JP2023538805A - レンズ駆動装置及びこれを含むカメラモジュール及び光学機器 - Google Patents

レンズ駆動装置及びこれを含むカメラモジュール及び光学機器 Download PDF

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Abstract

実施例は、ベースと、前記ベース上に配置されるハウジングと、前記ハウジング内に配置されるボビンと、前記ボビンに配置される第1マグネットと、前記第1マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるコイルと、前記第1マグネットから離隔して前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるヨークと、前記ボビンと前記ハウジングとの間に配置されるボール部材と、光軸方向に前記第1マグネットまたは前記第2マグネットと対向して前記ベースに配置される位置センサーとを含む。【選択図】図1

Description

実施例はレンズ駆動装置及びこれを含むカメラモジュール及び光学機器に関するものである。
超小型及び低電力消耗のためのカメラモジュールは既存の一般的なカメラモジュールに使用されたボイスコイルモーター(Voice Coil Motor:VCM)の技術を適用することが困り、これに関連した研究が活発に行われてきた。
スマートフォン及びカメラの装着された携帯電話のような電子製品の需要及び生産が増加している。携帯電話用カメラは高画素化及び小型化の趨勢にあり、よってアクチュエータも小型化、大口径化、マルチ機能化している。高画素化の携帯電話用カメラを具現するために、携帯電話用カメラの性能向上及びオートフォーカシング、シャッター振れ改善、及びズーム(Zoom)機能などの追加的な機能が要求される。
実施例は、ボビン/ハウジングとボール部材との間の摩擦力を容易で自由に設計してAF移動部を安定的に支持することができるレンズ駆動装置及びこれを含むカメラモジュール及び光学機器を提供する。
また、実施例は、コイルの磁界が位置センサーに及ぼす影響を減少させ、AF駆動の信頼性を確保することができる。
また、実施例は、重い可動子の重さにもかかわらず、オートフォーカスのための可動子のストロークの全範囲で一定した摩擦力を有することができるレンズ駆動装置、カメラモジュール、及び光学機器を提供する。
実施例によるレンズ駆動装置は、ベースと、前記ベース上に配置されるハウジングと、前記ハウジング内に配置されるボビンと、前記ボビンに配置される第1マグネットと、前記第1マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるコイルと、前記第1マグネットから離隔して前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるヨークと、前記ボビンと前記ハウジングとの間に配置されるボール部材と、光軸方向に前記第1マグネットまたは前記第2マグネットと対向して前記ベースに配置される位置センサーとを含む。
前記第2マグネットは前記ヨークと前記第1マグネットとの間に配置され、前記第1マグネットは前記第2マグネットと前記コイルとの間に配置されることができる。
前記ハウジングに配置される回路基板を含み、前記コイルは前記回路基板と電気的に連結されることができる。
前記レンズ駆動装置は、前記位置センサーと電気的に連結される通電部材を含むことができる。
前記光軸方向に垂直な方向に前記位置センサーは前記第1マグネットまたは第2マグネットとオーバーラップしなくてもよい。
前記光軸方向に垂直な方向に前記位置センサーは前記ヨークとオーバーラップしなくてもよい。
前記第1マグネットは前記ボビンの第1側部に配置され、前記第2マグネットは前記ボビンの前記第1側部の反対側である前記ボビンの第2側部に配置され、前記コイルは前記ハウジングの第1側部に配置され、前記ヨークは前記ハウジングの第1側部の反対側である前記ハウジングの第2側部に配置されることができる。
前記ボール部材は、前記第2マグネットが配置される前記ボビンの側部と前記ヨークが配置される前記ハウジングの側部との間に配置され、前記ヨークと前記第2マグネットとの間には引力が作用することができる。
前記ボール部材は、前記第1マグネットが配置される前記ボビンの側部と前記コイルが配置される前記ハウジングの側部との間に配置され、前記ヨークと前記第2マグネットの間には斥力が作用することができる。
前記ヨークは磁性体であり、前記光軸方向に前記ヨークの長さは前記光軸方向に前記第2マグネットの長さと異なるようにすることができる。
前記コイルには駆動信号が供給され、前記ボビンは前記第1マグネットとコイルとの間の相互作用によって光軸方向に移動することができる。
前記通電部材は前記ベースに配置され、前記位置センサーと前記回路基板とを電気的に連結する少なくとも一つの端子を含むことができる。
もしくは、前記通電部材は前記ベースに配置される回路部材を含むことができ、前記回路部材は、前記位置センサーと電気的に連結される少なくとも一つの端子を含むことができる。
前記光軸方向の前記ヨークの長さは前記光軸方向の前記第2マグネットの長さより大きくすることができ、前記ボビンが前記光軸方向に最低地点に位置するとき、前記光軸方向に前記第2マグネットの上端と前記ヨークの上端との間の距離は前記光軸方向に前記ボビンの総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。ここで、前記最低地点で、前記光軸方向に前記第2マグネットの下端と前記ヨークの下端との間の距離は0とするかそれより大きくすることができ、前記光軸方向の前記ボビンの総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
もしくは、前記光軸方向の前記第2マグネットの長さは前記光軸方向の前記ヨークの長さより大きくすることができ、前記ボビンが前記光軸方向に最低地点に位置するとき、前記光軸方向に前記第2マグネットの下端と前記ヨークの下端との間の距離は前記光軸方向に前記ボビンの総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。ここで、前記最低地点で、前記光軸方向に前記第2マグネットの上端と前記ヨークの上端との間の距離は0とするかそれより大きくすることができ、前記光軸方向の前記ボビンの総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
実施例によるカメラ装置は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるボビンと、前記ボビンに配置される第1マグネットと、前記第1マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるコイルと、前記第1マグネットから離隔して前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるヨークと、前記ボビンと前記ハウジングとの間に配置されるボール部材と、前記ハウジングの下に配置される第1回路基板と、前記第1回路基板上に配置されるイメージセンサーを含み、光軸方向に前記第1マグネットまたは前記第2マグネットと対向して前記第1回路基板上に配置される位置センサーとを含む。
前記カメラ装置において、前記第2マグネットは前記ヨークと前記第1マグネットとの間に配置され、前記第1マグネットは前記第2マグネットと前記コイルとの間に配置されることができる。
前記カメラ装置は、前記ハウジングに配置され、前記第1回路基板と電気的に連結される第2回路基板を含むことができ、前記コイルは前記第2回路基板と電気的に連結されることができる。
実施例は、第1マグネットと別個の第2マグネットを備えることで、ヨークと第2マグネットとの間の相互作用による引力によってボビン/ハウジングとボール部材との間の摩擦力を容易で自由に設計することができ、よってAF移動部を安定的に支持することができる。
また、実施例は、位置センサーをコイルから遠く離隔して配置することで、コイルの磁界が位置センサーに及ぼす影響を減少させ、AF駆動の信頼性を確保することができる。
また、実施例は、可動子の重さにかかわらず、オートフォーカスのための可動子のストロークの全範囲で可動子が移動するときに発生する摩擦力を一定に維持することができる。
実施例によるレンズ駆動装置の分解図である。 図1のボビン、第1マグネット、及び第2マグネットの分解斜視図である。 図1のハウジング及びヨークの分解斜視図である。 カバー部材を除いた図1のレンズ駆動装置の一実施例の平面図である。 図4aの変形例を示す図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの一実施例の平面図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの他の実施例の平面図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの一実施例による光軸方向の断面図である。 図6aのボビンが最低地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 図6aのボビンが最高地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの他の実施例による光軸方向の断面図である。 図7aのボビンが最低地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 図7aのボビンが最高地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図である。 図8aのハウジング、ボール部材、及びヨークの斜視図である。 さらに他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図である。 図9aの変形例を示す図である。 図9aのレンズ駆動装置の第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの平面図である。 実施例による位置センサーの配置を示す図である。 他の実施例による位置センサーの配置を示す図である。 位置センサーと通電部材との電気的連結の一実施例を示す図である。 位置センサーと通電部材との電気的連結の他の実施例を示す図である。 比較例によるボールタイプレンズ駆動装置の概略断面図である。 実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。 他の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。 さらに他の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。 実施例によるレンズ駆動装置の分解図である。 図17のボビン、第1マグネット、及び第2マグネットの分解斜視図である。 図17のハウジング及びヨークの分解斜視図である。 カバー部材を除いた図17のレンズ駆動装置の平面図である。 図20aの変形例を示す図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの一実施例の平面図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの他の実施例の平面図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの一実施例による光軸方向の断面図である。 図22aのボビンが最低地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 図22aのボビンが最高地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの他の実施例による光軸方向の断面図である。 図23aのボビンが最低地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 図23aのボビンが最高地点に位置するときの第2マグネットの上端とヨークの上端との間の距離を示す図である。 他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図である。 図24aのハウジング、ボール部材、及びヨークの斜視図である。 さらに他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図である。 図25aの変形例を示す図である。 図25のレンズ駆動装置の第1マグネット、コイル、第2マグネット、及びヨークの平面図である。 図17のレンズ駆動装置を含むカメラモジュールの分解斜視図である。 さらに他の実施例によるレンズ駆動装置の断面図である。 図28のA領域を拡大して示す断面図である。 図28のB領域を拡大して示す断面図である。 図28のレンズ駆動装置のコイル、ホールセンサー、及び第1~第3マグネットの配置を示す図である。 変形例によるレンズ駆動装置のコイル、ホールセンサー、及び第1~第3マグネットの配置を示す図である。 他の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。 実施例による携帯用端末機の斜視図である。 図34に示した携帯用端末機の構成図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
ただ、本発明の技術思想は説明する一部の実施例に限定されるものではなく、相異なる多様な形態に具現されることができ、本発明の技術思想の範疇内で実施例らの構成要素の一つ以上を選択的に結合又は置換して使うことができる。
また、本発明の実施例で使う用語(技術的及び科学的用語を含み)は、はっきり特に定義して記述しない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解可能な意味に解釈されることができ、辞書に定義されている用語のように一般的に使われる用語は関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味が解釈されることができるであろう。
また、本発明の実施例で使用する用語は実施例を説明するためのもので、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は、文句で特に言及しない限り、複数型も含むことができ、「A及び(と)B、Cの少なくとも一つ(又は一つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせることができる全ての組合せの中で一つ以上を含むことができる。
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使うことができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって当該構成要素の本質、順番又は手順などに限定されない。
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素は他の構成要素に直接的に連結、結合又は接続される場合だけではなく、その構成要素と他の構成要素との間にあるさらに他の構成要素によって「連結」、「結合」又は「接続」される場合も含むことができる。また、各構成要素の「上又は下」に形成又は配置されるものとして記載される場合、上又は下は二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけではなく、一つ以上のさらに他の構成要素が二つの構成要素の間に形成又は配置される場合も含む。また「上又は下」と表現される場合、一構成要素を基準に上方だけではなく下方の意味も含むことができる。
以下、レンズ駆動装置は、レンズ駆動部、VCM(Voice Coil Motor)、アクチュエータ(Actuator)またはレンズムービングデバイス(lens moving device)などに代替して表現することができ、以下、「コイル」という用語はコイルユニット(coil unit)に代替して表現することができ、「弾性部材」という用語は弾性ユニットまたはスプリングに代替して表現することができる。
また、以下の説明で、「端子(terminal)」は、パッド(pad)、電極(electrode)、導電層(conductive layer)、またはボンディング部などに代替して表現することができる。
説明の便宜上、実施例によるレンズ駆動装置は、デカルト座標系(x、y、z)を使って説明するが、他の座標系を使って説明することもでき、実施例はこれに限られない。各図面で、x軸とy軸は光軸方向であるz軸に対して垂直な方向を意味し、光軸方向であるz軸方向を「第1方向」と言い、x軸方向を「第2方向」と言い、y軸方向を「第3方向」と言うことができる。
「オートフォーカシング」とは、被写体の画像の焦点を自動でイメージセンサー面に結像させることを言う。実施例によるレンズ駆動装置は、少なくとも一枚のレンズから構成された光学モジュールを第1方向に動かすオートフォーカシング動作を遂行することができる。
図1は実施例によるレンズ駆動装置100の分解図であり、図2は図1のボビン110、第1マグネット132、及び第2マグネット134の分解斜視図であり、図3は図1のハウジング140及びヨーク136の分解斜視図であり、図4aはカバー部材300を除いた図1のレンズ駆動装置100の平面図である。
図1~図4aを参照すると、レンズ駆動装置100は、ボビン(bobbin)110、第1マグネット132、第2マグネット134、ハウジング140、コイル120、ボール部材(ball member)310、ヨーク136、及び位置センサー170を含むことができる。
また、レンズ駆動装置100は、ハウジング140の下に配置されるベース210をさらに含むこともできる。また、レンズ駆動装置100は、コイル120に駆動信号を提供するための回路基板190をさらに含むことができる。例えば、位置センサー170は回路基板190と電気的に連結されることができ、回路基板190は駆動信号を位置センサー170に供給することができ、位置センサー170の出力を受信することができる。
また、レンズ駆動装置100は、ハウジング140を収容するためのカバー部材300をさらに含むことができる。
ボビン110はレンズまたはレンズバレルを装着するためのものであり、ハウジング140内に配置されることができ、コイル120と第1マグネット132との間の電磁気的相互作用によって光軸OA方向または第1方向(例えば、Z軸方向)に移動することができる。ボビン110は「レンズホルダー(lens holder)」に代替して表現することもできる。
ボビン110は、レンズまたはレンズバレルの装着のために、開口21(図5a参照)を有することができる。例えば、ボビン110の開口21は貫通ホールとすることができ、その形状は、円形、楕円形、または多角形とすることができるが、これに限定されるものではない。
図2には示していないが、ボビン110は、上面に形成される少なくとも一つの第1ストッパーを備えることができる。例えば、第1ストッパーは、ボビン1110の上面から光軸方向または上方に突出した構造を有することができ、ボビン110の上面がカバー部材300の上板301の内面に直接衝突することを防止することができる。また、ボビン110は、下面に形成される少なくとも一つの第2ストッパーを含むこともできる。
ボビン110は、複数の側面または外側面を含むことができる。
例えば、ボビン110は複数の側部11A~11Dを含むことができる。また、ボビン110は、隣接した2個の側部の間に位置するコーナーまたはコーナー部を含むことができる。
第1マグネット132を配置または着座するために、ボビン110は複数の側部(あるいは側面または外側面)のうちの第1側部(第1側面または第1外側面)に形成されるかまたは配置される第1着座部105Aを含むことができる。第1着座部105Aは溝形を有することができる。
例えば、第1着座部105Aはボビン110の第1側部11A(あるいは第1側面または第1外側面)から陥没した溝とすることができ、ボビン110の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。また、例えば、第1着座部105Aの下部はボビン110の下面で開放せずに閉鎖することができる。
第2マグネット134を配置または着座するために、ボビン110は複数の側部(または側面または外側面)のうちの第2側部11B(あるいは第2側面または第2外側面)に形成されるかまたは配置される第2着座部105Bを含むことができる。第2着座部105Bは第2側部11Bから陥没した溝形を有することができ、ボビン110の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。また、例えば、第2着座部105Bの下部はボビン110の下面で開放せずに閉鎖することができる。
例えば、ボビン110の第2側部11B(あるいは第2側面または第2外側面)はボビン110の第1側部11A(あるいは第1側面または第1外側面)の反対側に位置することができる。
また、ボビン110の第3側部11C(あるいは第3側面または第3外側面)と第4側部11D(あるいは第4側面または第4外側面)とはボビン110の第1及び第2側部の間に配置されることができ、互いに反対側に位置することができる。
ボビン110は、ハウジング140の突出部31との空間的干渉を回避するための少なくとも一つの逃避部115を含むことができる。逃避部115は溝または逃避溝に代替して表現することができる。
例えば、逃避部115はボビン110のコーナーのうちの少なくとも一つに形成されることができる。例えば、逃避部115は、ボビン110の第2側部11B(あるいは第2側面または第2外側面)に隣接するボビン110のコーナーのうちの少なくとも一つに形成されることができる。
例えば、逃避部115は、第2側部11B(または第2側面または第2外側面)に隣接するボビン110のいずれか一コーナーに形成される第1逃避部115A、及び第2側部11B(あるいは第2側面または第2外側面)に隣接するボビン110の他のコーナーに形成される第2逃避部115Bを含むことができる。ボビン110の逃避部115は、後述するハウジング140の突出部31と一緒にボビン110が回転することを抑制する役割を果たすことができる。
ハウジング140の突出部31は、光軸を基準にボビン110が回転する程度を抑制する役割を果たすことができる。突出部31は、「回転抑制部」、「ストッパー」、「係止突起」、「衝撃緩和部」または「緩衝部」などの用語で表現することもできる。
突出部31によって、外部衝撃によってボビン110が所望の程度を超えて回転することを抑制または防止することができ、外部衝撃によるボビン110及びハウジング140の衝撃を緩和することができ、衝撃または衝突に起因する異物またはパーティクルの発生を減らすことができ、ボビン110及び/またはハウジング140の変形または破損を防止することができる。また、突出部31は光軸方向に垂直な方向に対してはストッパーの役割を果たすこともできる。
ボビン110は、ボール部材310を配置または収容するための少なくとも一つの溝117を含むことができる。溝117は、「収容溝」または「ガイド溝」に代替して表現することもできる。ボール部材310の少なくとも一部は溝117と接触することができる。
例えば、溝117はボビン110の第2側部11B(あるいは第2側面または第2外側面)に形成されることができる。溝117は、ボビン110の第2側部11B(第2側面または第2外側面)から陥没した形態を有することができる。
例えば、溝117は第2着座部105Bと第2側部11Bに隣接するボビン110のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、溝117は、第1溝117A及び第2溝117Bを含むことができる。例えば、第1溝117Aは、第2着座部105Bと第2側部11Bに隣接するボビン110のいずれか一コーナーとの間に位置することができる。また、第2溝117Bは、第2着座部105Bと第2側部11Bに隣接するボビン110の他のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、第1溝117Aは第2着座部105Bと第1逃避部115Aとの間に位置することができ、第2溝117Bは第2着座部105Bと第2逃避部115Bとの間に位置することができる。
例えば、溝117は、ボビン110の上面で開放する開口を有することができる。また、例えば、溝117の下部はボビン110の下面で開放せずに閉鎖することができる。溝117の下部はボビン110の下面に対して光軸方向に段差を有することができる。例えば、溝117の下部はボビン110の下面より高く位置することができる。
例えば、溝117は光軸方向に延びるように形成されることができる。例えば、溝117はボビン110の上面から下面まで延びるかまたはボビン110の上面と下面との間に形成されるように光軸方向に延びることができる。
例えば、上から見るとき、溝117の形状は三角形とすることができるが、これに限定されるものではなく、多角形(例えば、四角形または五角形など)を有することができ。もしくは、例えば、溝117は「V」字形または「U」字形を有することができる。
他の実施例では、ボビン110に溝117が形成されるものではなく、ハウジング140の内側面にボール部材310を配置または収容するための溝が形成されることもできる。
例えば、溝117はボビン110の第2側部11Bの外側面(または第2外側面)に形成される少なくとも一つの突出部(または突起)114に形成されることができる。突出部114は、第1溝117Aが形成される第1突出部114A、及び第2溝117Bが形成される第2突出部114Bを含むことができる。
第1マグネット132と第2マグネット134とはボビン110に互いに離隔して配置される。例えば、第2マグネット134は第1マグネット132の反対側に位置することができる。
例えば、第1マグネット132はボビン110の第1側部11A(第1側面または第1外側面)に配置されることができ、第2マグネット134はボビン110の第1側部11A(第1側面または第1外側面)に配置されることができる。
例えば、第1マグネット132はボビン110の第1着座部105Aに配置されることができ、第2マグネット134はボビン110の第2着座部105Bに配置されることができる。
第1マグネット132はコイル120と対応または対向するように配置されることができる。第1マグネット132とコイル120との間の相互作用によって電磁気力が発生することができ、このような電磁気力によってボビン110は光軸方向に移動することができる。
第1マグネット132は、少なくとも一つのマグネットユニットを含むことができる。図1で、第1マグネット132は単一のマグネットユニットを含むが、これに限定されるものではなく、他の実施例では、2個以上のマグネットユニットを含むこともできる。
第1マグネット132及び第2マグネット134のそれぞれの形状は、ボビン110の側部11A、11Bの外側面に対応する形状、例えば、全体として多面体(例えば、立方体または直方体)の形状を有することができるが、これに限定されるものではない。
第1マグネット132は、2個の相異なる極性及びこの相異なる極性の間に自然的に形成される境界面を有する単極着磁マグネットとすることができる。
例えば、第1マグネット132は、光軸方向にN極及びS極に区分される単極着磁マグネットとすることができる。例えば、第1マグネット132は、コイル120と向き合う第1面はN極及びS極を含む単極着磁マグネットとすることができる。第1マグネット132のN極は上部に位置し、S極は下部に位置することができるが、これに限定されるものではなく、他の実施例ではその反対に位置することもできる。
他の実施例では、第1マグネット132は、光軸方向に垂直な方向にN極及びS極に区分される単極着磁マグネットとすることができる。例えば、他の実施例による第1マグネットは、コイル120と向き合う第1面はN極になり、第1面の反対側である第2面はS極になるように配置されることもできるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、N極及びS極の位置がその反対になることができる。
さらに他の実施例では、電磁気力を増大させるために、第1マグネット132は4極着磁マグネットまたは両極着磁マグネットとすることができる。
例えば、第1マグネット132は、N極及びS極を含む第1マグネット、S極及びN極を含む第2マグネット、及び第1マグネットと第2マグネットとの間に配置される隔壁を含むことができる。ここで、隔壁は実質的に磁性を有しない部分であり、極性がほとんどない区間を含むことができ、空気で満たされるかまたは非磁性体物質からなることができ、「ニュートラルゾーン(Neutral Zone)」と表現することもできる。
例えば、第1マグネットと第2マグネットとは光軸方向に互いに向き合うことができ、光軸方向に第1マグネットと第2マグネットとは互いに異なる極性が向き合うように配置されることができる。
例えば、第1コイル120と向き合う第1マグネットの第1面はN極(またはS極)とすることができ、第1コイル120と向き合う第2マグネットの第1面はS極(またはN極)とすることができる。例えば、第1コイル120と向き合う第1マグネットの第1面と第2マグネットの第1面とは互いに反対の極性を有することができる。
他の実施例では、例えば、第1マグネットと第2マグネットとは光軸方向に垂直な方向に互いに向き合うこともでき、光軸方向に垂直な方向に第1マグネットと第2マグネットとは互いに異なる極性が向き合うように配置されることができる。
第1マグネット132の第1面は平面として形成されることができるが、これに限定されるものではなく、第1マグネット132の第1面は、曲面、傾斜面、またはテーパー面を含むこともできる。例えば、第1マグネット132の第1面はコイル120と向き合う面とすることができる。
第2マグネット134は少なくとも一つのマグネットユニットを含むことができる。図1で、第1マグネット132は一つのマグネットユニットを含むが、これに限定されるものではない。他の実施例では、2個以上のマグネットユニットを含むこともできる。
第2マグネット134は単極着磁マグネットまたは両極着磁マグネットとすることができる。第1マグネット132の単極着磁または両極着磁についての説明は第2マグネット134に適用または準用することができる。
第2マグネット134の磁気力の強度は第1マグネット132の磁気力の強度と異なるようにすることができる。例えば、第2マグネット134の磁気力の強度は第1マグネット132の磁気力の強度より小さくすることができるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、第2マグネット134の磁気力の強度は第1マグネット132の磁気力の強度と同じかそれより大きくすることができる。
例えば、第2マグネット134は第1マグネット132と異なる材質から形成されることができる。第2マグネット134は第1マグネット132と異なる成分を含むことができる。
例えば、第2マグネット134は第1マグネット132の材質の磁気力より小さい磁気力を有する材質から形成されることができる。例えば、第1マグネット134は第1材質から形成されることができ、第2マグネット134は第1材質と異なる第2材質から形成されることができる。ここで、第1材質の磁気力が第2材質の磁気力より大きくすることができる。第2マグネット134はネオジウム(NdFeB)及びサマリウムコバルトのうちのいずれか1種以上の材質を含むことができる。
他の実施例では、第2マグネット134は第1マグネット132と同じ材質から形成されることもできる。
ハウジング140はカバー部材300内に配置され、ハウジング140は内側にボビン110の少なくとも一部を収容する。
図3を参照すると、ハウジング140は、コイル120、回路基板190、及びヨーク136を支持し、光軸方向にAF移動部(または可動部)が移動することができるように内側にボビン110を収容する。
例えば、AF移動部は、ボビン110及びボビン110に結合または装着された構成を含むことができる。例えば、AF移動部は、ボビン110、第1マグネット132、及び第2マグネット134を含むことができる。もしくは、AF移動部は、ボビン110に結合または装着されるレンズモジュール400(図14参照)を含むこともできる。
もしくは、ヨーク136がボビン110に配置され、第2マグネット132がハウジング140に配置される他の実施例では、AF移動部は、ボビン110、第1マグネット132、及びヨーク136を含むこともできる。
もしくは、コイル120がボビン110に配置され、第1マグネット132がハウジング140に配置されるさらに他の実施例では、AF移動部は、ボビン110、コイル120、及び第2マグネット134を含むこともでき、さらに他の実施例では、第2マグネット134の代わりに、ヨーク136をAF移動部に含むこともできる。
ハウジング140は、ボビン110を収容するための開口201、ホール(hole)、またはキャビティ(cavity)を有することができる。ここで、ハウジング140の開口201はハウジング140の中央または中央領域に位置することができる。例えば、ハウジング140の開口は光軸方向にハウジング140を貫通する貫通ホールの形態を有することができる。ハウジング140の開口201は、ボビン110の形状に対応する形状、例えば、多角形(例えば、四角形または八角形)または円形(または楕円形)を有することができるが、これに限定されるものではなく、多様な形状を有することができる。
ハウジング140は、複数の側部12A~12Dを含むことができる。ハウジング140は、隣接した2個の側部の間に位置するコーナーまたはコーナー部を含むことができる。
ハウジング140は、ボビン110の第1側部11Aに対応する第1側部12A、ボビン110の第2側部11Bに対応する第2側部12B、ボビン110の第3側部11Cに対応する第3側部12C、及びボビン110の第4側部11Dに対応する第4側部12Dを含むことができる。ハウジング140の第1側部12A(または第1側面または第1外側面)はハウジング140の第2側部12B(または第2側面または第2外側面)の反対側に位置することができ、ハウジング140の第3側部12C(または第3側面または第3外側面)はハウジング140の第4側部12D(または第4側面または第4外側面)の反対側に位置することができる。
ハウジング140の第1~第4側部12A~12Dのそれぞれはカバー部材300の側板のうち対応するいずれか一つに平行に配置されることができる。
ヨーク136の配置または着座のために、ハウジング140の第2側部12Bに形成される第1着座部141を含むことができる。第1着座部141は、ホール(hole)、溝または着座溝の形態を有することができる。例えば、第1着座部141はハウジング140の第2側部12B(または第2側面または第2外側面)から陥没した溝とすることができ、ハウジング140の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。例えば、第1着座部141の下部はハウジング140の下面で開放せずに閉鎖することができる。
ハウジング140の第1側部12A(または第1側面または第1外側面)には開口またはホール106が形成されることができる。コイル120の少なくとも一部はハウジング140のホール106内に配置されることができる。ホール106は第1側部12Aを貫通する貫通ホールとすることができる。
他の実施例では、コイル120の配置のために、ハウジング140は、ホール106の代わりに、溝または凹溝を有することもできる。
回路基板190を配置または着座するために、ハウジング140の第1側部12A(または第1側面または第1外側面)には第2着座部142が形成されることができる。
例えば、第2着座部142はハウジング140の第1側部12A(または第1側面または第1外側面)から陥没した溝とすることができ、ハウジング140の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。例えば、ホール106はハウジング140の第2着座部142の底面に形成されることができる。
他の実施例では、第2着座部142は、回路基板と結合するための突起を含むことができ、回路基板はハウジングの突起に結合するホールを有することもできる。
ハウジング140は、ボビン110の逃避溝115に対応または対向する突出部31を含むことができる。突出部31はハウジング140の内面または内側面からボビン110に向かって突出することができる。
例えば、突出部31はハウジング140の隣接した2個の側部の内面の間に形成されることができる。例えば、突出部31は、ボビン110の第1逃避部115Aと対応または対向する第1突出部31Aと、ボビン110の第2逃避部115Bと対応または対向する第2突出部31Bとを含むことができる。
例えば、第1突出部31Aはハウジング140の第2側部12Bの内面と第4側部12Dの内面との間に形成されることができ、第2突出部31Bはハウジング140の第2側部12Bの内面と第3側部12Cの内面との間に形成されることができる。
図3で、突出部31はハウジング140の上面からハウジング140の下面まで延びるように形成されるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、突出部117の一端(例えば、上端または上面)はハウジング140の上面から離隔することができ、ハウジング140の上面の下に位置することができる。さらに他の実施例では、突出部117の他端(例えば、下端または下面)はハウジング140の下面から離隔することができ、ハウジング140の下面上に位置することができる。
また、図2で、逃避部115はボビン110の上面からボビン110の下面まで延びるように形成されるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、逃避部115の一端(例えば、上端)はボビン110の上面から離隔することができ、ボビン110の上面の下に位置することができる。さらに他の実施例では、突出部117の他端(例えば、下端または下面)はボビン110の下面から離隔することができ、ボビン110の下面上に位置することができる。
図3には示されていないが、ハウジング140は、上部、上面または上端に形成される第1ストッパーを含むことができ、下部、下面、または下端に形成される第2ストッパーを含むことができる。ボビン110及びハウジング140の第1及び第2ストッパーは「突出部(boss)」または「突起」に代替して表現することもできる。
ボビン110の第1側部11A(または第1側面または第1外側面)には少なくとも一つの突出部112(または突起)が形成されることができ、ハウジング140の第1側部12Aの内面には、ボビン110の突出部112に対応または対向する少なくとも一つの溝部23または溝が形成されることができる。
例えば、ボビン110は、第1側部11A(または第1側面または第1外側面)の一側に配置される第1突出部112A(または第1突起)、及び第1側部11A(または第1側面または第1外側面)の他側に配置される第2突出部112B(または第2突起)を含むことができる。
例えば、第1着座部105Aは第1突出部112Aと第2突出部112Bとの間に位置することができる。
ハウジング140は、第1側部12Aの内側面からボビン110に向かって突出し、ボビン110の少なくとも一つの突出部112に対応または対向する少なくとも一つの溝部23を含むことができる。
例えば、ハウジング140の溝部23は、第1側部12Aの内側面の一側に位置し、第4側部12Dに隣接する第1溝部23A、及び第1側部12Aの内側面の他側に位置し、第3側部12Cに隣接する第2溝部23Bを含むことができる。
例えば、ボビン110の少なくとも一つの突出部112はハウジング140の少なくとも一つの溝部23内に配置されることができる。
例えば、ボビン110の第1突出部112Aはハウジング140の第1溝部23A内に配置されることができ、ボビン110の第2突出部112Bはハウジング140の第2溝部23B内に配置されることができる。
ボビン110の突出部112及びハウジング140の溝部23は光軸を基準にボビン110が回転する程度を抑制する役割を果たすことができる。例えば、突出部112は「回転抑制部」、「ストッパー」、「係止突起」、「衝撃緩和部」または「緩衝部」などの用語で表現することもできる。
突出部112によって、外部衝撃によってボビン110が所望の程度を超えて回転することを抑制または防止することができ、外部衝撃によるボビン110とハウジング140との衝撃を緩和することができ、衝撃または衝突に起因する異物またはパーティクルの発生を減らすことができ、ボビン110及び/またはハウジング140の変形または破損を防止することができる。また、突出部31は光軸方向に垂直な方向に対してはストッパーの役割を果たすこともできる。
他の実施例では、回転防止のために、突出部112の代わりにボビン110に溝部が形成されることができ、溝部23の代わりにハウジング140に突出部が形成されることもできる。
また、ハウジング140は、ボビン110の第1着座部105A内に配置される少なくとも一つの突出部41(または突起)を含むことができる。突出部41はハウジング140の第1側部12Aの内側面からボビン110の第1側部11Aに向かって突出することができる。
例えば、突出部41(または突起)は、第1突出部41A及び第2突出部を含むことができる。
次に、コイル120について説明する。
コイル120は光軸方向に垂直な方向に第1マグネット132と対応または対向するように位置することができる。例えば、コイル120は第1マグネット132と対応または対向するようにハウジング140の第1側部12Aに配置されることができる。もしくは、例えば、コイル120はボビン110の第1側部11A(または第1側面または第1外側面)とカバー部材300の第1側板との間に配置されることができる。
例えば、コイル120はボビン110に配置される第1マグネット132と電磁気的相互作用をする駆動用AF(AutoFocus)コイルとすることができる。
例えば、コイル120はハウジング140に配置されることができる。例えば、コイル120は少なくとも一部がハウジング140のホール106内に配置されることができる。
第1マグネット132との相互作用による電磁気力を生成するために、コイル120には駆動信号(例えば、駆動電流または電圧)が提供されるかまたは印加されることができる。
コイル120に印加される駆動信号は直流信号とすることができるが、これに限定されるものではなく、交流信号であるかまたは直流信号及び交流信号を含むこともできる。
コイル120とマグネット130との間の相互作用による電磁気力によって、AF移動部(または可動部)は第1方向、例えば、上側方向(+Z軸方向)または下側方向(-Z軸方向)に移動することができる。
コイル120に印加される駆動信号の強度及び/または極性(例えば、電流が流れる方向)を制御してコイル120と第1マグネット132との間の相互作用による電磁気力の強度及び/または方向を調節することで、AF移動部の第1方向の動きを制御することができ、よってオートフォーカシングの機能を果たすことができる。
コイル120は、閉ループ形状、例えば、中央ホール120Aを有するリング形状を有することができる。コイル120はハウジング140に配置される回路基板190と結合されるかまたは回路基板190に実装されることができる。例えば、コイル120は回路基板190の第1面に配置されることができる。例えば、回路基板190の第1面はボビン110の第1側部11A(または第1側面または第1外側面)に向かう面とすることができる。
例えば、コイル120は、光軸に垂直な軸を中心に時計方向または反時計方向に巻線されるかまたは巻かれたコイルリングの形態に具現されることができる。
コイル120は回路基板190と電気的に連結されることができる。例えば、ソルダーまたは導電性接着剤によってコイル120は回路基板190の端子と電気的に連結されることができる。例えば、コイル120は、回路基板190の端子9-1~9-n(nは1より大きい自然数)のうちの2個の端子と電気的に連結されることができる。
回路基板190はハウジング140の第1側部12A(または第1側面または第1外側面)に配置されることができる。例えば、回路基板190の少なくとも一部はハウジング140の第1側部12Aに形成された第2着座部142に配置されることができる。
例えば、回路基板190の第1面の少なくとも一部はハウジング140の第2着座部142の底面に接することができる。
回路基板190は、外部装置または外部機器と電気的に連結されるための複数の端子9-1~9-n(nは1より大きい自然数)を含むことができる。例えば、複数の端子9-1~9-nは回路基板190の第2面に配置されることができる。回路基板190の第2面は回路基板190の第1面の反対面とすることができる。
例えば、回路基板190は印刷回路基板、またはFPCBとすることができる。
例えば、複数の端子9-1~9-nは回路基板190の第2面の下端に一列に配列されることができるが、これに限定されるものではない。
図1に示した実施例で、回路基板190は6個の端子9-1~9-n(例えば、n=6)を含むが、端子の数がこれに限定されるものではない。
回路基板190は、位置センサー190と端子9-1~9-nとを電気的に連結するための別途の回路パターン、配線、及び/またはパッドを含むことができる。
ヨーク136は第2マグネット134と対応または対向するようにハウジング140に配置される。例えば、光軸方向に垂直な方向にヨーク136は第2マグネット134と対向するように配置されることができる。
ヨーク136はコイル120が配置されるハウジング140の第1側部12Aを除いたハウジング140の他の側部に配置されることができる。例えば、ヨーク136はコイル120の反対側に位置することができる。例えば、ヨーク136はハウジング140の第2側部12Bに配置されることができる。例えば、第2マグネット134はボビン110の第2側部11Bとヨーク136との間に配置されることができる。もしくは、例えば、第2マグネット134は第1マグネット132とヨーク136との間に配置されることができる。
ヨーク136は回路基板190から離隔して配置されることができる。例えば、回路基板190はハウジング140の第1側部12Aに配置されることができ、回路基板190とヨーク136との間には第1マグネット132が配置されることができる。
例えば、ヨーク136と第2マグネット134との間には、光軸方向に垂直な方向に引力が作用することができる。ヨーク136と第2マグネット134との間には磁気回路(magnetic circuit)が形成されることができる。
ヨーク136は磁石に付く物質からなることができる。例えば、ヨーク136は磁性体とすることができる。例えば、ヨーク136は磁石に付く金属物質からなることができる。もしくは、例えば、ヨーク136は磁性を有する金属物質からなることができる。
もしくは、例えば、ヨーク136はマグネットとすることができる。ここで、ヨーク136は「第3マグネット」に代替して表現することもできる。
ヨーク136は固定部であるハウジング140に配置されるので、ヨーク136と第2マグネット134との間に作用する引力によって、第2マグネット134と結合されたボビン110はヨーク136の方向に引かれることができる。
ヨーク136と第2マグネット134との相互作用によってボール部材310がボビン110及びハウジング140によって押圧されるので、ヨーク136及び第2マグネット134は「押圧ユニット」または「押圧部材」とすることができる。押圧ユニットによってボビン110が光軸方向に移動するとき、ボビン110とボール部材310との間の接触、かつハウジング140とボール部材310との間の接触を維持することができる。
ボール部材310はボビン110とハウジング140との間に配置されることができる。ボール部材310は、「転動部材」、「ボール」、または「ボールベアリング」に代替して表現することができる。
ボール部材310は、ボビン110及びハウジング140と接触することができ、ボビン110とハウジング140との間で転動することで、ボビン110の光軸方向の移動を支持することができる。ボビン110が光軸方向に移動するとき、ボール部材310はボビン110とハウジング140との間の摩擦を低減することができる。ボール部材310の転動によって、ボビン110はボール部材310と接触して光軸方向にスライド方式で移動することができる。
例えば、ボール部材310は、金属材質、プラスチック、または樹脂材質からなることができるが、これに限定されるものではない。
ボール部材310は円形の形状を有することができ、ボビン110の光軸方向の移動を支持するのに十分なサイズの直径を有することができる。
例えば、ボール部材310はボビン110の第2側部11B(または第2側面または第2外側面)とハウジング140の第2側部12Bとの間に配置されることができる。例えば、ボール部材310は第1マグネット132の反対側に配置されることができる。
例えば、ボール部材310の少なくとも一部はボビン110の溝117内に配置されることもできる。例えば、ボール部材310はボビン110の溝117とハウジング140の内側面との間に配置されることができ、ボビン110の溝117及びハウジング140の内側面に接触することができる。
また、ボール部材310は少なくとも一つのボール部材を含むことができる。例えば、ボール部材310は、2個以上のボール部材310A、310Bを含むことができる。
例えば、ボール部材310は、ボビン110の第1溝117Aとハウジング140の第2側部12Bとの間に配置される第1ボール部材310A、及びボビン110の第2溝117Bとハウジング140の第2側部12Bとの間に配置される第2ボール部材310Bを含むことができる。
例えば、ボール部材310A、310Bのそれぞれは、複数のボールB1~B3及びB4~B6を含むことができる。
例えば、ボール部材310の少なくとも一部はボビン110の第1溝117A内に配置されることができ、第1溝17Aと接触することができる。また、ボール部材310の少なくとも他の一部はハウジング140の第2側部12Bの内面と接触することができる。
図4bは図4aの変形例であり得る。
図4bを参照すると、ハウジング140は、ボビン110の溝117に対応するかまたは対向する溝116を含むことができる。
例えば、溝116はハウジング140の第2側部12Bに形成されることができる。例えば、溝116はハウジング140の第2側部12Bの内面に形成されることができる。ボビン110の溝117の形状についての説明はハウジング140の溝116に適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、溝116は、ボビン110の第1溝117Aに対応または対向する第1溝116A、及びボビン110の第2溝117Bに対応または対向する第2溝116Bを含むことができる。
ボール部材310の少なくとも一部はボビン110の溝117内に配置されることができ、ボビン110の溝117と接触することができる。例えば、ボール部材310の少なくとも一部とボビン110の溝117との接触ポイントは1個以上とすることができる。
ボール部材310の少なくとも他の一部はハウジング140の溝116内に配置されることができ、ハウジング140の溝116と接触することができる。例えば、ボール部材310の少なくとも他の一部とハウジング140の溝116との接触ポイントは1個以上とすることができる。
ヨーク136と第2マグネット134との間に作用する引力によって、ボール部材310はボビン110及び/またはハウジング140によって押圧されることができ、よってボビン110を安定的に支持することができる。
図1の実施例では、ヨーク136がハウジング140に配置され、第2マグネット134がボビン110に配置されるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、ボビン110の第2側部11Bにヨーク136が配置され、ハウジング140の第2側部12Bに第2マグネット134が配置されることもできる。
カバー部材300はハウジング140を収容することができる。
カバー部材300は、下部が開放し、上板301及び側板302を含む箱(box)の形態を有することができ、カバー部材300の側板302はカバー部材300の上板301から下方に延びることができる。カバー部材300の上板301の形状は、多角形、例えば、四角形または八角形などとすることができ、カバー部材300は、レンズまたはレンズモジュール400を外部光に露出させるための開口を上板に有することができる。
カバー部材300の材質は、マグネット132、134と付く現象を防止するために、SUSまたはプラスチックなどのような非磁性体とすることができるが、磁性材質から形成してヨーク(yoke)の機能を果たすこともできる。
図5aは、第1マグネット132、コイル120、第2マグネット134、及びヨーク136の一実施例の平面図である。
図5aを参照すると、例えば、第1マグネット132の縦方向の長さL1は第2マグネット134の縦方向の長さL2より大きくすることができる。これは、第1マグネット132はAF動作のための駆動マグネットであるので、縦方向の長さを大きくすることによってAF駆動のための十分な電磁気力を確保するためである。
他の実施例では、第1マグネット132の縦方向の長さL1は第2マグネット134の縦方向の長さL2と同じにすることができる。さらに他の実施例では、第1マグネット132の縦方向の長さは第2マグネット134の縦方向の長さより小さくすることができる。
ヨーク136の縦方向の長さL3は第2マグネット134の縦方向の長さL2より大きくすることができる。
例えば、第2マグネット134と向き合うヨーク136の第1面の面積はヨーク136と向き合う第2マグネット134の第1面の面積より大きくすることができる。
例えば、ヨーク136の縦方向の長さL3は第2マグネット134の縦方向の長さL2の3倍以上とすることができる。もしくは、例えば、ヨーク136の縦方向の長さL3は第2マグネット134の縦方向の長さL2の5倍以上10倍以下とすることができる。
これは、ヨーク136の長さを大きくすることで、ヨーク136が第2マグネット134の磁気力を充分に受けることによってヨーク136と第2マグネット134との間の引力を増加させるためである。
例えば、前記「縦方向」は、光軸方向に垂直でありながらボビン110の第3側部11Cから第4側部11Dに向かう方向とすることができる。もしくは、「縦方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン110の第1側部11Aまたは第2側部11Bに平行な方向とすることができる。
第1マグネット132の横方向の長さW1は第2マグネット134の横方向の長さW2より大きくすることができる。これは、第1マグネット132はAF動作のための駆動マグネットであるので、横方向の長さを大きくすることによってAF駆動のための十分な電磁気力を確保するためである。他の実施例では、第1マグネット132の横方向の長さW1は第2マグネット134の横方向の長さW2と同じにすることができる。さらに他の実施例では、第1マグネット132の横方向の長さW1は第2マグネット134の横方向の長さW2より小さくすることができる。
例えば、前記「横方向」は前記「縦方向」に垂直な方向とすることができる。
もしくは、例えば、「横方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン110の第1側部11Aから第2側部11Bに向かう方向とすることができる。もしくは、「横方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン110の第3側部11Cまたは第4側部11Dに平行な方向とすることができる。
例えば、第1マグネット132の縦方向の長さL1はコイル120の縦方向の長さL4と同じかそれより大きくすることができる。他の実施例では、第1マグネット132の縦方向の長さL1はコイル120の縦方向の長さL4より小さくすることができる。
また、例えば、第1マグネット132の横方向の長さW1はコイル120の横方向の長さW4と同じかそれより大きくすることができる。他の実施例では、第1マグネット132の横方向の長さW1はコイル120の横方向の長さW4より小さくすることができる。
ヨーク136がマグネットの場合、ヨーク136と第2マグネット134との間に引力が作用するためには、第2マグネット134とヨーク136との対向面は互いに異なる極性を有することができる。
例えば、図5aに示したように、第2マグネット134の第1面とヨーク136の第1面とは互いに向き合うことができ、第2マグネット134の第1面の極性はS極とし、ヨーク136の第1面の極性はN極とすることができる。もしくは、例えば、第2マグネット134の第1面の極性はN極とし、ヨーク136の第1面の極性はS極とすることができる。
図5bは、第1マグネット132、コイル120、第2マグネット134、及びヨーク136の他の実施例の平面図である。図5bの第2マグネット134及びヨーク136の縦方向の長さは図5aと異なる。
図5bを参照すると、第2マグネット134の縦方向の長さL21はヨーク136の縦方向の長さL31より小さくすることができる(L21<L31)。
例えば、第2マグネット134と向き合うヨーク136の第1面の面積はヨーク136と向き合う第2マグネット134の第1面の面積より小さくすることができる。
第2マグネット134の縦方向の長さL21は第1マグネット132の縦方向の長さL1と同じかそれより小さくすることができる。他の実施例では、第2マグネット134の縦方向の長さL21は第1マグネット132の縦方向の長さL1より大きくすることができる。
図5bのヨーク136がマグネットの場合、図5bの第2マグネット134及びヨーク134の極性については図5aで説明した内容を適用するかまたは類推して適用することができる。
AF駆動の際、ボビン110のチルトを防止するために、第2マグネット134の光軸方向の長さはヨーク136の光軸方向の長さと異なるようにすることができる。
また、例えば、ボビン110が光軸方向に移動する全区間で光軸方向に垂直な方向に第2マグネット134の全領域がヨーク136とオーバーラップすることができる。
図6aは、第1マグネット132、コイル120、第2マグネット134、及びヨーク136の一実施例の光軸OA方向の断面図である。
図6aを参照すると、第1マグネット132の光軸方向の長さH1は第2マグネット134の光軸方向の長さH2より大きくすることができる。これは、第1マグネット132はAF動作のための駆動マグネットであるので、光軸方向の長さを大きくすることによってAF駆動のための十分な電磁気力を確保するためである。
他の実施例では、第1マグネット132の光軸方向の長さは第2マグネット134の光軸方向の長さと同じにすることができる。さらに他の実施例では、第1マグネット132の光軸方向の長さは第2マグネット134の光軸方向の長さより小さくすることができる。
光軸OAに垂直な方向に第1マグネット132の少なくとも一部は第2マグネット134の少なくとも一部とオーバーラップすることができる。ここで、光軸OAに垂直な方向は光軸OAを通りながら光軸OAに垂直な直線に平行な方向とすることができる。
ヨーク136の光軸方向の長さH3は第2マグネット134の光軸方向の長さH2より大きくすることができる(H3>H2)。
例えば、ヨーク136の光軸方向の長さH3は、第2マグネット134の光軸方向の長さH2の1.5倍以上とすることができる。例えば、ヨーク136の光軸方向の長さH3は、第2マグネット134の光軸方向の長さH2の2倍以上5倍以下とすることができる。
H3をH2より大きくする理由は、AF駆動のためにボビン110が光軸方向に移動する区間で第2マグネット134とヨーク136との間に作用する引力を一定に維持するためである。
第2マグネット134とヨーク136との間に作用する引力は光軸方向に垂直な方向にヨーク136と第2マグネット134とが互いにオーバーラップする範囲によって影響されることができる。
例えば、ボビン110が光軸方向に移動する全区間で光軸方向に垂直な方向に第2マグネット134の全領域がヨーク136とオーバーラップする場合には、第2マグネット134とヨーク136との間に作用する引力201を一定に維持することができる。
一方、光軸方向に垂直な方向に第2マグネット134の少なくとも一部がヨーク136とオーバーラップしない場合には、第2マグネット134とヨーク136との間に作用する引力が減少し、ボビン110はボール部材310に密着しないことがあり、よって光軸を基準にボビン110がチルト(tilt)することがあり、よって正確なAF動作を遂行することができない。
したがって、光軸方向にボビン110が移動する全区間内で、第2マグネット134の上端26A(または上面または上部)はヨーク136の上端27A(または上面または上部)より下側に位置することができ、第2マグネット134の下端2BA(または下面または下部)はヨーク136の下端27B(または上面または上部)より上側に位置することができる。ここで、移動全区間はボビン110の最低地点からボビン110の最高地点までのボビンの位置(または変位)とすることができる。
他の実施例では、最高地点で、第2マグネット134の上端25A(または上面または上部)はヨーク136の上端27A(または上面または上部)と同一面とすることができる。また、最低地点で、第2マグネット134の下端26B(または下面または下部)はヨーク136の下端27B(または下面または下部)と同一面とすることができる。
図6aでは、ヨーク136の下端27Bがボビン110の最下端72より上側に位置するが、これに限定されるものではない。他の実施例では、図6aでは、ヨーク136の下端27Bがボビン110の最下端72より下側に位置するかまたはボビン110の最下端72と同じ高さに位置することができる。例えば、ボビン110の最下端72はボビン110の下面またはボビン110の下側に設けられるストッパーの下端または下面とすることができる。例えば、ヨーク136の下端27Bはボビン110の最下端72を基準に下方に突出することができる。
図6bは、図6aのボビン110が最低地点に位置するとき、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の距離を示す。
図6bを参照すると、最低地点で、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の光軸方向の第1距離d1は光軸方向のボビン110のストローク(stroke)の総距離または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、ボビン110の総ストローク距離はボビン110の最低地点から最高地点までボビン110が移動した距離とすることができる。
例えば、最低地点は、AF駆動のために光軸方向に移動するボビン110の変位のうちの最低地点とすることができる。例えば、最低地点は、ボビン110の下端またはボビン110の下側ストッパーが固定部(例えば、ハウジング140)に接触するかまたはぶつかるときのボビン110の変位または位置とすることができる。
例えば、最高地点は、AF駆動のために光軸方向に移動するボビン110の変位のうちの最高地点とすることができる。例えば、最高地点は、ボビン110の上端またはボビン110の上部ストッパーが固定部(例えば、ハウジング140またはカバー部材300)に接触するかぶつかるとき、ボビン110の変位または位置とすることができる。
例えば、第1距離d1は光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第1距離d1は光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
他の実施例では、例えば、第1距離d1は光軸方向のボビン110の総ストローク距離と同じにすることができる。
例えば、最低地点で、第2マグネット134の下端26Bとヨーク136の下端27Aとの間の光軸方向の第2距離d2は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第2距離d2は光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第2距離d2は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
図6cは、図6aのボビン110が最高地点に位置するとき、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の距離を示す。
図6cを参照すると、例えば、最高地点で、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の光軸方向の第3距離d3は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第3距離d3は光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第3距離d3は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
最高地点で、第2マグネット134の下端26Bとヨーク136の下端27Bとの間の光軸方向の第4距離d4は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、第4距離d4は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第4距離d4は光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
第1距離d1(または第4距離d4)が総ストローク距離の1倍未満であると、第2マグネット134とヨーク136との間の引力を一定に維持することができないので、AF駆動の信頼性が悪くなることがある。仮に、第1距離d1(または第4距離d4)が総ストローク距離の3倍を超えると、ヨーク136のサイズが不必要に増加してレンズ駆動装置のサイズが増加することがあり、諸般費用が増加することがある。
他の実施例では、例えば、第4距離d4は光軸方向のボビン110の総ストローク距離と同じにすることができる。
図6b及び図6cで説明したように、AF駆動のためにボビン110が光軸方向に移動しても、光軸方向に垂直な方向に第2マグネット134全体がヨーク136とオーバーラップするので、第1ボール部材310を押圧する押圧力を一定に維持することができ、よってボビン110のチルトを抑制してAF駆動の信頼性を確保することができる。
他の実施例では、ボビン110が光軸方向に移動する全区間で光軸方向に垂直な方向に第2マグネット134とヨーク136とが互いにオーバーラップする領域は第2マグネット134の全体積の50%以上とすることができる。
図7aは、第1マグネット132、コイル120、第2マグネット134、及びヨーク136の他の実施例の光軸OA方向の断面図である。
図7aを参照すると、第2マグネット134の光軸方向の長さH21は第1マグネット132の光軸方向の長さH1より大きくすることができる(H21>H1)。
ヨーク136の光軸方向の長さH31は第2マグネット134の光軸方向の長さH21より小さくすることができる。H21をH31より大きくする理由は、AF駆動のためにボビン110が光軸方向に移動する区間で第2マグネット134とヨーク136との間に作用する引力を一定に維持するためである。
したがって、光軸方向にボビン110が移動する全区間内で、ヨーク136の上端27A(または上面または上部)は第2マグネット134の上端26A(または上面または上部)より下側に位置することができ、ヨーク136の下端27B(または下面または下部)は第2マグネット134の下端26B(または上面または上部)より上側に位置することができる。
他の実施例では、最高地点で、ヨーク136の上端27A(または上面または上部)は第2マグネット134の上端26A(または上面または上部)と同一面とすることができる。また、最低地点で、ヨーク136の下端27B(または下面または下部)は第2マグネット134の下端26B(または下面または下部)と同一面とすることができる。
図7bは、図7aのボビン110が最低地点に位置するとき、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の距離を示す。
図7bを参照すると、最低地点で、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の光軸方向の第1距離d11は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第1距離d11は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第1距離d11は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
最低地点で、第2マグネット134の下端26Bとヨーク136の下端27Bとの間の光軸方向の第2距離d12は光軸方向のボビン110の総ストローク距離または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、第2距離d12は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第2距離d12は光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
他の実施例では、例えば、第2距離d12は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離と同じにすることができる。
図7cは、図7aのボビン110が最高地点に位置するとき、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の距離を示す。
図7cを参照すると、最高地点で、第2マグネット134の上端26Aとヨーク136の上端27Aとの間の光軸方向の第3距離d13は光軸方向のボビン110のストローク(stroke)範囲または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、第3距離d13は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第3距離d13は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
他の実施例では、例えば、第3距離d13は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離と同じにすることができる。
例えば、最高地点で、第2マグネット134の下端26Bとヨーク136の下端27Aとの間の光軸方向の第4距離d14は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第4距離d14は、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第4距離d14は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
第2距離d12(または第3距離d13)が総ストローク距離の1倍未満であると、第2マグネット134とヨーク136との間の引力を一定に維持することができないので、AF駆動の信頼性が悪くなることがある。仮に、第2距離d12(または第3距離d13)が総ストローク距離の3倍を超えると、第2マグネット134のサイズが不必要に増加してレンズ駆動装置のサイズが増加することがあり、諸般費用が増加することがある。
図7b及び図7cで説明したように、AF駆動のためにボビン110が光軸方向に移動しても、光軸方向に垂直な方向にヨーク132全体が第2マグネット134とオーバーラップするので、第1ボール部材310を押圧する押圧力を一定に維持することができ、よってボビン110のチルトを抑制してAF駆動の信頼性を確保することができる。
図8aは他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図であり、図8bは図8aのハウジング140、ボール部材320、及びヨーク136の斜視図である。図8a及び図8bの実施例は図3及び図4aの実施例の変形例であり得る。
図8a及び図8bの実施例によるレンズ駆動装置は、図3及び図4aの実施例にボール部材320をさらに含むことができる。
ボール部材320はボビン110の第1側部11Aとハウジング140の第1側部12Aとの間に配置されることができる。例えば、ハウジング140は、ボール部材320を配置または収容するための少なくとも一つの溝118A、118Bを含むことができる。
例えば、溝118A、118Bはハウジングの第1側部12Aに形成されることができる。溝118A、118Bはハウジング140の第1側部12Aの内側面から陥没した形態を有することができる。
例えば、溝118A、118Bはハウジング140の突出部41(または突起)に形成されることができる。例えば、溝118A、118Bは、ボビン110の第1側部11A(または第1側面または第1外側面)と向き合うハウジング140の突出部41の側面に形成されることができる。
例えば、溝118A、118Bは、コイル120とハウジング140の第1側部12Aに隣接するハウジング140のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、ハウジング140は、第1溝118A及び第2溝118Bを含むことができる。例えば、第1溝118Aは、コイル120と第1側部12Aに隣接するハウジング140のいずれか一コーナーとの間に位置することができる。また、第2溝118Bは、コイル120と第1側部12Aに隣接するハウジング140の他のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、第1溝118Aはハウジング140の第1突出部41Aに形成されることができ、第2溝118Bはハウジング140の第2突出部41Bに形成されることができる。
例えば、溝118A、118Bは、ハウジング140の上面で開放する開口を有することができる。また、例えば、溝118A、118Bの下部はハウジング140の下面で開放せずに閉鎖することができる。溝118A、118Bの下部はハウジング140の下面に対して光軸方向に段差を有することができる。例えば、溝118A、118Bの下部はハウジング140の下面より高く位置することができる。
例えば、上から見るとき、溝118A、118Bの形状は三角形とすることができるが、これに限定されるものではなく、多角形(例えば、四角形または五角形など)とすることができる。例えば、溝118A、118Bは「V」字形、または「U」字形の溝とすることができる。
他の実施例では、ハウジング140に溝が形成されるものではなく、ボビン110の第1側部11A(第1側面または第1外側面)に、ボール部材320を配置または収容するための溝が形成されることもできる。
ボール部材320はハウジング140の溝118A、118Bとボビン110の第1側部11Aとの間に配置されることができる。ボール部材320はハウジング140の溝118A、118B及びボビン110の第1側部11Aに接触することができる。
ボール部材320の少なくとも一部はハウジング140の溝118A、118B内に配置されることができ、ハウジング140の溝118A、118Bと接触することができる。ボール部材320の少なくとも一部とハウジング140の溝118A、118Bとの接触ポイントは1個以上とすることができる。
ボール部材320は、少なくとも一つのボール部材を含むことができる。例えば、ボール部材320は、2個以上のボール部材320A、320Bを含むことができる。例えば、ボール部材320は、第3ボール部材320A及び第4ボール部材320Bを含むことができる。
第3ボール部材320Aはハウジング140の第1溝118Aに配置または収容されることができ、第4ボール部材320Bはハウジング140の第2溝118Bに配置または収容されることができる。
図4aのボール部材320の形状及び材質などについての説明は図8a及び図8bのボール部材320に適用するかまたは類推して適用することができる。
図4aの実施例と比較すると、図8a及び図8bの実施例は、ボール部材320によってボビン110とハウジング140との摩擦をもっと低減することができ、正常なAF駆動のために必要な駆動力を減少させることができ、消費電力を減少させることができる。
図8aの変形例として、ハウジング140は図4bで説明した溝116を有することができ、ボビン110は図9bで説明する溝119を有することができる。
図9aはさらに他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図であり、図10は図9のレンズ駆動装置の第1マグネット132、コイル120、第2マグネット134、及びヨーク136の平面図である。
図9a及び図10に示した実施例によるレンズ駆動装置は図4a及び図8aのレンズ駆動装置の変形例であり得る。図9a及び図10のレンズ駆動装置では図4a及び図8aのボール部材310を省略することができ、ボール部材320がボビン110の第1側部11Aとハウジング140の第1側部12Aとの間に配置されることができ、第2マグネット134とヨーク136との間には斥力が作用することができる。
例えば、第2マグネット134とヨーク136との間に作用する斥力によって、ボビン110(及び/またはハウジング140)はボール部材320を押圧することができ、ボール部材320はボビン110を安定的に支持することができる。
ヨーク136は、第2マグネット134をボール部材320に向かう方向に押すことができる。また、ヨーク134は、ボビン110をボール部材320に向かう方向に押すことができる。よって、ボビン110はボール部材320に密着することができる。
例えば、ヨーク136と第2マグネット134との間の斥力は5gf以下とすることができる。もしくは、ヨーク136と第2マグネット134との間の斥力は1gf~3gfとすることができる。もしくは、ヨーク136と第2マグネット134との間の斥力は0.1gf~2gfとすることができる。
光軸OAに垂直でありながらボビン110の中心を通る直線に平行な方向にヨーク134は第1マグネット132とオーバーラップすることができる。例えば、第1マグネット132が両極着磁マグネットの場合、光軸OAに垂直でありながらボビンの中心を通る直線に平行な方向にヨーク134は第1マグネット132の隔壁とオーバーラップすることができる
引力が作用する第2マグネット134及びヨーク136の極性についての説明を除き、図5a~図7cの説明を図9a~図10の実施例に適用するかまたは類推して適用することができる。
図9a及び図10で、ヨーク136は「マグネット(例えば、「第3マグネット」)」とすることができ、図10のヨーク136と第2マグネット134との間に斥力が作用するためには、第2マグネット134とヨーク136との対向面は同じ極性を有することができる。
例えば、図10に示したように、第2マグネット134の第1面とヨーク136の第1面とは互いに向き合うことができ、第2マグネット134の第1面の極性はN極とすることができ、ヨーク136の第1面の極性はN極とすることができる。もしくは、例えば、第2マグネット134の第1面の極性はS極とすることができ、ヨーク136の第1面の極性はS極とすることができる。
例えば、マグネットであるヨーク136の磁気力の強度は第1マグネット132の磁気力の強度より小さくすることができる。もしくは、他の実施例では、マグネットであるヨーク136の磁気力の強度は第1マグネット132の磁気力の強度と同じかそれより大きくすることができる。
また、例えば、マグネットであるヨーク136の磁気力の強度は第2マグネット134の磁気力の強度より大きくすることができる。もしくは、他の実施例では、例えば、マグネットであるヨーク136の磁気力の強度は第2マグネット134の磁気力の強度と同じにすることができる。さらに他の実施例では、例えば、マグネットであるヨーク136の磁気力の強度は第2マグネット134の磁気力の強度より大きくすることができる。
マグネットであるヨーク136と第1マグネット132とは互いに異なる材質または成分から形成されることができる。他の実施例では、ヨーク136と第1マグネット132とは同じ材料または成分から形成されることもできる。
第2マグネット132とヨーク136とは同じ材質または成分から形成されることができる。他の実施例では、第2マグネット132とヨーク136とは互いに異なる材質または成分から形成されることもできる。
図10の実施例の第1マグネット132の磁気力の強度と第2マグネット134の磁気力の強度との関係は図4a~図7cの実施例で説明したものを適用するかまたは類推して適用することができる。
図9a及び図10の実施例では、第1マグネット132と別個の第2マグネット134とヨーク136との間に斥力が作用するので、ボビン110/ハウジング140とボール部材310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる。
したがって、図9a及び図10の実施例では、AF駆動に必要な電磁気力の確保に関係なく、ボビン110/ハウジング140とボール部材310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができ、またヨーク136のサイズは第1マグネット132によって制約されないので、ヨーク136のサイズに対する自由度が向上することができ、よってレンズ駆動装置100のデザイン設計の自由度を向上させることができる。
携帯電話の機能強化及び画素数の増加につれてイメージセンサーのサイズ及びレンズの口径が増加している。特に、高画素の具現及び画質改善を目的としてレンズの口径が増加している趨勢である。
レンズの口径が増加すると、AF移動部の重さが増加するので、安定的で信頼性が確保されるAF駆動のためには、AF移動部を安定的に支持しなければならなく、光軸を基準にAF移動部のチルトを抑制するかチルトの程度が緩和しなければならない。ボビンを支持するためのボール部材を含むボールタイプのレンズ駆動装置において、AF移動部を安定的に支持するためには、レンズの重さに応じてボビン/ハウジングとボール部材との間の摩擦力を容易に調整するか設定する必要がある。
図9bは図9aの変形例である。
図9bを参照すると、ボビン110は、ハウジング140の溝118A、118Bに対応または対向する溝119を含むことができる。
例えば、溝119はボビン110の第1側部11Aに形成されることができる。例えば、溝119はボビン110の第1側部11Aの側面または外側面に形成されることができる。ボビン110の溝117の形状についての説明はボビン110の溝119に適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、溝119は、ハウジング140の第1溝118Aに対応または対向する第1溝119A、及びハウジング140の第2溝118Bに対応または対向する第2溝119Bを含むことができる。
ボール部材320A、320Bの少なくとも一部はボビン110の溝119内に配置されることができ、ボビン110の溝119と接触することができる。例えば、ボール部材320の少なくとも一部とボビン110の溝119との接触ポイントは1個以上とすることができる。
ボール部材320A、320Bの少なくとも他の一部はハウジング140の溝118A、118B内に配置されることができ、ハウジング140の溝118A、118Bと接触することができる。例えば、ボール部材320A、320Bの少なくとも他の一部とハウジング140の溝118A、118Bとの接触ポイントは1個以上とすることができる。
図13は比較例によるボールタイプレンズ駆動装置10Aの概略断面図である。
図13を参照すると、比較例10Aは、ボビン10の第1側部に駆動マグネット20が配置または結合され、駆動マグネット20と対向するようにコイル40がハウジング30の第1側部に配置されることができる。回路基板50はハウジング30の第1側部に配置され、コイル40は回路基板50の前面に配置されることができ、ヨーク60は回路基板50の後面に配置されることができる。比較例10Aで、ボール部材(図示せず)はボビン10の第1側部とハウジング140の第1側部との間に配置されることができる。
駆動マグネット20はコイル40との相互作用によってボビン10を光軸方向に移動させる役割を果たさなければならないので、AF駆動のための電磁気力を確保することができるサイズ及び磁力を有するように設計しなければならない。
ボビン10/ハウジング30とボール部材との間の摩擦力は駆動マグネット20とヨーク60との間の引力によって決定することができる。例えば、引力が増加すると、ボビン10/ハウジング30とボール部材との間の摩擦力が増加することができる。一方、引力が減少すると、ボビン10/ハウジング30とボール部材との間の摩擦力が減少することができる。
比較例では、AF駆動のための駆動マグネット20のサイズ及び磁力が既に設定されているので、このような駆動マグネット20の設計によって駆動マグネット20とヨーク60との間の引力が制約されることがある。また、このような駆動マグネット20の設計によってヨーク60のサイズに制約されることもある。
すなわち、ボビン10/ハウジング30とボール部材との間の摩擦力を調整または制御するために、駆動マグネット20とヨーク60との間の引力を自由に設計または設定することができない。
しかし、実施例では、第1マグネット132と別個の第2マグネット134とヨーク136との間に引力が作用するので、ボビン110/ハウジング140とボール部材310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる。
したがって、実施例では、AF駆動に必要な電磁気力の確保に関係なく、ボビン110/ハウジング140とボール部材310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる効果がある。
また、ヨーク136のサイズは第1マグネット132によって制約されないので、ヨーク136のサイズに対する自由度が向上することができ、よってレンズ駆動装置100のデザイン設計の自由度を向上させることができる。
図11aは実施例による位置センサー170及びベース210を示す。
図11aを参照すると、ベース210はハウジング140(またはボビン110)の下に配置されることができる。ベース210は、ボビン110の開口21及び/またはハウジング140の開口201に対応する開口21Aを有することができ、カバー部材300と一致または対応する形状、例えば、四角形を有することができる。
ベース210の外側面の下端には段部212が形成されることができ、ベース210の段部212には、カバー部材300を接着して固定するために、接着剤を塗布することができる。ここで、ベース210の段部211は上側に結合されるカバー部材300の側板302の下端をガイドすることができ、カバー部材300の側板302の下端と向き合うことができる。ベース210の側板302の下端とベース210の段部211との間には接着部材またはシーリング部材を配置または塗布することができる。
例えば、エポキシまたはシリコンなどのような接着部材(図示せず)によってベース210はハウジング140と結合することができる。
ベース210は、回路基板190に対応する外側面に、回路基板190の少なくとも一部(例えば、下端)が配置、挿入、または着座されるための溝215を有することができる。
例えば、溝215は、ハウジング140の第1側部12Aに対応するベース210の第1外側面に形成されることができる。例えば、回路基板190の端子9-1~9-nはベース210の溝215内に配置されることができる。他の実施例では、ベース210は溝215を有しなくてもよい。
ベース210は、位置センサー170が配置、挿入、または着座されるための着座溝214を有することができる。例えば、着座溝214はベース210の上面から陥没した溝の形態を有することができる。
位置センサー170はベース210に配置されることができる。例えば、位置センサー170はベース210の上面(または溝214)に配置されることができる。例えば、位置センサー170についての説明は後述する図28のホールセンサー140に適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、位置センサー170は第1マグネット132に対応するように配置されることができる。
例えば、位置センサー170は、光軸方向に第1マグネット132に対応する位置に配置されることができる。例えば、位置センサー170は、第1マグネット132の磁場を感知するようにベース210に配置されることができる。
例えば、位置センサー170は少なくとも一部が光軸方向に第1マグネット132とオーバーラップすることができる。例えば、位置センサー170は光軸方向に第2マグネット134及びヨーク136とオーバーラップしなくてもよい。また、例えば、位置センサー170は光軸方向に垂直な方向に第1マグネット132とオーバーラップしなくてもよい。また、例えば、位置センサー170は、光軸方向に垂直な方向に第2マグネット134及びヨーク136とオーバーラップしなくてもよい。
さらに他の実施例では、位置センサー170は光軸方向に第1マグネット132とオーバーラップしなくてもよい。
例えば、位置センサー170は第1マグネット132の下に配置されることができる。また、例えば、位置センサー170はコイル120より下側に配置されることができる。また、例えば、位置センサー170はボビン110より下側に位置することができる。例えば、位置センサー170は、ボビン110の下端、下部、または下面より下側に位置することができる。
位置センサー170は、ボビン110の移動につれてボビン110に装着された第1マグネット132の磁場の強度を感知することができ、感知された結果による出力信号(例えば、出力電圧)を出力することができる。例えば、カメラ装置200の制御部または端末機200Aの制御部780は位置センサー170の出力信号を用いてボビン110の光軸方向の変位を感知または検出することができる。
位置センサー170はホールセンサーを含むことができ、磁場の強度を感知することができるセンサーであればどのものでも使用可能である。
位置センサー170はホールセンサーの単独で具現されるかまたはホールセンサー(Hall sensor)を含むドライバーの形態として具現されることができる。ドライバー形態の位置センサーは温度センシング素子を含むこともできる。
例えば、位置センサー170がホールセンサーの単独で具現される場合、位置センサー170は、駆動信号または電源が提供される2個の入力端子と、センシング電圧(または出力電圧)を出力するための2個の出力端子とを含むことができる。
例えば、位置センサー170がホールセンサーの単独で具現される場合、回路基板190は、位置センサー170の2個の入力端子と電気的に連結され、2個の入力端子に電源または駆動信号を提供する第1及び第2端子(例えば、9-1、9-2)を含むことができる。ここで、回路基板190は、位置センサー170の2個の出力端子と電気的に連結され、2個の出力端子から位置センサー170の出力信号を受信する第3及び第4端子(例えば、9-3、9-4)を含むことができる。そして、回路基板190は、コイル120と電気的に連結され、コイル120に駆動信号を供給する第5及び第6端子(例えば、9-5、9-6)を含むことができる。
もしくは、例えば、位置センサー170がホールセンサーを含むドライバー形態の場合、位置センサー170は、プロトコル(protocol)を用いたデータ通信、例えば、I2C通信を用いて外部に対してデータを送受信するための第1~第4端子、及びコイル120に駆動信号を提供するための第5及び第6端子を含むことができる。ここで、位置センサー170の第1及び第2端子は電源信号を受信するための端子とすることができ、位置センサー170の第3及び第4端子はクロック信号及びデータ信号を送受信するための端子とすることができる。
位置センサー170がホールセンサーを含むドライバー形態の場合、回路基板190は、位置センサー170の第1~第4端子と電気的に連結される第1~第4端子(例えば、9-1~9-4)を含むことができる。また、位置センサー170の第5及び第6端子は回路基板190を介してコイル120と電気的に連結されることができ、位置センサー170の第5及び第6端子を介してコイル120に駆動信号が供給されることができる。
図11bは位置センサー170の他の配置を示す。図11bは図11aの変形例であり得る。
図11bを参照すると、例えば、位置センサー170は第2マグネット134に対応するように配置されることができる。例えば、位置センサー170は光軸方向に第2マグネット134に対応する位置に配置されることができる。例えば、位置センサー170は、第2マグネット134の磁場を感知するようにベース210に配置されることができる。
例えば、位置センサー170は、少なくとも一部が光軸方向に第2マグネット134とオーバーラップすることができる。例えば、位置センサー170は、光軸方向に第1マグネット132及びヨーク136とオーバーラップしなくてもよい。さらに他の実施例では、位置センサー170は光軸方向に第2マグネット134とオーバーラップしなくてもよい。
例えば、位置センサー170は第2マグネット134の下に配置されることができる。また、例えば、位置センサー170はコイル120より下側に配置されることができる。
レンズ駆動装置100は、位置センサー170と電気的に連結される通電部材を含むことができ、通電部材は、位置センサー170と電気的に連結される少なくとも一つの端子を含むことができる。
図12aは位置センサー170と通電部材410との電気的連結の一実施例を示す。
図12aを参照すると、通電部材410はベース210に配置されることができ、位置センサー170と電気的に連結されることができる。通電部材410は、導電性物質、例えば、金属材質から形成されることができる。
例えば、通電部材410は回路基板190と電気的に連結されることができる。例えば、通電部材410は位置センサー170と回路基板190とを電気的に連結することができる。例えば、通電部材410は、位置センサー170と回路基板190とを電気的に連結するための複数の通電部を含むことができる。
例えば、通電部材410は、ベース210の表面に表面電極方式などで形成される端子、配線、または回路パターンとすることができる。
もしくは、例えば、通電部材410は、インサート射出などによってベース210に形成されるインサートターミナル(insert terminal)とすることができる。例えば、通電部材410は、位置センサー170と回路基板190とを電気的に連結するための複数の端子を含むことができる。
例えば、通電部材410はベース410上に配置されることができるが、これに限定されるものではない。
図12aでは図11aの実施例を示すが、図12aの通電部材410についての説明は図11bの実施例にも適用するかまたは類推して適用することができる。
図12bは位置センサー170と通電部材420との電気的連結の他の実施例を示す。
図12bを参照すると、通電部材420は、位置センサー170と電気的に連結される少なくとも一つの端子を含む回路基板(circuit board)または回路部材(circuit member)を含むことができる。例えば、通電部材420はプリント基板またはフレキシブルプリント回路基板とすることができる。
通電部材420はベース210に配置されることができる。例えば、通電部材420はベース210の上面に配置されることができる。位置センサー170は通電部材420の下に配置されることができ、通電部材420に直接結合されることができる。
例えば、ソルダーまたは導電性接着剤によって、位置センサー170は通電部材420(例えば、回路基板)の下面に結合されることができ、通電部材170と電気的に連結されることができる。例えば、位置センサー170は通電部材420とベース210との間に配置されることができる。
例えば、通電部材420は、ベース210の外側面側に折り曲げられるかまたは延びる端子部423を含むことができる。端子部423は、位置センサー170と電気的に連結される少なくとも一つの端子425を含むことができる。
例えば、通電部材420は、ベース210の上面に配置され、位置センサー170が配置される胴体421、及び胴体421からベース210の外側面に折り曲げられるかまたは延びる端子部423を含むことができる。例えば、位置センサー170は、胴体421が下面に配置されることができ、端子部423には複数の端子425が形成されることができる。
例えば、回路基板190と回路基板420とは互いに分離されるかまたは離隔することができるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、回路基板190と回路基板420とは単一の基板として一体に形成されることもできる。
他の実施例では、位置センサー170は通電部材420上に配置されることもできる。例えば、他の実施例では、ソルダーまたは導電性接着剤によって、位置センサー170は通電部材420(例えば、回路基板)の上面に結合されることができ、通電部材170と電気的に連結されることもできる。
図12bでは図11bの実施例を示すが、図12bの通電部材420についての説明は図11aの実施例にも適用するかまたは類推して適用することができる。
図11a、図11b、図12a、及び図12bは図6aの実施例による第1マグネット132、第2マグネット134、及びヨーク136を示すが、これに限定されるものではなく、図11a、図11b、図12a、及び図12bの説明は図1~図10に示した他の実施例に全部適用するかまたは準用することができる。
図1~図12bの実施例では位置センサー170がベース210に配置されるが、他の実施例ではベース210を省略することができ、位置センサー170は、光軸方向に第1マグネット132または第2マグネット134と対応、対向、またはオーバーラップするようにハウジング140の底面に配置されることもできる。
一方、前述した実施例によるレンズ駆動装置は多様な分野、例えばカメラモジュール、カメラ、カメラ装置、または光学機器に用いることができる。
例えば、実施例によるレンズ駆動装置100は、光の特性である反射、屈折、吸収、干渉、回折などを用いて空間にある物体の像を形成し、目の視覚力増大を目標とするか、レンズによる像の記録とその再現を目的とするか、光学的測定、像の伝播や伝送などを目的とする光学機器(optical instrument)に含まれることができる。例えば、実施例による光学機器は、携帯電話、セルラーフォン、スマートフォン(smart phone)、携帯用スマート機器、デジタルカメラ、ノートブック型パソコン(laptop computer)、デジタル端末機、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーションなどであり得るが、これに制限されるものではなく、映像又は写真を撮影するためのいずれの装置も可能である。
図14は実施例によるカメラ装置200の分解斜視図を示す。
図14を参照すると、カメラ装置200は、レンズモジュール400、レンズ駆動装置100、回路基板800、及びイメージセンサー810を含むことができる。
カメラ装置200は、レンズモジュール400とイメージセンサー810との間に位置するフィルター(図示せず)をさらに含むことができる。例えば、フィルターはベース210に配置されるかまたは着座することができるが、これに限定されるものではない。例えば、ベース210の下面には、フィルターが着座するかまたは配置されるための着座溝が設けられることもできる。接着部材(図示せず)によって、ベース210は回路基板800の上面に結合、付着、または固定されることができる。
レンズモジュール400はレンズ及び/またはレンズバレル(lens barrel)を含むことができ、レンズ駆動装置100のボビン110に装着されることができる。
例えば、レンズモジュール400は、一つ以上のレンズと、一つ以上のレンズを収容するレンズバレルとを含むことができる。ただ、レンズモジュールの一構成がレンズバレルに限定されるものではなく、一つ以上のレンズを支持することができるホルダー構造であればどのものでも可能である。レンズモジュールはレンズ駆動装置100に結合してレンズ駆動装置100と一緒に移動することができる。
例えば、レンズモジュール400は、一例としてレンズ駆動装置100と螺合することができる。レンズモジュール400は、一例として接着剤(図示せず)によってレンズ駆動装置100と結合することができる。一方、レンズモジュール400を通過した光はフィルターを通過してイメージセンサー810に照射されることができる。
フィルターは、レンズバレル400を通過する光のうち特定の周波数帯域の光がイメージセンサー810に入射することを遮断する役割を果たすことができる。例えば、フィルターは赤外線遮断フィルターとすることができるが、これに限定されるものではない。
回路基板800はレンズ駆動装置100の下部に配置されることができ、回路基板800にはイメージセンサー810が配置または実装されることができる。イメージセンサー810は、レンズ駆動装置100を通して入射する光に含まれるイメージを受信し、受信されたイメージを電気的信号に変換することができる。
回路基板800は、レンズ駆動装置100の回路基板190と電気的に連結されることができる。例えば、回路基板800は、レンズ駆動装置100の回路基板190の端子9-1~9-nと電気的に連結される端子801を含むことができる。例えば、コイル120に供給されるための駆動信号、及び位置センサー170に供給される駆動信号(またはクロック信号/データ信号)は回路基板800の端子801及びレンズ駆動装置100の回路基板190の端子9-1~9-nに伝送されることができる。また、位置センサー170の出力はレンズ駆動装置100の回路基板190の端子9-1~9-nから回路基板800の端子801に伝送されることができる。
イメージセンサー810は、レンズモジュール400と光軸が一致するように位置することができる。これにより、イメージセンサー810はレンズモジュール400を通過した光を獲得することができる。イメージセンサー810は照射される光を映像として出力することができる。イメージセンサー810は、一例として電荷結合素子(charge coupled device:CCD)、金属酸化膜半導体(metal oxide semi-conductor:MOS)、CPD、及びCIDとすることができる。ただ、イメージセンサーの種類がこれに限定されるものではない。
フィルターとイメージセンサー810とは光軸方向に互いに対向するように離隔して配置されることができる。
図15はさらに他の実施例によるカメラ装置200-2の分解斜視図である。
図15を参照すると、カメラ装置200-2は図14のカメラモジュールの変形例であり、図15では、位置センサー170がベース210に配置されるものではなく、カメラ装置200-1の回路基板800上に配置される。
例えば、位置センサー170はベース210と回路基板800との間に配置されることができる。もしくは、例えば、位置センサー170はベース210の下に配置されることができる。位置センサー170との空間的干渉を回避するために、ベース210の下面には溝または逃避溝が形成されることができる。
例えば、ソルダーまたは導電性接着剤によって位置センサー170は回路基板800と直接結合することができ、回路基板800と電気的に連結されることができる。したがって、図15では、位置センサー170と回路基板170とを電気的に連結するための別途の通電部材410、420が必要ではない。
例えば、位置センサー170は光軸方向に第1マグネット132と対応、対向、またはオーバーラップすることができる。
もしくは、他の実施例では、位置センサー170は光軸方向に第2マグネット134と対応、対向、またはオーバーラップすることができる。図11a及び図11bの位置センサー170の位置についての説明は図15の実施例に適用するかまたは類推して適用することができる。
図16はさらに他の実施例によるカメラ装置200-2の分解斜視図である。図16のカメラ装置200-2は図14のカメラ装置200の変形例であり得る。
図16を参照すると、図16では、位置センサー170がベース210に配置されるものではなく、カメラ装置200-1の回路基板800上に配置され、ベース210を省略することができる。
位置センサー170はボビン110(及び/またはハウジング140)と回路基板800との間に配置されることができる。例えば、位置センサー170は、ボビン110に配置された第1マグネット132または第2マグネット134と回路基板800との間に配置されることができる。
位置センサー170との空間的干渉を回避するために、ハウジング140の下面には溝または逃避溝が形成されることができる。
例えば、位置センサー170は光軸方向に第1マグネット132または第2マグネット134と対応、対向、またはオーバーラップすることができる。図11a及び図11bの位置センサー170の位置についての説明は図16の実施例に適用するかまたは類推して適用することができる。
また、回路基板800と位置センサー170との結合及び電気的連結は図15の説明を適用するかまたは類推して適用することができる。
図17は実施例によるレンズ駆動装置1100の分解図であり、図18は図17のボビン1110、第1マグネット1132、及び第2マグネット1134の分解斜視図であり、図19は図17のハウジング1140及びヨーク1136の分解斜視図であり、図20aはカバー部材1300を除いた図17のレンズ駆動装置1100の平面図である。
図17~図20aを参照すると、レンズ駆動装置1100は、ボビン(bobbin)1110、第1マグネット1132、第2マグネット1134、ハウジング1140、コイル1120、ボール部材(ball member)1310、及びヨーク1136を含むことができる。
また、レンズ駆動装置1100は、AFフィードバック駆動のために、位置センサー1170をさらに含むことができる。また、レンズ駆動装置1100は、位置センサー1170に駆動信号を供給し、位置センサー1170の出力を受信するために、位置センサー1170と電気的に連結される回路基板1190をさらに含むことができる。
また、レンズ駆動装置1100は、ハウジング1140を収容するためのカバー部材1300をさらに含むことができる。
ボビン1110はレンズまたはレンズバレルを装着するためのものであり、ハウジング1140内に配置されることができ、コイル1120と第1マグネット1132との間の電磁気的相互作用によって光軸OA方向または第1方向(例えば、Z軸方向)に移動することができる。ボビン1110は「レンズホルダー(lens holder)」に代替して表現することもできる。
ボビン1110は、レンズまたはレンズバレルの装着のために、開口1021(図23a参照)を有することができる。例えば、ボビン1110の開口1021は貫通ホールとすることができ、その形状は、円形、楕円形、または多角形とすることができるが、これに限定されるものではない。
図18には示していないが、ボビン1110は、上面に形成される少なくとも一つの第1ストッパーを備えることができる。例えば、第1ストッパーはボビン1110の上面から光軸方向にまたは上方に突出した構造を有することができ、ボビン1110の上面がカバー部材1300の上板1301の内面に直接衝突することを防止することができる。また、ボビン1110は、下面に形成される少なくとも一つの第2ストッパーを含むことができる。
ボビン1110は、複数の側面または外側面を含むことができる。
例えば、ボビン1110は、複数の側部1011A~1011Dを含むことができる。また、ボビン1110は、隣接した2個の側部の間に位置するコーナーまたはコーナー部を含むことができる。
第1マグネット1132を配置または着座するために、ボビン1110は複数の側部(または側面または外側面)のうちの第1側部(第1側面または第1外側面)に形成されるかまたは配置される第1着座部1105Aを含むことができる。第1着座部1105Aは溝の形態を有することができる。
例えば、第1着座部1105Aはボビン1110の第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)から陥没した溝とすることができ、ボビン1110の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。また、例えば、第1着座部1105Aの下部はボビン1110の下面で開放せずに閉鎖することができる。
第2マグネット1134を配置または着座するために、ボビン1110は、複数の側部(または側面または外側面)のうちの第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に形成されるかまたは配置される第2着座部1105Bを含むことができる。第2着座部1105Bは第2側部1011Bから陥没した溝の形態を有することができ、ボビン1110の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。また、例えば、第2着座部1105Bの下部はボビン1110の下面で開放せずに閉鎖することができる。
例えば、ボビン1110の第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)はボビン1110の第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)の反対側に位置することができる。
また、ボビン1110の第3側部1011C(または第3側面または第3外側面)及び第4側部1011D(または第4側面または第4外側面)はボビン1110の第1及び第2側部の間に配置されることができ、互いに反対側に位置することができる。
ボビン1110は、ハウジング1140の突出部1031との空間的干渉を回避するための少なくとも一つの逃避部1115を含むことができる。逃避部1115は溝または逃避溝に代替して表現することができる。
例えば、逃避部1115はボビン1110のコーナーのうちの少なくとも一つに形成されることができる。例えば、逃避部1115はボビン1110の第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に隣接するボビン1110のコーナーのうちの少なくとも一つに形成されることができる。
例えば、逃避部1115は、第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に隣接するボビン1110のいずれか一コーナーに形成される第1逃避部115A、及び第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に隣接するボビン1110の他のコーナーに形成される第2逃避部1115Bを含むことができる。ボビン1110の逃避部1115は後述するハウジング1140の突出部1031と一緒にボビン1110が回転することを抑制する役割を果たすことができる。
ハウジング1140の突出部1031は、光軸を基準にボビン1110が回転する程度を抑制する役割を果たすことができる。突出部1031は「回転抑制部」、「ストッパー」、「係止突起」、「衝撃緩和部」または「緩衝部」などの用語で表現することもできる。
突出部1031によって、外部衝撃によってボビン1110が所望の程度を超えて回転することを抑制または防止することができ、外部衝撃によるボビン1110とハウジング1140との衝撃を緩和することができ、衝撃または衝突に起因する異物またはパーティクルの発生を減らすことができ、ボビン1110及び/またはハウジング1140の変形または破損を防止することができる。また、突出部1031は、光軸方向に垂直な方向に対してはストッパーの役割を果たすこともできる。
ボビン1110は、ボール部材1310を配置または収容するための少なくとも一つの溝1117を含むことができる。溝1117は「収容溝」または「ガイド溝」に代替して表現することもできる。ボール部材1310の少なくとも一部は溝1117と接触することができる。
例えば、溝1117はボビン1110の第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に形成されることができる。溝1117は、ボビン1110の第2側部1011B(第2側面または第2外側面)から陥没した形態を有することができる。
例えば、溝1117は、第2着座部1105Bと第2側部1011Bに隣接するボビン1110のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、溝1117は、第1溝1117A及び第2溝1117Bを含むことができる。例えば、第1溝1117Aは、第2着座部1105Bと第2側部1011Bに隣接するボビン1110のいずれか一コーナーとの間に位置することができる。また、第2溝1117Bは第2着座部1105Bと第2側部1011Bに隣接するボビン1110の他のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、第1溝1117Aは第2着座部1105Bと第1逃避部115Aとの間に位置することができ、第2溝1117Bは第2着座部1105Bと第2逃避部1115Bとの間に位置することができる。
例えば、溝1117は、ボビン1110の上面で開放する開口を有することができる。また、例えば、溝1117の下部はボビン1110の下面で開放せずに閉鎖することができる。溝1117の下部はボビン1110の下面に対して光軸方向に段差を有することができる。例えば、溝1117の下部はボビン1110の下面より高く位置することができる。
例えば、溝1117は光軸方向に延びるように形成されることができる。例えば、溝1117はボビン1110の上面から下面まで延びるかまたはボビン1110の上面と下面との間に形成されるように光軸方向に延びることができる。
例えば、上から見るとき、溝1117の形状は三角形とすることができるが、これに限定されるものではなく、多角形(例えば、四角形または五角形など)とすることもできる。もしくは、例えば、溝1117は「V」字形または「U」字形を有することができる。
他の実施例では、ボビン1110に溝1117が形成されるものではなく、ハウジング1140の内側面にボール部材1310を配置または収容するための溝が形成されることもできる。
例えば、溝1117はボビン1110の第2側部1011Bの外側面(または第2外側面)に形成される少なくとも一つの突出部1114(または突起)に形成されることができる。突出部1114は、第1溝1117Aが形成される第1突出部1114A、及び第2溝1117Bが形成される第2突出部1114Bを含むことができる。
第1マグネット1132と第2マグネット1134とはボビン1110に互いに離隔して配置される。例えば、第2マグネット1134は第1マグネット1132の反対側に位置することができる。
例えば、第1マグネット1132はボビン1110の第1側部1011A(第1側面または第1外側面)に配置されることができ、第2マグネット1134はボビン1110の第1側部1011A(第1側面または第1外側面)に配置されることができる。
例えば、第1マグネット1132はボビン1110の第1着座部1105Aに配置されることができ、第2マグネット1134はボビン1110の第2着座部1105Bに配置されることができる。
第1マグネット1132はコイル1120と対応または対向するように配置されることができる。第1マグネット1132とコイル1120との間の相互作用によって電磁気力が発生することができ、このような電磁気力によってボビン1110は光軸方向に移動することができる。
第1マグネット1132は、少なくとも一つのマグネットユニットを含むことができる。図1では、第1マグネット1132は単一のマグネットユニットを含むが、これに限定されるものではない。他の実施例では、2個以上のマグネットユニットを含むこともできる。
第1マグネット1132及び第2マグネット1134のそれぞれの形状は、ボビン1110の側部1011A、1011Bの外側面に対応する形状、例えば、全体として多面体(例えば、立方体または直方体)の形状有することができるが、これに限定されるものではない。
第1マグネット1132は、2個の相異なる極性及びこの相異なる極性の間に自然的に形成される境界面を有する単極着磁マグネットとすることができる。
例えば、第1マグネット1132は光軸方向にN極及びS極に区分される単極着磁マグネットとすることができる。例えば、第1マグネット1132は、コイル1120と向き合う第1面がN極及びS極を含む単極着磁マグネットとすることができる。第1マグネット1132のN極は上部に位置し、S極は下部に位置することができるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、その反対に位置することもできる。
他の実施例では、第1マグネット1132は光軸に垂直な方向にN極及びS極に区分される単極着磁マグネットとすることができる。例えば、他の実施例による第1マグネットは、コイル1120と向き合う第1面がN極になり、第1面の反対側である第2面はS極になるように配置されることもできるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、N極及びS極の位置がその反対になることができる。
さらに他の実施例では、電磁気力を向上させるために、第1マグネット1132は4極マグネットまたは両極着磁マグネットとすることができる。
例えば、第1マグネット1132は、N極及びS極を含む第1マグネット、S極及びN極を含む第2マグネット、及び第1マグネットと第2マグネットとの間に配置される隔壁を含むことができる。ここで、隔壁は実質的に磁性を有しない部分であり、極性がほとんどない区間を含むことができ、空気で満たされるかまたは非磁性体物質からなることができ、「ニュートラルゾーン(Neutral Zone)」と表現することもできる。
例えば、第1マグネットと第2マグネットとは光軸方向に互いに向き合うことができ、光軸方向に第1マグネットと第2マグネットとは互いに異なる極性が向き合うように配置されることができる。
例えば、第1コイル1120と向き合う第1マグネットの第1面はN極(またはS極)になり、第1コイル1120と向き合う第2マグネットの第1面はS極(またはN極)になることができる。例えば、第1コイル1120と向き合う第1マグネットの第1面と第2マグネットの第1面とは互いに反対の極性を有することができる。
他の実施例では、例えば、第1マグネットと第2マグネットとは光軸方向に垂直な方向に互いに向き合うこともでき、光軸に垂直な方向に第1マグネットと第2マグネットとは互いに異なる極性が向き合うように配置されることができる。
第1マグネット1132の第1面は平面に形成されることができるが、これに限定されるものではない。第1マグネット1132の第1面は、曲面、傾斜面、またはテーパー面を含むこともできる。例えば、第1マグネット1132の第1面はコイル1120と向き合う面とすることができる。
第2マグネット1134は、少なくとも一つのマグネットユニットを含むことができる。図1では、第1マグネット1132は一つのマグネットユニットを含むが、これに限定されるものではない。他の実施例では、2個以上のマグネットユニットを含むこともできる。
第2マグネット1134は単極着磁マグネットまたは両極着磁マグネットとすることができる。第1マグネット1132の単極着磁または両極着磁についての説明は第2マグネット1134に適用または準用することができる。
第2マグネット1134の磁気力の強度は第1マグネット1132の磁気力の強度と異なるようにすることができる。例えば、第2マグネット1134の磁気力の強度は第1マグネット1132の磁気力の強度より小さくすることができるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、第2マグネット1134の磁気力の強度は第1マグネット1132の磁気力の強度と同じかそれより大きくすることができる。
例えば、第2マグネット1134は第1マグネット1132と異なる材質から形成されることができる。第2マグネット1134は第1マグネット1132と異なる成分を含むことができる。
例えば、第2マグネット1134は、第1マグネット1132の材質の磁気力より弱い磁気力を有する材質から形成されることができる。例えば、第1マグネット1132は第1材質から形成されることができ、第2マグネット1134は第1材質と異なる第2材質から形成されることができる。ここで、第1材質の磁気力が第2材質の磁気力より大きくすることができる。第2マグネット1134は、ネオジウム(NdFeB)及びサマリウムコバルトのうちのいずれか1種以上の材質を含むことができる。
他の実施例では、第2マグネット1134は第1マグネット1132と同じ材質から形成されることもできる。
ハウジング1140はカバー部材1300内に配置され、ハウジング1140は内側にボビン1110の少なくとも一部を収容する。
図19を参照すると、ハウジング1140は、コイル1120、回路基板1190、及びヨーク1136を支持し、光軸方向にAF移動部(または可動部)が移動することができるように、内側にボビン1110を収容する。
例えば、AF移動部は、ボビン1110及びボビン1110に結合または装着された構成を含むことができる。例えば、AF移動部は、ボビン1110、第1マグネット1132、及び第2マグネット1134を含むことができる。もしくは、AF移動部は、ボビン1110に結合または装着されるレンズモジュール400(図12参照)を含むこともできる。
もしくは、ヨーク1136がボビン1110に配置され、第2マグネット132がハウジング1140に配置される他の実施例では、AF移動部は、ボビン1110、第1マグネット1132、及びヨーク1136を含むこともできる。
もしくは、コイル1120がボビン1110に配置され、第1マグネット1132がハウジング1140に配置されるさらに他の実施例では、AF移動部は、ボビン1110、コイル1120、及び第2マグネット1134を含むこともでき、さらに他の実施例では、第2マグネット1134の代わりにヨーク1136がAF移動部に含まれることもできる。
ハウジング1140は、ボビン1110を収容するための開口1201、ホール(hole)、またはキャビティ(cavity)を有することができる。ここで、ハウジング1140の開口1201はハウジング1140の中央または中央領域に位置することができる。例えば、ハウジング1140の開口は光軸方向にハウジング1140を貫通する貫通ホールの形態を有することができる。ハウジング1140の開口1201は、ボビン1110の形状に対応する形状、例えば、多角形(例えば、四角形または八角形)または円形(または楕円形)を有することができるが、これに限定されるものではなく、多様な形状を有することができる。
ハウジング1140は、複数の側部1012A~1012Dを含むことができる。ハウジング1140は、隣接した2個の側部の間に位置するコーナーまたはコーナー部を含むことができる。
ハウジング1140は、ボビン1110の第1側部1012Aに対応する第1側部1012A、ボビン1110の第2側部1011Bに対応する第2側部1012B、ボビン1110の第3側部1011Cに対応する第3側部1012C、及びボビン1110の第4側部1011Dに対応する第4側部1012Dを含むことができる。ハウジング1140の第1側部1012A(または第1側面または第1外側面)はハウジング1140の第2側部1012B(または第2側面または第2外側面)の反対側に位置することができ、ハウジング1140の第3側部1012C(または第3側面または第3外側面)はハウジング1140の第4側部1012D(または第4側面または第4外側面)の反対側に位置することができる。
ハウジング1140の第1~第4側部1012A~1012Dのそれぞれはカバー部材1300の側板のうち対応するいずれか一つに平行に配置されることができる。
ヨーク1136の配置または着座のために、ハウジング1140の第2側部1012Bに形成される第1着座部1141を含むことができる。第1着座部1141は、ホール(hole)、溝または着座溝の形態を有することができる。例えば、第1着座部1141はハウジング1140の第2側部1012B(または第2側面または第2外側面)から陥没した溝とすることができ、ハウジング1140の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。例えば、第1着座部1141の下部はハウジング1140の下面で開放せずに閉鎖することができる。
ハウジング1140の第1側部1012A(または第1側面または第1外側面)には開口またはホール1106が形成されることができる。コイル1120の少なくとも一部はハウジング1140のホール1106内に配置されることができる。ホール1106は第1側部1012Aを貫通する貫通ホールとすることができる。ホール1106が貫通ホールの形態を有するので、位置センサー1170と第1マグネット1132との間にハウジング1140が介在されなく、よって位置センサー1170の出力を増加させることができ、位置センサー1170の感度が向上することができる。
他の実施例では、コイル1120の配置のために、ハウジング1140は、ホールの代わりに溝または凹溝を有することもできる。
回路基板1190を配置または着座するために、ハウジング1140の第1側部1012A(または第1側面または第1外側面)には第2着座部1142が形成されることができる。
例えば、第2着座部1142はハウジング1140の第1側部1012A(または第1側面または第1外側面)から陥没した溝とすることができ、ハウジング1140の上面または下面のうちの少なくとも一つで開放する開口を有することができる。例えば、ホール1106はハウジング1140の第2着座部1142の底面に形成されることができる。
他の実施例では、第2着座部1142は回路基板と結合するための突起を含むことができ、回路基板はハウジングの突起に結合するホールを有することもできる。
ハウジング1140は、ボビン1110の逃避溝115に対応または対向する突出部1031を含むことができる。突出部1031はハウジング1140の内面または内側面からボビン1110に向かって突出することができる。
例えば、突出部1031はハウジング1140の隣接した2個の側部の内面の間に形成されることができる。例えば、突出部1031は、ボビン1110の第1逃避部115Aと対応または対向する第1突出部1031Aと、ボビン1110の第2逃避部1115Bと対応または対向する第2突出部1031Bとを含むことができる。
例えば、第1突出部1031Aはハウジング1140の第2側部1012Bの内面と第4側部1012Dの内面との間に形成されることができ、第2突出部1031Bはハウジング1140の第2側部1012Bの内面と第3側部1012Cの内面との間に形成されることができる。
図19で、突出部1031はハウジング1140の上面からハウジング1140の下面まで延びるように形成されるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、突出部1031の一端(例えば、上端または上面)はハウジング1140の上面から離隔することができ、ハウジング1140の上面の下に位置することができる。さらに他の実施例では、突出部1031の他端(例えば、下端または下面)はハウジング1140の下面から離隔することができ、ハウジング1140の下面上に位置することができる。
また、図18で、逃避部1115はボビン1110の上面からボビン1110の下面まで延びるように形成されるが、これに限定されるものではなき。他の実施例では、逃避部1115の一端(例えば、上端)はボビン1110の上面から離隔することができ、ボビン1110の上面の下に位置することができる。さらに他の実施例では、突出部1031の他端(例えば、下端または下面)はボビン1110の下面から離隔することができ、ボビン1110の下面上に位置することができる。
図19には示していないが、ハウジング1140は、上部、上面または上端に形成される第1ストッパーを含むことができ、下部、下面、または下端に形成される第2ストッパーを含むことができる。ボビン1110及びハウジング1140の第1及び第2ストッパーは「突出部(boss)」または「突起」に代替して表現することもできる。
ボビン1110の第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)には少なくとも一つの突出部1112(または突起)が形成されることができ、ハウジング1140の第1側部1012Aの内面にはボビン1110の突出部1112に対応または対向する少なくとも一つの溝部1023または溝が形成されることができる。
例えば、ボビン1110は、第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)の一側に配置される第1突出部1112A(または第1突起)、及び第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)の他側に配置される第2突出部1112B(または第2突起)を含むことができる。
例えば、第1着座部1105Aは第1突出部1112Aと第2突出部1112Bとの間に位置することができる。
ハウジング1140は、第1側部1012Aの内側面からボビン1110に向かって突出し、ボビン1110の少なくとも一つの突出部1112に対応または対向する少なくとも一つの溝部1023を含むことができる。
例えば、ハウジング1140の溝部1023は、第1側部1012Aの内側面の一側に位置し、第4側部1012Dに隣接する第1溝部1023A、及び第1側部1012Aの内側面の他側に位置し、第3側部1012Cに隣接する第2溝部1023Bを含むことができる。
例えば、ボビン1110の少なくとも一つの突出部1112はハウジング1140の少なくとも一つの溝部1023内に配置されることができる。
例えば、ボビン1110の第1突出部1112Aはハウジング1140の第1溝部1023A内に配置されることができ、ボビン1110の第2突出部1112Bはハウジング1140の第2溝部1023B内に配置されることができる。
ボビン1110の突出部1112及びハウジング1140の溝部1023は光軸を基準にボビン1110が回転する程度を抑制する役割を果たすことができる。例えば、突出部1112は「回転抑制部」、「ストッパー」、「係止突起」、「衝撃緩和部」または「緩衝部」などの用語で表現することもできる。
突出部1112によって、外部衝撃によってボビン1110が所望の程度を超えて回転することを抑制または防止することができ、外部衝撃によるボビン1110とハウジング1140との衝撃を緩和することができ、衝撃または衝突に起因する異物またはパーティクルの発生を減らすことができ、ボビン1110及び/またはハウジング1140の変形または破損を防止することができる。また、突出部1031は光軸方向に垂直な方向に対してはストッパーの役割を果たすこともできる。
他の実施例では、回転防止のために、突出部1112の代わりに、ボビン1110に溝部が形成されることができ、溝部1023の代わりに、ハウジング1140に突出部が形成されることもできる。
また、ハウジング1140は、ボビン1110の第1着座部1105A内に配置される少なくとも一つの突出部1041(または突起)を含むことができる。突出部1041はハウジング1140の第1側部1012Aの内側面からボビン1110の第1側部1011Aに向かって突出することができる。
例えば、突出部1041(または突起)は第1突出部1041A及び第2突出部を含むことができる。
次に、コイル1120について説明する。
コイル1120は光軸方向に垂直な方向に第1マグネット1132と対応または対向するように位置することができる。例えば、コイル1120は、第1マグネット1132と対応または対向するように、ハウジング1140の第1側部1012Aに配置されることができる。もしくは、例えば、コイル1120はボビン1110の第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)とカバー部材1300の第1側板との間に配置されることができる。
例えば、コイル1120はボビン1110に配置される第1マグネット1132と電磁気的相互作用をする駆動用AF(AutoFocus)コイルとすることができる。
例えば、コイル1120はハウジング1140に配置されることができる。例えば、コイル1120は少なくとも一部がハウジング1140のホール1106内に配置されることができる。
第1マグネット1132との相互作用による電磁気力を生成するために、コイル1120には駆動信号(例えば、駆動電流または電圧)が提供されるかまたは印加されることができる。
コイル1120に印加される駆動信号は直流信号とすることができるが、これに限定されるものではなく、交流信号かまたは直流信号及び交流信号を含むこともできる。
コイル1120とマグネット130との間の相互作用による電磁気力によってAF移動部(または可動部)は第1方向、例えば、上側方向(+Z軸方向)または下側方向(-Z軸方向)に移動することができる。
コイル1120に印加される駆動信号の強度及び/または極性(例えば、電流が流れる方向)を制御してコイル1120と第1マグネット1132との間の相互作用による電磁気力の強度及び/または方向を調節することで、AF移動部の第1方向への動きを制御することができ、よってオートフォーカシング機能を果たすことができる。
コイル1120は閉ループ形状、例えば、中央ホール1120Aを有するリング形状を有することができる。コイル1120はハウジング1140に配置される回路基板1190と結合されるかまたは回路基板1190に実装されることができる。例えば、コイル1120は回路基板1190の第1面に配置されることができる。例えば、回路基板1190の第1面はボビン1110の第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)に向かう面とすることができる。
例えば、コイル1120は光軸に垂直な軸を中心に時計方向または反時計方向に巻線または巻かれたコイルリングの形態として具現されることができる。
コイル1120は回路基板1190と電気的に連結されることができる。例えば、ソルダーまたは導電性接着剤によってコイル1120は回路基板1190のパッドと電気的に連結されることができる。
回路基板1190及び位置センサー1170はハウジング1140の第1側部1012A(または第1側面または第1外側面)に配置されることができる。例えば、回路基板1190の少なくとも一部はハウジング1140の第1側部1012Aに形成された第2着座部1142に配置されることができる。
例えば、回路基板1190の第1面の少なくとも一部はハウジング1140の第2着座部1142の底面に接することができる。
回路基板1190は、外部装置または外部機器と電気的に連結されるための複数の端子1009-1~1009-n(nは1より大きい自然数)を含むことができる。例えば、複数の端子1009-1~1009-nは回路基板1190の第2面に配置されることができる。回路基板1190の第2面は回路基板1190の第1面の反対面とすることができる。
例えば、回路基板1190は印刷回路基板またはFPCBとすることができる。
例えば、複数の端子1009-1~1009-nは回路基板1190の第2面の下端に一列に配列されることができるが、これに限定されるものではない。
図17に示した実施例で、回路基板1190は6個の端子1009-1~1009-n(n=6)を含むが、端子の数がこれに限定されるものではない。
回路基板1190は、位置センサー190と端子1009-1~1009-nとを電気的に連結するための回路パターンまたは配線を含むことができる。
位置センサー1170は回路基板1190の第1面に実装または配置されることができ、回路基板1190と電気的に連結されることができる。
例えば、位置センサー1170はハウジング1140の第1側部1012Aに配置された回路基板1190の内側に配置されることができる。ここで、回路基板1190の内側は回路基板1190を基準にハウジング1140の中心側とすることができる。
例えば、位置センサー1170は回路基板1190に配置されたコイル1120の中央ホール1120A内に配置されることができる。位置センサー1170は光軸方向に垂直な方向にコイル1120とオーバーラップしなくてもよい。例えば、位置センサー1170はハウジング1140のホール1106内に配置されることができる。他の実施例では、位置センサー1170はコイル1120の中央ホール1120Aの外に位置することもできる。
また、位置センサー1170は光軸方向に垂直な方向にヨーク1136と対向するかまたはオーバーラップすることができる。他の実施例では、位置センサー1170は光軸方向に垂直な方向にヨーク1136と対向またはオーバーラップしなくてもよい。
位置センサー1170は、ボビン1110の移動につれて、ボビン1110に装着された第1マグネット1132の磁場の強度を感知することができ、感知された結果による出力信号(例えば、出力電圧)を出力することができる。例えば、カメラモジュール200-3の制御部または端末機200Aの制御部780は位置センサー1170の出力信号を用いてボビン1110の光軸方向の変位を感知または検出することができる。
位置センサー1170はホールセンサーの単独で具現されるかまたはホールセンサー(Hall sensor)を含むドライバーの形態として具現されることができる。ドライバー形態の位置センサーは温度センシング素子を含むこともできる。
例えば、位置センサー1170がホールセンサーの単独で具現されるとき、位置センサー1170は、駆動信号または電源が提供される2個の入力端子とセンシング電圧(または出力電圧)を出力するための2個の出力端子とを含むことができる。
そして、回路基板1190は、位置センサー1170の2個の入力端子と電気的に連結され、2個の入力端子に電源または駆動信号を提供する第1及び第2端子(例えば、1009-1、1009-2)を含むことができる。また、回路基板1190は、位置センサー1170の2個の出力端子と電気的に連結され、2個の出力端子から位置センサー1170の出力信号を受信する第3及び第4端子(例えば、1009-3、1009-4)を含むことができる。そして、回路基板1190は、コイル1120と電気的に連結され、コイル1120に駆動信号を供給する第5及び第6端子(例えば、1009-5、1009-6)を含むことができる。
例えば、位置センサー1170がホールセンサーを含むドライバーの形態を有するとき、位置センサー1170は、プロトコル(protocol)を用いたデータ通信、例えば、I2C通信を用いて外部に対してデータを送受信するための第1~第4端子、及びコイル1120に駆動信号を提供するための第5及び第6端子を含むことができる。ここで、位置センサー1170の第1及び第2端子は電源信号を受信するための端子とすることができ、位置センサー1170の第3及び第4端子はクロック信号及びデータ信号を送受信するための信号とすることができる。
ここで、回路基板1190は、位置センサー1170の第1~第4端子と電気的に連結される第1~第4端子(例えば、1009-1~1009-4)を含むことができる。また、位置センサー1170の第5及び第6端子は回路基板1190を介してコイル1120と電気的に連結されることができ、位置センサー1170の第5及び第6端子を介してコイル1120に駆動信号が供給されることができる。
ヨーク1136は第2マグネット1134と対応または対向するようにハウジング1140に配置される。例えば、ヨーク1136は光軸方向に垂直な方向に第2マグネット1134と対向するように配置されることができる。
ヨーク1136はコイル1120が配置されるハウジング1140の第1側部1012Aを除いたハウジング1140の他の側部に配置されることができる。例えば、ヨーク1136はコイル1120の反対側に位置することができる。例えば、ヨーク1136はハウジング1140の第2側部1012Bに配置されることができる。例えば、第2マグネット1134はボビン1110の第2側部1011Bとヨーク1136との間に配置されることができる。もしくは、例えば、第2マグネット1134は第1マグネット1132とヨーク1136との間に配置されることができる。
ヨーク1136は回路基板1190から離隔して配置されることができる。例えば、回路基板1190はハウジング1140の第1側部1012Aに配置されることができ、回路基板1190とヨーク1136との間には第1マグネット1132が配置されることができる。
例えば、ヨーク1136と第2マグネット1134との間には光軸に垂直な方向に引力が作用することができる。ヨーク1136と第2マグネット1134との間には磁気回路(magnetic circuit)が形成されることができる。
ヨーク1136は磁石に付く物質からなることができる。例えば、ヨーク1136は磁性体からなることができる。例えば、ヨーク1136は磁石に付く金属物質からなることができる。もしくは、例えば、ヨーク1136は磁性を有する金属物質からなることができる。
もしくは、例えば、ヨーク1136はマグネットからなることもできる。ここで、ヨーク1136は「第3マグネット」に代替して表現することもできる。
ヨーク1136は固定部であるハウジング1140に配置されるので、ヨーク1136と第2マグネット1134との間に作用する引力によって、第2マグネット1134と結合されたボビン1110をヨーク1136の方向に引くことができる。
ヨーク1136と第2マグネット1134との相互作用によって、ボール部材1310がボビン1110及びハウジング1140によって押圧されるので、ヨーク1136及び第2マグネット1134は「押圧ユニット」または「押圧部材」とすることができる。押圧ユニットによってボビン1110が光軸方向に移動するとき、ボビン1110とボール部材1310との間及びハウジング1140とボール部材1310との間の接触を維持することができる。
ボール部材1310はボビン1110とハウジング1140との間に配置されることができる。ボール部材1310は、「転動部材」、「ボール」、または「ボールベアリング」に代替して表現することができる。
ボール部材1310はボビン1110及びハウジング1140に接触することができ、ボビン1110とハウジング1140との間で転動することで、ボビン1110の光軸方向の移動を支持することができる。ボビン1110が光軸方向に移動するとき、ボール部材1310はボビン1110とハウジング1140との間の摩擦を低減することができる。ボール部材1310の転動によって、ボビン1110はボール部材1310に接触したままで光軸方向にスライド方式で移動することができる。
例えば、ボール部材1310は、金属材質、プラスチック、または樹脂材質からなることができるが、これに限定されるものではない。
ボール部材1310は円形の形状を有することができ、ボビン1110の光軸方向の移動を支持するのに十分なサイズの直径を有することができる。
例えば、ボール部材1310はボビン1110の第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)とハウジング1140の第2側部1012Bとの間に配置されることができる。例えば、ボール部材1310は第1マグネット1132の反対側に配置されることができる。
例えば、ボール部材1310の少なくとも一部はボビン1110の溝1117内に配置されることもできる。例えば、ボール部材1310はボビン1110の溝1117とハウジング1140の内側面との間に配置されることができ、ボビン1110の溝1117及びハウジング1140の内側面に接触することができる。
また、ボール部材1310は少なくとも一つのボール部材を含むことができる。例えば、ボール部材1310は2個以上のボール部材310A、310Bを含むことができる。
例えば、ボール部材1310は、ボビン1110の第1溝1117Aとハウジング1140の第2側部1012Bとの間に配置される第1ボール部材1310A、及びボビン1110の第2溝1117Bとハウジング1140の第2側部1012Bとの間に配置される第2ボール部材1310Bを含むことができる。
例えば、ボール部材310A、310Bのそれぞれは複数のボールB1~B3及びB4~B6を含むことができる。
例えば、ボール部材1310の少なくとも一部はボビン1110の第1溝1117A内に配置されることができ、第1溝17Aと接触することができる。また、ボール部材1310の少なくとも他の一部はハウジング1140の第2側部1012Bの内面と接触することができる。
図20bは図20aの変形例であり得る。
図20bを参照すると、ハウジング1140は、ボビン1110の溝1117に対応するかまたは対向する溝1116を含むことができる。
例えば、溝1116はハウジング1140の第2側部1012Bに形成されることができる。例えば、溝1116はハウジング1140の第2側部1012Bの内面に形成されることができる。ボビン1110の溝1117の形状についての説明はハウジング1140の溝1116に適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、溝1116は、ボビン1110の第1溝1117Aに対応または対向する第1溝116A、及びボビン1110の第2溝1117Bに対応または対向する第2溝116Bを含むことができる。
ボール部材1310の少なくとも一部はボビン1110の溝1117内に配置されることができ、ボビン1110の溝1117と接触することができる。例えば、ボール部材1310の少なくとも一部とボビン1110の溝1117との接触ポイントは1個以上とすることができる。
ボール部材1310の少なくとも他の一部はハウジング1140の溝1116内に配置されることができ、ハウジング1140の溝1116と接触することができる。例えば、ボール部材1310の少なくとも他の一部とハウジング1140の溝1116との接触ポイントは1個以上とすることができる。
ヨーク1136と第2マグネット1134との間に作用する引力によって、ボール部材1310はボビン1110及び/またはハウジング1140によって押圧されることができ、ボビン1110を安定的に支持することができる。
図17の実施例では、ヨーク1136がハウジング1140に配置され、第2マグネット1134がボビン1110に配置されるが、これに限定されるものではない。他の実施例では、ボビン1110の第2側部1011Bにヨーク1136が配置され、ハウジング1140の第2側部1012Bに第2マグネット1134が配置されることもできる。
カバー部材1300はハウジング1140を収容することができる。
カバー部材1300は、下部が開放し、上板1301及び側板1302を含む箱(box)の形態を有することができ、カバー部材1300の側板1302はカバー部材1300の上板1301から下方に延びることができる。カバー部材1300の上板1301の形状は、多角形、例えば、四角形または八角形などとすることができ、カバー部材1300は、レンズまたはレンズモジュール400を外部光に露出させるための開口を上板に有することができる。
カバー部材1300の材質は、マグネット1132、1134に付く現象を防止するために、SUSまたはプラスチックなどのような非磁性体とすることができるが、磁性材質から形成してヨーク(yoke)の機能を果たすこともできる。
図21aは、第1マグネット1132、コイル1120、第2マグネット1134、及びヨーク1136の一実施例の平面図である。
図21aを参照すると、例えば、第1マグネット1132の縦方向の長さL1は第2マグネット1134の縦方向の長さL2より大きくすることができる。これは、第1マグネット1132はAF動作のための駆動マグネットであるので、縦方向の長さを大きくすることでAF駆動のための十分な電磁気力を確保するためである。
他の実施例では、第1マグネット1132の縦方向の長さL1は第2マグネット1134の縦方向の長さL2と同じにすることができる。さらに他の実施例では、第1マグネット1132の縦方向の長さは第2マグネット1134の縦方向の長さより小さくすることができる。
ヨーク1136の縦方向の長さL3は第2マグネット1134の縦方向の長さL2より大きくすることができる。
例えば、第2マグネット1134と向き合うヨーク1136の第1面の面積はヨーク1136と向き合う第2マグネット1134の第1面の面積より大きくすることができる。
例えば、ヨーク1136の縦方向の長さL3は第2マグネット1134の縦方向の長さL2の3倍以上とすることができる。もしくは、例えば、ヨーク1136の縦方向の長さL3は第2マグネット1134の縦方向の長さL2の5倍以上10倍以下とすることができる。
これは、ヨーク1136の長さを大きくすることで、ヨーク1136が第2マグネット1134の磁気力を充分に受けるようにすることによってヨーク1136と第2マグネット1134との間の引力を増加させるためである。
例えば、前記「縦方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン1110の第3側部1011Cから第4側部1011Dに向かう方向とすることができる。もしくは、「縦方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン1110の第1側部1011Aまたは第2側部1011Bに平行な方向とすることができる。
第1マグネット1132の横方向の長さW1は第2マグネット1134の横方向の長さW2より大きくすることができる。これは、第1マグネット1132はAF動作のための駆動マグネットであるので、横方向の長さを大きくすることでAF駆動のための十分な電磁気力を確保するためである。他の実施例では、第1マグネット1132の横方向の長さW1は第2マグネット1134の横方向の長さW2と同じにすることができる。さらに他の実施例では、第1マグネット1132の横方向の長さW1は第2マグネット1134の横方向の長さW2より小さくすることができる。
例えば、前記「横方向」は前記「縦方向」に垂直な方向とすることができる。
もしくは、例えば、「横方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン1110の第1側部1011Aから第2側部1011Bに向かう方向とすることができる。もしくは、「横方向」は光軸方向に垂直でありながらボビン1110の第3側部1011Cまたは第4側部1011Dに平行な方向とすることができる。
例えば、第1マグネット1132の縦方向の長さL1はコイル1120の縦方向の長さL4と同じかそれより大きくすることができる。他の実施例では、第1マグネット1132の縦方向の長さL1はコイル1120の縦方向の長さL4より小さくすることができる。
また、例えば、第1マグネット1132の横方向の長さW1はコイル1120の横方向の長さW4と同じかそれより大きくすることができる。他の実施例では、第1マグネット1132の横方向の長さW1はコイル1120の横方向の長さW4より小さくすることができる。
ヨーク1136がマグネットの場合、ヨーク1136と第2マグネット1134との間に引力が作用するためには、第2マグネット1134とヨーク1136との対向面は互いに異なる極性を有することができる。
例えば、図21aに示したように、第2マグネット1134の第1面とヨーク1136の第1面とは互いに向き合うことができ、第2マグネット1134の第1面の極性はS極とし、ヨーク1136の第1面の極性はN極とすることができる。もしくは、例えば、第2マグネット1134の第1面の極性はN極とすることができ、ヨーク1136の第1面の極性はS極とすることができる。
図21bは、第1マグネット1132、コイル1120、第2マグネット1134、及びヨーク1136の他の実施例の平面図である。図21bの第2マグネット1134及びヨーク1136の縦方向の長さは図21aと異なる。
図21bを参照すると、第2マグネット1134の縦方向の長さL21はヨーク1136の縦方向の長さL31より小さくすることができる(L21<L31)。
例えば、第2マグネット1134と向き合うヨーク1136の第1面の面積はヨーク1136と向き合う第2マグネット1134の第1面の面積より小さくすることができる。
第2マグネット1134の縦方向の長さL21は第1マグネット1132の縦方向の長さL1と同じかそれより小さくすることができる。他の実施例では、第2マグネット1134の縦方向の長さL21は第1マグネット1132の縦方向の長さL1より大きくすることができる。
図21bのヨーク1136がマグネットの場合、図21bの第2マグネット1134及びヨーク134の極性に対しては図21aで説明した内容を適用するかまたは類推して適用することができる。
AF駆動の際、ボビン1110のチルトを防止するために、第2マグネット1134の光軸方向の長さはヨーク1136の光軸方向の長さと異なるようにすることができる。
また、例えば、ボビン1110が光軸方向に移動する全区間で、光軸に垂直な方向に第2マグネット1134の全領域がヨーク1136とオーバーラップすることができる。
図22aは、第1マグネット1132、コイル1120、第2マグネット1134、及びヨーク1136の一実施例による光軸OA方向の断面図である。
図22aを参照すると、第1マグネット1132の光軸方向の長さH1は第2マグネット1134の光軸方向の長さH2より大きくすることができる。これは、第1マグネット1132はAF動作のための駆動マグネットであるので、光軸方向の長さを大きくすることでAF駆動のための十分な電磁気力を確保するためである。
他の実施例では、第1マグネット1132の光軸方向の長さは第2マグネット1134の光軸方向の長さと同じにすることができる。さらに他の実施例では、第1マグネット1132の光軸方向の長さは第2マグネット1134の光軸方向の長さより小さくすることができる。
光軸OAに垂直な方向に第1マグネット1132の少なくとも一部は第2マグネット1134の少なくとも一部とオーバーラップすることができる。ここで、光軸OAに垂直な方向は光軸OAを通りながら光軸OAに垂直である直線に平行な方向とすることができる。
ヨーク1136の光軸方向の長さH3は第2マグネット1134の光軸方向の長さH2より大きくすることができる(H3>H2)。
例えば、ヨーク1136の光軸方向の長さH3は第2マグネット1134の光軸方向の長さH2の1.5倍以上とすることができる。例えば、ヨーク1136の光軸方向の長さH3は第2マグネット1134の光軸方向の長さH2の2倍以上5倍以下とすることができる。
H3をH2より大きくする理由は、AF駆動のためにボビン1110が光軸方向に移動する区間で第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力を一定に維持するためである。
第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力は、光軸に垂直な方向にヨーク1136と第2マグネット1134とが互いにオーバーラップする範囲に影響されることがある。
例えば、ボビン1110が光軸方向に移動する全区間で光軸に垂直な方向に第2マグネット1134の全領域がヨーク1136とオーバーラップする場合には、第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力1201を一定に維持することができる。
一方、光軸に垂直な方向に第2マグネット1134の少なくとも一部がヨーク1136とオーバーラップしない場合には、第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力が減少することにより、ボビン1110がボール部材1310に密着しないことがあり、よって光軸を基準にボビン1110がチルト(tilt)することがあり、よって正確なAF動作を遂行することができない。
したがって、光軸方向のボビン1110の移動全区間内で、第2マグネット1134の上端1026A(または上面または上部)はヨーク1136の上端1027A(または上面または上部)より下側に位置することができ、第2マグネット1134の下端1026B(または下面または下部)はヨーク1136の下端1027B(または上面または上部)より上側に位置することができる。ここで、移動全区間はボビン1110の最低地点からボビン1110の最高地点までのボビンの位置(または変位)とすることができる。
他の実施例では、最高地点で、第2マグネット1134の上端25A(または上面または上部)はヨーク1136の上端1027A(または上面または上部)と同一面とすることができる。また、最低地点で、第2マグネット1134の下端1026B(または下面または下部)はヨーク1136の下端1027B(または下面または下部)と同一面とすることができる。
図22aでは、ヨーク1136の下端1027Bがボビン1110の最下端1072より上側に位置するが、これに限定されるものではない。他の実施例では、図22aでは、ヨーク1136の下端1027Bがボビン1110の最下端1072より下側に位置するかまたはボビン1110の最下端1072と同じ高さに位置することもできる。例えば、ボビン1110の最下端1072はボビン1110の下面またはボビン1110の下側に設けられるストッパーの下端または下面とすることができる。例えば、ヨーク1136の下端1027Bはボビン1110の最下端1072を基準に下方に突出することもできる。
図22bは図22aのボビン1110が最低地点に位置するときの第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の距離を示す。
図22bを参照すると、最低地点で、第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の光軸方向の第1距離d1は光軸方向のボビン1110のストローク(stroke)の総距離または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、ボビン1110の総ストローク距離は、ボビン1110の最低地点から最高地点までボビン1110が移動した距離とすることができる。
例えば、最低地点はAF駆動のために光軸方向に移動するボビン1110の変位のうちの最低地点とすることができる。例えば、最低地点は、ボビン1110の下端またはボビン1110の下側ストッパーが固定部(例えば、ハウジング1140)に接触するかまたはぶつかるとき、ボビン1110の変位または位置とすることができる。
例えば、最高地点はAF駆動のために光軸方向に移動するボビン1110の変位のうちの最高地点とすることができる。例えば、最高地点は、ボビン1110の上端またはボビン1110の上部ストッパーが固定部(例えば、ハウジング1140、またはカバー部材1300)に接触するかぶつかるとき、ボビン1110の変位または位置とすることができる。
例えば、第1距離d1は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第1距離d1は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
他の実施例では、例えば、第1距離d1は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離と同じにすることができる。
例えば、最低地点で、第2マグネット1134の下端1026Bとヨーク1136の下端27Aとの間の光軸方向の第2距離d2は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第2距離d2は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第2距離d2は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
図22cは図22aのボビン1110が最高地点に位置するときの第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の距離を示す。
図22cを参照すると、例えば、最高地点で、第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の光軸方向の第3距離d3は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第3距離d3は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第3距離d3は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
最高地点で、第2マグネット1134の下端1026Bとヨーク1136の下端1027Bとの間の光軸方向の第4距離d4は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、第4距離d4は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第4距離d4は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
第1距離d1(または第4距離d4)が総ストローク距離の1倍未満であると、第2マグネット1134とヨーク1136との間の引力を一定に維持することができないので、AF駆動の信頼性が悪くなることがある。仮に、第1距離d1(または第4距離d4)が総ストローク距離の3倍を超えると、ヨーク1136のサイズが不必要に増加してレンズ駆動装置のサイズが増加することがあり、諸般費用が増加することがある。
他の実施例では、例えば、第4距離d4は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離と同じにすることができる。
図22b及び図22cで説明したように、AF駆動のためにボビン1110が光軸方向に移動しても、光軸に垂直な方向に第2マグネット1134全体がヨーク1136とオーバーラップするので、第1ボール部材1310を押圧する押圧力を一定に維持することができ、よってボビン1110のチルトを抑制してAF駆動の信頼性を確保することができる。
他の実施例では、ボビン1110が光軸方向に移動する全区間で、光軸に垂直な方向に第2マグネット1134とヨーク1136とが互いにオーバーラップする領域は第2マグネット1134の全体積の50%以上とすることができる。
図23aは、第1マグネット1132、コイル1120、第2マグネット1134、及びヨーク1136の他の実施例による光軸OA方向の断面図である。
図23aを参照すると、第2マグネット1134の光軸方向の長さH21は第1マグネット1132の光軸方向の長さH1より大きくすることができる(H21>H1)。
ヨーク1136の光軸方向の長さH31は第2マグネット1134の光軸方向の長さH2より小さくすることができる。H21をH31より大きくする理由は、AF駆動のためにボビン1110が光軸方向に移動する区間で、第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力を一定に維持するためである。
したがって、光軸方向のボビン1110の移動全区間内で、ヨーク1136の上端1027A(または上面または上部)は第2マグネット1134の上端1026A(または上面または上部)より下側に位置することができ、ヨーク1136の下端1027B(または下面または下部)は第2マグネット1134の下端1026B(または上面または上部)より上側に位置することができる。
他の実施例では、最高地点で、ヨーク1136の上端1027A(または上面または上部)は第2マグネット1134の上端1026A(または上面または上部)と同一面とすることができる。また、最低地点で、ヨーク1136の下端1027B(または下面または下部)は第2マグネット1134の下端1026B(または下面または下部)と同一面とすることができる。
図23bは図23aのボビン1110が最低地点に位置するときの第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の距離を示す。
図23bを参照すると、最低地点で、第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の光軸方向の第1距離d11は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第1距離d11は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第1距離d11は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
最低地点で、第2マグネット1134の下端1026Bとヨーク1136の下端1027Bとの間の光軸方向の第2距離d12は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、第2距離d12は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第2距離d12は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
他の実施例では、例えば、第2距離d12は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離と同じにすることができる。
図23cは図23aのボビン1110が最高地点に位置するときの第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の距離を示す。
図23cを参照すると、最高地点で、第2マグネット1134の上端1026Aとヨーク1136の上端1027Aとの間の光軸方向の第3距離d13は光軸方向のボビン1110のストローク(stroke)範囲または移動可能距離より大きくすることができる。
例えば、第3距離d13は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍以上3倍以下とすることができる。もしくは、例えば、第3距離d13は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍乃至2倍とすることができる。
他の実施例では、例えば、第3距離d13は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離と同じにすることができる。
例えば、最高地点で、第2マグネット1134の下端1026Bとヨーク1136の下端27Aとの間の光軸方向の第4距離d14は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
例えば、第4距離d14は光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1倍乃至2倍とすることができる。もしくは、例えば、第4距離d14は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の1.5倍以下とすることができる。
第2距離d12(または第3距離d13)が総ストローク距離の1倍未満であると、第2マグネット1134とヨーク1136との間の引力を一定に維持することができないので、AF駆動の信頼性が悪くなることがある。仮に、第2距離d12(または第3距離d13)が総ストローク距離の3倍を超えると、第2マグネット1134のサイズが不必要に増加してレンズ駆動装置のサイズが増加することがあり、諸般費用が増加することがある。
図23b及び図23cで説明したように、AF駆動のためにボビン1110が光軸方向に移動しても、光軸に垂直な方向にヨーク132全体が第2マグネット1134とオーバーラップするので、第1ボール部材1310を押圧する押圧力を一定に維持することができ、よってボビン1110のチルトを抑制してAF駆動の信頼性を確保することができる。
図24aは他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図であり、図24bは図24aのハウジング1140、ボール部材1320、及びヨーク1136の斜視図である。図24a及び図24bの実施例は図19及び図20aの実施例の変形例であり得る。
図24a及び図24bの実施例によるレンズ駆動装置は、図16及び図20aの実施例に加えてボール部材1320をさらに含むことができる。
ボール部材1320はボビン1110の第1側部1011Aとハウジング1140の第1側部1012Aとの間に配置されることができる。例えば、ハウジング1140は、ボール部材1320を配置または収容するための少なくとも一つの溝1118A、1118Bを含むことができる。
例えば、溝1118A、1118Bはハウジングの第1側部1012Aに形成されることができる。溝1118A、1118Bはハウジング1140の第1側部1012Aの内側面から陥没した形態を有することができる。
例えば、溝1118A、1118Bはハウジング1140の突出部1041(または突起)に形成されることができる。例えば、溝1118A、1118Bはボビン1110の第1側部1011A(または第1側面または第1外側面)と向き合うハウジング1140の突出部1041の側面に形成されることができる。
例えば、溝1118A、1118Bはコイル1120とハウジング1140の第1側部1012Aに隣接するハウジング1140のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、ハウジング1140は、第1溝1118A及び第2溝1118Bを含むことができる。例えば、第1溝1118Aはコイル1120と第1側部1012Aに隣接するハウジング1140のいずれか一コーナーとの間に位置することができる。また、第2溝1118Bはコイル1120と第1側部1012Aに隣接するハウジング1140の他のコーナーとの間に位置することができる。
例えば、第1溝1118Aはハウジング1140の第1突出部1041Aに形成されることができ、第2溝118Bはハウジング1140の第2突出部1041Bに形成されることができる。
例えば、溝1118A、1118Bは、ハウジング1140の上面で開放する開口を有することができる。また、例えば、溝1118A、1118Bの下部はハウジング1140の下面で開放せずに閉鎖することができる。溝1118A、1118Bの下部はハウジング1140の下面に対して光軸方向に段差を有することができる。例えば、溝1118A、1118Bの下部はハウジング1140の下面より高く位置することができる。
例えば、上から見るとき、溝1118A、1118Bの形状は三角形を有することができるが、これに限定されるものではなく、多角形(例えば、四角形または五角形など)を有することができる。例えば、溝1118A、1118Bは「V」字形または「U」字形の溝とすることができる。
他の実施例では、ハウジング1140に溝が形成されるものではなく、ボビン1110の第1側部1011A(第1側面または第1外側面)にボール部材1320を配置または収容するための溝が形成されることもできる。
ボール部材1320はハウジング1140の溝1118A、1118Bとボビン1110の第1側部1011Aとの間に配置されることができる。ボール部材1320はハウジング1140の溝1118A、1118B及びボビン1110の第1側部1011Aに接触することができる。
ボール部材1320の少なくとも一部はハウジング1140の溝1118A、1118B内に配置されることができ、ハウジング1140の溝1118A、1118Bと接触することができる。ボール部材1320の少なくとも一部とハウジング1140の溝1118A、1118Bとの接触ポイントは1個以上とすることができる。
ボール部材1320は少なくとも一つのボール部材を含むことができる。例えば、ボール部材1320は、2個以上のボール部材1320A、1320Bを含むことができる。例えば、ボール部材1320は、第3ボール部材1320A及び第4ボール部材1320Bを含むことができる。
第3ボール部材320Aはハウジング1140の第1溝1118Aに配置または収容されることができ、第4ボール部材320Bはハウジング1140の第2溝1118Bに配置または収容されることができる。
図20aのボール部材1320の形状及び材質などについての説明は図24a及び図24bのボール部材1320に適用するかまたは類推して適用することができる。
図20aの実施例と比較すると、図24a及び図24bの実施例は、ボール部材1320によってボビン1110とハウジング1140との摩擦をもっと低減することができ、正常なAF駆動のために必要な駆動力を減少させることができ、消費電力を減少させることができる。
図24aの変形例として、ハウジング1140は図20bで説明した溝1116を含むことができ、ボビン1110は図25bで説明する溝1119を含むこともできる。
図25aはさらに他の実施例によるレンズ駆動装置の平面図であり、図26は図25のレンズ駆動装置の第1マグネット1132、コイル1120、第2マグネット1134、及びヨーク1136の平面図である。
図25a及び図26に示した実施例によるレンズ駆動装置は図20a及び図24aのレンズ駆動装置の変形例であり得る。図25a及び図26のレンズ駆動装置では、図20a及び図24aのボール部材1310を省略することができ、ボール部材1320がボビン1110の第1側部1011Aとハウジング1140の第1側部1012Aとの間に配置されることができ、第2マグネット1134とヨーク1136との間には斥力が作用することができる。
例えば、第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する斥力によってボビン1110(及び/またはハウジング1140)はボール部材1320を押圧することができ、ボール部材1320はボビン1110を安定的に支持することができる。
ヨーク1136は第2マグネット1134をボール部材1320に向かう方向に押すことができる。また、ヨーク1136はボビン1110をボール部材1320に向かう方向に押すことができる。よってボビン1110はボール部材1320に密着することができる。
例えば、ヨーク1136と第2マグネット1134との間の斥力は5gf以下とすることができる。もしくは、ヨーク1136と第2マグネット1134との間の斥力は1gf~3gfとすることができる。もしくは、ヨーク1136と第2マグネット1134との間の斥力は0.1gf~2gfとすることができる。
光軸OAに垂直でありながらボビン1110の中心を通る直線に平行な方向にヨーク134は第1マグネット1132とオーバーラップすることができる。例えば、第1マグネット1132が両極着磁マグネットであるとき、光軸OAに垂直でありながらボビンの中心を通る直線に平行な方向にヨーク134は第1マグネット1132の隔壁とオーバーラップすることができる
引力が作用する第2マグネット1134及びヨーク1136の極性についての説明を除き、図21a~図23cの説明は図25a~図26の実施例に適用するかまたは類推して適用することができる。
図25a及び図26で、ヨーク1136は「マグネット(例えば、「第3マグネット」)」とすることができ、図26のヨーク1136と第2マグネット1134との間に斥力が作用するためには、第2マグネット1134とヨーク1136との対向面は互いに同じ極性を有することができる。
例えば、図26に示したように、第2マグネット1134の第1面とヨーク1136の第1面とは互いに向き合うことができ、第2マグネット1134の第1面の極性はN極とすることができ、ヨーク1136の第1面の極性はN極とすることができる。もしくは、例えば、第2マグネット1134の第1面の極性はS極とすることができ、ヨーク1136の第1面の極性はS極とすることができる。
例えば、マグネットであるヨーク1136の磁気力の強度は第1マグネット1132の磁気力の強度より小さくすることができる。もしくは、他の実施例では、マグネットであるヨーク1136の磁気力の強度は第1マグネット1132の磁気力の強度と同じかそれより大きくすることができる。
また、例えば、マグネットであるヨーク1136の磁気力の強度は第2マグネット1134の磁気力の強度より大きくすることができる。もしくは、他の実施例では、例えば、マグネットであるヨーク1136の磁気力の強度は第2マグネット1134の磁気力の強度と同じにすることができる。さらに他の実施例では、例えば、マグネットであるヨーク1136の磁気力の強度は第2マグネット1134の磁気力の強度より大きくすることができる。
マグネットであるヨーク1136と第1マグネット1132とは互いに異なる材質または互いに異なる成分から形成されることができる。他の実施例では、ヨーク1136と第1マグネット1132とは互いに同じ材料または成分から形成されることもできる。
第2マグネット132とヨーク1136とは同じ材質または成分から形成されることができる。他の実施例では、第2マグネット132とヨーク1136とは互いに異なる材質または成分から形成されることもできる。
図26の実施例の第1マグネット1132の磁気力の強度と第2マグネット1134の磁気力の強度との関係は図20a~図23cの実施例で説明したものを適用するかまたは類推して適用することができる。
図25a及び図26の実施例では、第1マグネット1132と別個の第2マグネット1134とヨーク1136との間に斥力が作用するので、ボビン1110/ハウジング1140とボール部材1310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる。
したがって、図25a及び図26の実施例では、AF駆動に必要な電磁気力の確保に関係なく、ボビン1110/ハウジング1140とボール部材1310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる。また、ヨーク1136のサイズは第1マグネット1132によって制約されないので、ヨーク1136のサイズに対する自由度が向上することができ、よってレンズ駆動装置1100のデザイン設計の自由度を向上させることができる。
携帯電話の機能強化及び画素数の増加につれてイメージセンサーのサイズ及びレンズの口径が増加している。特に、高画素の具現及び画質改善を目的でレンズの口径が増加している趨勢である。
レンズの口径が増加すると、AF移動部の重さが増加するので、安定的で信頼性が確保されるAF駆動のためには、AF移動部を安定的に支持しなければならなく、光軸を基準にAF移動部のチルトを抑制するかチルトの程度を緩和しなければならない。ボビンを支持するためのボール部材を含むボールタイプのレンズ駆動装置で、AF移動部を安定的に支持するためには、レンズの重さに応じてボビン/ハウジングとボール部材との間の摩擦力を容易に調整するか設定する必要がある。
図25bは図25aの変形例である。
図25bを参照すると、ボビン1110は、ハウジング1140の溝1118A、1118Bに対応または対向する溝1119を含むことができる。
例えば、溝1119はボビン1110の第1側部1011Aに形成されることができる。例えば、溝1119はボビン1110の第1側部1011Aの側面または外側面に形成されることができる。ボビン1110の溝1117の形状についての説明はボビン1110の溝1119に適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、溝1119は、ハウジング1140の第1溝1118Aに対応または対向する第1溝1119A、及びハウジング1140の第2溝118Bに対応または対向する第2溝1119Bを含むことができる。
ボール部材1320A、1320Bの少なくとも一部はボビン1110の溝1119内に配置されることができ、ボビン1110の溝1119と接触することができる。例えば、ボール部材1320の少なくとも一部とボビン1110の溝1119との接触ポイントは1個以上とすることができる。
ボール部材1320A、1320Bの少なくとも他の一部はハウジング1140の溝1118A、1118B内に配置されることができ、ハウジング1140の溝1118A、1118Bと接触することができる。例えば、ボール部材1320A、1320Bの少なくとも他の一部とハウジング1140の溝1118A、1118Bとの接触ポイントは1個以上とすることができる。
図13の比較例と比較すると、実施例では、第1マグネット1132と別個の第2マグネット1134とヨーク1136との間に引力が作用するので、ボビン1110/ハウジング1140とボール部材1310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる。
したがって、実施例では、AF駆動に必要な電磁気力の確保に関係なく、ボビン1110/ハウジング1140とボール部材1310との間の摩擦力を容易で自由に設計または設定することができる効果がある。
また、ヨーク1136のサイズは第1マグネット1132によって制約されないので、ヨーク1136のサイズに対する自由度が向上することができ、よってレンズ駆動装置1100のデザイン設計の自由度を向上させることができる。
図27は図17のレンズ駆動装置1100を含むカメラモジュール200-3の分解斜視図である。
図27を参照すると、カメラモジュール200-3は、レンズモジュール400、レンズ駆動装置1100、回路基板800、及びイメージセンサー810を含むことができる。
図27には示されていないが、カメラモジュール200-3は、ハウジング1140と回路基板800との間に配置される「ベース(base)」をさらに含むことができる。また、カメラモジュール200-3は、レンズモジュール400とイメージセンサー810との間に位置するフィルターをさらに含むことができる。例えば、フィルターはベースに配置または着座されることができるが、これに限定されるものではない。接着部材(図示せず)によってベースは回路基板800の上面に結合、付着、または固定されることができる。
図14のレンズモジュール400、回路基板800、フィルター、及びイメージセンサー810についての説明は図27の実施例に適用するかまたは類推して適用することができる。
図28はさらに他の実施例によるレンズ駆動装置2010の断面図であり、図29は図28のA領域を拡大して示す断面図であり、図30は図28のB領域を拡大して示す断面図であり、図31は図28のレンズ駆動装置2010のコイル、ホールセンサー、及び第1~第3マグネットの配置を示す図である。
レンズ駆動装置2010はボイスコイルモーター(Voice Coil Motor:VCM)とすることができる。レンズ駆動装置2010はレンズ駆動モーターとすることができる。レンズ駆動装置2010はレンズ駆動アクチュエータとすることができる。レンズ駆動装置2010はAFモジュールを含むことができる。レンズ駆動装置2010はOISモジュールを含むことができる。例えば、レンズ駆動装置2010は、図1、図17、及び図28の実施例100、1100、2010のうちのいずれか一つとすることができる。
レンズ駆動装置2010は固定子2100を含むことができる。固定子2100は、AF駆動の際、可動子2200に比べて相対的に移動しない構成または構成が結合されたユニットとすることができる。固定子2100は内部に可動子2200を収容することができる。
固定子2100はハウジング2110を含むことができる。ハウジング2110はボビン2210の外側に配置されることができる。ハウジング2110はボビン2210の少なくとも一部を収容することができる。ハウジング2110はカバー部材2500内に配置されることができる。ハウジング2110はカバー部材2500とボビン2210との間に配置されることができる。ハウジング2110はカバー部材2500と異なる材質から形成されることができる。ハウジング2110は絶縁材質から形成されることができる。ハウジング2110は射出物から形成されることができる。ハウジング2110には基板2120が配置されることができる。ハウジング2110にはコイル2130が配置されることができる。
ハウジング2110は突出部2111を含むことができる。突出部2111はハウジング2110の側壁の内面から内側に突出することができる。突出部2111はハウジング2110の側壁からボビン2210に向かって突出することができる。突出部2111は複数の突出部を含むことができる。突出部2111は2個の突出部を含むことができる。2個の突出部の間には駆動部が配置されることができる。ここで、駆動部は可動子2200を移動させる部分であり、コイル2130及び第1マグネット2220を含むことができる。突出部2111にはボール2300が配置されることができる。
ハウジング2110は溝2112を含むことができる。溝2112は「ボール収容溝」とすることができる。溝2112にはボール2300が配置されることができる。溝2112はボール2300の少なくとも一部を収容することができる。溝2112は突出部2111の内面に形成されることができる。溝2112は球形のボール2300がハウジング2110と2点で接触するように形成されることができる。溝2112はV字形を有することができる。溝2112は光軸方向に延びることができる。溝2112は光軸方向にハウジング2110の上面からハウジング2110の下面まで延びることができる。溝2112は複数の溝を含むことができる。溝2112は2個の溝を含むことができる。
固定子2100は基板2120を含むことができる。基板2120はハウジング2110に配置されることができる。基板2120は回路基板(circuit board)を含むことができる。基板2120はフレキシブルプリント回路基板(flexible printed circuit board:FPCB)を含むことができる。基板2120の内面にはコイル2130及びホールセンサー2140が配置されることができる。基板2120はコイル2130と電気的に連結されることができる。基板2120はホールセンサー2140と電気的に連結されることができる。基板2120はプリント基板2050と電気的に連結されることができる。基板2120は、基板2120の下端部に配置される複数の端子を含むことができ、基板2120の複数の端子は図33のカメラモジュールのプリント基板2050の端子と半田付け(soldering)されることができる。
固定子2100はコイル2130を含むことができる。コイル2130はAF駆動のために使われる「AF駆動コイル」とすることができる。コイル2130は基板2120に配置されることができる。コイル2130はハウジング2110に配置されることができる。コイル2130はボビン2210とハウジング2110との間に配置されることができる。コイル2130はボビン2210とカバー部材2500の側板520との間に配置されることができる。コイル2130はボビン2210と基板2120との間に配置されることができる。コイル2130は第1マグネット2220と対向することができる。コイル2130は第1マグネット2220と向き合うように配置されることができる。コイル2130は第1マグネット2220と電磁気的に相互作用することができる。この場合、コイル2130に電流が供給されてコイル2130の周辺に電磁気場が形成されれば、コイル2130と第1マグネット2220との間の電磁気的相互作用によって第1マグネット2220がコイル2130に対して移動することができる。コイル2130は単一のコイルから形成されることができる。変形例で、コイル2130は、互いに離隔する複数のコイルを含むことができる。
コイル2130に順方向の電流が印加されると、可動子2200はイメージセンサー2060から遠ざかる方向に移動することができる。コイル2130に逆方向の電流が印加されると、可動子2200はイメージセンサー2060に近づく方向に移動することができる。
固定子2100はホールセンサー2140を含むことができる。ホールセンサー2140は基板2120に配置されることができる。ホールセンサー2140はコイル2130内に配置されることができる。ホールセンサー2140はホール素子(hall IC)を含むことができる。ホールセンサー2140は第1マグネット2220と対向することができる。ホールセンサー2140は第1マグネット2220を感知することができる。ホールセンサー2140は第1マグネット2220の磁気力を感知することができる。ホールセンサー2140は可動子2200の位置変化を感知することができる。ホールセンサー2140はボビン2210の位置変化を感知することができる。ホールセンサー2140はホール素子を内蔵したドライバーICに代替されることができる。ドライバーICはコイル2130と電気的に連結され、コイル2130に印加される電流を制御することができる。ホールセンサー2140はコイル2130の外部に配置されることができる。
レンズ駆動装置2010は可動子2200を含むことができる。可動子2200は、AF駆動の際、固定子2100に比べて相対的に移動する構成または構成が結合されたユニットとすることができる。可動子2200は固定子2100内に配置されることができる。可動子2200は固定子2100内に移動可能に配置されることができる。可動子2200は固定子2100に対して光軸方向に移動することができる。
可動子2200はボビン2210を含むことができる。ボビン2210はハウジング2110内に配置されることができる。ボビン2210はハウジング2110のホールに配置されることができる。ボビン2210はハウジング2110内に移動可能に配置されることができる。ボビン2210は光軸方向に第1ストローク内で移動することができる。ボビン2210はハウジング2110に対して光軸方向に移動することができる。ボビン2210にはレンズモジュール2020が結合することができる。ボビン2210とレンズモジュール2020とはネジ結合及び/または接着剤によって結合することができる。ボビン2210には第1マグネット2220が結合することができる。ボビン2210は射出物から形成されることができる。
ボビン2210は第1溝2211を含むことができる。第1溝2211はボビン2210の第1面に形成されることができる。第1溝2211はボビン2210の第1面に陥没することによって形成されることができる。第1溝2211は「第1マグネット収容溝」とすることができる。第1溝2211は第1マグネット2220を収容することができる。第1溝2211は第1マグネット2220に対応するサイズ及び形状を有するように形成されることができる。
ボビン2210は第2溝2212を含むことができる。第2溝2212はボビン2210の第1面の反対側の第2面に形成されることができる。第2溝2212はボビン2210の第2面に陥没することによって形成されることができる。第2溝2212は「第2マグネット収容溝」とすることができる。第2溝2212は第2マグネット2410を収容することができる。第2溝2212は第2マグネット2410に対応するサイズ及び形状を有するように形成されることができる。
可動子2200は第1マグネット2220を含むことができる。第1マグネット2220はボビン2210を移動させることができる。第1マグネット2220はコイル2130との相互作用によってボビン2210を移動させることができる。第1マグネット2220はコイル2130との電磁気的相互作用によってボビン2210を移動させることができる。第1マグネット2220はボビン2210の第1面に配置されることができる。第1マグネット2220はボビン2210の第1面より突出しないようにボビン2210の第1溝2211に配置されることができる。
第1マグネット2220は、コイル2130と向き合う第1面と、第1面の反対側の第2面とを含むことができる。第1マグネット2220は、第1マグネット2220の第1面の上部と第1マグネット2220の第2面の下部とが同じ極性を有し、第1マグネット2220の第1面の下部と第1マグネット2220の第2面の上部とが同じ極性を有するように形成されることができる。
第1マグネット2220は中立部2221を含むことができる。中立部2221は第1マグネット2220の中心部に形成されることができる。中立部2221は光軸方向に垂直に配置されることができる。中立部2221は極性が中立である部分を含むことができる。
レンズ駆動装置2010はボール2300を含むことができる。ボール2300はボビン2210とハウジング2110との間に配置されることができる。ボール2300はボビン2210が光軸方向に沿って移動するようにガイドすることができる。ボール2300はボビン2210が光軸方向に垂直な方向に移動することができないように制限することができる。ボール2300は「ガイド部材」とすることができる。ボール2300は球形に形成されることができる。ボール2300はボビン2210とハウジング2110との間に回転可能に配置されることができる。ボール2300はボビン2210と1点で接触することができる。ボール2300はハウジング2110と2点で接触することができる。一方、ボール2300はボビン2210と2点で接触することができる。ボール2300はハウジング2110と1点で接触することができる。
ボール2300は複数のボールを含むことができる。ボール2300は2グループのボールを含むことができる。2グループは2個の溝2112にそれぞれ配置されることができる。2グループのボールのそれぞれのグループは複数のボールを含むことができる。一例として、2グループのボールのそれぞれのグループは2個、3個またはそれ以上のボールを含むことができる。第1グループのボールのそれぞれはボビン2210及びハウジング2110に総3点で接触することができる。第2グループのボールのそれぞれはボビン2210及びハウジング2110に総4点で接触することができる。すなわち、第1グループのボールを収容するボビン2210及びハウジング2110の形状と第2グループのボールを収容するボビン2210及びハウジング2110の形状とは異なるようにすることができる。
レンズ駆動装置2010は押圧ユニット2400を含むことができる。押圧ユニット2400は可動子2200をボール2300に押圧することができる。押圧ユニット2400はボール2300を固定子2100に押圧することができる。押圧ユニット2400はボビン2210をボール2300に押圧することができる。押圧ユニット2400はボール2300をハウジング2110に押圧することができる。押圧ユニット2400はボール2300がボビン2210及びハウジング2110に密着するようにすることができる。これにより、ボビン2210が移動する場合にもボビン2210とボール2300との間及びボール2300とハウジング2110との間の接触を維持することができる。押圧ユニット2400はマグネットを含むことができる。押圧ユニット2400は複数のマグネットを含むことができる。押圧ユニット2400は2個のマグネットを含むことができる。押圧ユニット2400は2個のマグネットの間の斥力を用いることができる。
レンズ駆動装置2010は第2マグネット2410を含むことができる。押圧ユニット2400は第2マグネット2410を含むことができる。第2マグネット2410はボビン2210の第1面の反対側の第2面に配置されることができる。第2マグネット2410はボビン2210の第2面より突出しないようにボビン2210の第2溝2212に配置されることができる。光軸方向に垂直な方向に第2マグネット2410は第1マグネット2220と第3マグネット2420との間に配置されることができる。
第2マグネット2410はボビン2210をボール2300と接触するように押圧することができる。第2マグネット2410は、第3マグネット2420との相互作用によって、ボビン2210をボール2300と接触するように押圧することができる。第2マグネット2410と第3マグネット2420とは互いに同じ極性が向き合うように配置されることができる。これにより、第2マグネット2410と第3マグネット2420との間には斥力が発生することができる。すなわち、第2マグネット2410は、第3マグネット2420との間の斥力によって、ボビン2210をボール2300と接触するように押圧することができる。第2マグネット2410と第3マグネット2420とは相互間に斥力が作用するように配置されることができる。
第2マグネット2410と第3マグネット2420との間にハウジング2110の一部またはボビン2210の一部または別途の部材が配置されることができる。この場合にも、第2マグネット2410と第3マグネット2420との間には斥力が作用することができる。
光軸方向及び第1方向に垂直な第2方向に第2マグネット2410は第1マグネット2220の中立部2221とオーバーラップすることができる。ここで、光軸方向は図31のz軸方向に対応し、第1方向は図31のx軸方向に対応し、第2方向は図31のy軸方向に対応することができる。
光軸方向に第2マグネット2410の極性間の境界部は第3マグネット2420の極性間の境界部と同じ高さに配置されることができる。ここで、極性間の境界部は中立部とすることができる。極性間の境界部は面積または線として形成されることができる。光軸方向に第2マグネット2410の極性間の境界部は第3マグネット2420の極性間の境界部より高い位置に配置されることができる。光軸方向に第2マグネット2410の極性間の境界部は第3マグネット2420の極性間の境界部より低い位置に配置されることができる。
ボビン2210及び第2マグネット2410は光軸方向に第1ストロークS(図31参照)内で移動することができる。光軸方向に垂直な方向に第2マグネット2410は第1ストロークSの全範囲で第3マグネット2420とオーバーラップすることができる。光軸方向に垂直な方向に第2マグネット2410は第1ストロークSの全範囲で第3マグネット2420及び第2マグネット2410の全体積の70%以上がオーバーラップすることができる。光軸方向に垂直な方向に第2マグネット2410は第1ストロークSの全範囲で第3マグネット2420及び第2マグネット2410の全体積の50%以上がオーバーラップすることができる。ここで、光軸方向に垂直な方向は図31のy軸方向に対応することができる。
上から見るとき、第2マグネット2410は第1マグネット2220と第3マグネット2420との間に配置されることができる。光軸方向及び第1方向に垂直な第2方向に第3マグネット2420、第2マグネット2410、及び第1マグネット2220が順次配置されることができる。第2方向は第3マグネット2420の第1面と直交することができる。
第2マグネット2410は第1マグネット2220と異なる材質から形成されることができる。第2マグネット2410は、第1マグネット2220と異なる成分を含むことができる。第2マグネット2410は、第1マグネット2220の材質の磁気力より弱い磁気力を有する材質から形成されることができる。すなわち、第1マグネット2220は第1材質から形成され、第2マグネット2410は第1材質と異なる第2材質から形成されることができる。ここで、第1材質の磁気力は第2材質の磁気力より大きくすることができる。第2マグネット2410はネオジウム(NdFeB)及びサマリウムコバルトのうちのいずれか1種以上の材質を含むことができる。
第2マグネット2410は第3マグネット2420と向き合う第1面を含むことができる。ここで、第2マグネット2410の第1面の面積は第3マグネット2420の第1面(対向面)の面積より小さくすることができる。第2マグネット2410の体積は第3マグネット2420の体積より小さくすることができる。第2マグネット2410のサイズ(size)は第3マグネット2420のサイズ(size)より小さくすることができる。
第2マグネット2410の磁気力は第1マグネット2220の磁気力より小さくすることができる。第2マグネット2410の材質は第1マグネット2220の材質と同じにすることができる。第2マグネット2410は第1マグネット2220より弱い磁気力を有する材質から形成されることができる。第2マグネット2410の磁気力は第1マグネット2220の磁気力と同じかそれより大きくすることができる。
レンズ駆動装置2010は第3マグネット2420を含むことができる。押圧ユニット2400は第3マグネット2420を含むことができる。第3マグネット2420はハウジング2110に配置されることができる。第3マグネット2420はボビン2210をボール2300と接触するように押圧することができる。第3マグネット2420は、第2マグネット2410との相互作用によって、ボビン2210をボール2300と接触するように押圧することができる。第3マグネット2420は第2マグネット2410と同じ極性が向き合うように配置されることができる。これにより、第3マグネット2420と第2マグネット2410との間には斥力が発生することができる。すなわち、第3マグネット2420は、第2マグネット2410との間の斥力によって、ボビン2210をボール2300と接触するように押圧することができる。第3マグネット2420は第2マグネット2410をボール2300に向かう方向に押すことができる。第3マグネット2420はボビン2210をボール2300に向かう方向に押すことができる。これにより、ボビン2210はボール2300に密着することができる。また、ボール2300はハウジング2110に密着することができる。第2マグネット2410と第3マグネット2420との間の斥力は2gf以下とすることができる。
第3マグネット2420は第1マグネット2220の磁気力より小さくすることができる。第3マグネット2420の材質は第1マグネット2220の材質と同じにすることができる。第3マグネット2420は第1マグネット2220より弱い磁気力を有する材質から形成されることができる。第3マグネット2420は第1マグネット2220の磁気力と同じかそれより大きくすることができる。
第3マグネット2420は、第2マグネット2410の第1面に向かう第1面を含むことができる。第3マグネット2420は、第2マグネット2410の第1面と向き合う第1面を含むことができる。ここで、第3マグネット2420の第1面の面積は第2マグネット2410の第1面(対向面)の面積より大きくすることができる。第3マグネット2420の第1面と第2マグネット2410の第1面とは同じ極性を有することができる。一例として、第3マグネット2420の第1面及び第2マグネット2410の第1面はN極とすることができる。もしくは、第3マグネット2420の第1面及び第2マグネット2410の第1面はS極とすることができる。
図31に示したように、光軸方向に第3マグネット2420は第2マグネット2410より長くすることができる。光軸方向に第3マグネット2420の長さb(図31参照)は第2マグネット2410の長さa(図31参照)の2倍以上とすることができる。光軸方向に第3マグネット2420の長さb(図31参照)は第2マグネット2410の長さa(図31参照)の1.5倍以上とすることができる。光軸方向に第3マグネット2420の長さb(図31参照)は第2マグネット2410の長さa(図31参照)の1.2倍以上とすることができる。
図29に示したように、光軸方向に垂直な第1方向に第3マグネット2420は第2マグネット2410より長くすることができる。第1方向に第3マグネット2420の幅b(図29参照)は第2マグネット2410の幅a(図29参照)の5倍以上とすることができる。ここで、第1方向は図1のx軸方向に対応することができる。光軸方向に垂直な第1方向に第3マグネット2420の幅は第2マグネット2410の幅より大きくすることができる。第1方向は第3マグネット2420の長辺の延長方向とすることができる。第1方向は第3マグネット2420の第1面に平行にすることができる。第1方向は第2マグネット2410の第1面に平行にすることができる。第1方向に第3マグネット2420の幅b(図29参照)は第2マグネット2410の幅a(図29参照)の2倍以上とすることができる。第1方向に第3マグネット2420の幅b(図29参照)は第2マグネット2410の幅a(図29参照)の1.5倍以上とすることができる。
光軸方向及び第1方向に垂直な第2方向に第3マグネット2420の厚さは第2マグネット2410の厚さと同じにすることができる。ここで、第2方向は図28のy軸方向に対応することができる。光軸方向及び第1方向に垂直な第2方向に第3マグネット2420の厚さは第2マグネット2410の厚さより大きくすることができる。光軸方向及び第1方向に垂直な第2方向に第3マグネット2420の厚さは第2マグネット2410の厚さより小さくすることができる。
第3マグネット2420は第1マグネット2220と異なる材質から形成されることができる。第3マグネット2420は第1マグネット2220と異なる成分を含むことができる。第3マグネット2420は、第1マグネット2220の材質の磁気力より弱い磁気力を有する材質から形成されることができる。すなわち、第1マグネット2220は第1材質から形成され、第3マグネット2420は第1材質と異なる第2材質から形成されることができる。ここで、第1材質の磁気力は第2材質の磁気力より大きくすることができる。第3マグネット2420は、ネオジウム(NdFeB)及びサマリウムコバルトのうちのいずれか1種以上の材質を含むことができる。
第2マグネット2410と第3マグネット2420とは同じ材質から形成されることができる。変形例で、第2マグネット2410と第3マグネット2420とは互いに異なる材質から形成されることができる。第2マグネット2410と第3マグネット2420とは互いに異なる成分を含むことができる。
変形例で、第1マグネット2220と第2マグネット2410とが同じ材質から形成され、第3マグネット2420が異なる材質から形成されることができる。ここで、第3マグネット2420の材質の磁気力は第1マグネット2220及び第2マグネット2410の材質の磁気力より弱くすることができる。
他の変形例で、第1マグネット2220と第3マグネット2420とが同じ材質から形成され、第2マグネット2410が異なる材質から形成されることができる。ここで、第2マグネット2410の材質の磁気力は第1マグネット2220及び第3マグネット2420の材質の磁気力より弱くすることができる。
レンズ駆動装置2010はカバー部材2500を含むことができる。カバー部材2500は「カバー缶」を含むことができる。カバー部材2500はハウジング2110を取り囲むように配置されることができる。カバー部材2500はハウジング2110を内部に収容することができる。カバー部材2500はレンズ駆動装置2010の外観をなすことができる。カバー部材2500は下面が開放した六面体の形状を有することができる。カバー部材2500は非磁性体とすることができる。カバー部材2500は金属から形成されることができる。カバー部材2500は金属板材から形成されることができる。カバー部材2500はプリント基板2050のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー部材2500はグラウンドされることができる。カバー部材2500は電磁妨害(electromagnetic interference:EMI)を遮断することができる。ここで、カバー部材2500は「EMIシールドカン」と言うことができる。
カバー部材2500は、上板及び側板を含むことができる。カバー部材2500は、ホールを有する上板と、上板の外周(outer periphery)またはエッジ(edge)から下方に延びる側板とを含むことができる。カバー部材2500の側板は複数の側板を含むことができる。複数の側板は第1~第4側板を含むことができる。カバー部材2500の側板は、互いに反対側に配置される第1側板及び第2側板と、第1側板と第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板及び第4側板とを含むことができる。カバー部材2500の第1側板には基板2120及びコイル2130が配置され、第2側板には第3マグネット2420が配置されることができる。
実施例では、ボビン2210の一側に駆動用の第1マグネット2220が配置され、第1マグネット2220と対向する固定子2100にコイル2130が配置されることができる。コイル2130の内部または外部にホール素子またはホール素子を内蔵したドライバーIC(Driver IC)が配置されることができる。ホール素子は基板2120上に配置されることができる。
ボビン2210の駆動部である第1マグネット2220の反対側に第2マグネット2410を配置し、固定子2100であるハウジング2110に第3マグネット2420を配置することで、互いに押す力を用いてボール2300とハウジング2110とが密着するように構成されることができる。
第2マグネット2410は可動子2200に配置されているので、斥力が一定になるように第2マグネット2410及び第3マグネット2420のうち第2マグネット2410のサイズ(Size)がもっと小さく高さ方向にもっと短い構造を有するように形成されることができる。
第3マグネット2420は、内側と外側とが互いに異なる極性を有するように構成されることができる。第2マグネット2410はこれに対応して互いに押す力を有するように配置されることができる。特に、斥力を一定にするとともに散布を最小化するために、第2マグネット2410及び第3マグネット2420は第1マグネット2220より低い等級のマグネットを使い、温度特性がもっとよいマグネットを使うことができる。例えば、第2マグネット2410及び第3マグネット2420はNdFeB及び/またはサマリウムコバルトマグネットを使うことができる。一方、言及した目的の達成のために、第2マグネット2410と第3マグネット2420とは異種のマグネットを使うことができる。互いに押す力は、最近のレンズの重さ及び駆動部の重さを考慮すると、2gf以下が適切であり得る。チルトの発生を抑制するために、第1マグネット2220及び第3マグネット2420の中心位置はアクチュエータが駆動する全ストロークを外れなく、断面図(図4)で見ると、一部の区間が重畳する構造を有することができる。第3マグネット2420はストローク区間内で第2マグネット2410と重なる構造のアクチュエータとすることができる。
実施例は、ボール2300及び一部地点が接触するアクチュエータにおいて、駆動部と反対の方向にマグネット同士押す力を用いて可動子2200、ボール2300及び固定子2100が接触してスライド方式で移動するレンズ駆動装置2010を含むことができる。
実施例で、第2マグネット2410及び第3マグネット2420の磁気力は第1マグネット2220の磁気力より低く、第2マグネット2410と第3マグネット2420との間には互いに押す力が発生することができる。第3マグネット2420に比べて第2マグネット2410のサイズ及び高さを小さくすることができる。
以下では、変形例によるレンズ駆動装置2010を図面に基づいて説明する。
図32は変形例によるレンズ駆動装置2010のコイル、ホールセンサー、及び第1~第3マグネットの配置を示す図である。
以下では、変形例と実施例との相違点を中心に説明する。一方、変形例で説明しない部分は実施例の説明を類推して適用することができる。
変形例では、第2マグネット2410aは第3マグネット2420aより大きく形成されることができる。第2マグネット2410aの体積は第3マグネット2420aの体積より大きくすることができる。第2マグネット2410aは第1面を含み、第3マグネット2420aは第2マグネット2410aの第1面と向き合う第1面を含むことができる。ここで、第3マグネット2420aの第1面の面積は第2マグネット2410aの第1面の面積より小さくすることができる。光軸方向に、第2マグネット2410aの長さは第3マグネット2420aの長さより大きくすることができる。光軸方向に垂直な第1方向に第2マグネット2410aの長さは第3マグネット2420aの長さより大きくすることができる。このような構造により、AF駆動の際、第2マグネット2410aが移動してもボビン2210がチルトする現象を防止することができる。
図33は他の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。
カメラモジュール(camera module)はカメラ装置(camera device)とすることができる。
カメラモジュールはレンズモジュール2020を含むことができる。レンズモジュール2020は少なくとも一つのレンズを含むことができる。レンズはイメージセンサー2060に対応する位置に配置されることができる。レンズモジュール2020はレンズ及びバレルを含むことができる。レンズモジュール2020はレンズ駆動装置2010のボビン2210に結合されることができる。レンズモジュール2020はボビン2210にネジ結合及び/または接着剤によって結合することができる。レンズモジュール2020はボビン2210と一緒に移動することができる。
カメラモジュールはフィルター2030を含むことができる。フィルター2030はレンズモジュール2020を通過する光のうち特定の周波数帯域の光がイメージセンサー2060も入射することを遮断する役割を果たすことができる。フィルター2030はx-y平面に平行に配置されることができる。フィルター2030はレンズモジュール2020とイメージセンサー2060との間に配置されることができる。フィルター2030はセンサーベース2040に配置されることができる。フィルター2030は赤外線フィルターを含むことができる。赤外線フィルターは、イメージセンサー2060に赤外線領域の光が入射することを遮断することができる。赤外線フィルターは、赤外線反射フィルターまたは赤外線吸収フィルターを含むことができる。
カメラモジュールはセンサーベース2040を含むことができる。センサーベース2040はレンズ駆動装置2010とプリント基板2050との間に配置されることができる。センサーベース2040は、フィルター2030が配置される突出部2041を含むことができる。フィルター2030が配置されるセンサーベース2040の部分には、フィルター2030を通過する光がイメージセンサー2060に入射することができるように、開口が形成されることができる。センサーベース2040とレンズ駆動装置2010との間には接着部材が配置されることができる。接着部材はレンズ駆動装置2010をセンサーベース2040の上面に接着することができる。接着部材はレンズ駆動装置2010の内部に異物が流入しないように構成されることができる。接着部材は、エポキシ、熱硬化性接着剤、及び紫外線硬化性接着剤のうちのいずれか1種以上を含むことができる。
カメラモジュールは、プリント基板(Printed Circuit board:PCB)2050を含むことができる。プリント基板2050は基板または回路基板とすることができる。プリント基板2050上にはレンズ駆動装置2010が配置されることができる。プリント基板2050とレンズ駆動装置2010との間にはセンサーベース2040が配置されることができる。プリント基板2050はレンズ駆動装置2010と電気的に連結されることができる。プリント基板2050にはイメージセンサー2060が配置されることができる。プリント基板2050には、イメージセンサー2060に結像するイメージを電気的信号に変換して外部装置に伝送するために、各種の回路、素子、制御部などが備えられることができる。
カメラモジュールはイメージセンサー2060を含むことができる。イメージセンサー2060はレンズ及びフィルター2030を通過した光が入射してイメージが結像する構成とすることができる。イメージセンサー2060はプリント基板2050に実装されることができる。イメージセンサー2060はプリント基板2050に電気的に連結されることができる。一例として、イメージセンサー2060はプリント基板2050に表面実装技術(Surface Mounting Technology:SMT)によって結合されることができる。他の例として、イメージセンサー2060はプリント基板2050にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサー2060はレンズと光軸が一致するように配置されることができる。すなわち、イメージセンサー2060の光軸とレンズの光軸とはアラインメント(alignment)されることができる。イメージセンサー2060は、イメージセンサー2060の有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサー2060は、電荷結合素子(chargecoupleddevice:CCD)、金属酸化膜半導体(metal oxide semi-conductor:MOS)、CPD、及びCIDのうちのいずれか1種とすることができる。
カメラモジュールはモーションセンサー2070を含むことができる。モーションセンサー2070はプリント基板2050に実装されることができる。モーションセンサー2070はプリント基板2050に提供される回路パターンを介して制御部2080と電気的に連結されることができる。モーションセンサー2070はカメラモジュールの動きによる回転角速度情報を出力することができる。モーションセンサー2070は2軸または3軸ジャイロセンサー(Gyro Sensor)または角速度センサーを含むことができる。
カメラモジュールは制御部2080を含むことができる。制御部2080はプリント基板2050に配置されることができる。制御部2080はレンズ駆動装置2010のコイル2130と電気的に連結されることができる。制御部2080は、コイル2130に供給する電流の方向、強度及び振幅などを個別的に制御することができる。制御部2080はレンズ駆動装置2010を制御してオートフォーカス機能を果たすことができる。制御部2080はホールセンサー2140と電気的に連結されることができる。制御部2080はホールセンサー2140を介して可動子2200の位置を感知し、レンズ駆動装置2010に対するオートフォーカスフィードバック制御を遂行することができる。
カメラモジュールはコネクタ2090を含むことができる。コネクタ2090はプリント基板2050と電気的に連結されることができる。コネクタ2090は、外部装置と電気的に連結されるためのポート(port)を含むことができる。
図28~図32の説明は図17~図27の実施例に適用するかまたは類推して適用することができる。
図34は実施例による光学機器200Aの斜視図であり、図35は図34に示した光学機器200Aの構成図である。
図34及び図35を参照すると、光学機器(以下「端末機」と言う)200Aは、胴体850、無線通信部710、A/V入力部720、センシング部740、入出力部750、メモリ部760、インターフェース部770、制御部780、及び電源供給部790を含むことができる。
図34に示した胴体850はバー(bar)の形態を有するが、これに限定されず、2個以上のサブ胴体(sub-body)が相対移動可能に結合するスライドタイプ、フォルダタイプ、スイング(swing)タイプ、スイベル(swivel)タイプなどの多様な構造とすることができる。
胴体850は、外観を成すケース(ケーシング、ハウジング、カバーなど)を含むことができる。例えば、胴体850は、フロント(front)ケース851及びリア(rear)ケース852に区分されることができる。フロントケース851とリアケース852との間に形成された空間には端末機の各種の電子部品が内蔵されることができる。
無線通信部710は、端末機200Aと無線通信システムとの間又は端末機200Aと端末機200Aが位置するネットワークとの間の無線通信ができるようにする一つ以上のモジュールを含んでなることができる。例えば、無線通信部710は、放送受信モジュール711、移動通信モジュール712、無線インターネットモジュール713、近距離通信モジュール714及び位置情報モジュール715を含んでなることができる。
A/V(Audio/Video)入力部720はオーディオ信号又はビデオ信号入力のためのものであり、カメラ721及びマイク722などを含むことができる。
カメラ721は、実施例によるカメラ200、200-1~200-3を含むことができる。
センシング部740は、端末機200Aの開閉状態、端末機200Aの位置、使用者接触有無、端末機200Aの方位、端末機200Aの加速/減速などの端末機200Aの現状態を感知して端末機200Aの動作を制御するためのセンシング信号を発生させることができる。例えば、端末機200Aがスライドフォン形態の場合、スライドフォンの開閉状態をセンシングすることができる。また、電源供給部790の電源供給状態、インターフェース部770の外部機器との結合状態などに関連したセンシング機能を担当する。
入出力部750は視覚、聴覚又は触覚などに関連した入力又は出力を発生させるためのものである。入出力部750は端末機200Aの動作制御のための入力データを発生させることができ、かつ端末機200Aで処理される情報を表示することができる。
入出力部750は、キーパッド部730、ディスプレイモジュール751、音響出力モジュール752、及びタッチスクリーンパネル753を含むことができる。キーパッド部730はキーパッドの入力によって入力データを発生させることができる。
ディスプレイモジュール751は、電気的信号に応じて色が変化する複数のピクセルを含むことができる。例えば、ディスプレイモジュール751は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、及び3次元ディスプレイ(3D display)の少なくとも一つを含むことができる。
音響出力モジュール752は、呼び(call)信号受信、通話モード、録音モード、音声認識モード、又は放送受信モードなどで無線通信部710から受信されるオーディオデータを出力するか、メモリ部760に保存されたオーディオデータを出力することができる。
タッチスクリーンパネル753は、タッチスクリーンの特定の領域に対する使用者のタッチによって発生する静電容量の変化を電気的入力信号に変換することができる。
メモリ部760は制御部780の処理及び制御のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、電話帳、メッセージ、オーディオ、静止映像、写真、動画など)を一時保存することができる。例えば、メモリ部760は、カメラ721によって撮影されたイメージ、例えば写真又は動画を保存することができる。
インターフェース部770は端末機200Aに連結される外部機器と連結される通路の役割を果たす。インターフェース部770は、外部機器からデータを受けるか電源を受けて端末機200Aの内部の各構成要素に伝達するか、または端末機200Aの内部のデータが外部機器に伝送されるようにする。例えば、インターフェース部770は、有無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有無線データポート、メモリカード(memory card)ポート、識別モジュールを備えた装置を連結するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/O(Input/Output)ポート、及びイヤホンポートなどを含むことができる。
制御部(controller)780は端末機200Aの全般的な動作を制御することができる。例えば、制御部780は、音声通話、データ通信、画像通話などのための関連した制御及び処理を遂行することができる。
制御部780は、マルチメディア再生のためのマルチメディアモジュール781を備えることができる。マルチメディアモジュール781は制御部780内に具現されることもでき、制御部780とは別に具現されることもできる。
制御部780はタッチスクリーン上で行われる筆記入力又は描き入力をそれぞれ文字及びイメージと認識することができるパターン認識処理を行うことができる。
電源供給部790は、制御部780の制御によって、外部の電源又は内部の電源を受け、各構成要素の動作に必要な電源を供給することができる。
以上の実施例で説明した特徴、構造、効果などは本発明の少なくとも一実施例に含まれ、必ずしも一実施例のみに限定されるものではない。さらに、各実施例で例示した特徴、構造、効果などは実施例が属する分野の通常の知識を有する者によって他の実施例にも組合せ又は変形の形態として実施可能である。したがって、このような組合せ及び変形に係る内容は本発明の範囲に含まれるものと解釈されなければならないであろう。
実施例はボビン及びハウジングとボール部材との間の摩擦力を容易で自由に設計してAF移動部を安定的に支持することができるレンズ駆動装置、カメラモジュール、及び光学機器に使うことができる。
図2には示していないが、ボビン110は、上面に形成される少なくとも一つの第1ストッパーを備えることができる。例えば、第1ストッパーは、ボビン110の上面から光軸方向または上方に突出した構造を有することができ、ボビン110の上面がカバー部材300の上板301の内面に直接衝突することを防止することができる。また、ボビン110は、下面に形成される少なくとも一つの第2ストッパーを含むこともできる。
第2マグネット134は少なくとも一つのマグネットユニットを含むことができる。図1で、第2マグネット134は一つのマグネットユニットを含むが、これに限定されるものではない。他の実施例では、2個以上のマグネットユニットを含むこともできる。
例えば、第2マグネット134は第1マグネット132の材質の磁気力より小さい磁気力を有する材質から形成されることができる。例えば、第1マグネット132は第1材質から形成されることができ、第2マグネット134は第1材質と異なる第2材質から形成されることができる。ここで、第1材質の磁気力が第2材質の磁気力より大きくすることができる。第2マグネット134はネオジウム(NdFeB)及びサマリウムコバルトのうちのいずれか1種以上の材質を含むことができる。
例えば、突出部41(または突起)は、第1突出部41A及び第2突出部41Bを含むことができる。
図5bのヨーク136がマグネットの場合、図5bの第2マグネット134及びヨーク136の極性については図5aで説明した内容を適用するかまたは類推して適用することができる。
したがって、光軸方向にボビン110が移動する全区間内で、第2マグネット134の上端26A(または上面または上部)はヨーク136の上端27A(または上面または上部)より下側に位置することができ、第2マグネット134の下端26B(または下面または下部)はヨーク136の下端27B(または面または部)より上側に位置することができる。ここで、移動全区間はボビン110の最低地点からボビン110の最高地点までのボビンの位置(または変位)とすることができる。
例えば、最低地点で、第2マグネット134の下端26Bとヨーク136の下端27Bとの間の光軸方向の第2距離d2は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
ヨーク136は、第2マグネット134をボール部材320に向かう方向に押すことができる。また、ヨーク136は、ボビン110をボール部材320に向かう方向に押すことができる。よって、ボビン110はボール部材320に密着することができる。
光軸OAに垂直でありながらボビン110の中心を通る直線に平行な方向にヨーク136は第1マグネット132とオーバーラップすることができる。例えば、第1マグネット132が両極着磁マグネットの場合、光軸OAに垂直でありながらボビンの中心を通る直線に平行な方向にヨーク136は第1マグネット132の隔壁とオーバーラップすることができる
ベース210の外側面の下端には段部211が形成されることができ、ベース210の段部211には、カバー部材300を接着して固定するために、接着剤を塗布することができる。ここで、ベース210の段部211は上側に結合されるカバー部材300の側板302の下端をガイドすることができ、カバー部材300の側板302の下端と向き合うことができる。ベース210の側板302の下端とベース210の段部211との間には接着部材またはシーリング部材を配置または塗布することができる。
位置センサー170はベース210に配置されることができる。例えば、位置センサー170はベース210の上面(または溝214)に配置されることができる。例えば、位置センサー170についての説明は後述する図28のホールセンサーに適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、通電部材410はベース210上に配置されることができるが、これに限定されるものではない。
例えば、ソルダーまたは導電性接着剤によって、位置センサー170は通電部材420(例えば、回路基板)の下面に結合されることができ、通電部材420と電気的に連結されることができる。例えば、位置センサー170は通電部材420とベース210との間に配置されることができる。
他の実施例では、位置センサー170は通電部材420上に配置されることもできる。例えば、他の実施例では、ソルダーまたは導電性接着剤によって、位置センサー170は通電部材420(例えば、回路基板)の上面に結合されることができ、通電部材420と電気的に連結されることもできる。
フィルターは、レンズバレルを通過する光のうち特定の周波数帯域の光がイメージセンサー810に入射することを遮断する役割を果たすことができる。例えば、フィルターは赤外線遮断フィルターとすることができるが、これに限定されるものではない。
図15はさらに他の実施例によるカメラ装置200-1の分解斜視図である。
例えば、ソルダーまたは導電性接着剤によって位置センサー170は回路基板800と直接結合することができ、回路基板800と電気的に連結されることができる。したがって、図15では、位置センサー170と回路基板800とを電気的に連結するための別途の通電部材410、420が必要ではない。
例えば、逃避部1115は、第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に隣接するボビン1110のいずれか一コーナーに形成される第1逃避部1115A、及び第2側部1011B(または第2側面または第2外側面)に隣接するボビン1110の他のコーナーに形成される第2逃避部1115Bを含むことができる。ボビン1110の逃避部1115は後述するハウジング1140の突出部1031と一緒にボビン1110が回転することを抑制する役割を果たすことができる。
例えば、第1溝1117Aは第2着座部1105Bと第1逃避部1115Aとの間に位置することができ、第2溝1117Bは第2着座部1105Bと第2逃避部1115Bとの間に位置することができる。
第2マグネット1134は、少なくとも一つのマグネットユニットを含むことができる。図17では、第マグネット1134は一つのマグネットユニットを含むが、これに限定されるものではない。他の実施例では、2個以上のマグネットユニットを含むこともできる。
もしくは、ヨーク1136がボビン1110に配置され、第2マグネット1132がハウジング1140に配置される他の実施例では、AF移動部は、ボビン1110、第1マグネット1132、及びヨーク1136を含むこともできる。
ハウジング1140は、ボビン1110の逃避溝1115に対応または対向する突出部1031を含むことができる。突出部1031はハウジング1140の内面または内側面からボビン1110に向かって突出することができる。
また、図18で、逃避部1115はボビン1110の上面からボビン1110の下面まで延びるように形成されるが、これに限定されるものではなき。他の実施例では、逃避部1115の一端(例えば、上端)はボビン1110の上面から離隔することができ、ボビン1110の上面の下に位置することができる。さらに他の実施例では、回避部1115の他端(例えば、下端または下面)はボビン1110の下面から離隔することができ、ボビン1110の下面上に位置することができる。
例えば、突出部1041(または突起)は第1突出部1041A及び第2突出部1041Bを含むことができる。
コイル1120とマグネット1130との間の相互作用による電磁気力によってAF移動部(または可動部)は第1方向、例えば、上側方向(+Z軸方向)または下側方向(-Z軸方向)に移動することができる。
回路基板1190は、位置センサー1170と端子1009-1~1009-nとを電気的に連結するための回路パターンまたは配線を含むことができる。
例えば、位置センサー1170がホールセンサーを含むドライバーの形態を有するとき、位置センサー1170は、プロトコル(protocol)を用いたデータ通信、例えば、I2C通信を用いて外部に対してデータを送受信するための第1~第4端子、及びコイル1120に駆動信号を提供するための第5及び第6端子を含むことができる。ここで、位置センサー1170の第1及び第2端子は電源信号を受信するための端子とすることができ、位置センサー1170の第3及び第4端子はクロック信号及びデータ信号を送受信するための信号端子とすることができる。
また、ボール部材1310は少なくとも一つのボール部材を含むことができる。例えば、ボール部材1310は2個以上のボール部材1310A、1310Bを含むことができる。
例えば、ボール部材1310A、1310Bのそれぞれは複数のボールB1~B3及びB4~B6を含むことができる。
例えば、ボール部材1310の少なくとも一部はボビン1110の第1溝1117A内に配置されることができ、第1溝1117Aと接触することができる。また、ボール部材1310の少なくとも他の一部はハウジング1140の第2側部1012Bの内面と接触することができる。
例えば、溝1116は、ボビン1110の第1溝1117Aに対応または対向する第1溝1116A、及びボビン1110の第2溝1117Bに対応または対向する第2溝1116Bを含むことができる。
図21bのヨーク1136がマグネットの場合、図21bの第2マグネット1134及びヨーク1136の極性に対しては図21aで説明した内容を適用するかまたは類推して適用することができる。
例えば、ボビン1110が光軸方向に移動する全区間で光軸に垂直な方向に第2マグネット1134の全領域がヨーク1136とオーバーラップする場合には、第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力を一定に維持することができる。
したがって、光軸方向のボビン1110の移動全区間内で、第2マグネット1134の上端1026A(または上面または上部)はヨーク1136の上端1027A(または上面または上部)より下側に位置することができ、第2マグネット1134の下端1026B(または下面または下部)はヨーク1136の下端1027B(または面または部)より上側に位置することができる。ここで、移動全区間はボビン1110の最低地点からボビン1110の最高地点までのボビンの位置(または変位)とすることができる。
他の実施例では、最高地点で、第2マグネット1134の上端1026A(または上面または上部)はヨーク1136の上端1027A(または上面または上部)と同一面とすることができる。また、最低地点で、第2マグネット1134の下端1026B(または下面または下部)はヨーク1136の下端1027B(または下面または下部)と同一面とすることができる。
例えば、最低地点で、第2マグネット1134の下端1026Bとヨーク1136の下端1027Bとの間の光軸方向の第2距離d2は0とするかそれより大きくすることができ、光軸方向のボビン1110の総ストローク距離の2倍とするかそれより小さくすることができる。
ヨーク1136の光軸方向の長さH31は第2マグネット1134の光軸方向の長さH21より小さくすることができる。H21をH31より大きくする理由は、AF駆動のためにボビン1110が光軸方向に移動する区間で、第2マグネット1134とヨーク1136との間に作用する引力を一定に維持するためである。
図23b及び図23cで説明したように、AF駆動のためにボビン1110が光軸方向に移動しても、光軸に垂直な方向にヨーク1132全体が第2マグネット1134とオーバーラップするので、第1ボール部材1310を押圧する押圧力を一定に維持することができ、よってボビン1110のチルトを抑制してAF駆動の信頼性を確保することができる。
第3ボール部材1320Aはハウジング1140の第1溝1118Aに配置または収容されることができ、第4ボール部材1320Bはハウジング1140の第2溝1118Bに配置または収容されることができる。
光軸OAに垂直でありながらボビン1110の中心を通る直線に平行な方向にヨーク1136は第1マグネット1132とオーバーラップすることができる。例えば、第1マグネット1132が両極着磁マグネットであるとき、光軸OAに垂直でありながらボビンの中心を通る直線に平行な方向にヨーク1136は第1マグネット1132の隔壁とオーバーラップすることができる
第2マグネット1132とヨーク1136とは同じ材質または成分から形成されることができる。他の実施例では、第2マグネット1132とヨーク1136とは互いに異なる材質または成分から形成されることもできる。
固定子2100はコイル2130を含むことができる。コイル2130はAF駆動のために使われる「AF駆動コイル」とすることができる。コイル2130は基板2120に配置されることができる。コイル2130はハウジング2110に配置されることができる。コイル2130はボビン2210とハウジング2110との間に配置されることができる。コイル2130はボビン2210とカバー部材2500の側板との間に配置されることができる。コイル2130はボビン2210と基板2120との間に配置されることができる。コイル2130は第1マグネット2220と対向することができる。コイル2130は第1マグネット2220と向き合うように配置されることができる。コイル2130は第1マグネット2220と電磁気的に相互作用することができる。この場合、コイル2130に電流が供給されてコイル2130の周辺に電磁気場が形成されれば、コイル2130と第1マグネット2220との間の電磁気的相互作用によって第1マグネット2220がコイル2130に対して移動することができる。コイル2130は単一のコイルから形成されることができる。変形例で、コイル2130は、互いに離隔する複数のコイルを含むことができる。

Claims (10)

  1. ベースと、
    前記ベース上に配置されるハウジングと、
    前記ハウジング内に配置されるボビンと、
    前記ボビンに配置される第1マグネットと、
    前記第1マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるコイルと、
    前記第1マグネットから離隔して前記ボビンに配置される第2マグネットと、
    前記第2マグネットと対向して前記ハウジングに配置されるヨークと、
    前記ボビンと前記ハウジングとの間に配置されるボール部材と、
    光軸方向に前記第1マグネットまたは前記第2マグネットと対向して前記ベースに配置される位置センサーと、を含む、レンズ駆動装置。
  2. 前記第2マグネットは前記ヨークと前記第1マグネットとの間に配置され、
    前記第1マグネットは前記第2マグネットと前記コイルとの間に配置される、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記ハウジングに配置される回路基板を含み、
    前記コイルは前記回路基板と電気的に連結される、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記位置センサーと電気的に連結される通電部材を含む、請求項3に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記光軸方向に垂直な方向に前記位置センサーは前記第1マグネットまたは第2マグネットとオーバーラップしない、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記光軸方向に垂直な方向に前記位置センサーは前記ヨークとオーバーラップしない、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記第1マグネットは前記ボビンの第1側部に配置され、前記第2マグネットは前記ボビンの前記第1側部の反対側である前記ボビンの第2側部に配置され、
    前記コイルは前記ハウジングの第1側部に配置され、前記ヨークは前記ハウジングの第1側部の反対側である前記ハウジングの第2側部に配置される、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記ボール部材は、前記第2マグネットが配置される前記ボビンの側部と前記ヨークが配置される前記ハウジングの側部との間に配置され、
    前記ヨークと前記第2マグネットとの間には引力が作用する、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記ボール部材は、前記第1マグネットが配置される前記ボビンの側部と前記コイルが配置される前記ハウジングの側部との間に配置され、
    前記ヨークと前記第2マグネットの間には斥力が作用する、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  10. 前記ヨークは磁性体であり、
    前記光軸方向に前記ヨークの長さは前記光軸方向に前記第2マグネットの長さと異なる、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
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