JP2023548116A - SARS-CoV-2抗原の検出のためのハイスループットイムノアッセイおよび方法 - Google Patents

SARS-CoV-2抗原の検出のためのハイスループットイムノアッセイおよび方法 Download PDF

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Abstract

本明細書で開示されるのは、ハイスループット法を用いた、臨床サンプル中のSARS-CoV-2ヌクレオカプシド抗原を迅速に検出するための方法、試薬および装置である。【選択図】なし

Description

(関連出願の相互参照)
この出願は、2021年10月28日に出願された米国仮特許出願第63/106,830に基づき優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
(技術分野)
本開示は、一般に、ウイルス抗原の検出のためのイムノアッセイおよび関連方法に関する。より具体的には、本開示は、自動化および半自動化されたハイスループットイムノアッセイを用いたSARS-CoV-2ウイルス抗原検出に関する。
2020年3月11日、世界保健機関は、コロナウイルス感染症(COVID-19として知られるSARS-CoV-2)大流行をパンデミックと宣言した。2019年12月下旬に中国の武漢で最初に疾患が報告されてから、世界216以上の国および地域に広がっている。ウイルスの迅速な検出は、ウイルスの拡散を封じ込めるのに最も重要なツールである。抗原の検出により、疫学者および公衆衛生当局は、無症状であっても疾患を拡散する可能性がある個人を高レベルの信頼性で確認することができる。しかし、何万人ものキャリアの疑いのある者、有症者、および感染集団内の無症状者を検査することは、手動の方法およびラテラルフロー装置等の迅速検査を用いて達成することはできない。したがって、Ortho Clinical Diagnostics VITROS(登録商標)(08869、ニュージャージー、ラリタン、US Route202、デラウェア1001のCrimson U.S.Assets LLC有限責任会社の登録商標)イムノアッセイ製品等の自動および半自動の免疫診断装置を用いた高特異性、高感度のイムノアッセイに対する差し迫った需要がある。
本開示は、臨床サンプル中のSARS-CoV-2抗原を検出するのに有用なイムノアッセイを提供する。
したがって、本明細書で開示されるのは、ハイスループットアッセイを行うことができるイムノアッセイシステムを提供すること;患者サンプルを、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する捕捉抗体、捕捉抗体と異なる位置でSARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する検出抗体、ならびに捕捉抗体、検出抗体、およびSARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出する手段と反応させること;および捕捉抗体、検出抗体、およびSARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出すること;を含み、反応および検出のステップはイムノアッセイシステムで行われる、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドの存在についてサンプルをハイスループットで検査する方法である。
また、本明細書で開示されるのは、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する捕捉抗体およびそれに会合した固体支持体;捕捉抗体と異なる位置でSARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する検出抗体;捕捉抗体、検出抗体、およびSARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出する手段;およびアッセイを行うための取り扱い説明書を含む、ハイスループットイムノアッセイシステムで、SARS-CoV-2ヌクレオカプシド存在について患者サンプルをハイスループットで検査をするためのキットである。
いくつかの実施形態では、ハイスループットアッセイを行うことができるイムノアッセイシステムは、Ortho Clinical Diagnostics VITROS(登録商標)である。
いくつかの実施形態では、捕捉抗体は、固体支持体に会合している。いくつかの実施形態では、捕捉抗体は、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、捕捉抗体は、ウサギモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、検出抗体は、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、検出抗体は、マウスモノクローナル抗体である。
いくつかの実施形態では、捕捉抗体および検出抗体は、SARS-CoV-1以外のコロナウイルスと交差反応しない。いくつかの実施形態では、検出抗体はコンジュゲートであり、各コンジュゲートは約100個の西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)分子および25個のイムノグロブリン分子を含む。
いくつかの実施形態では、患者サンプルは、鼻咽頭ぬぐい液または前鼻腔ぬぐい液である。
主題の開示のさらなる特徴および利点は、添付の図面と併せて考えれば以下の説明から明らかになるであろう。
本発明の非限定的な実施形態は、添付の図を参照して例として説明されるが、これは模式図であり、縮尺通りに描かれることを意図していない。図中、図示された同一またはほぼ同一の各構成要素は、通常、単一の数字により表される。明瞭化のために、すべての図中の全ての構成要素が表示されていないし、当業者が本発明を理解するために図示が必要でない場合、本発明の各実施形態の全ての構成要素が示されてもいない。
本開示の一般的なSARS-CoV-2抗原アッセイの構造を示す。
本明細書で開示されるのは、COVID-19として知られる疾患に関連するウイルスであるSARS-CoV-2に感染した、または感染した疑いのある患者の鼻咽頭ぬぐい液サンプル、前鼻腔ぬぐい液サンプル等の鼻腔ぬぐい液、および唾液サンプルを含む患者サンプル中のSARS-CoV-2ウイルスの存在を検出するためのハイスループットアッセイである。
ハイスループットとは、ロボット、データ処理/制御ソフトウェア、液体操作装置、高感度検出器を用いた、生物学および化学の分野で使用される方法を意味し、ハイスループットスクリーニングにより、臨床検査室の科学者は、1時間または1日等の短時間で、数百、数千、または数百万もの化学的、遺伝学的、または薬学的な検査を迅速に行うことができる。このプロセスを通じて、疾患プロセスに関わる活性化合物、抗体、または遺伝子を迅速に同定することができる。
本開示の実施形態では、アッセイは、VITROS(登録商標)システム(Ortho-Clinical Diagnostics、ラリタン、NJ)等のハイスループットアッセイ装置で行う。内容全体が参照により本明細書に援用され、イムノアッセイおよび方法に関して教示する。米国特許第7,250,303号明細書を参照されたい。ハイスループット装置の非限定的な例には、VITROS(登録商標)XT7600および5600Integrated Systems、VITROS(登録商標)3600Immunodiagnostic System、およびその同等物が含まれる。
SARS-CoV-2についてサンプルを検査する方法のひとつは、リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)を用いてSARS-CoV-2リボ核酸(RNA)の存在を検出することである。別の方法は、ウイルスに関連するタンパク質抗原を検出することである。いくつかのそのような検査は、インフルエンザ、RSV、またはSARS-CoV-1等の他の呼吸器系ウイルスについて検査を発展させてきた診断会社により紹介されてきた。ヌクレオカプシド抗原は独特で、比較的変異に安定的で、かつ多いコピー数で存在するため、抗原検査は一般的にヌクレオカプシド抗原を検出する。コピー数(各ウイルス粒子に存在するタンパク質の数)は、1ウイルスあたり約1000個の核タンパク質分子であると考えられる。核タンパク質はヌクレオカプシドタンパク質としても知られている。
鼻咽頭ぬぐい液または前鼻腔ぬぐい液等の上気道検体は、診断試験に有用である。いくつかの実施形態では、唾液サンプルもSARS-CoV-2抗原の検出のために有用である。
本発明者らは、溶解バッファーで手動での前処理ステップ、続いて化学発光検出を使用するVITROS(登録商標)Immunodiagnostic解析装置で試験することを含む検査を開発した。VITROS(登録商標)アッセイのプロトコールは、前処理プロトコールでウイルスを溶解した後に、2ステップの免疫アッセイを使用して抗原を検出する。免疫測定法は、捕捉抗体および検出抗体を含む抗体ペアを使用し、両抗体はSARS-CoV-2核タンパク質に特異的である。ある実施形態では、2つの抗体はモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体であってもよく、マウス、ラット、ヤギ、ウサギから選択される種、またはモノクローナル抗体を産生することができる他の任意の種由来であってもよい。いくつかの実施形態では、捕捉抗体はウサギ抗SARS-CoV-2核タンパク質モノクローナル抗体であり、検出抗体はマウス抗SARS-CoV-2核タンパク質モノクローナル抗体であるが、それぞれの抗体の由来となる種は限定されない。いくつかの実施形態では、抗体は組換え発現システムから産生される。いくつかの実施形態では、抗体はSARS-CoV-1コロナウイルスと交差反応し得るが、他のコロナウイルスとは交差反応しない。
アッセイ試薬の特徴は、検出シグナルを増幅するためのポリ西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)検出抗体コンジュゲートの使用である。各コンジュゲート分子は、約100個のHRP分子および25個のイムノグロブリン分子を含むように見積もられているため、各結合事象は通常のHRPコンジュゲートの最大20倍のシグナルを生成する。典型的なHRPコンジュゲートは、2~5個のHRP分子に共有結合した1個のイムノグロブリン分子を含む。
本開示のアッセイは、2段階反応を含む免疫測定技術である。第1段階では、サンプル中に存在するSARS-CoV-2ヌクレオカプシド抗原が、マイクロウェル上にコーティングされたモノクローナル抗SARS-CoV-2と結合する。結合しなかったサンプルは洗浄により除去される。第2段階では、HRP標識モノクローナル抗SARS-CoV-2がコンジュゲート試薬に添加される。コンジュゲートは、第1段階でウェルに捕捉された任意のSARS-CoV-2ヌクレオカプシドと特異的に結合する。結合しなかったコンジュゲートは、その後の洗浄ステップで除去される。結合したHRPコンジュゲートは、発光反応により測定される。発光を生成する基質(ルミノール誘導体および過酸塩)を含む試薬および電子移動剤をウェルに加える。結合したコンジュゲート中のHRPは、ルミノール誘導体の酸化を触媒し、光を発生させる。電子移動剤(置換されたアセトアニリド)は、生成される光のレベルを増加し、その放出を長くする。サンプルに存在するSARS-CoV-2抗原の量が増加するにつれて、シグナルからカットオフまでの数値が増加する。
(実施例1.アッセイ手順)
アッセイ手順は、以下および図1で説明する。
1.患者から鼻腔または鼻咽頭ぬぐい液を採取し、最大3日間の短期間の保存のために試験管内の1~3mLウイルス輸送用培地(VTM)に入れる。
2.ぬぐい液を中に含む400μLのVTM液と10×溶解バッファー100μLとの混合によりサンプルを前処理して、ウイルスを溶解させる。VTM/溶解バッファー混合物をボルテックスし、その後迅速検査のためにVITROS(登録商標)解析装置に入れる。
3.解析装置で、以下のプロトコールを実行する。
a.コーティングされたマイクロウェル内で80μLのサンプル(VTM4部+10×溶解バッファー1部)および20μLのアッセイ試薬(pH緩衝剤とタンパク質を含む希釈剤)を混合する。
b.37℃で30分間インキュベートする。
c.ウェルを吸引し、洗浄する。
d.125μLのHRPコンジュゲート試薬(タンパク質と共にpH緩衝剤中で検出抗体に複合体化したポリHRPを含む)を加える。
e.37℃で8分間インキュベートする。
f.100μLのシグナル試薬(50μLのSR-A+50μLのSR-B)を加える。
g.5分間インキュベートし、その後ルミノメーターでシグナルを読み取る。
コーティングされたマイクロウェルは、SARS-CoV-2核タンパク質に対するビオチン標識捕捉抗体でオーバーコートされた、ストレプトアビジンがコーティングされたウェルを含む。オーバーコートのステップでは、1mg/kgのビオチンコンジュゲート濃度で、140μL/ウェルのコーティング溶液を適用する。一晩のインキュベーションの後ウェルを洗浄し、その後タンパク質-糖溶液(TSSB)でオーバーコートし、その後乾燥し、試薬パックに詰める。
アッセイは、-20℃で凍結保存された3%ウシ血清アルブミン(BSA)を含むリン酸緩衝食塩水(PBS)中に調製された組換えSARS-CoV-2ヌクレオカプシド抗原を用いて校正される。
(実施例2.検出限界の決定)
プールした鼻腔洗浄液に熱不活性化したSARS-CoV-2ウイルスをさまざまな希釈濃度で加えた液を評価することにより検出限界(LoD)を決定した。50μLのウイルス粒子溶液を乾燥ぬぐい液に加え、その後ぬぐい液を2mLの輸送用培地に入れた。VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査を用いて、溶出ウイルス粒子を含む輸送用培地を繰り返し試験した(n=20)。LoDは、反応ありの結果が20回中最低19回再現される最低ウイルス濃度として定義される。試験は、7種の輸送用培地のタイプにわたって行われ、LoDは1mLあたり5.0×10TCID50(50%組織培養感染量)~1mLあたり3.0×10TCID50の範囲であった(表1)。
Figure 2023548116000001
(実施例3.鼻咽頭検体での臨床性能の特徴)
発症の7日以内にSARS-CoV-2ウイルスに接触した疑いのある患者からの残余サンプルを用いて、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の臨床性能の特徴を評価した。サンプルは、以下の2つの臨床試験の間に採取した。
Figure 2023548116000002
鼻咽頭サンプルは、採取時と試験時の間、冷凍保存した。FDA緊急使用許可の、SARS-CoV-2の検出のための高感度リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)アッセイをこれらの試験の比較法として使用した。
試験は、RT-PCR試験の結果を知らないオペレーターにより行われた。VITROS(登録商標)試験のそれぞれの日に、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2 Antigen Controlを用いて外部コントロール試験を行った。COVID-19が疑われる個々の症状のある患者(発症から7日以内)から採取した105の鼻咽頭検体で、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の性能を確立し、ペアのNPぬぐい液でのRT-PCRと比較した。
Figure 2023548116000003
Figure 2023548116000004
Figure 2023548116000005
Figure 2023548116000006
アッセイ性能とサイクル閾値との相関のより良い理解のために、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の性能は、比較法のサイクル閾値(Ct)数で階層化した陽性結果を収集し、評価した。
Figure 2023548116000007
RT-PCRアッセイ間でCT値は標準化しておらず、アッセイ間で比較することはできない。CT値は、患者のウイルス量、ヒトがどれだけの感染性であり得るか、またはいつヒトが隔離もしくは検疫から解放され得るかを決定するために使用されるべきではない。したがって、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査での陰性結果は、個人に感染性がないことを立証せず、隔離または感染制御の判断のために使用されるべきではない。すべての陰性結果は、SARS-CoV-2の診断のための推定であり、分子SARS-CoV-2アッセイで確認する必要があるかもしれない。
(実施例4.前鼻腔検体での臨床性能の特徴)
発症の7日以内にSARS-CoV-2ウイルスに接触した疑いのある患者からの残余サンプルを用いて、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の臨床性能の特徴を評価した。サンプルは、41名の女性患者および111名の男性患者から採取した。6サンプルは21歳未満の患者のものであり、116サンプルは21~60歳の患者のものであり、30サンプルは60歳超の患者のものであった。鼻腔サンプルは、採取時と試験時の間、冷凍保存した。FDA緊急使用許可の、SARS-CoV-2の検出のための高感度RT-PCRアッセイをこの試験の比較法として使用した。
試験は、RT-PCR試験の結果を知らないオペレーターにより行われた。VITROS(登録商標)試験のそれぞれの日に、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2 Antigen Controlを用いて外部コントロール試験を行った。COVID-19が疑われる個々の症状のある患者(発症から7日以内)から採取した152の鼻腔検体で、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の以下の性能を確立し、ペアの前鼻腔ぬぐい液でのRT-PCRと比較した。NPぬぐい液でのペアのRT-PCRと比較した性能も以下の表5A~Bに示す。
Figure 2023548116000008
Figure 2023548116000009
アッセイ性能とサイクル閾値との相関のより良い理解のために、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の性能は、比較法のサイクル閾値(Ct)数で階層化した陽性結果を収集し、評価した(表6)。
Figure 2023548116000010
(実施例5.VITROS(登録商標)鼻腔対RT-PCR鼻咽頭の結果の臨床的一致度)
開示のVITROS(登録商標)アッセイの、比較対象であるRT-PCR鼻咽頭の結果と比較した一致度を以下の表7A~Bに示す。
Figure 2023548116000011
Figure 2023548116000012
異なるサンプル型でのアッセイ性能とサイクル閾値との相関のより良い理解のために、VITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査の性能は、鼻咽頭サンプルでの比較法C)数で階層化した鼻腔サンプルでの陽性結果を収集し、評価した(表8)。
Figure 2023548116000013
(実施例6.交差反応アッセイ)
SARS-CoV-存在下および非存在下で疑わしいサンプル用いて、微生物の交差反応の可能性についてVITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査を評価した。交差反応の可能性がある微生物は、細菌については10CFU/ml以上、ウイルスについては10pfu/ml以上の濃度で溶液に入れた。結果を以下の表9にまとめる。
Figure 2023548116000014
ウェット試験に利用できなかった微生物の存在下でのSARS-CoV-2ウイルスとの交差反応の可能性を推定するために、国立生物工学情報センター(NCBI)が運営するBasic Local Alignment Search Tool(BLAST)を用いたin silico解析を使用して、タンパク質配列の相同性の度合いを評価した。
M.tuberculosis、P.jirovecii、またはHCov-HKU1との間にはタンパク質配列の相同性は見られなかったため、交差反応は除外することができる。
SARS-CoV-2ヌクレオカプシドタンパク質とSARS-CoV-1との間の比較では、90.52%の相同性が示され、この試験において有意な交差反応性が生じるであろうことが示唆される。
(実施例7.アッセイに干渉しない物質)
干渉についてVITROS(登録商標)SARS-CoV-2抗原検査を評価した。試験した化合物では、表10に示す濃度で、非反応および弱反応のサンプルでの試験の臨床的解釈に反するものはなかった。
Figure 2023548116000015
特に明記しない限り、明細書および特許請求の範囲で使用される成分量、分子量、反応条件などの量を表すすべての数字は、すべての事例において、「約」という用語によって加減されると理解されるべきである。したがって、反対に示されない限り、本明細書および添付する特許請求の範囲に示す数値パラメータは、本発明によって得られようとする所望の特性に応じて変動し得る近似値である。少なくとも、等価物としての適用を特許請求の範囲に限定しようとするものではなく、各数値パラメータは、報告された有効数字の数に照らして、通常の丸め手段を適用することによって、少なくとも解釈されるべきである。本発明の広い範囲を示す数値範囲およびパラメータは近似値であるにもかかわらず、特定の実施例で示す数値は、可能な限り正確に報告されている。ただし、いかなる数値にも、それぞれの試験測定で見られる標準偏差から必然的に生じる誤差が本質的に含まれている。
本発明を説明する文脈で(特に以下の請求項の文脈で)使用される用語「a」、「an」、「the」、および類似の言及は、別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方をカバーすると解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の列挙は、単に、範囲内に含まれるそれぞれの個別の値を個々に言及するための略記法として機能することを意図している。本明細書で別段の記載がない限り、個々の値は、本明細書で個々に列挙されているかのように、本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書に別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書で提供されるあらゆる全ての実施例、または例示的な言語(例えば、「のような」)の使用は、本発明をよりよく明らかにすることを意図しており、別途請求項に記載された発明の範囲を限定するものではない。本明細書中の記載は、本発明の実施に不可欠な、請求項以外の要素を示すものと解釈されるべきではない。
本明細書に開示した本発明の代替要素または実施形態のグループ化は、限定として解釈されるべきではない。各グループの構成要素は、個別に、またはグループの他の構成要素または本明細書で見られる他の要素との任意の組み合わせで参照され、主張され得る。利便性や特許性の理由から、グループの1以上の構成要素が、グループに含まれるか、またはグループから削除されることが予想される。そのような包含または削除が発生した場合、本明細書は変更されたグループを含むものと見なされ、添付の特許請求の範囲で使用されるマーカッシュグループのすべての記載を満たす。
本明細書では、発明者が知る本発明を実施するための最良の形態を含む、本発明のいくつかの実施形態について説明する。もちろん、これらの説明された実施形態の変形は、前述の説明を読めば当業者に明らかであろう。発明者は、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待し、発明者は、本明細書に具体的に記載した以外の方法で本発明を実施することを意図している。したがって、本発明は、適用される法律によって許可されるように、添付の特許請求の範囲に記載された主題の変更および同等物の一切を含む。さらに、考えうるあらゆる変形をした上述の要素の組み合わせは、本明細書に別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、本発明に含まれる。
最後に、本明細書に開示された本発明の実施形態は、本発明の原理を例示するものであることを理解すべきである。採用され得る他の変更は、本発明の範囲内である。したがって、限定ではなく実施例として、本発明の代替構成を本明細書の教示に従って利用することができる。したがって、本発明は、示され、記載されたとおりに正確に限定されるものではない。
(付記)
(付記1)
ハイスループットアッセイを行うことができるイムノアッセイシステムを提供するステップと、
患者サンプルを、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する捕捉抗体、前記捕捉抗体と異なる位置で前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する検出抗体、ならびに、前記捕捉抗体、前記検出抗体、および前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出する手段と反応させるステップと、
前記捕捉抗体、前記検出抗体、および前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む前記複合体を検出するステップと、
を含み、
前記反応させるステップおよび前記検出するステップは前記イムノアッセイシステムで行われる、
SARS-CoV-2ヌクレオカプシドの存在についてサンプルをハイスループットで検査する方法。
(付記2)
ハイスループットアッセイを行うことができる前記イムノアッセイシステムは、Ortho Clinical Diagnostics VITROS(登録商標)装置である、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記捕捉抗体は、固体支持体に会合している、付記1または2に記載の方法。
(付記4)
前記捕捉抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、付記1~3のいずれか1つに記載の方法。
(付記5)
前記捕捉抗体は、ウサギモノクローナル抗体である、付記4に記載の方法。
(付記6)
前記検出抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、付記1~5のいずれか1つに記載の方法。
(付記7)
前記検出抗体は、マウスモノクローナル抗体である、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記アッセイは、SARS-CoV-1以外のコロナウイルスと交差反応しない、付記1~7のいずれか1つに記載の方法。
(付記9)
前記検出抗体はコンジュゲート状であり、各コンジュゲートは約100個の西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)分子および25個のイムノグロブリン分子を含む、付記1~8のいずれか1つに記載の方法。
(付記10)
前記患者サンプルは、鼻咽頭ぬぐい液または前鼻腔ぬぐい液である、付記1~9のいずれか1つに記載の方法。
(付記11)
SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する捕捉抗体およびそれに会合した固体支持体と、
前記捕捉抗体と異なる位置で前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する検出抗体と、
前記捕捉抗体、前記検出抗体、および前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出する手段と、
アッセイを行うための取り扱い説明書と、
を含む、
ハイスループットイムノアッセイシステムで、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドの存在についてサンプルをハイスループットで検査をするためのキット。
(付記12)
前記ハイスループットイムノアッセイシステムは、Ortho Clinical Diagnostics VITROS(登録商標)である、付記11に記載のキット。
(付記13)
前記捕捉抗体は、固体支持体に会合している、付記11または12に記載のキット。
(付記14)
前記捕捉抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、付記11~13のいずれか1つに記載のキット。
(付記15)
前記捕捉抗体は、ウサギモノクローナル抗体である、付記14に記載のキット。
(付記16)
前記検出抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、付記11~15のいずれか1つに記載のキット。
(付記17)
前記検出抗体は、マウスモノクローナル抗体である、付記16に記載のキット。
(付記18)
前記捕捉抗体および前記検出抗体は、SARS-CoV-1以外のコロナウイルスと交差反応しない、付記11~17のいずれか1つに記載のキット。
(付記19)
前記検出抗体はコンジュゲートであり、各前記コンジュゲートは約100個のHRP分子および約25個のイムノグロブリン分子を含む、付記11~18のいずれか1つに記載のキット。

Claims (19)

  1. ハイスループットアッセイを行うことができるイムノアッセイシステムを提供するステップと、
    患者サンプルを、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する捕捉抗体、前記捕捉抗体と異なる位置で前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する検出抗体、ならびに、前記捕捉抗体、前記検出抗体、および前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出する手段と反応させるステップと、
    前記捕捉抗体、前記検出抗体、および前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む前記複合体を検出するステップと、
    を含み、
    前記反応させるステップおよび前記検出するステップは前記イムノアッセイシステムで行われる、
    SARS-CoV-2ヌクレオカプシドの存在についてサンプルをハイスループットで検査する方法。
  2. ハイスループットアッセイを行うことができる前記イムノアッセイシステムは、Ortho Clinical Diagnostics VITROS(登録商標)装置である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記捕捉抗体は、固体支持体に会合している、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記捕捉抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記捕捉抗体は、ウサギモノクローナル抗体である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記検出抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記検出抗体は、マウスモノクローナル抗体である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記アッセイは、SARS-CoV-1以外のコロナウイルスと交差反応しない、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記検出抗体はコンジュゲート状であり、各コンジュゲートは約100個の西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)分子および25個のイムノグロブリン分子を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記患者サンプルは、鼻咽頭ぬぐい液または前鼻腔ぬぐい液である、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
  11. SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する捕捉抗体およびそれに会合した固体支持体と、
    前記捕捉抗体と異なる位置で前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを認識する検出抗体と、
    前記捕捉抗体、前記検出抗体、および前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドを含む複合体を検出する手段と、
    アッセイを行うための取り扱い説明書と、
    を含む、
    ハイスループットイムノアッセイシステムで、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドの存在についてサンプルをハイスループットで検査をするためのキット。
  12. 前記ハイスループットイムノアッセイシステムは、Ortho Clinical Diagnostics VITROS(登録商標)である、請求項11に記載のキット。
  13. 前記捕捉抗体は、固体支持体に会合している、請求項11または12に記載のキット。
  14. 前記捕捉抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、請求項11~13のいずれか1項に記載のキット。
  15. 前記捕捉抗体は、ウサギモノクローナル抗体である、請求項14に記載のキット。
  16. 前記検出抗体は、前記SARS-CoV-2ヌクレオカプシドに特異的なモノクローナル抗体である、請求項11~15のいずれか1項に記載のキット。
  17. 前記検出抗体は、マウスモノクローナル抗体である、請求項16に記載のキット。
  18. 前記捕捉抗体および前記検出抗体は、SARS-CoV-1以外のコロナウイルスと交差反応しない、請求項11~17のいずれか1項に記載のキット。
  19. 前記検出抗体はコンジュゲートであり、各前記コンジュゲートは約100個のHRP分子および約25個のイムノグロブリン分子を含む、請求項11~18のいずれか1項に記載のキット。
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