定することができる。この場合、アプリは、動作モード選択信号の生成及び動力式歯ブラシのコントローラへのその送信をもたらすことができ、その結果、コントローラが、動力式歯ブラシを第1の動作モードから第2の動作モードに切り替える。代替的に、動力式歯ブラシは、斯かる評価能力を含む動力式歯ブラシを提供するために、評価モジュールを更に有することができる。
別の態様によれば、歯ブラッシングセッションの総持続時間のインジケーションを含む歯ブラッシングセッションデータを評価するコンピュータ実現方法が提供され、この方法は、動力式歯ブラシのコントローラから歯ブラッシングセッションデータを受信するステップと、複数のブラッシングセッションに関して動力式歯ブラシから歯ブラッシングセッションデータを受信した後、各歯ブラッシングセッションの総持続時間の、上記総持続時間の推奨目標値への適合性を評価するステップと、上記複数の歯ブラッシングセッションにおける少なくとも一部の歯ブラッシングセッションについて、上記歯ブラッシングセッションの総持続時間が上記総持続時間の推奨目標値よりも短いことを上記評価が示す場合、上記コントローラに対して動作モード選択信号を送信するステップとを有する。斯かる方法では、特定のユーザの歯ブラッシングセッションの典型的な総持続時間が評価されることができ、ユーザが定期的に歯ブラッシングセッションの推奨総持続時間に達しないことをこの評価が示す場合、動作モード選択信号が生成され、動力式歯ブラシに提供され、先に説明したように、歯ブラッシングセッションの持続時間を延長することをユーザに促すために、動力式歯ブラシがユーザトレーニングモードへと強制される。
この方法は、動力式歯ブラシの動作モードを制御するコンピュータ実現方法の一部であってもよい。
更に別の態様によれば、評価モジュールのプロセッサ配置上で実行されると、プロセッサ配置が本書に記載された実施形態のいずれかの方法を実現することをもたらすコンピュータ可読プログラム命令がその中に具体化されるコンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラムが提供される。斯かるコンピュータプログラムは、斯かる電子デバイスが、動力式歯ブラシにより提供される歯ブラッシングセッションデータを処理し、必要に応じて、先に説明したように、歯ブラッシングセッションの持続時間を延長することをユーザに促すユーザトレーニングモードに動力式歯ブラシが切り替わることをもたらす動作モード選択信号を生成することを可能にするため、電子デバイス、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータなどの携帯型電子デバイスにインストールされることができる。
更に別の態様によれば、プロセッサ配置と、本書に記載の実施形態のいずれかのコンピュータプログラムとを含む電子デバイスが提供され、上記プロセッサ配置が、上記コンピュータ可読プログラム命令を実行する。このコンピュータプログラムのインストールは、電子デバイスが、動力式歯ブラシにより提供されるブラッシングセッションデータを処理し、必要に応じて、先に説明したように、歯ブラッシングセッションの持続時間を延長することをユーザに促すユーザトレーニングモードに動力式歯ブラシが切り替わることをもたらす動作モード選択信号を生成することを可能にする。
更に別の態様によれば、本書に記載の実施形態のいずれかの動力式歯ブラシ及びコンピュータプログラムを含む口腔衛生キットが提供され、この口腔衛生キットは、先に説明したように、歯ブラッシングセッションデータの評価と、動力式歯ブラシの動作モードの制御とを容易にする。
実施形態による動力式歯ブラシを概略的に示す図である。 実施形態による斯かる動力式歯ブラシの動作方法のフローチャートを概略的に示す図である。 実施形態による歯ブラッシングデータ評価方法のフローチャートを概略的に示す図である。 別の実施形態による斯かる動力式歯ブラシの動作方法のフローチャートを概略的に示す図である。 他の実施形態による動力式歯ブラシを概略的に示す図である。
本発明の実施形態が、対応する図面を参照し非限定的な例を用いてより詳細に説明される。
図は単なる概略的なものであり、縮尺に合わせて描かれていないことを理解されたい。同一又は類似の部分を示すために図を通して同じ参照番号が使用される点も理解されたい。
図1は、本発明の実施形態による動力式歯ブラシ10を概略的に示す。動力式歯ブラシ10は、ブラシヘッド15がハンドル内のモータ12により駆動されるように、ブラシヘッド15が取り付けられ得るハンドルを含む。ハンドルは、モータ12に電力を供給するよう構成された、充電式電源14、例えば1つ又は複数の充電式電池を更に含む。コントローラ20もハンドル内に存在し、このコントローラ20は、例えば、ボタン11又は他の任意の適切なユーザインターフェースを介してユーザが動力式歯ブラシ10を作動させることに基づき、充電式電源14とモータ12との間の電気的導電経路のスイッチ(図示省略)を有効にすることにより、モータ12を作動させるよう構成される。
コントローラ20は、動力式歯ブラシ10で行われる歯ブラッシングセッションの総持続時間を計時し、動力式歯ブラシ10の第1の動作モード、例えばデフォルトの動作モードにおいて、歯ブラッシングセッション中の特定の時点で感覚出力の生成をトリガーするよう構成されたタイマー22を更に含む。例えば、タイマー22は、ユーザの歯の特定の部分、例えば象限を清掃する際にユーザが正しい時間量を費やすことを支援するために、時間の設定点、例えば20又は30秒毎に中間感覚出力の生成をトリガーすることができる。追加的又は代替的に、ユーザの歯のブラッシングに十分な時間が費やされたことをユーザに知らせるために、タイマーは、歯ブラッシングセッションの持続時間が推奨時間量、例えば2分に達した時点で感覚出力をトリガーすることができる。中間的な感覚出力は一般的に、ブラッシングセッションが推奨時間量に達した時点で生成される感覚出力とは異なる。その結果、ユーザは、生成された感覚出力の意味を正しく解釈することができる。
本願の文脈では、感覚出力は、ユーザの感覚の1つ又は複数、特に触覚、視覚又は聴覚により検出されることができる出力である。感覚的な出力は、任意の適切な形状又は形態を取ることができる。例えば、感覚的な出力は、視覚的、聴覚的、又は触覚的であってもよい。斯かる感覚出力は、コントローラ20によるモータ12の目標制御、又はコントローラ20の制御下にある専用の感覚出力装置40により生成されることができる。斯かる感覚的な出力の生成はそれ自体よく知られるため、これは、簡潔さのためだけに更に詳細に説明されることはない。
動力式歯ブラシ10は、コントローラ20と通信可能に結合された通信インターフェース30を更に有し、その通信インターフェースは、通信インターフェース54に通信可能に結合されたプロセッサ配置52を更に含む電気デバイス50の通信インターフェース54と通信リンク55を確立することができる。この目的のために、任意の適切な通信プロトコル、例えばBluetooth又は他のP2P通信プロトコルが使用されることができる。電子デバイス50、例えばスマートフォン、タブレットコンピュータなどは、プロセッサ配置52による処理のために通信リンク55を介してコントローラ20により評価モジュール60に提供される歯ブラッシングセッションデータの評価モジュール60として動作するよう構成される。斯かる歯ブラッシングセッションデータは典型的には、歯ブラッシングセッションの総持続時間のインジケーションを有し、評価モジュールが歯ブラッシングセッションを評価し、この評価から得られるフィードバックを、例えば電子デバイス50のディスプレイ56に斯かるフィードバックを表示することにより、ユーザに提供することを可能にするため、動力式歯ブラシ10に一体化される1つ又は複数のセンサ(図示省略)、例えば近接センサ、力ゲージ、ジャイロスコープといった方向センサなどからのセンサデータを更に含むことができる。
本発明の実施形態によれば、動力式歯ブラシ10は、そのデフォルトの動作モードであってもよい第1の動作モードと、例えば、ユーザが歯ブラッシングセッションを早期に終了する傾向を持つ場合、即ち歯ブラッシングセッションの総持続時間が2分に達する前に終了する傾向を持つ場合、歯ブラッシングセッションを延長することをユーザに促す第2の動作モードとの間で切り替えられることができる。これは、第1の動作モード110及び第2の動作モード120を含む、動力式歯ブラシ10を動作させる方法100のフローチャートを表す図2においてより詳細に説明される。方法100は、動作101において、ユーザがボタン11で、又は他の任意の適切な態様で、動力式歯ブラシ10をオンにすることで開始する。その後、方法100は、コントローラ20が、歯ブラッシングセッションの間、どの動作モードで動力式歯ブラシ10が動作すべきかをチェックする動作102に進む。
例えば、動力式歯ブラシ10が第1の動作モード110で動作する場合、コントローラ20は、動作103でタイマー22を開始し、その後、コントローラ20は、動作104においてタイマー22をチェックし、ユーザの歯の特定のセクション、例えば象限に費やされる清掃時間に対応する時間間隔の完了を示す中間感覚出力、又はユーザの歯ブラッシングセッションが上記で説明した推奨持続時間に達したことを示す感覚出力といった感覚出力が生成されなければならない所定の時点に到達したかどうかを決定する。コントローラ20が動作104において、斯かる時点に達したと決定する場合、コントローラ20は、動作105に進み、そこでは、コントローラ20が、モータ12及び/又は感覚出力装置40を制御して、この時点に到達したことをユーザに知らせるための適切な感覚出力を生成し、その後、コントローラ20は、動作106に進む。コントローラ20が、動作104において、感覚出力を生成するための所定の時点にまだ到達していないと決定する場合、コントローラ20は、動作105をスキップして、動作106に直接進む。
動作106において、コントローラ20は、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了したか、又はブラッシングを継続するかを確認する。ユーザがブラッシングを続ける場合、コントローラ20は、コントローラ20がタイマー22を用いて歯ブラッシングセッションの持続時間を計時し続ける動作103に戻る。他方、コントローラ20が、動作106において、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了したと決定する場合、コントローラ20は、動作107に進み、そこでは、歯ブラッシングセッションのデータ、オプションで時間又は日等の更なる情報により補強される、例えば歯ブラッシングセッションの総持続時間及び存在する場合のセンサデータが、動力式歯ブラシ10のハンドルに組み込まれたメモリ等のデータ記憶装置(図示省略)に記憶される。例えば、斯かるデータ記憶装置は、コントローラ20の一部を形成してもよいし、又は動力式歯ブラシ10内の別個の存在であってもよい。更に、コントローラ20は、動作107において、データ通信インターフェース30を使用してデータ通信リンク55を介して評価モジュール60に評価用の収集データを送信してもよく、その後、動作108において、第1の動作モードが終了する。
評価モジュール60の動作により実現されるデータ評価方法150が図3に概略的に示される。方法150は、動作151において、例えば、評価モジュール60と動力式歯ブラシ10との間の通信リンク55を確立することから始まり、その後、方法150は、動作152に進み、そこでは、例えば1つ又は複数のプロセッサ要素を含むそのプロセッサ配置52を備える評価モジュール60が、評価、即ち処理のためにコントローラ20から歯ブラッシングセッションデータを受信する。この目的のために、コントローラ20は、データ記憶装置から歯ブラッシングセッションデータを取得してもよく、又は代替的に、コントローラ20は、このデータを評価モジュール60に直接転送してもよい。データは、データ記憶装置から取得されるとき、例えば、動力式歯ブラシ10がすべての歯ブラッシングセッションの間に評価モジュール60に通信可能に結合されていない場合、複数の歯ブラッシングセッションに関するデータであってもよい。評価モジュール60は、1回のブラッシングセッションからのデータを評価し、評価結果を、それ自体よく知られるように、例えば電子デバイス50の表示デバイス56上でユーザに提示することができる。
しかしながら、本発明の実施形態によれば、評価モジュール60は、十分な数の歯ブラッシングセッションに関するデータがコントローラ20により評価モジュール60に転送されたかどうかを動作153で評価するよう構成される。これは、コントローラ20が複数の歯ブラッシングセッションに関するデータを転送する単一のデータ転送に基づかれることができ、又は評価モジュール60が以前に受信したデータ及び/若しくはデータ評価結果を記憶している複数の斯かるデータ転送に基づかれてもよい。特に、評価モジュール60は、動作153において、ユーザが歯ブラッシングセッションの推奨最小時間、例えば2分をどの程度遵守しているかの決定を可能にするのに十分な数の歯ブラッシングセッションについて、歯ブラッシングセッションの総持続時間を示すタイミング情報が受信されるかどうかを確認する。この評価は、任意の適切な数の歯ブラッシングセッション、例えば、5セッション、10セッションなどに基づかれることができる。評価モジュール60が、動作153において、データが受信された歯ブラッシングセッションの数がまだ十分な数に達していないと決定する場合、方法150は動作157に進み、方法150は終了する。
他方、評価モジュール60が動作153において、データが受信された歯ブラッシングセッションの数が十分な数に達したと決定する場合、方法150は、動作154に進み、そこでは、評価モジュール60が、各歯ブラッシングセッションについて、ユーザが歯ブラッシングセッションの総持続時間について推奨目標値を遵守したかどうかを決定し、そうでない場合は、非遵守の歯ブラッシングセッションの数が、ユーザが定期的又は一貫して歯ブラッシングセッションの推奨最小持続時間を遵守していないことを示すかどうかを決定する。評価モジュール60は、この決定をベースに、歯ブラッシングセッションの推奨される最小持続時間を(十分に)下回る総持続時間を持つ、例えばこの推奨される最小持続時間を少なくとも30秒下回る評価されたブラッシングセッションの数の割合又はパーセントを決定することができる。
評価モジュール60は次に、動作155において、評価結果が、推奨される最小持続時間を定期的に又は一貫してユーザが遵守していないことを示すかどうか、例えば、評価された歯ブラッシングセッションの少なくとも半分(50%)以上が斯かる非遵守行動を示すかどうかを確認する。示さない場合、方法150は、動作157に進み、そこでは、方法150が終了する。示す場合、方法150は、動作156に進み、そこでは、動作157で終了する前に、評価モジュール60が動作モード選択信号をコントローラ20に送信する。評価モジュール60は、動作モード選択信号を自動的に生成してもよいし、又は例えば、表示デバイス56上で動作155の評価結果をユーザに提示し、動力式歯ブラシ10をその第2の動作モードに切り替える選択肢をユーザに与えた後に、評価モジュール60のユーザがこの信号が生成されるべきことを指示することに基づき、この信号を生成してもよい。
さて、図2に戻ると、コントローラ20は、動作102において、例えば、この信号が受信されたときにメモリなどにフラグを設定し、ユーザが動力式歯ブラシ10を起動するたびにこのフラグをチェックすることにより、斯かる動作モード選択信号が受信されたかどうかを決定する。コントローラ20は、動作102において、斯かる動作モード選択信号が実際に受信されたと決定する場合、コントローラ20は、動力式歯ブラシ10の第2の動作モード120へと切り替える。そこでは、動作111においてコントローラ20が、データ記憶装置に記憶されたデータから、例えば、直近の複数の歯ブラッシングセッション、例えば、直近の5、10、20回の歯ブラッシングセッション、又は他の任意の適切な数の直近の歯ブラッシングセッションに基づき、複数の以前のブラッシングセッションの平均総持続時間を算出する。
動作112において、コントローラ20は、進行中の歯ブラッシングセッション中に更なる感覚出力を生成するための、更なる目標値、即ち時点を規定する。更なる感覚出力は、歯ブラッシングセッションの継続をユーザに促すという目的を持つ。この更なる目標値は、動作111において計算された、記憶された歯ブラッシングセッションの平均総持続時間に基づかれ、好ましくは、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了する可能性の高い時点の前に更なる感覚出力が生成される可能性を高めるために、この計算された平均総持続時間から所定の時間量を引いたものとして規定される。例えば、この所定の時間量は、2~30秒の範囲内にあり、好ましくは2~10秒の範囲内、即ち、ユーザが歯ブラッシングセッションを早々に終了させようとする直前であってよく、その結果、ユーザは、更なる感覚的出力を、ブラッシングの継続を促すものと明確に関連付けることができる。
更なる目標値が規定されると、第2の動作モード120は、動作113の間、コントローラ20がタイマー22を開始するという点で、第1の動作モード110と同様に進行する。その後、コントローラ20は、動作114においてタイマー22をチェックし、更なる感覚出力が生成されなければならない所定の時点に達したかどうかを決定する。コントローラ20が、動作114において、斯かる時点に達したと決定する場合、コントローラ20は、動作115に進み、そこでは、コントローラ20が、モータ12及び/又は感覚出力装置40を制御して、ブラッシングを継続するようユーザに促す更なる感覚出力を生成する。その後、コントローラ20は、動作116に進む。コントローラ20が、動作114において、更なる感覚出力が生成されるべき歯ブラッシングセッションの持続時間の更なる目標値にまだ到達していないと決定する場合、コントローラ20は、動作115をスキップして、動作116に直接進む。
動作116において、コントローラ20は、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了したか、又はブラッシングを継続するかを確認する。ユーザがブラッシングを続ける場合、コントローラ20は、動作113に戻り、そこでは、コントローラ20が、タイマー22で歯ブラッシングセッションの持続時間を計時し続ける。他方、動作116において、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了したとコントローラ20が決定する場合、コントローラ20は、動作107に進み、そこでは、歯ブラッシングセッションのデータ、例えば、オプションで時間又は日等の更なる情報により補強される、ブラッシングセッションの総持続時間及び存在する場合のセンサデータが、データ記憶装置(図示省略)に記憶される。更に、コントローラ20は、動作117において、データ通信インターフェース30を使用してデータ通信リンク55を介して評価用収集データを評価モジュール60に送信してもよく、その後、動作118において第1の動作モードが終了する。
この時点で、好ましくは動作115で生成されるような、ブラッシングを続けることをユーザに促すための更なる感覚出力は、コントローラ20により生成される他の感覚出力、例えば、ユーザの歯の特定のセクションをブラッシングする時間間隔の完了を通知する感覚出力、又は歯ブラッシングセッションの推奨持続時間の完了を通知する感覚出力から明確に区別されるべきであることに留意されたい。その結果、ユーザは、これらの異なる感覚出力を混同しない。例えば、更なる感覚出力は、他の感覚出力に用いられる振動パターンとは異なる、モータ12で生成される特定の振動パターンであってもよく、更なる感覚出力は、異なるタイプの感覚出力、例えば、他の感覚出力が触覚出力である場合の可聴又は視覚出力、他の感覚出力が可聴又は視覚出力である場合の触覚出力等とすることができる。特定の例では、更なる感覚出力は、コントローラ20が、歯ブラッシングセッションの持続時間の更なる目標値でモータ12をスイッチオフすることを含み、これにより、歯ブラッシングセッションを完了するために、ユーザは動力式歯ブラシ10を再度スイッチオンすることを強制され、これは、より長くブラッシングを続けることをユーザに促す。
動力式歯ブラシ10がその第2の動作モード120に保たれている間、動作111において、複数の以前の歯ブラッシングセッションの平均総持続時間が、後続の各歯ブラッシングセッションについて再計算される。従って、ユーザが第2の動作モード120における歯ブラッシングセッション中に提供される更なる感覚出力に反応し、その結果、歯ブラッシングセッションの持続時間を延長している場合、この平均総持続時間は徐々に増加することになる。言い換えれば、更なる感覚出力が生成されるべき時点、即ち更なる目標値は、継続的に更新され、時間の経過とともに、歯ブラッシングセッションの推奨される最小持続時間の方へ移動するはずである。
実施形態において、動作112におけるコントローラ20は更に、計算された更なる目標値を、歯ブラッシングセッションの推奨最小持続時間と比較する。算出された更なる目標値と推奨最小持続時間との差が、所定の閾値を下回る場合、例えば5秒未満の差である場合、又は2つの値が実質的に同一である場合、コントローラ20は、動力式歯ブラシ10の動作モードを第1の動作モード110に戻す。なぜなら、ユーザは今や、歯ブラッシングセッションの推奨最小持続時間を定期的に又は一貫して遵守しているからである。その結果、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了する傾向がある時点を超えてブラッシングを継続することをユーザに促す必要がもはやない。もちろん、動力式歯ブラシ10は、任意の適切な態様で、例えばユーザの介入を介して、第2の動作モード120から第1の動作モード110に切り替えられることができる。例えば、ユーザは、例えば、2つの動作モード間をトグルするためボタン11を設定された時間保持することにより、又は他の任意の適切なユーザインターフェース、例えば評価モジュール60として機能する電子デバイス50のユーザインターフェースを介して、第1の動作モード110又は第2の動作モード120を手動で選択することができるようにしてもよい。
図4に概略的に描かれている代替実施形態では、コントローラ20は、第2の動作モード120において、歯ブラッシングセッションが推奨最小持続時間に達したことを示す感覚出力を生成するように更に適合される。特に、コントローラ20が、歯ブラッシングセッションを継続又は延長することをユーザに促すため、動作115において更なる感覚出力の生成をもたらすと、歯ブラッシングセッションの持続時間が推奨される最小時間に達するまでブラッシングを続けるよう、ユーザは動機付けされることができる。このため、動作115において更なる感覚出力が生成されると、コントローラ20は、先に説明した動作106に進み、そこでは、コントローラ20は、ユーザが歯ブラッシングセッションを終了したかどうかをチェックする。その結果、まだ終了していない場合、コントローラ20は、歯ブラッシングセッションの持続時間が動作104で確認されたこの時点に達すると、歯ブラッシングセッションの持続時間がその推奨最小持続時間に達したことを示す動作105における感覚出力の生成をもたらすことができる。
図5は、動力式歯ブラシ10の代替実施形態を概略的に示しており、そこでは、動力式歯ブラシ10は評価モジュール60を含み、従って、評価モジュール60の機能を提供する外部電子デバイスの必要性がない。評価モジュール60は、少なくとも一部がコントローラ20により実現されてもよい。このため、コントローラ20は、マイクロプロセッサとして、又は1つ若しくは複数のマイクロプロセッサ若しくはプロセッサ要素を含むプロセッサ配置として実現されることができる。代替的に、評価モジュール60は、コントローラ20とは別個のものであってもよく、例えば、コントローラ20と通信するプロセッサ配置として実現されてもよい。疑いを避けるため、通信インターフェース30は、図5の動力式歯ブラシ10から省略されている点に留意されたい。例えば、評価のために外部デバイス、例えば電子デバイス50への歯ブラッシングセッションデータの伝送を容易にするために、通信インターフェース30が依然として存在し得ることを理解されたい。
コンピュータ実現方法に言及する場合、これは、電子コントローラ、プロセッサなどの1つ又は複数のデータ処理要素上で実行される方法を指すことを意図していると理解されるべきである。プロセッサ配置52により実行される方法150の上述の実施形態は、電子デバイス50、例えばスマートフォン、タブレットコンピュータ等、又は動力式歯ブラシ10のプロセッサ配置52上で実行されると、プロセッサ配置52が方法150の任意の実施形態を実現することをもたらす、コンピュータ可読記憶媒体に具現化されたコンピュータ可読プログラム命令により実現されてよい。この目的のために、任意の適切なコンピュータ可読記憶媒体が使用されることができ、例えば、CD、DVD又はBlu-Rayディスクなどの光学的可読媒体、ハードディスクなどの磁気的可読媒体、メモリスティックなどの電子データ記憶デバイスなどが挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体は、インターネットなどのネットワークを介してアクセス可能な媒体であってよい。その結果、コンピュータ可読プログラム命令がネットワークを介してアクセスされ得る。例えば、コンピュータ可読記憶媒体は、ネットワークに接続された記憶装置、ストレージエリアネットワーク、クラウドストレージなどとすることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読プログラム命令が得られることができるインターネットアクセス可能なサービスであってもよい。実施形態において、斯かるコンピュータプログラムは、口腔衛生キットとして動力式歯ブラシ10と共に提供され得る。
上述した実施形態は、本発明を限定するものではなく、例示するものであり、当業者は、添付の請求項の範囲から逸脱することなく多くの代替実施形態を設計できることに留意されたい。特許請求の範囲において、括弧の間に記載される任意の参照符号は、特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。「有する」という語は、特許請求の範囲に記載された要素又はステップ以外の存在を除外するものではない。要素に先行する"a"又は"an"という単語は、斯かる要素が複数存在することを排除するものではない。本発明は、いくつかの異なる要素を有するハードウェアにより実現されることができる。複数の手段を列挙した装置クレームにおいて、これらの手段のいくつかは、1つの同じアイテムのハードウェアにより具現化されてもよい。ある手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。

Claims (15)

  1. 動力式歯ブラシのブラシヘッドを駆動するためのモータと、動作モード選択信号に基づき、前記モータを制御するコントローラとを有する動力式歯ブラシであって、前記コントローラが、前記動力式歯ブラシによる歯ブラッシングセッションの総持続時間を計時するタイマーを含み、前記コントローラは、
    前記ブラッシングセッションの計時された総持続時間を記憶し、
    第1動作モードにおいて、持続時間が前記歯ブラッシングセッションの推奨持続時間に対応するデフォルト目標値に達すると、歯ブラッシングセッション中に、第1感覚出力の生成をもたらし、
    前記動作モード選択信号に基づき、前記第1の動作モードと更なる動作モードとの間を切り替え、前記更なる動作モードにおいて、
    前記記憶された歯ブラッシングセッション時間の少なくともいくつかに基づき、歯ブラッシングセッションの平均総持続時間を計算し、
    前記記憶された歯ブラッシング総持続時間の計算された平均総時間に基づき、更なる目標値を規定し、
    前記持続時間が前記更なる目標値に達すると、歯ブラッシングセッション中に更なる感覚出力の生成をもたらす、動力式歯ブラシ。
  2. 前記コントローラが、前記計算された平均総持続時間から所定の時間量を差し引いたものとして、前記更なる目標値を規定する、請求項1に記載の動力式歯ブラシ。
  3. 前記所定の時間量が、2~30秒の範囲にある、請求項1に記載の動力式歯ブラシ。
  4. 前記コントローラが更に、前記第2の動作モードにおいて、
    前記第2の動作モードを開始した後に記憶された少なくとも1つの歯ブラッシングセッション時間を含む前記記憶されたブラッシングセッション時間の少なくともいくつかに基づき、歯ブラッシングセッションの更新された平均総持続時間を計算し、
    前記記憶された歯ブラッシング総持続時間の前記計算された更新された平均総持続時間に基づき、前記更なる目標値を更新し、
    前記持続時間が前記更新された更なる目標値に達すると、歯ブラッシングセッション中に更なる感覚出力の生成をもたらす、請求項1乃至3のいずれかに記載の動力式歯ブラシ。
  5. 前記コントローラが更に、前記第2の動作モードにおいて、
    更新された更なる目標値と前記デフォルトの目標値とを比較し、
    前記更新された更なる目標値と前記デフォルト値との差が所定の閾値を下回ると、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへ切り替える、請求項4に記載の動力式歯ブラシ。
  6. 前記コントローラが、前記モータを用いて前記第1の感覚出力及び前記更なる感覚出力の少なくとも1つの生成をもたらす、請求項1乃至5のいずれかに記載の動力式歯ブラシ。
  7. 前記コントローラが、前記更なる目標値又は前記更新された更なる目標値で前記モータのスイッチを切る、請求項6に記載の動力式歯ブラシ。
  8. 感覚出力装置を更に有し、前記コントローラが、前記感覚出力装置を用いて、前記第1の感覚出力及び前記更なる感覚出力の少なくとも1つの生成をもたらす、請求項1乃至7のいずれかに記載の動力式歯ブラシ。
  9. 前記第1の感覚出力及び前記更なる感覚出力が、異なる感覚出力である、請求項1乃至8のいずれかに記載の動力式歯ブラシ。
  10. 前記コントローラが、
    歯ブラッシングセッションの総持続時間のインジケーションを含む歯ブラッシングセッションデータを、評価モジュールに送信し、及び
    前記評価モジュールから前記動作モード選択信号を受信する、請求項1乃至9のいずれかに記載の動力式歯ブラシ。
  11. 前記評価モジュールを更に有する、請求項10に記載の動力式歯ブラシ。
  12. 動力式歯ブラシの動作モードを制御するコンピュータ実現方法において、前記動力式歯ブラシが、歯ブラッシングセッションの総持続時間のインジケーションを含む歯ブラッシングセッションデータを提供し、前記方法は、
    前記歯ブラッシングセッションの総持続時間が前記歯ブラッシングセッションの総持続時間に関する推奨目標値と比較される第1のモードで動作している間に、前記動力式歯ブラシのコントローラから歯ブラッシングセッションデータを受信するステップと、
    複数の歯ブラッシングセッションについて前記動力式歯ブラシから歯ブラッシングセッションデータを受信した後、各歯ブラッシングセッションの総持続時間の、前記総持続時間に関する前記推奨目標値への適合性を評価するステップと、
    前記複数の歯ブラッシングセッションにおける少なくともいくつかの歯ブラッシングセッションについて、前記歯ブラッシングセッションの総持続時間が前記総持続時間に関する推奨目標値よりも短いことを前記評価が示す場合、第2のモードに切り替えるための動作モード選択信号を前記コントローラに送信するステップであって、前記第2のモードの間、前記記憶された歯ブラッシングセッション時間の少なくとも一部に基づき、歯ブラッシングセッションの平均総持続時間が算出され、更なる目標値が、前記記憶された歯ブラッシング総持続時間の前記算出された平均総持続時間に基づかれる、ステップとを有する、方法。
  13. 評価モジュールのプロセッサ配置上で実行されると、前記プロセッサ配置が請求項12に記載の方法を実現することをもたらすコンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム。
  14. プロセッサ配置と、請求項13に記載のコンピュータプログラムとを含む電子デバイスであって、前記プロセッサ配置が、前記コンピュータ可読プログラム命令を実行する、電子デバイス。
  15. 請求項1乃至10のいずれかに記載の動力式歯ブラシと、請求項13に記載のコンピュータプログラムとを有する口腔衛生キット。
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