JP2023546110A - 伝送リソース決定方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本出願は、伝送リソース決定方法および装置を開示し、その結果、端末デバイスは、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つに基づいて、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を決定し、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量に基づいて、候補リソース内で伝送リソースをさらに決定する。これにより、NR-V2X伝送中のリソース選択の信頼性を向上させることができる。

Description

本出願は、ワイヤレス通信技術の分野に関し、特に、伝送リソース決定方法および装置に関する。
現在、車両は、車車間(vehicle to vehicle、V2V)通信、路車間(vehicle to infrastructure、V2I)通信、歩車間(vehicle to pedestrian、V2P)通信、または車両ネットワーク間(vehicle to network、V2N)通信を通して、遅れずに道路状態情報を取得する、または情報サービスを受信し得る。これらの通信方式は、車車間/路車間(vehicle to everything、V2X)通信と総称され得る。
車車間/路車間通信では、UEが基地局の制御なしで自律的にリソースを選択する通信方法がサポートされる必要がある。従来技術のLTE-V2X(LTE-Vとも呼ばれる)およびNE-V2X(NR-Vとも呼ばれる)の設計では、完全センシングに基づくリソース選択方式がある。完全センシングに基づくリソース選択方式とは、UEが連続したリソースに対してリソースリスニングを実行し、リスニングの結果に基づいて、データを送信するために使用されるリソースを選択することを意味する。原理は、次の通りである。すなわち、データが送信される必要があるときに比較的クリーンな、または占有されていないリソースおよび位置が、過去に現れた占有されたリソースの位置に基づいて予測され、最適な伝送リソースが選択される。完全センシング方式では、受信側が継続的なリスニングを常に実行している必要があるので、電力消費が大きい。
リソース選択中の電力消費をさらに低減するために、LTE-V2XのR14では、部分センシングに基づくリソース選択方式がさらに導入されている。具体的には、リスニング時間を短縮し、UEがリソースをモニタするときに生じる電力消費を低減するために、時間領域で不連続なリスニングが実行される。
ただし、NR-V2Xのサービスタイプは、周期的サービスおよび非周期的サービスを含むが、LTE-V2Xのサービスタイプは、周期的サービスしか含まない。非周期的サービスは強い予測不能性、偶発性、および短時間バーストを有するので、LTE-V2Xの等間隔リスニング方式をNR-V2Xに直接適用すると、NR-V2X伝送中のリソース選択の信頼性が低下する。
本出願は、NR-V2X伝送時のリソース選択の信頼性を向上させるために、伝送リソース決定方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、伝送リソース決定方法を提供する。この方法は、端末デバイスまたは端末デバイス内の構成要素(プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行され得る。端末デバイスは、V2X通信をサポートする。
この方法によれば、端末デバイスは、第1の情報を取得し得る。第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含む。端末デバイスは、さらに、第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得し得る。第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を含む。候補リソースは、リソース選択ウィンドウ内にある。この方法は、第1のパラメータに基づいて候補リソース内で、サイドリンク伝送のための伝送リソースを決定することをさらに含む。
上記の方法によれば、端末デバイスは、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つに基づいて候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を決定することがあり、さらに、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量に基づいて候補リソース内で伝送リソースを決定し得る。これにより、NR-V2X伝送中のリソース選択の信頼性を向上させることができる。
可能な設計では、第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズを含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。上記の間隔およびリソース選択ウィンドウのサイズは、
Figure 2023546110000002
Figure 2023546110000003

または
Figure 2023546110000004
を満たす。
Figure 2023546110000005
は、上記の間隔である。Nは、第1の時間幅中のサイドリンク伝送に使用される時間単位の数量である。第1の時間幅の長さは、MスロットまたはMミリ秒である。MおよびNは、正の整数である。
Figure 2023546110000006
は、切上げを表す。
Figure 2023546110000007
は、切捨てを表す。
Figure 2023546110000008
は、リソース選択ウィンドウのサイズである。
この設計によれば、上記の間隔は、リソース選択ウィンドウのサイズであり、全てのリソース選択ウィンドウ内のリソースが、この間隔に基づいて検出され得る。これにより、検出失敗の可能性を低下させる。
可能な設計では、第1の情報は、センシングウィンドウのサイズを含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいてセンシングウィンドウのサイズに対応する間隔を決定し得る。代替として、端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいて、センシングウィンドウのサイズとの第1の関数関係を満たす間隔を決定し得る。この設計によれば、1つのセンシングウィンドウのサイズは、1つの
Figure 2023546110000009
と関連付けられ得る。換言すれば、
Figure 2023546110000010
の柔軟な設定を実施するために、1つの
Figure 2023546110000011
が、1つのセンシングウィンドウのサイズに基づいて決定され得る。
可能な設計では、端末デバイスは、さらに、第1の対応を取得し得る。第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応である。この少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズは、上記のセンシングウィンドウのサイズを含む。この少なくとも1つの間隔は、上記の間隔を含む。
可能な設計では、センシングウィンドウのサイズと間隔の間の第1の関数関係は、
Figure 2023546110000012
Figure 2023546110000013

または
Figure 2023546110000014
を含む。
stepは、上記の間隔である。Pは、センシングウィンドウのサイズである。Lは、指定された値である、またはLは、ネットワークデバイスによって示される。Lは、正の整数である。
Figure 2023546110000015
は、切上げを表す。floor{}は、切捨てを表す。
可能な設計では、第1の情報は、リソース予約期間を含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。端末デバイスは、リソース予約期間に対応する間隔を決定し得る。
可能な設計では、端末デバイスは、第2の対応を取得し、第2の対応に基づいてリソース予約期間に対応する間隔を決定し得る。第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応である。この少なくとも1つのリソース予約期間は、上記のリソース予約期間を含む。この少なくとも1つの間隔は、上記の間隔を含む。この設計によれば、リソース予約期間に基づく間隔が決定されることが可能である。
可能な設計では、第1の情報は、リソース予約期間を含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。端末デバイスは、リソース予約期間が属するリソース予約期間セットに基づいて上記の間隔を決定し得る。リソース予約期間セットは、少なくとも1つのリソース予約期間を含む。この少なくとも1つのリソース予約期間は、上記のリソース予約期間を含む。リソース予約期間セットは、シグナリングを用いて設定され得る。この設計によれば、リソース予約期間に基づく間隔が決定されることが可能である。
可能な設計では、リソース予約期間のサイズが指定された時間長を超えないときに、上記の間隔は、
Figure 2023546110000016

または
Figure 2023546110000017
を満たす。
min_Pは、上記の少なくとも1つのリソース予約期間のうちの全てのリソース予約期間の最小公倍数であり、Ptは、指定された値である、
Figure 2023546110000018
は、上記の少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最小のリソース予約期間であるか、または
Figure 2023546110000019
は、上記の少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最大のリソース予約期間である。
この設計によれば、上記の間隔は、リソース予約期間に基づいて柔軟に決定されることが可能である。
可能な設計では、上記の指定された時間長は、事前定義されるか、またはシグナリングを用いて設定される。
可能な設計では、第1の情報は、センシングウィンドウのサイズを含む。第1のパラメータは、候補リソースの数量を含む。端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する候補リソースの数量を決定し得る。この設計によれば、候補リソースの数量は、センシングウィンドウのサイズに基づいて柔軟に決定され得る。
可能な設計では、端末デバイスは、第3の対応を取得し得る。第3の対応は、上記の少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの候補リソースの数量との間の対応を含む。この少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズは、上記のセンシングウィンドウの上記のサイズを含み、この少なくとも1つの候補リソースの数量は、候補リソースの上記の数量を含む。
可能な設計では、第1のパラメータは、上記の間隔を含み得る。上記の間隔は、α*Pstepとして表される。αは、第1の情報に基づいて決定される。Pstepは、定数である。
可能な設計では、上記の候補リソースは、Y個のスロットを含む。Y個のスロットのうちの最後のスロットyと上記の候補リスニングリソースについての検出された制御情報のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下である。第2のパラメータは、
Figure 2023546110000020
Figure 2023546110000021
Figure 2023546110000022

または
step+Yのうちのいずれか1つである。
Figure 2023546110000023
は、リソース予約期間中の論理スロットの数量を表す。
Figure 2023546110000024
は、リソース選択ウィンドウ中の論理スロットの数量を表す。
この設計によれば、不必要なブラインド検出位置を減少させるために、スロットmと候補リソースY中の最後のスロットの間の間隔は制限され得る。
可能な設計では、スロットyおよびスロットmは、リソースプール中の物理スロットまたは論理スロットである。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第1の間隔を含む。第1の間隔は、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定される。端末デバイスは、さらに、第2の情報を受信し得る。第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示す。第1のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置(すなわち本出願ではスロットn)より前に位置する。第1のセンシングウィンドウのサイズは、第1の間隔に基づいて決定される。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。その後、端末デバイスは、第1のセンシングウィンドウに基づいて伝送リソースを決定し得る。これにより、リソース選択の信頼性をさらに向上させることができる。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含む。第3の間隔は、上記の指定された時間長未満のリソース予約期間に基づいて決定される。端末デバイスは、ネットワークデバイスから第3の情報をさらに受信し得る。第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示す。第2のセンシングウィンドウのサイズは、第3の間隔に基づいて決定される。第2のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より後に位置する。その後、端末デバイスは、第2のセンシングウィンドウに基づいて伝送リソースを決定し得る。これにより、リソース選択の信頼性をさらに向上させることができる。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、伝送リソース決定方法を提供する。この方法は、ネットワークデバイスまたはネットワークデバイス内の構成要素(プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行され得る。
この方法によれば、ネットワークデバイスは、第1の情報を決定し、第1の情報を端末デバイスに送信し得る。第1の情報は、第1のパラメータを決定するために使用される。第1の情報および第1のパラメータの説明については、第1の態様を参照されたい。
可能な設計では、ネットワークデバイスは、さらに、第1の対応、第2の対応、または第3の対応のうちの少なくとも1つを決定し、端末デバイスに送信し得る。第1の対応、第2の対応、または第3の対応の説明については、第1の態様を参照されたい。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第1の間隔を含む。第1の間隔は、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、さらに、第2の情報を端末デバイスに送信し得る。第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示す。第1のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置(すなわち本出願ではスロットn)より前に位置する。第1のセンシングウィンドウのサイズは、第1の間隔に基づいて決定される。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含む。第3の間隔は、上記の指定された時間長未満のリソース予約期間に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、さらに、第3の情報を端末デバイスに送信し得る。第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示す。第2のセンシングウィンドウのサイズは、第3の間隔に基づいて決定される。第2のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より後に位置する。
第2の態様で示される有利な効果については、第1の態様の有利な効果を参照されたい。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、第1の態様または第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおいて端末デバイスによって実施される方法を実施するために、通信装置を提供する。この装置は、上記の方法を実行するように構成された対応するユニットまたは構成要素を含む。この装置に含まれるユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実装され得る。この装置は、例えば、端末デバイスが上記の方法を実施する際にサポートすることができる端末デバイス、または構成要素、ベースバンドチップ、チップシステム、もしくはプロセッサであり得る。
例えば、この通信装置は、トランシーバユニット(または通信モジュールもしくはトランシーバモジュールと呼ばれる)および処理ユニット(または処理モジュールと呼ばれる)などのモジュラ構成要素を含み得る。これらのモジュールは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計における端末デバイスの対応する機能を実行し得る。通信装置が端末デバイスであるときには、トランシーバユニットは、送信機および受信機、または送信機および受信機を一体化することによって得られるトランシーバであってよい。トランシーバユニットは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理ユニットは、例えばベースバンドチップなどのプロセッサであってよい。この通信装置が上記の端末デバイスの機能を有する構成要素であるときには、トランシーバユニットは、無線周波数ユニットであることがあり、処理ユニットは、プロセッサであってよい。この通信装置がチップシステムであるときには、トランシーバユニットは、チップシステムの入出力インタフェースであってよい。処理ユニットは、例えば中央処理ユニット(central processing unit、CPU)など、チップシステムのプロセッサであってよい。
トランシーバユニットは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計において端末デバイスによって実行される受信および/または送信を実行するように構成され得る。処理ユニットは、例えば第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定するなど、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計において端末デバイスによって実行される受信および送信以外のアクションを実行するように構成され得る。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計において第1のネットワークデバイスによって実施される方法を実施するために、通信装置を提供する。この装置は、上記の方法を実行するように構成された対応するユニットまたは構成要素を含む。この装置に含まれるユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実装され得る。この装置は、例えば、ネットワークデバイスが上記の方法を実施する際にサポートすることができるネットワークデバイス、または構成要素、ベースバンドチップ、チップシステム、もしくはプロセッサであり得る。
例えば、この通信装置は、トランシーバユニット(または通信モジュールもしくはトランシーバモジュールと呼ばれる)および処理ユニット(または処理モジュールと呼ばれる)などのモジュラ構成要素を含み得る。これらのモジュールは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計におけるネットワークデバイスの対応する機能を実行し得る。通信装置がネットワークデバイスであるときには、トランシーバユニットは、送信機および受信機、または送信機および受信機を一体化することによって得られるトランシーバであってよい。トランシーバユニットは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理ユニットは、例えばベースバンドチップなどのプロセッサであってよい。この通信装置が上記のネットワークデバイスの機能を有する構成要素であるときには、トランシーバユニットは、無線周波数ユニットであることがあり、処理ユニットは、プロセッサであってよい。この通信装置がチップシステムであるときには、トランシーバユニットは、チップシステムの入出力インタフェースであってよい。処理ユニットは、例えば中央処理ユニット(central processing unit、CPU)など、チップシステムのプロセッサであってよい。
トランシーバユニットは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計においてネットワークデバイスによって実行される受信および/または送信を実行するように構成され得る。処理ユニットは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計においてネットワークデバイスによって実行される受信および送信以外のアクションを実行するように構成され得る。
第5の態様によれば、通信システムが提供される。この通信システムは、第3の態様および第4の態様による通信装置を含む。
第6の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。このコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶するように構成される。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されたときに、そのコンピュータは、第1の態様および第2の態様、または第1の態様および第2の態様の可能な実装のいずれか1つに示される方法を実行することが可能になる。
第7の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を記憶するように構成される。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されたときに、そのコンピュータは、第1の態様および第2の態様、または第1の態様および第2の態様の可能な実装のいずれか1つに示される方法を実行することが可能になる。
第8の態様によれば、回路が提供される。この回路は、メモリに結合される。この回路は、第1の態様および第2の態様、または第1の態様および第2の態様の可能な実装のいずれか1つに示される方法を実行するように構成される。この回路は、チップ回路を含み得る。
部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態による通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。 本出願の実施形態による別の通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。 本出願の実施形態による通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態による別の通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態による伝送リソース決定方法を示す概略フローチャートである。 本出願の実施形態による部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態による別の部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。
本出願の目的、技術的解決策、および利点をさらに明確にするために、以下で、さらに添付の図面を参照して本出願について詳細に説明する。方法の実施形態における具体的な動作方法は、装置の実施形態またはシステムの実施形態にも適用され得る。
本出願の実施形態で提供されるリソース決定方法は、図2に示されるサイドリンク伝送通信シナリオに適用され得る。この通信シナリオは、UE1(または第1の端末デバイスと呼ばれる)およびUE2(または第2の端末デバイスと呼ばれる)を含む。例えば、UE1および/またはUE2は、端末(terminal)、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal)などの端末デバイス、または端末デバイス内のチップもしくはチップシステムなどの構成要素であり得る。例えば、本出願の実施形態におけるUE1および/またはUE2は、携帯電話(または「セルラ電話」と呼ばれる)、移動端末を備えたコンピュータ、スマートビークル、車両のインターネット関連のスマートデバイス(例えばスマート街灯)、路側機(roadside unit、RSU)、またはウェアラブルデバイスなどであってよい。代替として、UE1および/またはUE2は、車載器(on-board unit、OBU)など、携帯可能な、ポケットサイズの、携帯型の、コンピュータ内蔵型の、または車内のモバイル装置であってよい。代替として、UE1および/またはUE2は、例えば携帯型または車両搭載型デバイスのチップなど、通信モジュールを有する通信チップであってよい。
UE1およびUE2の各々の具体的な形態は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)デバイス、ワイヤレス通信機能を備えた携帯型デバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車両搭載型デバイス、無人車両、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの端末装置、または将来の進化型PLMNネットワークの端末装置などであり得ることを理解されたい。UE1およびUE2は、例えば屋内または屋外に配置されるなど、地上に配置され得る。UE1およびUE2は、ユーザによる携帯型であってよく、または車両内にあってよい。端末デバイスは、水上に(例えば船上に)配置されてもよく、または端末デバイスは、空中に(例えば航空機、バルーン、または衛星に)配置されてもよい。
UE1およびUE2は、SL通信をサポートするように構成され得ることを理解されたい。例えば、SL通信は、直接通信(PC5)エアインタフェースを通してUE1とUE2の間で実行され得る。さらに、UE1および/またはUE2は、ネットワークデバイス(例えば基地局)とさらに通信し(例えばユニバーサルユーザネットワークインタフェース(universal user to network interface、Uu air interface)を通して通信し)、ネットワークデバイスによって提供されるネットワークサービスを受けることもできる。UE1とUE2の間のSL通信に使用されるリソースは、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を用いてネットワークデバイスによってスケジュールされてよく、またはセンシングを通してUE1および/またはUE2によって選択されてよいことを理解されたい。したがって、ネットワークデバイスは、V2X通信には必要ではない。今後、ネットワークデバイスによってスケジュールされたV2X通信は、ネットワークデバイスが参加するV2X通信と呼ばれることがある。ネットワークデバイスによるスケジューリングなしで実行されることが可能なV2X通信は、ネットワークデバイスが参加しないV2X通信と呼ばれる。
例えば、本出願のネットワークデバイスの機能は、アクセスネットワークデバイスによって実装され得る。アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワーク局(access network station)と呼ばれる。アクセスネットワークデバイスは、例えば無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)基地局など、ネットワークアクセス機能を提供するデバイスである。ネットワークデバイスは、特に、基地局(base station、BS)、および基地局を制御するように構成された無線リソース管理デバイスなどを含み得る。ネットワークデバイスは、中継局(中継デバイス)、アクセスポイント、将来の5Gネットワークの基地局、将来の進化型PLMNネットワークの基地局、またはNR基地局などをさらに含み得る。ネットワークデバイスは、ウェアラブルデバイスまたは車両搭載型デバイスであってよい。ネットワークデバイスは、RSUによって実装される。代替として、ネットワークデバイスは、通信モジュールを有するチップであってよい。本出願では、ネットワークデバイスは、Uuインタフェースを通して通信をサポートし得ることを理解されたい。例えば、ネットワークデバイスは、UE1および/またはUE2について、Uuインタフェースを通して、SL通信のための伝送リソース、SLパラメータ、またはセンシングパラメータなどの情報を設定する。ネットワークデバイスは、例えば5Gコアネットワークなどのコアネットワークにアクセスして、コアネットワーク側のサービスを取得し得る。
図3は、サイドリンク伝送通信シナリオの可能なアーキテクチャを示している。図3に示されるように、UE1およびUE2の様々な個々の形態に基づいて、V2Xシステムは、V2Vシステム、V2Pシステム、V2Iシステム、およびV2Nシステムにさらに分類され得る。
V2Vシステムでは、UE1およびUE2は、それぞれが車両または車両搭載型デバイスとして働いて、SL通信を実行する。V2Pシステムでは、UE1およびUE2のうちの一方が車両または車載型デバイスとして働き、他方が歩行者によって保持される、または別の方式で保持される通信デバイスとして働いて、SL通信を実行する。V2Iシステムでは、UE1およびUE2のうちの一方が車両または車載型デバイスとして働き、他方がRSU、路側局、またはスマート街灯などのインフラストラクチャとして働いて、SL通信を実行する。V2Nシステムでは、UE1およびUE2のうちの一方が伝送端として働き、他方が受信端として働いて、伝送端と受信端の間でSL通信が実行されるようになっている。
現在では、SL通信の伝送リソースは、ネットワークデバイスによって設定され、かつ/またはセンシングに基づいてV2Xデバイスによって選択され得る。ネットワークデバイスが伝送リソースを設定するときには、UE1およびUE2は、ネットワークデバイスから伝送リソースを受け取り、その伝送リソースに基づいてSL通信を実行する必要がある。UEセンシングに基づいてリソース選択を実行するプロセスでは、UE1およびUE2は、センシングパラメータに基づくセンシング選択を通してリソースプールから伝送リソースを選択し得る。センシングパラメータ(例えばその後のリスニングリソース中のリスニングリソースのインデックス、および候補リソースに含まれるスロットの数量)、および/またはリソースプールは、ネットワークデバイスによって設定されてよく、または事前設定されてよい。
例えば、図4は、端末デバイスの構造を示す可能な概略図である。この構造は、処理モジュール410、およびトランシーバモジュール420を含み得る。例えば、図4に示される構造は、端末デバイスであってよく、あるいは端末デバイス内で使用されるチップ、または本出願の端末デバイスの機能を有する別の組み合わされた構成要素もしくは部分(構成要素と呼ばれる)などであってよい。この構造が端末デバイスであるときには、トランシーバモジュール420は、トランシーバであってよい。トランシーバは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理モジュール410は、例えばベースバンドプロセッサなど、プロセッサであってよい。ベースバンドプロセッサは、1つまたは複数の中央処理ユニット(central processing units、CPU)を含み得る。この構造が本出願で示される端末デバイスの機能を有する部分であるときには、トランシーバモジュール420は、無線周波数ユニットであってよい。処理モジュール410は、例えばベースバンドプロセッサなど、プロセッサであってよい。この構造がチップシステムであるときには、トランシーバモジュール420は、チップ(例えばベースバンドチップ)の入出力インタフェースであってよい。処理モジュール410は、チップシステムのプロセッサであることがあり、1つまたは複数の中央処理ユニットを含み得る。本出願のこの実施形態の処理モジュール410は、プロセッサまたはプロセッサに関係する回路構成要素によって実装され得、トランシーバモジュール420は、トランシーバまたはトランシーバに関係する回路構成要素によって実装され得ることを理解されたい。
例えば、処理モジュール410は、例えばトランシーバモジュール420によって送信されるメッセージ、情報、および/またはシグナリングを生成する、かつトランシーバモジュール420によって受信されるメッセージ、情報、および/またはシグナリングを処理するなど、本明細書に記載される技術をサポートするように構成された処理動作および/または別のプロセスなど、本出願の任意の実施形態で端末デバイスによって実行される受信動作および送信動作以外の全ての動作を実行するように構成され得る。トランシーバモジュール420は、本出願の任意の実施形態で端末デバイスによって実行される全ての受信動作および送信動作、ならびに/または例えばDMRSを送信するなど、本明細書に記載される技術をサポートするように構成された別のプロセスを実行するように構成され得る。
さらに、トランシーバモジュール420は、機能モジュールであってよい。機能モジュールは、送信動作および受信動作の両方を完了することができる。例えば、トランシーバモジュール420は、端末デバイスによって実行される全ての送信動作および受信動作を実行するように構成され得る。例えば、送信動作を実行するときには、トランシーバモジュール420は、送信モジュールとみなされ得、受信動作を実行するときには、トランシーバモジュール420は、受信モジュールとみなされ得る。代替として、トランシーバモジュール420は、2つの機能モジュールを含み得る。このトランシーバモジュール420は、この2つの機能の一般名とみなされ得る。2つの機能モジュールは、それぞれ送信モジュールおよび受信モジュールである。送信モジュールは、送信動作を完了するように構成される。例えば、送信モジュールは、端末デバイスによって実行される全ての送信動作を実行するように構成され得る。受信モジュールは、受信動作を完了するように構成される。受信モジュールは、端末デバイスによって実行される全ての受信動作を実行するように構成され得る。
図5は、別の端末デバイスの構造を示す概略図である。図示の理解を容易にするため、また図示の便宜上、図5に示されるように、端末デバイスは、プロセッサ、メモリ、無線周波数回路、アンテナ、および入出力装置を含む。プロセッサは、主に、通信プロトコルおよび通信データを処理する、端末デバイスを制御する、ソフトウェアプログラムを実行する、ソフトウェアプログラムのデータを処理する、などのように構成される。メモリは、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。無線周波数回路は、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主に、電磁波の形態の無線周波数信号を受信および送信するように構成される。タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、またはキーボードなどの入出力装置は、主に、ユーザによって入力されたデータを受け取り、データをユーザに対して出力するように構成される。いくつかのタイプの端末デバイスは、入出力装置を有していない場合があることに留意されたい。
データを送信する必要があるときには、送信されるデータに対してベースバンド処理を実行した後で、プロセッサは、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力し、無線周波数信号は、このベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次いでその無線周波数信号をアンテナを通して電磁波の形態で外部に送信する。データが端末デバイスに送信されるときには、無線周波数回路は、アンテナを通して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、このデータを処理する。説明を容易にするために、図5には、1つのメモリおよび1つのプロセッサしか示されていない。実際の端末デバイス製品では、1つまたは複数のプロセッサ、および1つまたは複数のメモリがあってよい。メモリは、記憶媒体、または記憶デバイスなどと呼ばれることもある。メモリは、プロセッサから独立して配置されてよく、またはプロセッサと一体化されてよい。これは、本出願の実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、受信機能および送信機能を有するアンテナおよび無線周波数回路は、端末デバイスのトランシーバユニットとみなされることがあり(この場合、トランシーバユニットが1つの機能ユニットであり得、この機能ユニットは送信機能および受信機能を実施することができ、またはトランシーバユニットが2つの機能ユニット、すなわち受信機能を実施することができる受信ユニット、および送信機能を実施することができる送信ユニットを含むことがある)、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理ユニットとみなされ得る。図5に示されるように、端末デバイスは、トランシーバユニット510、および処理ユニット520を含む。トランシーバユニットは、トランシーバマシン、トランシーバ、またはトランシーバ装置などと呼ばれることもある。処理ユニットは、プロセッサ、処理ボード、処理モジュール、または処理装置などと呼ばれることもある。任意選択で、トランシーバユニット510内の受信機能を実施するように構成された構成要素が、受信ユニットとみなされることもあり、トランシーバユニット510内の送信機能を実施するように構成された構成要素が、送信ユニットとみなされてよい。すなわち、トランシーバユニット510は、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。トランシーバユニットは、ときには、トランシーバマシン、トランシーバ、またはトランシーバ回路などと呼ばれることもある。受信ユニットは、ときには、受信マシン、受信機、または受信回路などと呼ばれることもある。送信ユニットは、ときには、伝送マシン、送信機、または伝送回路などと呼ばれることもある。
トランシーバユニット510はトランシーバモジュール420に対応し得る、またはトランシーバモジュール420はトランシーバユニット510によって実装され得ることを理解されたい。トランシーバユニット510は、本出願の実施形態の端末デバイスの送信動作および受信動作を実行するように構成され、かつ/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。処理ユニット520は、処理モジュール410に対応し得る、または処理モジュール410は、処理ユニット520によって実装され得る。処理ユニット520は、本出願に示される実施形態の端末デバイスにおける受信動作および送信動作以外の動作を実行するように構成され、例えば、本出願の実施形態において端末デバイスによって実行される全ての受信動作および送信動作を実行するように構成され、かつ/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。
図6は、本出願の実施形態によるネットワークデバイスの構造を示す概略図である。この構造は、処理モジュール610、およびトランシーバモジュール620を含み得る。例えば、この構造は、ネットワークデバイスであってよく、あるいはネットワークデバイスで使用されるチップ、または本出願に示されるネットワークデバイスの機能を有する別の組み合わされた構成要素もしくは部分であってよい。この構造がネットワークデバイスであるときには、トランシーバモジュール620は、トランシーバであってよい。トランシーバは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理モジュール610は、プロセッサであることがあり、プロセッサは、1つまたは複数のCPUを含み得る。この構造が本出願で示されるネットワークデバイスの機能を有する構成要素であるときには、トランシーバモジュール620は、無線周波数ユニットであってよい。処理モジュール610は、例えばベースバンドプロセッサなど、プロセッサであってよい。この構造がチップシステムであるときには、トランシーバモジュール620は、チップ(例えばベースバンドチップ)の入出力インタフェースであってよい。処理モジュール610は、チップシステムのプロセッサであることがあり、1つまたは複数の中央処理ユニットを含み得る。本出願のこの実施形態の処理モジュール610は、プロセッサまたはプロセッサに関係する回路構成要素によって実装され得、トランシーバモジュール620は、トランシーバまたはトランシーバに関係する回路構成要素によって実装され得ることを理解されたい。
例えば、処理モジュール610は、例えばトランシーバモジュール620によって送信されるメッセージ、情報、および/もしくはシグナリングを生成する、ならびに/またはトランシーバモジュール620によって受信されるメッセージ、情報、および/もしくはシグナリングを処理するなど、本出願の実施形態でネットワークデバイスによって実行される受信動作および送信動作以外の全ての動作を実行し、かつ/あるいは本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。トランシーバモジュール620は、本出願の実施形態でネットワークデバイスによって実行される全ての送信動作および/もしくは受信動作を実行するように構成され、かつ/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。
図7は、別のネットワークデバイスの構造を示す概略図である。図7に示されるように、ネットワークデバイスは、プロセッサ、メモリ、無線周波数ユニット(または無線周波数回路)、またはアンテナなどの構造を含む。プロセッサは、主に、例えば通信プロトコルおよび通信データを処理し、ネットワークデバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。メモリは、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。無線周波数ユニットは、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。
図7に示されるように、ネットワークデバイスは、トランシーバモジュール710、および処理モジュール720を含み得る。トランシーバモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでよく、またはトランシーバモジュール710は、送信機能および受信機能を実施することができるモジュールであってよい。トランシーバモジュール710は、図6のトランシーバモジュール620に対応し得る。換言すれば、トランシーバモジュール710は、トランシーバモジュール620によって実行されるアクションを実行する。任意選択で、トランシーバモジュール710は、トランシーバまたはトランシーバ回路などと呼ばれることもあり、少なくとも1つのアンテナ711および無線周波数ユニット712を含み得る。トランシーバモジュール710は、主に、無線周波数信号を受信および送信し、無線周波数信号とベースバンド信号の間の変換を実行するように構成される。処理モジュール710は、主に、例えばベースバンド処理を実行し、ネットワークデバイスを制御するように構成される。トランシーバモジュール710および処理モジュール720は、物理的に一緒に配置されてよく、または物理的に別々に配置される、すなわち分散型基地局であってよい。
例えば、トランシーバモジュール710は、例えば遠隔無線ユニット(remote radio unit、RRU)など、1つまたは複数の無線周波数ユニットを含み得る。処理モジュール720は、1つまたは複数のベースバンドユニット(baseband unit、BBU)(デジタルユニット(digital unit、DU)と呼ばれることもある)を含み得る。
例では、処理モジュール720は、1つまたは複数のボードを含むことがあり、複数のボードは、1つのアクセス標準で協働して無線アクセスネットワーク(例えばLTEネットワーク)をサポートすることがあり、または異なるアクセス標準で別個に無線アクセスネットワーク(例えばLTEネットワーク、5Gネットワーク、または別のネットワーク)をサポートすることがある。処理モジュール720は、メモリ721およびプロセッサ722をさらに含む。メモリ721は、必要な命令および必要なデータを記憶するように構成される。プロセッサ722は、例えば本出願に示される実施形態においてネットワークデバイスに関係する動作手順を実行するように基地局を制御するように構成されるなど、必要なアクションを実行するように基地局を制御するように構成される。メモリ721およびプロセッサ722は、1つまたは複数のボードにサービスし得る。換言すれば、各ボード上に、メモリおよびプロセッサが配置され得る。代替として、複数のボードが、同じメモリおよび同じプロセッサを共有することがある。さらに、必要な回路が、各ボード上にさらに配置されてよい。
以下、本出願の実施形態における関連する概念を簡単に説明する。
1.リソースプール、センシングウィンドウ、および選択ウィンドウ
リソースプールは、UE1によるスケジューリングを用いて構成される、自律リソース選択に使用されるリソースセットである。リソースプールは、サイドリンクデータを送信および/または受信するためにUE1によって使用される。時間領域でリソースプールによって占有されるリソースの単位は、事前設定されたシンボルの数量(例えば2シンボル、4シンボル、6シンボル、10シンボル、12シンボル、または14シンボル)、スロット、またはサブフレームである。周波数領域で占有されるリソースの単位は、リソースブロックまたはサブチャネルなどである。
リスニングウィンドウ(またはセンシングウィンドウと呼ばれる)(sensing window)は、複数の候補センシングサブウィンドウを含む。UE1は、リソースプールに基づいて各候補センシングサブウィンドウでリソースをリッスンし得る。任意選択で、UE1は、複数の候補センシングサブウィンドウにおいて部分センシング(partial sensing)サブウィンドウを選択して実際のリスニングを実行して、センシングウィンドウに対応するリスニング結果を取得し得る。リスニング結果は、センシングウィンドウ内のリソースのリソース占有情報を含む。任意選択で、UE1がセンシングウィンドウ内で別のデバイスから送信されるメッセージをリッスンする挙動は、その別のデバイスから送信される制御情報および/またはデータパケットを受信および検出すると表現されることもある。任意選択で、サイドリンク通信では、制御情報は、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)である。任意選択で、UE1は、その別のデバイスから送信されるSCIを検出することによって、示される時間周波数リソースおよび受け取られるサービスの優先度を取得する。UE1は、さらに、検出されたSCI(またはSCIによって示されるデータパケットの参照信号)の参照信号受信電力RSRPの値を用いて、検出されたリソースをUE1が利用可能であるかどうかを決定する。任意選択で、時間領域でセンシングウィンドウによって占有されるリソースの単位は、事前設定されたシンボルの数量(例えば2シンボル、4シンボル、6シンボル、10シンボル、12シンボル、または14シンボル)、スロット、またはサブフレームであり、周波数領域でセンシングウィンドウによって占有されるリソースの単位は、リソースブロックまたはサブチャネルなどである。
リソース選択ウィンドウ(または選択ウィンドウと呼ばれる)(selection window)は、データが到着したことをUE1が検出した後で遅延要求に基づいてUE1によって決定される。任意選択で、時間領域で選択ウィンドウによって占有されるリソースの単位は、事前設定されたシンボルの数量(例えば2シンボル、4シンボル、6シンボル、10シンボル、12シンボル、または14シンボル)、スロット、またはサブフレームである。周波数領域でセンシングウィンドウによって占有されるリソースの単位は、リソースブロックまたはサブチャネルなどである。
本発明のスロットnについては、UE1がV2Xサービスを伝送する必要があるときには、UE1の上位層が、図1に示されるスロットnにおいて、リソースを決定するようにUE1の下位層をトリガする。その後、UE1は、スロットnより前のセンシングウィンドウの範囲(例えば1000ms)のリスニングリソースのリスニング結果に基づいて、スロットnより後の選択ウィンドウの範囲の候補リソースから適当な候補リソースを伝送リソースとして選択する。任意選択で、本出願における上位層は、MAC層、RLC層、またはRRC層などである。上位層がMAC層であるときには、下位層は、物理層を含む。上位層がRLC層またはRRC層であるときには、下位層は、MAC層および/または物理層を含み得る。
図1に示されるように、UE1は、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセットに対してリソースリスニングを実行する。したがって、センシングウィンドウは、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセット
Figure 2023546110000025
であり、TおよびTproc,0は、シグナリングを用いて設定または事前決定されたパラメータであり、0以上である。任意選択で、Tは、センシングウィンドウの開始時位置またはサイズを表す。任意選択で、Tproc,0は、データが到着する瞬間nの前に、どれくらい長くデータがセンシングされる必要があるかを表す。さらに、UEがn+Tからn+Tの範囲のリソースセットからリソースを選択する場合には、選択ウィンドウは、n+Tからn+Tの範囲のリソースセット[n+T、n+T]である。nは、データが到着する瞬間である。換言すれば、瞬間nにおいて、UE1は、伝送されるデータを検出する。パケット遅延バジェットPDB(packet delay budget)は、UE1がデータを伝送するときに必要とされる遅延である。換言すれば、UE1は、時間TPDB以内にデータを伝送する必要がある。TおよびTは、シグナリングを用いて設定または事前決定されるパラメータであり、0以上である。任意選択で、n+Tは、リソース選択ウィンドウの開始時位置を表す。n+Tは、リソース選択ウィンドウの終了時位置を表す。任意選択で、UEがリソースを選択するときには、n+Tは、通常はn+Tproc,1以下である。任意選択で、Tproc,1は、リソース選択が開始する処理時間を表し、0以上の定数である。任意選択で、Tの値は、パラメータTPDBの値以下である。
2.候補リソースセット、第1の候補リソース、および第2の候補リソース
候補リソース(candidate resource)セットは、選択ウィンドウ内の、伝送リソース、すなわち候補リソースのセットを決定するためにUE1によって使用されることが可能なリソースセットである。図1に示されるように、候補リソースセットは、n+Tproc,1からn+T2minの範囲の時間周波数リソースのセット、または範囲[n+T,n+T]の時間周波数リソースのセットである。
第1の候補リソースは、図1に示されるように、候補リソースセット内の候補センシングサブウィンドウに対応する第1の候補リソースである。
第2の候補リソースは、候補リソースセット内の第1の候補リソース以外のリソース、すなわち図1のn+Tproc,1からn+T2minの範囲または範囲[n+T,n+T]のリソースのセット内の第1の候補リソース以外のリソースである。
図1に示されるように、LTE-V2X通信の部分センシング技術では、サポートされるサービスタイプは周期的サービスであり、サービス周期(すなわちリソース予約期間)は、100ミリ秒(ms)の倍数であるので、
Figure 2023546110000026
が指定された値(例えば100ms)であるときには、周期的サービスのセンシング要件が満たされることが可能である。
以下では、例として
Figure 2023546110000027
が100msであることを用いて、部分センシング技術について述べる。図1に示されるように、UE1は、候補リスニングリソースからリスニングリソースを選択し、そのリスニングリソースをリッスンして、リソースプール中のリソースが別のサービスによって占有されているステータスを学習し得る。
2つの隣接する候補リスニング候補の間のリスニング間隔は、
Figure 2023546110000028
である。ネットワークデバイスは、複数の候補リスニングリソース内のリスニングリソースのインデックスを示すことがある。UE1は、このインデックスに基づいて候補リスニングリソース中のリスニングリソースを決定する。任意選択で、候補リソースは、数式y-k×Pstepを用いて表され得る。kは、正の整数である(例えば、k=1、またはk=1、2、…、Mである。Mは、1より大きい正の整数であり、例えばM=10である)。yは、候補リソースのスロット番号である。任意選択で、yおよび
Figure 2023546110000029
は、物理スロットであってよく、または論理スロットであってよい。UE1がV2Xサービスを伝送する必要があるときには、UE1の上位層が、図1に示されるスロットnにおいて、リソースを決定するようにUE1の下位層をトリガする。その後、UE1は、スロットnより前のセンシングウィンドウの範囲(例えば1000ms)のリスニングリソースのリスニング結果に基づいて、スロットnより後の選択ウィンドウの範囲の候補リソースから適当な候補リソースを伝送リソースとして選択する。例えば、別のサービスによって占有されていない候補リソースが伝送リソースとして選択される、または検出されたRSRP値が事前設定された閾値未満であるリソース(例えばスロットおよび/またはサブチャネル)が選択される。リソース選択ウィンドウは、図1では[n+T,n+T]の間の時間領域位置として示されており、TおよびTは、シグナリングを用いて設定される、または事前定義される値である。任意選択で、Tの値は、0であってよい。任意選択で、Tの値は、Tの値以上である。候補リソースは、少なくともY個の連続するスロットを含み、Yは、事前設定される値、またはシグナリングを用いて設定される値である。本出願におけるシグナリング設定は、ネットワークデバイスが参加するV2X通信でシグナリングを用いてネットワークデバイスによって実行されるシグナリング設定、およびネットワークデバイスが参加しないV2X通信でシグナリングを用いて実行されるシグナリング設定を含むことを理解されたい。
本出願における上位層は、MAC層、RLC層、またはRRC層などである。上位層がMAC層であるときには、下位層は、物理層を含む。上位層がRLC層またはRRC層であるときには、下位層は、MAC層および/または物理層を含み得る。
さらに、図1に示されるように、UE1は、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセットに対してリソースリスニングを実行する。したがって、センシングウィンドウは、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセット
Figure 2023546110000030
であり、TおよびTproc,0は、シグナリングを用いて設定または事前決定されたパラメータであり、0以上である。任意選択で、Tは、センシングウィンドウの開始時位置またはサイズを表す。任意選択で、Tproc,0は、データが到着する瞬間nの前に、どれくらい長くデータがセンシングされる必要があるかを表す。さらに、UE1は、n+Tからn+Tの範囲のリソースセットからリソースを選択する。選択ウィンドウは、n+Tからn+Tの範囲のリソースセット[n+T、n+T]である。nは、データが到着する瞬間である。換言すれば、瞬間nにおいて、UE1は、伝送されるデータを検出する。パケット遅延バジェットPDB(packet delay budget)は、UE1がデータを伝送するときに必要とされる遅延である。換言すれば、UE1は、時間TPDB以内にデータを伝送する必要がある。TおよびTは、シグナリングを用いて設定または事前決定されるパラメータであり、0以上である。任意選択で、n+Tは、リソース選択ウィンドウの開始時位置を表す。n+Tは、リソース選択ウィンドウの終了時位置を表す。任意選択で、UEがリソースを選択するときには、n+Tは、通常はn+Tproc,1以下である。任意選択で、Tproc,1は、リソース選択が開始する処理時間を表し、0以上の定数である。任意選択で、Tの値は、パラメータTPDBの値以下である。
ただし、NR-V2Xは、非周期的サービスをさらにサポートする。換言すれば、NR-V2Xでサポートされるリソース予約期間は、指定された値(例えば100または別の値)の整数倍だけではなくなる。NR-V2Xでも依然として指定された値に基づいて等間隔リスニングが実行される場合には、全てのV2Xサービス期間がカバーされないことがあり、候補リソース中のリソース占有ステータスが正確にセンシングされることは不可能である。したがって、NR-V2Xでは、固定されたステップに基づいてリソースをリッスンする部分センシング技術は適用可能でなくなり、改善される必要がある。
NR-V2Xにおける部分センシング解決策を最適化し、部分センシングの信頼性を向上させるために、本出願の実施形態は、伝送リソース決定方法を提供する。この方法は、端末デバイス(または端末デバイスの構成要素)およびネットワークデバイス(またはネットワークデバイスの構成要素)によって実施され得る。端末デバイスは、図2および/または図3に示されるUE1および/またはUE2を含む。任意選択で、端末デバイスは、図4または図5に示される構造を含み得る。ネットワークデバイスは、図6または図7に示される構造を含み得る。図4に示されるトランシーバモジュール420または図5に示されるトランシーバユニット510は、本出願のこの実施形態で端末デバイスによって実行される受信アクションおよび/または送信アクションを実行し得ることを理解されたい。図4に示される処理モジュール410または図5に示される処理ユニット520は、本出願のこの実施形態で端末デバイスによって実行される受信および/または送信以外のアクションを実行し得る。さらに、図6に示されるトランシーバモジュール620または図7に示されるトランシーバユニット710は、本出願のこの実施形態でネットワークデバイスによって実行される受信アクションおよび/または送信アクションを実行し得る。図6に示される処理モジュール610または図7に示される処理モジュール720は、本出願のこの実施形態でネットワークデバイスによって実行される受信および/または送信以外のアクションを実行し得る。
図8に示されるように、この伝送リソース決定方法は、以下のステップを含む。
S101:端末デバイスは、第1の情報を取得する。
第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、第1の情報は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
S102:端末デバイスは、第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得する。
第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔、および/または候補リソースの数量を含む。候補リソースは、リソース選択ウィンドウ内にある。
S103:端末デバイスは、第1のパラメータに基づいて、候補リソース内で、サイドリンク伝送のための伝送リソースを決定する。
例えば、UE1を例として用いる。UE1の上位層が、図1に示されるスロットn(すなわち伝送リソースを決定するように端末デバイスがトリガされる瞬間であり、以下では第1の時間領域位置と呼ばれることもある)において、リソースを決定するようにUE1の下位層をトリガしたときに、UE1は、第1のパラメータに基づいて、スロットnより後のリソース選択ウィンドウ内の候補リソース中で伝送リソースを決定し得る。
上記の方法によれば、候補リスニングリソース間の間隔、および/または候補リソースの数量は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。伝送リソースは、さらに、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量に基づいて候補リソース中で決定される。これにより、NR-V2Xシナリオに適用可能なリソース伝送方法を提供し、リソース選択の信頼性を向上させる。
以下、第1の情報に含まれることがある内容について述べる。
リソース選択ウィンドウ(resource selection window)のサイズ(size)は、リソース選択ウィンドウの時間領域長さであり、単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。例えば、リソース選択ウィンドウのサイズは、Tscal、Tscal=T2-T1、またはTscal=T2として表され得る。任意選択で、Tscalの値は、代替としてシグナリングを用いて設定され、もしくは事前定義されてよく、またはTscalの最大値もしくは最小値が、代替としてシグナリングを用いて設定され、もしくは事前定義されてよい。任意選択で、図1に示されるように、(n+T)は、リソース選択ウィンドウの開始位置であり、(n+T)は、リソース選択ウィンドウの終了位置である。換言すれば、Tは、リソース選択ウィンドウの開始位置とスロットn(またはスロットnに対応する時点)の間の時間幅であり、Tは、リソース選択ウィンドウの終了位置とスロットn(またはスロットnに対応する時点)の間の時間幅である。Tおよび/またはTは、端末デバイスによって決定されてよく、またはシグナリングを用いて示されてよい。
センシングウィンドウ(sensing window)のサイズは、センシングウィンドウの時間領域長さであり、単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。任意選択で、NE-V2Xにおけるセンシングウィンドウのサイズは、複数の値を有し得る。例えば、NE-V2Xにおけるセンシングウィンドウの長さは、第1の値(例えば100msまたは別の値)または第2の値(例えば1100msまたは別の値)を有し得る。センシングウィンドウのサイズは、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
リソース予約期間は、予約期間と呼ばれることもあり、V2Xサービスによって予約された次の伝送と現在の伝送の間の時間領域間隔である。単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。異なるV2Xサービスのリソース予約期間は、異なり得る。さらに、任意選択で、予約期間は、物理時間領域リソースで定義されてよく、または論理時間領域リソースで定義されてよい。論理時間領域リソースは、サイドリンク通信のためのリソースプールにおいて、シグナリングを用いて示される、サイドリンク通信に使用されることが可能な時間領域のセットに繰返し番号を付けることによって取得される時間領域リソースである。例えば、100スロットの連続した物理リソースにおいて、偶数のスロットのみがサイドリンク伝送に使用される場合には、対応する100個の物理スロット中に総数で50個の論理スロットがある。例えば、スロットは、物理スロットであってよく、または論理スロットであってよい。リソース予約期間は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。例えば、リソース予約期間は、{0,1,99,100,200,…1000}msのうちの任意の値である。任意選択で、上記の可能な予約期間の値のうちのサブセットが、シグナリングを用いて設定されてよい。例えば、上記のセットのうち、4、8、16、または32が設定される。これは、本発明では限定されない。任意選択で、設定されたリソース予約期間は、100msの倍数であり、1000msを超えないことがあり、またはリソース予約期間は、0msから99msの任意の値であり得る。任意選択で、リソース予約期間は、基地局によって設定されることもあり、かつ/またはシグナリングを用いて設定された値に基づくサイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)において端末デバイスによって示されてよい。NR-V2XのV2Xサービスのリソース予約期間は、柔軟であり、かつ可変であることが分かる。したがって、サポートされるV2Xサービスの期間もまた、柔軟であり、かつ可変である。周期的サービスおよび非周期的サービスの両方がサポートされる。
第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの1つまたは複数を含み得ることを理解されたい。これについては、以下の実施形態で具体的に述べる。
以下、第1のパラメータに含まれることがある内容について述べる。
候補リスニングリソース間の間隔は、2つの隣接する候補リスニングリソース間の時間領域間隔であり、単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。LTE-V2Xでは、連続するリスニングリソース間の間隔は、固定値(例えば100ms)である。この固定値は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のいずれとも、またはそれらの組合せとも無関係である。本出願では、候補リスニングリソース間の間隔が図8に示される解決策に基づいて決定された後で、候補リスニングリソースが、その間隔に基づいて決定されることがあり、その後に、リッスンされる必要があるリスニングリソースが、シグナリングにより設定されたリスニングリソースインジケーションまたは事前定義されたリスニングリソースインジケーションに基づいて、複数の候補リスニングリソースから選択される。図9に示されるように、端末デバイスによって実際にリッスンされるリスニングリソース(図9に示されるt-2Pstepおよびt-10Pstep)は、候補リスニングリソース(図9に示されるt-Pstep、t-2Pstep、・・・、t-9Pstep、およびt-10Pstep)のうちのいくつかのリソースである。候補リスニングリソースは、ビットマップ(bitmap)を用いて示されてよく、または別の方式で示されてよい。これは、本明細書では特に限定されない。
候補リソースの数量は、候補リソースに含まれる時間単位の数量で置き換えられることもあり、Yで表される。時間単位は、例えば、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。候補リソースの数量Yが図4に示される解決策に基づいて決定された後で、伝送リソースは、センシング、検出、またはリスニングのステータスに基づいてリソース選択ウィンドウ内のY個のスロットから決定され得る。
以下、第1のパラメータが候補リスニングリソース間の間隔(間隔と呼ばれ、
Figure 2023546110000031
として表される)である例を用いて、実施形態を用いてS102で第1の情報に基づいてこの間隔を得る方法について述べる。
方法1:第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズを含み、端末デバイスは、リソース選択ウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定し得る。
間隔
Figure 2023546110000032
およびリソース選択ウィンドウのサイズTscalは、
Figure 2023546110000033
Figure 2023546110000034

または
Figure 2023546110000035
(数式1)
を満たす。
Nは、第1の時間幅においてサイドリンク伝送に使用される時間単位の数量である。第1の時間幅の長さは、M個のスロット、サブフレーム、事前設計されたシンボルの数量、またはM msである。MおよびNは、正の整数である。
Figure 2023546110000036
は、切上げである。
Figure 2023546110000037
は、切捨てを表す。
例えば、Nは、M個のスロットまたは時間幅においてサイドリンク伝送に使用されることが可能なスロットの数量である。Mは、例えば10スロット、10ms、20スロット、または20msである。MおよびNの値は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
例えば、Mは20msであり、上記の数式1は、
Figure 2023546110000038
Figure 2023546110000039
Figure 2023546110000040

または
Figure 2023546110000041
と変形され得る。
方法1によれば、間隔は、リソース選択ウィンドウのサイズであり、全てのリソース選択ウィンドウ中のリソースが、この間隔に基づいて検出され得る。これにより、検出失敗の可能性を低下させる。
方法2:第1の情報は、センシングウィンドウのサイズを含み、端末デバイスはセンシングウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定し得る。
センシングウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定する方式では、端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する間隔が候補リスニングリソース間の間隔であると決定し得る。
センシングウィンドウのサイズが第1の値(例えば100ms)であるときには、間隔は、第1の値に対応する間隔(例えば10msまたは別の値)であってよい。センシングウィンドウのサイズが第2の値(例えば1100ms)であるときには、間隔は、第2の値に対応する間隔(例えば100msまたは別の値)であってよい。
端末デバイスは、第1の対応に基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する間隔を決定し得る。第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応であってよい。第1の対応は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。例えば、センシングウィンドウのサイズのパラメータと間隔のパラメータとの間の対応または関連関係は、同じシグナリングの設定情報(またはシグナリング中の同じフィールド、もしくは同じメッセージ本体、もしくは同じリソースプール)を用いて示され得る。
任意選択で、例えば、センシングウィンドウのサイズの値および/または間隔のサイズの値は、シグナリングを用いて設定され得る。さらに、任意選択で、プロトコルにより、センシングウィンドウのサイズが比較的小さな第1の値であるときには、対応する間隔は第1の間隔値であり、および/またはセンシングウィンドウのサイズが比較的大きな第2の値であるときには、対応する間隔は第2の間隔値であると定義、指定、または合意し得る。例えば、シグナリングを用いて設定されたセンシングウィンドウのサイズが100msであるときには、対応する間隔は、第1の間隔値である。シグナリングを用いて設定されたセンシングウィンドウのサイズが1100msであるときには、対応する間隔は、第2の間隔値である。任意選択で、第1の間隔値は、100ms未満の値、例えば5ms、10ms、20ms、または50msであり得る。
センシングウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定する別の方式では、センシングウィンドウのサイズPと間隔
Figure 2023546110000042
の間で第1の関数f(x)が満たされる、すなわち
Figure 2023546110000043
である。
任意選択で、センシングウィンドウのサイズPおよび間隔
Figure 2023546110000044
は、以下の条件を満たす。
Figure 2023546110000045
Figure 2023546110000046

または
Figure 2023546110000047
Lは、指定された値、またはシグナリングを用いて設定される値である。Lは、正の整数である。
Figure 2023546110000048
は、切上げを表す。floor{}は、切捨てを表す。
上記の方法2によれば、1つのセンシングウィンドウのサイズは、1つの
Figure 2023546110000049
と関連付けられ得る。換言すれば、1つの
Figure 2023546110000050
は、1つのセンシングウィンドウのサイズに基づいて決定され得る。センシングウィンドウの異なるサイズが、端末デバイスについて静的に設定されてよい。一般に、1つの瞬間には1つのセンシングウィンドウのサイズのみが現れるので、その瞬間には1つの
Figure 2023546110000051
しかない。
方法3:第1の情報は、リソース予約期間を含み、端末デバイスは、リソース予約期間に基づいて間隔を決定し得る。
任意選択で、リソース予約期間に基づいて間隔を決定する方式では、端末デバイスは、リソース予約期間に対応する間隔がこの間隔であると決定し得る。
端末デバイスは、第2の対応に基づいて、リソース予約期間に対応する間隔を決定し得る。第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応であってよい。第2の対応は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。例えば、リソース予約期間のパラメータと間隔のパラメータとの間の対応または関連関係は、同じシグナリングの設定情報(またはシグナリング中の同じフィールド、もしくは同じメッセージ本体、もしくは同じリソースプール)を用いて示され得る。
任意選択で、例えば、リソース予約期間の値および/または間隔のサイズの値は、シグナリングを用いて設定されてよい。さらに、任意選択で、プロトコルにより、リソース予約期間が比較的小さな第1の値であるときには、対応する間隔は第1の間隔値であり、および/またはリソース予約期間が比較的大きな第2の値であるときには、対応する間隔は第2の間隔値であると定義、指定、または合意することがある。例えば、シグナリングを用いて設定されたリソース予約期間が10ms(または100ms未満の別の値)であるときには、対応する間隔は、第1の間隔値である。シグナリングを用いて設定されたリソース予約期間が100ms(または100msより大きい別の値)であるときには、対応する間隔は、第2の間隔値である。任意選択で、第1の間隔値は、100ms未満、例えば5ms、10ms、20ms、または50msであってよい。
リソース予約期間に基づいて間隔を決定する別の方式では、リソース予約期間セットがシグナリングを用いて設定されることがあり、このセットは、少なくとも1つの期間を含み得る。端末デバイスは、この設定されたリソース予約期間セットに基づいて候補リスニングリソース間の間隔を決定し得る。
任意選択で、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって設定されたリソース予約期間と指定された時間長の間の値関係に基づいて、候補リスニングリソース間の間隔を決定し得る。指定された時間長は、例えば100ms、200ms、または別の値である。例えば、設定された予約期間が100msまたは{200,300,…,1000}msのうちの全てまたは一部の値であるときには、候補リスニングリソース間の間隔は、100であってよい。別の例で、設定された予約期間が{0,1,2,3,…,99}msのうちの全てまたは一部の値であるときには、候補リスニングリソース間の間隔は、100ms未満の整数であってよい。任意選択で、この100ms未満の整数は、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前設定されてよいし、または事前定義されてよい。任意選択で、設定された予約期間が100の整数倍の値および100以内の値の両方を含むときには、候補リスニングリソース間の間隔は、100未満の値であってよいし、またはシグナリングを用いて設定されてよいし、または事前設定もしくは事前定義された値であってよい。
任意選択で、この間隔は、リソース予約期間セット中の一部または全てのリソース予約期間の最小公倍数min_PとPtとの間の最大値または最小値であってよい。Ptは、シグナリングを用いて設定される、事前設定される、または事前定義される。例えば、Ptは、10ms、5ms、20ms、50ms、および100msのうちの1つである。
換言すれば、間隔Pstepおよびリソース予約期間の一部または全ての最小公倍数は、以下の条件を満たす。
Figure 2023546110000052
(数式2)
Figure 2023546110000053
(数式3)
max{a,b}は、aとbの間の最大値が選択されることを示し、min{a,b}は、aとbの間の最小値が選択されることを示す。
任意選択で、間隔は、リソース予約期間セット中の一部または全てのリソース予約期間の最大公約数max_PとPtの間の最大値または最小値であってよい。Ptは、シグナリングを用いて設定される、事前設定される、または事前定義される。例えば、Ptは、10ms、5ms、20ms、50ms、および100msのうちの1つである。
換言すれば、間隔Pstepおよびリソース予約期間の一部または全ての最小公倍数は、以下の条件を満たす。
Figure 2023546110000054
(数式2)
Figure 2023546110000055
(数式3)
max{a,b}は、aとbの間の最大値が選択されることを示し、min{a,b}は、aとbの間の最小値が選択されることを示す。
任意選択で、間隔は、リソース予約期間セット中の最大または最小のリソース予約期間であってよい。
方法3の実装では、端末デバイスは、設定されたリソース予約期間をグループ化し得る。例えば、指定された時間長以上のリソース予約期間は、第1のグループにグループ化され、指定された時間長未満の期間は、第2のグループにグループ化される。第1のグループのリソース予約期間については、端末デバイスは、第2の対応に基づいて、リソース予約期間に対応する候補リスニング位置間の間隔を決定し得る。例えば、第2の対応では、リソース予約期間に対応する間隔は、100ms、200ms、指定された時間間隔、または別の値であってよい。第2のグループのリソース予約期間については、端末デバイスは、その第2のグループのリソース予約期間が属するリソース予約期間セットに基づいて候補リスニング位置間の間隔を決定し得る。例えば、候補リスニング位置間の間隔は、そのリソース予約期間が属するリソース予約期間セットの一部または全てのリソース予約期間の最小公倍数に基づいて決定される、またはそのリソース予約期間セット中の最大または最小のリソース予約期間が、候補リスニング位置間の間隔として用いられる。
さらに、リソース予約期間の第2のグループについて、候補リスニング位置間の間隔もまた第2の対応に基づいて決定され得る。第2の対応では、第2のグループのリソース予約期間に対応する間隔は、第1のグループのリソース予約期間に対応する間隔未満である。代替として、第2のグループのリソース予約期間に対応する間隔は、シグナリングを用いて設定されることもあり、この間隔は、第1のグループのリソース予約期間の間隔未満である。
方法1から方法3は、候補リスニングリソース間の間隔を決定する例であり得ることを理解されたい。実際の使用では、方法1から方法3のうちの任意の2つ以上が組み合わされて実装されてよい。例えば、方法2が、方法3と組み合わされてよい。方法2で設定されるセンシングウィンドウのサイズが1100msであるときには、方法3で予約期間に基づいて決定または設定される間隔値は、第1の値であり、方法2で設定されるセンシングウィンドウのサイズが100msであるときには、予約期間に基づいて決定または設定される間隔値は、第2の値である。別の例では、方法3で設定される100ms以内の予約期間値および100msより大きい予約期間値に応じて、方法2で1100msおよび100msのセンシング期間について異なるPT値が設定または決定され得る。
任意選択で、上記の第1のパラメータにおいて、間隔は、間隔係数αおよび
Figure 2023546110000056
を用いて表され得る。αは、第1の情報に基づいて決定される。
Figure 2023546110000057
は、例えば10ms、20ms、100ms、200ms、または別の値など、シグナリングを用いて設定される、または事前定義される値である。ただし、センシングウィンドウまたは予約期間の異なるサイズに対して、αは異なる値を有する。αを決定する方式については、方法1から方法3の候補リスニング位置間の間隔の決定の説明を参照されたい。例えば、センシングウィンドウのサイズが1100msであるときには、α=1であり、またはセンシングウィンドウのサイズが100msであるときには、α=0.1またはα=0.2または0.5等である。
この場合には、伝送リソースが間隔に基づいて決定されるときには、伝送リソースの論理スロット位置は、y-k*α*Pstepとして表され得、ここでyは候補リソースが位置するスロットである。
第1のパラメータが候補リソースの数量を含むときには、端末デバイスは、第1の情報に基づいて、第1の情報に対応する候補リソースの数量を決定し得る。第1の情報は、例えば、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの1つである。
例えば、端末デバイスは、第3の対応に基づいて、第1の情報に対応する候補リソースの数量を決定し得る。第3の対応は、候補リソースの数量とリソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの1つとの間の対応を含み得る。第3の対応は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
センシングウィンドウのサイズを例として用いると、端末デバイスは、第3の対応に基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する候補リソースの数量を決定し得る。
実装では、第3の対応は、シグナリング(例えば無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージまたはシステム情報ブロック(system information block、SIB))を用いて設定され得る。本明細書では、第3の対応のいくつかの可能なインジケーション方式を例として用いる。
第1のインジケーション方式:シグナリングは、{センシングウィンドウのサイズ1、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1、および候補リソースの数量Yのインジケーション情報1}を搬送する。センシングウィンドウのサイズ1と、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1と、候補リソースの数量Yのインジケーション情報1とは、互いに対応する。
代替として、シグナリングは、{センシングウィンドウのサイズ2、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2、および候補リソースの数量Yのインジケーション情報2}を搬送する。センシングウィンドウのサイズ2と、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2と、候補リソースの数量Yのインジケーション情報2とは、互いに対応する。
第2のインジケーション方式:シグナリングは、{候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3、および候補リソースの数量Yのインジケーション情報3}を搬送する。候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3と候補リソースの数量Yのインジケーション情報3とは、互いに対応する。
上記のいくつかのインジケーション方式は、別個に実施されてよく、または互いに組み合わせて実施されてよいことを理解されたい。センシングウィンドウの設定されたサイズがセンシングウィンドウのサイズ1またはセンシングウィンドウのサイズ2であるときには、端末デバイスは、候補リソースの数量がセンシングウィンドウのサイズ1またはセンシングウィンドウのサイズ2に対応する候補リソースの数量であると決定し得る。さらに、シグナリングが、例えば候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2、または候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3のうちの1つなど、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報を設定する場合には、端末デバイスは、候補リソースの数量が、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2、または候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3に対応する候補リソースの数量であると決定し得る。
任意選択で、本出願では、端末デバイスが過度に大きな範囲でブラインド検出を実行することを防止するために、候補リソースと候補リスニングリソースの間の距離がさらに制限され得る。以下、図10を例として用いて説明する。
図10に示されるように、候補リソース中の最後のスロットは、yとして表されることがあり、yと候補リスニングリソース上のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下になるように設定され得る。mは、UEがセンシングウィンドウ内でSCIを受信するときにUEが位置しているスロット
Figure 2023546110000058
である(UEは、スロット
Figure 2023546110000059
でSCIフォーマット1-Aを受信する)。本明細書では、
Figure 2023546110000060
は、論理スロットmが位置する物理スロット
Figure 2023546110000061
である。
Figure 2023546110000062
は、Y個のスロットのうちの最後のスロットを指す。ここで、
Figure 2023546110000063
は、論理スロットy’が位置する物理スロット
Figure 2023546110000064
である。スロットyおよびスロットmは、リソースプール中の物理スロットまたは論理スロットであることを理解されたい、
第2のパラメータは、
Figure 2023546110000065
Figure 2023546110000066
Figure 2023546110000067

または
step+Y
のうちの1つとして表され得る。
Figure 2023546110000068
は、リソース予約期間内の論理スロットの数量を表し、この論理スロットの数量は、シグナリングを用いて設定され得る。
Figure 2023546110000069
は、リソース選択ウィンドウ内の論理スロットの数量を表す。
Figure 2023546110000070
である。Tscalは、TまたはT-Tである。
n+Tは、リソース選択ウィンドウの終端位置である。
別の表現では、第2のパラメータは、論理スロットy’とスロットmとの間の最大時間領域間隔として表され得る。換言すれば、論理スロットy’およびスロットmは、
Figure 2023546110000071
Figure 2023546110000072

または
Figure 2023546110000073
を満たす。Pstepは、本出願の実施形態で提供される方法に基づいて決定される任意のPstepであり得、または
Figure 2023546110000074
である。
代替として、論理スロットy’およびスロットmは、
Figure 2023546110000075
Figure 2023546110000076

または
Figure 2023546110000077
を満たす。Pstepは、本出願の実施形態で提供される方法に基づいて決定される任意のPstepであり得、または
Figure 2023546110000078
である。
任意選択で、Prsvp_RX<Tscalであるときには、yと候補リスニングリソース上のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下になるように設定され得る。換言すれば、Prsvp_RX<Tscalであるときには、論理スロットy’およびスロットmは、上記の条件を満たす。
上記の方式では、不必要なブラインド検出位置を減少させるために、スロット位置
Figure 2023546110000079
とY中の候補リソースのスロット位置
Figure 2023546110000080
の間の間隔が制限され得る。
本出願では、端末デバイスは、設定されたリソース予約期間に基づいて候補リスニングリソース間の間隔を決定し、決定された間隔に基づいてセンシングウィンドウのサイズおよび時間領域位置を決定する際にサポートされることを理解されたい。
任意選択で、第1のパラメータが候補リスニングリソース間の第1の間隔を含み、第1の間隔が、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定されるときには、端末デバイスは、第2の情報を取得し得る。第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示す。第1のセンシングウィンドウのサイズは、第1の間隔に基づいて決定される。第1の時間ウィンドウは、第1の時間領域位置より前にある。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。
任意選択で、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含む。端末デバイスは、第3の情報を取得し得る。第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示す。第2のセンシングウィンドウのサイズは、第3の間隔に基づいて決定される。第2のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より後に位置する。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。
設定されたリソース予約期間に基づいて候補リスニングリソース間の間隔を決定する方式については、上記の説明を参照されたい。この間隔を決定した後で、端末デバイスは、この間隔とセンシングウィンドウのサイズの間のシグナリングを用いて設定された、または事前定義された対応、すなわち第1の対応に基づいて、この間隔に対応するセンシングウィンドウのサイズTm1を決定し得る。センシングウィンドウの位置は、スロットnの時間領域位置に基づいて決定され得る。例えば、図11に示されるように、センシングウィンドウは、スロットnより前に位置し、センシングウィンドウに含まれる時間領域長さは、Tm1である。
任意選択で、スロットnの後で、端末デバイスは、比較的短期間のサービスおよび非周期的サービスのリソースによって引き起こされる端末デバイスのV2Xサービスへの干渉を回避し、伝送リソース取得の有効性を向上させ、伝送性能を向上させるために、少なくとも1つのリスニングリソースに対してリスニングをさらに実行し得る。
スロットnの後、候補リソースの前に、少なくとも1つの離散リスニングリソース(またはサブウィンドウと呼ばれる)がある。1つのサブウィンドウがあってよい。複数のサブウィンドウがあるときには、複数のサブウィンドウの間の間隔値(すなわち第3の間隔)Pstep2は、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前定義されてよいし、または設定されたリソース予約期間および/もしくはセンシングウィンドウのサイズに基づいて決定されてよい。具体的な決定方式については、リソース予約期間および/またはセンシングウィンドウのサイズに基づく候補リスニングリソース間の間隔の決定の上記の説明を参照されたい。
任意選択で、スロットnの前の第1のセンシングウィンドウおよびスロットnの後の第2のセンシングウィンドウは、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前定義されてよいし、またはプロトコルで指定されてよい。任意選択で、第2のセンシングウィンドウのサイズは、第1のセンシングウィンドウのそれ(例えば100msまたは50ms)以下である。
任意選択で、第1のセンシングウィンドウの設定されたサイズが第1の事前設定値(例えば1100ms)であるときには、第1の値を有する第2のセンシングウィンドウが含まれる。任意選択で、第1のセンシングウィンドウの設定されたサイズが第2の事前設定値(例えば100ms)であるときには、第2の値を有する第2のセンシングウィンドウ(例えば20ms、10ms、または5ms)が含まれる。
任意選択で、設定されたリソース予約期間がPt以上の期間およびPt未満の期間の両方を有するときには、スロットnの前の第1のセンシングウィンドウおよびスロットnの後の第2のセンシングウィンドウは、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前定義されてよいし、またはプロトコルで指定されてよい。任意選択で、Ptは、シグナリングを用いて設定される、または事前定義され、例えば100ms、20ms、10ms、および50msのうちの1つである。
任意選択で、端末デバイスは、第1のセンシングウィンドウおよび/または第2のセンシングウィンドウのリスニング結果に基づいて候補リソースから伝送リソースを選択する。
任意選択で、第1のセンシングウィンドウは、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウである。第2のセンシングウィンドウは、指定された時間長より短いリソース予約期間に基づいて決定されたPstep(これはPstep2で置き換えられ得る)に対応するセンシングウィンドウである。任意選択で、リソース予約期間に基づいて決定する方式については、上記の説明を参照されたい。Pstepとセンシングウィンドウのサイズとの間の対応は、上記の第1の対応を満たすことがある。
例えば、図12に示されるように、指定された時間長が100msであるということを例として用いる。設定されたリソース予約期間が100ms以上の期間および100ms未満の期間の両方を有するときには、スロットnの前の第1のセンシングウィンドウおよびスロットnの後の第2のセンシングウィンドウは、さらにシグナリングを用いて設定されてよい。端末デバイスは、第1のセンシングウィンドウのリスニング結果および/または第2のセンシングウィンドウのリスニング結果に基づいて、候補リソース中で伝送リソースを選択する。第1のセンシングウィンドウは、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウである。第2のセンシングウィンドウは、指定された時間長より短いリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウである。リソース予約期間に基づいてPstepを決定する方式については、上記の説明を参照されたい。Pstepとセンシングウィンドウのサイズの間の対応は、上記の第1の対応を満たすことがある。部分センシングが2つのセンシングウィンドウに基づいて実行されるので、端末デバイスは、端末デバイスのV2X伝送のための占有リソースをより適切に選択することができる。したがって、V2X伝送性能が改善されることが可能である。
さらに任意選択で、センシングウィンドウが100msになるように設定されるときには、100ms未満のリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウは、少なくともスロットnの後に設定される必要がある。
さらに、本出願の実施形態は、別の伝送リソース決定方法をさらに提供する。端末デバイスは、第1のパラメータを取得し、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を含み得る。第1のパラメータは、ネットワークデバイスによって第1の情報に基づいて決定される。第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含み得る。ネットワークデバイスが第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定する方式については、本出願の端末デバイスによる第1の情報に基づく第1のパラメータの決定の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。例えば、第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定する実行体をネットワークデバイスで置き換えると、ネットワークデバイスが第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定する方式を得ることができる。
本出願の実施形態は、通信装置を提供する。この通信装置は、上記の実施形態の端末デバイスを実装するように構成され得る。この通信装置は、図4および/または図5に示される構造を含み得る。
本出願の実施形態は、通信装置を提供する。この通信装置は、上記の実施形態のネットワークデバイスを実装するように構成され得る。この通信装置は、図6および/または図7に示される構造を含み得る。
本出願の実施形態は、通信システムを提供する。この通信システムは、上記の実施形態の端末デバイスおよび上記の実施形態のネットワークデバイスを含み得る。任意選択で、この通信システムの端末デバイスおよびネットワークデバイスは、上記の方法の実施形態のいずれか1つに示される方法を実行し得る。
本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されたときに、コンピュータは、上記の方法の実施形態のいずれか1つの端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施し得る。
本出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されたときに、コンピュータは、上記の方法の実施形態のいずれか1つの端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施し得る。
本出願の実施形態は、チップまたはチップシステムをさらに提供する。このチップは、プロセッサを含み得る。プロセッサは、メモリ中のプログラムマまたは命令を呼び出して、上記の方法の実施形態のいずれか1つの端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施するように構成され得る。チップシステムは、このチップを含むことがあり、メモリまたはトランシーバなど、別の構成要素をさらに含み得る。
本出願の実施形態は、回路をさらに提供する。この回路は、メモリに結合されることがあり、上記の方法の実施形態に示される任意の実施形態の端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施するように構成され得る。チップシステムは、このチップを含むことがあり、メモリまたはトランシーバなど、別の構成要素をさらに含み得る。
本出願の実施形態で言及されるプロセッサは、CPUであってよいし、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェアコンポーネントなどであってよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいし、またはこのプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってよい。
本出願の実施形態で言及されるメモリは、揮発性メモリであってよいし、もしくは不揮発性メモリであってよいし、または揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでよい。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。限定ではなく例示として、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスドシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)など、多数の形態のRAMが使用され得る。
プロセッサが汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェアコンポーネントであるときには、メモリ(記憶モジュール)は、プロセッサに一体化されることに留意されたい。
本明細書に記載されるメモリは、これらのメモリに限定されるのではなく、これらのメモリおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むものと意図されていることに留意されたい。
上記のプロセスの通し番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しているわけではないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるものとし、本出願の実施形態の実装プロセスに対するいかなる限定とも解釈されないものとする。
当業者なら、本明細書に開示される実施形態に記載される例と組み合わせて、モジュールおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアおよび電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることに気付き得る。機能がハードウェアによって実行されるかまたはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の個々の適用および設計制約条件によって決まる。当業者なら、それぞれの個々の適用ごとに異なる方法を使用して記載される機能を実装し得るが、その実装は、本出願の範囲を超えないとみなされるものとする。
便宜上、また説明を簡単にするために、上記のシステム、装置、およびモジュールの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態の対応するプロセスを参照されたいということは、当業者なら明白に理解し得る。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示される方法および装置は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、記載される装置の実施形態は、単なる例に過ぎない。例えば、モジュールへの分割は、単に論理的な機能の分割であり、実際の実装時には別の分割であってよい。例えば、複数のモジュールまたは構成要素が、別のシステムに結合または統合されてよく、またはいくつかの特徴が無視され、もしくは実行されてよい。さらに、表示されている、または説明されている相互の結合または直接的な結合もしくは通信接続が、いくつかのインタフェースを介して実装されてよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子形態、機械形態、または他の形態で実装されてよい。
分離した部分として記載されているモジュールは、物理的に分離してよく、または分離していなくてよく、モジュールとして表示されている部分は、物理的なモジュールであってよく、または物理的なモジュールではなくてよく、1箇所に位置してよく、または複数のネットワーク要素上に分散してよい。これらのユニットの一部または全てが、実際の要件に基づいて選択されて、実施形態の解決策の目的を達成し得る。
さらに、本出願の機能モジュールは、1つの処理モジュールに一体化されてよく、または各モジュールが物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のモジュールが1つのモジュールに一体化されてよい。
機能がソフトウェア機能モジュールの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるときには、それらの機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策の本質、またはそれらの技術的解決策の寄与部分もしくは部分は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に本出願の実施形態の方法のステップの全てまたは一部を実行するように指示するいくつかの命令を含む。上記のコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能な任意の使用可能な媒体であり得る。限定ではない例示を目的として、コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、ユニバーサルシリアルバスフラッシュディスク(universal serial bus flash disk)、取外し可能ハードディスクもしくは別のコンパクトディスクストレージ、磁気ディスク(disk)記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、またはコンピュータによってアクセスされることが可能な、命令もしくはデータ構造の形態で予想されるプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されることが可能なその他の任意の媒体を含み得る。
以上の説明は、単に本出願の具体的な実装であり、本出願の実施形態の保護範囲を限定するためのものではない。本出願の実施形態に開示される技術的範囲内の当業者には容易に分かる任意の変形または置換は、本出願の実施形態の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の実施形態の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によって決まるものとする。
本出願は、ワイヤレス通信技術の分野に関し、特に、伝送リソース決定方法および装置に関する。
現在、車両は、車車間(vehicle to vehicle、V2V)通信、路車間(vehicle to infrastructure、V2I)通信、歩車間(vehicle to pedestrian、V2P)通信、または車両ネットワーク間(vehicle to network、V2N)通信を通して、遅れずに道路状態情報を取得する、または情報サービスを受信し得る。これらの通信方式は、車車間/路車間(vehicle to everything、V2X)通信と総称され得る。
車車間/路車間通信では、UEが基地局の制御なしで自律的にリソースを選択する通信方法がサポートされる必要がある。従来技術のLTE-V2X(LTE-Vとも呼ばれる)およびNE-V2X(NR-Vとも呼ばれる)の設計では、完全センシングに基づくリソース選択方式がある。完全センシングに基づくリソース選択方式とは、UEが連続したリソースに対してリソースリスニングを実行し、リスニングの結果に基づいて、データを送信するために使用されるリソースを選択することを意味する。原理は、次の通りである。すなわち、データが送信される必要があるときに比較的クリーンな、または占有されていないリソースおよび位置が、過去に現れた占有されたリソースの位置に基づいて予測され、最適な伝送リソースが選択される。完全センシング方式では、受信側が継続的なリスニングを常に実行している必要があるので、電力消費が大きい。
リソース選択中の電力消費をさらに低減するために、LTE-V2XのR14では、部分センシングに基づくリソース選択方式がさらに導入されている。具体的には、リスニング時間を短縮し、UEがリソースをモニタするときに生じる電力消費を低減するために、時間領域で不連続なリスニングが実行される。
ただし、NR-V2Xのサービスタイプは、周期的サービスおよび非周期的サービスを含むが、LTE-V2Xのサービスタイプは、周期的サービスしか含まない。非周期的サービスは強い予測不能性、偶発性、および短時間バーストを有するので、LTE-V2Xの等間隔リスニング方式をNR-V2Xに直接適用すると、NR-V2X伝送中のリソース選択の信頼性が低下する。
本出願は、NR-V2X伝送時のリソース選択の信頼性を向上させるために、伝送リソース決定方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、伝送リソース決定方法を提供する。この方法は、端末デバイスまたは端末デバイス内の構成要素(プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行され得る。端末デバイスは、V2X通信をサポートする。
この方法によれば、端末デバイスは、第1の情報を取得し得る。第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含む。端末デバイスは、さらに、第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得し得る。第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を含む。候補リソースは、リソース選択ウィンドウ内にある。この方法は、第1のパラメータに基づいて候補リソース内で、サイドリンク伝送のための伝送リソースを決定することをさらに含む。
上記の方法によれば、端末デバイスは、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つに基づいて候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を決定することがあり、さらに、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量に基づいて候補リソース内で伝送リソースを決定し得る。これにより、NR-V2X伝送中のリソース選択の信頼性を向上させることができる。
可能な設計では、第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズを含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。上記の間隔およびリソース選択ウィンドウのサイズは、
Figure 2023546110000161
Figure 2023546110000162

または
Figure 2023546110000163
を満たす。
Figure 2023546110000164
は、上記の間隔である。Nは、第1の時間幅中のサイドリンク伝送に使用される時間単位の数量である。第1の時間幅の長さは、MスロットまたはMミリ秒である。MおよびNは、正の整数である。
Figure 2023546110000165
は、切上げを表す。
Figure 2023546110000166
は、切捨てを表す。
Figure 2023546110000167
は、リソース選択ウィンドウのサイズである。
この設計によれば、上記の間隔は、リソース選択ウィンドウのサイズであり、全てのリソース選択ウィンドウ内のリソースが、この間隔に基づいて検出され得る。これにより、検出失敗の可能性を低下させる。
可能な設計では、第1の情報は、センシングウィンドウのサイズを含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいてセンシングウィンドウのサイズに対応する間隔を決定し得る。代替として、端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいて、センシングウィンドウのサイズとの第1の関数関係を満たす間隔を決定し得る。この設計によれば、1つのセンシングウィンドウのサイズは、1つの
Figure 2023546110000168
と関連付けられ得る。換言すれば、
Figure 2023546110000169
Figure 2023546110000170
の柔軟な設定を実施するために、1つの
Figure 2023546110000171
が、1つのセンシングウィンドウのサイズに基づいて決定され得る。
可能な設計では、端末デバイスは、さらに、第1の対応を取得し得る。第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応である。この少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズは、上記のセンシングウィンドウのサイズを含む。この少なくとも1つの間隔は、上記の間隔を含む。
可能な設計では、センシングウィンドウのサイズと間隔の間の第1の関数関係は、
Figure 2023546110000172
Figure 2023546110000173

または
Figure 2023546110000174
を含む。
stepは、上記の間隔である。Pは、センシングウィンドウのサイズである。Lは、指定された値である、またはLは、ネットワークデバイスによって示される。Lは、正の整数である。
Figure 2023546110000175
は、切上げを表す。floor{}は、切捨てを表す。
可能な設計では、第1の情報は、リソース予約期間を含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。端末デバイスは、リソース予約期間に対応する間隔を決定し得る。
可能な設計では、端末デバイスは、第2の対応を取得し、第2の対応に基づいてリソース予約期間に対応する間隔を決定し得る。第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応である。この少なくとも1つのリソース予約期間は、上記のリソース予約期間を含む。この少なくとも1つの間隔は、上記の間隔を含む。この設計によれば、リソース予約期間に基づく間隔が決定されることが可能である。
可能な設計では、第1の情報は、リソース予約期間を含む。第1のパラメータは、上記の間隔を含む。端末デバイスは、リソース予約期間が属するリソース予約期間セットに基づいて上記の間隔を決定し得る。リソース予約期間セットは、少なくとも1つのリソース予約期間を含む。この少なくとも1つのリソース予約期間は、上記のリソース予約期間を含む。リソース予約期間セットは、シグナリングを用いて設定され得る。この設計によれば、リソース予約期間に基づく間隔が決定されることが可能である。
可能な設計では、リソース予約期間のサイズが指定された時間長を超えないときに、上記の間隔は、
Figure 2023546110000176

または
Figure 2023546110000177
を満たす。
min_Pは、上記の少なくとも1つのリソース予約期間のうちの全てのリソース予約期間の最小公倍数であり、Ptは、指定された値であ
Figure 2023546110000178
は、上記の少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最小のリソース予約期間であるか、または
Figure 2023546110000179
は、上記の少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最大のリソース予約期間である。
この設計によれば、上記の間隔は、リソース予約期間に基づいて柔軟に決定されることが可能である。
可能な設計では、上記の指定された時間長は、事前定義されるか、またはシグナリングを用いて設定される。
可能な設計では、第1の情報は、センシングウィンドウのサイズを含む。第1のパラメータは、候補リソースの数量を含む。端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する候補リソースの数量を決定し得る。この設計によれば、候補リソースの数量は、センシングウィンドウのサイズに基づいて柔軟に決定され得る。
可能な設計では、端末デバイスは、第3の対応を取得し得る。第3の対応は、上記の少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの候補リソースの数量との間の対応を含む。この少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズは、上記のセンシングウィンドウの上記のサイズを含み、この少なくとも1つの候補リソースの数量は、候補リソースの上記の数量を含む。
可能な設計では、第1のパラメータは、上記の間隔を含み得る。上記の間隔は、α*Pstepとして表される。αは、第1の情報に基づいて決定される。Pstepは、定数である。
可能な設計では、上記の候補リソースは、Y個のスロットを含む。Y個のスロットのうちの最後のスロットyと上記の候補リスニングリソースについての検出された制御情報のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下である。第2のパラメータは、
Figure 2023546110000180
Figure 2023546110000181
Figure 2023546110000182

または
step+Yのうちのいずれか1つである。
Figure 2023546110000183
は、リソース予約期間中の論理スロットの数量を表す。
Figure 2023546110000184
は、リソース選択ウィンドウ中の論理スロットの数量を表す。
この設計によれば、不必要なブラインド検出位置を減少させるために、スロットmと候補リソースY中の最後のスロットの間の間隔は制限され得る。
可能な設計では、スロットyおよびスロットmは、リソースプール中の物理スロットまたは論理スロットである。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第1の間隔を含む。第1の間隔は、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定される。端末デバイスは、さらに、第2の情報を受信し得る。第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示す。第1のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置(すなわち本出願ではスロットn)より前に位置する。第1のセンシングウィンドウのサイズは、第1の間隔に基づいて決定される。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。その後、端末デバイスは、第1のセンシングウィンドウに基づいて伝送リソースを決定し得る。これにより、リソース選択の信頼性をさらに向上させることができる。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含む。第3の間隔は、上記の指定された時間長未満のリソース予約期間に基づいて決定される。端末デバイスは、ネットワークデバイスから第3の情報をさらに受信し得る。第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示す。第2のセンシングウィンドウのサイズは、第3の間隔に基づいて決定される。第2のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より後に位置する。その後、端末デバイスは、第2のセンシングウィンドウに基づいて伝送リソースを決定し得る。これにより、リソース選択の信頼性をさらに向上させることができる。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、伝送リソース決定方法を提供する。この方法は、ネットワークデバイスまたはネットワークデバイス内の構成要素(プロセッサ、チップ、またはチップシステムなど)によって実行され得る。
この方法によれば、ネットワークデバイスは、第1の情報を決定し、第1の情報を端末デバイスに送信し得る。第1の情報は、第1のパラメータを決定するために使用される。第1の情報および第1のパラメータの説明については、第1の態様を参照されたい。
可能な設計では、ネットワークデバイスは、さらに、第1の対応、第2の対応、または第3の対応のうちの少なくとも1つを決定し、端末デバイスに送信し得る。第1の対応、第2の対応、または第3の対応の説明については、第1の態様を参照されたい。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第1の間隔を含む。第1の間隔は、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、さらに、第2の情報を端末デバイスに送信し得る。第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示す。第1のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置(すなわち本出願ではスロットn)より前に位置する。第1のセンシングウィンドウのサイズは、第1の間隔に基づいて決定される。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。
可能な設計では、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含む。第3の間隔は、上記の指定された時間長未満のリソース予約期間に基づいて決定される。ネットワークデバイスは、さらに、第3の情報を端末デバイスに送信し得る。第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示す。第2のセンシングウィンドウのサイズは、第3の間隔に基づいて決定される。第2のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より後に位置する。
第2の態様で示される有利な効果については、第1の態様の有利な効果を参照されたい。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、第1の態様または第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおいて端末デバイスによって実施される方法を実施するために、通信装置を提供する。この装置は、上記の方法を実行するように構成された対応するユニットまたは構成要素を含む。この装置に含まれるユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実装され得る。この装置は、例えば、端末デバイスが上記の方法を実施する際にサポートすることができる端末デバイス、または構成要素、ベースバンドチップ、チップシステム、もしくはプロセッサであり得る。
例えば、この通信装置は、トランシーバユニット(または通信モジュールもしくはトランシーバモジュールと呼ばれる)および処理ユニット(または処理モジュールと呼ばれる)などのモジュラ構成要素を含み得る。これらのモジュールは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計における端末デバイスの対応する機能を実行し得る。通信装置が端末デバイスであるときには、トランシーバユニットは、送信機および受信機、または送信機および受信機を一体化することによって得られるトランシーバであってよい。トランシーバユニットは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理ユニットは、例えばベースバンドチップなどのプロセッサであってよい。この通信装置が上記の端末デバイスの機能を有する構成要素であるときには、トランシーバユニットは、無線周波数ユニットであることがあり、処理ユニットは、プロセッサであってよい。この通信装置がチップシステムであるときには、トランシーバユニットは、チップシステムの入出力インタフェースであってよい。処理ユニットは、例えば中央処理ユニット(central processing unit、CPU)など、チップシステムのプロセッサであってよい。
トランシーバユニットは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計において端末デバイスによって実行される受信および/または送信を実行するように構成され得る。処理ユニットは、例えば第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定するなど、第1の態様または第1の態様の任意の可能な設計において端末デバイスによって実行される受信および送信以外のアクションを実行するように構成され得る。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計においてネットワークデバイスによって実施される方法を実施するために、通信装置を提供する。この装置は、上記の方法を実行するように構成された対応するユニットまたは構成要素を含む。この装置に含まれるユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実装され得る。この装置は、例えば、ネットワークデバイスが上記の方法を実施する際にサポートすることができるネットワークデバイス、または構成要素、ベースバンドチップ、チップシステム、もしくはプロセッサであり得る。
例えば、この通信装置は、トランシーバユニット(または通信モジュールもしくはトランシーバモジュールと呼ばれる)および処理ユニット(または処理モジュールと呼ばれる)などのモジュラ構成要素を含み得る。これらのモジュールは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計におけるネットワークデバイスの対応する機能を実行し得る。通信装置がネットワークデバイスであるときには、トランシーバユニットは、送信機および受信機、または送信機および受信機を一体化することによって得られるトランシーバであってよい。トランシーバユニットは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理ユニットは、例えばベースバンドチップなどのプロセッサであってよい。この通信装置が上記のネットワークデバイスの機能を有する構成要素であるときには、トランシーバユニットは、無線周波数ユニットであることがあり、処理ユニットは、プロセッサであってよい。この通信装置がチップシステムであるときには、トランシーバユニットは、チップシステムの入出力インタフェースであってよい。処理ユニットは、例えば中央処理ユニット(central processing unit、CPU)など、チップシステムのプロセッサであってよい。
トランシーバユニットは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計においてネットワークデバイスによって実行される受信および/または送信を実行するように構成され得る。処理ユニットは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な設計においてネットワークデバイスによって実行される受信および送信以外のアクションを実行するように構成され得る。
第5の態様によれば、通信システムが提供される。この通信システムは、第3の態様および第4の態様による通信装置を含む。
第6の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。このコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶するように構成される。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されたときに、そのコンピュータは、第1の態様および第2の態様、または第1の態様および第2の態様の可能な実装のいずれか1つに示される方法を実行することが可能になる。
第7の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を記憶するように構成される。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されたときに、そのコンピュータは、第1の態様および第2の態様、または第1の態様および第2の態様の可能な実装のいずれか1つに示される方法を実行することが可能になる。
第8の態様によれば、回路が提供される。この回路は、メモリに結合される。この回路は、第1の態様および第2の態様、または第1の態様および第2の態様の可能な実装のいずれか1つに示される方法を実行するように構成される。この回路は、チップ回路を含み得る。
部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態による通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。 本出願の実施形態による別の通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。 本出願の実施形態による通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態による別の通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の構造を示す概略図である。 本出願の実施形態による伝送リソース決定方法を示す概略フローチャートである。 本出願の実施形態による部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態による別の部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の部分センシング解決策の時間領域を示す概略図である。
本出願の目的、技術的解決策、および利点をさらに明確にするために、以下で、さらに添付の図面を参照して本出願について詳細に説明する。方法の実施形態における具体的な動作方法は、装置の実施形態またはシステムの実施形態にも適用され得る。
本出願の実施形態で提供されるリソース決定方法は、図2に示されるサイドリンク伝送通信シナリオに適用され得る。この通信シナリオは、UE1(または第1の端末デバイスと呼ばれる)およびUE2(または第2の端末デバイスと呼ばれる)を含む。例えば、UE1および/またはUE2は、端末(terminal)、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal)などの端末デバイス、または端末デバイス内のチップもしくはチップシステムなどの構成要素であり得る。例えば、本出願の実施形態におけるUE1および/またはUE2は、携帯電話(または「セルラ電話」と呼ばれる)、移動端末を備えたコンピュータ、スマートビークル、車両のインターネット関連のスマートデバイス(例えばスマート街灯)、路側機(roadside unit、RSU)、またはウェアラブルデバイスなどであってよい。代替として、UE1および/またはUE2は、車載器(on-board unit、OBU)など、携帯可能な、ポケットサイズの、携帯型の、コンピュータ内蔵型の、または車内のモバイル装置であってよい。代替として、UE1および/またはUE2は、例えば携帯型または車両搭載型デバイスのチップなど、通信モジュールを有する通信チップであってよい。
UE1およびUE2の各々の具体的な形態は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)デバイス、ワイヤレス通信機能を備えた携帯型デバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車両搭載型デバイス、無人車両、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの端末装置、または将来の進化型PLMNネットワークの端末装置などであり得ることを理解されたい。UE1およびUE2は、例えば屋内または屋外に配置されるなど、地上に配置され得る。UE1およびUE2は、ユーザによる携帯型であってよく、または車両内にあってよい。端末デバイスは、水上に(例えば船上に)配置されてもよく、または端末デバイスは、空中に(例えば航空機、バルーン、または衛星に)配置されてもよい。
UE1およびUE2は、SL通信をサポートするように構成され得ることを理解されたい。例えば、SL通信は、直接通信(PC5)エアインタフェースを通してUE1とUE2の間で実行され得る。さらに、UE1および/またはUE2は、ネットワークデバイス(例えば基地局)とさらに通信し(例えばユニバーサルユーザネットワークインタフェース(universal user to network interface、Uu air interface)を通して通信し)、ネットワークデバイスによって提供されるネットワークサービスを受けることもできる。UE1とUE2の間のSL通信に使用されるリソースは、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を用いてネットワークデバイスによってスケジュールされてよく、またはセンシングを通してUE1および/またはUE2によって選択されてよいことを理解されたい。したがって、ネットワークデバイスは、V2X通信には必要ではない。今後、ネットワークデバイスによってスケジュールされたV2X通信は、ネットワークデバイスが参加するV2X通信と呼ばれることがある。ネットワークデバイスによるスケジューリングなしで実行されることが可能なV2X通信は、ネットワークデバイスが参加しないV2X通信と呼ばれる。
例えば、本出願のネットワークデバイスの機能は、アクセスネットワークデバイスによって実装され得る。アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワーク局(access network station)と呼ばれる。アクセスネットワークデバイスは、例えば無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)基地局など、ネットワークアクセス機能を提供するデバイスである。ネットワークデバイスは、特に、基地局(base station、BS)、および基地局を制御するように構成された無線リソース管理デバイスなどを含み得る。ネットワークデバイスは、中継局(中継デバイス)、アクセスポイント、将来の5Gネットワークの基地局、将来の進化型PLMNネットワークの基地局、またはNR基地局などをさらに含み得る。ネットワークデバイスは、ウェアラブルデバイスまたは車両搭載型デバイスであってよい。ネットワークデバイスは、RSUによって実装される。代替として、ネットワークデバイスは、通信モジュールを有するチップであってよい。本出願では、ネットワークデバイスは、Uuインタフェースを通して通信をサポートし得ることを理解されたい。例えば、ネットワークデバイスは、UE1および/またはUE2について、Uuインタフェースを通して、SL通信のための伝送リソース、SLパラメータ、またはセンシングパラメータなどの情報を設定する。ネットワークデバイスは、例えば5Gコアネットワークなどのコアネットワークにアクセスして、コアネットワーク側のサービスを取得し得る。
図3は、サイドリンク伝送通信シナリオの可能なアーキテクチャを示している。図3に示されるように、UE1およびUE2の様々な個々の形態に基づいて、V2Xシステムは、V2Vシステム、V2Pシステム、V2Iシステム、およびV2Nシステムにさらに分類され得る。
V2Vシステムでは、UE1およびUE2は、それぞれが車両または車両搭載型デバイスとして働いて、SL通信を実行する。V2Pシステムでは、UE1およびUE2のうちの一方が車両または車載型デバイスとして働き、他方が歩行者によって保持される、または別の方式で保持される通信デバイスとして働いて、SL通信を実行する。V2Iシステムでは、UE1およびUE2のうちの一方が車両または車載型デバイスとして働き、他方がRSU、路側局、またはスマート街灯などのインフラストラクチャとして働いて、SL通信を実行する。V2Nシステムでは、UE1およびUE2のうちの一方が伝送端として働き、他方が受信端として働いて、伝送端と受信端の間でSL通信が実行されるようになっている。
現在では、SL通信の伝送リソースは、ネットワークデバイスによって設定され、かつ/またはセンシングに基づいてV2Xデバイスによって選択され得る。ネットワークデバイスが伝送リソースを設定するときには、UE1およびUE2は、ネットワークデバイスから伝送リソースを受け取り、その伝送リソースに基づいてSL通信を実行する必要がある。UEセンシングに基づいてリソース選択を実行するプロセスでは、UE1およびUE2は、センシングパラメータに基づくセンシング選択を通してリソースプールから伝送リソースを選択し得る。センシングパラメータ(例えばその後のリスニングリソース中のリスニングリソースのインデックス、および候補リソースに含まれるスロットの数量)、および/またはリソースプールは、ネットワークデバイスによって設定されてよく、または事前設定されてよい。
例えば、図4は、端末デバイスの構造を示す可能な概略図である。この構造は、処理モジュール410、およびトランシーバモジュール420を含み得る。例えば、図4に示される構造は、端末デバイスであってよく、あるいは端末デバイス内で使用されるチップ、または本出願の端末デバイスの機能を有する別の組み合わされた構成要素もしくは部分(構成要素と呼ばれる)などであってよい。この構造が端末デバイスであるときには、トランシーバモジュール420は、トランシーバであってよい。トランシーバは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理モジュール410は、例えばベースバンドプロセッサなど、プロセッサであってよい。ベースバンドプロセッサは、1つまたは複数の中央処理ユニット(central processing units、CPU)を含み得る。この構造が本出願で示される端末デバイスの機能を有する部分であるときには、トランシーバモジュール420は、無線周波数ユニットであってよい。処理モジュール410は、例えばベースバンドプロセッサなど、プロセッサであってよい。この構造がチップシステムであるときには、トランシーバモジュール420は、チップ(例えばベースバンドチップ)の入出力インタフェースであってよい。処理モジュール410は、チップシステムのプロセッサであることがあり、1つまたは複数の中央処理ユニットを含み得る。本出願のこの実施形態の処理モジュール410は、プロセッサまたはプロセッサに関係する回路構成要素によって実装され得、トランシーバモジュール420は、トランシーバまたはトランシーバに関係する回路構成要素によって実装され得ることを理解されたい。
例えば、処理モジュール410は、例えばトランシーバモジュール420によって送信されるメッセージ、情報、および/またはシグナリングを生成する、かつトランシーバモジュール420によって受信されるメッセージ、情報、および/またはシグナリングを処理するなど、本明細書に記載される技術をサポートするように構成された処理動作および/または別のプロセスなど、本出願の任意の実施形態で端末デバイスによって実行される受信動作および送信動作以外の全ての動作を実行するように構成され得る。トランシーバモジュール420は、本出願の任意の実施形態で端末デバイスによって実行される全ての受信動作および送信動作、ならびに/または例えばDMRSを送信するなど、本明細書に記載される技術をサポートするように構成された別のプロセスを実行するように構成され得る。
さらに、トランシーバモジュール420は、機能モジュールであってよい。機能モジュールは、送信動作および受信動作の両方を完了することができる。例えば、トランシーバモジュール420は、端末デバイスによって実行される全ての送信動作および受信動作を実行するように構成され得る。例えば、送信動作を実行するときには、トランシーバモジュール420は、送信モジュールとみなされ得、受信動作を実行するときには、トランシーバモジュール420は、受信モジュールとみなされ得る。代替として、トランシーバモジュール420は、2つの機能モジュールを含み得る。このトランシーバモジュール420は、この2つの機能の一般名とみなされ得る。2つの機能モジュールは、それぞれ送信モジュールおよび受信モジュールである。送信モジュールは、送信動作を完了するように構成される。例えば、送信モジュールは、端末デバイスによって実行される全ての送信動作を実行するように構成され得る。受信モジュールは、受信動作を完了するように構成される。受信モジュールは、端末デバイスによって実行される全ての受信動作を実行するように構成され得る。
図5は、別の端末デバイスの構造を示す概略図である。図示の理解を容易にするため、また図示の便宜上、図5に示されるように、端末デバイスは、プロセッサ、メモリ、無線周波数回路、アンテナ、および入出力装置を含む。プロセッサは、主に、通信プロトコルおよび通信データを処理する、端末デバイスを制御する、ソフトウェアプログラムを実行する、ソフトウェアプログラムのデータを処理する、などのように構成される。メモリは、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。無線周波数回路は、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主に、電磁波の形態の無線周波数信号を受信および送信するように構成される。タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、またはキーボードなどの入出力装置は、主に、ユーザによって入力されたデータを受け取り、データをユーザに対して出力するように構成される。いくつかのタイプの端末デバイスは、入出力装置を有していない場合があることに留意されたい。
データを送信する必要があるときには、送信されるデータに対してベースバンド処理を実行した後で、プロセッサは、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力し、無線周波数信号は、このベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次いでその無線周波数信号をアンテナを通して電磁波の形態で外部に送信する。データが端末デバイスに送信されるときには、無線周波数回路は、アンテナを通して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、このデータを処理する。説明を容易にするために、図5には、1つのメモリおよび1つのプロセッサしか示されていない。実際の端末デバイス製品では、1つまたは複数のプロセッサ、および1つまたは複数のメモリがあってよい。メモリは、記憶媒体、または記憶デバイスなどと呼ばれることもある。メモリは、プロセッサから独立して配置されてよく、またはプロセッサと一体化されてよい。これは、本出願の実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態では、受信機能および送信機能を有するアンテナおよび無線周波数回路は、端末デバイスのトランシーバユニットとみなされることがあり(この場合、トランシーバユニットが1つの機能ユニットであり得、この機能ユニットは送信機能および受信機能を実施することができ、またはトランシーバユニットが2つの機能ユニット、すなわち受信機能を実施することができる受信ユニット、および送信機能を実施することができる送信ユニットを含むことがある)、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理ユニットとみなされ得る。図5に示されるように、端末デバイスは、トランシーバユニット510、および処理ユニット520を含む。トランシーバユニットは、トランシーバマシン、トランシーバ、またはトランシーバ装置などと呼ばれることもある。処理ユニットは、プロセッサ、処理ボード、処理モジュール、または処理装置などと呼ばれることもある。任意選択で、トランシーバユニット510内の受信機能を実施するように構成された構成要素が、受信ユニットとみなされることもあり、トランシーバユニット510内の送信機能を実施するように構成された構成要素が、送信ユニットとみなされてよい。すなわち、トランシーバユニット510は、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。トランシーバユニットは、ときには、トランシーバマシン、トランシーバ、またはトランシーバ回路などと呼ばれることもある。受信ユニットは、ときには、受信マシン、受信機、または受信回路などと呼ばれることもある。送信ユニットは、ときには、伝送マシン、送信機、または伝送回路などと呼ばれることもある。
トランシーバユニット510はトランシーバモジュール420に対応し得る、またはトランシーバモジュール420はトランシーバユニット510によって実装され得ることを理解されたい。トランシーバユニット510は、本出願の実施形態の端末デバイスの送信動作および受信動作を実行するように構成され、かつ/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。処理ユニット520は、処理モジュール410に対応し得る、または処理モジュール410は、処理ユニット520によって実装され得る。処理ユニット520は、本出願に示される実施形態の端末デバイスにおける受信動作および送信動作以外の動作を実行するように構成され、例えば、本出願の実施形態において端末デバイスによって実行される全ての受信動作および送信動作を実行するように構成され、かつ/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。
図6は、本出願の実施形態によるネットワークデバイスの構造を示す概略図である。この構造は、処理モジュール610、およびトランシーバモジュール620を含み得る。例えば、この構造は、ネットワークデバイスであってよく、あるいはネットワークデバイスで使用されるチップ、または本出願に示されるネットワークデバイスの機能を有する別の組み合わされた構成要素もしくは部分であってよい。この構造がネットワークデバイスであるときには、トランシーバモジュール620は、トランシーバであってよい。トランシーバは、アンテナ、および無線周波数回路などを含み得る。処理モジュール610は、プロセッサであることがあり、プロセッサは、1つまたは複数のCPUを含み得る。この構造が本出願で示されるネットワークデバイスの機能を有する構成要素であるときには、トランシーバモジュール620は、無線周波数ユニットであってよい。処理モジュール610は、例えばベースバンドプロセッサなど、プロセッサであってよい。この構造がチップシステムであるときには、トランシーバモジュール620は、チップ(例えばベースバンドチップ)の入出力インタフェースであってよい。処理モジュール610は、チップシステムのプロセッサであることがあり、1つまたは複数の中央処理ユニットを含み得る。本出願のこの実施形態の処理モジュール610は、プロセッサまたはプロセッサに関係する回路構成要素によって実装され得、トランシーバモジュール620は、トランシーバまたはトランシーバに関係する回路構成要素によって実装され得ることを理解されたい。
例えば、処理モジュール610は、例えばトランシーバモジュール620によって送信されるメッセージ、情報、および/もしくはシグナリングを生成する、ならびに/またはトランシーバモジュール620によって受信されるメッセージ、情報、および/もしくはシグナリングを処理するなど、本出願の実施形態でネットワークデバイスによって実行される受信動作および送信動作以外の全ての動作を実行し、かつ/あるいは本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。トランシーバモジュール620は、本出願の実施形態でネットワークデバイスによって実行される全ての送信動作および/もしくは受信動作を実行するように構成され、かつ/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成され得る。
図7は、別のネットワークデバイスの構造を示す概略図である。図7に示されるように、ネットワークデバイスは、プロセッサ、メモリ、無線周波数ユニット(または無線周波数回路)、またはアンテナなどの構造を含む。プロセッサは、主に、例えば通信プロトコルおよび通信データを処理し、ネットワークデバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。メモリは、主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。無線周波数ユニットは、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。
図7に示されるように、ネットワークデバイスは、トランシーバモジュール710、および処理モジュール720を含み得る。トランシーバモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでよく、またはトランシーバモジュール710は、送信機能および受信機能を実施することができるモジュールであってよい。トランシーバモジュール710は、図6のトランシーバモジュール620に対応し得る。換言すれば、トランシーバモジュール710は、トランシーバモジュール620によって実行されるアクションを実行する。任意選択で、トランシーバモジュール710は、トランシーバまたはトランシーバ回路などと呼ばれることもあり、少なくとも1つのアンテナ711および無線周波数ユニット712を含み得る。トランシーバモジュール710は、主に、無線周波数信号を受信および送信し、無線周波数信号とベースバンド信号の間の変換を実行するように構成される。処理モジュール710は、主に、例えばベースバンド処理を実行し、ネットワークデバイスを制御するように構成される。トランシーバモジュール710および処理モジュール720は、物理的に一緒に配置されてよく、または物理的に別々に配置される、すなわち分散型基地局であってよい。
例えば、トランシーバモジュール710は、例えば遠隔無線ユニット(remote radio unit、RRU)など、1つまたは複数の無線周波数ユニットを含み得る。処理モジュール720は、1つまたは複数のベースバンドユニット(baseband unit、BBU)(デジタルユニット(digital unit、DU)と呼ばれることもある)を含み得る。
例では、処理モジュール720は、1つまたは複数のボードを含むことがあり、複数のボードは、1つのアクセス標準で協働して無線アクセスネットワーク(例えばLTEネットワーク)をサポートすることがあり、または異なるアクセス標準で別個に無線アクセスネットワーク(例えばLTEネットワーク、5Gネットワーク、または別のネットワーク)をサポートすることがある。処理モジュール720は、メモリ721およびプロセッサ722をさらに含む。メモリ721は、必要な命令および必要なデータを記憶するように構成される。プロセッサ722は、例えば本出願に示される実施形態においてネットワークデバイスに関係する動作手順を実行するように基地局を制御するように構成されるなど、必要なアクションを実行するように基地局を制御するように構成される。メモリ721およびプロセッサ722は、1つまたは複数のボードにサービスし得る。換言すれば、各ボード上に、メモリおよびプロセッサが配置され得る。代替として、複数のボードが、同じメモリおよび同じプロセッサを共有することがある。さらに、必要な回路が、各ボード上にさらに配置されてよい。
以下、本出願の実施形態における関連する概念を簡単に説明する。
1.リソースプール、センシングウィンドウ、および選択ウィンドウ
リソースプールは、UE1によるスケジューリングを用いて構成される、自律リソース選択に使用されるリソースセットである。リソースプールは、サイドリンクデータを送信および/または受信するためにUE1によって使用される。時間領域でリソースプールによって占有されるリソースの単位は、事前設定されたシンボルの数量(例えば2シンボル、4シンボル、6シンボル、10シンボル、12シンボル、または14シンボル)、スロット、またはサブフレームである。周波数領域で占有されるリソースの単位は、リソースブロックまたはサブチャネルなどである。
リスニングウィンドウ(またはセンシングウィンドウと呼ばれる)(sensing window)は、複数の候補センシングサブウィンドウを含む。UE1は、リソースプールに基づいて各候補センシングサブウィンドウでリソースをリッスンし得る。任意選択で、UE1は、複数の候補センシングサブウィンドウにおいて部分センシング(partial sensing)サブウィンドウを選択して実際のリスニングを実行して、センシングウィンドウに対応するリスニング結果を取得し得る。リスニング結果は、センシングウィンドウ内のリソースのリソース占有情報を含む。任意選択で、UE1がセンシングウィンドウ内で別のデバイスから送信されるメッセージをリッスンする挙動は、その別のデバイスから送信される制御情報および/またはデータパケットを受信および検出すると表現されることもある。任意選択で、サイドリンク通信では、制御情報は、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)である。任意選択で、UE1は、その別のデバイスから送信されるSCIを検出することによって、示される時間周波数リソースおよび受け取られるサービスの優先度を取得する。UE1は、さらに、検出されたSCI(またはSCIによって示されるデータパケットの参照信号)の参照信号受信電力RSRPの値を用いて、検出されたリソースをUE1が利用可能であるかどうかを決定する。任意選択で、時間領域でセンシングウィンドウによって占有されるリソースの単位は、事前設定されたシンボルの数量(例えば2シンボル、4シンボル、6シンボル、10シンボル、12シンボル、または14シンボル)、スロット、またはサブフレームであり、周波数領域でセンシングウィンドウによって占有されるリソースの単位は、リソースブロックまたはサブチャネルなどである。
リソース選択ウィンドウ(または選択ウィンドウと呼ばれる)(selection window)は、データが到着したことをUE1が検出した後で遅延要求に基づいてUE1によって決定される。任意選択で、時間領域で選択ウィンドウによって占有されるリソースの単位は、事前設定されたシンボルの数量(例えば2シンボル、4シンボル、6シンボル、10シンボル、12シンボル、または14シンボル)、スロット、またはサブフレームである。周波数領域でセンシングウィンドウによって占有されるリソースの単位は、リソースブロックまたはサブチャネルなどである。
本発明のスロットnについては、UE1がV2Xサービスを伝送する必要があるときには、UE1の上位層が、図1に示されるスロットnにおいて、リソースを決定するようにUE1の下位層をトリガする。その後、UE1は、スロットnより前のセンシングウィンドウの範囲(例えば1000ms)のリスニングリソースのリスニング結果に基づいて、スロットnより後の選択ウィンドウの範囲の候補リソースから適当な候補リソースを伝送リソースとして選択する。任意選択で、本出願における上位層は、MAC層、RLC層、またはRRC層などである。上位層がMAC層であるときには、下位層は、物理層を含む。上位層がRLC層またはRRC層であるときには、下位層は、MAC層および/または物理層を含み得る。
図1に示されるように、UE1は、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセットに対してリソースリスニングを実行する。したがって、センシングウィンドウは、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセット
Figure 2023546110000185
であり、TおよびTproc,0は、シグナリングを用いて設定または事前決定されたパラメータであり、0以上である。任意選択で、Tは、センシングウィンドウの開始時位置またはサイズを表す。任意選択で、Tproc,0は、データが到着する瞬間nの前に、どれくらい長くデータがセンシングされる必要があるかを表す。さらに、UEがn+Tからn+Tの範囲のリソースセットからリソースを選択する場合には、選択ウィンドウは、n+Tからn+Tの範囲のリソースセット[n+T、n+T]である。nは、データが到着する瞬間である。換言すれば、瞬間nにおいて、UE1は、伝送されるデータを検出する。パケット遅延バジェットPDB(packet delay budget)は、UE1がデータを伝送するときに必要とされる遅延である。換言すれば、UE1は、時間TPDB以内にデータを伝送する必要がある。TおよびTは、シグナリングを用いて設定または事前決定されるパラメータであり、0以上である。任意選択で、n+Tは、リソース選択ウィンドウの開始時位置を表す。n+Tは、リソース選択ウィンドウの終了時位置を表す。任意選択で、UEがリソースを選択するときには、n+Tは、通常はn+Tproc,1以下である。任意選択で、Tproc,1は、リソース選択が開始する処理時間を表し、0以上の定数である。任意選択で、Tの値は、パラメータTPDBの値以下である。
2.候補リソースセット、第1の候補リソース、および第2の候補リソース
候補リソース(candidate resource)セットは、選択ウィンドウ内の、伝送リソース、すなわち候補リソースのセットを決定するためにUE1によって使用されることが可能なリソースセットである。図1に示されるように、候補リソースセットは、n+Tproc,1からn+T2minの範囲の時間周波数リソースのセット、または範囲[n+T,n+T]の時間周波数リソースのセットである。
第1の候補リソースは、図1に示されるように、候補リソースセット内の候補センシングサブウィンドウに対応する第1の候補リソースである。
第2の候補リソースは、候補リソースセット内の第1の候補リソース以外のリソース、すなわち図1のn+Tproc,1からn+T2minの範囲または範囲[n+T,n+T]のリソースのセット内の第1の候補リソース以外のリソースである。
図1に示されるように、LTE-V2X通信の部分センシング技術では、サポートされるサービスタイプは周期的サービスであり、サービス周期(すなわちリソース予約期間)は、100ミリ秒(ms)の倍数であるので、
Figure 2023546110000186
が指定された値(例えば100ms)であるときには、周期的サービスのセンシング要件が満たされることが可能である。
以下では、例として
Figure 2023546110000187
が100msであることを用いて、部分センシング技術について述べる。図1に示されるように、UE1は、候補リスニングリソースからリスニングリソースを選択し、そのリスニングリソースをリッスンして、リソースプール中のリソースが別のサービスによって占有されているステータスを学習し得る。
2つの隣接する候補リスニング候補の間のリスニング間隔は、
Figure 2023546110000188
である。ネットワークデバイスは、複数の候補リスニングリソース内のリスニングリソースのインデックスを示すことがある。UE1は、このインデックスに基づいて候補リスニングリソース中のリスニングリソースを決定する。任意選択で、候補リソースは、数式y-k×Pstepを用いて表され得る。kは、正の整数である(例えば、k=1、またはk=1、2、…、Mである。Mは、1より大きい正の整数であり、例えばM=10である)。yは、候補リソースのスロット番号である。任意選択で、yおよび
Figure 2023546110000189
は、物理スロットであってよく、または論理スロットであってよい。UE1がV2Xサービスを伝送する必要があるときには、UE1の上位層が、図1に示されるスロットnにおいて、リソースを決定するようにUE1の下位層をトリガする。その後、UE1は、スロットnより前のセンシングウィンドウの範囲(例えば1000ms)のリスニングリソースのリスニング結果に基づいて、スロットnより後の選択ウィンドウの範囲の候補リソースから適当な候補リソースを伝送リソースとして選択する。例えば、別のサービスによって占有されていない候補リソースが伝送リソースとして選択される、または検出されたRSRP値が事前設定された閾値未満であるリソース(例えばスロットおよび/またはサブチャネル)が選択される。リソース選択ウィンドウは、図1では[n+T,n+T]の間の時間領域位置として示されており、TおよびTは、シグナリングを用いて設定される、または事前定義される値である。任意選択で、Tの値は、0であってよい。任意選択で、Tの値は、Tの値以上である。候補リソースは、少なくともY個の連続するスロットを含み、Yは、事前設定される値、またはシグナリングを用いて設定される値である。本出願におけるシグナリング設定は、ネットワークデバイスが参加するV2X通信でシグナリングを用いてネットワークデバイスによって実行されるシグナリング設定、およびネットワークデバイスが参加しないV2X通信でシグナリングを用いて実行されるシグナリング設定を含むことを理解されたい。
本出願における上位層は、MAC層、RLC層、またはRRC層などである。上位層がMAC層であるときには、下位層は、物理層を含む。上位層がRLC層またはRRC層であるときには、下位層は、MAC層および/または物理層を含み得る。
さらに、図1に示されるように、UE1は、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセットに対してリソースリスニングを実行する。したがって、センシングウィンドウは、n-Tからn-Tproc,0の範囲のリソースセット
Figure 2023546110000190
であり、TおよびTproc,0は、シグナリングを用いて設定または事前決定されたパラメータであり、0以上である。任意選択で、Tは、センシングウィンドウの開始時位置またはサイズを表す。任意選択で、Tproc,0は、データが到着する瞬間nの前に、どれくらい長くデータがセンシングされる必要があるかを表す。さらに、UE1は、n+Tからn+Tの範囲のリソースセットからリソースを選択する。選択ウィンドウは、n+Tからn+Tの範囲のリソースセット[n+T、n+T]である。nは、データが到着する瞬間である。換言すれば、瞬間nにおいて、UE1は、伝送されるデータを検出する。パケット遅延バジェットPDB(packet delay budget)は、UE1がデータを伝送するときに必要とされる遅延である。換言すれば、UE1は、時間TPDB以内にデータを伝送する必要がある。TおよびTは、シグナリングを用いて設定または事前決定されるパラメータであり、0以上である。任意選択で、n+Tは、リソース選択ウィンドウの開始時位置を表す。n+Tは、リソース選択ウィンドウの終了時位置を表す。任意選択で、UEがリソースを選択するときには、n+Tは、通常はn+Tproc,1以下である。任意選択で、Tproc,1は、リソース選択が開始する処理時間を表し、0以上の定数である。任意選択で、Tの値は、パラメータTPDBの値以下である。
ただし、NR-V2Xは、非周期的サービスをさらにサポートする。換言すれば、NR-V2Xでサポートされるリソース予約期間は、指定された値(例えば100または別の値)の整数倍だけではなくなる。NR-V2Xでも依然として指定された値に基づいて等間隔リスニングが実行される場合には、全てのV2Xサービス期間がカバーされないことがあり、候補リソース中のリソース占有ステータスが正確にセンシングされることは不可能である。したがって、NR-V2Xでは、固定されたステップに基づいてリソースをリッスンする部分センシング技術は適用可能でなくなり、改善される必要がある。
NR-V2Xにおける部分センシング解決策を最適化し、部分センシングの信頼性を向上させるために、本出願の実施形態は、伝送リソース決定方法を提供する。この方法は、端末デバイス(または端末デバイスの構成要素)およびネットワークデバイス(またはネットワークデバイスの構成要素)によって実施され得る。端末デバイスは、図2および/または図3に示されるUE1および/またはUE2を含む。任意選択で、端末デバイスは、図4または図5に示される構造を含み得る。ネットワークデバイスは、図6または図7に示される構造を含み得る。図4に示されるトランシーバモジュール420または図5に示されるトランシーバユニット510は、本出願のこの実施形態で端末デバイスによって実行される受信アクションおよび/または送信アクションを実行し得ることを理解されたい。図4に示される処理モジュール410または図5に示される処理ユニット520は、本出願のこの実施形態で端末デバイスによって実行される受信および/または送信以外のアクションを実行し得る。さらに、図6に示されるトランシーバモジュール620または図7に示されるトランシーバユニット710は、本出願のこの実施形態でネットワークデバイスによって実行される受信アクションおよび/または送信アクションを実行し得る。図6に示される処理モジュール610または図7に示される処理モジュール720は、本出願のこの実施形態でネットワークデバイスによって実行される受信および/または送信以外のアクションを実行し得る。
図8に示されるように、この伝送リソース決定方法は、以下のステップを含む。
S101:端末デバイスは、第1の情報を取得する。
第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、第1の情報は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
S102:端末デバイスは、第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得する。
第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔、および/または候補リソースの数量を含む。候補リソースは、リソース選択ウィンドウ内にある。
S103:端末デバイスは、第1のパラメータに基づいて、候補リソース内で、サイドリンク伝送のための伝送リソースを決定する。
例えば、UE1を例として用いる。UE1の上位層が、図1に示されるスロットn(すなわち伝送リソースを決定するように端末デバイスがトリガされる瞬間であり、以下では第1の時間領域位置と呼ばれることもある)において、リソースを決定するようにUE1の下位層をトリガしたときに、UE1は、第1のパラメータに基づいて、スロットnより後のリソース選択ウィンドウ内の候補リソース中で伝送リソースを決定し得る。
上記の方法によれば、候補リスニングリソース間の間隔、および/または候補リソースの数量は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。伝送リソースは、さらに、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量に基づいて候補リソース中で決定される。これにより、NR-V2Xシナリオに適用可能なリソース伝送方法を提供し、リソース選択の信頼性を向上させる。
以下、第1の情報に含まれることがある内容について述べる。
リソース選択ウィンドウ(resource selection window)のサイズ(size)は、リソース選択ウィンドウの時間領域長さであり、単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。例えば、リソース選択ウィンドウのサイズは、Tscal、Tscal=T2-T1、またはTscal=T2として表され得る。任意選択で、Tscalの値は、代替としてシグナリングを用いて設定され、もしくは事前定義されてよく、またはTscalの最大値もしくは最小値が、代替としてシグナリングを用いて設定され、もしくは事前定義されてよい。任意選択で、図1に示されるように、(n+T)は、リソース選択ウィンドウの開始位置であり、(n+T)は、リソース選択ウィンドウの終了位置である。換言すれば、Tは、リソース選択ウィンドウの開始位置とスロットn(またはスロットnに対応する時点)の間の時間幅であり、Tは、リソース選択ウィンドウの終了位置とスロットn(またはスロットnに対応する時点)の間の時間幅である。Tおよび/またはTは、端末デバイスによって決定されてよく、またはシグナリングを用いて示されてよい。
センシングウィンドウ(sensing window)のサイズは、センシングウィンドウの時間領域長さであり、単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。任意選択で、NE-V2Xにおけるセンシングウィンドウのサイズは、複数の値を有し得る。例えば、NE-V2Xにおけるセンシングウィンドウの長さは、第1の値(例えば100msまたは別の値)または第2の値(例えば1100msまたは別の値)を有し得る。センシングウィンドウのサイズは、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
リソース予約期間は、予約期間と呼ばれることもあり、V2Xサービスによって予約された次の伝送と現在の伝送の間の時間領域間隔である。単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。異なるV2Xサービスのリソース予約期間は、異なり得る。さらに、任意選択で、予約期間は、物理時間領域リソースで定義されてよく、または論理時間領域リソースで定義されてよい。論理時間領域リソースは、サイドリンク通信のためのリソースプールにおいて、シグナリングを用いて示される、サイドリンク通信に使用されることが可能な時間領域のセットに繰返し番号を付けることによって取得される時間領域リソースである。例えば、100スロットの連続した物理リソースにおいて、偶数のスロットのみがサイドリンク伝送に使用される場合には、対応する100個の物理スロット中に総数で50個の論理スロットがある。例えば、スロットは、物理スロットであってよく、または論理スロットであってよい。リソース予約期間は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。例えば、リソース予約期間は、{0,1,99,100,200,…1000}msのうちの任意の値である。任意選択で、上記の可能な予約期間の値のうちのサブセットが、シグナリングを用いて設定されてよい。例えば、上記のセットのうち、4、8、16、または32が設定される。これは、本発明では限定されない。任意選択で、設定されたリソース予約期間は、100msの倍数であり、1000msを超えないことがあり、またはリソース予約期間は、0msから99msの任意の値であり得る。任意選択で、リソース予約期間は、基地局によって設定されることもあり、かつ/またはシグナリングを用いて設定された値に基づくサイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)において端末デバイスによって示されてよい。NR-V2XのV2Xサービスのリソース予約期間は、柔軟であり、かつ可変であることが分かる。したがって、サポートされるV2Xサービスの期間もまた、柔軟であり、かつ可変である。周期的サービスおよび非周期的サービスの両方がサポートされる。
第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの1つまたは複数を含み得ることを理解されたい。これについては、以下の実施形態で具体的に述べる。
以下、第1のパラメータに含まれることがある内容について述べる。
候補リスニングリソース間の間隔は、2つの隣接する候補リスニングリソース間の時間領域間隔であり、単位は、ms、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。LTE-V2Xでは、連続するリスニングリソース間の間隔は、固定値(例えば100ms)である。この固定値は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のいずれとも、またはそれらの組合せとも無関係である。本出願では、候補リスニングリソース間の間隔が図8に示される解決策に基づいて決定された後で、候補リスニングリソースが、その間隔に基づいて決定されることがあり、その後に、リッスンされる必要があるリスニングリソースが、シグナリングにより設定されたリスニングリソースインジケーションまたは事前定義されたリスニングリソースインジケーションに基づいて、複数の候補リスニングリソースから選択される。図9に示されるように、端末デバイスによって実際にリッスンされるリスニングリソース(図9に示されるt-2Pstepおよびt-10Pstep)は、候補リスニングリソース(図9に示されるt-Pstep、t-2Pstep、・・・、t-9Pstep、およびt-10Pstep)のうちのいくつかのリソースである。候補リスニングリソースは、ビットマップ(bitmap)を用いて示されてよく、または別の方式で示されてよい。これは、本明細書では特に限定されない。
候補リソースの数量は、候補リソースに含まれる時間単位の数量で置き換えられることもあり、Yで表される。時間単位は、例えば、スロット、サブフレーム、または事前設定されたシンボルの数量である。候補リソースの数量Yが図4に示される解決策に基づいて決定された後で、伝送リソースは、センシング、検出、またはリスニングのステータスに基づいてリソース選択ウィンドウ内のY個のスロットから決定され得る。
以下、第1のパラメータが候補リスニングリソース間の間隔(間隔と呼ばれ、
Figure 2023546110000191
として表される)である例を用いて、実施形態を用いてS102で第1の情報に基づいてこの間隔を得る方法について述べる。
方法1:第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズを含み、端末デバイスは、リソース選択ウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定し得る。
間隔
Figure 2023546110000192
およびリソース選択ウィンドウのサイズTscalは、
Figure 2023546110000193
Figure 2023546110000194

または
Figure 2023546110000195
(数式1)
を満たす。
Nは、第1の時間幅においてサイドリンク伝送に使用される時間単位の数量である。第1の時間幅の長さは、M個のスロット、サブフレーム、事前設計されたシンボルの数量、またはM msである。MおよびNは、正の整数である。
Figure 2023546110000196
は、切上げである。
Figure 2023546110000197
は、切捨てを表す。
例えば、Nは、M個のスロットまたは時間幅においてサイドリンク伝送に使用されることが可能なスロットの数量である。Mは、例えば10スロット、10ms、20スロット、または20msである。MおよびNの値は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
例えば、Mは20msであり、上記の数式1は、
Figure 2023546110000198
Figure 2023546110000199
Figure 2023546110000200

または
Figure 2023546110000201
と変形され得る。
方法1によれば、間隔は、リソース選択ウィンドウのサイズであり、全てのリソース選択ウィンドウ中のリソースが、この間隔に基づいて検出され得る。これにより、検出失敗の可能性を低下させる。
方法2:第1の情報は、センシングウィンドウのサイズを含み、端末デバイスはセンシングウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定し得る。
センシングウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定する方式では、端末デバイスは、センシングウィンドウのサイズに基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する間隔が候補リスニングリソース間の間隔であると決定し得る。
センシングウィンドウのサイズが第1の値(例えば100ms)であるときには、間隔は、第1の値に対応する間隔(例えば10msまたは別の値)であってよい。センシングウィンドウのサイズが第2の値(例えば1100ms)であるときには、間隔は、第2の値に対応する間隔(例えば100msまたは別の値)であってよい。
端末デバイスは、第1の対応に基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する間隔を決定し得る。第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応であってよい。第1の対応は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。例えば、センシングウィンドウのサイズのパラメータと間隔のパラメータとの間の対応または関連関係は、同じシグナリングの設定情報(またはシグナリング中の同じフィールド、もしくは同じメッセージ本体、もしくは同じリソースプール)を用いて示され得る。
任意選択で、例えば、センシングウィンドウのサイズの値および/または間隔のサイズの値は、シグナリングを用いて設定され得る。さらに、任意選択で、プロトコルにより、センシングウィンドウのサイズが比較的小さな第1の値であるときには、対応する間隔は第1の間隔値であり、および/またはセンシングウィンドウのサイズが比較的大きな第2の値であるときには、対応する間隔は第2の間隔値であると定義、指定、または合意し得る。例えば、シグナリングを用いて設定されたセンシングウィンドウのサイズが100msであるときには、対応する間隔は、第1の間隔値である。シグナリングを用いて設定されたセンシングウィンドウのサイズが1100msであるときには、対応する間隔は、第2の間隔値である。任意選択で、第1の間隔値は、100ms未満の値、例えば5ms、10ms、20ms、または50msであり得る。
センシングウィンドウのサイズに基づいて間隔を決定する別の方式では、センシングウィンドウのサイズPと間隔
Figure 2023546110000202
の間で第1の関数f(x)が満たされる、すなわち
Figure 2023546110000203
である。
任意選択で、センシングウィンドウのサイズPおよび間隔
Figure 2023546110000204
は、以下の条件を満たす。
Figure 2023546110000205
Figure 2023546110000206

または
Figure 2023546110000207
Lは、指定された値、またはシグナリングを用いて設定される値である。Lは、正の整数である。
Figure 2023546110000208
は、切上げを表す。floor{}は、切捨てを表す。
上記の方法2によれば、1つのセンシングウィンドウのサイズは、1つの
Figure 2023546110000209
と関連付けられ得る。換言すれば、1つの
Figure 2023546110000210
は、1つのセンシングウィンドウのサイズに基づいて決定され得る。センシングウィンドウの異なるサイズが、端末デバイスについて静的に設定されてよい。一般に、1つの瞬間には1つのセンシングウィンドウのサイズのみが現れるので、その瞬間には1つの
Figure 2023546110000211
しかない。
方法3:第1の情報は、リソース予約期間を含み、端末デバイスは、リソース予約期間に基づいて間隔を決定し得る。
任意選択で、リソース予約期間に基づいて間隔を決定する方式では、端末デバイスは、リソース予約期間に対応する間隔がこの間隔であると決定し得る。
端末デバイスは、第2の対応に基づいて、リソース予約期間に対応する間隔を決定し得る。第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応であってよい。第2の対応は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。例えば、リソース予約期間のパラメータと間隔のパラメータとの間の対応または関連関係は、同じシグナリングの設定情報(またはシグナリング中の同じフィールド、もしくは同じメッセージ本体、もしくは同じリソースプール)を用いて示され得る。
任意選択で、例えば、リソース予約期間の値および/または間隔のサイズの値は、シグナリングを用いて設定されてよい。さらに、任意選択で、プロトコルにより、リソース予約期間が比較的小さな第1の値であるときには、対応する間隔は第1の間隔値であり、および/またはリソース予約期間が比較的大きな第2の値であるときには、対応する間隔は第2の間隔値であると定義、指定、または合意することがある。例えば、シグナリングを用いて設定されたリソース予約期間が10ms(または100ms未満の別の値)であるときには、対応する間隔は、第1の間隔値である。シグナリングを用いて設定されたリソース予約期間が100ms(または100msより大きい別の値)であるときには、対応する間隔は、第2の間隔値である。任意選択で、第1の間隔値は、100ms未満、例えば5ms、10ms、20ms、または50msであってよい。
リソース予約期間に基づいて間隔を決定する別の方式では、リソース予約期間セットがシグナリングを用いて設定されることがあり、このセットは、少なくとも1つの期間を含み得る。端末デバイスは、この設定されたリソース予約期間セットに基づいて候補リスニングリソース間の間隔を決定し得る。
任意選択で、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって設定されたリソース予約期間と指定された時間長の間の値関係に基づいて、候補リスニングリソース間の間隔を決定し得る。指定された時間長は、例えば100ms、200ms、または別の値である。例えば、設定された予約期間が100msまたは{200,300,…,1000}msのうちの全てまたは一部の値であるときには、候補リスニングリソース間の間隔は、100msであってよい。別の例で、設定された予約期間が{0,1,2,3,…,99}msのうちの全てまたは一部の値であるときには、候補リスニングリソース間の間隔は、100ms未満の整数であってよい。任意選択で、この100ms未満の整数は、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前設定されてよいし、または事前定義されてよい。任意選択で、設定された予約期間が100の整数倍の値および100以内の値の両方を含むときには、候補リスニングリソース間の間隔は、100未満の値であってよいし、またはシグナリングを用いて設定されてよいし、または事前設定もしくは事前定義された値であってよい。
任意選択で、この間隔は、リソース予約期間セット中の一部または全てのリソース予約期間の最小公倍数min_PとPtとの間の最大値または最小値であってよい。Ptは、シグナリングを用いて設定される、事前設定される、または事前定義される。例えば、Ptは、10ms、5ms、20ms、50ms、および100msのうちの1つである。
換言すれば、間隔Pstepおよびリソース予約期間の一部または全ての最小公倍数は、以下の条件を満たす。
Figure 2023546110000212
(数式2)
Figure 2023546110000213
(数式3)
max{a,b}は、aとbの間の最大値が選択されることを示し、min{a,b}は、aとbの間の最小値が選択されることを示す。
任意選択で、間隔は、リソース予約期間セット中の一部または全てのリソース予約期間の最大公約数max_PとPtの間の最大値または最小値であってよい。Ptは、シグナリングを用いて設定される、事前設定される、または事前定義される。例えば、Ptは、10ms、5ms、20ms、50ms、および100msのうちの1つである。
換言すれば、間隔Pstepおよびリソース予約期間の一部または全ての最大公約数は、以下の条件を満たす。
Figure 2023546110000214
(数式2)
Figure 2023546110000215
(数式3)
max{a,b}は、aとbの間の最大値が選択されることを示し、min{a,b}は、aとbの間の最小値が選択されることを示す。
任意選択で、間隔は、リソース予約期間セット中の最大または最小のリソース予約期間であってよい。
方法3の実装では、端末デバイスは、設定されたリソース予約期間をグループ化し得る。例えば、指定された時間長以上のリソース予約期間は、第1のグループにグループ化され、指定された時間長未満の期間は、第2のグループにグループ化される。第1のグループのリソース予約期間については、端末デバイスは、第2の対応に基づいて、リソース予約期間に対応する候補リスニング位置間の間隔を決定し得る。例えば、第2の対応では、リソース予約期間に対応する間隔は、100ms、200ms、指定された時間間隔、または別の値であってよい。第2のグループのリソース予約期間については、端末デバイスは、その第2のグループのリソース予約期間が属するリソース予約期間セットに基づいて候補リスニング位置間の間隔を決定し得る。例えば、候補リスニング位置間の間隔は、そのリソース予約期間が属するリソース予約期間セットの一部または全てのリソース予約期間の最小公倍数に基づいて決定される、またはそのリソース予約期間セット中の最大または最小のリソース予約期間が、候補リスニング位置間の間隔として用いられる。
さらに、リソース予約期間の第2のグループについて、候補リスニング位置間の間隔もまた第2の対応に基づいて決定され得る。第2の対応では、第2のグループのリソース予約期間に対応する間隔は、第1のグループのリソース予約期間に対応する間隔未満である。代替として、第2のグループのリソース予約期間に対応する間隔は、シグナリングを用いて設定されることもあり、この間隔は、第1のグループのリソース予約期間の間隔未満である。
方法1から方法3は、候補リスニングリソース間の間隔を決定する例であり得ることを理解されたい。実際の使用では、方法1から方法3のうちの任意の2つ以上が組み合わされて実装されてよい。例えば、方法2が、方法3と組み合わされてよい。方法2で設定されるセンシングウィンドウのサイズが1100msであるときには、方法3で予約期間に基づいて決定または設定される間隔値は、第1の値であり、方法2で設定されるセンシングウィンドウのサイズが100msであるときには、予約期間に基づいて決定または設定される間隔値は、第2の値である。別の例では、方法3で設定される100ms以内の予約期間値および100msより大きい予約期間値に応じて、方法2で1100msおよび100msのセンシング期間について異なるPT値が設定または決定され得る。
任意選択で、上記の第1のパラメータにおいて、間隔は、間隔係数αおよび
Figure 2023546110000216
を用いて表され得る。αは、第1の情報に基づいて決定される。
Figure 2023546110000217
は、例えば10ms、20ms、100ms、200ms、または別の値など、シグナリングを用いて設定される、または事前定義される値である。ただし、センシングウィンドウまたは予約期間の異なるサイズに対して、αは異なる値を有する。αを決定する方式については、方法1から方法3の候補リスニング位置間の間隔の決定の説明を参照されたい。例えば、センシングウィンドウのサイズが1100msであるときには、α=1であり、またはセンシングウィンドウのサイズが100msであるときには、α=0.1またはα=0.2または0.5等である。
この場合には、伝送リソースが間隔に基づいて決定されるときには、伝送リソースの論理スロット位置は、y-k*α*Pstepとして表され得、ここでyは候補リソースが位置するスロットである。
第1のパラメータが候補リソースの数量を含むときには、端末デバイスは、第1の情報に基づいて、第1の情報に対応する候補リソースの数量を決定し得る。第1の情報は、例えば、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの1つである。
例えば、端末デバイスは、第3の対応に基づいて、第1の情報に対応する候補リソースの数量を決定し得る。第3の対応は、候補リソースの数量とリソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの1つとの間の対応を含み得る。第3の対応は、シグナリングを用いて設定されてよく、または事前定義されてよい。
センシングウィンドウのサイズを例として用いると、端末デバイスは、第3の対応に基づいて、センシングウィンドウのサイズに対応する候補リソースの数量を決定し得る。
実装では、第3の対応は、シグナリング(例えば無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージまたはシステム情報ブロック(system information block、SIB))を用いて設定され得る。本明細書では、第3の対応のいくつかの可能なインジケーション方式を例として用いる。
第1のインジケーション方式:シグナリングは、{センシングウィンドウのサイズ1、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1、および候補リソースの数量Yのインジケーション情報1}を搬送する。センシングウィンドウのサイズ1と、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1と、候補リソースの数量Yのインジケーション情報1とは、互いに対応する。
代替として、シグナリングは、{センシングウィンドウのサイズ2、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2、および候補リソースの数量Yのインジケーション情報2}を搬送する。センシングウィンドウのサイズ2と、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2と、候補リソースの数量Yのインジケーション情報2とは、互いに対応する。
第2のインジケーション方式:シグナリングは、{候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3、および候補リソースの数量Yのインジケーション情報3}を搬送する。候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3と候補リソースの数量Yのインジケーション情報3とは、互いに対応する。
上記のいくつかのインジケーション方式は、別個に実施されてよく、または互いに組み合わせて実施されてよいことを理解されたい。センシングウィンドウの設定されたサイズがセンシングウィンドウのサイズ1またはセンシングウィンドウのサイズ2であるときには、端末デバイスは、候補リソースの数量がセンシングウィンドウのサイズ1またはセンシングウィンドウのサイズ2に対応する候補リソースの数量であると決定し得る。さらに、シグナリングが、例えば候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2、または候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3のうちの1つなど、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報を設定する場合には、端末デバイスは、候補リソースの数量が、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報1、候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報2、または候補リスニング位置のうちのリスニング位置のインジケーション情報3に対応する候補リソースの数量であると決定し得る。
任意選択で、本出願では、端末デバイスが過度に大きな範囲でブラインド検出を実行することを防止するために、候補リソースと候補リスニングリソースの間の距離がさらに制限され得る。以下、図10を例として用いて説明する。
図10に示されるように、候補リソース中の最後のスロットは、yとして表されることがあり、yと候補リスニングリソース上のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下になるように設定され得る。mは、UEがセンシングウィンドウ内でSCIを受信するときにUEが位置しているスロット
Figure 2023546110000218
である(UEは、スロット
Figure 2023546110000219
でSCIフォーマット1-Aを受信する)。本明細書では、
Figure 2023546110000220
は、論理スロットmが位置する物理スロット
Figure 2023546110000221
である。
Figure 2023546110000222
は、Y個のスロットのうちの最後のスロットを指す。ここで、
Figure 2023546110000223
は、論理スロットy’が位置する物理スロット
Figure 2023546110000224
である。スロットyおよびスロットmは、リソースプール中の物理スロットまたは論理スロットであることを理解されたい、
第2のパラメータは、
Figure 2023546110000225
Figure 2023546110000226
Figure 2023546110000227

または
step+Y
のうちの1つとして表され得る。
Figure 2023546110000228
は、リソース予約期間内の論理スロットの数量を表し、この論理スロットの数量は、シグナリングを用いて設定され得る。
Figure 2023546110000229
は、リソース選択ウィンドウ内の論理スロットの数量を表す。
Figure 2023546110000230
である。Tscalは、TまたはT-Tである。
n+Tは、リソース選択ウィンドウの終端位置である。
別の表現では、第2のパラメータは、論理スロットy’とスロットmとの間の最大時間領域間隔として表され得る。換言すれば、論理スロットy’およびスロットmは、
Figure 2023546110000231
Figure 2023546110000232

または
Figure 2023546110000233
を満たす。Pstepは、本出願の実施形態で提供される方法に基づいて決定される任意のPstepであり得、または
Figure 2023546110000234
である。
代替として、論理スロットy’およびスロットmは、
Figure 2023546110000235
Figure 2023546110000236

または
Figure 2023546110000237
を満たす。Pstepは、本出願の実施形態で提供される方法に基づいて決定される任意のPstepであり得、または
Figure 2023546110000238
である。
任意選択で、Prsvp_RX<Tscalであるときには、yと候補リスニングリソース上のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下になるように設定され得る。換言すれば、Prsvp_RX<Tscalであるときには、論理スロットy’およびスロットmは、上記の条件を満たす。
上記の方式では、不必要なブラインド検出位置を減少させるために、スロット位置
Figure 2023546110000239
とY中の候補リソースのスロット位置
Figure 2023546110000240
の間の間隔が制限され得る。
本出願では、端末デバイスは、設定されたリソース予約期間に基づいて候補リスニングリソース間の間隔を決定し、決定された間隔に基づいてセンシングウィンドウのサイズおよび時間領域位置を決定する際にサポートされることを理解されたい。
任意選択で、第1のパラメータが候補リスニングリソース間の第1の間隔を含み、第1の間隔が、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定されるときには、端末デバイスは、第2の情報を取得し得る。第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示す。第1のセンシングウィンドウのサイズは、第1の間隔に基づいて決定される。第1の時間ウィンドウは、第1の時間領域位置より前にある。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。
任意選択で、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含む。端末デバイスは、第3の情報を取得し得る。第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示す。第2のセンシングウィンドウのサイズは、第3の間隔に基づいて決定される。第2のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より後に位置する。第1の時間領域位置は、端末デバイスが伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である。
設定されたリソース予約期間に基づいて候補リスニングリソース間の間隔を決定する方式については、上記の説明を参照されたい。この間隔を決定した後で、端末デバイスは、この間隔とセンシングウィンドウのサイズの間のシグナリングを用いて設定された、または事前定義された対応、すなわち第1の対応に基づいて、この間隔に対応するセンシングウィンドウのサイズTm1を決定し得る。センシングウィンドウの位置は、スロットnの時間領域位置に基づいて決定され得る。例えば、図11に示されるように、センシングウィンドウは、スロットnより前に位置し、センシングウィンドウに含まれる時間領域長さは、Tm1である。
任意選択で、スロットnの後で、端末デバイスは、比較的短期間のサービスおよび非周期的サービスのリソースによって引き起こされる端末デバイスのV2Xサービスへの干渉を回避し、伝送リソース取得の有効性を向上させ、伝送性能を向上させるために、少なくとも1つのリスニングリソースに対してリスニングをさらに実行し得る。
スロットnの後、候補リソースの前に、少なくとも1つの離散リスニングリソース(またはサブウィンドウと呼ばれる)がある。1つのサブウィンドウがあってよい。複数のサブウィンドウがあるときには、複数のサブウィンドウの間の間隔値(すなわち第3の間隔)Pstep2は、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前定義されてよいし、または設定されたリソース予約期間および/もしくはセンシングウィンドウのサイズに基づいて決定されてよい。具体的な決定方式については、リソース予約期間および/またはセンシングウィンドウのサイズに基づく候補リスニングリソース間の間隔の決定の上記の説明を参照されたい。
任意選択で、スロットnの前の第1のセンシングウィンドウおよびスロットnの後の第2のセンシングウィンドウは、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前定義されてよいし、またはプロトコルで指定されてよい。任意選択で、第2のセンシングウィンドウのサイズは、第1のセンシングウィンドウのそれ(例えば100msまたは50ms)以下である。
任意選択で、第1のセンシングウィンドウの設定されたサイズが第1の事前設定値(例えば1100ms)であるときには、第1の値を有する第2のセンシングウィンドウが含まれる。任意選択で、第1のセンシングウィンドウの設定されたサイズが第2の事前設定値(例えば100ms)であるときには、第2の値を有する第2のセンシングウィンドウ(例えば20ms、10ms、または5ms)が含まれる。
任意選択で、設定されたリソース予約期間がPt以上の期間およびPt未満の期間の両方を有するときには、スロットnの前の第1のセンシングウィンドウおよびスロットnの後の第2のセンシングウィンドウは、シグナリングを用いて設定されてよいし、事前定義されてよいし、またはプロトコルで指定されてよい。任意選択で、Ptは、シグナリングを用いて設定される、または事前定義され、例えば100ms、20ms、10ms、および50msのうちの1つである。
任意選択で、端末デバイスは、第1のセンシングウィンドウおよび/または第2のセンシングウィンドウのリスニング結果に基づいて候補リソースから伝送リソースを選択する。
任意選択で、第1のセンシングウィンドウは、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウである。第2のセンシングウィンドウは、指定された時間長より短いリソース予約期間に基づいて決定されたPstep(これはPstep2で置き換えられ得る)に対応するセンシングウィンドウである。任意選択で、リソース予約期間に基づいて決定する方式については、上記の説明を参照されたい。Pstepとセンシングウィンドウのサイズの間の対応は、上記の第1の対応を満たすことがある。
例えば、図12に示されるように、指定された時間長が100msであるということを例として用いる。設定されたリソース予約期間が100ms以上の期間および100ms未満の期間の両方を有するときには、スロットnの前の第1のセンシングウィンドウおよびスロットnの後の第2のセンシングウィンドウは、さらにシグナリングを用いて設定されてよい。端末デバイスは、第1のセンシングウィンドウのリスニング結果および/または第2のセンシングウィンドウのリスニング結果に基づいて、候補リソース中で伝送リソースを選択する。第1のセンシングウィンドウは、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウである。第2のセンシングウィンドウは、指定された時間長より短いリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウである。リソース予約期間に基づいてPstepを決定する方式については、上記の説明を参照されたい。Pstepとセンシングウィンドウのサイズの間の対応は、上記の第1の対応を満たすことがある。部分センシングが2つのセンシングウィンドウに基づいて実行されるので、端末デバイスは、端末デバイスのV2X伝送のための占有リソースをより適切に選択することができる。したがって、V2X伝送性能が改善されることが可能である。
さらに任意選択で、センシングウィンドウが100msになるように設定されるときには、100ms未満のリソース予約期間に基づいて決定されたPstepに対応するセンシングウィンドウは、少なくともスロットnの後に設定される必要がある。
さらに、本出願の実施形態は、別の伝送リソース決定方法をさらに提供する。端末デバイスは、第1のパラメータを取得し、第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を含み得る。第1のパラメータは、ネットワークデバイスによって第1の情報に基づいて決定される。第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含み得る。ネットワークデバイスが第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定する方式については、本出願の端末デバイスによる第1の情報に基づく第1のパラメータの決定の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。例えば、第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定する実行体をネットワークデバイスで置き換えると、ネットワークデバイスが第1の情報に基づいて第1のパラメータを決定する方式を得ることができる。
本出願の実施形態は、通信装置を提供する。この通信装置は、上記の実施形態の端末デバイスを実装するように構成され得る。この通信装置は、図4および/または図5に示される構造を含み得る。
本出願の実施形態は、通信装置を提供する。この通信装置は、上記の実施形態のネットワークデバイスを実装するように構成され得る。この通信装置は、図6および/または図7に示される構造を含み得る。
本出願の実施形態は、通信システムを提供する。この通信システムは、上記の実施形態の端末デバイスおよび上記の実施形態のネットワークデバイスを含み得る。任意選択で、この通信システムの端末デバイスおよびネットワークデバイスは、上記の方法の実施形態のいずれか1つに示される方法を実行し得る。
本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されたときに、コンピュータは、上記の方法の実施形態のいずれか1つの端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施し得る。
本出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されたときに、コンピュータは、上記の方法の実施形態のいずれか1つの端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施し得る。
本出願の実施形態は、チップまたはチップシステムをさらに提供する。このチップは、プロセッサを含み得る。プロセッサは、メモリ中のプログラムマまたは命令を呼び出して、上記の方法の実施形態のいずれか1つの端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施するように構成され得る。チップシステムは、このチップを含むことがあり、メモリまたはトランシーバなど、別の構成要素をさらに含み得る。
本出願の実施形態は、回路をさらに提供する。この回路は、メモリに結合されることがあり、上記の方法の実施形態に示される任意の実施形態の端末デバイスまたはネットワークデバイスに関係する手順を実施するように構成され得る。チップシステムは、このチップを含むことがあり、メモリまたはトランシーバなど、別の構成要素をさらに含み得る。
本出願の実施形態で言及されるプロセッサは、CPUであってよいし、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェアコンポーネントなどであってよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいし、またはこのプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってよい。
本出願の実施形態で言及されるメモリは、揮発性メモリであってよいし、もしくは不揮発性メモリであってよいし、または揮発性メモリと不揮発性メモリとを含んでよい。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。限定ではなく例示として、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスドシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)など、多数の形態のRAMが使用され得る。
プロセッサが汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェアコンポーネントであるときには、メモリ(記憶モジュール)は、プロセッサに一体化されることに留意されたい。
本明細書に記載されるメモリは、これらのメモリに限定されるのではなく、これらのメモリおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むものと意図されていることに留意されたい。
上記のプロセスの通し番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しているわけではないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるものとし、本出願の実施形態の実装プロセスに対するいかなる限定とも解釈されないものとする。
当業者なら、本明細書に開示される実施形態に記載される例と組み合わせて、モジュールおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアおよび電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることに気付き得る。機能がハードウェアによって実行されるかまたはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の個々の適用および設計制約条件によって決まる。当業者なら、それぞれの個々の適用ごとに異なる方法を使用して記載される機能を実装し得るが、その実装は、本出願の範囲を超えないとみなされるものとする。
便宜上、また説明を簡単にするために、上記のシステム、装置、およびモジュールの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態の対応するプロセスを参照されたいということは、当業者なら明白に理解し得る。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示される方法および装置は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、記載される装置の実施形態は、単なる例に過ぎない。例えば、モジュールへの分割は、単に論理的な機能の分割であり、実際の実装時には別の分割であってよい。例えば、複数のモジュールまたは構成要素が、別のシステムに結合または統合されてよく、またはいくつかの特徴が無視され、もしくは実行されてよい。さらに、表示されている、または説明されている相互の結合または直接的な結合もしくは通信接続が、いくつかのインタフェースを介して実装されてよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子形態、機械形態、または他の形態で実装されてよい。
分離した部分として記載されているモジュールは、物理的に分離してよく、または分離していなくてよく、モジュールとして表示されている部分は、物理的なモジュールであってよく、または物理的なモジュールではなくてよく、1箇所に位置してよく、または複数のネットワーク要素上に分散してよい。これらのユニットの一部または全てが、実際の要件に基づいて選択されて、実施形態の解決策の目的を達成し得る。
さらに、本出願の機能モジュールは、1つの処理モジュールに一体化されてよく、または各モジュールが物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のモジュールが1つのモジュールに一体化されてよい。
機能がソフトウェア機能モジュールの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるときには、それらの機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策の本質、またはそれらの技術的解決策の寄与部分もしくは部分は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に本出願の実施形態の方法のステップの全てまたは一部を実行するように指示するいくつかの命令を含む。上記のコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能な任意の使用可能な媒体であり得る。限定ではない例示を目的として、コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、ユニバーサルシリアルバスフラッシュディスク(universal serial bus flash disk)、取外し可能ハードディスクもしくは別のコンパクトディスクストレージ、磁気ディスク(disk)記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、またはコンピュータによってアクセスされることが可能な、命令もしくはデータ構造の形態で予想されるプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されることが可能なその他の任意の媒体を含み得る。
以上の説明は、単に本出願の具体的な実装であり、本出願の実施形態の保護範囲を限定するためのものではない。本出願の実施形態に開示される技術的範囲内の当業者には容易に分かる任意の変形または置換は、本出願の実施形態の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の実施形態の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によって決まるものとする。

Claims (48)

  1. 伝送リソース決定方法であって、
    第1の情報を取得するステップであって、前記第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得するステップであって、前記第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を含み、前記候補リソースは、前記リソース選択ウィンドウ内にある、ステップと、
    前記第1のパラメータに基づいて前記候補リソース内で、サイドリンク伝送のための伝送リソースを決定するステップと
    を含む、伝送リソース決定方法。
  2. 前記第1の情報は、前記リソース選択ウィンドウの前記サイズを含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記間隔および前記リソース選択ウィンドウの前記サイズは、
    Figure 2023546110000081

    Figure 2023546110000082

    または
    Figure 2023546110000083

    を満たし、
    Figure 2023546110000084

    は、前記間隔であり、
    Nは、第1の時間幅中のサイドリンク伝送に使用される時間単位の数量であり、前記第1の時間幅の長さは、MスロットまたはMミリ秒であり、MおよびNは、正の整数であり、
    Figure 2023546110000085

    は、切上げを表し、
    Figure 2023546110000086

    は、切捨てを表し、
    Figure 2023546110000087

    は、前記リソース選択ウィンドウの前記サイズである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の情報は、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得する前記ステップは、
    前記センシングウィンドウの前記サイズに基づいて前記センシングウィンドウの前記サイズに対応する前記間隔を決定するステップ、または
    前記センシングウィンドウの前記サイズに基づいて、前記センシングウィンドウの前記サイズとの第1の関数関係を満たす前記間隔を決定するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 第1の対応を取得するステップであって、前記第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの間隔は、前記間隔を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記センシングウィンドウの前記サイズと前記間隔との間の前記第1の関数関係は、
    Figure 2023546110000088
    Figure 2023546110000089
    ,
    または
    Figure 2023546110000090

    を含み、Pstepは、前記間隔であり、Pは、前記センシングウィンドウの前記サイズであり、Lは、指定された値であり、またはネットワークデバイスによって示され、Lは、正の整数である、請求項3に記載の方法。
  6. 前記第1の情報は、前記リソース予約期間を含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得する前記ステップは、
    前記リソース予約期間に対応する前記間隔を決定するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 第2の対応を取得するステップと、前記第2の対応に基づいて前記リソース予約期間に対応する前記間隔を決定するステップをさらに含み、前記第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのリソース予約期間は、前記リソース予約期間を含み、前記少なくとも1つの間隔は、前記間隔を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の情報は、前記リソース予約期間を含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得する前記ステップは、
    前記リソース予約期間が属するリソース予約期間セットに基づいて前記間隔を決定するステップであって、前記リソース予約期間セットは、少なくとも1つのリソース予約期間を含み、前記少なくとも1つのリソース予約期間は、前記リソース予約期間を含む、ステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記リソース予約期間のサイズが指定された時間長を超えないときに、前記間隔は、
    Figure 2023546110000091

    、または
    Figure 2023546110000092

    を満たし、
    min_Pは、前記少なくとも1つのリソース予約期間のうちの全てのリソース予約期間の最小公倍数であり、Ptは、指定された値である、
    Pstepは、前記少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最小のリソース予約期間である、または
    Pstepは、前記少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最大のリソース予約期間である、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記指定された時間長は、事前定義されるか、またはシグナリングを用いて設定される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1の情報は、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記第1のパラメータは、候補リソースの前記数量を含み、前記第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得する前記ステップは、
    前記センシングウィンドウの前記サイズに基づいて、前記センシングウィンドウの前記サイズに対応する候補リソースの前記数量を決定するステップを含む、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 第3の対応を取得するステップであって、前記第3の対応は、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズと少なくとも1つの候補リソースの数量との間の対応を含み、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの候補リソースの前記数量は、候補リソースの前記数量を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記間隔は、α*Pstepとして表され、αは、前記第1の情報に基づいて決定され、Pstepは、定数である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記候補リソースは、Y個のスロットを含み、前記Y個のスロットのうちの最後のスロットyと前記候補リスニングリソースについての検出された制御情報のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下であり、前記第2のパラメータは、
    Figure 2023546110000093

    Figure 2023546110000094

    Figure 2023546110000095

    または
    step+Yのうちのいずれか1つであり、
    Figure 2023546110000096

    は、前記リソース予約期間中の論理スロットの数量を表し、
    Figure 2023546110000097

    は、前記リソース選択ウィンドウ中の論理スロットの数量を表す、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記スロットyおよび前記スロットmは、リソースプール中の物理スロットまたは論理スロットである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のパラメータは、前記候補リスニングリソース間の第1の間隔を含み、前記第1の間隔は、前記指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定され、前記方法は、
    第2の情報を取得するステップであって、前記第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示し、前記第1のセンシングウィンドウのサイズは、前記第1の間隔に基づいて決定され、第1の時間ウィンドウは、第1の時間領域位置より前に位置し、前記第1の時間領域位置は、端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、ステップ
    をさらに含む、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1のパラメータは、前記候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含み、前記第3の間隔は、前記指定された時間長未満の前記リソース予約期間に基づいて決定され、前記方法は、
    第3の情報を取得するステップであって、前記第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示し、前記第2のセンシングウィンドウのサイズは、前記第3の間隔に基づいて決定され、前記第2のセンシングウィンドウは、前記第1の時間領域位置より後に位置し、前記第1の時間領域位置は、前記端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、ステップ
    をさらに含む、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 伝送リソース決定方法であって、
    第1の情報を決定するステップであって、前記第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の情報は、第1のパラメータを決定するために使用され、前記第1のパラメータは、候補リソース中でサイドリンク伝送のための伝送リソースを決定するために使用される、ステップと、
    前記第1の情報を端末デバイスに送信するステップと
    を含む、伝送リソース決定方法。
  19. 第1の対応であって、前記第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの間隔は、前記間隔を含む、第1の対応、
    第2の対応であって、前記第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのリソース予約期間は、前記リソース予約期間を含み、前記少なくとも1つの間隔は、前記間隔を含む、第2の対応、または
    第3の対応であって、前記第3の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの候補リソースの数量との間の対応を含み、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの候補リソースの前記数量は、候補リソースの数量を含む、第3の対応
    のうちの少なくとも1つを前記端末デバイスに送信するステップ
    をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第1の間隔を含み、前記第1の間隔は、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定され、前記方法は、
    第2の情報を前記端末デバイスに送信するステップであって、前記第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示し、前記第1のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より前に位置し、前記第1のセンシングウィンドウのサイズは、前記第1の間隔に基づいて決定され、前記第1の時間領域位置は、前記端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、ステップ
    をさらに含む、請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記第1のパラメータは、前記候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含み、前記第3の間隔は、前記指定された時間長未満の前記リソース予約期間に基づいて決定され、前記方法は、
    第3の情報を前記端末デバイスに送信するステップであって、前記第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示し、前記第2のセンシングウィンドウのサイズは、前記第3の間隔に基づいて決定され、前記第2のセンシングウィンドウは、前記第1の時間領域位置より後に位置する、ステップ
    をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 通信装置であって、
    第1の情報を取得するように構成された処理モジュールであって、前記第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含む、処理モジュールを備え、
    前記処理モジュールは、前記第1の情報に基づいて第1のパラメータを取得するように構成され、前記第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の間隔および/または候補リソースの数量を含み、前記候補リソースは、前記リソース選択ウィンドウ内にあり、
    前記処理モジュールは、前記第1のパラメータに基づいて前記候補リソース内で、サイドリンク伝送のための伝送リソースを決定するように構成される、通信装置。
  23. 前記第1の情報は、前記リソース選択ウィンドウの前記サイズを含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記間隔および前記リソース選択ウィンドウの前記サイズは、
    Figure 2023546110000098

    Figure 2023546110000099

    または
    Figure 2023546110000100

    を満たし、
    Figure 2023546110000101

    は、前記間隔であり、
    Nは、第1の時間幅中のサイドリンク伝送に使用される時間単位の数量であり、前記第1の時間幅の長さは、MスロットまたはMミリ秒であり、MおよびNは、正の整数であり、
    Figure 2023546110000102

    は、切上げを表し、
    Figure 2023546110000103

    は、切捨てを表し、
    Figure 2023546110000104

    は、前記リソース選択ウィンドウの前記サイズである、請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記第1の情報は、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記処理モジュールは、
    前記センシングウィンドウの前記サイズに基づいて前記センシングウィンドウの前記サイズに対応する前記間隔を決定する、または
    前記センシングウィンドウの前記サイズに基づいて、前記センシングウィンドウの前記サイズとの第1の関数関係を満たす前記間隔を決定する
    ように特に構成される、請求項22に記載の通信装置。
  25. 前記処理モジュールは、
    第1の対応を取得するようにさらに構成され、前記第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの間隔は、前記間隔を含む、請求項24に記載の通信装置。
  26. 前記センシングウィンドウの前記サイズと前記間隔との間の前記第1の関数関係は、
    Figure 2023546110000105
    Figure 2023546110000106
    ,
    または
    Figure 2023546110000107

    を含み、Pstepは、前記間隔であり、Pは、前記センシングウィンドウの前記サイズであり、Lは、指定された値であるか、またはネットワークデバイスによって示され、Lは、正の整数である、請求項24に記載の通信装置。
  27. 前記第1の情報は、前記リソース予約期間を含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記処理モジュールは、
    前記リソース予約期間に対応する前記間隔を決定するように特に構成される、請求項22に記載の通信装置。
  28. 前記処理モジュールは、
    第2の対応を取得し、前記第2の対応に基づいて前記リソース予約期間に対応する前記間隔を決定するようにさらに構成され、前記第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのリソース予約期間は、前記リソース予約期間を含み、前記少なくとも1つの間隔は、前記間隔を含む、請求項27に記載の通信装置。
  29. 前記第1の情報は、前記リソース予約期間を含み、前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記処理モジュールは、
    前記リソース予約期間が属するリソース予約期間セットに基づいて前記間隔を決定するように特に構成され、前記リソース予約期間セットは、前記少なくとも1つのリソース予約期間を含み、前記少なくとも1つのリソース予約期間は、前記リソース予約期間を含む、請求項28に記載の通信装置。
  30. 前記リソース予約期間のサイズが指定された時間長を超えないときに、前記間隔は、
    Figure 2023546110000108

    または
    Figure 2023546110000109

    を満たし、
    min_Pは、前記少なくとも1つのリソース予約期間のうちの全てのリソース予約期間の最小公倍数であり、Ptは、指定された値である、
    Pstepは、前記少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最小のリソース予約期間である、または
    Pstepは、前記少なくとも1つのリソース予約期間のうちの最大のリソース予約期間である、請求項29に記載の通信装置。
  31. 前記指定された時間長は、事前定義されるか、またはシグナリングを用いて設定される、請求項30に記載の通信装置。
  32. 前記第1の情報は、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記第1のパラメータは、候補リソースの前記数量を含み、前記処理モジュールは、
    前記センシングウィンドウの前記サイズに基づいて、前記センシングウィンドウの前記サイズに対応する候補リソースの前記数量を決定するように特に構成される、
    請求項22乃至31のいずれか一項に記載の通信装置。
  33. 前記処理モジュールは、
    第3の対応を取得するようにさらに構成され、前記第3の対応は、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズと少なくとも1つの候補リソースの数量との間の対応を含み、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの候補リソースの前記数量は、候補リソースの前記数量を含む、請求項32に記載の通信装置。
  34. 前記第1のパラメータは、前記間隔を含み、前記間隔は、α*Pstepとして表され、αは、前記第1の情報に基づいて決定され、Pstepは、定数である、請求項22乃至33のいずれか一項に記載の通信装置。
  35. 前記候補リソースは、Y個のスロットを含み、前記Y個のスロットのうちの最後のスロットyと前記候補リスニングリソースについての検出された制御情報のスロットmとの間の間隔は、第2のパラメータ以下であり、前記第2のパラメータは、
    Figure 2023546110000110

    Figure 2023546110000111

    Figure 2023546110000112

    または
    step+Yのうちのいずれか1つであり、
    Figure 2023546110000113

    は、前記リソース予約期間中の論理スロットの数量を表し、
    Figure 2023546110000114

    は、前記リソース選択ウィンドウ中の論理スロットの数量を表す、
    請求項22乃至34のいずれか一項に記載の通信装置。
  36. 前記スロットyおよび前記スロットmは、リソースプール中の物理スロットまたは論理スロットである、請求項35に記載の通信装置。
  37. 前記第1のパラメータは、前記候補リスニングリソース間の第1の間隔を含み、前記第1の間隔は、前記指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定され、前記処理モジュールは、
    第2の情報を取得するようにさらに構成され、前記第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示し、前記第1のセンシングウィンドウのサイズは、前記第1の間隔に基づいて決定され、前記第1の時間ウィンドウは、第1の時間領域位置より前に位置し、前記第1の時間領域位置は、端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、請求項22乃至36のいずれか一項に記載の通信装置。
  38. 前記第1のパラメータは、前記候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含み、前記第3の間隔は、前記指定された時間長未満の前記リソース予約期間に基づいて決定され、前記処理モジュールは、
    第3の情報を取得するようにさらに構成され、前記第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示し、前記第2のセンシングウィンドウのサイズは、前記第3の間隔に基づいて決定され、前記第2のセンシングウィンドウは、前記第1の時間領域位置より後に位置し、前記第1の時間領域位置は、前記端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、請求項22乃至37のいずれか一項に記載の通信装置。
  39. 通信装置であって、
    第1の情報を決定するように構成された処理モジュールであって、前記第1の情報は、リソース選択ウィンドウのサイズ、センシングウィンドウのサイズ、またはリソース予約期間のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の情報は、第1のパラメータを決定するために使用され、前記第1のパラメータは、候補リソース中でサイドリンク伝送のための伝送リソースを決定するために使用される、処理モジュールと、
    前記第1の情報を端末デバイスに送信するように構成されたトランシーバモジュールと
    を備える、通信装置。
  40. 前記トランシーバモジュールは、
    第1の対応であって、前記第1の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの間隔は、間隔を含む、第1の対応、
    第2の対応であって、前記第2の対応は、少なくとも1つのリソース予約期間と少なくとも1つの間隔との間の対応であり、前記少なくとも1つのリソース予約期間は、前記リソース予約期間を含み、前記少なくとも1つの間隔は、間隔を含む、第2の対応、または
    第3の対応であって、前記第3の対応は、少なくとも1つのセンシングウィンドウのサイズと少なくとも1つの候補リソースの数量との間の対応を含み、前記少なくとも1つのセンシングウィンドウの前記サイズは、前記センシングウィンドウの前記サイズを含み、前記少なくとも1つの候補リソースの前記数量は、候補リソースの数量を含む、第3の対応
    のうちの少なくとも1つを前記端末デバイスに送信する
    ようにさらに構成される、請求項39に記載の通信装置。
  41. 前記第1のパラメータは、候補リスニングリソース間の第1の間隔を含み、前記第1の間隔は、指定された時間長以上のリソース予約期間に基づいて決定され、前記トランシーバモジュールは、
    第2の情報を前記端末デバイスに送信するようにさらに構成され、前記第2の情報は、第1のセンシングウィンドウを示し、前記第1のセンシングウィンドウは、第1の時間領域位置より前に位置し、前記第1のセンシングウィンドウのサイズは、前記第1の間隔に基づいて決定され、前記第1の時間領域位置は、前記端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、請求項39または40に記載の通信装置。
  42. 前記第1のパラメータは、前記候補リスニングリソース間の第3の間隔をさらに含み、前記第3の間隔は、前記指定された時間長未満の前記リソース予約期間に基づいて決定され、前記トランシーバモジュールは、
    第3の情報を前記端末デバイスに送信するようにさらに構成され、前記第3の情報は、第2のセンシングウィンドウを示し、前記第2のセンシングウィンドウのサイズは、前記第3の間隔に基づいて決定され、前記第2のセンシングウィンドウは、前記第1の時間領域位置より後に位置し、前記第1の時間領域位置は、前記端末デバイスが前記伝送リソースを決定するようにトリガされる瞬間である、請求項39乃至41のいずれか一項に記載の通信装置。
  43. 通信装置であって、
    命令を記憶するように構成されたメモリと、
    前記メモリから前記命令を呼び出し、前記命令を実行して、前記通信装置が請求項1乃至17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたプロセッサと
    を備える、通信装置。
  44. 通信装置であって、
    命令を記憶するように構成されたメモリと、
    前記メモリから前記命令を呼び出し、前記命令を実行して、前記通信装置が請求項18乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたプロセッサと
    を備える、通信装置。
  45. 通信システムであって、請求項22乃至38のいずれか一項または請求項43に記載の通信装置と、請求項39乃至42のいずれか一項または請求項44に記載の通信装置とを備える、通信システム。
  46. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で呼び出されて実行されたときに、前記コンピュータは、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
  47. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたときに、前記コンピュータは、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
  48. 回路であって、前記回路は、メモリに結合され、前記回路は、前記メモリに記憶されたプログラムを読み取り、実行して、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、回路。
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