JP2023541867A - ケーブルモール - Google Patents

Abstract

本発明は屋内電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールに関するものであり、具体的には、床に密着し、その上部にケーブルを収容するための底部と、前記底部の上側をカバーし、その下部に前記ケーブルを収容するためのカバー部と、前記底部及びカバー部の一側先端を一体に連結することで、前記先端を中心としてカバー部が開閉するようにする連結部と、前記底部及びカバー部の他側先端にそれぞれ対応するように形成され、互いに結合及び分離するようにするロック部と、前記底部またはカバー部の他側に形成され、前記カバー部を開放することができるようにする開閉手段部とを含んでなることにより、カバー部がより円滑で安定的に開閉し、簡便に開放することができるケーブルモールを提供する。【選択図】 図２

Description

本発明は屋内電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールに関するものである。

事務室や家庭などの屋内に家電や電子機器などを設置する場合、電線や通信線などのケーブルが床または壁を介して連結されなければならなく、このようなケーブルが露出されないように整理しながら保護するための手段としてケーブルモールが使われる。

前記ケーブルモールの従来の実施例として、韓国公開実用新案第２０－２０００－０００９５６９号公報（２０００．０６．０５．公開）には『内部に遮蔽空間が縦方向に長く形成され、この遮蔽空間に電線を収容して前記電線を外部から遮蔽して保護する電線保護モールであって、所定の幅及びその幅に比べて相対的に長い長さを有する帯形を有し、裏面には両面接着テープが付着される基板部と、前記基板部の幅の両端からそれぞれ所定の高さに延設された隔板状の両側フランジ部と、前記一側フランジ部の上端から水平方向に延びて前記一側フランジ部に対して弾性回動するものであって、その自由端に係合突起が形成され、この係合突起が前記他側フランジ部の上端に形成された係合溝に締まりばめ方式で結合することで、前記基板部と前記両側フランジ部との間に電線保護用遮蔽空間を形成するカバー部と、前記一側フランジ部と前記カバー部との間の連結部分に相対的に小さい厚さに成形される薄肉部とを一体型に含むことを特徴とする電線保護モール』が考案されている。

このような従来電線保護モールは、明細書に記載されたように、『基板部とカバー部とが一体型の合成樹脂体から成形されるので、とても簡便に施工することができ、管理することもとても楽であるという利点』はあるが、使用過程で次のような欠点がある。

第一、前記カバー部を開けにくい不便さがある。すなわち、電線保護モールを使って電線を配線した後にも、必要に応じて内部の電線を抜き取るかまたは内部に電線を追加する場合が発生する。このとき、前記カバー部１２を開けて電線を加減するためには、カバー部と他側フランジ部との間の狭い隙間を通して広げなければならないので、道具なしに手のみで開けにくい欠点がある。

第二、前記一側フランジ部とカバー部との間の連結部分が厚さを薄くした薄肉部からなるので、耐久性のために前記薄肉部１６を少し厚く形成すれば、カバー部の開閉が柔らかくなく強いので、完全な開放が難しく、薄肉部を少し薄く形成すれば、破れやすい不便さがある。

第三、普通ケーブルモールは、図１のように、壁、床または天井に密着するように設置される。この場合、作業のために前記カバー部１２を充分に開ける前に既にカバー部が壁と干渉するので、容易に開けられない不便さがある。

韓国公開実用新案第２０－２０００－０００９５６９号公報

本発明は、カバー部がより円滑で安定的に開閉するようにするとともに、カバー部をより簡便に開閉することができるようにしたケーブルモールを提供しようとするものである。

本発明は、ケーブルモールが隅に設置される場合は壁から一定の間隔で離隔する状態で設置され、ケーブルモールが２列以上に並んで設置される場合には互いに一定の間隔で離隔する状態で設置されるようにしたケーブルモールを提供しようとするものである。

本発明は、設置の際、前後端部が互いに接する部分または前後端部が直角に折り曲げられる部分をカバーすることができるようにしたケーブルモールを提供しようとするものである。

本発明は、床に密着し、その上部にケーブルを収容するための底部と、前記底部の上側をカバーし、その下部に前記ケーブルを収容するためのカバー部と、前記底部及びカバー部の一側先端を一体に連結することで、前記先端を中心としてカバー部が開閉するようにする連結部と、前記底部及びカバー部の他側先端にそれぞれ対応するように形成され、互いに結合及び分離するようにするロック部と、前記底部またはカバー部の他側に形成され、前記カバー部を開放することができるようにする開閉手段部とを含んでなる。

前記連結部は前記底部及びカバー部と一体に形成され、しないやすいように軟質の合成樹脂材から形成される。

前記ロック部は互いに対応して挿合する結合溝及び結合突起からなり、前記結合溝と結合突起とが密着する他側面には互いにかかるように対応するスナップ突起が形成され、前記結合溝の一側面には前記結合突起が押されながら挿合するか解除されるようにする遊動空間が形成される。

前記開閉手段部は、内側に凹んでいる溝または外側に突出した突起の形態に形成される。

前記底部の両側には一定の幅の羽が形成されている。

前記底部の両側には係合溝が形成され、前記底部の両側及びカバー部をカバーし、両側には前記係合溝に対応して係合するようにガイド突起が形成される連結具を含んでなる。

前記連結具は左右または上下方向に折り曲げられた形態または前後左右上下方向のうちの少なくとも３方向以上に分岐する形態になる。

本発明のケーブルモールによれば、カバー部がより柔軟で安定的にかつ便利に開閉することにより、使用の便利性が一層向上する効果がある。

本発明のケーブルモールによれば、壁、床または天井から一定の間隔で離隔する状態で設置され、２列以上に並んで設置されるときにも互いに一定の間隔で離隔する状態で設置されることにより、使用の便利性が一層向上する効果がある。

本発明のケーブルモールによれば、設置の際、前後端部が接する部分または前後端部が直角に折り曲げられる部分をカバーすることにより、ケーブルをより安全に保護するとともにこぎれいに整理する効果がある。

従来のケーブルモールの問題点を示す説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す外形図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの一実施例を示す要部説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの他の実施例を示す外形図である。 本発明が適用されたケーブルモールの他の実施例を示す説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールの他の実施例を示す説明図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す外形図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す例示図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す例示図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す例示図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す例示図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す例示図である。 本発明が適用されたケーブルモールのさらに他の実施例を示す例示図である。

本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて具体的に説明する。

本発明のケーブルモールは、図２～図４に示すように、床に密着し、その上部にケーブルを収容するための底部１００、前記底部の上側をカバーするとともにその下部に前記ケーブルを収容するためのカバー部２００、前記底部及びカバー部の一側先端を一体に連結することで、前記先端を中心としてカバー部が開閉するようにする連結部３００、前記底部及びカバー部の他側先端にそれぞれ対応して形成され、互いに結合及び分離するようにするロック部４００、及び前記底部またはカバー部の他側先端に形成され、前記カバー部を開放させる開閉手段部５００ａ、５００ｂを含んでなる。

前記底部１００は床または壁に密着し、その上部にケーブルを収容するための部分であり、通常その底面に付着される両面テープまたは別途のスクリューなどによって床または壁に固定される。前記底部１００は、図３に示すように、一側及び他側先端から上方に折り曲げられた側壁を含むか、または、図５に示すように、一側及び他側先端のうちのいずれか一先端から上方に折り曲げられた側壁を含むか、または、図６に示すように、側壁を含まない形態に形成されることができる。

前記カバー部２００は前記底部の上側をカバーし、その下部に前記ケーブルを収容するように形成される。したがって、このようなカバー部２００は前述した底部の形態に対応して図３、図５または図６のように多様な形態に形成されることができる。

前記連結部３００は前記底部とカバー部の一側先端とを一体に連結することで、前記先端を中心としてカバー部が開閉するように形成される。すなわち、前記連結部３００は底部とカバー部とを一体に形成することで、互いに分離されないようにするとともに、連結された部分を中心としてカバー部が左右に反らされるようにするものである。前記連結部３００は、図３、図５または図６に示すように、角部または側壁の上中下側のいずれか一側に形成されることができる。前記連結部３００は、図３に示すように、柔軟にしなうように軟質の合成樹脂材から形成されるか、厚さを薄くした薄肉部の形態に形成されることができる。

前記連結部３００は、実施例として図３及び図４に示すように、前記底部及びカバー部とともに一体に形成され、しないやすいように軟質の合成樹脂材から形成される。すなわち、前記底部１００及びカバー部２００は硬質の合成樹脂材質から形成されるが、前記連結部３００はしないやすい軟質の合成樹脂から形成される。ここで、前記硬質の底部及びカバー部とともに軟質の連結部を二重射出または押出し成形することで、一回の工程を介して一体に形成されるものである。このような軟質の連結部３００は、成形過程で連結部の可撓性及び硬度などを自由に調節することができる。したがって、連結部を柔軟にすることでカバー部が容易に開閉するようにするか、または連結部を堅くすることでカバー部が一定の角度以上に開放しないようにすることができる。

前記ロック部４００は前記底部及びカバー部の他側先端にそれぞれ対応して形成されることで、互いに結合及び分離するように形成されるものであり、雄雌の一対から構成される。したがって、前記ロック部４００は、図３及び図４に示すように、雄と雌とが垂直方向に挿合する形態に、または、図５～図７に示すように、雄と雌とが斜線方向に挿合する形態に、または、図１に示すように、フック方式で係合するように形成されることができる。

前記ロック部４００は、実施例として図３及び図４または図９に示すように、互いに対応して挿合する結合溝４００ａ及び結合突起４００ｂからなり、前記結合溝と結合突起とが密着する他側の接触面には互いに係合するようにスナップ突起４０１、４０２が形成されるとともに、前記結合溝４００ａの一側には前記結合突起４００ｂが押されながら係合するか排除されるように遊動空間４０３が形成される。このような構成によれば、前記結合突起が結合溝に係合した後、前記対応するスナップ突起にかかった状態で、前記連結部によってカバー部が左右に押されてもロック状態を安定的に維持するとともに、後述する開閉手段部を用いてカバー部を押し上げるときには、前記結合突起が遊動空間に押されてスナップ突起が解除されるので、カバー部を簡便に開放することができる。

前記開閉手段部５００ａ、５００ｂは前記底部またはカバー部の他側に形成されることで、前記カバー部を押し上げて開閉することができるように形成される。すなわち、前記開閉手段部５００ａ、５００ｂは底部からカバー部を開放させるためのものであり、道具を使わず、手で簡便に押し上げるか持ち上げることができるように形成される。言い替えれば、前記開閉手段部５００ａ、５００ｂは、作業者が手先などで簡便にカバー部を開放することができるように形成される。

前記開閉手段部５００ａは、実施例として図３～図６に示すように、内側に凹んでいる溝の形態に形成されることができる。ここで、前記溝の形態に形成された開閉手段部５００ａは、図３及び図４に示すように、底部とカバー部との間に形成されるにあたり、前記カバー部を押し上げるために底部またはロック部の上側に形成されるか、図５に示すように、カバー部の他側面の中間に形成されるか、図６に示すように、カバー部の他側面の下端に形成されることができる。

前記開閉手段部５００ｂは、他の実施例として図７に示すように、外側に突出した突起の形態に形成されることができる。ここで、前記突起の形態に形成された開閉手段部５００ｂはカバー部の他側面の上中下側のいずれか一位置に選択的に形成されることができる。

したがって、このような本発明のケーブルモールによれば、底部１００とカバー部２００とが一側の連結部３００を介して一体に形成され、他側のロック部によって閉鎖状態を維持する。また、カバー部の他側に開閉手段部５００ａ、５００ｂを形成することで、必要時にいつでも手で簡便に押して開放することができるので、使用の便利性が一層向上するものである。

本発明のケーブルモールは、図１０～図１２に示すように、前記底部の両側に所定の幅の羽部６００が形成される。前記羽部６００は、例えば図１１に示すように、ケーブルモールを床の隅に設置するとき、底部１００やカバー部２００が壁から一定の間隔で離隔するようにすることで、前記カバー部２００を簡便に開閉することができるようにするか、図１０に示すように、ケーブルモールを２列以上に並んで設置するとき、隣接した底部またはカバー部の一側面または他側面が互いに一定の間隔で離隔するようにすることで、前記開閉手段部５００ａ、５００ｂが露出されるようにしてカバー部２００を簡便に開閉することができるようにする。

また、前記羽部６００は、図１２に示すように、ケーブルモールを床の隅に設置するとき、底部やカバー部が壁から一定の間隔で離隔するようにすることで、後述する連結具７００を簡便に結合または分離することができるようにする。また、前記所定の幅の羽部６００は、ケーブルモールを２列以上に並んで設置するとき、隣接したケーブルモールが互いに一定の間隔で離隔するようにすることで、後述する連結具７００を簡便に結合または分離することができるようになる。したがって、前記羽部６００の幅は、例えば図１１に示すように、前記連結部３００がしなってカバー部２００が垂直方向に立てられることができるように一定の幅以上であるか、または、図１２に示すように、連結具７００が容易に結合及び分離することができるようにする一定の幅以上でなければならない。

本発明のケーブルモールは、図１０及び図１３～図１９に示すように、前記底部１００の両側にはガイド溝１０１が形成されるとともに、前記底部の両側及びカバー部をカバーしながら前記ガイド溝に対応して係合されるガイド突起７０１が形成された連結具７００を含む。

図１０に示すように、一定の長さのケーブルモールを延設する場合、互いに接するかまたは折り曲げられた前後端部の間の隙間をカバーするために連結具７００が設けられる。すなわち、前記連結具７００は互いに接するかまたは折り曲げられた前後ケーブルモールの間の隙間を通して異物が浸透するかまたはケーブルが露出されることを防止するとともに美観を高めるためのものである。また、前記連結具７００は、図１５及び図１６に示すように、前後ケーブルモールの端部が一定の距離だけ離れた状態でもカバーすることができるように、一定の長さに長く形成される。すなわち、前記連結具７００は、一側または両側端部を介して連結される前後ケーブルモールの端部の間の間隔を一定の範囲内でカバーすることができるように形成される。

前記折り曲げられた連結具７００は、ケーブルモールの設置方向によって、図１６のように、左側または右側に折り曲げられた水平折曲型、または、図１７に示すように、上側または下側に折り曲げられた垂直折曲型として提供されることができる。

前記連結具７００は、前後左右上下方向のうちの少なくとも３方向以上に分岐する形態として提供されることができる。すなわち、前記連結具７００は、図１８に示すように、「Ｔ」字形または「＋」字形に形成された連結具７００として提供される。

前記連結具７００は、図１９に示すように、長く形成されて前記カバー部または底部の全外面をカバーするように形成されることができる。このような連結具７００は多様な色相、柄または図案を表出するように印刷またはコーティングされる。

１００ 底部
２００ カバー部
３００ 連結部
４００ ロック部
５００ａ 開閉手段部
５００ｂ 開閉手段部
６００ 羽部
７００ 連結具

Claims (7)

1. 床に密着し、その上部にケーブルを収容するための底部と、
   前記底部の上側をカバーし、その下部に前記ケーブルを収容するためのカバー部と、
   前記底部及びカバー部の一側先端を一体に連結することで、前記先端を中心としてカバー部が開閉するようにする連結部と、
   前記底部及びカバー部の他側先端にそれぞれ対応するように形成され、互いに結合及び分離するようにするロック部と、
   前記底部またはカバー部の他側に形成され、前記カバー部を開放することができるようにする開閉手段部と、を含んでなることを特徴とする、ケーブルモール。
2. 前記連結部は前記底部及びカバー部と一体に形成され、しないやすいように軟質の合成樹脂材から形成されることを特徴とする、請求項１に記載のケーブルモール。
3. 前記ロック部は互いに対応して挿合する結合溝及び結合突起からなり、前記結合溝と結合突起とが密着する他側面には互いにかかるように対応するスナップ突起が形成され、前記結合溝の一側面には前記結合突起が押されながら挿合するか解除されるようにする遊動空間が形成されることを特徴とする、請求項１に記載のケーブルモール。
4. 前記開閉手段部は、内側に凹んでいる溝または外側に突出した突起の形態に形成されることを特徴とする、請求項１に記載のケーブルモール。
5. 前記底部の両側には一定の幅の羽が形成されていることを特徴とする、請求項１に記載のケーブルモール。
6. 前記底部の両側には係合溝が形成され、前記底部の両側及びカバー部をカバーし、両側には前記係合溝に対応して係合するようにガイド突起が形成される連結具を含んでなることを特徴とする、請求項１に記載のケーブルモール。
7. 前記連結具は左右または上下方向に折り曲げられた形態または前後左右上下方向のうちの少なくとも３方向以上に分岐する形態になることを特徴とする、請求項６に記載のケーブルモール。