JP2023530167A - ニンフを含む混合物を選別するための昆虫選別装置 - Google Patents

ニンフを含む混合物を選別するための昆虫選別装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、以下の一連の工程:-ニンフ(nymph)を含む混合物を提供する工程(S1)、及び-前記混合物の残りからのニンフの分離を可能にする、プラスチック材料のスクリーンを有する篩での前記混合物の篩い分け(S4)を含む篩分け工程(S3)を含む昆虫の選別方法に関する。この方法は、密度選別によって補完される場合がある。 本発明は、対応する昆虫選別装置にも関する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば特に昆虫飼育における、昆虫の選別の分野に関する。
本発明が関係する昆虫は、這う昆虫、又は主に這う昆虫である昆虫、又は飛べない発達段階にある飛翔昆虫(幼虫、ニンフ(nymphs))である。 従って、本発明に関連する昆虫は、例えば、鞘翅目(Coleoptera)、双翅目(Diptera)、鱗翅目(Lepidoptera)、等翅目(Isoptera)、直翅目(Orthoptera)、膜翅目(Hymenoptera)、コガネムシ目(Blattoptera)、半翅目(Hemiptera)、異翅目(Heteroptera)、短翅目(Ephemeroptera)及び中翅目(Mecoptera)、好ましくは鞘翅目、双翅目、直翅目、鱗翅目である。
本発明は、テネブリオ・モリトール(Tenebrio molitor)とも呼ばれる黄色ミルワームの選別に優先的に適用される。
特にことわらない限り、「昆虫」という用語は、卵又は卵殻から成虫までの任意の発生段階を示すために使用される。
昆虫の大規模生産は、特に農業産業において多くの利点をもたらす。 いくつかの食用昆虫種は確かにタンパク質が豊富で、特に動物、魚、甲殻類、及びいくつかの家禽に餌を与えるのに役立つ。大規模な昆虫飼育は、他の産業分野でも利点がある。例えば、昆虫の外骨格は大部分がキチンで構成されており、その誘導体として知られているのがキトサンである。 キチン及び/又はキトサンの用途は以下のように数多く存在する:化粧品(化粧品組成物)、医療及び医薬品(医薬品組成物、火傷の治療、生体材料、角膜プラスター、手術用糸)、食事及び食品、 技術的(特に水を濾過及び汚染除去するための濾過材、テクスチャライザー、凝集剤又は吸着剤)等。
文書 フランス特許第3034622号 は、大規模な昆虫飼育、つまり産業規模で構成された農場を提示している。 ここでの飼育は、基本的な飼育単位を形成するように積み重ねられた飼育容器(典型的にはタブ)を使用する。 基本飼育単位は第1のゾーンに保管され、飼育操作が実行される場合、コンテナは操作を実行するように構成されたステーションに運ばれ、基本飼育単位にグループ化されるか、又は単一ベースでグループ化されない。
飼育作業は、非枯渇的な給餌、水の供給、昆虫の等級分け、飼育容器への昆虫の追加、及び 飼育中に、昆虫をその発育段階に従って分離又は分類すること、又は生きている昆虫を死んだ昆虫及び/又はそれらの飼育媒体から分離することなどを可能にする、多数のさまざまな選別作業に関する。
このように、飼育中に多数の選別工程が行われる。 これらの選別手順は、大規模に実行するには複雑である。なぜなら、一般に想定されている選別方法は、効率的且つ迅速な選別を可能にしない手動の方法だからである。
特定の選別操作を自動化するために、最新技術において特定の解決策が想定されてきた。 これらの選別操作は、多くの場合、選別するコンポーネントの寸法に基づいており、このために連続した篩又はシフターを使用する。 例えば、文献米国特許第8025027号は、昆虫の選別のために設けられた、4つのレベルの分離を有する複雑な篩システムを開示している。
しかしながら、提案された解決策は、特に壊れやすい昆虫が選別される選別操作に対しては不完全である。 これは、例えば、選別作業がニンフを含む混合物又は製品の塊に関係する場合、特に黄色ミルワームの場合である。 黄色ミルワームのニンフは、機械的な衝撃に対して非常に壊れやすい。 最新技術で想定されているような自動仕分け操作は、ニンフの負傷及び高い死亡率を誘発する。
従って、本発明は、特にニンフを含む混合物からのニンフの分離を可能にする、昆虫の選別のための自動化及び最適化された方法及び装置を提供することを対象とする。
従って、本発明は、以下の一連の工程を含む昆虫の選別方法に関する:
-ニンフ(nymph)を含む混合物を提供する工程、及び
-前記混合物の残りからのニンフの分離を可能にする篩分け工程、前記篩分け工程は、プラスチック材料のスクリーンを有する篩での前記混合物の篩い分けを含む。
プラスチック材料のスクリーンを有する篩での前記混合物の篩い分けは、特に、ポリウレタンスクリーン篩による篩い分けであり得る。
本出願人は以下のことを発見した:業界では珍しく、昆虫飼育の分野の最先端技術では知られていないプラスチック材料のスクリーンでの篩が、篩い分けによる脆弱な昆虫、特に昆虫のニンフ、特に黄色のミルワームのニンフに与えられる被害を大幅に減らすことができる。
プラスチックスクリーン篩による混合物の篩分けは、水平面に対して傾斜したスクリーンを有する篩を用いて行うことができる。 スクリーンが傾斜しているため、虫の打撲が少なく、効率よく篩分けができる。
プラスチック材料のスクリーンを用いた混合物の篩分けは、プラスチック材料のスクリーンの延長面に円形又は楕円形の動きを与えることを含み、この動きは、篩の延長面に直角な成分を含まない。 このような動きは、選別の質を向上させ、昆虫、特にニンフが受ける衝撃を制限する。
混合物は幼虫を含むことができ、篩分け工程はさらに、所定の寸法よりも大きい寸法を有する幼虫の分離を可能にすることができる。
篩い分け工程は、ニンフを少なくとも第2の篩で分離した後、残りの混合物を篩分けすることを含み得る。
従って、それを構成する成分のサイズに応じて、最初の混合物からいくつかの画分を得ることが可能である。 最も壊れやすい発育段階にある昆虫であるニンフは、単一の選別操作、すなわち単一の篩分け操作しか受けないことは注目に値する。
提供される篩い分けは、最大の幼虫の収集も可能にし、繁殖に役立つ成虫を得るために飼育に有利に使用することができる。
この方法はさらに、篩分け工程の後に、ニンフの分離後の混合物の残りの少なくとも一部を密度測定で分離する工程を含むことができる。 混合物の残りの少なくとも一部は幼虫を含むことができ、密度測定分離の工程は、混合物の残りの少なくとも一部から幼虫を分離するように構成することができる。
密度測定分離の工程は、密度測定テーブル、ダスト分離器、及び密度測定カラムから選択される少なくとも1つの密度測定分離器におけるニンフの分離後、混合物の残りの少なくとも一部を通過させることを含んでもよい。
従って、特定の実施形態によれば、本発明は、ニンフの分離に加えて、幼虫ベースの製品(例えば、動物の餌、化粧品など)を生産するために幼虫を収穫することを可能にする。
事前に分離されたニンフは、損傷しやすい密度測定分離を行わない。
考えられる分離器の中で、ダスト分離器は、十分な効果を提供し、かさばらず、短時間で大量の混合物を選別できるという点で特に有利である。
本発明はまた、
- ニンフを含む混合物の供給を可能にするフィーダー、
- プラスチック材料の篩スクリーンを含む篩装置、
- 密度分離器を含む昆虫の選別装置に関し、ここで篩スクリーンを通過する混合物の少なくとも一部のみが密度分離器に入るように構成されている。
このような装置では、篩スクリーンはポリウレタン製であってもよい。 篩スクリーンは、水平面に対して傾斜していてもよい。 篩装置は、少なくとも1つの第2の篩スクリーンを備えることができる。
密度測定分離器は、密度測定テーブル、ダスト分離器、及び密度測定カラムから選択される少なくとも1つの装置を備えることができる。
本発明のさらに他の特徴及び利点は、以下の説明で明らかになるであろう。
添付の図面では、非限定的な例として次のように示されている:
図1は、本発明の一実施形態による方法のフローチャートを示す。
図2は、本発明の一実施形態による別の方法のフローチャートを示す。
図3は、本発明の一実施形態による選別装置の概略図を示す。
図4は、図3の選別装置の第1の側面の概略図を示す。
図5は、図3の選別装置の第2の側面の概略図を示す。
図1は、本発明の一実施形態による方法のフローチャートを示す。 この方法により、これらの発育段階にある昆虫を含む混合物のニンフと、場合によっては幼虫を、混合物に含まれる他の成分、例えば飼育培地、脱落物、死んだ昆虫などから分離することが可能になる。
一般的に、本明細書では、別段の指示がない限り、「幼虫」という用語は生きている幼虫を指す。
混合物を提供する工程S1では、例えば、飼育槽を集めて空にすることによって、混合物が供給される。
この混合物は、示され、そして篩い分け工程S2を含む例では、典型的には1cm以上の大きなサイズの開口部を有する、例えば一辺が1cmの開口部を有する正方形のメッシュの形態での篩器に通される。 これらの凝集物は、固体の飼育基質(昆虫が飼育され、存在する場合は昆虫の食物を含むことができる材料)を構成し、それらが組み合わさってコンパクトな塊を形成し、その寸法は一般に1cm~10cmの間である。
凝集物が除去された混合物は、次に篩分け工程S3で篩にかけられる。
図示の例では、篩分け工程S3において、2つの連続する篩分け操作、すなわち、プラスチック材料のスクリーンを用いた篩い分け操作S4と、第2の篩を用いた篩い分け操作S5とが実行される。 実際には、これらの2つ以上の篩分け操作は、いくつかの篩及び/又はいくつかの篩段階又は「デッキ(decks)」を含む単一の篩分け装置で実行され得る。
従って、篩分け工程S3は、まず第一に、例えば有利にはポリウレタン(PU)のプラスチック材料のスクリーンを含む篩による篩分け操作を含む。 この材料の使用は、従来より使用されている金属メッシュのスクリーンと比較して、特に有利であることが証明されている。
「スクリーン」とは、篩の濾過部分、すなわち、篩のフレーム内に形成された開いたメッシュのネットワークを意味する。
特に、プラスチック製の篩スクリーンを使用すると、篩分け中に混合物に含まれる昆虫の損傷を回避又は制限することができる。 特に、昆虫のニンフ、例えば特に黄色のミルワームは非常に壊れやすく、篩分け中に受ける衝撃によって損傷を受ける可能性がある。 プラスチック製のスクリーン、特にポリウレタン製のスクリーンは、昆虫、特にニンフの打撲を誘発しにくいことが証明されている。
出願人はさらに、以下のことを注目した: 篩の篩の面に対して直角な構成要素を含まない、又は実質的に含まない、篩の篩の平面内で実質的に行われる篩の使用、また、プラスチック材料のスクリーンの使用に加えて、ニンフへの損傷と選別時の死亡率を制限又は排除することさえ可能にする。さらに、その延在面内での篩の円形又は楕円形の動きは、選別をかなり改善することが注目されている。
従って、プラスチック材料のスクリーンを用いた篩分けS4は、混合物の残りからニンフ、及び場合により最大の幼虫を分離することを可能にする。
イエローミルワームのニンフは、長さが14mm~20mmで、横方向の寸法が 5 mm~6mm程度の円内に含まれる細長い形状をしている。 最大の幼虫は、例えば、体重が125mgを超える幼虫であると定義することができ、これは、長さが25mmを超え、3mm~4mm程度の円内に含まれる横方向の寸法を有する幼虫に相当する。図4を参照して詳細に説明されるように、ニンフと最大の幼虫を残りの混合物から分離することを可能にする同じ篩デッキを使用して、必要に応じてニンフを最大の幼虫から分離することも可能である。 この分離(ニンフと最大の幼虫との間の)は、別の手動又は自動選別工程(例えば、別のプラスチックスクリーン篩分け装置を用いて)で代替的に実施されてもよい。
例えば、第2の篩S5による篩分けは、最小サイズの幼虫を混合物の残りの部分から分離することを可能にする。この篩分け作業では、スクリーンがプラスチック素材の篩を使用することの重要性はそれほど高くはないが、昆虫が最も壊れやすい発育段階に対応する幼虫は、前のふるい操作で分離され、それにもかかわらず、この第2の篩操作(第2の篩による篩分けS5)には、プラスチック材料のスクリーンの使用が好ましい。
篩分け工程に加えて、次のものが別々に得られる:
- 大きなサイズのニンフと幼虫(一緒に又は別々に)、
- 主に死んだ幼虫と少量の残りの飼育基質及び/又は昆虫の排泄物を含む、生きている幼虫と残留物を含む組み合わせ (「フラス」と呼ばれる)、
-生きている昆虫 (ニンフ又は幼虫) が含まれていないか、ほとんど含まれていない、残りの初期混合物。
図1に示される方法では、幼虫及び残留物を含む組み合わせは、次に密度測定分離S6を受ける。 従って、2回の篩分け操作を含むこの例示的な実施形態によれば、ニンフの分離後の混合物の残りの部分のみが密度測定分離S6にかけられる。
重要なことには、本発明の方法において、混合物中に最初に存在するニンフが分離され、それらを損傷する傾向がある密度測定選別を受けないことである。
密度分離により、篩分け工程S3から生じる幼虫(生きている)を含む混合物から残留物を除去することが可能になる。
従って、密度分離S6は、混合物のこの部分を密度に従って2つの画分に分離することを可能にする。従って、より密度が高い、生きている幼虫は、残りの混合物から分離され、この残りの混合物は、死んだ幼虫、存在する場合は昆虫の排泄物(「フラス」と呼ばれる)、及び例えば主に小麦ふすまである飼育基質などの密度の低い成分で構成されている。
必要に応じて、特定の実施形態によれば、篩にかけられた大きな幼虫も、篩い分け時に一緒に通過した可能性のある死んだ昆虫(又は死んだ昆虫の部分)を含む残留物を排除するために(例えば、幼虫が篩分けで掴んだ飼育基質の成分)、密度測定による分離にゆだねられ得る。
図1の方法は、ニンフ、大型の幼虫、及び最小の幼虫をそれらの飼育媒体(基質、脱落物、死んだ昆虫)から分離することを可能にする選別方法に対応する。
例えば、ニンフ及び大型の幼虫(発育サイクルにおいて最小の幼虫より成虫段階に近い)を昆虫の繁殖のために提供することができる。
最小サイズの幼虫、場合によっては大型の幼虫の一部は、例えば、付加価値の高い製品を生産するための殺処分に送られる場合がある (動物の飼料、化学工業、化粧品などのために)。
本発明は、いくつかの実施形態によれば、昆虫の飼育中に実行される他の選別作業に使用することができる。 従って、別の例を図2に示す。
例えば、黄色ミルワームを飼育する場合、変態時に幼虫からニンフを分離するために、幼虫からニンフを分離する必要がある。 これにより、ニンフの幼虫による共食いが回避される。
従って、そのような選別方法は、混合物S1、ニンフを含有する混合物を提供する工程、及び場合によりS2を篩にかける工程を含む。
この方法は、篩分け工程S3に続く。
この選別操作のために、篩分けS3は、混合物の残りからニンフを分離することを可能にする、プラスチック材料、有利にはポリウレタンのスクリーンを用いた篩分けS4のみを含む。 篩分け中に集められた大きな幼虫はニンフから分離され、飼育を続けるために残りの混合物と一緒に送り返される。
図3は、図1の選別方法を実行するように構成された、本発明の一実施形態による昆虫選別装置を示す。
フィーダー1を構成するホッパーは、昆虫、特にニンフを含む混合物を受け取り、供給することを可能にする。 混合物はシフター2に通され、混合物の残りから凝集物を分離することが可能にする。
シフター2から出てくる残りの混合物は、第 1コンベヤー3に置かれる。
第1のコンベヤー3(例えばベルトコンベヤー)は、混合物を1つ又は複数の篩装置4、5への搬送及び分配することを可能にする。
図4を参照して以下に詳述するように、篩装置4は、そこに導入された混合物を4つの画分に分離することを可能にする。
従って、篩い分け装置に導入された混合物の次の画分が分離される:
-ニンフ、
- 大型の幼虫(「大型幼虫」)、残留物がある可能性がある、
- 残留物を含む最小サイズの幼虫、特に死んだ幼虫、
- 飼育基質の一部、ほこり、フラスなどに相当する可能性がある非常に小さなサイズの成分。
ニンフは、例えば、幼虫が変態を続ける飼育槽に配置されるように、第2のコンベヤー6上に置かれる。
大きなサイズの幼虫は、第3のコンベアー7に置かれる。それらは、例えば、農場での昆虫の繁殖のために、成虫の段階に達するまで飼育されるように提供される。 ここに示される例示的な実施形態によれば、大きなサイズの幼虫を含む篩装置から出力される画分は、任意の密度分離器8によって大きなサイズの幼虫から分離される残留物も含む。オプションの密度分離機8 を出ると、大きなサイズの幼虫は残留物、特に死んだ幼虫から解放され、第4 のコンベアー9に置かれる。 従って、これらの幼虫の一部は、製品の生産のために殺すために送られる可能性がある。
残留物を含む最小サイズの幼虫を含む混合物の画分は、第5のコンベアー10に堆積し、密度測定分離器11に輸送される。
密度分離器は、幼虫を残留物、特に死んだ昆虫から分離することを可能にする。 密度分離器は、その中で選別される混合物を構成する成分の密度に基づく選別を可能にする様々な技術に従って製造され得る。 従って、残留物より密度の高い幼虫は、前記残留物から分離される。 密度測定分離器は、特に、密度測定テーブル、ダスト分離器、及び例えばサイクロンベースの密度測定カラムから選択され得る。
本発明の文脈において特に有利な密度測定分離器を構成するダスト分離器は、図5を参照して以下に概略的に示され、説明される。
残留物が除去された幼虫は、昆虫の幼虫に基づく製品を生産するための殺虫を行うために、第6のコンベヤー12に置かれる。
篩分け装置又は装置4に由来する非常に小さいサイズの成分から、密度測定分離器11に由来する残留物から、存在する場合は任意の密度測定分離器8から、及び存在する場合、 篩から出てくる凝集物から形成される、混合物の残りは、処理するために収集される。
装置が複数の篩分け装置 4、5 を含む場合、篩分け装置に続く装置は、それらの容量に応じて重複 (複数の密度分離器など) するか、又は相互化 (複数の篩分け装置からの画分を処理するための単一の密度分離器) にすることができる。
図4は、本発明で有利に使用できる篩分け装置4の概略図である。ここに示される篩分け装置4は、2段篩分け装置であり、すなわち、2つのレベルの篩い分け、すなわち、第1のデッキ41及び第2のデッキ42を備える。 各デッキによって形成される篩は、典型的には篩装置が設置される地面(例えば、床スラブ)に対応する水平面Hに対して傾斜している。
第1のデッキ41は、第1の篩を形成する一連の格子又はスクリーンによって形成される。
これらのスクリーンはプラスチック素材、ここではポリウレタンである。
第1のデッキの特徴は、異なるメッシュ寸法のスクリーン、すなわち、第1のアパーチャを有するメッシュを有する1つ以上の第1のスクリーン411と、第2のアパーチャを有するメッシュを有する1つ以上の第2のスクリーン412とを有することである。
篩装置は、特に黄色ミルワームを飼育するように構成されている。
例えば、第1のスクリーン又は複数のスクリーン411は正方形のメッシュを有することができ、その開口辺は3.2mm程度である。 このメッシュは、約 3mm未満の円内に含まれる横方向の寸法を有する長さ25mm未満の昆虫飼育基質 (例えば、小麦ふすま)、脱落、及び幼虫の通過を可能にする。
大型昆虫(大型の幼虫で、横方向の寸法が3mm~4mm程度の円に含まれ、体長25頭以上、質量125mg以上の幼虫)及びニンフは、最初のスクリーン又はスクリーン 411 を通過することはできない。
この例におけるその第2のスクリーン又はスクリーン412は正方形のメッシュを有し、その開口辺は5mm程度である。 このメッシュは大型の幼虫の通過を可能にするが、長さ14mm~20mmで横方向の寸法が5mm~6mm程度の円内に含まれる幼虫の通過はできない。
大型の幼虫(「大型幼虫」)は、第2のスクリーン412の下で、第1のデッキ41と第2のデッキ42との間に介在する平面43上に収集される。
図示の例では、第2のデッキは、メッシュが同一である、すなわち開口側が1.5mm程度である正方形のメッシュである第3のスクリーン421を備える。 このメッシュは、小さなサイズの特定の残留物の通過を可能にするが、幼虫の通過は通過せず、一般的に脱落の通過は通過しない。
従って、図4に示される2つのデッキを有する篩装置4は、最初の混合物の4つの別個の画分の収集を可能にする。
もちろん、例として上述した寸法は、実行される選別、所望の結果、及び選別される昆虫種に従って適合されるべきである。 例えば、図2に示す選別では、篩装置4は同様であるが、15mm程度の開口辺を有する正方形のメッシュを有する第1のデッキ41の1つ以上の第2のスクリーン412を有する。
図5は、本発明で使用できる密度測定分離器11の例を示す。 図5に示されるタイプの装置は、一般的に「ダスト分離器」という用語で示される。
篩装置4から来る初期混合物の画分Fは、幼虫及び残留物を含み、その中には特に昆虫の死骸及び場合によっては昆虫の排泄物がダスト分離器に導入される。 画分Fは、傾斜面111上に分配され、その上を薄層で下降する。 ファン112は、ダスト分離器の本体113に導入される空気流を生成する。 空気流は、画分F によって形成された層に遭遇し、画分 F に存在する最も密度の低い成分を取り込むが、密度の低い成分は重力によって落下する。従って、より密度の高い成分、すなわち(生きている)幼虫Lは、ダスト分離器からの第1の出口114から出る。ダスト分離器の内部容積は、効果的な分離を提供できる特定の数の突起を含むことができる。 特に、図示の例では、中央突起115がダスト分離器の第1の出口114と第2の出口116との間に介在している。
したがって、気流によって取り込まれた画分Fの密度の低い成分(死んだ幼虫、その他の残留物)は、第2の出口116に到達する前に中央突起115を通過しなければならない。 これにより、画分Fを適切に分離するのに必要な時間が残り、一方、前記中央突出部115を上昇する空気流は、密度が低すぎる成分が第1の出口114から出るのを防ぐ。
このように開発された本発明は、選別機の適切な選択及び適合によって、効果的且つ自動化された方法で昆虫、特に壊れやすい昆虫を選別することを可能にする。
本発明は、特に衝撃に特に敏感な昆虫のニンフ、例えば黄色ミルワームのニンフを含む混合物の選別に特によく適合する。 従って、好ましくは傾斜したプラスチック材料のスクリーンを備えた篩装置を使用することにより、ニンフを損傷することなく収集することができる。 本発明のいくつかの実施形態によれば、ニンフがその密度選別を受けることなく、密度選別も実行される。 従って、選別のさまざまな工程を実行する順序は基本的なものである。
このように、本発明は、産業規模での選別操作の最適化を可能にする選別方法及び装置を提供する。

Claims (14)

  1. 以下の一連の工程を含む昆虫の選別方法であって:
    -ニンフ(nymph)を含む混合物を提供する工程(S1)、及び
    -前記混合物の残りからのニンフの分離を可能にする篩分け工程(S3)、前記篩分け工程(S3)は、プラスチック材料のスクリーンを有する篩での前記混合物の篩い分け(S4)を含む、方法。
  2. プラスチック材料のスクリーンを有する篩での前記混合物の篩い分け(S4)が、ポリウレタンスクリーン篩による篩い分けである、請求項1に記載の方法。
  3. プラスチックスクリーン篩による前記混合物の篩い分け(S4)が、水平面に対して傾斜したスクリーンを有する篩で行われる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. プラスチック材料のスクリーンを用いた混合物の篩分け(S4)は、プラスチック材料のスクリーンにその延長面で円形又は楕円形の動きを与えることを含み、 前記運動は、前記篩の延長面に対して直角のいかなる成分も含まない、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記混合物が幼虫を含み、そして前記篩分け工程(S3)が、所定の寸法よりも大きい寸法を有する幼虫の分離をさらに可能にする、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記篩分け工程(S3)が、少なくとも第2の篩を用いてニンフを分離した後、残りの混合物を篩にかけることを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 篩い分け工程(S3)の後、ニンフの分離後の混合物の残りの少なくとも一部の密度分離工程(S6)をさらに含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 混合物の前記残りの少なくともいくつかは幼虫を含み、そして密度分離工程(S6)が、混合物の前記残りの少なくともいくつかから幼虫を分離するように構成される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記密度分離工程(S6)が、密度測定テーブル、ダスト分離器、及び密度測定カラムから選択される少なくとも1つの密度分離器(11)におけるニンフの分離後、混合物の残りの少なくとも一部の通過を含む、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 以下を含む昆虫の選別装置であって、
    - ニンフを含む混合物の供給を可能にするフィーダー (1)、
    - プラスチック材料の篩スクリーン(411、412)を含む篩装置(4)、
    - 密度分離器(11)、ここで篩スクリーンを通過する混合物の少なくとも一部のみが密度分離器に入るように構成されている、装置。
  11. 前記篩スクリーンがポリウレタン製である、請求項10に記載の装置。
  12. 前記篩スクリーン (411、412)が、水平面 (H) に対して傾斜している、請求項10又は11に記載の装置。
  13. 少なくとも1つの第2の篩スクリーン(421)を含む、請求項10~12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記密度分離器が、密度測定テーブル、ダスト分離器、及び密度測定カラムから選択される少なくとも1つの装置を含む、請求項10~13のいずれか1項に記載の装置。
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