JP2023537782A - 燃料電池スタックのためのバイポーラプレートアセンブリ - Google Patents

燃料電池スタックのためのバイポーラプレートアセンブリ Download PDF

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Abstract

バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)は、カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)と、アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)とを含んでよい。カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)は、酸化剤のための経路として機能する第1の複数のリブ(500)の間に画定された第1の複数の流路(502、2106)と、冷却剤のための経路として機能する第2の複数のリブ(404)定義された第2の複数の流路(406)とを有する。アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)は、燃料のための経路として機能する第3の複数のリブ(410、2202)の間に画定された第3の複数の流路(412、2204)と、冷却剤のための経路として機能する第4の複数のリブ(612)の間に画定された第4の複数の流路(614、2110)とを有する。第1の入口マニホールド(426、2206)は、酸化剤、冷却剤、または両方を受け、第2の入口マニホールド(432、2208)は燃料を受ける。

Description

本発明は、一般に、燃料電池スタックに関し、より詳細には、燃料電池スタックのためのバイポーラプレートアセンブリに関する。
燃料電池スタックは複数の燃料電池を含み、燃料電池の中では、燃料と酸化剤との間で化学反応が発生し得る。化学反応は、燃料および酸化剤の化学エネルギーを電気エネルギーへと変換し得る。化学反応は、各燃料電池のアノードおよびカソードにおいて発生する。燃料電池スタックは、燃料および酸化剤を燃料電池に提供するためのバイポーラプレートアセンブリを含む。バイポーラプレートアセンブリは、一方の側面にカソード流路を、反対側の側面にアノード流路を含んでよい。バイポーラプレートアセンブリは、2つの隣接する電池の間に位置決めされてよく、カソード流路は、一方の燃料電池のカソードに酸化剤を提供し得、アノード流路は、隣接する燃料電池のアノードに燃料を提供し得る。したがって、バイポーラプレートアセンブリは、2つの隣接する燃料電池を分離し得る。
燃料電池スタックは、燃料電池スタックの隣接する燃料電池の間に位置決めされたバイポーラプレートアセンブリを含んでよい。バイポーラプレートアセンブリは、一方の燃料電池に酸化剤を提供するために一方の側面にカソード流路と、隣接する燃料電池に燃料を提供するために反対側の側面にアノード流路とを有してよい。
運輸適用例においてなど、燃料電池スタックのいくつかの適用例では、バイポーラプレートアセンブリは、その高い耐食性、高い化学的安定性、および高い熱伝導率により、グラファイトから作製される。しかしながら、グラファイトは、大きい厚さをもつ場合のみ、より良い機械的性質を示すので、グラファイトから作製されたバイポーラプレートアセンブリは、比較的高い厚さになり得る。厚さの増加は、燃料電池スタックのサイズおよび重量を増加させ得る。さらに、増加したサイズおよび重量により、燃料電池スタックの構成要素を組み立てることは困難である。
燃料電池は、満足な性能を保証するために、特定の温度範囲で維持されなければならない。しかしながら、各燃料電池内で発生する化学反応は熱を放出させ、それにより、燃料電池の温度が増加される。燃料電池の温度を維持するために、冷却剤フローフィールドプレートは、いくつかの燃料電池に隣接する燃料電池スタック内に設けられてよい。冷却剤フローフィールドプレートは、冷却剤を循環させる流路を含む。しかしながら、冷却剤フローフィールドプレートの提供は、燃料電池スタックの重量を増加させる。さらに、燃料電池の数が増加するにつれて、冷却剤フローフィールドプレートの数も増加する。これは、燃料電池スタックの増加したサイズをもたらすことがある。さらに、いくつかの燃料電池に隣接する冷却剤フローフィールドプレートの構成は、いくつかの燃料電池の冷却、およびいくつかの燃料電池を冷却されないままにすることをもたらす。燃料電池スタックにわたるこの不均一な冷却は、燃料電池スタックの性能を低下させる。
いくつかのシナリオでは、空気は、冷却剤と酸化剤の両方として使用されることがあり、共通マニホールドが酸化剤ならびに冷却剤に提供される。したがって、冷却剤および酸化剤は、同じ流量をもつ燃料電池スタックへと提供されなければならないことがある。いくつかのシナリオでは、酸化剤および冷却剤は、燃料電池スタック内で異なる流量で提供されなければならないことがある。特に、燃料電池の温度が増加するとき、冷却剤流量は、酸化剤の流量を増加させることなく燃料電池の温度を減少させるために、増加されなければならないことがある。酸化剤と冷却剤の両方のための共通マニホールドを有することは、異なる流量での酸化剤および冷却剤の提供を防止することがあり、これは、燃料電池スタックの性能を低下させ得る。共通マニホールドによる燃料電池の性能に対する影響を防止するために、冷却剤のためのマニホールドおよび酸化剤のためのマニホールドが別々に設けられる。しかしながら、そのような場合、酸化剤および冷却剤のための別個のダクトが使用されるべきである。酸化剤および冷却剤のための別個のダクトの使用は、燃料電池の製造および維持のコストを増加させる。
本発明は、燃料電池スタックのためのバイポーラプレートアセンブリに関する。
本発明の実施形態を用いて、バイポーラプレートアセンブリの重量および燃料電池スタックの重量が減少され得る。さらに、別個の冷却剤フローフィールドプレートの使用が排除され得る。そのうえ、均一な冷却は、燃料電池スタックにわたって生み出され、それによって、燃料電池の性能を増加させ得る。
本発明の一実施形態による燃料電池スタックの斜視図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの側面図である。 本は対明の一実施形態による燃料電池スタックの分解組立図である。 本発明の一実施形態による第1の燃料電池およびバイポーラプレートアセンブリの分解組立図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリの分解組立図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図5aの断面A-Aに沿ったバイポーラプレートアセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図6aに示される図の部分の拡大図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートの背面図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートを示す図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートの背面図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートを示す図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードガスケットを示す図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのカソードフローフィールドプレートを示す図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのカソードフローフィールドプレートの斜視図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのカソードガスケットを示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの膜電極接合体(MEA)を示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの第1の集電板を示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの入口端板を示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池システムを示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池システムの分解組立図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックを示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックを示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの分解組立図である。 本発明の一実施形態による、第1の燃料電池と第2の燃料電池との間に配置されたバイポーラプレートアセンブリの分解組立図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図22に示される図の一部分の拡大図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートを示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックのMEAを示す図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの第1の集電板の正面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの第1の集電板の背面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの入口端板の正面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの入口端板の断面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの出口端板の正面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの出口端板の断面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池スタックの再循環ユニットを示す図である。 本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリを製造する方法を示す図である。
詳細な説明が、添付の図を参照しながら提供される。図では、参照番号の左端の数字は、参照番号が最初に出現する図を識別する。同じ数は、同様の特徴および構成要素を参照するために図面全体を通じて使用される。
例示的な一実施形態によれば、燃料電池スタックのためのバイポーラプレートアセンブリは、カソードフローフィールドプレートと、アノードフローフィールドプレートとを含む。カソードフローフィールドプレートは、第1のカソード表面と、第2のカソード表面とを含んでよい。第2のカソード表面は、第1のカソード表面の反対側であってよい。第1のカソード表面は、第1の複数のリブを有してよい。流路が、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。流路は、燃料電池スタックの第1の燃料電池のための酸化剤のための経路として機能する。第1のカソード表面上の流路は、第1の複数の流路と呼ばれることがある。酸化剤は、たとえば、空気であってよい。第2のカソード表面は、第2の複数のリブを有してよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。流路は、冷却剤のための経路として機能する。第2のカソード表面上の流路は、第2の複数の流路と呼ばれることがある。冷却剤は、たとえば、空気であってよい。
第2の複数の流路は、第1の複数のリブと相補的であってよく、第2の複数のリブは、第1の複数の流路と相補的であってよい。たとえば、第1のカソード表面上のリブの形成は、第2のカソード表面上の流路の形成を引き起こす。同様に、第1のカソード表面上の流路の形成は、第2のカソード表面上のリブの形成を引き起こす。
カソードフローフィールドプレートと同様に、アノードフローフィールドプレートは、第1のアノード表面と、第2のアノード表面とを含んでよい。第2のアノード表面は、第1のアノード表面の反対側であってよい。第1のアノード表面は、第3の複数のリブを有してよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。流路は、燃料電池スタックの第2の燃料電池のための燃料のための経路として機能する。第1のアノード表面上の流路は、第3の複数の流路と呼ばれることがある。燃料は、たとえば、水素であってよい。第2のアノード表面は、第4の複数のリブを有してよい。第2のアノード表面上の流路は、冷却剤のための経路として機能する。第2のアノード表面上の流路は、第4の複数の流路と呼ばれることがある。第4の複数の流路は、第3の複数のリブと相補的であってよく、第4の複数のリブは、第3の複数の流路と相補的であってよい。すなわち、第1のアノード表面上のリブの形成は、第2のアノード表面上の流路の形成を引き起こす。第1のアノード表面上の流路の形成は、第2のアノード表面上のリブの形成を引き起こす。カソードフローフィードプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、第2のカソード表面が第2のアノード表面に面し得、これと接触し得るように、一緒に結合されてよい。一例では、カソードフローフィールドプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、レーザ溶接によって一緒に結合されてよい。
一例では、フローフィールドプレートは、金属から作製されてよい。フローフィールドプレートの所定の機械的強度を得るために、金属フローフィールドプレートは、グラファイトフローフィールドプレートよりも比較的小さい厚さを有してよい。金属フローフィールドプレートの低い厚さは、流路およびリブの賞賛的(complimentary)な構造を容易にし得る。
バイポーラプレートアセンブリは、第1の入口マニホールドと、第2の入口マニホールドとをさらに含んでよい。第1の入口マニホールドは、第1の供給源から、酸化剤、冷却剤、または両方を受けてよい。一例では、第1の入口マニホールドは、ブロアなどの供給源から、酸化剤と冷却剤の両方を受けてよい。第2の入口マニホールドは、第2の供給源から燃料を受けてよい。
本発明は、カソードフローフィールドプレート上およびアノードフローフィールドプレート上に冷却剤流路を有することによって、別個の冷却剤フローフィールドプレートの使用を排除する。したがって、燃料電池スタックのサイズが小さくなる。さらに、冷却剤流路のそのような構成を有することによって、本発明は、燃料電池スタックにわたる均一な冷却を保証する。したがって、本発明は、燃料電池の性能を強化する。また、バイポーラプレートアセンブリの厚さはより小さいので、本発明は、燃料電池スタックの重量を減少させ、燃料電池スタックの構成要素の簡単な組み立てを容易にする。本発明の実施形態を用いて、共通マニホールドは、酸化剤および冷却剤に使用可能である。したがって、本発明は、それぞれ酸化剤および冷却剤のための別個のダクトなどの追加の構成要素の使用を防止し、燃料電池スタックの製造のコストを減少させる。
本発明は、図1a~図30を参照しながらさらに説明される。説明および図は、本発明の原理を示しているにすぎないことが留意されるべきである。さまざまな構成は、本明細書では明示的に説明または図示されていないが、本発明の原理を包含することが考案され得る。さらに、本発明の原理、態様、および例、ならびにその具体的な例を記載する本明細書におけるあらゆる記述は、その等価物を包含することを意図するものである。
図1aは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック100の斜視図を示す。燃料電池スタック100は、複数の燃料電池102を含んでよい。燃料電池スタック100は、たとえば、低温高分子電解質膜燃料電池スタック(LTPEMFCスタック)または高温高分子電解質膜燃料電池スタック(HTPEMFCスタック)であってよい。各燃料電池では、化学反応が、燃料と酸化剤との間で発生し得る。化学反応は、燃料および酸化剤の化学エネルギーを電気エネルギーへと変換し得る。したがって、燃料および酸化剤は、各燃料電池に供給され得る。燃料は、たとえば、水素であってよい。酸化剤は、たとえば、空気であってよい。さらに、燃料電池スタック100の温度は、燃料電池スタック100の満足な性能のための温度範囲内で維持されなければならないことがある。燃料電池スタック100の性能は、所定の量の燃料および酸化剤のための燃料電池スタック100によって生み出される電気エネルギーによって測定され得る。最適な性能を提供するために、LTPEMFCスタックは、30℃から80℃の温度範囲で維持されなければならないことがあり、HTPEMFCスタックは、80℃から160℃の温度範囲で維持されなければならないことがある。しかしながら、各燃料電池内で発生する化学反応は、燃料電池の温度を増加させ得る。燃料電池スタック100の温度を維持するために、冷却剤が、燃料電池スタック内で循環される。冷却剤は、たとえば、空気であってよい。
燃料電池スタック100は、燃料電池スタック100の第1の端に位置決めされる入口端板103と、燃料電池スタック100の別の端に位置決めされた出口端板104とを含んでよい。燃料電池102は、入口端板103と出口端板104との間に位置決めされてよい。入口端板103は、燃料電池スタック100への燃料、酸化剤、および冷却剤の侵入を容易にし得る。したがって、入口端板103は、それを通って燃料が燃料電池スタック100に提供される第1の入口106-1と、それを通って酸化剤および冷却剤が燃料電池スタック100に提供される第2の入口106-2と第3の入口106-3とを含んでよい。さらに、第1の入口106-1は、入口端板107の中心に対して第2の入口106-2から、および入口端板107の中心に対して第3の入口106-3から垂直な方向に、変位されてよい。出口端板104は、燃料、酸化剤、および冷却剤の除去を容易にし得る。したがって、出口端板104は、それを通って余分な燃料が燃料電池スタック100から除去される第1の出口108-1と、それを通って余分な酸化剤および冷却剤が燃料電池スタック100から除去される第2の出口108-2と第3の出口108-3とを含んでよい。出口端板104上の出口の位置は、入口端板103上の入口の位置に類似していてよい。すなわち、第2の出口108-2および第3の出口108-3は、互いに隣接して位置決めされてよい。さらに、第1の出口108-1は、出口端板104の中心(図1aに図示されず)に対して垂直な方向に第2の出口108-2および第3の出口108-3から変位されてよい。
燃料電池スタック100は、燃料電池スタック100の構成要素を組み立てるためにタイロッド109とボルト110とをさらに含んでよい。一例では、燃料電池スタック100は案内具111を含んでよく、案内具111は、燃料電池スタック100の構成要素の組み立てを1緒に容易にし得る。
図1bは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック100の側面図を示す。燃料電池スタック100は、複数の集電板を含んでよく、集電板は、各燃料電池から電流を収集し得る。たとえば、燃料電池スタック100は、第1の集電板112-1と、第2の集電板112-2とを含んでよい。第1の集電板112-1は、入口端板103に隣接して配置されてよく、第2の集電板112-2は、出口端板104に隣接して配置されてよい。一例では、ワイヤなどの構成要素は、燃料電池スタック100から電気エネルギーを取り出すために第1の集電板112-1と第2の集電板112-2との間に接続されてよい。
図2は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック100の分解組立図を示す。複数の燃料電池102は、第1の燃料電池202-1、第2の燃料電池202-2、および第3の燃料電池202-3などの燃料電池を含む。燃料電池202-2は、燃料電池スタック100の1つの端部に配置され、燃料電池202-3は、燃料電池スタック100の反対側の端部に配置される。燃料および酸化剤を各燃料電池に提供するために、燃料電池スタック100は、酸化剤または燃料を燃料電池に提供するために、204-1、204-2、204-3などの複数のバイポーラプレートアセンブリを含んでよい。たとえば、バイポーラプレートアセンブリ204-1は、酸化剤を第1の燃料電池202-1に、燃料を第2の燃料電池202-2に提供してよい。したがって、バイポーラプレートアセンブリ204-1は、2つの隣接する燃料電池の間に、すなわち、第1の燃料電池202-1と第2の燃料電池202-2との間に位置決めされ得る。バイポーラプレートアセンブリ204-1、204-2、204-3は、バイポーラプレートアセンブリ204と呼ばれることがある。各バイポーラプレートアセンブリ204は、ある燃料電池に酸化剤を提供するカソードフローフィールドプレート(図2に図示されず)と、別の燃料電池に燃料を提供するアノードフローフィールドプレート(図2に図示されず)とを有してよい。
一例では、燃料電池202-2、202-3は、隣接するバイポーラプレートによって酸化剤または燃料が提供されるので、燃料電池スタック100の端にある燃料電池202-2、202-3は、燃料または酸化剤のどちらかが提供されなければならないことがある。たとえば、燃料電池202-3は、バイポーラプレートアセンブリ204-2によって酸化剤が提供され、燃料電池202-3で化学反応が発生するために燃料が提供されなければならないことがある。同様に、第2の燃料電池202-2は、バイポーラプレートアセンブリ204-1によって燃料が提供され、第2の燃料電池202-2で化学反応が発生するために酸化剤が提供されなければならないことがある。したがって、燃料電池スタック100の端において燃料電池202-2、202-3に燃料または酸化剤のどちらかを提供するために、燃料電池スタック100は、単極カソードフローフィールドプレート210および単極アノードフローフィールドプレート212などの単極フローフィールドプレートを含んでよい。たとえば、単極カソードフローフィールドプレート210は、第1の集電板112-1と第2の燃料電池202-2との間に配置されてよく、第2の燃料電池202-2に酸化剤を提供してよい。単極アノードフローフィールドプレート212は、第2の集電板112-2と第3の燃料電池202-3との間に配置されてよく、第3の燃料電池202-3に燃料を提供してよい。
一例では、単極フローフィールドプレートおよびバイポーラプレートアセンブリの一部が、燃料電池の一部を形成することがある。たとえば、単極カソードフローフィールドプレート210およびバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードフローフィールドプレートが、第2の燃料電池202-2の一部を形成することがある。同様に、単極アノードフローフィールドプレート212およびバイポーラプレートアセンブリ204-2のカソードフローフィールドプレートが、燃料電池202-3の一部を形成することがある。
先に言及したように、燃料電池スタック100は、燃料電池スタック100の構成要素を留めることを容易にするために、タイロッド109と、案内具111とを含んでよい。タイロッド109は、燃料電池スタック100の構成要素を一緒に保持してよく、燃料電池スタック100のバイポーラプレートアセンブリを通過させることなく入口端板103から出口端板104まで延びてよい。したがって、タイロッド109の挿入を容易にするために、入口端板103は、開口214などの設備(provision)を含んでよく、出口端板104は、タイロッド109の挿入を容易にする開口216などの設備を含んでよい。タイロッドは、入口端板103上の開口と出口端板104上の対応する開口との間に延びてよく、ボルトを用いて留められてよい。一例では、入口端板103および出口端板104の寸法は、バイポーラプレートアセンブリ、燃料電池102、集電板112-1、112-2、および単極フローフィールドプレート210、212の寸法よりも大きいことがある。理解されるように、バイポーラプレートアセンブリ、燃料電池、および単極フローフィールドプレート210、212の寸法は、実質的に類似してよい。入口端板103および出口端板104上でタイロッド109が通過する開口は、タイロッド109が単極フローフィールドプレート210、212、集電板112-1、112-2、バイポーラプレートアセンブリ、および燃料電池を通過しないことを保証するために単極フローフィールドプレート210、212と接触しない端板103、104の一部分の上に設けられてよい。さらに、案内具111の挿入を容易にするために、入口端板103は案内具穴218を含んでよく、出口端板104は案内具穴(図2に図示されず)を含んでよい。案内具は、入口端板103上の案内具穴から延び、燃料電池スタック100の構成要素を通過して、出口端板104上の対応する案内具穴まで延びてよい。案内具111は、組み立て中にバイポーラプレートアセンブリおよびMEAを位置合わせすることができる。理解されるように、燃料電池スタック100内のいくつかの燃料電池は、あるバイポーラプレートアセンブリから燃料を、隣接するバイポーラプレートアセンブリから酸化剤を受け得る。
図3は、本発明の一実施形態による第1の燃料電池202-1およびバイポーラプレートアセンブリ204-1、302-1の分解組立図である。ここで、第1の燃料電池202-1は、バイポーラプレートアセンブリ302-1とバイポーラプレートアセンブリ204-1との間に位置決めされる。バイポーラプレートアセンブリ204-1は、第1の燃料電池202-1に酸化剤を提供してよく、バイポーラプレートアセンブリ302-1は、第1の燃料電池202-1に燃料を提供してよい。
先に言及したように、バイポーラプレートアセンブリ204は、カソードフローフィールドプレートと、アノードフローフィールドプレートとを含んでよい。たとえば、カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308は、バイポーラプレートアセンブリ204-1の一部であってよく、カソードフローフィールドプレート310およびアノードフローフィールドプレート312は、バイポーラプレートアセンブリ302-1の一部であってよい。カソードフローフィールドプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、互いに面し、互いと接触してよい。
アノードフローフィールドプレート308は、第2の燃料電池202-2(図3に図示されず)に面してよく、第2の燃料電池202-2に燃料を提供してよい。カソードフローフィールドプレート306は、第1の燃料電池202-1に面してよく、第1の燃料電池202-1に酸化剤を提供してよい。アノードフローフィールドプレート312は、第1の燃料電池202-1に燃料を提供するために第1の燃料電池202-1に面してよく、カソードフローフィールドプレート310は、別の燃料電池に酸化剤を提供するためにその燃料電池(図3に図示されず)に面してよい。
理解されるように、バイポーラプレートアセンブリ204-1の一部およびバイポーラプレートアセンブリ302-1の一部は、第1の燃料電池202-1の一部を形成し得る。すなわち、アノードフローフィールドプレート312およびカソードフローフィールドプレート306は、第1の燃料電池202-1の一部であってよい。第1の燃料電池202-1は、膜電極接合体314を含んでよく、そこでは、燃料と酸化剤との間の化学反応が発生する。MEA314は、第1の側面上にカソード316を、第1の側面と反対側の側面上にアノードを含んでよい。本明細書で示される図では、アノードは、カソード316の後ろにあり得る。カソード316は、カソードフローフィールドプレート306から酸化剤を受けてよく、アノードは、アノードフローフィールドプレート312から燃料を受けてよい。したがって、アノードは、バイポーラプレートアセンブリ302-1に面してよく、カソード316は、バイポーラプレートアセンブリ204-1に面してよい。さらに、MEA314は、カソード316とアノードとの間に位置決めされた高分子電解質膜(PEM)(図3に図示されず)を含んでよい。MEA314は、複数のガス拡散層(図3に図示されず)も含んでよい。ガス拡散層は、カソードフローフィールドプレート306とカソード316との間に位置決めされてよく、ガス拡散層は、アノードフローフィールドプレート312とアノードとの間に位置決めされてよい。ガス拡散層は、カソード316の表面にわたっての、およびアノードの表面にわたっての化学反応を容易にするために、アノードおよびカソード316それぞれにわたって、燃料および酸化剤などの反応ガスを拡散し得る。
動作中に、アノードでは、アノードフローフィールドプレート312によって提供された水素は、水素イオンおよび電子に分割され得る。水素イオンは、PEMを通過して、カソード316に到達し得る。一方、電子は、PEMを通ることが可能にされないことがある。各燃料電池のアノードからの電子は、第1の集電板112-1(図3に図示されず)に到達し得る。第1の集電板112-1から、これらの電子は、外部回路を通って第2の集電板112-2(図3に図示されず)に流れ得る。これは、外部回路に電力を供給する。第2の集電板112-2から、電子は、各燃料電池のカソードに到達し得る。カソード316では、水素イオン、電子、および酸化剤からの酸素が、水を形成し、熱エネルギーを放出するために反応し得る。
一例では、カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308は、一緒に溶接されてよい。溶接は、たとえば、アノードフローフィールドプレート上で行われてよい。ここで、溶接シーム318は、アノードフローフィールドプレート308の上にあってよく、溶接シーム320は、アノードフローフィールドプレート312の上にあってよい。
さらに、バイポーラプレートアセンブリ204-1は、燃料の漏洩を防止する、アノードフローフィールドプレート308上のガスケット(アノードガスケットと呼ばれる)322と、酸化剤の漏洩を防止するカソードフローフィールドプレート306上のガスケット324(カソードガスケットと呼ばれる)とを含んでよい。同様に、バイポーラプレートアセンブリ302-1は、アノードフローフィールドプレート312上のアノードガスケット326と、カソードフローフィールドプレート310上のカソードガスケット328とを含んでよい。
バイポーラプレートアセンブリは、バイポーラプレートアセンブリ204-1に関して説明されることがある。しかしながら、バイポーラプレートアセンブリは、燃料電池スタック100の他のバイポーラプレートアセンブリに関して説明されてよいことが理解されよう。
図4は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1の分解組立図を示す。カソードフローフィールドプレート306は、第1のカソード表面(図4に図示されず)と、第2のカソード表面402とを含んでよい。第2のカソード表面402は、第1のカソード表面の反対側であってよい。第1のカソード表面は、第1の複数のリブ(図4に図示されず)を有してよい。流路(図4に図示されず)は、第1の燃料電池202-1のための酸化剤のための経路として機能するために、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第1のカソード表面上の流路は、第1の複数の流路と呼ばれることがある。第2のカソード表面402は、第2の複数のリブ404を有してよい。流路は、冷却剤のための経路として機能するために、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第2のカソード表面402上の流路406-1、406-2、および406-3などの流路は、第2の複数の流路406と総称されることがある。第1のカソード表面上のリブの形成は、第2のカソード表面402上の流路の形成を引き起こす。第1のカソード表面上の流路の形成は、第2のカソード表面402上のリブの形成を引き起こす。したがって、第2の複数の流路406は、第1の複数のリブと相補的であってよく、第2の複数のリブ404は、第1の複数の流路と相補的であってよい。
アノードフローフィールドプレート308は、第1のアノード表面408と、第2のアノード表面(図4に図示されず)とを含んでよい。第2のアノード表面は、第1のアノード表面408の反対側であってよい。第1のアノード表面408は、第3の複数のリブ410を有してよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第1のアノード表面408上の、412-1、412-2、および412-3などの流路は、第3の複数の流路412と呼ばれることがある。第3の複数の流路412は、第2の燃料電池202-2のための燃料のための経路として機能し得る。第2のアノード表面は、第4の複数のリブ(図4に図示されず)を有してよい。流路は、冷却剤のための経路として機能するために、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第2のアノード表面上の流路は、第4の複数の流路(図4に図示されず)と呼ばれることがある。一例では、第1の複数の流路および第2の複数の流路406は、第3の複数の流路412および第4の複数の流路に垂直な方向であってよい。
第1のアノード表面408上のリブの形成は、第2のアノード表面上の流路の形成を引き起こす。第1のアノード表面408上の流路の形成は、第2のアノード表面上のリブの形成を引き起こす。したがって、第4の複数の流路は、第3の複数のリブ410と相補的であってよく、第4の複数のリブは、第3の複数の流路412と相補的であってよい。
先に言及したように、カソードフローフィールドプレート06およびアノードフローフィールドプレート308は、互いに面してよく、互いと接触してよい。特に、第2のカソード表面402は、第2のアノード表面に面してよく、これと接触してよい。
フローフィールドプレートの所定の機械的強度を得るために、各フローフィールドプレートは、小さい厚さを有することがある。たとえば、50ミクロンから100ミクロンの厚さ範囲をもつ金属シートは、0.3mmから1mmの厚さをもつフローフィールドプレートを形成するように打ち抜かれることがある。一例では、各フローフィールドプレートは、0.8mmの厚さを有することがある。したがって、カソードフローフィールドプレートとアノードフローフィールドプレートとを有する各バイポーラプレートアセンブリ204は、1.6mmの厚さを有することがある。小さい厚さをもつ金属から作製されるフローフィールドプレートは、小さい厚さとともに、高い機械的強度、高い導電率、高い熱伝導率、および高いガス不透過性などの性質を所有し得る。金属フローフィールドプレートの小さい厚さは、流路およびリブの賞賛的な構造を容易にし得る。すなわち、フローフィールドプレートの別の表面上のリブの形成によるフローフィールドプレートの1つの表面上の流路の形成は、低い厚さのフローフィールドプレートを使用することによって達成される。したがって、一例では、カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308は、金属から作製されてよい。
さらに、各燃料電池では、化学反応による燃料電池の温度の増加を防止するために、冷却剤が、燃料電池スタックを循環しなければならないことがある。本主題では、バイポーラプレートアセンブリは、第2の複数の流路406を通る、および第4の複数の流路を通る、冷却剤の流れを容易にし得る。したがって、本主題は、燃料電池スタックを通る冷却剤の流れを容易にするために燃料電池スタックが別個の冷却剤板を使用するシナリオと比較されるとき、燃料電池スタック100のサイズおよび重量を減少させる。
さらに、カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308が組み付けられるとき、カソードフローフィールドプレート306の第1の開口422およびアノードフローフィールドプレート308の第2の開口424は、第1の入口マニホールド426を形成する。第1の入口マニホールド426は、第2の入口106-2(図4に図示されず)および第3の入口106-3(図4に図示されず)を通して、ブロアなどの第1の供給源(図4に図示されず)から酸化剤、冷却剤、または両方を受け得る。したがって、酸化剤および冷却剤を提供するために、第1の入口マニホールド426は、第1の複数の流路に、第2の複数の流路406に、および第4の複数の流路に結合されてよい。
さらに、カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308が組み付けられるとき、カソードフローフィールドプレート306の第3の開口428およびアノードフローフィールドプレート308の第4の開口430は一緒に、第2の入口マニホールド432を形成し得る。第2の入口マニホールド432は、第2の供給源から燃料を受け得る。たとえば、第2の入口マニホールド432は、第1の入口106-1(図4に図示されず)を通して燃料源から燃料を受け得る。したがって、燃料を提供するために、第2の入口マニホールド432は、第3の複数の流路412に結合されてよい。特に、第4の開口430は、第3の複数の流路412の入口に結合されてよい。
第1の入口マニホールド426および第2の入口マニホールド432は、バイポーラプレートアセンブリ204-1の中心から見たとき、互いに垂直に配置されてよい。たとえば、第1の開口422は、カソードフローフィールドプレート306の中心(図4に図示されず)に対してカソードフローフィールドプレート306上の第2の開口424から変位されてよく、第2の開口424は、アノードフローフィールドプレート308の中心に対してアノードフローフィールドプレート308上の第4の開口430から変位されてよい。第2の入口マニホールド432に垂直な第1の入口マニホールド426の設置は、燃料および酸化剤の混合を防止し得る。
第2の入口106-2および第3の入口106-3を通って燃料電池スタック100に入る酸化剤および冷却剤は、燃料電池202-1(図4に図示されず)に供給されるために、バイポーラプレートアセンブリ204-1内の第1の入口マニホールド426を介して各燃料電池に到達し得る。第1の入口106-1を通って燃料電池スタック100に入る燃料は、燃料電池202-1(図4に図示されず)に供給されるために、第2の入口マニホールド432を通って各バイポーラプレートアセンブリ204-1に到達し得る。
さらに、組み付けられた状態では、すなわち、カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308が一緒に組み付けられているとき、カソードフローフィールドプレート306の第5の開口438およびアノードフローフィールドプレート308の第6の開口440は一緒に、第1の出口マニホールド441を形成し得る。同様に、カソードフローフィールドプレート306の第7の開口(図4に図示されず)およびアノードフローフィールドプレート308の第8の開口442は一緒に、第2の出口マニホールド443を形成し得る。第1の出口マニホールド441は、バイポーラプレートアセンブリ204-1から酸化剤および冷却剤を除去し得る。第2の出口マニホールド443は、バイポーラプレートアセンブリ204-1から余分な燃料を除去し得る。
カソードフローフィールドプレート306およびアノードフローフィールドプレート308は、第1のアノード表面408上で溶接によって一緒に結合されてよい。溶接は、たとえば、第1のアノード表面408上で行われる連続溶接であってよい。第1のアノード表面408上で行われる連続溶接は、燃料電池スタック100内の圧力の増加により引き起こされ得る漏洩を防止し得る。溶接は、第1のアノード表面408上の第1のアノード溝444上で行われてよい。溶接の結果、溶接シーム318は、第1のアノード溝444の上に形成されてよい。アノードガスケット322は、燃料の漏洩を防止するために溶接シーム318の上に位置決めされてよい。たとえば、液体密閉剤が溶接シームの上に注がれ、第1のアノード表面408上でアノードガスケット322を形成するために凝固することが可能にされてよい。アノードフローフィールドプレート308と同様に、カソードフローフィールドプレート306は、第1のカソード溝(図4に図示されず)を含んでよい。カソードガスケット324は、酸化剤の漏洩を防止するために第1のカソード溝上に位置決めされてよい。バイポーラプレートアセンブリ204-1の溶接が損なわれていないことを保証するために、連続溶接が、アノードフローフィールドプレート308の縁に隣接して、ならびに第2の入口マニホールド432および第2の出口マニホールド443の周りに行われてよい。さらに、第2の複数の流路406および第4の複数の流路への冷却剤侵入およびこれらからの除去を容易にするために、溶接が、第1の入口マニホールド426および第1の出口マニホールド441の周りで行われてよい。特に、連続溶接は、第1の入口マニホールド426の3つの側面の周りおよび第1の出口マニホールド441の3つの側面の周りでそれぞれ行われてよい。さらに、溶接は、第1の入口マニホールドの第4の側面445上および第1の出口マニホールド441の第4の側面446上で行われないことがある。溶接は、第2のアノード表面および第2のカソード表面402からの冷却剤の漏洩を防止し得る。したがって、溶接は、アノードフローフィールドプレートとカソードフローフィールドプレートとの間のガスケットの使用を防止し得る。第1の入口マニホールド426の3つの側面の周りでの溶接点の提供と、第4の側面の周りに溶接点を設けないことは、第2のアノード表面と第2のカソード表面402との間に間隙を生じさせる。第2のアノード表面と第2のカソード表面402との間の間隙は、冷却剤の流れを流線形にする。
一例では、アノードフローフィールドプレート308上で溶接を行う代わりに、溶接が、カソードフローフィールドプレート306上でなされることがある。たとえば、溶接は、第1のカソード溝の上でなされることがある。これは、第1のカソード溝の上での溶接シーム(図4に図示されず)の形成を引き起こす。そのような例では、カソードガスケット324は、溶接シームの上に配置されることがある。たとえば、液体密閉剤が溶接シームの上に注がれ、第1のカソード表面上でカソードガスケット324を形成するために凝固することが可能にされることがある。そのような例では、アノードガスケット322は、第1のアノード溝444の上に配置されることがある。本発明では、単一の溝(すなわち、第1のアノード溝444または第1のカソード溝のどちらか)が、溶接目的と密閉目的の両方に使用されてよい。したがって、本主題は、燃料および酸化剤のためのフローフィールド面積を増加させ、バイポーラプレートアセンブリの製造性を単純化し得る。
図5aは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック100のバイポーラプレートアセンブリ204-1の斜視図を示す。第1のカソード表面は、第1の複数のリブ500-1、500-2、500-3と、第1の複数の流路502-1、502-2、502-3とを含んでよい。複数のリブ500-1、500-2、500-3は、第1の複数のリブ500と総称されることがある。第1の複数の流路502-1、502-2、502-3は、第1の複数の流路502と総称されることがある。第1の複数の流路502は、燃料電池202-1(図5に図示されず)のための酸化剤のための経路として機能し得る。さらに、第1の入口マニホールド426を通って、酸化剤は、第1の複数の流路502に入り得る。したがって、第1の複数の流路502の入口は、第1の入口マニホールド426に結合されてよい。さらに第1の出口マニホールド441を通って、余分な酸化剤が、バイポーラプレートアセンブリ204-1を出得る。したがって、第1の複数の流路502の出口は、第1の出口マニホールド441に結合されてよい。第2の入口マニホールド432を通って、燃料が、第3の複数の流路412に入り得る。したがって、第3の複数の流路412の入口は、第2の入口マニホールド432に結合されてよい。さらに第2の出口マニホールド443を通って、余分な燃料が、バイポーラプレートアセンブリ204-1を出得る。したがって、第3の複数の流路412の出口は、第2の出口マニホールド443に結合されてよい。特に、第8の開口442は、バイポーラプレートアセンブリ204-1からの余分な燃料の除去を容易にするために、第3の複数の流路412の出口に結合されてよい。
図5bは、本発明の一実施形態による、図5aの断面A-Aに沿ったバイポーラプレートアセンブリ204-1の断面図を示す。本明細書に示される図では、アノードフローフィールドプレート308は、カソードフローフィールドプレート306の上にある。ここで、拡大図504、505は、断面図の一部分を示す。
拡大図504では、第1の複数のリブ500は、第2の複数の流路406に対して賞賛的であり、第1の複数の流路502は、第2の複数のリブ404に対して賞賛的である。流路502-1、502-2、502-3は、本明細書における図に示されている。理解されるように、断面図は、第1の複数の流路と平行な方向である断面A-Aに沿っているので、本明細書に示される図では、第3の複数の流路412および第4の複数の流路は見えない。
拡大図505に示されるように、アノードガスケット322は、第1のアノード表面408の溶接シーム318上に配置される。アノードガスケット322は、燃料の漏洩を防止し得る。同様に、カソードガスケット324は、第1のカソード表面512の第1のカソード溝510の上に配置されてよい。カソードガスケット324は、酸化剤の漏洩を防止し得る。
図6aは、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードフローフィールドプレート308の斜視図を示す。第3の複数のリブ410は、蛇行パターンであってよい。したがって、第3の複数の流路412は、蛇行パターンであってよい。さらに、第4の複数のリブ(図6に図示されず)および第4の複数の流路(図6に図示されず)はそれぞれ、第3の複数の流路412および第3の複数のリブ410と相補的であるので、第4の複数のリブおよび第4の複数の流路は、蛇行パターンであってよい。
第2の入口マニホールド432を通って第3の複数の流路412の入口に入る燃料は、蛇行経路を通り得、アノードフローフィールドプレート308に隣接して位置決めされたガス拡散層に到達し得る。理解されるように、本明細書示される図では、ガス拡散層は、アノードフローフィールドプレート308の上に配置されてよい。ガス拡散層に到達しない燃料は、第3の複数の流路412の出口に到達し得、第2の出口マニホールド443を通ってバイポーラプレートアセンブリ204-1を出得る。
さらに、アノードフローフィールドプレート308の第2の開口424および第4の開口430は、アノードフローフィールドプレート308の中心604から見たとき、互いに垂直に配置されてよい。同様に、アノードフローフィールドプレート308の第6の開口440および第8の開口442は、アノードフローフィールドプレート308の中心604から見たとき、互いに垂直に配置されてよい。このことは、燃料マニホールドおよび酸化剤マニホールドが互いに垂直であることを容易にし得る。したがって、バイポーラプレートアセンブリ204-1内の燃料および酸化剤の混合が防止され得る。
第1の入口マニホールド426および第2の入口マニホールド432は、バイポーラプレートアセンブリ204-1の中心から見たとき、互いに垂直に配置されてよい。先に言及されたように、案内具111(図6aに図示されず)は、燃料電池スタック100のさまざまな構成要素の組み立てを容易にし得る。したがって、アノードフローフィールドプレート308は、案内具111の挿入を容易にする複数の案内具穴608を有してよい。
図6bは、本発明の一実施形態による、図6aに示される図の部分の拡大図を示す。第2のアノード表面(図6bに図示されず)上での燃料の流れを防止するために、リブおよび流路の無い区域609が、第1のアノード表面408上に形成されてよい。区域609は、アノードフローフィールドプレート308の中心604(図6bに図示されず)よりも第4の開口430に近くてよい。区域609は、第1の平坦区域と呼ばれることがある。第1の平坦区域609は、第4の開口430の近くに所定の長さにわたって設けられてよい。さらに、第3の複数のリブ410の一部であるリブ410-1は、第1の平坦区域609から延びてよい。第1の平坦区域609およびリブ410-1の位置決めは、図6cを参照しながら説明されるように、第4の開口430から第3の複数の流路412に入る燃料が第2のアノード表面(図6bに図示されず)を流れないことを保証し得る。
図6cは、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードフローフィールドプレート308の背面図を示す。ここには、第2のアノード表面610が示されている。第4の複数のリブ612は、第3の複数の流路412(図6cに図示されず)と相補的であってよく、第4の複数の流路614は、第3の複数のリブ410(図6cに図示されず)と相補的であってよい。第2の入口マニホールド432からのリブ410-1の変位は、第2の入口マニホールド432からある距離に第4の複数の流路614の路614-1を変位し得る。第1の平坦区域609(図6cに図示されず)は、第2のアノード表面610上に形成された対応する区域616を有する。区域616は、アノードフローフィールドプレート308の中心604(図6cに図示されず)よりも第2の入口マニホールド432に近くてよい。区域616は、リブおよび流路が無いことがあり、以下では、第2の平坦区域と呼ばれることがある。区域616は、代替的に、アノード平坦区域と呼ばれることがある。
アノードフローフィールドプレート308と同様に、カソードフローフィールドプレート310(図6cに図示されず)は、第1のカソード表面512上に区域を含んでよい。第1のカソード表面512上の区域は、カソードフローフィールドプレート310の中心よりも第3の開口428に近くてよい。区域は、リブおよび流路が無いことがあり、第3の平坦区域と呼ばれることがある。カソードフローフィールドプレート310は、第2のカソード表面402上の区域(図6cに図示されず)を含んでよい。第2のカソード表面402上の区域は、カソードフローフィールドプレート310の中心よりも第3の開口428に近くてよい。さらに、第2のアノード表面402上の区域は、リブおよび流路が無いことがあり、第4の平坦区域と呼ばれることがある。第4の平坦区域は、代替的に、カソード平坦区域と呼ばれることがある。理解されるように、第3の平坦区域の形成は、第4の平坦区域の形成を引き起こし得る。第4の平坦区域は、アノードフローフィールドプレート312上の第2の平坦区域616の位置に対応するカソードフローフィールドプレート310上の位置に配置されてよい。したがって、バイポーラプレートアセンブリ204-1は、第2の平坦区域616が、第2のカソード表面402の第4の平坦区域と面し、これと接触するように、溶接され得る。燃料は第2の入口マニホールド432から入るので、溶接は、燃料が第2のアノード表面610上を流れるのを防止し得る。すなわち、第2の入口マニホールド432に到達する燃料は、第1のアノード表面408に入り得、溶接により第2のアノード表面610に到達しないことがある。したがって、本発明は、燃料および冷却剤の混合を防止する。
いくつかの場合では、アノードフローフィールドプレート308に隣接するガス拡散層は、温度の増加、燃料電池スタックの構成要素の組み立て中の過剰圧縮などの要因により、破損されることがある。さらに、いくつかの場合では、水素燃料が、燃料電池の性能を改善する目的でMEAの水和を維持するために加湿されることがある。その結果、第3の複数の流路412内の水詰まりが発生することがある。水詰まりは、水素燃料のための経路を閉塞させることを招き得る。したがって、そのような例では、燃料アノードフローフィールドプレート308の閉塞を防止するために、以下で説明されるように、アノードフローフィールドプレート308は、燃料のための追加の経路を含んでよい。
図7は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードフローフィールドプレート308を示す。アノードフローフィールドプレート308内の燃料の遮断を防止するために、アノードフローフィールドプレートは、第3の複数のリブ410の隣接するリブの間のバイパス路700を備えてよい。たとえば、第1のリブ702-1および第2のリブ702-2は、接続されておらず、互いから変位されてよく、変位された部分において、バイパス路700が第1のリブ702-1と第2のリブ702-2との間に形成されてよい。バイパス路700は、燃料のための追加の経路として機能し得る。第3の複数の流路412の1つまたは複数の流路が閉塞される場合、燃料は、閉塞されないことがある別の路に流れるバイパス路700に入り得る。たとえば、燃料が流路706-1を流れており、流路706-2に向かって移動していると考える。さらに、流路706-2が閉塞されていると考える。流路706-1から流れる燃料は、流路706-3に到達するためにバイパス路700を通過し得る。これは、流路706-2の閉塞による燃料流れの妨害を防止し得る。
図8は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードフローフィールドプレート308の背面図を示す。ここには、第2のアノード表面610が図示されている。一例では、第1のアノード表面408(図8に図示されず)上のリブは、第2の入口マニホールド432とリブとの間の平坦区域なしで第2の入口マニホールド432に隣接して配置されてよい。理解されるように、リブは、第3の複数のリブ410(図8に図示されず)の一部であってよい。第3の複数の流路412(図8に図示されず)は、第2の入口マニホールド432から延びてよい。第2の入口マニホールド432から延びる第3の複数のリブ410の形成により、第4の複数の流路614は、第2のアノード表面610上の第2の入口マニホールド432から延びてよい。第4の複数の流路614は第2の入口マニホールド432から延びるので、第2の入口マニホールド432に到達する燃料は、第1のアノード表面408(図8に図示されず)上の第4の複数の流路614に入り得る。理解されるように、第2の入口マニホールド432からの第3の複数のリブ410の延長は、第2のアノード表面610上の燃料の侵入を防止し得る。したがって、燃料は、第1のアノード表面408上を流れることがあり、第2のアノード表面610上を流れないことがある。
しかしながら、いくつかの例では、燃料が依然として第2のアノード表面610に入ることがある。第2のアノード表面610上の燃料の流れを防止するために、第1のアノード表面408(図8に図示されず)上の第2の入口マニホールド432から延びるリブは、不連続にされることがある。第1のアノード表面408上の第2の入口マニホールド432から延びるリブは、第3のリブと呼ばれることがある。第3のリブは、アノードフローフィールドプレート308の中心604(図8に図示されず)よりも第2の入口マニホールド432に近い不連続点を有してよい。理解されるように、不連続点は、リブおよび流路が無い。不連続点は、第5の平坦区域と呼ばれることがある。いくつかの例では、第5の平坦区域も、第1のアノード表面408上の燃料の流れのための追加の経路として機能し得る。
第3のリブの不連続点により、第2の入口マニホールド432から延びる流路802は、不連続点804を有することがある。流路802は、第4の複数の流路614の一部であってよく、アノードフローフィールドプレート308の中心604よりも第2の入口マニホールド432に近い不連続点を有してよい。流路802は、第1の流路と呼ばれることがある。第1の流路802は、第3のリブと相補的であってよい。第1の流路802内の不連続点804は、リブおよび流路が無いことがあり、第6の平坦区域と呼ばれることがある。第6の平坦区域804は、第2のアノード表面610上の燃料のさらなる流れを防止し得る。たとえば、第1の流路802を通って第2のアノード表面610に入る燃料は、第6の平坦区域804によって遮断されることがある。すなわち、第1の流路802の部分805-1に入る燃料は、第6の平坦区域804によって遮断されることがあり、第1の流路802の部分805-2に流れないことがある。したがって、燃料および冷却剤の混合が防止される。
図9は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードフローフィールドプレート308を示す。いくつかの例では、バイパス路700と第2の入口マニホールド432から延びる不連続なリブの両方が設けられないことがある。先に言及されたように、第5の平坦区域902は、第3のリブ904の部分905-1と第3のリブ904の部分905-2との間で第3のリブ904内に形成される。第1のアノード表面408上の第5の平坦区域902の形成は、第2のアノード表面610(図9に図示されず)上の第6の平坦区域804(図9に図示されず)を形成し得る。したがって、そのような例では、先に図8を参照して言及されたように、燃料移動の妨害が、バイパス路700により防止され得、第2のアノード表面610(図9に図示されず)上の燃料の流れは、アノードフローフィールドプレート308の中心604よりも第2の入口マニホールド432に近い不連続なリブの形成により防止され得る。
図10は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のアノードガスケット322を示す。一例では、アノードガスケット322を形成するために、液体密閉剤は、第1のアノード表面408(図10に図示されず)上の溶接シーム318(図10に図示されず)上に与えられてよい。液体密閉剤の凝固が、アノードガスケット322を形成する。液体密閉剤は、たとえば、アクリル化ウレタン、RTVシリコーン、Loctite5883(ポリアクリレート)、Loctite5910(オキシムシリコーン)、またはそれらの任意の組み合わせであってよい。一例では、燃料の漏洩を防止するために、アノードガスケット322は、アノードフローフィールドプレート308の異なる部分を取り囲む、1002-1~1002-6などの異なるセグメントを有してよい。たとえば、セグメント1002-1は第1の入口マニホールド426を取り囲み、セグメント1002-2はアノードフローフィールドプレート308の縁に隣接して延び、セグメント1002-3は第2の入口マニホールド432を取り囲み、セグメント1002-4は第3の複数の流路412を取り囲み、セグメント1002-5は第1の出口マニホールド441を取り囲み、セグメント1002-6は第2の出口マニホールド443を取り囲む。
図11は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のカソードフローフィールドプレート306を示す。ここでは、第1のカソード表面512が図示されている。ここでは、第2のカソード表面402は、第1のカソード表面512の後ろにある。
第1の複数のリブ500の各々および第1の複数の流路502の各々は、第1のカソード表面512上の第1の入口マニホールド426と第1の出口マニホールド441との間を通ってよい。したがって、第1の複数のリブ500の各々および第1の複数の流路502の各々は、互いと平行であってよい。第1の入口マニホールド426は、酸化剤が第1の複数の流路502に入るように、第1の複数の流路502の入口に結合されてよい。たとえば、カソードフローフィールドプレート306の第1の開口422は、第1の複数の流路502の入口に結合されてよい。
さらに、フローフィールドプレートの1つの表面上のリブおよび流路はそれぞれ、フローフィールドプレートの反対側の表面上の流路およびリブと相補的であるので、第2の複数のリブ404(図11に図示されず)および第2の複数の流路406(図11に図示されず)も、第2のカソード表面402(図11に図示されず)上の第1の入口マニホールド426から第1の出口マニホールド441まで通ってよい。第1の入口マニホールド426は、冷却剤が第2の複数の流路406に入るように、第2のカソード表面402上の第2の複数の流路406の入口に結合されてよい。たとえば、第1の開口422は、第2の複数の流路406の入口に結合されてよい。
一例では、第2の複数の流路406の各々は互いと平行であることがあり、第4の複数の流路614は蛇行することがある。したがって、バイポーラプレートアセンブリ204-1に入る冷却剤は、蛇行する流れと、平行な流れの両方を有することがある。これは、冷却剤の流れによるバイポーラプレートアセンブリ204-1内部の圧力損失がより小さくあり得ることを保証し得る。減少した圧力損失は、燃料電池の性能を強化し得る。
アノードフローフィールドプレート308(図11に図示されず)と同様に、カソードフローフィールドプレート306も、燃料電池スタック100のさまざまな構成要素を組み立てるように案内具111の挿入を容易にするために複数の案内具穴1102を含んでよい。
ここでは、第1のカソード溝510が示されている。先に言及されたように、第1のカソード溝510の上に、カソードガスケット324が配置されてよい。明瞭にするために、カソードガスケット324は、この図に示されない。いくつかの例では、溶接が、溶接シームを形成するためにカソードフローフィールドプレート306上でなされることがある。第1の入口マニホールド426は、その周りに溶接点を備える。そのような例では、カソードガスケット324が、溶接シームの上に配置されることがある。
図12は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のカソードフローフィールドプレート306の斜視図を示す。第1の入口マニホールド426は、酸化剤と冷却剤の両方をバイポーラプレートアセンブリ204-1に提供し得る。単一の供給源(図12に図示されず)から提供される酸化剤および冷却剤は、第1の入口マニホールド426に入り得る。第1の入口マニホールド426から、空気が、第1の複数の流路502および第2の複数の流路406(図12に図示されず)に入り得る。
図13は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ204-1のカソードガスケット324を示す。一例では、カソードガスケット324を形成するために、液体密閉剤が、第1のカソード溝510(図13に図示されず)の上に与えられてよい。液体密閉剤の凝固が、カソードガスケット324を形成する。液体密閉剤は、たとえば、アクリル化ウレタン、RTVシリコーン、Loctite5883(ポリアクリレート)、Loctite5910(オキシムシリコーン)、またはそれらの任意の組み合わせであってよい。
酸化剤の漏洩を防止するために、カソードガスケット324は、カソードフローフィールドプレート306(図12に図示されず)のさまざまな構成要素を取り囲む、1302-1および1302-2などの異なるセグメントを有してよい。たとえば、セグメント1302-1は、第1の複数の流路502、第1の入口マニホールド426、第1の出口マニホールド441、第2の入口マニホールド432、および第2の出口マニホールド443を取り囲み、セグメント1302-2は、カソードフローフィールドプレート306の縁に隣接して延びてよい。図14は、本主題の一実装形態による燃料電池スタック100のMEA314を示す。MEA314は、アノード1402と、アノード1402の後ろのカソード316とを含んでよい。PEMは、カソードとアノードとの間に位置決めされてよい。MEA314は、案内具111(図14に図示されず)の挿入を容易にする複数の案内具穴1404を含んでよい。MEA314は、燃料の入口が隣接するバイポーラプレートアセンブリ302-1(図14に図示されず)まで通過するための開口1406、酸化剤および冷却剤が隣接するバイポーラプレートアセンブリ302-1まで通過するための開口1408などの、開口も含んでよい。同様に、開口1410、1412は、燃料電池スタック100からの、隣接するバイポーラプレートアセンブリ302-1(図14に図示されず)から除去された燃料および酸化剤の退出を容易にする。
図15は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック100の第1の集電板112-1を示す。先に言及されたように、各バイポーラプレートのアノードから流れる電子は、第1の集電板112-1に到達し得、第1の集電板112-1と第2の集電板112-2との間に接続されたワイヤなどの外部回路を通って、第1の集電板112-1から第2の集電板112-2(図15に図示されず)まで流れ得、これは、燃料電池スタック100を通る電流となり得る。この点に関して、電子の流れを伝導するために、第1の集電板112-1は、突出部1502を含んでよい。突出部1502は、それを通ってワイヤが結合され得る開口1504をさらに含んでよい。
さらに、第1の集電板112-1は、燃料の流れを容易にするための開口1506、酸化剤および冷却剤の流れを容易にするための開口1508、開口1510などの、開口を含んでよい。さらに、第1の集電板112-1は、案内具111(図15に図示されず)の挿入を容易にする案内具穴1512も含んでよい。
第2の集電板112-2は、第1の集電板112-1と類似した構成を有してよい。たとえば、第2の集電板112-2も、開口を含む突出部を含んでよい。ワイヤが、第1の集電板112-1上の開口1504と第2の集電板112-2上の開口との間に接続されてよい。燃料電池スタック100の組み立てられた状態では、第1の集電板112-1および第2の集電板112-2の突出部は、燃料電池スタック100の他の構成要素を越えて延びてよい。
図16は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック100の入口端板103を示す。入口端板103は、燃料の入口のための1602、酸化剤と冷却剤の両方として使用される空気の入口のための開口1604、1606などの、開口を含んでよい。さらに、入口端板103は、タイロッドの挿入を容易にする開口214と、案内具111(図16に図示されず)の挿入を容易にする案内具穴218も含んでよい。一例では、入口端板103の寸法は、燃料電池スタック100の他の構成要素よりも高くてよい。
上記の例では、端板は、入口端板103に関して説明されているが、端板は、出口端板104に関して説明されてもよい。したがって、出口端板104は、各々が燃料電池スタック100からの燃料の除去のための、酸化剤の除去のための、および冷却剤の除去のための、開口を含んでよい。さらに、出口端板104は、タイロッド109のための開口と、案内具111のための案内具穴とを含んでよい。いくつかの例では、以下で説明されるように、燃料電池スタック100はケーシングに密封されてよい。
図17aは、本発明の一実施形態による燃料電池システム1700を示す。一例では、燃料電池スタック100(図17aに図示されず)は、ケーシング1702内に密封されてよく、燃料電池システム1700と呼ばれることがある。ケーシング1702は、たとえば、金属ケーシングであってよい。燃料電池スタック100の内部で発生する化学反応は、ケーシング1702内の圧力を増加させ得る。圧力が特定の値を超えて増加する場合、燃料電池システム1700が爆発することがある。ケーシング1702内の圧力増大を回避するため、および爆発を防止するために、燃料電池システム1700は、ケーシング1702内に設けられた圧力リリーフ弁1704を含んでよい。さらに、開口1706-1は、第1の入口106-1に対する燃料源の結合を容易にし得、開口1706-2、1706-3は、第2の入口106-2および第3の入口106-3との空気源の結合を容易にし得る。
図17bは、本発明の一実施形態による燃料電池システム1700の分解組立図を示す。ケーシング1702は、セグメント1708-1、1708-2、1708-3、および1708-4などの、複数のセグメントを含んでよい。セグメントは、たとえば、燃料電池スタック100を取り囲むエンクロージャを形成する留め具(図17bに図示されず)を使用して、一緒に留められてよい。ケーシング1702は、それを通って圧力リリーフ弁1704がケーシング1702に結合され得る開口1709を含んでよい。燃料電池システム1700は、水素漏洩を検出する水素センサ1710を含んでよい。水素センサ1710は、ケーシング1702内に設けられてよい。
いくつかの例では、以下で説明されるように、空気源などの、酸化剤および冷却剤の供給源は、燃料電池スタック100の上に位置決めされてよい。
図18は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800を示す。いくつかの例では、酸化剤および冷却剤の供給源は、燃料電池スタック1800の上部に結合されてよい。燃料電池スタック1800は、燃料電池スタック100に類似してよい。
燃料電池スタック100と同様に、燃料電池スタック1800は、それぞれの供給源からの燃料、酸化剤、および冷却剤の供給を容易にするための入口端板1802を含んでよい。入口端板1802は、第1の入口(図18に図示されず)と、第2の入口1804とを含んでよい。第1の入口は、第1の供給源1806から燃料電池スタック1800に酸化剤と冷却剤の両方を供給し得、第1の供給源1806は、たとえば、ブロアであってよい。以下では、第1の供給源は、ブロアに関して説明され得る。第1の入口は、ブロア1806に結合されてよい。たとえば、第1の入口は、ブロアの第1のダクト1808に結合されてよい。一例では、ブロア1806は、入口端板1802によって支持されることがある。たとえば、ブロア1806は、ブロアブラケット1810を使用して入口端板1802の上部表面に結合されてよい。第2の入口1804は、燃料源(図18に図示されず)から燃料電池スタック1800に燃料を提供し得る。したがって、第2の入口1804は、燃料源に結合されてよい。燃料電池スタック1800は、出口端板1812をさらに含んでよい。燃料電池スタック1800からの余分な燃料、余分な酸化剤、および余分な冷却剤は、出口端板1812を通って除去されてよい。したがって、出口端板1812は、第1の出口1814と、第2の出口1816とを含んでよい。第1の出口1814は、燃料電池スタック1800から余分な水素を除去し得、第2の出口1816は、燃料電池スタック1800から余分な空気を除去し得る。さらに、一例では、燃料電池スタック1800から除去された余分な空気は、燃料電池スタック1800の再循環ユニット1818を通って燃料電池スタック1800へと再循環されてよい。
上記の例では、単一の入口(第1の入口)が、酸化剤と冷却剤の両方のために設けられているが。いくつかの例では、別個の入口が、酸化剤と冷却剤の両方のために設けられてよい。さらに、上記の例では、酸化剤および冷却剤は、単一のダクト(第1のダクト1808)を通って提供されることがあり、いくつかの例では、ブロア1806からの別個のダクトから酸化剤および冷却剤は、提供されることがある。
図19は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800を示す。ブロア1806は、第2のダクト1902を含んでよい。そのような例では、入口端板1802は、第3の入口(図19に図示されず)を含んでよい。第2の入口(図19に図示されず)は、燃料電池スタック1800に酸化剤を提供し得、第3の入口は、燃料電池スタック1800に冷却剤を提供し得る。燃料電池スタック1800に冷却剤を提供するために、第1のダクト1808は第1の入口に結合されてよく、第2のダクト1902は第3の入口に結合されてよい。
出口端板1812は、第3の出口(図19に図示されず)を含む。第1の出口は、燃料電池スタックから余分な酸化剤を除去し得、第3の出口は、余分な冷却剤を除去し得る。さらに、空気を再循環させるために、再循環ユニット1818の端は第3の出口に結合されてよく、再循環ユニットの別の端は第2のダクト1902に結合されてよい。
図20は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の分解組立図を示す。燃料電池スタック1800は、第1の燃料電池2002-1および第2の燃料電池2002-2などの、複数の燃料電池を含んでよい。燃料電池スタック1800は、バイポーラプレートアセンブリ2004と、第1の集電板2006-1と、第2の集電板2006-2とを含んでよい。第1の集電板2006-1は第1の集電板112-1に類似してよく、第2の集電板2006-2は第2の集電板112-2に類似してよい。
バイポーラプレートアセンブリ2004は、第1の燃料電池2002-1と第2の燃料電池2002-2との間に位置決めされてよい。バイポーラプレートアセンブリ2004は、第1の燃料電池2002-1に酸化剤を提供し得、第2の燃料電池2002-2に燃料を提供し得る。したがって、バイポーラプレートアセンブリ2004は、第1の燃料電池2002-1に酸化剤を提供し得るカソードフローフィールドプレート2008と、第2の燃料電池2002-2に燃料を提供し得るアノードフローフィールドプレート2010とを含んでよい。カソードフローフィールドプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、たとえば、ステンレス鋼などの金属から作製されてよい。カソードフローフィールドプレート2008およびアノードフローフィールドプレート2010は、互いに面してよく、互いと接触してよい。バイポーラプレートアセンブリ2004は、燃料の漏洩を防止するためのアノードフローフィールドプレート2010上のアノードガスケット2012および酸化剤の漏洩を防止するためのカソードフローフィールドプレート2008上のカソードガスケット2014などの、複数のガスケットを含んでよい。さらに、一例では、バイポーラプレートアセンブリ2004は、バイポーラプレートアセンブリ2004内の冷却剤の流れの提供を含んでよい。第3のガスケット2016は、カソードフローフィールドプレート2008およびアノードガスケット2012が互いに面する部分においてカソードフローフィールドプレート2008とアノードガスケット2012との間に配置されてよい。第3のガスケット2016は、冷却剤の漏洩を防止し得る。さらに、バイポーラプレートアセンブリ2004は、カソードフローフィールドプレート2008の縁に沿って配置されたカソード縁ガスケット(図20に図示されず)と、アノードフローフィールドプレート2010の縁に沿って配置されたアノード縁ガスケット2017とを含んでよい。縁ガスケットは、燃料電池スタック1800の圧縮中のバイポーラプレートアセンブリ2004の破損を防止し得る。
一例では、燃料電池スタック1800の端で、フローフィールドプレートは、その側面のうちの1つのみの上の燃料電池に面しなければならないことがあり、その燃料電池に燃料または酸化剤を提供しなければならないことがある。したがって、燃料電池スタック1800の端において、燃料電池スタック1800は、単極アノードフローフィールドプレート2018-1および単極カソードフローフィールドプレート2018-2などの、単極フローフィールドプレートを含んでよい。たとえば、単極アノードフローフィールドプレート2018-1は、第1の集電板2006-1に隣接して配置されてよく、燃料電池2002-1に燃料を提供し得る。単極カソードフローフィールドプレート2018-2は、第2の集電板2006-2に隣接して配置されてよく、燃料電池2002-2に酸化剤を提供し得る。
一例では、単極フローフィールドプレートおよびバイポーラプレートアセンブリ2004の一部は、各燃料電池の一部を形成し得る。たとえば、バイポーラプレートアセンブリ2004のカソードフローフィールドプレート2008および単極アノードフローフィールドプレート2018-1は、第1の燃料電池2002-1の一部であってよい。同様に、単極カソードフローフィールドプレート2018-2およびバイポーラプレートアセンブリ2004のアノードフローフィールドプレート2010は、第2の燃料電池2002-2の一部を形成してよい。
各燃料電池はMEAを含んでよく、MEAでは、化学エネルギーを機械的エネルギーに変換する化学反応が発生する。ここで、MEA2019-1は第1の燃料電池2002-1の一部であり、MEA2019-2は第2の燃料電池2002-2の一部である。各MEAは、アノードと、カソードと、PEMとを含んでよい。
図21は、本発明の一実施形態による、第1の燃料電池2002-1と第2の燃料電池2002-2との間に配置されたバイポーラプレートアセンブリ2004の分解組立図を示す。各MEAは、カソードに隣接するガス拡散層(図21に図示されず)、およびアノードに隣接するガス拡散層(図12に図示されず)も含んでよい。ガス拡散層は、カソードおよびアノードにわたって均一な化学反応を有するようにアノードまたはカソードにわたって燃料または酸化剤を広げ得る。
カソードフローフィールドプレート2008は、第1のカソード表面2104と、第2のカソード表面(図21に図示されず)とを含んでよい。第2のカソード表面は、第1のカソード表面2104の反対側であってよい。第1のカソード表面2104は、第1の複数のリブを含んでよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第1のカソード表面2104上の流路は、第1の複数の流路2106と呼ばれることがある。第1の複数の流路2106は、酸化剤のための経路として機能し得る。一例では、第1のカソード表面2104は、カソードに酸化剤を提供するためにMEA2019-1のカソード(図21に図示されず)に面することがある。第2のカソード表面は、第2の複数のリブ(図21に図示されず)を含んでよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第2のカソード表面上の流路は、第2の複数の路と呼ばれることがある。第2の複数の流路は、冷却剤のための経路として機能し得る。
アノードフローフィールドプレート2010は、第1のアノード表面(図21に図示されず)と、第2のアノード表面2108とを含んでよい。第2のアノード表面2108は、第1のアノード表面の反対側であってよい。第1のアノード表面は、第3の複数のリブを含んでよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第1のアノード表面上の流路は、第3の複数の路と呼ばれることがある。第3の複数の流路は、燃料のための経路として機能し得る。一例では、第1のアノード表面は、アノードに燃料を提供するためにMEA2019-2のアノード2102に面することがある。第2のアノード表面2108は、第4の複数のリブ(図21に図示されず)を含んでよい。流路は、2つの隣接するリブの間に画定されてよい。第2のアノード表面2108上の流路は、第4の複数の流路2110と呼ばれることがある。第4の複数の流路2110は、冷却剤のための経路として機能し得る。
カソードフローフィールドプレート2008およびアノードフローフィールドプレート2010は、小さい厚さの金属から作製され、1つの側面上の流路は、反対側の表面上のリブに対して賞賛的であってよい。すなわち、第1の複数のリブは第2の複数の流路と相補的であってよく、第1の複数の流路2106は第2の複数のリブと相補的であってよく、第3の複数のリブは第4の複数の流路2110と相補的であってよく、第3の複数の流路は第4の複数のリブと相補的であってよい。
さらに、先に言及したように、アノード縁ガスケット2017およびカソード縁ガスケット2112は、燃料電池スタック1800の構成要素を一緒に圧縮する間、アノードフローフィールドプレート2010およびカソードフローフィールドプレート2008が破損するのを防止し得る。
図22は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ2004-1のアノードフローフィールドプレート2010の斜視図を示す。ここには、第1のアノード表面2200が図示されている。理解されるように、第2のアノード表面2108は、第1のアノード表面2200の後ろにあってよい。第1のアノード表面2200は、2202-1、2202-2、2202-3などの第3の複数のリブと、第3の複数の流路2204-1、2204-2、2204-3とを含んでよい。第3の複数のリブは、第3の複数のリブ2202と総称されることがあり、第3の複数の流路は、第3の複数の流路2204と総称されることがある。一例では、第3の複数のリブ2202、第3の複数の流路2204は、三重蛇行形状である。1つの表面上のリブは、反対側の表面上の流路と相補的であり、1つの表面上の流路は、反対側の表面上のリブと相補的であるので、第4の複数のリブおよび第4の複数の流路2110は蛇行形状であり得る。同様に、第1の複数のリブ(図22に図示されず)、第1の複数の流路2106(図22に図示されず)は、三重蛇行形状であり得る。リブおよび流路の相補性により、第2の複数のリブ(図22に図示されず)および第2の複数の流路は、三重蛇行形状であり得る。
バイポーラプレートアセンブリ2004は、ブロア1806(図22に図示されず)から酸化剤および冷却剤を提供する第1の入口マニホールド2206と、燃料源(図22に図示されず)から燃料を提供する第2の入口マニホールド2208とを含んでよい。カソードフローフィールドプレート2008の第1の開口(図22に図示されず)およびアノードフローフィールドプレート2010の第2の開口2210は一緒に、第1の入口マニホールド2206を形成し得る。カソードフローフィールドプレート2008の第3の開口(図22に図示されず)およびアノードフローフィールドプレート2010の第4の開口2212は一緒に、第2の入口マニホールド2208を形成し得る。一例では、第1の入口マニホールド2206は、酸化剤を提供するために第1の複数の流路2106(図20に図示されず)の入口に結合されてよく、第2の入口マニホールド2208は、第3の複数の流路2204の入口に結合されてよい。一例では、冷却剤を提供するために、第1の入口マニホールド2206は、第2の複数の流路(図24に図示されず)の入口および第4の複数の流路2110の入口に結合されてよい。さらに、バイポーラプレートアセンブリ2004から余分な燃料を除去するために、バイポーラプレートアセンブリ2004は、第1の出口マニホールド2214を含んでよい。同様に、バイポーラプレートアセンブリ2004から余分な酸化剤および冷却剤を除去するために、バイポーラプレートアセンブリ2004は、第2の出口マニホールド2216を含んでよい。カソードフローフィールドプレート2008の第5の開口(図22に図示されず)およびアノードフローフィールドプレート2010の第6の開口2218は一緒に、第1の出口マニホールド2214を形成し得る。カソードフローフィールドプレート2008の第7の開口(図22に図示されず)およびアノードフローフィールドプレート2010の第8の開口2220は一緒に、第2の出口マニホールド2216を形成し得る。
いくつかの例では、冷却剤および酸化剤は別々に提供される。そのような例では、酸化剤は、第1の入口マニホールド2206を使用して提供されてよく、余分な酸化剤は、第1の出口マニホールド2214を使用して出得る。さらに、バイポーラプレートアセンブリ2004は、それを通って冷却剤がバイポーラプレートアセンブリ2004に提供され得る第3の入口マニホールド2221-1と、それを通って余分な冷却剤がバイポーラプレートアセンブリ2004を出得る第3の出口マニホールド2221-2とを含んでよい。
一例では、カソードフローフィールドプレート2008およびアノードフローフィールドプレート2010は、溶接によって一緒に結合されてよい。たとえば、フローフィールドプレートは、第2のアノード表面2108(図22に図示されず)および第2のカソード表面が互いに面し得、互いと接触し得るように、溶接されてよい。溶接は、たとえば、スポット溶接であってよく、第1のアノード表面2200上でなされてよい。溶接は、アノードフローフィールドプレート2010およびカソードフローフィールドプレート2008の結合が損なわれていないこと、ならびに冷却剤が第2のアノード表面2108および第2のカソード表面上で流れるのに十分な間隙があることを保証しなければならないことがある。したがって、一例では、スポット溶接は、溶接スポット2226によって示され、第1の縁2222および第2の縁2224などのアノードフローフィールドプレート2010の縁に隣接して、ならびに第3の入口マニホールド2221-1および第3の出口マニホールド2221-2の周りになされてよい。溶接スポットは、バイポーラプレートアセンブリ2004からの冷却剤の漏洩を防止し得る。さらに、第3の入口マニホールド2221-1の周りに設けられる溶接スポットが、第3の入口マニホールド2221-1を通って入る冷却剤が第2の複数の流路および第4の複数の流路2110に流入するための経路を提供し得る。同様に、第3の出口マニホールド2221-2の周りに設けられる溶接スポットは、余分な冷却剤が第3の出口マニホールド2221-2を通って第2の複数の流路および第4の複数の流路2110から出るための経路を提供し得る。スポット溶接の提供は、動作中のバイポーラプレートアセンブリ2004の導電率を強化し得る。いくつかの例では、アノードフローフィールドプレート2010およびカソードフローフィールドプレート2008を溶接するために、溶接は、第1のアノード表面2200上の溶接の代わりに、第1のカソード表面2104上でなされてよい。
アノードガスケット2012は、第1のアノード溝2230上に配置されてよい。一例では、アノードガスケット2012は、ガスケット322の形状に類似した形状にされてよい。アノード縁ガスケット2017は、第2のアノード溝2232上に配置されてよい。理解されるように、液体密閉剤は、第1のアノード溝2230上および第2のアノード溝2232上に配置されてよく、ガスケットを形成するために凝固することが可能にされてよい。アノードガスケット2012と同様に、カソードガスケット2014は、第1のカソード表面2104(図22に図示されず)上で第1のカソード溝(図22に図示されず)上に配置されてよい。カソード縁ガスケット2112は、第1のカソード表面2104上の第2のカソード溝(図22に図示されず)上に配置されてよい。
アノードフローフィールドプレート2010は、案内具の挿入を容易にする複数の案内具穴2234を有してよく、これは、燃料電池スタック1800のさまざまな構成要素の組み立てを容易にし得る。同様に、カソードフローフィールドプレート2008は、案内具の挿入を容易にする複数の案内具穴を有してよい。
バイポーラプレートアセンブリ204-1と同様に、バイポーラプレートアセンブリ2004は、バイパス路2236を含んでよく、バイパス路2236は、燃料のための追加の経路として機能し、燃料の遮断を防止し得る。
図23は、本発明の一実施形態による、図22に示される図の一部分の拡大図を示す。ここでは、第1のアノード表面2200が図示されている。バイパス路2236は、互いから変位された2つの隣接するリブの間に形成されてよい。たとえば、第3の複数のリブ2202の第1のリブ2302-1および第2のリブ2302-2は、バイパス路2236を形成するために互いから変位される。
いくつかの例では、流路は、最大量の燃料および酸化剤がそれぞれのガス拡散層に到達することを保証するように燃料および酸化剤の滞留時間を増加させるために異なるパターンであってよい。
図24は、本発明の一実施形態によるバイポーラプレートアセンブリ2004のアノードフローフィールドプレート2010を示す。一例では、三重蛇行形状を有することに加えて、第3の複数のリブ2202の各リブは、波形を有することがある。したがって、第3の複数のリブ2202は、波状の三重蛇行構造の形状を有すると称されることがある。第3の複数のリブ2202が波状の三重蛇行形状であるので、第3の複数の流路2204は、波状の三重蛇行形状を有することがある。同様に、第1の複数の流路2106(図24に図示されず)、第2の複数の流路(図24に図示されず)、および第4の複数の流路2110(図24に図示されず)は、波状の三重蛇行形状を有することがある。波状の三重蛇行形状は、燃料および酸化剤の滞留時間を増加させ得る。すなわち、流路の波状の三重蛇行形状は、燃料および酸化剤がそれぞれの流路内に存在する時間を増加させ得る。したがって、波状の三重蛇行形状は、燃料および酸化剤がそれぞれの出口マニホールドに到達する前に燃料電池のそれぞれのガス拡散層に到達するための、より多くの時間を与える。そのような滞留時間の増加は、反応に利用可能な燃料および酸化剤の量を増加させ得る。したがって、本主題では、燃料電池スタック1800の効率が強化される。
図25は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800のMEA2019-1を示す。ここには、MEA2019-1上のガス拡散層2500が示されている。理解されるように、アノードはガス拡散層2500の後ろにあってよく、PEMはアノードの後ろにあってよく、カソードはPEMの後ろにあってよく、第1のガス拡散層はカソードの後ろにあってよい。MEAは、燃料、酸化剤、および冷却剤の侵入および除去のための開口2502-1~2502-6などの、開口を含んでよい。さらに、MEA2019-1は、複数の案内具穴2504も含んでよい。上記の例では、MEAはMEA2019-1に関して説明されているが、いくつかの例では、MEAは、MEA2019-2に関して説明されることがある。
図26aは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の第1の集電板2006-1の正面図を示す。
第1の集電板112-1と同様に、第1の集電板2006-1からの電子は、外部回路を通って第2の集電板2006-2(図26に図示されず)に流れ、燃料電池スタック1800からの電流となり得る。この点に関して、第1の集電板2006-1は、設備2600を含んでよく、設備2600は、第2の集電板2006-2内の類似の開口(図26に図示されず)にワイヤを接続するための開口2602を含んでよい。さらに、第1の集電板2006-1は、燃料、酸化剤および冷却剤の入口および出口のための、2604-1~2604-6などの開口を含んでよい。第1の集電板は、複数の案内具穴2606を含んでよい。
図26bは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の第1の集電板2006-1の背面図を示す。第1の集電板2006-1は、燃料、酸化剤、および冷却剤の漏洩を防止するための複数のガスケットを含んでよい。たとえば、燃料の漏洩を防止するための燃料の入口に対応する開口2602-1の周りのガスケット2606-1、酸化剤の漏洩を防止するための酸化剤の入口に対応する開口2602-2の周りのガスケット2606-2、燃料の漏洩を防止するための燃料の出口に対応する開口2602-3の周りのガスケット2606-3、酸化剤の漏洩を防止するための酸化剤の出口に対応する開口2602-4の周りのガスケット2606-4、冷却剤の入口に対応する開口2602-5の周りのガスケット2606-5、および冷却剤の漏洩を防止するための冷却剤の出口に対応する開口2602-6の周りのガスケット2606-6。理解されるように、第2の集電板2006-2は、第1の集電板2006-1と類似した構成を有してよい。
図27aは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の入口端板1802の正面図を示す。入口端板1802は、タイロッド(図27に図示されず)の挿入のための複数の開口2700と、それぞれ燃料の入口、酸化剤の入口、および冷却剤の入口のための、2702-1~2702-3などの開口とを含んでよい。
図27bは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の入口端板1802の断面図を示す。ここには、第2の入口1804が示されている。第2の入口1804を通って、水素燃料は、燃料電池スタック1800に提供され得る。
図28aは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の出口端板1812の正面図を示す。
入口端板1802と同様に、出口端板1812は、タイロッド(図28aに図示されず)の挿入のための複数の開口2800と、案内具(図28aに図示されず)の挿入のための複数の案内具穴2802とを含んでよく、冷却剤の出口のための開口2804-1、燃料の出口のための開口(図28aに図示されず)、および酸化剤の出口のための開口(図28aに図示されず)などの、開口を含んでよい。
図28bは、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の出口端板1812の断面図を示す。ここには、第1の出口1814および第2の出口1816が示されている。第1の出口1814を通って、余分な燃料が燃料電池スタック1800を出てよく、第2の出口1816を通って、余分な空気が燃料電池スタック1800を出てよい。一例では、燃料電池スタック1800を出る余分な空気は、再循環ユニット1818を通る冷却剤として燃料電池スタック1800の内部で再循環され得る。
図29は、本発明の一実施形態による燃料電池スタック1800の再循環ユニット1818を示す。再循環ユニット1818は、燃料電池スタック1800から余分な酸化剤および余分な冷却剤を受けてよい。余分な酸化剤および冷却剤を受けるために、再循環ユニット1818は、第1の出口1814に結合された酸化剤入口ダクト2902と、第3の出口(図29に図示されず)に結合された冷却剤入口ダクト2904とを含んでよい。燃料電池スタック1800の余分な酸化剤は、第1の入口2906を通って酸化剤入口ダクト2902に入り得、燃料電池スタック1800の余分な冷却剤は、第2の入口2908を通って冷却剤入口ダクト2904に入り得る。したがって、酸化剤空気および冷却剤空気は、再循環ユニット1818のダクト2910内で一緒に混合され得る。さらに、冷却剤空気および酸化剤空気の温度は、燃料電池スタック1800内の温度の増加により、最適な温度よりも高いことがある。この点に関して、再循環ユニット1818内の空気の温度を減少させるために、再循環ユニット1818は、熱交換器2912を含んでよい。熱交換器2912は、それを流れる空気を冷却し得る。一例では、熱交換器2912を流れる空気の温度を減少させるために、冷却剤は、熱交換器2912を流れることがある。理解されるように、熱交換器を流れる冷却剤は、熱交換器2912を流れる空気から熱エネルギーを奪い得、空気の温度を低減し得る。熱交換器2912を通る冷却剤の循環を容易にするために、熱交換器は、熱交換器2912への冷却剤の侵入を容易にする熱交換器冷却剤入口2914と、熱交換器2912からの冷却剤の除去を容易にする熱交換器冷却剤出口2916とを含んでよい。
さらに、熱交換器2912を流れると、空気は、冷却剤出口2918を通って再循環ユニット1818を出得る。冷却剤出口2918は、再循環された空気が冷却剤として燃料電池スタック1800へと再び流れ得るように、第2のダクト1902(図29に図示されず)に結合されてよい。再循環ユニット1818の使用によって、燃料電池スタック1800の内部で循環されることになる冷却剤の量は、冷却剤を提供することになるブロア1806のパワーを増加させる必要なく増加され得る。
図30は、本発明の一実施形態による、燃料電池スタックのためのバイポーラプレートアセンブリを製造するための方法3000を示す。方法ブロックが説明される順序は、制限と解釈されるために含まれず、説明される方法ブロックのうちのいくつかは、方法3000または代替方法を実施するために任意の順序で組み合わされてよい。さらに、個々のブロックのうちのいくつかは、本明細書で説明される発明の範囲から逸脱することなく、方法3000から削除されることがある。
ブロック3002では、第1の複数のリブ、および第1の複数のリブの間に画定された第1の複数の流路が、バイポーラプレートアセンブリのカソードフローフィールドプレートの第1のカソード表面上に形成されてよい。第1の複数のリブの形成は、カソードフローフィールドプレートの第2のカソード表面上の第2の複数の流路の形成を引き起こし得、第1の複数の流路の形成は、第2のカソード表面上の第2の複数のリブの形成を引き起こし得る。第2のカソード表面は、第1のカソード表面の反対側であってよい。第1の複数の流路は、酸化剤のための経路として機能し得、第2の複数の流路は、冷却剤のための経路として機能し得る。バイポーラプレートアセンブリは、バイポーラプレートアセンブリ204-1またはバイポーラプレートアセンブリ2004に相当し得る。カソードフローフィールドプレートは、カソードフローフィールドプレート306またはカソードフローフィールドプレート2008に相当し得る。第1の複数のリブは、第1の複数のリブ500に相当し得る。第1の複数の流路は、第1の複数の流路502または第1の複数の流路2106に相当し得る。第2の複数のリブは、第2の複数のリブ404に相当し得る。第2の複数の流路は、第2の複数の流路406に相当し得る。
ブロック3004では、カソードフローフィールドプレート上の第1の開口が設けられ得る。第1の開口は、第1の開口422に相当し得る。ブロック3006では、第3の複数のリブ、および第3の複数のリブの間に画定された第3の複数の流路が、バイポーラプレートアセンブリのアノードフローフィールドプレートの第1のアノード表面上に形成されてよい。第3の複数のリブの形成は、アノードフローフィールドプレートの第2のアノード表面上の第4の複数の流路の形成を引き起こし得る。第3の複数の流路の形成は、第2のアノード表面上の第4の複数のリブの形成を引き起こし得る。第2のアノード表面は、第1のアノード表面の反対側であってよい。第3の複数の流路は、燃料のための経路として機能し得、第4の複数の流路は、冷却剤のための経路として機能し得る。アノードフローフィールドプレートは、アノードフローフィールドプレート308またはアノードフローフィールドプレート2010に相当し得る。第3の複数のリブは、第3の複数のリブ410または第3の複数のリブ2202に相当し得る。第3の複数の流路は、第3の複数の流路412または第3の複数の流路2204に相当し得る。第4の複数のリブは、第4の複数のリブ612に相当し得る。第4の複数の流路は、第4の複数の流路614または第4の複数の流路2110に相当し得る。ブロック3008では、第2の開口が、アノードフローフィールドプレート上に設けられ得る。第2の開口は、第2の開口424または第2の開口2210に相当し得る。
ブロック3010では、カソードフローフィールドプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、第2のカソード表面が第2のアノード表面に面し、これと接触するように、ならびに第1の開口および第2の開口が、第1の供給源から酸化剤、冷却剤、または両方を受ける第1の入口マニホールドを一緒に形成するように、一緒に溶接され得る。
方法3000は、第1のカソード表面上に第1のカソード溝を、第1のアノード表面上に第1のアノード溝を設けることをさらに含んでよい。第1のアノード溝は、第1のアノード溝444または第1のアノード溝2230に相当し得る。第1のカソード溝は、第1のカソード溝510に相当し得る。さらに、カソードフローフィールドプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、第1のカソード溝上での溶接によって一緒に溶接されてよい。溶接は、第1のカソード溝上で溶接シームを形成してよい。そのうえ、バイポーラプレートアセンブリのカソードガスケットは、酸化剤の漏洩を防止するために溶接シームの上に設けられてよく、バイポーラプレートアセンブリのアノードガスケットは、燃料の漏洩を防止するために第1のアノード溝上に設けられてよい。アノードガスケットは、アノードガスケット322またはアノードガスケット2012に相当し得、カソードガスケットは、カソードガスケット324またはカソードガスケット2014に相当し得る。
上記の例では、溶接は、第1のカソード表面上でなされる。しかしながら、いくつかの例では、溶接は、第1のアノード表面上でなされることがある。そのような例では、方法3000は、第1のアノード表面上で第1のアノード溝を、第1のカソード表面上で第1のカソード溝を設けることを含んでよい。さらに、カソードフローフィールドプレートおよびアノードフローフィールドプレートは、第1のアノード溝上で溶接によって一緒に溶接されてよい。溶接は、第1のアノード溝上で溶接シームを形成し得る。そのうえ、そのような例では、アノードガスケットは、燃料の漏洩を防止するために溶接シームの上に設けられてよく、カソードガスケットは、酸化剤の漏洩を防止するために第1のカソード溝上に設けられてよい。
本発明は、カソードフローフィールドプレート上およびアノードフローフィールドプレート上に冷却剤流路を有することによって、別個の冷却剤フローフィールドプレートの使用を排除する。したがって、燃料電池スタックのサイズは減少される。さらに、冷却剤流路のそのような構成を有することによって、本発明は、燃料電池スタックにわたる均一な冷却を保証する。したがって、本主題は、燃料電池の性能を強化する。また、バイポーラプレートアセンブリの厚さはより小さいので、本発明は、燃料電池スタックの重量を減少させ、燃料電池スタックの構成要素の簡単な組み立てを容易にする。本発明の実施形態を用いて、共通マニホールドは、酸化剤および冷却剤に使用可能である。したがって、本発明は、それぞれ酸化剤および冷却剤のための別個のダクトなどの追加の構成要素の使用を防止し、燃料電池スタックの製造のコストを減少させる。
本発明は、特定の実施形態に関して説明してきたが、本明細書は、限定的な意味で解釈されることを意味するものではない。開示される実施形態のさまざまな修正形態、ならびに発明の代替実施形態は、本発明の説明を参照すれば当業者には明らかになるであろう。

Claims (20)

  1. 燃料電池スタック(100、1800)のためのバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)であって、
    第1の複数のリブ(500)と、前記燃料電池スタック(100、1800)の第1の燃料電池(202-1、2002-1)のための酸化剤のための経路として機能するために前記第1の複数のリブ(500)の間に画定された第1の複数の流路(502、2106)とを有する第1のカソード表面(512、2104)と、
    第2の複数のリブ(404)と、冷却剤のための経路として機能するために前記第2の複数のリブ(404)の間に画定された第2の複数の流路(406)とを有する、前記第1のカソード表面(512、2104)の反対側の第2のカソード表面(402)であって、前記第2の複数の流路(406)が前記第1の複数のリブ(500)と相補的であり、前記第2の複数のリブ(404)が前記第1の複数の流路(502、2106)と相補的である、第2のカソード表面(402)と
    を備えるカソードフローフィールドプレート(306、310、2008)と、
    第3の複数のリブ(410、2202)と、前記燃料電池スタック(100、1800)の第2の燃料電池(202-2、2002-2)のための燃料のための経路として機能するために前記第3の複数のリブ(410、2202)の間に画定された第3の複数の流路(412、2204)とを備える第1のアノード表面(408、2200)と、
    第4の複数のリブ(612)と、冷却剤のための経路として機能するために前記第4の複数のリブ(612)の間に画定された第4の複数の流路(614、2110)とを有する、前記第1のアノード表面(408、2200)の反対側の第2のアノード表面(610、2108)であって、前記第4の複数の流路(614、2110)が前記第3の複数のリブ(410、2202)と相補的であり、前記第4の複数のリブ(612)が前記第3の複数の流路(412、2204)と相補的であり、第2のアノード表面(610、2108)が前記第2のカソード表面(402)に面し、これと接触する、第2のアノード表面(610、2108)と
    を備えるアノードフローフィールドプレート(308、312、2010)と、
    前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)上に提供された上に提供された第1の供給源(1806)から前記酸化剤および前記冷却剤のうちの少なくとも1つを受ける第1の入口マニホールド(426、2206)と、
    前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)上に提供された第2の供給源から前記燃料を受ける第2の入口マニホールド(432、2208)と
    を備えるバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  2. 前記第1の入口マニホールド(426、2206)が、前記第1の複数の流路(502、2106)の入口および前記第2の複数の流路(406)の入口に接続される、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  3. 前記第1の入口マニホールド(426、2206)が、前記酸化剤を受けるために前記第1の複数の流路(502、2106)の入口に接続され、前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)が、第3の入口マニホールド(2221-1)が、前記冷却剤を受けるために前記第2の複数の流路(406)の入口に接続される、を備える、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  4. 前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)との溶接によって前記第1のカソード表面(512、2104)の第1のカソード溝(510)上に形成された溶接シームと、
    酸化剤の漏洩を防止する、前記溶接シーム上のカソードガスケット(324、328、2014)と、
    前記燃料の漏洩を防止する、前記第1のアノード表面(408、2200)の第1のアノード溝(444、2230)上のアノードガスケット(322、326、2012)と
    を備える、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  5. 前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)との溶接によって前記第1のアノード表面(408、2200)の第1のアノード溝(444、2230)上に形成された溶接シーム(318、320)と、
    前記燃料の漏洩を防止する、前記溶接シーム(318、320)上のアノードガスケット(322、326、2012)と、
    前記酸化剤の前記漏洩を防止する、前記第1のカソード表面(512、2104)の第1のカソード溝(510)上のカソードガスケット(324、328、2014)と
    を備える、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  6. 前記第1の入口マニホールド(426、2206)が、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)上の第1の開口(422)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)上の第2の開口(424、2210)によって形成され、
    前記第2の入口マニホールド(432、2208)が、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)上の第3の開口(428)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)上の第4の開口(430、2212)によって形成され、
    前記第1の開口(422)および前記第3の開口(428)が、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)の中心に対して互いに垂直に変位され、
    前記第2の開口(424、2210)および前記第4の開口(430、2212)が、前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の中心(604)に対して互いに垂直に変位される、
    請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  7. 前記酸化剤および前記冷却剤を除去する第1の出口マニホールド(441、2214)を備え、前記第3の複数の流路(412、2204)の各々および前記第4の複数の流路(614、2110)の各々が蛇行パターンであり、前記第1の複数の流路(502、2106)と前記第2の複数の流路(406)が互いと平行であり、前記第1の入口マニホールド(426、2206)から前記第1の出口マニホールド(441、2214)まで延びる、
    請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  8. 前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)および前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)が金属から作製される、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  9. 前記第1の複数のリブ(500)が、
    接続されておらず、互いから変位された第1のリブ(702-1)および第2のリブ(702-2)
    を備え、
    前記第1の複数の流路(502、2106)が、
    前記燃料のための追加の経路として機能する、前記第1のリブ(702-1)と前記第2のリブ(702-2)との間のバイパス路(700、2236)
    を備える、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  10. 前記第2の入口マニホールド(432、2208)が、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)上に設けられ、
    前記第2のアノード表面(610、2108)が、前記アノードフローフィールドプレート(308、312 2010)の中心(604)よりも前記第2の入口マニホールド(432、2208)に近いアノード平坦区域(616)を備え、
    前記第2のカソード表面(402)が、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)の中心よりも前記第2の入口マニホールド(432、2208)に近いカソード平坦区域を備え、
    前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)および前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)が、前記アノード平坦区域(616)が、前記第2のアノード表面(610、2108)上の前記燃料の流れを防止するために前記カソード平坦区域に面し、これと接触するように溶接される、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  11. 前記第3の複数のリブ(410、2202)が、
    前記第2の入口マニホールド(432、2208)から延び、前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の中心(604)よりも前記第2の入口マニホールド(432、2208)に近い不連続点(902)を有する、第3のリブ(904)
    を備え、
    前記第4の複数の流路(614、2110)が、
    前記第2の入口マニホールド(432、2208)から延び、前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の前記中心(604)よりも前記第2の入口マニホールド(432、2208)に近い不連続点(804)を有する、第1の流路(802)であって、第1の流路(802)が前記第3のリブ(904)と相補的であり、第1の流路(802)の前記不連続点(804)が、前記第2のアノード表面(610、2108)上の前記燃料流れを防止することができる、第1の流路(802)
    を備える、請求項1に記載のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)。
  12. 第1の燃料電池(202-1、2002-1)と、
    第2の燃料電池(202-2、2002-2)と、
    前記第1の燃料電池(202-1、2002-1)と前記第2の燃料電池(202-2、2002-2)との間のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)であって、
    第1の複数のリブ(500)と、前記第1の燃料電池(202-1、2002-1)のための酸化剤のための経路として機能するために前記第1の複数のリブ(500)の間に画定された第1の複数の流路(502、2106)とを有する第1のカソード表面(512、2104)と、
    第2の複数のリブ(404)と、前記冷却剤のための経路として機能するために前記第2の複数のリブ(404)の間に画定された第2の複数の流路(406)(406)とを有する、前記第1のカソード表面(512、2104)の反対側の第2のカソード表面(402)であって、前記第2の複数の流路(406)が前記第1の複数のリブ(500)と相補的であり、前記第2の複数のリブ(404)が前記第1の複数の流路(502、2106)と相補的である、第2のカソード表面(402)と
    を備えるカソードフローフィールドプレート(306、310、2008)と、
    第3の複数のリブ(410、2202)と、前記燃料電池スタック(100、1800)の第2の燃料電池(202-2、2002-2)のための燃料のための経路として機能するために前記第3の複数のリブ(410、2202)の間に画定された第3の複数の流路(412、2204)とを備える第1のアノード表面(408、2200)と、
    第4の複数のリブ(612)と、冷却剤のための経路として機能するために前記第4の複数のリブ(612)の間に画定された第4の複数の流路(614、2110)とを有する、前記第1のアノード表面(408、2200)の反対側の第2のアノード表面(610、2108)であって、前記第4の複数の流路(614、2110)が前記第3の複数のリブ(410、2202)と相補的であり、前記第4の複数のリブ(612)が前記第3の複数の流路(412、2204)と相補的であり、第2のカソード表面(402)が、前記第2のアノード表面(610、2108)に面し、これと接触する、第2のアノード表面(610、2108)と
    を備えるアノードフローフィールドプレート(308、312、2010)と、
    ブロア(1806)から前記酸化剤および前記冷却剤のうちの少なくとも1つを受ける第1の入口マニホールド(426、2206)と、
    燃料源から前記燃料を受ける第2の入口マニホールド(432、2208)と、
    を備えるバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)と、
    酸化剤および冷却剤を供給する前記ブロア(1806)と、
    前記燃料源と
    を備える燃料電池スタック(100、1800)。
  13. 前記第1の入口マニホールド(426、2206)が、前記酸化剤と前記冷却剤の両方を受けることができ、前記第1の入口マニホールド(426、2206)が、前記第1の複数の流路(502、2106)の入口および前記第2の複数の流路(406)の入口に接続され、前記燃料電池スタック(100、1800)が、
    前記酸化剤および前記冷却剤を前記燃料電池スタック(100、1800)に提供するために、一端上の前記ブロア(1806)および別の端上の前記第1の入口マニホールド(426、2206)に結合された第1のダクト(1808)
    を備える、請求項12に記載の燃料電池スタック(100、1800)。
  14. 第1の燃料電池(202-1、2002-1)と、
    第2の燃料電池(202-2、2002-2)と、
    前記第1の燃料電池(202-1、2002-1)と前記第2の燃料電池(202-2、2002-2)との間のバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)であって、
    第1の複数のリブ(500)と、前記第1の複数のリブ(500)の間に画定された第1の複数の流路(502、2106)とを有する第1のカソード表面(512、2104)と、
    第2の複数のリブ(404)と、前記第2の複数のリブ(404)の間に画定された第2の複数の流路(406)(406)とを有する、前記第1のカソード表面(512、2104)の反対側の第2のカソード表面(402)であって、前記第2の複数の流路(406)が前記第1の複数のリブ(500)と相補的であり、前記第2の複数のリブ(404)が前記第1の複数の流路(502、2106)と相補的である、第2のカソード表面(402)と
    を備えるカソードフローフィールドプレート(306、310、2008)と、
    第3の複数のリブ(410、2202)と、前記燃料電池スタック(100、1800)の第2の燃料電池(202-2、2002-2)のための燃料のための経路として機能するために前記第3の複数のリブ(410、2202)の間に画定された第3の複数の流路(412、2204)とを備える第1のアノード表面(408、2200)と、
    第4の複数のリブ(612)と、冷却剤のための経路として機能するために前記第4の複数のリブ(612)の間に画定された第4の複数の流路(614、2110)とを有する、前記第1のアノード表面(408、2200)の反対側の第2のアノード表面(610、2108)であって、前記第4の複数の流路(614、2110)が前記第3の複数のリブ(410、2202)と相補的であり、前記第4の複数のリブ(612)が前記第3の複数の流路(412、2204)と相補的であり、第2のカソード表面(402)が、前記第2のアノード表面(610、2108)に面し、これと接触する、第2のアノード表面(610、2108)と
    を備えるアノードフローフィールドプレート(308、312、2010)と、
    を備えるバイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)と
    を備える燃料電池スタック(100、1800)と、
    前記燃料電池スタック(100、1800)を密封するケーシング(1702)と
    を備える燃料電池システム(1700)。
  15. 前記燃料電池システム(1700)が、
    前記燃料電池スタック(100、1800)内の水素漏洩を検出するために前記ケーシング(1702)内に設けられた水素センサと、
    前記ケーシング(1702)内の圧力増大による爆発を回避するために前記ケーシング(1702)内に配置された圧力リリーフ弁(1704)と
    を備える、請求項14に記載の燃料電池システム(1700)。
  16. バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)を製造するための方法であって、
    前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)のカソードフローフィールドプレート(306、310、2008)の第1のカソード表面(512、2104)上に、第1の複数のリブ(500)、および前記第1の複数のリブ(500)の間に画定された第1の複数の流路(502、2106)を形成することであって、前記第1の複数のリブ(500)の形成が、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)の第2のカソード表面(402)上の第2の複数の流路(406)の形成を引き起こし、前記第1の複数の流路(502、2106)の形成が、前記第2のカソード表面(402)上の第2の複数のリブ(404)の形成を引き起こし、前記第2のカソード表面(402)が前記第1のカソード表面(512、2104)の反対側にあり、前記第1の複数の流路(502、2106)が、前記酸化剤のための経路として機能することができ、前記第2の複数の流路(406)が、前記冷却剤のための経路として機能することができる、形成することと、
    前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)上に第1の開口(422)を設けることと、
    前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)のアノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の第1のアノード表面(408、2200)上に、第3の複数のリブ(410、2202)、および前記第3の複数のリブ(410、2202)の間に画定された第3の複数の流路(412、2204)を形成することであって、前記第3の複数のリブ(410、2202)の形成が、前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)の第2のアノード表面(610、2108)上での第4の複数の流路(614、2110)の形成を引き起こし、前記第3の複数の流路(412、2204)の形成が、前記第2のアノード表面(610、2108)上での第4の複数のリブ(612)の形成を引き起こし、前記第2のアノード表面(610、2108)が前記第1のアノード表面(408、2200)の反対側にあり、前記第3の複数の流路(412、2204)が、燃料のための経路として機能することができ、前記第4の複数の流路(614、2110)が、前記冷却剤のための経路として機能することができる、形成することと、
    前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)上に第2の開口(424)を設けることと、
    前記第2のカソード表面(402)が、前記第2のアノード表面(610、2108)に面し、これと接触するように、ならびに前記第1の開口(422)および前記第2の開口(424)が、第1の供給源(1806)から前記酸化剤および前記冷却剤のうちの少なくとも1つを受ける第1の入口マニホールド(426、2206)を一緒に形成するように、前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)を一緒に溶接することと
    を含む方法。
  17. 前記第1のカソード表面(512、2004)上での連続溶接またはスポット溶接の1つによって前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)を一緒に溶接すること
    を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1のアノード表面(408、2200)上でのスポット溶接または連続溶接の1つによって前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)を一緒に溶接すること
    を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記第1のカソード表面(512、2104)上に第1のカソード溝(510)を、前記第1のアノード表面(408、2200)上に第1のアノード溝(444、2230)を設けることと、
    前記第1のカソード溝(510)上での溶接によって前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)を一緒に溶接することであって、前記第1のカソード溝(510)上に溶接シームを形成する、溶接することと、
    前記酸化剤の漏洩を防止するために前記溶接シームの上に前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)のカソードガスケット(324、328、2014)を、前記燃料の漏洩を防止するために前記第1のアノード溝(444、2230)上に前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)のアノードガスケット(322、326、2012)を設けることと
    を含む、請求項16に記載の方法。
  20. 前記第1のアノード表面(408、2200)上に第1のアノード溝(444、2230)を、前記第1のカソード表面(512、2104)上に第1のカソード溝(510)を設けることと、
    前記第1のアノード溝(444、2230)上の溶接によって前記カソードフローフィールドプレート(306、310、2008)および前記アノードフローフィールドプレート(308、312、2010)を一緒に溶接することであって、前記第1のアノード溝(444、2230)上に溶接シーム(318、320)を形成する、溶接することと、
    前記燃料の前記漏洩を防止するために前記溶接シーム(318、320)の上に前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)アセンブリのアノードガスケット(322、326、2012)を、前記酸化剤の前記漏洩を防止するために前記第1のカソード溝(510)上に前記バイポーラプレートアセンブリ(204-1、204-2、302-1、2004)のカソードガスケット(324、328、2014)を設けることと
    を含む、請求項16に記載の方法。
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